ほむら「これだけ居ればなんとかなる気がしてきた」(447)

ループ起点


ほむら「ソウルジェムが数珠みたいになってる……」

   「どういうことなのかしら……」

   「あら?周りの風景が…結界かしら?困ったわね。まだ丸腰なのに……」

ほむら「森……なんか鬱蒼としてるわね……出口はどこかしら?」

   「あ、あったわ。ご丁寧にexitって魔女文字で書いてあるのね」

   「……植物が邪魔で出れないじゃない」

   「他にめぼしいものは……あら」

   「家が一軒建っているわ。この結界の中心部かしら? 」

ほむら「でも呪いのエネルギーが全く感じられないわ」

   「この際だから中を見てみましょうか。」


盾をスタンバイした状態で、私が恐る恐る扉を開けるとその中には





何人もの私が居た

メガほむ1「やっぱりちゃんとやり直せなかったのかな……」

メガほむ2「やっぱり二回目は上手くいかないのかな……」

ほむら2「まどかを殺したから罰が当たったのかな……」

ほむら3「まどかのパンツを盗んだから罰が当たったのかしら……」ホムゥ

ほむら4「さやかで遊びすぎた罰が当たったのかしら……」

リボほむ「導かれたのかしら……」

黒衣の老婆「……」



ほむら「」

ほむら「え……どういうことかしら?」

メガほむ1「私はキュゥべえと契約して時間を巻き戻したらここに……」

メガほむ2「私も巻き戻したら…」

ほむら2「同じく…」

リボほむ「……私は戦いの最中に思い切り頭を打ち付けて気がついたらここに」

ほむら3「…このイレギュラーからして持ってきたまどパンがあることを期待したけど淡い期待だったわ」

ほむら4「…もしかして私達、みんな同じ時間軸に飛んできてしまったんじゃないかしら?」

黒衣の老婆「……」

ほむら2「じゃあ私からどういう状況か言うね。私はここが四周目、まどかと約束して送り出して貰いました」

メガほむ1「わ、私は始めてループして来ました。鹿目さんとの出会いをやり直したいって……」

メガほむ2「私は三周目です。鹿目さんが目の前であんなことに……うぅ…」グス

ほむら3「私は…もう数えるのをやめたわ。まどかと結ばれる為に繰り返してるのにことごとく豆腐メンタルや青魚に邪魔をされるわ」ホムン

ほむら「私も数えるのをやめたわ。精神衛生上良くないもの。まどかを救う為にやり直し続けているわ」


ほむら4「私もよ。ここ何回かのループで美樹さんや杏子を積極的に味方につければ良いってことがわかって味をしめてたのだけれど、まどかを疎かにしてしまっていつも最後に契約されてしまうわ」

ほむら3「まどかを疎かに!?貴方気は確かかしら?」

ほむら4「仲良くならない方が私の為に契約することも無いと思って居たのよ。結局舞台装置を倒す為に契約してしまったのだけれど」

リボほむ「私は……まどかの契約によって改変された世界からいきなり飛ばされてきたわ。一応ループの行き着く先の一つから来たってことかしら?」

    「でも私はまどかのパンツを盗んだり、そんな妖艶な雰囲気になったおぼえはないわ」

メガほむ1「……それで……そこのおばあちゃんは…?」

黒衣の老婆「……私は……」

黒衣の老婆「貴方達の魔女化した姿よ。そこのまどかのリボンを付けてる私と同じくループの行き着く先の一つから来たわ」

メガほむ1「私が魔女に…?どういうこと!?」

ほむら4「ソウルジェムが濁りきって希望を失った魔法少女は魔女になるのよ。」

ほむら3「私はまどパンで浄化できるのだけど……自分のパンツじゃ代わりにはならないわ!」ホムホム

ほむら2「でもなんで魔女化なんて…?やり直せるっていうたった一筋だけれど希望があるはずなのに」

ホムリリ「盾が壊れたのよ。皮肉にも最後にソウルジェムを庇ってね。そこで砕ければ魔女化なんてしなかったけれど」

ほむら「でも貴方は自我を留めてるのは何故かしら?」

ホムリリ「美樹さやかが契約して送り出してくれたのよ。私の自我を留めてもう一度チャンスをって」

ほむら「……」

ほむら「ということはここは貴方の結界かしら?」

ホムリリ「ええ、この格好からわかると思うけど古典的な魔女をイメージして森なんでしょうね」

ほむら4「使い魔は?」

ホムリリ「黒猫とピンクがかった白猫が。云うことを聞く以外はただの猫よ」

ほむら3「エイミーと…まどかね!」パァァ

リボほむ「こんなことを聞くのもなんだけど、貴方の戦闘能力は……」

ホムリリ「火炎放射が」

ほむら4「……ほむらだけにね」

リボほむ「私は…この弓をね」

ほむら2「それはまどかの…!」

リボほむ「私の願いは『まどかの愛したこの世界を護りたい』だからまどかの弓が発現したの」

ほむら「その口ぶりからして…」

メガほむ2「鹿目さんは消えてしまったんですね……」

リボほむ「ええ……」

ほむら3「そ、そんなの…耐えられないわ!」

メガほむ1「……こ、この世界では上手くやりましょう!何人寄れば文殊の知恵って言いますし!」

ほむら「火炎放射で結界の出口周辺の植物を焼き払ってやったわ、便利ね」

   「出てこれる人格は一つのようだけれど、盾も弓も両方出せて更に火炎放射まで出来るのね」

メガほむ1「衣装は魔法少女のも魔女のも変身できるんですね!」

ほむら2「まさに魔女っ娘って感じね」

ほむら4「人格をころころ変えないで頂戴」

ほむら「どの口が云うの……」

一区切り。
vipに同じようなので二人の奴があったけど、あんな上手く書けないし、ふざける気満々です。

少し解説すると
メガほむ1→二周目
メガほむ2→三周目
ほむら2→四周目
ほむら→?周目、アニメ本編のほむら
ほむら3→ssでよく書かれるほむら、変態
ほむら4→ガハラ化したほむら
リボほむ→改変後ほむら
ホムリリ→此岸の魔女 外見と名前以外は全部想像

変態ほむらとヶ原ほむらは上手く書けるかわかりませんが、頑張って行こうと思います。

書き溜め無し、決まった更新時間も無しの不定期リアルタイム更新の予定です。

結界内

リボほむ「とりあえず作戦を練りましょうか」

ほむら3「ちょっとその前に…あなたそのリボン…」

リボほむ「…まどかの物よ。私に残されたまどかの証」

ほむら3(話が重くて変なこと言えないわ…)ホムゥ

メガほむ1「まずは巴さんに…」

ほむら「既に魔法少女である状態で接触しても信用なんてしてもらえないわ」

メガほむ2「私の時は鹿目さんが居たから信用してもらえたけど、今回は…」

ほむら2「契約阻止前提だからね」

    「今回は火力も豊富だし、誰にも頼らず一人で魔女を倒してまどか達に寄りつくqbを一匹残らず狩るのは」

ほむら4「最後の最後で最悪ルート直行よ。舞台装置を倒す為にまどかが契約して魔女化して地球が滅びるわ」

    「あとさやかの契約阻止をqb排除のみでしていると上条恭介が自殺するわよ」

ほむら3「上条恭介は病室に全裸にした美樹さやかを放り込めばなんとかなったりするわ」ホムン

ほむら「この子は本当に私なの?」


ホムリリ「最初に杏子に協力を求めるのはどうかしら?」

メガほむ1「誰ですか…?」

リボほむ「……ちょっとワケありだけどとても頼りになる子よ」

ほむら3「あんこちゃんはあのバカ二人と違ってちゃんと話を聞いてくれる聖女よ」

    「信用を買うには……自分が何の為に戦っているか正直に言うのが一番よ」

メガほむ2「まずは佐倉さんですね!」


ゲーセン

杏子「ほっ…ほっ…」

ほむら「佐倉杏子」

杏子「あ?誰だてめぇ」

ほむら「私は暁美ほむら、魔法少女よ」

杏子「……ここはあたしの縄張りじゃねえ、たまたまゲーセンに遊びに来てるだけだ。顔通しならよそに行きな」

ほむら「いいえ、あなたに頼みたいことがあるの」

杏子「ほう?言ってみろ」

ほむら「私と組んで欲しいの」

杏子「カッ、馬鹿らしい。あたしに何か見返りはあるのか?ただでさえグリーフシードの取り分が減るって言うのによ」

ほむら「……情報を売るわ」

杏子「どんな情報だ。言ってみろ」

ほむら「それは協力してくれるということかしら?」

杏子「さぁね、役に立たねえ情報なら突っぱねてやるよ」

ほむら「まずはこれはこの街に現れる魔女のリストよ」

杏子「だからこの街はあたしの縄張りじゃねえって」

ほむら「この街を縄張りにする巴マミはこの魔女と相性が最悪、死ぬことが予測されるわ」

杏子「つまりアンタと組むこと前提の情報かよ」

ほむら「あら、巴マミを助けるという選択肢は無いのかしら?」

杏子「……これだけじゃねえよな?それこそマミを助けたら役に立たねえじゃねえか」

ほむら「魔法少女の真実……知りたくないかしら?」

杏子「真実?」

ほむら「ええ、キュゥべえや魔女、私達の正体」

杏子「……教えろ」

ほむら「自棄を起こしたりしないで、ちゃんと信じて欲しい。約束できるかしら?」

杏子「……ああ、約束だ」

ほむら「まず━━━━……」

杏子「証拠はあるのか」

ほむら「……ソウルジェムを100m遠ざければ意識が途切れて身体が死んだ状態になるわ」

   「でも、貴方のソウルジェムを預かってなんてやり方は貴方は嫌だろうし、どちらかのソウルジェムを投げるなんて以ての外」

杏子「あんたのをあたしに預けるのはどうなんだ?あたしを信用してるんじゃなかったのか?」

ほむら「それが……」

杏子「ハァ?なんだこれ?数珠か?」

ほむら「……何故だかしらないけどこんなことになったのよ」

杏子「しかもなんか一粒はグリーフシードみたいになってるじゃねえか」

ほむら「……とりあえず試すなら試してみて頂戴」

ホムリリ『無いとは思うけど、裏切った場合は結界に引きずり込めるわよ』

リボほむ『……お願いするわ。無いと信じたいけど』

杏子「うっわ……マジで死んでるじゃねえか……」

  「これをこいつに触れさせれば生き返るのか?事情わかってても不気味だな……」

  「おい、起きろ」

ほむら「ん…杏子…これで信じてもらえたかしら?」

杏子「……あぁ」

杏子「でもなんでそこまでしてあたしを?」

ほむら「……いずれ話すわ」


━━━━
ほむら3「なんで勿体ぶったのかしら?」

メガほむ1「会った当日に全部話すなんてしたら怪しいですよ…」

ほむら2「貴方がそれを言っても説得力が無いよ……」

メガほむ2「……///」

リボほむ「でも、早めに話したいわね」

ほむら4「お互いの能力の見せ合いに乗じてそれとなく教えてしまいましょう」

とりあえず一旦ここまで

わかりにくいし
ほむら3→ほむほむ
ほむら4→ヶ原ほむ
にしようかと思うんだが

メガほむ二人とほむら2の呼び方が思いつかない……

そいつらは「二週目」とかでいいんじゃね

>>25
そうだなー。
二周ほむ
三周ほむ
四周ほむ
とかにしとくか

ほむほむ「備えあれば憂い無しよ」ホムン

四周ほむ「日本刀まで盗むとは……」

二周ほむ「爆弾もこんなに必要なんですか……?」

ホムリリ「火炎放射やまどかの弓をそんなに頼ってはいけないわ。常にベストを尽くさなければ」

リボほむ「まぁ一人魔女が居るおかげで永久機関ができているから魔力の心配が無いのは嬉しいわね。グリーフシードを交渉の材料にできなくもないわ」

三周ほむ「佐倉さんはもう交渉の必要がなくないですか?」

ほむら「舞台装置のことがあるじゃない?」

転校日


中沢「卵アレルギーなんでどっちもダメです」

和子「……転校生紹介しまーす」


ほむら「あ…暁美…」


ヶ原ほむ『…代わりなさい』

二周ほむ『ぁ、あぅ…』


ほむら「暁美ほむらです」クィッ

まどか「」
さやか「」
仁美「あらあらうふふ」

「前は何処の学校に居たの?」

ほむら「東京のミッション系の女子校よ」

「髪綺麗だねー、シャンプーなに使ってるの?」

ほむら「普通のよ、普通」

「彼氏とか居たのー?」

ほむら「別に半分吸血鬼の彼氏が居たりとかそういうのは無いわ」ファサッ

   「そろそろヤクが切れるから保健室に行かなくちゃ…係りの鹿目さん、連れて行ってもらえないかしら?」

まどか「えっ、あ、はい!」

ほむほむ『ここは私に行かせなさい!まどかと確実に接触できる大イベントなのよ!』

四周ほむ『貴方に任せたら即変態認定だよ!』

リボほむ『ここは貴方が行きなさい』

三周ほむ『えっ、私ですか!?』


まどか「あ、暁美さ」

ほむら「ほむらでいいよ、鹿目さん」

ホムリリ『頑張ってる頑張ってる、目の焦点があってないけど』

まどか「ほむらちゃんって…なんかよく雰囲気変わるね」

ほむら「……私ね、自分を変えたかったの。でも変な物に頼ったせいでこんなコロコロ性格が変わるようになっちゃったの」

   「だから、かn…自分を呼び捨てにさせてるのに鹿目さんじゃおかしいか。まどかって呼んでいいかな?まどかは変わりたいと思ったら自分の力で頑張ってね」

まどか「う、うん!あ、保健室はここ…」

ほむら「ありがとうね」ニッ


リボほむ『考えたわね。初っ端のアレを逆手に取るとは』

ほむほむ『よく頑張ってあそこまで言ったわね……』

ヶ原ほむ「さて、最初の難関。インキュベーター接触なのだけれど……」

四周ほむ「殺すだけじゃダメなのかしら?」

ほむら「あいつらはいくらでも代わりが効くわ。ボロボロにしたあとにまどかが駆け付けた辺りにトドメを見えないところから刺す感じでどうかしら?」

二周ほむ「見つけた時にいきなりボンっていかにも魔法って感じですね」

ヶ原ほむ「……失敗したわね」

三周ほむ「あそこで使い魔がくるとは……」

ホムリリ「貫通する矢にしておけば良かったわね……」

リボほむ「……まどか達に姿を見られなかっただけ良しとしましょう」

ほむら「明日の夕方の魔女退治に先回りして結界を荒らしておきましょう」

翌日

ほむほむ「薔薇園を焼き尽くしてやるわ」ボォォ

リボほむ「あえて使い魔は残すのね」

ホムリリ「薔薇を焼くことに意味があるのよ」

二周ほむ「でもこの魔女も元は人間……」

ヶ原ほむ「大抵の魔女に自我なんてないから別に罪悪感を感じることなんてないわ」

ほむら「そろそろ巴さん達がくるかもしれないから隠れましょう」

マミ「薔薇園の魔女ってところかし……全て焼き払われてる……」

まどか「あれが…魔女…?」

さやか「うわ…グロ…」

まどか「しかも凄い怒ってるみたい…」


━━━━
ほむほむ「なんかヤバくないかしら」

リボほむ「いざとなったら炎の矢でも放てばいいわ」

マミ「下手な鉄砲だと思ったかしら?残念ながら狙ってやってたのよ!」

  「レガーレ!」

魔女「」ビッタンバッタン

マミ「ティロ・フィナーレ!」ドォォォン


━━━━
三周ほむ「心配無用でしたね」

ヶ原ほむ「怒っていても動けなきゃ何の意味もないわ」

マミ「グリーフシードはこうやって…あと一回くらいは使えるわ」

  「貴方にあげるわ」シュッ

ほむら「えっ、わっ、あっ」

   「落としちゃいました…ぁう…」

マミ「あ……ごめんなさい……」

ほむら「気にしなくていいわ」ファサッ

   「私のソウルジェムは一点の濁りもないわ、巴さん」

マミ「そ、そう……」

  (よくわからない人ね……)

二周ほむ「どうして魔法少女って暴露てるのかな……?」

四周ほむ「あんなところに人の気配がしたら普通魔法少女しか居ないでしょ」

リボほむ「あそこで巴さんを味方につけなくて良かったのかしら?」

ほむほむ「あの豆腐メンタルは終盤に場を掻き回して自殺するからお菓子の魔女におとなしく食われてもらいましょう」ホムン

ほむら「でも戦力としてかなり重要よ」

三周ほむ「そんな悲しいこと言わないでください!」

ヶ原ほむ「そうよ、彼女たちはいじりがいのあるおもちゃでもあるわ」

ほむら「……もう、そういう物としか思えないのよ、私達は」

ホムリリ「だから人として彼女と関わるのは貴方たちに任せるわ」

二周ほむ「でも……」

リボほむ「いざとなったら私も巴さんとはうまくやっていけてたから、私が出ることもできるわ」

翌日

ほむら「……今回の魔女は私に任せて欲しい」

   「グリーフシードは貴方にあげるわ」

マミ「人の縄張りにいきなり現れた人を信用しろって難しい話よね。しかもキュゥべえを攻撃した魔力と同じ魔力を感じるわ」

  「極めて禍々しい魔力がね!」シュルル

━━━━
リボほむ「本当にあそこは矢にしておけば良かったわね」

ほむら「でも、ここで引き下がったら死ぬわよ巴さんは」

ヶ原ほむ「任せなさい」

ほむら「甘く見ないで頂戴」ボォォウ

まどか「リボンが…!」

マミ「またその禍々しい魔法ね…」

ほむら「失礼ね。人を何度も…悪者扱いして。」

   「一般人を巻き込んでる貴方の方がよっぽど悪者よ」スタスタ

マミ「……」

━━━━
三周ほむ「最後の最後で何やってるんですか!?」

ホムリリ「いや、溜まってた鬱憤が……仮にも魔女だし……」

ほむほむ「……巴マミをバカにするならとことんやりましょう」

ほむら「美樹さやか、退いてなさい、というか離れて頂戴」

さやか「ちょ、転校生!」

ほむら「使い魔の似顔絵でも魔力で書いてやりましょう」

さやか「ちょっと魔力で刺激しちゃ…」

ほむら「うるさいわね……早く向こうに行きなさいよ」

落書き「ハハッ、魔女の結界にいる一般人、ど ぉ こ だ ?」

ほむら「ネズミ違いだったわ」

グリーフシード「」ピシッ

ほむら「来たわね、恵方巻き入り縫いぐるみ」

ほむほむ『しばらく私にやらせなさい』ホムッ

ほむら「オーケーwww今日という今日はwwwwww」

   「とっwwwとwwとwww」

   「カタをつけさせてもらうわよ!!」ホムッ

   「ティロ・フィナーレ!」(バズーカ)


ほむら『爆発で魔女が大きく吹き飛び』

ヶ原ほむ『恒例の恵方巻きが』

ホムリリ『伸びて来たところで』

ほむほむ『時間停止』カチャリ

ほむほむ『淫獣の尻尾と耳を引きちぎって魔女の口にいれておきましょう』ブチィ ポイポイ

ほむら『巴さんも私が食われかけて唖然としてるわ、銃を構えて私に向けてたのも気になるけど』

ほむほむ『その銃も奪って魔女の口にいれておきましょう』ポイッ

ほむら『そして、解除』カチャリ

まどか「ほむらちゃん!?」

さやか「転校生が…!」

マミ「……!」

ほむら「暁美さんが!」

qb「さぁ、まどか!さやか!早く僕と契約を!」

マミ「私が居るでしょ!!…って、え?」



ほむら「……何よ」

マミ「貴方、生きてたの!?」

ほむら「あんなバカな死に方ゴメンよ。今のは巴さん、貴方がするであろう戦いを真似たのよ」

マミ(否定できない、アレが出てくるなんて知らないもの)

ほむら「そして貴方は首から食われて死ぬ」

   「実に愚かね」ファサ

   「あそこで貴方が行ってたらどうなってたかわかるかしら?」

   「スパートかけてあいつを倒してくるわ」

マミ「……」

ほむら『時間停止』カチャリ

四周ほむ『爆弾を大量に放り込んで……』ポイポイ

二周ほむ『解除!』カチャ


ほむら「いっちょ上がりね」

ドォォォン!!

マミ「……」

ほむら「巴さん…貴方がやろうとしたことわかってますか…?貴方だけじゃなくて鹿目さんや美樹さんの命まで危険に晒すところだったんですよ?」

マミ「……るさいわね」

  「他人の縄張りに踏み込んだ挙句、説教してくるなんて何様なのよ!」シュウウ

  「貴方なんて魔法少女やめてしまえば良いのよ!」パンッ

ほむら「えっ…」パリン


さやか「転校生のソウルジェムが!?」

ほむら「」バタッ

まどか「ほむ…ら…ちゃん…?」

四周ほむ「前周の私が……」

ほむほむ「豆腐メンタルここに極まれりね」

ほむら「ここまで酷いのは始めてよ……」

ホムリリ「ここからどうしろって云うのよ……魔女結界展開しても良いけど」

━━━━

杏子「オイ…マミてめぇ何してんだ……」

マミ「佐倉…さん…?」

杏子「ほむらに貰ったリストにある強力な魔女ってのを拝んでみようかと思ったら……」

  「マミ……こいつのソウルジェム砕いたのかよ」

マミ「しっ、死ぬなんて知らなかったのよ……」ガタガタ

杏子「……随分小物になったな」ドゴォ

マミ「うっ…」ドサッ

杏子「そこの二人、あたしの同族が迷惑かけた」

まどか「……」

杏子「ほむらのことを思うんだったら二度と魔法少女のことに首を突っ込まないでくれ、それがあいつの望みだ」

さやか「……」

杏子「……ほむらは特殊だからまだ生き返る、安心しろ」

杏子「これを握らせれば良いんだよな…一粒砕けてやがる…」

ほむら「…ん………杏子?」

杏子「お目覚めのようだな。あんたも災難なこった」

  「こんなことから言うのもアレだが、あんたの言ってた白いお嬢様の契約は阻止できた。あの辺はあたしの縄張りだったからな、ありがとさん」

ほむら「…阻止して貰わないと非常に困るところだったの。こちらこそありがとう」

杏子「で、だ…さっきのだけど」

ほむら「もう別に良いわ。巴さんを責めても彼女のソウルジェムが濁るだけ。第一彼女を挑発するようなことをした私が悪かったわ」

ほむら「知らなかったで済まされる問題でも無いけど、知らないからこそ魔法少女の勧誘から私の殺害までしてしまったのよ。でもこれで彼女は無知の知を得たわ」

ほむほむ『鞭の痴を与えるべきね』ホムン

杏子「代償重いなしかし」

ほむら「あっさり生き返るのもなんかシャクね……」

杏子「そういやさ、ほむらはなんでそんないろいろ知ってるんだ?キュゥべえの正体とかだけならまだしも、あたしやマミのことまで」

ほむら「貴方には話すべきね。他言は厳禁よ。私は━━━━」

杏子「カーッ!あんたもとんだ大バカだな」

ほむら「ええ、自覚は多いにあるわ」

杏子「まぁ…ーてことはあたしの過去も知ってるのか?」

ほむら「ええ、貴方達のことは大抵知ってるわ。人に話すようなことなら」

杏子「なんか気持ち悪いなそれ」

ほむら「その反応が、私が過去を語ろうとしない原因の一つよ」

杏子「ハハッ、わりいわりい」

ほむら「……さて、巴さんはどうしようかしら」

杏子「ほむらの生きてる姿を見たら恐怖でまた襲ってきそうだけどな」

ほむら「盾があるのにソウルジェムを撃ち抜かれるなんてヘマ二度としないわよ。というかアレが始めてよ」

杏子「小さい割にはその盾、結構優秀なんだな……」

ほむら「貴方のことは繰り返す時間の中で一番信頼できたわ、そして今回も」

   「巴さんも味方になれば心強いのだけど……」


ほむほむ『あんな豆腐メンタル最後まで真実隠さないと暴走するからダメよ』

ほむら『三周目は悪いこと続きで滅入ってただけよ!?』

ヶ原ほむ『どうせデミとかマブとか言って無意識に精神的ダメージを与えていたんでしょ』

ほむほむ『ほむぅ…』


杏子「……マミのことはあたしにまかせろ」

  「お前はあのチビと青いのに専念しろ」

ほむら「…ええ、ありがとう杏子」

森の家


ほむほむ「あの青魚のことだから『マミさんには絶望した!私が正義の魔法少女になる!』とかそろそろほざき始めるわよ」

リボほむ「上條恭介の方からどうにかしないと」

ヶ原ほむ「あの二人の扱いなら一番慣れているわ、私に任せなさい」

ホムリリ「もうおばあちゃんは戦闘要員なのね……」

病院


ほむら「お邪魔します」

恭介「…誰だい?……」

ほむら「最近貴方のクラスに転校してきた暁美ほむらよ」

恭介「…暁美さん…日を改めてくれないかな?」

ほむら「医者に宣告でも受けたのかしら?」

恭介「ああ、だから僕の腕は二度とバイオリンを弾くことはできない」


ほむほむ『ガキが唯一の取り柄奪われてガタガタ騒ぐんじゃないわよ……青魚もワカメもなんでこんな貧弱にどうして惚れるのかしら』

メガほむ『ちょっと静かにしてください』


ほむら「そうね……良いニュースと悪いニュース、そしてもう一つ良いニュースがあるわ。どちらから聞きたいかしら?」

恭介「……最初から順番に聞くのが流儀かな?ジョークに付き合う気力なんて無いんだけど」

ほむら「まずは一つ目の良いニュースね。貴方の腕を治す方法を美樹さんは知ってるわ」

恭介「へぇ?暁美さんは僕をからかってるのかい?帰ってもらえないかな?」

ほむら「私は真面目に話してるの。人の話を途中で遮る貴方の方が礼儀がなってないわ」

恭介「……最後まで聞くよ、次は悪いニュースだったかな」

ほむら「ええ、その方法を取れば彼女は死ぬわ。悪魔契約って奴よ。嘘みたいに聞こえるけど本当の話」

恭介「馬鹿げてる。しかも笑えないよ。悪魔契約?そんなもの存在するわけないじゃないか」

ほむら「その真偽を貴方に事前に教える術は無いけど、あれば彼女はそれに飛びつくわ」

恭介「もういい、最後のを言ってとっとと帰ってくれ」

ほむら「そうね……最後のグッドニュースは……」

   「美樹さんは貴方のことをバイオリニストとしてではなく、上條恭介として見ているわ」

ほむら『よくもここまでペラペラ喋れるわね……私には無理よ』

ヶ原ほむ『喋るのはこのバカと私は得意なのよ』

ほむほむ『口で言うよりこいつの部屋に全裸の青魚を投げ込んだ方が早いけど、一応説得は成功したことあるわ』



ほむら「バイオリンが弾けないくらいで離れる程あの子は薄情だったり、人を表面的に見るような人じゃないわ」

   「彼女を死なせた罪悪感を抱き続け治った腕でバイオリンを引き続けるか」

   「バイオリンを捨て、彼女と共に生きるか」

   「その辺よく考えて、これから来る美樹さんに接しなさい」



恭介「……」

さやか「恭介、またcd持ってきたよ」

恭介「さやかはさぁ……」


恭介「なんで毎日のように来てくれるんだい?」

さやか「!?」

恭介「バイオリンを弾けない僕なんて何の価値があると言うんだい?」クスッ

さやか「どうして…どうしてそんな悲しいことを…!」

恭介「さやかみたいな元気もないし、鹿目さんみたいな優しさもないし、中沢みたいに気遣いもできない」

  「そんな僕なんかをどうして?」

さやか「……ッ……」

恭介「奇跡や魔法でも無きゃ治らないって、現代医療じゃお手上げさ」

さやか「あるよ…」

   「奇跡も魔法もあるんだよ!」

恭介「無くてもいいよ」

さやか「えっ」

恭介「その言い方は信じろなんて言い方じゃないよ。やっぱり彼女の言う通りだったのか」

さやか「えっ、えっ?」

恭介「良いんだ、もう。さやかにわけのわからないことをさせてまでバイオリンを弾きたいなんて思わないよ」

さやか「……でも」

恭介「さやかが酷い目に合う気がしてならないんだ、さやかまで失ったら本当に僕は……」

さやか「━━━━」


━━━━
━━━━━━━━

ほむほむ『行かせなさい!神父の役をやりに行くのよ!』

四周ほむ『誓いますかーって?』

メガほむ『今割って入ったら全部台無しですよ!』

ほむら『どうやら上手く行ったようね』

ホムリリ『後で最後に釘を刺す為に全部話してしまいましょう』

一区切り
更新ペースがマイペースすぎるかwww
死んだのは三周目、つまり後期のメガほむです。
マミさんは気がついたらクズになってた

ほむほむ「さて…巴マミは生存していて杏子は先に協力を取り付け、美樹さやかや美国織莉子の契約は阻止したわけだけど……」

リボほむ「それぞれまだ完結はしてないけれどね」

ヶ原ほむ「中間反省会をしましょう」

ほむら「まずは最初の私」

ヶ原ほむ「まどかと保健室に行くくだりはとてもよかったわ」

ほむほむ「感動したわ」ホムッ

ホムリリ「親近感を持たせる面でよく働いてくれたんじゃないかしら」

ほむら「次は……」

ほむほむ「尊い犠牲だったわ」ホムン

ホムリリ「貴方のせいでしょ」

ヶ原ほむ「貴方のせいね」

ほむほむ「ほむぅ……」ホムーン

リボほむ「次は貴方ね」

四周ほむ「……」

メガほむ「全体的に頭に血が行きやすいですね」

ほむほむ「若干あの青魚を彷彿とさせるわ」ホムッ

ヶ原ほむ「良いところ無しね」

ヶ原ほむ「貴方ね、いつも悲しそう。もう少し楽に構えて」

ほむら「それは…できない相談ね」

ホムリリ「私みたいになるわよ?」

ほむら「貴方達に頼ってるだけ譲歩と言えるわ」

ヶ原ほむ「真面目すぎてからかいたくなるわ」

ほむほむ「……何よ」ホム

四周ほむ「いや……」

メガほむ「ノーコメントです…」

リボほむ「前科一犯で終身刑よ」

ヶ原ほむ「私は話術サイドとしてとても役立ったと自負しているわ」

メガほむ「でも、変なポーズとかした後に私にパスするの辞めてもらえますか…?」

四周ほむ「完全に弄り体勢だね」

ヶ原ほむ「そこのうるさいの以外は全部私のオモチャよ」

ほむほむ「うるさいのってもしかして私…?」

リボほむ「なんだかんだ私の弓、一度も使ってないわよね」

ほむほむ「ティロフィナーレは銃や火器がよかったのよ」

四周ほむ「随所使った方が良い気がしたよ…?」

ほむら「貴方は一番落ち着いてたわね」

リボほむ「私の結末もハッピーエンドではなかったから結構必死に考えてるわ」

ホムリリ「……」

メガほむ「ネガティブすぎです……」

ヶ原ほむ「文字通り火力要員ね」

四周ほむ「あと浄化要員だね」

ほむら「……」

ほむら「これからqbは執拗にまどかを魔女絡みに巻き込もうとするわね」

メガほむ「さk…杏子さんと巴さんとここら一帯の魔女も使い魔も全て刈り取ってしまいましょうよ」

リボほむ「魔法少女はどうしましょう?いるにはいるんでしょうけど」

四周ほむ「邪魔になるようなら殺してしまいましょうよ」

ホムリリ「ちょっとちょっと、そいつ魔法少女だよ?魔女になる前の魔法少女シメてどうすんのさ?」ニタァ

ヶ原ほむ「全員グリーフシードにしてしまいましょうか」

メガほむ「怖いこと言わないで!」

まどか「仁美ちゃん!こんなのダメだよ!」ポーン バリーン

仁美「いけませんわぁ…!」

まどか「……なんでこんなことに…」

qb「まどか!契約して元の魔女を叩くんだ!」

まどか「わかっ」

ほむら「その必要は無いわ」ボォォウ

   「消えなさい淫獣」ターン

qb「ぎゅっぷぃ!」ベチョオ

まどか「ほむらちゃん生きてたの!?」

ほむら「地獄から舞い戻ったわ」ボォォウ

   「獄焔などヌルかったわ」ファサ


ホムリリ『私のマント燃やさないでくれるかしら?』

ほむほむ『まどかが尻もちをついてる今こそパンツを奪うチャンスね』ダラー

リボほむ『妄想だけで…』

ホムリリ『この魔女は精神攻撃をしてくるから私に行かせなさい』

四周ほむ『力押しなら私が!』

ほむほむ『無理よ、私たち最大のトラウマを直近に受けてる貴方が精神攻撃に耐えられる訳がないわ』



ほむら「ファイヤーボール連弾よ」ボムボム

エリー「」ボゴォンボゴォン

ほむら「ほらほら、冥土からの土産の業火よ」ボォォォォ

エリー「」プスプス

まどか「ほむらぢゃああぁん!!よがっだぁぁぁ!!」ボロボロ

ほむら「泣かないの、まどか」ナデナデ

まどか「いぎがえっでる…いぎでる…」ボロボロ

ほむら「ええ、確かに生きてるわ。」ダラー ナデナデ

まどか「…どこ撫でてるの…?」

ほむら「腕が疲れて下の方にずれてしまっただけよ」ホムッ

まどか「疲れてるんだね。じゃあ帰ろほむらちゃん」

まどか「仁美ちゃんは昨日のことで休みだって」

さやか「何かあったの?」

まどか「魔女に…」

さやか「!?仁美は生きてるの?」

まどか「うん…ほむらちゃんが助けてくれたの」

さやか「転校生!?死んだはずじゃあ…」

ガラッ
ほむら「お早う、誰が死んだですって?美樹さん」

さやか「」

さやか「な、なんで生きてるの!?」

ほむら「殺されたくらいじゃ死なないわよ私は」

   「それより、おめでとう。彼のこと」

さやか「な、なんでそれを…」

ほむら「彼にちょっと挨拶しに行ったのよ」

さやか「まさかあんた…恭介に全部話したんじゃ…」

ほむら「ええ、美樹さんが悪魔と契約してバケモノになって死ねば腕が治るって言ったわ」

さやか「~~!!」

ほむら「あと美樹さんが彼をバイオリニストとしてじゃなくて、一人の人間として見てるとも言ったわ」

さやか「」プスプス

ほむら「言わなきゃ貴方はその場の感情で契約して魔法少女の真実を知って自暴自棄になって魔女になって死んでたわ」

   「この際だから魔法少女の真実全部話してあげるわ。放課後私の家に来なさい」

さやか「なんかすごいこと言った気がするけど放課後ゆっくり聞くとするよ……」

この後どうするか全く決まってない。
ss速報で書いてる方を少しやってまた戻ってくる感じにするかなー

ほむら「上がって頂戴」

まどか「…お邪魔しまーす」

さやか「おっ邪魔しまーす…」


ほむら「とりあえずお茶でもどうぞ」

まどか「……この紅茶、もしかして?」

ほむら「……適当に淹れただけよ」

さやか(……?)

ほむら「貴方達、魔法少女ってどういうものだと思っているかしら?」

さやか「命懸けで戦う正義のヒーロー?」

まどか「本体がソウルジェムで……」

ほむら「なんで戦うのかしら?戦わなければどうなると思う?」

さやか「え…契約違反で罰があたるとか…?」

まどか「グリーフシードのため…?ソウルジェムを綺麗にしておかなきゃいけない…そうなんじゃないかな?」

ほむら「ええ」

ほむら「これ以上の話は……」

   「あいつに聞かれたら嫌ね」

   「私の目を見て」ギロッ

まどか「う、うん」



qb「おや、誰も居ない……確かに三人の気配がしたんだけどなぁ」

  「あのイレギュラーはやることなすことわけがわからないよ」

 「耳も尻尾も無いこの個体は不便だなぁ…」


まどか「森…?」

さやか「なんか綺麗だけど暗いな…」

まどか「なっ、なにあれ!?」

さやか「しょ…処刑台!?」

ほむら(前は気に止めなかったけどこの絞首台、火刑台、断頭台は何なのかしら…?)

   「気分悪くさせちゃったかしら…?目的地に急ぎましょう」

まどか「ここって……」

さやか「結界…?」

ほむら「まぁ、そうなるわね。別に戦闘になることは無いから安心して頂戴」

   「着いたわよ」

まどか「お伽噺の魔女の家みたいな…」

ほむら「少し驚くかもしれないけど、さ、入って頂戴」

さやか「お邪…えっ」


ヶ原ほむ「何マヌケな表情してるのかしら?美樹さん」

四周ほむ「……」ギリッ

リボほむ「とりあえず座って」

ほむほむ「椅子が一つ足りないわ。まどかは私の膝の上に座りなさい」ホムッホムッ

ホムリリ「私が立つから良いわよ…」

ほむほむ「その気遣いは要らないわ…」ホムゥ


まどか「ほむらちゃんが…いっぱい…?」

さやか「なんか一人おばあちゃんいるけど」

メガほむ「この間まではもう一人いました……」

リボほむ「これが私の多重人格の原因」

ホムリリ「私は魔女化したほむら。とある少女の願いで自我をとどめてるけど」

さやか「今、さらっと魔女化って言ったよね?」

ほむほむ「いちいち喧しいわね青魚、ソウルジェム真っ黒になったら魔女になるのよ。貴方は契約したら魔女化ルート直行よ」

メガほむ「ちょっと…そんな言い方…」

四周ほむ「まぁもう契約しないから関係無いね」

ヶ原ほむ「私はここ一ヶ月を何度も繰り返しているの。数えるのを諦める程にね」

ほむほむ「今回は何故か何人も同じ世界に飛んできてしまったわ」

ほむら「何のためにループしてるかって云うと…」

ホムリリ「貴方達を契約の魔の手から救う為よ」

    「私は最後の最後まで救えなかったけどね」

リボほむ「私もよ……」

まどか「……」

リボほむ「私達がループを繰り返す毎にまどかに因果の糸がからみつき、まどかの魔法少女の素質は上がって行く」

ほむら「!?」

ホムリリ「キュゥべえの目的はまどかの契約、そして魔女化。ちなみにまどかが魔女化したら地球は滅びるわ」

四周ほむ「そんな…」

さやか「なんであんた達も驚いてるのさ」

ほむら「一ヶ月の最後には超弩級の魔女、通称ワルプルギスの夜が現れ、街を壊滅させるわ」

ほむほむ「どんなにそれまでうまく行っていても、倒せなかったり、キュゥべえに騙されて屋外に出てきたまどかが死んだり、まどかが契約して即魔女化世界滅亡だったり」

ヶ原ほむ「私達は一度たりとも成功したことはないわ」

さやか「……」

まどか「……」

リボほむ「私はループの果てにまどかを神にさせてしまったわ」

ホムリリ「私は盾が風化して心が折れ、魔女化したわ」

ほむほむ「私はまだループが終わったわけじゃないけど、何か吹っ切れてきたわ」

ヶ原ほむ「私もよ」

ほむら「……」

メガほむ「だから私達と約束してください……」

ほむほむ「どうかあの淫獣の言葉に耳を傾けないで」

四周ほむ「あいつは貴方を契約させ魔女にすることが狙いの悪魔よ」

ヶ原ほむ「あいつとの契約で叶えた願いは同量のマイナスを生むわ。どんなに私達が頭を捻って考えてもそれを裏切ってくる」

リボほむ「それと、誰かの為に犠牲になろうなんて思わないで。私の世界のまどかは魔法少女システムを改変する為に神となり現世から消えてしまった……もう失いたくないの」

ほむら「少しでも貴方達の心に響いてくれたら幸いよ」

まどか「どうして…そこまで……」

ヶ原ほむ「どうしてだなんてそんなこと聞かないで頂戴」

メガほむ「……私達には何も無いんです。始めの一ヶ月、まどかに救われなかったら私達は死んでた」

ほむら「だからどうか貴方を護らせて…」


━━━━
━━━━━━━━

まどか「……」

さやか「……あいつが恭介に吹き込んでなかったら今頃どうなってたことやら~~もうあいつには頭上がらないなぁ~ハハッあたしバカだな~」

まどか「……私ね、魔法少女の真実を知った時に、同じ立場に立って戦ったり、魔法少女の在り方を願い事で変えることを考えたけどね……」

さやか「うんにゃ、確かにキュゥべえが居れば、恭介の腕は治るし、街は守れる、まどかレベルになれば魔法少女システムを改編できるかもしれない」

   「でも、その後でなんかのしっぺ返しが来るんだろうね。あたしは自分と向き合えずに魔女化、恭介は他の女に取られ。あんたが街を救えば時間差で地球は滅びる」

   「そんでもって、魔法少女全体を救えばあんたが消えてあいつが報われない」

まどか「……」

さやか「あたし達がやるべきことはもうわかるよね?」

まどか「わたしがやったことが多分全部裏目に出てたんだから…」

   「ほむらちゃんを信じて待つこと!」

さやか「良い返事だ!あとついでにキュゥべえの話を聞かないこと!」

まどか「うん!」

一旦ここで

残すところはマミと杏子のくだりと、舞台装置ですが、武闘派の二人が良いところ無いんで、名も無い魔法少女に出てきていただこうかと…ss速報で書いてるのと似たような展開だけど

ヶ原ほむ「貴方」

ホムリリ「何かしら?」

四周ほむ「まどかをボロクソ罵倒しようとしたでしょ」

ホムリリ「……」

リボほむ「貴方もまどかに変なことしようとしたわよね」

ほむほむ「ほむぅ…」ホムーン

qb「やれやれ、まどかやさやかに嫌われてしまったようだ。」

  「暁美ほむらの部屋から消えた後に何かあったんだろうか……」

  「アプローチの方法を変えてみようかな」キュップィ

  「暁美ほむらは本当に訳がわからない……ソウルジェムを砕かれて死んだと思ったのに……」


ちなみに武闘派の二人ってホムリリィと四周ほむね

???「魔法少女ォ?」

qb「そうさ、もうじきこの街に来るであろうワルプルギスの夜相手に戦う力を与えようと言っているんだ」

???「ふーん……それで願い事も叶えてくれるって?」

qb「そうだとも。あのワルプルギスの夜と戦うんだ、それくらいの報酬があってもいいだろう?」

???「うーん、じゃあわたしの願いは……この街を確実に護ること!」

qb「良いだろう、君の願いはエントロピーを凌駕した。受け取るがいい」

杏子「マミ、この間の話、理解できたか?」

マミ「……ええ、魔法少女が魔女になるなんて信じられなかったけど、よく考えたらソウルジェムをそんな危険なところまで濁らせたことなんて無かったわ」

杏子「同族殺しっつーより尻拭いって感じだし、何も気に病むことなんてないよな」

マミ「でも美樹さん達はその運命の犠牲になってしまうことが予測されていた。だから暁美さんは……」

杏子「ほむらのことを気にするならあいつに力を貸してやれ。二週間しないうちにワルプルギスの夜が来るらしい」

マミ「なっ、舞台装置の魔女!?」

???「へぇー、オレンジと黒のボディスーツか……」

qb「君のヒーロー願望の体現だろうね」

???「武器は……これはなんて言うんだっけ?」

qb「宝剣だよ。ヤケに柄が派手だけどね。君は一時間程ズレてるんじゃないか?」

???「んー、確かにプリキュアとかより戦隊の方をよく見るかな」

qb「戦隊と言えば…流石にワルプルギスの夜は一人で敵う相手じゃないから仲間を集めたらどうだい?」

一旦アイデアを練るので今日はこちらの更新はしないと思います。

???はオリキャラですが、不快にさせない範囲で頑張ろうかと思います。
というかただの噛ませですが。


ボツネタ

咎堕ほむ
「何度でもやり直せば良いのよ」
「ループ初頭に美国織莉子を殺すのは最早定番ね」
「美樹さやかの契約直前に上條恭介の腕を切り落とせば美樹さやかの奇跡にこの男は気付く!我ながらいいアイデアね!」
「上條恭介、志筑仁美、貴方達が殺したようなものじゃない」
「タンクローリーの代わりに大型バスを盗んできたから皆で逃げましょう」

色々酷いので却下

ss速報落ちてるやん

復帰してたな。

ホームズの奴か。多重人格の中にいれようかと思ったけど人の褌で相撲をとるのはあれですし、相撲はそもそもまわしでとるものだしと思ってやめといたんだよな

織莉子を殺すのはともかく、
あれ一回なのに憎んでるみたいな描写が多いのはよくわからない。
さやかの方がよっぽど憎まれてもおかしくないような……

作者の代弁か……
私も大概だからなんとも言えないwwwwww

ss速報で書いてる番外→ここ→ss速報
の順で更新予定。
明日には更新再開する

お前らの考えたパターンのほむらでも書いてけよ

というかほむほむとヶ原ほむだけでも難しいのに、他人のキャラクターなんて危なすぎるかな

再開します。



新人「仲間ねー…戦隊物だとしたらオレンジの私はメインに入れないなー」

qb「現実の物に統一感なんてあるとは限らないさ。衣装を決めるのは各々なんだから」

  「僕の知るこの街の魔法少女は狩人の格好、正統派魔法少女の格好、制服のような格好だからね」

新人「じゃあその三人を味方につければ良いのかな?」

qb「それより良い手があるよ。とてつもなく大きな素質を持つ少女がいるのさ」

新人「……相棒か。いいかもな」


マミ「……暁美さんの事情はわかったわ。でも、あの時の暁美さんは巫山戯てるようにしか見えなかったわ」

杏子「……一人面倒なのがいるんだよ。しょうもねえ変態が」

  「そいつはあたしのことをあんこちゃんって呼ぶからすぐわかる。あいつに…パンツ奪われかけた///」

マミ「……どうせ砕くならその暁美さんのソウルジェムが良かったわ」



ほむほむ「ほむちゅん!」

メガほむ「それ恥ずかしいよ……」

ヶ原ほむ「あざといわね」

qb「あのピンクの髪の子が鹿目まどかさ」

  「僕は嫌われてしまったけど、街に危機が迫ってることを教えれば快諾してくれるはずさ」

新人「へぇ、普通の女の子にしか見えないけどなぁ」

qb「なんであそこまでの素質があるか、僕もわからないんだ」


さやか「脚はもう大丈夫らしいし、恭介退院してくるらしいんだ」

まどか「顔がにやけてるよさやかちゃん」

仁美「私の知らない間に何が…!」

  「嘘ですわー…ならばまどかさんはいただきますわ!」ガバッ

まどか「ちょっ、仁美ちゃん!?」


新人「なるほど、あのモテ具合が素質なのか」

qb「絶対に違うと思うよ」



ほむほむ『あんのワカメェェェェェァァア!!!!』

    『てめぇは寝取ることしかできねぇのかァァァァァ!!!!!』

ヶ原ほむ『静かにして頂戴』

ほむほむ『青魚の美樹さやか、ワカメの志筑仁美、ハンペンの上條恭介、フグの巴マミの海産物カルテットは害悪よ!』

ほむら『出会う人物のかなりの割合じゃない……』

四周ほむ『じゃあ誰なら良いって云うの……』

ほむほむ『そうね、まどかは言わずもがな。聖女のあんこちゃん、あと鋼メンタルのゆまちゃんもいいわね。あとはかっこいい詢子さん、家事万能で優しい知久さん、あと気の利く中沢は良いと思うわ』

メガほむ『中沢くんはノーマークでした……』



仁美「じゃあ私はフラメンコのお稽古がありますので」

さやか「フラメンコかー……恭介の持ってたギター貰おうかなー…頑張ってねー」

まどか「じゃねー、仁美ちゃん」

さやか「仁美泣いてたっぽいけどなんでだろ」

まどか「うーん、この間のことかな?あとでメールしてみようかな」

新人「ちょっと、そこのおチビさん」

まどか「えっ……私?」

新人「そうそう。君、ヒーローに興味ないかい?」

まどか「えっ……人の為になるのは素敵だなっては思うけど……」

新人「突然な話だが、近いうちこの街は巨大なバケモノに襲われる!」

さやか「!?」

ほむら「なんで私は一緒に帰らずに…後ろからつける形なのかしら……」

ほむほむ『いけない、クセで…』ホムー

ヶ原ほむ『ちょっと……まどかがなんか知らないのに話しかけられてるわよ?』



さやか「それって…ワルプルギスの夜…」

新人「知ってるのかい?だったら話は早い!君達も契約してわたしと一緒に戦おう!」

まどか「……それは」

さやか「悪いけどあたしたちは契約しないよ」

新人「どうしてだい?街が壊滅してしまうんだよ?共に剣をとろうじゃないか」

まどか「……とにかくわたしたちは契約なんてするわけにはいかないんです」

さやか「まどか、行こ」


新人「あ、あーあ、ふられちゃった」

新人「ダメだったよ……」

qb「弱ったなぁ……今計算したら鹿目まどかが戦わないと戦死者が出ることがわかったんだ」

新人「!?…そんな……」

qb「そもそもあの三人と君だけじゃ勝てるかも怪しいね」キュップイ


ほむら「あら…?落書きの魔女がもう倒されてるわ」

メガほむ『新しい魔法少女が契約したんじゃないかな?』

ヶ原ほむ『そんなこといままで無かったわよ?』

リボほむ『私がここに来てる時点でどんなイレギュラーが起こっても驚かないわ』

ほむほむ『まどかボイスの使い魔がぁぁぁぁぁ!!!!!』ホビーン

四周ほむ『ホビーンって何よ……』

力士、巴真実さん(15)。

  ,'.:       〃 ,:1  ,  __/  // /         } ,     ',
__彡ァ       乂_ノ :!  ,′ ./ ̄/7=‐.、__ノノ     ,'∧      '
.. /            /i::, {  彳ア:::抃<     ( (、__,/'  i     }
 ,'/リ.,   ,イ  ./`¨´i.|:∧. 、 .c弋匕z_         >、_`ヽ、」     ,'
_彡'厶イ./iヽ,′   |:::∧ {?y//             ア:::抃、 |    /
       / i|:::{:     `(( .?y .))       ‘     弋匕zっ    /
     /  ∨:、     }}_口_{{     ,_-‐- 、      / //
.    i.|   ∨:\ .γ´,...-‐-ミメ、 └‐―-、、、    .辷´五ニ=一、
.    ヾ、   \,:´,´./ ,.-‐-、.刈ハ.     `~    /          \
-‐…‐-'_ヾ   / l l. {::::::::::::} l l≧:.. ___.... -‐=¬=-、― _....___〉

  /¨,-‐… 7 . 八圦 `‐-‐' ,' 厂`y   /        `ヾ´/////

. /  {    /.y¨y .ゞ.,`=‐-‐ 彡.1辷7―‐-/               ∨―‐- 、
. !   ',     /  !:::::::::`¨ニ¨´::::::|// `ヽ/                 ∨   .〉
. | >'´`ヽ:. /.i⌒i:::::::::::::::::::::::::::::::|/⌒) (  , -―-         j   ./

\! .уヽ   (./ ./:::::::::::::◯:::::::::::::!  / ∧/ , -‐-、. \        〈‐‐-、 j
. /   ヾ .〈  ヾ::::::::::::::::::::::::::::::! 入 _〈_/    \ \       ∨_)'
――――「お菓子が脂肪を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!!」

テレビアニメ「脂肪少女まみか☆デブガ」の登場人物で、力士。愛称は「デミ」。(「マブ」のタイプミスとの説も)。
デブという設定は当初から明らかにされていなかったが、
その見事な肢体のパンパン張りと肉の垂れ下がり、直ぐに発砲する高血圧特有の気性の荒さ、そして腹の太さに痛々しいまでの厨二病っぷり、肥満のヲタクファンからは「同胞ではないか」と言われていた。
好きな物は三食のケーキ。特技は三食ケーキ。三食ケーキ。すりーけーく。デブ☆ニナーレ。


新人「あの子を魔法少女にしないと……」

  「死ぬのはわたしかもしれない……」

  「……とりあえず魔女を狩ろう…」




ヶ原ほむ『影の魔女まで倒されてるわ』

ほむほむ『この痕は…剣?』

ホムリリ『さやかは契約してないはずよ?』

メガほむ『やっぱり新しい魔法少女が……』

四周ほむ『どうやら、ね……』

ほむら「おはようまどか」スンスン

まどか「おはようほむらちゃん、何の嗅いでるのかな?」

ほむら「いや、ココアの良い匂いがしたから」


ほむほむ『貴方まで私を引っ込めるというの!?』ホムー!

メガほむ『まどかに変なことしないで!!』

四周ほむ『ココアの匂いって発想もなかったよ……』

さやか「おはよう、まどか、ほむら」

まどか「おはよう、さやかちゃん」

ほむら「おはよう、さやか」モフッ

さやか「ちょっ、ほむら、くすぐった///」

ほむら「このエアバッグは点検の必要があるわね!」モフッモフッ

さやか「こんな街中で!///」

ほむら「人通りは少ないわ」モフッモフッ


ほむほむ『やめろォォォォ!!!魚臭いィィィ!!!!』

メガほむ『洗剤の匂いが///』

ほむほむ『あ、でも本物の生臭さは無いはずよ。彼女のは魔女化の辺りだったはずよ』

ホムリリ『その情報はいらなかったわ』

ほむら『ちょっと!変態が二人じゃ手が付けられないわよ』

ヶ原ほむ『失礼ね、反応を楽しんでるだけよ』

ヶ原ほむ『魔女の口付けを頬に受けたわ』

ホムリリ『楓の魔女、性質は自業自得』

ほむら『ビンタされただけよね?』

ほむほむ『何気にまだ私は騒ぎを起こしてないのだけど』

マミ「あ…暁美さん」

ほむら「死んだ私の仇を取るためにこのままの勢いでぱふぱふさせてもらうわ!」ホムホムッ


四周ほむ『させなィィィィッ!!!!』

ほむほむ『離しなさい!!死んだ私の為にもあの胸は揉みしだかないと浮かばれないわ』

リボほむ『彼女が死んだのは貴方のせいだからね??』


ほむら「あ、何でもないです。おはようございます巴さん」ニコッ

マミ「その……ごめんなさいね…何も知らないで…」

ほむら「……気に病まないでください。これからは協力して舞台装置を倒しましょう?」

マミ「ありがとう……今回はうまくやりましょうね」

ほむら「えっ、今回?」

マミ「ええ、佐倉さんから全部聞いたわ……ごめんなさいね勝手に」

ほむら「あんこちゃぁぁぁぁぁんん???」バックホーム!

マミ「せやぁッ!!」ドゴォ

ほむら「ほむぅ!!??」ゴスッ

   「な、なにするんですか!!」ホムッホムッ

マミ「いや、バレてるからね?あの時私をコケにした貴方のことは許したわけじゃないわよ?」ポキポキ

ほむほむ『ちょっ、誰か代わりなさい!』

四周ほむ『嫌だ』

ほむら『パスね』

ヶ原ほむ『ノーチャンよ』

ほむほむ『いやぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!』

今日は眠いからここまで。
ホームズだけじゃなくて
わさび漬けのほむらもなかなか良い感じだったなー。

ヶ原ほむが難しいんで、誰かアドバイスください。
あまり好きじゃないけど、ほむqss見ながら勉強してるけどよくわかんない。

毒舌……吐くタイミングを作らないと本当にただの饒舌話術サイドになるな

使いたいから考えてくださいって書き込んだ奴っす。
でもオリキャラに嫌悪示す人がいるから
情報をかなり減らして出すことにしました。

この次は速報でマミさん多重人格をやろうかなって。

速報でやってる奴は迷走してきてるから一旦仕切り直したい。

あー、オリキャラ嫌いの人に配慮してこれだったんだがな。
別にどっちでもいいんだけど。
なんだったら新人をにいとと読ませてもいい

ほむほむ『あのフグ……次の周で奴隷にしてやる……』

ほむら『いやいや、ループ前提で話すの辞めてくれないかしら?』

ヶ原ほむ『流石にループ前提は引くわ』

リボほむ『こ、今回はまどかの弓もあるし、二周目のことを考えれば勝てる気がするわよ』

ホムリリ『……あいつにも因果の収束が起きてなきゃね』

四周ほむ『でも、今回が最高兵力って訳でも無いんでしょう』

ほむほむ『そうね、青魚やでじここと千歳ゆまが居たことはあるわ』

ヶ原ほむ『集めた戦力なら私が多分一番ね。それに加えて呉先輩や美国織莉子が居たことがあるわ』

メガほむ『それでも勝てなかったんですか……?』

リボほむ『インキュベーターに嵌められて、まどかに契約されたり、屋外に出たまどかを直接叩かれたり…』

ヶ原ほむ『避難所ごと潰されたりもしたわ』

ほむほむ『淫獣が乳牛共を煽ってチーム崩壊やまどか殺害もあったわ』

ホムリリ『本気モードの反転に入られたこともあったわ』

ほむら『全員ピンピンでも瓦礫に埋まって動けなかった時も』

四周ほむ『神に見放されてる……』

リボほむ『でも、今回は倒せた時の証でもある弓があるわよ!』

ほむら『なぁなぁで一回も使ってないけどね』

ヶ原ほむ『お護りじゃないのよ』

ホムリリ『私に頼ってなんでも燃やすからでしょ……』

四周ほむ『威力もここではどんなものやら……実はまんままどかの弓で、魔力暴走して一発魔女化だったらどうするの』

リボほむ『貴方達がいるじゃない……』

ホムリリ『私、永遠に火力要員……』

ちょっと新人ことヒイロちゃん(仮)を如何に料理するか迷ってきてるから中断

qb「随分荒れてるね」

新人「……わたしが強くならないと」

qb「無駄だろうね。第一、君の魔法や装備は囮や使い魔向きだろうね。舞台装置相手なら」

新人「……じゃあ、例の三人の戦力、教えてよ」

qb「良いだろう。まず黄色の魔法少女、マミ。彼女は拘束と射撃を得意とするタイプだ。巨大砲台を使うこともあるよ」

新人「ふぅん…いかにもデカい相手向きじゃん」

qb「次は赤色の魔法少女、杏子だ。彼女はスピード型の槍と多節棍使いだ。舞台装置相手なら、君と同じく囮や使い魔担当になるだろうね。」

新人「わたしとかぶるのか……」

qb「人間としての戦闘力で言ったら彼女はトップクラスだろうね。武器だけで戦ってきているから」

新人「なるほど……」

qb「最後は紫の魔法少女、暁美ほむらだ。彼女はよくわからないけど、中距離の爆炎を使うのかな?現代兵器をつかうこともあるよ」

新人「爆炎に現代兵器…?変なの」

qb「総評して、絶対的に火力が足りないね。舞台装置の硬い装甲を通るのは連発できないような強力な一撃くらいだね」

  「そういえば君の固有魔法はなんだったかな?」

新人「……バリア」

qb「焼け石に水だね」

新人「……」

qb「やはり鹿目まどか無くして勝つのは難しいんじゃないかい?」


ほむら「まさか志筑さんの委員会の仕事を代わることになるなんて……」

ほむほむ『あのワカメ無責任なのよ……恋も習い事もお仕事もお勉強も全部やっちゃうますわよーっ感じかしら?』

ヶ原ほむ『習い事がコンバット空手なら仕方ないわよ』

四周ほむ『華道と日本舞踊は知ってたけどフラメンコとコンバット空手は予想外だった……』

リボほむ『まどか達は流石に帰っ……』


さやか「ほむら!!何なのアレ!?」

まどか「怖いよぉ…人間が一番怖いんじゃないかってくらい怖かったよぉ…」

さやか「魔女の口付けも無いのに正気を失ったみたいに『契約しろ!契約しろ!』って」

ほむら「えぇ!?」


ほむほむ『マドカコワガラセタ、ワタシソイツコロス』

ホムリリ『ブッ殺す』

四周ほむ『まどかに契約を迫るなんて……冗談抜きで排除しないと……』

メガほむ『皆怖いよ!?』

ほむら「ど、どうしたの?帰ったはずじゃなかったの?」

さやか「なんかこの間も魔法少女の勧誘をしてきた人が凄い勢いで契約を迫ってきたんだよ!」


ほむら『なんで聞き直したのかしら』

メガほむ『いや、気が動転してめちゃくちゃなこと言ってるかと思って……』


ほむら「どうしましょう……」

ほむほむ『とりあえず巴マミに連絡しておきましょう』

四周ほむ『その後は…』

ほむほむ『まどかの護衛よ!』ホムッ

ほむら「どうせ会うだろうから聞いても意味は無いと思うけど、どんな人だったかしら?」

まどか「えっと…茶色のセミロングに身長はほむらちゃんくらい…オレンジと黒のボディスーツで……」

ほむら「うわぁ」

   「武器は持っていたかしら?」

まどか「うん…戦隊物でありそうな剣を……」

ほむら「うへぇ」

まどか「それでもって……い!?」

ほむら「どうしたの?まどか、顔色悪いわよ?」ホムホム

   「心拍数は大丈夫かしら?」ホムホム

   「それどころじゃないよね、何か……」


新人「……見つけたよ、鹿目まどか」

ほむほむ『クッ……これが本来の目的とは言え至福のまどかタイムを邪魔されるとは…ッ!!』

ヶ原ほむ『おいでなさったわね……イレギュラー!』

ほむら『どうしましょう?説得でもしてみるかしら?』

ヶ原ほむ『……ここはまどかに任せてみましょう』



新人「鹿目まどか…契約して街を護ろうじゃないか……」

まどか「わっ、わたしは契約はしないよ!」

新人「……君は街を見捨てるの?」

まどか「わたしが契約したら世界がほろ……」

新人「何をグタグタ言ってるの!?早く契約しろよ!!?」

新人「君が戦わないとこの街は深刻なダメージを受けるんだよ?」

まどか「わたしはほむらちゃん達を信用してるから契約しない!」

新人「無理だね!君でなければ倒せない!キュゥべえがそう言っていた!」

ヶ原ほむ『インキュベーターの話術に嵌められたのね』

リボほむ『哀れね』


新人「この街を見殺しにするなんて君はもはや人間じゃないよ。……それこそ魔女だ」

  「魔女なら殺しちゃっても良いよね!?」

qb「参ったな。鹿目まどかを殺されたらたまったもんじゃない。あの子の心が意外と脆かった……終末思想になってるよ……」

  「どうせ終末思想なら鹿目まどかの魔女による終末を望んでくれたらいいのにね」キュップィ

  「でも、暁美ほむらがなんとかしてくれるだろう。どの道あの子はワルプルギスの夜との戦いの終わりまでには絶対に魔女化するだろうね」

  「まぁ、狂人になってしまったし、もうあの子の言うことには取り合わないだろうね。鹿目まどかは」

  「ここで暁美ほむらが追い詰められれば契約してくれるだろうけど」


ガキィン

ほむら「貴方、何してるのかしら?」ギロッ

新人「……」シュタ

  「君が紫の魔法少女か」

ほむら「私が噂の紫ry」ホムッ

新人「巫山戯た奴ね」

  「なんで鹿目まどかの契約を邪魔してるのかな?」

ほむら「彼女を魔法少女の運命に巻き込むわけにはいかない!」

新人「……なんで拒否するのかわからないな。戦って何の損がある?鹿目まどかなら楽勝で倒せるんだろう?」シュッ

ほむら「貴方は何もわかってないわ…」スッ

新人「この街を救えるのはその子だけ!それくらいわかってるさ!」シュバッ

ほむら「会話が噛み合わないわね」スルッ

新人「話し方も戦い方ものらりくらりとして……」シュッ

ほむら「貴方の太刀筋が適当すぎるのよ。言葉も剣も」スルリ

ほむほむ『弱い!絶対こいつ弱い!青魚なんて比べ物にならない程弱い!』

リボほむ『なんであの二体を倒せたか不思議なレベルね』

ヶ原ほむ『……どうせ固有魔法よ』

四周ほむ『なんか胸に刺さるよそれ』

新人「少しは反撃してきたらどうかな?」ブォン

ほむら「反撃する理由が無いわ、それにそれは対等以上の立場に立てる相手に言う言葉ね」スッ

新人「やかましいな!」シュッ

ほむら「お尻がまだ青いのねー」ホムッホムッ

新人「あぁ!?」シュババ

ほむら「鬱陶しいわね…」ジャコ

   「ティロッ・モダーネ(適当)」ドォン

新人「バリアッ!」

ほむら「固有魔法!?」

ほむほむ『私良いところなしっ!?』ホムーン

ヶ原ほむ『そうね。基本足を引っ張っているわね』

メガほむ『でも、手札が見えて無いから仕方ないよ……』



新人「キュゥべえ!」

  「さぁ、鹿目まどか!契約だ」ジャキ

  「さもなければ正義の名の下に滅するよ!」

ほむら『マズイわ……』

ヶ原ほむ『時間停止しても握り方が強すぎる……』

ほむほむ『服を掴んでるならまどかを脱がせばなんとかなるけど、髪を掴まれてるわ……』

四周ほむ『あいつ自体をどうにかしないと……』





ホムリリ『……殺しちゃっていいかしら?』グリン

ほむら『えっ……』

メガほむ『そ、それって!』

ヶ原ほむ『ちょっと!?この間のは冗談よ!?』

ほむほむ『それが許されるなら美国織莉子だって始末してたわよ!』

リボほむ『それは契約前だから流石にやったら引くわよ』

ほむほむ『いや、ボケじゃなくて……』

四周ほむ『……そうしようよ』

    『そうでもしなきゃ今まで積み重ねて来た物が無駄になっちゃうんだよ?』

    『次は無いかもしれないんだよ?』

ほむら『……』

リボほむ『……今まで美樹さんや巴さんを手にかけようと思えば出来たわ』

ほむら『それをしなかったのは無意識の内に彼女達を救いたいと思ってたからね』

   『そして救える望みがあったこともあるわ』

四周ほむ『あたかもこの子に望みがないような』

ほむほむ『無いわよ。この程度でこんな精神状態になるようじゃあね。』ホム

ヶ原ほむ『舞台装置と戦ってる最中にインキュベーターに誑かされたり、心が折れたりして心中起こしたり魔女化するのが目に見えてるわ』

ホムリリ『迂回策も無いし、留まる理由も無いでしょう?』

    『……汚れ役は私に任せなさい』

まどか「……契約なんて…しないッ!…」

新人「まだ言うかッ!?悪魔か君は」


ほむら「……貴方はやってはならないことをしたわ」

   「貴方がどんな思いで、どこまで何を知ってるかなんて関係ない」


   「ただ」


   「潰す」

新人「」ゾワッ

ほむら「……stop」ジャキ


ホムリリ「結界を……」ズモモモモモ

    「まどかを離して貰うわよ」ドスッ

四周ほむ「解除」ジャキ

新人「うっ…うわ?うわぁぁぁ??」バッ


ヶ原ほむ「噛ませキャラによくあるとりあえず叫ぶって奴ね。今度は無関係の版権の奴らがモブで出て来るのかしら?」

リボほむ「此処ぞとばかりに……」

ほむほむ「まどか!逃げるわよ!」

まどか「……」

ほむら「彼女はもう救う余地はないわ」

メガほむ「……本当はこんなことしたくないけど……」

リボほむ「やり方は優しくないけど、彼女の祈りは裏切らずに死ねるのが唯一の救いかしら」

ほむほむ「本当に汚いわ淫獣……」

ヶ原ほむ「家の中の……地下室に入れば安全ね」

まどか「そんな奥まで入って……何をするつもりなの?」

ほむほむ「……恐らくあの婆さんはこの森に火を放つわ」

まどか「!?」

四周ほむ「ガスマスクの使いどころってこれであってるのかな?」

    「まぁ酸素ボンベあるけど」


ホムリリ「燃えなさい!」ボォォォオウ

新人「な、なんなんだよいきなり!結界かここ!?」バリア~

ホムリリ「燃えろ燃えろ燃えろ!!」ボォボォボオォオォウ

新人「バリアあるから効かないよ!」

ホムリリ「言葉だけ聞けば小学生ね」


四周ほむ「酸欠狙いなの気づかないかな。森も燃え盛ってるのに」

この女には私が怒りに任せて無差別攻撃を行ってるように見えてるだろう。まどかも逃がしたし、森に火を放った。

だが、実際は違う。 そこの頭に血が登りやすい私が言う通り、酸素を奪い呼吸を封じる算段だ。

彼女の固有魔法のバリアで時間停止中以外に攻撃は通らない。

時間停止…?


どうして私は一思いに殺そうとしないんだ?

四周ほむ「……なんかお婆ちゃんマズイことになりそう……なんで残ってるかもわからないけどやっぱりみんなのところに行こう……」


新人「ハァハァ…ハァ……苦しくなってきた…?」

ホムリリ「そらそらそらそらそらそらァッ!!」

新人「バリアあるから効かないっつーの!!ハァハァ……」

ホムリリ「うふふふ……」ニマァ

四周ほむ「ちょっと!みんな!」

ヶ原ほむ「うわっ、ヒキコモre:」

ほむほむ「ガスマスクだからってそれは…」

四周ほむ「お婆ちゃんなんかおかしい!」

ほむほむ「落ち着いて話しなさい。そんなんじゃオクタヴィるわよ」

四周ほむ「なんかジワジワ苦しめて殺そうとしてる!」

メガほむ「……」

ヶ原ほむ「あくまでも魔女だからね。今まで溜まってた物が流れ出したのもあるわ」

リボほむ「……放っておきましょう」

ほむら「ここの結界内で彼女を止められる者など居ないでしょうね」

まどか「こんなの……」

ほむほむ「正直流石の私達も引いてるわ」

メガほむ「間違ってる気もするけど、他に方法が……」

リボほむ「矢でソウルジェムを破壊しようにも、あの子のソウルジェムは一体……」

ヶ原ほむ「弓は使う機会は来るのか怪しいわねもう」

ホムリリ「呼吸が切れるのと、ソウルジェムが濁り切るのはどっちが先かしら?ンフフ」

新人「…ッ……」ガクガク



ほむら「彼女にも彼女なりの正義があったのでしょうね」

ヶ原ほむ「インキュベーターに騙されていた哀れな被害者でもあったのよ」

メガほむ「街が、街をって連呼してたよね……本気で街を愛して居たんだね」

四周ほむ「契約した時点で希望なんてもう無いんだから、過程はどうであれこれが間違ってるとも思えないんだけどな……介錯というか…」

ほむほむ「まどかを契約させようとし、まどかを傷つけようとした。これだけで敵性判断よ。甘さは捨てなさい。やり口は引くけど」ホムー

ほむら「……炎の音が急に消えたわね」

四周ほむ「私がみてくるよ」

ほむほむ「なんか死亡フラグっぽいわね」


ホムリリ「ダメ……」ドサッ

メガほむ「……お、お婆ちゃん!?」

ホムリリ「魔女化した後がこんな厄介だとは……本能的に魔女化させるように戦ってたのが祟ったかしら…」ゲホッ

リボほむ「暫く寝てなさい……」

ホムリリ「巨人みたいな奴なんだけど、物理攻撃がマトモに効かないわ……それは魔女化前も同じだったけど酸欠にもならないから……」

リボほむ「弓の出番は相変わらず無いのね……」

メガほむ「じゃあどんな攻撃なら……」

ほむほむ「……魔力を流し込むことか」

ヶ原ほむ「恐らく内部は柔らかいから内部からの攻撃かしら…?」

ほむら「どの道死ぬ可能性が高いわね」

6/16分は終わりかな。

読んでくれてる方もお疲れ様です

ほむら「お菓子の魔女でやった爆弾喰わせはどうかしら?」

ホムリリ「どうかしら?私はその四次元ポケットはもう無いから試してないわ」

リボほむ「そもそも逃げるって手は……」

ほむほむ「あの二人とこいつが出会ったらマズイわ。特にあんこちゃんは相性最悪」

四周ほむ「……私が行ってくるよ」

    「爆弾を食わせてみる。それでもダメなら……」

    「犠牲になるなら私でいい」

四周ほむ「……結界が上書きされてる」

    「特撮でありそうな壊れかけの街……ワルプルギスの時と違って乾いてるって感じか」

魔女「オロロロロロロロロ」

四周ほむ「来た…ッ!」

    「時間停止」カチャ

    「口に爆弾を三つ程放り込んでやるわ」ポイポイポイ

    「解除」カチャ

ドォォォォォン

ボシュ

四周ほむ「頸を吹き飛ばしたか…」

    「えっ、首が無いのに普通に動いてるッ!?」

    「こっちにくる…ッ!時間停止で逃げないと…」



四周ほむ「という結果に…」

リボほむ「首の断面も固められてもはや物理攻撃は完全に通らなくなったのね……」

ホムリリ「爆弾三発であの大きい首を吹き飛ばせるから耐久自体はそこまで無いんだろうけど……」

ほむら「もう通る攻撃が……」

四周ほむ「……私の魔力を注ぎ込んで倒す」

まどか「それは!」

ほむら「それは貴方も死ぬのよ!?」

ヶ原ほむ「杏子の時とは…ってこれは貴方知らないわね」

ほむほむ「今まで捨て身の覚悟で挑んだことは数知れないけど、自爆なんてしたことないのに…」

四周ほむ「……私には代わりが居るし、脚引っ張ってばっかだったし…私が死んでみんなが生きれるなら本望だよ」

まどか「そんな……」

四周ほむ「……みんな、ごめんね」

まどか「……」

ほむら「……」

ほむほむ「……」

ホムリリ「……」


パリン


メガほむ「……」グスッ

ヶ原ほむ「……」ギリッ

杏子「……また一人」

マミ「魔女と相討ちのようね……」

杏子「ほむら……」



qb「暁美ほむらのソウルジェムが砕けたようだね。しかしこの前も目の前で砕けたのに彼女は生きて居た。今回もこの分だと鹿目まどかの契約にはつながり得ないだろうね」

  「暁美ほむらは謎が多すぎる……しかしワルプルギスの夜が来るまでに解明することは難しいか」


ホムリリ「私が一思いに殺していれば……」

リボほむ「もうやめなさい。不毛よ」

まどか「グスッ…エグッ」

ほむら「まどか……彼女を悼んでくれるのは嬉しいけど……」

ヶ原ほむ「これで私達が舞台装置に勝てなかったら彼女の死まで無駄になるわけよ。もう一歩も引けないわ」

翌日 結界内

ほむら「……反省会改め暁美ほむら会議よ」

ほむほむ「まず、淫獣に騙された哀れなイレギュラーと、四周目の私の追悼を執り行うわ……」

メガほむ「黙祷の後、新約聖書、使徒行伝よりステファノの殉教を」

ヶ原ほむ「後者は省略して頂戴」

ほむら「今回は、自分達のことでは無く他の人物をどう思ってるか。それを聞かせてもらうわ」

リボほむ「毒舌が三人も居ると怖いわ……」

メガほむ「自分のことじゃないだけが救いかな…ハハッ……」

ほむら「まずは巴さんから」

   「私は寂しがりだと思うわ」

メガほむ「良くも悪くも先輩って感じかな……」

リボほむ「良きチームメイトね。杏子と三人で」

ヶ原ほむ「あんまり弄ると泣いたりキレたりするから少し扱いに困るわ」

ほむほむ「豆腐メンタルの豚」

ホムリリ「まどかを毎度引きずり込む難関」

ほむら「……予想通りね」

ほむら「じゃあ次は美樹さん」

   「信じたら突き通す、真っ直ぐな子だと思うわ。でも真っ直ぐすぎて折れること多発」

メガほむ「あんまり関わったこと無いです……」

リボほむ「後先考えないフシがあるわね。契約もする時は勢いでしてしまうことが多いし。改変後でも早死にしてキュゥべえが惜しがってたわ」

ホムリリ「思い込み激しいし、変なところで鋭いくせに契約の裏に何も気付かない愚か者」

ヶ原ほむ「一番いじってて楽しいわ。今回はロクにいじれてないけど」

ほむほむ「頭が硬くて脆くて空っぽなのはわかってるわね。上條恭介に対してはヘタレよ」

ほむら「基本バカ扱いなのね。間違ってはいないと思うけど」

ほむら「次は杏子、私は一番信頼できる人物だと思ってるわ。ビジネスライクでも密接でも付き合い易い」

ほむほむ「あんこちゃんは聖女よ」

メガほむ「最初は怖い人かと思ってましたけど……」

リボほむ「家族のようなものね」

ヶ原ほむ「なかなか可愛い反応をするわ」

ホムリリ「……本当のことを話せば彼女程強い味方はいないけど、話さないと見捨てられたりしたわ……」

ほむら「杏子に関してはみんな好感的なのね」

ほむら「最後は…まどかね」

   「たった一つの道しるべ、ってところね」

メガほむ「最初の…友達」

リボほむ「誰よりも優しい子よ」

ほむほむ「最愛の人ね」ホムッ

ヶ原ほむ「美樹さんと同じく視界が狭まるフシがあるわ。強迫観念みたいなものも抱いてるかもしれないわ」

ほむら「貴方まどかに対しては毒舌ね…」

リボほむ「それで……」

ほむほむ「あまり聞きたくないけど……」

メガほむ「お婆ちゃんは……」

ホムリリ「……言ったら最後、完全な魔女になりそうだから辞めておくわ」

ヶ原ほむ「……賢明ね」

杏子「おいほむら、会議するならマミの家の方がいいんじゃねえか?」

マミ「畳の匂いも乙なものじゃない?」

ほむら「いや、ここではないわ。」

   「インキュベーターに聞かれたら困るからね」

   「私の目を見て頂戴」ギロッ

杏子「ここは…森か?」

マミ「童話の森みたいね」

ほむら「ここは私の結界よ。正確には魔女化した私の」

マミ「貴方魔女だったの!?」

杏子「今話してるそいつはちげえだろうな」

ほむら「ええ、私達の中の一人が魔女で、彼女の居た時間軸の美樹さんの契約の願いで自我を留めているわ」

マミ「あの禍々しい焔もその貴方の物かしら?」

ほむら「ええ、私自体は時間停止、時間遡行、格納しかできないわ」

マミ「それで現代兵器なのね」

杏子「それにしても趣味わりいな…処刑台三つも置きやがって」

ほむら「腐っても魔女よ。いや、腐ってなくとも魔女の方が正しいかしら」

マミ「でも、その上に変な物置いてあるのは何故かしら?」

ほむら「えっ」


   (断頭台に魚が…?火刑台にはキャンドル…絞首台には……ティーポット?)

   (まどかと来た時にはあんな物無かったのに……)

マミ「このティーポットなんか惹かれるから貰っていいかし……取れないわね」

ほむら「ついたわよ」

マミ「あら、本当にthe 魔女って感じの」

杏子「ところどころ焦げてるな……」

ほむら「……この間森ごと焼いたのよ」

マミ「えっ…あ、この間の……」

ほむら「……」

マミ「お邪魔しまー…」

杏子「わかっちゃ居たけど不気味だな」

ヶ原ほむ「開口一番失礼ね、杏子」

マミ「見分けが付きにくいわ」

メガほむ「わ、私はわかりますよね?」

リボほむ「私も目印があるし」

ほむほむ「そうね、私達三人は見分けがつかないかもしれないわね」ホムッ

マミ「そうね、だから目印をつけましょう」ドゴォ

ほむほむ「ほむぅ!?」ゲホォ

ヶ原ほむ「私が猫を抱いていれば後は見分けつくわね」

ほむほむ「猫は二種類いるから三人分あったわよね!?私殴られた意味あったかしら!?」

メガほむ「お婆ちゃんがいないけど……」

リボほむ「……別に居なくても話は進むわ」

杏子「同じ声ばっかり……」

ほむら「巴さんと舞台装置の声も似てるわ」

マミ「あまり嬉しい話ではないわね」

ほむら「とりあえずこれが私達の纏めた舞台装置の資料よ」

ヶ原ほむ「最初の方の伝承の部分なんて最後に読んだのは十周目くらいね」

ほむほむ「意味深なこと書いておいて役に立った試しが無いわ。反転するとマズイことくらいしかね……」

マミ「複数の魔女の集合体で、性質は無力……」

杏子「集合体ってーとバラバラにできねえのか?」

ヶ原ほむ「合挽き肉を牛肉と豚肉にわけられるかしら?杏子」

杏子「なんか通じるのが悔しい」

マミ「でもハンバーグの方がステーキより切りやすいわ」

ほむほむ「表面こんがりすぎて刃が通らないわよ。流石デミね」

マミ「デミグラスソースより和風の方が好きよ」

杏子「硬いなら叩き割ろうぜ」

メガほむ「そんなゆで卵みたいなのを彷彿とさせる……」

ほむら「残念ながら脆くも無いから難しいわね……」

杏子「一箇所ヒビ入れば…卵を割るみたいに」

リボほむ「いつまで食べ物に喩えるの!?」

杏子「まぁ、あいつを普通のデカくて硬い魔女だとして作戦立てるとなるとどうなんのさ」

ほむら「今までの作戦だと、杏子は使い魔掃討と魔女の進路誘導、巴さんはダメージソースと使い魔の拘束、私は大型兵器を使い終わった後も只管本体に攻撃だったわ」

マミ「それで今までは……」

ヶ原ほむ「誰もキュゥべえの言葉に耳を傾け無ければ望みはあったわ。まどか達も含めね」

杏子「あいつが煽ってくるのか……タチ悪いな」

ほむほむ「まどか達には釘を刺してあるから大丈夫よ」

マミ「あとは私達の問題ね」

リボほむ「今回は私の弓もあるわよ」

ヶ原ほむ「今度こそ使いなさいよ……?」

杏子「なるほど、弓とマミの銃と現代兵器で一点を狙い続ければヒビを入れられそうだな」

ほむほむ「まだそれ引っ張るのかしら」ホムー

メガほむ「あとはお婆ちゃんの焔もありますね」

ヶ原ほむ「というか結界に引きずり込めれば……」

マミ「結界をはれるのは今回が最初なんでしょう?やってみる価値はあるわね」

メガほむ「大きさ的に怪しいですよね……」

ほむら「森がかなり埋まるでしょうね。動き回られたら森は崩壊するわ。家さえ無事なら良いのだけど」

杏子「家が壊れたらどうなるんだ?」

ヶ原ほむ「わからないから怖いのよ。もしかしたら私の魔女結界の中枢が魔法少女のソウルジェムのような物かもしれない」

ほむほむ「まぁ、その前にどうやって引きずりこむかも問題だけれどね」

杏子「弱点は?」

ほむほむ「特に無いわ。強いて言うなら歯車との連結部分でしょうね。細いから折れれるかな程度ね」

マミ「折ったことはあるかしら?」

ヶ原ほむ「私の経験した時間軸ではあるわ。特殊な身体強化を行った巴さんや、呉先輩がやってくれたわ。剥ぎ取った歯車で避難所が潰れたり、それで力尽きたことをまどかに伝えられてその時間軸は失敗したけど」

マミ「特殊な身体強化?」

ヶ原ほむ「アレは特殊すぎるわ。今更できないわ。雨降って地固まるとはあのことね」

リボほむ「そういえば、前に結界に引きずり込まれたって言ってたわね?どんな結界だったのかしら?」

ほむほむ「え?ああ、雑多で統一感の欠片もない結界だったわ。中心部らしきところだけ切り取られた感じだったけど」

杏子「……他になんか謎の心当たりはないか?」

ヶ原ほむ「……そうね、スカートの内側に鍵穴があったわ」

ほむほむ「ボケでなしに間違いなくアレね」

マミ「……アレね」

ほむら「大きさは?」

ヶ原ほむ「巴さんの胸がつかえないギリギリの大きさ。人が入れるわ」

マミ「……」モフモフ

ほむほむ「」ビキビキ

メガほむ「穴がどうなってるかわかりましたか?」

ヶ原ほむ「なんか異空間っぽかったわ」

ほむほむ「繋がったわ」ホム

杏子「ああ、繋がった」

杏子「さっきの結界の中心部ぽっかりは恐らくそこだけが別の場所に移されてる」

ほむら「それが……」

ほむほむ「鍵穴の中よ」

マミ「というか、貴方その時鍵穴に入らなかったの?」

ヶ原ほむ「ガリバー旅行記で巨人の女の体毛でガリバーは吐き気を催したのよ?魔女の女陰に飛び込むなんて正気の沙汰じゃないわ」

リボほむ「……言っちゃったわね貴方……言いたく無かったのに」

ほむら「……作戦も決まったことだし、今日は解散としましょうか」

マミ「中々森のお家、良かったわ」

杏子「お菓子の家じゃないのが少し残念だったけどな」





ホムリリ「……」

    「私の使い魔はどうやら猫だけじゃなかったようね」

    「でもこれは少し複雑ね」

メガほむ『ついに今日ですね!』

ヶ原ほむ『私達は最悪一人生き残れば良いから皆を死なせたりしないよう頑張りましょう』

ほむら「できれば、私達も生き残りたいのだけどね」

ホムリリ『いつでも死ぬ覚悟は出来ているわ』

ほむほむ『最後にまどか達にあっておきましょうよ』

ほむら「まどか、さやか、上条くん。あとついでに中沢くん」

恭介「なんで中沢がここにいるかな?志筑さんポジション狙ってるのかい?」

中沢「いくらスーパーセルだからって志筑さんがまさか遠くへ逃げるなんて思わなかったよ」

まどか「違うよ中沢くん、フラメンコの研修にスペインに行くことになっただけだよ」

さやか「スペインに行ったのは日本舞踊の発表じゃなかったっけ?」

ほむら「何があっても避難所や保護者様の指示が出ない限り避難所から出てはダメよ」

まどか「うん!」

さやか「ほむら達を信じてるよ!」

恭介「よくわからないけど悪魔なんかに負けないでね!ってムードかな?」

中沢「武運を祈るよ」

まどか「あっ、ほむらちゃん…そうだこれを」

マミ「ここで待てば良いのね」

杏子「そろそろか…」





ほむら「最初は私の大型兵器、貴方達は使い魔の掃討をお願いするわ」



マミ「さぁ来るわよ!」
杏子「おいでなするったか!」



ほむら「三文オペラの」



マミ「開幕ね!」
杏子「火薬とリボンと刃で満席御礼!」

ほむら「先ずはミサイルよ」

   「this is america流!よくわからないけどね」ビューンビューン

ドォォォォン

ほむら「全弾命中は最早当たり前ね」ファサ

   「他のも撃ってしまいましょう。設置型や大型はさっさとあいつに……」

   「弾道計算に抜かりはないわ!鍵穴に入り込む前にやられるわけにはいかないッ!」

マミ「レガーレ・ヴァスタアリア!!」シュルルルルルル

杏子「ありがとよ!マミ!」

  「こいつら一人一人が魔女というか魔法少女並に強えから助かったよ」ドスッ

マミ「暁美さんが来るまでひたすらお掃除よ!」

杏子「おう!」

ほむら「タンクローリーだッ!!」

メガほむ『言うとおもってました』


ほむら「対艦ミサイルよ」ファサ

   「ボンバルダメント!」

ほむほむ『巴マミのモノマネは辞めなさい!』

杏子「でけえのは終わったみたいだな、でも舞台装置の奴まだピンピンしてやがるッ!」

マミ「私達も続けるわよ!!アルティマシュート!!!」ドォォォン

杏子「邪魔どもは任しとけ!!」

ごめん、今回はここまで。
眠い

おはようございます。
さやか契約阻止後からオリジナル展開だらけですね。
さやか契約阻止するとタイムテーブルぽっかり空くからなんですけど。

今日は鍵穴に入って行きたいと思います。

ほむら「巴さん!私を奴のところへ飛ばしたり、橋を架けられないかしら?」

マミ「オーケー!!佐倉さん!言わなくても判るわよね!?」

杏子「任しとけ、アレならひとっ飛びだ!」

マミ「うーん、かっこいい名前が思いつかないわ」

杏子「ほむら、槍に跨れ。リボンの弓で飛ばしてやる」

ほむら「え?、ええ!」

マミ「行くわよ!ティー…」

  「ロ!」ビュン

ほむら「ほ、ほむぅぅぅぅぅ!!??」


メガほむ『舌噛まないでくださいよ!?』

リボほむ『巴さんは射撃の天才ね、巨大な弓の軌道も瞬時に計算できるのかしら?』

ほむほむ『まさか、本当に柱に当てるとは……』

ホムリリ『あと一発くらいで折れそうね。スカート内部から歯車までだけ結界を張って街に被害が及ばないようにしましょう』

    『ファイヤー!』ボォォォォウ

メガほむ『柱折れたよ!』

ほむら『さぁ、行くわよ!』

ヶ原ほむ『いざ鍵穴!』ファサ

メガほむ『鎌倉……』

マミ「入ったようね……」

杏子「異物が入ったのに気付いたのか使い魔が増えやがったな」

マミ「……背中預けていいかしら?」

杏子「くせえな、でもって水くせえ」

マミ「さぁ、第二幕よ!」

ほむら「ここは……」

メガほむ「やっぱり結界だったみたいですね」

ヶ原ほむ「扉が四方に、そして中央にエレベーターがあるわね」

リボほむ「でも現実のエレベーターでいう電気が通ってないって感じね」

ほむほむ「この四つのランプを光らせれば動くのよ恐らく」

ホムリリ「四つの部屋に一つづつスイッチがあるって感じね」

ほむほむ「時間も無いし、手分けして行きましょう」

リボほむ「恐らくスイッチを護る魔女が居るわ。戦闘は避けられないでしょうね」

ホムリリ「個別に戦闘力を持つ私達二人は一人でそれぞれ行くわ」

メガほむ「じゃあ…私は変態と行くね」

ほむら「となると貴方と組むのね」

ヶ原ほむ「行くわよ」ファサ

ホムリリ「ここは……アリーナかしら?」

    「客は……どうやら無害のようね」

警備員「……」ギロッ

ホムリリ「へぇ……あいつがここの担当の魔女かしら?」



青鳩の魔女
元の性質は勧善懲悪
役割は客席の整備

リボほむ「ここは稽古場ね」

    「あれは引退した女優かしら?」

指導員「……」キッ

リボほむ「弓を引くのは久し振りね」

    「貴方にそんなに手間かけてられないわよ?」

リボほむ「五流教師じゃどんなに生徒が良くても飼い殺しよ?」

指導員「……」フシュルル

リボほむ「やはり魔女は魔女ね」

    「鞭は口から出すものじゃないわよ?」


教鞭の魔女
元の性質は矯正
役割は演劇指導

リボほむ「折角グロテスクをもうみなくても良いとおもって居たのに……」

    「まぁ、まどかを救えるならそれくらいね」

    「でも見て居たくないの。だから」

    「理への引導を渡してあげるわ」ギィィィィ


リボほむ「フィニトラ・フレティア」

リボほむ「スイッチ押させて貰うわよ」

    「敵が弱かったわけじゃないわ。飛影が魔界の炎を始めて使った時のようなものよね……」

    「少し休憩しないと……」



ホムリリ「うふふふふふ……ハリボテの客は皆焼けちゃったわよ?」

警備員「……!」ブンッ

ホムリリ「ぐっ……仕事減ったんだからむしろ感謝されるべきじゃないかしら?……」ガクッ

警備員「!!」ブンブンッ

ホムリリ「芸が無いわね…!」ブォンッ

警備員「!!??」ドォ

ホムリリ「炎は纏うことも出来るのよ」ファサ

    「あ、三つ編みなんだった」

ほむほむ「……ここって」

メガほむ「オフィス…?」

事務員「……」ツカツカ

メガほむ「来ますッ!」

ほむほむ「構えなくていいのよ。先ずは出鼻を挫く、自分のペースに巻き込むことが大事」

    「44マグナムよ」ドォン

事務員「……」ドスッ……ツカ…ツカ

ほむほむ「……へぇ…やるじゃない」

    「思ったより手こずりそうね」


筆の魔女
元の性質は淡々
役割は事務

ほむほむ「だったら…」

    「これはどうかしら?」ズゴオォン

メガほむ「rpg-7!?」

ほむほむ「あら?二周目で知ってたかしら…」

メガほむ「いや、盾の中の物をちょっと色々勉強して……」

ほむほむ「そう、熱心ね………」

    「どうやら悠長にお話できるほどの相手じゃないようね」

事務員「…!…!」ツカン ツカン

メガほむ「時間停止が使える間にカタをつけたいな……」

ほむほむ「やられる前にやるわよ。貴方は時間停止で回り込んでスイッチを先に押してからこいつに一撃お見舞いして頂戴」

    「私は熱線兵器を準備するわ」

事務員「!!??」ベコォ

メガほむ「解体用ハンマーです!」

ほむほむ「ゴルフクラブより強いじゃない……退いて!」

メガほむ「は、はい!」

ほむほむ「ティロ・ソーレ!!」ホムッ

    「……太陽の射撃ってつもりだったわ」フンス

メガほむ「流石に焼き尽せば大丈夫ですよね…?」

ほむほむ「ええ、行きましょう」

ほむら「……嗅ぎなれた匂い」

ヶ原ほむ「畳ね」

ほむら「ここは書斎かしら?」

ヶ原ほむ「劇場お付きの作家はどうやら日本人の様ね」

ほむら「とんでもない魔力を感じるわ……」

ヶ原ほむ「少なくともお菓子の魔女と人魚の魔女を同時に相手取るくらいには」

平安美人「……」スー…

ほむら「来るわよ!」

ほむら「顔のパーツが全部口!?」

ヶ原ほむ「口からなんか出てくるわよ!」

魔女「」ゴボガバドバ

ほむら「墨!」

ヶ原ほむ「いえ、文字よ!」

ほむら「ッ!?畳が溶けた?」


文の魔女
元の性質は落差
役割は戯曲

ヶ原ほむ「即死攻撃なんて冗談じゃないわよ……」

ほむら「時間停止でスイッチを押して逃げましょう!」カチャ



ほむら「なっ、追って来るわ!縄張りを侵した敵ではなく、単なる敵として見られている!」

ヶ原ほむ「墨が紅い…紅……恋文…まさか……ッ!?」

ほむら「……小野小町ッ!」

ほむら「だとすれば…この魔女は相当強力……」

ヶ原ほむ「一筋縄では行かないようね」

ほむら「こんなところで立ち止まるわけには……」

ヶ原ほむ「……」カチャ



ほむら「……なっ!?」

ヶ原ほむ「運が悪いのか、弓か炎がこっちと当たれば私達ほど苦労することはなかっただろうに……」

    「でも運が良いのか、相手は文面だけの醜女、口先だけの女狐にはうってつけの相手じゃないかしら?」

    「貴方は先に戻って、下に降りなさい。時間が無いわ」

ほむら「でも……!」

ヶ原ほむ「目先の犠牲より、あとのことを考えなさい。それじゃあ今までのまどかと同じよ」

    「まどかがそれを乗り越えたのに貴方がそうなってどうするの?」

ヶ原ほむ「さて……話術サイドとかまた言っちゃったワケだけど…」

小町「」ゴボォ

ヶ原ほむ「魔女に話が通じるわけないじゃない……通じれば杏子を何度も死なせることは無かったわよ」

    「杏子……ね」

    「魔力を沢山注いだ武器で畳んでやるわ」

    「このチェンソーなんてどうかしら?」ギュイイイイイイイン

    「即死持ちのゾンビには背後からこれでズバッと逝くのが定石じゃないかしら?」

━━━━パリン

ほむら「……」グスッ

ほむほむ「……これで三人目……」

メガほむ「三人とも助かったかもしれないのが余計に……」

リボほむ「zzz…」

ほむほむ「魔女の結界よ。相手に合わせて組み変わるなんてこともあり得なくない」

ほむら「……」ボロボロ

ほむほむ「それに、婆さんはどうせ嬲り殺しにしていて、リボンのこの子は必殺技の反動で眠りこけてるわ。ソウルジェムはそんなに穢れてないけど」

メガほむ「私達三人も一緒にやれば四分の一で……」

ほむら「……あれは魔力を最大限注いだ武器強化ではなく、いわば魔力の暴走よ。四分の一に抑えるなんてマネは出来るのは自爆を得意とする魔法少女くらいね」

メガほむ「……」

ほむら「自分は犠牲になるのは厭わないけど……」

ほむほむ「他の私を失うのは辛い?」

ほむら「ええ……」

ほむほむ「それも仕方ないわね。同じ私でも全員ほぼ別人みたいな性格」

    「私も実は…」

ホムリリ「あー、しゃらくさい鳩だったわ。魔力節約しなくちゃいけないから結構食らっちゃったわ……時間停止が使えないのは結構痛かったわね」

ほむほむ「空気読めよォ!!クソババアァァァァ!!」ホムー

リボほむ「……zzz」

ほむほむ「この子はまだ起きないわね……」

ほむら「私が担いでいくわ。実質何もしてないもの」ヒョイ

   「こころなしか、他の私より重い気がするわ」

メガほむ「巴さんのケーキですね」

ホムリリ「降りるわよ」

メガほむ「うっ……この臭い……」

ほむら「血とアルコールの臭いね」

ホムリリ「私の焔や、貴方達の火器は使えないわ」

    「する必要の無い自爆をするなら話は別だけどね」

ほむら「あなたッ!」

ホムリリ「殉死と犬死は違うわ。ここで火を出すのは後者よ」

メガほむ「……奥に何かいます!」

ほむほむ「鉄の処女と酒樽……中央に座すは……」ホムゥ…

ほむら「エリーザベトッ!!」

メガほむ「この狭い鳥籠の中で?」

ほむら「そっちじゃないわ」

ホムリリ「乙女の血で若返るとかほざいた元から魔女みたいな奴よ…」

ほむら「こいつまで魔法少女だったとは……」

ホムリリ「いいえ、こいつは魔法少女の契約の願いで人間から直接魔女にされた物ね。少女の頃からなら魔力で若さなど保てるはずよ」

メガほむ「成る程…そういう契約もアリなんだ……」

ほむほむ「こいつは美しさの為とか言ってたけど、半ば趣味でやってたに違いないわ」

    「でなきゃ鉄の処女なんて使わないからね!」

    「この腐れ変態は任せなさい!」ホムッ

    「弓も焔も火器もダメなら、どの道私が行くしかないからね」

ほむら「な、何を使うと云うの?」

ほむほむ「安心なさい、自爆なんてマネはまだするわけにはいかないわ」

    「単にこの武器の真の使い方を知ってるのは私だけってことよ」ホムッ

メガほむ「それは……」

ほむら「ボウガン……?」

ほむほむ「この時間軸に来て、リボンのこの子が羨ましくて仕方なかったわ」ホムホム

    「まどかのリボン、まどかの弓を持っていたからね。まぁ、聞きかじった感じ重い背景があるんだろうけど」

ほむほむ「これまでの時間軸、私はあの頃、そう、貴方の居た頃の時間軸のまどか、私達が憧れたまどかの力を求めた」

    「まず、魔力で弓を作ろうとしたわ」ファサ

ほむら「まぁできないでしょうね」

ほむほむ「ええ、私に武器を作るなんてことはできなかった。次は実物の弓に魔力を通して使ってみたわ」

メガほむ「弓道やアーチェリーのですね」

ほむほむ「でも、威力や狙いの定めにくさなどが問題だったわ。まどかの弓だって実際は追尾ビームだし」

    「だから狙いに関しては慣れている銃に近い方が良いと思ったのよ」

メガほむ「それで妥協してボウガン……」

説明パートなのに眠い!
危険だから朝書くね。
あんまり書けなくてごめんなさい。

ほむほむ「でも私はまどかへの愛だけで劣化武器を使う程のバカではないわ」ホムホム

    「矢をめちゃくちゃ大きく、重くしてやったわ。タングステン製よ」ホムッ

ほむら「ボウガンにしちゃ、それ自体も大きすぎるわね」

メガほむ「でも…これ飛ばないよね?下を這いずる感じになりそうだけど…」

ほむほむ「ええ、これは飛ばす武器ではないわ。落とす武器よ」

ほむら「まさかアレの真似事かしら?」

ほむほむ「察しが良いのね。宇宙からタングステンの杖を落とすあの神の杖と同じよ。高さが足りなくてもこれくらいならボウガン部分に魔法をかければなんとかなるもんよ」

ほむほむ「さぁ、幸いまだ気付かれて居ないわ」

    「私は天井に向かうわ」

ほむら「だったら私達は……」

メガほむ「あいつを鉄の処女に!」


ホムリリ「この子まだ起きないのかしら……それとも起きられないのかしら?」

リボほむ「zzz…」

ほむら「気休めに持っていた改造エアガンが役立つとは……牽制だけど」

メガほむ「ハッチ開放しました!」

ホムリリ「ちょっと違うと思うわそれ」

ほむら「解体用ハンマーなんてなんで持っているのかしら…?近接武器は慣れないけど」ブォンフォン

   「当たらないわね……避けることには特化してるのね……でも」ブォン

メガほむ「誘導には乗ってくれたね!」ドンッ

    「アイアンメイデン号、総員一名、搭乗完了。ゲート閉鎖致します」ガチャン

ほむら「鍵をかけて……こじ開けられない様ベコベコに曲げておきましょうか」ゴァンゴォン

   「準備整ったわよ!」

ほむほむ「オーケー!」

    「全く…天井に張り付くのも楽じゃないのよ?フックは使ったけど」

    「さて……アレ目掛けてこれを落とせば良いのね……」ジャキ

    「魔女に下す鉄槌をッ!!」



━━━━メゴォ
━━━━━━━━ウグチョオ


ほむほむ「フィニッシュね」スタッ

    「これを使って負けるわけが無いのよ」ファサ

メガほむ「下に行く階段が出てきましたよ!」

ほむら「喜んでも居られないわ……下にこの液体が流れ込んで行く……」

   「この階みたいに些細な銃すら使えないなんてことはないだろうけど……」

ホムリリ「焔や爆発、熱線は使えないわね」

ほむほむ「折角爆弾やバズーカの弾を大量に確保したのに……」ホムゥ…

(本当はここでほむほむ殺そうと思ってた)

ほむほむ「また薄暗いわね……」

ほむら「土臭い……」

メガほむ「それでもってまだ血やアルコールの臭いが……」

ホムリリ「この子の眠りが深まった……眠りの呪いをかけられていたのね…!」

魔女「ー!ー!ー!!」ファンファン

ほむら「十中八九卑弥呼ね」

   「デザートイーグルでも撃ち込んで牽制しておきましょう」カチャ ズドォォォン

魔女「ー!ー!ー!!」シュッ ファンファン

メガほむ「何も無いのに弾が逸らされた…!」

ほむほむ「だったらゼロ距離というか密接ならどうかしら」ガチャ ドン!!

魔女「ー!!」グニュ

ほむほむ「気持ち悪いわね……変形してまで避けて垂直に弾を飛ばすなんて」

ホムリリ「恐らくこいつも攻撃が当たらない型。さっきは避けるタイプだけど、今回は逸らすタイプね。無闇に攻撃すると自分に当たるわよ」

メガほむ「じゃあどうすれば……」

??「こんなところで止まってる場合じゃないでしょう?」

マミ「そうでしょ、暁美さん?」

ほむら「と、巴さん!?」

マミ「間に合って良かったわ、ここは任せて頂戴」

  「ティロ・ボレー!!」

メガほむ「そんなことしても避けられ……」

魔女「ー!!ー??ー!」ススススッ

メガほむ「言わんこっちゃな……」

ほむら「いいえ、計算済みよ。逸らされた着弾点までね」


マミ「ふふ……」シュルルルルル

ほむほむ「派手好きのイメージが強いけど、その前に縛るのは彼女の十八番よ」

    「縛られるのも実は好きらしいけど」ホムッ

マミ「どうやら対面した相手からの攻撃はオートで避けるけど、罠には弱いようね」

  「さて、一切身動きできないなら避け様が無いわよね?」

マミ「火薬を使わない砲撃が出来るのは私の専売特許でしょう?」

  「決めさせて貰うわよ!!」



マミ「ボンバルダメント!!!」ドォォォォォン

  「駄目押しにティロ・フィナーレ!!!」ドォォォン


マミ「ティロ・フィナーレは必殺技ではなく掛け声よ」フフン

ほむほむ「いきなり現れていいとこ持ってくなんて貴方らしいわね」

マミ「ええ、だけど…大技を連発したから…しばらく戦えそうにないわ……私はここで休ませてもらうわ」

ほむほむ「戦線離脱!?理由は最もだけど!」ホムッホムッ

マミ「ごめんなさいね…頑張って頂戴!」

ほむら「行くわよっ!」ファサ

メガほむ「……ここは…」

ほむほむ「随分とポップな空間ね。どこぞの恵方巻きの結界を少し彷彿とさせるわね」

ホムリリ「ここの主は恐らく歴史人物ではないでしょうね。燃やしてしまいましょうか?」

ほむら「いえ……巨大なお菓子用の酒のボトルが……」

ほむほむ「酒にまみれすぎじゃない!!??鳥籠の魔女が狂喜乱舞するわよ!?」

ホムリリ「まるで私達が来るのがわかってたみたいじゃない……?」

魔女「……」フワンフワン

ほむら「外に居た使い魔の親玉みたいな感じね」

ほむほむ「あいつ回復も使うから面倒なのよ……」

メガほむ「来ます!!」


ドゴォ

魔女「━━━━!!??」

??「ハァ……」

メガほむ「えっ……」

杏子「てめぇの相手は…あたしだ!」キッ

ほむら「全身火傷だらけじゃない!!私達が戦うから休んでいて!」

杏子「……見かけ程やられてねえ。お前らの方がへたばってるだろうよ」

メガほむ「嘘!焼けた肉の臭いがします!」

杏子「それはこいつの匂いだろ?うんまい棒、食うかい?」

ほむほむ「頂くわ」シャクシャク

ほむら「途中で巴さんが居たのは見たかしら?」

杏子「マミ?居なかったぞ?」

メガほむ「えっ……」

ほむら「その心配はないわよ。彼女が来るなら私達と違って生身だから死んでも身体は残るはず。きっとあそこから動いたのよ」

杏子「とりあえず、ここはあたしに任せろ」ジャキ

ほむほむ「あんこちゃん!頑張って!」ホムッホムッ

杏子「弾を撃つには近く、近接武器は届かない中距離に位置するあたしはあんたにとっちゃ都合が悪いんじゃないか?」シュッ

ほむほむ(時間停止して殴れば時間はかかるけど倒せそうなんだけどな)

魔女「」ウニュ

杏子「ゲッ!?オート回復かよタチ悪い……」

ほむほむ(やっぱり任せて良かったわ)

杏子「だったら…こうするのがいいんじゃねえか?」ジャキジャキジャキ

杏子「マミの派手好きがうつったわけじゃねえぞ?」

  「全方位隙間なしに槍をぶちこんでやりゃ負けやしねえだろ?」

  「あばよ」ドスドストス


ほむほむ「流石あんこちゃんね。なでなでしてあげるわ」ホムホム

杏子「ああ……少し疲れちまった……あとはお前らに任せよう…かな…zzz」

ほむほむ「……膝枕とかしてあげたいところだけど、先を急がなくては……」

メガほむ「ファンシーな枕があったよ?これ使おうよ」

ほむら「……行きましょう」

とある世界
━━━━

ほむら「すぅ…すぅ……」zzz

マミ「……暁美さん今日も目を醒まさないわね」

杏子「おーいマミ、コーヒー買ってきたぞー」

マミ「私はコーヒー飲まないわよ……暁美さんのためにとっておきましょう…」

ほむら「フィニトラ……フレティア……」zzz

マミ「!?」

ほむら「……あれ、ここは巴さんの部屋?エレベーターは?」

マミ「おはよう暁美さん、一ヶ月も眠り続けるなんてどうしたの…?魔獣との戦いで頭を打って気絶してたのは一日くらいであとはずっと寝ていたじゃない」

ほむら「魔……獣?今までのは全部夢なの?」

マミ「夢?というかフィニトラフレティアってまさか私の必殺技ノート見たのかしら?」

ほむら「いや、あれは貴方がまどかに……ってそうじゃなくて……」

ほむら「……今までのは全部夢だったのかしら?」

   「でも私はあんこちゃんなんて呼び方聞いたことないし、まどかの下着に興味を示したことはない……」

マミ「また『まどか』のことかしら??美樹さんが導かれた後に話していた」

ほむら「いや、正確にはこの世界に来る前の話よ。この一ヶ月私は元の世界に居た。そして超弩級の魔女の体内ダンジョンに潜り込んで、出て来た中ボスに弓でキツいのをお見舞いしてやったのよ」

マミ「……なるほど」

ほむら「反動で私は眠ってしまった。と思ったらこっちで目覚めたのよ」

マミ「……それで、貴方はどうしたいのかしら?」

ほむら「最後まで戦いぬきたいわよ……」

マミ「そう…じゃあ……」ドゴォ

ほむら「ごふぅ!?」グタッ

マミ「おやすみなさい!頑張って!手荒なことしてごめんなさい!」ペシペシ

杏子「」

━━━━

リボほむ「ん…おはよう……後で巴さんにはすき焼きの牛脂を食わせておきましょう……」

ホムリリ「やっと起きたのね……」

ほむら「……また一人死んだわよ」

リボほむ「えっ…私が眠っている間に…?」

メガほむ「あのよく喋る人が……」

ほむほむ「というか手分けしてる時ね。四つのうちのハズレを引いてしまって、自爆攻撃をしたわ」

リボほむ「……」

ホムリリ「この際、進む以外のことは考えなくていいわ」

ほむら「今度は荒廃した街ね。年代は……戦前くらいかしら」

ほむほむ「大体見当は付いたわ。アンネフランクね」

リボほむ「とりあえず弓や焔でどうにかしましょう」


魔女「」シクシクシク

ホムリリ「居たぁ」ボォォォウ

リボほむ「行くわよ」ギィィィィィ

ドォォォォン
ボォォォォォ


魔女「」シクシクシク

リボほむ「なっ……」

ホムリリ「火力要員扱いされてたのにその火力封じられたり、効かなかったり。もうなんなの……」

ほむほむ「魔法が効かないなら私の出番ね。熱線兵器準備するわよ」ホム

メガほむ「は、はい!」

ほむほむ「プロミネンス!プロミネンス!」ビィィィィィィ


魔女「…ゲホッ」シクシクシク

  「」ニタァ

ほむほむ「そんな効いていないッ!?」ホムーン

リボほむ「来るわよ!」

メガほむ「ハンマー構えました!」

ほむら「私は日本刀で」ギラッ

魔女「」ガザガサ

ホムリリ「這って来るとか趣味が悪いわね……」

ほむら「時間停止かけてボコボコの」

メガほむ「ズタズタにしましょう!」ガチャ



カチャ
ほむら「……流石にここまでギタギタにすれば……」

魔女だったもの「」シュルルルルル

リボほむ「なんか出てきたわよ!」

ホムリリ「呪いの塊ね。もはや溶けた魂でも無いわ」

リボほむ「アレが本体で、あっちは鎧と人格ってところかしら」ギィィィィィ

    「対呪いなら私が一番向いているわ」

    「魔女ならまだしも残念ながら呪いだけのものには居場所は無いのよッ!」シュウウウウウ

サァァァァ

メガほむ「よしっ!」

リボほむ「進みましょう」ファサッ

ほむほむ「ちょっと片付けるのを待って頂戴!」ホムー

ちょっと敵のアイデアが尽きてきたから一回あのスレ覗いて拝借してくる


投下中の横レスとか全然構わないからね!
乙レスはみんなよくくれるけど

ほむら「砂…砂…砂…」

メガほむ「砂漠だね……」

リボほむ「ここはただの中継地点ね。魔女の気配もない」

ホムリリ「ピラミッドがあるわね。扉は無いけど軽く攻撃すれば開きそうね」

ほむほむ「ガッツハンマーッ!!」ホムン

    「それぇ!!」ドゴォ

バラバラ

リボほむ「……行きましょう」

ほむほむ「はぁーい……ここにはなんの魔女が居ると思うかしらァー?」ホムホムン

ほむら「クレオパトラ」

メガほむ「クレオパトラだね」

リボほむ「クレオパトラね」

ホムリリ「鳥取県知事の娘の成れの果て」

ほむほむ「まぁクレオパトラよね」ホムホム

リボほむ「恐らく中心も随分近いわね」

ほむら「あのコブラと牛がくっついたみたいなのがそうね」

   「焔は狭いから酸欠になる可能性があるわ。辞めておきましょう」

   「私が行くわ」ファサ

魔女「フシュルルルルル」



ほむら「まずはアサルトライフルよ」ダダダダダダダ

魔女「ウォォォォォォウウ!!!」バスバス

ほむら「有効打ね。そこ迄強くないわこいつは!攻撃も!」シュッ

ほむほむ「……」

ほむら「次はショットガンからの…」ドォォォン

   「日本刀で一閃ッ!」シュッ


メガほむ「そろそろあの刀限界ですね」

リボほむ「でもなきゃ銃の利点は無いからね」


ほむら「当たらないわよ!それっ!」シュッドゴォ

魔女「ゥォォオオオオオ!!??」メメタァ


ほむら「そろそろ仕上げに入るわよ!」

   「バズーカ砲よ」ボォォォォン

ほむら「あっけないわね。階段も出てきてるしお菓子の魔女みたいな第二形態があるわけでもなし」

メガほむ「先を急ごう!もうそんなに部屋は無いよ」

ほむほむ「……」カチャ

ガキィィィィン


ほむら「!?」

ほむほむ「……最後に一発追尾弾を放ってたわ。上に向けてね」

    「気を付けなさい。盾で防げる攻撃だったから良かったものの」

ほむら「ごめんなさい……」

リボほむ「さぁ、気をとりなおして行きましょ」


ほむほむ「ねぇ……少し休憩していきましょ?。そうね……このループを抜けたらの話をしましょうよ」

ほむら「ちょっと…そんな暇…」

ホムリリ「……いいじゃない。少しくらい」

リボほむ「……私はまどかにはあんなこと言ったけど、やっぱりまどかが望んだあの世界に帰ろうと思うわ」

ほむら「あら、帰ることができたの?」

リボほむ「ええ。だから弓だけ残して帰るつもりよ。向こうとはソウルジェムが別だから」

ホムリリ「へぇ…私はそうね、目的を達成したら案外消滅してしまうかもね」

メガほむ「そんな…」

ホムリリ「魔女なんて感情と呪いの塊だからそれくらいがいいのよ。それにこんな老いぼれになってしまったし」

ほむら「……私はそんなこと考えたこと無かったわ。単に一心不乱にまどかを救うことだけを考えて居たわ」

ほむほむ「そうね…私もそんなものだったわ。でも、ある時この質問をされて、そこから段々変わって行ったわ」

メガほむ「私は……普通に皆と幸せに過ごしたいかな……」

ほむほむ「……私もね……」

ほむほむ「私もね…普通に学校に通って…帰り道に寄り道して……たまにはまどかとかの家に泊まったり…週末はちょっと遠出して…そんな生活がしたかった」グスッ

メガほむ「かった……?」

ほむら「ちょっ…なんで泣い…」

ほむほむ「高校に上がってもそんな感じで、東京の大学に進学して、仕事に就いて…まどかみたいな優しい人と結婚して……そんな人生を歩みたかった!」ボロボロ

リボほむ「貴方…もしかして…ッ!」

メガほむ「えっ、ソウルジェムが真っ黒!!」

ほむほむ「貴方よりループ回数が私の方が多いのよ。貴方の心はまだ治るわ。私はもう半分壊れてるから……だから死ぬのは貴方じゃなくて私で良かった……」

ほむら「また…私のせいで……」

ほむほむ「気に病まないで。頑張って、あと二部屋だけよ。むしろここまで残れたことを誇りに思うわ」ホムン

    「あゝ…最後に看取ってくれるのがまどかだったら良かったのにな……」

メガほむ「これ……まどかから預かってたハンカチ……これはあなたが」ギュッ

ほむら「……」

リボほむ「あの魔女は人数を削るための魔女ね。あの一撃に魔女の力の大半が使われていたと言っても過言ではないわね」

ホムリリ「ここで、ウジウジしてたってソウルジェムが濁るだけよ。あと少しなんだから行きましょう」

メガほむ「……」

ちょっと64やりたくなったから中断。
残り二体のうち片方はもう見当ついてますよね。

ドンキーコング64やってました。
ゴールデンバナナあと21本……
ミニゲーム難しすぎ。
n64コインも取れないし

多分再開します。

リボほむ「とうとう私達も四人ね……」

ほむら「あと二部屋だとすれば足りそうだけど……」

メガほむ「最深部にどんなのが居るかわからないからなんとも……」

ホムリリ「世界三大美女のうち二人にやられてるから、あと一人も出てきてもおかしくないわね」

ほむら「楊貴妃って誰だったかしら」

メガほむ「中国ってことはわかりますけど……風景から言って楊貴妃は無いですね。青い石の壁ですし」

???「……来たか」

ほむら「なっ!喋った!?」

???「喋る魔女が珍しいか?其処にも居るというのに」

ホムリリ「貴方みたいに呪いを振りまく魔女と一緒にしないで欲しいわね」

???「ふん、他人の願いで永らえたか、他人の呪いで言葉を取り戻したかの違いだろう」

ほむら「貴方は…ジャンヌダルクだった者かしら?」

ジャンヌ「いかにも。お前らは暁美ほむらだな?」

リボほむ「ええ。舞台装置の魔女を内部から壊しに来たわよ」

ジャンヌ「……」

ジャンヌ「見たところお前らも消耗が激しいだろう。私と殺し合いではなく、サシの決闘を行おう。身体強化以外の魔法無しで私に膝をつかせたらここを通してやる」

ホムリリ「どういう風の吹きまわしかしら?」

ジャンヌ「さぁな。お前らを敵と判断してるかも怪しいんだ。だが、本能的に戦いを求めている。これは神の導きか中核の意志か。どうでもいい、一人ずつ相手してやろう」

メガほむ「私が行きます。武器はハンマー」

ジャンヌ「鎧くらい叩き割る勢いで来い。それでも私は立っているだろうがな」

メガほむ「時間停止が無くてもッ!」グッ

    「覚悟とちょっとの力があれば!」ドゴォン!!

ジャンヌ「遅過ぎる。まぁ当たっても大したことないな」

メガほむ「遅いなら…!」ブォンブォン

    「遠心力を使うまで!!」ズォォン!!

ジャンヌ「……弱いな」

ジャンヌ「剣を抜くまでもない。鞘で君に膝をつかせよう」ズイッ

スコーン

メガほむ「!?」ガクッ

ジャンヌ「覚悟は良いが、経験が足りない。君さえ良ければここで稽古をつけやってもいいぞ?私を倒せなければ先には進めないし、今更帰るようなタマでもないだろう?」

メガほむ「くっ……」


ほむら「……近接武器は日本刀しか練習していないわ……」

リボほむ「終盤は銃と爆弾、それと今の弓しか……」

ホムリリ「……」

ジャンヌ「……次は誰だ」

ほむら「私が行くわ。武器はボウガンの矢で」

ジャンヌ「はぁ…?それがボウガンの矢なのか?金属の塊にしか見えないな」

ほむら「そうね、単なるタングステンの棒よ」

ジャンヌ「バカにしてるのか?」

ほむら「……日本刀が使えなくなった今近接武器の残りはこれと警棒だけなのよ」

ジャンヌ「そ、そうか……」

ジャンヌ「……鎧を壊したことは褒めてやろう。だが、それでもダメだな」

ほむら「ここで…終わりなの……?」


リボほむ「ねぇ、お婆ちゃん……こいつ普通に時間停止とかrpg-7とか爆炎とか弓でぶっとばせないかしら……」

ホムリリ「無理ね。私達二人は確実にやられるわ。それくらい強い。」


???「あと少しなんだからこんなところで止まってるなよ」



さやか「ほむら」

メガほむ「あなた……」

さやか「ごめんね、あんたが頑張ってたり、何人か死んでるとなるとほっとけなくてさ」

   「……成る程、あんたが歴史に出てくるジャンヌダルク?」

ジャンヌ「いかにも」ギロッ

さやか「ひぃ!」ブルッ

ゴロッ ドサッ

メガほむ「え」


リボほむ「頸が取れた……ッ!?」

さやか?「あーあー、頸取れちゃった……酷いことするよね…ギロチンなんて」ペタペタ

ほむら「ギロチン…?」

ジャンヌ「……使い魔風情が煩いな」

さやか?「剣の腕に身分は関係ないよ。決闘なら魔女だろうが使い魔だろうが魔法少女だろうが生身の人間だろうが」

    「オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフ、ジャンヌダルク殿に決闘を申し込む!!」

ほむら「……」ギュッ

アカン、眠い。
ドンキーコング64のトラウマはかぞえきれない。
ノーティおとしで発狂

さやか「あたしの武器はこのフランベルジェと…」

   「あたしの頸を落としたギロチン」ジャキ

ジャンヌ「私は変わらずこの剣で相手になろう」

さやか「舐めない方がいいよ?」

   「あ、忘れてた」

   「音楽プレイヤーを…っと」

ジャンヌ「舐めてるのはお前だろうが」

さやか「あたしなりのドーピングだよ」

   「曲目は…アヴェマリア」

ジャンヌ「準備は済んだか?」

さやか「応!」

さやか「あったらないなー!!」ユラユラ

ジャンヌ「くっ……しかしお前も何も攻撃しないではないか!」

さやか「んー…じゃあ曲を変えるか」

   「symposium magarum」

ほむら「!?」

さやか「この曲聴くとなんか涙出てきちゃうんだよね……」ボロボロ

ジャンヌ「動きが鈍ってるぞ!」

メガほむ「真面目に戦ってください!」

さやか「騒ぐな騒ぐな子猫ちゃん。音楽が聴こえなくなるでしょ?」グスン

   「どりゃあ!」ドォォォン

ジャンヌ「!?」サッ

ホムリリ「威力がデタラメ過ぎる……」

ほむら「床が抉れた……」

さやか「鎧砕けてるんだっけ?」ボロボロ

ジャンヌ「タングステンとやらで砕けたな。私には傷一つついていないが」

さやか「鎧がないならフランベルジェの方が良かったかな?」スラッ

ほむら「なんで普通のサーベルじゃなくてフランベルジェなのよ……」

さやか「それ」スッ

ジャンヌ「おおっと?」

さやか「いい線行ったと思ったんだけどなー」

ジャンヌ「実力は本物か……私も本気を出そう」

さやか「えっ、じゃああたしも」ピッ

さやか「あんた将軍だったんだっけ?」

   「ってことは作戦とか練ったりするの得意だよね」

   「だからあたしもその辺流で対抗させてもらうよ!」

メガほむ「……」ゴクリ

さやか「high time」

   「」ドンッ

ホムリリ「ハチワン……」

さやか「……」

リボほむ「なんか凄い気迫が…」

ジャンヌ「獣のようだな」ギリッ

さやか「うるせぇゴリラ」

ジャンヌ「テヤァァァァッ!!」グアッ

さやか「……」ガスッ

メガほむ「……敢えて受けた……のかな?」

さやか「子猫ちゃん、ご名答。カルカンあげよう」ギラン

   「剣が私から抜けなくなってるから聞くけど、今から凄いのやるけど命の保証はしかねるよ?」

ジャンヌ「負ければ自決するつもりだ。負けないがな」

さやか「じゃあ、アッディーオ」ジャキ

ズガンズガンズガズガズガズガズガガガ

リボほむ「さっきのデタラメなのを高速連発!?」

ほむら「私の盾でも砕けるでしょうね」

さやか「相手に本気を出させた上だから問題ないよね?」

ほむら「それより…貴方は美樹さんではないの?」

さやか「うんにゃ、違うよ。私は森の処刑台から来たんよ」

メガほむ「ってことは…さっきの二人も」

さやか「そうだよ。本物は外で祈ってるんじゃないかな?」

   「おっと……時間かけすぎたなー。元の魚に戻っちゃうよ」

   「最後の部屋、頑張れ!あんたらなら行ける!」

ほむら「……長かったわね」

リボほむ「死んだ私達の為にも、私達の未来の為にも負けられないわよ」

ホムリリ「弔い合戦ね」

メガほむ「開けますよ!」

ほむら「行きましょう」ファサ

ほむら「あら……外に出てきてしまったのかしら?」

メガほむ「森だね……」

リボほむ「似てるようで別ね。処刑台も無いし、見なさい、あんな高い建物は私達の結界には無いわ」

ホムリリ「あの城に入れば良いのね」

ほむら「天井が高いだけで一階層のようね」

ホムリリ「また城の中を片っ端からとかだったら城全部に火を放つわ。全魔力使ってでも」

リボほむ「気持ちはわかるわ」

メガほむ「さぁ、突入しましょう!」

ほむら「……見覚えのある格好ね」

ホムリリ「古典的な魔女の格好よ。私とは無関係なはず」

リボほむ「古の魔女ってところかしら?」

メガほむ「……」

魔女「……ここまで来た魔法少女達は二グループ目だね」

ほむら「前に来たのが居るなんて思わなかったわ」

魔女「前の奴らはほぼバテてたから久しく戦うわね。楽しみよ」

ごめん、眠い。
自分でも何かいてるかわからなくなって来た。
頭がティロティロしてきた。
夕方に書く多分。

魔女「貴方たちを殺したりはしないわ。女優にしてあげる」

ほむら「ゴールデンラズベリー賞確実ね」

リボほむ「演技は苦手なの私達」

魔女「安心して、演技指導が精神の隅まで行き届くから」

ホムリリ「冗談じゃないわね」

魔女「インキュベーター被害者の会のよしみで教えてあげる。私で本当に最後よ。」

  「私さえ倒せればね!!」シュイイイ

メガほむ「外と同じ熱線!」キイィィン

魔女「盾で受けるのは感心しないわねぇ……ピラミッドの呪いみたいなのがあったら御陀仏よ?」

ホムリリ「ご丁寧なことね。そっちが線ならこっちは球で行かせて貰おうかしら?」

リボほむ「矢と焔の弾幕でも張らせてもらおうかしら?」シュバババババ

ほむら「こっちも熱線あるわよ!」シュイイイイイ

メガほむ「バズーカはこの際全弾!!」ドォンボォンドォン


ズゴォォォォン


魔女「……ハン、思ってたよりは元気有り余ってるじゃないの」

ほむら「多くの犠牲のおかげでね」

メガほむ「まだ余裕そう……」

ホムリリ「こっちだってまだフルではないわよ」

ホムリリ「そういえば、私が何故炎を使うかわかるかしら?」

メガほむ「えっ…ほむらだから」

リボほむ「……その回答予想はしていたわ」

ほむら「インキュベーターの計画への反逆ね」

ホムリリ「そう、私が呪ったのは、まどかを救えなかった自分は勿論、まどかからエネルギーを取ろうとする奴らよ」

    「故に私の炎の本質は、あらゆるエネルギーを燃やし尽くすこと!」

魔女「ハッ、やってみろ!!」

ホムリリ「こいつの攻撃はすべて撃ち落とすわ!貴方たちは本体を叩きなさい!」

ほむら「了解したわ」スチャ

   「結局使わなかったトリモチよ」ボムン

魔女「フン!これくらいすぐ抜け出せるわ!」ベチョオベチョォ

メガほむ「それまでの間に打ち込めば良いだけ!!」ヒュウウウウウ

魔女「ぐふっ……ジャンヌの鎧を砕いた金属棒か…」ドグシャア

リボほむ「勿体ぶらずに使わせてもらうわよ!!」ギィィィィィィィ

ホムリリ「……シューティングスター」

メガほむ「武器がもう……」

魔女「……」ゼェゼェ

ほむら「あと少しなのに……」

リボほむ「大技連発しすぎた……身体が動かない……」

ホムリリ「……私はまだ行けるわよ」

メガほむ「お婆ちゃんなんか…小さくなってない?」

ホムリリ「気のせいよ……日本刀をよこしなさい」

ほむら「でも、あれは刃こぼれしてるわよ…?」

ホムリリ「どうせ魔法で固めるわ」

魔女「どうした、自爆でもする気か?」

ホムリリ「私は魔法少女じゃないから魔力の暴走はできないわよ。まぁ既にしてるようなものだけど」

ホムリリ「妖刀ならぬ熔刀。全力込めさせてもらうわよ」ギラッ

魔女「だったら私も全力をこの杖に込めさせて貰うわね」ゴゴゴ


リボほむ「泣いても笑ってもこの一撃で決まるわよ」

ほむら「彼女を信じましょう」

魔女「ハァァォァァ!!!」ブォォォォォン

ホムリリ「やっぱ避けましょ」ササッ


ほむら「」

メガほむ「」

リボほむ「」

ホムリリ「なんたって本気だしたら地表の文明滅ぶ魔女の全力の一撃よ?」

    「くらったら消滅よ、消滅」ホムッ

    「まぁ力の塊の魔女が全力出したらもう何もできなくなるけど」ホムホム

魔女「」ピクピク

ホムリリ「とりあえずトドメを刺しましょう」ドォォォン

    「さ、全部終わりよ!!」

ほむら「あの……まさか貴方…」

ホムリリ「ええ、あの変態を経由したループの成れの果てよ」ホム

    「あ、やっべ、さっきの攻撃で服が吹っ飛ばされてるわ」

    「まぁ帽子と下着だけあればなんとかなるわ。帽子は気に入ってるし、下着はまどかとお揃いだしね」ホムン

メガほむ「……顔と手以外は」

リボほむ「私達と同じなのね……」

ほむら「悪質なコラ画像みたいだわ」

ホムリリ「あの青魚の魔女だってあの鎧引っぺがしたら目玉こそなくても外見はそのままあの青魚が出てくるじゃない」

    「というか私のことなんてどうでもいいじゃない!!もっと祝勝ムードに浸りましょうよ!!」

ほむら「なんというか……実感が無いわ。今までが酷すぎて自分の成れの果ての方が気になってたわ」

メガほむ「終わったんですね……トドメが自分じゃないから今実感した……」

リボほむ「さぁ、結界を出て巴さんたちと合流しましょう」

リボほむ「空中に私達の結界だけがある感じね」

メガほむ「もう空が晴れ渡ってる!」

ホムリリ「街も復興できる範囲ね」

ほむら「さぁ…ここからは生身だから身体は一つね。このバードマンスーツで降りるわよ」

メガほむ「なんでパラシュートじゃないの!?」

マミ「暁美さんとうとうやってくれたようね」

杏子「なんだかんだほむらに頼っちまった気もするなぁ」

マミ「あら、私達だってあの後スカートと帽子を破壊したじゃない」

杏子「そりゃ、そ……なんだ、なんか飛んでくるぞ」

マミ「あれは……暁美さんね!」

マミ「おかえり、暁美さん」

杏子「さ、早いとこ行こうぜ、避難所」

ほむら「ええ。あ、ちょっとこれ脱がせて頂戴」

マミ「なんでパラシュートにしなかったの?」

qb「わけがわからない……どんなに煽ってもまどかもさやかも欠片も不安がらないし……」

  「何より暁美ほむらが特攻したと思ったら舞台装置が徐々に崩れて……暁美ほむらが帰ってきた」

  「最大のカードを失った以上、おとなしくまどか周辺の人物の死や病気を待つしかないか」キュップイ


まどか「空が晴れてきたね、さやかちゃん」

さやか「やってくれたんだね!」


マミ「鹿目さん、美樹さん」

ほむら「ただいま」ニコッ

まどか「おかえり!」

杏子「あんたらもお疲れさん。キュゥべえに散々煽られただろ」

さやか「あんまりうるさいから尻尾もいじゃったよ」

マミ「あらあら……まぁ祝勝会ってことでお茶でもしましょう」

ほむら「避難解除は一応まだだから、結界にしておきましょうか?本格的なのは後日ということで」

マミ「あら?このティーポット貰って良いの?」

ほむら「ええ、これは貴方が持っておくべきよ」

マミ「?」キョトン

杏子「おーい、早く行こうぜー。あいつらも待ってるだろ?」

まどか「……」

さやか「……」

リボほむ「尊い犠牲だったわ」

メガほむ「そこまで思われてるならみんなきっと満足だよ…」

ホムリリ「辛気臭くされたら逆にアレよ?」

メガほむ「お茶菓子は盾にいれておいたタルトで……」

ほむら「一応入れたのはおとといだから安心して頂戴」

マミ「お茶っぱも持ち歩いてたのね」

ほむら「それは一ヶ月前のだけど、真空パックだから大丈夫よ」

杏子「このカスタードクリームうめえな」

さやか「残ったのを指で集めるのはまだしも……」

ホムリリ「ボウルの中のを手で掴むという発想は無かったわ」

リボほむ「レモンクリームもあるわよ」

杏子「こっちは掴めねえ!」

まどか「ほむらちゃん、ありがとう」

   「私の為に、数えきれない程に。言葉じゃ表せないよ。申し訳ないなぁ」

ほむら「ううん、貴方が無事で生きている、それだけで十分」

   「私なんかが一緒にいていいのかも少し不安なくらいよ?」

まどか「なんかなんて、言わないで。ほむらちゃんは私の」

   「最高の友達だよ」

リボほむ「……こうすれば。弓だけ置いて私は元の世界に帰れるわ」

メガほむ「本当に行っちゃうんですね…」

リボほむ「同じことを繰り返すみたいだけど、私はあの時のまどかの望んだ世界を護る役目があるし、向こうの巴さんや杏子も待っているからね」

ほむら「……弓、ありがたくいただくわ」

ホムリリ「私からも、この帽子もらってちょうだい」

    「もうじき私も消えてしまうでしょうから」

メガほむ「やっぱりそうなるんですか……」

ホムリリ「少しの炎の魔法をつかえるようになるわ」

    「もう名前負けなんてしないわよ?」

ほむら「そういう切り口で解消するとは思わなかったわ」

杏子「悪りぃな、ほむら。近寄るにはちょっと危ない相手だからさ」

ほむら「いいよ、試し撃ちもしてみたかったし」ギィィィィィ

杏子「マミは受験…とかに備えて勉強するらしいし、帰ったら夜食つくってやらねえとな」

ほむら「そうだね…、居候させてもらってるんだし、豪華なものをつくってあげようか」バシュウウウ

杏子「ミルクレープなんてどうかねぇ」

ほむら「朝になるわよ」

杏子「急に人格変えるな驚くだろ」

改変後世界


ほむら「ん……おはよう。巴さん」

マミ「おはよう、暁美さん。それで、目的は達成できたのかしら?」

ほむら「ええ、おかげさまで。そして貴方に牛脂を食わせてマブでデミにするという新たな目的が出来たわ」

マミ「……さっき殴ったのはごめんなさいね」

ほむら「許さないわ。ラーメン奢りなさい」

マミ「どうしてラーメンなのよ…」

ほむら「杏子に連れて行って貰ったのが美味しかったのよ」

マミ「じゃあ今晩にでも三人で行きましょうか?」

杏子「大将!またダチ連れて来たぞー」

大将「客連れて来てくれるのは嬉しいけどよォ、あんま騒ぐなよォ?」

ほむら「ラーメンを食べる時に騒ぐなんて言語道断よ」

マミ「じゃあ……私は塩で野菜を多めで」

ほむら「麺や肉は大盛りにしなくていいの?」

杏子「一杯で足りるか?」

マミ「大将に迷惑かけないよう表に出ましょうか」

ほむら「私は味噌、太麺でお願い」

杏子「あたしはいつもので」

大将「応!」

杏子「しっかしアレだぞ?ラーメン屋ってのは普通一人で来るもんだろ?」

ほむら「そうね、自腹切るなら一人で来るわ」

マミ「……」

杏子「そういうことか……」

マミ「あそこの女の子は一人で食べに来てるわよ。うちの制服ね」



さやか「ん?」モグモグ


ほむら「えっ」

改変前

ほむら「美樹さん、なんか他の私から貴方に手紙があったわよ」

さやか「なに?ラブレターか…」ペラ

   「……」

   「ありがとう。恭介に伝えておくよ」


ほむら「現代ではまだダメでも、研究してる人は居るものね。その人が音楽好きなんて……奇跡じゃないかしら?」

   「彼女はどうやって見つけたのかしら?」

改変後

さやか「いやぁ、マミさんやほむらがラーメン屋に居るとは…」

ほむら「貴方、魔獣と相討ちになって導かれたはずじゃ…?」

さやか「ん?」

杏子「こいつは契約もしてないぞ?」

マミ「上條くんが泣きついて止めたって言ってたじゃない」

ほむら「?、あ、巴さん。餃子代は払うわ」ガサゴソ

   「あら?何かしらこれ、手紙…?美樹さん宛てね」

さやか「んー、どれどれ?」

   「……」

???

ほむら「この天井も見飽きたわね」

   「まどかの願いで、私自身が幸せになっていない時に死んだ時は自動ループなんてことになってしまってる以上、次は前回のやり方にならって自分が……」

   「そういえば、あの手紙見てくれたかしら?」

   「まぁ、まずは視力の矯正を……」

   「ソウルジェムがまた数珠みたいに……」

「鹿目さんのパンツ盗んだままループしてきちゃった……」

「このパンツだけがまどかの証……」ホムホム

「クリームヒルト様の救済の範囲を広げる為にまどかに因果を絡め続けましょう」

「上條恭介を寝取るの楽しいわ」

「上條恭介をどう始末するかの方が」

「早く東京帰りましょ」

「いやもうまどかなんてどうでもいい」




ヶ原ほむ「ロクなの居ないわね」




乙でした!
結局改変前と改変後の世界は別物なの?上条が泣きついた云々のくだりがあるってことはあの後に改変されちゃったってこと?

読んでくれた皆さんお疲れ様でした。
打ち切りでない終わり方で完結したのは初めてかな。
質問等ありましたら答えます。

次はss速報の方を……
稚拙な文体ですぐにわかるかと思います。

>>360
リボほむが改変前の世界に関わって、リボほむが納得いく一つのエンディングを迎えたので改変後と統合され、さやかのくだりが全て改変されたって設定です。

それじゃあまどかの契約自体なかったことになり…とかそういうのはナシでお願いしますwww

改変後世界と改変前世界は別で存在します。
少なくともほむらとさやかに関しては無駄にはなってないです。
まどかのことは……考えない方が幸せかもしれません。

しかし元はギャグのつもりで始めたんですけどねぇ……

ss速報ではさやかとキリカが異世界に飛んで、さやかが恭介と身体を入れ替えて戦うのを書いていると思います。
こっちに気を取られすぎて半ば展開忘れかけてる。

もう少し戦闘描写とヶ原さんについて勉強しないと……

とりあえず「まどかの願い」ってのは便利な言葉かなってwww

ほむら「神託、暁光、胡蝶夢想」
こっち以上にわけのわからないことになっているので注意。
オリキャラ度合いも上がってます。


まぁそんなもんです。
数珠世界の原因のシーンは敢えてカットしました。

ちなみにvipで書いたことは無いです。
あそこで書けるメンタルは無いです。

向こうを書こうにもあまりインスピレーション湧いてこないから、誰得かもだけどオマケをば

まどか「……」

   「さやかちゃんが消えたと思ったら、上條くんの腕がまた動かなくなって…」

   「もしかしてさやかちゃんの契約が無かったことになった……?」

   「そうだよね……さやかちゃんがあれで良くても、上條くんあんな寂しそうというか虚しい顔してたもんね……」

   「あーあー、上條くんあんな泣いちゃって……泣いてる割にはさやかちゃんの胸に当たらないように場所を調整して……」

━━━━

ヶ原ほむ「一ヶ月無駄に過ごすのは面倒ね…ソウルジェム撃ち抜いて即リセットしましょう」

ターン パリン
ヶ原ほむ「あ、間違えた」

「貴方なんてことを!!」

ターン パリン
ヶ原ほむ「また間違えたわ」

「あ、貴方、狂ってるわよ……」

ターン パリン
ヶ原ほむ「これも違うわ」

    「面倒ね。全部砕きましょう」ジャコ

「やめてください!!」
「いやぁぁ……まどか助けて……」

ヶ原ほむ「最後に一個だけをもう一回」

ターン パリン
    「あ、これ…だ……」バタッ

ヶ原ほむ「恐らくまた……数珠ね」

    「まどかの願いで基本的に数珠になるのね」


「こんな時間軸ぜったいおかしいわ」

「救済も犬死もあるのよ」

「カロリーメイトで喉が渇くなら死ぬしかないじゃない!!」

「まどパンってのは徹頭徹尾自分の為に使うものよ」

「違うパンツを盗んだ貴方たちに私が負けるわけがないわ」

「残り香は無限に有限だよ!」

「でもその残り香が無くなるのは今じゃないよ」




ヶ原ほむ「……」

ヶ原ほむ「今回こそは……ダメだったら一人でやりましょう」



「ヒュー!!」

「あの子には分けてあげないのかしら?」

「まどかを救うまで私はループをやめない!」ドンッ

『私は悪くないわ』

「その言葉が聞きたかったわ」

「ちょっと頭冷やそうか」

「ご都合主義なんて起きねえよ。負のご都合主義もな」

「さぁ、復讐劇を始めようか」



ヶ原ほむ「あ、余裕だわ今回」

qb「君が手回ししてくれたおかげで、さやかと契約しないで済んだよ。彼女は素質はあるけど、性格的に魔法少女に向いていない。すぐに死んでしまうことが予測されていた。」

ほむら「いや、しなければいい話でしょうそれ」

qb「僕達も契約を申し込まれたら断れないんだ。さやかに魔法少女のことを知られた時は弱ったね」

ほむら「……本当に向こうの貴方とは違うのね。向こうの貴方ならそんな予測がついたらしつこく付け回して契約を迫っていたわ」

qb「酷い話だなぁ……」

ほむら「私、何故か改変前の世界に飛ばされたのよ。私が眠りこけてる間」

qb「それは夢なんじゃないかい?」

ほむら「夢にしてはリアルすぎないかな」

qb「それで、その改変前の世界でどうしたんだい?」

ほむら「美樹さんの契約を阻止した上で、ワルプルギスの夜を倒したのよ」

   「それで小規模な改変が起きた。私が眠りこけてる前は美樹さんは魔獣と相討ちになって円環の理に導かれた」

qb「成る程、君の話が本当であれば、君は改変前の世界だけでなく、こちらのさやかも救ったことになるんだね」

  「そういえばこの前ラーメン屋でさやかに渡した手紙はなんだい?」

ほむら「クラシック好きのドイツの医学博士が彼の腕を治すタイプの研究をしているという話よ」

   「彼の話を聞いたらいい反応を示すかもしれないと聞いたわ」

qb「見つかったらこの小さい改変の前のさやかは犬死にじゃないかい?」

ほむら「研究中でも何年後になるかわからないそうよ。もしかしたら打ち切られる可能性もあるかもしれない。でも道があるということは彼と美樹さんにとって大きな希望となるはずよ」


qb「なんか反則な気もするなぁ……まぁ結果良ければそれに越したことはないけどさ」

ほむら「条理を捻じ曲げて叶える前に、頭捻って考えた方がいいのよ」

マミ「なんか難しそうな話してるじゃない」

ほむら「食べ物なら無いわよ」

マミ「佐倉さんと一緒にしないで頂戴」

ほむら「あ、飴が一つ残ってるわ」

マミ「いらないわよ、その飴確かとんでもない味じゃない」

ほむら「キュゥべえ、食べなさい」

qb「……」ガリッ

マミ「即砕いたわね」

qb「あれは味覚を破壊するからね」

ほむら「眠気覚まし用だもの」

ほむら「杏子も『これは食い物ではないから捨てても赦される』って吐き出したわね」

マミ「よっぽどね」

ほむら「でもこれほど効く眠気覚ましは無いわよ、受験勉強のお供にどうかしら?」

マミ「断固遠慮するわ」

ほむら「ほむぅ…」

マミ「何今のあざとい」

ほむら「聞かなかったことにして頂戴。なんか一回やってみたかったの」

マミ「……」ニヤニヤ

マミ「晩御飯は何がいいかしら?」

ほむら「この飴のせいでちょっと思いつかないわ」

マミ「じゃあ…ホムライスにでもしようかしら」

ほむら「……オーケー、貴方の物にはすき焼き用牛脂をギチギチに詰めといてあげるわ」

マミ「ごめんなさい」

ほむら「そうね……そういえば卵はきらしてるはずよ。杏子が全部カスタードにしちゃったから」

マミ「冷蔵庫に大量にあった半透明の液体は卵白だったのね」

ほむら「それは泡だててクッキーに入れてラングドシャクッキーでも作りましょうか」

マミ「あら、そんな使い方があったのね」

qb「じゃあ、帰ってそれを作ろうよ」

ほむら「貴方は食べるだけでしょう」

マミ「ま、こんなところに居たら冷えるから帰りましょ?」

ほむら「それもそうね」

また、向こうが進まなくなったらグダグダ書きにくる

一応本編終わってるんで感想とかくれたら勉強になるなって

そうですそうです
この後、犠牲になったほむらがまど神のところに来るってのを書こうと思ったけど、ヶ原ほむのくだりのせいで断念

円環の理が変態ほむらで溢れるのは、
まどか的にも私的にもアカンので

神託はこれ以上キャラ増やすとわけがわからなくなるので、多分ほむらは真面目なほむらとメガほむ(クーほむ化しつつあるが)だけかな

あってます。
月島さんと善吉はわかりにくかったかな

ありがとうございます!
思ったより受けが良くて嬉しいです。

深夜ではじめて読んだssがこれで良かった
>>392
最後だけ8人に増えてるのね

>>396
言われて始めて気づいた
ミスです。

ちなみに
二回目はまどかなんてどうでもいいが魔女
三回目はさやかみたいなのが魔女
四回目は球磨川とメルが魔女です

改変前世界の様子も書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

ぶっちゃけ神託より面白ゲフンゲフン

あれはいろいろ無理があるからなぁ……
ループしたほむらがどうなるかのくだりは面白かったけど

>>398
向こう完結させた後残ってたら書きます。

>>399
それは自分でも(ry

>>400
あっちは最早settei shuですかrうわなにをするやめ

ぶっちゃけあれは部分的にやりたいところを蜂蜜の時点でやって、これをss速報でやれば良かった気もする。

ちなみにあっちは中にメガほむが眠ってる設定だけど、こっちは空っぽ設定です。

それも良いかもしれないなー

とりあえず神託書き上げたら考えてみる

私もそう思う(白目)


いろいろ反省して書いたのがこれです

神託打ち切り完結しました……。
楽しみにしてた人がもしいたらごめんなさい。
いろいろキツくなりました。

こっちのオマケを書き続けようかな暫くは

新しく何か書くとしたら速報でやります。

改変前世界

ほむら「まだインキュベーターがまどかを諦めたわけではないわ」

メガほむ『家族や美樹さん、私が死にかけたりしたら……』

杏子「真っ先に契約を迫るだろうね」

マミ「宇宙の為らしいけど、暁美さんの話だと鹿目さんの魔女化で地球が滅んじゃうんでしょう?」

杏子「なんだそれ、宇宙守るためにまどかだけじゃなくて地球差し出せってか?」

メガほむ『無茶苦茶だ……』

ほむら「それをあいつに言ったこともあったわ」

マミ「なんて答えたのかしら?」

ほむら「『それをまどかの願いでどうにかすればいいじゃないか』って言ったわ」

メガほむ『まどかになんのメリットもない……』

杏子「見返り無しで死ねってか?冗談じゃないね」

マミ「大方『宇宙の為』って言葉で鹿目さんの琴線に触れる様にしているんでしょうね」

メガほむ『でもその時間軸でループが終わらなかったのは……』

ほむら「美国織莉子に殺されたわ」

杏子「あの白いお嬢様か?よっくわかんないね」

マミ「契約で豹変する人もいるものよ」

ほむら「少し違うけれど私だってそんなところよ」

メガほむ『……』

ほむら「でもこの子も変わったわ。私も変わるならこんな変わり方ではなくこの子みたいに……ね」

杏子「ほむらは魔女化してもおかしくない程苦しんで来たからなぁ……」

マミ「佐倉さんもあの時は……」

杏子「……」

ほむら「そ、そろそろ焼けたんじゃないかしら?」

マミ「そうね!そう!頃合いね!」

杏子「早く食おうぜ!グラタン!」

マミ「佐倉さんこの上の焦げてるのが好きなのよね」

杏子「ああ、ファミレスとかだとあんまここが充実してなくてさ……マミに作ってもらってたのが好きだったな……」

ほむら「別れた後はさぞかし……私の半分あげる」

杏子「お、サンキュ。んじゃこのデカいマカロニやるよ」

マミ「鍋の底でくっついちゃった奴ね」

ほむら「これはこれで食べ応えがあるわね」

杏子「コロコロ人格変えるの辞めろって」

マミ「私達が気づくか遊んでるでしょ?」

ほむら「さて、食後の運動がてら」

マミ「魔女狩りと行きましょうか」

杏子「風呂のスイッチ入れとくな」

ほむら「一番身体が小さい私が最初に入るね」

マミ「私の方が背が」

杏子「それ以上話す前にな」

マミ「……ごめんなさい」

ほむら「謝られるのもなんだかシャクね」

ほむら「えー…炎は気休め程度にしか出ないんだ……」ボッ

杏子「しょっぱいな。日常魔法って感じに使うしかないな」

マミ「炎は戦力外、時間停止と銃が無くなったけど、爆弾と弓と盾はあるんだからまぁイーブンなんじゃない?」

ほむら「全体的に隙が大きくなったわね……」

杏子「イメージしてみろ……案外弓の形が変わったりするかもな」

マミ「短弓とか……」

ほむら「ボウガンとかもいいかしら?」ジャキ

杏子「やっぱり銃が一番慣れてるんだな」

マミ「実は私、拳銃も出せないことはないの」

ほむら「私が知ってる拳銃とはかなり違うわね」

杏子「なんかいつもの猟銃を無理矢理小さくした感じがするけど」

マミ「私が理解できる仕組みではこれが精一杯だったのよ」

ほむら「杏子は槍ばっかり使ってるイメージね」

杏子「……あたしは……槍から多節棍や鎖、鞭にちゃんと変型するぞ」

ほむら「多節棍は完全に手加減の為のものじゃない」

マミ「私直伝の捕縛スタイルは鎖の方がやりやすいだろうしね」

杏子「……」

ほむら「それであまり鎖を使わなかったのね」

杏子「つーかほむらさ、魔女倒した後にあたしのロザリオ使って魔女の追悼するのやめねえ?」

ほむら「えっ、元は人間だしやっぱりやった方がいいのかなって……」

杏子「あたしの使うなってことだよ!今度買いに行こう。それを使えよ?」

マミ「そういえば二人ともキリスト教関係のところに居たのよね」

杏子「神は親父を救っちゃくれなかったがな」

ほむら「病気を完全に治すきっかけになったのは皮肉にも悪魔だったわ」

マミ「……」

マミ「さて、今回の魔女は」

ほむら「お菓子の魔女ね」

杏子「マミがよくやられてたっていう奴か」

マミ「結構凹むから言わないで頂戴」

杏子「さぁ、おいでなすった」

ほむら「一回見たからわかりますよね?」

マミ「あの人形から蛇みたいなのが出てくるのよね?しかも繰り返し脱皮するような」

杏子「いつもはどう倒していたんだ?」

ほむら「口の中に爆弾を放り込んだわ。時間停止が無いから今できるかは怪しいけど」

マミ「とりあえずまず爆破しましょうよ」

ほむら「当たる保証は無いわよ」

ドォォォン

ほむら「空高く舞い上がったわよ」

マミ「ハチノスよ」ダァン ダァン

杏子「おい、ほむらの言ってたのと同じパターンじゃねえか」

マミ「油断は無いし、貴方たちのカバーもあるでしょう?」

ほむら「捕縛完了かしら?」

マミ「ティロ・フィナーレ!」ドォォン

杏子「終わりじゃねえって!!」

ほむら「出て来たわよ!」

   「口目掛けて!」ポイ

杏子「逃げるぞッ!」

ドォォォォン

杏子「顔面に一本ぶち込んだら!」ドシャァ

ほむら「あの人形が本体だったかしら」

   「さようなら」ボシュ

マミ「これでもう再生できないわね!」

  「今度こそ、ティロ・フィナーレ!」ドォォン

マミ「こんなところね」フフン

杏子「グリーフシードはーっと、あった」

ほむら「大技二回も撃った巴さんが使うといいわ」

杏子「帰って風呂だな!」

ベチョ

マミ「……」

ほむら「……鳥の」

杏子「おぉう……」

マミ「……」プルプル

ほむら「やっぱり巴さんが一番にお風呂にしようよ」

杏子「……そうだな」

ほむら「憂悶聖女のもう片方の靴」

次作
良ければ応援よろしくお願いします。

改変後ssです。


神託は正直済まんかった。
やりたいこと詰め込みすぎたのと、速度を見誤ったことと、最初はギャグで立てたこっちにガチになりすぎたのが原因です。

憂悶は真面目にやるんで。

杏子「ごめんな……」
杏子「ごめんな……」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1340977679/)

憂悶の方に書いたけど、これも私です。
他にも書いたけど、文体でバレてるかね。


二作品とも地の文付きのシリアスだから、ギャグを書きたい。

ほむほむヶ原ほむ!みたいなの書くか。
真面目な時間軸にギャグテイストの二人が入って来てガチギレされるのとか。

ヶ原ほむの魅力を出すためには地の文があった方が良い気もするけど。

とりあえず憂悶は第一部が終わってしばらく展開考えさせてもらいます。

アレは一応オリキャラ無し縛りしてるんで。

ヶ原ほむは化物語殆ど読んだことないのに描写するのは無理があったな。

ほむほむに地の文つける程度で良いかな。

ちなみに神託は

ほむら「私に兄なんて居たかしら……?」
さやか「恭介と身体を入れ替えて!」
ほむら「杏子が黒人の男と一緒にいる……」
マミ「スクラップにしてあげるわ」
まどか「ループしたらほむらちゃんはどうなるの?」(メタネタ

など別でやろうとしたものを全部詰め込んだものでした。ほんとごめんなさい。

ほむら「この時間軸の奴らめんどくせえええ」
ほむら「この時間軸の奴らめんどくせえええ」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1341302098/)

立ててしまった。
あくまでも憂悶と杏ほむ優先で書きます。


本当は鬱ものを書いてみたいのもある。
憂悶終わったら一つ書いてみよ

憂悶ばかりはちゃんとやらないとまずいよぉ……

でもほむらちゃん万能にしすぎたかも

変態ほむら完結しました。

次は鬱ものと安価スレをやりたい。
憂悶は一応一番真面目に書いてるけど、難しいね。
鬱ものなら深夜、安価は速報でやります。

安価スレの冒頭を書いてみた。

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