ウルトラ艦G (21)

前スレウルトラ艦娘 - SSまとめ速報
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平行してやっていきます。
前スレとの関連はまったくないです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435459531

設定
世界観
戦争が終わり、深海棲艦は友好的なものを残して壊滅している。
艦娘は各地で海保直属の警備隊として活躍している。同名の艦娘は複数存在しない。

硫黄島鎮守府
硫黄島に造られた最新の鎮守府。現代の最新科学を駆使している。

朝野大地提督
硫黄島鎮守府の新米提督。資産家の息子で、資金援助を求められることもしばしば。本人に会うまで艦娘の顔写真は見ない主義。

金剛(進藤純)
主人公。加賀と硫黄島鎮守府に向かっている最中、海上でゴーデスに遭遇。艤装を破壊され、沈みかけたところを、グレートに救われ、一体化する。以降、艦娘ということを隠し、進藤純の名で硫黄島鎮守府に提督補佐として着任する。

硫黄島鎮守府所属艦娘
清霜
戦艦に憧れている。金剛の素性をうすうす感ずいている。

長月
軍人気質で頑固だが、根は優しい。

夕張
鎮守府一の科学者。マジメそうに見えるが、実はお調子者。

摩耶
姐御肌な重巡。子供には、とても優しい。

加賀
金剛と共に着任するはずだったが、ゴーデスから金剛を庇って轟沈。書類上は硫黄島鎮守府所属。

ウルトラマンG
ゴーデスを追って地球に来た。金剛と一体化し、ゴーデス怪獣と戦う。意識の共有はしていないので、金剛との会話は可能。艦娘と一体化した為、海上に立つことも出来る。

ゴーデス
地球に来た邪悪生命体。グレートに倒されるが、細胞単位で分裂し、日本各地に分散。ゴーデス怪獣を生み出す。

お待たせしました!

第1話「新しい英雄(ヒーロー)」

邪悪生命体ゴーデス
双脳海獣イローズ 登場

op「僕らのグレート」

長きに渡る深海棲艦との戦いは、終わった。
海軍は解体され、艦娘達は海上保安庁の一員として海の平和を守っていた。
だが、新たな脅威は、すぐそこまで迫っていた。

北硫黄島

硫黄島鎮守府に向かっていた金剛と加賀は、ここで恐るべき者を発見した。

金剛「アレは何なんデス?」

加賀「分からないわ」

それはナメクジの体に、タコの頭を取り付け、2本の触手を生やした巨大な生物だった。

「ウォォォォ」邪悪生命体ゴーデス

金剛「攻撃しまショウ!」

加賀「ダメよ。まず鎮守府に状況を知らせないと」

そのとき、空から銀色の巨人が降り立った!

「ヘァ!」ウルトラマンG(グレート)

ゴーデス「ウォォォォ!」

G「デァ!」

Gは触手を弾き、ボディにパンチの連打を叩き込む。触手の攻撃をかわし、金剛達を背にしてゴーデスと向かい合う。

金剛「加賀!先に鎮守府に行ってクダサイ!」

加賀「あなたはどうするの?」

金剛「巨人を援護しマス!加賀は鎮守府にこの事を知らせてクダサイ!」

加賀「…分かったわ」

金剛「また、会いまショウ」

ゴーデス「グォォォォ!」

G「ウワァ!」

Gは触手を避けつつ、蹴りを入れるが、触手の強打を受けて海に落ちた。

金剛が砲撃をする。

金剛「hey、化け物!ワタシが相手してあげマース!」

だが、ゴーデスは触手を一振りし、金剛を吹っ飛ばした。

金剛「shit!」

今の一撃で艤装が半壊してしまった。

ゴーデスが触手を振り上げる。

加賀「危ない!」

加賀が金剛を突き飛ばし、振り下ろされた触手は加賀を叩き潰した。

金剛「加賀?」

G「ヘァ!」

ようやく海からGが立ち上がった。

ジィージィージィー
胸のタイマーが点滅している。

G「デァ!」

Gは腕をクロスし、縦に開いて光の帯を叩き込んだ!

1発目でゴーデスの動きが止まり、2発目で地面に崩れ落ちた。

Gは両腕から光線を出し、ゴーデスを消滅させた。

Gは金剛の方を見て、金剛に話しかけた。

ゴーデスは消滅したのではなかった。細胞単位で分裂し、日本に降り注いだ。

硫黄島鎮守府

ここは、日本の最高技術を駆使して建造された最新鋭の鎮守府だ。着任した朝野大佐は新米だが、指揮の才能に関しては一級品だ。

事が起こったのは、金剛と加賀の着任予定日を3日過ぎた日の事だった。

司令室

清霜「なんで私達は調査しちゃダメなんですか!」

朝野「俺たちの管轄外だからだ。海上警察に任せておくんだ。」

長月「だが、失踪から3日も経っているというのに情報がないのはおかしくないか?」

夕張「いい加減この2人の書類入ってる封筒開けましょうよ!」

朝野「ダメだ。俺の主義に反する。」

摩耶「なんてくだらない主義だよ。」

朝野「そんなことよりだ、3日前に日本に何かが降り注いだ。」

夕張「先日の宇宙線ですか?」

朝野「あれは宇宙線ではない。」

モニターに奇妙な物資が映し出された。

朝野「コイツが頻発している地震の原因だ。」

夕張「これは細菌よ?」

清霜「宇宙細菌?」

朝野「コイツが何者かは知らんが、一つ言えるのは、日本、そして地球が危機に陥っているということだ。」

プルルルルプルルルル

長月「はい、硫黄島鎮守府。……了解。八丈島で地震が起きたらしい。」

朝野「摩耶、清霜、八丈島を捜査。長月は海上を捜査だ。」

「「「了解!」」」

夕張「あの〜、お忘れのようなんですが〜」

朝野「コーヒー淹れて」

夕張「………」

朝野「それが済んだら、長月と捜査だ。」

夕張「了解!」

八丈島

観光客に混じって海を眺めている女性がいた。

「ここがあなたの選んだ場所デスか?ゴーデス」

突然、海から泡が湧き、巨大な生物が姿を現した。

2つの頭が繋がっており、上の頭は深海棲艦のイ級、下はロ級の頭だ。

長月「なんだあれは!?」

朝野『細菌の正体が分かった。あれは生物に取り憑き、宿主を怪獣化してしまうらしい。』

夕張「じゃああれも」

朝野『恐らく深海棲艦の残骸に取り憑いたんだろう。構わん、攻撃しろ!』

「グォォォォ!」双脳海獣イロース

イロースは全身からガスを吹き出す。

長月「危ない!毒ガスだ!」

長月と夕張が距離を取る。だが、逃げ遅れた清霜はガスを浴びてしまった。

そのとき、誰かが清霜を抱えてガスの届かないところも運んだ。

清霜「う、ん、ゲホッゲホッ、?」

「目が覚めマシタ?」

清霜「貴方は?そうだ!怪獣は!?」

「他の人が戦ってマス。」

清霜「援護しないと。」

「貴方達の力ではムリデス。」

清霜「仲間が戦ってるんです。市民にも被害が」

「アレはゴーデスに操られてるだけネ。」

清霜「貴方は、いったい、?…」

清霜は気を失った。

女性は三角形のペンダントを取り出し、目を閉じた。

姿が変わっていき、巨大化した。

G「ヘァ!」

Gはイロースの頭を締め上げる。

長月「もう1体現れた、美しい姿だ。」

夕張「人型のエイリアン?」

朝野『そいつも倒せ!』

長月がGに砲撃するが、効果がない。

夕張「なんて硬い装甲!」

朝野『サイボーグか?』

摩耶「あたし達の味方なんじゃないか?怪獣と戦ってるぜ?」

朝野『第3勢力の可能性だってある。油断するなよ』

イロースはガスでGを振り払い、触覚で首を掴んで放り投げた。

朝野『やっぱりそうだ。あの巨人は加賀と金剛が北硫黄島で発見したエイリアンだ。』

長月「なんだって!?初耳だぞ!」

夕張「何者なの?」

朝野『……ウルトラマン』

G「ヘァ!イィヤァ!」

Gは立ち上がり、イロースを殴り飛ばした。

だが、イロースは触覚でGを捕まえ、ガスを浴びせた。

ジィージィージィー

摩耶「危険信号が鳴ってる。」

大気汚染の激しい地球では、ウルトラマンGは3分間しかその巨体を保つことができないのだ。
残り時間は少ない。

清霜「摩耶さん!巨人を援護しないと!」

摩耶「無理だ!もう出遅れだ。」

Gはイロースを振り払い、距離を置く。

G(時間がない。トドメを刺すんだ!)

(バーニングゥ、プラズマー!)

ウルトラストリングスが命中し、イロースの動きが止まる。

(プラズマー!)

さらにもう1発打ち込むと、イロースは炎上し、消滅した。

G「ジュワッチ」

Gは空に飛び去っていった。

朝野『奴を追え!』

長月「無理だ。帰投する。」



朝野「……ウルトラマン、か」

次回
第2話「凍てついたト級」



如何でしたか?おもしろいって言う人居れば続けます。
あと、加賀沈めたことは謝ります。ごめなさい。

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