ボマー「ぐわああああああああああああああああああ」

クロウ「ボマー！」

ジャック「十六夜！」

アキ「ジャック」

アキ「それにクロウとブルーノも」

ジャック「言え！なぜ2人に分裂した！」

アキ「わからないわ。朝起きたら分裂してて」

アキ「それに不便じゃないから」

クロウ「こっちのアキの色違いの青いのが分裂態ってか」

ジャック「だが何故、暴れているんだ！」

アキ「身体が勝手に動くのよ！ムラムラするっていうか！」スッ

ジャック「ムラムラだと？女学生特有の性欲の暴走か！？」

ジャック「植物を操るか！？さすがはサイコデュエリストというところだな」

クロウ「感心してる場合じゃねえぞ！2Pカラーのアキは俺がやる！」

ジャック「ならば俺はオリジナルだ！」

アキ「・・・」

アキ「・・・」

ブルーノ「動きが止まったよ！」

バッバッ

クロウ「服を脱ぎやがったぜ！」

ジャック「これではどっちが十六夜の本体なのかわからんぞ！？」

クロウ「忘れちまったのかジャック！アキの乳首は濃い茶褐色だろうが」

ジャック「そうだったな、撹乱したつもりだろうが甘かったな十六夜！」

クロウ「俺達が仲間の乳首を色を忘れると思ってんのか！！」

アキ「・・・」

アキ「・・・」

ピピピピピピ

ジャック「乳首から何か出したぞ！」

アキ「それは種よ」

ジャック「種だと？」

ブルーノ「ギャッ！？」

クロウ「ブルーノ！大丈夫か！？」

ブルーノ「へ、平気じゃないみたい・・・あ、ああああああああああああ」

ジャック「どういうことだ・・・ブルーノの身体中から植物が生えているぞ」

アキ「その種を受ければ何れ私のようになるわ。見なさい」

クロウ「街の連中まで・・・いつの間に」

アキ「私は2人ではない。3人目の私が街に同じような種をばら撒いたのよ」

ジャック「くっ・・・お前は何がやりたいんだ十六夜！！」

ジャック「被害者は多数か」

クロウ「みんなアキの乳首種を喰らって」

ジャック「だが俺も喰らったぞ？何故身体中から植物が生えんのだ」

ボマー「それは君のバーニングソウルが体内の種を焼き殺したのだろう」

クロウ「って事はジャック以外はやべえって事か」

ジャック「2人の十六夜は俺とクロウを引きつけ3人目が水面下で動いていたのか」

鬼柳「邪魔するぜ」

ジャック「鬼柳か」

鬼柳「ちょっといいか」

プラシド「お前達に重要な話がある」

ジャック「重要な話だと？」

プラシド「こいつを見ろ」

ジャック「デュエルアカデミアにこんな大木が生えていたか？」

クロウ「こいつは何だ」

プラシド「こいつはチチヘイムの森へと繋がる大木だ」

クロウ「チチヘイム？何だそりゃ」

ジャック「聞いた事がある。いつの時代でもデュエリストに関わってきた禁断の果実が生えている森だと」

クロウ「じゃあアキは」

プラシド「森が奴を選び触媒として操っているのだろう」

ジャック「ならば焼けばいい」

鬼柳「焼いてやろうと思ったが普通の炎じゃ燃えねえんだよ」

プラシド「迂闊に近づくなこれは森が与えた試練だ。人類が絶滅するか森に選ばれた新たな支配者が生まれるか」

クロウ「はた迷惑な森だぜ！くだらねえ事しやがって！！」

ジャック「俺ならば焼けるかもしれん」

鬼柳「バーニングソウルか？確かにそれなら普通の炎じゃねえな」

ボマー「だが今の君のバーニングソウルでは不十分だ」

ジャック「何だと？」

ボマー「相手は嘘か真か神話に出てくるような森だ。ついて来るがいい」

ジャック「何処へ行く」

ボマー「こういう時は修行あるのみ」

クロウ「ボマーに任せようぜ」

ボマー「私が黒き暴風と呼ばれているのは知っているな」

ジャック「ああ」

ボマー「君に風を巻き起こす技術を伝授しよう」

ジャック「何だってやってやる」

鬼柳「俺とこいつをこの大木から森へ殴り込むぜ」

プラシド「元凶がいるやも知らん」

クロウ「アキは俺に任せろよ。牛尾だってチームユニコーンの連中だって居るしよ」

鬼柳「どうだ」

プラシド「人間から生えている植物と同じような物が生えているな」

「オォン！」

「アォン！」

鬼柳「見た事もない生物が沢山居るぜ」

「フゥン！」

「ホォン！」

「ホォン！」

プラシド「何か来る」

鬼柳「誰が相手だろうと満足してやるぜ！」

プラシド「・・・」

ボマー「ここがガスタの湿地帯だ。私はここで風を纏う術を身につけた」

ジャック「風か」

ボマー「ウィンダールさん」

ウィンダール「うむ」

ジャック「俺はジャック・アトラスだ。よろしく頼むぞ」

ウィンダール「勘違いされては困る。お主に教えを解くのは私の娘だ」

ジャック「娘だと？その女がか！？」

ボマー「ワガママを言ってはいけない。さあ始めようジャック！」

ジャック「まあいいだろう」

クロウ「見つけたぜアキ！」

アキ「クロウ」

アキ「クロウ」

アキ「クロウ」

クロウ「3人か・・・1人でも大変だったのに」

アキ「あなたも植物になりなさい！」

アキ「この世界も彼らの世界のようになるべきなのよ！」

ピピピピピピピピピピピピピピピピ

クロウ「おっと！鉄砲玉のクロウ様を舐めんじゃねえ！！」

アキ「・・・」

ピピピピピピピピピピピピピピピピ

クロウ「一発でも喰らえばアウトだぜ」

プラシド「ただのモンスターかと思えば中々の使い手だ！」

キンッ

鬼柳「余所見してんじゃねえぞ！トウガラシ野郎！！」

ガシッ

「調子に乗るな・・・猿共が！」

鬼柳「只者じゃねえな。こいつだけは！」

プラシド「聞かせろ。貴様のいや貴様達の目的は何だ！」

「理由はない。ただ貴様達の世界のデュエリストに強力な植物族使いのデュエリストが居るから利用したまでよ」

「弱者を嬲る事は強者の権利！それが我らと貴様ら猿との大きな違いだ」

プラシド「たかがそれだけの理由でか？虫けらにも劣るクズが！」

「貴様らは滅びるだけの猿！猿如きに未来があると思っているのか！」

鬼柳「さっきから猿猿と他に言葉を知らねえのか」

プラシド「耳を貸すな。こいつはただの戦闘狂だ」

鬼柳「ただの戦闘狂にしちゃ強すぎるぜ。お前以上の剣の使い手なんじゃねえの？」

プラシド「俺以上の剣術を持つ者はいない！」

ウィンダ「いいですかジャックさん」

ジャック「わかっている。肉体を自然と同化させ風を感じるのだな」

ウィンダ「そうです」

ボマー「・・・ここは任せたぞ」

ジャック「何処へ行く」

ボマー「どうやら街の危機のようだ。君は修行に集中するんだ」

ジャック「街はお前に任せたぞボマー」

ボマー「わかっている」

ジャック「風を感じる・・・俺達はDホイーラーだ。何ら難しい事ではない」

ボマー「ぐわああああああああああああああああ」

クロウ「ボマー！」

「所詮猿は猿か、植物族使いのデュエリストだからもっと使えると思ったが」

クロウ「てめえがアキを操ってたのか！」

「俺はチチヘイムの森よりの支配者だ」

クロウ「野郎・・・許さねえ！！」

スカッ

クロウ「き、消えやがった」

「こっちだ」

クロウ「くっ」

「フンッ！」

クロウ「チッ」

「森に紛れ込んだ猿の方がまだやれたぞ。貴様はただの弱者のようだ」

クロウ「舐めんじゃねえ！」

クロウ「ハァハァ・・・まだだ」

「根性だけは一人前だな。だがこの世界は終わる！この街を中心に全てを植物によって！」

ジャック「それはどうかな」

クロウ「ジャック！」

ジャック「植物など焼けばいい！焼いて全てを根絶やしにしてくれる！」

「そんな事ができるわけが」

ジャック「バーニングソウル！！」

ゴオオオオオオオオオ

クロウ「ここからどうすんだ」

ジャック「風だ！風を巻き起こしネオドミノシティごと俺のバーニングソウルで包み込む！」

クロウ「やっちまえジャック！」

ジャック「ああ！」

アキ「・・・何が起こってるの？しかも全裸になってる」

クロウ「気がついたようだなアキ」

アキ「突然身体が分裂した事までは覚えてるけど一体」

クロウ「全てはあいつの仕業だ」

「貴様・・・やってくれたな！！」

ジャック「これで街の人も街に生えていた植物も全て焼き払った！」

「許さんぞ！この猿が！」

ジャック「黙れ！」

「所詮貴様ら猿とは格が違うという事を見せてくれる！！」

ジャック「格の違いだと？」

「それが我ら選ばれし強者と貴様ら猿のような弱者の違い！」

ジャック「ならば貴様など強い弱いの問題ではない。ただのバカだ！」

ジャック「覚えておくがいい！真の強者とは常に弱者の味方であるという事を！！」

遊星「その通りだジャック！」

クロウ「遊星！」

遊星「未来から帰って来たこの騒ぎだ」

ジャック「久しぶりに3人揃ったな」

クロウ「じゃあやってやるか」

「数が増えたところでどうにでもなると思っているのか！」

ジャック「気をつけろ遊星」

クロウ「奴は煙になったり手から火の球を発射するぞ」

遊星「そうか」

「選ばれた強者の力だ！これが俺の力！」

クロウ「やってやろうじゃねえか！！」

ジャック「行くぞ遊星！」

遊星「ああ！ここからは俺達のステージだ！！」