【艦これ】淡々と艦これ百合を書いていく【安価】 (24)

※注意事項
キャラ崩壊あり
独自解釈あり
途中カップリング安価あり

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一話目は昔書いたもののリライトです。

【不知火×陽炎編】

陽炎「……ちょ、ちょっと!
不知火、何?どうしちゃったの?」

不知火「どうしたもこうしたもありませんよ。
誘って来たのは陽炎の方です……っ!」

吐息も荒くそう言って、不知火は私の上で馬乗りになり、
私のブラウスのボタンをプチプチと外す。

手は焦っているのに外すスピードが遅い。
他人のボタンを触るのに慣れていないんだろう。

……いや、慣れていたらそれはそれで嫌なんだけど。

不知火「陽炎、陽炎……っ!
ごめんなさい。でも、もう我慢できない」

陽炎「ふふっ、馬鹿だなあ、不知火は。
お姉ちゃん相手に我慢なんかしなくていいんだよ?」

不知火の目が潤んだかと思うと、
次の瞬間、猛烈な口付けをくらった。
お互いの歯が当たり、唇が裂けた……と思う。

それでも不知火の勢いは止まらず、
私の名前を舌ったらずに連呼しながら
口を閉じたままの幼稚なキスを繰り返す。

じれったくって唇を舐める。甘い唾液に混ざって鉄の味。
私たち艦娘の、体の味……。

今でこそ不知火の事を、『姉妹艦の妹』と呼んでいるけれど、
昔、私こそが妹だった。

『大破進撃』——適正人数が多く、頭数の多い駆逐艦を使ってよく用いられる戦術。
ある時、海域制覇まで後少しの所で、私は敵の攻撃を受け、大破した。

作戦司令官からの命令は——進撃。
すなわち私の生死は問わないからとにかく戦果を上げろという事。
ところが、その命令に対して、同じ隊に居た不知火は、
旗艦である自らを撃って、進撃を作戦上進撃不可能にした。

司令官は当然激怒、不知火は謹慎に処せられた。
私は彼女の行動が不思議でならなかった。

謹慎中の彼女に会いに行き、
『自分は沈んでも構わなかった事』
『どうして他人を庇って不利益を被るのかが分からない』
ということを端的に彼女に伝えた。

普段の鉄面皮はどこへやら、彼女は大粒の涙を流しながら私を殴った。

『自分の命ぐらい、自分で大切にしてください……陽炎』

それからだった、私が彼女に興味を持つようになったのは。

それから幾つかの月日とやりとりがあって、
不知火と私は、今こういう関係にある。

ただ、不知火のおかげで私は失いかけていた人間の心を取り戻す事が出来た。
これは確かで、何よりも尊い事実だ。

そして今や不知火は私にとって、命に代えてでも守りたいと思える存在になっている。
それだけで……。

不知火「陽炎?陽炎!その……大丈夫ですか?」

陽炎「大丈夫って……何が?」

知らず、涙を流している自分に気づいた。
不意にものすごく胸が切なくなって、不知火をより一層強く、抱きしめる。

陽炎「……ねーえ、不知火?」

ばつの悪さを隠すように今度はこちらが攻め手に立つことにした。

覆い被さるように不知火の細い肩を掴む。
汗が滲んでほんの少しブラウスが透けている。
お揃いの黒いスポーツブラ。

不知火「な、何ですか……」

陽炎「改めて聞くね。不知火は私とえっちしたいの?
それともキスとハグだけ?」

不知火「そ、それは……」

陽炎「はっきり言ってくれなきゃわかんないなあ」

不知火「う……うぅ、その……」

痛ましいほどに小さくなった不知火の額にそっと口付ける。
ぎゅっと目を閉じていた不知火はそれではたと目を開いた。

陽炎「ねえ、不知火。私が……いっぱい気持ち良くしてあげるね」

返事を待たずに不知火の秘部に手を伸ばす。まずは撫でるだけ。
それだけでも可愛い声が部屋に響く。
そして、指を引けば——金色の糸。
スパッツを履いたままのそこは、もう十分すぎるほどに濡れそぼっていた。

堪らなくなって首筋を甘噛み。ひゃん、と不知火の体が跳ねる。
私はそれを両手でホールドし、唇をなぞるようにキスをする。

不知火「あっ……っ……」

不知火の緊張もようやく解けてきたようで、
快楽に身を委ねるだけの余裕が見えてきたのだろう。
不知火の方も段々と、おっかなびっくりだが、
私に触れ始めてきてくれている。

陽炎「っ……たっ!?」

不意打ちに、思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。
不知火が私の乳房に吸い付いてきたのだ。
ブラも、いつの間にかたくし上げられている。

目線を下ろせば、ほんのりと上気していながらも
『してやったり』といった顔があった。

快楽より驚き、驚きより愛らしさ。
私は反撃とばかりに不知火のスパッツの中に手を入れた。

不知火「——っ!」

軽い抵抗に遭う、が、気にせず布の下の柔らかい肌の感触を味わう。
不知火はこれ以上無いくらいに顔を真っ赤にして、
丸出しになった私の乳房に顔をうずめていた。

まだ生え揃っていない茂みをかき分け、秘所へと到達する。
日頃からの訓練のために爪は常に深爪。
不知火の大事な場所を傷つける心配も無い。

桜色の耳元に唇を当て、小声で私は『いい?』と訊く。
胸に密着してしまっている顔が、ほんの少しだけ首肯したのを確認し、
私は彼女の中へと薬指を挿れた。

不知火「んっ——ああっ……」




最初の指は自分でも驚くぐらいにすんなりと入った。



感覚が鋭敏で、尚かつ細い薬指——



不知火「う、あっ……」


力加減を調節しながら、秘所を広げるように、中指——





不知火「陽炎っ!」

陽炎「……?」

不知火「駄目です……。怖く……なりました」

陽炎「……そっか」

私は優しくそう言って、陽炎のスパッツからゆっくりと手を抜いた。
その都度の可愛い悲鳴はもはやご愛嬌。
私は抜き手そのままで不知火をもう一度抱きしめた。


すると、抵抗に遭う。肩を押し返された。
そして不知火の顔がどことなく拗ねたものになっている。

不知火「…………」

陽炎「どうしたの?」

不知火は、はだけた自分のブラウスをギュッと握りしめている。

不知火「陽炎、馴れ過ぎです……もしかして、経験——」

陽炎「ないよ。いや……違うか。
小さい頃、お家がアレでね。昔、その……」

不知火「——あっ、ご、ごめ!」

『ん』の口の形に私は口を重ねた。
一瞬の驚きの後に、不知火もそれを受け入れてくれた。

そう、これだけでいい。まだ、これからでいい。
だって、私達はもうこんなにもお互いに求め合っている——

言葉を交わさない拙い唇のやり取りが、
私達の絆を何よりも雄弁に物語っていた。




【不知火×陽炎編】 完

では、安価とろうと思います。

ものによっては時間がかかるかもしれませんが、
おつき合い頂けたら幸いです。

>>17×>>18

秋月

瑞鶴

申し訳ありません。
一身上の都合で落とします。
安価協力していただけたのに申し訳ありません。

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