【響け!ユーフォニアム】夏紀「初めての」優子「お泊り会!」 (79)

【響け!ユーフォニアム】二人の県祭り
【響け!ユーフォニアム】二人の県祭り - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433761457/)

一応↑の続きです
百合です
まったり進行です

以上OK!な方はお楽しみください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434107438

滝「今日の練習はここまでとします。お疲れ様でした」


オツカレサマデシター

ザワザワ・・・

カエリアイスタベイコー

ワタシモー


夏紀「・・・つかれた」グデ

久美子「お疲れ様です先輩・・・やっぱ夏場の練習って疲れますよね」ハァ

夏紀「ほんとほんと・・・せめてもーちょっとカラッとしてればなあ」ジメ

モブ「なつきー、駅前でアイス食べてかない?」

夏紀「あー・・・あたしちょっと用事あるからパス」パス

モブ「そっか、じゃあまた来週ー」バイバイ

夏紀「おう」バイバイ

葉月「なんか先輩最近毎日忙しいみたいですね!」

久美子「言われてみれば確かに・・・」

あすか「恋人でもできたかッ!?」バーン

夏紀「ちょっ、な、何でそういうことになるんですか!?」

夏紀(この人が食いつくとめんどくさい!)ゲッ

あすか「おんやぁ・・・その慌てぶり、アヤシイねぇ・・・」ニヤリ

夏紀「い、いやその」アセ

みどり「恋!?恋の話してます!?」ガタッ

夏紀(更に面倒なのが来た!)ウワー

みどり「なんですか、もぅ~!!?はやく言ってくださいよぅ~!、お相手は部内ですか!?部外ですか!?」キラキラ

夏紀「い、いやそれは、ちょっと・・・」アセアセ

みんな「!?」

夏紀「あっ」シマッタ

あすか「おぉ~?隅に置けないねぇ~?なっちゃんも!」ニヤニヤ

みどり「やや、やっぱりいるんですね!?お、お相手はどんな――」ギラギラ

久美子「男・・・?女・・・?」ボソッ

夏紀「」ブフッ

葉月「ちょっ久美子!声に出てる!」ギャー

夏紀「」

みんな「ジーッ」キタイノマナザシ

夏紀「・・・えーと・・・、あ、あっ、あの人です!」ビシッ

みんな「!?」クルッ


後藤「?」


みどり「え、えええぇーーーっ!?ご、後藤先輩、ふ、二股!?」ガガーン

葉月「み、見損ないましたよっ!後藤先輩!」シャーッ!

後藤「え、ちょっと、何の話だ?」タジ

みどり「ひどいです!梨子先輩と付き合ってるのに夏紀先輩とも付き合うなんて!」

後藤「い、いや、全く身に覚えが」

梨子「本当・・・?卓也くん・・・?」ユラ

あすか「いいぞー!やれやれー!」ワーイ

後藤「本当にやめてください、先輩・・・」ヒヤアセ

久美子「・・・夏紀先輩、もういませんけど」

みどり「えっ・・・?あっ!やられました!」ガーン

葉月「後藤先輩はフェイクかー!夏紀先輩ったら凝ったまねを・・・!」グヌヌ

久美子(いや気づくでしょ普通。私はその言葉をそっと胸にしまいこんだのです)

後藤「・・・」ズーン

あすか「どうした?後藤!」

後藤「・・・先輩たちはともかく、梨子にまで疑われるなんて・・・」ズーン

あすか「あら」

梨子「・・・冗談、よ。ちょっと乗ってみただけ!」クス

後藤「・・・ホントか?」

梨子「もちろんよ!私が卓也君のこと信じてないわけないじゃない!」

後藤「梨子・・・!」キラキラ

梨子「卓也君・・・!」キラキラ


あすか「あーあついあつい、早く帰ろーっと」アホラシ

久美子「ですね」ハァ

葉月「おつかれさまでしたー。・・・ほらみどりも帰るよ」グイ

みどり「あ、あっ、あともうちょっとだけぇ・・・」ズルズル

夏紀(ふーっ)ヤレヤレ

夏紀(何とか逃げ切れた・・・ゴメン後藤)スマン

夏紀(・・・といってもずっとこんな感じで逃げるわけにはいかないしなぁ)ハァ

夏紀(何か策を考えないと・・・)


「遅い!なにやってたのよ!」ガー


夏紀「ごめんごめん、ちょっとみんなに絡まれちゃってさ」

優子「はぁ?なによ絡まれたって。低音パートはみんな和気あいあいなんじゃなかったの?」ジロ

夏紀「いやそれが、恋愛話となるとみんな食いついてきてね・・・」ヤレヤレ

優子「れんあい・・・そ、そうっ!」テレ

夏紀「恋人がいるってバレちゃった」テヘ

優子「・・・まあいいんじゃない?私もとっくにバレちゃってるし」

夏紀「えっ」

優子「えっ」

夏紀「・・・」

優子「い、言ってなかったかしら・・・?」アセ

夏紀「初耳だよ・・・まあいいけど」ホッ

優子「じ、じゃあもしかして・・・あなたの名前までバレてることも言ってない・・・?」アセアセ

夏紀「」

優子「あちゃー・・・」

夏紀「」

優子「その、恋人いるってばれた次の日に、なぜか名前までバレてて、思いっきり反応しちゃって、それで・・・」アセアセ

夏紀「」

優子「あのー、えっとー、・・・ごめんなさい」ペコ

夏紀「・・・まぁ、たぶん、遅かれ早かれこうなってたと思うよ、あたしたちは」ウン

優子「うぅ・・・おしゃべりしてるとつい口が滑っちゃうの・・・」シュン

夏紀「まぁ、そういうのも優子のかわいいところだと思うよ」

優子「っ・・・!真顔でそういうことゆうなぁ・・・!」カァァ

夏紀「はいはい」スッ

優子「!」

夏紀「手・・・繋ぎたいんでしょ?」フリフリ

優子「・・・ばか」ギュッ

夏紀(・・・最寄り駅までの間にこんなことしてたら、そりゃーバレるよなー・・・)ハハハ・・・


トコトコトコ・・・

―――

ガタンゴトン

夏紀「・・・うーん」

優子「どうしたの?」

夏紀「いや、ここまで一緒の電車に乗るのって、なんか変な感じだなー、って」

優子「まぁ・・・初めてよね」テレ

夏紀「いつもならとっくに乗り替えしてるよね」

優子「そうねー・・・って何の話よっ」ビシッ

夏紀「いや、まだ優子がウチまで来るっていう実感わかなくてさー」

優子「今日は意地でも泊まるわよ。ママに泊まりだからご飯いらないって言っちゃったし」

夏紀「・・・へー、『ママ』・・・ねぇ」ニヤリ

優子「・・・あっ!」カァ

優子「・・・お、おかーさん、おかーさんにっ!」アワワ

夏紀「いいんだよー、『ママ』でいいんだよー」ヨシヨシ

優子「う、うっさい!なでるなぁっ!」カァァ

夏紀「あはは・・・、で、何の話だっけ」フゥ

優子(あ・・・もっと撫でてほしかったのに・・・)シュン

夏紀「・・・まーいーや。ちゃんと着替えとか持ってきた?」

優子「も、もちろんよっ」ポンポン

夏紀「おっけー。着替えさえあれば何とかなるよねー」

優子(わざと忘れるのもありだったかも・・・なんて)モンモン


ガタンゴトン・・・プシュー


夏紀「さ、降りるよ」

優子「え、ええ(これから明日まで一緒なんだから、妄想は控えないと!)」

―――

夏紀「ついたよー」ココ

優子「ここが夏紀の家・・・なんていうか・・・」ゴク・・・

夏紀「・・・」ゴク

優子「普通ね」

夏紀「どんなのを想像してたの・・・」

優子「なんていうか、もっと夏紀っぽい感じかなって・・・」

夏紀「なんじゃそりゃ・・・さ、あがってー」ガチャ

優子「お、お邪魔します・・・」オズオズ

夏紀「あははー、親いないんだからもっと気楽にしていいんだってー」

優子(そういうことじゃないんだけど・・・)

夏紀「ふーあつい!はやくクーラー付けよう」ヌギヌギ タタッ

優子「あっこら!靴はちゃんと揃えなさい!」ガー

夏紀「えー、かたいなー・・・お母さんみたい」

優子「だ、誰がお母さんよっ!」シャー

夏紀「・・・はい、ちゃんと揃えた!部屋行こう」タタタ

優子「よっと・・・内装も普通ね・・・」キョロ

夏紀「だから何を想像してたの・・・」

優子(・・・でもなんとなく夏紀の匂いがする気がする)スンスン

優子(・・・って私今、なんか変態っぽい!?)ガーン

夏紀「ほい、ここだよー」ガチャ

優子「おおー・・・」

優子「なんか意外と女の子っぽい部屋ね・・・」キョロキョロ

夏紀「どーいう意味よ・・・っと、まずはエアコン!」ピッ


エアコン「ゴォォォォォォ」


夏紀「すずしい・・・」ヒエー

優子「エアコンの設定は弱めにしないと風邪引くわよ・・・」ヒエー

夏紀「・・・やっぱお母さんぽい・・・」

優子「誰がよ・・・って、のどかわいた!」アー

夏紀「えー」

優子「のどかわいたのどかわいたー!」バタバタ

夏紀「駄々っ子か!・・・もう、お茶入れてくるよ」ヤレヤレ

優子「やったー!」ワーイ

夏紀「ふう、やれやれ・・・」スック

優子(ふふ・・・)ニヤリ

夏紀「!?」ゾクッ

夏紀「・・・やっぱ一緒に優子も来てよ」

優子「え、えっなんで?」ギク

夏紀「・・・なんかやろうとしてる顔だから」ジロ

優子「うぅっ・・・」タジ

優子(このスキにいろいろ調べようと思ったのに・・・)

夏紀「・・・どうせ部屋調べるつもりだったんでしょ」ジロー

優子「え、あう、いや・・・い、いいわ!一緒に行ってあげる!」アセアセ

夏紀「まったく・・・」ガチャ

トテトテトテ



夏紀「よっと・・・」

コポポ・・・

夏紀「優子、も麦茶でいいよね」コト

優子「いいわよー」ジー

夏紀「と、いっても麦茶しかないんだけどね」ハハ

優子「そのようね」ジー

夏紀「・・・」コポポ・・・

優子「・・・」ジー

夏紀「・・・ねぇ、それ面白いの?」

優子「すごく面白いわ」ジー

夏紀(・・・人ん家の冷蔵庫見るのがそんなに面白いかなぁ・・・?)

夏紀(なんか他の家にはないすごいものが入ってるとか・・・?)ウーン

優子「ねぇ・・・今日の晩御飯どうするつもり?」

夏紀「え・・・どうって・・・さぁ?」

優子「さぁ?・・・って!冷蔵庫の中にほとんど食材無いわよ!?」

夏紀「えー、じゃあカップめんとかでいいんじゃない?」テキトー

優子「えぇー・・・それはちょっと・・・」ウーン

優子(せっかくいっしょの食事なのに!)

夏紀「あ。そういえばお母さんが食費を置いてったような・・・あった、二千円」テッテレー

夏紀「これでコンビニでお弁当でも・・・」

優子「ダメよそんなの!せっかくなんだから・・・」

夏紀「せっかくなんだから?」

優子「うーん・・・、そうだ!一緒に買い物に行きましょう!」


夏紀「えぇっ、コンビニじゃなくてスーパーとかに?」ウェ

優子「そうよ!大丈夫!私がちゃんと料理するわ!」エッヘン

夏紀「すごい、料理できるんだ」ヘー

優子「もちろんよ。女子高生としてはこのくらい当然よ!」フフン

夏紀「うぐっ」グサ

優子「さ、そうと決まれば準備して出発よ!」ビシッ

夏紀(結局出かけることになるのか・・・)ヤレヤレ


―――

テクテク

夏紀「あ・・・、ここの角曲がって、まっすぐ」

優子「ふーん・・・こんな近くにスーパーがあるなんて、便利ねー」

夏紀「そうかもー・・・」ウーン

夏紀(ここ数年あたしは来てないけど)

優子「・・・ねぇ、今晩、何か食べたいものとかある?」テレ

夏紀「!?・・・うーんと、そうだなー・・・」カァ

夏紀(なんか夫婦みたいな会話になってる・・・どうしよ)アセアセ

優子「・・・食べたいもの、ない?」チラ

夏紀(うっ・・・これじゃ優子をがっかりさせちゃう・・・ここは)グッ

夏紀「・・・優子の、一番得意な料理が食べたい」ニコ

優子「なっ・・・!?・・・わ、わかったわ」カァァ

夏紀(自分で言っててめっちゃ恥ずかしかったぁ・・・)カー

優子「あっ、夏紀、嫌いな食べ物とか、アレルギーとか、無い?」カァ

夏紀「・・・いや、特に無いよ」ウン

優子「そ、そう、良かったわ」フゥ

夏紀「あ、ここ!」ピタッ

優子「え、あぁ、はい!」ピタッ

ウィーン

イラッシャイマセー


夏紀(すずしい・・・)ヒヤー

優子「よっと・・・まずは野菜から・・・」カートガラガラ

夏紀「・・・」チラ

優子「品揃えはどんなもんかしら・・・」ガラガラ

夏紀「・・・」ウズ

優子「値段も普通ね・・・」ガラガラ

夏紀「・・・」ウズウズ

優子「じゃあ・・・まずは人参と玉ねぎと・・・」ポイポイ

優子「・・・ってどうしたの?」チラ

夏紀「い、いやそのー・・・カート、あたしが押してあげようか?」ソワ

優子「・・・いいけど、他の人の迷惑にならないようにね」ハイ

夏紀「な、なっ、なんで、そんな子ども扱いっ」カァ

優子「だって、なんかやろうとしてる顔だったから♪」クス

夏紀「うぅ・・・自重するよ・・・」グヌゥ

夏紀(・・・何作るんだろう?)チラ

夏紀(カートの中を見ても・・・よくわかんないや)

優子「あと調味料は・・・残ってたから大丈夫ね」スタスタ

夏紀(んっ!?なんか歩くのはやいな・・・)ガラガラ

優子「えーと後必要なのは卵と・・・」スタスタスタ

夏紀(はやっ!はやいっ!)ガラガラ

優子「あっ!卵あっちね!」タタタッ

夏紀「・・・」オイテケボリ

夏紀(今なら許される・・・ハズ!)

夏紀「とおっ!」ガラガラシャーッ

夏紀「はやい!」ワーイ


ガツーン!!


優子「!!?」クルッ

夏紀「うぐ・・・」ヘタリ

優子「ちょっ!?ちょっと!?大丈夫!?」オタオタ

夏紀「ごめ・・・だいじょう、ぶ・・・」アセダク

優子「な、何!?何があったの!?」オロオロ

夏紀「ちょっと・・・カートがぶつかって・・・取っ手が鳩尾に・・・」グタ

優子「は、はぁ!?」アキレ

夏紀「も、もう・・・大丈夫だから・・・」ハァハァ

優子「あったり前よ!バカじゃないの!?」ガー!

優子「どうせ調子に乗って思いっきりカート押したんでしょ!!」シャー

夏紀「う、うぐ・・・」ズボシ

優子「それで思ったよりスピードが出て、制御できなくなって棚にぶつかった・・・って子供かっ!」ガウー

夏紀「うぅ・・・ごめんなさい」ペコリ

優子「これに懲りたら二度としないようにね!!人にぶつからなくて良かったわよまったく・・・」ブツブツ

夏紀「ところで・・・なんで見てなかったのにそんなに詳しくわかったの?」オズ・・・

優子「あー・・・そ、それはー・・・」タジ

優子(小さいころに同じことして事故ったなんて言えない・・・)カァ

優子「と、とにかく!ここの床は滑りやすいから気をつけるのよっ!」

夏紀「はーい・・・」ハンセイ


―――

アリガトウゴザイマシター

優子「よしっ!これで買い物完了!っと」グッ

夏紀「もう夕方近くでも暑いね・・・」フー

夏紀「・・・あっ、荷物、半分持つよ」ヒョイ

優子「あ、ありがとう・・・」

夏紀「いいっていいって」

優子(明らかに夏紀が半分より多く持ってるじゃない・・・)チラ

優子(こうやってさり気なく優しくされると・・・なんか意識しちゃう)ドキドキ

夏紀「あ、月」

優子「えっ?どこどこ?」キョロ

夏紀「ほらあそこ」ビシッ

優子「ん・・・ほんとだ・・・」

優子「昼間に月を見るなんて・・・久しぶりね」

優子「小学生ぐらいのときはよく見てた気がするけれど・・・」

夏紀「そう?あたしは今でもけっこーよく見るけどなー」

優子(私は受験とか部活とかで、空を見る余裕なんて無くなってたのかな)

優子(少し夏紀が羨ましいわ・・・)ハァ

夏紀「?」キョトン

優子(でも)

優子「さっ!早く帰るわよ!」トトッ

夏紀「う、うん」タタッ

優子(今の私は、世界一幸せ者よっ!)

―――

夏紀「・・・本当に、手伝わなくていいの?」オズオズ

優子「大丈夫よ。料理は家でよくしてるから慣れてるし」フフ

優子「というか正直手伝ってもらうほうが危険だわ」ハァ

夏紀「う・・・そっか。じゃああたしは他のことを済ませておくね・・・」シュン

優子(ごめん夏紀・・・でもさっきの包丁捌きではこっちが集中できないのよ・・・)トントントン・・・

優子(さすがに流血沙汰は起こしたくないわ・・・)トントントン・・・

優子「ごはん出来たら、呼ぶから!」

夏紀「はーい・・・」トボトボ

優子(よし・・・後は腕によりをかけて作るだけ!)

優子「がんばるぞっ」フンッ

―――

優子「お、おまたせ・・・しました・・・」コト

夏紀「!・・・オムライス・・・!」

優子「・・・嫌い、だった?」チラ

夏紀「ううん、そんなことない。むしろ、大好きだよ」ニコ

優子「よ、よかったぁ・・・」ホッ

夏紀「で、では、いただきます」カチャ

優子「め、召し上がれ・・・」ドキドキ

夏紀「・・・」パク

優子「・・・」ドキドキ

夏紀「・・・す、」

優子「す・・・?」ドキ

夏紀「すごいおいしい・・・」パク

優子「!」パァ

夏紀「ちょっとびっくりするぐらい美味しいよ、これ・・・」パクパク

優子「よ、よかったぁ・・・」ヘナ

夏紀「ふふ、優子も一緒に食べよう?」パク

優子「う、うん、そうね・・・!」パク

優子(うん、ちゃんと美味しくできてる・・・)パク

優子(・・・ちゃんと夏紀のほうも同じ味よね?)

優子(いや、違うはず無いけど、なんか気になるというか・・・)

優子(・・・!)ハッ

優子(それって・・・めんどくさい女だと思われちゃうかな・・・?でも!)グッ

優子「ねっ、ねぇ・・・」モジ

夏紀「?」パクパク

優子「そ、そっちのもちゃんと出来てるか確かめたいの!だから・・・味見して良い?」モジ

夏紀「?・・・別にいいけど?」

優子「・・・」アーン

夏紀「!?」

優子「あーんして・・・よ」アーン

夏紀「う、うん・・・」カァ

夏紀「はい、あーん」カァァ

優子「はむっ」カァァ

夏紀「・・・」カァァ

優子「う、うん、ちゃんと同じ味だわ」ドキドキ

夏紀「・・・あたしも」

優子「え?」

夏紀「あたしも、そっちの味・・・気になる」ジィ

優子「っ!・・・はい、あーん」カァ

夏紀「あーん」パクッ

優子「・・・おいしい?」

夏紀「とってもおいしい」ニコ

優子「・・・!」カァァ

―――

ゴチソウサマー

夏紀「ほんとに美味しかったよ。また食べたい」

夏紀(まさかあれから最後まで食べさせあいっことは・・・腕が疲れた)プルプル

夏紀(・・・良い思い出だけどね)クス

優子「お粗末さまでしたっ!」

夏紀「ひとつ気になったんだけどさ」

優子「何かしら?」

夏紀「なんか優子の性格からして・・・ケチャップで何か書いてくれるかなーと思ったんだけど」

優子「うっ」ギクリ

夏紀「あはは、さすがに子供っぽいかな?」

優子「いやその・・・書こうとして失敗しちゃったのよ」アハハ

夏紀「そーだったんだー、だからケチャップが全面に塗ってあったのかー」ナルホド

優子(ホントは書いた後に恥ずかしすぎて塗りつぶしちゃったんだけど・・・)

夏紀「で、なんて書こうとしてたの?」

優子「」プシュー

夏紀「!?」ギョッ

優子「え・・・えと・・・ハートマークよ・・・」キョドキョド

夏紀(う、嘘ついてる・・・)

夏紀(本当に何書こうとしてたわけ!?)ドキドキ


優子「う・・・、さ、さあ!お風呂入っちゃいましょ!」カァ

夏紀(いきなり!?)ギョッ

夏紀「お風呂・・・」ドキドキ

優子「・・・!」ドキドキ

夏紀「・・・」ドキドキ

優子「・・・」ドキドキ

夏紀「え、えーと、優子、先、いいよ!お客様だし!」アセアセ

優子「そ、そう?じゃあ、お先に失礼するわね!」アセアセ

夏紀「うん、ど、どうぞ遠慮せず!」アセ

優子「じゃあ、着替えとって来るわね!」アセ

トトト・・・

夏紀「・・・」フゥ




((一緒に入りたいって、言えなかった・・・))


―――

優子「あがったわよー、次どうぞー」ガチャ

夏紀「! は、はーい!」ガサッ タタッ

タタタタタ・・・

優子「・・・行ったわね」チラ

優子「・・・ここに、今なんか隠して・・・」ガサゴソ

優子「たわよ・・・ねっ!」ガサッ

優子「・・・?これは・・・小説?」パラッ

優子「どんな小説なのかしら・・・」パラララッ

優子「っ!?・・・これって・・・」

優子(百合もの・・・しかも同級生もの・・・)カァァ

優子(まだカバーも新しい・・・最近買ったのかしら?)ペラペラ

優子「・・・」ペラ

優子「・・・」カァァ

優子「・・・」ペラ

優子「・・・」ドキドキ

優子「・・・」ペラ


優子「はぁ、もうやめよう・・・」パタン

優子(つい登場人物を差し替えて読んじゃうよ・・・)ドキドキ

優子「元の場所に戻してっと・・・」

優子(ベッドの下も漁ろうかと思ってたけど、やめとこ・・・)

優子「とおっ」ピョン

優子「あぅーっ」ボフン

優子(・・・ベッド、やっぱり夏紀の匂い・・・)スンスン

優子(すごい・・・)クンクン

優子(!)

優子(夏紀の枕・・・)ジーッ

優子「い、いやそれはダメだって!」ブンブン

優子「・・・」ジーッ

優子(夏紀が戻ってくる気配、ナシ・・・)

優子「ちょっとだけ・・・ちょっとだけなら・・・いいよね・・・?」ゴソ・・・

ポフッ


優子(・・・人の枕に頭うずめて、匂いかいで・・・)スー

優子(言い逃れできないわね・・・これは)ハー

優子(ん・・・でもすごく、いい・・・あたまがボーっとするぅ・・・)クンカクンカ

優子(ずっとこーしてたいかも・・・)ポー


タタタタタ


優子「!!!」

バッ ドタッ シュタッ

ガチャ

夏紀「おまたせー・・・って何してたの?」

優子「んなっ、なっ、何もしてないわよっ!?」ゼェハァ

夏紀「えっ?何もしないでずっと待ってたの?」

優子(しまった・・・!)

優子「えーと、夕涼み、的な?お風呂上がって、ぼーっとするのが、私のポリシー?みたいな?」シドロモドロ

夏紀「ふ、ふーん(なんか突っ込まないほうがいいのかな・・・)」アセ

夏紀「さて、何しようか?」

優子「寝るには・・・まだ早い時間よねぇ」

夏紀「ゲームでもやる?」ホイ

優子「ゲームねぇ・・・って古っ!スーパーファミコンじゃない!」エー

夏紀「あたしあんまゲームやんないから・・・」ヨクワカラナイ

優子「にしてもこれは・・・しかもソフトが海腹川背?とぷよぷよ通の2本って・・・」ナニコレ

夏紀「いやーどこで手に入れたのやら・・・」

優子「・・・じゃあぷよぷよでもやりましょうか」フゥ

夏紀「おっけー」オーン!


ファイヤー

アイスストーム

バヨエーン

バタンキュー


夏紀「・・・」シンケン

優子(間が持たない・・・)


バタンキュー

優子「やっぱやめにしましょう」プチン

夏紀「えっ」

優子「せっかくお泊りなんだしごろごろしながらおしゃべりでもしない?」

夏紀「うん、いいよー」チョットザンネン

優子「んー・・・」ゴロゴロ

夏紀「・・・」ゴロ

優子「一週間の疲れが飛んでいくようね・・・」ゴロゴロ

夏紀「・・・なんか優子ってネコっぽいよね」ボソッ

優子「」ブフーッ

夏紀「!?」ギョッ

優子「いいい、いきなり何口走ってるのよ!?」マッカ

夏紀「え、えええ!?何かまずかった!?」ガーン

優子「ね、ネコっぽいってどういうことよ!?何考えてんの!?」ブシュー

夏紀「え?いや・・・自分勝手で気まぐれなところが猫っぽいなーって。あとリボンが」

優子「へ?猫?にゃぁ?・・・な、なんだぁ~・・・」ドキドキ

夏紀「それ以外にどんな猫が!?」

優子「あーーあーー!なんでもない!私の勘違い!」カァァ

夏紀「なんでよー教えてくれたっていいじゃんー」ブーブー

優子「あーーあーー!もう寝ても良い時間よ!ほら寝ましょ!」アワワ

夏紀「えーまだ早

優子「いいから!寝ましょうよもう!明日もあるし!」ネムネム!

夏紀「・・・それはいいとしても、優子、どこで寝るの?」

優子「えっ・・・?あっ、そっか・・・」ハッ

夏紀「お客さん用の布団があるから、それでよければ。もし嫌ならあたしのベッドでもいいけど」

優子「ベッ・・・?」カァッ

優子(あの夏紀の香りいっぱいの場所で、夏紀と二人っきり・・・!?)モンモン

優子「わ、悪いけれど、私、ベッドじゃないと眠れなくて!」ドキドキ

夏紀「そっかー。じゃああたしが布団で寝るね」バサッ

優子「はい?」

夏紀「はい?」

優子(何で?)ガ

優子(そこはそうじゃないでしょ!?)ガガ


優子「そこは・・・『いっしょに寝る?』って聞くところでしょぉぉお!?」ドカーン


夏紀「えぇっ!?」カァ

優子(あ・・・や、やっちゃったぁ・・・声に出てた・・・!?)プシュー

夏紀「い、いやでも、あたしは良いけど、嫌でしょ?せまいし、あついし」オタオタ

優子「い・・・嫌なわけ、ない、っ、でしょ」カァァ

夏紀「ほんと、に?ほんとにいいの?」ジッ

優子「・・・」コクッコクッ

夏紀「ん、じゃぁ、とう」ベッドヘボフッ

夏紀「・・・おいで」ポンポン

優子「・・・!」ドキ

優子(うう・・・こういうところでホントにドキドキさせてくるのよね・・・)カァァ

優子「お・・・お邪魔します」モソ

夏紀「ん・・・」ギュム

優子(せまい・・・だけど、それがいいわ・・・)ギュ

夏紀「電気・・・消すね?」

優子「おねがい・・・」モソ


カチ

フッ


夏紀(・・・あったかい)

優子(・・・顔が近いわよ・・・)カァ

夏紀(あっ、目が合った・・・)ドキドキ

優子(・・・)ドキドキ

夏紀(そらせない・・・)ドキドキ

優子「・・・」ドキ

夏紀「・・・」モンモン

夏紀「おやすみのキス・・・しても、いい?」ズイ

優子「うん・・・して」ウワメ

夏紀「はぁ・・・んっ・・・!」チュ チュ

優子「んっ・・・ぷはぁ・・ん」チュ

夏紀「はぁ・・・はぁ・・・これで、よく眠れる、かな」フゥ

優子「ん・・・わかん、ない・・・けど・・・」パチン

夏紀(まぶた閉じた・・・寝るつもり、かな?)

優子「そろそろ寝たい・・・かも」ウツラ

夏紀「・・・」ジー

優子「・・・」ウツラウツラ

夏紀「・・・おきてる?」

優子「ふふ、さすがにまだ起きてるわよ・・・」トロン

夏紀「・・・そっか」ジー





下3までの安価で多いほう書きます

1:夏紀「寝顔・・・すごくかわいい・・・」スヤァ

2:夏紀「寝顔・・・すごくかわいい・・・」ムラ

さすが紳士の社交場SSVIP・・・

ということで2番ルートで再開します

夏紀「寝顔・・・すごくかわいい・・・」ムラ

優子「スー・・・スー・・・」

夏紀「・・・」ムラムラ

優子「」スヤスヤ

夏紀(ハッ・・・!だ、ダメダメ・・・あたしいったい何考えて・・・!?)ハァハァ

優子「」グー

夏紀(まだ、付き合い始めて二週間も経たないし・・・)ハァハァ

優子「」スー

夏紀(だいたい、もう寝てるかもしれないし・・・)ハァハァ

優子「」クー

夏紀(そもそも、一方的になんてよくない!)ハァハァ

優子「」ムニャ

夏紀(でも)ハァハァ

夏紀(もっともらしい理屈を付けるとよけいにムラムラしてくる・・・!)ムラムラ

優子「んー・・・」ゴロン

夏紀(きゃっ・・・!?寝返り・・・?ってちょ、ちょっ!ほっぺに、胸があたるぅ・・・!?)ムグゥ!?

優子「んー・・・」ムニャ

夏紀(う、うぁ・・・何でこんな寝相悪・・・ってうぅ!?やわらかぁ!!)スリスリ

優子「んん・・・?」ムニャムニャ

夏紀「・・・」ギラリ

夏紀(ちょっとだけ、ほんの、ちょっと・・・)ハァハァ

夏紀(嫌がられたら・・・すぐにやめる・・・から!)テマワシガシッ

夏紀(服の上から・・・ちょっとだけ・・・!)スッ

優子「ん・・・」ムニャ

夏紀(・・・胸・・・このへん・・・?)サワサワ

優子「んっ・・・」ムニャ?

夏紀(さきっぽ・・・このへん・・かなぁ・・・?)ハァハァ

ツンツン

優子「んっ・・・?」ピク

夏紀(声でた・・・?・・・ちゃんとあってる?)ハァハァ

スリスリスリ

優子「んんっ・・・!?」ビクッ

夏紀(・・・もっと・・・もっとききたい・・・甘い声)ハァハァ

クリクリクリ

優子「んひゃぁっ・・・!?あっ!?」ビクビクッ

夏紀「ハァハァハァ」クニクニ

夏紀(もっと・・・もっと・・・)ハァハァ

優子「んぅぅ・・・っ!?な、なに、してんの・・・よ、」ハァハァ

夏紀「あ・・・おき、た」ハァハァ

優子「こ、こんなこと、されれば、だれだって・・・」ハァハァ

優子(・・・本当は、ハァハァうるさくて眠れなかっただけだけど・・・いろんな意味で)ドキドキ

夏紀「・・・ねぇ、キス・・・しても、いい?」ハァハァ

優子「・・・!」

夏紀(もちろん、さっきと違って・・・『キス』がしたいのか・・・)チラ

優子(聞いてるわけじゃ、ない、わよね。これは・・・)チラ

夏紀「・・・」ドキドキ

優子「・・・す、すきに・・・」

夏紀「!」

優子「好きに、しなさいよ・・・ここまでやって、おいて・・・」クテ

夏紀「・・・それじゃあダメ」ジッ

優子「・・・え?」

夏紀「もし嫌なんだったら、あたしにはできないよ。好きだから」ジッ

優子「っ!!・・・わ、わかったわよ・・・!」カァァ

優子「え、えいっ!」グイ


チュッ


優子「こ・・・これでいいでしょ」カァァ

夏紀「・・・」カァァ

優子「な、なによ・・・」ドキ

夏紀「初めてだね。優子からキスしてくれたの」テレ

優子「っ・・・い、いいでしょそんな、恥ずかしいこと・・・わざわざ・・・」カァァ

夏紀「多分これから、もっと恥ずかしいことになると・・・ハァ、ハァ、思うよ?」ニヤ

優子「っ・・・!」プイ

夏紀「ふふっ・・・」クイ

優子「んっ・・・!?」チュー

夏紀「ぷはっ、はぁ、へへ、もう一回しちゃった」ハァハァ

優子「も、もう・・・!」マッカ

優子「そ・・・その、やさしく、しなさいよね・・・」ボソッ

夏紀「」プチッ

夏紀「約束はでき・・・ないっ!」ガバッ

優子「きゃあっ!?」ドサ

優子(え、う・・・馬乗り!?)エッ

夏紀「ハァハァ・・・服、脱がすね・・・」シュルシュル

優子「え、ええ・・・」メソラシ

優子(な、なんかいつになく積極的・・・いざとなると豹変するタイプ・・・?)ドキドキ

夏紀「・・・あたしを見てよ」パクッ

優子「やんっ!?そ、そんないきなり・・・さき・・・」ビクッ

夏紀「二人っきりなんだから、あたしだけを見て」チロチロ

優子「ひゃ、ぁ、う、ぅんっ!?」ビクビクッ

夏紀「ハァハァ・・・今は、あたしだけのモノ・・・だから・・・」チュッ

優子「あんっ・・・ちょ、ちょっと!?」ハァハァ

夏紀「ふふ、キスマーク付けちゃった」ペロン

優子「ひゃんっ・・・!こ、こんなの、だれかにみられたら・・・!」ピクン

夏紀「そのほうが優子に・・・悪い虫が、よって、こないよっ」ペロペロ

優子「ひゃ、あんっ、ハァ、やぁ、んんっ!」ビクッ

夏紀「あぁ・・・かわいい・・・もっと聞かせて・・・」チュウチュウ

優子「うにゃ、ぁ、んっ、い、いい、よぉ・・・」トローン

夏紀(『いい』って、どっちかなぁ・・・)コロコロ

優子「きゃぅっ!?、だ、めぇ、きもち、いい・・・」ビクッビクッ

夏紀(なんか・・・自分でもおかしくなってるってわかる・・・)フーッフーッ

夏紀(でもとまらない・・・)ペロペロ

夏紀「すごくそそる・・・」ハァハァ

優子「あ、やっ、ダメ、うぁ、んっ、んぅぅぅう!!」ビクッビクッ・・・クタ

夏紀「イった・・・?はやい・・・」ボソ

優子「ぅ!?、うる、さい・・・っ」プシュー

夏紀(ヤバ、声に出てた・・・)ヒヤアセ

夏紀「むね、敏感、なの?」

優子「びっ・・・!?し、ら、ないっ!」プイッ

夏紀(怒らせちゃった・・・でもむくれ顔もかわいい・・・)ハァハァ

優子「ハァ・・・ハァ・・・」グッタリ

夏紀「こえ、我慢しなくていいのに」ジー

優子「や・・・はず、かしい」カァァ

夏紀(もっと聞きたい・・・もっとなかせたい)ムラムラ

夏紀「ふふ・・・こっち、びっしょりね」クチュ

優子「ひゃあ・・・っ!?」ビクン

優子「そ・・・そっちも?」クテ

夏紀「うん・・・いや・・・じゃないよね」ハァハァ

優子「ううう・・・」カァァ

夏紀「では・・・」スッ

優子「ちょっ!?な・・・なめるの?その・・・きたない、わよ?」マッカ

夏紀「優子は汚くない」ギラギラ

優子「あう・・・そうじゃなく、て・・・その・・・」ワタワタ

夏紀「・・・?」

優子「きょう、は、夏紀の、かおがみえないと、やっ」ウー

夏紀「あ・・・う、うん、わかった、じゃあ、ゆびで」カァー

優子「・・・」コク

優子「・・・」コク

夏紀「じゃあ、さわる・・・よ?」ゴソ

優子「あっ・・・!」クチュ

夏紀「・・・かわいい・・・」クチュックチュッ

優子「・・・!うあっ、あっ、やっ」ビクッ

夏紀(・・・くりくり・・・)クチュクチュ

優子「う、うぁー・・・」トローン

夏紀(・・・こりこり・・・)クチュクチュ

優子「ひゃん!あっ、んっ、んんっ!」ビクッビクッ

夏紀(・・・ぐりぐり・・・)クチュクチュ

優子「んっ・・・ふぁ、んうう・・・」ピクッ

夏紀(これヤバい・・・クセになりそう)ゾクゾク

優子「・・・もっと」

夏紀「もっと?」

優子「もっと・・・つよくぅ・・・」モジ

夏紀「・・・!」ドクン

優子「ちょっと・・・らんぼうにしても、いいから・・・っ」ウワメ

夏紀「」プッチーン

―――

チュンチュン・・・

夏紀「んー・・・」スヤ

チューバくん「ピピピピピピピピピピピピピピピピピ!!!」

チューバくん「アサダヨ!アサダヨ!アサダヨ!」

夏紀「う、うわっ!?」ガバッ

夏紀「あ、あれ・・・?あさ・・・」キョロ

夏紀「う・・・?」アレ

夏紀(たしか昨晩・・・優子と、そ、その、して・・・)カァァ

夏紀(なんか途中までしか記憶が無い・・・)アレレ

夏紀「・・・って!」キョロキョロ

夏紀「ゆ、優子!?どこ!?」キョロキョロ

夏紀「いない・・・」

夏紀「ま、まさか、あたし、なんかやらかした・・・?」サーッ・・・

夏紀「よ、よく考えてみれば最初無理やりにしちゃったし・・・」ギク

夏紀「帰って・・・ない、よね・・・!?」ダッ

ダダダッ

―――

ダダッ

夏紀「優子!」シュタッ

優子「あ、起きたのね、おはよう」ニコ

夏紀「・・・!よかったぁ」ヘナ

優子「どうしたのよ」

夏紀「いや・・・昨日のことで、怒らせちゃったのかと、おも・・・」ハッ

夏紀(よく考えたら朝っぱらからなんて話題を・・・!?)カァ

優子「あ、ああ、ああ!きき、きのう、ね!」カァ

夏紀「そ、そう!きのうの!」アセアセ

夏紀「あたし、途中までしか覚えてないんだけど・・・」オズ

優子「・・・あ、なんだぁ、その話ねぇー、ふふ」クスクス

夏紀「な、なに!?」

優子「夏紀はね、途中で鼻血出して倒れちゃったのよー」アハハ

夏紀「鼻・・・血!?」ガーン

優子「もういきなり頭ががくって落ちて、わたしの体に血が広がって・・・」ウンウン

夏紀「あちゃー」

優子「ホントに大パニックだったのよ?いきなり倒れて流血だもの!パジャマも血まみれに・・・」マッタク!

夏紀「ごめんなさい」ゲザァ

優子「それでなんとか介抱して掃除したら、もう寝てるんだもの」ジロー

夏紀「ほんとごめんなさい」ゲザゲザァ

優子「まったく・・・大変だったのよ・・・?」

優子「・・・生殺しだったし」ボソ

夏紀「んっ?なに?」

優子「ま、まぁ、寝顔でスッキリできたからよしとしてあげるわ!」フンッ

夏紀「寝顔見られちゃったかー」ハハハ

夏紀(スッキリってなにさ・・・!?)


夏紀「・・・ところで、早起きして何してたの?」

優子「あぁ、朝ごはん作ってたのよ」カチャカチャ

夏紀「・・・そういえばいいにおいする・・・!」スンスン

優子「ふふふ、昨日一緒に材料買っておいたのよ!」エッヘン

夏紀「すごい・・・できる奥さんみたい・・・」スゲー

優子「はい、今朝はトーストとハムエッグとサラダですよ。あ・な・た♪」キャピ

夏紀「」

優子「ちょ・・・ちょっと何か言いなさいよぉ・・・」カァァ

夏紀「・・・いい」

夏紀「すごくいい!」グッ

優子「そ、そう・・・?照れるわ」テレ

夏紀「・・・また今度、やってほしいな」クス

優子「・・・!さ、冷めないうちに食べるわよっ!ホラホラッ!」カァ

夏紀「ふふふ」ニヤッ

優子「よっと」カチャカチャ

「「いただきまーす!」」


夏紀「モグモグ・・・おいしい!」テーレッテレー

優子「そ、そう、お口に合ってよかったわ」テレ

夏紀「・・・毎日でもいいぐらい」チラ

優子「」ゴッホゴホ

夏紀「あ、大丈夫?」

優子「あんたが、変な冗談、ゴホッ、言うからでしょ・・・」カァァ

夏紀「あながち冗談でもないんだけど」ジー

優子「」ゴッホゴホ

夏紀「・・・まぁ毎日は無理だから、毎週とか・・・どうかな?」モジモジ

優子「うう・・・そ、それくらいなら・・・まぁ・・・本当に出来ちゃうけど・・・?」カァ

夏紀「おまえさえ、いいなら・・・」ダンナオーラ

優子「・・・!あなた・・・!」ズキューン


((って何やってんだろ、あたし(私)たち・・・)パクパク

―――

夏紀(そんなこんなで、優子が私の家に毎週末、遊びに来てくれることになった)

夏紀(今回のお泊りで、二人の距離はぐっと縮まった・・・はず。いろんな意味で)

夏紀(もっと一気に距離を縮めたいけど・・・それだとあたしが色々持たないらしいことがわかった)ハァ

夏紀(予備知識として、色々詰め込みすぎたかな・・・?なんか考え方がおかしくなってきてる気がする)カァァ

夏紀(でも。だったら少しづつ、あたしたちのテンポで、進んでいけばいい・・・)

夏紀(そうだよね。――あたしの、優子)


おわり

ご覧頂いた方、ありがとうございました。
たった今ニコ動で10話見てきました。
二人とも出番多くて(言動はともかく)いい回でしたね!

ちょっとこの二人の短編かこれの続きを明日にでも書こうかと思ってるので、スレは一応残しておきます
それでは ノシ

優子「いきなり!夏紀のなつき度調査~!」ドヤァ

ドンドンパフパフ

優子「この企画は、どこからか現れたこのくじ引き箱でテーマを決め、それについて私が体をはって調べます!」

優子「今回、第一回のテーマはこれっ!」ゴソゴソ・・・パパーン

優子「・・・夏紀は、どれくらいのことで怒るのか!」ドーン

優子「ふむふむ・・・たしかに夏紀が怒ったのって見たこと無いわね」

優子「まぁ、夏紀はやさしいからぁ・・・」テレテレ

優子「私が何しても、怒らないとは思うけどぉ・・・?」テレテレ

優子「よし!とにかく実行よ!」フンッ

――学校――

優子(さて、手始めに・・・)

夏紀「」ダルーン

優子(うそをつく!)キラーン

優子「あっ!高坂が中庭でダンスしてる!」ビシッ

夏紀「えっマジ!?」ガバッ

優子(・・・かかった!)ヨシ

夏紀「・・・いないじゃん」キョロキョロ

優子「えへへ~、うそでーす!」テヘペロ

夏紀「・・・まぁ、いいもの見れたしいいや」ヨッコラセ

優子(何で満足げ!?)エー

――カフェ――

店員「ショートケーキ2つ、お待たせしました~」コト

夏紀「・・・」ゴクリ

優子(お次はショートケーキ・・・そのイチゴをいただくっ!)キラーン

夏紀「いただきまーす」

優子(これはさすがに怒るはず・・・)ジー

夏紀「はむ・・・おいしい・・・」モグモグ

優子「今だ!とうっ!」ヒョイパク

夏紀「あっ」

優子「ふふん」トクイゲ

優子(さあ、怒られる準備はできてるわ・・・来いっ!)カマエ

夏紀「あー、イチゴ好きなんだ」ニコ

優子「えっ」

優子(こ、これでも全く怒らないなんて・・・!?)

夏紀「いいよあたし、イチゴそこまで好きじゃないから」フフ

優子「えっ、じゃあなんでショートケーキにしたのよ!?」

夏紀「ここ、カップルで同じもの頼むと一割引だから。カップル割っていうやつ?」パク

優子「ゴホッ!?」ゲホォ

夏紀「うわっちょ・・・」

優子「そう、いうのは、先に言いなさいよ・・・!」ケホ

夏紀「いや、あたしが同じの頼めばいいだけだし」

優子「そーじゃないっ!そういうことなら私も夏紀にあわせたのに・・・」モジモジ

夏紀「いーっていーって」

優子「よくない!・・・夏紀にも食べたいもの食べてほしいもん!」ムンッ

夏紀「・・・じゃぁ、次こういうときはあたしに合わせて。それでいい?」

優子「どんとこいよっ!」ドン

夏紀(優子と同じものが食べたいってのも本音なんだけどね・・・)クス

夏紀(・・・はっ!!しかし同じメニューだと食べさせっこが出来ない・・・!?)ガーン

夏紀(む、むずかしい・・・)ムムム

優子(あれ?何か忘れてるような・・・?)ハテ

――通学路――

優子(むぅ・・・ちょっといらっとくる悪戯・・・)テクテク

夏紀「・・・」トコトコ

優子(そうだ!ちょっと前にはやった『アレ』を!)ピーン

優子「ねぇねぇ、夏紀~」トントン

優子(肩をたたきながら、人差し指を立てる・・・!)

優子(地味にイラっと来るのよねこれ)フフフ

クルッ

夏紀「ん?な・・・わぷっ」チュ

優子「きゃぁ!?」ビクッ

優子(ゆ、ゆびさきが口の中に・・・!)

夏紀「なっ、なにするのっ」カァァ

優子「ご、ごめん・・・いたずら、失敗した・・・」カァァ

夏紀「ん・・・そ、そう・・・」プイ

優子(・・・あとでこっそり舐めよう)

――夏紀の家の前――

優子(むむむ・・・今までの手はことごとく失敗・・・)グヌゥ

優子(なんかここまで来たら意地でも怒らせてみたい!)ウー

優子(でも傷付けるようなことは絶対したくない・・・だから!)ニヤッ

夏紀「ただいまー」ガチャ

優子(学校帰り・・・家で私服に着替える前に、スカートめくってやる・・・!)ゴゴゴ

優子「おじゃましまーす」スタスタ

夏紀「例によって誰もいないけどねー」アハハ

優子(ふふ・・・笑ってられるのも今のうちよ・・・)ワキワキ

夏紀「じゃあ、あたしお茶もってくから先部屋いっててー」クルリ

優子(スキだらけよ・・・!ここだ!)エイッ

バサァ

優子「・・・白!」ポツ

夏紀「っ!?!?!?!?」カァァ

優子(ふふ・・・カンペキっ)

夏紀「・・・人のスカートをめくるってことはさ」ボソ

優子「・・・?(キタ!?)」

夏紀「やり返されても・・・いいってコトだよねっ!?」ガバッ

優子「きゃあっ!?そ、そんな・・・」ドサッ

夏紀「ふふふ・・・じっくりめくってあげる・・・」ハァハァ

優子(な・・・なんか変なスイッチ入れちゃった!?)ガガーン

優子(うう・・・どうしよう・・・いや、どうしようも・・・ない、かも)クテ

優子(私が先に手を出したし、しょうがない・・・そう!しょうがないわ・・・!)ドキドキ

夏紀「ふふ、あたしの下着は、高くつくよ・・・?」ハァハァ

優子「あ、あぅぅぅぅ・・・」ドキドキ


――次の日、学校――

優子(・・・結局夏紀は、ちょっとやそっとでは怒らないってわかったわ)テクテク

夏紀「・・・考え事?」トコトコ

優子(いつも怒らず、いつもクール・・・そんな結論も、ありかしら?)テクテク

夏紀「・・・あれ?聞いてる?」トコトコ

優子(一回目からグダグダだけど、それも愛の証、みたいな・・・っ!?)グラ

夏紀「優子っ!?」ガシッ

優子「きゃっ!?」グラ

優子(ぼ、ぼーっとしてて階段、気づかなかった・・・!?)バクンバクン

優子「あ、あぶなかった・・・あ、ありが」

夏紀「バカッ!危ないでしょっ!?」キッ

夏紀「今はあたしがそばにいたからよかったけど・・・誰もいなかったら落ちてたよ!」ジロッ

優子「う・・・ごめんな、さい・・・」シュン

優子(本気で・・・怒ってる・・・)アッ

夏紀「もう、歩きながら考え事は禁止ね!わかった!?」キッ

優子「は、はい・・・気をつけます」コク

優子「あっあとっ、助けてくれてありがとう・・・!」キラキラ

夏紀「・・・そりゃ、怪我されたら・・・あたしが一番困るから・・・」プイ

優子「!」カァ


優子(第一回、なつき度調査結果。)

優子(夏紀は、私が危険なことをすると、すごく怒ることがわかりました。)

優子「・・・」カァァ


おまけおわり

ご覧頂ありがとうございました。

またネタがたまったらスレ立てます。
ユーフォSSじゃないかもしれませんが・・・まあでも百合です
百合です。ゆ

では依頼してきますー

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