・基本台本書きです
・書き溜めです
・オチなしヤマなしゲロ甘でいきます
・どうぞ存分に壁を殴って下さい
電「以上注意せよ、なのです!」
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司令官「うん?今なんて?」
電「暑くて暑くて、とけてしまいそうなのです……」
司令官「あー……確かに、なぁ」
電「この暑さの中を、扇風機だけでしのぐのはやっぱり無理があるのです……」
電「うう……じめじめしてるからか服も張り付いて気持ち悪いよぉ……」
司令官「エアコンが直るまでの辛抱とはいえ、これじゃあ業務も捗らないよね」
司令官「どれ、今日は午後を非番にして、他の部屋に避難しようか」
電「ふぇ?で、でも……」
司令官「たまには良いだろう。少しくらいデイリー任務をサボっても、文句は言われないって」
司令官「よーし、そうと決まったらこんな暑い部屋とはおさらばだ!行くよ、電!」
電「はわわっ、ま、待って~!」パタパタ
工廠
司令官「おいっすー。明石、いるー?」
明石「はぐっ!?て、ていとふ……んぐ」
司令官「おふ、すまない食事中だったか。ゆっくりでいいよ?おにぎりを喉に詰まらせちゃう」
明石「い、いえ……っふぅ」ゴクン
明石「どうされました?今日の分の工廠任務は終わっているはずですが……。あっ、それとも、エアコンの進捗状況を見に来たんですか?」
司令官「まぁね。どう?直りそう?」
明石「ええ、直るには直ると思うんですが……」
夕張「かなり古い型だし、ちょっと苦戦中」
司令官「ふーむ……」
夕張「いっそ新しく作り直した方が、丈夫だし早くできるかもね」
電「新しく作る、ですか?」
夕張「ここにはいろいろな部品があるから、やろうと思えばできるわよ?」
明石「提督、どうします?修理と言うことで持ってこられましたけど、夕張さんが言うように新しい物を作ることもできますよ」
司令官「ふーむ、どうせなら新しい方がそりゃ、いいよな」
夕張「よーし、じゃあこの古いのは解体しちゃうわね!」
明石「今からなら、夕方には納品できると思います」
司令官「おー、いいね。しかし悪いな二人とも。今度甘味所でアイスでも奢るよ」
夕張「やった!提督ったら太っ腹!」
明石「これは、なとしても頑張らないとですね!」
司令官「じゃあ、食事中に邪魔してるわけだし、僕らはこれで行くよ」
夕張「はーい!また夕方にね!」
明石「いってらっしゃいませー」
【手料理】
食堂
司令官(電に連れられて食堂まで来てしまったが……)
司令官「この時間はやっぱり、人がいないな。隣の甘味所には何人かいたみたいだけど」
電「司令官、電は間宮さんに一言声をかけて、厨房をお借りしてきますね」
司令官「ああ。じゃあ、適当にその辺りに座ってるよ」
電「はいなのです!」
司令官「ふぅ……よっこらせっと」
司令官(しかし……電も出会った当初に比べてだいぶ変わったよな)
司令官(最近は、無駄におどおどすることも不安げな表情を見せる時間も減ったし)
卯月「」ソロ~
司令官(なによりあんな風に手を引かれたのは初めてだ……正直、だいぶドキドキした)
司令官(いや、今もまだドキドキしてる……)
卯月「――隙だらけぴょん!」ガバァ
司令官「うぉっ、卯月!?」
卯月「しれいかぁん、こんな時間にぃ、こ~んな場所で何してるぴょん?」
司令官「いや、そのな。ちょっと早めの昼食を取ろうかと思ってね」
卯月「へぇー、珍しいねぇ?でも、この時間はまだ営業してないんじゃないのぉ?」
司令官「そうなんだけどね。今、電が作ってくれてる」
卯月「電ちゃんも、こんな司令官を持って大変ぴょん。やれやれ」
司令官「はは。言っとくけど、今回は電の方から作ってくれると言い出したんだぞ?」
卯月「でも、電ちゃんがそんなこと言うって事は、事の発端は司令官に違いないでしょー?」
司令官「う、まぁ確かに」
卯月「司令官は電ちゃんに甘えすぎぴょん。あまり電ちゃんを困らせたらダメなんだよ?」
司令官「はい……」
司令官(何で僕、卯月に後ろから抱き着かれながら説教されているんだろうか)
瑞鳳「提督。仕事はどうしたのよ、仕事は」
司令官「あれっ、瑞鳳?いつの間に……というか瑞鳳こそ、こんなところで何してるんだ?」
瑞鳳「私は今日の当番で昼食の準備を手伝っているんですー。お仕事をほっぽり出して食堂をぶらついてる誰かさんと違ってね」
司令官「うぐっ。い、いや、今日は非番なんだよ、非番」
瑞鳳「えーっ、そんな話昨日の時点では聞いてなかったけどなぁ」
司令官「む、むぅ」
瑞鳳「……なーんて。意地悪してごめんね?厨房に来た電ちゃんから聞いたわ。エアコンが呼称して大変何ですって?」
司令官「な、なんだ……聞いていたのか」
瑞鳳「それでも、勝手に非番に変えた事実は変わらないけどね。まぁ普段ちゃんと仕事はしてるし、たまには良いと思うけれど」
司令官「うーむ、すまんな」
卯月「瑞鳳さん、今日のお昼はなにぴょん?」
瑞鳳「今日は冷製パスタと卵豆腐よ。こう暑いと、冷たい物が食べたくなるものね」
司令官「おっ、いいな。それは美味しそうだ」
電「ご、ごめんなさい司令官……さん。冷製パスタも、卵豆腐もないのです……」
司令官「い、電?あ、もう料理ができたのか……」
司令官(しまった、なんてタイミングだ)
司令官(ああ、電から「一生懸命作ったけれど期待に添えずにごめんなさいけれど悲しい顔を見せたら司令官が悲しむから謝りながらも笑顔を何とか作るのです」オーラがあふれ出ている……っ!)
司令官(けれど……)
司令官「なに、電。冷製パスタも卵豆腐も、別に物として良いなと思っただけだよ。元から食べたいと思ってたわけじゃないよ」
卯月「そーそ。どうせこの司令官のことだから電ちゃんの料理ってだけで他の物がかすんじゃうぴょん」
司令官(ナイスだ卯月)
電「は、はわわわ……」
司令官「今日の昼は何かな?電」
電「……はい!今日は、卵焼きと肉豆腐なのです。おネギもたっぷりなのです!」
電「小さめの、お鍋にしたので、締めは雑炊にして下さいね」
司令官「おお、それは良い!最高だ。じゃあ、早速いただくよ」
電「あ、電も一諸につつかせて貰うのです」
司令官「ん、じゃあ一諸に食べようか。ごめんな、付き合わせちゃって」
電「ううん、司令官さんと一諸に食べたいから、大丈夫なのです!」ニコ
司令官「あはは……もう、こいつは」ナデナデ
電「えへへ……」
司令官「よし。それじゃ、いただきまーす!」
電「いただきます!」
瑞鳳(なんだか自然な流れで惚気られた気がする)
卯月(ぷっぷくぷ~!)
司令官「ん……うまいな。これ、味噌がベースなのか。こっちの卵焼きも……ん?」
卯月「どうしたぴょん?」
司令官「あ、いや。おいしいな~ってね。うん、うまいうまい」モグモグ
瑞鳳「ふっふっふ。さて提督、ここで問題です!今食べた2つの卵焼き、どちらが電ちゃんの作った卵焼きでしょうか!」
司令官「……なるほど、そう来たか」
瑞鳳「最近司令官が電ちゃんの卵焼きを口にしていないことはリーク済みよ。当てられるかなぁ?」
司令官「……どっちもすごく美味しいってことで。それでダメ?」
瑞鳳「ダメですー」
卯月「司令官、そーいうのは無しぴょん!」
司令官「うーむむ……」
司令官「まぁ、それなら実は分かってるんだけどね。答えは後に食べた方だ」
電「!」
瑞鳳「え、嘘即答!?……提督、当てずっぽうで言ってなぁい?」ジッ
司令官「そんなわけないだろ。まぁでもその反応を見る限り、正解だよね?」
瑞鳳「う……どうして分かったんだろ。お互い普通に作ったはずなのに……」
司令官「愛の力さ!」
電「はわ!?」
卯月「すーぐそういう恥ずかしいこと言うんだからぁ。で、実際は何で分かったぴょん?」
司令官「瑞鳳は、たぶん少し砂糖を入れたんだよね?あと、普通に醤油を使って作っただろう」
司令官「実は僕、卵焼きに砂糖は入れない派でさ。しかも、だし醤油を使っただし巻き卵が好きなんだよね」
電「昔、電も砂糖を入れていたのですが、その話を聞いてからはずっと砂糖無しのだし巻き卵なのです」
瑞鳳「なるほどね、そりゃ味も違えば分かるかぁ……作り方も真似して作れば良かったかしら」
瑞鳳「今回は、提督の好みをちゃんと分かってた電の勝ちね……」
卯月「ま、本妻には勝てないぴょん」
電「!?ごほっ、ごほ!」
司令官「電、大丈夫か!?ほ、ほら水!」
電「あ、ありがとう……」コクコク
瑞鳳(でも、確かに電ちゃんは毎朝提督の朝食を作っているものね)
瑞鳳(何だか悔しいなぁ……私ももっと、卵焼き精進しなきゃ)
司令官「ふぅ……美味しかった、ごちそうさま」
電「お粗末様、なのです」
司令官「いつの間にか瑞鳳も厨房へ引っ込んで、卯月もいなくなっちゃったね」
電「そうですね。……はふ、司令官、午後はどうします?」
司令官「んー……ずっとここにいるのもあれだし、なぁ」
伊19「あ、提督に電。こんにちはなのね!」
電「イクちゃん、こんにちはなのです!」
司令官「ん?イク、私服なのに髪が濡れてるな。今日は出撃は無かったはずだけど……」
伊19「あー、さっきまでプールで泳いでたの。こう暑いと、やっぱり水の中が恋しくなるのね。水着は今乾燥中なのね」
司令官「なるほどね」
伊19「今日は潜水艦の子達だけじゃなくて色んな子がプールを使っているみたいだし、提督も行ってきたら~?素敵な水着姿がたっくさんみれるのね~」ニヒヒ
司令官「……ほう」
電「司令官さん……」ジッ
司令官「よし、電。いっちょ泳ぐか!」
電「……」ジトー
司令官「勘違いするなよ?僕が見たいのは、電の水着姿だ!」
電「ふぇっ!?はわわ……はわわわわわ」
伊19(相変わらずこのバカップルは……)
【プール】
鎮守府 屋外プール
多摩『こらそこー、飛び込みは禁止だにゃー』
司令官「おっ、多摩。今日は多摩が監視員か」
多摩「あれ、提督もプール?珍しいこともあるにゃ」
司令官「まぁね。たまには良いだろ?今日暑いんだしさ」
多摩「確かに、今日は溶けそうなくらい暑いにゃ……。だから球磨と交代で、多摩も泳いでるにゃ」
司令官(水着の上に半袖ジャケット着てる多摩可愛い)
多摩『はーい、じゃあ10分間の休憩取るからみんなプールから上がるにゃ』
多摩「提督も来たばっかりで残念だけど、あと10分はプールには入れないにゃ」
司令官「みたいだな……」
電「し、司令官、さん……」
司令官「お、電着替え終わっ、た……か」
電「は、はい……」モジモジ
司令官(いいい、電の水着姿……!スクール水着!!!)
司令官(そ、そう言えば初めて見るな、電の水着……いや、いやいやいやこれは)
司令官(ピッタリとしているスクール水着だからこそ、ボディーラインがはっきり分かる)
司令官(まな板ぺたんこ平坦だと思っていた胸は、いや確かにまな板ぺたんこなんだが絶壁じゃなくほんのわずかに膨らみかけで)
司令官(だからこそ目をこらして見れば微妙な陰りから突起が浮かんで見える)
司令官(腹部にはまだくびれが無く、幼児体型特有のぽっこりとしたお腹が浮き出していて)
司令官(そしてそのまま視線を下げてみれば、そこには、そこには、)
司令官「っぐぶはぁ!!」
電「きゃあ!し、司令官さん!大丈夫ですか!?」
多摩「ティ、ティッシュ!ティッシュを用意するにゃ!」
司令官(い、いかん!れれ冷静になれ、こんなところで鼻血を出すなど……!)
司令官(ま、まずいぞ……意志に反してと言うかある意味意志通りというか、血が下の方に通い始めている!)
司令官(こんな、海パンのみの状態だとすぐにでもばれる……!ここには多くの艦娘がいるというのに、それだけは、)
司令官「それだけは避けなければああぁぁぁ!!」ドボーン
電「ふえええぇぇぇぇ!?」
多摩『こ、こらーっ!そんな状態で……というかまだ10分たってないのに勝手に入るにゃー!!』
司令官「はぁ……一時はどうなるかと思った……」
電「びっくりしたのです。プールサイドのみんなの注目の的になってたんですよ?」
司令官「電の水着姿に興奮しすぎたなぁ……」
電「も、もうっ!司令官さんのえっち、なのです!」
暁「何か騒がしいと思ったら、電と司令官だったなんて」
電「暁ちゃん!暁ちゃんもプールに入っていたのですね」
暁「こんなに良い天気なんだから。レディーならサンオイルを塗ってビーチで身体を焼かなくちゃって思う訳なのよ」
司令官「普通に泳いでるしここプールだし何より浮き輪……」
暁「司令官はデリカシーがなーい!!」ザバッ
司令官「ぶはっ!?うげ……飲み込んだ……」
暁「失礼しちゃうわ」!カスンプ
電「あはははっ」
呂500「あーっ!提督!えーいっ!」ギュー
司令官「うおっ!ろ、ろーちゃん?」
呂500「提督がプールなんて、珍しいなーって。だから、抱き着いちゃいましたー!えへへー」
司令官「だ、だからって抱き着かないの!ほら、離れて離れて!」
呂500「やー♪」スリスリ
司令官(ぬごごごご!そ、そんな今僕上半身裸なのにそんなっ、すり寄られたら!)
暁「あー、司令官ったらろーちゃんに後ろから抱き着かれて鼻の下伸ばしてるんだから!」
電「司令官さん……」
呂500「電ちゃんも、くっつこーって!」
司令官(なっ)
司令官「ま、待て電、今はやば」
電「……、電の本気を見るのです!」ギュウッ
司令官(ふぉおおおおおおぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!!)
司令官(ぜ、前門の電後門のろーちゃん!!!これはやばい!何がやばいって……)
電「……?あ、あの司令官さん、何か当た――」
電「――っ!」ボンッ
司令官(すまない……すまない電、男とはこういう生き物なのだ……不本意だけど、前から抱き着いてきた電が悪いんだぞ)
司令官(というか、こんな大胆なことを電がするなんて)
呂500「あっ!でっちだ!おーい、でっちー!」スィー
司令官(チャンス!ろーちゃんが離れた!)
司令官「い、電……ほら、ろーちゃんも離れたし、もう無理してくっついてる必要は……」
司令官(……待てよ?ここには潜水してる子達もたくさんいる。そんな中じゃ、僕の今の現状なんてすぐにばれて広まってしまうのでは……!)サーッ
電「あ、あああの、司令官、さん?」
司令官「す、すまない電……もう少しだけ、このままで……」ギュ
電「は、はぅあぅ……」カアァ
暁(私、置いてけぼりだわ)
長月「みろ、菊月。あの二人、くっつきながら泳いでいるぞ」
菊月「ああ……相変わらず仲が良いのだな、微笑ましいことだ」
睦月「……長月と菊月が羨ましいよ」
如月「もう、司令官ったら……」ポポポ
多摩「しょうがないにゃあ……」
ヒトロクマルマル 鎮守府廊下
司令官「はぁ……なんだかいろいろな意味で疲れたね……」
電「なのです……でも、久々に思い切り遊んで、楽しかったのです!」
電「やっぱりちょっと、あの時は恥ずかしかったけれど……」
司令官「……ああ。うん、あの時のことは忘れよう、うん」
電「あはは……」
響「やぁ、司令官、電」
電「響ちゃん、雷ちゃん!」
司令官「お、いいもの持ってるじゃないか。ソフトクリームなんて」
雷「やっぱり、こう暑い日にはアイスが食べたくなるんだもの。司令官も一口どうお?」
司令官「ふむ、そうだなぁ。いや、どうせなら僕も丸々1つ食べたいからね、自分で買うとするよ」
雷「そう?ざーんねん」ハムハム
響「司令官は女心が分かってないね。やれやれ」
司令官「僕にそんな物を求めるのは、野暮ってもんだ」
雷「自分で言ってるし」
【アイス】
司令官「さてと。じゃあ間宮さんにアイスを買いに行くかな。電も食べるだろう?」
電「あっ、はい!」
司令官「そうと決まれば善は急げだけど……そうだな」
司令官「電、良ければアイスを買って来てくれないか?ちょっと、その間に空母寮へ行ってこようと思うんだ」
電「?はい、分かったのです」
司令官「ありがとう。買ったらさ、弓道場へ来てくれ」
電「弓道場ですね?了解、なのです!」
司令官「それじゃあ、また後でね」
鎮守府 弓道場
電「よいしょ、よいしょ……」
司令官「おー。こっちこっち」
電「あ、司令官、お待たせなのです!はい、司令官はバニラなのです」
司令官「お、サンキュー。ほら、隣においで」
電「失礼します、なのです……よいしょ」
司令官「空母のみんな、今日はここを使わないってことで、貸して貰えて良かったよ」
電「でもどうして、弓道場なのですか?」
司令官「ん……この時間ね、ここの縁側、風通しが良くてすごく気持ちいいんだよ。瑞鳳が前教えてくれたんだ」
電「そう言えば、エアコンも扇風機もないけれど、とっても居心地が良いのです」
司令官「縁側に腰掛けて、こうしてアイスを食べる……うーん、最高だなぁ」
電「なのです!……あ、司令官、アイスが垂れてるのです」
司令官「おっと、危ない。……ふぅ、うまいな」
電「美味しくて美味しくて、キラキラしちゃうのです!」ペロペロ
司令官「電のは苺?一口貰って良い?」
電「あ、はい!どうぞ」
司令官「んー、苺も中々。ほれ、バニラ」
電「あっ、ありがとう。はむっ……えへへ」
司令官(天使だよなぁ)
司令官(……ちょっと、勇気出してみる?)
司令官「電。電の方もアイス、垂れてるよ」
電「ふぇっ、ど、どこですか?」
司令官「ここだよ、ここ……」スッ
電「え、はわっ……っん」
司令官「……、……」
司令官「……苺味」
電「う、うぅ……」
電「……甘くて甘くて、溶けちゃいそうなのです……」カァァ
【夕涼み】
電「こうして……何もない、平和な時間も。とっても好きなのです」
司令官「そうだね……。ここでこうしていると、何だか普段の戦いが嘘のようだよ」
電「ずっと、こんな幸せが続いたらいいのに……ずっと、司令官と……」
司令官「……続くさ。ずっと、ずっと」
司令官「僕がおじいさんになって、電がおばあさんになっても、ずうっと。その時も、こうして縁側で涼んでいよう」
電「ふふっ。なんだか、無性に緑茶が飲みたくなってきたのです」
司令官「はは、今からおばあさんみたいな事を」
電「電は、司令官よりもずーっとおばあちゃんですよ?」クスクス
司令官「それを言っちゃオシマイだよ」クスクス
電「ふぁ……日が沈んでいくのです。空が、とってもきれい……」
司令官「ああ……」
電「静か……ひぐらしは鳴いているけれど、とっても静かで……」
司令官「時折抜ける風が、気持ちいいな。豚さん蚊取り線香も、この空間作りに一役買っているんだろうけど」
電「司令官……、……」コテン
司令官「ん、電?」
電「すぅ……すぅ」
司令官「……疲れたよな、そりゃ」
司令官「プールではしゃいで、こんなところで夕涼みしてたら、微睡むよね……よいしょ」
電「ん……しれい……かん」
司令官「お姫様だっこなんて、起きてるときにしたら絶対に慌てるんだろうなぁ……」
司令官「弓道場が畳で良かった……ここに寝かせて、っと」
電「……、……」ギュ
司令官「……やれやれ、このお姫様は……。仕方ない、僕も並んで寝ますかね」
司令官「なんだかんだ言って……ふぁ……、僕も疲れた……」
【お昼寝】
司令官(目の前にある、電の寝顔)
司令官(幼い顔立ちだけど、こうしてみるとやっぱり、まつげも長いし女の子なんだなぁって感じる)
司令官(可愛いな、電は)ナデ
電「ん……」
司令官(寝息……呼吸するたび上下する肩……)
司令官(何を見ても、愛しいと思う。君の全てが、愛しくて愛しくて、たまらない)
司令官(僕も、相当にゾッコンだよな……)ウツラ
司令官「んぁ……眠くて眠くて、もう目を開けてられないや……」
電「しれー、かん……」
司令官「ん……起きたの?電」
電「……、えへ……らいしゅき……なのれふ……」
司令官「……おやすみ、電」
司令官(大好きだよ――)
ヒトナナヨンゴー
司令官「ん、ん……くぁ……」
司令官「何時だ、今……。……ああ、こんな時間か……」
司令官(一時間ちょっと寝てたんだな……)
司令官「ん、しょ……」
司令官(ああ、この気怠さ……ふらふらする)
司令官(けれど、ここでずっと寝ていたら、風邪引くし……)
司令官「起きなきゃ……。電、電起きて?」
電「ふぁ……司令官……?」
司令官「おはよう。いや、おそようかな?調子はどう?」
電「身体が重いのです……」フアァ
司令官「だろうな……。こういうときは熱いシャワーを浴びるのが一番なんだが……」
電「お風呂、ですか……?司令官、先に入ります……?」
司令官「……いや。どうせならいっしょに入るか」
電「……ふぇ?」
【入渠】
入渠施設
電(な、なんだかシャワーを浴びる前に目が覚めてしまったのです)
司令官「清掃中の札もはっつけたし、これで誰も入ってこないだろう」
電「そ、それは良いのですが……いや、良くはないけど、そのぅ……」
司令官「ほらほら、座って座って。髪を洗って上げるから」
電「は、はい」
司令官「えーっと、シャンプーは……っと。よし、髪濡らすよ」
電「お願いします、なのです!」><
司令官「……」
電「……」
電「……?司令官?」
司令官「あ、いや。そのー……電の髪、いいなぁって」サワサワ
電「ふ、ふぇっ?」
司令官「さらさらで、ずっと触っていたいくらい……」
電「も、もう司令官っ!」
電「今日の司令官、なんだかちょっぴり大胆なのです……」
司令官「それは、お互い様だろう?それに僕は、ちょっと勇気出してみただけだよ」ワシャワシャ
電「それなら、電だってそうなのです。……司令官なら、電も勇気を出しやすいのです」
司令官「……僕もだよ。きっと、電を信頼しているから……いや、電が好きだから、かな?」バシャー
電「うう、ストレートなのは卑怯なのです……。でも、じゃあ……司令官、もっともっと、勇気を出して下さい。電も、もっともっと勇気を出すのです」
電「電は、司令官が望むことなら何だって、してあげたいのです」
司令官「電……。分かったよ。じゃあ約束だ、電もたくさんワガママ、聞かせてね?」ナデナデ
電「なのです!えへへ……」
司令官「……よーし、そういうことなら、勇気出しちゃおっかなー!電に、僕の身体前も後ろも洗ってもらおっかな!あー、どうせならタオルじゃなくて電の身体で!」
電「……。……」シュルッ
司令官「なーんちゃっ……え?」
電「……司令官が望むなら……いいよ……っ」カァァ
司令官「」
電「ふぅ……気持ちいいのです♪」
司令官「お、おう」
電「やっぱりお風呂は命の洗濯なのです……ほわぁ」
司令官「あ、ああ、そうだね」
電「司令官?」
司令官「ん、あ、いやなんでもないよナンデモハハハ」
司令官(ここが桃源郷か。良く耐えたな、僕)
司令官「けど……これで良かったの?」
電「はい!こうやって、司令官の脚の間で収まってみたかったのです!」
電「あ、欲を言えばこのままぎゅってして欲しいなって……」
司令官「……可愛いワガママだ」ギュ
電「♪」
電「ん、ん」クピクピ
司令官「ぷはぁ!やっぱりお風呂上がりは牛乳に限る」
電「ぷは……なのです!早く大きくならないかなぁ」ペタペタ
司令官(僕としてはそのままでも大歓迎だよ電ちゃん!)
司令官「あれ、そう言えば髪留めはしないの?」
電「あ、はい。今日はもうこのままで良いかなって」
司令官「そっか。髪留めを外した姿はやっぱり新鮮だからか、いつにも増して魅力的だよ」ナデナデ
電「て、照れるのです……」
司令官「よし、エアコンがどうなったか気になるし、一度工廠へ行こうか」
電「なのです!」
ヒトキュウマルマル 工廠
夕張「あっ、提督!」
明石「どこへ行っていたんですか?エアコン、とっくにでき上がりましたよ」
司令官「ごめんごめん、一日鎮守府内を転々としていたよ」
夕張「全く……。エアコンは、もう執務室に取り付けてありますから。きっと今頃は冷えているはずよ」
司令官「お、助かるよ。さすがだね」
電「夕張さん、明石さん。ありがとう、なのです!」
明石「どういたしまして」
夕張「執務室は半ば、提督と電の愛の巣だもんねー。そりゃあ良い環境じゃないと」
電「はわわ!ゆ、夕張さん!」
明石「あまりからかっちゃダメですよー?」
夕張「はーい、ごめんね?」
司令官「ふふ、じゃあ執務室に戻ってみるかね」
明石「お気を付けてー!」
鎮守府 執務室
司令官「おお……!涼しい!」
電「これで、明日から執務も捗るのです!」
司令官「だね!いやぁ、良かった良かった。さぁて、これからどうするかな」
電「司令官さん、お腹はすいていますか?」
司令官「そういう電は?」
電「実は、あの時間に食べたのにあまりすいていなくて……だるさのせいでしょうか」
司令官「僕もそんな感じなんだよね。ま、だからここでのんびりしてればいいんじゃない?」
電「それも、そうですね。そうするのです!」
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司令官「ふは、床に寝転がると布団を引く気力すら失せる」ゴロン
電「なのです……」
司令官「あー、このまま寝れるなぁ、これは。……んー」
司令官「あー、んー」ムクリ
電「?どうしましたか?」
司令官「いや、ちょっと耳に違和感が……ええと、耳かきはどこにあったかな……」
電「あ、それなら確かここに……あったのです」
司令官「お、ナイス。じゃあそれ貸してくれ」
電「……、……」
司令官「電?」
電「司令官、その……。良ければ電が、司令官の耳をお掃除するのです!」
司令官「え……あ、それって……」
あれ、なんか>>36が変なことになってしまった
>>37の前に以下入ります
鎮守府 執務室
司令官「おお……!涼しい!」
電「これで、明日から執務も捗るのです!」
司令官「だね!いやぁ、良かった良かった。さぁて、これからどうするかな」
電「司令官さん、お腹はすいていますか?」
司令官「そういう電は?」
電「実は、あの時間に食べたのにあまりすいていなくて……だるさのせいでしょうか」
司令官「僕もそんな感じなんだよね。ま、だからここでのんびりしてればいいんじゃない?」
電「それも、そうですね。そうするのです!」
ごめんなさい勘違いでした。普通に続けます。
二回目ですが>>38の続きから
司令官「ふは、床に寝転がると布団を引く気力すら失せる」ゴロン
電「なのです……」
司令官「あー、このまま寝れるなぁ、これは。……んー」
司令官「あー、んー」ムクリ
電「?どうしましたか?」
司令官「いや、ちょっと耳に違和感が……ええと、耳かきはどこにあったかな……」
電「あ、それなら確かここに……あったのです」
司令官「お、ナイス。じゃあそれ貸してくれ」
電「……、……」
司令官「電?」
電「司令官、その……。良ければ電が、司令官の耳をお掃除するのです!」
司令官「え……あ、それって……」
【耳かき】
電「司令官、どうぞ、電のお膝に頭を乗せてください」ポンポン
司令官「お、おう……じゃあ、お邪魔します」
司令官(お邪魔しますってなんだよ!)
電「ふふっ、いらっしゃい、なのです」クスクス
司令官(電の太股……柔けぇ……)
司令官(うおぉ、頭乗せてるだけなのに心臓爆発四散しそう)
電「じゃあ、先ずは左のお耳から失礼しますね……入れますよ」
司令官「んぁ……ふぅ…」
電「痛かったら、遠慮せず言って欲しいのです」
司令官「ああ……大丈夫だよ、ちょっと奥がこそばゆい感じ」
電「では……」コリコリ
司令官「あ……あぁそこ……。気持ちぃ……」
電「司令官、大分溜まってますね……ちゃんと定期的に処理しないとダメなのです」
司令官「うう、かたじけない」
電「……言ってくれたら、電がいつでもしてあげるのです」
司令官「んぁ、はぁ……じゃあお願いしようかな……、これ想像以上に心地良いんだ」
電「なのです。……わぁ、沢山出たのです、司令官」
司令官「う、報告しなくていいよ?なんか、恥ずかしい……」
電「ふふ……出た分はティッシュに包んで……後は綿で。こしょこしょこしょ」
司令官「ん、ん……」
司令官(やべぇ変な声出そう……男の喘ぎ声とか誰得)
電「ふぅー……」
司令官「うひっい!?」ゾクゾクッ
電「はわ!ご、ごめんなさい!」
司令官「い、電……いきなり耳に息はダメだって!」
電「はわわ……仕上げに綺麗にしようと思って……。ダメ、でしたか……?」
司令官「う、ぐ……せめて次からは一言、声掛けてくれ」
司令官(正直反応しかけたし)
電「はい、気を付けるのです……」
司令官「そんなに落ち込むなよ?別に悪いことした訳じゃないしな」
司令官「と、次は反対か。一回起き上がらないとな……」
電「あっ、そのままで良いですよ、司令官。そのまま顔だけこっちへ向けてください」
司令官「うぇ?」
電「その方が、司令官も楽でしょうし……」
司令官「じゃ、じゃあ……お言葉に甘えさせて貰う、かな…….」モゾモゾ
電「ん……」
司令官(うわ……これ、ヤバイ)
司令官(目の前に電の腹部が来る形になるんだけど……凄く、なんか凄く甘い匂いが……)
司令官(それに……)
電「じゃあ、始めますね?」
司令官(電の吐息を、感じる)
電「……」クリクリ
司令官(恥ずかしいのだろう、さっきと違って電も喋らない)
司令官(……しかし)
司令官(心臓が飛び上がりそうなシチュエーションなのに、なぜだろう)
司令官(とっても、落ち着く……)
司令官(耳が心地良いのは確かなんだけれど、電の温もりを近くで感じて)
司令官(一種の、安心感というか……)
司令官(ああ……とても暖かい……心地良い……)
司令官(電……)
司令官(……)
司令官「っは……」
電「あ、司令官。おはよう、なのです」
司令官「電……?あれ、僕……寝てたのか……」クシクシ
司令官(なんか、枕が濡れて……枕?濡れる?)
司令官「」
司令官「わ、わ!ごめん!僕、涎っ……電のパジャマに……」ガバッ
電「大丈夫ですよ、司令官。お疲れ様、なのです」
電(司令官の寝顔が見れたから、それだけで役得なのです)
司令官「うう……どれ位、寝てた?」
電「大体10分位、でしょうか」
司令官「そっか……電の膝が心地良すぎたな……」
電「あう……。……お布団、敷きますか?」
司令官「そうだね……今布団に入ったらすごく気持ちよさそう……だけど」
電「だけど?」
司令官「うん、瞬間的なものだろうけど、少し落ちたせいで目が覚めちゃってさ」
電「なるほど……あるあるなのです」
司令官「まぁ布団も良いんだけど……どうせなら。電、ちゃぶ台出してくれる?」
電「あ、はいなのです!」
【晩酌】
電「どうぞ、司令官。簡単な物ですけれど」
司令官「いやいや、ありがとう。晩酌するって言っただけで、ツマミを作ってくれるなんて……電はさすがだよ」なでなで
電「えへへ。……司令官、電も飲んで良いですか?」
司令官「お?珍しいね。ジュースじゃなくて?」
電「たまには、司令官としっぽり飲みたいものなのです。……あまり量は飲めないけれど……」
司令官「ふむ……じゃあ、飲み易いお酒にしようか。ええと……これなんか甘いんじゃないかな」
電「あ、日本酒ですか?じゃあ、お猪口を用意するのです」
司令官「ん、頼むよ」
司令官「ほら、電」
電「はわっ、い、電が先なんて……」
司令官「いいから。ほら」
電「うう……頂くのです……ごめんなさい」
司令官「こらこら。そういう時は、ありがとうだぞ?」
電「じゃあ……、ありがとう、司令官。次は電が注ぐのです」
司令官「おう」
司令官「よし、それじゃ。いただきます」
電「いただきます。……ん」
電「ほわ……さらりとしてて、飲み易い……」
司令官「そうだろう?……おつまみも美味しいよ、電。よく合うわ」
電「良かった……鳳翔さんに、教わったのです」
司令官「なるほど……鳳翔さんはいかにも、良妻賢母って感じだからなぁ」
電「電だけじゃなく、みんなの憧れなのです!」
司令官「やっぱりみんなリスペクトしてるんだね……」
司令官「電、まだ飲める?」
電「はい……じゃあ、後一杯だけ」
司令官「はい、どうぞ」トクトク
電「ありがとう。……ん」
電「ふぅ……お酒を飲むと、熱くなるのです」スッ
司令官(髪留めをしていないからだろうか……ただ、髪をかきあげる仕草がとても艶っぽく見えた)
司令官(露わになったうなじは、酒のせいだろう。ほんのりと紅色している)
司令官(唯々艶やかで艶やかで……見惚れてしまう)
電「司令官……そんなに、見つめられると恥ずかしいのです……」
司令官「……」
電「司令官……?」
司令官「電……」
電「あ……。もう、司令官は……本当に、仕方がないのです……」
司令官(押し倒され、困った様に笑う電が愛しくて)
司令官(お酒で赤くなった頰を、更に赤くしながらも)
司令官(熱に浮かされ潤んだ瞳は、しっかりこちらを見つめている)
電「は、んん……」
電「あ、や……鎖骨、ダメ……」
司令官(徐にキスを重ね、徐々に唇を落とす位置を下げてゆく)
司令官(そのまま、電の衣服に手を掛け……)
電「っ……し、司令官、待って……」
司令官「ん……」
電「先にお布団を、敷いちゃうのです……。ね?」
司令官(そう言って僕の頰を撫でる電を今すぐにでも貪りたかったけれど)
司令官「ああ、……そうだね、そうしよう」
司令官(どうせなら、ゆっくり愛し愛たい)
【夜戦】
司令官「電気、消すね?」
電「お願いします……」
カチッ
電(真っ暗……ううん、窓から差し込む月明かりが、思ったよりも明るくて)
司令官(電の顔は、暗がりの中でも良く見える)
電「あ……今日、第六駆逐隊の部屋で寝ないって、みんなに言ってなかったのです」
司令官「あはは……まぁ、きっとここにいるって分かってるさ」
電「それも、そうですね……」
司令官「でも……今日はなんだか、平和な1日だったね」
電「なのです。司令官とずーっと一緒で……考えてみれば、あまりない事なのです」
司令官「……ずっと、電と惚気てた気もする」
電「はわわ……思い返すと、……うぅ」
司令官「……」ナデナデ
電「ふぁ……」
司令官「……」ナデナデ
電「……、司令官……電の髪、好きですか?」
司令官「大好きだよ。やっぱり触り心地良いし、それに」ギュ
電「んっ……」
司令官「……とっても、良い匂いがする。女の子の匂い」
電「あ、あう……あうあう!そ、そういう事は言っちゃダメなのです……」
司令官「……」クンクン
電「あ、あまり嗅いじゃ、ダメ……は、恥ずかしいよぉ……」
司令官「お風呂の時、言ってたよね?もっともっと勇気を出して欲しいって」
司令官「電の匂い……もっと嗅いでいたいなぁ……」ギュム
電「ふにゃ……司令官、イジワルさんなのです……」
司令官「ふふ、ごめんね」
司令官「電の身体……小ちゃくて、柔らかくて。ずっとこうして撫でていたい位だよ」
電「……電は、牛乳を飲んで、早く大きくなりたいのです」
電「けど……こうして司令官に抱き締めてもらえるなら。このままでも良いかもしれないって思うのです」
司令官「……電がこのままでも大きくなっても。きっと好きって気持ちは変わらないけれどね」
電「……ときたま」
司令官「うん?」
電「ときたま、司令官が、その、……お胸の小さい子の胸元に視線を向けている時があるの、知ってるのです」
司令官(ドキッ)
電「ふふ、司令官。相手の視線は、分かりやすいのですよ?今日のプールの時も、実は司令官がどこを見てるか……分かっていたのです」
司令官「あ、あう……その、……ごめん」
電「……司令官」ギュ
司令官(!手を……)
電「勇気……勇気……」
電「っ……分かる、かな……電の心臓、今すごく……ばくばく言ってるのです……」
司令官(服の上から置かれた掌に、鼓動がしっかりと伝わってくる)
電「この、胸も……お腹も……電の、全部を」
電「司令官が視線を向けた、電の全て。司令官に、あげたい」
電「あげたいし……欲しいのです、司令官」
電「あなたが、欲しい」
司令官「電……っ、電!」
電「あ……しれいか……っ」
\マチニマッタヤセンダー!/
【鎮守府の朝】
チュンチュン
司令官「ん……ぅ?朝、か……」
司令官「電は……」
電「すぅ……」
司令官「……可愛い寝顔だ」
電「ん……司令官……?」
司令官「おはよう……電」ナデナデ
電「……おはよう、司令官……えへ」
電「司令官……ごめんなさい……今日は、司令官が起きる前に朝ご飯が作れなくて……」
司令官「良いさ……朝起きた時、目の前に電がいるっていうのも……いいものだよ」ギュ
電「ふふっ、司令官……擽ったいのです」
司令官「電……」
電「ん……もう。……御返し」
司令官「ん……はぁ、良いなぁ……」スリスリ
電「司令官ったら……」ナデナデ
司令官「あ……これ良い……落ち着く……」
司令官「撫でるのも良いけど……こうして撫でられるのも、良いな……」
電「もう……甘えん坊さん」ナデナデ
電「はい、司令官。今日はナスのお味噌汁なのです」
司令官「ありがとうな。電の朝ご飯を食べて、今日も1日頑張るか」
司令官「昨日休んだ分、ウィークリーマンスリー任務にも精を出していくぞ」
電「はいっ、頑張るのです!」
電「頑張って、また……2人で、ゆっくりしましょうね?」
司令官「そうだね……。よーし、それじゃあ」
電「はいっ」
2人「いただきまーす!」
司令官(大好きな電と、こうして一緒に過ごす日々が。何よりも尊くて、尊くて)
電(貴方と過ごす時間は、本当に。幸せで、幸せで)
司令官(そして、本当に)
電(そして、何より)
甘くて甘くて、溶けてしまいそうなのです!
了
【おまけ】
ムカついたけど壁を殴る筋肉が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに!
出撃で鍛えた艦娘たちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます!
モチロン壁を用意する必要もありません!艦娘があなたの鎮守府の近くの鎮守府の壁を無差
別に殴りまくります!1時間1200家具コイン~ 24時間営業 年中無休!
/フフ ム`ヽ
/ ノ) ∧_∧ ) ヽ
゙/ | ( ●ワ● )ノ⌒(ゝ._,ノ
/ ノ⌒7⌒ヽーく \ /
丶_ ノ 。 ノ、 。|/
`ヽ `ー-'_人`ーノ 壁殴り代行では同時にスタッフも募集しています
丶  ̄ _人'彡ノ 筋肉に自信のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
ノ r'十ヽ/ 壁を殴るだけの簡単なお仕事です!
【おまけ2】
青葉「突撃!隣の執務室~!!」
青葉「さぁ、今日もスクープを掴むためにこの青葉!執務室の前までやってまいりました!」
青葉「本日は趣向を凝らして、カメラだけでなく高性能ボイスレコーダーも持ってきましたよ!」
青葉「と、まぁそのボイスレコーダーに今こうして声を吹き込んでいるんですけれどね」テヘペロ
青葉「では早速。いきなり中へ入るのはナンセンスですから、まずはすこ~し扉を開けて中の様子をうかがってみましょう!」
青葉「現在時刻はヒトキュウサンマル、ヒトキュウサンマルです」
青葉「では、いざ――」
電「じゃあ、――入れますよ」
司令官「んぁ……ふぅ…」
青葉(……え?)
青葉「な、なんでしょう……。少し開いた扉の隙間から聞こえた今の声は……」
青葉(電ちゃんが、入れるって言って、司令官がなんか喘ぎ声みたいなのを出して……?)
青葉(え、え?まさか、まさかそういうこと、してるの?え、でも、電ちゃんの方が司令官に入れるってどういうこと?)
青葉「い……いやいや、聞き間違い、何かの間違いかもしれません!気を取り直して取材(一方的)を続けていきましょう!」
青葉「隙間が小さくて中の様子は見えませんが、声はばっちりボイスレコーダーに――」
電「痛かったら、遠慮せず言って欲しいのです」
司令官「ああ……大丈夫だよ、ちょっと奥がこそばゆい感じ」
司令官「あ……あぁそこ……。気持ちぃ……」
青葉「」
青葉(ど、どどどどどどうしようー!!!)
青葉(大スクープ、確かに大スクープですけど!で、でもこんなのどうすれば!)
電「司令官、大分溜まってますね……ちゃんと定期的に処理しないとダメなのです」
青葉(ん!?電ちゃんが司令官を呼び捨て?こ、これはいいネタに……んあぁぁでもそれ以上に、それ以上にいぃ!)
司令官「うう、かたじけない」
電「……言ってくれたら、電がいつでもしてあげるのです」
司令官「んぁ、はぁ……じゃあお願いしようかな……、これ想像以上に心地良いんだ」
電「なのです。……わぁ、沢山出たのです、司令官」
司令官「う、報告しなくていいよ?なんか、恥ずかしい……」
電「ふふ……出た分はティッシュに包んで……」
司令官「ん、ん……」
青葉(うわあああああああああああああああああああ)カオマッカ
青葉(む、むり……!これ以上もうむり、青葉、無理ですううぅぅうぅ!!)
青葉(司令官が受けで、電ちゃんが責めで、しかも司令官は入れられる側でっ!!)
青葉「」ボフン
青葉「青葉……穢れちゃいました……」グスン
その後、暫く青葉はおとなしくなり、電と司令官に会うと悲鳴を上げて逃げるようになったそうな。
本当に了
お目汚し失礼しました
じゃあの
今更ながら>>3と>>4の間飛んでた……遅いけどこっそり載せときます
司令官「うーむ……」
電「司令官?難しい顔をして、どうしたんですか?」
司令官「あの二人が食べていたのは朝ご飯だろうか……昼ご飯だろうか……」ウーム
電(表情と話題がかみ合っていないのです!)
司令官「まずいな、お腹すいてきた……この時間じゃ間宮さんは仕込み中だろうし……」
司令官「カップ麺でも開けるかね……」
電「こんな時間に食べたら、すぐお腹すいちゃいますよ?」クスクス
電「それに、そういうことなら私が作るのです」
司令官「えっ?でも、朝も作って貰ったし……」
電「朝は朝、昼は昼、なのです!さっ、司令官。食堂へ行くのです!」ギュッ
司令官「わ、わっ!電、引っ張るなって!」
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