艦これ明石さんのお話。
・春イベントに関する妄想
・口調がおかしい…かも…
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【アイテム屋】
明石「どうぞよろしくお願い致します」
提督「…」
明石「お困りでしょうか?」ヒョコ
提督「…これ、お安くなりませんか?」
明石「なりません」
提督「…改造した艦娘への記念なんですけど」
明石「安くなりませんね♪」
提督「…はぁ…」トボトボ
明石「ありがとうございましたー」
明石「……記念、ですか…」
夕張「明石さーん」
明石「いらっしゃいませー」
夕張「チタンネジのM2サイズ、2000個。樹脂のM4とM5それぞれ100個、あとCRE5
-5-6二本に、いつものヤスリ、お願いできます?」
明石「チタンは鍋蓋、樹脂は平皿になりますけどよろしいですか」
夕張「お願いします」
明石「少々お待ちくださいね…」
夕張「提督、何買ったんですか?」
明石「個人情報なので教えられません」ガサゴソ
夕張「え~」
明石「はい、出来ました」
夕張「よし。あっ、明石さん。これ、どうぞ」
明石「…缶ジュース?」
夕張「開店一周年おめでとうございます」
明石「あ、そういえばそうですね」
夕張「…忘れるものなんですか…?」
明石「でも、お客様から頂くのは…いいのかなぁ…?」
夕張「これぐらいばれませんよ」
明石「んー。では、ありがたく頂きますね」
夕張「また来ますねー」
明石「ありがとうございました!」
【あくる日・母港】
ギュイーン ギュイーン
明石「オーライ、オーライ…はい、ストップーっ!」
夕張「位置大丈夫ですかーっ!?」
明石「大丈夫でーすっ! そのまま降ろしてくださーい!」
夕張「降ろしまーすっ!」ガチャガチャ
ウィーン ウィーン
望月「また、メロンちゃんが新しい機械搬入してるよ…」
初雪「…司令官に報告する…?」
望月「んー…。いいや…めんどくせぇ…」
初雪「……うん…」
ガシッ
提督「報告しろよ」ギリギリ
望月「あー…もうちょっと上…こめかみのところ凝ってたんだよねー」
初雪「明日から報告する…」
提督「お前ら二人だけで東京急行な」
初雪・望月「ごめんなさい。許してください」
ドスンッ
明石「はい、オッケーでーすっ!」
夕張「Foooooooooooooooooo!!!!」ガチャ
提督「…何もオッケーじゃないんだが…」パッ
望月「…ふぅ…」
初雪「…むり…ほんと痛い…」ジンジン
夕張「あ…提督…」スタッ
提督「さて、説明してもらおうか?」
夕張「提督も気になりますか? これは小型の炉なんですよ」パシパシッ
夕張「これで少量の鋼を加工する時にあの馬鹿でかいものを使わなくてよくなりましたっ!」スリスリ
提督「そうじゃない」
夕張「ダメですか? 私のお金で買いましたよ?」
明石「購入者の所見てください」
提督「…確かに」
夕張「妖精さんたちも小型ほしかったもんねー」
妖精「」コクコク
提督「…ま、いいか。次からは事前に相談するように」
夕張「よっしゃぁっ!」
明石「夕張さん、取り扱い説明書と保証書です。私が実演しましょうか?」
夕張「大丈夫です。何度もシミュレートしてます」ワキワキ
明石「そうですか。それでは私はこれで…」ペコッ
提督「明石さん。休憩して行きませんか?」
明石「そんな厚かましいことできませんよ」
提督「いえ、客人にお茶の一つも出さないなんて問題じゃないですか」
明石「じゃぁ…お言葉に甘えさせてください♪」
【司令室】
ガチャ
明石「へぇ~、ここが提督の仕事部屋ですか~」
提督「片付いていなくてすみません」
明石「いえいえ、十分綺麗です」
提督「どうぞソファーでおくつろぎください」
明石「はい」ボフッ
提督「粗茶しかだせませんが」コポコポ
明石「あれ? 秘書艦さんはいないんですか?」
提督「彼女は今、入渠中です。はい、どうぞ」コトッ
明石「頂きます」
提督「菓子受けは…」ガサゴソ
提督「…あの、赤いの…」
明石「?」
提督「すみません。菓子が丁度切らしてるみたいで」
明石「いいですいいです。お構いなく」ゴク
提督「…」コポコポ
明石「あ~、乾いた喉が潤いますぅっ」
提督「…不思議な光景ですね」グビッ
明石「何がですか?」
提督「明石さんがここに居るなんて。いつも店の方にいらっしゃいますから」
明石「言われて見ればそうですねぇ…。今日初めて内に入りました」
提督「随分と見苦しいところがあったかと…」
明石「そんなこと無いですよっ。夕張さんのクレーン捌きすばらしかったですっ!」キラキラ
提督「……そ、そうですか…」
明石「…あ、あれ?」
提督「あ、そうだ…」ガサゴソ
明石「…私何か、変なこと言ったかなぁ…?」ボソボソ
提督「これ、差し上げます」
明石「うぇ…?」
提督「プレゼントです」
明石「…プ、プレゼントですか…!?」
提督「先日開店一周年でしたね。しかも前回お伺いした日だったそうで…申し訳ありません」
明石「あ、そういうことですか…そんなこと気にしなくていいですよー」
明石「それにお得意様から頂くのは…やっぱり…ど、どうなのかなー…?」
提督「それではこれは私のプライベートな感謝の気持ちということで」
明石「あ~プラベートですか…って、えっ!?」
提督「それなら問題ないですよね?」
明石「あ、いや…そ、そうですねー…ありがたく使わせていただきます…えへへ…」
提督「?」
バタンッ
阿賀野「きらりーん☆ 阿賀野、入渠から戻りましたー!」
明石「」
提督「お客様がお目見えだ」
阿賀野「すみません…」シュン
明石「いえ、お構いなく…」
明石「あ…そろそろ店に戻らなきゃいけませんね」
提督「そうですか…残念です。お見送りを―」
明石「いえ、大丈夫ですよ」グビグビ コト
明石「失礼します」スタッ ペコッ
提督「また入用があったらお店お伺いしますね」
明石「はい! よろしくお願いします!」
明石「お茶、美味しかったです!」ペコッ
ガチャ バタン
提督「…阿賀野、赤いのを呼び出…おい、顔をこっち向けろ」
阿賀野「何? 阿賀野に何かご用?」
提督「口についているのはここにあった和菓子のきなこで間違いないな?」
阿賀野「うん。とっても美味しいって能代も喜んでくれたよー♪」
提督「…」
【アイテム屋】
明石「はぁ…」
明石(私も艦娘なんだけどなぁ…)
明石(戦闘は苦手だし…燃費もよくないし…足遅いし…)
明石「……」
明石「……はぁ…」
阿賀野『きらりーん☆ 阿賀野入渠から戻りましたー!』
明石「…」
明石「…」
明石「誰かいますかー…?」
明石「……」
明石「だ、誰もいませんね…?」キョロキョロ
明石「………」
明石「すぅー…はぁー…」
明石「…………」キョロキョロ
明石「きらりーん☆明石♪ ただいま―♪」
ウィーン
夕張「明石さーん。フロアージャッキの…」
明石「着任しま…し………」
夕張「…て…いれ……って…」
明石「…」
夕張「……」
明石「………」
夕張「…………」
明石「……………////」
夕張「」クルッ
ウィーン
明石「待ってください! 夕張さん! 誤解なんです! ものすごい誤解してるとおもいますぅっ!」
明石「気の迷いだったんですよぉ…。提督があんな風な子が好きかと思ったんですぅっ…」
明石「え? あ、わあ、わたたわとぁわたそ、何を言ってるんですかねっ!!!????」
ウィーン
明石「あ、夕張…―」
駆逐ロ級「…」
明石「…さ……ん……?」
駆逐ロ級「brfhiiuyxc!!!!!!!!!!」ガバッ
明石「っ!?」
【司令室】
提督「中々いい拳銃だな」
夕張「あの炉で作ったんですよ?」
提督「それはもう許してるから…」
夕張「そうだ…提督、明石さんから何か聞いてますか?」
提督「どうしたんだ?」
夕張「一週間ぐらい前からずっと留守みたいです」
提督「変だな。店を開けるときはいつも連絡が回ってくるんだが」
夕張「それに看板が営業中のままでした」
提督「ふむ…彼女も人だ。たまには息抜きもしたくなるし、ちょっとしたミスもするだろう」
提督「看板は?」
夕張「準備中に変えておきました」
提督「わかった。後で俺からも連絡を取ってみる」
夕張「息抜き…」
明石『きらりーん☆明石着任しま…し……』
夕張「ぶふっ」
提督「夕張?」
ガチャ
阿賀野「提督さん、お手紙が届いてますよー」
提督「だろうな。大規模作戦の概要と航路が届いてるはずだ」
夕張「前回は、第2次作戦までしか参加できませんでしたね」
提督「さてさて、どんな感じ…」ピタッ
夕張「……提督?」
阿賀野「見せて見せて」ヒョコ
提督「…っ」
【ズンダ海峡・最深部】
明石「誰か居ませんかーっ!」
…マセンカー…センカー…カー…
明石「……」
明石「あれから一週間ぐらいですかね…」
明石「殴られて、気がついたらここに…」
明石「…」
明石「商品大丈夫ですかねー…?」
明石「あっちゃー…昨日、納品一個あったなぁ…」
明石「お腹はすきませんけど…お風呂入りたいですねぇ…」
明石「提督の母港のドックを使わせてもらえれば…くぅ~、想像しただけで気持ちよさそうですぅっ!」
明石「…」
明石「…はぁ…」
(このまま…帰れなかったら…)
明石「あはは…私らしくないですね…前向きに考えないと…ね…」
(ずっと一人ぼっち…)
明石「前向きに…」
明石「…」
夕張(明石さん、また来ますねー)
明石「……」
提督(プレゼントです)
明石「…帰りたいなぁ…」ボソッ
ドゴォォオオオオオオオン!!!!
明石「!?」
パリーン
提督「明石さんっ!」
明石「…ていとく…?」
提督「扉吹き飛ばします。伏せてくださいっ!」
明石「あ、…はいっ!」サッ
「……っ♪ 待って……だ…ら…!」ガチャン
ドォン バゴォオオオオン!!!!
パラパラ…
明石「けほっ…けほっ…」
提督「無事ですかっ!」
明石「はい、何とか…」
阿賀野「提督さん、また敵さんが集まってきちゃったよ?」
提督「全艦撤退っ! 阿賀野! 退路を作れ!」
阿賀野「…これだけ活躍したら、矢矧も褒めてくれるかなー♪」チャキ
【司令室】
提督「…無事でよかったです」
明石「本当にありがとうございます」
提督「とりあえずドックで修理をしてください」
明石「大丈夫ですよ、傷ついてませんし…簡単なものは自分で直せますから」
提督「ダメです。ついでに一週間分の疲労も抜いてください」
明石「全然疲れてませんよー…」
提督「それと今日はもうこんな時間です。部屋を用意しますので、お休みください」
明石「そこまでお世話になれません。今すぐにも帰りますから」
提督「ダ・メ・で・す。夜は深海棲艦以外にも危険がありますから…明日の朝には私が店まで送ります」
明石「でも…」
提督「い・い・で・す・ね?」
明石「そ、それでは、一晩お世話になろっかなー…?」
提督「阿賀野、改装室からジャージを準備しろ」
阿賀野「提督さんの?」
明石「!!??」
提督「女性ものな。阿賀野型でもいい。適当に…いや、矢矧か能代と相談して準備しろ」
阿賀野「了解しました~!」
明石「あ、あの、私、提督のでも、気にしないかなー…なんちゃって…」
提督「そんな失礼極まりないことは出来ません」
明石「…はい、そうですね…そう…ですよねー…」
提督「それでは客室までご案内致しましょう」スタッ
テクテク
明石「…なんで私…変なこと口走ってるのかなー…?」ボソッ
【入渠ドック】
カポーン
望月「あ~…気持ち良い~…」
夕張「あんたっ、自分でっ、洗いなさいよっ」ワシャワシャ
初雪「夕張さん…こっちもお願いします…」
夕張「あんたたちは私をなんだと思っているのよ…」ワシャワシャ
カラカラカラ
明石「お邪魔しまーす…」
夕張「あ、明石さん」ワシャワシャ
明石「どうもー…」
夕張「今日はここに泊まるんですか?」
明石「はい、そうなりました」
初雪「……」ジーッ
明石「?」
初雪「…大きい」
明石「////!?」サッ
夕張「体は大丈夫なんですか?」ワシャワシャ
明石「え、はい、特に異常はないですけど、提督に入って来いって言われて…」
夕張「提督、明石さんのこと心配してましたからねー」ワシャワシャ
明石「そ…そうなんですか…?」
夕張「はい、とっても」
明石「………」
夕張「お背中、お流しします」
明石「すみません。助かります」
望月「まだこっち終わってないけどー…?」
夕張「あとは流すだけでしょ」ワシャワシャ
望月「…めんどくせぇ…」シャーッ
明石「はぁ…、人に背中を流してもらうのも幸せですねぇ…」
夕張「はい、これでオッケーです」シャーッ
明石「それでは今度は私がお流し致します」
夕張「あ、すみません…」
明石「いえいえ、私の本領発揮です♪」ワシャワシャ
夕張「あ”~~~~…これ、毎日してほしいです」
初雪「…頼んでみれば?」チャプン
夕張「そうですよね。明石さんもここに居ましょうよ」
明石「うぇ…? でも、私…戦闘苦手ですし、燃費もよくないから、居ても邪魔なだけですよ?」
夕張「武器だったら私が作りますよ?」
明石「そういうことじゃなくて…、それに元々、足遅いのとかはどうしようもないし…」ワシャワシャ
初雪「そんなの、明日からぼぶびばべばぶぶび…」ブクブク
夕張「あんたは黙っていなさい」
明石「明日から、ですか…」ワシャワシャ
夕張「明石さんも真面目に受け取らなくていいですよ?」
明石「…」シャーッ
夕張「明石さん…?」
明石「…夕張さん、頼みごとしてよろしいですか?」ガシッ
夕張「え? はい。出来ることなら、なるべく手伝います、よ…?」
【深夜】
テクテク
望月「うぁ~…ねみぃ…」
望月「トイレ遠くて…めんd―」
カーンカーンカーンカーン
望月「んぁ…?」
望月「誰だ…工廠に居るの…」
望月「…」ポリポリ
望月「…めんどくせぇ……」
テクテク
テクテク
望月「おーい…寝るぞー…―」
夕張「クレーンって、こんな感じですか?」
明石「そうですそうです♪ あ、でも耐重性に欠けますねぇ…」
夕張「んー。少々重くなりますが鋼の配合率変えますね」
明石「お願いします。それと24mmのレンチってありますか?」
夕張「んーと…はい、どうぞ」
明石「助かります」
望月「………」ポリポリ
望月「…めんどくせぇ…」テクテク
【翌日・客室前】
コンコン
提督「明石さん。店に行く準備できましたか?」
提督「……」
提督「?」
提督「明石さーん?」コンコン
提督「…」
提督「明石さん。入りますよー」ガチャ
提督「…あれ? いない」
明石「あ…て…提督。…ちょうど、いいところに…」フラフラ
提督「明石さん!? すごいフラフラですね…」ガシッ
明石「はい……」
明石「あはは……すみません…」
提督「とりあえず、どこかで休みませんか?」
明石「い、いえ、それ…より、大事な話があります…」
明石「すぅーっ…はぁー…」
提督「?」
明石「提督、私を貴官艦隊に所属させてくださいっ!」
提督「えっ!?」
明石「私戦闘苦手で、足も遅いし、燃費も悪いです…でも、修理能力なら誰にも負けませんっ!」
明石「少々の損傷なら私が泊地でばっちり直します! おまかせくださいっ!」
提督「お、落ち着いてください」
提督「お店はどうするんですか?」
明石「小物は母港に、燃料や鋼材は向こうに置いて入用の度に取りに行こうと思います」
提督「下手すれば戦うこともありますよ?」
明石「こ…この艤装なら、降りかかる火の粉ぐらいは払える…のかなー…?」
提督「…痛いですよ?」
明石「うぇ…!? 舐めないでください! これでも連合艦隊所属です! こ、工作艦ですけど…」
提督「どうしてもですか?」
明石「これは恩返しではありません。私に出来ることを考えた上で皆を支えたい私の意志です」
提督「………」
明石「…お願いします。戦わせてください」
明石「もう、私だけ安全な場所で、貴方を応援するだけの毎日は嫌です」
提督「…」
明石「…」
提督「……分かりました」
提督「これからもよろしくお願いしますね、明石さん」
明石「はい! お任せください!」
提督「…それで、これは夕張の入れ知恵ですか?」
明石「うぇ!? そ、そんなことない…のかなー…」
提督「どうせ、押しに弱いから多少強引にすれば大丈夫ですよ、とか言われましたね」
明石「…ど、どうでしょうかねー…」
提督「…ま、その通りなんですけどね」
提督「今、夕張はどこに?」
明石「はい、夕張さんはですね―」
【工廠】
夕張「くかー…くかー…」
初雪「…」
初雪「…」ツンツン
初雪「……お疲れ様」
望月「おーい…掃除するよー!」
終わり
終わりました。
もうタイトルから誤字ですけど気にしませんよ?
やっとイベントで負傷した艦の修理が終わって明石さんと戯れていたら思いつきました。
長門さんが最終出撃でとどめを刺したため、それも書こうか思案中。
とりあえずここまで読んでいただきありがとうございました。
お目汚し失礼致しました!
おまけ
[クレーンの使い道]
提督「明石さんのクレーンって具体的にどう使うんですか?」
明石「そうですねぇ…。基本的には重い背面の艤装を持ち上げたり、工具を引っ掛けて取りやすくしたりですね」
提督「なるほど…」
明石「それと動けない艦娘の襟にフックを引っ掛けて…」カチャン
明石「」グイッ
明石「このように吊って運ぶことも出来ます」
初雪「これ…便利」プラーン
提督「明石さん。動かない艦娘には使っちゃダメですよ?」
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