美希「あ、あああああ~!!!!」コロコロ
コロコロコロコロ……
美希「お、おにぎり落としちゃったのー!」たたたた
コロコロコロコロ
美希「プロデューサー!取って!」
P「いやぁ……もう埃まみれだぞ?とってもたべれないと思う」
美希「うう……ショックなの……」
P「しょうがないよ、人間誰にでもミスはあるさ、また作ってあげるから、な?」
美希「うん……」ぐすっ
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コロコロコロコロ……
P「……ところで、まだ転がってるわけだが」
美希「転がってるの……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
P「諦めろって、もうあんなに消しカスを巻き込んで……」
コロコロコロコロ……
P「……ん……?」
P(なんだか埃を纏って大きくなってないか?)
コロコロコロコロ
美希「……」
P「もやしとか落ちてるひまわりの種とか、全部くっついてるな……こりゃ床掃除が大変そうだ」
美希「ねえ」
P「なんだ?」
美希「このおにぎり」
コロコロコロコロ
美希「いつまで回り続けてるの?」
P「……さあ?」
P「どうせ床掃除なのは確定だし、しばらく眺めてみるか」
美希「うん」
コロコロコロコロ
美希「……」
P「……」
コロコロ……
美希「……」
ライスボール「……」コロコロコロコロ
美希「ぁ……!」
P「なんだ?」
美希「あそこに鉛筆が落ちてるの!あそこで止まるか当ててみようよ!」
P「そうだな……俺は止まると思うぞ、外れたらおにぎりあげてもいい」
美希「ミキは止まらないと思うの!」
P「つまり乗り越えていくと?」
美希「うん!」
P「そうか……ふふ、俺の勝ちだな」
コロコロコロコロ……
美希「……」ドキドキ
P「……」ドキドキ
コロ……
鉛筆「ぐぇっ」ぶにゅっ
美希「えっ」P「えっ……」
ライスボール「……」ぺったん ぺったん
P「……」
美希「食い込んだの」
P「あ、ああ……食い込んだな……」
ライスボール「……」ぺったん ぺったん
美希「か、回転しながら鉛筆が地面にあたる音がするの」
P「な、なんだこれ……なんだこれ……」
美希「結構勢いよく落としたから、それでかも……」
コロコロコロ……クシャッ
くしゃくしゃくしゃ……
美希「今度は落ちてた紙にくっついたの」
P「あれは千早が納得の行く通りに歌えない怒りのあまり引き裂いた楽譜のコピー……流石に止まったか」
ライスボール「……」ぽてん
美希「!」
P(紙の山のわずかな傾きで回り出した!?)
ライスボール「……」コロコロコロ
美希「……まだ回るの」
P「こうしてみると、ちょっと事務所にもの散らかりすぎてるなあ」
美希「プロデューサーがお片づけできないからね」
P「美希には言われたくないなあ」
美希「なんなの!」
P「なんだとー!」
コロコロコロコロ
美希「!」
P「おっと、そろそろおにぎりにかまってる暇もないか」
美希「残念だけど、拾わないとね」
P「ああ、クリップやらひっついてるし……早いとこゴミ箱に……」ひょいっ
スカッ
P「なっ!?」
P「このっ、逃げるな!」ひょいっ すっ
すかっ すかっ
P「な、なんだこいつ、妙に早いぞ!?」
美希「早く捕まえるの」
P「ああ、美希も手伝ってくれないか!」
美希「あふぅ……プロデューサーが言うなら……」
美希「えいっ、腕のシャッターなの!」ストーン
P「おおっ!?流石にそれは……」
ライスボール「……」ぴょーん
美希「なのっ!?」
コロコロ……コロコロコロコロ……
美希「……」
P「……」
美希「ねねえ、プロデューサー」
美希「ミキ、マボロシ見てたのかな?」
P「あ、ええ、あ、いや……」
美希「い、いま、ジャンプしたよね……おにぎり」
P「あ、ああ……まるで意思があるみたいに……」
コロコロ……コロコロ……
美希「はっ!?じゃ、ジャンプした隙にテーブルの上に……!」
P「きがついたかなり大きくなってるじゃないか!?早く止めるぞ!」
美希「はいなの!」
小鳥「zzzz」
P「小鳥さん!起きてください!起きて!」
小鳥「ぴよぴよ……ぴよ……むにゃ……?」
ガキンッ キュリッ
小鳥(何かしら、このガラスが擦れる音は……)
美希「こ、小鳥の机の上にある瓶が巻き込まれていくの!」
小鳥「え……?」ぱちっ
ライスボール「……」ゴロゴロ
小鳥「ぎゃあああああああああ!?私のド○ホルン○ンクル(お試し版)があああああ!?」ピチューン
ライスボール「……」ゴロゴロゴロゴロ
P「お、音無さんが落としたインカムまで……」
美希「な、なにこれ!?どんどん巻き込んで大きくなってるの!これじゃあまるでカタマリ……」
P「それ以上はいけない」
ゴロゴロゴロゴロ
美希「き、気がついたらバレーボールぐらいになってるの!」
P「や、やばい!これはいい加減に止めた方が良さそうだ!」
小鳥「ど、どうなってるのよ!わ、私の化粧品、かえしてー!」
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深夜のテンションでこんな糞スレを立ててしまいました
雪玉が転がって大きく成るアレを想像して建ててから塊魂というものの存在を思い出した
ものすごく反省している
起きたら続き描くの~
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