美希「添寝」 (46)


ガチャ

春香「ただいま戻りました!」

小鳥「あ、春香ちゃんおかえり(小声)」

春香「? 小鳥さん、どうしたんですか?」

小鳥「今ソファーで美希ちゃんが寝てるから。」

春香「あ、そうなんですか。」


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小鳥「きっと連日の収録で疲れてるのよ、そっとしておいてあげてね?」

春香「はぁい。」

てくてく

春香「あ、ホントだぐっすり寝てる。」

  「ん~。横、お邪魔するね美希。」

美希「zzz」


春香「美希は毎日大変そうだな~。ちょっと羨ましかったり…」

美希「zz…んみゅ…ハニー?」

春香「あ、おはよう美希。」

美希「あれ、春香?」

春香「うん、おはよう美希。」

美希「おはようなの…あふぅ。」

春香「あはは、まだまだ眠そうだね。」


美希「うん…。今日も朝早くから収録だったの。」

春香「そっか、昨日もだったよね?」

美希「うん、明日もなの。だからミキもう眠くって…あふぅ。」

春香「羨ましいけど、大変そうだね。」

美希「うん、大変。だけどいっぱいキラキラ出来るから楽しいって思うな。」

春香「ふふふ、美希らしいね。」

美希「ミキはもうちょっと寝るの。」

春香「うん、ゆっくり休んでね。」


美希「春香も一緒に寝よ?」

春香「え?」

美希「えいっ」がばぁ

春香「きゃっ、ちょ、美希!?」

美希「あは、それじゃあおやすみなの…。」

春香「いやおやすみじゃな…ってもう寝てる!」

美希「zzz」


春香「もう美希ってば~。あ、抱きつか…もう、仕方ないなぁ…。」

美希「zzz」

春香「あ~、私も今日は朝早かったから何だか眠気が…ふわぁ」

  「ん~、いっか寝ちゃおう。おやすみなさい…。」

美希「zzz」

春香「zzz」


小鳥「春香ちゃ…あら?」

春香「zzz」

小鳥「あら、二人とも仲がいいわね。うふふ、いいもの見れちゃったしそっとしておきましょう。」

美希「ん~、あったかいの…むにゃむにゃ。」





――――――――――――――――――――――――――――――――



ガチャ

千早「ただいま戻りました」

小鳥「お帰りなさい、千早ちゃん(小声)」

千早「音無さん、どうされたんですか?声を潜めて。」

小鳥「今、ソファーで美希ちゃんが寝てるのよ。」

千早「そうだったんですか。」


小鳥「収録で疲れてるみたいだからそっとしておいてあげてね?」

千早「わかりました、音無さん。」

てくてく

千早「本当に寝てるわね。」

美希「zzz」


千早「もう、風邪ひいちゃうわよ美希。」

すたすた

千早「あの、音無さん。ブランケットってありませんか?」

小鳥「え?あ、そこの棚に入ってるわよ。」

千早「ありがとうございます。」

小鳥「ふふ、優しいのね千早ちゃん。」

千早「へ?」


小鳥「美希ちゃんに掛けてあげるんでしょう?」

千早「は、はい…くっ///」

小鳥「照れない照れない。はい、これ。」

千早「あ、ありがとうございます…///」

ぱたぱた

美希「zzz」

ふぁさ


千早「これで、大丈夫ね。それにしても本当によく寝てるわね。」

美希「zzz…んみゅ、ハニー?」

千早「あ…おはよう美希。」

美希「…千早さん?あ、ブランケット…。これ、千早さんが掛けてくれたの?」

千早「えぇ、あのままじゃ風邪を引いてしまうと思ったから。」

美希「千早さん、ありがとうなの…あふぅ。」

千早「まだ眠い?」


美希「うん…今日も早かったから…。」

千早「そう、私の事は気にしないで寝ていいのよ。」

美希「うん…。千早さんも一緒に寝よ?」

千早「え?わ、私は…」

美希「それっ。」がばぁ

千早「きゃっ。」


美希「えへへ。千早さんあったかいの~。」ぎゅ~

千早「くっ…。み、美希…離して…」

美希「おやすみなさい…zzz」

千早「おやすみって…もう寝てる。」

美希「zzz」

千早「はぁ、諦めるしかないわね。」


美希「zzz」

千早「いつもお疲れ様、美希。」なでなで

美希「zzz…えへへ。」

千早「ふふ、寝ている美希を見ていたら眠くなってきたわね…。」

  「…私も寝ようかしら。おやすみ、美希。」

小鳥「千早ちゃ…あら、寝ちゃってる。」

  「うふふ、仲良しね。起こしたら可愛そうよね。」

美希「むにゃむにゃ…。あったかいの…。」




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ガチャ

やよい「ただいまかえりましたぁ~!」

小鳥「お帰りなさいやよいちゃん(小鳥)」

やよい「う?どうしたんですか小鳥さん。」

小鳥「今、美希ちゃんが寝てるのよ。」

やよい「はわっ。そうだったんですか。」


小鳥「だから、ちょっとだけ静かに、ね?」

やよい「うっう~、わかりましたぁ!(小声)」

てくてく

やよい「美希さんぐっすり眠ってます。」

美希「zzz」

やよい「毎日いっぱいお仕事がある美希さんは大変そうです。」

   「でも、私も頑張って美希さんみたいにいっぱいお仕事したいな~。」


美希「zzz…むにゃ…ハニー…?」

やよい「あ、起きちゃいました。」

美希「あれ、やよい?」

やよい「う~、ごめんなさい美希さん。」

美希「なんで謝るの?」

やよい「私、うるさかったかなーって。小鳥さんに静かにするようにって言われたのに…。」


美希「そんな事ないの。人の気配を感じたから目が覚めただけなの。」

やよい「あぅ、私がここにいたから起こしちゃったんですね。ごめんなさい。」ぐすっ

美希「やよいは考えすぎなの。ハニーが帰ってきたって勘違いただけだから気にしなくていいって思うな。」

やよい「そうなんですか…?」

美希「なの。…あふぅ。」

やよい「あ、美希さんまだ寝ててください。私もう帰りますから。」

美希「うん、そうさせてもらうの。やよいも一緒に寝よ?」


やよい「え?私もですか?」

美希「うん、二人で寝たらぽかぽかでよく眠れるって思うな。…あふぅ。」

やよい「確かに弟たちと一緒に寝るとあったかく感じます!」

美希「でしょ?だから、ミキとも一緒に寝よ?」

やよい「う~。いいんですか?」

美希「いいの、ほらやよい、おいで?」

やよい「あ、はい。おじゃまします。」

もそもそ


美希「あは、あったかいの。」

やよい「はい、ぽかぽかってして何だか…眠気が…。」

美希「ミキも…あふぅ。おやすみなの…。」

やよい「美希さん…おやす…さい…。」

美希「zzz」

やよい「zzz」


小鳥「やよいちゃん、そろそろ特b…あら?」

  「うふふ、気持ちよさそうに寝てるわね。」

  「でも特売どうしようかしら…。そうだわ!」

ピッピッピッとぉるるるるるる
ブツっ

小鳥「あ、プロデューサーさん。今やよいちゃんが寝ちゃってて…」

美希「あったかいの…あは…☆むにゃむにゃ」



――――――――――――――――――――――――――――――――




ガチャ

あずさ「ただいまもどりました~。」

小鳥「あ、あずささんお帰りなさい。」

あずさ「小鳥さん、ただいまです。」

ガチャ

美希「ただいまなの~。」


小鳥「あら美希ちゃん、おかえりなさい。」

あずさ「おかえりなさい美希ちゃん。」

美希「小鳥ただいま。あずさも今帰ってきたの?」

あずさ「えぇそうよ~。」

美希「へぇ。今日はお仕事?」

あずさ「えぇ、大きなライブだったの。」


小鳥「私お茶淹れてきますね。」

あずさ「まぁ、小鳥さんすみません。」

美希「小鳥、ありがとうなの!」

あずさ「ソファーに行きましょうか。」

てくてく、ぽすっ

美希「ミキは今日も朝からテレビの収録にレコーディングだったの。」

あずさ「あら~、最近はずっと忙しそうよね。」


美希「そうなの…だからあんまりお昼寝も…あふぅ。」

あずさ「美希ちゃん、良かったら…」ぽんぽん

美希「あずさの膝枕?いいの?」

あずさ「ええ、頑張ってる美希ちゃんへのご褒美…っていうのとはちょっと違う気がするけれど。」

美希「やったやったやったぁ!それじゃあ早速、おやすみなさいなの…。」ぽふっ

あずさ「あらあら。」なでなで


美希「zzz」

あずさ「もう寝てる。毎日頑張ってるものねぇ…。」なでなで

   「私も負けずに頑張らないと。」

美希「むにゃむにゃ…ハニー…。」

あずさ「…頑張らないと…!」

   「本当に気持ちよさそうに寝てるわね、何だか私まで眠く…。」

こっくりこっくり


あずさ「zzz」

小鳥「二人ともお茶が…ってあら寝ちゃってる。」

  「どうしようこのお茶…。」

美希「zzz…美希も負けないの…むにゃむにゃ。」




――――――――――――――――――――――――――――――――





ガチャ

P 「ただいま戻りました。」

小鳥「あ、プロデューサーさん、お帰りなさい(小声)」

P 「声を潜めてるってことはもしかして美希のやつ…」

小鳥「はい、今眠っています。」


P 「そうですか、ありがとうございます。」

すたすた

P 「美希、起き…いや、寝かせてやるか。」

美希「zzz」

P 「ごめんなぁ美希、満足に休みも取ってやれなくて…。」

  「現場にも満足に着いてやれないくて申し訳ない。」


美希「……zzz」

P 「毎日朝早かったり、大変な現場も多いだろうし…。」

  「ホント、いつもありがとな。」なでなで

美希「……ぐすっ。」

P 「!?」

美希「ハニー…。」

P 「お、起きてたのか…。」


ミキ、ミキね。朝が早くても大変なお仕事でも、全然平気だよ。」

P 「美希…。」

美希「ハニーがお仕事に来れなくても、ハニーが取って来てくれたお仕事だから頑張れるの。」

  「お休みがなくてお昼寝ができないのはちょっと…ホントにちょっとだけ残念だけど。」

  「でもね、ミキは今キラキラできて本当に楽しいって思うな。」

P 「……。」


美希「ハニー…?」

P 「ありがとな、美希…。」

美希「?」

P 「いや、今まで不安だったんだ。」

  「美希に無理させてるんじゃないか、嫌になってるんじゃないか。」

  「……アイドル、辞めたくなってないかって。」

美希「そんな事ないよ!ミキ、アイドル好きだよ。」

P 「そうか…。そうか…!」


美希「そう思えるのは、ハニーのお陰なの。」

ぎゅっ

P 「こ、こら美希!抱きつくな…!」

美希「ハニー、ミキをキラキラさせてくれありがとう。」

P 「美希…。……こちらこそ、ありがとう。」

美希「zzz」


P 「って寝てんのかよ!」

美希「むにゃむにゃ…ハニー…。」

小鳥「美希ちゃ…あら、お邪魔しちゃいましたね。」

P 「いや、そんなんじゃないです。」

小鳥「じゃあ私は先に上がりますので戸締りお願いしますね。」

すたすた
ガチャ、バタン


P 「小鳥さ…。行ってしまった。」

美希「zzz」

P 「はぁ、まぁ今日くらいは大目に見てやるか…。」

美希「大好きなの…むにゃむにゃ…。」


Fin

おわりです。


ふわっと浮かんだ設定をつらつらと深く考えずに書いてみました。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

それではお目汚し失礼しました。

おつ
>>18のカッコが小鳥になっているのは……

>>42
あらま、ごめんなさい正しくは(小声)なんですが。
まぁご愛嬌という事で一つ。
すみません。

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