【響け!ユーフォニアム】夏紀「初めての」優子「お泊り会!」
【響け!ユーフォニアム】夏紀「初めての」優子「お泊り会!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434107438/)
↑前作
百合です。
平気な方、むしろ大好物な方はお楽しみください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435580546
久美子「こんにちはー」ガラッ
葉月「こんちわー」タタタ
みどり「失礼しますー」トットッ
梨子「あ、こんにちは。今日三年生はちょっと遅れるみたいだよ」
久美子「そうなんですか。あ、夏紀先輩も、こんにちは」
夏紀「あー・・・」グテー
夏紀「よー・・・」ヒラヒラ
夏紀「・・・」ムスーッ
久美子「どうしたんだろう、夏紀先輩・・・なんか機嫌悪いみたい」ヒソヒソ
葉月「んー・・・せっかく吉川先輩と付き合ってるって情報ゲットしたのに・・・」ヒソヒソ
久美子「なんか聞きづらいよねぇ・・・」ヒソヒソ
葉月「だねー。みどり、今日は残念だけど・・・ってあれ!?」イナイ
シュタタタタ
みどり「夏紀先輩って!吉川先輩と付き合ってるんですかっ!?」キラキラ
久美子(うわあああぁぁっ!)ビクビク
夏紀「・・・んー・・・?ああ、まぁ・・・?」グタ
みどり「ひゅー!!ラブラブ!?ラブラブなんですかっ!?」キラキラ
夏紀「・・・べつに」ムスッ
みどり「またまたぁ~!!恥ずかしがらなくたって良いですよぅ~!!」キラキラ
梨子「うわぁ・・・」
葉月「ヤバイ!久美子!みどりを止めないと!」ヒソヒソ
久美子「うん・・・なんか絶望的に噛み合ってないね」ボーゼン
葉月「何冷静に見てんの!?そーじゃなくてー!!」ウワー
ダダッ
葉月「夏紀センパイ!吉川先輩と何かあったんですか!?」ゼェハァ
夏紀「あ・・・うん、まあね・・・」ハァ
みどり「葉月ちゃん!今いい所なんです!!」キラキラ
葉月(ちょっと黙っててー!)ヒー
葉月「えぇっと・・・何か悩みがあるなら話すと楽になるかもしれませんよ!?」
夏紀「ん・・・そうかな・・・」
葉月「絶対そうですって!何でも聞きますから!」クワッ
夏紀「ん・・・そう・・・?じゃあ・・・」モゴモゴ
優子「・・・」
麗奈「・・・」
麗奈(何でよりによってこの人と二人きり・・・)
優子「・・・」ソワソワ
麗奈「・・・」
優子「・・・」チラッ
麗奈「・・・」
優子「・・・」チラッ チラッ
麗奈(物凄く話しかけて欲しそうにしている・・・)
麗奈(しょうがない)ハァ
麗奈「吉川先輩、どうかしたんですか?」
優子「!・・・ちょ、ちょっと悩んでてね・・・」
麗奈「どんな悩みですか?聞きますよ」
優子「き、聞いてくれる・・・?高坂ぁ・・・」ウルウル
麗奈「はい」
麗奈(めんどっ)
優子「そ、その、ね・・・昨日夏紀と喧嘩しちゃって・・・」シュン
麗奈「二年の中川先輩ですか」
優子「うん・・・えっと・・・」
―――
優子『流石に昼ごはんの分の食材は買ってなかったわー』ムム
夏紀『んー・・・じゃあ、近くにマクドあるから行こうよー』グテー
優子『・・・近いから選んだわね?』ジロ
夏紀『いいじゃんいいじゃんおーねーがーいー』ネーネー
優子『まあいいけど・・・じゃあ私が買ってきてあげるわよ』
夏紀『えっ!いいの?』ヤッター
優子『泊まらせてもらってるし、別にそれくらい良いわ』
夏紀『じゃあお言葉に甘えて・・・あたしはー・・・』
夏紀『ダブルチーズバーガーとマックシェイクね!』ビシッ
優子『はいはーい。いってきまーす』ガチャ
優子「思えばこれがすべての元凶だったのよ・・・」ズーン
麗奈「えっ、あの、ちょっとどこからつっこんで良いのか・・・」アゼン
優子「私は、注文どおりに二人の分を買って帰ったわ・・・」
麗奈(なんですか・・・これ)
優子『おまたせー!』ガチャ
夏紀『待ってましたー!』
優子『はい、ダブチと、シェイクで・・・良かったわよね?』
夏紀『うんうん!ありが・・・あれ』
優子『どうかした?』
夏紀『このシェイク・・・』ジー
優子『バニラだけど、どうかした?』
夏紀『えーっ、シェイクといえばチョコでしょー』エー
優子『えっ、シェイクといえばバニラでしょ!?』
夏紀『チョコ!』
優子『バニラ!』
夏紀『チョコ!!』
優子『バニラ!!』
『『むむむ・・・』』
優子『大体チョコって甘ったるすぎるのよね~、きつすぎて一本飲みきれないわよー!』フンッ
夏紀『なっ、それを言うならバニラなんか、何の特徴も無くて飲みきる前に飽きちゃうよ!』ガー
優子『特徴が無いとはなによ!』ウー!
夏紀『きつすぎるとはなにさ!』ウー!
『『むぐぐぐ・・・!!』』
優子『ふんだ!せっかく買ってきてあげたのに!もー帰るっ!』プンプン
夏紀『ふんっ!勝手にすれば!?』ツーン
優子『・・・本当に、帰る、わよ?』チラ
夏紀『か、勝手に・・・してよ!』プイッ
優子『あーそーですかっ!もうっ!さよならっ!』
ガチャ バタン
優子「それから口きいてないわ・・・」シュン
麗奈「えー・・・と、色々言いたいんですけど、まず先輩たちはどういうご関係なんですか?」
優子「恋人・・・同士よ、今のところ」ハァ
麗奈「」ガタッ
優子「ううぅ・・・振り返ってみると私が物凄く悪いぃ・・・」
優子「ちゃんと何味か聞いていれば・・・別に好きな味だからって意地張らなければ・・・」ブツブツ
優子「どうでも良いものって妙に意地張っちゃうのよね・・・」シュン
麗奈「いえいえ、どっちにも非はありますよ!」
麗奈「身近なものほど愛着があるのは当然だと思いますし!」
優子(なんか急に食いついてきたわ・・・)
「」アセアセ←
「」ウルウル←
「」シュン←
前作もそうだったけど上の表現ちょっと多すぎだと思うんだ
口語のやつ"ムム"とか"ネーネー"とかは削っても十分心情は伝わってるからさ
あ、完走期待してます
優子「もう正直、シェイクのことはどうでも良いの。でも・・・」
麗奈「でも?」
優子「私が帰るって言ったとき、夏紀なら絶対引き止めてくれると思ったんだけどなあ・・・」グス
優子「引き止めて一言『ごめん』って言ってくれれば私も素直に謝れたのに・・・」
優子「わたし・・・実はそんなに夏紀に好かれてないのかなぁ・・・?」グスン
麗奈「・・・そんなことありませんよ!中川先輩だってきっと仲直りしたいって思ってるはずです!」
優子「そう・・・かなあ・・・」
麗奈「何なら吉川先輩のほうから謝れば良いんじゃないですか?」
優子「む、無理無理!あんだけひどいこと言っちゃって、今更許してなんて・・・」グスッ
麗奈「・・・流石に部外者ですから、あまり勝手なことは言えないですけど・・・」
麗奈「中川先輩は、そんなに心の狭い人じゃないと思いますよ?」ニコ
優子「ん・・・そうかも・・・ありがと、少し楽になったよ、もうちょっと考えてみる」ゴシゴシ
麗奈「頑張ってください」グッ
優子「あと、わたし、あんたのこと、誤解してたかも・・・」
麗奈「ええ、私もです」キマシ
麗奈「また何かあったら、聞きますよ。仲間ですから」ニコ
優子「うん、ありがと・・・」ニコ
麗奈(羨ましい・・・)
>>9
練習もかねて多めにしてましたが・・・確かにちょっと鬱陶しいかもしれませんね。
ご指摘ありがとうございます。
夏紀「・・・と、いうわけでさ・・・」フゥ
久美子「何だ、そんなくだらない事・・・はっ!」ヤバ
葉月「ちょっ久美子!」
夏紀「ううん、いいんだよ・・・本当にくだらない意地の張り合いだったんだから」ハァ
夏紀「買ってきてもらっておいてケチ付けるとか・・・ちゃんと言わなかったあたしが悪いのに・・・」
夏紀「怒るのも当然だよね・・・」ズーン
久美子「そうですね・・・っとお!」
葉月「・・・」
夏紀「やっぱその前あんなことがあったから、何でも許してくれるって思っちゃったのかなあ・・・」ボソッ
みどり「あんなこと?」
夏紀「い、いやいやっ!なんでもない!ソレは忘れて!」カァ
夏紀「・・・でも、それだけで帰るなんて、ちょっとひどいと思わない・・・?」
久美子「それは・・・確かに」
葉月「ちょっと短気かなって気はしますね」
みどり「うーんと・・・引き止めてもらいたかったんじゃないですか?」
夏紀「・・・え・・・?」
みどり「そっけない態度を見せれば、夏紀先輩が折れてくれると思ったのでは?」
夏紀「あっ・・・!そういえば帰り際、やけにこっちを見てくると思ったら・・・」ハッ
みどり「本当に帰りたいほど嫌なら、振り向かずさっさと帰ってしまうと思いますよ?」
夏紀「そ、そっか・・・あたし、ムキになってて全然気がついてなかった・・・」ハァ
みどり「そうですよ!きっと吉川先輩も引くに引けなくなって帰ったんですよ!」ウンウン
夏紀「はは、なんだ、じゃあ全部あたしが悪かったんじゃん・・・」ハハハ・・・
みどり「夏紀先輩が謝れば、吉川先輩も許してくれると思いますよ?」
夏紀「あんなことして・・・今更許してくれるのかな・・・」
みどり「・・・吉川先輩も、待ってると思いますよ?」テンシオーラ
葉月「すごい・・・みどりの癒しオーラ・・・」
久美子「うん・・・闇雲に人の恋愛に首つっこむだけじゃなかったんだ・・・」ボソッ
葉月「・・・」
葉月「うん・・・それみどりに聞こえる時には言わないでね?」
夏紀「ありがとう・・・川島さん、お陰でどうすべきか、わかったよ」ニコ
みどり「そんな・・・みどりでよければ、いつでもどうぞ!」ニコ
―――
夏紀(とは言ったものの・・・)
夏紀(いきなり『ごめんなさい』って言うのもなんだかおかしいかな・・・)
夏紀(何かきっかけがないと、うまく言い出せないかも・・・)
夏紀(・・・何か考えよう)
―――
夏紀(あっという間に練習終了の時間になってしまった)
夏紀(何も思いつかなかったので、とりあえず駅で待ち伏せることにした)
夏紀(下駄箱でも良かったけど・・・駅までの間を持たせる自信が、持てなかった)
優子「・・・」テクテク
夏紀(・・・来た!)
夏紀(同じ電車に乗ろう・・・)コソコソ
プシュー
ドア シマリマース
優子「はぁ・・・」
夏紀「・・・隣、いい?」スッ
優子「きゃあっ!?・・・あ、い、いいけど」ビク
ストン
夏紀「・・・」
夏紀(まだ怒ってるよね・・・)
優子「・・・」
優子(まだ・・・怒ってるのかしら・・・)
夏紀「・・・ねぇ」
優子「・・・な、何よ?」
夏紀「・・・今から・・・家、行っても良い?」
優子「へ?」
夏紀「・・・」
優子「・・・いいわよ」
夏紀「・・・」コク
優子(これは・・・『来る』と解釈して良いのよね・・・)チラ
―――
ガチャ
優子「・・・ただいまー」
優子(結局あれから一言もしゃべらなかった・・・)ハァ
夏紀「・・・お邪魔します」
優子母「あら、お友達?」
優子「うん」
夏紀「同級生の中川夏紀です」ペコリ
優子母「あらあら、うちの子が友達連れてくるなんて珍しいわね~、ゆっくりしてって!」
夏紀「ありがとうございます」ペコ
優子母「悪いけどちょっと買い物に出なきゃならないから、優子、留守番お願いね」
優子「はーい」
優子母「それじゃ、狭い家ですがくつろいでってね」
ガチャバタン
優子「・・・」
夏紀「・・・」
優子「・・・部屋、こっち・・・」トットッ
夏紀「あ、うん・・・」トトト
優子「・・・」
夏紀「・・・」ソワソワ
夏紀(全然しゃべらない・・・やっぱ怒ってるんだ・・・)
優子「・・・」
夏紀「・・・あ、あの」
優子「ちょっと買い物行って来る!」スクッ
夏紀「あー・・・えっ?」
優子「五分ぐらいで戻るから!ちょっと待ってて!」ガチャ
バタン
夏紀「えー・・・」
夏紀(・・・時間作ってくれたのかな)
夏紀(今のうちに何て言うか、考えておこう・・・)
ガチャ
夏紀(帰ってきた・・・)ササッ
優子「おまたせっ」ガサッ
夏紀「・・・!それ・・・」
優子「うん・・・。飲もう?」
夏紀(ここでシェイク・・・?怒ってるのかな・・・それとも許してくれるってこと・・・?)モンモン
優子「はい」ヒョイ
夏紀「ん・・・これ、バニラ?」
優子「そうよ。私はチョコ」
夏紀「・・・?」チュー
優子「・・・」チュー
夏紀「・・・??」チュー
優子「・・・おいしいわね」
夏紀「!」
夏紀「!」
優子「・・・その、ま、まあまあ。そんな、悪くは無いってことよ」プイッ
夏紀「う、うん・・・」ドギマギ
優子「だ、だから、悪かったわ・・・その、あんなこと言って」カァ
夏紀「うん・・・あたしも悪かった・・・ごめんね、カッとなっちゃって」ペコ
優子「そ、そんな・・・私も悪かったんだから、お互い様よっ・・・」プイ
夏紀「いや。ほんと、ごめん。あの時、気づいてあげられなくて」シュン
優子「ん、さ、さあ、なんのことかしらっ?」カァァ
夏紀「ふふ。優しいね」ニコ
優子「さ、さっぱりわからないわっ」チュー
夏紀「・・・ほんとだ。バニラも美味しい」チュー
優子「でしょう?」フフン
夏紀「でも・・・やっぱりあたしは・・・」グイッ
優子「んんっ!?」ビクッ
チュー
夏紀「ちゅっ・・・ちゅるっ・・・」チュー
優子「んんん~~~!?!?!?!?」ビクッ
優子(し、舌・・・!?)カァァ
夏紀「ぷはっ・・・」ハァハァ
優子「んは、はぁ・・・はぁ・・・」ハァハァ
夏紀「こっちの味のほうが・・・好きかな」ペロリ
優子「っ!・・・味って、どっちの意味よ・・・」カァァ
夏紀「ふふっ、さあね?」ニヤ
優子「もうぅ・・・」カァァァ
夏紀「・・・好きだよ。優子」ニコ
優子「っ!・・・うん、私も!夏紀!」ギュッ
―――
夏紀「さて。仲直りも完了したところで」ヨイショ
優子「ん?もう帰るの?」
夏紀「これについて、話そうかっ」ニコ
ドサッ
優子「うあっ・・・!?な、なな、なぜそれを・・・?」ガクガク
夏紀「そんなのどうでもいいじゃん」ニコニコ
優子「あ、あんたっ・・・!部屋中探したわねっ・・・!」プルプル
夏紀「ふーん・・・『せんぱいアルバム』ねぇ・・・」ペラペラ
夏紀「すごいねぇ・・・千枚近く写真あるんじゃない・・・?」ペラペラペラ
優子「うう、あぁ、そ、それは・・・」タジタジ
優子「その、なんというか、せんぱいへの、尊敬の表れと言うか・・・」タジタジ
夏紀「ふんふん・・・つまり、純粋な尊敬の気持ちで、よこしまな気持ちは一切無いと?」ニコ
優子「うん!そう!そう!そうなの!」コクコクコク
夏紀「そうだよねーびっくりしたよ」アハハ
優子「ううううん!いいのよ!かかっ、勘違いは誰にでもあるわっ!」アセアセ
夏紀「じゃあ次はこの薄いアルバムについてなんだけど」
パサッ
優子「」
夏紀「題名すら書いてないアルバムだから、何なのかちょっと気になっちゃってさ」ニコ
優子「・・・み、みた・・・?」カタカタ
夏紀「すごいねぇ・・・中瀬古先輩の下着姿、着替え、パンチラ、下着透け・・・明らかに同意を得て撮ってない写真ばっかだね」ニコ
夏紀「かなり不自然なアングルの写真とか」クス
夏紀「学校以外の背景の写真もあるねー」
夏紀「物凄い努力が伺えるよ?」ニコ
優子「」
優子「も、もうやめて・・・」
夏紀「ううん、いいんだよ?あたしは優子が何をしようと」
夏紀「でもさ、こういうのはよくないよね?」ニコ
優子「あ、あぅぅ・・・」
夏紀「だからさ、こっちのアルバム、今すぐシュレッダーにかけて?今すぐ!あたしの目の前で!」ニコォォォォ
優子「ひぃっ!そんなぁ・・・」ガクガク
優子(一度も笑顔を絶やさない・・・怖いよぉ)
優子(でも目は全く笑ってないぃ・・・)ガクガク
夏紀「いいんだよ?あたしは特に何も思ってないんだよ?でもさぁ・・・『コレ』は無いよねぇ・・・?」ゴゴゴゴ
優子「はっ!はいぃ・・・でもぉ・・・」グスン
夏紀「まさか・・・あたしの『お願い』より、写真のほうが・・・先輩のほうが、大事・・・?」ゴゴゴゴ
優子「いっ!いやいやっ!滅相もないっ!」ヒィィ
優子「やります!やらせてください!」
夏紀「本当は燃やしてほしいけど・・・ここじゃ無理だよね」ボソッ
優子「えっ・・・今なんて」ビク
夏紀「なんでもないよ」ニコッ
ガリガリガリガリ・・・
優子(ううぅ・・・努力の結晶がぁ・・・)グスン
優子(確かに夏紀のことを一番に愛してるけどぉ・・・)
優子(せんぱいは私の中の永遠のアイドルなんです!)
優子(ごめんなさいせんぱいー!)エーン
夏紀「・・・」
夏紀「ねぇ・・・」ガシッ
優子「な、何!?」ビクッ
優子(あ・・・顔近い・・・)カァ
夏紀「中瀬古先輩のこと、まだ・・・好きなの?」
優子「えっ?い、いや、先輩のことは、すき、というか尊敬というか・・・」アセアセ
夏紀「好きなの?」ググ
優子「い、いやその・・・はい!別にラブじゃないです!ライクです!」ヒィ
夏紀「・・・そっか」
優子(今度は一転して無表情・・・これはこれで怖いわよぉ・・・)ヒィィ
夏紀「・・・あのさ」
優子「うんっ」ビク
夏紀「別に先輩とつるむのをやめて、とは言わない・・・でも・・・」
優子「でも?」
夏紀「手ぇ繋いだりとか、抱きついたりとかは・・・やめてほしい」
優子「えぇーーーっ!?」ガーン
夏紀「・・・」ジッ
優子「う・・・どうして?」タジ
夏紀「・・・なんか・・・そういうの見てると・・・我慢できなくなりそうで・・・」
夏紀「もちろん、ただのスキンシップだって分かってはいるけど」
夏紀「イライラして・・・むかむかして・・・そこはあたしの場所だ!って飛びつきたくなるの・・・」
優子「・・・」
夏紀「・・・ごめん、こんな・・・うざいよね、あたし」ハァ
優子「・・・わかった!」
夏紀「・・・!」
優子「夏紀が、そうしてほしいって、言うなら!」
優子(・・・正直ちょっとつらいけど)ウグ
夏紀「・・・優しいね、優子は」
優子「ううん、私も、嬉しかったから」
夏紀「なにが・・・?」
優子「ふふ・・・夏紀がやきもちやいてくれたことっ」ニコッ
夏紀「あ・・・っ、そ、そういうんじゃないからっ!」カァ
優子「・・・♪」ニコニコ
夏紀「うぅぅ・・・」プシュー
優子「夏紀ってけっこう、独占欲強めよねー」
夏紀「そ、それは・・・ちょっと、そうかもしんないけど・・・」ギク
優子(自覚はあったんだ・・・)
優子「大丈夫、私の恋人は夏紀だけよ。だから・・・」クイッ
優子「ちゃんと証明してあげる」スッ・・・
夏紀「ん・・・」スッ
ガチャッ
「「!!?」」
ビクゥ ガツン
夏紀「いっつー・・・!」ウググ
優子母「ただいまー・・・ってどうしたの?」
優子「ちょ、ちょっ・・・お母さん!ノックぐらいしてよっ!」ゼェハァ
優子母「ちゃんとしたわよー。返事がないからどうしたのかと思ったのよ?」ハァ
優子(やばっ・・・全然気づかなかった)
優子母「えーと・・・夏紀?ちゃん?大丈夫!?血が出てない!?」
夏紀「ふぁいひょふれふ」ツー
優子「唇切れてる!」キャー
夏紀「ふぁ、だいじょうぶ・・・」ウグ
優子母「えーと・・・絆創膏・・・は貼れないかしら!?」
夏紀「ほ、ほんとに・・・だいじょぶです・・・もう血は止まりましたから・・・」
優子母「そ、そう・・・?じゃあ、何か必要なものがあったら、遠慮なく言ってね・・・?」
ガチャ バタン
優子「ふぅ・・・」
夏紀「危なかったね」
優子「ごめん、歯が当たっちゃったわよね?ホントに大丈夫?」
夏紀「正直言うと結構痛い・・・」ウグ
優子「ごめんなさい・・・」
夏紀「いいの。ただの事故だよ」
優子「私に何か出来ることないかしら・・・?」オロオロ
夏紀「・・・じゃあ、なめて、傷口」クイ
優子「えっ」ドンビキ
夏紀「あ、いや、やっぱ嘘。というかじょうだ・・・んっ!?」ピクッ
優子「ちゅ・・・ぺろ・・・」チュー
優子(・・・鉄の味・・・)ゾク
夏紀「んん・・・」ビクッ
優子「ふぅ、これで・・・いい?」カァ
夏紀「優子・・・」カァ
夏紀「・・・めっちゃ痛い」グスン
優子「そりゃそうよ・・・」ハァ
今日の投下は以上です。
ありがとうございました
―――
久美子「・・・うー・・・暑い・・・」アセダク
葉月「しょうがない!風通しの悪い校舎よりは中庭でお昼食べるほうが良いでしょ!」
みどり「そうですよー。急がないと日陰を誰かに取られちゃうかもですよ?」
久美子「ううー・・・急ぎたくなーい・・・」
葉月「あっ人いる・・・けどまだ空いてるよ!いそげー!」ダダッ
久美子「元気だなぁ・・・って、うわっ」ゲッ
優子「げっ、とは何よ」ジロ
夏紀「おっ、黄前ちゃんたちもここでお昼?」
久美子「え、えーと・・・」
久美子「葉月ちゃん・・・他の場所探さない・・・?」ヒソヒソ
葉月「うーん・・・あ、もう手遅れだ」ヒソヒソ
みどり「はい!みどりたちよくここでお昼食べるんですよー!」キラキラ
夏紀「そうなんだー」
優子「ふーん」ムス
葉月「もうみどり座っちゃったし、しょうがないね」ヒソ
久美子「うわぁ・・・」ヒソ
みどり「先輩方仲直りしたんですね!」
夏紀「んーまぁ、ホントにくだらないことだったしねー」アハハ
葉月「言い忘れてましたけど、あたしもチョコ派ですよ!」
夏紀「マジで!?いやー、同士って案外近くにいるもんだねー」
葉月「あの濃厚な甘さがいいですよねー!」
夏紀「そうそう!それに・・・」
ワイワイ
久美子「・・・」
優子「・・・」ムスッ
久美子(話題に入っていけない)
優子「・・・ちょっと黄前さん」ヒソヒソ
久美子「はっはい!」
優子「少しは空気読みなさいよ・・・」ヒソ
久美子「す、すみません・・・」ヒソヒソ
優子「まぁあなたに空気読めって言うのは酷かもしれないけど・・・」ボソ
久美子「えっ」ガーン
優子(せっかく夏紀と二人っきりでお弁当だったのにぃ・・・)グヌヌ
優子(このまま引き下がれるもんですか・・・!)
優子「はい夏紀、あーん」ヒョイ
夏紀「んっ・・・!?ありはほ」モグモグ
葉月「おぉ・・・!?」
みどり「きゃー!」キマシ
優子「どう?おいしい?」
夏紀「んー・・・おいしい、けど・・・」モグ・・・?
優子「ん?」
夏紀「ずいぶん甘いね、この卵焼き」ウーン
優子「えっ、卵焼きは甘いのが一番でしょ?」
夏紀「んー・・・しょっぱくないと卵焼きって感じが・・・」
優子「甘くない卵焼きなんて卵焼きじゃないわよ」フン
夏紀「なっ・・・!出汁のきいたしょっぱいのこそ卵焼きだよ!」
優子「それじゃあ出し巻き卵じゃない!」グヌヌ
夏紀「我が家の卵焼きはそーなのっ!」グヌヌ
ギャーギャー
葉月「あ、あわわ・・・」オロオロ
久美子「まるで新婚さんの喧嘩みたいだねー」モグモグ
みどり「そ、そんなこと言ってないで止めないと・・・」アワワ
久美子「いやー、他人が入ると余計こじれるから放っといたほうが良いよ」モグモグ
葉月「何でそんな冷静なの久美子!?」
久美子「いやーだってー・・・私が入ってもどーせ余計なこと言っちゃうんでしょー?・・・」ハハ・・・
みどり「こっちはこっちで大変ですー!」
葉月「あ、収まってる・・・?」ヒソヒソ
優子「まあでも・・・夏紀がどーしてもって言うなら、甘くないほうも作ってみるけど・・・?」チラ
夏紀「ん・・・いや・・・やっぱり、優子の作ったのなら、甘くても美味しい・・・かも・・・」テレ
久美子「収まり方まで新婚夫婦みたい」モグモグ
みどり「すばらしい愛です!」キラキラ
夏紀「ん・・・ごめん、その、せっかく作ってくれたのにケチ付けちゃって」ペコ
優子「ううん、またひとつ夏紀のこと、知れてよかったわ」ニコ
夏紀「ありがと・・・優子・・・」クイ
優子「んっ・・・」チュ
葉月「!?!?!?」カァァァ
久美子「ぶふぉっ!?」ゴッホゴッホ
みどり「きゃあーーー!!!」キマシタワー!
優子「あっ・・・うぁっ!?」カァァ
夏紀「しまっ・・・つい・・・忘れてた・・・」カァァ
久美子「えっ、ええええっと、私達何も見てませんでしたから!」ケホケホ
葉月「う、うわぁ・・・」カァァ
みどり「ご馳走様でした!」キラキラ
夏紀「あ、えっと、今のは・・・その・・・」アタフタ
久美子「じゃっ、じゃあ、練習に戻りますっ!」ピュー
葉月「あ、え、えっと、おしあわせにっ!?」ピュー
みどり「ぜひごゆっくりどうぞ!」ピュー
夏紀「あ、あうぅ・・・」カァァ
優子「い、言いふらさないでくれるかしら・・・?」カァァ
夏紀「うっかり口走りそうなのが約一名・・・」ガックリ
優子「そーね・・・」ハァ
優子「それなら、もう、いっそ・・・」
夏紀「いっそ・・・?」チラ
優子「開き直っちゃいましょ!」チュッ
夏紀「わぷっ・・・!あ、あたしだって!」チュッ
チュッ チュッ
ちょっと短いですが今日はここまでです
ではでは
夏紀(結局、次の日にはキスの噂は部活中に広がっていた)
夏紀(誰が広めちゃったのか・・・・追求するのはやめておこう)
夏紀(そんなこんなで今は優子に膝枕をしている)
優子「んー・・・」ゴロ
夏紀(意外と疲れるね。足もだけど背中とかも)フー
優子「んんー・・・」スリ
夏紀(辛いけど、それ以上にリターンがあるので満足!)フフ
梨子「えーっと・・・なんで優子が低音パートにいるの?」
優子「いいじゃん。休憩時間だし」クルッ
夏紀「っ」ビク
夏紀(髪がこすれて変な声出そうになった・・・)ドキ
梨子「わざわざここにしなくても・・・」
優子「夏紀があんま動きたくないってゆーんだもん」ケロッ
梨子(唯でさえ暑苦しいのに・・・)ハァ
久美子「なんか先輩たち開き直ったね・・・」
葉月「半分くらい久美子も加担してると思うけど・・・」
久美子「えっ」
葉月「ああもうっかり広められちゃあねぇ・・・」フッ
葉月「しかし目のやり場に困るなあ」カァ
みどり「みどりはかまいませんよ!眼福ですっ!」キラキラ
麗奈「私も良いと思うわ」
みどり「!?」ビクッ
久美子「麗奈!?いつの間に!?なんでここに!?」
麗奈「ええ、ああいう恋愛もすばらしいと思うわ」キリッ
久美子「私の話聞いてる!?」
麗奈「最近はああいう女の子同士の恋愛も普通なのよ、久美子」キリッ
久美子「えぇ・・・そうかなぁ」
麗奈「そうよ・・・だから・・・ねっ?」グッ
久美子「一体何が『・・・ねっ?』なの!?」
葉月「久美子も大変だねー」アハハ
みどり「こっちもキテマスワー・・・」キラキラ
葉月「みどり・・・ホント見境ないね・・・」ウワァ
あすか「いやー暑苦しいねー」ニコッ
みどり「あっせんぱい」
あすか「うんうん・・・なんか青春って感じするけど・・・」
あすか「もう休憩終わってるから!!練習に戻れー!」ガー
夏紀「やばっ」ビクッ
優子「ひぃっ」ビクッ
麗奈「」サササッ
夏紀「・・・また、あとでね」ミミウチ
優子「・・・うんっ!」コクリ
―――
夏紀「よし。今日は早く片付いた」
夏紀「優子を迎えにいこう」スタスタ
「―――?」
「―――!」
夏紀「・・・?」
夏紀(練習部屋から声がする・・・)
夏紀(この声・・・優子と・・・高坂?)キキミミ
夏紀(何話してるんだろう?)コソッ
麗奈「・・・好きです。付き合ってください」
優子「れ、麗奈・・・?」
夏紀「!?」ガタッ
夏紀(どういう状況!?ていうかいつの間に名前呼び!?)
優子「ちょっと・・・?私たち女同士だよ・・・?」
麗奈「そんなの関係ない・・・好きだから」ギュッ
夏紀「」
優子「れいな・・・っひゃぁ!?」ビクッ
麗奈「・・・」
優子「ちょ・・・ちょっと高坂・・・やめ・・・あうっ!?」ビク
麗奈「結構かわいい声出しますね先輩」
夏紀「・・・」
夏紀「・・・よいしょ」ユラァ
ガラッ
麗奈「・・・?・・・っ!」ビクッ
優子「・・・あっ」ギクッ
夏紀「・・・迎えに来たよー」ニコォ
夏紀「・・・何してたの?」クビカシゲ
優子「えっあうっこれはその」パクパク
夏紀「高坂に聞いてるんだ」ジロ
麗奈「えっと、その・・・」
夏紀「えっ?よく聞こえないよ?」ズイッ
麗奈「ひぃっ!・・・その、練習に付き合ってもらったんです・・・」
夏紀「練習?」
麗奈「は、はい・・・告白の・・・」
夏紀「へぇ・・・じゃあ最後は何したの?」
麗奈「さ、最後・・・?」ハテ
夏紀「誤魔化さないほうが良いと思うよ」ニコ
麗奈「あ、あの・・・耳に息吹きかけたら・・・その、かわ・・・お、面白かったので・・・つい」
夏紀「・・・へぇー、悪ノリしたと」
麗奈「すみませんでした」カタカタ
優子「なんか前に冗談めかして告白したらスルーされたらしくて・・・」
優子「かわいそうだし借りもあったから手伝ったのよ!」
夏紀「ふーん・・・まあいいか」
麗奈「!」
夏紀「でも・・・次は無いよ?」ジロリ
麗奈「はっはい!」
夏紀「ていうかそんなこと先輩に頼むって・・・友達いないの?」
麗奈「うぐっ」
優子(絶対許してないわね・・・)
麗奈「そ、それはなんか群れるのが嫌というかゴニョゴニョ・・・」ボソボソ
夏紀「じゃあ告白がんばってね」バイバイ
麗奈「はい・・・失礼します」ペコッ
麗奈(ぼっちじゃないもん・・・)グス
夏紀「ふぅっ」クルッ
優子「あ、あはは・・・え、えっと」
夏紀「・・・どっち?」
優子「へ?」
夏紀「耳。いじられたの」
優子「え?・・・えっと、左・・・だけど」
夏紀「んっ」グイッ
優子(えっ?えっ?)
夏紀「はむ」パクッ
優子「~~~っ!?」ビクゥ
夏紀「はむはむ」
優子「ひゃっ!?う・・・うんっ!?」
夏紀(うわがき・・・!)ペロペロ
優子「ちょっ!?・・・んうっ!・・・なつきぃ・・・?」ビク
夏紀「ふぅ・・・」パッ
優子「はぁ・・・はぁ・・・何なのよ一体・・・?」
夏紀「耳が弱いことくらい、あたしも知ってるからっ」ボソッ
優子「はい?」
夏紀「さ、帰ろっ」ヒョイ
優子「う、うん・・・?」トトト
―――
みどり「あ、先輩方!お疲れ様です~!」
夏紀「お疲れ~。あれ?黄前ちゃんは?」キョロ
葉月「なんか高坂さんと話があるみたいで」
優子(行動力あるわねあの子・・・)
夏紀「ふーん」
みどり「きっと愛の告白に違いありませんよ!」キラキラ
葉月「それはちょっと・・・って言い切れないなぁ~。高坂麗奈は」ウーン
優子(良い勘してるわね)
みどり「成立したらまた百合ップルが増えますよ!」キマシタワー
優子「ちょっ・・・その言い方なんか恥ずかしいわね・・・」テレ
みどり「ラブラブですぅ~イチャイチャですぅ~」キラキラ
夏紀「うぅ・・・」カァ
優子「そ、そういうあんたたちとかどうなのよっ」アタフタ
葉月「えっ!?」カァ
みどり「ま、またまたぁ~・・・みどりたちは普通の親友ですよっ!」ギュウギュウ
葉月「わぷっ・・・くるしい~」バタバタ
優子「なーんだ、つまんないのー」チェッ
夏紀「そー言わないの」
みどり(ただの・・・)
葉月「ん?どうかしたみどり?」
みどり「いっいえ、なんでもないですよ?」ニコッ
みどり(ただの友達・・・です・・・よね?)
―――
夏紀「・・・」グテー
優子「・・・」ピトッ
麗奈「・・・」ギュッ
久美子「あつい」
みどり「本当に熱々ですね~」
葉月「これが日常の風景になりそうだねー」アツイ
あすか「もういっそお二人さんもトゥギャザーしちゃえばー?」ハハハ
梨子「え・・・?あ、う、いや・・・それは」モジ
後藤「・・・」カァ
あすか「あはははは!やっぱこっちからかう方が楽しーなあ!」ケラケラ
葉月「もー先輩ったら・・・」
久美子「あついからはなして」グイッ
麗奈「あーれー」
みどり(高坂さんあんなキャラでしたっけ・・・?)
夏紀「優子もくっつきすぎると暑い」グイ
優子「なによぅ」チェッ
夏紀「かわりに黄前ちゃんを」グイッ
久美子「わわっ」ストン
優子「いいもん。じゃあ私高坂のとこ行くもんっ」テテテッ
夏紀「・・・しかしよくオーケーしたね黄前ちゃん」
久美子「えっと実は・・・迫力に押されて、なし崩し気味に・・・」ヒソ
夏紀「あはは、やっぱ黄前ちゃんらしいや」
久美子「はは・・・これで良かったんでしょうか・・・」
夏紀「んーと・・・でもあたしが告白したら断ってたよね?」
久美子「はい!?・・・ええ、まあ、はい」
夏紀「でも高坂の時は断らなかった。・・・それで良いんじゃない?」
久美子「・・・そういうものですか?」
夏紀「そういうものですよ」フフ
久美子「不安です」
夏紀「はっきり言うねぇ。高坂にもそんな風に正直な気持ちを言ってあげれば良いんじゃない?」
久美子「・・・そうですね、頑張ります!」
夏紀(結構乗り気じゃないの)
優子「ちょっ・・・こそこそと何話してんのよ!」ジロッ
夏紀「なんでもないよー」ケロッ
久美子「れ、麗奈・・・きょっ、今日、帰りお茶してかないっ!?」
夏紀(声が上ずってる・・・緊張してるねぇ)ニヤニヤ
麗奈「え、えぇ・・・いいけど」テレ
優子「・・・なんかちょっと前の私たちみたいね」ヒソ
夏紀「前って言ってもつい最近だけどね」ヒソ
優子「あの頃は無茶したわねー、毎日デートとか」トオイメ
夏紀(ほんとだよ)
夏紀「・・・あたしは今のほうが楽しいかな」トオイメ
優子「ふふ・・・私も最近そう思う!」ギュッ
夏紀「良かった」ギュッ
優子「えへへ・・・」
夏紀「ところで」
夏紀「高坂とは何もしてないよね?」ジッ
優子(またこれなのーー!?)ヒー
おわり
ご覧頂きありがとうございました。
ちなみに>>1の好きなキャラは夏紀先輩です
ぼーっとしているようで周りのことをちゃんと考えててすごく良い人
あとけっこう独占欲強そうなイメージが・・・ありません?(偏見)
以下ちょいグダ番外編です
優子「いきなり!夏紀のなつき度調査~!」ドヤァ
ドンドンパフパフ
優子「この企画は、どこからか現れたこのくじ引き箱でテーマを決め、それについて私が体をはって調べます!」
優子「今回、第二回のテーマはこれっ!」ゴソゴソ・・・パパーン
優子「・・・夏紀に、『嫌い』って言ったら・・・って何これ!?」
優子「冗談でも夏紀を傷つけるようなのは出来ないわ!没!次!」ビリビリ
優子「とおっ!」パパーン
優子「二股かけてるフリをして・・・ってだから!」ガーッ
優子「私の生命に危険が及ぶようなものも没よ!」ビリビリポイッ
優子「あーもう、全くロクなテーマ考えないわねこの>>1は!」
優子「NTRとか修羅場とかヤンデレが好き(百合専)とか、嗜好が異常すぎるのよ!」
優子「こうなったら!」
優子「↓2さん!夏紀に関する良い感じのテーマ、ちょうだい!」
優子「1はもう寝るから書くのは明日以降よ!」
他に投稿もなく良いテーマなので採用させていただきます
優子「とおっ」パパーン
優子「夏紀の弱点調査・・・これよ!こーいうのを待ってたのよ!」
優子「ふふふ・・・なんかいつもいじられてばっかりな気がするから、この機会に逆襲よ!」
――夏紀の家――
夏紀「あー・・・」グテー
優子(油断してる隙に・・・後ろから近づいて・・・)ソロソロ
優子(首筋をさわる!)ピトッ
夏紀「っ!?」ビク
優子「・・・」サワサワ
夏紀「・・・なんだー・・・優子か、びっくりしたー」ホッ
優子(・・・効いてない?)
優子(私の触り方が良くないのかしら?)コショコショ
夏紀「・・・んん?どういう趣向なのこれ?」ケロッ
優子(あれあれあれ~?)
夏紀「・・・おかえしっ」コショ
優子「ひゃぁぅんっ!?」ビクッ
夏紀「ん・・・首筋も弱いの?」サワサワ
優子「んひゃっ・・・あっ、ちょっと・・・やめ、んっ!」ビクビク
優子(な・・・なんでこうなっちゃうのぉ!?)
夏紀「普段から髪で首が隠れてる人は首が弱くなりやすいんだって」ポニテ
優子「そ、そうなんだ・・・」ロング
夏紀「刺激の少ないところほど敏感になりやすいって」
優子「詳しいわね」ヘー
夏紀「調べたから」
優子(何で?・・・ってなんか怖いから聞きたくない)
優子(無防備にソファで雑誌を読んでる夏紀・・・)ジッ
優子(足の裏をくすぐってみる!)
優子(さっきの理論で行けば足の裏が一番敏感なはず!)カシコイ
優子(それでは・・・)ワキワキ
優子(ん・・・?待って・・・?)
優子「・・・」
優子「・・・」モンモン
優子「・・・ぺろっ」
夏紀「うわっ!?」ビクゥ
優子「ぐはっ!」ゲシィ
夏紀「な・・・何してんの!?」
優子「いくらなんでも乙女に顔面キックは無いわよぉ・・・」シクシク
夏紀「あ・・・ご、ごめん」
夏紀「でもいきなり足なんか舐められたらびっくりするって!」
優子「そ・・・そりゃそうよね・・・非常識だったわ、ごめんなさい」ペコ
夏紀「もう・・・」
夏紀「・・・舐めたいなら言ってね?」
優子「えっ」
優子(さて・・・気を取り直して、お次は脇よ!)ワキワキ
夏紀「・・・」チラ チラ
優子(やっぱり物凄い警戒されてるわ・・・)
優子(でもっ)
優子「強行突破っ!」グイッ
夏紀「わぁっ」ドサ
優子「こちょこちょこちょ」
夏紀「うひゃあ!?あはっ、あははははは!」バタバタ
優子(!?)
夏紀「あははははっ!ひぃ!や、やめてーー!」ジタバタ
優子「おおぉ・・・」コショコショ
夏紀「はひっ・・・はぁはぁ・・・死ぬ!死んっ、じゃうっ、からぁ!」ゼーゼー
優子「大丈夫大丈夫」コチョコチョ
優子(うーん・・・?なんか期待してたのと違うような)
夏紀「あひぃ・・・もっ・・・ゆるし・・・うりゃぁっ!」グイッ
優子「あ、抜けられた」スルッ
夏紀「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・もぅ・・・」グッタリ
夏紀「やめ・・・って・・・いった・・・のにぃ・・・」ハァハァ
優子(あ・・・でもやっぱこれもいいかも・・・)ゾク
夏紀「ふはぁ・・・うぁ・・・」グタ
優子(弱ってる隙に追い討ちを・・・)ニヤリ
優子(ぐったりして無防備なせなかに・・・)
優子「えいっ」ツーッ
夏紀「うひゃぁん!?」ビク
優子「!」
優子(これこれ!こーゆー反応を待ってたのよ!)キャー
優子「えいえいえいっ!」コショコショ ツー
夏紀「うあ、ひゃ、んんっ!」ビクビク
優子(第二回、なつき調査結果!)
優子(夏紀の弱点は・・・)
優子「って、きゃあ!」グラァ
夏紀「ふふふ・・・やたらちょっかい出してくると思ったら・・・こうして欲しかったの?」ハァハァ
優子「えっ、あれ、や、ちが・・・」ジタバタ
優子(なんだかんだ結局主導権握られてるー!)
夏紀「ふふ、背中が良い?首筋が良い?」サワサワ
優子「・・・首筋でお願いします」ゾク
優子(そんな毎日が悪くないなと思う私のなつき度は・・・?)
おまけおわり
とうとう春が終わり・・・
実りのある夏になると良いですね!
それっぽいのは・・・のんのんくらい?
百合情報常に募集中ですー
もう一個のほうもそのうち(あいまい)更新します(たぶん)
では依頼出してきますー
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません