【艦これ】大淀「提督が鎮守府に着任しまし…えっ…4人!?」【クロスオーバー】 (145)






・艦これと"ある作品"とのクロスオーバーです、両方の作品を貶めるようなモノではありません。が、そういった作風がお嫌いであれば「戻る」を選択推奨です。
・冒頭はアレですが、特にアニメ版のみをピックアップしている訳ではありません。
・インフラその他に関しましてなるべーく現代チックなモノは作者の独自の受け取りで表現しております。何卒ご了承願います。





それではどうぞ。








SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434438839

【W島近海】




敵戦隊「「「「…………!!」」」テッタイダー、ニゲロー




如月「…ふう、これでもう大丈夫ね」

如月「ああん、もう…髪が痛んじゃう」



ブオオオオオオオォォォォォ…!



如月「…?」



敵戦闘機「……、……、」フラフラ



如月「戦闘機…!!ど、どうして!?」

如月「あ、げ、迎撃…!」


ババババババババ…!!


如月「(ダメ、間に合わない…!!!)」



如月「―――あ」




ズウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…!

………、………。



如月「………、」

如月「あ、あら…?」


如月「…わ、私…確かに、今…?」

如月「…!」



???「―――、―――、」フヨフヨ





如月「("鉄の板?"…コレって、確か…)」




如月「(ていと―――)」





【W島近海】―――後方






???『シールドビット、展開完了!展開完了!!』


???「―――はいよ、お疲れさん」

???「しかしまあなんとも、油断も隙もありゃしねえぜ全く」



???「さて、さて…こっちはどうかね、と」




敵戦隊郡「「「「―――、―――、」」」




???「数は…ざっと見て数十…ってトコか」

???「(どうする?今なら一網打尽に出来るが…)」

???「…止めとくか」

???「(勝手したら"アイツ"に何を言われるか解ったもんじゃないしな)」


???『撃たないノカ?撃たないノカ?』


???「その必要は無さそうだからな」



ザザザザザ……ブツン……!




『―――…れーかん!しれーかん!!し・れ・い・か・ん!!!』



???「(そーらきなすった)」ポチットナ

???「そんながなりつけなくたって聞こえてるよ、"お嬢さん"方」


暁『(ザザ―――)…その呼び方は止めてって言ってるでしょ!?レディーに対して失礼だわ!』

雷『あ、暁ちゃん。そんなに怒鳴ると司令官さんがびっくりするのです』

電『でも暁の言葉も尤もよ!いつまでここで待機していればいいのよ!?もう待ちくたびれたわ!』

響『…ハラショー』


???「へいへい、どーもすみませんねっと」

???「しかしながら、そんなお嬢さん方に朗報が一つある。いよいよ動いて貰う時が来そうだ。準備は良いかい?」


暁『あったりまえじゃない!一人前のレディーは時と場所を選ばないのよ!』

電『…それ、微妙に間違えてない?』

雷『い、いよいよ出番なのです!』

響『腕が鳴るね、ハラショーだ』


???「"総員配置についた後合図と共に砲撃"」

???「そこんトコ、大井っち達にも通達よろし―――」





大井『(ザザザッ…!)―――聞こえてますよ~、提督ぅ~?』





???「ありゃ、居たのか大井っち。それなら聞いての通り、北上っちや他の面々に…」


大井『任務は了解しました…け・ど!!何度も何度も何度も何度も仰っておりますが!!私は貴方に"大井っち~♪"だなんて気安く呼ばれる様な間柄じゃありませんので!!』


???「…でも北上っちには呼ばせてるよな?」


大井『北上さんと貴方なんて比較にもならないです月とスッポンうさぎと亀紙飛行機と震電改ぐらいの差があります!!!!』クドクドクドクドクド!!


???「(ひでえ言い様だなオイ)」


大井『そ、それに…よくもいけしゃあしゃあと北上さんを「~っち」呼ばわりなんて…!!』ワナワナ


???「そーは言うけどな大井っち。俺はどうもニホンの読み仮名ってのに疎くてさ大井っち。これも部下との絆を深めたい上役の涙ぐましい努力の一環ってワケなんだよ大井っち♪」

???「(ま、実のトコ言うと日本語はペラペラなんだけどな…)」


大井『……最っっっっ低!!!!!』ガチャン!!


???「…ありゃりゃ、怒らせちまったな」


???『怒らせタ!怒らせタ!!』



???「ま、でもこんぐらい軽い方がこっちとしてもやりやすいってモンよ」

???「とはいえキメる所はバシっとキメるけど、な」

???「さて、多少勝手が変わっちまったが…」

???「ガンカメラの調子は良好、砲身の展開も問題なし、と」


???『ヤレルゾ!ヤレルゾ!!』


???「やるのはバックアップだけどな…だが、敢えていつものように…」

???「言っとくか!!」






―――其の名の通り。



―――狙い撃つぜ!!








???「行くぜ、相棒!行動開始だ!!」


???「任されテ!任されテ!!」ピコピコ




【W島近海】―――別働隊






飛龍「ああ…ここは攻撃機で行くべきかそれとも爆撃機で…!」オロオロ


蒼龍「…、…、」


赤城「蒼龍、"あの人"は何て?」


蒼龍「え?え、ええ…と…………、、、」


加賀「気にしなくていいから、ありのままで伝えてくれる?」


蒼龍「そ、それじゃあ遠慮なく…ええとですね…」




『モタついてねえでとっとと来やがれドンガメ共』






蒼龍「だ、そうです」




赤城「………」
加賀「………」
飛龍「………」





蒼龍「………」




瑞鶴「んがーっ!!何よその言い草!?一人でさっさと先行して好き勝手やってる分際で!」


翔鶴「…でも、言うだけの事はあるわよ?」チラッ





駆逐イ級(ズ)「「「「「…………………、」」」」」チーン




翔鶴「出撃してからこっち、一度も敵随伴機と遭遇してないもの…あったとしても今みたいな残骸だけ」


瑞鶴「…だけど、敵とは言えこの惨状はちょっと…」

瑞鶴「これなんて竜骨から完全に真っ二つになっちゃって、こっちは装甲が焼け爛れてるし…」

瑞鶴「ホント、味方なのに背筋が寒くなるわ…」


加賀「……」


赤城「…兎に角、万が一と言う事もあるでしょうし…飛龍、念の為数機先に飛ばしてくれるかしら?」


飛龍「は、はい…!わかりましたー!」


加賀「…………、」

加賀「(ここからでは遠すぎて視認は無理ね。だけど…)」

加賀「(今日も…空に"舞っている"から…無事ではあるみたい)」

加賀「("あの人達"が初めてここに来た時もああだったわね…)」

加賀「(海の色よりも深くて綺麗な…)」





加賀「(緑に輝く、"光の粒")」






ズキュン!


ビシュ!ビシュシュ!!


チュドドドドドド…!!!





空母ヲ級「……!……!!」ブハッ!



???「―――散々手こずらせやがって」

???「いいザマだなあ?後はもうテメエだけだぜ」



ブロロロロロロロロ…!!



???「…ああん?」






戦闘機妖精1「ヌオー(`・ω・´)」


戦闘機妖精2「シエンセントウキサァンジョー(`・ω・´)」




???「チッ、今更来てもおせーんだっつーの」

???「まあ、それよりも、だ…」


空母ヲ級「―――ビクッ!」


???「こっちも忙しくてなあ、生憎テメエ一人に関わってる時間すら惜しいんだよ」


ビュン!!


空母ヲ級「………!!??」




???「だ・か・ら・よ?」





ゴ ギ ン !!!


ベキ…グキベキ…!!



空母ヲ級「…!?……!!!???」





???「ゴキブリみてえに逃げ回ってねえでとっととおっ死んどけや……"腐れ化物"」





バ ギ ン … !




空母ヲ級「―――、―――、」ゴバッ




ド ブ ン ! !


ぶくぶくぶくぶくぶく…。




???「は、他愛ねえ……―――っ!」

???「何だよ"お前"かよ。急に出てこようとしてんじゃあねえ……あん?別に何もしやしねえよ、返答如何によっちゃちょいとヤキ入れてやるだけ……ああん?"やめてくれ"だとう?」

???「チッ、わぁかったよ煩えな。引っ込みゃいいんだろ引っ込みゃよ……」

???「…………、」



???「………ふぅ」





戦闘機妖精1「ア、アノー(´・ω・)」

戦闘機妖精2「シエンヨウセイヲウケテキタンデスガ(´・ω・`)」


???「…ああ、お疲れ様。生憎だけどこちらはもう大丈夫だから、君達は他の子の方に回って貰っていいかな?」


妖精ズ「「ワカリマシター(`・ω・´)」」



ブロロロロロロロロロロ…!



戦闘機妖精1「ムダアシニナッチャッタネ(´・ω・`)」


戦闘機妖精2「ケドキョウハドナラレナクテヨカッタヨ(´ω`*)」


戦闘機妖精1「アノヒトトキドキスゴイコワイシネー(゜-゜)」




???「…………、」

???「(資材の無駄だな)」

???「そんな言い方は良くないよ、こちらを心配して出してくれたんだろうから」

???「(ハッ、どうだかな)」

???「またそうやって…」

???「(それよりもそろそろ時間だろぉが、さっさと動いとけや)」

???「それもそうだね…それじゃあ―――」





―――介入行動を継続、次の目標に向けて飛翔する。





???「(俺の獲物も残して置いて欲しいもんだがなぁ)」

???「それはどうだろうね…さ、行こうか」

???「(ハッ、まあ付き合ってやるよ。お優しい"提督"さんよ)」





???「…君だって一応そうだろうに…」



すいませんちょっと中断します。
続きは夜に投稿しますので。

失礼いたします。

戻りました、これから再開します。

>>雷電逆。

………あっ…(蒼白

脳内補正オナシャス…スマセン…。

【W島近海】―――更に別働隊







金剛「……………………………………………」






金剛「………………………………………フゥ」




比叡「……………………………………………」
榛名「……………………………………………」
霧島「……………………………………………」




金剛「………………………………………ハァ」




比叡「……………………………………………」
榛名「……………………………………………」
霧島「……………………………………………」




金剛「………………………………………アァ~」



長門「喧しいぞ金剛、少しは落ち着いたらどうだ?」


金剛「…そういうヌァーガト(長門)こそ、さっきから足をバチャバチャと煩いデース。花も恥じらう乙女のするリアクションではナイデース」


長門「い、いや…これはだな…」ピタッ


陸奥「…まあ、でも長門の気持ちも解らないではないわねぇ…」


比叡「陸奥さんに同意です…」

榛名「こ、今回こそ、私達の出番があるかもしれませんし…!」

霧島「どうでしょうねえ…この分だと今回も望みは薄そうですけど…」


武蔵「全く、世界に轟く大戦艦が揃いも揃って良いザマだな」フー


金剛「ヘーイ、そこのセカンドヤマトガール?貴女も良いザマのメンバーって事理解してマスかー?」


大和「まぁまぁ、こんな時こそ年長組の私達が落ち着いて行動する事こそ、重要では?」ズズー


金剛「…だからと言っテ御座敷いてティータイムをスタートするのは落ち着きではなくサボタージュと言うのでハー?」アトワタシニモクダサーイ


比叡「…でも現状、どっちにしたって変わらないですよね。私達…」

霧島「"砲撃こそ海戦の華"…そう考えていた時期が私にもありました…」

榛名「最後に砲撃を行ったのっていつでしたっけ?」


武蔵「…確か敵空母に強襲を仕掛ける際に三式弾を発射したのが最後だったか…」


大和「撃ったのは私だけどもね…」



全員「「「「「「……………………………、」」」」」」



バシャーン!



金剛「ンアーっ!もう耐えられマセーン!!」

金剛「来る日も来る日も敵を目の前にして"待機行動(モーションストップ)"の日々!!ブレインがクラッシュしそうデース!!!!」


比叡「お、お姉さま落ち着いて下さい!」


武蔵「と、言うか我々が出撃している意味はあるのだろうか?」


霧島「"提督"が仰るには各部隊の連携を円滑にするべく、各艦の戦闘時における癖とか動き等を直視で叩き込んで欲しいとの事ですが…」


金剛「ノー!!戦場は司令部で起きてるワケではなく、現場(海域)で起こってるのデース!!」

金剛「モウ幾度となく他の艦隊の娘達の動きは両瞳に穴(ダブルアイにホール)が開く程拝見しまシター!!」ジタバタ


比叡「お姉さま!どう、どうどう!!」ガシッ


金剛「比叡!ワタシは馬じゃナイデース!!」

金剛「もう我慢の限界デス!こうなったら肉眼で確認出来る敵機だけでも…!」ズゴゴゴゴ…。


長門「ま、待て金剛!提督からの命令は変わらず待機のままだぞ!?それを…」


金剛「うぐ!提督…」ピタッ


比叡「(あ、止まった)」

霧島「(提督に対する忠誠心まで上回ったワケでは無いようですね)」

榛名「(お姉さま、おいたわしいです…)」



金剛「……」

金剛「……いいえ!デース!!」クワッ




全員「「「「「「「!!??」」」」」」」




金剛「ワタシは金剛!痩せても枯れても(Even withered even skinny)帝国海軍が誇る大戦艦…!!」

金剛「このまま砲身を錆びつかせたままというのは誇りの失墜になりマス!」

金剛「ひいてはソレは!ズバり言うと提督の誇りを傷つける事になるのデース!!」

金剛「そうなる前に!敢えて私が!!例え命令無視の汚名を被ろうとも!提督へのラーブ(愛)の為に!!」

金剛「敵機を完膚無きまでに粉砕するのデース!!!!」


比叡「お、お姉さま…立派です…!」ウルウル

霧島「(…上手い具合に命令との折り合いをお付けになりましたね)」ヒソヒソ

榛名「(でも根本的な解決には何もなっていないと思うのですけれど)」ヒソヒソ


長門「お、おい金剛!?」

陸奥「(って、言うか金剛ってこんな砲撃狂だったかしら?)」


武蔵「恐らくは、大戦艦として敵機を目の前にして素通りし続けるという現実との乖離に徐々に耐え切れなくなっての事だと推測出来るな」

大和「冷静に分析している所は流石と言いたいのだけれど、止めなくていいの?」






ズゴゴゴゴゴゴゴ…!!




金剛「AHAHAHAHAー!ウェイトしててクダサイね提督ぅー!!」


長門「お前達!ぼーっとしてないで金剛を静止させろ!!」


比叡「…いや、こうなっちゃったお姉様を止めるのは…」

霧島「流石に私達でもちょっと…」

榛名「ご期待に添えず申し訳ありません…」

武蔵「我々がやると加減出来ずに下手すると圧壊だぞ?」

大和「大和型戦艦の出力だと、どうしてもね…」




長門「………………、」



長門「…クッ!こうなったら仕方無い、行くぞ陸奥!」

陸奥「いいけど…砲撃前の戦艦を抑えるってのは流石の長門型でも出来るかしらね…」

長門「やれるかやれないかではない、やるのだ!砲しがりません(欲しがりません)、勝つまでは!の精神で突貫だ!!」

陸奥「(金剛もアレだけど、長門も相当キテるわね…)」





長門「金剛!それ以上の狼藉はビックセブンであるこの私が許さんぞ!!」



金剛「HAHAHAー!!幾ら長門でももう手遅れデース!」

金剛「砲弾装填!!!バアァァァァニングウゥゥゥゥゥゥ……!!!」



―――ピーッ!ピーッ!ピーッ!!



霧島「(ピコッ!)…はい、こちら第4艦隊・霧島で…あ、"提督"?」


金剛「――――――、」ピタッ


霧島「お姉さまですか?勿論おりますが」

霧島「…はい…はい…はい、解りました」

霧島「お姉さま、"提督"からです」



金剛「……………、」ズゴゴゴゴゴゴ↓



金剛「ハーイ提督ぅー♪こちら金剛型壱番艦の金剛デース♪」クルッ


武蔵「(早いな変わり身)」




???『(ザザザ―――)…その様子だと、そちらは変わりなしと捉えていいようだな』


金剛「ハイ、勿論デース!提督からの命令を全身全霊で守ってマ…」


???『ならば、その展開した艤装は何をする為のモノか聞いてもいいのだな?』



金剛「………………………、」



榛名「(お姉さま、凄い汗です)」

武蔵「(大和型の放水量もかくやだな)」


金剛「ドウ、シテ、ソレヲ…?」


???『質問しているのは僕の方だ』

???『金剛、今一度問おう…"その艤装は、何をする為のモノだ"?』


金剛「……………あうぅ」



???『…君達が僕の命令を良くは思ってないことは重々承知している』


金剛「そ、それは…!」




???『だがそれはこれからの作戦の事を鑑みて、僕なりに出した結論でもある』

???『それが不服であるというのなら全く構わない、思う存分撃つといい』

???『ただし…』







???『唯でさえ枯渇寸前の鎮守府の備蓄を、それこそ血の一滴も出ない程に絞りきりたいというのであれば…だが』








全員「「「「「「「…………………………、」」」」」」」」ゴーン…





???『鎮守府における備蓄回復の急務はオーヨドから頼まれた仕事の一つだ』

???『僕は自分なりにそれを行い、ただ君達にそれを遵守するよう命ずるだけだ』

???『僕は便宜上君達の上官ではあるが、無理な命令を強制させるつもりは毛ほども無い』

???『しかし』

???『……昨今における過度な備蓄消費の一端に君達のその無責任な砲撃が絡んでいるという事を重点に置いて考えれば』

???『不用意な命令無視など到底行える筈も無いだろうということぐらいは、承知していると思ったのだが?』



金剛「…………………………、」
比叡「…………………………、」
榛名「…………………………、」
霧島「…………………………、」

長門「…………………………、」
陸奥「…………………………、」

大和「…………………………、」
武蔵「…………………………、」




???『金剛、僕は何か間違った事を言っただろうか?』


金剛「い、え、あの、そのぉ…」

金剛「……マジすんませんデース」


比叡「お姉さま、混乱しすぎて言葉遣いがおかしくなってます」


???『解ってくれればそれで良い』

???『それよりも…長門』


長門「は…ハッ!」ビシッ





???『総員に合流地点への移動を指示してくれ』



???『そろそろこちらから―――仕掛ける』



【W島近海】―――敵逃走編隊




重巡リ級「……!………!!」ゼーゼー!!

重巡リ級「……、……」ハァハァ!!



重巡リ級「………、」キョロキョロ



重巡リ級「―――、」フゥー




……カカッ!



重巡リ級「………???」




ゴバアァァァァァァァァァァ…!!!!!!



重巡リ級「!!!!!!?????」



駆逐イ級1「ギャワー!!??」

駆逐イ級2「カラダガー!!!」

駆逐イ級3「ナンノヒカリィー!?」



エトセトラ、エトセトラ…。



以下、ほぼ同文。



ズドドドドドドドドド……!!!!!!




???『…粒子チェンバー内、冷却開始。残存敵戦力偵察開始』

???『確認終了、敵旗艦と思しき戦艦が1。爆心地より急速離脱』

???『ミッションプランCまで完了、続いてファイナルフェイズを開始』

???『以降の作戦指揮は第4から第1艦隊へと推移させるものとする…以上』

???『…………、』

???『拒否しなかった僕も僕だが…』

???『よもやミス・スメラギの真似事をする日が来ようとは…』

???『兎に角も、後は"彼"に任せよう』




―――"提督"から第4艦隊旗艦に告ぐ。



―――我、目標の破砕に成功。これよりそちらに合流する。



【W島外海】―――敵旗艦






戦艦ル級「……、……」フラフラ





―――ナゼダ。
―――ナゼ、コンナコトニナッタ…?



戦闘開始前まではあれだけ存在していた随伴機は壊滅。
空母及び重巡も先程から通信の返答が無い、という事は…。




戦艦ル級「オノレ…オノレェ…」ヨロヨロ



ズドドドドドド…!!!



戦艦ル級「―――!?」



???「疾きこと―――」





島風「島風の如しいいいいいいっ!!!」ギュンッ!!





島風「ワレ、逃走中の敵旗艦を発見せり!!」

島風「と、ゆーワケで挨拶がわりの魚雷斉射ー!!!」



ド ゴ ー ン ! !



戦艦ル級「!!!???」



島風「続いて連装砲ちゃん達、いっくよー!!」



連装砲ちゃんA「ウォオオオオオオオオオオオオオオ!!」
連装砲ちゃんB「トドメヲサセー!!!」
連装砲ちゃんC「オマエタチハムダジニダ!!イヌニデモクワレテシマエ!!!」




ズガガガガガガガガ…!!!



戦艦ル級「オ、オノレェ…!!!」



―――ダガ、タッタイッタイデ、ナニガ…!
―――ガハッ!?





???「―――はーい!油断大敵でーす♪」






雪風「雪風、只今見参です!砲雷撃、開始ー!」





ズドン!ズドン ! ! ズ ド ン ! ! !



戦艦ル級「グ、ガ…チョ、チョウシニ…!!!」



―――ノルナ、コノガラクタドモガアアアアアアアアア!!!



――――――?




戦艦ル級「…………、」




天津風「―――全く、何やってんの!初撃を当てたらさっさと逃げる作戦だったでしょうが!本気で正面から挑んでどうするのよ!!」


島風「だって私より遅い艦の攻撃なんかに…「うるっさい、さっさと逃げるわよ!!」…はい」


雪風「ごめんなさぁい、天津風…」





戦艦ル級「……………、」

戦艦ル級「……????」



―――ナ、ナンダッタノダ??
―――マアイイ、コノスキニ…。


―――?


―――、―――ナンダ?






その時。


ル級の目の前で、ちらり、ちらりと。


光り輝く"何か"が舞った。




―――ユキ(雪)?

―――ソンナバカナ…クモヒトツナイコノカイイキデ、ユキダト…?




"何か"は、陽光に絶えず照らされていながらその存在を覆い隠されずに光を放っていた。
透き通た水面よりも、深く輝く光の粒。

それは決して雪などではない。





戦艦ル級「―――!!」ジャキン!



―――ヤツラノシンヘイキカ…?
―――マアイイ、ナニガコヨウトモ、スガタヲミセタソノシュンカン…。

―――コンドコソシュホウノエジキニナルトオモエ…!




戦艦ル級「…、…、」




―――サア、ドコカラクル…!

―――マタモショウメンカ?ソレトモサユウドウジカ?

―――アルイハウエカ?




戦艦ル級「……………、」




ル級の警戒とは裏腹に、眼前に広がる光景はどこまでも穏やかで青く。
敵襲など凡そ考えられないほどに凪いでいた。


その瞬間まで。




ゴボ…!




戦艦ル級「……!!!」



―――イマ、ナニカ…?




ゴボボ…!!



―――!!

―――ミマチガエデハナイ。

―――マサカ、シタカラカ…!

―――マズイ。

―――テキガセンスイカンダトシタラワレノソウビデハタイコウデキナイ…!

―――タダチニコノバヲ…ン?





ゴボボボボ…!!!



―――オカシイ。
―――ナゼヤツハギョライヲウッテコナイ?

―――コノミズシブキ、アキラカニフジョウシヨウトシテイルモノノヨウダガ。
―――マサカセンスイキコウニ、フビデモアッタノカ…?

―――ダトシタラ、オワライダ。




戦艦ル級「………、」ジャキ!!



―――サア、カオヲダシテコイオロカモノメ。
―――ソノシュンカン、ヒンジャクナギソウゴトフットバシテクレヨウゾ。





ゴボボボボボボボボ……!!!!




バ シ ャ ア ァ ァ ン ! ! ! !




戦艦ル級「…………!!!!」



―――キタ。

―――フキトブガイイ、オロカモ!!……ノ……。


―――…………。




―――エ―――?





???「………………」



戦艦ル級「……………、」



―――センスイカンデハ、ナイ…?
―――ナンダ、コイツ、ハ…。



―――ウミノヨウニ、アオイイイロノ、ギソウ……?


―――ハッ!!!



"それ"の姿を確認したル級は。
ほんの一瞬。
一瞬だけ、砲撃を忘れ。

それに見惚れるかのように棒立ちとなった。

その一拍が。
ル級の致命的な隙となる。





???「……………、」




ズ ギ ュ ン ! !




戦艦ル級「――――――!!!」



???「戦艦の砲撃をまともに喰らえば、如何に俺達でも唯では済まない」

???「だが―――」




―――ここはもう。




―――俺の距離だ!!!





ガシイィィィィィィィィ……ン!!



戦艦ル級「…………………、」


???「……………………、」



―――イマ。

―――ナニカガ、ヤツノウデカラ、キラメイテ…。

―――トオリ…ス   ギ … … …テ ……




戦艦ル級「……ア」


戦艦/ル/級「ア、ガ……!!」




ズズウゥゥゥゥゥ……ン!!



ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶく…。




???「………………、」


???「(プツッ!)―――第1艦隊各員に告ぐ」

???「敵旗艦の轟沈を確認、只今を持って全ミッションのクリアとする」

???「各艦隊の指揮官は、直ちに返答されたし」

???「こちらは第1艦隊司令―――」








―――刹那・F・セイエイ。





刹那『……尚、帰還部隊は各艦隊予め指定した合流ポイントに即時集結……』




???「…聞いたか相棒、流石の手腕だなやっぱ」


???「流石ダナ!流石ダナ!!」


???「(ピッ)―――第2艦隊了解!お嬢さん達をエスコートしてそっちに向かう!交信者―――」






―――ロックオン・ストラトス。





ロックオン「そういう事で交信終わり(オーバー)っと」


???「ハロもいるゾ!いるゾ!!」ピコピコ


ロックオン「わぁかってるっての、さぁ、お嬢さん達が癇癪おこさないウチに行こうぜ」


ハロ「解っタ!!解っタ!!」






―――アレルヤ・ハプティズム。






アレルヤ「―――第3艦隊も了解したよ…赤城達もそっちに向かってるから、合流したら宜しく(ピッ!)」

???「(ハ、結局あれから獲物はゼロかよ)」


アレルヤ「危険が無くて何よりじゃないか…ハレルヤ」

ハレルヤ「(歯ごたえが無さ過ぎるってのもつくづく考えモンだと思うぜ俺ぁよ)」


アレルヤ「僕達だけで戦ってるワケじゃないしね、皆の力あってこそさ」

ハレルヤ「(面白くねえ…俺は少し眠るぜ、アレルヤ)」


アレルヤ「おやすみ、ハレルヤ…鎮守府に帰還しても、摩耶や曙に突っかからないでおくれよ?」

ハレルヤ「(…向こう次第、だな)」





―――ティエリア・アーデ。






ティエリア「―――ミッション終了報告は受領した、第4艦隊各員と共にこれより帰還する」





霧島「…………………やっぱり今回も出番、無しでしたね」ドヨーン

比叡「そんなに動いてもいないから、帰っても若干の燃料補給以外にやる事が無いのよねえ…」ズーン


長門「……これではビックセブンの名が泣くな……」

陸奥「そ、そんなに落ち込むは事ないんじゃない?」


武蔵「そうだぞ、砲雷撃戦を見ながら茶請けを頬張るというのも中々得がたい体験じゃないか」ゲフー

大和「戦闘の練度じゃなくて、料理の練度は十二分に上がってる気がするわねえ…」ホメラレタコトジャナイケレド



榛名「そ、それじゃあ!帰還したら気晴らしに第4艦隊の皆で間宮さんの茶屋に行きませんか…!」

金剛「オーウ、榛名!それはグッドデース!」



金剛「提督も是非いらしてクダサーイ!」




ティエリア「………………別に行くのは構わないが」

ティエリア「その前に、各員今回の戦闘について各々の機動に準えたレポ…作戦立案書の作成及び提出を先に済ませてからにして欲しい」


比叡「えええええー!?この間も50枚提出したばっか……」


ティエリア「―――ジロリ」


比叡「……………はい、帰還後直ちに取り掛かりますです…だからそんな睨まんといてください……」


霧島「(同じ眼鏡なのに、私や大淀や鳥海とは全然違う凄い迫力ですね…)」

武蔵「ちなみに私も眼鏡なんだが?」

霧島「凄く自然にこちらの考えを読まないで欲しいのですけれど」





ティエリア「…とにかくも、今回のミッションも無事終了した」

ティエリア「さぁ、各員帰投しよう」






―――僕達の鎮守府(基地)に。




導入(プロローグ)編、これにて終了でございます。長くなってしまい申し訳ありません。

提督とは一体…うごごごご…。


>>一期か二期か?
一応二期なのですが解りにくくてすみません。
そんなにバンバカ超兵器を最初から使うのもアレですし…。

何よりも"使えない"というのもありますし…おすし…。


次回は少し時間を遡って

1、「鎮守府に一体全体何が起こったのか」
2、「刹那達はどうやってここに来た」

のかをちょろっとやっていきます。


それではこれにて。

ああああああああああああ…投稿しながらやってたらろーちゃんが轟沈んんんんんんんんん…。


泣けますわー…。


後追記で

>>刹那達のサイズは?
一応「普通サイズ」のつもりです、スパロボで言えばバリバリのSもS。
そこらへんのことも多少次回で。


…あああああどうすっかなあ…。

今日の分投下します。…何とか2隻目のろーちゃんを育て終わって胸なでおろし。

>>人間サイズならSS~
あ、すんません「SもS」でSが二つというアレな感じでして、ハイ…。

―――これは、とある鎮守府に。
―――提督"達"が来るよりも少し前のお話。






大淀「―――どうも!軽巡・大淀です、
   艦隊の補助ならお任せ下さい!!」


明石「―――どーも!工作艦・明石です、
   酒保・改修の技術にかけては右に出る者はおりません!」




大淀・明石「「それでは今日も張り切って、鎮守府の運営に力を注ぎましょう!!!」」



結  果  。




【鎮守府備蓄庫】





―――「X0/X0/X0/X0」―――ゴーン…!


※「X」には貴方の好きな数字を入れてね♪






明石「…すみません酒保の営業がありますので本日は私この辺で…」

大淀「待って下さい待って下さい待って下さい…!おねがいです一人にしないで下さい…!!」ガシッ!!!



明石「ちょっ、しがみつかないで下さいよ…!」

大淀「嫌です嫌です…!私一人でこんな(禁則事項です♪)な書類一式と戦う事なんてとても出来ません…!沈むなら一緒に…!!」

明石「しれっと不吉な言葉が漏れ出てるんですけど!!??」


明石「だ、大体土台からして無理だったんですよ!!」








明石「この鎮守府の運営を私と大淀さんの"たった二隻"で行うだなんてえ!!」





大淀「そ、それは重々承知の上でしたが…どうにもこうにも艦隊運営のイロハを携えてる艦娘が私か明石さんしか居ませんでしたので…!」

明石「最初はもっと居たじゃないですか!!長門さんとか加賀さんとか吹雪ちゃんとか高雄さんとか川内さんとか…!!!」

大淀「"あの事件の顛末"なら明石さんも良く知っておられるじゃないですかあ!!」

大淀「そ、それに…出撃任務における出資は兎も角として、開発における各資材の備蓄状況の管理は明石さんだったじゃないですか!」

大淀「それなのにどうしてこんな(世紀末)状況に…!」


明石「う、うぐ…それは…」




―――……。







―――どーもぉー♪装備改修&開発願いまーす!!
―――"どんな感じに"って?それは勿論1に夜戦、2に夜戦、3も4も5も6も夜戦の為に魚雷盛り沢山で!
―――あ、火力も欲しいから14cm単装砲も…そうだなあ、20基くらいヨロシク♪



―――装備改修を頼みに来た。
―――仕様だと?そうだな…より効率的に敵を一撃で粉砕するべく三連装砲の配備を急いで欲しい。
―――何?資材が無いだと?
―――この鎮守府の守りの要となっている我等の装備が後回しとは…実に嘆かわしい…。
―――大体二言目には「資材が無い」「資源が無い」などと言うが我等に言う前に大飯喰らいの何処かの誰かにでも節制を強いればそんなモノなど直ぐに―――



―――烈風の開発状況はどうなっているのかしら?
―――何?また失敗なの?
―――…。
―――まあいいわ、それじゃあ流星改の方はどうかしら?
―――それも駄目?
―――…。
―――常日頃から弾薬を浪費する何処かの誰かの言う事は良く聞く癖に制空権を持つこちらには冷たいのね。
―――もういいわ。




―――……。





明石「…こんな状況が続けば備蓄なんぞ大風に吹かれた蝋燭のようになりますよそりゃあ…」

大淀「…そ、そんなことになっていたなんて…どうして言ってくれなかったんですか!」

明石「言えるわけ無いじゃないですかあ!後が怖いですし!!大体言った所で止めてくれます!?」



大淀「しがない一軽巡ですので、無理です♪」

明石「ですよねー♪」



明石「…とか言ってる前に、大淀さんだって大概じゃないですか」

大淀「な、何がです…」

明石「私知ってるんですからね?艦隊が出撃した時―――」




―――……。








駆逐イ級「―――、―――」フラフラ…





―――HEYHE~~~Y!!!敵艦発見デース!!ファイヤーーーーーー!!

―――お姉様に負けてられませんね!!撃ちまーす!!!


―――あの、今回は偵察が主のハズじゃ…?

―――駄目ですね、あの二人もう敵しか見えてませんよあれじゃあ。



―――……。




明石「って、瀕死の敵にも全力砲撃ぶちかますものだから帰還時の補給がそれはもう、もんの凄い事になっているそうで」



大淀「……………、」



大淀「……だって」

大淀「もう備蓄が残り少ないから補給出来ませんなんて言おうものならナニをされるか解らないんですもの…」サメザメ

明石「(うわあ)」


大淀「ですから―――」チラッ




妖精1「―――ピクピクピクピクピク」
妖精2「―――ビクンビクンビクンビクン」
妖精3「―――ネカセテクダサイネカセテクダサイ」
妖精4「―――、―――、―――」






大淀「妖精さん達と一緒に全力稼働しつつどうにかこうにか資材をかき集めて参りましたが…もう限界です」

明石「こいつぁ酷い(直球)」


明石「そ、そう言えば…かき集めならホラ、潜水艦娘達はいずこに…?」

大淀「海外の艦が困っているとの事で只今全員遠征中でして…数日は帰って来ません…」

明石「よりにもよってこんな時にですかあ…」

大淀「……、」ジー

明石「な、なんです…?」

大淀「ちなみに改修用に溜め込んでいる装備を廃棄するというのは―――」


明石「…(ズキューン☆彡)されちゃうのでナシで願います★」

大淀「で、ですよねえー」


明石「……、」

大淀「……、」


明石「で、どうするんです?」

大淀「どうしましょうか…」ポロポロ



明石「…やっぱり、これはもうアレですよ―――」





―――"提督"に来て頂くしか他に方法は無いんじゃあ…?





大淀「……、」

明石「"大本営"の方は何て言ってるんです?」

大淀「電報は幾度と無く送ってはいるのですけれど…とんと返答が無くて」


明石「…私達、もしかして見捨てられちゃったりとかしてます?」

大淀「そ、そんな事は……!」




―――バタン!




妖精さん5「ダイホンエイカラチンジュフニテガミガトドキマシターヽ(・∀・)ノ」




大淀「…え?大本営からですか??」

明石「こ、このタイミングで…何でしょう?また"近海ニ出現シタ敵ヲ撃破セヨ"とか言うんじゃ…?」

大淀「………、」

大淀「…い、いえ…!」プルプル



大淀「明石さん!見て下さい、コレを!!」

明石「な、何ですか藪から棒に…ナニナニ?」ガサッ





―――貴艦ラノ陳情受ケ入レラレタシ。
―――付キマシテハ以下ノ人物ヲ当鎮守府ノ指揮官トシテ送ル物トスル―――





明石「こ、こ、こ、これは…!」プルプル

大淀「そうです!遂に、遂に……!」





明石&大淀「「提督が鎮守府に着任して来るんですね!!!」」



大淀「ううう…これで不当な要望を受け入れる際の良い緩衝人が…」

明石「大淀さんその言い方は正直どうかと…ま、まあ私の方もこれ以上の無茶な要求が多少なりとも軽減されるのであれば吝かではないというか何というか…」

大淀「兎に角もどんな方なんでしょう?」

明石「新人さんですかね?それとも歴戦の大ベテラン??」

大淀「兎に角送られてきた資料と写真に目を通しましょうそうしましょう!」


―――ガサリ。


大淀「ええと…刹那、えふ…?変わった名前の人ですね?混血の方なんでしょうか??」

明石「何か見た目は若そうですけど、大丈夫なんでしょうか?只者では無さそうではあるんですけど、一人だけでこの魑魅魍魎蔓延る鎮守府の運営なんて…」


大淀「…あ、待ってください。資料に続きが…あら??」

明石「何ですこれ、資料が何通も……、……!?」


大淀「写真の貼られた資料が、"4通"?」

明石「…ってコトは、もしかして…」






大淀&明石「「―――えっ、4人!?―――」」




今回は刹那達が来る前の鎮守府の様子をば。
船頭多くして~ではありませんが、船が多いとも船員が居なければ何とやら…か。
各部署で一番有能な人を寄せ集めた所で天下無敵のチームが出来るかといえばそうでもなく。そんなお話。

次回は刹那達サイドで、一体全体何でこんな所へ来るコトになったのかを。

リボンズとの決戦、電脳空間での戦い、飛び交う怪獣や怪人、次元将との戦いの最中、果たして…。

それではこれにて。

すいません>>1です、どうにも遅くなりましたが再開しまっす。

・【刹那の場合】









…ガキイィィィィィィィィィィイン…!!











刹那「―――リボンズ・アルマアァァァァァァァァァァク!!!!!」




リボンズ「―――刹那・F・セイエエェェェェェェェェェイ!!!!!」












刹那「人間と共に歩む気は無いと―――、」





―――解り合うつもりは無いのか!!!









リボンズ「その気はないよ―――、」





―――僕は、リボンズ・アルマークだ!!!















刹那「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


リボンズ「はあああああああああああああああ!!!」






―――ギャギイィィィィィィィィィィィィィ…!!!








・【ロックオンの場合】




ズドオォォォォォォォォォォォン!!!






スメラギ「…………ッ!!!被弾箇所の報告!!」



フェルト「トレミー、右舷カタパルトデッキに直撃!」

ミレイナ「エネルギーラインの一部に異常!火災が発生してますぅ!!」



スメラギ「消火剤散布及びダメージコントロール、急いで!!」

スメラギ「……戦況は今どうなってるの!?」



フェルト「現在、敵主力と交戦中の模様!ですが、詳しい情報はまだ…次元嵐が酷くて交信が…!」


ラッセ「マズいな、無茶な中央突破のツケか…小型の次元獣共が群がり初めていやがる…!」





スメラギ「他の艦の状況は!?」



イアン「何処も似たり寄ったりだな、自分のトコの戦線維持で手一杯って感じか」


アニュー「再度"イカルガ"及び"エターナル"に支援要請を試みます!」

アニュー「(………、)」

アニュー「(力場の影響か、脳量子波の力も弱まって来ている…)」






アニュー「……………ライル……………」









―――ビーッ!ビーッ!!ビーッ!!!





スメラギ「…!?」

スメラギ「―――状況報告!」



フェルト「巨大な次元振動を感知!これは…!!」

















ライノダモン級「―――グオガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」













ミレイナ「…お、大型次元獣出現!艦直上ですぅ!!」

ラッセ「馬鹿な!このタイミングでか!?」



スメラギ「げいげ…!いえ、回避行動!急いで!!!」



ラッセ「…駄目だ、間に合わねえ!!!」


アニュー「………!!!!」








ライノダモン級「グガアアアア―――!!!」

ライノダモン級「―――!?」




ビシュシュ……!!





ズドドドドドドドドドド!!!




ライノダモン級「!!!!!!」







フェルト「大型次元獣が…停止しました…!」


イアン「今のビーム砲撃は…」





アニュー「(あ―――!)」













ロックオン「―――や、ら―――」










―――せるかってんだよおおおおおおおおおおおお!!!








スメラギ「ロックオン!?」

ラッセ「中枢部に向かったんじゃ無かったのか!?」



ロックオン『(ピッ!)援護砲撃に徹してたのが幸いしたのかね?おかげで他の連中よりも早く戻って来られた、けどよ…!!』



ライノダモン級「グルルルルルルルルルル…!!」



ロックオン「殆ど効いてねえでやんの、クソッタレ…!」

ロックオン「(他のライノ級よりデケエ図体を見るに親衛隊クラスがお出ましってか!)」

ロックオン「どの道留守を襲おうとするセコ野郎なんざ、とっとと―――」




ハロ「熱源増大!熱源増大!!」


ロックオン「―――!?」







ライノダモン級「ゴバアアアアアアアアアアアア!!!」




ズドオオォォォォォォォォォォォン!!!!




フェルト&ミレイナ「キャアアアアアアアアアアッ!!??」

ラッセ「うおあああああああああああああああああ!!??」


スメラギ「クッ………!!!被害報告!!」


アニュー「ちょ、直撃は免れました…ライルが…ケルディムが、盾になって…!」

イアン「何ぃ!?」



アニュー「(ライル………!!)」






ロックオン「――――――ハロ、状況を知らせろ!」


ハロ「ライフルビット全基使用不能!シールドビット損傷甚大!」


ロックオン「そいつぁ豪気なこった…!機体の状態は?」


ハロ「各部フレーム問題ナシ!戦闘続行可能!戦闘続行可能!!」


ロックオン「OK!…ケルディム、トレミーの護衛を続行!」








―――目標を、狙い撃つぜ!!





・【アレルヤ()の場合】




―――ガ キ ン ! ! !



ガキン!ガキン!!ガキン!!!



バキィィィィィィィィィイン!!!



「アハハ…」


「アハハハハハハハハ…」





「アァ~~~~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!」







グレムリン「―――いいねえ!!キミ、すっっっごくいいよぉ!!」



ガ キ ン !!!



アレルヤ「………クッ!!!」


グレムリン「へぇ、今のをかわすのかい?益々気に入ったよ、僕達案外気が合うかもねぇ」


アレルヤ「不愉快だね、君のようなヤツと一緒にされるのは…!」


グレムリン「そう?存外的を射てると思うけどなあ…」

グレムリン「キミもボクと同じ…こういったコトが手馴れているモノ同士の独特の匂いがさあ!」


アレルヤ「……………っ」




グレムリン「あれ?怒ったかい??ごめんねぇ!」

グレムリン「お詫びにもっともっと楽しませてあげるよぉ!!」


アレルヤ「君にこれ以上関わる気は無い」

アレルヤ「直ぐに倒して―――、」







―――皆の所へ向かせて貰う!!!





・【ティエリアの場合】




ティエリア「…"システム中枢"に侵入、現在深度・ランクS…」






―――警告~Warning~!警告~Warning~!警告~Warning~!警告~Warning~―――






ティエリア「…!?」



レギナA「―――、」ギュン
レギナB「―――、」ギン
レギナC「―――、」ズン



ティエリア「クッ…!アプロディアの護衛機か…!!」

ティエリア「("C・F"は現在先行中…このままでは後背を突かれる事になるか)」

ティエリア「ならば―――」






―――この場で目標を殲滅する!!





・【ハレルヤの場合】







「―――カルネージ―――」



ズドドドドドドドド…!!!






「―――イグニス―――」



ビシュシュシュシュシュシュ…!!!






「―――タキオ―――、―――!!!」







ハレルヤ「すっとろい事―――」





ハレルヤ「―――やってんじゃあねえぞおおおおおおおおおっ!!!」






ガ ギ ン !!!




EX(イクス)「…絶望と孤独の果に作成した私の"エクストリーム"に追いつくとは…」

EX「イノベイターの劣化品とは言え、流石は超兵と賞賛すべきか?」



ハレルヤ「お褒めの言葉ありがとさんよ、陰険ヤロー」

ハレルヤ「しかし何だな?テメエみてえな後ろでニヤニヤ笑ってるようなヤツがどうして今更前線なんぞに出てきやがった?」


EX「…、…」


ハレルヤ「俺の知って"いた"陰険野郎は、動き出すにはもう少しばかり臆病だったんだがよ」

ハレルヤ「野郎が焦れてこういうコトを起こす相場ってのは、大概計画事が御釈迦になったか…或いは…」


ハレルヤ「―――"オンナ"にでもフラれたかよ?」ニヤ



EX「……"ワタシ"の脳量子波を読んだのか、キサマ……!」



ハレルヤ「ご明察ぅ…と、言いてえトコだが…」

ハレルヤ「そうやって最後まで澄まし面出来てねえ時点で自分から白状してるようなモンだぜ?お前」


EX「………!!!!」




ハレルヤ「"出来損ない"に痛い所を突かれちまったヤローは、さて何て呼べばいいんだろうなあ?」ニマニマ


EX「……不愉快だ。矢張り貴様らはここで消すとしよう…!!」



ハレルヤ「だぁったら最初っから―――」










―――そうすりゃあいいだろうが!!こっちは元よりそのつもりなんだからよお!!!














―――そして。
―――"光"が広がった。













刹那「…!?何だ―――!!」





ロックオン「機体が動かねえ…!?ハロ、何が起こってる!!」

ハロ「原因、フメイ!原因、フメイ!」




ティエリア「…システム中枢部から強烈なエネルギー反応…!?」

ティエリア「"ジェネレーションブレイク"ではない?これは…!」





アレルヤ「この光…GN粒子じゃない、もっと別の―――!」





ハレルヤ「クソが!何が、どうなっていやがる!?…オイ、ピーリ―――!!」












―――暗転。
―――黒い帳が降りる。









………。
………………。


……。


……う……。



刹那「…………、」

刹那「う、ううう……ん?」



―――!!







刹那「―――リボンズッ!!!」ガバッ!!








刹那「……アルマー…………ク?」




ロックオン「…よぅ、漸く起きたかよ寝ぼすけさん」

ハロ「オハヨウ、刹那!オハヨウ、刹那!!」



刹那「ハロ…それに、ロック…オン…?」

刹那「…"ここ"は?俺は、確かリボンズと……」

刹那「???」

刹那「…その姿、は?」





ロックオン(制服:海軍仕様)「似合ってるか?っつっても俺の趣味でやってんじゃないぜ?」

ロックオン「目が覚めたらここにいて、服もこいつに変わっていて…あー、自分で言ってて支離滅裂なのは分かってるんだけどよ、他に言い用がな…」

ロックオン「ま、そう言うお前だって」



刹那「………?」

刹那「…………(視線を身体に)」



刹那(制服:海軍仕様)「―――なっ!?」



ロックオン「念の為言っとくけどな、俺が着替えさせたんじゃねえぞ?」

ロックオン「他の奴らも全員この制服っぽい服装になってたんだよ」


刹那「(他の…)」

刹那「…まさか、皆も居るのか?」





ティエリア「―――そのまさかだ」

アレルヤ「―――やあ、おはよう刹那」



刹那「アレルヤに……"ティエリア"!?」

刹那「無事だったのか!?」



ティエリア「……?どういう意味だ?」



刹那「"どういう意味"だと?お前はリボンズに撃たれて(肉体的に)死んだ筈…」


ティエリア「何…!?」


ロックオン「おい、穏やかじゃねえ話だな」

アレルヤ「…じゃあ、ここに居るティエリアは幽霊ってワケかい?」

ハロ「幽霊、怖イ!幽霊、怖イ!!」




刹那「何の…?」

刹那「ヴェーダを奪還する為にソレスタルビーイング内部に突入した時の話だ、覚えて無いのか…?」


ロックオン「…ちょい待ち。確かにヴェーダは奪還したけどよ、ヒイロの手助けがあったから突入作戦まではやらなかっただろうが」



アレルヤ「…"ヒイロ"?誰だいそれ」


ティエリア「…名前だけならば聞いた事はある。"システム"に介入する際、知識としてデータを得ている」

ティエリア「だが、ヴェーダを奪還する作戦に介入したという記録は無かった筈だ」



ティエリア「(…そもそも、ヴェーダを奪還したという記憶自体…)」

ティエリア「…、」





ロックオン「はあ?おいちょっと待てよ。"仲間"の名前を忘れるなんざ随分冷たいじゃねえか」


刹那「…仲間?」


ロックオン「"ZEXIS"の連中の事だよ、忘れちまったのか?」


刹那「"ゼク…シ…?"何だ、それは?」

アレルヤ「僕ら(SB)に関係ある組織なのかい?」

ティエリア「少なくとも、そんな関連組織は聞いた事はない」




ロックオン「おいおいおい…マジかよ…」






アレルヤ「…ボクからも一つ尋ねたいんだけど…」

アレルヤ「皆、"ウルトラマン"って単語聞いた事無い?」



ロックオン「…何だよそりゃ…"超人"?"超兵"ってのの隠語か何かか?」

刹那「悪いが無い」

ティエリア「右に同じだ」



アレルヤ「……そう、か」

アレルヤ「(この分だと他のも…"カメンライダー"…"カイジン"…"カイジュウ"…)」

アレルヤ「(何だろう…頭の奥底が凄くモヤモヤするようで…)」


ハレルヤ「(………………………)」


アレルヤ「(ハレルヤも答えてくれない…一体これは…)」





ティエリア「―――僕からもだ」

ティエリア「…"ジェネレーションシステム"という言葉に聞き覚えはあるか?」



ロックオン「―――、」フルフル
刹那「―――、」フルフル
アレルヤ「―――、」フルフル



ティエリア「………、」




ロックオン「…で、最後に刹那だが…」


刹那「…、」

刹那「先刻の言葉通りだ」


刹那「俺達は宇宙船ソレスタルビーイング内部のヴェーダを奪還すべくミッションを開始した」

刹那「そして敵の首魁、リボンズ・アルマークと交戦し、その戦闘の最中眩い光に包まれて…」

刹那「気がついたらここに居た」



ロックオン「……、」
アレルヤ「………、」
ティエリア「……、」





ロックオン「…互いに"偽物"ってワケでは…なさそうだよ、な」


ティエリア「そう定義付けるには双方が持つ情報の不明瞭さに説明がつかない」


アレルヤ「だとすると完全に別人…?」


ロックオン「…いいや、一概にそうとも言えねえぜ」


刹那「どういう事だ?」


ロックオン「…ちょい詳しい説明は省かせて貰うが…あー、何て言えばいいのやらな…」

ロックオン「"俺が居た所"じゃ"同姓同名の同じ面で同じ性格だけども細部が微妙に違う"って面々がやたらと居たからよ」


ティエリア「…"パラレルワールド"、か?」


ロックオン「…あんだよティエリア、お前も"そういうの"に精通しているクチか?」


ティエリア「…少しばかり違うが、様相は似ているようなモノ、と言えば良いか」


アレルヤ「成る程ね…それなら僕も解るよ」









刹那「………………、」

刹那「(な、何の話だ?)」








ロックオン「ま、そこら辺の情報はおいおい摺り合わせるとして、だ」

ロックオン「で、結局の所…ここは、どこなんだよ?」


アレルヤ「先刻まで戦闘の真っ最中だった事は共通しているみたいだけどね…」

アレルヤ「もしかして"あの世"っていうヤツ?」


ロックオン「おい笑えねえぞコラ」

ハロ「笑えねエ!笑えねえエ!!」


アレルヤ「ご、ごめん…ちょっとしたジョークのツモリだったんだけど…」






ロックオン「…折角アニューとまたねんごろになったっつーのに死んでる暇なんかありゃしねえよ、全く冗談じゃねえ」






刹那「――――――、」
アレルヤ「――――、」
ティエリア「―――、」






ロックオン「…あんだよその鳩が豆鉄砲食らったような顔は」


ティエリア「…"アニュー"とは、あの"アニュー・リターナー"の事…か?」


ロックオン「他に俺のオンナはいねえよ」

ロックオン「ギリギリで命拾いして今もトレミーのクルーやってるぜ」




刹那「……………、」
アレルヤ「………、」
ティエリア「……、」





ロックオン「だから…なんだよその顔は」



刹那「い、いや……」



ティエリア「(どうやら…先程の刹那の情報も含めて、僕達の過ごしてきた時間にはかなりの差異があるようだが…)」

ティエリア「(だが一体…何故だ)」

ティエリア「("僕が居た場所"にも"彼等"は存在して居た、それしてそれは"彼等の場所"においても同等のようだ)」

ティエリア「(だというのに、何故…別々の場所から…?)」

ティエリア「(何らかの関連があるというのか、それとも…)」



アレルヤ「…まあそれも後に置いておくとして…」





アレルヤ「―――"アレ"、何だと思う?」













扉「――――――――――――、」ズウゥゥゥゥゥゥン









ロックオン「ドアだな」

刹那「ドアのように見えるが」

ティエリア「どう見てもドアでしかないな」


アレルヤ「…あからさますぎてスルーしようとしたんだけど…」

アレルヤ「どうにもアレ以外に他と通じるような箇所は無いみたいなんだよね…」


刹那「…なら、開けるしかないだろう」

刹那「だが―――」チラッ




ロックオン「―――、」コクリ


ティエリア「―――、」コクリ






刹那「(支給品だろうか、銃器の類があるのは幸いだった)」

刹那「(これならば、開けた瞬間何らかの脅威に襲われてもる程度の対応は可能だ)」

刹那「(ただ一つ、気になる点は…)」


腕時計「―――、」キラン


刹那「(この巻き付けられた"腕輪のような時計"…最初目覚めた時にも違和感らしき感覚をまるで感じない程しっくりときているが)」

刹那「(一体これは…?)」

刹那「(……、)」

刹那「(だが考えを巡らせるのは何もかも、後か…)」





アレルヤ「…じゃあ、開けるのは僕がやるよ。皆は背後から対応を宜しく」


ロックオン「おう、任せておきなって」


ティエリア「こちらも準備は完了だ」


刹那「俺の方もだ」


アレルヤ「なら、行くよ…!」





ギ―――ギイィィィィィィィィィィィ!







刹那「(俺達の目の前で重々しく開け放たれた扉)」


刹那「(煌々とした光が視線に刺さり、それに目が慣れた瞬間)」


刹那「(目の前に広がった"モノ"は―――)」








―――パン!



―――パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパン!!!!!










全員「「「「―――! ! ? ?」」」」ババッ













大淀「―――どうも!軽巡・大淀です、
   艦隊の補助ならお任せ下さい!!」


明石「―――どーも!工作艦・明石です、
   酒保・改修の技術にかけては右に出る者はおりません!」






二人「「提督が鎮守府に着任しました!!これより、艦隊の指揮に入られます!!!」」






大淀「どうぞ!」

明石「よろしくおねがいいたししまーす!!」









刹那「………………、」

ロックオン「………、」

アレルヤ「…………、」

ティエリア「………、」









大淀「貴方々が提督ですね。"大本営"よりお噂は予々…」

明石「へー、実物で見ると写真より何か若―――「"チャキッ!"」―――へ、"チャキ???"」










ロックオン「(銃を額に押し当てながら)………………おーし、動くんじゃねえぞー(棒)」










明石「―――え?え??何です…何ですコレぇ!?!?」





ロックオン「動くなっつってんだろ(棒)両手を挙げて頭の後ろに組むんだ、OK?」


アレルヤ「…すみませんが、お手を拝借」


大淀「は?え…ええ??どうしましょう、私そんな出会ってイキナリだなんて―――「"ガキッ!"」―――え?"ガキッ???"」


アレルヤ「こっちも確保完了だよ(棒)」





大淀「―――あ、あれ動けません動きません?…な、何でですどうしてなんです?あ、アイタタタタタタタタタタ!?」






ティエリア「君達は完全に包囲されている。これより先の発言は君たち自身の立場を悪い方向に進ませかねないモノである事を留意した上で発言されたし(棒)」






明石「は、発言も何も私達はただ大本営からの指示で……!」


ロックオン「嘘つくんじゃねえよこの野郎(棒)無駄にカワイイ顔してるヤツ程信用ならねえってのは身に染みて理解してんだよ俺は(主にファイアバグのアレとかで)」


アレルヤ「ちなみに弁護士は呼べないからそのツモリでね(棒)」


大淀「い、痛い痛い痛いです折れます折れちゃいます関節部分はそんな風に曲がる構造をしてませぇぇん…」


アレルヤ「(そんなに強くキメてはいないんだけどなあ?)」





ティエリア「さあ言い給え、君らの背後に居る人物は誰だ?"リボンズ・アルマーク"か?…それとも"アプロディア"か?」

ロックオン「それとも"ガイオウ"か?…もしやウワサの"ジ・エーデル"ってえのか?」

アレルヤ「…"ヤプール"とか"ガオウ"とかいう可能性も無きにしも非ずかな?」

ハレルヤ「(……あの"イクス"とか言う陰険ヤローたあ関係なさそうだがなあ……)」






明石「だだだだだだ…だから私達はなんにも…あ、あ、止めて下さい案外痛いんですソレ(銃)、ゴリってしてます…ゴリって言ってますからあ…!」


大淀「リ、"リボン"?…どちらかと言えばリボンは赤色の方が―――「"ゴキッ!"」―――あ、痛!すいません嘘です青色もイケますぅぅぅぅ!」










刹那「………………………………、」






刹那・F・セイエイは。


奇妙な少女二人と仲間たちの織り成す地獄絵図を、どこか遠くで見ながら。




刹那「(マリナ・イスマイール…)」




何故か亡国の姫の名を胸中で呟いていた…。






明石「―――あ、あのちょっとそこの人!?ボーっとして無いで何か言ってくださいよぉぉぉぉぉぉ!」


大淀「―――お、大淀メゲません。こんな事で沈みは…しませ…イタタタタタタタタタタタタ…!!!!」






※何とか大破着底前に誤解は解けました。

本日はこれまで。提督達(仮)との出会いの物語。
…修羅場くぐって来た人間にはカワイイなど通用しないのです。というか寧ろ誤解されちゃいますしね、仕方無いね。

刹那だけ場違い感が半端無くなってきておりますが一人だけ原作組で宇宙生物とかそういったモノとかは"まだ"出会ってないからね、仕方ないね。
(ちなみにハロは常時後ろではやし立てております)

それぞれ出身は違いますが「今の所は」特に掘り下げません、話が広がりすぎちゃうので。


それではこれにて。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月23日 (火) 00:17:14   ID: GgKe_k2F

ワクワクドキドキ。楽しみだぜ

2 :  SS好きの774さん   2015年07月25日 (土) 09:02:13   ID: B8BKKwwR

OO大好きなので個人的には最高です!

3 :  SS好きの774さん   2015年07月25日 (土) 16:26:13   ID: v7Mf51Pp

作者頑張れよー

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