提督。
海軍の司令官、司令、長官といった呼称のある中でもこの御時世で“提督”と呼ばれる人間は決まっていた。
船、艦を率いる者。
部下を率いる指揮官を、提督と言う。
そんな、“提督”と呼ばれる奴らが辺りを見回せばわんさかと居る。
ここに居るのは全員提督で、階級としては新米少佐と呼ばれる者たち。
江田島の海軍学校を出た、所謂エリートの集まり。
しかし、それでもこの場に居る者たちは通常ではなかった。
未だ20代初めの若造ばかりが“少佐”という階級を得ている異常性。
そしてその佐官クラスをこんなにも大量に排出する、その学校の“兵科”。
その兵科こそがこの少佐の集まりの原因。
そして、今世界を脅かす“敵”を倒すための矛であり、守るための盾でもある“彼女たち”を率いる者。
ここ、横須賀鎮守府はその最前線。
俺たちはこの場に立つために、あの長く苦しい訓練を耐え抜いたのだ。
そんな思いを噛み締めていると、壇上に一人の老提督───元帥の位───が立つ。
それは、始まりの言葉。
俺たちが対面する、全ての物事のスタートラインだった。
元帥「───貴官らの横須賀鎮守府への着任を歓迎する!」
.
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・艦これ安価スレです。
・基本病んでる。
・提督が頑張ってケッコンカッコカリまで修羅場と問題を起こさないよう頑張る方式です。
・初期安価で決定した6隻でスタート。
・その提督が終了したら次の提督を新しい6隻でスタート。
・次の提督は上手くやるでしょう。
●
●
●
●
●
着任の挨拶、その他の式典が終わる。
案外、あっさりとしたものだと思う。
幼少の頃、こういった“偉い人”が出てくる場は何かと長いものだと感じている。
しかし、内々の式典程度でそう高官を拘束するのも問題かとも思う。
今は戦時下なのだから。
それを理解させるような、そんな空気が一気に広がる。
新米少佐らの間で交わされていた少々の雑談が波引くように一気に消える。
なんだ。
どうした。
視線を固定している方向に自分も向く。
そこには二人の影がある。
一人は男、一人は女。
女の方は、ああ、そうだ。
確か、あきつ丸、とかいう“彼女たち”の一人だ。
黒い詰襟にショートカットで、少し生気を感じさせども、まだ消え入りそうなほど白い肌の少女。
そちらはまだいい。
というか、最初にその少女だけを見れば顔をだらしなく歪めた提督も居ただろう。
しかし、その隣に居た男が問題だった。
.
男は陸軍の兵士だった。
濃緑の詰襟、腰に備えられた拳銃ホルダー、軍帽と目から下ほぼ全てを覆う面。
顔も、年齢も大よそでしか判断できない、謎の男。
しかし、知っている。
恐らく、軍人にとってその存在は最も恐れる者だろう。
場合によっては理由なく、こちらを一方的に処罰できる、その権限を持つ者なのだから。
憲兵「どうも、横須賀鎮守府憲兵隊総督代理の者です」
憲兵。
軍の秩序と規律を乱す悪因を取り除き、また生み出さないようにする組織。
それが、新米少佐たちの前に立ち並んでいた。
その意味を、自分は知っていた。
江田島での卒業前夜、恩師たる元提督の教官らとの酒の席。
酔いが回ることで口も軽くなっていたのだろう、彼が漏らした情報にはこうあった。
教官『艦娘との不純は、即座に極刑レベルの重罪だからな、気をつけろよ』
.
艦娘。
それは少女の姿をした艦だ。
並大抵の兵器で傷つかない奴ら、深海棲艦と呼ばれる、世界の敵を妥当し得る兵器。
その艦娘は、どの艦も皆美しく、可愛らしい少女、女性の姿をしている。
“妖精さん”曰く、どう創ろうとも女性になるから、諦めろと過去に決定された存在。
故に、問題もあった。
軍隊は男社会であること。
そして艦娘もまた感情ある女であり、国家より賜れた兵器であるということだ。
艦娘との姦淫は兵器の私情利用。
故に、処刑となる。
これには理由もあった。
過去、ある提督が艦娘と駆け落ちしたのだ。
互いに愛し合う二人を軍は認めなかった。
当時の認識では、言うなら拳銃にツッコんで盛ってたバカ、程度の認識なのだから。
だが、感情というものを甘く見た。
愛というものの暗さを、甘く見すぎた。
その提督と艦娘は軍を逃げ出し─────それを追う部隊へ重度の損害を出した。
それからだ。
艦娘と提督に厳しさが非常に増したのは。
故に、その違反を犯す提督らを処断する憲兵隊を皆恐れる。
提督たちの、憲兵への恐れとはそこから来ていた。
.
憲兵「しかし、軍も鬼ではない」
しかし、それだけで押さえつけるのは軍も得策ではないと感じたのだろう。
憲兵は、ケッコンカッコカリ、というシステムについて語りだした。
そのシステムに値する練度を有する艦を個人秘書としての永久利用。
艦娘が望めば軍からの除隊。
そして、正式な戸籍を艦娘に対し発行することが出来る。
つまり、結婚が出来る、ということだ。
事実、先ほど着任歓迎の挨拶をした元帥はそのシステムでケッコンをしていた。
子供は深海棲艦に親を殺された海軍士官らの子息子女から養子を取っているらしい。
しかし、ケッコンは遠い道のりだ。
軍からすれば、そのケッコンまでの戦果を以って除隊を認めることを艦娘の戦意高翌揚に役立てたいそうだが…。
憲兵「ここまで話してだが───提督の諸君に、一つ忠告をしなければならない」
「 」ザワッ
憲兵「艦娘の中には───提督を非常に好意的に見る者や、他の艦娘に固執する者も居る」
憲兵「そういった彼女たちの“好き”に誘われてだろうと、また彼女たちの悪意によって諸君らがハメられようと、我々は関係なく諸君らを罰する」
憲兵「ただでさえ長く続く深海棲艦との戦争だ、メディアの統制も完全では無い」
憲兵「君たち程度の起こす問題に、我々憲兵隊は“どうしてそうなった”理由を求めない」
憲兵「等しく、罰する。これを良く覚え、これからも軍に尽くして欲しい」
.
安価参加者いればやります
こちらもトイレ行きたいので30分から取ります
下~と安価しますので、艦隊に入れたい艦娘を名前で指定してください
その際の取得コンマが好感度になります
では一人目
↓3
一人目:電(77)
2人目↓3
飛鷹(99)
あっ…
3人目↓3
霧島(15)
4人目↓3
鈴谷(31)
5人目↓4
潮(48)
最後↓5
・艦隊メンバー
電(77)
飛鷹(99)
霧島(15)
鈴谷(31)
潮(48)
曙(31)
となりました
あの、飛鷹さん…?
なお好感度=固執度ね
飛鷹さんを上手く裁かないと刺されるか憲兵さんに捕まってデッドエンドです
●
●
●
各提督には艦隊が任される。
その人事というか、艦事というか、良く分からないが、我々提督は決められた戦力を率いることになる。
聞いたところ、自分の指揮に入るの艦娘は戦艦1、重巡1、軽空1、駆逐3という編成だ。
戦力的に、船団護衛から対潜といった任務がメインになる編成だろう。
正規空母に戦艦という主力決戦部隊というより、その補助部隊のような感覚もある。
まぁ、任務をこなすしかないのは代わらない。
新米提督に送られる個人の執務室へと行こうか、と思いふと足を止める。
横鎮は広く、また提督の数も多い。
少し、迷うかも知れない。
↓4
・お迎えに来た艦娘は(現在の秘書艦になります)
少し遠い了解
あ、これから安価取る際は艦隊に居る艦娘からお願いします
あ、一個ずらします
説明不足で申し訳ありません
「失礼します、───貴方が私の提督ですね」
ふと、後ろから女性のものの声がかかった。
驚き、振り返る。
目に映ったのは、黒いストレートの髪。
そして何処か巫女服のような風体の、少女だ。
小脇にファイルを抱えてスーツを着れば出来る秘書、というような印象を受ける。
しかし、今声をかけた彼女は小脇に抱えるのはファイルでなく何かの巻物。
聞いたことがある。
確か、軽空母の艦娘の中には陰陽の術のようなもので艦載機を飛ばす子が居るらしい。
とすると、この子は艦娘なのか。
こうしてマジマジと見るのは初めてだが、兵器と呼ばれるようには見えない。
そう、明らかに感情ある少女だろう。
過去に駆け落ちやら恋に堕ちる提督が居たそうだが、しょうがないのかも知れない。
こんな少女たちに好意を抱かれ、こんな男社会に揉まれればそれはそれは強烈な誘惑だろう。
しかし、俺はそうはならない。
提督として、任務を、勤めを果たすのが軍人の仕事なのだ。
そう意気込み、俺は貰った資料の中から自分の艦隊に配属される軽空母の名前を、彼女に問いかけた。
提督「ああ、私が君たちの提督になる。君は飛鷹だね、よろしく」
.
飛鷹「はい、私は貴方の出雲丸といいます」
.
どろり、と。
そんな粘ついたような声だと思ってしまった。
何だ、何を感じた。
いや、待て。
俺は何故、今一歩下がった?
視線を少し、落とす。
可愛らしく微笑む飛鷹が、にこりと笑い俺を見上げていた。
そんな彼女の、何に恐れた?
分からない。
だが、俺は言葉を思い出す。
あの憲兵の言葉だ。
憲兵『艦娘の中には───提督を非常に好意的に見る者や、他の艦娘に固執する者も居る』
『提督を非常に好意的に見る者や、他の艦娘に固執する者も居る』
『提督を非常に好意的に見る者』
コイツ
まさか、飛鷹がそうだとでも、言うのだろうか?
恐怖に近い感覚を覚える。
得たいの知れない、そんな理解できないことから来る恐怖。
それを表に出さず、俺はにこりと笑い飛鷹に「よろしく」と挨拶する。
飛鷹「─────はい、よろしくお願いします」
彼女も、俺に笑い返していた。
花の咲いたような笑みだった。
.
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●
●
【4月第一週:横須賀鎮守府】
鈴谷「おっ、提督じゃん、チーッス」
霧島「おはようございます、提督」
鎮守府において、提督の執務室となる個室と生活空間となる個室の二部屋が提督には与えられる。
これが上級将校ともなるともっと広くなるらしいが、まぁ困ることではない。
そして、この執務室は艦娘の溜まり場でもあった。
艦娘は兵器で、戦闘などが主な任務だ。
それ以外の任務───遠征や演習────を除けば何もしなくていいから、基本好き勝手にしている。
例えば戦艦の霧島だが、彼女は良く過去の戦闘データなどから机上演習を個人的に行っていたりする。
鈴谷といえば、目が痛くなるような書式と色で書かれた女性向け雑誌を読んでたりスマホをいじくってたりする。
同型艦でも、こういった日常の行動や趣味趣向には個体差があるらしい。
ある意味では、とても面倒なものだと思う。
そう思っていると、声がかかった。
それは今、秘書艦を務める飛鷹からだ。
.
飛鷹「提督、朝ごはん出来ましたよ」
提督「……あ、ああ、今行くよ」
執務室の隣室、俺の私室。
そこの簡易キッチンで料理していたらしい飛鷹がドアからひょっこり顔を出す。
先日の、ある意味での衝撃的な出会いから少し時間は過ぎた。
だが、警戒自体は抜いていない。
飛鷹。
俺の指揮下の艦娘で、恐らく何かしらの意識を俺に向けている艦娘。
憲兵の言葉が正しければ、彼女らから何かをされても、恐らく銃殺刑、最悪絞首刑だろう。
それを避けるには、どうすべきか。
彼女から何かしら距離を取るか、どうかだろう。
俺はそんなことを考えつつ、設定したタイムベルが鳴るのを止める。
朝の遠征に出ていた3人の駆逐艦が帰ってくる時間だ。
彼女たちを迎えて、朝ごはんを食べて、それから考えよう。
今は、それぐらいしか出来なかった。
.
・システム
【○月第○週】←月を4週に分けて行動、二ヶ月に一度憲兵さんの監査コンマが入ります(好感度デンジャーの場合96~の艦娘が居る場合で失敗は…)
・レベリングシステム
コンマ取得でレベリングをします
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
コンマ取得を全艦隊娘より取得
最もコンマが高かった子がMVP、好感度アップします
つまり、飛鷹(99)がMVP取った瞬間
逆 レ 不 可 避 になります
次の提督は上手くやってくれるでしょう(棒)
では判定
電(77) ↓1
飛鷹(99) ↓2
霧島(15) ↓3
鈴谷(31) ↓4
潮(48) ↓5
曙(31) ↓6
でコンマレベリング取得
96
75
62
66
53
76
よって
電(77) LV6
飛鷹(99) LV4
霧島(15) LV4
鈴谷(31) LV4
潮(48) LV3
曙(31) LV5
となります
ケッコンカッコカリまで、あと最速93LV
●
●
●
電『なのですッ!』
提督「おお、電は随分と今日は活躍してるな……」
ボーキと油、弾薬といった資材が今は限られる中、メインとなる出撃は駆逐艦となっている。
艦娘は、海の上をスケートを滑るように渡り、戦うことが出来る。
今、俺が見ている彼女たちの光景は、艦娘の目で見たリアルタイムの映像だ。
これも、人間と違うということを感じさせるが、今はそうは言ってられない。
彼女たちは、今もこの国を守るために戦う仲間だ。
だから、俺はその仲間を生きて帰ってこさせれるよう、務めるのが仕事だ。
と、そこで丁度向こうも終わったらしい。
敵駆逐イ級が沈んでいく様子を見ながら、俺は電たちに指示を出した。
「電、潮、曙、任務ご苦労さま。気をつけて帰って来るんだぞ」
曙『はいはい、分かってるわよ』
潮『りょ、了解しましたぁ…』
電『えへへ、司令官さん、司令官さん、電の本気、見ててくれました?』
「ああ、見てたよ。大活躍だ」
甘えるような、そんな声色で声をかける電。
それに苦笑しつつ、俺は「気をつけてな」とまた改めて告げる。
……曙に、『2回も言わないでも分かってるわよ、このクソ提督!』と罵られたが。
さて、港まで彼女たちを迎えに行くとしよう。
電の好感度判定
直後コンマ÷10端数切り上げで判定
電(77)→(80)
なのです
なのです
ということで、やんこれ!始まります
明日13時くらいより再開です
E5ラストゲージ破壊しねーと…
切り上げじゃのーて四捨五入だったわ
事故る前に寝ます
はい、榛名は大丈夫です
01はあんまり関心ないです
よければ再開
【4月第二週】
曙「何よ、ジロジロ見るなこのクソ提督!」
目が合うだけで罵倒される。
しかし、何故だろう。
むしろこういう距離感の取られ方は、とても安心すると自分は感じていた。
それもこれも、飛鷹のせいだろうか。
飛鷹は良く働く。
掃除、洗濯、炊事、秘書艦としての仕事。
この一週間、まさしく甲斐甲斐しく尽くされたと実感している。
だからこそ、怖い。
この恐怖の原因には先日、速攻で一人の提督が憲兵隊に連行されたのも大きい。
何でも、駆逐艦に手を出されたらしいが、あんな姿でも中身は兵器。
人間の力が及ぶ範疇に存在しない、まさしく蟻と象の戦いになる。
つまり、提督とは彼女たちのご機嫌を伺う職業なのだ。
なるほど、海軍学校における淑女のエスコートといった社交儀礼の訓練はそれか。
今一つ、新しく謎が解けてもあんまり嬉しくはなかった。
.
自分の艦隊の艦娘を見る。
霧島は、ある種理想的な指揮官と部下の関係とも言えた。
こちらの指揮に対し異を唱えず、されどきちんとした意があればそれを言葉として伝えてくる。
そういう、現場の声というものを伝えてくれる霧島は非常に便りになる筆頭戦力だ。
鈴谷は、何処か人をからかうような言動が目立つ。
しかしそれは悪意というよりも、好意的、友愛的なものから来るものだと思う。
潮は、引っ込み思案だ。
あまり自分というものを出さず、しかしながら曙を上手く諭そうとする、緩衝材のような役割をしてくれた。
曙は、良いたいことはずけずけと言う、人によっては嫌われる、そんな性格だ。
自分はその言動をはっきりと主張をする、気持ちの良いものだ、と捉えている。
……稀に、罵倒されるのが玉に傷だが
電は、そんな駆逐艦2人のまとめ役だ。
従順で、しかも優しげな風貌からは目に見えないほどに強い意志を持っている。
曙も、そんな彼女にはあまり逆らえてない、そんな風にも見えた。
そして、飛鷹。
彼女は、この艦隊でかなりの問題児である。
いや、普段の行いではなく、俺に向ける感情について、がだ。
彼女は、艦娘と言うより、女だった。
それだけだ。
.
「はぁ…」
溜息を一つ。
肺から空気を搾り出し、また酸素を取り入れると湯呑みに手を伸ばす。
今は、少しの安息を得られるお茶が恋しく感じた。
判定
電(80) ↓1
飛鷹(99) ↓2
霧島(15) ↓3
鈴谷(31) ↓4
潮(48) ↓5
曙(31) ↓6
でコンマレベリング取得
・レベリングシステム
コンマ取得でレベリングをします
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
21
62
21
66
30
69
電 LV7
飛鷹 LV7
霧島 LV5
鈴谷 LV7
潮 LV4
曙 LV8 MVP!
●
●
●
「ん?」
夕暮れ時の鎮守府。
出撃していた多くの艦隊が帰還する中、俺は先に解散を告げた部隊の艦娘たちの一人が居るのを見つけた。
膝を折り、地面を向いている。
それに何があったんだと、そう思いつつ近づく。
耳に、少女特有のソプラノ声の鼻歌が届いた。
曙「フンフンフ~ン♪」
「何してるんだ、曙」
曙「ふぎゃあああああああ!?」
声をかけた瞬間、失礼にも悲鳴を上げる曙。
こっちに振り返る瞬間、咄嗟に腕を後ろに回す。
それ、何か後ろにあるって言うのと同じだからな。
そんな意味合いを込めた視線を送ると、曙が口を開いた。
曙「な、なんでここに来るのよ、このクソ提督!!」
「お前が目に入ったから声をかけたんだが…」
曙「声かけんな!!」
理不尽だ。
そう思いつつ、思わず向かい合う。
しかし、彼女と自分の身長さは相当ある。
故に、彼女の背後にあるものもある程度、見えた。
「……花か?世話してたのか?」
曙「……っ!」
そう言うと、顔が一気に赤くなる。
照れてるからじゃなく、恥ずかしいからだろう。
とすると、後ろに隠したのは如雨露か何かか。
可愛いことするな、と思わず笑う。
思い切り脛を蹴られた、痛い。
直後コンマ÷10で好感度
四捨五入
78、よって8上昇
電(77)
飛鷹(99)
霧島(15)
鈴谷(31)
潮(48)
曙(31)→(39)
クールーキットクルー
好感度上がった曙ツンデレかわいい
そういや逆レされても憲兵さんの監査コンマ判定でバレなければセーフなの?
>>190
そうだよ(便乗)
電を80に訂正、忘れてた
【四月第三週】
なんだかんだ言いつつ、もう四月も半ばを過ぎていた。
桜もほぼ散り終え、先週飛鷹を連れ去った隼鷹とかいう艦娘が「花見酒が~」とか漏らす今日この頃。
横須賀鎮守府はとても平和だった。
飛鷹も、怖い雰囲気はあれど案外問題は起きない。
なんだかんだ、良い関係ではあった。
勿論、上司と部下の。
もしかすると、先週の一人の提督の暴走?が効いているのかも知れない。
正直、あまり良いことではないが感謝している。
あれ以来、鎮守府の規律はかなり上がったそうだからだ。
……問題は、再来月の憲兵の監査だろう。
あれで、難癖つけられるのは避けたいものだ。
潮「あの、今日の任務、です」
「ああ、潮、ありがとう」
潮「は、はい…」
朝のお使い、もとい大淀と呼ばれる任務管理をする艦娘から今日の任務の書類を取ってきてくれた潮に礼を言う。
さてさて、今日も今日とて深海棲艦との戦争をするとしよう。
判定
電(80) ↓1
飛鷹(99) ↓2
霧島(15) ↓3
鈴谷(31) ↓4
潮(48) ↓5
曙(39) ↓6
でコンマレベリング取得
80
98
66
96
83
55
よって
電 LV11
飛鷹 LV12 MVP!
霧島 LV8
鈴谷 LV12
潮 LV7
曙 LV10
●
●
●
夜の鎮守府は静かなものだ。
執務室に薄い明かりが灯る中、最後の書類に判を押した俺は背伸びする。
時刻は、22時。
今から食堂行くには、無理だろう。
間宮、という艦娘が切り盛りするこの鎮守府の食堂は時間が決まっている。
時間が過ぎれば、自分で何とかするのが通例だった。
カップ麺か何かで軽く空腹を満たし、風呂にでも入って、寝るか。
これからの簡単な行動を決め、よし、と呟き席を立とうとする。
その時だった。
遠慮がちなノック音。
それを不思議に思いながら、どうぞ、と声を出す。
飛鷹「失礼します……まだ、お仕事中ですか?」
「飛鷹?いや、もう仕事は終わったが」
そこに居たのは飛鷹だった。
すでに艦娘としての制服ではなく、私服に着替えている。
ゆったりとした、浴衣のような服装だ。
片手には風呂敷を持っている。
飛鷹「あの、間宮さんが提督がご飯食べてないと聞きまして、少しですが作ってきました」
「それは……」
純粋に、嬉しかった。
部屋に入る飛鷹が風呂敷を広げる。
少し大きめのお握りが3つに、小さなお弁当箱。
中を見れば煮物や玉子焼き、鳥の照り焼きといったおかずが見える。
思わず、おお、と感嘆の声が漏れた。
.
「戴きます」
飛鷹「はい、召し上がれ」
小さく笑う飛鷹を横目に、弁当のおかずに箸をつける。
飛鷹はそれを見て、「お茶を淹れますね」と言って隣の部屋へと行った。
お握りは、シンプルな塩むすびだった。
しかし、おかずがしっかりとしているからこれでいい、これがいい。
飛鷹が湯呑みを片手に戻ってくる。
二つ。
艦娘も、人の食事を取ることが出来るし、酒で良うことも出来る。
こうして見ると、彼女たちも人間と同じだった。
そう思っていると、飛鷹が思い出したように立ち上がり、花瓶を持ってくる。
何だ、と思うと、飛鷹はそこに一つの枝を差し込んだ。
桜の花のついた枝だった。
飛鷹「道中で、折れたのか落ちてたんです」
そのままにしとくのもあれだったですから、と飛鷹が言う。
なるほど、今年最後の桜ということらしい。
目を細め、花瓶に差し込まれた桜を眺める飛鷹を見る。
そんな彼女の黒い髪に、桜色が見えた。
「桜…」
飛鷹「え?」
「髪に桜の花が着いてる」
散った桜が、彼女の髪に着いたんだろう。
そう指摘すると、飛鷹は、小さく、俺に言った。
飛鷹「あの……取っては、戴けませんか?」
.
……いや、ちょっと待て。
この雰囲気はちょっと危ないんじゃないか?
なんか飛鷹の目が、潤んでいるような気がする。
心無しか息も荒い気がする。
いやいや。
いやいやいや。
いやいやいやいやいや。
この状況は不味い。
何が不味いって、やっぱり空気が不味い。
飛鷹が生み出す空気が不味い。
思わず固まる俺を知ってか知らずか、彼女が近づく。
そしてそのまま、すっぽりと、俺の胸の内に潜り込んだ。
ふわりと、椿油の香りがする。
飛鷹の髪だろうか。
しっとりとした、濡烏のような髪色に月光が当たり、淡く青く見える。
服越しの彼女の柔らかさを感じる。
彼女の熱を感じる。
飛鷹「提、督…」
震える声で、飛鷹が俺を呼ぶ。
過去、多くの提督が道を踏み外したというが、それが理解できてしまった。
こんな少女たちが、こんなにも愛情を抱いてくれるのだ。
それは、まさしく男の夢のようなものだろう。
というか、これで反応しないのはホモに違いない。
俺の心臓が早く鼓動する。
堕ちてしまえと。
俺は...。
.
ちょっと電話中
再開は夜で
30分から再開で
あ、アンアンキシムサウンド描写は無いです
R18スレじゃないしね
チュンチュン
チュチュン
「……」
飛鷹「…」スヤスヤ
目が覚めた。
時刻は4時、未だ鎮守府は寝静まっている時間。
肌に張り付くしっとりとした空気に、目が覚めたと言っていい。
視線を隣に。
心地よさそうに、黒髪を肢体に貼り付けた飛鷹が隣で寝ている。
……寝ているのだ。
「何故だ……」
頭を抱える。
いや、お茶を飲んだ辺りから微妙にアレだった気がする。
まさか盛られたのか。
噂だと高速修復剤にはそういう効果があるとかないとか。
し、しかし、これは冗談になってないぞ。
俺は隣で眠る飛鷹を見る。
これは、とんでもないことになった、と思いながら。
・飛鷹(100)になりました
【四月第四週】
飛鷹「提督、報告書です!」
鈴谷「むぅ……」
何時も以上にご機嫌な飛鷹。
つまらなそうな顔をする鈴谷。
そんな二人に挟まれる俺。
しかしながら、何も楽しくはない。
飛鷹との先日の一件はバレてはいないようだが、まだ分からない。
泳がされているのかも知れない。
憲兵隊に協力するあきつ丸は、観測機を鎮守府で飛ばしている。
もしかすると、それに補足されているかも知れないのだ。
飛鷹は、零を観測機代わりに飛ばしていたというが、不安だ。
鈴谷がこうして不機嫌なのは、俺と飛鷹の間の空気を何かしら察しているからかも知れない。
鈴谷「むむぅ…?」
しかし、こうして首を傾げているということは、真理にはたどり着いていないということだろう。
願わくば、憲兵隊もこうであってほしかった。
判定
電(80) ↓1
飛鷹(100) ↓2
霧島(15) ↓3
鈴谷(31) ↓4
潮(48) ↓5
曙(39) ↓6
でコンマレベリング取得
13
88
75
86
5
90
よって
電 LV12
飛鷹 LV16
霧島 LV11
鈴谷 LV116
潮 LV8
曙 LV14 MVP!
ちなみに100の子がMVP取ると自動で憲兵さん判定が発生します
曙、有能
13
88
75
86
5
90
電 LV12
飛鷹 LV16
霧島 LV11
鈴谷 LV16
潮 LV8
曙 LV14 MVP!
ミス
●
●
●
花を眺めると心が落ち着くと聞いたことがあった。
俺は、先日曙が居た花壇の傍にあったベンチに腰掛け、花壇の花を眺めている。
大小色形と様々な花々が夕焼けに染まる鎮守府で小さく自己主張をしている。
なるほど、土弄りというのはこういうものを生み出す楽しみなのかも知れない。
思わずそんなことを思いつつ、また花を見ていた。
曙「げっ…」
「曙か」
何ともいえない感情を含んだ悪態が聞こえ、目を向けると如雨露を片手に持った曙がそこには居た。
ばつが悪そうに、視線を逸らされた。
曙「何よ……おかしいの?」
「何がだ?」
曙「……私みたいな兵器が、花育ててることよ」
そう、曙が吼える。
まるで、否定されることを予感しているような、そんな顔で。
「いや……いいんじゃないか?」
曙「!」
「花を育てたいっていうのは、曙のやりたいことなんだろ?なら、いいんじゃないか」
しかし、俺は良いと思った。
そういう、兵器としては無駄といえる行為を、尊いものだと感じれたから。
いいじゃないか、感情ある存在なんだから。
したいことを、やりたいことをさせたいと思うのは不思議じゃない。
彼女たちが守るために戦ってくれるのなら、俺たち提督はそれに答える必要がある。
……と、俺は考えている。
「花」
曙「え?」
「その花、何ていうんだ?」
曙の隣に座り込み、俺は小さく花弁を開く花を指差す。
それに、曙は少し遠慮したような、でもはっきりとした、そんな瞳で、俺へと言葉を返した。
直後コンマ÷10四捨五入で好感度アップ
電(80)
飛鷹(100)
霧島(15)
鈴谷(31)
潮(48)
曙(39)→(40)
曙さん、貴方は天使だ
ちょっと風呂入ります
22時再開です
【5月第一週】
5月に入り、また一人の提督が天に召された。
何でも、ある軽巡艦が乱暴された、と憲兵に泣きついたらしい。
その提督はしきりに冤罪だと喚いていたが、恐らく本当に冤罪なのだろう。
人間関係、というよりも艦娘との関係が大事だと思い知らされた瞬間でもあった。
しかも、今月末には憲兵の出入りがある。
皆、かなり気を引き締めていることだろう。
霧島「司令、本日に演習終了しました!」
「ああ、ありがとう霧島。皆に休息を取るように通達してくれ」
霧島「はい。司令もご自愛くださいね」
霧島の報告を受け、俺は今日の残りの仕事をチェックする。
飛鷹との関係。
提督としての責務。
その両方を片付けなければならないのが、辛いところだ。
少なくとも憲兵に連行される覚悟は出来てないが。
判定
電(80) ↓1
飛鷹(100) ↓2
霧島(15) ↓3
鈴谷(31) ↓4
潮(48) ↓5
曙(40) ↓6
でコンマレベリング取得
04
62
06
04
65
67
・レベルアップ
電 LV13
飛鷹 LV19
霧島 LV12
鈴谷 LV17
潮 LV11
曙 LV17 MVP!
曙さん、貴方は天使だ
●
●
●
「曙、土はこんな感じでいいのか?」
曙「んー……駄目、もうちょっとふわっとさせなさい」
「ふわっと、だな。了解した」
夏季用の第二種軍装(白の詰襟)の上を脱ぎ、首にはタオルをかけた俺は曙と並んで花壇に居た。
五月の初め。
今、この時期に植える花の種があるらしく、俺はその準備を手伝っている最中だった。
というのも、こういった艦娘に付き合っての私事といったことは任務扱いになるのだ。
感情あるからこその、特例だともいう。
こういう、喜の感情というものは艦娘のコンディションを好調させるのだ。
俗に言う、キラキラ状態、と言うものであった。
知ってる限り、間宮さんの売店でアイスを食べた時にキラキラしてた駆逐艦の子や鈴谷を思い出す。
あと、夜を共にした飛鷹とか、飛鷹とか、飛鷹とか。
……こほん。
まぁ、こうして提督と言われる地位に立っても、別に土を弄くるのを嫌悪するわけじゃない。
むしろ、江田島での野外演習を思い返せる懐かしさがあった。
良いよな、土弄り。
心が洗われるというか、人間があるべき姿に戻ったというか。
結局のところ、海の男と言えども島国の農耕民族である血は変わらないということだろう。
そう思っていると、土を見ていた曙が「よしっ」と呟く。
そして小さな袋を取り出し、「ん」と声を出して突き出した。
曙「半分あげるから、等間隔で植えなさい」
「分かった……お、この種は」
曙「流石にひまわりの種くらいは知ってるでしょ?」
「ああ、昔良く食べた」
曙「食べた!?」
食えるんだぞ、ひまわりの種。
炒って塩振ればつまみにもなるし、パン生地に入れて焼いてもいいし。
そう言うと、曙が呆れたような視線を向ける。
なんだ、その残念なものを見る目は。
曙「うっさいこのハムスター提督」
直後コンマ取得÷10四捨五入で好感度
67→7
よって
電(80)
飛鷹(100)
霧島(15)
鈴谷(31)
潮(48)
曙(47)
ちなみに憲兵コンマは6人の好感度の平均以下のコンマでバレます
仮に6人が90代ばっかりだとドロドロだからね、そらバレますわ
【5月第二週】
潮「はわ、はわわ…」
曙「潮、アンタまたデカくなってない…?」
電「はわわわわ」
鈴谷「なん…だと……」
女三人寄れば姦しい。
見た目が子供でも、艦娘でも、それは正しいらしい。
ある意味、鎮守府内部は女子高みたいな状態だ。
男の目を気にしない、というよりそういった倫理観が薄いという印象を受けた。
今潮の乳を揉んでる曙とか、電とか、鈴谷とかのせいで。
「お前らな、ここには俺が居るんだが」
曙「色目使ったら潰すわよ」
潮「あうう…!」
電「なのです」
鈴谷「やらしー目で見るからそう感じるんじゃなーい?」
こいつら良い加減にしろよ。
判定
電(80) ↓1
飛鷹(100) ↓2
霧島(15) ↓3
鈴谷(31) ↓4
潮(48) ↓5
曙(47) ↓6
でコンマレベリング取得
27
89 ←飛鷹
70
46
89 ←潮
84
同数のため直後
偶数で飛鷹
奇数で潮がMVP
27
89
70
46
89
84
・レベルアップ!
電 LV14
飛鷹 LV23
霧島 LV15
鈴谷 LV19
潮 LV15 MVP!
曙 LV21
事故飛鷹さんなければ十分いけるペースのレベルアップだと思います
事故飛鷹さんさえ無ければ
待てよ?
>>1に質問
(100)の艦娘がMVPで判定←これは回を重ねるごとにペナがあるのかどうか
>>296
無いよ
ただでさえ憲兵コンマしなきゃいけないリスクあるのにそれ以上は…その、ねえ?
●
●
●
「そういえば潮と曙は姉妹艦だったな」
潮「ひゃっ!」
午後の鎮守府。
偶然にもこの場に居合わせていた俺と潮はお茶をする中で、こう会話を切り出した。
姉妹。
つまり、同型艦という意味だ。
艦娘は過去の大戦において活躍した軍艦が肉付いたと言われる存在だ。
故に、同型艦は姉妹という形で艦娘となっている。
潮と曙は姉妹だ。
だから少し、気になったこともあった。
艦娘は、過去の艦であった時代の記憶を持つという。
それは、曙が受けた様々な仕打ちや、潮との関係にも影響あるのでは、と思ったのだ。
「今朝の……その、アレを見る限り、仲は悪くないみたいだが」
潮「うぅ……は、はい、曙ちゃんとは、仲が良いです」
「そうか……それは良かった」
潮「……司令官さんが気にしてるのは、曙ちゃんの過去があるから、ですよね?」
潮がこちらをしっかりと見る。
引っ込み思案で、大人しい彼女から初めて感じるほどの意思の強さだ。
潮「曙ちゃん、口は悪いですけど、良い子です」
「知ってる。花を育てるのが好きな、普通の子さ」
潮「……はい!」
それだけで、会話が終わる。
しかし、潮は嬉しそうだった。
それは、理解してくれる人を得たからだろうか。
俺は、そうだったらいいな、と思いながら、一口コーヒーを口に含んだ。
直後、潮コンマ÷10四捨五入
電(80)
飛鷹(100)
霧島(15)
鈴谷(31)
潮(48)→(53)
曙(47)
天国へのカウントダウン
【5月第三週】
「飛鷹、本当に大丈夫なのか…?」
飛鷹「はい、あの夜に索敵機は発見できませんでしたし……声も抑えましたし」
「照れるんだったらあんなことしないで欲しかったよ」
五月も半ばが過ぎていた。
俺は再度、飛鷹に確認を取り、バレてないことを確認する。
最近、胃薬の消費が増えてる気がする。
いや、確実に増えていた。
ストレスでハゲないと良いが、将来が心配になる。
しかし、ある意味ではこれも試練だ。
軍で上に上がるための、試練。
ようやく順調に戦果も挙げ、軌道に乗ってきているのだ。
これは試練だ。
過ちと憲兵に打ち勝てという。
俺は試練だと受け取った。
覚悟はいいか、俺は出来てない。
憲兵怖いんだよ。
判定
電(80) ↓1
飛鷹(100) ↓2
霧島(15) ↓3
鈴谷(31) ↓4
潮(48) ↓5
曙(47) ↓6
でコンマレベリング取得
06
52
95
17
80
22
・レベルアップ!
電 LV15
飛鷹 LV25
霧島 LV20 MVP!
鈴谷 LV20
潮 LV19
曙 LV22
では次回よりぞろ目ボーナスで2LVアップ搭載しましょうか
割と今回速攻で終わりそうだったから後でいいかなと
●
●
●
金剛型高速戦艦4番艦・霧島。
彼女は艦隊の頭脳を自称するほど知的な印象を受ける艦娘であった。
しかし、一皮向けばまさしく彼女は鬼である。
唯一、戦艦と真正面からの砲撃戦を慣行した逸話からそれが来ているんだろうか。
戦闘時、顔に張り付くのは獰猛な、不敵な笑みだ。
霧島「司令、私の顔に何か?」
「いや、戦艦ル級とあんだけ派手に戦った後だっていうのに落ち着いてるな、と思ってな」
そう、俺がそんなことを考えているのも、今日まさしく彼女のそんな姿を見たからだ。
別の艦隊の重巡・摩耶や軽巡・天龍などに「姉御」と呼ばれる由縁。
夜戦時の、あの気迫。
昔読んだ漫画で、メイド服で傘にショットガン仕込んでそうなアレと姿が被った気がした。
「確か、ワシントンとサウスダコタだったか」
霧島「ええ……戦艦と対峙すると、やはりあの戦いを思い出して、つい力が入ってしまいます」
「そ、そうか…」
鎮守府にドイツから派遣された艦娘が居ると同じで、アメリカにも艦娘は居る。
しかし、派遣されないのはやっぱりアレだろうか。
過去の因縁というか、トラウマというか、なんというか。
少なくとも、鎮守府の何名かの艦娘はトラウマを持つ艦も居るからしょうがないのかも知れない。
アルバコアとかアルバコアとかアルバコアとか。
ワシントンとサウスダコタも、きっとそうだろう。
顔を会わせればどうなることやら。
霧島「司令?」
「(……どうなるんだろうなぁ)」
ちょっと、気になった。
直後霧島コンマ÷10四捨五入
96→10
よって
電(80)
飛鷹(100)
霧島(15)→(25)
鈴谷(31)
潮(48)
曙(47)
となります
霧島ネキウキウキ
ということで本日はここまで
明日の憲兵さんが怖いですね…
15時からで
【5月第四週】
とうとうこの日がやって来た。
食堂に集う全ての提督が、どうにも緊張しているように見える。
憲兵隊の監査。
つまるところ、きな臭いところを探りに来るということだ。
その監査は、どんな清廉潔白な提督であれど緊張する。
嵌められる可能性を捨てきれない、この軍部だからこそだ。
そして、俺のような致してしまった提督は恐怖する。
バレてないか、バレているのか。
その不透明な恐怖。
まさしく、分からないからこそ怖い。
この感情はそれを表している。
胃腸が痛い。
後で売店…明石のところに行って胃薬を追加で買いに行こう。
判定
電(80) ↓1
飛鷹(100) ↓2
霧島(25) ↓3
鈴谷(31) ↓4
潮(48) ↓5
曙(47) ↓6
でコンマレベリング取得
91
04
97
53
87
93
・レベルアップ!
電 LV20
飛鷹 LV26
霧島 LV25 MVP!
鈴谷 LV22
潮 LV23
曙 LV27
マイクチェック不可避
霧島「む…っ」
「フムン……」
向き合う俺と霧島。
視線は互いに若干下、白と黒を見つめている。
霧島とは机上演習を良くするが、こうしてチェスを打つこともある。
また将棋や囲碁といったものも。
やるゲームは互いの頭脳を尽くすゲームだが、その種類はその日の気分だった。
霧島「……」カタッ
「む……」
一手動かすたびに互いの思考が加速する。
ここからどう展開が動くか。
この手のゲームは先の展開を読むことが重要になるゲームだ。
その点では、艦娘の頭脳は人間のそれを越えている。
しかし、それ以上に経験も生きるのがチェス、将棋、囲碁だ。
想像もしない一手。
それを打つことこそが、勝ち筋である。
霧島「司令」
「なんだ、投了か」
霧島「いえ……その、投了してますよ?」
「……えっ」
霧島が手を進める。
俺が手を進める。
霧島が。
俺が。
霧島が。
俺が。
霧島が。
「……あっ」
駒を持つ手がピシリと固まった。
詰んでる。
確実に詰んでいる。
ちらりと、霧島を見た。
すごいドヤ顔している。
こ、この野郎…!
直後、コンマ÷10で好感度取得
90→9
電(80) LV20
飛鷹(100) LV26
霧島(25)→(34) LV25
鈴谷(31) LV22
潮(48) LV23
曙(47) LV27
たった2回で19も好感度が上がる戦艦が居るらしい
●
●
●
憲兵「どうも、憲兵です」
「どうも、よろしくお願いします」
来てしまった、監査の時間。
俺は艤装を解除し、集結した部下たちと並び憲兵の応対をする。
しかし、ふと思ったがどうやって憲兵は提督の罪を見抜くのだろうか。
証拠が無ければどうにもならないのが実際だろう。
横暴が過ぎれば、全体の反乱を招きかねないのだから。
そう思っていると、憲兵は何かを取り出す。
モニターのついた、銃のようなもの。
それを怪訝に思っていると、憲兵はそれを持って説明をした。
憲兵「これは艦娘に使用すると提督に対しての感情のふり幅を量ることが出来ます」
憲兵「携帯型の心理判断システムのようなものとお考え下さい」
「ドミ○ーターか何かですかそれは」
憲兵「さぁ、工廠の実験兵装軽巡夕張と工作艦明石の合作とだけ聞いております」
つまり、この数値で問題があれば連行。
結果的に、軍法会議行きになる場合がほとんど、ということか。
頼む、本当に頼む。
飛鷹、今だけは俺を嫌っていてくれ。
6人の好感度平均値
331÷6≒55
よって、55以下の場合ガメオベラ
直後判定
あっ…(察し)
と、ということで夜に2代目の提督作るよ
その前にエピローグ?書くよ
19時から安価取ります、では
おつー
質問だけど今回の6人のリベンジや深海側は安価あり?
>>374
リベンジや深海はまだまだ考えてないよ
まだ始まったばっかりだしね
・今回の提督
①出雲丸
②曙カワイイヤッター
③ヤメローメロメローシニタクナーイ!
検査が始まる。
どれほどの時間がかかるものだろうか。
どれほどの正確にそれは犯した罪を見定めるのだろうか。
気付けば、口の中が乾いているのを感じた。
服の下は恐らく冷や汗でぐっしょりと湿っているだろう。
まだか。
まだなのか。
憲兵が艦娘に測定器を向けてはモニターを眺め、頷く。
曙を越えた。
電を越えた。
潮を越えた
霧島を越えた。
鈴谷を越えた。
飛鷹を、越えた。
憲兵が最初の立ち位置に、戻る。
そして、ちらり、と。
後ろに目配せした。
憲兵「────少佐殿」
「……何か」
憲兵「詰め所に、ご同行願いたい」
「────────」
それが意味するものは、何なのか。
ああ、何処か覚悟していたことだ。
俺は瞼を閉じ、「ああ」と答え、立ち上がった。
艦隊の皆が、驚愕に目を見開いていた。
曙「……ちょ、ちょっと、何言ってんのよ」
電「え、あ……あぁ…!」
潮「ひ…ぁ…!」
鈴谷「ちょ、ちょっと……あはは、ジョークにしちゃ笑えないんじゃない?」
霧島「司令…!」
飛鷹「………!」
俺の貴下の皆が、一斉に身構えた。
それと同時に、憲兵隊所属の艦娘も身構えた。
緊張が奔る。
俺が原因で、空気が一気に戦場のそれに変わる。
だが、それを止めることが出来るのは、俺でもあった。
.
「皆、大人しくしてくれ」
「「「「「!」」」」」
途端に、皆が俺を見る。
俺は「すまない」と。
そうとだけ、呟いた。
それしか出来なかった。
曙を見る。
霧島を見る。
電を見る。
鈴谷を見る
潮を見る。
そして、飛鷹を見た。
最後に、俺は帽子を目深に被る。
部屋を出る。
廊下に、皆が出てきていた。
振り返ることはしない。
出来ない。
だが、最後に一度だけ、曲がり角を曲がる前に彼女たちを見た。
飛鷹「──────」
飛鷹が、自らの腹部に手を当て、哂っている姿だけが、最後に見た彼女たちの姿だった。
【提督No.1 飛鷹と致して終了】
デーデー
デーデー
デン、デデデン
問題なければ次の提督の艦隊安価取りますよ
では一人目
下3
一人目:隼鷹(56)
二人目下3
二人目:比叡(73)
三人目下4
三人目:利根(18)
四人目下③
明石(57)
5人目下2
深雪(12)
ラスト
直後
・艦隊
隼鷹(56) Lv1
比叡(73) Lv1
利根(18) Lv1
明石(57) Lv1
深雪(12) Lv1
榛名(56) Lv1
となりました
ヒエー
監査が出るのは好感度96~が居たらですので
比叡が事故ら無ければいけるんじゃないかな(目逸らし)
●
●
●
憲兵「──────これを良く覚え、これからも軍に尽くして欲しい」
「ん……終わったかぁ」
突然襲来した憲兵の話が終わり、見えないように背伸びをする。
艦娘を率いる前にあんな話を聞かされちゃ気だるくなるだろうに。
結局のところ、お偉いさんはそういう機微が分からない人種のようだ。
まぁ、文句なんて言ってもしょうがないものだ。
俺は自分に任される部隊の艦娘と合流しようと人事表を見る。
驚いたことに、俺の艦には金剛型が2隻も存在していた。
そしてさらにもう一つ。
工作艦である明石もだ。
「工作艦明石、海軍工廠の40%の生産修理を賄える、当時の最重要目標艦…だっけか」
この部隊は、ある種明石の護衛部隊なのではないだろうか。
予想として、前線部隊への支援を目的とした任務が多数発生するはずだろう。
索敵に強い利根や対潜要因の深雪。
隼鷹は対空と対潜警戒が出来る艦でもある。
そして打撃力となる比叡、榛名両名。
俺はそんな戦略に近いものを立てながら、自らの執務室へ向かう。
さてさて、これからどうなることだろうか。
少なくとも、退屈はしないはずだ。
小さな笑みを浮かべて、俺は執務室のドアを開いた。
隼鷹(56) Lv1
比叡(73) Lv1
利根(18) Lv1
明石(57) Lv1
深雪(12) Lv1
榛名(56) Lv1
より、秘書艦を決定してください
※秘書艦はコンマ判定時、偶数でLv1ボーナスが発生します(新規システム)
↓5
☆比叡(73) Lv1
隼鷹(56) Lv1
利根(18) Lv1
明石(57) Lv1
深雪(12) Lv1
榛名(56) Lv1
・比叡が秘書艦に設定されました!
MVP=任務貢献度だからね
あんまり関係ないね
【4月第一週】
比叡「金剛お姉さまの妹分、比叡です!」
「よろしく、比叡」
執務室で皆が顔を揃え挨拶をする。
これが俺の部下。
俺の艦隊。
提督としての始まりだ。
長い付き合いになるだろう皆の顔を見る。
頼りにしている。
そんな意味合いの言葉を一人一人に、考えてしっかりと告げていく。
榛名。
かなり明るく、艦隊のムードメーカーという印象を受けた。
深雪。
この子もかなり明るい……というよりエネルギッシュ。
利根。
ちょっと偉そうだが、正直言うと小さいのでマセてる子供のような印象を受けた。
隼鷹。
テンションが高く、ハキハキとした言葉使いが印象的。
明石。
この中では一番仕事熱心というか、自分のやるべきことに真っ直ぐ向いているだろう。
秘書艦、比叡。
ボーイッシュな一面を感じる、こちらもまたハキハキとした元気のよさを感じる子だ。
この艦隊を率いる俺に立ちはだかる困難は、きっと多いだろう。
だけど、彼女たちの元気さを貰うと、何でも出来るような気がした。
さぁ、この鎮守府での生活の始まりだ。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(56)↓2
利根(18)↓3
明石(57)↓4
深雪(12)↓5
榛名(56)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
50(偶数)
02
07
65
40
16
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv4
隼鷹(56) Lv2
利根(18) Lv2
明石(57) Lv4 MVP!
深雪(12) Lv3
榛名(56) Lv2
●
●
●
明石「はい、提督!修理ですか?何処が悪いんですか?」
「いや違うけどな」
鎮守府内工廠区画。
一部の艦娘が入り浸る、鎮守府における生産を司る区画だ。
俺の部隊の艦娘、明石はその工廠の一角に自分の工房を持っており、そこで任務に準じた装備の生産。
もしくは故障した物品の修理をしている。
俺は目的の品を手に、明石の元に来ていた。
「明石、先日の任務で造った三式弾の実用レポートだ」
明石「あ、ありがとうございます!比叡さんが使ってくれたんですよね?」
「ああ、比叡なりの感想で纏めてるそうだ」
比叡の書いた報告書を渡す。
明石はそれを取ると何かしらに頷きながらページを捲る。
それが5分ほど過ぎた後、「よーし!」と勢いよく吼える声が聞こえた。
「何か分かったか?」
明石「はい!ですので提督、資材の方を都合していただけますか?」
「分かった、申請しておくから資材庫で受け取りを確認してくれ」
明石「はい、了解です!」
ご機嫌に去っていく明石を見送る。
ああいう、職人からすれば実用した意見は参考になるのだろう。
俺はそんなことを思いながら、その場を後にした。
直後÷10で好感度上昇
四捨五入
48→5
よって
☆比叡(73) Lv4
隼鷹(56) Lv2
利根(18) Lv2
明石(57)→(62) Lv4
深雪(12) Lv3
榛名(56) Lv2
となりました
風呂入ります
21時再開です
【四月第二週】
利根「むぅ、明石の奴、我輩のカタパルトを直せんとはどういうことだ…?」
「明石は壊れてない、と言ってたぞ」
利根「じゃが不調なのだ、我輩のカタパルトは……むぅぅ、何故じゃー!!」
艦娘とは過去の艦が昇華された存在である。
故に、良くも悪くもその特徴を受け継いでいる場合がある。
明石曰く、壊れてないカタパルト。
利根がぶつくさと文句を言うそれは、不調のままだった彼女のカタパルトを示すものの名残だった。
ある意味では、艦娘という枠に収めるためにそうなっている、ということだろうか。
利根「航巡にさえなれば…」グヌヌ
「まぁ、長い目で見ていくしかないだろう」
利根「はぁ……そうなるかのう」
困ったような、諦めたような溜息を利根が漏らす。
いやはや、こうしてふくれっ面を見せている姿は子供だ。
まぁ、それを指摘したら怒るのだろうけども。
しかし、確かに航巡になれば対空能力も上がるし索敵能力も上がる。
長い目で見れば、それらは大きく助けになるはずだ。
「期待してるよ、利根」
そう告げると、利根は目をぱちくりとする。
そして、にやっと笑い、大きく返事を返した。
利根「うむ、我輩に任せておけばもう心配はないぞ!」
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(56)↓2
利根(18)↓3
明石(57)↓4
深雪(12)↓5
榛名(56)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
23
57
72
03
09
26
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv5
隼鷹(56) Lv5
利根(18) Lv5 MVP!
明石(62) Lv5
深雪(12) Lv4
榛名(56) Lv3
●
●
●
利根「見たか!我輩の索敵機こそが、敵艦隊を発見したのだ!」
帰頭するな否や、俺の執務室に突入してきた利根がそう言った。
その言葉の節々に、何とも言えない微笑ましさがある。
思わず利根の頭を撫でながら、俺は頷いた。
「そうかそうか、良く頑張ったな。ほら、飴ちゃん食べるか?」
利根「なっ!子供扱いするでない!我輩は大人だぞ!」
「はっはっはっは」
利根「うがー!!」
歯を剥いて突っかかってくる利根を片手で制する。
身長さ、リーチの差で利根の手が俺に届いていない。
所謂、子供が大人に突っかかって片手で頭を抑えられて届かない、というような漫画のような構図になっていた。
元気があることは良いことだ。
俺は2、3度ほど利根の頭をぽん、と撫でる。
そして利根に向け、口を開いた。
「今回のご褒美、というわけじゃないが実は瑞雲が出来たらしいんだ」
利根「おお!それを我輩に搭載すると?!」
「まぁ、利根以外に搭載できる艦も無いしな」
苦笑しながらそう言うと、利根は満足げに頷いている。
どうやら、お気に召してくれたようだ。
好感度直後コンマ÷10
四捨五入
82→8
☆比叡(73) Lv5
隼鷹(56) Lv5
利根(18)→(26) Lv5 MVP!
明石(62) Lv5
深雪(12) Lv4
榛名(56) Lv3
※ただいまE5突破して有頂天なので少しお待ち下さい
試算ではよほどコミュが偏らない限り行けるはず……はず
【四月第三週】
深雪「なー提督ーなーなー」
人の背中に張り付いてさっきからずっと話しかけて来る少女が居る。
深雪。
我が戦隊唯一の駆逐艦で、そして対潜トップエース(強制)でもある少女だ。
彼女は非常に付き合いやすい分類に入る少女だった。
良く笑い、良く食べ、良く動き、良く眠る。
子供らしさを集約した、そんな少女だ。
しかし、それも過度になるとうっとおしい。
まぁ、振り払うほどではないのだが。
……これ、憲兵に通報されないよな。
俺は悪くない。
今回ばかりは悪くない。
深雪「はぁーぁ…」
「人の背中でダレるな、深雪」
深雪「んだってよー……司令官の背中、あったか……Zzz」
おい寝るな。
そう言いたくなる衝動を押さえ、息を吐く。
なんだかんだ、彼女に潜水艦という見えない敵をほとんど一任している身だ。
疲れてるだろう彼女に、あまり口煩くはしたくはない。
小さく苦笑し、俺は彼女をソファーに寝かせるため、ゆっくりと立ち上がった。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(56)↓2
利根(18)↓3
明石(57)↓4
深雪(12)↓5
榛名(56)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
24(偶数)
77(ぞろ目ボーナス)
むしろまた明石さんがMVPの方がニュースかと
ミス
24(偶数)
77(ぞろ目ボーナス)
01
98
12
誤爆した自分の分飛ばして>>528の99(ぞろ目ボーナス)
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv7
隼鷹(56) Lv11
利根(26) Lv6
明石(62) Lv10
深雪(12) Lv5
榛名(56) Lv10 MVP!
ということですいません
ここで区切ります、お疲れ様でした
榛名脅威の7Lvアップ
これは何があったんですかねぇ…?
提督の2割が心労による退役または自殺してそう
15時30分からやります
●
●
●
榛名「提督、お呼びですか?」
「ああ、うん榛名……少しね」
さる日の午後。
俺は執務室に榛名個人を呼び出していた。
というのも、ある理由のためだ。
「実はな……榛名じゃないと、駄目だろうお願いなんだ」
榛名「は、はい!」
少し背筋を伸ばす榛名。
それを見てやり、俺は手を組む。
何処ぞの新世紀系司令官の如く、そのまま少し時間を置く。
そして、俺は搾り出す言葉は、まさしく悲痛なものであった。
「……比叡がな、お姉さま、お姉さま、としつこいんだ……」
榛名「………あぁー…」
一拍の間を置いて、榛名の良く分かった、という韻を含んだ声が響く。
そう、比叡だ。
今回榛名を呼んだのは、比叡の問題があったからだ。
比叡は、金剛型一番艦である金剛をかなり、かなり慕っている。
ちょっと危ない方向に見えるほど慕っている。
故に、何かあれば金剛、金剛だ。
これが悪化して艦隊に不和を起こしたくない。
だから、比叡の妹である榛名に声をかけたのだ。
「すまん、迷惑をかけるな、榛名」
榛名「いえ、榛名は大丈夫です!……その、比叡姉様も悪気は無いんです、だから…」
「ああ、分かってるよ。姉妹だからな、気にしてしまうんだろう」
確かに、仲の良い家族が別な場所に居れば気になるだろう。
まぁ限度はあれど、その気持ちは分かるからこそ、そう告げる。
榛名は、それに少し嬉しげに微笑んでいた。
直後、榛名好感度コンマ÷⑩四捨五入
91→9
☆比叡(73) Lv7
隼鷹(56) Lv11
利根(26) Lv6
明石(62) Lv10
深雪(12) Lv5
榛名(56)→(65) Lv10
【四月第四週】
もう間もなく一ヶ月が過ぎようとしている。
我が艦隊は日々是平穏也。
桜が散り、初夏の兆しを見せる景色を見ながら茶を飲む余裕すらあった。
比叡「はぁー……」ズズ
「あぁー……」ズズズ
利根「うむ……」ズズ-
隼鷹「ふへへ……」トクトクトク…
「おいちょっと待て、隼鷹」
こいつ、酒飲んでやがった!
俺が思わず立ち上がるとカラカラと隼鷹が笑う。
隼鷹「いいじゃんいいじゃん、今日は任務無いんだしさ~」
「そう言ってお前、先週も先々週も飲んでただろうが」
隼鷹「いーや違う、違うね!先々週は花見酒、先週は終わり桜、今週は初夏の御祝いだよぉ」
「休肝日という概念が無いのか貴様は」
こいつは所謂「酒入ってる方が仕事が捗る」とかいうタイプだと実感しているが、ここまで来ると呆れる。
まぁ、任務をしっかりこなせばプライベートにまでは追求はしない。
というか、酒を飲む兵器ってのはどうなんだろうか。
ガソリンでも飲んでろと言いたくなってしまう俺は悪くないと思う。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(56)↓2
利根(26)↓3
明石(57)↓4
深雪(12)↓5
榛名(65)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
28(偶数)
85
72
56
77(ぞろ目)
64
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv9
隼鷹(56) Lv15 MVP!
利根(26) Lv9
明石(62) Lv13
深雪(12) Lv11
榛名(65) Lv13
●
●
●
隼鷹「な、だから言ったろ?仕事はちゃーんとするってぇ」
「ああ、本当にな……」
間宮食堂の一角に俺は隼鷹と食事の席を共にしていた。
間宮食堂。
鎮守府の台所を司る艦娘である間宮さんが切り盛りする、まさしく全将兵の胃袋を掴む場所だ。
その恐ろしさは、あの憲兵ですら逆らえないとされるからも分かるだろう。
俺は、そこで隼鷹に酒を奢るはめになっていた。
ふと見回せば、他にも入渠上がりらしき艦娘がビールを頼む様子も見てとれた。
こういった風紀は、鎮守府……艦娘を扱う部署では緩いらしい。
隼鷹「まま、ほら提督も一献」
「ああ、戴くよ」
どうせ俺の金だしな。
酒の席で無粋になる言葉を飲み込み、隼鷹から手酌された酒を飲む。
アルコール特有の喉通りと香りが広がり、はぁ、と溜息を吐いた。
なんというか、疲れた気がする。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、顔を薄く紅潮させた隼鷹が笑って俺の背中を叩く。
こいつは生きてて楽しそうだな。
そんなことを思いながら、俺はもう一杯の酒を口にした。
隼鷹「お!良い飲みっぷりじゃん、ほれほれもう一杯」
「おう」
隼鷹好感度
直後コンマ÷⑩四捨五入
76→8
☆比叡(73) Lv9
隼鷹(56)→(64) Lv15 MVP!
利根(26) Lv9
明石(62) Lv13
深雪(12) Lv11
榛名(65) Lv13
いやぁ順調ですね
【5月第一週】
初夏ともなると、鎮守府の空気が一変したような気もする。
というのも、この辺りの気候のせいか、良い潮風が抜けるのだ。
言葉にするなら、爽やか、という言葉がぴったり合うだろう。
しかし、戦況は未だ変わりはない。
明石を前線に運び、救援のために戦艦による砲撃をし、修理を施し、鎮守府に帰る。
そんな毎日を繰り返すばかりだ。
沖ノ鳥島の方では未だきな臭い空気は変わらず、北方の大湊鎮守府もキス島あたりを注視している。
南方、佐世保やラバウルといった方面ではシーレーン確保を急務とし、英国やアメリカなどといった艦隊と協力中。
平穏に感じるだけだろう。
世界は常に動乱に満ちている。
まぁ、なんとかなるさ。
明日があるさ。
ケセラセラ。
色々言葉あれど、そういった意味を含む言葉は世界中にある。
どうにかなる。
それは、誰もが言っていて、どうにかなったから今もその言葉の意味が残っているのだから。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(64)↓2
利根(26)↓3
明石(57)↓4
深雪(12)↓5
榛名(65)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
11(ぞろ目ボーナス)
29
63
07
10
64
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv12
隼鷹(64) Lv16
利根(26) Lv12
明石(62) Lv14
深雪(12) Lv12
榛名(65) Lv16 MVP!
ちょっと中断します
また夜に
いけるやん(錯乱)
やります
●
●
●
同期の提督と話したが、どうやら金剛型を送られる提督はそうは居ないらしい。
多くは水雷戦隊を率いる、そんな提督だ。
加えて言えば、明石も珍しすぎる艦娘であった。
つまるところ、何かしらの命令を受ける場合があるのではないか。
そんな風に気にする奴が出たのも不思議ではない。
今でさえ、前線支援という通常の攻略とは大違いの任務をこなしているのだ。
確かに、普通ではなかった。
榛名「提督、どうかしましたか?」
「いや……君たち、金剛型戦艦がこっちに送られた意味を考えててね」
戦艦はその装甲、火力共に他の追従を許さない、海の女王だ。
過去の大戦時、それは航空機によって覆されたが、こと艦娘においては戦艦は一つの“最強”の座であった。
それは、多くのネームドシップ級……姫や鬼といった深海棲艦を打倒しうる、という意味で。
加えて高速戦艦である榛名と比叡は、その汎用性も高かった。
俺が、そんな思考を回す中、榛名は少し瞼を閉じる。
そう思っていると、榛名は口を開いた。
榛名「確かに、私たちがここに居るのは何か理由があるかも知れません」
でも、と。
榛名は俺を見て言葉を続けようと、一拍間を置く。
何を言うか、言われるか。
そう思い、俺も榛名を見た。
榛名は目を逸らさず、真っ直ぐと俺に向かって主張した。
榛名「榛名は、貴方が私の提督で良かったと思っております」
「……恥ずかしいこと言うな、君は」
ちょっと赤面しそうになったじゃないか。
榛名も、自分の言った意味を静かに考えたのか、少し顔を逸らす。
なんとも言えない、奇妙な沈黙が二人の間にはあった。
直後、榛名好感度上昇
コンマ÷10四捨五入
88→9
☆比叡(73) Lv12
隼鷹(64) Lv16
利根(26) Lv12
明石(62) Lv14
深雪(12) Lv12
榛名(65)→(74) Lv16
おお、もう…
【5月第二週】
最近、榛名と比叡と良く一緒に居る気がする。
気のせいだろうか?
比叡は分からなくもない。
彼女は秘書艦で、基本俺に付いていることが多い。
榛名は……この間以来だ。
どうにも、良く会うのだ。
冷静に考えれば気のせいじゃないような気がしてきた。
え、何これ。
榛名は何か主張でもあるのだろうか?
「はい、榛名は大丈夫です!」
としか言わないってことないよな。
嫌な予感しかしないけども。
……そんなわけないか。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(64)↓2
利根(26)↓3
明石(62)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
07
33(ぞろ目)
62
73
28
14
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv13
隼鷹(64) Lv20
利根(26) Lv15
明石(62) Lv17 MVP!
深雪(12) Lv13
榛名(74) Lv17
●
●
●
明石「提督、最近頭抱えてるけど大丈夫ですか?修理しますか?」
「遠慮しとくよ……」
明石「……本当に大丈夫です?」
工廠に確認に行くと言い残し、俺は工廠に避難してきた。
なんというか、あんまり二人とばっかり会ってるのも問題だろう。
明石が淹れてくれた茶で喉を潤し、また溜息をついた。
この艦隊の少しの特殊性。
そして同型艦同士という繋がり。
片方は秘書艦、片方は妹。
その差が、あの二人の空気に繋がってるとでも言うのだろうか。
いや、しかしあの二人は相当仲が良いぞ。
普段なんか、微笑ましいくらいに仲が良い。
なんだかなぁ、と思いつつ俺はまた茶を啜る。
明石はそんな俺に苦笑しつつ、俺の向かいの席に座った。
明石「モテモテですねー提督」
「この鎮守府でモテモテはジョークにならんぞ、おい」
明石「あっはは、そうでした」
明石のジョークに俺は真顔になり、辺りを見回す。
本当に、聞かれでもしたら笑えないぞそれは。
明石「あははは………」
「ほんと、やめてくれ……」
明石「………ははっ」
直後コンマで好感度÷10四捨五入
32→3
☆比叡(73) Lv13
隼鷹(64) Lv20
利根(26) Lv15
明石(62)→(65) Lv17
深雪(12) Lv13
榛名(74) Lv17
大天使深雪
【5月第三週】
憲兵が扱う備品は明石ら開発艦が生み出しているらしい。
それは艦娘が持つ感情を数値化し、それがどういったものかを抽象的に表せるそうだ。
明石は「機密なんですから内緒ですよ」と俺に言った。
聞いても困るぞ、これ。
どう対策を採れ、というのだろうか。
俺を嫌いになってもらう、とかか?
いや、なんかそれをしたらそういう数値が出そうだ。
そこまで考え、俺は気付いた。
俺、今何も問題ないじゃん。
そうだ、俺は何も問題ない、優良提督だ。
何時ぞや駆逐艦に手を出した提督なんかとは違う。
護国の盾、誇り高き海軍軍人なのだ。
堂々としてればいい。
深雪「ひゃー冷てー!」
「いやー本当だな」
そんなことを、深雪と間宮アイスを食べながら思ったある日のことだった。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(64)↓2
利根(26)↓3
明石(62)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
17
46
64
13
24
09
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv14
隼鷹(64) Lv22
利根(26) Lv18 MVP!
明石(65) Lv18
深雪(12) Lv14
榛名(74) Lv18
●
●
●
利根「ほうほう、つまり我輩たちがお主にどれほどの強い感情を抱いているかが鍵というわけか」
「だろうなぁ」パチンッ
利根「ふむぐっ!?そ、そこか……」
俺と利根は鎮守府中庭のベンチに腰を降ろし、将棋を打ちながらそんな会話をしていた。
そんな会話、つまるところ憲兵の扱う機材についてだ。
利根にそれを話したというのも、彼女はそういった方面で妙に頼りになる貫禄というものがあったからだ。
事実、この艦隊では有数のしっかり者だ。
最近、比叡と榛名が怖いので利根とは良く相談しにくいことを相談する仲になっていた。
利根「比叡の奴と榛名の奴はお互いライバル視しつつあるからのう……」ココデドウジャ
「競い合う、という点では推奨されるんだがな」パチン
利根「はうっ!?……まぁ、榛名は特に負けず嫌いの気があるからの、姉で秘書艦という比叡に何かしら抱くんじゃろ」
「そうなのか?」
初めて知った。
そんな意味合いを含めて利根に視線を向ける。
利根は顎に手をやり、基盤を睨みながら「うむ」と口を開いた。
利根「我輩らが艦であった頃の逸話で、榛名と霧島の逸話を知っておるか?」
「ああ、確かどちらが先に進水できるかで工廠が競争のような状態になったって……それか」
利根「それじゃよ……ぬう」
未だ考える利根。
俺は利根の言う、負けず嫌い、という言葉を口内だけで呟く。
それに込められた意味。
それは、どれほどのものなのだろうか。
直後、利根姉さん好感度
コンマ÷10四捨五入
25→3
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv13
隼鷹(64) Lv20
利根(26)→(29) Lv15
明石(65) Lv17
深雪(12) Lv13
榛名(74) Lv17
大天使のじゃロリ
【5月第四週】
憲兵「では失礼します」
「お疲れさまでした」
顔をメンポで覆った憲兵らが去っていく。
問題なし。
それが二ヶ月に一度の審議で出された俺の艦隊への評価だった。
皆も何処か安心したような、そんな顔をしていた。
隼鷹「いやー別になんも隠すことないけどきんちょーしたなー」
深雪「うんうん、なんか怖いんだよなーあれって」
明石「私は開発途中だったのに良い迷惑よ」
利根「我輩はこの間の手の続きでも考えるかのう」
榛名「榛名は司令部にお手紙を届けてきますね」
比叡「じゃあ私は皆のお昼のカレーを」
「「「「「「おいやめろ」」」」」
比叡「な、何でですかぁ!?」
和気藹々とした雰囲気で皆が行動を開始する。
俺はそんな光景を見つつ、視線を外に向ける。
この査察で、何人の提督が無事に切り抜けるか。
それが気になってしまう、自分が嫌になった。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(64)↓2
利根(29)↓3
明石(65)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
40(偶数)
53
65
94
70
21
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv16
隼鷹(64) Lv22
利根(29) Lv18
明石(65) Lv22 MVP!
深雪(12) Lv16
榛名(74) Lv18
明石が強すぎる
●
●
●
「明石が被弾したと聞いたが兵器だったか!?」
任務で沖ノ鳥島方面へ出た皆だが、その途中明石が被弾したと聞いて俺はドックに駆け込んでいた。
明石はその性質上、大よそ軍艦らしからぬ装甲だ。
そして、回避能力も低い。
それもそうだろう。
元々、港に待機してそこで修理を施すための艦なのだから。
今までのように前線に出っ張っていくような性質は持たない。
しかし、それを要求されるほど前線は厳しいということだ。
そして、そんな明石を守るために他5人の艦娘たちが居る。
しかし、今回想定していたが、起きては欲しくなかった事態になってしまった。
始末書だとか、任務失敗だとか、そんなことはどうでもいい。
無事なのか、どうなのか。
今、俺の脳内を埋め尽くすのはそれ一つだった。
しかし。
明石「これじゃ修理できないー!!!」
「だああああああ!?」ズシャー
そんな心配は憂鬱だった。
俺が見たのは、ぷんすことしながらドッグを出ようとする明石の姿だった。
明石「あ、あれ、提督?」
「お前…俺の心配を返せよ……!」
全然大丈夫じゃないか、こいつ。
俺は額を抑えつつ、明石に言う。
明石「心配、してくれてたんですか?」
「当たり前だろ、お前は俺の部下なんだからな」
明石「……はう」
おい、何で倒れた。
直後、明石
コンマ÷10四捨五入
×:兵器 ○:平気
56→6
☆比叡(73) Lv16
隼鷹(64) Lv22
利根(29) Lv18
明石(65)→(71) Lv22
深雪(12) Lv16
榛名(74) Lv18
じわじわ
【6月第一週】
隼鷹の姉である飛鷹の提督が逮捕されたと聞いた。
“飛鷹”という艦娘は複数この鎮守府に居るが、以前隼鷹が花見酒をした飛鷹だったらしい。
隼鷹はどうにも本調子じゃない、というような印象を受けた。
しかし、それでも敵は待ってくれない。
沖ノ鳥島の方では今も作戦が続いているのだ。
最近では、妙に感謝されることが多い我が艦隊。
前線での修理支援。
それが意外に好評だった。
良く良く考えれば結構やってることは多い。
比叡、榛名の砲撃支援。
隼鷹の航空支援。
利根の索敵支援。
そういう、ちょっと足りない、を足すのが我が艦隊だ。
ちなみにだが隼鷹は戦闘機のみを積んでいる。
深雪はそんな我々の足元を守る、対潜屋。
案外、纏まりはあったりするチームではあった。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(64)↓2
利根(29)↓3
明石(71)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
48(偶数)
77(ぞろ目)
93
09
50
86
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv19
隼鷹(64) Lv28
利根(29) Lv23 MVP!
明石(71) Lv23
深雪(12) Lv18
榛名(74) Lv22
うーんこののじゃロリ
●
●
●
利根は言葉遣いこそ少し特徴的だが、面倒見の良い奴である。
深雪の姉のように見守り。
隼鷹の飲みすぎを指摘し。
明石の資材使いを抑制し。
榛名と比叡の緩衝材として隊の和を為す。
八面六臂の活躍とはこのことだ。
ただ一つの欠点とすれば……
利根「」シクシク
「まるで成長していない…」
将棋が、全く上手くならない点である。
利根「うぅ……また負けた…百万年の眠りだな…」
「攻め手が単純すぎるからな」
ある意味では竹を割ったような性格そのものが出てると言っていいだろう。
悪く言えば単純だ。
あ、悪い方を言ってしまった。
利根「我輩は細々とした策を好まんのだ…」
「それでいいのか…?」
利根「良い、そういったのは己に自信が無い者が取る手段じゃからな」
それは違うよ。
そう言いたいとこだが、利根の精神のために同意しておこう。
拗ねられても困るからな。
直後利根好感度
コンマ÷10四捨五入
34→3
☆比叡(73) Lv16
隼鷹(64) Lv22
利根(29)→(32) Lv18
明石(71) Lv22
深雪(12) Lv16
榛名(74) Lv18
大正義とねちー
「はい!榛名(だけ)は、大丈夫です!」
【6月第二週】
深雪「六月…霧…うっ、頭が」
最近、深雪の様子がおかしい。
何度か腰あたりを摩り、また調子悪そうに頭を抑える。
何かあったのだろうか。
あと、たまにこっちをちらちらと隠れながら見ている茶髪の駆逐艦の子は関係あるのだろうか。
ぶるりと震えてる深雪。
あの元気ハツラツ娘がこんなにローになるとは。
「……梅雨のせいか?」
深雪「じめったいのは嫌いだけどなんか違うぞ、きっと……」 ナノデス
深雪「うっ、また頭が……」
明石「大丈夫?修理する?」
深雪「うんやー…うん、大丈夫、たぶん」
……本当に大丈夫か?
この後演習なんだが…。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(64)↓2
利根(32)↓3
明石(71)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
96(偶数)
37
52
04
33(ぞろ目)
53
・レベルアップ!
☆比叡(73) Lv25 MVP!
隼鷹(64) Lv30
利根(32) Lv25
明石(71) Lv24
深雪(12) Lv21
榛名(74) Lv25
旗艦はコンマ偶数だとLv1ボーナスです
そう考えると隼鷹すげえな
初期好感度高いのに割と空気だったヒエー
どんな厄ネタかな(しろめ)
●
●
●
比叡「司令!司令!!46cm砲が一つ出来ました!!」
「マジで!?」
朝一番の開発任務。
41cm砲でも出来れば上等と考えていたそれに対し、比叡が持って来たものは現行最強の砲である46cm砲だった。
思わず比叡と手を取り合って喜ぶ。
何が嬉しいって、46cm砲が出来ればこちらの火力が上がるだけではない。
それに合わせた装備の開発を進められるのだ。
つまり、他の提督からの要請も受けれる。
結果的に戦果に繋がり得るのだ。
比叡「……それで、私か榛名のどっちに装備します?」
「そうだなぁ……」
比叡が一拍の間を置いて、ゆっくりとそう言った。
俺はそれに考える。
火力を均一にするなら、榛名に装備するのが最良だろう。
しかし、開発したのは比叡だ。
しかし、だけど、でも、うーん。
「……うん」
比叡「……」
「比叡が装備しようか」
比叡「本当ですか!?」
ガタッと立ち上がる比叡。
喜色に満ちた顔で、俺へとずいっと顔を近づける。
それを俺は仰け反るように離れながら、「ああ」と告げた。
「比叡は大和の技術を一部試験的に使ってるしな、もしかすると参考になるかも知れない」
比叡「あー…まぁ、確かにそうですね」
「それに、お前も頑張ってるしな……ま、少しでも報えればいいんだけど」
比叡「……えへへ」
比叡が頬を掻く。
あんまり言うとこっちも照れるし恥ずかしいから、これでこの話は終わりだ。
俺は気恥ずかしさを誤魔化すように、息をゆっくりと吐いた。
直後コンマ÷10四捨五入でヒエー好感度アップ
42→4
☆比叡(73)→(77) Lv25 MVP!
隼鷹(64) Lv30
利根(32) Lv25
明石(71) Lv24
深雪(12) Lv21
榛名(74) Lv25
なおこの時榛名は聞き耳を立ててた模様
あっ、あぶねえええええええ!?
【6月第三週】
明石「演習で大破した深雪さんの修理、終わりましたー」
深雪「ろ、六月…29日……なのです……」ブルブル
「精神的には大破しっぱなしじゃないか…?」
明石「流石にそこは直せませんねー」
お前、以前俺の頭を治そうとしてなかったか?
そんな意味合いを込めて明石を見るが、目を逸らされた。
それはさておき、演習で深雪が駆逐艦に衝突され大破した以外、何もなかった。
いや、深雪が日に日にやつれてるような気がしなくもないが。
しかし、梅雨である。
一部の艦娘が「良い雨だね」と嬉しそうにしている以外、皆が鎮守府内部に閉じ込められている。
また、雨が建物や窓のガラスを打つ音は案外昼寝に向いていると実感する時期でもあった。
「こんな日でも、深海棲艦はお構いなしなんだがな」
空母系の艦娘、特に式神型の艦載機を使う隼鷹なんかは困ってるかも知れない。
いや、海という場に出るのだから水に強くて当たり前か?
今度聞いてみよう。
そんなことを思いながら俺は書類に判子を押す。
任務も、やはり雨だろうと変化はしない。
代わり映えの無い毎日だった。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(64)↓2
利根(32)↓3
明石(71)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
09
99(ぞろ)
84
14
84
17
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv26
隼鷹(64) Lv37 MVP!
利根(32) Lv29
明石(71) Lv25
深雪(12) Lv25
榛名(74) Lv26
隼鷹はっやーい
●
●
●
外に出れないと何をするか。
室内でやれること。
基本的にはそうなるだろう。
そして、それを好都合と見て動く艦娘が一人居た。
隼鷹。
恐らく艦娘有数の飲兵衛である。
隼鷹「ファーwwwww」
「頭が痛い……」
隼鷹「んだよ~シラフかよ~飲め飲め~」
間宮さんからの連絡。
それを受けて来たが、コレを引き取ってくれ、ということらしい。
俺はへべれけになった隼鷹を見る。
そして、その向かいの席には同じ空母が2人ほど寝込んでいるのが見えた。
なるほど、飲み会か。
俺は赤橙色の着物の少女と灰がかった銀髪を後ろで一束に纏めた少女の二人を目にやり、そして隼鷹に視線を戻す。
微妙に舟を漕いでいるところ、こっちも随分と限界のようだった。
「ほら、隼鷹、帰るぞ」
隼鷹「………」
「……隼鷹?」
隼鷹「……Zzz」
寝てやがる。
揺らしてみれど反応なし、ついでに軽く頬を往復でぺしぺしと。
……こちらも反応なしだ。
俺は小さく溜息をついて、隼鷹を横抱きに抱える。
さっさと、寮の部屋に叩き込んでやろう。
それがいい、それでいい。
直後隼鷹コンマ÷10四捨五入
90→9
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv26
隼鷹(64)→(73) Lv37
利根(32) Lv29
明石(71) Lv25
深雪(12) Lv25
榛名(74) Lv26
ヒャッハー!
ということで本日は以上
70台が4人か、ちょっとギスギスしだす頃だね(ニッコリ
ヒエーがまさにそれじゃないですかやだー
千代田とか山城とか引いたらあかんことになるのかな…
大井っちとかデンジャーよ
デンジャーよ
やりますー
・好感度さげーの図られ死刑ルートはまぁそのうちね
【6月第四週】
深雪「」プルプルプル
「深雪、そんなに引っ付くなよ……」
深雪「う、うぅう……!」
そりゃ、自分が沈没した日は嫌か。
今日一日、妙に深雪が傍に引っ付いている。
俺は子守か何かなんだろうか。
まぁ、文句を言うほどではない。
むしろ、こういった時に頼られる。
それは提督の務めであり、喜ぶべきことだろう。
それが、あやすようなことでもだ。
しかし、深雪も現金である。
沈没日を過ぎた次の日には何時もどおりなのだから。
艦娘の精神状態が切り替えに適しているというより、これは深雪の性分だろう。
まもなく、梅雨が空ける時期だった。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(73)↓2
利根(32)↓3
明石(71)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
47
26
18
07
25
88(ぞろ目)
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv28
隼鷹(73) Lv38
利根(32) Lv30
明石(71) Lv26
深雪(12) Lv26
榛名(74) Lv32 MVP!
ヒエー
●
●
●
榛名「提督、お好きな料理は何ですか?」
榛名「提督、お好きな色は何色ですか?」
榛名「提督、好ましい髪型はどんな髪型でしょうか?」
榛名「提督」
榛名「提督」
榛名「提督」
提督
提督
テイトク
テ イ ト ク ?
「───────!!!」ガバッ
嫌な夢を見た。
寝汗で肌着が張り付く嫌な感覚。
それに嫌悪感を隠さずに俺は溜息をついた。
なんだ、あの夢は。
覚えてないが、とても怖い夢だったような気がする。
枕元の水差しからコップに水を注いで、一気に呷る。
その温い水が、一つの清涼剤だった。
「……くそっ」
俺は疲れてるのか?
そんな弱音を吐いてしまうのが悪いと思いながらも、溜息は出る。
……汗を、流そう。
先ずはそうでもしなきゃ、寝ように寝れないだろう。
俺はタオルを取り、部屋を出て行く。
その背を見送る、彼女に気付かぬままに。
榛名、好感度上がります!コンマ÷10四捨五入
03→0
いけるやん
・変化はありませんでした
☆比叡(77) Lv28
隼鷹(73) Lv38
利根(32) Lv30
明石(71) Lv26
深雪(12) Lv26
榛名(74) Lv32
【7月第一週】
沖ノ鳥島突破。
その報が鎮守府を大きく揺らしていた。
俺も、俺の艦隊もその攻略に支援で関わっていたこともあり、その功績からか中佐に昇進していた。
といっても、艦娘の提督の階級というのは通常階級の者より一段下がる。
つまり、軍では本当の意味では少佐になった、ということだろう。
今まで、少佐時代は軍で言えば大尉扱いだったようなものだ。
まぁつまり、ティ○ーンズと地○連邦軍のような階級格差がある。
そんなイメージで良いだろう。
比叡「司令!昇進おめでとうございます!」
榛名「おめでとうございます!」
明石「おめでとうございます、提督」
隼鷹「めでたいめでたい、今日くらいは飲もうぜー!」
「ははは、そうだな、今日くらいはな……ありがとうな、皆」
利根「なぁに、我輩らは出来ることをしたまでよ」
深雪「そーそー、まぁこの深雪様に感謝したいってんなら、話は別だけどなー」
「調子に乗るな」コツン
深雪「あいたー!?」
どっと笑いが起きる。
しかし、今はそれでいい。
それが出来るのだから。
初夏。
蝉が徐々に鳴きつつあった。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(73)↓2
利根(32)↓3
明石(71)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
74(偶数)
42
41
91
84
68
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv32
隼鷹(73) Lv40
利根(32) Lv32
明石(71) Lv31 MVP!
深雪(12) Lv30
榛名(74) Lv35
全体の2/3が好感度70越えという現実
監査が来た瞬間に詰む平均値ですねぇ
>>802
う、後ろ暗いことをしてなければ大丈夫(震え声)
だよね…?
正直あの顔とあの胸で迫られたら落ちるしかないと思うんだ
提督日誌(意味深)
補給大好き(意味深)
すんません寝てました
楽しい修羅場だー(震え声)
●
●
●
明石「ということで、司令部からの昇進祝いもとい装備品は以上ですねー」
「ん、ご苦労……せっかくの宴だというのに、すまないな」
明石「いーえ、必要なことですから」
宴の前。
俺は明石と共に今回の戦果の報酬を確認するため工廠に来ていた。
というのも、装備には妖精さんという小さな小人が付いている。
彼女たちを放置するわけにもいかないからこその現在だ。
妖精さん「」ピッ!
明石「はいどうも、紫電改妖精隊の皆さんですねー」
小さく敬礼を返す。
整列した新鋭機、紫電改の搭乗員である妖精さん。
その数を数えるため、明石は少し屈んで「ひぃふぅみぃ」と数えている。
その数に問題が無かったのだろう。
「よっし!」と声をあげ、彼女が立ち上がった。
明石「はい、着任確認しました!よろしくねーみんなー」
妖精さん「!」パタパタ
明石が手に妖精さんを乗せて微笑む。
俺は、そんな明石を少し柔らかい視線で眺めていた。
直後コンマ÷10で明石好感度
39→4
☆比叡(77) Lv28
隼鷹(73) Lv38
利根(32) Lv30
明石(71)→(75) Lv26
深雪(12) Lv26
榛名(74) Lv32
ということで風呂
23時までには再開したい
【7月第二週】
皆の練度が上がってくると、皆が“改造”というものを考える。
特に隼鷹ら空母にとって改造は重要なものだった。
基本、改造をすると艦娘の性能が上がる。
空母はその性能を決める要素として艦載機の搭載機数が一番に出る。
基本、改造とはそういった、根本的な性能の向上を目的としたものである。
この話はもう少し先に見送るが、そろそろ考える時期であるのも事実だった。
しかし、大丈夫だろうか。
基本、改造すると艦娘は喜ぶ。
そりゃあ喜ぶ。
なんたって性能が上がるのだから。
となると、嫌な予感しかしない。
いや、何でかは不明だが、嫌な予感しかしないのだ。
最近、胃薬と増毛剤の売れ行きが良いらしいが、提督のかかる病気に胃痛とハゲでもあるんだろうか。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(73)↓2
利根(32)↓3
明石(75)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
58(偶数)
61
42
79
40
76
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv32
隼鷹(73) Lv41
利根(32) Lv32
明石(75) Lv30 MVP!
深雪(12) Lv28
榛名(74) Lv36
この明石さんのMVP率の高さはなんなんですかね
●
●
●
対地攻撃には三式弾が有効である。
今現在、多くの工廠では三式弾の量産体制に入っていた。
というのも、陸地と同化するタイプの深海棲艦が発見されたからだ。
いや、深海なのに陸地でいいのか?
そんなツッコミがあったくらいには突っ込みどころ満載ではあるのだが。
しかし、視点を変えれば、その陸地の辺りは敵の支配地域ということだ。
故に戦力残滅を目的とした攻撃。
つまるところ、ボディーブローのようにじわじわと効く攻撃が求められている。
故に、被害が大きくなる三式弾であった。
「だからまたお願いな、明石」
明石「ひぃーん!もうここ数日で大量に作ってるじゃないですかー!?」
可愛らしい悲鳴を上げて抗議する明石に俺は顔を逸らす。
いや、そりゃこっちには工作艦が居るのだ。
三式弾を安く、大量に作れるのだから依頼は多い。
そりゃもう相応に。
しかもこっちはこっちで高速戦艦の金剛型を2隻保有している。
その速力を生かした一撃離脱戦法にも借り出される。
つまり、明石も前線でそんな三式弾の供給を求められる。
だから、しょうがない。
しょうがないのだ。
明石「もう、後でちゃんとこっちの頑張りに答えてくださいね!」
「ははは、なるべくね」
明石「酷い人なんだから……」
直後明石コンマ÷10
32→3
☆比叡(77) Lv28
隼鷹(73) Lv38
利根(32) Lv30
明石(75)→(78) Lv26
深雪(12) Lv26
榛名(74) Lv32
これはボディブローのように後から来るタイプやね(ゲッソリ)
【7月第三週】
「北方は随分と騒がしいらしいな」
利根「アッツの戦力がすり潰されたらしいからな、主戦場がそっち方面になるじゃろう」
恒例となった利根との将棋。
互いに1手ずつ駒を動かしながらの会話は最近の戦況だ。
アッツ島の防衛を担当していた陸軍からの通信が完全途絶。
最近の陸地型深海棲艦の存在から、海軍は早急の陸軍回収と対地攻撃を優先していた。
北方における主権を握る戦いが始まったのだ。
特に水雷戦隊の活躍が凄まじい。
ある種の花形でもあった。
利根「北方はどうやら敵さんが多いらしいからな、回避能力があって汎用性がある駆逐艦向きなんじゃろ」
「なるほどねぇ」
利根「あ」
「待ったは無いぞ」
俺は基盤を睨む利根を置いて書類を取り出す。
そこにあるのは基本的な近海防衛任務。
今現在、横須賀は平和であった。
・レベリング
☆比叡(73)↓1
隼鷹(77)↓2
利根(32)↓3
明石(78)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
22(ぞろ目偶数)
70
55(ぞろ目)
24
54
09
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv36
隼鷹(73) Lv44 MVP!
利根(32) Lv36
明石(78) Lv31
深雪(12) Lv30
榛名(74) Lv37
ヒャッハー
●
●
●
衝撃の事実が判明した。
あの隼鷹が、あの酒飲みの酔っ払いの隼鷹がだ。
実は艦娘有数の淑女のマナーに精通しているという事実にだ。
いや、確かに隼鷹は元々豪華客船として就役する船であったのだ。
豪華客船。
つまるところ金持ち───当時で言えば財閥などの関係者だろう───が乗る船。
ともすれば、淑女としての振る舞いを知っていても不思議ではない。
彼女の酒飲みの性格は彼女の艦長であったある人物の性質を受け継いでいるからだろう。
だから、彼女が淑女であっても驚きは少ない。
いやごめん、普通に驚いてる。
隼鷹「なんだよぅ~そんなにおかしいのかよう!」
「うん」
隼鷹「ガーン!」
いや、口でガーンって…。
俺が思わず半目を向ける。
隼鷹は、「あははー」と笑って誤魔化す。
こいつ、それで済むと思ってるのだろうか。
……いや、そもそも俺は何を目的にしていたのだっけ。
彼女の酒癖の解消だったか?
何故か、彼女と会話しているのだが理由が思い出せなかった。
直後コンマ÷10で隼鷹
50→5
☆比叡(77) Lv36
隼鷹(73)→(78) Lv44 MVP!
利根(32) Lv36
明石(78) Lv31
深雪(12) Lv30
榛名(74) Lv37
【7月第四週】
比叡と榛名は姉妹である。
特に重要なことではないが、それは覆しようの無い事実だ。
そして、今食堂で俺の左右に陣取ってるのも、比叡と榛名だった。
対面の深雪。
君は随分と幸せそうにカレー食べてるね。
俺は君の隣に行きたいよ。
「……あの」
榛名比叡「「はい、お呼びでしょうか?」」
「なんでもありません」
……なんなんだよ、これ!
出来ることなら頭を抱えたかった。
というか抱えたい。
俺、なんか悪いことしたかな。
左右に視線を向ければ、笑顔の二人。
胃が、キリッとした。
……なんでこんなストレスを感じるんだろうか。
・レベリング
☆比叡(77)↓1
隼鷹(78)↓2
利根(32)↓3
明石(78)↓4
深雪(12)↓5
榛名(74)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
48(偶数)
30
23
19
13
67
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv39
隼鷹(78) Lv45
利根(32) Lv37
明石(78) Lv32
深雪(12) Lv31
榛名(74) Lv40 MVP!
ハイ、ハルナハダイジョウブデス
提督「逆レ・ケッコンカッコカリ前の肉体関係は嫌だ逆レケッコンカッコカリ前の肉体関係は(ry」
憲兵「絞首刑ィイイイィィィィィイ!」
●
●
●
「榛名と比叡ってさ……もしかして、仲悪い?」
俺の唐突な質問。
この部屋にいるのは俺と榛名だけで、良いタイミングだからこその質問だ。
仲悪いか。
その質問に榛名は目をぱちくりとして、口を開いた。
榛名「いえ、悪くありませんよ?」
「……えー」
いや、いやいや。
……えー。
榛名「姉妹としては、とても仲が良いです。それは比叡姉様も同じように答えると思います」
「いや、そう…か?」
榛名「でも、仲が悪くなることはありますね」
榛名が書類整理の手を止め、俺を見た。
例えば。
そう前置きをおいて、俺を見る。
榛名「例えば、提督に関係することとかだと、私と姉様はライバルになりますね」
「それは───」
どういうことだ。
そう口を開こうとして、口止めされる。
言わないで。
そんな風な意味を持つウインクを俺にしていた。
ちょっと、判断に困るウインクだった。
直後コンマ榛名÷10好感度
25→3
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv36
隼鷹(78) Lv44 MVP!
利根(32) Lv36
明石(78) Lv31
深雪(12) Lv30
榛名(74)→(77) Lv37
低空飛行いいゾ~これ
深雪様MVP連打コンマ04以下引き続けて逃げ切りたいよね!(白目)
【八月第一週】
北方における反攻作戦が開始された。
といっても、大湊あたりが主導の作戦だ。
ここ、横須賀は今硫黄島方面の前線構築を急いでいる。
だが、それはあまり芳しくない状態だ
例によって陸軍と海軍の上層部の意見が反発しあっている。
こういう時くらい協力できないものだろうか?
いや、協力できてたらもっと平和なんだろうな。
俺はそんなことを思いながら書類に判子を押す作業を続ける。
明石の装備関連での消費を示すものの書類が多い。
というより、最近出撃が無いので主に仕事をしているのが明石だからだろう。
演習くらいだろう。
他の艦娘が書類を書くのは、今はそれくらいだ。
それを平和と喜ぶべきか、どうなのか。
今の俺の心境はそれを喜べないでいた。
・レベリング
☆比叡(77)↓1
隼鷹(78)↓2
利根(32)↓3
明石(78)↓4
深雪(12)↓5
榛名(77)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
ああ
好感度上昇コンマで低空飛行取れればいけるし(震え声)
08(偶数)
69
05
99(ぞろ目)
84
82
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv38
隼鷹(78) Lv47
利根(32) Lv37
明石(78) Lv38 MVP!
深雪(12) Lv34
榛名(77) Lv41
あの、明石さん?
前置きで明石さん以外働いてないのが悪いんや!(責任逃れ)
●
●
●
明石「もっともっと修理できそう!」
「お、おう」
明石が改になった。
それにより、工作艦としての能力が上昇したらしい。
外見上では、額に鉢巻を巻いて、スカートのスリットが深くなったくらいだろうか。
しかし、前から思ってたがそのスカートのスリットはどうなんだろうか。
見えてはいけないものまで見えてしまいそうだぞ。
しかし、テンションが高いな。
俺は自分の装備を見て喜ぶ明石を見てそう思う。
そんなことを思っていると、明石がこっちを見た。
……思わず、びくっと震えた俺は悪くはないはずだ。
明石「……ていとくも、気になります?」
「何がだ」
明石「やだなぁ、私の装備ですよ!」
いや、何も思ってないんだけどな。
それは黙っておくことにする。
俺は明石から目を逸らしつつ、溜息をついた。
なんか最近、溜息しかついてないな俺。
明石さんコンマ÷10四捨五入
01→0
・変化はありませんでした
なん…だと…
【8月第二週】
深雪「うぇーい、演習終わったよー」
「ご苦労さん、燃料と弾薬どれくらい使ったか比叡に報告したら遊びに行っていいぞ」
深雪「やりぃ!」
子供は遊んでる姿が一番である。
艦娘といえども、姿形が子供で、子供のような精神を持つなら、それは子供だ。
俺はそういう子供が遊んでいる、笑っている顔を好んでいた。
というのも、国を守る軍人としては子供の笑顔こそが本当の意味で国を守る意味だと思うからだ。
かつて誰が言ったかは不明だが、人の命は地球の未来、といった。
子供は人類の宝、とも。
俺はそういう、甘い思想というものが好きだ。
現実を見てない、ともされるような理想を追う人間を尊敬していると言ってもいい。
夢を忘れないというのは、大事なことだからだ。
まぁ、そんなものよりリアリストである必要がある軍人になったのは何の皮肉か。
そういわれると、ちょっと返答に困ってしまうのだけども。
・レベリング
☆比叡(77)↓1
隼鷹(78)↓2
利根(32)↓3
明石(78)↓4
深雪(12)↓5
榛名(77)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
62(偶数)
56
64
19
23
95
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv42
隼鷹(78) Lv50
利根(32) Lv40
明石(78) Lv39
深雪(12) Lv35
榛名(77) Lv46 MVP!
はい、榛名だけは大丈夫です!
(提督が捕まって死んでしまっても)榛名は大丈夫です
●
●
●
榛名は料理上手だ。
いや、比較対象が比叡だから上手に見える、とかじゃない。
というか、金剛型、というジャンルではトップだ。
比叡は何故か料理が苦手。
噂の金剛は茶菓子系とイギリス式料理は得意。
霧島は基本レシピ通りなので可もなく不可もなくらしい。
その中でやはり輝くのが、榛名だった。
和食洋食と選ばない彼女は何かと俺に料理を振舞っている。
というより、皆にだ。
皆で食事をする時、彼女や明石らが率先して台所を支配していた。
榛名「提督、お味はどうですか?」
「うん、美味しいけど」
榛名「そうですか、良かったぁ…」
ほっとしたように、榛名が笑った。
しかし、何かを呟いたようにも見えた。
なんなんだろうか。
そう思いつつ、俺は茶に手を伸ばす。
カラン、と氷がグラスの中で揺れる。
サンドイッチ(キュウリオンリーではない)とアイスティー。
夏の朝食としては十分すぎるものだ。
榛名「ううん、ちょっと少なかったですかね…?」
何が?
直後、榛名さんコンマ÷10
10→1
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv42
隼鷹(78) Lv50
利根(32) Lv40
明石(78) Lv39
深雪(12) Lv35
榛名(77)→(78) Lv46
この土壇場でのしぶとさよ
好感度低い子が一番乗りしちゃったときの修羅場が恐ろしいことになりそう
深雪がんばれマジがんばれ
【艦これ】提督「艦娘とケッコンカッコカリしないで…」 比叡「その2です!」【安価】
【艦これ】提督「艦娘とケッコンカッコカリしないで…」 比叡「その2です!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399481863/)
次スレです
あ、埋めれるなら埋めちゃってよろしいです
あと一回分判定はこっちでやります
>>1000なら測定器に重大な欠陥が見つかって次の憲兵の監査は中止
【8月第三週】
終戦記念日。
過去の大戦を終えたその日ともなると、艦娘もまた静かだった。
あの隼鷹ですら、その日は酒を飲まないほどだ。
皆、小さく閉じられた瞳で何を見たのだろうか。
何の記憶を、繰り返しているのだろうか。
それに何も言うことはない。
ただ、榛名や利根、隼鷹が寂しげだった。
そうか、この二人はそれぞれが艦としての形を保って終戦を迎えていたか。
彼女たちにも、思うところがあるのだろう。
俺は、そんな彼女たちを見守るくらいしか出来なかった。
・レベリング
☆比叡(77)↓1
隼鷹(78)↓2
利根(32)↓3
明石(78)↓4
深雪(12)↓5
榛名(78)↓6
コンマ取得でレベリング
ぞろ目で2LVアップボーナス
・レベリングシステム
91~00:5lvアップ
76~90:4Lvアップ
56~75:3Lvアップ
31~55:2Lvアップ
01~30:1Lvアップ
ああん
23
25
39
81
10
34
・レベルアップ!
☆比叡(77) Lv43
隼鷹(78) Lv51
利根(32) Lv42
明石(78) Lv43 MVP!
深雪(12) Lv36
榛名(78) Lv48
この明石の安定感と深雪の安定感よ
以降は次スレで
梅
>>1000なら次の提督に配属される艦娘の中に龍田さんが!
このSSまとめへのコメント
これあかんやつや
”国”ではなく”軍”にってのがミソかな?
この作者、好感度の上昇にレベル上昇が追いつかないシナリオなのにそれに気付かずやってて
好感度70超え4人になってから、このままだと憲兵一直線の話ししか出来ないシステムだったと気付いて
あわててレベル上げの作業ばかりを優先しだした感があるな
おもしろい。