ほむら「フォースと共にあれ」 (94)

※叛逆ネタバレなし

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―ジェダイ評議会

マミ「また元老院議員の殺害…今回は未遂に終わったけどこのまま見過ごすわけにはいかないわ」

ほむら「私にお任せすれば、その黒幕を必ず暴いて見せます」

サキ「ダメだ。その役目は杏子に任せる」

ほむら「ですが…!」

杏子「…了解」




杏子「ほむら、あんまり出すぎた真似をするな」

ほむら「私はもう充分修行も積んだ。才能もあるってあなただって認めてくれたじゃない」

杏子「まだ完璧じゃないんだよ」

ほむら「そうかしら」

杏子「はぁ…あたしはあんたに殺される気がするよ」


ほむら「バカなこと言わないで。私が今の地位にいるのはあなたのおかげ。
あなたは私の師匠であり、姉同然なのよ」

杏子「だったら敬語の一つでも使ったらどうなの?」

ほむら「そう…ですね」

杏子「…やっぱいいや。とにかく、議員の護衛は任せたよ」

ほむら「あなたも気をつけて。それと…

杏子「ん?」

ほむら「フォースと共にあらんことを」




???「はい、わかりました…はい、はい」

ほむら「どうも、護衛に参りました暁美ほむらです」

???「ほむらちゃん?!」

ほむら「鹿目さん?!十年ぶりね!」

まどか「そうだね…ジェダイになれたんだね、カッコいいよ、ほむらちゃん」

メイス「ほう、ジャパニ-ズが我々ジェダイの任をつぐというか・・・確かに我々ジェダイもシスの復讐でやられたが、じっさいはアニメや公式で軍の指揮や戦闘で活躍してるぞ!」

アナキン「作品のテーマによるとはいえ、エピソード7が公開される前に、敵に基本的に勝利してない作品にのっとられる訳にはいかない。勝負だ!」

オビ=ワン「いっておくがスピンオフまで含めると、超新星爆発を引き起こすシスや宇宙艦隊をフォースの嵐で、複数のジェダイが力を合わせ倒してるからな。宇宙戦艦も光束移動可能で旧式でも惑星の総人口を抹殺できる威力の兵器を持ってるからな。」

ヨ-ダ「銀河の平和を守りハリウッドの看板でもあるわしらをやらせるわけにはいかんのじゃ!
さて戦いといこうかの!」


ほむら「まだまだ未熟よ」

まどか「護衛の人は今いないからゆっくり話そ?」

ほむら「そうしたいのはやまやまだけど…
そうも言っていられないんじゃなくて?」

まどか「ううん、大丈夫だよ。もうしばらく議会には出ないつもりだから。
故郷の惑星(ほし)に帰って、政治のことなんか忘れて…ゆっくりしたいの。
危険が過ぎるまで、だけどね」

ほむら「あなたの仰せのままに」



まどか「そんな言い方しないでよ…」

ほむら「冗談よ、でも10年前私を奴隷から救った感謝は未だに忘れてないわ」

まどか「まあそれは事の成り行きみたいなものだよ…」

ほむら「そうかしら…私は運命だと思うわ…あなたに出会えたことも」

まどか「…さ、荷造り荷造り」

遠い昔遥か彼方の銀河で・・・
銀河共和国と独立星系連合との間に巻き起こった戦いは激化の一途をたどっていた・・・・
戦争は英雄をうみ、あくをはこびらせた
あらゆる生命体を恐怖と悲しみが襲っていた
それはジェダイの少女たちも翻弄していた

マミ「インキュベ-タ-、あなたを銀河共和国への反乱容疑で逮捕する!」

インキュベ-タ-「私は、銀河共和国元老院議長だ。」

マミ「今はそうではない。」

インキュベ-タ-「ならば、これは反逆だ!」クルリ

マミ「ほむら、助けなさい!」

ほむら「彼は、武器を持ってません!逮捕するべきです!」

マミ「そういうわけにはいかないんだ!」

インキュベ-タ-「助けてくれほむら、このままでは死んでしまう!こいつは君を裏切るぞ、わたしを裏切ったようにな!」

インキュベ-タ-「君は、こいつよりも強い力を持ってる!私の元にくれば栄光をつかめるぞ!
まどかを助けたくはないのか!」

黒ほむら「うわあああ!」

マミ「な何をする!」

ほみら「わ、私はいったい何を・・・マスタ-マミを殺して・・・」プルプル

インキュベ-タ-「君は、当然のことをしただけだ。わしのもとに来なさい。ダ-クサイドのフォースを覚えるといい。
そして、死者を救う技を探求するのだ。」

ほむら「はいマスター。」

インキュベ-タ-「今日から君のなは・・・・ベイダー、ダ-ス・ベイダー。」

インキュベ-タ-「ジェダイは、もはや我らの敵となった。ロードベイダー、君はクローンの一部隊(第501大隊)を率いてジェダイテンプルにいる残りのジェダイを[ピーーー]のだ、パダワンも一人残さすだ。」

黒ほむら「ですが、銀河に散らばった他のジェダイは・・・・」

インキュベ-タ-「それも手配してある、ゆけ。」

黒ほむら「」スタスタ

インキュベ-タ-「オ-ダ-66を発動せよ。」

まどか「グリーヴァスは倒した。一気に攻めるぞ。」

コ-ディー「はい、マスターまどか。」

まどか「よし。」

インキュベ-タ-「オ-ダ-66を発動せよ。」

コ-ディー「やつをうて!」

バン

まどか「きゃあああ!」

さやか「いやな予感がする、気をつけて。」

グルー「やつをころせ。」

トル-パー「了解しました。」

さやか「」シュパシュパ
グルー「」ゴロン

トル-パー「」ゴロン


まどか「…久しぶりだよ、この故郷も」

ほむら「…まどかが楽しそうで何よりよ」

まどか「ほむらちゃんも」

ほむら「ねえ、まどか」

まどか「何?」

ほむら「あなたは本当にこれでいいと思ってるの?」


まどか「どういうこと?」

ほむら「今の政界は腐敗しきってる…あなたならそれを正せるはず」

まどか「なんでもかんでも、焦り過ぎはよくないよ」

ほむら「ことは迅速にしなきゃ」

まどか「大人になったね、ほむらちゃん」


ほむら「あなたはちっとも変わらないわ」

まどか「そんなことないよ。穢れちゃってるよ、色々と」

ほむら「私はもっと大人になったって言われたい…あなたも言ったように」

まどか「さっきも言ったでしょ、なんでもかんでも焦り過ぎはよくない」

ほむら「そうね…しかし、あなたの故郷はとてもいいわ。
何もかもが美しい…あなたも含めて」


まどか「やめてよ…本気にしちゃう」

ほむら「私は本気よ?」

まどか「お互い欲を解放しちゃいけない立場って分かってるはずだよ?」

ほむら「隠し通せれば問題ないわ…さあ」

まどか「嫌。きっと隠し通せない。逆にほむらちゃんにはできるの?」

ほむら「無理ね…」


まどか「今は何事もなく、普通の二人でいよう?友達同士でなあなあな関係を貫くの」

ほむら「了解。ご無礼を」

まどか「もう…やめてよね、そういう言葉づかい」

ほむら「ふふふ…」

まどか「えへへ…」




ほむら「元老院議長、非常事態権を獲得…だそうよ」

まどか「私も聞いてるよ。ほむらちゃんはどう思ってるの?」

ほむら「誰かカリスマ性のあるリーダーが力ない者を統率する…悪い事じゃないわ」

まどか「どうかな…色々問題もあると思うよ」

ほむら「要は…結果次第ってことよ」

まどか「通信?」



杏子「こちらジオノーシスにいる、現在交戦中!また連絡する!」

ほむら「どうすれば…」

まどか「私も行く?そうすれば、護衛と言う任務の名目は外れないよ」

ほむら「助かるわ」


―ジオノーシス

ほむら「杏子は何処かしら?」

まどか「あそこに噴気孔があるよ!」

ほむら「入ってみましょう…嫌な予感はするけど」

JJエイブラムス監督で2015年 スターウォーズ新作公開するぜ

スタートレックの映画見る限り期待できる


まどか「なんか…私たち…囲まれてない…?」

ほむら「現地の兵隊たちだわ!ライトセーバーを!」

まどか「ほむらちゃん!パス!」

ほむら「ありがとう!」

バサァ

まどか「私だって戦える!後ろは任せて!」

ズダァン

ほむら「無理しないで!まどか!」


ほむら「くっ…斬っても斬ってもきりがない…!」

まどか「ほむらちゃん…」

???「そこまでだよ、お二人さん。
あんたたちを今から処刑台に送ってあげる。連れていきな!」


―処刑場

まどか「ほむらちゃん…捕まっちゃったね」

ほむら「これから殺されるのね…私たち」

まどか「死ぬ前に本当のこと言わせて…好きだよ…ほむらちゃん」

ほむら「まどか…!」

まどか「ほむらちゃんは…?」

ほむら「当たり前でしょう…私も好きよ…?」


杏子「あらまあ、感動の師弟御対面ってわけだ」

ほむら「これでもあなたを助けに来たのよ?」

杏子「はぁ…助けにねぇ…」

???「これから三人の反逆者の処刑を執り行う!」

charlotte「キシャァァァァ」

Gisela「ググググル」

Patricia「ズルズル」


杏子「ラッキーだなほむら、こりゃ生き延びられそうだ」

ほむら「フォースを研ぎ澄ませば…というわけね」

杏子「お隣さんはフォースなしで脱出完了みたいだぞ」

まどか「ほむらちゃん、手錠抜けたよ!こっちはなんとかするから!」

ほむら「…行くわよ」


Gisela「ブロロロ!」

ほむら「こっちへ来なさい!」

ズドォン

ほむら「よし!鎖が壊れた!杏子!そっちはどう?」

杏子「なんとか鎖は外した!後はこの化け物を何とかすれば…!」


まどか「えぇぇぇい!」

キック

charlotte「キシャァァァァ!」

???「思った以上にてこずらせちゃってもう…!」ギリギリ

サキ「そこまでだ、シスの暗黒卿」

???「へ~、あたし相手に評議会こんなに集めちゃいます?
ご苦労なことで…それじゃ、さっさと退散!」

サキ「待て!」


みらい「杏子!ライトセーバーを!」

杏子「サンキュー!そうらっ!」

charlotte「キシャアアアアアアアア」

バタァン

里美「暁美さんも!」

ほむら「ありがとう!この化け物!まどかから離れなさい!」

Patricia「ズルズル…ズル…」

ドサリ


Gisela「グォォォォ!」

ほむら「?!」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「しまった!間に合わない…!」

バカァン

サキ「よそ見をするなよ?ほむら」

ほむら(危なかった…)

サキ「奴らの兵器格納庫は我々が襲撃する!
ほむら、杏子は暗黒卿を追うんだ!」

まどか「私も行く!」


杏子「ほむら!議員!早くスピーダーに乗るんだ!」

ほむら「分かってる!」

ズダァン

ほむら「?!」

まどか「きゃあああああ!」


杏子「しまった!敵の兵器の流れ弾に…!」

ほむら「まどかを助けなきゃ!」

杏子「バカ!今は評議会のメンバーを信じろ!」

ほむら「でも…!」

杏子「議員があんたの立場ならどうする?!」

ほむら「…義務を優先するわ」




杏子「ようやく追い詰めたよ、シスの暗黒卿…
いや、さやかって呼んだ方がいいかい?」

さやか「死に損ないの杏子…弟子なんかつけちゃってさあ…
評議会の犬に成り下がっちゃったってわけ?」

杏子「あんたもあたしと修行した身だ…考え直してやろうと思ってたけど…
無理みたいだな…行くぞ、ほむら」

ほむら「言われなくても私一人で充分!」

杏子「おい、ほむら!」


さやか「…ふん」

バリバリバリバリ

ほむら「うあああああああああ!」

ドサリ

杏子「ほむら!くっそ!」

バサァ

ブン

さやか「分かってないよねえ…実力の差って奴がさ。
もうあんたと一緒に修行してたあたしは死んだんだ!
今のあたしは負ける気がしない!」

杏子「しまっ…!」


ほむら「敵はこっちよ…シスの暗黒卿」

杏子「ほむら…!」

さやか「ふん、くだらない…!二人まとめて始末してやる!」

ズバァ

杏子「うぐぅぅぅぅ!」

ほむら「ぁああああああああ!」

さやか「いい気味だね…腕を斬られ…絶望に歪んだその表情…頼みの師匠も役立たず」

???「そこまでよ!」


さやか「遂に本命、ご登場ってわけ?でも残念、今のあたしはどのジェダイより強い。
マミさん、あんたよりもね」

マミ「いいえ美樹さん、あなたは修行不足よ。だからダークサイドに身を堕とした」

さやか「能書きよりもこっちで勝負をつけましょ?剣の腕で…!」

マミ(二刀流?!)


さやか「そうら!死ね!死ねええええ!」

マミ「守りがなってないわ!」

キック

さやか「まだまだ…小手調べよ…!」

マミ(フォースの力で建物を崩すつもり?!)

さやか(やっぱり分が悪い…今のうちに…!)




まどか「ほむらちゃん!腕が…!」

マミ「辛うじて命に別状はないわ…しかし私の実力も落ちたものね…」

サキ「兵器工場は陥落したが手放しで喜んでもいられない状況だな」


―数ヶ月後…

ほむら「まどか、あなたを一生愛し、共に生きることを誓います」

まどか「このことはみんなには内緒だね、ほむらちゃん。それと…愛してます」

ほむら「とても嬉しいわ、まどか」

まどか「私もだよ、ほむらちゃん」


―夜

ほむら「まどか…!うぅっ…!」

まどか「どうしたの、ほむらちゃん…」

ほむら「ごめんなさい、なんでもないわ」

まどか「隠し事しないで?私とほむらちゃんの仲でしょう?」

ほむら「ごめんなさい、怖い夢を見たの。
あなたが死んでしまう夢…でも現実にさせたりはしないわ」


―評議会

マミ「大切な人が死ぬ夢?」

ほむら「ええ」

マミ「それは近いうちに怒る未来への予知。
そしてその人を失うことの恐怖の表れよ。でも執着してはダメ。
運命を見守らなければ、ダークサイドに取り込まれるわ」

ほむら「黙って死を見守っていろと?」

マミ「…そうする以外に手はないわ。通信?」




ほむら「杏子!」

杏子「議長が誘拐されたって話だろ?!こっちも聞いてるさ!
別々のスターファイターで宇宙に飛ぶぞ!」

ほむら「了解!」


―船内

ほむら「どうにかこうにか潜入できたわね」

杏子「警備が手薄過ぎないか?」

さやか「待ってたよ…死に損ないのジャダイ・ナイト…」

杏子「さやかか…議長を離しな」


さやか「はいそうですかと言うとでも?」

ブン

杏子「二刀流か…!」

さやか「あの時はとどめを刺し損ねたみたいだし…
今度はまとめてすぐに葬ってあげる。あたしの全力でね。そぉら!」

杏子「ほむら!二人でかかるぞ!」

ほむら「ええ!前回のようにはいかない!」

さやか「はぁぁぁぁぁぁっ!」


キック

杏子「がはっ…!」

ほむら「杏子!」

さやか「次はあんたの番だ!」

ほむら「させない!」

バスッ

さやか「…!腕が!」


ほむら「降参なさい…もうあなたに勝ち目はないわ」

議長「暁美さん、殺しなさい」

さやか「?!」

ほむら「議長…でも…」

さやか「お願い…まだ死にたく…な…」

議長「裁きを」

バサァ


さやか「…」

ゴロンゴロン

ほむら「無抵抗の相手を…」

議長「腕のお返し…と考えればいいじゃないですか。
さ、帰りましょう」

ほむら「杏子を助けてから行きます」

議長「…」


サキ「済まなかった…志筑議長、我々の到着が遅れて」

仁美「大したことありませんわ。それよりも、暁美さんに感謝すべきですわ」

ほむら「そんなことは…」

杏子「いいっていいって。あたしの恩人でもあるんだし、今は素直に喜んでいいんだぞ」

サキ「…」


―評議会

サキ「このたびの活躍は見事だった、ほむら」

ほむら「ありがとうございます」

マミ「そこであなたを評議会のメンバーに加えます」

サキ「ただし、マスターの権限はなしでな」

ほむら「どういうこと?!」

サキ「口を慎め!」

マミ「浅海さん!暁美さん、ごめんなさい。でもこれは決まったことなのよ」




ほむら「この上ない屈辱だわ!マスターでない評議会メンバーなんて、前代未聞よ!」

杏子「落ち着けほむら、時期にマスターにもなれるさ」

ほむら「どうしてこんなことになったのかしら」

杏子「サキやマミは議長とあんたの仲を警戒してる。
議長は前々からあんたに目をかけていたからな」

ほむら「そんな急に…」

杏子「けど、本当のことさ。議長は信用されてないからな」

ほむら「議長は腐敗した現在の議員たちとは違う!」

杏子「だからこそ…なんだよ」


―議長の個室

仁美「何かお悩みの様子ね」

ほむら「何故ここに私を?」

仁美「この間のことで感謝を…そしてあなたの大切な人を守る方法を教えに」

ほむら「どういうことですか?」

仁美「昔、シスの暗黒卿は生命を想像する力を得たのよ」

ほむら「待って…その力を得ることは…できるの?」

仁美「さあ、どうかしらね」


仁美「あなたも分かってるはず…ジェダイならば何でもできる…
ジェダイならば正義…そうは言いきれないと…」

ほむら「今度は何の話ですか?」

仁美「あなたは信用されていない…奴隷時代に才能あると言われて連れてこられたあなたが
ここまで認められないのはね…邪魔だからよ、あなたが」

ほむら「…」

仁美「私なら教えられるわ…あなたの愛する人を救う術も…あなたの才能を世に示す術も」


ほむら「どうしてそこまで私のことを?」

仁美「私がシスだから…と言ったら驚く?」

ほむら「まさか…!」

仁美「あら、そのセイバーで私を殺す?どうぞご自由に。この世に未練などないから。
でもあなたは私を殺して未練ができるんじゃなくて?鹿目まどかを生き残らせるために、
必要なのはシスの力。その憎しみ…」

ほむら「世迷い事を抜かさないで。あなたの身柄を評議会に引き渡すわ」

バタン

仁美「ふふふ…」


サキ「なんだと、議長がシス?!」

ほむら「はい」

サキ「最も恐れていたことだ…ほむらはここに残れ。我々が身柄を拘束する」

ほむら「私も一緒に…!」

サキ「お前はここに残れ!」

ほむら「…!」


バタン

サキ「議長、年貢の納め時だ。評議会の名のもとにお前を拘束する」

仁美「分かっていますの?ついさっき、私の非常時大権が拡張された」

サキ「施行はまだだが」

仁美「なんであろうと私に背くことは共和国そのものへの叛逆!」

ブン


里美「ぐぅっ!」

バサァ

みらい「里美!うわぁっ!」

ニコ「うぐっ!」

ドサリ

サキ(くっ!強い…!)

仁美「ふふふふ…どう致しましたの?」

サキ「死ねぇぇ!」


仁美「がはっ!」

サキ「これでっ!…終いだ!」

バタン

ほむら「これは…!もうやめてください!」

仁美「暁美さん…慈悲を…」

ほむら「もう勝負はついています!彼女を離してあげてください!」

サキ「やめろ!彼女は人の皮を被った魔女だ!今すぐ殺さないとダメだ!」


仁美「暁美さん…私を殺せば…鹿目まどかは…!」

サキ「ほむら!耳を貸すな!彼女は議会を牛耳り世界を我が物に…」

ほむら「うああああああああああああ!」

ザクッ

サキ「ぎゃあああああああ!腕が!腕がああああ!」

仁美「ふふふふ…パワーを!無限のパワーを…食らえ!」

サキ「…」

ほむら「私が…殺したの…?」


仁美「はい、あなたは私の軍門に下り共に戦うのです」

ほむら「わ…分かりました…仰せの…ままに…」

仁美「手始めにここに残るジェダイを一人残らず殺しなさい。
パダワンであろうと容赦はせぬよう。それが済んだら…ムスタファーへ向かいなさい。
私の使えなくなった部下たちがいますから彼女らを皆殺しに」




ゆま「ほむら…お姉ちゃん…」

ほむら「まどかのため…まどかのため…まどかのため…!」

ズバァ




まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか、どうしたの?」

まどか「ほむらちゃんこそ、どうしたの?顔色が悪いよ?」

ほむら「いいえ、特に何もないわ。それと、狂中でイイから一人でムスタファーの発着場に来て」

まどか「ムスタファーに?いいけど…」

ほむら「それじゃあ時間が来てるからまた…」

まどか「どうしたんだろう…ほむらちゃん」


マミ「酷い…評議会のメンバーが…みんな…!」

杏子「あたしらがいない間に…くっそ!」

マミ「パダワンまでやられてる…一体誰が…セイバーの痕?」

杏子「あたし、監視カメラを見てきます!」

マミ「待って、見ない方がいいわ…辛い思いをするわ」

杏子「ほむ…ら…?」


杏子「そんな…!」

マミ「私は議長と決着をつける。あなたは暁美さんを」

杏子「でもあたしとあいつは…」

マミ「分かってる。でも、暁美さんはもう死んだのよ。シスと言う闇に誘われて」

杏子「…」




まどか「杏子ちゃん?!どうしたの突然?!」

杏子「まどか、突然で悪いが…ほむらは暗黒面に堕ちた」

まどか「嘘…だよね?」

杏子「証拠もある。裏で操っていた議長の命令で
あいつはジェダイも、パダワンも大量に殺した」

まどか「ほむらちゃんを…殺すの?」

杏子「…」

まどか「もういいよ。出てって!」

杏子「まどか!」

まどか「出てって!」


―ムスタファー

ほむら「虚しい物ね…いざ全てが終わると…」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか、会えて良かった!」

まどか「杏子ちゃんから全部聞いたよ!本当なの?!
ジェダイを殺して!子供まで殺したなんて!」

ほむら「愛のためよ」


まどか「え?」

ほむら「私はまどか、あなたを愛している。だからこそ古きジェダイも元老院も
崩そうと決めたのよ。今は議長が全ての権限を握るけどいずれ渡すは彼女すらも凌駕する。
二人だけの愛の帝国を作りましょう?そこから理想の社会が生まれるのよ!」

まどか「ほむらちゃん…どうしちゃったの?血走った眼で…早口でまくし立てて…!
私の知ってるほむらちゃんじゃない…やっぱり杏子ちゃんの言うとおりだったの…?」

ほむら「黙りなさい!私の前で杏子の話をしないで!私だけを見て!
あなたと私の仲でしょう?!」

まどか「触らないで!」


ほむら「まどか…?!」

まどか「今のほむらちゃんはわけがわからないよ…胸が張り裂けちゃう…!」

ほむら「何を杏子に吹き込まれたの…?!」

杏子「何も吹き込まれていないさ」

ほむら「杏子…裏切ったわね…!まどかぁ!」

グググッ


まどか「あっ…ぐっ…!ほ…むら…ちゃっ…!」

ガクッ

ほむら「裏切りを仕向けたな!杏子ぉっ!」

杏子「あんた自身が招いたことだ!まどかは心からあんたを愛してた!
あたしは自分の意思でここに来ただけだ!」

ほむら「まどかは私のものよ!杏子…あなただけは殺したくなかったけど、
帝国の敵である以上、斬るしかないわね」

杏子「シスの論理だね…そこまで言うなら、あたしはあたしのやり方を貫く」

ほむら「貫けるかしら…ね!」

ズバァン


ブンッ

ブンッ

ほむら「死ねっ!」

グググッ

杏子「させる…かっ!」


―元老院議会

マミ「志筑さん…あなたの帝国も一日限りよ…それでも長すぎた」

仁美「あら、ご苦労様。ジェダイの生き残り、今ここで消し去ってあげましょう」

バリバリバリ

マミ「ぐっ…うぅぅぅっ!」

仁美「あら…他愛もありませんのね」


―ムスタファー

ほむら「くっ!くそっ!くそぉっ!」

ブンッ

杏子「もうやめろ!ほむら!目を覚ませ!」

ほむら「あなたたちの陰謀に早く気付くべきだった!ジェダイこそ悪の権化よ!」

杏子「そこまで腐ったのか!てめえは!」


―元老院議会

マミ「まだ…やられるわけには…!」

仁美「それくらいでなくては困りますわ?
後には暁美さんも控えておりますし」

マミ「彼女を過信し過ぎると裏切られるわよ?」

仁美「その時はまた別の駒を用意すればいいだけのこと!」

ブゥン

マミ(ぐっ…敵わない…!)


仁美「あははははっ!」

ガガガガガ

マミ(ここはいったん退くしかないわね…!)

仁美「どうしたの?もう終わりかしら?」



仁美「逃がしたようね…まあいいわ、そろそろ向こうも決着がついているはず」


―ムスタファー

ブンッ

ほむら「これで終わりよ!杏子!」

杏子「いや、終わりなのはあんただ、ほむら!地の利を得た…降参しろ!」

ほむら「ふん…私の力を…見くびるんじゃないわよ!」

杏子「くっそおおおお!」

ズバァン


ほむら「ぬううううううううう!」

杏子「ほむら…」

ほむら「うぁぁぁぁ!がぁぁぁぁ!」

杏子「シスを倒すためのあんたが!シスに付くなんて!
どうして?!なんでだよ?!」

ほむら「あなたが憎いぃぃぃぃ!」

杏子「あんたは大切な奴だったのに…くそっ!」

ほむら「うぐぁぁぁぁぁぁぁ…!」




仁美「暁美さん!なんて姿に…!すぐに治療を…」





ほむら「ここ…は…」

仁美「暁美さん、今あなたの治療が終えたところよ」

ほむら「ち…りょう…?」

仁美「鏡を」


ほむら(焼け爛れた肌…千切れた腕…醜い姿…これが私なの?)

ほむら(でもまどかがいれば、まどかならどんな私でも受け入れてくれるはず…!)

ほむら「仁美…まどかは?!まどかはどこ?!」

仁美「鹿目さんは亡くなったわ。あなた自身が殺してしまったのよ」

ほむら「そんな…そんな…嘘よ…!」

仁美(その絶望がシスの力の源に成るのよ、暁美さん)

ほむら「うああああああああああああああああああああ!」


―数年後

ほむら「第二デス・スター建設は進んでいる?」

軍人「はい…ですが原住民の反乱に手間取っておりまして…期日内にはとても…
ぐ…あっ…あああああっ!」

バタリ

ほむら「あれ、使えないわ。死体の処置、任せといたわよ」

仁美「ふふふふ…今日は一段と荒れているのね」

ほむら「なんとでも」

仁美「あら、涙が出ているわよ?昔のことでも思い出した?」

ほむら「余計なお世話」

ほむら(今更何を与えられてももう私に残された希望は何もない…仁美も殺し、
いずれは私が銀河を絶望で染め上げるのよ…ふふふ…)


END

以上です。ありがとうございました。

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