【オリジナル】安価とコンマで異能者となって生き抜く (1000)


人類は進化した

人を超えた超人

異能を操る異能者


社会は退化した

歴史を作り上げた規律も秩序も崩壊し、国は国の体をやっとの事で保っている


そんな壊れてしまったこの世界にも光はある

正義の心を持った異能者『ヒーロー』


こんな壊れた世界だからこそ混沌を求めた闇がある

人間にもっと自由をと叫ぶ『アンチヒーロー』



囲まれた狭い世界でそれでも人間は生きている

誰かと出会い

誰かと手を取り

誰かを裏切る



これは『君/僕』と『私/お前』の孤独の戦いだ



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435924827


安価とコンマでオリジナル世界観の『ヒーロー』と『アンチヒーロー』の抗争を生き抜きます


プロローグの後、キャラ作成に移ります


<プロローグ>



かつて世界は未知なる力によって荒廃しかけていた

それは人間を超えた人間『超人』という存在

この世に実在する全ての生物の身体能力をぶっちぎりで超越した怪物

人間でありながら人間を超えた存在である『超人』による犯罪は現存する社会組織では歯が立たず、秩序も法も形だけのものになってしまっていた

某世紀末を彷彿とさせる荒廃した世界

その世界を再び秩序ある平和な世界に取り戻した者達が居た

『ヒーロー』

鋼の鎧に身を包んだ正義の心を持った『超人』を、人々はそう呼んだ

『カワサキ警備保障』という名の警備会社が、国からの依頼を受けて配備した『国家警備員』それこそがヒーローの正体である

かくして、ヒーローの獅子奮迅の活躍により世界に平和がもたらされた


平和の日々から30年ほどたち、超人という存在が人々からそれなりに受け入れられ始めた世界

全人口の30%ほどが超人に変わり、超人という存在の研究も着々と進んでいった

『超人』とは異常な身体能力を除けば、いたって普通の人間であり人間同士の交配から超人が生まれる

それは一種の病気のようなモノであり、『身長が高い』や『左足が大きい』とか、その程度のレベルの身体的特徴の一種として『超人化』という現象が起こっていた

それらの研究結果や、観察記録、超人人口増加率など様々なデータを参照し、そこである一つの仮説が生まれた


『人類は進化している』と


加速度的に上昇していった超人の人口はそこから更に10年後には、既に全人口の半分にまで到達していた

そしていつかは全ての人間が超人となり、『超人こそがスタンダード』となる世界へと生まれ変わろうとしていた

緩やかな速度で、世界は変化に慣らされていった



………しかし!人類の進化はそこで止まりはしなかった!!

全人口の超人比率が半分を超えて以来、超人増加率が極端に減り、それどころか超人比率は下がり始めていた

相次ぐ超人の行方不明事件、超人を狙った猟奇的殺人、そして超人としての身体能力を失う超人

世界に再び不穏な空気が立ち込める

あの平和から50年の月日が経ったあくる年、暗く沈んだ人々の心の奥へと光が差し込むように、人類は更なる進化を遂げた


『異能者』の出現である


それは唐突に表れ始めた

まるで50年前の超人化と同じように突然に

それはただのマジックショーであった

稀にテレビで見かけるような二流マジシャン

そのマジシャンが見せたマジックはスプーンを曲げるという古典のような手品

手で触れずに、強く見つめて念じるだけでスプーンを曲げて見せた

そのマジックには種も仕掛けも無く、本当に彼自身に芽生えた『異能』であった


その映像が全世界に放映され爆発的に『異能』が世界に広まると同時に、『異能者』という存在が認知され始める

超人とはまた違う人間を超えた人間

『超人犯罪』のように力に身を任せた暴力的な犯罪ではなく、誰にも理由付けができない『不可能犯罪』を引き起こす異能者の出現によって世界は再び荒れ始める

法も秩序も、国という括りさえも超えて全世界に大崩落の波が押し寄せる

超人犯罪の目に見えて分かる荒廃ではなく、目に見えないがそれでも伝わるほどの薄暗い世界

いつどこでどんな人間がどんなことをしでかすか分からない、そんな深い疑心暗鬼が全ての人間に植え付けられ始める

だが、そんな世界であってもあの会社は光をもって世界を照らす


『ヒーロー』


と彼らは名づけられた

元・カワサキ警備保障は『カワサキヒーロー協会』に名を変え、新たな治安に取り組む

『ヒーロー』と呼ばれる正義の心を持った異能者たちによって、世界は再び平和を取り戻し……たかに思われた



『自由の会』の出現である



異能者を中心に構成されたその組織は『人間にもっと自由を』というスローガンの名のもとに、『ヒーロー』達による統治支配からの脱却を目論む

その両者による激しい戦いにより、世界はさらに荒廃の一途をたどった


無関係の人々への被害拡大を恐れた『カワサキ』は、自らの本社と『自由の会』の本拠地や拠点を全て含めた地域を隔離し『異能者特区』と定めた

それ以降『異能者特区』では異能者の研究や、正しく異能を使うことを学ぶ学校、などなど独自の文化が形成されていった


その中でも特筆すべきは『異能者レベル』と呼ばれる指数

1~5の段階で表され、高ければ高いほど強力な力を使いこなす異能者だと言われている

現在、最高指数であるレベル5は10人しかおらず、そのうち7名は『カワサキヒーロー協会』が保有するヒーローである


『カワサキ』と『自由の会』は冷戦状態の睨み合いが続いており、大きな抗争は起きていない

だがしかし、その冷戦の裏ではあるモノを巡った『争奪戦』が繰り広げられているらしい………




【異能者特区について】

前カワサキ代表、『川崎蓮太郎(カワサキ レンタロウ)』の指示によって作られた高い壁に囲まれた地域

広さは大体、日本の兵庫県一つ分

各所に検問所があり、許可なしでは異能者特区から出ることができない

物資の流通などもその検問を通される

異能者中心の独自の文化が形成されており、病院で簡単に異能適性検査が行える

人口比率は人間6割、超人2割、異能者2割




【人間と超人と異能者について】

世界総人口20億人

そのうち7割が人間であり、超人と異能者が合わせて3割ほど確認されている

人間が超人になった例は一つも無いが、人間が異能に目覚めた例はいくつか確認されている

超人の異能者は未だに希少でありほんの数件しか確認されていない

生まれながらの異能者はあまり存在せず、5歳を超えたあたりから異能が覚醒し始める例が多い




【超人について】

人間を超えた人間

主な特徴としては異常に発達した感覚器官、人間の3倍もの重さを誇る強靭で重い筋肉、それらを保護する厚い皮膚、そしてそれら全てを支える太く丈夫な骨を持つ

男女による個体差はあまりなく、100m走の男女平均共に5秒台、平均握力200kgなど。どれも体格による差も少ない

特筆すべきはその回復能力であり、病原菌や毒に対する耐性、肉体の修復能力、驚異的な持久力。それらが最も生物として優れていると言える

普通の人間より遥かに体重が重い事以外は外見に人間との差は無い

食事の量も人間と差は無いが、睡眠を多くとりたがる傾向にあるようだ



【カワサキヒーロー協会】

無秩序な異能者犯罪、及び超人犯罪を取り締まる組織

国が人々を律する力がなくなったこの世界での絶対的な秩序であり、平和の象徴

ヒーローには会の前身であった『警備会社』と同じようなシステムで、警備員のような仕事を与えられる

異能者特区での治安維持が主な仕事だが、異能者特区の外の異能者犯罪を取り締まることもある

危険な仕事だが、誇り高くお給金もいいという事でヒーローになりたがる異能者は後を絶たない

カワサキが保有する異能者レベル5のトップヒーロー7名は、異能者特区の枠を超えて絶大な信頼と人気を誇っている




【自由の会】

アンチヒーローを掲げた支配統率からの脱却を目論む組織

会長『天雲雲雀(アマグモ ヒバリ)』が組織を統率している

元々は『天雲財閥』という建築や不動産事業、医療機器開発など多様に手掛ける巨大組織であった

現在では異能者特区の開発に力を入れており、『異能適性検査器』など、異能者の為の道具を独自の技術で昇華させている

アンチヒーローがこの会の根底にあるため、ヒーロー以外の人間に手出しをすることはない

それ故に異能者特区に住む一部の人々からはヒーロー以上に頼りにされている

カワサキ側もまたその事実に能動的に手を出しにくく、対処に手を焼いている


長いですが以上がプロローグです


これから主人公の作成に移りたいと思います

誰かいらっしゃれば始めたいです


ではでは作成に移ります



ウェルカム、ウェルカム

ようこそいらっしゃいました

まず手始めにアナタの性別をお伺いしてもよろしいですか?



1、男性
2、女性

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>17採用:1、男性



アナタは男性なのですね

よく分かりました

では次に、アナタの体の事を教えてください




身体能力判定

1ほど低く、9ほど高い。0であれば超人

直下コンマ

昔海軍船とかテーマにしたヒーローものやってた人?


コンマ判定:9  


驚異的な身体能力をお持ちのようですね

超人には及びませんが、人間として最高クラスの肉体ですね


それでは次に、アナタの異能適性を計らせていただきます

異能適性は5段階で表され、高ければ高いほどデメリットの少ない強力な異能を持ち、低ければ弱くデメリットの大きな異能となります




異能レベル判定

1-2 レベル1
3-4 レベル2
5-7 レベル3

8,9  レベル4
0    レベル5


直下コンマ

>>25
同一人物ですよ
世界観は繋がっていますが、前作との繋がりは殆どないと思ってもらって結構です
前作を読まなくても楽しめる設計ですのでご安心ください



コンマ判定:2



異能適性……1ですか

あまりアナタは異能の適性をお持ちではないのですね

ですが、ご安心ください。異能の価値は異能レベルが全てではございません

どう使うかが全てです



では次に、アナタの異能を教えてください

説明しにくければイメージだけで結構ですよ



異能を構築するワードをかきこんでください
(例:炎、冷たい、剣。の三つであれば『凍らせる炎の剣の異能』または『凍える冷気を放つ剣』、『凍える炎』の3択のようになります。『念動力』のようにそのまま異能の説明となる言葉でも構いません)



安価↓3までの言葉をMIX


しまったああああああああ!!!!

今のなしでお願いします

先にしなければいけないことを忘れていました




……ゴホン、失礼しました

まず先にアナタの異能の得意な射程距離を教えてください


射程距離判定

0     零距離
1-2  近距離
3-4  近~中距離
5     中距離
6-7  中~遠距離
8-9  遠距離


直下コンマ


コンマ判定:1 近距離


なるほど、身体能力を生かせる近距離射程の異能なのでしょうかね?

では改めて、アナタの異能の事を教えてください

イメージで構いませんよ


異能を構築するワードを書き込んで下さい

安価↓1、3,4の言葉をMIX



1、異能:『魅了』
 キスした相手を魅了する異能
 対象は生物に限る
 魅了された相手は、この異能者に敵意を抱くことができない
 恋心や保護欲求のような物が溢れ、この異能者を傷つけることができず、お願いを聞いてあげたくなる
 精神が壊れている相手には効果が薄い



2、異能:『接着』
 キスした個所に接着するマーキングをする異能
 マーキングした個所は強力な瞬間接着剤のような力を発揮する
 マーキングは接着してから5分間までは効果が残留し続ける
 マーキングは接着効果が発揮されるまで消すことができない



3、異能:『心理誘惑』
 キスした相手が自分から離れなくなる異能
 キスをされた相手と自分の体は吸い付くようになり、体を接着し続けると心まで誘引されてしまう



こんな感じでしょうか


では、このうちどれがアナタの異能なのですか?


安価↓5までの最多得票の異能


投票結果:1、『魅了』



キスした相手を魅了する異能……

精神作用系の珍しい異能ですね

それに、とても恐ろしい異能です



……では、次はアナタの事を教えてください

まずはお名前を教えてください


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用(日本人の名前が好ましい)

天下 一(あましたはじめ)


>>62採用:天下 一(アマシタ ハジメ)



では次もアナタの事をもっと教えてください

家族の事、好きなもの、嫌いなもの、尊敬する人、自分の中のこだわり、コンプレックス、外見

何でも構いませんよ


アナタの設定をかきこんでください
(安価範囲内で矛盾していても私がいい感じに混ぜ込みます)

安価↓4までをMIX

可愛いものが好き

>>66-69までをMIX



簡易プロフィール


名前:天下 一(アマシタ ハジメ)
性別:男性
年齢:15歳
職業:高校生


身長は160cm
中世的な顔立ちの童顔の少年
背が低いことをコンプレックスに感じている
同性愛者であると自負している。異性も普通に好きだが恋愛対象になりにくい
超人が出現する以前の国を守っていた旧支配者『九条』の一族の人間
しかし、すっかり廃れてしまった一族であるため本人にはあまり関わりが無い
趣味は可愛いものを集めること



レベル:1
異能:『魅了』
キスした相手を魅了する異能
対象は生物に限る
魅了された相手は、この異能者に敵意を抱くことができない
恋心や保護欲求のような物が溢れ、この異能者を傷つけることができず、お願いを聞いてあげたくなる
精神が壊れている相手には効果が薄い

タイプ:攪乱特化特殊型
射程距離:近距離



それでは次に、アナタの属する立場を教えてください

アナタの住む『異能者特区』には『カワサキヒーロー協会』と『自由の会』という巨大な組織があります

アナタはそのどちら側なのでしょうか?

それとも、どちらでもありませんか?



1、ヒーロー
2、アンチヒーロー
3、中立

安価↓6の中での最多得票ルート


最多得票:中立


アナタはどちら側でもない中立な立場のようですね

時にヒーローを殺し、時に自由の会の情報を提供する

依頼ごとを何でもこなす便利屋です

最も多くの事を知ると同時に、最も危険な道です

でも、それがアナタの選んだ道なのですね



次にアナタの尊敬する人物を教えてください

1、トップヒーロー『空色北斗(ソライロ ホクト)』
2、自由の会・会長『天雲雲雀(アマグモ ヒバリ)』
3、便利屋の上司
4、それ以外(自由安価)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>88採用:2、『天雲雲雀』



アナタは天雲雲雀を尊敬しているのですか

……それでいて中立の立場を取っているのは、何か理由がありそうですね

では、これで最後です

アナタの助けとなる生涯の相棒を教えてください

この人が居るからこそ、どんな仕事でもこなしていられる

そんな人物です



1、相棒20名の中から、主人公の異能を補う6名選抜の中から選択
2、20名全ての中から安価で決める

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>95採用:1、6名選抜から選ぶ



ではお勧め相棒一覧です




甲斐心(カイ ココロ)
性別:女性
年齢:16歳


身長は170cm
長い艶やかな黒髪と、成熟された豊満な体、冷ややかな蒼色の瞳が特徴的な少女
主人公の事を『お前』と呼ぶ女子高生
ワケあって主人公の仕事を手伝っている
性格は傲慢で尊大、口汚く明け透けにモノを言う
自分の能力に絶対の自信を持っており、その慢心に相応しいほどの能力を持つ
何でも出来ると自負しており、実際にどんな物事をも即座に克服する脅威の適応能力を持つ
趣味は花を愛でること


レベル:5
異能:『熾天を模り目を覆う(セラフキメラ)』
超高温の熱を発する輝く6枚の羽を自在に操る異能
全身を覆い尽くす以上の大きさの羽であり、その威力は折り紙付き
飛行も可能だが得意ではない
取り回しが悪く、破壊規模が大きすぎるという難点を持つため支援には向かない

タイプ:前衛特化型
射程距離:中~近距離


ローザ
性別:男性
年齢:31歳


身長は176cm
金色に染めた上に白のメッシュを掛けたアシンメトリーの髪と、紫色の瞳が印象的な妖しげな色気を持つオカマ
本名は不明
主人公の事を『名前+ちゃん』と呼ぶ謎多き人物
仕事仲間ではないが彼(彼女)のお節介で主人公の仕事を手伝っている
性格は世話焼きで駄目な人を見ると放っておけない
態度に反して精神は非常に冷徹で迷いがない
趣味は主人公の世話を焼くこと



レベル:2
異能:『異界の茨』
この世に実在しない不思議な茨を操る異能
指や刃物で『線』を引いた場所が裂け、その中から茨が出現する
発動タイミングを自在に設定でき、罠のような使い方も可能
中距離からの一方的な前衛戦闘が得意だが、破壊力に乏しい。自分が引き立て役となる戦闘支援に向いている


タイプ:前衛攪乱型
射程距離:中距離


夕波紡時(ユウナミ ホウジ)
性別:男性
年齢:17歳



身長は182cm
クリーム色の癖のある髪の毛、緑色の瞳のタレ目が印象的
主人公の事を『名前+くん(さん)』と呼ぶ男子高校生
彼自身のお節介により、主人公の仕事を手伝っている
性格は穏やかで、どこかホッとする雰囲気を漂わせている
頑張り屋さんな人が好きで、彼自身も努力家である
趣味は掃除



レベル:4
異能:『翡翠色の守護神(ネフライトガーディアン)』
翡翠色にきらめく水を生み出し操る異能
普通の水と違い状態変化をせず、他の影響を受けない
普通の水より遥かに重く、強力な破壊力をもつ
攻防優れた便利な異能であり弱点らしい弱点も無い


タイプ:前衛万能型
射程距離:中距離



東雲あずな
性別:女性
年齢:18歳



身長は154cm
深く重い色合いの長い黒髪で目を隠した、赤縁眼鏡の暗い印象の少女
主人公の事を『名前+さん』と呼ぶ女子高生
とある事情で仕事に付き合わせている
性格は引っ込み思案でおどおどとした性格
自分に自信が無く、直ぐに謝り相手に媚びる癖がある
趣味はぬいぐるみ作り



レベル:4
異能:『堕天の審判(ジャッジメント・オブ・フォール)』
超高精度な視覚を持つ自由に宙を飛び回る第3の眼球と、眼球から火を噴く異能
第3の眼球は視界を共有しており、遥か天高くから目標を補足する役割と、その眼球が火を噴き敵を焼く
雲を突き抜けるほどの巨大な火柱を発生させ、灰すら残さぬほどに焼き尽くす
第3の眼球を自在に操るために多大な集中力が必須であり、その間は本体は無防備
非常に体力も使うため、一日に3度までしか火柱を発生させられない
第3の眼球を使わなくても、目で見つめた場所を燃やす軽い炎ぐらいならば発生させられる
超長距離固定砲台、前衛も出来なくはないが本人の能力も相まって不向き


タイプ:火力特化必殺型
射程距離:遠距離


蒼天春姫(ソウテン ハルキ)
性別:男性?
年齢:14歳



身長は163cm
主人公の事を『君』と呼ぶ中学生
とある事情から主人公の仕事を手伝っている
自分の事を女だと思い込んでしまっている性的倒錯者
その上で女性が好きであり常に男装をしている
キザでかっこつけたがりな性格で、ナルシスト気味
女性には常に紳士的な態度を取っており、結構人気がある
意外に押しに弱く、照れると顔が真っ赤になって逃げ出してしまう癖がある
趣味はガーデニング



レベル:3
異能:『影操作』
影を引っ張る刺突剣の異能
剣先で影を引っ張り質量を持たせ、変幻自在に形を変えることができる
剣は2本一対であり、どちらも影を引っ張り影を切り取るという同じ効果を持っている

タイプ:前衛万能型
射程距離:中距離

魅了の異能を持つ同性愛者が尊敬している(意味深)


河内カナエ(カワウチ カナエ)
性別:女性
年齢:17歳



身長は157cm
適当に切られた肩口までの黒髪と、大きめの瞳が特徴的な少女
主人公の事を『相棒』と呼ぶ仕事仲間
明朗闊達で五月蠅いくらいに賑やかな性格
暗殺が好きで夜が大好き
その為、暗殺任務を与えられると一人で出過ぎることも多い
趣味は月光浴



レベル:1
異能:『無音』
物から発せられる音を奪う異能
触れた物に作用し、体から離れて5分までなら異能の効果が残留する
本人の能力も相まって、前衛も後衛も務められる


タイプ:攪乱特化特殊型
射程距離:近距離


>>101
会長はおホモではありませぬぞー!!風評被害ですぞー!!



以上6名です

ちょっと長いのシンキングタイムを5分ほど

戦闘できる相棒を選んで支援に徹するか、より魅了が決まりやすい自分を支援する相棒を選ぶか

そんなところを考えてください


シンキングタイム終わり!

相棒を選択してください


安価↓7までで最多得票キャラ


最多得票:夕波紡時



相棒が夕波紡時に決まりました



天下一の異能レベルが2以下、身体能力が8以上の為特殊技能が所得可能です

特殊技能とは異能とは無関係な、人間としての技術です

手先が器用だったり、人を乗せるのが上手かったり、どんな状況で冷静でいられたり、その技能は様々です

アナタはどんな技能を持っていますか?
(例:鍵開け、口車、怯まぬ心、剣術、などなど)


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

女装


>>120採用:女装



<プロフィール完成版>


名前:天下 一(アマシタ ハジメ)
性別:男性
年齢:15歳

職業:高校生、便利屋
立場:中立


身長は160cm
中世的な顔立ちの童顔の少年
背が低いことをコンプレックスに感じている
同性愛者であると自負している。異性も普通に好きだが恋愛対象になりにくい
超人が出現する以前の国を守っていた旧支配者『九条』の一族の人間
しかし、すっかり廃れてしまった一族であるため本人にはあまり関わりが無い
自由の会・会長『天雲雲雀』を尊敬している
趣味は可愛いものを集めること



レベル:1
異能:『魅了』
キスした相手を魅了する異能
対象は生物に限る
魅了された相手は、この異能者に敵意を抱くことができない
恋心や保護欲求のような物が溢れ、この異能者を傷つけることができず、お願いを聞いてあげたくなる
精神が壊れている相手には効果が薄い

タイプ:攪乱特化特殊型
射程距離:近距離




【特殊技能】


『女装』
自分の容姿を生かした女装の技術
よっぽどの観察眼の持ち主でない限り性別を見抜くことは不可能



大変長くお付き合いいただきありがとうございました

これにてアナタに対しての質問はお終いです

それでは、改めて――  
                ――ようこそ、異能者の楽園へ


アナタはこれから選択を強いられる

強者の孤独か

弱者の絆か


それとも、全く別の道か


私はアナタの幸福を願っています

どうか、自分を大事にしてあげてください

アナタは世界でたった一人の自分なのですから



――――

――――――

―――――――――

――――――――――――


光を感じる

瞼の裏からも感じ取れる強い光

光が僕を照らしている

……朝が来たのだ

昨日はちょっとめんどい仕事をしたからとっても疲れた

……でも、学校に行かなければ

僕は便利屋であると同時に高校生なんだから


僕はゆっくりと体を起こし、目を開いた

この場所は……


1、自分の家、自分の部屋
2、夕波の部屋
3、便利屋の事務所のソファ

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>128採用:2、夕波の部屋



紡時「起きたかな、一くん」

一「ん、ふわぁ……はふ……はよう紡時」

紡時「コーヒー淹れたから、早く座りなよ」

一「ふわ~い……」


目を覚ますと、僕の目の前には夕波が居た

昨日は仕事を終えた後、自宅に帰るのが億劫で近くの夕波の家でそのまま寝てしまったのだった

トーストとコーヒーにこれでもかと砂糖を振り撒き、朝食を貪る


一「うまうま」

紡時「砂糖の味しかしなくないかい?」

一「だからおいしいんでしょ」

紡時「う、う~ん…まあ好みは人それぞれか」

紡時は砂糖塗れのトーストとコーヒーに困惑の色を示しながらも食事を始めた


食事をしながら考える

昨日の仕事はちゃんと終えた……


1、報告もしてある(便利屋の上司が居る)
2、次の仕事は何だったけな?(自分で便利屋を立ち上げた)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>132採用:2、自分で便利屋を立ち上げた


携帯端末にメールが入ってないか確かめる

どうやら依頼は届いていないようだった


一「料金前払いだったし…暫くお暇かな」

紡時「そうなのかい?それは良かった、最近学校サボり気味だしね」

一「仕事があるから仕方がないんだし」

紡時「そんなこと言ってると留年しちゃうよ?…ご馳走様」

一「食べるの早いね…」


早々に紡時は食べ終わり、皿をかたずけて歯磨きをしながら自分の格好を鏡に映す

紡時は既に制服に着替えており、歯磨きを終えると直ぐに家を出ていった

僕の仕事を手伝っているけれど、紡時の本業は学生だ

しかも生徒会に入っているしクラス委員長となれば忙しいのは仕方がないのだろう


何度も出入りしている僕は合鍵を渡されており、戸締りは全て僕に任せる気なのだろう

なんて不用心なんだろう

そう思いながら外を眺めた



季節選択
(7月、1月など)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

梅雨


>>135採用:6月


一「雨降りそう……」

もそもそと二枚目のトーストを齧りながら、紡時の傘を頂いていこうと心に決めた


ゆっくりと時間をかけて紡時が家を出てから30分後に家を出た

これくらいに出ても平気で間に合う

今にも泣きだしそうな空を見つめながら登校した



イベント判定

1-3  何もなし
4-6  誰かと出会う
7-9  イベント発生

直下コンマ


コンマ判定:2 何もなし


予鈴が鳴り響く

少し小走りで教室に向かい、自らの席に着いた

それから五分ほどで本鈴が鳴りホームルームが始まった


僕の通う学校は……


1、異能者学校
2、普通の学校

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>142採用:2


ごく普通の学校だ

異能者特区の外にもある普通の学校

在学生の8割ぐらいが普通の人間

僕の異能の事は自分が一番よく知っている

異能学校に教えられることなどない、と思いこの普通の学校を選択した


学校に通う理由としては色々な情報が勝手に入ってくるという利点と、普通に面白そうだと思ったからだ

学生というのは若いうちじゃないと経験できないからね


長い長い授業の時間を終え、昼休みとなった



イベント判定

1-3 何もなし(地味な生徒を振る舞っている)
4-9 誰かが話しかけてくる(普段通り振る舞っている)
0   特殊イベント

直下コンマ


コンマ判定:4


誰が話しかけてきた?

1、夕波紡時
2、クラスメイトの女子
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>150採用:1


紡時「一くん、お昼一緒にどうかな?」

一「ん、紡時か。行く行く、いっぱいお金貰ったから今日は奢ったげるよ」

紡時「本当かい?いやぁ助かるなぁ。購買でパン買うつもりだったけど食堂行こうかな♪」

紡時に連れられて食堂まで向かう

教室を出た時クラスの女子が僕と紡時を見てひそひそと話していた


僕はあれの意味を知っている

だがこの隣でノー天気に笑っている相棒は、きっと何も知らないんだろうなぁ


一「僕と紡時がホモカップルだと噂されてる事…」

紡時「ん?何か言ったかな?」

一「いやぁ別に、僕はいいけど。君は大変だなぁってね」

紡時「んん?」


不思議そうに首を傾げる紡時と共に昼食をとった



会話安価

1、仕事の事
2、学校の事
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>153採用:2、学校の事



一「学校はどんな感じ?変なこと起こってない?」

紡時「特に変わりはないかな」

紡時「一くんが危惧してるような、危険なことも起こってない」

一「そっかそっか、僕ってば職業柄敵を作りやすいからね。学校に迷惑かけて無くって安心したよ」

一「こういう時は紡時の学校情報網は役に立つよ」

紡時「君の方はどうかな?クラスに馴染めているかい?」

一「う~ん…普通だよ、普通。友達もいるしね……男子からは避けられ気味だけど」

紡時「自業自得なんじゃなかったかい?」

一「どんな子が好きって聞かれて男の人の名前あげただけなのになぁ、差別カッコワルイ」

紡時「そうは言うけれど…ちょっと……いやかなり変わった好みだからね。…ゆくゆく受け入れてもらえるといいね」

一「だね~…」


そんな事を話しながら昼食をとった



昼休み

昼食を終えてまだ時間がある


1、紡時とそのまま話す
2、教室に帰る
3、図書室に行く
4、自由行動

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>158採用:3、図書室に行く


ちょいと中途半端ですが今日の更新はここまでです

相棒は20名いると言いましたが、相棒に選ばれなかった場合でも普通にこの世界に存在します


中立の基本的な方針は依頼の確認で依頼をこなし、両陣営を好きに攪乱してください

一の目指す先はまたもう少し先で決まります


分かりにくかったかもしれませんが女装スキルは、性別すら誤魔化せる凄い変装だと思っておいてください


中立ルートはかなり高難易度で危険が常に付きまとうので頑張りましょうね!


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


名前:天下 一(アマシタ ハジメ)
性別:男性
年齢:15歳

職業:高校生、便利屋
立場:中立


身長は160cm
中世的な顔立ちの童顔の少年
背が低いことをコンプレックスに感じている
同性愛者であると自負している。異性も普通に好きだが恋愛対象になりにくい
身長の割に、驚異的な身体能力を持ち、並の人間では手も足も出ない。上手く立ち回れれば超人も捕えることができる
超人が出現する以前の国を守っていた旧支配者『九条』の一族の人間
しかし、すっかり廃れてしまった一族であるため本人にはあまり関わりが無い
自由の会・会長『天雲雲雀』を尊敬している
趣味は可愛いものを集めること



レベル:1
異能:『魅了』
キスした相手を魅了する異能
対象は生物に限る
魅了された相手は、この異能者に敵意を抱くことができない
恋心や保護欲求のような物が溢れ、この異能者を傷つけることができず、お願いを聞いてあげたくなる
精神が壊れている相手には効果が薄い

タイプ:攪乱特化特殊型
射程距離:近距離




【特殊技能】


『女装』
自分の容姿を生かした女装の技術
よっぽどの観察眼の持ち主でない限り性別を見抜くことは不可能なほどの、性別すらも誤魔化せる変装が出来る


一くんのプロフィールを微修正
身体能力についてを書き足しました



【プロフィールテンプレ】


名前:【日本人名が望ましい】
性別:
年齢:

職業:
立場:【ヒーロー、アンチヒーロー、中立の三択】


【設定】
必須項目
身長、容姿の簡単な説明
性格、好みやコンプレックス、考え方など内面の事
趣味

それ以外
人間関係など好きな設定



【異能】
レベル:【1~5の数字】
異能:【異能の名前】
その異能の説明
レベルが低いほどデメリットが大きかったり、強さが分かりにくい異能
発動条件や使用例など

タイプ:【攪乱、支援、前衛、などそれっぽいものでよい】
射程距離:【近、中、遠、零距離など】



【スキル】

異能とは関係の無い人間としての技術
この項目は無くてもよい



いつものようにキャラ募集をしたいと思います

期限は明日の更新終了から、次の更新開始までとします

このスレでは主人公の代替わりのスパンを短くする予定なので、主人公を新しく作るたびに短い募集期間を設けようかなと思っています



レベル5の異能者は10名しかいないとプロローグで書いていますが、そんなに気にしないでもいいです

異能者特区の外で生まれた異能者は、本人の合意があれば異能者特区に引っ越しできます

異能者特区では異能者の為の研究や設備が揃っているので、自ら異能者特区に行きたがる異能者も多いです

超人の異能者という設定も可能ではありますが、強すぎないように気を付けてくださいね。超人はそれだけでレベル3以下の異能者より強いですから


パッと思いついた世界観説明の補足と作成時の注意はこんな感じです

他にキャラ作成時に注意する事とか、世界観についての質問なんかがあれば何でもおっしゃってください


ではでは、こんな時間から再開したいと思います


しかし、私は平気なのですが、濃厚なホモ展開を皆さんも望んでるんでしょうかね?
あの面子で相棒が夕波だったのは正直かなり意外でした

個人的な好みを言うなら、同性愛者には異性をあてがうのが好きです



それでは再開です


図書室


普通の学校の普通の大きさの図書室

一部の真面目な生徒が勉強をしていたり、暗くて静かな感じの人が隅っこで本を読んでいる

クーラーがあるので夏場は人で溢れるが、まだクーラーを使用していないため人は疎らだ



一は本棚を物色し、適当なものを見繕う


イベント判定

1-3  一般生徒
4-6  異能者生徒
7-9  嫌な知り合い
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:0 特殊イベント
※時間が時間だから安価少な目で行こうかなと考えていたらこれだよ!!




文庫本を読んでいると、突然携帯端末が音を鳴らして震えだす

一は慌てて音を止め、周りの目が一斉に自分の方を向いたことに愛想笑いを浮かべて頭を下げた


一「…くそ……誰だよぉ…こんな時に…」

着信の主を確認しようとしたとき、再び着信が鳴り新規着信が3件に重なった


一「な、なんなんだ?」

件名を確認すると『川崎佐武朗(カワサキ サブロウ)』と『半沢杉木(ハンザワ スギキ)』そして『不明』が一件ずつ

一(川崎佐武朗はヒーロー協会のトップで、僕のお得意様。半沢は自由の会の中間管理職。どちらも仕事の依頼だろう)

一(だけど、もう一件は誰だ?)

一(僕の知らない人物からの依頼かな?…いや、どこからか情報が流れたのか?)


舌打ちをしながら、恐る恐る差出人不明のメールを読む


『こんにちは、便利屋君
 
 こうして直接連絡を取らせてもらったのは初めてだね

 私は天雲雲雀、君に依頼をしたい』


一「うえええ!?天雲雲雀!?」

一「ハッ!」

あまりの衝撃に立ち上がり大声をあげてしまい、直ぐにここが何処であったかを思い出す

居た堪れなくなりその場を立ち去り近場のトイレに駆け込んだ


一「待て、待て待て待って……ちょっと待って、落ち着け僕」

一「……これ、悪戯じゃ…ないよな?」

一「コイツのアドレスは僕が直接あった人にしか渡したことが無い、その相手も全員信頼できる人だけ。なにせかなり汚い商売だからね」

一「………僕のプライベートな知り合いにはプライベート用の連絡先を教えてある。つまり、これを知る人物は仕事の知り合いだけ」

一「……すげえ…やっぱすげえよ天雲雲雀!!どっから情報を掴んだ!?あの半沢か?それとも別の独自ルートか?」

一「いやいやいや、どっちにしろすげえよ!!僕は、この人に目を掛けられる仕事人になったんだ!!」

一「流石は僕の……」



1、憧れの人
2、宿敵
3、愛しい人
4、それ以外

安価↓1

4愛しい程恨んでいる仇


>>173採用:4、愛しいほど恨んでいる仇


一「天雲雲雀…!」

自然と頬がつり上がる

痙攣するほどに眼筋がつり、自然に歯が剥き出しになる

恐ろしい形相であった、可愛らしい童顔な子供顔からは想像ができないほどの、獣のような敵意をさらけ出している

だが、その頬は薄く紅潮していた



一「ふふっ…くくくっ……あはっ♪」

一「きっとコイツは、僕の事を知らないんだろうなぁ………僕はお前を知っているぞ」

一「お前を誰より知っている、お前を理解する唯一の人間だ」

一「漸くだ……漸く…僕の願いが一歩現実に近づいた…!」


興奮で震える腕を抑えながら、覚束無い手つきで依頼内容を確認する


一「……まず一件目、川崎からは『自由の会支部潜入』の依頼。目的の情報は戦力と、次回行動の人員配置図。最悪戦力御把握さえできればいいってとこかな」

一「二件目は半沢からの『ヒーロー足止め』の依頼。ヒーロー討伐の時に来るであろう救援ヒーローを足止めする事だね」

一「そして、天雲雲雀からの依頼は『掃除の依頼』。僕の同業者の始末…か、思ったよりも普通だな」


一「…さてと、足止めと掃除は時期が被ってるなぁ…どっちかは断らないと大変そうだ」

一「どれも期限は四日後以内…だね」

一「支部潜入は一人で出来ると思うけど、足止めと掃除は紡時の助けが必須だろうなぁ」


一「危険度は支部潜入、掃除、足止めの順って感じかな」

一「予定を詰めれば全部こなせるかもしれない…けど、どうしようかな?」



1、カワサキの依頼を受ける(難易度:NOMAL)
2、半沢の依頼を受ける(難易度;EASY)
3、天雲の依頼を受ける(難易度:NOMAL)
4、重複選択(依頼を複数同時に受ける)

安価↓1


>>176採用:2


一「半沢の依頼にしておこうかな、一番報酬高いし」

一「川崎がケチいのは知ってたけど、天雲雲雀も案外ケチなのね…」

一「それとも僕の価値を見定めてるのかな?ま、いっか…」

天雲雲雀のアドレスを登録し、半沢に依頼を受託したと簡潔にメールを送った


一「結構日時は四日後の夜、待機場所も指定されてる」

一「それまで時間があるな…別の依頼を受けてもよかったかも」

そんな事を考えているとチャイムが鳴りはじめ、慌てて一はトイレの個室を出た


一(ま、それまでに色々と調べごととかしておこうかな)



夕方



全ての授業を終え、生徒達は思い思いの放課後を過ごす


一(……紡時に依頼の事を後で話しておこう、今は生徒会室かな?)

一(メールで送ってもいいか)

一(…割と時間が余ってるなぁ、何をしようかな?)

一(今回の依頼の為にしておくことは…指定された場所の下調べと、予想される救援に来るヒーロー。後は半沢達が誰を討伐しようと考えているか…かな)

一(まあ足止めだけでもすればお金が入るけど、仕事の背景を知ることは大事だよね)


一(お金いっぱいあるから、適当に遊んでいたい気もするけど…)

一(さぁて……今から何をしよう?)


行動安価
安価↓1

指定された場所の下調べ


>>180採用:下調べ


一は指定された待機場所に下調べに向かった

向かった先は住宅区画や中心街から離れた未開発区域

かつてのカワサキと自由の会の主戦場となった場所

殆ど人の居ない廃墟のような区画だが、そんな場所だからこそ潜み住む人間はいる


指定された場所は、今にも崩れそうな廃ビル

一「…人が住んでる気配はないな」

浮浪者などが雨露を凌ぐために使っているような気配も無い


一「……ここ周辺、ではなくこの建物を指定したのには理由があるのかな?」

一は建物の中に入り、入念に調べて回った




イベント判定

1-2  何もなし
3-6  何かを見つける
7-9  人と出会う
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:3



入念に調べていると、一はあることに気が付く

一「…綺麗すぎないか?」

壁や天井は崩れかけ、ラクガキが至る所にある

しかし、何故か床だけは全体的に埃が少なかった


一「……誰かが足を踏み入れて、それを隠すために綺麗にした…ってとこかな」

一「僕を罠にかける気だったのか?あの半沢が?」

一「………アイツは…」


1、そんなことができる男じゃない(魅了していない)
2、そんなことをできない(魅了済み)

安価↓1


>>184採用:2


一「既に魅了済みだ。僕を罠にかけるなんて指示を出せない」

一「……と、なると考えられる可能性としては」

一「逆に僕を助けるためにこの建物をあらかじめ半沢が掃除しておいた、という説と」

一「半沢の僕に対する依頼を知った誰かが、僕を罠にかけるための下準備」

一「それとも全くそれらとは無関係で、前住んでいた浮浪者が引っ越す際に掃除でもしたか…」


一「まだ情報が足りないな…」

一「どうしようか?」



1、続けて調べる
2、誰か来ないか待ってみる
3、周辺で人に聞き込み
4、自由安価

安価↓1

1


>>187採用:1、続けて調べる



異能:『魅力』についての補足説明

発動条件は顔(耳より前面)にキスをすること

一度使用すると効果が残留し続け、任意で取り消すことができないというデメリットがある

5日を過ぎると徐々に効果が薄れはじめ、10日で効果が消滅する

何度もキスをし続け、調教すると時間制限がなくなる…かもしれない


一はさらに注意深く建物の中を探っていく


一「……ここが最上階か」

廃ビルは5階ほどで切り崩され、そこからは吹きさらしになっていた


最上階は下の階と違い、あまり整備されている様子が無い


一「見晴らしが良いなぁ…」

一はビルの隙間から見える落ちていく夕日をしっとりとした気分で眺めた



イベント判定

1-3  何もなし
4-6  何かを見つける
7-9  誰かが来る
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:6 何かを見つける


最上階で外を眺めていた時、ある事に気が付いた


一「やけに見晴らしが良いと思ってたら、そうか…ここから半沢の戦う場所が丸見えなのか」

一「成程、ここの周りは高いけれど崩れたビルばかりで上るのに適していないし、瓦礫が重なり合ってあの戦う予定の場所が見えづらい」

一「此処の死守することで、救援に行くのを遅れさせる意味があったのか」

一「……下の階が綺麗だったのは、半沢達がここを既に下調べをしていたからだろうね。その上で僕にここの守備を命じた…か」

一「ふ~ん…半沢にしては悪くない作戦じゃん」


一「罠が仕掛けられている気配も無いし、もう十分かな」

一「そろそろ日も暮れる」


そうして一は下調べを終えて、廃ビルを去った



夕飯休憩に入ります、一時間くらいお待ちください

異能者が出現してから何年経ってるん


>>193
異能者が認知され始めたのは今から30年前の事になります
異能者特区の完成が25年前ぐらいです
認知されたのが30年ほど前というだけの話で、その以前には異能者という存在が居なかったわけではありません
そこらあたりの『異能者の出現』の根本に関わるお話はストーリーを進めていくうちに明らかになるかもしれません



ではそろそろ再開です





一(一通りの下調べも終わったし、これからどうしようかな?)

一(結構時間余ってるなぁ……)


そんな事を考えながら、一は中心街に戻ってきていた

街は明々と電飾が輝き、人々であふれかえっている


自由行動
安価↓1

実戦時にどう足止めするか作戦を練る


>>196採用:



仕事の内容を話して作戦を練るために夕波の家を訪ねた

夕波は学生寮に住んでおり、一人暮らしだ



一「…というわけだからさ、仕事手伝ってくれるよね?」

紡時「構わないよ、その日に予定は入れないでおくね」

一「相変わらず二つ返事だね…」

紡時「一くんが心配だからねぇ」

一「紡時ってば人が良いよね。ま、僕はそれを利用させてもらってるから有り難いけど」


一「それで、作戦なんだけど」


1、常に撤退を視野に入れた軽い足止め
2、捕えて完全に無効化する
3、魅了を視野に入れる
4、自由安価

安価↓1

3

キャラ案って一人一つ?


>>199採用:3


一「今回は魅了を視野に入れた作戦で行きたいんだ」

一「僕が危なげなく魅了を決められるように、紡時には捕獲と無力化を重点に置いてもらうよ」

一「ヒーローの手駒も欲しかったからね、ひひっ☆」

紡時「一くんも趣味が悪いよね」

一「これしか出来ないんだから仕方ないし。これが最大で最高の使い方なんだし」

紡時「捕獲も無力化も僕の異能に向いているから、特に問題は無いよ」

紡時「作戦には…ね」

一「何か含みがある言い方だね」

紡時「ちょっと聞きたいんだけど相手は誰なの?流石にトップヒーローに来られると僕でも対処仕切れない」

一「あ~…それかぁ……まだ分かんないや。多分特定するのは難しいと思うよ、騒ぎが起きてそれの救援に来るヒーローの足止めだから、その時近くに居たヒーローが来ると思う」

紡時「……そこだけが、ちょっと不安かな。自分の身は守れても一くんを守り切れるか不安だし」

一「……キスしたげよっか?不安も吹っ飛ぶよ?」

紡時「遠慮しておくよ、僕は君と友達でいたいからさ」

一「やん、いけずぅ」


しな垂れかかってくる一を紡時は困った顔で引き離そうとする

お互いが信頼しているからこそできる冗談だ

一自身も、相棒である紡時を操り人形にしたいとは思っていない


そのまま一は、紡時の家で寝ることとなった


>>200
特に制限は無いです。好きなだけ投下してもらって構いませんよ!



深夜判定

4以上で発生
直下コンマ


コンマ判定:5 イベント発生



イベントを選択してください

1、一の見た夢
2、深夜のお電話
3、天雲雲雀の愉快な夜

安価↓1

1


>>206採用:1



夢を見た

僕は夢を見ていた

幸せの夢だ

僕には母が居た

僕には父が居た

厳しいけれど、大好きな両親だった

僕には弟が居た

僕より背が高くって優秀だけど、どこか抜けてる可愛い弟だった


だけど、それは僕が見ていた夢だった

僕が望んでいた夢だった



異能者ではない父は、『九条の一族』の血を誇りに思っていた

異能者ではない両親は惨めな権力者だった

『警察』という骨組みだけの正義に固執していた

異能者ではない弟はそんな両親の願いをかなえてあげようとしていた


異能者の僕は独りぼっちだった


異能者と超人が国の形を破壊したのだ

異能者と超人が『九条の一族』を壊滅させたのだ


異能者の僕は家族の敵だった





乱雑にトーストを齧り、コーヒーを啜る

紡時「…な、なんか機嫌悪い?」

一「別に…」

紡時「……あの、僕がなにかしたかな?」

一「…………昔の夢を見ただけ、嫌なこと思い出したの」

紡時「……そっか、うん…そういう時もあるよね。ご馳走様」


紡時はそそくさと食器を片付けて、家を出る支度をする

明らかに自分を避けている態度の紡時に少しむっとしてしまう


だけど、そっとして置いてほしい気がするけど、慰めてほしい気もする

自分でもどうして欲しいのか分かっていなかった


紡時「…それじゃあ、行ってきます。遅刻しないようにね」


そう言い残して、紡時は家を出た


一「………はぁ…なんであの頃の夢なんて見るかな…」

理由は分かっていた、天雲雲雀の名前を見たからだ

憂鬱な気分で朝食を食べ終えた


行動安価
安価↓1

愛しの天雲人形をズタズタにする


>>209採用:


一「こーゆー時はストレス発散に限る」

一「よいしょっと…」

取り出したるは自作の天雲人形、通称ヒバリちゃん


一「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

一「死ねっ!死ねッ!死ね死ね死ね死ねええええええええええ!!!!」

一「お前みたいなやつがいるから!!お前なんかが居るからああああああああああ!!!!!」

台所から持ってきた包丁で絶叫しながらめった刺しにする


一「はぁ…はぁ………はぁ…………スッキリした」

包丁をかたずけ、汗をかいて崩れた髪と服装を直してから学校に向かった

散乱した綿は綺麗好きな紡時が片づけることだろう

掃除が趣味の紡時の為にいいことをしたと、思いながら遅刻ギリギリで学校についた





全ての授業を終えて、昼休みの時間になった


一「…さて、と…昼食どうしようかな?」

一「適当に済ませて遊びに行くのもいいかも…」


行動安価
安価↓1

クラスメートとの交流


>>212採用:クラスメイトとの交流


安価で困っているようなのでフェイズの簡単な説明

朝は学生なので学校に行くかサボるか

昼は何処で昼食を食べるか、何処かに行ってみたり

夕方と夜は仕事の時間。だけど遊んでもいいって感じです


特殊な行動としては依頼の確認、魅了済みの人間を使っての情報収集、魅了を使っての駒作りなどができます



取り敢えず登場人物が少なすぎるので、色んな場所に行ってみるのがお勧めです


一(いっつも紡時と食べてるから、クラスメートと食べようかな)

一(誰を誘おうかな?)


そう思い、クラスを眺め見知った顔を探した


1、身長の高い眼鏡の少女
2、よく知る苦手な女
3、自分と似ているようで似ていない少年
4、それ以外(○○な少年とか特徴を書いてもらえると助かります)

安価↓1


>>215採用:1、身長の高い眼鏡の少女



一「ねえねえ小梅ちゃん、一緒にお昼ご飯食べよ」

小梅「あら、いい…わけないでしょ。…チッ、女の子かと思ったのに」

一の顔を見るまでは明るくハキハキとした声だったが、一の顔を見た途端露骨に顔を歪めて低い声になる

そんな彼女を面白い子だなぁと改めてニヤニヤしてしまう


『赤神小梅(アカガミ コウメ)』
身長が高くて眼鏡をかけた凛とした雰囲気の異能者の少女
極度の男嫌いで、綺麗好き
そしてレズビアンである



一「いいじゃんいいじゃん、似た趣味通し、仲良くしようぜ!」

小梅「死ね」

一「うきゃあ☆小梅ちゃんたら怖ーい!」

小梅「なんで私が汚物とご飯食べなきゃいけないのよ。それと、私と一は真逆よ!全然似てない!!」

露骨に怒りをあらわにし、小梅は教室を出ていった


屋上


小梅「……はあ…アイツ、女の子なら可愛いのに」

一「男でも可愛い人は可愛いよ?」

小梅「ごふっ!?」

あれからこっそりと後をつけ、小梅が人の居ない屋上で弁当を食べている後ろから顔を覗き込んだ

小梅は思わず牛乳を吹き出し、一の顔面に降りかかる


一「うわっ!うげぇ…なにすんだよぉ!」

小梅「あ、アンタが悪いんでしょ!!ったく、汚いわねぇ…」

一「自分で汚した癖に…」

小梅「分かってるわよ!!ああもう、動くな!」

そう言いながらも、綺麗好きな小梅は持っていたハンカチで一の服と顔を綺麗に拭う

そんなところは妙に律儀だ


汚してしまった負い目からか、小梅はその場から逃げる事はせず、諦めて一と昼食をとる

しかし、それでも距離感がある座り位置ではあった

一歩尻を寄せると、その範囲分遠ざかる


一「一緒に食べてるんだからお話しようよ」

小梅「そう言いながら近づくな。この距離以上近づくと脳が破裂するわよ」

一「おお…怖い怖い」


小梅の異能は『振動』
衝撃を生み出し、物を揺らし、波を作る異能
レベル4の異能者で、非常に応用力のある凄まじい異能だ


一定の距離を保っていれば此方の言葉にも普通に反応してくれるようだ

……何か話そうか?


会話or行動安価
安価↓1

小梅の弟について


>>220採用



一「小梅ちゃんさあ、弟いるじゃない」

小梅「…は?居ないわよ」

一「あれ?同じクラスの『梅ちゃん梅ちゃん』って言ってる子、苗字同じじゃない?」

小梅「ああ、あれね…アレはただの幼馴染よ」

一「そうだったんだ…ずっと姉弟だと思ってた、仲良いしね」

小梅「はああ!?わ、私があの変態と仲がいい!?じょ、冗談止めなさいよ!!」

顔を真っ赤にして小梅は必死に否定をする
その姿こそが、仲のいい証拠に見えて仕方がなかった


『赤神時雨(アカガミ シグレ)』
同じクラスの可愛らしい異能者の少年
小梅の事が好きすぎて、最近女装を始めた
更に避けられているらしい


一「あんな可愛い子、僕が貰いたいくらいだなぁ~」

小梅「勝手にもらっていきなさいよ、私もアイツが鬱陶しすぎて嫌いなのよ」

小梅「はぁ…アイツのおかげで彼氏持ちとか言われるし、最悪よ」

一「最近は女子制服で登校してるし、あれ絶対小梅ちゃんの気を引くためだよ?」

小梅「見た目は女でもあれ男じゃない。無理無理、ありえないわ」

一「ふ~ん……同じ同性愛者でも結構違うんだね」

小梅「なに?アンタは女でもいいっていうの?それじゃバイじゃない」

一「そうとは言わないけどさ、僕は異性の女の子も普通に好きだし。恋愛対象じゃないだけで」

一「小梅ちゃんは『男嫌い』が先に来てるような気がするんだよね」


一「そこが、僕とは違うなってさ」

小梅「……ふん、そうかもしれないわね」


そんな事を話しながら朝食を済ませた


夕方


全ての授業が終わり、放課後の時間となった


一(昨日で作戦もたてたし、場所の下調べもして安全を確認した)

一(イメージは完璧だね)

一(…他にも調べておきたいこともある気がする、半沢と接触してみてもいいかもしれない)


一(思ったより準備も順調だし、遊んでてもいいかな)



自由行動
安価↓1

残る二つの任務を受けるべきか、達成可能かを考察する


>>224採用



依頼を改めて確認してみる


一(……川崎からの依頼は二日あれば終わるだろう。学校サボって丸一日使えば一日でも終わるだろうね)

一(ただ、少し注意しておかないと危険も多そうだ)

一(天雲雲雀からの依頼には調査に時間を掛けないといけないし、あと三日…頑張れば間に合うレベルかな)

一(この二つを更に同時には少し大変かもしれないなぁ…)

一(どちらか一つなら、出来るかもしれない)


一(どうしようかな?)


1、川崎からの依頼を遂行する
2、天雲雲雀からの依頼を遂行する
3、どちらもやらない

安価↓1

3


>>226採用:3、どちらもやらない



一(…無理はしないでおこう)

そう思い、先約が入っていると言ってどちらの依頼も断った


一(結局することなくなっちゃった。何をしようかな?)


自由行動
安価↓1

魅了した奴を呼ぶ


>>228採用:



一(魅了してる人を呼び出そうかな…)

一(誰を呼び出そうかな?)


魅了中の人間の数

1-3  半沢のみ
4-6  半沢とカワサキ関係者
7-9  半沢とカワサキ関係者と他2人
0     半沢とカワサキ関係者と他3人

直下コンマ


コンマ判定:9  半沢とカワサキ関係者と他二人



安価↓1でカワサキ関係者の立場(職員、ヒーロー、ファン、事務員、秘書、などなど)

安価↓2で一人目の性別と立場(女性の学生、男性の未開発区画に住む浮浪者など)

安価↓3で二人目の性別と立場

協会幹部

能力者の男子中学生

同級生男子


>>232採用:協会幹部

>>233採用:異能者の男子中学生

>>234採用:同級生男子



カワサキ関係者の大まかな設定


直下コンマ:6以上なら異能者

↓2コンマ:偶数なら男性、奇数なら女性


魅了中の協力者一覧


『半沢杉木(ハンザワ スギキ)』
年齢は44歳、細身の男性
それなりに優秀だが度胸の無い中間管理職
支部には顔が聞くが、本部では縮こまっている
禿げてきたのが最近の悩み



『萩原俊太(ハギハラ シュンタ)』
年齢は32歳、恰幅の良い男性
カワサキヒーロー協会幹部で、若手のホープ
若い為、年上の幹部たちとの折り合いをつけないといけないことに腹立たしさを感じている
女癖が悪いことが難点



『蒼天春樹(ソウテン ハルキ)』
年齢は14歳、中学生の異能者
変わった趣味と性癖の持ち主で、本当に魅了が利いているのか怪しい
影を操る異能



『只野仁(タダノ ジン)』
年齢は16歳、一と同じ学校に通う同級生
良くも悪くも普通の人間
脅しに弱く、流されやすい


一「さて…と、改めて…誰を呼ぼうかな?」


1、半沢杉木
2、萩原俊太
3、蒼天春姫
4、只野仁

安価↓1

4


>>241採用:4、只野仁



只野仁を電話で呼びつける

数分後、指定された場所にやって来た只野

普通の青年が、一の姿を見た瞬間に目の色を変えて飛んでくる


仁「一!どうしたんだ、突然俺を呼びつけて!お、俺に出来ることなら何でも言ってくれよ!」

一「クスクスクス…ありがと、仁君…ちゅっ」

頬にキスをすれば、仁は顔をほころばせのぼせた様に上気していく

只野仁は、そのキスがただの魅了調教であるという事を知らない

ひたすらに一に自らの全てを捧げる奴隷人形だ


一(…この子が知ってる情報は精々学校でのことぐらいかな。学校の事なら紡時に聞いた方が確実だと思う)

一(…他には、駒としての使い方もあるけど…どんなお願いをしようかな?)


只野にしてもらいたい事
安価↓1


最安価
安価↓1

能力者の学生と自分とは別の方向性で仲良くなってもらって情報集め


>>245採用:



一「うちの学校に、異能者の生徒っているよね」

一「その人たちと仲良くなって欲しいんだ」

仁「ん?うん、別にいいけど…どうしてそんなことして欲しいんだ?」

一「僕みたいな人間からじゃ見えない面があるだろうからだよ。君みたいな普通の人間だから意味がある」

一「無害な君には、きっと心に隙を見せるはずだから」


一「…よろしく…ね?」


仁「あ、ああ!!任せてくれよ!!」

小さく手を振り、走り去っていく只野の背中を見つめた


一「…ま、それくらいにしか使い道無さそうだし。精々いい情報を仕入れてくれよ、期待してないからさ。イヒッ♪」

悪戯っぽく頬を歪め、一は次の行動に移った





月が昇る真夜中

中心街であればまだ明かりがともっているが、住宅区画に来れば既にちらほらと明かりが消え始めていた


一(……天雲雲雀…)

一(アイツについても考えておかなければならない)

一(果たしてあのアドレス、何処で手に入れた?そして何故、僕に接触してきた?)

一(仕事中は名前も違う、きっと本名を使っても僕の事に気づきやしないだろう。それくらい、僕は天雲雲雀にとってどうでもいい石ころだ)

一(…なのに、僕に依頼をしてきた。…これが運命か?それとも、ただの興味本位か?)


一(……あの淡白な内容の詰まらない依頼…、何か裏があったんじゃないか?)

一(それとも…あの男だからって警戒し過ぎかな?)


考えていても答えは出ない、次の行動に移ることにした


自由行動
安価↓1

協会についてかぎまわる


>>248採用:協会について嗅ぎまわる



電子メールで連絡を取り、魅了しているカワサキ幹部の萩原から情報を流してもらう


一(…最近会長だけが重役会議に出席せず、代わりに秘書が出席しているらしい)

一(それ以外は、今までとほとんど変わりがない…と)


一(どうやら川崎佐武朗が自由の会の事を嗅ぎまわっていることを知らないようだね)

一(つまり、あの依頼はプライベートな案件だったというわけか)

一(あの依頼で調べてほしいと言ってきた支部は、半沢の受け持つ支部)

一(しかも依頼内容をよく考えてみれば、半沢達の動きを予期しているという事になるよな?)

一(…そうじゃなければ時期が偶然に重なり過ぎてる)

一(………予期出来ているが防ぐことができない事態が起こるのか?それとも、自由の会の討伐対象であるヒーローには襲われることを伝えられない理由でもあるのか?)

一(いや待て、対処するために僕に依頼をしてきたのか)

一(自由の会が狙っているヒーロー、狙われると分かっていてもそれの対処方法をプライベートで僕に頼んだ理由)

一(……怪しいな、探りを入れてみてもいいかもしれない)


そんな事を考えながら、まるで自宅に帰るかのように夕波の部屋に向かった



深夜判定

4以上でイベント発生
直下コンマ


コンマ判定:5 イベント発生



1、一が見た夢
2、夜道にご注意を
3、蒼白い光

安価↓1

1


>>254採用:1、一が見た夢



夢を見た

それは紛れも無い現実


その日は雨が降っていたことを思い出す

丁度この梅雨の時期だった


学校から帰ると、リビングで両親と見たことも無い男の人が話していた

高そうなスーツを着た、パリッとした雰囲気の壮年の男性

よく通る低くし渋い声で、両親に語り掛けていた


僕はそれを聞いてしまった

僕はそれを見てしまった


そこで行われていたのは調教だった

牙剥く狂犬を堕とす

駄目な個所を徹底的に叩き潰し、自分好みに仕立て上げる

そしていつしか、従うことが快楽となるまで、骨の髄まで奉仕をする側だという事を教え込ませる、悪魔の囁きだった



僕はこの光景に目を奪われた

その言葉の全てに心惹かれた


両親を誇りなき犬に変えた悪魔のようなスーツの男に、僕は胸をときめかせてしまった


やがて、両親が僕に気が付く

おはようを返してくれない、僕の分の朝食を出してくれない、僕と目を合わせようとすらしてくれない

そんな母が僕を見て


『おかえりなさい』と微笑んだ


その瞬間に、血の気が引いた

この人はもう、僕の好きだった両親じゃないという事実に恐怖が湧いた


僕に気付いた壮年の男は僕の肩に手を置き、腰を屈めて視線を合わせてきた


『丁度いい所に来たね、君が異能者の方の息子くんかな?』

『君のパパとママとお話をしていてね、今日から君の名前は『天下』になる』

『天にかかる雲の下…ふふふ、君たちに似合うと思わないかい?』

『ああそれと、君のパパとママには現実を知ってもらったよ。君という異能者がいかに素晴らしい人間かをね』

『君も優しい両親の方が嬉しいだろう?これは君が望んでた夢だ』


『誇るといい、君はそこで床を舐めてる両親の100倍は価値のある人間だ』


目を細めニッコリと男は微笑んだ

その男の目は、細めても分かるほどに真っ黒に濁り淀んでいた


『私の名前は天雲雲雀』

『君たちは『九条』改め、『天下』となり我々『天雲財閥』の傘下に入った』

『家柄と、歴史だけは立派な君たちだ。精々私の役に立ってくれ』


そう言って男…天雲雲雀は去って行った

その日から、僕が望み続けた夢が叶った

厳しくも優しい父と母、優秀で僕を慕ってくれる弟


だけど、そこにはもう僕の好きだった家族はいなかった


あの男の微笑みに僕は今も心を奪われ続けている


三日目





砂糖すらかけずにトーストをがっつく一


紡時「……また一段と、機嫌が悪いね」

一「なにがだよ」

紡時「……はぁ…これは重傷だね」

紡時「お願いだから、昨日みたいに暴れないでよね?帰ったら綿が散乱してて、強盗にでも入られたかと思って驚いたんだから」

一「…………」


一は無言で目を逸らす

紡時は疲れたように息を吐き、食器を片付けて身支度を始めた


紡時「行ってきます。偶には自分の家に帰った方がいいんじゃないかな?」

その、余計な発言にさらに苛立ちがつのっていった


一「……はぁ…なんであんな夢を見るかな…」

一「ヒバリちゃん人形の呪いか?」


一「……最悪の気分だ」


ストレスを吐きだす先を食事に決め、今日3枚目のトーストに手を出した


行動安価
安価↓1

歩いてる自分好みの男子生徒を魅了


>>260採用



登校中

一と同じように登校中の男子生徒を見つけ、声をかけた

不意打ちでキスをし魅了する

ただの腹いせやストレス解消のために魅了を使ったのは初めてかもしれない

よく見ると、意外に可愛い顔をしている


なんとなく、おんぶをするように命じて楽をしながら登校した



※魅了対象に『名瀬健(ナゼ タケル)』が追加されました





午前の授業が終わり、昼休みになる

一(……そろそろ気分も落ち着いてきたな)

一(…さて、今日は誰と食べようか?)

一(それとも適当に済ませてどこかあまり行かない場所に行ってみようかな?)



行動安価
安価↓1

健の教室へ


>>263採用:


名瀬健に会おうと思い、教室を探した


コンマ判定
0-3  一年生
4-6  2年生
7-9  3年生

直下コンマ

あ、募集キャラに主人公との関係を書くのありですか?(悪友ポジみたいな)
もちろん修正してもらっても構いませんが?


>>268
アリですよー
物によっては修正入れるものもあると思いますが、人間関係も大事なその人の設定の要素ですからね


コンマ判定:6  2年生


どうやら名瀬は一つ年上だったらしい

早速その教室に向かえば、いくつか見知った顔を見かけた


一(誰に話しかけようか?)



1、夕波紡時
2、名瀬健
3、自由安価(○○な人物。というような雰囲気や一との関係を書く)

安価↓1



>>269
回答ありがとうございます。


>>270採用:2



ええい、何の設定も決めてない子と絡まされても困る!!

というわけで名瀬くんの設定を今から作ります



異能判定

5以上で異能者

直下コンマ


コンマ判定:4 一般人


身体能力判定
1ほど低く、9ほど高い。0なら超人

直下コンマ




コンマ判定:7 それなりに運動神経がある


名瀬くんの容姿とか内面の設定を適当にMIX

安価↓1~3を混ぜる

学力は微妙で常識もなく、やや発達障害の知恵遅れっぽい。顔はかわいいので保護欲をかき立てられる

名前:榊照(さかきてる)
性別:男
年齢:21歳

職業:殺し屋
立場:中立

【設定】
身長183㎝ 何故か常に喪服を着ている笑顔が素敵な男性
性格 誰よりも他人の幸せを願い誰よりも他人の不幸を祝う、矛盾した価値観をもつ。割りと気分屋で思い付きで行動する
趣味(スナッフ)ビデオ観賞

それ以外
協会と自由の会両方から汚い裏の仕事を請け負っている。今のヒーローとアンチヒーローの争う情勢を気に入っており、争いが出来るだけ長く続くように両陣営に肩入れしている。他人の幸福と不幸が大好きであり気分で誰かを幸福か不幸にしようとする。
実は能力によって姿形を変えているので本当の性別や見た目は不明。人を[ピーーー]ときは武器などを使わず自分の体を凶器に変化させてそれで殺そうとする癖がある。

【異能】
レベル:5
異能:メタモルフォーゼ
その異能の説明
質量保存の法則を無視して自分の体を好きな物質に変換し変化させることが出来る能力。
かなり万能な能力であり腕を伸ばしたり羽をはやし空を飛んだりでき攻防にも優れている。能力によって他人に化けてからの不意打ちが得意で好き。
自己再生能力もいくらかある

タイプ:【前衛】
射程距離:【中距離&近距離】

【スキル】
気配遮断


名前:天ヶ瀬礼司
性別:男
年齢:25

職業:協会職員
立場:アンチヒーロー

【設定】
身長 179㎝ 常に気だるげな表情をしているお兄さん
性格 見た目通り何にでもやる気を起こせないダメ人間
趣味

それ以外

【異能】
レベル:
異能:
その異能の説明

タイプ:【】
射程距離:【】

【スキル】

すいません間違えました


>>277-279をMIX

本編再開


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



目的であった健と接触し、彼自身の事を聞き出す


一(名瀬健、16歳。成績は下の中で頭は悪く、常識も無い感じ)

一(身体能力は高く空手や武道に明るい)

一(それでいて、異能者差別主義者ねぇ……)

一(顔は可愛い感じなのに、イマイチイメージと会わないなぁ)


頬を赤らめ楽しそうに自分の事を話す健を見て、変な笑いがこみ上げてくる


一(…なんで異能者特区に住んでるんだろうこの人?)


変わった奴を見つけたなと、少し楽しい気分になった


一(何か話してみようかな?)



会話安価
安価↓1

ねぇねぇ・・一緒に屋上でお昼食べない?


>>284採用


違う学年の人同士が話しているのが珍しいのか、やけに教室中の視線が刺さる

耐え切れなくなり、屋上へと昼食に誘ってそこで二人で過ごした



夕方



全ての授業が終わり、放課後がやって来た


一(…さぁて、とこれから何をしようかな?)

一(作戦決行は明日の夜、今日で最終確認を終わらせるべきだね)

一(昨日の夜考えてた、カワサキについての探りを入れてもいいかもしれない)

一(……ま、適当にぶらつくのもいいかもしれないな)



行動安価
安価↓1

健の空手の見学にいく


>>287採用



健は部活動をしているという事で、それの見学に向かった

体育館では言っていた通り、空手部が部活動をしていた


真っ先に感じたことは


一(……しょぼいな)


であった


一(…あんな型とかに意味なんてあるのかな?声あげるのはいいけど、もっと他の掛け声無かったの?)

一(………別に戦闘慣れしてるとは言わないけど、これくらいの動き僕でもできる)

一(……空手ねぇ…僕には学ぶことがなさそうだな)


直ぐに飽き、その場を去ることにした





適当にふらついていると、すっかり日が暮れてしまった


一(…折角の放課後だったのに、結局何もしなかったな)

一(明日は戦闘があるし、早めに体を休めておかないと)

そう考えた時、脳裏に思い出されるのは紡時の言葉



一(…偶には家に帰れ…か)

一(…………何の連絡も入れてこなかったけど、きっと僕を受け入れてくれるだろう)

一(泣きながら心配していたと抱きしめられるかもしれない)

一(……でも、あれはもう僕の好きだった両親じゃない)

一(………はぁ…あ……どうしようかな?)



行動安価
安価↓1

そこらへんをぶらつく


>>290採用:



なんとなしに、そこらへんをぶらつく

あんな態度を取った手前、紡時の家にも帰りにくく

かといって自宅に帰るのは論外だ


行く当ても考えずに、ただそこにある道をとぼとぼと歩く



イベント判定

1-3  奇形の少年
4-6  激しい雨
7-9  瓦礫の上の少女
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:5  激しい雨



今日の更新はここまでです


キャラ募集開始の時間は明日の更新終了からですので、お気を付けください

それではまた、お付き合いいただきありがとうございました

乙乙


募集は別に異能者じゃなくても超人とかでもいいよね


>>298
超人でもいいですよー!
なんならただの人間だって構いません


重要キャラのプロフィール公開



夕波紡時(ユウナミ ホウジ)
性別:男性
年齢:17歳

職業:高校生
立場:中立



身長は182cm
クリーム色の癖のある髪の毛、緑色の瞳のタレ目が印象的
主人公の事を『名前+くん(さん)』と呼ぶ男子高校生
彼自身のお節介により、主人公の仕事を手伝っている
性格は穏やかで、どこかホッとする雰囲気を漂わせている
頑張り屋さんな人が好きで、彼自身も努力家である
学校では生徒会に所属しており、生徒との交流も深い
趣味は掃除



レベル:4
異能:『翡翠色の守護神(ネフライトガーディアン)』
翡翠色にきらめく水を生み出し操る異能
普通の水と違い状態変化をせず、他の影響を受けない
普通の水より遥かに重く、強力な破壊力をもつ
攻防優れた便利な異能であり弱点らしい弱点も無い


タイプ:前衛万能型
射程距離:中距離




【特殊技能】


『生徒会情報網』
学校の情報を仕入れる技能
学校で起こったことや、これから起こる行事、生徒の悩みなどを知っている


赤神小梅(アカガミ コウメ)
性別:女性
年齢:16歳


身長は172cm
腰辺りまである黒髪を三つ編みにした髪と、赤い瞳に赤渕眼鏡、透き通るような白い肌が特徴的な少女
主人公の事を『名前(女なら+さん)』と呼ぶ女子高校生
規律に厳しく、押しの強いキツイ性格であり極度の綺麗好き
女の子が好きなレズビアンであり男を心底嫌っている
男女による態度の差が激しく、女の子が相手なら少し甘く、男が相手なら容赦はない
常に手袋をつけて生活している
同級生の時雨とは幼馴染であり、ある時期を境に避けるようになった
趣味は可愛いものを写真に撮る事



レベル:4
異能:『振動』
モノを震わせ波を作る異能
物体にのみ作用し、視界と触れている物が効果範囲
強烈な振動による破壊や、地面の液状化など用途は様々
細かな制御が苦手なため前衛向きではあるが、支援もできる


タイプ:破壊特化型
射程距離:近~中距離





【特殊技能】


『観察眼』
人間を見極める観察眼
相手の仕草や声色から相手の考えていることを読み取る技能
特に変装を見破る能力に優れている


赤神時雨(アカガミ シグレ)
性別:男性?
年齢:16歳



身長は161cm
長めの茶髪を小さく結び、中世的な顔立ちと女性的な体つきが特徴の幼い顔つきの少年
主人公の事を『苗字+くん(ちゃん)』と呼ぶ男子高校生
おちゃらけた軽い性格で、人をからかうのが好きな小悪魔的な雰囲気を持つ
常に女性モノの衣服を身に纏う女装少年
赤神小梅と幼馴染であり、小梅の事が好きだが避けられている
女装も彼女のために始めた
とある事情から苗字を偽って生活している
趣味は自分の姿を写真に撮る事そしてそれを小梅に送り付けること



レベル:2
異能:『透過』
物体をすり抜けさせる異能
自分の体と自分の体に触れている物に作用し、体から透過させている物が体から離れても4秒までは効果が適応される
透過は一度に10分までしか発動し続けられず、透過した時間に応じて激しい虚脱感が肉体を襲う
10分を超過した場合は深い昏睡状態に陥る
透過した物体が別の物体に通り抜けている状態で透過を解除すると、重なっていた方の物質が消滅する


タイプ:攪乱支援必殺型
射程距離:近距離





【特殊技能】



『一途な愛』
他の人には目もくれず、一人の人物に対して一直線な愛
精神汚染のレベルで赤神小梅の事を好いている



『??の一族』
?????????????????????
????????????????????????????????


名前:天雲雲雀(アマグモ ヒバリ)
性別:男性
年齢:51歳
職業:『自由の会』会長



身長は174cm
常に小奇麗に整えられた白髪交じりの髪の毛と、薄ら笑いを浮かべた不気味な表情が印象的な男性
独善的な性格であり、他人の言葉に耳を貸さない
外面や体裁だけは一流であり、誰に対しても紳士的な態度を崩すことは無い
『自由の会』の二代目会長であり、前会長の息子
ヒーロー討伐や異能者開発事業など、様々な仕事に日々奔走している
その経営手腕もまた本物であり、決して善人ではないが独特のカリスマ性を持つ
『自由のために』が口癖
趣味は昔のスポーツ観戦(野球と相撲を特に好む)




レベル:?
異能:『??』
?????????????
????????????????????????????????
??????????????????????


タイプ:???
射程距離:???





【特殊技能】


『天雲の一族』
『天雲財閥』のその直系の血を持つ
独自の技術や情報網を持つ


『天性のカリスマ(悪)』
生まれ持った人を征服する圧倒的な覇気
性悪な人間ほど、彼のカリスマに当てられる


『交渉術』
自らの望むように相手を誘導する交渉術
最早異能の領域の話術を持っている



名前:半沢杉木
性別:男性
年齢:44歳

職業:『自由の会』東支部支部長代理
立場:アンチヒーロー



身長は166cm
細身で骨ばった顔つき、薄い毛髪と銀縁眼鏡が特徴の男性
利己的な性格であり、自己保身だけは徹底している
弱気に強く、強きに弱い、典型的な小物
目上が相手ならこれでもかと胡麻をすり、媚びる癖がある
意外と金の羽振りが良く、後輩から慕われている
趣味は記憶がなくなるまで酒を飲むこと



レベル:3
異能:『沸騰』
液体を沸騰させる異能
液体にのみ作用し、触れている物だけに影響を及ぼす
特筆すべきはその速度で、触れて4秒ほどで沸騰しはじめる

タイプ:前衛必殺型
射程距離:近距離



【特殊技能】


『自由の会幹部』
自由の会でもそれなりの立ち位置を持つ
一部の部下を自由に使うことができる


今日は19時くらいから再開します


それでは再開します


……の前に、主人公の仕事中の偽名を決めて下さい

二つ名みたいな感じでも明らかな偽名でも、何でもいいです


安価↓1

狩人(ただし狩るのは男)


>>306採用:狩人


それでは再開します


冷たい何かが頬に触れる

空を仰げば月が消え雲が空を覆い尽くす


一(マズいかも…)

そう思ったときにはもう遅く、大粒の雨が降り注ぐ


一(ああもう…なんでこうなっちゃうかなぁ!)

雨露をしのぐため、近場の公園の公衆トイレで雨宿りをする

鞄の中からタオルを取り出し髪を拭う


一(………この雨、いつまで続くのかなぁ?)

この日の宿すら決まっていない一

通り雨であることを願って、手持無沙汰気に携帯端末を弄る


バタン!

と、真後ろで大きな音が鳴る

驚きで肩を震わせたが、自分の居る場所はトイレであったことを思い出す

既に先客がいたのだろう

そう思い、特に気にせず壁に体を預けた


だがしかし、いつまで経ってもそれ以上の音が聞こえてこない

手を洗う水道の音が聞こえるわけでもなく、靴音すらも響いてこない

ただ、トイレの扉が乱暴に開かれた音だけが聞こえた


暇だったこともあり、何事かと中に入り様子を確かめた



そこには血みどろの男が倒れていた




一(異能者かッ!?)

慌てて周囲を確認するも、他に気配はしてこない

どうやら異能者同士の抗争がここで起きていたわけではないらしい

荒い息を吐き、血みどろの男が必死で体を起こそうとしている


どうするべきかを迷っていると、男と目が合ってしまう

男はこちらに手を伸ばしてくる


一(あ、あんまり関わりたくなかったけど……)

一「だ、大丈夫?っていうかなんでトイレで倒れてるの?」

男「はぁ…はぁ………あ…あぁ………お前は…狩人…か?」

一「何でその名をッ…!?」

仕事で使っているなど呼ばれ一層警戒心を強くする

だがしかし、その男をよく見れば自分の知る人物であることに気がつく


その人物は『運び屋』だった

一と同じ、便利屋の類で、同業者の知り合いだった


そして、あの天雲雲雀から掃除をしておくように頼まれた人物



運び屋「……くっ……はぁ……この際、お前でも構わない…」

運び屋「あの男の仲間ではないお前になら……任せ…られる…」

一「な、何言ってるんだお前?厄介な件を僕に擦り付けようっていうの?そう言うのは止めてよ」

運び屋「へへっ……そう…言うなよ。ここには俺とお前しかいない…」

運び屋「俺が今頼れるのは……お前…だけだ……」


そう言いながら運び屋の男は自分の後ろ、トイレの個室に目を向ける


運び屋「……依頼だぜ、便利屋。…報酬は俺の家の財産全部持って行っていい。どうせここで死んじまうしな」

運び屋「どうか……コイツを……守ってやってくれ…」


そう言って、運び屋の男がトイレの個室の奥に隠していたモノを取り出す

それは………



1、両腕の無い少年
2、蒼白いワンピースの少女
3、二本の腕

安価↓1


>>313採用:2



トイレの個室の中から出てきたのは蒼白いワンピースの少女だった

どうして男子トイレの個室に少女を連れ込んでるんだよ!?

という常識的なツッコミすら忘れるほどの困惑の波が押し寄せる


一「待てよ!意味わかんないって!!この少女は何!?お前はどうしてここで倒れている!?」

運び屋「………コイツを…守ってやってくれ…」

一「守れって何から守るんだよ!?クッソ!何が起きてるんだよ!?」

一「おい!返事しろ!お……い………」

一に向かって伸ばされた手ががくりと落ちる

慌てて手を拾い上げると、痛く冷たい

何度か見たことがある、何度かこの姿にしたことがある


人間の死の姿だった


一「クッソ……、関係の無い僕に迷惑かけやがって!」

怒りの眼で少女を睨みつける

少女は不思議そうに首を傾げた


一(……年齢は大体6歳くらい、かな)

一(あんな口約束の依頼、受ける義理も無い…けど)


雨音の奥によく耳を澄ませば、遠くで人の足音がした

一人ではなく複数人

焦ったように叫んでいる


少女は不思議そうに死んでしまっている運び屋の男の体をつついている


一(…この女の子は何も知らないのかな?)

一(……早く決めないと、何もしなくてもきっと巻き込まれてしまう)

一(ここは……)



1、少女を連れて走る
2、少女と息をひそめて隠れる
3、少女を盾に難を逃れる
4、見捨てて逃げる

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用

2


>>317採用:2


少しづつ人の声が近づいてくる

一は少女の手を引きトイレの個室に閉じこもる


小さな声で一は少女に語り掛ける


一「いいかい…声を出しちゃ駄目だよ。安心して、僕が居るから」

少女は何も言わず、小さく頷いた

一「うん、いい子いい子」

少女の頭を軽く撫で、体に抱き寄せ息をひそめる



段々と足音が近くなり会話の内容も聞き取れてくる

どうやらあの運び屋を探しているようだ


「居たぞー!!」


男の声がトイレの中で響き鳴る

その声に反応し、男の仲間と思わしき人たちも集まって来た


「死んだか」

             「『器』は居たか?」

「どこにも居ない」 
               「逃がしたか」

「いや、そう遠くへは行けまい」 

                 「お前たちは死体を処理していろ。それ以外で捜索に当たれ!」


その掛け声を皮切りに、死体を引きずる音が聞こえる

足音は合計で5つ

3人は外に出ていった

そのうち2人が死体を処理している 


一(……『器』…っていうのがこの子のことなのかな?)

一(…後でいい、早くこのままどこか行ってくれ!)

そう、神に祈った



イベント判定

1-3   順に扉を開いていく音
4-8   一人、居なくなる
9,0   不意に扉が開く

直下コンマ


「…一人で持てるか?」
              
               「平気だ。焼却処分だったよな?」

「そうだ。なら、任せたぞ」

               「ああ、引き続き捜索を頼んだ」


そうして、一つの足音が遠ざかっていく

残った男はタバコを吸い始める


一(……一服してから捜索に加わるつもりかな?)

一(…声だけじゃ相手が誰か分からないな)

一(……異能者だったら辛いけど、そうじゃないなら隙が出来た今なら何とかなるかもしれない)

一(…………少し、危険な賭けだけど…ここは…)



1、そのまま息をひそめて待つ
2、不意打ちで仕留める
3、紡時に連絡を入れておく
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用

3


>>326採用:3


一(……これで…よしっと)

紡時に連絡を入れ、呼吸を整える

一は少女の方を向いて静かにしていてね、と口に手を当ててサインを送る


コンコンと個室の内側から音を鳴らす

男はその音に反応し、タバコの火を消して近づいてくる


そして、扉に手を掛け開いた


一(今だッ!)


一は目の前の男に向かって振りかぶった拳を振り抜いた



コンマ判定
5以上で直撃、7以上で気絶

身体能力 +1

直下コンマ


コンマ判定:00 ダブルクリティカル



「――ッ!?」

渾身の拳が無防備だった男の顎に完全に入り、声も上げさせずに気絶させることに成功した

一「よっと…」

倒れ込む男の体を支え、静かに床に降ろす


一「…ちょっと上手く行きすぎだな」

一「ま、コイツが馬鹿で助かった」

一「……恐らく他の仲間にも気づかれていないだろうね」

一「……さて、どうしようかな?」



1、男の体を探って情報を得る
2、時間を置かず即座に撤退
3、完全に殺しておく
4、自由安価


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用

1


>>334採用:1



一「さ~てと…一体君は誰なんだ~い……」

男の服を剥ぎ、体を弄り、ポケットをひっくり返して何か無いか探りだす


一「サングラス、タバコ、ライター…お、無線機だ」

一「……え?無線機!?」

慌てて一は回線を千切って無線機を止める


一「ヤバいな、こっちの事聞こえてたかも…」

財布と携帯端末と拳銃をバックに詰め込み、慌てて少女の手を引いて外に出る




イベント判定

5以下で一人と遭遇、2以下で気絶した男も目覚める
ダブルクリティカル +2
行動 -1

直下コンマ


コンマ判定:8+1


慌てて外に飛び出たが、誰とも遭遇することなく公園から出ることに成功した

一(気付いていないって言うのが最高なんだけど、多分こっちに来るまで時間かかってるだけだよね)


少女「…雨…冷たい」

一「ん?…ああそうだよね、僕も早いとこ室内に入りたいよ」

一「えっと……お兄ちゃんと一緒に寝ることになるけど平気かな?」

少女「うん」

一「そっか……よし、それなら紡時と合流しようかな」


改めて紡時に連絡を送り、落ち合う約束をした



イベント判定
3以下で………

直下コンマ


コンマ判定:7  無事帰還



薄着の少女を心配して上着を掛けてあげながら、目的の場所まで歩いた

幸いなことに道中で誰とも遭遇することは無かった


一「あ、居た居た。……はぁ…お~い!紡時~!」

紡時「一くん!心配した……って誰その子?」

一「あはは…ちょっと依頼でね。後で説明するから早く部屋に入れて」

紡時「分かったよ。…傘三つ持って来てってこういう事だったんだね…」

一「うん、そういう事」


そうして、少女を二人で挟むように隠して紡時の部屋に帰り着いた



深夜


少女は疲れていたのか、ソファの上ですぐに眠ってしまった

一は、ここに至るまでの経緯を紡時に説明する



一「……ってわけ」

紡時「…あの運び屋が…う~ん…何が起こってるんだろう…」

一「僕もさっぱりでさあ、アイツも恨まれる商売だから何か喧嘩でも売ったのかもしれないけど、それでも異様な状況だと思うよ」

一「あの女のこの事も、よく分かんないし」

紡時「……追ってた人たちは何者だったの?」

一「それは多分これで分かる。……じゃ~ん!一人熨したので盗んできました!」

一「ではでは、御開帳~」


財布を開いて個人情報を確認する


一「何々?杜木南太郎、27歳。……あった、やっぱり自由の会関係者だ」

社員証のようなモノを発見し、自由の会の会員であることが判明した

しかも本部所属なので、天雲雲雀直属の部下だ


紡時「やっぱり…ってどういうことだい?」

一「……言うか迷ってたけど、実は僕に天雲雲雀から依頼があったんだよ」

紡時「え!?あの、天雲雲雀かい!?」

一「うん、そこもビックリだと思うけど今はそこじゃないんだよ。依頼内容だ」


一「その依頼、死んだ運び屋の掃除依頼だったんだ」


一「この依頼は断ったんだけど、断ってすぐにこの事態が起きていた。繋がってると思うのも無理ないでしょ?」

紡時「……確かに…ね」

紡時「………この後どうするかは後で考えよう。もう夜も遅い、早く寝よう」

一「は~い……そうだね、僕も眠いや」


そうして紡時はベッドに少女を寝かせ、ソファに寝転がる

一は適当に毛布を引っ張り出してカーペットで寝ることにした


※三日目終了


気絶中の相手にも魅了はできますが、効果が薄いのでお勧めしません

意識がハッキリある相手の方が効果的です



ではでは、四日目開始です





自分より早く起きていた二人が朝食を食べている姿を見て、状況を改めて確認した


一「ふわぁ…おはよ……」

紡時「おはよう。一くん」

少女「………はじめって言うの?」

一「…ん?僕の名前?そうだよ、一だよ」

少女「じゃあ、おはよう。はじめ」

一「うん、おはよう」


無口だと思っていたので、ちゃんと会話ができることに驚きつつも返事を返す


一「そういや名前聞いてなかったね。君はなんていう名前なの?」

少女「私は…『サナギ』……って呼ばれてる」

一「そっかそっか、サナギちゃんね。覚えたよ」


それから少し話を聞いてみたが、イマイチ要領を得ない話ばかりだった

子供だからか記憶があいまいで、自分の出自すらハッキリと分からなかった

ただ、あの運び屋に保護されるまで未開発区画で生活をしていたようだった


話ながら朝食をとっていると、紡時があることを伝えてくる


紡時「ああそうだ、君が盗んできた携帯端末のことだけど、僕が破壊して捨てておいたよ」

一「えっ!?なんでそんなことしたの!?」

紡時「ロックがかかっててすぐに開けなかったし、もし位置情報を発信していたら困るでしょ?此処僕の部屋なんだからね」

一「う~ん……致し方ないか」

紡時「じゃあ、僕は学校に行ってくるけど、君はどうするんだい?」

一「ん……う~ん………どうしよっか…」

紡時「…サナギちゃん、いい子だから僕の部屋に置いてもあげてもいいけど、学校には連れて行けないよね?」

紡時「そうやって目を話している間の安全も確保してあげたいなら、何か考えないといけないね」

一「……だねぇ……今日の依頼、自由の会の事、運び屋の報酬、他にも考えることは山積みだ」

紡時「じゃ、僕は行って来るから。行ってきますサナギちゃん」

サナギ「いってらっしゃい、ほーじ」


何時のまに仲良くなったのか、サナギと小さく手を振りあってから紡時は部屋を出た



一「……ああ、どうしよう?何から手をつけようか?」



1、学校に行くときのサナギの安全の確保
2、サナギに色々質問してみる
3、学校を休んで、運び屋の拠点まで行ってみる
4、自由安価

安価↓1

3


>>346採用:3



サナギを連れて行きますか?

1、連れて行く
2、連れて行かない

安価↓1


>>349採用:2、連れて行かない


サナギには絶対にカーテンを開けたり窓を開けたり、とにかく外に出ないことを強く言いつけて出かけた

一は学校を休むことに決め、運び屋の拠点へと向かっていた

何度か一緒に仕事をしたこともあり、その拠点の場所は知っていた

大きな高層マンションの一室がその運び屋の拠点だった


やや強引に、泥棒紛いの侵入方法で階層を登り目的の『404』号室に到着した


一(しまった…鍵持ってないや……)

それを思い出しながらも、ドアノブに手を掛けるとやはり鍵がかかっていた

少々躊躇われたが、ベランダに回りガラスを破壊して中に進入した



そこには……


イベント判定

1-2  先客
3-4  荒らされた形跡
5-9  綺麗に整えられている
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:6



荒らされた形跡も無く、几帳面に整えられていた


一(よかった…まだアイツらは踏み入れてないみたいだね)

一(早いうちに情報抜き取って持って帰ろう)

そうして、運び屋の部屋の家探しが始まった



イベント判定
1    誰かが来る
2-4 何も見つからない
5-9 何かを見つける
0   ???

直下コンマ


コンマ判定:3



一「う~ん……やっぱりPCにはロックがかかってるなぁ…」

一「こういう方面に明るくないからなぁ…書面で何か残してないかな?」


冷蔵庫の中の食べ物を拝借しながら、棚という棚を開けていき何か無いかを探した



イベント判定
1    誰かが来る
2-3 何も見つからない
4-9 何かを見つける
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:2 何も見つからない



一「…………ああああああ!!もう!!何も無い!!」

一「アイツ自分の財産全部って言ってたくせに何にも残してないじゃん!!」

一「くっそぅ…働き損だよぉ……」


一「早いとこ帰らないと、近隣住民に怪しまれるかもしれない…」

一「自由の会の関係者が来る可能性も高いしなぁ…」


一「ここは……」



1、何かが見つかるまで捜索
2、諦めて帰る
3、自由安価

安価↓1

1


>>358採用:1、


一「何が何でも見つけてやる…!」


今まで調べていなかった壁や天井などを叩き調べていく

そのほかにも、風呂場や、布団の中身を引き出したり強盗行為を過激化させていった



イベント判定

1-3  誰かが来る
4-9  何かが見つかる
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:5



一「……ッ!見つけた…」

押し入れの天井

そこが開くようになっており、開いてみると数枚の文面のコピーがファイルに挟まっていた

少しだけその書類に目を通す


一「……依頼履歴か?」

それはこの運び屋のこなしてきた依頼の履歴であった

依頼者、依頼内容、報酬、などが事細かに記されている


一「……っと、時間かけてらんないな。持ち帰って後で読もう」

一はファイル全てを鞄に詰め込み、帰る支度をした


イベント判定
3以下で………

時間 -1

直下コンマ


コンマ判定:3-1


玄関先で何か物音が聞こえ始める


一(マズっ…時間かけ過ぎたな)


マンションの管理人か、隣の部屋の住民が怪しんだのか

それとも自由の会か

どちらにせよ危険な状態に陥ったことを自覚する


一(どうする?)


1、裏手からすぐに逃げる
2、正面に回って気絶してもらう
3、運び屋を装って帰ってもらう

安価↓1

1


>>365採用:1


一(ベランダから入ってきてある意味正解だったな)


足音を立てないように注意し、裏手に回ってその場から逃げ去った

マンションの周りには、怪しげなな車も無く、自分が逃げる姿を確認した人は誰もいなかった


一(……見張りも待機も居ないってことは、自由の会関係者じゃなかったのか?)

一(誰だったか少し気になるけど……余計なことになるよりはいいか)


帰り道の道中も、特に危険も無く紡時の部屋へとたどり着いた

部屋に帰り着くと、大人しくサナギは留守番をしており、その姿を見てホッと安堵の息を吐いた






サナギと昼食を食べながら、持ち帰った資料を読む

幾らか読み進めていくと、ある依頼を境に依頼が途切れていた


依頼内容は『未開発区画の少女の保護』
依頼者は『カイ』と書かれていた


一「この依頼で書かれてる少女がサナギなんだろうけど……『カイ』……って誰だろう?」

一「天雲雲雀でもないし、川崎でもない。……どっちにも重要な関係者にカイっていたっけな?」

ページをめくれば、次からは走り書きのメモであった


『抜け殻の少女 確保
 両腕と蝶は未だ消息不明

 我々が動き始めたことを奴らに感知された
 直に俺の居場所が突き止められる
 
 何とかしなければ
 早く器の隠し場所を見つけないと
 
 『進化の欠片』が全て揃ってしまえば最悪の事態が起こる』


メモには、そう書かれていた




一「……『進化の欠片』?」

サナギ「はじめ、どうしたの?それなに?」

一「これお仕事のだから、触ったら起こるよ」

サナギ「ふ~ん……つまんない…」

一「はいはい、後でね…」


サナギを宥めながら、メモに書きしるされていたこと読み取っていく


一(……文脈的に、『進化の欠片』って奴がこの『器』のサナギと、他にも『両腕』と『蝶』って奴があるらしい)

一(それが全部そろうと何かが起こる……らしい……)

一(……それに、この『アイツら』って書き方も気になる。自由の会だけが敵なんじゃないのかな?)

一(しかもこの運び屋は僕と同じ中立の筈なのに、『我々』ってわざわざ書いてある。勢力は他にも有るのか?)

一(……………)



閃き判定
5以上で成功

直下コンマ


コンマ判定:0 クリティカル



一(……噂で聞いたことがあるな、今のカワサキと自由の会の冷戦状態の裏では何か争奪戦が起きているらしいって)

一(それがこの…『進化の欠片』って奴なのかな)

一(……そうだ、確か『願いを叶える異能を奪い合ってる』、だったけな。ただの迷信かと思っていたけど、ちょっと冗談じゃ済まない気がしてきた)

一(………もしこの噂が本当だとすれば、僕はとんでもない立ち位置に居るんじゃないのか?)


一(……僕が、あの天雲雲雀が欲しがっているものを持っている)

一(僕が、あの男の上を行っている!!)


一「クスッ…」

サナギ「はじめ、笑った。仕事、楽しいの?」

一「ふふふ、うん。楽しいことになりそうだよ」


ジョーカーになりえる可能性を秘めた無邪気な少女を見て、一は一層頬を歪ませた





一(さて、これからどうしようかな?)

一(夕方からは仕事が入ってうrから、今日は最後の自由時間だ)


一(サナギの事もあるし、あんまり家を開けたくないかな)

一(もし外に出るなら、注意しないといけないな……)

一(サナギはすっごく貴重な切り札なんだから)



自由行動
安価↓1

信用できる知り合いに預かってもらうとかー


>>372採用:



一(しかし、サナギの保護に関しては真面目に考えないとなぁ…)

一(紡時にばっかり迷惑かけてらんないってのもあるけど、此処のセキリュティは甘い方だからね)

一(……何処か安全な場所…)

一(荒事にも対応できて、信頼できる知り合い……)



一(そんな相手…誰かいないかな?)



コンマ判定
5以上で思い浮かぶ
中立 -1

直下コンマ

きゅん


コンマ判定:8



ではでは、そんな一の頼れる知り合いの設定


直下コンマ:異能レベル
1-2  レベル1
3-4  レベル2
5-7  レベル3
8,9  レベル4
0    レベル5



↓2コンマ:性別判定
偶数で女性、奇数で男性


コンマ判定:3 レベル2

コンマ判定:偶数 女性



安価↓1でこの女性の名前


安価↓2でこの女性の立場(ヒーロー、アンチヒーロー、中立)


安価↓3でこの女性の年齢

天城神子 あまぎみこ

中立

アンチヒーロー


>>381採用:天城神子(アマギ ミコ)

>>384採用:中立



年齢最安価
安価↓1

33

24


>>388採用:33歳


運び屋のような仕事仲間といった所でしょうかね


では、次に異能を決めます
どんなのでもレベル2なのでイイ感じにマイルドに修正します

安価↓3までで最も2桁コンマの数値が高いものを採用

座標交換


>>391採用


レベル:2
異能:『座標交換』
物の座標を交換する異能
100㎏以下の物でなければ移動させられない
射程範囲は自らの半径15mで、触れている物と自分の体しか座標を変更できない
細かな調整が苦手で、自分の座標を弄る際には集中力が必要



天城さんの設定
性格とか外見とか

安価↓1~3までをMIX

ドS

面倒見は良い


>>395-397をMIX



最後には一との好感度
低くても信頼し合っています


1ほど低く、9ほど高い。0で特殊感情
(例:一と紡時はお互い9で感情【絆】。一から天雲雲雀への感情は0で【愛憎】、雲雀から一へは【興味】って感じです)


直下コンマ:一から天城

↓2コンマ:天城から一


コンマ判定:1  嫌いだけど信頼できる奴

コンマ判定:3  ビッチな生意気なガキ


では本編開始


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



信頼できる人、それを思い浮かべた時にパッと思いついたのは

一「天城神子………」

自分で言って嫌な顔になる

一「あ、あの性悪女かぁ……」


天城神子
職業:情報屋
表向きは小さなカフェのマスター
情報を売ったり買ったりしている仕事でもプライベートでもそれなりに深い関係
外面だけは良い性悪な女で、性格は悪い


一「なんだかんだ面倒見もいいし……アイツは外に出ることは滅多にしないから、預ける相手には最適だ」

一「……で、でもなぁ……アイツに借りを作るのかぁ…」


どんな報酬を要求されるだろうと身震いしてしまう


一「……でも、信頼できる相手ってこれくらいだしな…」

一「…どうしようか?」


1、天城のカフェに向かってみる
2、やめておく

安価↓1


>>403採用:1、天城にお願いしに行く



今日の更新はここまでです

次回、漸く本格的な戦闘となります



ではでは、この更新終了から明日の更新までキャラを募集します

バシバシ送っちゃってください!


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました

乙でした。
テンプレは>>166で1ID1つ、でいいですか?

乙なのです

うーん、二キャラほど作ったですがいいのかなこれ……って感じに。
おもいっきり修正して構まわないですので。

最終調整して投下します。


>>405
一人で何名送っても構いませんよ!!

>>409 おお、大判ふるまいですね・・・ありがとうございます

名前:天ヶ瀬礼司
性別:男
年齢:25

職業:協会職員
立場:アンチヒーロー

【設定】
身長 179㎝ 常に気だるげな表情をしているお兄さん
性格 見た目通り何にでもやる気を起こせないダメ人間
趣味 昼寝

それ以外
実は自由の会が協会に送り込んだスパイ。だが協会での生活に情が沸いたため決定的な情報を自由の会に渡さず協会と自由の会の二足のわらじを履くなあなあの状態を維持している。協会や自由の会の思想には別に興味がない。常に丁寧口調だがプライベートではかなり砕けた口調で話す。最近溜め息が増えた

【異能】
レベル:3
異能:心理堕落(イモーショナルダウン)
その異能の説明
ある一定の範囲内にいる相手のあらゆるやる気を削り自堕落にさせる能力
格上や軒並み外れた精神力、狂った感情持ちには効かない

タイプ:【撹乱】
射程距離:【中距離】

【スキル】
声帯模写

名前:榊照(さかきてる)
性別:男
年齢:24歳

職業:殺し屋
立場:中立

【設定】
身長183㎝ 何故か常に喪服を着ている笑顔が素敵な男性
性格 誰よりも他人の幸せを願い誰よりも他人の不幸を祝う、矛盾した価値観をもつ。割りと気分屋で思い付きで行動する
趣味(スナッフ)ビデオ観賞

それ以外
協会と自由の会両方から汚い裏の仕事を請け負っている。今のヒーローとアンチヒーローの争う情勢を気に入っており、争いが出来るだけ長く続くように両陣営に肩入れしている。他人の幸福と不幸が大好きであり気分で誰かを幸福か不幸にしようとする。
実は能力によって姿形を変えているので本当の性別や見た目は不明。人を[ピーーー]ときは武器などを使わず自分の体を凶器に変化させてそれで殺そうとする癖がある。裏世界の事情にはかなり精通している

【異能】
レベル:5
異能:万能変化(メタモルフォーゼ)
その異能の説明
質量保存の法則を無視して自分の体を好きな物質に変換し変化させることが出来る能力。
かなり万能な能力であり腕を伸ばしたり羽をはやし空を飛んだりでき攻防にも優れている。能力によって他人に化けてからの不意打ちが得意で好き。
自己再生能力もいくらかある。かなりタフ

タイプ:【前衛】
射程距離:【中距離&近距離】

【スキル】
気配遮断


今更ながら名前に関する注意事項



名前の苗字に『天(あま)』と入れると『天雲財閥』の傘下に入るので気を付けてくださいね!!

年齢制限とかありますか?
10台と20台以外もっと欲しい

自分自身を対象にする異能(自分の身体能力を超人レベルまで強化など)の射程距離ってどうなりますか?

名前:赤崎 久姫 (あかさき ひさひめ)
性別:女
年齢:16歳

職業:高校生
立場:ヒーロー

【設定】
身長 161㎝ 赤い髪が特徴的なドヤ顔少女。顔は良いので黙っていればかわいい
性格 明るく元気一杯の鬱陶しい娘で行動力がある、しかし思い付きで行動しすぎる。アホの娘。
趣味 全力で明日に向かって走る

それ以外
名前に反してかなりアクティブで良くも悪くも熱血バカ。裏表がないため信頼されやすいが同時に騙されやすい。たまに妙に核心に迫ったことに気付く。
誰に対しても名前+君で呼ぶ。かっこいいものが好き

【異能】
レベル:3
異能:白空の翼
その異能の説明
重力を無視して空を自由に飛ぶことが出来る。自分以外も空を飛ばせるが無生物に限るし重量制限もある。

タイプ:【支援】
射程距離:【中距離】

【スキル】
腕立て伏せを2000回出来る


>>416
年齢制限はないですよ!
おっさんでも幼女でもお好きな年齢をどうぞ!!



>>417
近距離か零距離になると思います

射程距離に関する大まかな決め方は


零距離、近距離
触れている物、自分の体に作用する


中距離
自分の体から遠くまで届く、大体20mくらいまで


遠距離
自分がいる位置から関係なく影響を及ぼし、何かを引き起こす



大体こんな感じです
問題があったら私が修正しますので、射程距離もタイプもそれっぽい感じで構いませんよ

【プロフィールテンプレ】


名前:惡凪 巴(アクナギ トモエ)
性別:男
年齢:29

職業:教祖
立場:中立


【設定】
187cm、長い黒髪を持つ中性的な美男子、着流し姿。
性格 表向きは温和で冷静だが、本性は打算的な野心家で策略家
趣味 

特区の外で活動する、新興宗教カミノメ教団の教祖にして詐欺師。
発現した異能を用いて偽りの神をでっちあげ、神の御使いを自称し教団を立ち上げた。
当初は適当に金を稼いだらとんずらしようと考えていたのだが、早々にヒーロー協会に目を付けられ目論見は崩壊。
しかし神のいたずらか、信徒の中に超人がいた為にヒーロー協会と渡り合う事に成功。教団からとんずらしたら捕まる、という状況に陥る。
そのままグダグダと抗争を繰り返しているうちに教団の力は膨れ上がり、なんか教祖の知らんうちに超人や異能者も増えていた。
最初こそ当初の目的を超えた状況に途方に暮れていたものの、現在では世界征服という分不相応な野心に目覚めており、
超人・異能者の出現によって立場を弱くしている暴力団などと手を結び、暗躍を行っている。

自由の会とカワサキからは、『身に過ぎた力を持ってしまった小悪党』と評価されているが、詐欺師としての知恵の廻りと面の皮の厚さは侮れない。






【異能】
レベル:【5】
異能:【神の眼】
 対称の眼を見るだけで発動。
 記憶と感情を自由に与え、奪う事ができる。
  基本的に忠誠や信仰を植え付けたり、不信感の排除に使う。
  戦闘向きではないが、技の記憶や、拳の握り方、呼吸法を忘れさせることもできる。


タイプ:【攪乱】
射程距離:【近・零距離】



【スキル】
二枚舌
面の皮
人心掌握

あ、趣味忘れてた・・・・>>420 骨董品集め で

名前:黒神黒曜 (くろかみこくよう)
性別:女
年齢:?

職業:放浪家
立場:中立

【設定】
身長 173㎝ 黒髪ロングの美人、赤い目をもつ
性格 他人やものに興味を向けず何を考えているかよく分からない。別に寡黙というわけではない
趣味 世界の様々な死に方図鑑を眺めること
それ以外
異能者が世間に認知されるはるか前から存在している
能力によって一切歳をとっていないため実年齢はおばあちゃんであるが見た目は若いままである。
その行動目的はただ自分が死ぬことであり、死ぬために今を生きている。それ以外には無気力であり我関せずを決め込む。しかし一度自分を殺せるかもしれない話を聞くと全力で活動しだす。

【異能】
レベル:4
異能:不老不死
その異能の説明
何がなんでも[ピーーー]ない能力、オート発動型
再生能力もあるが、本物の再生能力者と比べると回復が遅く腕を生やすのも1時間以上かかる。だが腕が千切れようが頭を吹き飛ばされようが生き続ける姿は文字通りの化け物である、しかし如何せん攻撃に優れた異能ではないので負けることはなくても勝つことは少ない。不死性には融通が効かずいつまでも生き続けなければならないデメリットがある

タイプ:【特殊】
射程距離:【零距離】

【スキル】
体術使い
不死能力と合わせると近接戦闘では無類の足止め能力を持つ

ごめんなさい、>>420の趣味に「高笑い」追加でお願いします

名前:結月 梓(ゆいづき あずさ)
性別:女性
年齢:16
職業:高校二年生(天下一と同じ学校の先輩)
立場:中立

【設定】
身長161cm、しとやかな黒髪のセミロング。
外見的に普通にどこにでもいるような少女、よく見るとかわいいというタイプ。
かなり鍛えているため、腹筋が割れつつあるのが悩み。
けど胸の脂肪は削れないため友人に羨ましがられる。

普段は天真爛漫でハイテンションな性格。
ボケとツッコミを使い分け、周りを賑やかにさせるムードメーカー。
しかし本質は落ち着きがあり穏やかで優しく、困った人を見過ごせないお人よし。
悪事を働く者に対して、止めることや、説得は積極的にするが、反省したのなら後に引かない。
自分に対しては常識的な社会規範やモラルを課しつつも、他人が破ったら注意、止めはするが、反省や更正するのなら許してしまう。
徹底して罪を憎み、人を憎まない。ある意味、破綻者とも言える。
その異常さは家族達の死を悼んでいるし、加害者を恨む心も、できれば法の裁きを受けて欲しいという思いも存在するが、決定的に憎んではないということからも伺える。
良い見方をすれば、底抜けに器が広く、悪事を働いた者でも頭ごなしに否定せず、救いだそうとする包容力があるとも言えるが……
だが、梓に救われ、改めた者も確かに存在する。

その人格形成は天下一と同じく、異能者同士の争いに巻き込まれ、自分だけが生き残ったことに端を発する。
彼女の異能ゆえに彼女のみが生き残り、それ以後、目の前の人を救わなければと脅迫観念に突き動かされ生きてきた。
以前はそのことに気づいていなかったが、今は自覚して精神的に安定してきている。

衝動のままに人助けを数年間続けた結果、多数の友人や知り合いがいる。
彼女に恩がある人も多い。
その一人、五條 結花(ごじょう ゆいか)の支援のもと高校生活を送っている。

依頼遂行中の天下一に魅了をかけられた経験あり。
彼女の異能によりすぐに無効化されたが、短時間でも魅了されたことはたしかで、
偽物であったが彼女にとっては初めて経験した『恋愛感情』であった。
それ以来彼女は彼の内面を理解したうえで、彼と友人関係を続けており、ちょくちょく彼のところに遊びに来る。
一が魅了などを使ったり、悪事を企めば正そうとし、
重大な危害を梓に加えれば、彼女の周りの敵対を買うという厄介な相手。
逆に理と利を示せば、協力者にもなってくれる。
本来では理さえあれば協力するはずの梓だが、梓に取って天下一は例外の一人であり、他の人には求めないはずの見返りを要求してくる。
その真意は彼とは真に対等でありたいという思いである。(男女関係的な意味で)
もちろん緊急性がある状況ではその限りではなく、躊躇せず助けに入る。
結花についても同様だが(親友的な意味で)、梓は結花に対して借りの方が多いと感じている。

趣味兼特技は料理。カロリーを多分に消費するため、食べるのも作るのも大好きになった。

学校の成績は体育以外は中の上だが、頭は回る。

二つ名は『不屈の聖女』
(名前負けしてますって。そもそも聖女って柄じゃないですし!)

【異能】
レベル:4
異能:正常動作
体力、怪我、精神面において異常をきたした状態を正常な状態に戻す。
主に自分に対して使用するが、直接触れれば他者にも使用可能。
即死しなければどんな重症でも、もしくは能力で精神を侵されても即座に正常な状態に戻せる。
生物だけでなく機械や道具にも使用可能。
ただし、梓がその構造や状態を理解している必要がある。梓が知識を積極的に吸収している理由の一つ。
そして、それ以外はなにもできず直接的な戦闘力という面は皆無な異能。
だが高い身体能力と治癒能力、無尽蔵の体力を生かしたごり押し。
精神攻撃も効かず、めったなことではひるまない精神力が相まって、梓が持つからこそ強力な異能と言える。
タイプ:【回復】
射程距離:【零距離】

【スキル】
『結月流広域人脈』
彼女が行動により、無自覚に築き上げた人脈。
超人、異能者、一般人、ヒーロー、中立者と多岐にわたる。
あくまで個人や組織に与えた恩に依るものであり、確実に効果を発揮するとは限らない。

『歪んだ英雄』
助けを求める人を利害損得抜きで助ける。
(極一部、例外の人物あり)
悪事については見逃さないが、それとは別に人の醜い面や悪い面を許し、受け止める。
自分の心の弱さを自覚した上で克服する強さを持つ。
苦境でも諦めず可能性を探し続ける。

名前:五條 結花(ごじょう ゆいか)
性別:女性
年齢:16

職業:高校二年生
立場:ヒーロー

【設定】

身長159cm。
黒髪ポニーテール。
凛とした雰囲気の美少女。

プライドが高く意地っ張りだか、裏で努力を欠かさず、卑怯な真似は見過ごせない実直な性格。
小さい頃は体が弱く、気が弱かったが今ではまったく面影がない。

とある1ヒーロー組織の長の長女。
そのことに誇りを持ち、立派なヒーロー、異能者であろうとしている。

梓とは出会った当初こそ、そりが会わなかったが、交流を続けるうちに友人となる。
梓の異常性を理解、指摘して、かつ梓の精神安定に寄与した本人。
梓のことを理解した上で親友と思っている(が照れ屋さんなので素直になれない)。
組織の力で間接的に梓を庇護している。
結花と組織にとっては梓から受けた恩を返す形を取っているが、その実彼女に対する好意でもある。
梓とは、普段は漫才のような会話を繰り広げている(もちろん結花がツッコミ)が、
有事には見事な連携を見せる。

家族仲は良好。梓は半分家族のように扱われている。

天下一に対する感情としては
『悪友。
全面的に信頼はできないが、話していて張り合いや楽しみのある相手だし、梓に振り回される一の姿を見るのは面白い。冗談混じりの軽口を叩き合える相手でもある。
仕事関係ではそれなりに信用できる。
魅了を使った性癖を満たす行動を除く。
ただし梓に危害を加えたら容赦しない』
という友好的なのか物騒なのか判断に困るもの。

趣味は古武道(特に槍術)と紅茶。それと動物と触れあうこと。

学業成績は飛び抜けて優秀。
彼女の真の強さは異能や身体的能力ではなく、洞察力と知慧、そして人徳にある。

【異能】

レベル:4
異能:風力掌握
空気を支配し、操作する。
ハリケーンを意図的に起こしたり、自分の回りの空気を操作して高速移動や空気のバリアーを張ったりできる。
また遠くの音を拾ったり、真空を作り出して、音を消して無音行動したり、空気を揺らめかして幻惑したりと用途は広い。
相手の周りの空気を真空にして窒息させたりすることもできるが、あまり彼女は好まない。

二つ名は『高潔なる暴風姫』
(高潔はともかく暴風ってなによ!? 納得いかないわ!)

タイプ:【多様】
射程距離:【近〜中距離】

【スキル】
『後天的なカリスマ(善)』
生まれつきでなく、努力によって彼女に纏った風格。
人を惹き付け、良き方向に持っていく力。

『ヒーロー組織の令嬢』
ヒーロー組織の長女の立場によって持つ組織力。
『後天的なカリスマ(善)』により強化されている。

『戦略眼』
状況判断、分析能力に優れ最適な判断を下す。
ただし友人関係においてのみ上手く発揮しない。これも照れ屋なのが悪い。

なぁ、俺が言っても50歩100歩だと思うんだが、設定30行ってお前・・・・それともこの作者さんの作品前作でもこれくらいが普通だったのか?

【名前】
宮永澪 みやながみお
【性別】

【年齢】
17歳
【職業】
高校生探偵
【立場】
中立
【身長】
150㎝、黄色い髪に黄色いシャツを着ている少女、常にカメラを首にかけている。
【性格】
知的探究心が強い変態。あんまり人のプライバシーを考えたりする人間ではないが好奇心の強さを除けば普通に良い人である。プライベートではかなりフレンドリーな人間。
【趣味】
盗撮盗聴追跡調査
【その他】
個人の話でも組織の大規模な話でもなんでも、謎を暴くのがとにかく好きでその為に生きているといっても過言ではなく探偵業を営んでいるのもそれが原因。ただの変態かと思いきやかなりのキレ者。ボケとシリアスを上手に使い分ける。
情報の売買や交換も行っていて、表でも裏でも割りと客が多い。そういう意味では裏に通じているがあんまり血を見るのは得意ではない。口は結構堅く逃げ足が速い。基本的にですます口調で丁寧。
【レベル3】
『影に耳あり常時に目あり(オールマイフィールド)』
壁や床、物、果ては影や空気などあらゆるものに同化して溶け込むことが出来る能力。
隠密行動に最適な能力であるが溶け込んでいられる時間には制限がありそれを超えると溶け込んでいたものの内部に閉じ込められてしまう

【後衛、近距離】

【スキル】
完全記憶能力
逃げ足の速さ

名前:西日結(ニシビ ムスビ)
性別:女性
年齢:12歳

職業:小学生
立場:ヒーロー


【設定】
身長 132cm
容姿 腰まである黒髪、勝気そうな黒目
性格 真面目な優等生ですこし硬すぎるぐらい
    きつい言い方をしてあとで落ち込むタイプ
    年上の男が苦手
趣味 勉強、道場での修行
経歴
・父親が借金をつくっては遊びほうけ、酒に酔っては暴力を振るう最低の人物だったため年上の男性が苦手になった
・その父親は結がヒーローになってからは協会の謎の圧力もあって離婚した
・現在はヒーロー見習い。道場に通い修行中
好み・内面
・恋人にするなら真面目で優しい人がいいと切実に思っている
 逆に父親のように、てきとーなのは嫌い
・紡時とちゃんと話したいので男が苦手なのは治したいと思っている
・協会が父親を追い払ってくれたと思っているため、それに報いるようにできることを模索中
人間関係
・困ったところを紡時に助けられその後時折会うようになる
 真面目で努力家、それでいて優しいところがもろにタイプで初恋中
 多少は話しやすい相手
・一ことを紡時の恋人では? と疑っている
 男であることをしらないので普通に話せる
・一と紡時の仕事のことはよく知らない


【異能】
レベル:2
異能:『黄昏色の逃げ水(トワイライト・ミラージュ)』
自分自身を液体を介して移動できる異能
途切れてさえいなければどこまでもいけるし、潜っている間でも外部の様子がわかる
移動には歩いたりするのと同じで体力を消耗し、それと同等の時間がかかる
移動する液体に体の一部が接触してる必要あり。一度に潜っていられる時間は20分(これでも伸びた)
液状化するわけではないので、液体がなくなっても外に出されるだけでダメージなし(時間制限を超えた場合気絶して出される)


タイプ:【遊撃撹乱型+偵察】
射程距離:【近距離】


【スキル】
短刀術(初級)、徒手空拳(初級)

名前:安東 剣(あんどう つるぎ)
性別:男
年齢:25

職業:カワサキヒーロー協会幹部
立場:【ヒーロー】


【設定】
必須項目
身長:171cm、これといって特徴の無い普通の男だが、眼が淀んでいる
性格:無気力なひねくれ者、能力のある者や理想に燃える人間を蔑み、嫌っている。
趣味:新人いびり、小動物をいたぶる事

昔はヒーローに憧れていたが、高校の頃に開花した能力は主人公らしからぬ代物で、異能レベルもたったの2。
それでもくじける事無くヒーロー協会に入り、鍛錬を重ねていたが、何年たってもレベルは上がらず、任務の中で社会の汚さを目の当たりにするばかり。
仕事振りが評価されて幹部に昇進した頃には、高い給金を喜んでいる自分がいた、鍛錬はとうの昔にやめていた、仕事に対する熱意もなかった。
そして、才能溢れる連中が、夢を見れている奴らが憎かった。


【異能】
レベル:2
異能:【古戦場火】
 辺り一帯の死者達の無念を力に変えて燃え上がる青い炎。
 使用者の見える範囲内で自由自在に操作できる。
 使う場所によってはとんでもない火力を実現させるが、火力が死者依存なのがネック。
 安東はいつもいたぶり殺した鼠などの小動物の死体を鞄に詰めて持ち歩いている(いたぶるのは無念を増すため、これも性格が歪んだ一因)
 
タイプ:【前衛】
射程距離:【中零距離】


【スキル】
 拷問術
 骨法術
 

名前:【朱音 ヒロ】
性別:女
年齢:18

職業:学生 正義の味方
立場:【ヒーロー】

【設定】
超人
女性としては高い身長にショートカットの白髪
その胸は豊満である
幼少時腕を失くして義手になっており様々な機能がついている(内容は作者にお任せ)
快活で悪人が嫌いな単純娘
小さい頃からヒーローが大好きでそれがヒーローをしている理由
頭はお世辞にも良いとはいえず難しいことを考えるのは無理
趣味は特撮の観賞やパトロール
超人としての身体能力を駆使して悪いやつ(あくまでも主観)をパンチやキックでやっつける

【異能】
レベル:【2】
異能:【ヒーローセンス】
誰かのピンチが何となくわかったりする程度の第六感
本人は異能だと理解していない
効果は微妙だが効果範囲が広く街全域が射程内に入る

タイプ:【索敵型】
射程距離:【遠距離】

【スキル】
義手戦闘術
義手を最大限活用するヒロ特有のスタイル
頑丈な義手で攻撃を受け止めパワーで押し込むパワフルなスタイル



名前:【吹雪山 冷助】
性別:漢
年齢:23

職業:美術教師
立場:【中立】

【設定】
筋肉質な角刈りの大漢
声がでかい
困っている人は見過ごせない熱血漢
優秀な身体能力、頭脳を持ち人当たりもよく暑苦しいところ以外は優秀な人
趣味はトレーニングと美術品制作
暑苦しくてウザイと言われるとしょんぼりして半日ほど声のボリュームが小さくなる

【異能】
レベル:【3】
異能:【Bボルタ】(ビーボルタ)
雷球を放ち操る能力
弾道、速度、威力を自由に設定出来るがあまり使いすぎると電力切れに陥る

タイプ:【中遠距離射撃型】
射程距離:【中遠距離】

【スキル】
芸術審美
様々な物の価値を目利きできる

名前:【山田 エイミィ】
性別:女
年齢:24

職業:情報屋
立場:【アンチヒーロー】

【設定】
青髪黒目のセミロングで身長は小さい方
ヒーロー嫌いで気分屋
気分が悪いと嫌いな奴が近付いてきただけで殺しにかかる
気弱な人や苦労してそうな人は好き
偉そうな奴やヒーローは嫌い
趣味
趣味は食べ歩き
立ち位置こそアンチヒーローだが仲間意識はゼロ
アンチヒーローでも嫌いな奴には容赦しないしヒーローでも好きな人には味方する

【異能】
レベル:【5】
異能:【熱しやすく冷めやすい】(アイスエイジサンライズ)
熱量を増減する能力
速度と許容範囲がずば抜けており最大出力なら2秒ほどでビルを蒸発させたり液体窒素を発生させることができる

タイプ:【広域殲滅型】
射程距離:【中距離】

【スキル】
特殊武器作成
水蒸気爆発を利用する特性手榴弾を作成できる
溶接した鉄の容器の中に水を入れたもので殺傷力が非常に高い



名前:【綾小路 奏】
性別:女
年齢:15

職業:学生
立場:中立

【設定】
緑髪で小柄な少女
肝が座っておりマイペース
のんびりする事が好き
貧乳をバカにされると頭突きで攻撃する
趣味はお昼寝
運動は苦手

【異能】
レベル:【4】
異能:【聖奏王国】(セイントカナデキングダム)
一分間の溜めの後半径500mを結界で包む
結界の内部にはなんだかメルヘンな国にメルヘンな住人が住んでおりそれら全てが敵対存在に容赦なく攻撃する
結界の一部を吹き飛ばされると維持できなくなるが逆に範囲攻撃ができない者は数の暴力で押し潰される

タイプ:【領域支配型】
射程距離:遠距離

【スキル】
石頭
運動は苦手だが頭突きは得意
その威力は液晶テレビの画面をも破壊する

名前:息吹 緑(いぶき みどり)
性別: 女
年齢: 19

職業: 旧家のお嬢様
立場:中立

【設定 】
必須項目
身長 155、緑色の髪と翡翠のような深く綺麗な緑色の眼を持っている たれ目 巨乳 和服を着ている
性格、名前と同じ緑色の髪や眼をとても大事に思っている 争いごとが嫌い
趣味
茶道、華道、植物観賞、お花に水やり
それ以外
人間関係など好きな設定
お嬢様、古くから続く旧家の家柄で他の大企業に顔が利く。その影響力は多大
ヒーロー協会と自由の会のどちらにも目をつけられている
お付きの人がいる
【異能】
レベル:5
異能:【万物の声】
全ての声を聞くことが出来るまた、全ての生物の脳に強制的に命令が出来る。この命令に逆らう事は出来ない
脳への負担が大きすぎる為能力使用後は3時間ほど気絶してしまう


タイプ:【特殊、命令 】
射程距離:【中・遠距離】



【スキル】
料理

天海導(あまみしるべ)

22歳
職業:自由の会幹部候補生
立場:アンチヒーロー

身長:180㎝ 鋭い眼光と威圧感を放ち、近寄りがたい見た目

性格:エリートとしての矜持や態度を大切にして誰に対しても優雅に振る舞う。しかし余裕がなくなるとかなり乱雑になり激昂する

趣味:盗み聞き

その他: 今までどんな分野でもトップをとってきたエリート。しかし異能だけはトップを取れず、それに対して深いコンプレックスを感じている。エリートであることに誇りをもっていてエリートの矜持として下々には寛大。
自由の会に入ったのは思想に共感したわけではなく、一族が自由の会で大きなパイプを持っていたからである。しかし天雲の傘下という現状に不満を持っておりその座を虎視眈々と狙っている。
幹部候補生として若いながらも様々な重要な任務を任されていて達成率は100%に至る。そのためこの記録を台無しにされるのを最も嫌がり、障害になりそうなものは誰であろうと徹底的に排除する。
緊急事態に弱い

レベル4
【一人見たら百人居ると思え(クローンインクリーズ)】
分身能力であり最大で100人まで分身体を作り活動することが出来る。分身体が見たもの知ったものは全分身に共有される。100人分身を出しているとき一度分身が倒されると新たに分身を補充するためには24時間の猶予が必要。

撹乱型支援タイプ
近距離

スキル:エリートな推理力
エリートな洞察力

ちょっと訂正

【名前】
宮永澪 みやながみお
【性別】

【年齢】
18歳
【職業】
高校生探偵
【立場】
中立
【身長】
150㎝、黄色い髪にホームズのような探偵服を着ている少女、常にカメラとメモ翌用紙を常備している。アホ毛が特徴的
【性格】
知的探究心が強い変態。あんまり人のプライバシーを考えたりする人間ではないが好奇心の強さを除けば普通に良い人である。プライベートではかなりフレンドリーな人間。
【趣味】
盗撮盗聴追跡調査
【その他】
個人の話でも組織の大規模な話でもなんでも、謎を暴くのがとにかく好きでその為に生きているといっても過言ではなく探偵業を営んでいるのもそれが原因。ただの変態かと思いきやかなりのキレ者。ボケとシリアスを上手に使い分けのらりくらりと立ち回る。
情報の売買や交換も行っていて、能力的に他の情報屋では知るのが難しい情報も保有していることが多いので裏世界では割りと有名人。そういう意味では裏に通じているがあんまり血を見るのは得意ではない。口は結構堅く逃げ足が速い。基本的にですます口調で丁寧。
【レベル3】
『影に耳あり常時に目あり(オールマイフィールド)』
壁や床、物、果ては影や空気などあらゆるものに同化して溶け込むことが出来る能力。
隠密行動に最適な能力であるが溶け込んでいられる時間には制限がありそれを超えると溶け込んでいたものの内部に閉じ込められてしまう。

【後衛、近距離】

【スキル】
完全記憶能力
逃げ足の速さ

名前:美波 美奈(みなみ みな)
性別:女性
年齢:44

職業:自由の会特殊部隊
立場:アンチヒーロー


【設定】
身長154cm
変装が上手く年齢的に違和感のない所ならどこにでも溶け込める。仕事着は黒スーツ

普通に見たら冷静で理知的、仕事一心で自分の人生を捨ててまで特殊部隊にいる尊敬できる人
しかし純然たるショタコンで、肉体関係を持つことができない上に恋愛相手が成長したら別れなければならない宿命を持つ
まともな生き方はできないと自認していて、オタク系の趣味もあり未だ未婚で子供もいない
敵だろうと味方だろうとかわいい男子は戦いから積極的に遠ざけようとする
自由の会の中には過去に付き合っていたものもいる(もちろん年下)

【異能】
レベル:3
異能:神の視点
自分の周囲、半径数km程を空から眺めた視点で見て情報を得ることができる
高さは人工衛星の視点や空撮の視点など自由だが、あくまでも上からしか見ることはできない
可視光線だけでなく赤外線を観測して、赤外線の反射吸収にに対応してない明細を見破ることなども可能

タイプ:補助
射程距離:遠距離

【スキル】
狙撃
変装
人脈

名前:威剛 郁沙(イゴウ イクサ)
性別:女性
年齢(肉体):推定17歳
年齢(精神):推定10歳

職業:用心棒
立場:中立


【設定】
必須項目
身長:153cm
容姿:きれいな銀髪をショートカットで整え、生気のない金色の瞳
性格:感情は希薄で表情にも出にくい(現在成長中)
    薬と痛いことがきらい
    知らないことが多いため好奇心旺盛
趣味:サボテンを育てる
経歴
・人工的に異能者を造る実験で生み出された(元の名前は伊号193)
・知識は強制的にインストールされ、肉体は薬品によって成長させられたが内面はほぼ子供
 この頃の記憶は薬の副作用による痛みのみ(そのため本能的に薬と痛みに忌避感を持つ)
・生まれてすぐに研究所が襲撃にあいその際に逃亡
・現在は逃亡し傷ついていたのを拾ってくれた人のもと用心棒として働く


【異能】
レベル:4
異能:『我思う、ゆえに我あり(コギト・エル・ゴスム)』
二つの拳銃を生み出す異能
右手の銃(名前は『身』)は物理的な衝撃を与える赤い光弾を放ち
左手の銃(名前は『心』)は精神に傷を負わせる青い光弾を放つ
銃の威力は一方の銃が傷を負わせるたびにもう一方の銃の威力が上がる
増えた分の威力は撃つたびに少なくなり元に戻る
(『身』で攻撃してダメージを負わせると『心』の攻撃翌力があがる
 その『心』を撃つたびに『心』はもとの威力に戻るがダメージが入れば今度は『身』の攻撃翌力があがる)
弾は感情と理性を持つものにしか効果がない

タイプ:【後衛】
射程距離:【遠距離】


【スキル】
調整された肉体(一般人以上超人未満)
インストールされた知識(戦闘、高校レベルの教養)

名前:在全星覇 ざいぜんしょうは
性別:男
年齢:30歳
職業:護衛、SP
立場:中立

身長:186㎝ 常にスーツでポーカーフェイスの男、アラサーだがまだまだ若く見える

性格:本来は情に脆いが仕事には私情を挟まない真面目な人

趣味:体を鍛えること

その他:とんでもない身体能力を誇るが実はそれは彼が超人だから。超人になってからもその力を鍛え続けた彼は近接戦闘においては無類の強さを誇る。
しかし本来の情に脆い性格から誰かを殺したりは極力しない。そのため基本的には誰かの護衛任務にしかつかず敵がいても戦闘不能にすることに重きをおき殺害は出来るだけ避ける。
特に決まった思想はないのでヒーローやアンチヒーロー関係なく仕事をとる。この前は味方だったのにその次には敵になっていることも。かなり高い護衛成功率を誇るのでやっぱり雇うのには高い金がかかる。
超人の中でもハイレベルの実力者で殴撃の衝撃波を遠くの敵にまで翔ばすことが出来る、その他にもかなり優れた体術をもつ。

スキル:八極拳

名前:長城 永太(ながき えいた)
性別:男
年齢:37

職業:ヒーロー協会平社員
立場:ヒーロー

【設定】
身長170cm
ボサボサのやや長い茶髪で、精悍で優しそうな顔をしている
なんでこんな人がヒーロー協会にいるのかと思うような普通の人。過激な手段は好まない
妻と子供がいるが、時間外勤務も多く危険な仕事に理解をもらえていない
本人は治安を守る仕事にとてもやりがいを感じている芯の通った人間
理不尽な指令には機嫌を悪くしたり裏を調べようとするなど常識があるが、最近知ってはいけないことを抱えてしまった
趣味は映画鑑賞で、妻とは共通の趣味

【異能】
レベル:2
異能:電識潜入
機械に意識を移して自分の思い通りに動かす能力
人間か普通に操縦するよりも高度な操作が可能となるし、人による操作が想定されてない機械も操れる
他の人の扱っている機械からコントロールを奪うことも可能
機械本来で物理的に可能な操作しかできず、限界を超えた動作はできない
パソコンやサーバのような高度な情報機器は意識を移すことはできても、情報を盗み出すようなことは本人の頭脳が追いつかないため不可能

タイプ:特殊
射程距離:近特殊(自分が触れたもの、またそれからケーブルなどで直接接続があるもの)

【スキル】
聞き込み上手
相手の気持ちをよく理解できそれを尊重する。彼にとっては自然なことだが信頼されやすい

名前:【白露 雨音】(しらつゆ あまね)
性別: 女
年齢: 27

職業: 情報屋
立場:【中立】


【設定】
必須項目
身長、159cm グラマラスボッディ 蒼と白のメッシュ
性格、情報を得る為にどんな性格でも演じてみせる為自分の本当が分からなくなっている
趣味 無趣味

それ以外
アンチヒーローだろうがヒーローだろうが中立の立場で有ろうが求められた情報はキッチリと渡す


【異能】
レベル:【3】
異能:【残留思念】(サイコメトリー)
その異能の説明
そこにあるものの思念を読み取る事が出来る

タイプ:【特殊 】
射程距離:【近、中距離】



【スキル】
役者 相手の望んでいる性格を演じる



ここまで締切りとさせていただきます!!

たくさんの応募ありがとうございました!!!

正直予想より遥かに数が多くて全部読めて無くて選考し切れてないです…
ちょっと待っててくださいね



これは物語の進行上の都合の所為なのでしょうけれど、レベル5の設定の方が結構いたように感じました

まだレベル5がどれ程のモノか描写をされていないので、どんな奴らか分からなかったと思います

レベル5は4以下の異能者と一線を画した規格外なぶっ壊れチート集団です
なので、レベル5はもっと強く設定してもよかったんですよ?


レベル5の門番さん(トップヒーロー7名の内の第7位)を先に公開すべきだったなと反省しています
次の募集の時にはこの門番さんを超えられるか否かでレベルを決めると決めやすくなると思います


……と、自分で勝手にハードルをあげてしまうという


ちょっとじっくり読みたいので21時頃に再開します

東方朝陽 あずまかたあさひ

34歳
職業:異能者収容所付き筆頭捜査官
立場:中立
身長:183㎝ 黒いフードを着た謎の男
性格:職務に忠実なお堅い性格、仕事中にはあんまり喋らない
趣味:尋問
その他:犯罪を犯した異能者を捕まえることを生き甲斐としており、犯罪者には一切の容赦がない。しかし決して犯罪者を[ピーーー]ことはなく生け捕りにして裁判に送ることを心掛けている。
レベル5【糸縛り】
体から目に見えないとんでもない硬度の糸を放出して相手の行動を停止させる。糸による切断や糸を集めて鞭のようにした攻撃など多彩。
中距離後衛型
スキル:捕縛術

もしも採用された場合、世界観に都合がいい感じでレベル5を募集されたものより強化・・・・とかありますか?

一生懸命書いたのに間に合わなかった人とかいたからさ、突然締切じゃなくて10分前くらいに10分後締切にしますの方が良かったと思う

>>466 いや間に合わなかった人たち残念だったな・・・・くらいは思うけどそれは流石に

いや元々一人何キャラでもいいしレベル5の人数とか気にせんでええよと超好条件での募集でお前ら・・・

また次の機械もあるらしいしストックしとけばええ
レベル5とかは>>1が多少強化とかしてもいいんじゃない?
多少は弄らなきゃやりづらいだろうし


予想以上の数で慌てて締切りにしたので、確かに猶予時間があった方が良かったかもしれませんね

まだ、次の機会もあるので今回は>>464の応募までで締切りとさせてください

次回の募集の時にはきっちり締切りの時間を明確に『○○時まで』と明記するようにします

無理に募集されたキャラ全員を設定どおりに登場させようとしてエター、というのは結構よくある話なのでご無理はしないでくださいね。


ま、まだ全部読み切れていませんが再開したいと思います

流石に設定と出す予定のキャラとかの兼ね合いで、募集キャラ全部は扱いきれません。ご了承ください
しかし、いつも4名ほどしか採用していませんでしたが、今回は世界観をちょっとずつ膨らませていくという進行を予定しているので、いつもの倍以上採用するつもりです

ここで書いてもらった募集キャラが一の代には出なくても、次の主人公の時に出たします
なので、次の募集の時に同じキャラを投下しなくてもいいですよ!(リメイク版とかなら話は別ですが)



今のところ出す予定のお気に入りは>>422の『黒髪黒曜』さんと>>434の『吹雪山冷助』さんですね

黒曜さんはある重要キャラとの抜群のキャラ相性で即採用でしたね

じつはまだ一度も戦闘をしていないのでわからないと思いますが、後方射撃キャラが味方に居ると難易度が格段に下がって楽になります
遠距離物理攻撃は実際大事



というわけで再開です!!


夕方


中心街から少し離れたカフェバー『あまぎ』

夕日がきれいに当たる静かな存在感を放つお店

そこにサナギと共にやってきた


一「……すぅ…はぁ………」

息を整えてから、サナギの手をしっかりと握り

一「今から会うおばちゃんに、逆らっちゃ駄目だよ?」

サナギ「うん、分かった」

そう、よく言い聞かせてから勝手に閉店中の看板に変えて中に入った


一「はろはろ~、ババ……神子ちゃ~ん」

神子「あ゛……ん゛ん……あ、あら一くん。いらっしゃい♪」

一の声に露骨に眉をひくつかせたが、サナギの姿を見て直ぐに声を整え直した


一「ね、言ったでしょ。優しそうなおばさんだって」

サナギ「ホントだね」

神子「んふふふふふ、いきなり何用かしら?コーヒーでも飲みに来たの?コーヒーの味も分からないのに?」

一「子供預かって」

神子「は?」

一「おばちゃん耳遠くなったの?」

神子「殺すわよ♪」


そういって包丁を手に持つ姿を見て、流石に対応を改めてサナギの事を説明した

当然詳しくは話さずサナギの出自をぼかす、依頼がブッキングしてしまってその間だけ預かってほしいことを伝える


一「今から仕事があって、それが終わったら迎えに来るからさ。その間と…これからも何度かお願いしたいんだけど……駄目?」

神子「で、報酬に何を支払うつもり?」

一「僕の愛のキッスでどう?」

神子「死ね」

一「冗談だってば、マジに怒んないでよ。怒りっぽいのは年の証拠だよ?」

神子「あのねぇアナタ…私にお願いする立場だってのを理解してるの?私が上で、アナタが下なのよ?しかも依頼内容が情報屋である私である必要ないじゃない」

一「分かってるよ。でも、神子ちゃんが一番信用できるの。だからお願いしてるんだよ」

一「報酬だってなんだって用意する。……そのくらいの覚悟はあるつもりだよ」

神子「………そう…そのリスクを背負ってでも、私にお願い事をしに来たのね」

神子「………」



感情判定
1-3  疑いの眼差し
4-6  条件付き承諾
7-9  快諾

直下コンマ


コンマ判定:7  快諾


神子「………ふっ…いいわよ、子守くらい請け負ってあげるわ」

一「ホント!?よかったぁ……サナギちゃん、ちょっと怖いかもしれないけどこのおばちゃんと一緒に居てくれるかな?」

サナギ「……うん」

一「ごめんね、直ぐに迎えに来るからさ」

目線を合わせて、優しくサナギの頭を撫でる

一つの障害をクリアしたが、一にとって問題はここからだった


一「…でさ、報酬に何をすればいい?」

神子「そうねぇ…………じゃあその、サナギちゃんの前で『おばちゃん』って呼ぶの止めなさい」

一「二人きりならいいの?」

神子「うふふ、お好きにお呼びなさい。一くんのその汚い口に包丁が突き刺さることになると思うわよ」

一「……ま、僕も神子ちゃんと二人っきりなんてなりたくないけど」

一「…うん、でもこれで仕事に集中できる。請け負ってくれてありがとう、頼んだからね」

神子「はいはい。いってらっしゃいな」

サナギ「………」


その場を去ろうとした一に、神子はさっさと行けと手を振って追い返そうとする
サナギは感情の読みにくい無表情であったが、真っ直ぐ一を見つめていた


一(……行く前に、何か言っておこうかな?)


会話安価
安価↓1

またあとで


>>482採用:



腰を屈めてサナギと目を合わせる

揺れる瞳が一の姿を映し出す

サナギの瞳は翡翠色で何処となく夕波を思い出させた


ただの成り行きで保護するようになっただけの少女、だがなんとなくその少女には優しくしてしまう自分が居た

きっとそれは、彼女が独りぼっちに見えたからだ

一は寂しさの怖さを知っていた、だからだろうこの子に情が湧いてしまうのは



両手を掴み、包み込む


一「またあとで…ね?」


サナギが小さく頷いたのを確認して、一はカフェを出た






一は紡時と合流し、作戦地点で待機する

見晴らしのいい場所で周囲を見渡す


一「作戦内容は覚えてる?」

紡時「僕が無力化担当で、君が魅了をするんだったよね」

一「無線を使って戦況の指示を出すから、戦闘に関しては任せたよ」

紡時「了解。取り押さえたら降りてくるように伝えるから、巻き込まれないように気を付けてね」

一「了か……始まったね」


切り崩されたビルの狭間から土煙があがる

闇夜に紛れて複数の人影が蠢いている姿を確認できた


一「……いつも以上に大がかりだな…誰を相手してるんだ?」


1、双眼鏡で半沢の戦況を覗き見る
2、余計なことはせず、周囲に気を張る

安価↓1


>>485採用:2



一(…いや、あっちはあっちの事情がある。自分の仕事に集中しよう)


戦闘開始から5分ほど、けたたましい警報音が鳴り響く

それと同時に半沢から連絡が入る


杉木「救援を感知しました!足止めを頼みましたよ一様!」

一「了解。……さぁてと、一体誰が…」


この区域は袋小路の一本道、空を飛んでいない限りは眼前の道から来ることが分かっていた

例え空を飛んでいようとも障害物が多く視界が悪いこの場所なら、自分たちが居る場所に降りてくるだろうことも予測済み

一は双眼鏡を覗き込み、ヒーローを探した



イベント判定

1-4  ???
5-9  二流ヒーロー
0    ???

フラグⅠ -1
カワサキ依頼拒否 -1
天雲雲雀依頼拒否 -1

直下コンマ


コンマ判定:5-3  危険



では、運命のコンマ判定


0,1  空色 北斗
2    輿水 道臣
3    須能 文華
4    鶯丸 響
5    秦 織目
6    須能 沙弥
7-9  門番 切御


直下コンマ


コンマ判定:NO.4鶯丸 響



一「なっ!はぁ!?」

紡時「どうしたの一くん!?」

一「き、き……聞いて…無いぞ」


紡時が一の双眼鏡を奪い取り、一と同じものを見つけ息を飲む

もう双眼鏡を覗かなくても、遥か遠くから存在を目視できた


紅に染まる雷光

真っ白なスーツに身を包む、最強のヒーローの証である『槍持ち』の一人

トップヒーロー第4位『鶯丸 響(ウグイスマル ヒビキ)』の姿であった


一「ちょっと待て!?ただの小競り合いじゃないのか!?」

一「どうなってる…まさかこんな大物が自ら出てくるなんて……この人は大人しく本部で胡坐をかいてるんじゃないのか?」

一「くそう…予想外だった、こんな危険な仕事だなんて。…ここは……」


1、作戦放棄。逃げに徹する
2、信頼は裏切れない。少しでも足止めをする
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用


スパッと死にそう

2


>>495採用:2


紡時「……鶯丸…響…!」

紡時の瞳に静かな闘志が宿っていた

傍目からでは分かりにくい、静かに燃える炎

彼と長い間共に居る一にだけ、その感情を読み取れていた


一「……なんか、やる気だね」

紡時「…ゴメン一くん。君は逃げててもいいから、僕に退く気は…」

一「言わなくても分かってるって、僕が止めても戦う気だって。どういう理由か知らないけどさ

一「でも、僕だって紡時を置いて逃げたりはしたく無い」

一「正直一分持つかどうかだと思うけど、少しだけでも足止めしよう」


一「……あと、死にそうになったらすぐ逃げること」

紡時「…うん」


その言葉を最後に夕波紡時は廃ビルから駆け降り居場所を知らせるように異能を発動させた




※戦闘が開始されます



『翡翠の守護者』を発動させて、夕波紡時は周囲を破壊しながら地面に降り立つ


響「やれやれ…命知らずの屑どもが、警告しておくぞ。俺の道を塞ぐな」

髪の毛を逆立たせ、周囲のコンクリートをプラズマで蒸発させながら威嚇する


『紅雷の貴公子』と呼ばれるヒーローを前に、夕波紡時は両手を広げて前を見据える

紡時の周囲には翡翠色の液体の塊が無数に浮遊していた

既に戦闘の準備は完了しているといった様子だ


響「……立ち向かうのか?」

紡時「……………」

響「…………はぁ…どこの誰だか知らないが…」

紡時「僕はお前を知ってるぞ」

響「…………」

紡時の言葉に響は足を止めた

それと同時に熱量が巨大に膨れ上がる


響「三下ごときが、俺の言葉を遮るなあああ!!!!」

巨大な雷光が束となり紡時の体を包み込む



光の束に飲み込まれて尚、平然と夕波紡時はその場に立っていた

状態変化をしない特別な水を生み出す異能

それ故に『蒸発しない水』で全身を包み込み、身を守ったのだ


響「へぇ~、ただの雑魚って訳でもないのか」

一歩、響が紡時に近づく


響「身の程知らずではあったようだけど」

更に一歩近づいてくる

余裕の足取りで、自らの攻撃が防がれたことにひるむことなく


紡時(……良かった…僕の異能でも、アレくらいは平気だ)

紡時(防御に関してはアイツより上手……なはず)

紡時(…ただ、近づきすぎると電子系統を全て駄目にされる。一くんと無線で連絡が取れなくなるのは怖い)


紡時(…どうする?)



1、此方の情報が知られていない利点を生かして奇襲をかける
2、距離を保ちながら防御だけに徹する
3、中距離から隙を狙って攻撃をする

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用

3


>>503採用:


大事な設定忘れを発見したので今日はここまでにさせてください!

戦闘システムをちゃんと考えていませんでした……


イメージとしては3択の中で選んだ選択肢によって勝率が変動すると言ったものの予定でした

しかし、それじゃあバトル時の異能によっての特色を描写以外では表せないことに気付いてしまいました


ちょっとシステムを練り直させてください

申し訳ありません



それではまた、お付き合いいただきありがとうございました

乙でした

乙です。
採用キャラが一部だけ(よく考えたら当たり前ではあるけど)ということは、>>424>>425のようなキャラ同士の関係性とか設定するのは
あまり好ましくなさそうですね。

乙乙


今のシステムに加えて異能含めた戦闘能力の特性とかあると良いかも
効果的な戦いかたや距離とか異能や戦闘スタイル同士の相性とか
たまに選択肢に罠があったりして


採用キャラがひどい扱い受けたり死亡したりってのはありますか?
死亡フラグとかゆるく設定に混ぜて書いてあるキャラもいるから、そういうのは出番がちゃんとあるなら死亡の描写とかちゃんとあってもむしろその方が嬉しいとかあると思うし

まあ自分の投稿しているキャラはどんなチョイ役やかませとかで出てもそれだけで嬉しいですけどね!


戦闘システムを一応考えてみました


初期勝率が50%
そこからお互いの前衛の異能レベルを引いた数値×10倍を、初期勝率から引いた数値が戦闘開始時の勝率とします

戦闘開始前に情報判定をして、高いほど選択肢の中の最適行動がどれか分かりやすくなります
情報判定は事前調査などで補正を掛けられます

選択肢は『最適行動』と『失敗』と『状況拮抗』の三つにします
最適行動で勝率10%上昇、失敗で-10%、拮抗で勝率変化なしとします

基本は4ターンで、後衛支援が居る場合はエクストラターンが設けられます


次に異能による特殊効果
これは例を見てもらった方が早いので紡時君を例にします


レベル:4
異能:『翡翠の守護神』
-15%より多く一度に勝率が減少しない
防御行動時、最適行動に限らず10%勝率が上昇する
捕縛判定時、+2の補正がかかる



だいたいこんな感じです

バランスに関してはやってみないと分からないので今回はこれで始めます


>>506
そうでもないです
重要な設定に抵触しない限りは、こういう人間関係をあらかじめ構築していても選考外対象になるわけではありません

>>509
よっぽど外道な主人公が誕生しない限りは理不尽な死なんかは無い予定です
対立する組織同士で戦ったのなら殺すこともあると思いますが…



取り敢えず再開です!



ちょっと戦闘を仕切り直しします


夕波紡時&天下一
初期勝率40%

レベル:4
異能:『翡翠の守護神』
-15%より多く一度に勝率が減少しない
防御行動時、最適行動に限らず10%勝率が上昇する
捕縛判定時、+2の補正がかかる



情報判定
1ほど相手の事が分からず、9ほど相手の事を知っている

レベル5 +3
夕波紡時 +2

直下コンマ


コンマ判定:2+3+2  


相手の異能が判明


レベル5
異能:『紅に燃ゆる雷光(スカーレット・ライトニング)』
伏兵看破
暗殺判定時、相手に-4の補正
近距離以下の相手の上昇勝率を-20%減
遠距離以上の支援攻撃による上昇勝率を半減
自らの勝率が上昇するとき、+30%加算する

タイプ:万能型
射程距離:近~遠距離(半径5km)


苦手な射程はない
遠距離攻撃がやや苦手だが、生半可な攻撃では届かない
怒りっぽいがその反面内情は冷静で、相手の狙いを見定める確かな戦術眼を持つ




>>500の続きから採用安価もそのままで進行します


採用安価:2  最適行動 防御行動により更に+10%  勝率60%



夕波紡時はその場から動かない

生み出した水の殆どを身の回りに漂わせ、常に防御行動を意識する


響「……………」

響が一歩足を踏み出す

その足元に水の塊を鞭のようにし鳴らせ足元を破壊し牽制する


響「……無線も生きてるようだな。それにこの破壊力…ただの水じゃないな」

紡時(…感知もお手の物…か。当然だよね…)

響「……チッ…少々厄介な異能だな、俺の雷撃で蒸発すらしていないなんて…」

苛立たしげに響はその熱量を脹れあがらせた



紡時(……無線を使って誰かと連絡を取っていることが知られた)

紡時(直ぐに奴は感知を始めて一くんの位置を割り出すだろう)

紡時(身を守る力が無い一くんが狙われると危ない)

紡時(ここは……)



1、行動妨害を意識した牽制
2、無線機が生きている内に避難を促す
3、じっと動かず自分の身を守ることを優先する

安価↓1


>>516採用:2  最適行動  勝率70%



紡時「一くん、聞こえる?」

一「何かあった?」

紡時「直にそこに居る事が把握される。急いで中に隠れて」

一「本当に!?分かった」


紡時から連絡が入った一は避難する前に半沢に連絡を入れる


一「もう長く抑えらえない。そっちの状況は!?」

杉木「も、もう少しだけ抑えていてください!あと1分でも持てば作戦成功です」

一「一分か……分かった」


一(あと一分…紡時一人で大丈夫かな?)

一(……僕の武器があるとしたら、この拳銃と決まれば必殺の異能)

一(……どうする?)



1、指示通り建物中で潜んで待つ
2、拳銃を数発放ち音を立てて気を引く
3、あえて下に降りて、ハッタリをかます

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用


安価採用:2  状況拮抗  勝率70%



銃砲が3回鳴り響く

キンキン

とコンクリートを削る音が鳴った


響「そこかっ!!」

即座に射撃位置を割り出した響が電撃を飛ばす

崩れかけたビルのコンクリートを貫き後ろの夜景が丸見えになる


紡時「一くん!?」

一「平気だよ。そっちに集中して!今ので20秒は稼げたはず。あと一分だけでいい、それで作戦完了だよ」

紡時「…良かった…了解」


一の無事を確認し改めて紡時は響と向かい合う


肌が焼けつくようなピリピリとした緊張感が膨れ上がる

響は明らかに激昂していた

威嚇射撃の挑発に乗せられ、更に気を張り詰めて周囲を事細かに探知している


紡時「ハッ!」

その隙をつき水の鞭を横薙ぎに振るう

だが、その水の塊は響の体に触れる手前で弾ける

響の身に纏う電撃が壁となって異物の接触を許さない


響「建物の中か……感知がしづらいな…」

目の前の紡時の行動など意識の外

だが、そうであっても紡時の攻撃が届いていないという明確な実力差を見せつけられる


響「……いや、これが作戦か。本来の目的を忘れるところだった」

響「俺は救援に来たんだったな……少し腹が立つが見逃してやる」

そうして、紡時と再び視線を合わせる


響「……もう一度警告するぞ。消し飛ばされたくなかったら道を譲れ」

紅に燃える電撃が右手に集まっていく

徐々に徐々に、その『本来の形』を形成していく


紡時(……恐らく次は本気の一撃だ)

紡時(………自分の異能に自信はある。防ぎきれるはずだ)

紡時(…どうする?どんな手を使っても、あとほんの数秒だけ足止めできれば作戦は成功だけど…)



1、真っ向から立ち会う
2、必勝の秘策
3、あえて戦闘状態を解いて道を譲る

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用


>>526採用:1  失敗 相手の異能により勝率更に-30% 勝率30%


自らに周囲にのみ限界まで『翡翠の守護者』を生成する

巨大な水の塊にすっぽりと体を包み込む


響「退く気はないのか…いい根性だ」


響「ならば!受け切って見せろ!!我が『槍』の力を!!」

大気を割る轟音と共に響の右手に紅色の突撃槍が握られる

紡時すらも目の前で見るのは初めてであった

レベル5の異能者の中でもNO.2~4のヒーローは『槍持ち』と呼ばれている

それは、異能を極めし強者の証


『覚醒』と呼ばれる異能の境地


               スカーライトランス 
響「己が傲慢を呪え!!『紅雷の槍』!!!」


響の体が一筋の雷鳴と同化し光の速さで水球に触れた


夕波紡時には自信があった

今まで一度たりとも破ったものが居ない無敵の盾を信頼していた

そう、彼は自分の異能を過信していたのだ


超高電圧の雷の化身が全てを飲み込み進んでいく

槍の穂先が『無敵の盾』に深く沈み込む


紡時「なっ!?そんな馬鹿な!?」

蒸発もしない、凝結もしない、音も熱も電波すらも通さぬ、固く重くしなやかな水の塊

その水の壁を強引にこじ開け、今その槍の穂先が紡時の体を貫かんと雷鳴を轟かせた



最終勝率30%
00~30を出せば勝利

直下コンマ(反転)

厳しい


コンマ判定:46 反転 64  敗北



天を貫く雷をを最後に、雷鳴が止む

周囲一面が焦土と化し、黒く焼け焦げ異臭が立ち込める



響「ふん…所詮はその程度。我ら『槍持ち』を超えるには程遠い」

響「なんて言ってる場合じゃない、早く行かないとな……」


紅雷の槍によって眼前数キロ先までぽっかりと大きな穴が開き、響はその道を真っ直ぐ走り抜け救援へと向かった

余波に巻き込まれ、自由の会の構成員の半数ほども蒸発してしまっていた

建物の穴の丁度上の階に潜んでいた天下一はその背中を見送る


一「作戦失敗だね……途中まではうまくいってたと思ったんだけど…」

一「………望みは薄いけど…無事で居て…」


そこかしこから煙が立ち上る地上に降り、一は紡時の姿を探した



生存判定
5以上で生存
『紅雷の槍』 -5
『翡翠の守護者』 +3

直下コンマ


コンマ判定:1  死亡



一「紡時!紡時―!!!」

返事は無い

辺り一面が平らな焦土

その中で一際黒い影の塊を見つけた


その黒い塊は巨大なビルの大穴の真正面

丁度夕波紡時が立っていた位置であった



一「………うっ…くぅ……紡時っ…どうして…らしくない…あんなところで意地を張らなくてもよかったじゃないか…」

一「…ああ…こんな事なら…最初から紡時と出会いたくなかった…」

一「………紡時ぃ…」


少年はその場に額をつけ、大粒の涙を流した



コンティニューしますか?


1、>>523の安価から再開する
2、>>529のコンマから再開する
3、そのまま物語を進行する

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用

2

1
コンティニューの制限やペナルティはありますか?

あっ1と間違えた…まぁ無理ならいいです


>>541採用:2、>>529から再開


>>542
コンティニュー制限は特にありません。無限残機のヌルゲーなので安心してコンティニューを選んでもらって構いませんよ



それではコンマ判定

00~30で勝利

直下コンマ(反転)


って>>543で間違えたって言ってる!!

コンマ来てないなら>>544を無しにして下さい
と書いてるうちにコンマ来てた…


コンマ判定:24 反転 42  敗北





>>523から再開


1、真っ向から立ち会う(失敗)
2、必勝の秘策
3、あえて戦闘状態を解いて道を譲る

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用

2


>>551採用:2、必勝の秘策  拮抗  勝率70%



紡時(策はある…一瞬だけでも動きを止められれば僕の勝ちだ)


紡時「あーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

響「ッ!?」

間抜けに口を開けて腹から声を振り絞り、響の真後ろを指さす

虚をつかれた響は何事かと後ろを振り向いた


紡時「今だッ!!!」

生み出し続けた水の塊を広く伸ばし、布のように響の体を包み込む

響「しまっ―!」

声をあげさせるよりも素早く逃げ道を塞ぎ、水の中に体を閉じ込める

だが、これはただの水ではない

10tトラックの突進を受け止める超重量の水の塊

それに巻きつかれ絞め上げられたとなればただでは済まない


だがしかし、相手もただの異能者ではない

トップヒーローであり『槍持ち』の鶯丸響

右手に溜めていた『紅雷の槍』を解放し、その余波で『翡翠の守護神』を押し返す―――




最終勝率 70%
00~70を出せば勝利

直下コンマ(反転)


コンマ判定:87 反転 78  敗北



響「ぐおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

獣のような雄たけびをあげ、力押しで無理やり水を弾き飛ばす


響「逃がすかあああ!!唸れ『紅雷の槍』!!!」

即座に槍を形成し、目の前の全てを焦がし破壊し、ビルを貫き半沢達の戦場へと辿り着かれてしまった



その様子を冷汗をかきながら、一と紡時は見送っていた

紡時はあの時、響が後ろを向いた時点で己の作戦の勝利を確信していた

少しだけ手元に残しておいた水を使い、壊れた窓を破壊し室内に隠れこんでいた

そう、目晦ましによって自分の姿を見失わせる事こそが紡時にとっての必勝の策だったのである


だがしかし、紡時の予想とは少し違う方向に自体は転んでしまっていた


一「うわぁ……無茶苦茶だ…まさかあこまでやっても止められないなんてね…」

紡時「あはは…そうだね……僕自身、ミスを犯した覚えも無いからこれは……事故だよね?」

一「は、ははは……」

紡時「ふふふふふ……」


二人は見つめ合い、遠くで輝く紅の光に照らされながら乾いた笑いをこぼした



いつしか、その乾いた笑いは本当の笑顔へと変わっていった


一「いやぁ、だけどさ…僕たちもレベル5の相手をした割に頑張ったんじゃないかな?」

紡時「そうだね…正直いつ死ぬかと思って冷や冷やしたよ」

一「その割には好戦的だったんじゃなぁい?」

紡時「それは…………まぁ…ちょっと…」


紡時は目を伏せ、眉をひそめる

何か理由があることは明白だが、一は手を叩き話題を変える



一「ま、どうだっていいよ。アレ相手に生きていただけでももうけものだよ」

一「作戦は失敗、報酬も期待できないしこんな危険な場所とっととおさらばしようよ。ね?」

紡時「……うん、そうだね」

紡時は初めから差し伸べられた手を取り、顔をあげた


二人は遠回りをしながら未開発区画を脱出し、サナギを引き取ってから紡時の部屋に帰った


※4日目終了


深夜イベントの代わりに四日目(裏)



1、夕波紡時の冷たい記憶
2、生徒会役員の日常
3、サナギの冒険~優しいおばちゃん編~
4、月明かりに照らされて

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>562採用:4、月明かりに照らされて



深夜2時頃


サナギはトイレに目が覚め起きだしていた

用をすませ再び布団に潜り込もうとしたとき、カーテンが開け放たれていることに気が付いた

月明かりに照らされて、ある人物の影が室内に伸びている


サナギ「ほーじ、寝ないの?」

紡時「っ!……ああ、サナギちゃんか…サナギちゃんこそどうして起きているんだい?」

サナギ「おしっこ」

紡時「あ、あはは……ごめんね失礼なこと聞いちゃった」

サナギは紡時の隣にちょこんと座り、真似をして月を見る

大きな月が闇夜の中で強い存在感を放つ

夜だというのに、お互いの顔が確認できるほどに明るく照らしていた


サナギ「ほーじ、月が好き?」

紡時「ん?そうだねぇ………嫌いじゃないかな、なんだか優しい感じがするし」

サナギ「じゃあ、どうして月を見てるの?」

紡時「………異能者特区の外に居る家族は元気かなぁってさ」

サナギ「かぞく……」

紡時「サナギちゃんは…思い出せないんだっけ?」

サナギ「うん」

紡時「それは…辛いだろうね……」

そう言いながらサナギの背中を撫でる紡時の手は震えていた


サナギ「さむいの?」

紡時「あはは…そうじゃ…ないんだけどね………」

自虐気味に微笑み、震える左手を胸に抱く



紡時「………怖いんだ。雷の音と、赤い光が」

紡時「それを思い出すたびに、僕はこうやって一人で震えているんだよ」

サナギ「…………よしよし。こわくないよ」

サナギは紡時の真似をして、背中を撫でた

二人は暫く月を眺めて過ごした


五日目




3人は一緒の卓で食事をしていた


紡時「ご馳走様」

紡時はいつものように決められた時間に食事を終えて、身だしなみを整える

一「昨日あんなに震えてたのにいつも通りなんて学生はタフだねぇ」

紡時「ふ、震えてたってなんで知ってるの?」

一「だって僕も起きてたし。てか僕ソファで寝てるんだからカーテン開けられると気づくに決まってるでしょ」

証拠として写真に収めていた二人の背中を見せつける

丁度サナギが紡時の背中を撫でていた辺りだ


紡時「う、ううぅ…なんだか恥ずかしいなぁ……誰にも見せちゃダメだよ?」

一「むふふ、交渉材料として取っておくよ」

    おもちゃ
新しい脅迫道具ができたと、ホクホクとした笑顔で一はその写真を消えないように保護した


紡時は既に学校に行き、一は朝食を貪りながら携帯端末を見つめる

あれからというモノ、半沢と連絡が取れなくなっていた


一(……やっぱり第4位が相手じゃ死んでも仕方がないか)

一(例え生きていたとしてもあの電気で持っていた通信機が全て駄目になっててもおかしくないしね)

一(暫くは連絡が取れないと思っていた方がいいかも)


そう思っていた時、2通の電子メールが届く

開いてみれば二つとも仕事の依頼だった

差出人は『川崎佐武朗』と『天雲雲雀』


一(何々…川崎からは…『東支部潜入』同じ任務だけど、今度は情報じゃなくて……物?『白い布で包まれた棒状の物』らしいけど…怪しさ満点だね)

一(天雲雲雀からは『未開発区画探索』…場所が指定されてるな。この建物の中を調べろって事かな?)

一(………依頼を受けてもいいけど、今は個人的に調べたいものもあるな)

一(どうする?)



1、川崎からの依頼を受ける(NOMAL)
2、天雲雲雀からの依頼を受ける(HARD)
3、依頼を保留する
4、どちらも受ける

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いを採用


>>569採用:1



一はカワサキに依頼受託の連絡を入れ、天雲雲雀の依頼については返事を保留した


一(東支部は半沢の管轄だし、潜入自体は簡単そうだね。その半沢と連絡が取れていないのが痛いけど)

一(期間は…5日以内……随分余裕があるな)

一(昨日の戦いであの支部はかなり疲弊している、早いうちに行けば安全かもしれない)

一(……まあ、期間に余裕はある。焦らず行こうか)


そうして一はコーヒーを飲みほし、歯磨きを始めた

今日は………



1、学校に行く
2、行かない

安価↓1

1


>>572採用:1、学校に行く



と、いうわけで今日の更新はここまでです

お察しの通り、依頼を受けるか否か、依頼の成功と失敗、それらによって物語は大きく変わっていっています


今のところの最終目的は『一が自分の力で天雲雲雀を倒す』って感じですね

築き上げるコミュ次第で目的は大きく変わっていくとおもいます


実は中立ルートはそんなに『孤独』がメインテーマじゃなかったりします

基本は物語の中核に迫る『謎解き』が中立ルートのメインですね

ヒーローとアンチヒーローはもっと考える暇なんて無いくらい戦いの連続(予定)です


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


今日は更新お休みです


<重要キャラプロフィール>


名前:サナギ?
性別:女性
年齢:6歳?

職業:なし
立場:中立



長く美しい黒髪と、薄水色のワンピースが特徴的な、金色の瞳の少女
表情の変化が乏しく、口数も多くない
しかしそれは自らの心情を表現していないだけであり、実際は好奇心旺盛
年相応に精神が幼く、非常に素直に周りの影響を受け、真似をしたがる
最近はコーヒーを飲むのが好き(美味しいとは思っていない)
未開発区画が生まれの謎多き少女
彼女自身も自分の事がよく分かっていない
趣味は人間観察



レベル:?
異能:『?』
??????????????????
??????????????????
?????????????????????????????????

タイプ:???
射程距離:???




【特殊技能】


『記憶喪失』
記憶の殆どが紛失している


『????』
??????????????????『進化の欠片』の一つ
???????????????


名前:鶯丸 響(ウグイスマル ヒビキ)
性別:男性
年齢:26歳

職業:トップヒーロー
立場:ヒーロー



長めの金髪、緑色の瞳が特徴的な、美しい容姿の男性
常に白いスーツに身を包んでいる
性格は軟派で軽薄、自称フェミニストの女性好き
女性の前ではキザな態度を取るが、男性や悪人の前では彼本来の自信過剰でがさつな面が露呈する
日夜、女性を囲んで楽しんでいる姿が目撃されている
そんなプライベートながら、ヒーローとしてトップクラスの人気と実力を持ちあわせる
第4位に数えられるヒーローであり、『槍持ち』と呼ばれる最強の異能者の一人
冷静な分析力、柔軟な対応力、そしてそれらを存分に生かす万能な異能を持つ
だが、トップヒーローになってからというモノ真面目にヒーロー活動をしなくなった
それでも人気が衰えていないのは彼自身の魅力だろうか
ヒーロー活動を真面目にしなくなったのは、何か理由があるのではと噂されている
好きな色は白でイメージカラーも白。だが世間の認知は紅色

趣味は女の子を口説くこと




レベル:5
異能:『紅に燃ゆる雷光(スカーレットライトニング)』
紅色の雷光を操る異能
身体強化、電磁気、電波、などあらゆる使用用途が存在する
最大の特徴としてはその熱量で、コンクリートすらも焦がし溶かし尽す
肉体を電気と同化させることも可能であり、物質を電気に変換するという荒唐無稽な事すらも可能である
細かな動作も可能だが、常に激しい音が鳴るため隠密には不向き


『紅雷の槍』
異能の行きつく先である『覚醒』状態の異能
覚醒した異能は槍の形をとり『槍持ち』と呼ばれる
彼自身の激しい気性を表すように、大気を引き裂く雷鳴を轟かせながら阻むもの全てを破壊する



タイプ:万能型
射程距離:近~遠距離




【特殊技能】


『フェミニスト?』
女性を尊敬し、愛する心
ただひたすらに女性に甘い


『NO.4』
第四位に数えられるトップヒーロー
異能者特区の中で最強クラスの実力の証明


『槍持ち』
異能の極致にたどり着いた者の証明
この世の全ての異能者の中で最強クラスの実力


鶯は敵として出てきたのでなんか口が悪いいけ好かない奴みたいな印象だったと思いますが
実際はチャラくて胡散臭いいけ好かない奴です

この鶯を含めてトップヒーロー7名は可愛い奴らばっかりなので早く全員お披露目したいなぁ……


ではでは、また明日

おつ
あらレベル5のヒーローは募集枠ないのか


>>582
よっぽど気にいったのがあれば枠を増やして順位をずらせばいいだけなので無問題ですぜ



ようやっと募集キャラ選考が終わったので本編開始の前に幕間を挟みます

少々お待ちください


幕間 ~乙女の受難~



私、結月梓には気になる男子が居る

それは目の前に居る


お昼休み、皆が思い思いに交流を図る

他学年同士で集まって食事をしている人もいる

私の視線の先の二人もそうだ


夕波紡時

私と同じ2年生のクラスメイト

レベル4の異能者で、クラス委員長で生徒会所属

可愛い癖っ毛と優しげなタレ目が特徴的な男子生徒

飛びぬけてカッコイイというわけでもなく、学年で3番目くらいにカッコイイというくらい

性格は温厚でお節介焼き、何時も進んで誰かのお手伝いを買って出ている

そして何より努力の人だ


どこかホッとする雰囲気の優しげな紡時君は、やはりというか結構モテる

私から見ても素敵な人だと思う


だが、私の視線の先はそんな彼の目の前で口を歪めて笑っている少年『天下一』だった


優等生な紡時君とは正反対な不良な少年

レベル1の異能者で、なんと同性愛者を自称している

よく無断で学校を休むし、なんだか黒い噂も飛び交っている

性格は飄々としていて近寄りがたい雰囲気を持つ

彼の異能の毒牙にかかった生徒も多く、自然と彼を避ける人が多い

かくいう私も―――


「おい、梓?」

「ひゃい!?」

「おいおいおい、また聞いていなかったのか?」

「あはは……」


困った奴だと眉を顰めるのは、私の友達『五条結花』

学生でヒーローって言うカッコイイ肩書きを持っている


「眼……追ってたな?」

「へ?な、なんのことかなぁ?」

「はぁ…誤魔化せると思っているのか。いいか、お前のその感情は洗脳と同じだ」

「あんな奴の事、さっさと忘れろと言ってるだろう」

「ん……うん……」


所在無げに視線を逸らす

ふと、一くんと視線が重なる


ニヤリ


と目を細めて、妖艶に笑った

…………ような気がした


心臓が高鳴る

あの時と同じだ

初めて一くんの魅了にかかった時と同じ気持ち

もう魅了は解けているはずなのに、顔が熱くなる


自分でどうにかできるモノじゃない

だから私は、今日も自然と君を眼で追う


「はぁ………あんな男の何が…」

五条結花の深いため息が教室の喧騒に消えていく


幕間 ~コーヒーの薫りに誘われて~



カフェバー『あまぎ』に人が集う


「聞きました天城さん!昨日の事件!!」

「運び屋さん死んじゃったらしいわね。でもそれ一昨日の話じゃない?ちょっと情報遅いわよ」

「うむむ…先を越されてましたか。相変わらずの地獄耳ですね……あ、私はカフェラテで」


高校生探偵『宮永澪(ミヤナガ ミオ)』はこの日、一番遅くやってきた

悪びれる様子も無くカウンターの席につき、勝手に水を注いで飲んでいる


「…………」


宮永澪とは少し離れた場所で情報屋『白露雨音(シラツユ アマネ)』はグラスを傾ける

グラスの中のウイスキーを揺らめかせ、一息にあおる

その瞳は何処か虚空を見つめていた


「しかし…アイツが殺されるとは、ドジを踏んだもんだね」

窓際の席でコーヒーを飲んでいる少年『狭間律(ハザマ リツ)』は不機嫌そうにそう呟く


「自由の会が直接てを下したっつー話ですよ」

表情を変えず、拍子抜けするほど軽い口調で白露雨音が口を開く


「そうだったのか?初耳だな…いやそれよりもお前、また『キャラ』が変だぞ?」

「あれ?そうかな?ちょっと待って直すから」

『あ~、あ~』と声色を変えながら、白露雨音は困ったように顔を揉む


「はぁ…私…どれが普通だっけ?ねえマスター、私ってどんな感じだった?」

「そうねぇ…もっと物静かな感じじゃなかったかしら?少なくとも私が初めて会ったときは冷たい雰囲気だったわよ」

「なるほど……ああでも、それも『作ってた自分』の可能性が……はぁ…マスター、おかわり」


そうして白露雨音は本日4杯目のウイスキーをあおった


奥の部屋でテレビを眺めていたサナギは、コーヒーの薫りにつられてお店のカウンターの中に顔を出す


「ああ、サナギちゃん。どうしたの?」

「おや!おやおやおや!その可愛らしいお嬢さんはどなたですか!?」

宮永澪は目を輝かせてサナギに迫る

サナギは困ったように肩を震わせて、天城神子のスカートを握る


「もしやマスターのお子様で――あだっ!」

「怖がってるでしょうが。これでも飲んでなさい」

宮永の頭に天城の拳が突き刺さる

頭を押さえ、口を尖らせながらも差し出されたカフェラテを飲む


「しかし、本当にそいつは誰なんだ?」

「ちょっと野暮用でね。一くんから預かるように頼まれてるのよ」

「なんだと!?あの天下の野郎の子供か!?きっと卑劣外道な手を使って女性を貶めたに違いない」

「馬鹿言いなさい。そんなんじゃないと思うわよ」

落ち着かせるように狭間律のカップにコーヒーを注ぐ


「たぬきー!来なさーい!」

「誰がタヌキだ!!」

天城神子が二回手を叩くと、裏の部屋から屈強な体つきのいかつい男、『弧狸琢磨(コタヌキ タクマ)』が顔を出す

彼はこの店の用心棒として雇われている超人だ


「今からちょっと暗~いお話をするから、奥の部屋でサナギちゃんと遊んでて」

「お、俺に子守をしろと!?」

「できるでしょ?ほら、ぽんぽこ~!」

「出来るかぁ!!」

「出来るしやれる。さっさと行きなさい」

弧狸の尻を叩き、不安そうな顔をしながらもサナギの手を取って奥の部屋に引っ込む


「……じゃあ…始めましょうかね」


カフェバー『あまぎ』に人は集う

ここは、裏世界の情報の中心地

人知れず建つ小さな店、コーヒーの薫りに誘われて人々は立ち寄る


今日もまた、情報交換が行われていた


新キャラの内『弧狸琢磨』だけは私のオリジナルキャラです

まだまだ出す予定の募集キャラが居るのでお楽しみに!!



では、本編再開です





一は一度カフェバー『あまぎ』に立ち寄り、サナギを預けてから学校に向かった

サナギを送ることを考え少し早めに学校を出たせいか、周りには学校に向かう学生で溢れていた


一(何時も遅刻ギリギリで周りに誰も居ないからこういう景色は新鮮だなぁ…)

一(今日は遅刻する心配もなさそうだし、ゆっくり行こうっと)


一は大きなあくびを漏らした



イベント判定
1-3  鋭い視線
4-6  誰かに声を掛けられる
7-9  正門に立つ生徒

直下コンマ


コンマ判定:9  正門に立つ生徒



正門が近づくにつれて人の足並みが遅くなっていく

正門の前では渋滞が起こっていた

どうしたことだと顔を出して様子を探れば、正門の前には複数の生徒が立っていた

そして全員腕に『生徒会』の腕章


一(……わーお、服装検査)

一(どうしよ…僕拳銃もってきてるんだけど、護身用のおもちゃで済むかな?)

一(………済むわけないよね、鞄の中まで調べられたら困るなぁ…)


流石にそんな事までしないだろうとたかをくくり、正門をくぐる番が来た

一の前に立つのは……


1-3 最悪の奴
4-6 生徒会長
7-9 夕波紡時

直下コンマ


コンマ判定:7 夕波紡時



紡時「今日はいつもより早いね」

一「まあね…服装検査してるなんて知ってたら絶対遅刻してきたんだけど」

紡時「ふふっ、そう言う君みたいな人の為の抜き打ちなんだから。ある意味成功だね」

一「いやホント…焦ったよ……」


友達のよしみで軽い検査で済まされ、合格が出される



「ちょっと待ってよ!僕制服ちゃんと来てるじゃん!!」

「これは女子制服だろうが!!!」

「はいはーい!異議ありー!校則には『学校指定の制服に身を包むこと』て書いてるからセーフでーす!!」

「んなわけあるか!!反省文を書いてもらうぞ!!」


隣では女装少年の『赤神時雨』と生徒会一偉そうで生意気な1年生『甲斐心』が激しい言い争いをしていた

自分もあの立場になるかもしれなかったのかと思うと肝が冷えた一であった





いつものように授業が進み、昼休みの時間になる


一(さてと…これからどうしようかな?)


特に予定も無く、仕事が切羽詰まっているわけでもない一はぐるりと教室内を見渡した



1、イベント安価
2、自由行動

安価↓1


>>599採用:2
※本当は『2、屋上で朝食』みたいに安価内容も添えてほしかったんだぜ



自由行動

安価↓1

生徒会メンバーをチェック

ごめんなさい

>>602
ええんやで(にっこり)

>>601採用:生徒会メンバーをチェック



昼食をとりながら生徒会について思いをはせる


生徒会役員は全5名


生徒会役員が二人

一人は言わずもがな一の友人『夕波紡時』


もう一人は朝騒ぎ立てていた『甲斐心』

レベル5の異能者である女子
とてつもなく自信過剰だが、それを裏付けする優秀さを持つ
誰に対しても敬語を使わない
友達なんて一人もいないだろう

※訂正。生徒会役員が二人× 役職を振り当てられていない平役員が二人○


生徒会書記

『折笠ナツキ』

学年は3年生の女子生徒
物静かで生真面目な生徒会の良心
異能者でも超人でもなく普通の人間


生徒会長

『甲斐赤理』

学年は3年の男子生徒
レベル3の異能者である
学生でヒーローで生徒会長というハイスペックな人
甲斐心と同じ名字だが兄妹ではないらしい




生徒会副会長は………


直下コンマ:性別判定
偶数で女性、奇数で男性

↓2コンマ:異能者判定
4以下で無能者、5で超人、6以上で異能者


コンマ判定:偶数、女性

コンマ判定:7 異能者



安価↓1:副会長の名前

↓2コンマ:異能レベル判定
1-2  レベル1
3-4  レベル2
5-7  レベル3
8,9  レベル4
0    レベル5


>>610採用:澤田彩音(サワダ アヤネ)


コンマ判定:7  レベル3



澤田副会長の設定

性格とか容姿とかその他諸々

安価↓1~3までをMIX

会長の座を狙って色々悪巧みしてる三白眼


>>616-618を混ぜ混ぜ


明らかに腹黒系ですね
しかし!三白眼で美人じゃないのは逆に萌えポイントだ!!


では、彼女の異能を決めてください


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

人間を意思のない生物に不可逆で変えてしまう


>>620採用


レベル:3
『思考破壊』
人間の意思を破壊する異能
思考能力を完全に無かったことにし、無気力人間にへと変える
発動条件は『相手の両手を握り10分間その状態を維持する事』
意思の破壊は不可逆であり、決して元には戻らない



こんなところですね


では、本編再開です




副会長は『澤田彩音』

学年は2年
レベル3の異能者
三白眼の不気味な女性
次期会長の座を虎視眈々と狙う野心家
絶対に友達いない




一(こんなところかな…)

一(生徒会…この学校の事なら何でも知っているだろうね……)

一(生徒会長がヒーローだし、あんまり僕の事は良く思っていないだろうなぁ)


そんな事を考えていると、いつの間にか昼休みが終わってしまった




好感度判定
1ほど低く、9ほど高い。0で特殊感情

直下コンマ:1桁が一から心への好感度、2桁目でその逆

↓2コンマ:1桁が一からナツキへの好感度、2桁目でその逆

↓3コンマ:1桁が一から彩音への好感度、2桁目でその逆

↓4コンマ:1桁が一から赤理への好感度、2桁目でその逆


一から心:6 【友好】 『顔だけはいいよね』
心から一:7 【友好】 『男色させなければ…』

一からナツキ:7 【友好】 『優しくて美人さんだし、生徒会で2番目に頼りになるよね』
ナツキから一:6 【友好】 『色々問題は起こすけど、悪い子じゃない…と思う』

一から彩音:6 【友好】 『トゲトゲしてるしからかいたくなる』
彩音から一:1 【嫌悪】 『口もききたくない』

一から赤理:9 【友愛】 『カッコよくて頼りになるし、個人的にはお近づきになりたいなぁ』
赤理から一:2 【苦手】 『黒い噂のある不良少年』


夕方


全ての授業が終わり、放課後の時間となる


一(漸く自由な時間が来た…)

一(半沢とはまだ連絡がつかない、早くあっちの状況が知りたいけど…)

一(いくら疲弊しているだろうとはいえ、何も準備していない状態で支部に乗り込むのは気が引けるなぁ…)

一(無理に潜入しなくても半沢と連絡が取れれば、アイツに取りに来させることもできるね)

一(ま、割と時間はいっぱいあるし青春を謳歌するのも悪くないかも…)

一(あんまり構ってやれてないから、サナギと改めて向き合うのもいいかもしれない)


一(やりたいことはたくさんある……さて、どうしようかな?)



1、行動安価
2、イベント安価
※どちらも内容明記。イベントの例としては『○○が話しかけてきた』位で構いません

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

名瀬を魅了から解放しとく


>>636採用:1



一(名瀬を魅了から解放しといてあげよう)

一(八つ当たりの戯れに魅了しちゃった被害者だしね)

一(だけど、僕の魅了は能動的に解除することはできない)

一(放っておけば自然と解放されるだろう)



一(改めて…何をしようかな?)


1、行動安価
2、イベント安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1半沢の安否を知るため情報集めでも

1 自分が協力をあおげそうな人物について整理しておく

2 誰かとぶつかる   とか曖昧なのでもいいのかな


同コンマなのでコンマ判定

偶数で>>638、奇数で>>639採用

直下コンマ

>>641
そんくらいざっくりでも構いませんよ

コンマ判定:偶数 >>638採用



一(……やっぱり優先すべきは半沢の安否の確認だな)

一(この仕事意外でも大事な自由の会の情報を流してくれる駒だしね)

一(さて…と、情報を集めないとな)

そう思い立ち、一はある場所へと向かった……



1、カフェバー『あまぎ』
2、昨日の戦闘現場
3、自由の会東支部

安価↓1


>>646採用:3



一は実際に自由の会東支部の近くまで来ていた

少し遠くから支部の様子を見守る

入口には見張りが二人、人の出入りはほとんどない

支部の中の様子までは見えないが、明かりが灯り人間が活動をしていることを知らせる


一(…意外と無事だったみたいだね)

一(けど、見張りは長い間交代をしていないみたいだ。いくらか人材が無くなっているんだろう)

一(半沢は自己保身だけなら一流だ、この分なら無事そうだね)


一(さて、と問題はどう接触するかだけど…なにか案は無いかな?)


1、根気強く半沢が出てくるのを待つ
2、直接訪ねる
3、自由安価

安価↓1


>>650採用:2、直接訪ねる



今日の更新はここまでです

これからは深夜イベントの代わりにこういった3人称、または誰かの視点での幕間を挟みます


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました

結構募集キャラの設定変わってるっぽいですね
募集時の設定鵜呑みにすると下手を打つかも


>>657
あ、あれ…?そんなに変わって見えましたか?
精々人間関係が新たに足されているくらいで性格なんかは変えてないです
つまり!……もっとプロフィール通りの性格で書けるように頑張ります


狭間律くんには元々の設定加えて武器商人としての一面が追加されています
戦闘向けの異能じゃない一にとっては戦闘支援に加わることができたり、一人で戦える範囲も広がるのでとっても頼りになるかと思います


そろそろ再開です


一(……無理に手回しをするのも面倒だし、そのまま行こう)


入口の前に立つ屈強な男2人に話しかける

「あ゛あ゛ん゛なんだテメェ?」

一「半沢って人居るでしょ?呼んで欲しいんだけど」

「………お前、新たな会員か?」

一「う~ん……取り敢えず呼んでくれればいいから。『一様が来た』で伝わると思う」


男2人は顔を見合わせ、相談をする

一の事を怪しみながらも一人、中に入って行った


暫くして汗だくになり息を切らして半沢が飛び出してきた


杉木「は、はは一様!ご無事だったのですね!」

一「うん、まあちょっと二人きりで話そうか」


一は半沢の言葉を適当に長し、ファミレスに足を踏み入れる


飲み物だけを適当に注文をして、一は昨日の出来事を半沢から改めて聞く


一「……ふ~ん、で君と一部の部下だけ逃げ延びた…と」

杉木「はい…まさか鶯丸が救出に来るとはこちらも予想外で、一様もご無事そうで安心しました」

一「…僕はさ、今朝から何度か君に連絡を入れたんだけどどうして返事が無かったのかな?」

杉木「そ、それは…その…昨日の戦闘の影響で壊されてしまいまして……後処理や上への報告で此方もてんやわんやでしたので…本当に申し訳ありません!!」

一「…許してあげるよ。代わりをさっさと買ってくるように」

杉木「はい!一様の寛大なお心に感謝いたします!!」


すっかり飲み干したメロンソーダに差し込んだストローを噛みながら思案する


一(安否の確認も取れたし、当初の目的は達成した)

一(僕の予想通り、昨日の戦闘で通信機器を破壊されていたのが連絡が取れなかった理由だった)

一(……さて、と…仕事の事もある。まず何を話そうか)


1、昨日の半沢の目的について
2、依頼の事を隠して『目的の物』についての事をそれとなく聞き出す
3、依頼の事を隠して『目的の物』をもってくさせるように言う
4、自由安価

安価↓1

1+2


>>661採用:1+2



一「こういう話をするのはお仕事上は規約違反だと思う」

一「けど、君と僕の仲だ。隠し事はしないよね?」

威圧を掛けるようにニッコリと笑いつめよる

半沢は困ったようにどもりながら、汗を流して目を背ける


一「昨日、何が目的だったんだ?」

半沢「ひ、ヒーローの討伐で…」

一「本当かな?たかがヒーロー討伐にあの大人数」

一「それに、あの『鶯丸響』が救出に来たのには何か裏があるはずだ」

一「点数稼ぎの目立つ場じゃないあんな場所に、滅多にヒーロー活動をしなくなった鶯丸が来たって言うことは…それほど重要な何かがあったんじゃない?」

一「ねえ、僕のこの予想…間違っているかな?」

半沢「そ……それは…」


コンマ判定
5以上で口を割る
魅了 +4
小心者 -2

直下コンマ


コンマ判定:8+2 口を割る


半沢「……どうして我々自由の会とカワサキが長年冷戦状態を続けているか知っていますか?」

一「…この異能者特区の発展に自由の会の技術力と研究が必要なものだから」

一「それに、カワサキはいくら君たちを目の敵にしているからと言って、ヒーローである以上犯罪が起きてからでなければ手を出せない」

一「そんな受け身の状態が続いていて、自由の会からも手を出すにはあの組織の戦力は強大すぎるから…じゃないかな」

半沢「……表向きには、そうなっています」

神妙な顔つきで半沢が語りはじめる


半沢「…ですが冷静に考えてみてください。我ら自由の会には、あのトップヒーロー7名を同時に相手にして太刀打ちできる戦力などとてもじゃないですがありません」

半沢「一歩カワサキ側はこちらの拠点を把握し、戦力差では圧倒。その気になれば簡単に此方を潰せるのです」

一「だけどそうしない理由が自分たちからじゃ手を出せないってのじゃあ……」

半沢「カワサキがそんな清らかな組織とお思いですか?」

半沢「ヒーローの存在、表向きの事業は確かに正義の体現者。まさに『ヒーロー』です」

半沢「ですが、『カワサキ』は正義であっても『川崎佐武朗』はそうではありません」

半沢「一様にも依頼があるのではありませんか?あの者は平気で使える手を何でも使って来ます」

一「……確かに…ね…」


事実、自分はその川崎佐武朗から依頼を受けているところだ


半沢「世間情勢はヒーローの圧勝、報道機関も川崎佐武朗の息がかかっています」

半沢「と、なれば。理由などでっち上げればいいのです。あの男はそんなことを躊躇しない」

一「………でも冷戦状態は続いている」

半沢「はい、そこなのでございます」

半沢は顔を近づけ、一層小さな声で話しはじめる


半沢「ここからは私も詳しく知りませんのでお話できないのですが、我々は『人質』を握っております」

一「…!…続けて」

半沢「カワサキと自由の会が奪い合いをしているという噂をご存知でしょうか?それが、この『人質』なのでございます」

半沢「この人質がいるからこそ、あのカワサキが手を拱いているのです」

一「なるほどな……」


初めて知った事実に深く頷く

衝撃の事実ではあったが、話の筋が変わっていることにふと気が付く



一「それで、結局昨日は何をしていたんだ?」

半沢「ここからは少々ややこしい事情があるのですが、端的に言いますと人質に逃げられてしまったのです」

一「おいおいおい……」

半沢「正確に言うのならば連れ去られた。ですが、これもまた厄介な事情が絡んでおりまして」

半沢「一つづつ整理しておきますと『人質は2人居た』のです」

半沢「そのうち一人は自主的な逃走…だと考えられております」

一「含みがある言い方だね」

半沢「はい…予想される逃走経路に少々不可解な事象が多くてですね。此方も困惑している次第です」

半沢「もう一人の人質は『何者かに連れ去られました』」

一「…………」

半沢「これも厄介な事情でして、カワサキが運び屋に命じたらしいのですがその運び屋が裏切ったそうなのです」

半沢「理由は不明ですが、人質に情でも湧いたのかもしれませんね」

一「……そう…」


その話を聞きながら、一の頭にはある人物が思い浮かんだ

サナギの事だ

連れ去られたという人質が、正にサナギの状況とピタリと当てはまる


半沢「そこで話が戻りまして、昨日の事」

半沢「カワサキが未開発区画で逃げ出した人質を見つけたという情報を掴んだのです」

半沢「ですが、見つけただけで保護までは至っていませんでした」

半沢「そこで我々は予め未開発区画の出口への経路に破壊工作を施しまして、そのカワサキの工作員が保護した人質を待ち伏せで横取りする算段でした」

半沢「ですがこの事をあちらにも知られていたようで、工作員から事前に救出願いを出されてしまいました」

一「なるほどね、そこで僕への依頼と昨日の惨事につながるわけだ」


一「それで、結局人質はどうなったの?」

半沢「此方の身を守るのに手いっぱいで…恐らく奪還されたかと思われます」

一「まあ…そうなるよね」


そこで話は途切れ、一は半沢の話を頭の中で整理する


一(冷戦の事は大体わかった)

一(サナギがその人質の一人だという確信もある)

一(だけど少し不思議なのは『人質の年齢』だ)

一(冷戦状態は異能者特区が完成して少ししてから始まった。異能者特区完成は25年前、つまり20年近く冷戦状態は続いている)

一(と、なればサナギの年齢が合わない。サナギは精神性を鑑みても確実に子供)

一(何らかの異能で『成長』が止まっている、という事でも起きていない限り話に矛盾が生じる)

一(これについては、改めて調べておくべきか)


一「昨日の事はよく分かったよ」

一「君も大変な立場だろうに、僕への愛に殉じて話してくれたんだね。ありがとう」

そう言って半沢の頬にキスをする

半沢は頬を赤らめ、顔をとろけさせる



一は、次の話題に移る


一「そういえばさ、東支部に金庫とかってあるかな?」

半沢「は、はい?どうしていきなり…」

一「いいから話してよ。興味があるんだ」

半沢「まぁ…それは、ありますけれど」

一「中には何が入ってるの?やっぱりお金?」

半沢「………そ、そうですね…会社にとって大事な物が入っております」

視線を逸らして汗を拭う


一(ホンット嘘が下手だね。そこが可愛いんだけど)

一はそれを見逃すことなく追求する


一「『お金』……じゃ、無いんだね?」

半沢「そ、それは……」

一「僕がお金かと聞いたとき、君は頷かなかった。それはお金じゃない『何か』が入っている証拠じゃないかな?」

一「例えばそう……『情報』?」

半沢「え、えっと………」

半沢は視線を泳がせ何とか逃れようともがく

そこを一息に押す


一「『白い布の包み』」

半沢「!?」

半沢の肩が跳ねる

一はニヤリと口を歪め、半沢の耳元で息を吹きかけに囁く


一「…誰にも言わないよ。安心して、ただの興味だ」

一「その『大事な物』……ってなんなのかな?僕になら、話せるよね?」

一「僕には、君が頼りなんだ。お願いだよ…杉木」

半沢「そ、それは……………」



コンマ判定
5以上で口を割る
魅了 +5
最重要機密 -3

直下コンマ


コンマ判定:0  クリティカル


暫く視線を泳がせた後、半沢の体の震えが止まる

真っ直ぐと前を向き一の目を見る

どうやら覚悟を決めたようだった


半沢「…先ほど、人質の話をしましたよね?」

半沢「『神の部品』というモノをご存知でしょうか?」

一「………いや、知らない。『進化の欠片』と関係があるの?」

半沢「!…『進化の欠片』について知っておられるなら話が早い。『進化の欠片』は三つ存在します『器』『蝶』そして『神』」

半沢「『神』とは比喩のような物で、実際には『神の部品』をさします」

半沢「神の部品とは『腕』『足』『眼』のように人の部位を模した物で、異能とは違う特別な力を宿しています」

半沢「………我々東支部の人間はその内の『両腕』を所持しておりました」

一「所持していたって事は…」

半沢「ええ、昨日の戦闘で『右腕』が奪われました。今手元にあるのは左腕だけです」



一「…ちょっと待って、人質は2人だって言ったよね?よく状況が呑み込めないんだけど」

半沢「その…これまた面倒なお話で、逃げ出した人質とその両腕は繋がっていたはずなんです」

半沢「どういう理屈か付け替え人形のように片腕だけを組織に残して逃走しました。そしてこれまた奇妙な話で、昨日の戦闘では『腕だけ』が見つかったのです」

一「………つまり、その逃げ出した人質は『両腕の無い』状態だと」

半沢「はい、そうなります」

一「それって、その人質は生きてるの?」

半沢「それすら分かりません。ですが、片腕を見つけた時には近くに血痕は見られませんでした。何らかの異能で肉体に繋がっている『腕』を取り外したと思われます」

一「ふうん……なんだかよく分からない話になって来たな…」


一「その『神の部品』の残り?も逃げ出した人質に繋がったままなの?」

半沢「いえ、『眼』と『両腕』と『耳』が繋がってしました。残りの『両足』と『心臓』は何処にあるか分かっていません」

半沢「もっとも、その繋がっていた人質ごと逃げられてしまいましたが…」


一(進化の欠片…神の部品……それらを巡ってカワサキと自由の会は対立しているのか?)


一「…その『進化の欠片』、名前だけしか聞いたことないんだけど。一体何なの?どんな価値があるの?」

一(そう、ずっと気になっていたことだ)

一(あの天雲雲雀が必死になって探す『進化の欠片』)

一(それがどれほどのものなのか興味があった)

半沢は一瞬躊躇いを見せたが口を開く


半沢「……『神の部品』を全て集め、『器』に注げば『万能の願望器』が完成する」

半沢「俄かに信じがたい話ではありますが、会長……天雲雲雀様はそれを本気で信じております」

半沢「とはいえ、私が実際会長がそう言っていたのを見聞きしたのではありません。あくまで噂でございます」

半沢「私個人としてはそんなドラゴンボールじゃあるまいし…と思っております」

一「……………」

半沢「あは…あはははは…おかしな話でございますよね。まさかあの会長様がこんなオカルトを本気にするなどと…ふ、ふざけた噂ですよね…はは……」


一向に口を開かない一を前に、ご機嫌でも取ろうとしているのか半沢が乾いた笑いを零す


半沢「あのぉ…一様?」

一「……なに?」

半沢「あの…これ、実は重要機密でして。外に漏らしたと知られれば私の首が物理的に飛ぶことに…」

一「うん、誰にも話さない。約束する」

半沢「ありがとうございます!!もう…もう私、この話をしている途中からずっと心臓バックバクで……」

一「…そっか」


それから二人は適当に会話をつづけた

最後に金庫の位置を聞き出し、半沢と別れる

半沢は別れ際に

半沢「……一様は会長と似ています。その、有無を言わせない押しの強さと言いますか。意地悪なところが…」

と、言った

普段の一なら露骨に苛立ちを見せていただろうが、一の頭には響いていなかった

一は半沢と別れた後も、ずっと同じことが頭の中を巡っていた


一(万能の願望器……それを、あの天雲雲雀が求めている?)

一(あの…天雲雲雀が?)


一「ふふっ…ククク……アハハハハハハハ!!!!!」

一は笑いが止まらなかった

脇腹が痛むほど笑い転げた


一(あ、あの天雲雲雀が!僕から全てを奪った天雲雲雀がそんな幼稚なものを求めていただなんて!!)

一(最高だ!やっぱりアイツは僕の予想をはるかに超えている!)


一(まだ足りないか。僕から全てを奪い、あらゆるものをその手中に納めて尚、足りないか?)

一(何処までも強欲で傲慢で醜く、そして………愛おしい)


一(だからこそ、僕はそんなお前から―――)



1、全てを奪ってやりたい(願望器の完成が目的)
2、全てを壊してやりたい(願望器の破壊が目的)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>682採用:1、願望器の完成



一(全てを奪ってやりたい)

一(アイツよりも早く、願望器を完成させる)

一(願いは……なんでもいいや…どうだっていい、アイツに勝てるならなんだっていい)


一(ふふふっ……楽しくなりそうだ)


一「ふふっ…アハハッ!」


一は狂ったように笑い続けた



※最終目的が願望器の完成に変わりました





一はサナギを迎え、紡時の部屋で夕食を一緒にとった

久しぶりの誰かとの夕食だった


今はそれぞれが思い思いに行動をしていた



一(さて…何をしようかな?)

一(依頼の情報は集め切った。次に考えることは手段だな)

一(思ったよりも半沢が何でも知っていたおかげで情報収集の手間が省けたな)

一(時間はたっぷりある)


一(さて、何をしようかな?)



1、行動or会話安価
2、イベント安価

安価↓1

1 かなりフワッとしてるけど仲間集め、した方がいいんじゃないか。


>>685採用:



一(仲間集め…か…した方が良いかな?)

一(自由の会にも、カワサキにもどちらにも間者はいる。どちらも魅了済みだし幹部だ。組織を知るにおいてこれ以上ない情報源だろう)

一(それ以外の情報源も『あまぎ』に行けば確保できる)

一(サナギの保護…も大丈夫だ。天城のカフェを襲おうなんて命知らず、この異能者特区には存在しない)

一(戦いに関しても紡時が居る)

一(紡時以上の戦闘要員なんてレベル5を探さないといけなくなる)


一(そして何より仲間は信用の出来る人じゃないと話にならない)

一(魅了で裏切りは防げるからそこはいいとしても、そもそもどんな仲間が欲しいかな?)




1、自由安価(どんな仲間が欲しいか)
2、やっぱりいらないかも

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1 戦える人間はもう1、2人いても損は無いんじゃないかなぁと思うので戦闘員


>>687採用:



一(……紡時には紡時の生活がある)

一(生徒会の事もあるし、忙しさで僕の都合と会わない時も出てくるだろう)

一(……それでも無理をして僕を手伝おうとするやつだけど、あと一人二人は戦える仲間が居た方がいいかもしれない)

一(うん、その方がいい)


一(と、なると信頼できそうな異能者。出来れば中立な立場の人が良いかなぁ)

一(パッと思いついたのは梓ちゃん。どういうわけか僕に気がある変わった人だ。今までも何度か手伝ってもらったことがある)

一(結花ちゃんも手伝ってもらったことがあるけど、カワサキに所属するヒーロー。こっちが自由に動きにくくなりそうだ)

一(同じ理由で赤理生徒会長もちょっと悩むところだ)

一(甲斐心……が一番理想的なんだけど、今まで手伝ってもらったことも無いし、そもそも僕のお願い聞いてくれるかなぁ?)

一(カフェ『あまぎ』で人を紹介してもらうって言う手もあるか)


一(これくらいかな)

一(まず誰に声をかけてみようか?)


人物指定
安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

あまぎ


>>693採用:



一(ま、こういう話は同業者にするに限る)

一(『あまぎ』に行って誰か紹介してもらおうかな)


そう決めて、明日『あまぎ』に向かうことを決めた



※明日の行動が決まりました
※夕方以内に『あまぎ』に向かわなかった場合、夜に行動が固定されます


幕間

1、夕波紡時の憂鬱な午後
2、甲斐心は縛られない
3、サナギの冒険~優しいおばちゃん編~
4、サナギの冒険~怖い顔のお兄ちゃん編~

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>698採用:4


「……………」

「……………」


カフェバー『あまぎ』

その裏の部屋

天城神子の住む部屋、天城の生活空間

その居間で二人の男女が見つめ合っていた

正確に言えば、一人の男が見詰められていた


お互いが正座をして正面で向かい合っている

カフェバー『あまぎ』の用心棒、『弧狸琢磨』はいつになく追いつめられていた

弧狸琢磨にとって、人生最大のピンチである


(子守ってなにをすればいいんだよおおおお!!!!!)

心の中で絶叫する


琢磨の目の前の少女…サナギがふと立ち上がる

その行動に琢磨はビクリと肩を震わせた

おもむろにサナギは琢磨の髪を触る

抵抗していいものか迷い、琢磨は好きに髪を触らせる


「お兄ちゃんの髪、へん」

「お、おにいちゃん!?」

言われなれない言葉に背中に甘い痒みが駆け上る

あまりの驚きに気持ち悪い声をあげてしまった


「お兄ちゃん」

「………俺の事?」

「うん」

「………………ハッ!そっか、名前言ってなかったからか」

そう、何を隠そう二人は初対面であった


「俺の名前は弧狸琢磨だ」

ゆっくりとハッキリと自分の名前を伝える


「こ…たぬき…たくま」

「そう、弧狸琢磨」

「たぬきお兄ちゃん」

「…そこから名前を取るんだな……」

非常にもやもやする心境であったが、子供の愛称だと思うとなんだか許せ、そのまま好きに呼ばせることにした


「たぬきお兄ちゃんの髪、へん」

「ん、んん?ああ…そうだな、ちょっと無理やり脱色したからな。…って子供に言っても分かりにくいか」

「私と違う」

不思議そうにサナギが自分の髪と琢磨の髪を擦りあわせる


「嬢ちゃんは綺麗な髪してるもんな…うおっ…」

サナギの髪を梳き、そのあまりの指通りの良さに声をあげてしまう

(めっちゃ気持ちいい……女の子の髪ってこんなに気持ちいいものなのか?)

(………なんか、今の俺、すっごく変態っぽい)


推定6歳の少女と髪を擦りあわせてあそぶ、見ず知らずの23歳男性の姿がそこにはあった


「たぬきお兄ちゃんの髪きたないね」

「き、きたなっ!……ま、まぁ…嬢ちゃんと比べると綺麗ではないのは確かか…」

『カッコイイと思ってやってるんだけどなぁ…』と、ショックを受けながら小さく呟く


このまま髪を弄りあうだけでは退屈だろうと、琢磨はサナギに提案する

「よし、何かして遊ぶか!」

「あそ…ぶ?」

「なんでもいいぞ……つってももう暗いから外で遊ぶのは無しな。部屋で出来る遊びをしようぜ」

「なんでも……」

そう言われたサナギは腕を組み、可愛らしく首を傾げる


「じゃあ、髪で遊んで」

「け、結局そこに戻るのか……だが何でもといったのは俺の責任だ。いいぜ、責任もって嬢ちゃんの髪で遊んでやるぜ!」

サナギの手を引き、化粧台の前に座らせる

(遊んでっつーのはアレだろ?髪をセットしてって事だろう?やったことは無いが、俺には出来る!何故なら俺には異能がある!)

『記憶投影』
記憶の中のモノを再現する異能


琢磨は携帯端末で髪をセットする動画を見ながら、完全に真似をしてサナギの髪の毛をセットして遊んであげた

その後、その姿を天城に見られ本気で気持ち悪がられたのは別の話


(顔はこわいけど、優しいお兄ちゃん)

弧狸琢磨にちょっとだけ懐いたサナギであった


弧狸琢磨(コタヌキ タクマ)
性別:男性
年齢:22歳

立場:中立
職業:守り屋


身長は177cm
脱色して痛んだ髪と、細い眉といかつい目つきが特徴的な男性
主人公の事を『名前』で呼ぶ仕事仲間
現在はカフェバー『あまぎ』で用心棒として雇われている
情に篤く義理堅く、熱血な性格
何事にも本気で取り組み、冷めていたり斜に構えた人が嫌い
『責任』という言葉を何より重んじている
感情の起伏が激しく涙もろい
趣味は映画鑑賞(ラブロマンス、人情系、時代劇などを好む)

世にも珍しい超人の異能者



レベル:1
異能:『記憶投影』
物事を一目で完璧に記憶し、再現できる異能
記憶の中の光景を絵に再現したり、動作をコピーすることができる
『とてつもない技術』程度の異能の為、周囲からも自分すらも本当に異能かどうか怪しんでいる


タイプ:特殊型
射程距離:近~遠距離


今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


再開の構え


>>710
たぬきはとにかく器用です
前衛戦闘は当然の事、超人の感覚と異能を生かした投擲や射撃もお手の物。更には筆跡コピーだとか声帯模写など応用範囲がとてつもなく広いです


六日目




今日は学校が休みなため、ゆっくりと目を覚ました

最早当然のように紡時の家で寝泊まりをしている一


一「ふわぁ……おはよう」

サナギ「おはよう」

一「はれ?紡時は?」

サナギ「お外に出かけた」

一「んん?学校休みなのに…どこ行ったんだろ?」


少し気になったが、休みの避難だから好きに行動をして当然だと思い直し、いつもと同じ朝食をとった



一(……僕は何をしようかな?)


1、自由行動安価
2、イベント安価

安価↓1

2 梓さん襲来


>>712採用


ピンポーン

チャイムの音が鳴らされる

一は眉を顰め時計を確認する

一(まだ8時半……休みの日にこんな朝から誰だ?)

一(というか家主居ないんだけど…とてつもなく居留守したい)

と、考えていると

サナギ「はーい」

先にサナギが反応して玄関に向かう

一「ちょ!ちょっと待って!サナギちゃんが出たら怪しまれるって!!」

追いついたときにはすでに玄関の扉は開かれていた


梓「おっはよー!一…くん?」


天真爛漫な笑みを見せた結月梓の笑顔がサナギを見て消える

背中から嫌な汗がどっと吹き出し、時間が止まる錯覚に陥る


サナギは小さく首を傾げ、梓は放心したように目を見開く

一はなんと言い出すか困り、サナギの肩を掴んで固まる



梓「も、もしかして……」

梓の顔がみるみる青ざめていく

一「えっと…この子は……」

嫌な予感がし、なんとか弁解をしようとするが上手く言葉が出てこない

梓はまさかまさかと息を飲み込み…


梓「紡時君と一くんの…娘?」


まるで知ってはいけないことを知ってしまったという顔で、そう言い放った


一「んなわけないでしょ!?」

梓「で、でも同性愛者の人が子供を産んだってニュース見たことあるよ?」

梓「友達が読んでた漫画にもそう言うの載ってたし…」

一「子供を産んだ男性は性転換手術を受けた元女性だし!後者に至ってはBL本でしょ!!」


『はぁ…』と深く息を吐き、一は梓に仕事の依頼でサナギを預かっているという事を伝えた



梓「はえ~、一くんもそんな普通の便利屋さんみたいな仕事受けるんだね」

説明を終えるとすっかりと調子を取り戻し、和やかな笑みを浮かべてサナギをあやしている

一「うん、まぁ…ね」

一方の一は視線を逸らし、含みのある返事を返す


『仕事の依頼でサナギを預かっている』という事実を伝えたのだが、実際は平和な依頼ではない

何度か仕事を手伝ってもらったことのある梓

本当の事を伝えれば協力してくれるだろうことも想像に難くない

だがしかし、『これ以上踏み込んで欲しくない』という思いと『便利な駒になる』という相反する二つの想いがせめぎ合っていた



一「……はぁ…こんな朝早くからさ、僕にどんな用事?というか僕に用事なの?」

梓「そうだよー!一くんに会いに紡時君の家に来たんだから!」

今の発言に何かおかしさを感じたが、気にすることなく言葉を促す


梓「今日はね……」



1、仕事の依頼
2、デートのお誘い
3、遊びのお誘い
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>717採用:3



梓「遊びに誘いに来ました!」

一「おお、なんだか高校生らしいイベントだね」

梓「そうでしょ?一くんって不良少年なのに全然遊んでるって感じがしないからさぁ、今日は梓さんがお遊びを教えちゃる!」

一「梓ちゃんは僕以上に遊んで無さそうだけど大丈夫?」

梓「そうかな?現役高校生舐めたらいかんよ」

一「じゃあどっちが先に男を捕まえられるか勝負する?」

梓「そ、そういうふしだらな感じじゃなくって普通の遊びのお誘い!!もう、一くんはすぐそういう事言う」

『駄目だぞ』と頬を膨らませて一を叱る

一(態度は年上なお姉ちゃんといった感じなのに、僕よりも子供っぽく見えるのは何故だろう?)


梓「あ、そうだ。丁度いいからサナギちゃんも一緒に行こうよ」

一「えっ!?」

梓「アレ?ダメ?一人でお留守番は可愛そうだよ?」

一「う、う~ん……」



一は腕を組み考える


一(どうする、一応子守の依頼だと伝えたから自分の傍に置いておく方が自然だよね?)

一(でも、あんまり外に出すと何にを目をつけられるか分かったもんじゃない)


一(ここは……)


1、連れて行く
2、天城に預けていく

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>722採用:2


カフェバーならぬ、託児所『あまぎ』にサナギを預けてから街に出る


梓「あのカフェのマスターと知り合いなの?」

一「知り合いって言うか…神子ちゃんとは腐れ縁って言うか……」

梓「昔からの知り合いなんだね」

一「まぁ…うん。そうなるね……嫌いだけど」

梓「嫌いなの!?そんな人にサナギちゃん預けて大丈夫!?」

一「信頼できる人ではある。それと好き嫌いは別のお話って訳よ」

梓「ふ~ん…そういうものかぁ」


カフェバー『あまぎ』は裏世界に深く通じている、しかし表向きの顔は別

一は深く探られる前に話題を変える


一「ところでさ、これは何処に向かってるの?」

梓「あ~…どこだろ?取り敢えず人の多い中心に向かってるだけなんだよね~えへへ…」

一「何も考えて来てなかったの?デートのお誘いなのにそれはまずいよ」

梓「で、デートじゃないから!そういうのは、その、もうちょっと段階を踏んでからというか」


積極的な割に初心な梓をからかいながら適当に歩く



イベント判定

1-3   事件発生
4-6   紡時を見つける
7-9   落ち着いた場所

直下コンマ


コンマ判定:3  事件発生


コンマ判定
偶数で事案、奇数で事件

直下コンマ


コンマ判定:偶数 事案


特にお店に入ることも無く、近くで買ったアイスクリームを食べながら会話をしていた二人

これから食べ歩きになるのだろうとなんとなく思っていた一に衝撃的な光景が飛び込んでくる

手から零れ落ちたアイスを慌てて梓が拾い異能で正常な状態に戻す


梓「ちょっとちょっと、大丈夫?……ん?おーい、一くーん?」

一「あ、あれ…」


放心状態の一の指さす先には――


梓「紡時くん?……んん!?」


夕波紡時と、どう見ても小学生くらいの少女

一と梓はお互いの顔を見合わせ、再び視線を前に向ける

幻覚などではない


二人は同時にアイスを一息に飲み込むと、歩みを早め紡時と一定の距離を保つ

二人の心は一つだった


『面白そうなことが起きてる!!』


ゲスな勘繰りの一、好奇心の梓

二人の尾行劇が幕を開ける






一「12:23…ターゲットが公園に入っていきました」

梓「な、何するんだろうね…」

二人はコンビニで買ってきたパンを仲良く齧りながら紡時と謎の女児の観察を続ける


一「紡時…朝早くから出かけていたと思ったらこんな事をしていたのか」

梓「そういえば朝に居なかったもんね」

一「そうなんだ、僕が目を覚ましたのは8:15。それよりも早く出かけていたことになる」

梓「あ、あの女の子…誰なんだろうね?」

一「僕も知らない…だからこそこうやって覗いてるんでしょ」

梓「少なくとも髪色が違うし兄妹て感じじゃ……」

一「静かに。何か取り出した」


少女は紡時に持ってもらっていた大きめのカバンから、何かを取り出す

可愛らしい布の包みからは黒塗りの箱


それは『お弁当箱』であった


一「おいおいおいおい、これはまさか…まさかまさか本当にデートなんじゃないかい?」

梓「ええっ!?ほ、本当に!?だ、だってあの子…」

一「そうだ…とても幼い。だが、あの紅潮した頬…僕には分かる。『恋する者の顔』だ」

一「それに、あの紡時の柔らかい笑顔。慈しむような愛しげな視線……ここから導き出せる結論は」

梓「ッ!?…そ、それじゃあ……!」

一「ああ……」



一「夕波紡時はロリコンだったんだよ!!!」

梓「なんだってー!!!」


一「そう…あんな人畜無害な顔をして、本心では幼い少女にしか欲情できない変態だったんだ…」

梓「た、確かに…それならあんなにモテていても好意に鈍感だったのも納得だよ」

一「僕たちは知り過ぎたようだ……そっとしておいてあげへぶうっ!?」

強烈な衝撃が一の後頭部を襲う

そして何故か二人の体が宙に浮く


どんどん浮いた二人の体が紡時に近づいていく

慌てて上を見れば、自分たちの体を掴んでいる物の正体は『翡翠色の水』であった

紡時の目の前に連れてこられ、その場に優しく降ろされる



紡時「やあ一くん、梓さん。奇遇だね」

紡時「僕に何か、言うべきことは無いかな?」


普段通りの穏やかな声色

だがしかし、言葉の裏には明確な怒りがわいていることは容易に感じ取られた

そのうえで

一「このロリコン野郎!僕の純情を弄んだな!!謝れ!!」

紡時「謝るべきなのはそっちだよね!?というかその言い方だと誤解を生むから止めてよね!!」

紡時「はぁ…静かについて来るだけなら許してあげたけど、あんなに大声で騒がれたら流石の僕も限界だ。しかもなんか著しく僕の評価を損なう言葉を口走ってたし」

「あの…この人たちは誰?知り合いなんですか?」

紡時と共に居た勝気な目つきの少女が紡時に訊ねる

紡時と一はお互いの状況を説明し合った



一「ふ~ん…こんな小さい子がヒーローだなんてねぇ……」

紡時から説明を受けた一が少女の頭を撫でようと手を伸ばす、キッときつく睨まれ手を引いた

どういうわけか一には敵意を発していた


少女の名前は『西日結(ニシビ ムスビ)』、一はヒーローといったが正確にはヒーロー見習い、ヒーロー候補生の少女

レベル2の異能者であり、紡時とは稽古をつけてもらっている仲らしい


一「強くなる特訓…か、朝早くからご苦労なことだね」

紡時「そういう事。君たちが言っていたような感情も関係でもない。彼女に失礼だから、もう二度と口にしないでね」

「「は~い」」

呑気な二人の声が重なる

紡時「でも、梓さんまでこんな事するとは思わなかったな」

梓「あはは…だって面白そうだったから」

紡時「はぁ……やれやれ…」


説教をしながらも、何処か楽しげな3人の様子を何処かジトッとした目で結は見ていた

その視線に鋭く一は勘づく

一(紡時はそんな感情は無いって言ってたけど、相手がそうとは限らないよね)

一(…どうせ今回もお節介を焼いたんだろうなぁ)



結の視線は一に向いていた

不意に目が合うとすぐにそっと目を逸らす

一(ふくく…もしや僕と紡時の関係疑ってる?そりゃそうか、あんなこと言ったんだし)

一(あの感じ…僕が男だとも気づいていない様子)

一(………にひひ、おませな小学生をちょいとからかってやろう)


心の中でほくそ笑み、そっと紡時に一歩近づく


一「でも安心した。本当にロリコンだったら家で気まずくなる所だった」

一の発言に結は目を丸くする

紡時「あはは…確かに今の僕の部屋で僕がロリコンだったら気まずいどころじゃなくなるね」

結「えっと、お二人は一緒に住んでるんですか?」

紡時「ん?ああ、そうだね」

事無げにそう言う紡時に、更に結は目を見開く


一「そうだよ~、僕と紡時は同棲してるんだ」

一は腰を屈め、結の視線でにっこりとほほ笑む

紡時「同棲というより、君が僕の部屋に転がり込んでいるだろう?」

一「でも、こうやって僕に合鍵くれてるんだし、君も僕の事を受け入れてくれてる証拠だよね?」

腰ポケットからキーホルダー付の鍵を取り出し、目の前でちらつかせる

結は目を伏せ強くスカートを握る


一(うくくく…悔しがってる、か~わいっ♪)

一(もうひと押しだな)


一「ま、お二人の事邪魔しても悪いし僕たちは退散しようかな。ね、梓ちゃん」

梓「うん、そうだね。私達も遊んでる途中だったし」

一「じゃあね紡時………ん…ちゅっ」

自然な動作で紡時の頬にキスをする……ように見せかける

魅了を発動させない為キスはしない。頬の近くでわざと大きめなリップ音を鳴らした


結「あっ…」

結は小さく声を漏らす

紡時「うわわ!こんなところでやめてよ!」

紡時は耳まで顔を赤くし、頬を押さえた


一(名前呼び、自然な流れでキス、そして紡時の照れ)

一(完璧だな)


一「ふふふ、照れなくてもいーのに。じゃあね、紡時……と結ちゃん」

とどめとばかりに流し目を送り、艶やかな手つきで手を振って別れた


こっそりと後ろを振り向けば結は泣きそうな目つきで一を睨んでいた


一「くすっ…」

最後に口に手を当て、勝ち誇った笑いを送ってあげた


一(うぷぷ…ちょっとやりすぎたかな?)

一(でもでも、あんなに分かりやすく可愛い反応をするのが駄目なんだ)

一(ああ、純情な子を苛めるのってた~のしいなぁ♪)


と、小学生相手に戯れで大人げないほどの牽制を叩き込んだ一であった


夕方


あれから二人は買い食いを繰り返しながら会話をして過ごした

一にとっては久しぶりの学生らしい休日であった


一「そろそろ日が落ちるね」

梓「だね~」

一「僕、これからちょっとやりたいことがあるんだ」

梓「またお仕事?」

一「うん、それ関係だね」

梓「そっか……きっとまた危険なことに首ツッコんでるんじゃない?」

一「そうかも。そう言うお仕事だしね」

梓「私もさ、バッチリお手伝いしたげるから、いつでも連絡頂戴ね!あ、勿論今日みたいに遊びのお誘いでも大歓迎」

『にひひっ』と梓は明るい笑顔をむける


一(……危険なことだってわかってるのに、何でそんな顔してそんなこと言えるのかねぇ)

一(馬鹿なんじゃないだろうか)


そう思いながらも、邪険に扱う事をしない自分の感情のことも分かっていた

一(…似てるよね、紡時と)

彼女と一緒に居るたびに、一は何度もそう思ってしまっていた


梓の事を紡時と重ねるたびに、一は心苦しく思ってしまっていた

彼女の想いに向き合っていない、彼女の事を見ていない気がしていたからだ


一は梓の事が苦手だった

それは異能から来る思考の変化

一の中で好意とは『異能を使って向けさせる』モノであって『向けられるもの』ではなくなっていたからだ

変わり果てた両親の態度も、一の好意への疑心暗鬼を加速させていた


だからこそ、苦手だった

純粋な梓の好意が向けられるたびに、一は心が不安になった


首を振って余計な事を考えを断ち切り、話題を変える


一「…一応、考えておく。今日は楽しかったし」

梓「本当?良かった良かった」

一「じゃ、そういうことだからここでお別れだね。また今度」

梓「あ、ちょっと待ってよ」


そう言って梓は目を瞑る

顔を赤くしながら、頬を一に差し出すようにする


一「……え、なに?キスして欲しいの?」

梓「そ、そうさ。友好のキッスだよ。うん」

更に顔を赤くさせ、しどろもどろになりながら梓が言う


梓「だ、だってさ紡時くんに出来て私に出来ないってわけないよね?うん」

梓「友達!の紡時君にもやったんだし、その…私にしてもおかしくないよね?うん」

梓「……それとも……私じゃ…嫌かな?女だし…」

一「…………ふふ…しょうがないな。動かないでね」

彼女のいじらしい態度に呆れながらも、紡時にしたように頬に触れるギリギリでリップ音を鳴らした


一「はい、終わり。満足した?」

梓「…今の、当たった?」

一「当たってないよ」

梓「うえー!なんで!?やっぱり女の子とはキスしたくない!?それとも私が嫌なの!?」

一「違うって、異能があるからできないの」

梓「?…異能を使わなければいいだけなじゃいかな?」

一「……君のようなレベル4と違って、僕のこれはスイッチのようにON,OFFが出来ないんだよ。常にONだ」

梓「ええ!そうだったんだ……じゃあ、あの時も」

一「そーいう事。じゃあね」

頬を抑えて呆けている梓をおいて、一は『あまぎ』へと向かったのだった




※強制イベント


カフェバー『あまぎ』を一は訪ねる

夜の『あまぎ』はいくつかの客が固まり、異様な空気を醸し出していた


一は天城の目の前のカウンター席に座る


神子「いらっしゃい。サナギちゃんなら奥の部屋でたぬきと一緒よ」

一「いや、その前に仕事の依頼だ」

神子「あら、何かしら?また子守?ここは託児所じゃないのよ?」

一「違う違う、人を回してほしい」

神子「いいわよ。その代わり仲介料を頂くわ」

一「分かってる。いつものところにお金を振り込むから」


神子「それで、どんな人がお望みかしら?女?男?異能者?超人?」

一「僕の護衛を頼みたいんだ。今すぐってわけじゃなくて都合のいい時に護衛が頼める人」

一「僕の同業者が理想だね。カワサキにも自由の会にも肩入れしていない中立な人物だ」

一「男女はどっちでも構わない。異能者でも超人でもどちらでもいいよ」

神子「ちょっと待ってて…」

そう言って神子は奥の部屋に引っ込み、暫くしてから履歴書のような紙が入ったファイルを手渡してきた

神子「それで理想の人をお選びなさいな」

一はそのファイルを開き、一人一人吟味していく……


候補の数

1-3  3人
4-6  4人
7-9  5人
0    6人

直下コンマ


コンマ判定:5  候補4名




では、3名は私が用意した人物を使います

一人を作ろうかと思います



安価↓1:性別の決定


↓2コンマ:5以下で超人、6以上で異能者


>>746採用:男性

コンマ判定:異能者(この判定の0は10扱い)



安価↓1:名前


↓2コンマ:異能者レベル

1-2  レベル1
3-4  レベル2
5-7  レベル3
8-9  レベル4
0     レベル5

島津久臣 しまづひさおみ


>>750採用:島津久臣(シマヅ ヒサオミ)


コンマ判定:0 レベル5



島津さんの設定

性格とか信念とか好き嫌いとか人間関係とか


安価↓1~3を混ぜ混ぜ

51歳のスラブ系混血。体は小柄で、でこが張り出してる不気味な印象。シャツとジーンズで簡易な服装
計画性の無いギャンブル好きで、金がもらえる仕事なら何でもする


>>754-756を合体



名前:島津久臣
性別:男性
年齢:51歳

職業:フリーの傭兵
立場:中立


身長は167㎝
スラブ系のハーフ。額が張り出している不気味な風貌の無精髭を生やした男性
計画性の無いギャンブル好きで、お金の貰える仕事なら何でもする
その一方で正義感が強く、己の正義(のんびりダラダラ好きなことをしていられる世界)を掲げる
元は未開発区画の出身であり、浮浪者たちの元締めのような存在であった
彼が未開発区画を統治していたころは、今ほど危険な場所ではなかった



大体こんな感じですね


ではでは、異能を決めてください
レベル5なのでどんなのでも強力な異能になります


安価↓3までで最も2桁コンマの数値が高いものを採用

あらゆるものを停止させる


>>758採用:


レベル:5
異能:『停止』
あらゆる触れたモノを停止させる異能
物体の進行だけでなく、機能など動いている物なら何でも止めることができる
常に異能が発動しており、『選り好み』して停止させるか否かを決定している
停止する時間、停止の解除も任意で可能

タイプ:特殊万能型
射程距離:零距離



こんな感じです

自分で言うのもアレですが何人この人に勝てるんだろ…?


では、それ以外の候補の情報を公開


今城雪音(イマジョウ ユキネ)
性別:女性
年齢:23歳

職業:便利屋
立場:中立


身長は160cm
浅黒い肌に、白っぽい水色の長い髪、赤い瞳が特徴的な女性
主人公の事を『お前さん』と呼ぶ仕事仲間
好戦的で荒っぽい性格ですぐに手が出る
調子が良く、物事をあまり深く考えない

趣味は自作のフルーツ酒を飲むこと




レベル:2
異能:『肉体変化(熊)』
熊のような特徴を持った巨大な獣にその姿を変えることができる
変化にかかる時間が短く、全身を変化させるのに3秒もかからない
部分的に変化させることもでき、その際には1秒も変化に時間がかからない
獣化した状態で外傷を受けた時、その傷の部分は変化を解いた際にも小さく残る
血が燃えるように熱く傷が塞がる速度が速い


タイプ:前衛特化型
射程距離:近距離


桜木ロディア(サクラギ ロディア)
性別:男性
年齢:24歳

職業:フリーター
立場:中立

身長は172cm
白く美しい金髪と薄水色の瞳が特徴の青年
性格は素直で隠し事が苦手、非常に整った顔立ちが嫌味にならないほど爽やかな性格
しかし素直すぎる故に嫌悪を顔に出すため、失言や暴言も多い
スラブ系のウクライナ人と日本人のハーフ、苗字は母親のモノである
既婚者で妻と家族を溺愛している
趣味は妻と一緒に過ごす事



レベル:?
異能:『物質強化』
物質の『強度』という概念を変化させる異能
触れている物にのみ作用し、効果対象は生物非生物を問わない
異能を使い過ぎると空腹になるというデメリットが存在する
攻防一体の戦闘向けの異能。異能の性質上、前衛以外には向かない


タイプ:前衛特化型
射程距離:近距離


マリーナ
性別:男性
年齢:37歳



身長は190cm
長い栗色の髪の毛と筋骨隆々な巨体が印象的なオカマ
本名は里山邦夫(サトヤマ クニオ)
主人公の事を『あなた』と呼ぶ仕事仲間
巨体に似合わない女口調とだが、その性格は義理堅く情に篤い男気を併せ持つ
性的対象が男性
趣味は自分磨き


レベル:3
異能:『超回復』
生物であればどんな傷でもたちまちに再生させられる
効果対象は自分他人を問わない
手に触れると瞬時に異能が発動する、触れ続けていると効果が持続し続ける
死者の蘇生は出来ず、外傷以外は治せない
異能と巨体を生かした前衛が得意だが、やや決定打に欠ける


タイプ:前衛支援型
射程距離:近距離


>>764
しまった、マリーナの本名消し忘れた
職業:守り屋
立場:中立

です


一は4名の候補を絞り込む


一「この4人かな」

神子「分かったわ。この4人にはいつでも連絡が取れるように話を通しておくから」

一「ありがとね。相変わらず助かるよ」

神子「これが仕事だから」


仲介料が書かれた紙を貰い、一は席を立ってカウンターの中に入る

そして裏口からサナギを連れて、紡時の部屋へ帰ることにした




※行動を起こす際に、この4名を護衛に選ぶことができます


幕間


1、西日結は嫉妬深い
2、夕波紡時の暖かな午後
3、サナギの冒険~優しいおばちゃん編~
4、君と僕が出会った話

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

4


>>770採用:4

幕間 ~君と僕が出会った話~



「はぁ…!はぁ…!はぁ…!……クソッ…しくじった」

僕はその時走っていた

時間は夜の10時頃

健康のためのマラソンだとか、部活の自主練とかではない

怖い顔の人たちに追い掛け回されていた


その時の僕は13歳、裏の社会に足を踏み入れてからまだ数か月、ひよっこの便利屋だった

ぼちぼちと届く小さな依頼をこつこつとこなす日々

情報の管理も状況の予測もままならない素人であった僕は、罠だとも気が付かずにホイホイと偽の依頼に釣られ囮に仕立て上げられていた


「くっ……痛いなぁ…」

血の滲む右腕を握りしめながら走る


相手は2人の異能者

そのうち一人は銃を所持していた

実物の銃を見るのは初めてではない、しかし銃口を向けられたのは初めてであった

咄嗟の事で恐怖に体がすくみ、腕の肉を削られてしまっていた

その痛みで漸く体が自由に動き始めたのだからお笑いだ


「はぁ…はぁ……撒けたかッ!?」

後ろを振り向いた瞬間、何かにぶつかり尻餅を打つ

目の前には何もない

しかし、進めない

『見えざる壁』、追っ手の異能であった


そう、既に先回りをされ挟み撃ちの状態に陥っていた

拳銃を持った男が背後から迫る


痛みと疲労と絶望感からか、その場から起き上がる事すらできなかった

諦めてしまえば自然と心から恐怖が遠のいた

不思議なほど落ち着いた心だった


(こんなところで……終わりか……こんなものか、僕の力って言うのは)

(ふふふ…大したことないな、僕)


目を閉じ、死を覚悟した

銃声が鳴り響く


しかしそれは自らの体に命中しなかった

地面に弾丸が跳ねる音もしない

不思議に思い、目を開く


「はぁ…良かった……間にあったか……」


夜の空気に、月の光に照らされた翡翠色の輝きがそこに居た


「無事……では無いようだね、怪我をしてる。待ってて、直ぐに終わらせる」

「君は…」

『誰』と質問をする前に銃声で言葉を遮られる


僕の真正面に両手を広げ、翡翠色の水で弾丸を受け止める

その動作は俊敏そのもので、臆することなく立ち向かっていた


それから君は即座に二人を気絶させて拘束した

『見えざる壁』は強引に水で殴り壊すという力技で攻略して見せた


僕は君に質問をした

君は誰、どうしてここに居るの?と


「僕の名前は夕波紡時。銃声が聞こえたからね、誰かが危険な目に会ってると思って急いで駆け付けたんだ」

君は当然のようにそう言いながら、僕の腕を止血する


ヒーローなのか?と僕は問うた

「いや…違うかな。そんな人に成れるほど立派じゃないから。僕は僕の知り合いを守りたいだけだよ」

困った顔で笑いながら君は言った

だが、その言葉は嘘であるとすぐに分かった

君と僕は初対面だったから


「あ~っとほら、君と僕は今出会っただろう?僕と君は知り合いだ」

名前も知らないのに?と僕が言うと、閉まったと目を見開いて照れるようにまた笑う

不思議な人物だった

初めて出会ったのにそんな気がしない

どこか安心する、不思議な魅力の持ち主だった


『困ったなぁ』と呟いて頭を掻く君を見て、自然と笑みが零れた


「僕の名前は九条……じゃなくて、天下一。便利屋を営んでいるよ」

「じゃあ改めて、よろしくね一くん」


僕は差し出された手を取った

これが君と僕の出会ったお話


二人が同じ学校の生徒だと知るのは、また別のお話



今日の更新はここまでです

なんだか今日は誤字が多かった気がする……


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


まとまって更新時間とれないのが辛い……

暫くは二日に一回くらいの更新頻度になるかと思います


それでは再開です


七日目
※強制イベント





携帯端末が鳴り響く音で一は目を覚ます

時刻を確認すると7:33分


一(こんな時間に……常識の無い人だ…)


苛立ちながらも着信を受ける


一「はい、もしもし…」

神子「アナタ、ニュース見た!?」

一「今起きたばっかりなんだけど…」

神子「なんでもいいから早くテレビつけなさい!!」

電話の相手は天城神子であった

彼女にしては嫌に焦った様子だ


一「チャンネルどこ?」

神子「何処でも一緒よ!どこも同じことしかやってないわ!!」

一「そんなわけ……」


『ない』と言いかけた言葉がつまる

視線がテレビ画面に釘づけになった

意識が一気に覚醒し、報道アナウンサーの発言を一字一句逃さず聞き取る


『昨夜未明、カワサキヒーロー協会に所属するトップヒーロー『空色北斗』氏の死亡が確認されました』


一はカレンダーに目をやる

間違いなく6月であり、エイプリルフールなどではない

チャンネルを回すとその死亡を知らせる報道ばかりが目に映る


『空色北斗(ソライロ ホクト)』
レベル5の異能者であり、トップヒーロー第1位に数えられるヒーロー
誰もがその名を知っている、誰もが最強だと太鼓判を押す無敵のヒーロー

そんな彼の死亡を伝える報道で溢れかえっている


思考が現実の光景に拒否反応を起こしているのを感じた

『そんな馬鹿な』 『あるはずがない』 『あり得るわけがない』 『どんな盛大なドッキリだ?』

同じような言葉ばかり浮かんでは消えていく


一「これ、本当なのか?」

神子「信じられないでしょうけど、事実よ」

一「ははは……嘘だろう?」

暫くの間、声が出なかった


長い時間を置いてなんとか現実を受け入れ、神子と会話を交わしはじめる


一「死因は?」

神子「まだ分かってない。私自身、アレが死ぬんだという事実に驚いてるわ」

一「死亡状況は?殺人?自由の会関係なのか?」

神子「まだハッキリとしていない、けど昨晩緊急の依頼を受けていたらしくって、その任務を『完遂』させてから連絡が取れなくなったという話よ。自由の会が関係しているかはまだ分かってない」

神子「依頼内容は完全にカワサキに伏せられてて、今探っている最中よ」

一「抗争で相手の最高戦力を暗殺って言うのは理に適ってるし想像に容易いけど、相手が相手だ。簡単に自由の会が仕組んだとも言いづらいよね」

神子「そう、そこなのよね。殺される理由は簡単だけど、殺す方法が容易じゃない。カワサキの戦力でアレを殺すことのできる人材がいるとは思えないし、そもそも異能者特区中の異能者を相手にしても負けないような化け物がどうやって死ぬのよ…」

そう、神子は話す

どうやらこの事件はまだほとんどが霧に覆われているようだ

後ろ暗い香りしかしないが、一先ずそれはおいておく


一「でさ、僕に電話を掛けたって事は僕に伝えたい何かがあったんじゃない?」

神子「察しが良いわね。この死亡事件の陰でまだ騒がれていないけど、気になることがあってね」

神子「『鶯丸響』が失踪したらしいわ」

一「ッ!?」

神子「これは一昨日くらいから連絡がつかなくなっていたらしいんだけど、今朝この事件についての緊急収集に応じなくて怪しんだ協会員が自宅を訪ねたらもぬけの殻だったらしいの」

神子「今の貴方には必要な情報じゃないかと思ってね」

一「そっか……」


鶯丸響

つい最近にも見た顔であった

そして自分が密かに探しはじめた『神の部品』を奪還した人物


一「…ありがと、神子ちゃん。でもよかったの?これって結構な金になった情報じゃない?」

神子「お得意様へのサービスと思って取っておきなさい。じゃあね」


そうして通話が切られる

その後、テレビを眺めながらボーっと考え事をした


一(……空色北斗の死亡)

一(まだ、現実味がないな…)

一(けど、鶯丸響に関しては心当たりがある)

一(このタイミングで姿をくらましたという事は十中八九『神の部品』を持ち逃げするためだろう)

一(今回の事件とこの失踪で、カワサキと自由の会の力関係に大きな揺らぎが生まれた)

一(一気に事が進んでいくだろうね……厄介なことになって来た)


食卓には起きだしてきた紡時がテレビに齧りつくように見入っている

事情をよく分かっていないサナギだけは、いつもと違う二人の様子を不思議そうに交互に見ながら食事をしている



一(外では相当大騒ぎになってるだろうなぁ…)

一(さて、これからどうするか?)


1、自由安価
2、イベント安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

取り合えず情報集め


>>787採用:



一(何はともあれ情報が必要だ)

一(何について調べるべきか……)

一(空色北斗の情報は色んな人が血眼になって探してるだろう)

一(『あまぎ』にでも行ってみれば情報の共有も難しくないだろう)

一(個人的に大事なのは鶯丸響の事だ)

一(何時、何処に行ったかを知る必要がある)

一(もし本当に僕の予想通り『神の部品』を独占するために失踪したのなら、餌を撒くという手もある。幸い僕にはサナギが居る)

一(もう一つの可能性は『空色北斗と同じく死亡した』という可能性だ)

一(もし、そうであればレベル5を狙った何かが起こっている可能性がある)

一(…僕が取るべき行動は……)


行動安価
安価↓1

あまぎに行った方が確実かな


>>791採用:『あまぎ』に向かう


サナギは紡時に任せ、『あまぎ』に向かう

『あまぎ』には既に数人の人間が集まっていた

普通の客もいるようだが、いくつか見知った顔がある


弧狸琢磨がカウンター横に立ち目を光らせている

状況が状況だ、荒れた客を直ぐに追い返せるようにだろう


一(誰に話しかけようかな?)



1、天城神子
2、宮永澪(探偵)
3、白露雨音(情報屋)

安価↓1

1


>>793採用:1、天城神子


カウンター席につき、天城神子に話しかける


一「どう、調子は?」

神子「……アナタね、1時間やそこらで進展も何もあるわけないでしょ」

一「だって居ても立っても居られなかったんだもん」

神子「気持ちは分かるけどね」

と、息を吐きながら店を見渡す


神子「どいつもこいつもアナタと同じよ」

一「だよね~……」

神子「ま、聞くだけ聞いてあげる。何について知りたいの?」

一「………」


1、空色北斗の死亡事件について
2、鶯丸響の行方について
3、空色北斗と鶯丸響の事件に関連について
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>795採用:3



一「空色北斗の死亡と、鶯丸響の失踪の関連性についてだ」

神子「……ふぅん、面白い目の付け所ね」

一「何かあるんじゃないの?」

神子「残念ながら無いわね」

一「あら?本当に?」

神子「正確に言えば透明な部分が多すぎて関連付けられない、といったところかしら」

神子「立て続けにカワサキの誇るトップヒーロー二名の喪失、と考えると関連性がありそうだと思うのも無理はないけどね」

神子「これに関してはもう少し時間が経ってからじゃないと分からないかもしれないわ」

一「ふ~ん…そっかそっか……」

神子「知りたいことはそれだけ?」

一「えっと……」


1、空色北斗の死亡事件について
2、鶯丸響の行方について
3、もう十分
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>801採用:2



一「鶯丸響の行方について知りたい」

神子「それに関してはいくつか情報を掴んでるわ」

神子「けど、タダって訳にはいかないわね。今度はサービスじゃないわ」

一「おーけー、キッチリ払うよ」

前金を支払い、走り書きのメモを一枚貰う


『目撃情報

・未開発区画

・自由の会本部前

未開発区画において謎の煙が上る
火事ではないが、複数の建物が焦げ付くような跡が残っていた』


一「…こんだけ?」

神子「それだけでも十分でしょ」

一「くそぅ…しけてやがる……」

これだけの情報に普段通りの情報量を取られ、なんだか損した気分になる

だが、彼方もまだ完全に事の全容を掴んでいないので仕方がないのだが





昼が近づき客足が増えていく

天城は忙しそうに客の対応をしている


一(一先ず情報は手に入ったかな)

一(未開発区画はともかく、自由の会の本部前で目撃されたのには理由があるんだろうか?)

一(まさか自由の会と繋がっていたのか?)

一(いや、多分ないだろう。大方『神の部品』があると睨んで…かな?)



一(見知った顔がいくつかある。早速探しに行くのもいいけど、まだ情報を集めてもいいかもしれない)

一(どうしようか?)


1、話しかける
2、調査に出る
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>805採用:2



調査に出かける


向かう場所

1、未開発区画
2、自由の会本部周辺
3、自由安価

安価↓1

1


>>808採用:1、未開発区画




連れて行く護衛を決めてください


1、島津久臣
2、今城雪音
3、桜木ロディア
4、マリーナ

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>811採用:1、島津久臣



護衛として雇った島津と共に調査に向かう


久臣「調査ってのは何処に行くんだい?」

一「未開発区画だ」

久臣「ほぅ、成程ねぇ。道理でオイラを雇ったって訳かい」

一「元未開発区画の元締めだっけ?」

久臣「そんな時代もあったもんだ、めんどっちくなってやめたけどな」

一「そう……ま、そんなに期待してないからさ。僕をしっかり守ってくれよ」

久臣「了解だ」


未開発区画に足を踏み入れ、まずは情報にあった焦げ付いた建物に向かった



イベント判定

1-3  強襲
4-6  友好的な浮浪者
7-9  意外な出会い

直下コンマ


コンマ判定:6



調査の途中、ある浮浪者に話しかけられる

どうやら島津の知り合いらしく、かなり友好的だ

これを幸いと一は聞き込みを行った



一「最近変わったことは無かった?」

浮浪者「変わったことねぇ…お外からよく人が来るな」

一「服装とか外見的特徴はあるかな?」

浮浪者「いんやぁ…制服なんかは着てねえな。本当に色々来るんだよ最近。統一感となると精々ビシッとスーツ着てるおっかない人位だ」

一「そっか…そうだよね……」

一「変わった人は見なかった?例えば、白いスーツを着てる身なりのいい男とか」

一「僕たちは今、この未開発区画に足を踏み入れた知り合いを探してるんだ」

浮浪者「う~ん変わった人かぁ………」




コンマ判定

1    特になし

2-4  白いスーツの男
5-7  両腕の無い少年
8,9  不自然な少女
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:1  特になし


夕方


特に無いと言い切った浮浪者を見限り、自力で情報を探す一

しかし未開発区画は予想以上に深く入り組み、かつ危険な場所も多く調査が難航していた


島津「日が暮れるな…そろそろ帰るかい?夜のここは危険だ」

一「う~ん……」



1、調査を続ける
2、今日はここまでにする

安価↓1

1 なんか未開発区が要な気がする


>>821採用:1、調査を続ける



一「いや、まだ続ける」

島津「そうかい、そいじゃあ気を引き締めておけよ。オイラは自分を守り切れても兄ちゃんまでは守り切れないかもしれないからな」

一「ちょっと待てよ!それじゃあ雇ってる意味ないでしょ!?」

島津「ははは、まあそんくらい危険だって事だ。金貰った分の仕事は果たすぜ」

一「………」


島津の忠告を胸に留め、調査を再開する



イベント判定

1     死がそこに
2-4  激しい戦闘の音
5     夥しい血だまり
6-8  両腕の無い少年
9     薄水色の光

直下コンマ


コンマ判定:7 両腕の無い少年



調査を続けていると、ある人影を見つけた

そのシルエットは独特で、よくよく目を凝らせば『両腕』が存在していなかった


声を掛けようと近づくと小さく声を漏らし、走り出す

焦って後を追えば数10mほどの先で転んでいた

未開発区画には瓦礫も多く、両手でバランスを取らなければ歩くのすら難しい

そんな場所にみすぼらしい格好の両腕の無い少年

一にはその少年に心当たりがあった


一「おいおい、いきなり逃げなくてもいいじゃん。心配しないでよ、取って食ったりはしないさ」

逃げないように肩を掴めば、体を震わせ怯えた視線で一を見つめる

一(恐らくコイツは半沢の情報にあった、逃げ出した人質の内の二人目だ)

一(相当怯えている。こんな少年がこの場所で生きていけたのには理由がある気がする)

一(そもそも、『少年』という事もサナギの件同様に気になる点だ)

一(さて…どうするか?)


会話安価
安価↓1

まず緊張を解く、あたり障りのない話を


>>825採用:


一「そう怯えなくていいよ。大まかだけど、君の状況も把握してる」

一「追われてるんだろう?そこでこの入り組んだ未開発区画を隠れ蓑に使ってるんじゃないか?」

少年「………」

一「僕は君をこの箱庭から連れ出したりしないからさ。ちょっと話に付き合ってくれよ」


そう言って島津を後ろに控えさせて、少年の隣に座る


一「僕は一。君の名前は?」

少年「………」

一「名前は無いのかな?」

少年「……僕の名前は…『シン』」

一「そうかシン、よろしくね」

手を差し伸べるとおずおずと握り返してくれた


一(掴みは何とかなったかな)

改めて本題に入ることにする



1、どうやって生きてきたかについて
2、『進化の欠片』について
3、脱走した方法について
4、未開発区画の外からやってくる人について
5、自由安価

安価↓1

1


>>827採用:1


一「その姿、ついさっきも転んでたけどかなり大変だよね?」

シン「……うん」

一「どうやってここで生活してるんだ?」

シン「それは……言っちゃ駄目だって言われてる」

一「…という事は、君を生かしてくれている人が居るって訳か」

シン「…………」


律儀に言いつけを守っているつもりか、それ以上は何も語らない


一(協力者が居ることも予想済みだ)

一(恐らくだが、そいつが脱走の手引き、もしくは誘拐の実行者だろう)

一(もっと押せば、情報を引き抜けそうだけど……)


1、もっと押して協力者を暴く
2、別の質問に移る

安価↓1

2 未開発区画の外からやってくる人について


>>830採用:2


一(無理に聞き出すことも無いか)

一(良くも悪くも素直で律儀な性格みたいだし)



一「じゃあ質問を変えようかな」

一「最近、未開発区画の外からやってくる人が多いらしいけど何か知らないかな?」

シン「…僕を狙ってる」

一「ふぅん……えっと確か、両腕の他に心臓だったかな」

シン「脳と両目、足も貰った」

一「っ!……誰に!?」

シン「言えない」

一「……さっきと同じ、君を生かしてくれて居る人かな?」

シン「…………」

また、シンは口を噤む


一(無言は肯定に等しい。正体を明かさない事だけは徹底してるらしいな)

一(だけど、これは予想外に良い状況に転がっている)

一(腕以外の全てが揃ってるって事じゃないか)

一(僕の手にはサナギが居る。シンとはなるべくいい関係を作っておきたい)






あれからシンと別れ、未開発区画を出た

何とかしてよくいる場所を教えてもらった

これで、好きな時に会いに行くことができるだろう


島津とも別れ、紡時の部屋に帰る

紡時は今朝の興奮も収まっており、いつも通りであった

一が帰ったと同時に、何か用があると言って紡時はどこかに行ってしまう

寝る時間には帰ってくると言っていた


一(今日は色々あり過ぎたな)

一(かなり重要な情報も入手した。もう少しシンと仲良くなれれば、その協力者についても分かるだろう)

一(…ま、結局は全てが揃えば一緒なんだ。腕を優先して探して完成の時に会うだけでもいい)


一(さて、何をしようかな?)


1、自由安価
2、イベント安価

安価↓1

なんか依頼が来る


>>834採用:2、依頼が回ってくる



もうちょっとやる気でしたけど今日の更新はここまでです

途中遅くなったのは微妙に寝落ちしかけたせいっす……


人と関わることに走るか、事件の解決に走るかで基本的に大きくお話が変わります

今のところガンガン事件に首ツッコんでるので終わりも近いです

大体このままいくと10~12日目くらいで終わると思います



それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


>>826でシンくんが平然と手を握り返してる件について

眠かったので雰囲気で書いてました!!適当に脳内保管しておいてください!!メッチャ恥ずかしい!!



キャラ交流メインと事件解決メインのストーリーの違いについて

この物語には所謂『正史』とも言えるようなストーリーの流れが存在します

なので事件解決メインであれば、その『正史』に歪みを生じさせる物語となり、キャラメインでは裏ではそんなストーリーの流れがありながら、その交流しているキャラとの絆のお話になります

相棒と一部のキャラクターはそのどちらも両立して進行させることができます


新たな主人公を作った時にも、その世界観に今まで作ってきた主人公が存在します。なので交流もできます

主人公を作るたびに人間関係や組織図が固まっていく仕様です

その場合の前回までの主人公たちは基本的にはif設定となります



それではそろそろ再開です


依頼判定

5以下で???、6以上で………

直下コンマ


コンマ判定:5  警告



仕事用の携帯端末の着信が鳴り響く

画面を見ると不在着信であった

一(…おかしいな、間違い電話か?依頼であればメールで届くはずだけど)


怪しんだ一は一度外に出てから着信を受けた


一「はい、もしもし」

「こんばんは、便利屋君」

一「…誰だ?」

「誰だとは随分な挨拶だ。君もよく知る人物だろう」


「私だよ。天雲雲雀だ」


一「ッ!?」

天雲雲雀、電話の相手は確かにそう名乗った

驚愕の事態に電話を取り落しそうになるが、なんとか平静を装う


一「……そんな人物がどうして僕に電話を?依頼ならばメールでお願いしたい」

雲雀「そう警戒しなくてもいい。私個人が君に興味があるというのだ」

雲雀「いやはや君は中々に面白い。ただの一個人であるというのに、随分と特殊な立ち位置に立っている」

雲雀「我々自由の会だけでなくカワサキにも間者が居る。そしてサナギ、シンとも繋がっているそうじゃないか」

一「ッ!?」


意外な発言に一は息を飲む


一(シンとはついさっき出会ったばかりだ。どうしてその事を知っている!?)

雲雀「くふふふ、そう怯えることも無い。君は小さな一個人、私の力があれば君の情報を集める事など造作も無いのだからね」

一「……それで、僕に何を言いたい?警告だけか?依頼じゃなければ切る」

雲雀「協力をしてあげようと思ってね」

一「は?」

それもまた、意外過ぎる一言だった


雲雀「君は『進化の欠片』に興味があるようじゃないか」

雲雀「つまり『万能の願望器』を欲しているんじゃないかな?」

一「それはお前も…!」

雲雀「おやおやおや、知っていたか。まあいい隠しているような話でもないからな」

雲雀「だからこそ手伝ってやろうというのだ。君の願望器完成にね」

一「………」


一はあまりにも唐突な事態に黙り込み、考えを巡らせる


一(どういうことだ?願望器の完成が目的なんだろう?それなのになぜ僕の手伝いをするというんだ?)

一(おかしい、理屈に合わない。天雲雲雀が僕に加担する利点は何もない)

一(僕に完成させてそれを横から奪うつもりか?)

一(いや…それならば僕の力なんか借りなくとも出来るはずだ。僕を利用するにはリスクが高すぎる)

一(何が目的なんだ?コイツには今どんな裏がある?)


雲雀「嫌なら嫌というがいい。ほら、私の協力などいらないと断りたまえ」

一「…………」


1、依頼内容を聞く
2、電話を切る
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>850採用:2、電話を切る


コンマ判定
3以下で………

直下コンマ


コンマ判定:7  間に合う


雲雀「さぁ言…」

何かを言いかけたところで電話を切る


一(……きっとこのまま話を聞いていたら完全に相手に飲まれていた)

一(アイツの言葉は悪魔の言葉だ。絶対に耳を貸してはいけない)

一(引き受けたとしてもいい予感が何もしない、この対応が正解だろう)


先ほどの雲雀からの電話番号を着信拒否リストに入れ、部屋の中に戻った



幕間

1、夕波紡時の冷たい記憶
2、殻を被った少女は歌う
3、殻を破った少女は笑う
4、天下一と夕波紡時

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>857採用:3



幕間~殻を破った少女は笑う~



未開発区画・某所

中身が倒壊したビルの中

瓦礫の山の上で少女は笑う

ぽっかりと穴の開いた天井からは月の明かりが差し込む


少女の足元に、異形な姿の少年が跪く

小さく肩を震わせて、細く白い少女の足に頬をこすりつける

まるで母親に甘える幼子のように、少年はその少女の傍を離れようとはしない


「ねえ『アゲハ』ちゃん、僕はいつになったら自由になれるかな」

両腕の無い少年――『シン』は少女『アゲハ』に声をかける


「あら、まだそんなこと言ってるの?此処が自由の世界なのよ」

少女は足の指で少年の顔を弄りながら言う


「そうなのかな?…でも、僕は君がいないと何もできないや」

足の指で鼻を抓まれ、足の裏をこすりつけられるが当然のように少年はそれを受け入れる


「あら、そうなの?私はアナタなんかいなくとも生きていけるわ」

嗜虐的な笑みを浮かべながら少女は少年の頭を踏みつける


「そうだよね……でも、僕は君がいないと死んじゃうから。何処にも行かないでね」

「うえぇ…気持ち悪い。アナタなんかの告白なんていらないわよ。勝手に野垂死になさい」

そう言いながら少女は少年の顎を足で引く

少年と少女の目が合う


少年の目には鮮やかな黄色と赤、少女の目には濁った白が写っていた


「醜い姿。そんな姿で生きていて恥ずかしくないの?」

「わからないや…何もわからない」

そう言うと少年の瞳が仄かに光輝く


「どうして僕が生きてるんだろう」

少年は少女に問う


「勘違いしちゃ駄目よ。アナタは生かされてるだけの人形なんだから」

少女は手を伸ばし、少年の体を引き寄せ胸に抱く


「私は違うわ。誰とも違う」

「私だけがこの世に羽ばたく進化の奇跡」

「私だけはこの世で唯一、代えのきかない孤独の人間」


少年の髪を梳きながら、少女は月を仰いで笑う

たちまちに暗雲が立ち込め月を雲が覆い隠す


少女の笑い声は雨音にかき消されていく

少年はそんな少女の胸で安らかに目を閉じ寝息を立てていた


八日目





一は寝ぼけ眼で朝食を貪る

今日からは平日、学校のある日常に戻って来たのだ


一(かったるいなぁ……)

一(明日、明後日には依頼を終わらせるために腕を回収しておかないとな)

一(半沢に電話一本かけるだけで終わるだろうけど)


一(…さて、どうしようかな?)



1、学校に行く
2、行かない

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>865採用:1、学校に行く



少し遅めの準備を終えて、サナギを『あまぎ』に連れて行く

最近はすっかりどこかに行く前に『あまぎ』に寄るのが日課になってしまっていた


一は欠伸を噛み殺しながら通学する



遭遇判定
5以上で知り合いと遭遇、2以下で……

直下コンマ


コンマ判定:2


更に判定

1-3  死がそこに
4-6  怪しげな人物
7-9  天雲雲雀
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:6 


一は通学しているとき、ある視線に気が付く

後ろをさり気なく確認すると、学校の周囲では絶対に見かけることのないスーツの社会人男性が二人


一(…怪しいな、僕を監視しているのか?)

一(……恨まれる理由はいくらでもある、がタイミングが少し気になるな)

一(昨日あんな電話があった後だ、天雲雲雀の手先か?)


一(ここは……)



1、無視して学校に行く
2、紡時に連絡を入れて誘導
3、直接話しかける

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>877採用:2


一(試してみるようか)


一は突然走り一番手近な角を曲がる

その際に紡時を公園に呼び出す


再び歩きはじめ、暫くするとまた視線を感じるようになる


一(追って来ている。好都合だ、全部ゲロってもらおう)


一はなるべく自然な足取りで紡時を呼び出した公園に向かった



コンマ判定
5以上で誘導成功

直下コンマ


コンマ判定:5 成功



公園に足を踏み入れて数秒後、鈍い衝撃音が後ろから聞こえる


紡時「突然呼びつけるから何事かと思ったよ。これでいいんだよね?」

紡時は異能で二人の男を気絶させ捕縛していた


一「さんきゅー紡時。相変わらず頼りになるね」

紡時「それより、この人たちは誰?また何かやったのかい?」

一「分かんないから捕まえてもらったんだよ」

一「ま、大方予想はつくけどね」


一は男たちの体を探り身分証を探し出す


コンマ判定
5以下で???

直下コンマ


コンマ判定:2 



自由の会の人間だろうと踏んでいたが、その身分証によるとその男2人は『カワサキ』の人間であることが判明した


一(このタイミングでカワサキだって?)

一(どういう事だ、今はまだ空色北斗の件で内部はぐちゃぐちゃのはずだ。何故僕を狙う?)

一(しかも今は依頼を受けている身。襲われる謂れはないはずだ)

一(川崎佐武朗の指示ではないのか?となると誰が?個人の独断?)


紡時「誰だったの?」

一「カワサキだった」

紡時「そうなんだ。何かしたの?」

一「いや、分からない。なんでだ?今カワサキに僕なんかに構っている時間はないはずなのに」

紡時「ふぅん…よく分かんないけど、僕たち遅刻だよ?早く行こう」

一「遅刻したならいつ行っても一緒じゃない」

紡時「全然違う。早く行くよ」


考え事をしている一をよそに、紡時に腕を引かれ学校に連れて行かれた

授業は2時間目からの参加となった






あれからいくら考えを巡らせても答えが出ないままの一であった


一(てっきり自由の会だと思ってたのになぁ…)

一(カワサキと自由の会が繋がっている可能性は無いに等しいし、どうなってるんだ?)

一(また考え事が増えちゃった。『神の部品』の事も、依頼の事も考えないといけないのに…)


一(ま、ご飯食べながら考えようか)

一(今日はどうしようかな?)


1、自由安価
2、イベント安価

安価↓1

何者かの来訪


>>887採用


人物指定
安価↓1

そういえば登場人物判定で本編でまだ出てない設定だけのキャラとか募集キャラとか出すのはなしですよね?


>>893
状況と人物次第です。弾く場合もあります
募集キャラに関しては私が一度顔見せしたキャラだけでお願いします


>>890採用:名瀬健



購買にでも行こうかと教室を出た時、一を訪ねてきた名瀬健と遭遇する

まだ魅了が続いているらしく、まるで飼い犬のように懐いてきている


一(まだ解けて無かったのか。鬱陶しいなぁ)


ご飯に誘われ仕方なく付き合う


一(……どうせだし何か話そうか?)


1、会話安価
2、何も話さない

安価↓1

1異能者について


>>896採用:


異能者についていくつか質問をしてみた

知り合いの異能者や、異能者についてどう思っているか

異能者差別主義者であった健は主観だけで異能者を評価していた

こういった差別主義者にしては珍しく、一般人ゆえの劣等感から来る差別ではない事だけは少し意外であった

だがしかし、聞いていて面白い話でもなく『何でこんな質問したんだろう』と考えながら適当に話を聞き流した


夕方


全ての授業を終えて放課後となった


一(漸くここから解放される…)

一(今は知りたいことが色々と重なっている、一つづつでも消化しておこう)

一(明後日が今受けている依頼の期限だ。今日か明日には終わらせておかないとな)


一(カワサキの事、天雲雲雀の事、『神の部品』のこと、鶯丸響の行方……どうなっているんだか…)

一(『あまぎ』に行って進展が無かったか聞いてみるのもいいかもしれないな)


一(さて、これからどうしようかな?)


1、自由安価
2、イベント安価

安価↓1

1 >>888


>>903採用:



一(ヒーロー側についてはヒーローに聞くのが一番だよね)

そう思い立ち、一は結花のクラスを訪ねた


一「やっほ、一緒にお茶でもしない?」

結花「しない。突然なんだ?」

一「そう冷たくしないでよ。真面目なお話をしに来たんだよ」

結花「……仕事か?生憎忙しいのだが」

一「そう、その仕事の話。空色北斗の件もあってか今はカワサキは忙しいはずだよね」

結花「そうだな。カワサキは大揺れだ。内部崩壊すらしかねんほどにな」

一「その事について聞きたいことがある。空色北斗の件の後、それとは別で何かが起こっていないかな?」

結花「…………」


コンマ判定
5以上で話してくれる

直下コンマ


コンマ判定:5 


結花「……時期を同じくして、鶯丸響がカワサキから除名された」

一「!……除名…理由は知ってるの?」

結花「いや、知らない。知っていたとしてもそこまでは外部の者に言うわけにはいかないだろう」

一「確かにそうだ。でも僕と結花ちゃんの仲だろう?」

結花「嫌悪対象という事か?」

一「僕への好感度そんなに低いの?」


一「まあ話を戻して、それに関連して何かは起こってないかな?」

結花「……一部のヒーローが鶯丸響の捜索に駆り出された」

結花「犠牲を出してしまったが居場所は掴んだ。近々トップヒーローの輿水道臣が直々に討伐に出向くだろうと言われている」

一「そうなんだ……」

一は一度会話を切り、情報を整理する


一(鶯丸響は除名されていたのか…その上討伐令まで出された。槍持ちのトップヒーロー同士の戦い、どうなるか予想もつかない)

一(鶯丸響が腕を所持していると仮定するなら、持ち逃げした鶯丸の粛清が目的か)

一(だけど、今すぐ欲しい情報でも無かったな。今知りたかったのは僕がカワサキを狙う理由だ)

一(結花ちゃんは気が付いていない、微妙な変化でも聞き出せれば道が開けるかもしれない)

一(もう少し問いただそうか?)


1、もう少し話を聞く
2、ここまでにしておく

安価↓1

1


>>911採用:1



一「他にも除名されたヒーローっているのかな?」

結花「………何故そんなことを気にする」

ジトッとした視線で見下される

明らかに怪しんでいる視線であった


結花「もしや私を仕事の為に利用しているのか?」

一「いや違うってこれはプライベートなお話」

結花「ならば何故そんなことを聞きに来たのか、納得できる理由を言ってもらいたい」

一「う、う~ん……」


一(深く探ろうとしすぎたか…)

一(どうする、素直に話すか?)

一(上手く納得させられたなら何か話してくれそうではある)

一(けどあの結花ちゃんの好感度で僕の話を本気で信じてもらえるかな?)

一(ここは……)



1、素直に今朝の事を話す
2、誤魔化しつつ今朝の事を話す
3、僕の事が信用できないなら話さなくてもいいと敢えて突っぱねる
4、自由安価

安価↓1

3


>>914採用:3



一「僕の事が信用できないなら無理に話すことは無いよ」

結花「そうか、ではな」

即答であった

踵を返す結花の腕を掴んで引きとめる


一「ここは本当は僕の事を信用しているという友情を見せる場面でしょ!!」

結花「私とお前の間に友情など無いわ!!」

一「そんなに!?いくら僕でも普通に傷つくよ!?」

結花「では聞くが、お前は私の事をどう思っている」

一「好き、大好き、結婚したい」

結花「ほらな。私はそうやって嘘をついたり、卑怯な手で人を騙す輩が大嫌いだ」

一「ええー!待ってってば!!」


それから数分粘ったが、結花も意固地になってしまいそれ以上は話そうとしてくれなかった






結局、あれからカワサキの事を独自に調べてみたがいい成果をあげることはできなかった

だが誰かに見られている感覚も無く、怪しげな人物を見かけることも無かった


一(う~む…どうしたものかね)

一(得られた情報は鶯丸響の討伐の事だけ…か)


一(冷静に考えてみればもし鶯丸が討伐されると片腕がカワサキの物になるのか?)

一(……それとも鶯丸のように今度は輿水が裏切るのか?)

一(いや、あの人に限ってそれは無いか。カワサキに従順だからな)

一(………鶯丸とカワサキ、どちらの方が交渉をしやすいかと考えればカワサキだな)

一(鶯丸と違って組織という枷がある上にいつでも連絡が可能だしね)

一(まあどちらも大変であることに変わりはないだろうけど)


一(さて…とこれからどうしようかな?)


1、自由安価
2、イベント安価

安価↓1

1 依頼を終わらせよう


>>918採用:1、依頼を終わらせる




一(時間もあるし監視されてる様子も無い。今の内に依頼を終わらせておこう)

そう思い立ち、半沢に連絡を入れる


一(方法は二つ)

一(一つは半沢に持ってこさせる方法)

一(此方に一切危険が無いというメリットがあるが、半沢は意外と義理堅い。組織を裏切ってまで僕を選んでくれるか?異能の強制力には自信はあるけど少し心配だ)

一(もう一つは半沢に協力してもらって僕自身が盗み出す方法)

一(メリットは自分の目で確かめられることかな。危険は多いだろうね)


一(さて、どうするか…)


1、半沢に持ってこさせる
2、自分で盗み出す
3、それ以外の作戦

安価↓1

1


>>921採用:1、半沢に持ってこさせる



半沢に電話をかけ、金庫の中身を持ってくるように指示を出した

1時間後、指定された喫茶店に挙動不審な様子の半沢がやって来た


一「お疲れ半沢。嬉しいよ、君はやっぱり最高のパートナーだ」

半沢「あ、あり…ありがとう…ございます」


頬にキスを舌がいつものように赤面をすることなく、絶えず周囲を警戒し顔を青くしていた

それほどまでの重圧だったらしい


一「早速、例のモノを出して」

半沢「はい…」

そう言って半沢は大きめのバックから白い包みを取り出した……



コンマ判定
4以下で……
魅了 +5
忠誠 -3

直下コンマ


コンマ判定:7+2



白い布の包みは想像以上の重量感だった

そして何より布越しからでも伝わる『人の腕』の形

酷く不気味で奇妙な感覚であったが、それはなにより半沢が裏切っていない証拠だった


一「確かに…ありがとね」

半沢「で、では私はこの辺で」

一「うん、それじゃあね半沢」

半沢「は、はい!さようなら一様!」


少しだけ話をして情報を集めたかったが、よっぽど緊張をしていたらしく半沢はすぐに帰って行った


一(……思ったよりも簡単に手に入ったな)

一(これであとは鶯丸響の持つ、もう片方の腕だけ)

一(こんなに簡単でいいのか?……いや、運が良かったんだろう。運が良いに越したことは無い)


一は白い包みを丁重に鞄に詰め込み、紡時の部屋に帰った


イベント判定

1-3  ???
4-6  強烈な光
7-9  何もない
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:9  何もない


八日目終了



今日の更新はここまでです


名瀬健の扱いに関してですが、キャラ設定的に一は家族の影響で『異能者差別』の考えの人間が嫌いです。なのでどんな人間か知って以降対応が冷たいです

メタ的なことを言えば何もキャライベントを用意していないうえに、魅了を解くという選択をしたため駒としての利用価値も無くなったため正直出す意味がないです

本当に何もないので出さないでもらえると助かります……


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


8月からはほぼ毎日更新に戻ると思うのでもう暫くはこの更新頻度でお許しください!


そろそろ再開です


幕間


1、夕波紡時の憂鬱な午後
2、二位と四位
3、サナギの冒険~忙しそうなおばさん編~
4、後ろ暗いもの

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>946-947採用


ぐぬぬ…期間を空けてしまったためか微妙に集まりが悪いですね…

折角同コンマなのでどっちも書きます

少々お待ちください


幕間 ~夕波紡時の憂鬱な午後~



放課後

どんよりと空が陰り、夕日がほの暗く二人きりの教室を照らす


2年B組

夕波紡時のクラス

この日紡時はクラス委員長としての仕事をしていた……はずだった


「……はぁ…」

本日4度目となる溜息

その日の紡時はどうしても仕事に身が入らなかった


「どうかしましたの紡時様?」

そんな紡時の様子を同じくクラス委員の日比野花蓮が不安そうに見つめる



「ん、ああゴメン。どこまで話したんだっけ?」

「あれから何も進んでおりませんわ。ですが、そんな事よりも紡時様の事の方が大事です」

「お体の調子が優れないのですか?」

「いや、そう言うわけでもないんだ…」

そう言って紡時は再び遠くを見つめる


紡時の様子がおかしいことは誰の目から見ても明らかであった

紡時は数秒ほど放心し、何かを振り払うように頭を振った

真剣な顔つきで花蓮を真っ直ぐに見る


その真剣な目つきに花蓮は顔を赤くする


「あ、あの…紡時様。私の顔に何か?」

「……こんな時に言うのも変な話なんだけどさ。悩みがあるんだ」

「そうだったのですか?気遣いの出来ぬ未熟な女で申し訳ありませんでした。私で良ければ相談に乗りますわ!」

頼られたと思った花蓮は嬉しそうに身を乗り出した


紡時は躊躇うような仕草を見せたモノの、ついに口を開いた


「強くなるにはどうすればいいのかな?」

「……難しい質問…ですわね…」

お互いが困ったように目を伏せた


「紡時様はレベル4、既にとってもお強いです。……では、いけませんか?」

「…そうだね。それじゃあダメなんだ」

「ですが紡時様以上の実力となると、レベル5しか上がありませんわ」

「……僕とレベル5の人たちとの差は何なんだろう。鍛錬を重ねてここまで来た…けど、そこからどうしても一歩上へはいけないんだ。僕には何が足りないのかな」

「…………申し訳ありません。私は所詮凡庸なレベル3、紡時様もレベル5の皆様も雲の上の人。私には計りかねますわ…」

「そっか……ごめんね、へんなこと言って」

「いえ、私を頼って下さったのに何もお力になれず申し訳ありませんわ…。この花蓮、これほどまでに己の非力を怨んだことはございません」


二人の間に重い空気が漂う


そんな空気を変えようと花蓮が質問した


「どうしてそのようなお悩みを?この間までは今日のように思いつめた顔をしていませんでした、何かあったのではありませんか?」

「…あはは……そんなに分かりやすかったかな」

紡時は自虐的に笑い言葉を続ける


「……人は壁を乗り越えて成長をする。出来なかったことが出来るようになったとき、己の努力の意味を実感する」

「一度壁にぶつかって尻餅をついたとしても、立ち上がって壁をよく知り超えるために必要なことを学べば自ずと道は開けるはずだ」

「………でも、僕は壁に向かい合ったままだった」

「その壁を乗り越えるためだけに鍛錬を重ねたのに、僕はまだその壁を乗り越えられずにいた」

「……『自分の成長を実感できなくなった』という事ですの?」

「…そうだね。挫折…とでもいうのかな…自分に自信が持てなくなってきたんだ」



「強く…なりたいなぁ……」


『はぅ』と本日5度目の溜息は深く重く、教室の中に溶けていった


幕間 ~後ろ暗いもの~



恋は盲目とはよく言ったものだ

その人を好きになると、信頼すると、仲が良くなるほどにその人物の事が良く見えなくなっていく

良い部分ばかりが記憶に残り、嫌な部分は見えづらくなっていく


天下一と夕波紡時はまさにその関係であった

二人は仲のいい友人であり、信頼できる相棒であった


お互いの事を理解しつくし、お互いの事を理解し合っている


夕波紡時は天下一のお願いであれば絶対に断ることは無いだろう

天下一は夕波紡時の悩みを知れば、面倒だと考えながら力になろうとするだろう


二人はそんな関係であった


常に顔を合わせる

毎日のように挨拶を交わす


些細な表情の変化、声色の変化、それだけで相手の変化を感じ取れた


二人は既に気づいている

夕波紡時が悩んでいることを

天下一が一人で何かをしようとしていることも


だがしかし、お互いはそれに干渉をしない

それは信頼から来る行為であった

そして、信頼できる相棒だからこそ見せたくない己の弱さであった


夕波紡時は抱えていた暖かな心の裏に『冷たい記憶』を

天下一は既に決めていた『自分一人で決着をつける』と


二人は己の『表』をさらけ出す

自分の本当の姿を見せる

それは理想の自分であり『こう見ていて欲しい』という願いの姿だった


九日目





夕波紡時はいつものように朝食をすませ、一より先に学校に向かった

一はボーっとしながらトーストを齧り、コーヒーを啜る


一(依頼もきっちりすませた。中身を確認したけど、予想通り腕だった。多分これが『神の部品』なんだろうね)

一(……明日が依頼期限日。多分催促の連絡が来るだろう)

一(用件はこの腕を渡せって事だけど、僕はもう片方の腕が手に入れば全てが揃う)

一(渡すか渡さないかは…慎重に考えないとね)


一(最後の部品の所持者は鶯丸響。…輿水道臣に粛清をされるらしいけど、どうなるんだろう?)

一(なんとかして最後の一つを集めないとな……)

そんなことを考えながら、朝食を済ませた


1、学校に行く
2、別の事をする

安価↓1

2身体能力のトレーニング


>>957採用:2



一(最近あんまし動いてなかったなぁ…)

そう思い、腕立て伏せを始めた


一「……二百三十……何回だっけ…まあいっか」

サナギ「なにしてるの?」

一「腕立て伏せ」

サナギ「うでたてふせ?」

一「体を鍛えてるの」

サナギ「たぬきお兄ちゃんもやってたやつだ」

一「たぬきお兄ちゃん?……ああ琢磨の事ね。何時のまに仲良くなったの?」

サナギ「あまぎおばちゃんの家に居る時、いっつも遊んでくれる」

一「ふ~ん……そうだったんだ…。そういえば『あまぎ』に居るとき何してるとか話聞いたことなかったなぁ」


そうしてサナギの話を聞きながら筋トレを続けた





あれから長く話し込み、結局は遅刻をしてしまっていた


現在は休み時間、昼休みだ

教室の顔触れが変わり、各々が思い思いの行動を取り始める



一(今日は朝から動いたせいかお腹減ったな……)

一(さて、どうしようかな?)



1、自由安価
2、イベント安価

安価↓1

只野に頼んだことの様子を聞いてみる
名瀬みたいにイベント無いなら↓で


>>960採用:


イベント判定

6以上で発生
一般人 -2

直下コンマ


コンマ判定:9-2 イベント発生



食事をしているとき、一は久しぶりに顔を合わせた只野から報告を受ける


一(只野に出してた命令は『この学校の異能者について』だったな)


一「わざわざ僕に会いに来たって言うことは何かあったんだね」

只野「はい!えっと……」


そうして只野が語った話は……


1、生徒会について
2、行方不明者について
3、都市伝説について

安価↓1

2


>>966採用:2、行方不明者について



一「行方不明者?」

只野「えっと…まだ大ごとになっていないんだけど、数日前からある女子生徒が姿を消したんだ」

一「ふむ……」

只野「その人は3年の女子で、レベル1の異能者で異能は……なんだったかな、ゴメン思い出せない」

一「名前は?」

只野「白石いさめ(シライシ イサメ)」

一「その人はヒーローだったりするの?」

只野「いや、とうにそう言うのには所属していない。けど…鶯丸響のファンだったんです」

只野「あの鶯丸響には取り巻きの女がたくさんいますけど、その中で特別な待遇がされていたとか何とか…」

一「ふ~ん………」

只野「こ、ここ最近でこの学校の異能者に何かあったのを知ったのはこれくらいだ。…力になれたか?」

一「うん、まぁね。ありがと」


薄い反応を返し、先ほどの話を思い返す


一(……数日前ってのが気になるけど、このタイミングで行方不明かつ鶯丸響との関係者か…)

一(少し気になるかも…)


只野にそのまま情報収集を命じ、昼食を食べることに集中した


夕方


全ての授業を終え、放課後の時間を迎える


一(依頼は終わらせたし、暫くは完全に自由の時間だね)

一(個人的に知りたいことも色々あるけど、遊んでも何も問題ないね)


一(さぁて、これからなにをしようか?)


1、自由安価
2、自由イベント

安価↓1

1 梓さん! 結花ちゃんとの仲直りとりもって!(打算抜きで)


>>969採用:1



一は2年B組の扉を乱暴に開く

目的の人物を見つけ早足で近づく


梓「ん?あ、やっほー一くん!私に会いに…」

一「梓ちゃん!いや…梓さん!!」

梓「ど、どうしたの一くん!?」

一は梓の机を強くたたき、ずいっと迫る


一「お願いがあるんだ…深刻な問題なんだ……」

梓「うええ!?何があったの!?梓さんに何でも言っていいんだよ!」

一「それはね……」

梓「うん……」



一「僕と結花ちゃんの仲を取り持ってほしいんだ!」


2年D組

五条結花のクラス


梓「というわけでやってまいりました!」

結花「……で、何がというわけなんだ?」

結花は明らかな嫌悪感を顔にだし、一を睨む


梓「もう!そんな顔してちゃダメだぞ!眉間に皺寄せるとお父さんになっちゃうんだから!」

結花「お父さんみたいなら分かるがお父さんになるのは違うだろう」

無駄にテンションの高い梓に淡々としたツッコミを返す

その間も一から目を離さない


梓「そんなクールな結花にお願いです!一くんと仲良くしてあげて!!」

結花「ふっ…」

結花は一を見下し鼻で笑った


梓「何さ何さその反応!」

結花「いや、そこの男は相も変わらず浅ましいなと思っただけだ」

一「何それ酷くない?ちょっと普通に泣きそうだよ」

結花「心にもないことを…」

女の子がしてはいけないような顔で結花は一に吐き捨てる


結花「自分一人では無理だからと梓を利用するのか?」

一「だって僕一人だとまともに取り合ってくれないし。僕は普通に打算抜きで君と良い関係を築きたいんだよ」

結花「昨日の態度の後だと何を言っても薄っぺらいな」

梓「へ?昨日何かしたの?」

結花「ふん、後ろ暗いことは隠したか。ならば私が言ってやろう」

一「待ってそれ絶対勘違い生むから止め……」



結花「コイツはな私に『好きだ、結婚してくれ』と言ったんだ」



梓「なななななぁ!!!!??」

一「あ~あ……」


結花は言ってやったと得意げに鼻を鳴らす

梓はあまりの衝撃の事実に間抜けに口を開ける

一はこうなることを事前に予期していたため、『馬鹿だなぁ』と頭を抱えた


結花「何を驚いてる梓。この男はこういう男だろう?」

結花はさも平然とそう言った

結花の中では一は『嘘つきの軽薄男』という確固たるイメージがある

それ故に『好きでもない相手にこんな言葉を平気で言える信用の置けない奴だ』という意味で言ったのだが


梓「そ…そんなぁ…そんなぁ………う…うぅ…」

梓はショックで膝を折る

そう、梓はそのままの意味で捉えたのだ

そっくりそのまま素直に『一は結花に告白をした』

更には結花の言葉がとどめを刺す

『この男は私に好意を寄せているんだから当然だ』と、梓の耳にはそう聞こえていた


梓「一くんはホモじゃなかったのー!!」

ガクガクと涙目で梓は一の肩を揺さぶる

一「そうだけどさ………」

梓「だけどさって何さー!!結花は特別なのかい!?性別を超越しちまうくらい惚れちまってるのかー!!」

一「それは………」


一は………


1、誤解を解く説明を補足した
2、面白いので勘違いさせることにした

安価↓1

2


>>976採用:2


一「……そう…なんだけど…ね…」

頬を薄く染め、口を尖らせいじらしく呟いた

梓「うわーん!知りとう無かったー!!」

梓は半狂乱に一に縋りつく


結花「……………ん?ちょっと待て、何か私とお前たちで認識の差がある気がするぞ!」

そこで漸く結花は何かがおかしい事に気が付いた

だがしかし遅すぎた


一「……だってさ、面と向かっては言いづらいじゃん。でも、それでも昨日は…勇気を振り絞って言ったんだ」

結花「何をだ。ただの冗談だろうが」

一「そうだったんだね……結花ちゃんには冗談に思われてたんだね」

一「ははは……それもそうか、普段の態度から考えれば当然だよね…」

結花「おいコラどこを見ている、勝手に自分の世界に入り込むな」


一「……でも…こんなに嫌われてたら…もう諦めるしかないよね…」

結花「いい加減臭い芝居をやめろ。気持ち悪い」

梓「酷い!酷いよ結花!!」

涙で瞼を腫らした梓が結花の服を掴む


梓「どうしてこんな健気な一くんの告白に向き合ってやらないんだい!!」

結花「はぁ…梓、コイツはな、ただからかっているだけだぞ」

梓「そうやって目を逸らして!!ちゃんと受け止めなよ!!逃げるな結花!!」

結花「ああもうこの…!」

完全に一の演技を信じきっている梓に苛立ちながらも、恩のある梓には強く出られない結花

溜息を吐きながら一と向き合う


結花「おい、早く誤解を解け。つまらん冗談もやめろ」

一「ゴメン…ごめんね……僕の事嫌いなんだよね…もう、二度と声を掛けないから…」

梓「うおお!結花の馬鹿!分からず屋!!」

一「やめて梓ちゃん!結花ちゃんを責めないであげて!!彼女は何も悪くないから、全部僕が…」

梓「違う!違うよ!!そんな事ない!!」


さめざめと泣く一の肩を梓が抱く

どうすることもできずその光景を見下ろす結花を、キッと強く梓が睨む

そんな梓の胸で、チラッと舌を見せて笑う一の姿が目に映った

そこが限界であった


結花「お前ら…………」


結花「いい加減にしろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」


異能を使って暴れはじめる結花を見て、流石にまずいと思った一が慌てて誤解を解きにかかった

なんとか結花の怒り納めることに成功したが、結花と一の関係にさらなる深い溝が出来上がってしまったのは言うまでもない





一(うおぉ…酷い目に会った…)

一は結花と梓を家に送り、下校中であった

下校中ではあったが帰る先はいつものように紡時の部屋だったが


一(結花ちゃんは弄り甲斐があるけど加減をしないといけないな…)

一(結局何も進展しなかったし)

一(いや、まあアレが僕と結花ちゃんの丁度いい距離感な気もするけど)

一(あと梓ちゃんはその場の空気に飲まれやすすぎるな。サナギちゃんを僕と紡時の娘とか言い出すし…)

一(常識があるのかどうかよく分かんないな……)


次からはやり過ぎないようにしようと心に決め、夜道を歩いていく


1、自由安価
2、イベント安価

安価↓1

萩原俊太から協会の情報を聞き出す


>>980採用



イベント判定
6以上で進展あり

直下コンマ


コンマ判定:6  進展なし



一は萩原との通話を切り舌打ちをする


一(特に進展なしか……)

一(昨日の僕を監視していたカワサキの人の事は幹部である萩原でも知らなった)

一(…と、なると協会全体での動きではなさそうだ)

一(結花ちゃんも知らなさそうだった所を見る限り、誰かの独断の可能性が高そうだね)



最安価

1、自由安価
2、自由イベント

安価↓1

>>961


>>985採用:


このままいくと凄く中途半端になりそうなので今日はここまでです

それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


次スレ誘導です
【オリジナル】安価とコンマで異能者となって生き抜く - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437563110/)

埋まったら再開します


埋め幕間  ~夕波紡時の冷たい記憶~



僕の家族はヒーローだった

遥か昔の『カワサキ警備保障』という『カワサキヒーロー協会』の前身だったころからのヒーローだったらしい

僕はその人の姿を見たことがある

不思議な姿だった

既に70を超える老体の女性だと説明されたけど、若々しく美しい人だった

どこか冷たく機械的な態度だったけど、静かに微笑む優しい人だった


名を『夕波鏡花』と言った


既に前線から引退した鏡花さんから昔話をよく聞いた

超人犯罪とヒーローのお話だ


須能博士という人が開発したバトルスーツを身に包んで戦うヒーローは、現代のヒーローとは違って名を偽った人たちばかりであった

かつての第二次世界大戦で活躍した『軍艦』から名前をとっていたらしい

鏡花さんは『加賀』と名乗っていたらしい


ヒーロー達が名前を偽る事には理由があった

その人たちは『超人』だったからだ


昔は超人と言えば悪人と言われるほど超人犯罪の多い世界だったらしい

好き放題に迷惑を掛けている連中が大手を振って往来を歩き

何も悪くない超人たちは後ろ指をさされる世界

だからこそ、彼らは己の身分を偽らなければならなかったらしい


『私は後期に入った新人でしたので、そんな殺伐とした時代には活躍していませんでしたが』


と鏡花さんはいつもそう言っていた

僕はそのお話が大好きだった

鏡花さんに会うたびに昔の話をねだったことを覚えている

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