狩宿巴「永水敗退の責任として六女仙をクビになった」(安価) (1000)

巴「しかも九州も出入り禁止に……」

巴「団体戦なのになんで私だけ……」

巴「はあ、これからどうしようかな」

1復讐する
2普通の高校生になる
3その他

↓2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433332711

巴「過ぎた事をグチグチ言っても仕方無い、ここは心機一転普通の高校生として生活しよう」

巴「今までは修行ばっかりだったしこれから普通の学校生活を楽しもう」

巴「さて、これからどこで暮らそうかな」

↓2

巴「よし、元々九州みたいな南の方に住んでたから今度は北海道で暮らそう」

巴「確か行きたい場所が決まったら連絡するように言われたっけ」

巴「追放したわりにその後の生活を少し面倒見てくれるんだなあ」

巴「この番号に電話すればいいのかな?」

巴「あっ、追放される時に携帯取られたんだっけ!」

巴「公衆電話どこー!?」

巴(あの後なんとか公衆電話を見つけて連絡できた)

先生「はい、今日は転校生が来てます」

「本当ですかー?」

「今日はってなんですか?今日だけなんですか?

巴(有珠山高校という所に転校する事になったけど大丈夫かな?)

巴(元々神道の人間だったのにキリスト教についていけるかな)

先生「狩宿さん入って来て」

先生「狩宿さん!」

巴「あっ、はい!すみません!」

巴「鹿児島の永水高校から転校して来た狩宿巴です」

巴「キリスト教はよく分かりませんがよろしくお願いします」

先生「はい、みなさん狩宿さんと仲良くしてあげてくださいね」

先生「狩宿さんの席は1番後ろのあの席です」

巴「はい、分かりました」

巴(隣の席の人に挨拶しなきゃ)

隣の席のキャラ
1爽
2誓子
3モブ
4その他

↓2

巴「今日からよろしくお願いします」

誓子「よろしく」

誓子「同じ学年なんだから敬語じゃなくていいよ」

巴「うん、改めてよろしくね」

誓子「うん」

誓子「そういえば狩宿さんのことどこかで見た気がするんだけど……」

巴「えっ」

1もしかして私口説かれてる?
2そういえばインターハイで……
3その他

↓2

巴「そういえばインターハイで……」

誓子「そう!インハイだよインハイ」

誓子「鹿児島代表の永水の次鋒の人だよね?」

巴「そういうあなたも次鋒でしたよね?」

誓子「そうそう」

誓子「あっ、そういえば自己紹介がまだだったわね」

誓子「私、桧森誓子」

誓子「これからよろしくね」

放課後

誓子「ふー、終わった終わった」

誓子「狩宿さんはこの後予定あるの?」

誓子「私はこれから部活行くんだけど、良かったら覗いてみる?」

1 覗いてみる
2 その他

安価先書き忘れてたけどまあいっか

巴「じゃあちょっとだけ」

誓子「そうこなくっちゃ」

部室

誓子「はいみんな注目」

揺杏「おわっ、今日のチカ先テンションおかしい」

成香「生理でしょうか?」

誓子「何言ってるのよ成香……」

由暉子「あの、後ろの人はどなたですか?」

誓子「よく聞いてくれたわね、この人が」

爽「新入部員か?よく見つけて来たな」

誓子「3年生だけどね」

揺杏「えー」

巴「あの、まだ入部するとは」

誓子「まあ3年はもう引退してるから入部出来ないんだけどね」

爽「で、誰なんだ?」

誓子「そうだったわね、元永水麻雀部次鋒の狩宿巴さんよ」

巴「狩宿巴です。前の学校のことはあまり……」

成香「よろしくお願いします」

↓2

巴「とりあえずみなさんの事を教えてくれませんか?」

爽「そうだったな、私らも自己紹介しないとな」

爽「私は獅子原爽、3年だ。よろしく」

揺杏「2年の岩館揺杏」

成香「本内成香、2年です」

由暉子「真屋由暉子、1年です」

誓子「部員はこれで全員よ」

巴「へー、有珠山も部員が5人だったんだ」

誓子「じゃあ永水も5人なの?」

巴「私が転校する前はね」

爽「そういえば永水ってアレだよね?巫女服着てた」

由暉子「それがなぜ有珠山に?」

巴「有珠山に来たのはたまたまで永水自体は巫女とか関係ないよ」

巴「巫女服だったのは実家の関係で」

揺杏「全員神社関係だったんですか?」

巴「うん、みんな親戚なの」

成香「凄いですね」

↓2

爽「よーし、じゃあとりあえず打ってみるか」

揺杏「はい、はーい、私も打つー」

誓子「同じ次鋒として私も」

由暉子「じゃあ私達は見学ですね」

成香「そうですね」

巴「えっと、お手柔らかに……」

コンマ判定
↓1

奇数 勝ち
偶数 負け

巴「あー、マイナスで終了かあ」

揺杏「ドンマイ、ドンマイ」

誓子「麻雀なんてそんなものよ」

爽「楽しかったよ」

由暉子「良い試合でした」

成香「次は私とやりましょう」

巴「よーし、今日はとことん打ちましょう」

部活後

誓子「はーい、今日はここまで」

由暉子「お疲れ様です」

揺杏「お疲れー」

巴(この後どうしようかな)

↓2

巴「獅子原さん、一緒にご飯に行かない?」

爽「ん、いいよ」

揺杏「おっと、デートかー?」

由暉子「女性同士でデートってあるんですか?」

誓子「まああるにはあるんじゃないかしら?」

成香「なるほど、狩宿さんは獅子原さん狙いですか」

巴「なんでそうなるの……」

爽「こいつらはほっといて早く行こう」

巴「うん」

爽「けっきょく高校生の行く飯なんてファミレスだよな」

巴「実はこういうお店はあんまり来た事ないの」

爽「えっ、マジで?やっぱり巫女さんは和食系の店?」

巴「外食自体あんまり」

巴「あっ、でも回転寿司ならけっこう」

爽「へー、じゃあ今度みんなで行く?」

巴「いいね、北海道の回転寿司楽しみだなあ」

巴(はっちゃんや姫さまが聞いたら羨ましがるかな?)

巴「……」

爽「どうした?」

巴「ちょっと昔の事を思い出して」

爽「ホームシック、はちょっと違うか」

巴「そんな感じかな、九州にはもう行く事はないだろうし」

爽「へぇ、なんか訳ありか」

巴「まあね……」

爽「じゃあなんか別の話にしよう」

↓2

巴「お裁縫はどうなの?岩館さんが得意って聞いたけど腕前は?」

爽「揺杏は上手いよ、揺杏は」

巴「獅子原さんは?」

爽「私はいまいち……」

爽「でも揺杏は私が育てた!」

巴「そう……」

爽「いやー、いつの間にか私より上手くなっててさ」

爽「でもなんで急にそんな話を?」

巴「うーん、なんとなく」

巴「私も裁縫したりしてたから話題になるかと思って」

爽「へー、じゃあ今度一緒にやるか」

巴「うん」

巴「こうして私の新しい高校生活が始まった」

巴「ちょっと少女マンガみたいな恋愛も期待してたけど、また女子校だからそれは無しかな」

巴「まだやりたいことは見つからないけどその内見つかるのかなあ、夢とか」

巴「昔の私の夢ってなんだったかな?」

巴「これから新しい夢が見つかったらいいな」

次の日

巴「桧森さんおはよう」

誓子「おはよう」

巴(今日はどうしょうかな)

↓2

巴「ねえ、学校を案内してもらっても良い?」

誓子「そういえば案内してなかったわね、良いわよ」

・・・・・・・・・

誓子「ここが保健室よ」

巴(なんでいきなり保健室なんだろ?)

巴「実はこの学校けっこう危ない?)

誓子「ここが美術室よ」

誓子「この受胎告知の絵にイタズラすると妊娠するらしいわ」

巴「子宝の神様みたいだね」

誓子「しっ、そんなことを先生に聞かれたら異教徒として処罰されるわよ」

巴「今更そんなこと言っても騙されないよ」

誓子「ちぇっ、成香なら信じるのになあ」

誓子「ここが音楽室」

巴「パイプオルガンなんて珍しいね」

誓子「そうかしら?教会にもあるから珍しく無い気がするけど」

誓子「でもこのパイプオルガンは夜になると賛美歌を歌うらしいわ」

巴「歌う?伴奏じゃなくて?」

誓子「そう、歌うらしいの」

巴「でも変だね、このオルガン何も憑いてないのに」

誓子「え……見えるの?」

巴「多少は」

誓子「見えても教えないでいいからね」

巴「じゃあそこの足元の人の事は言わないね」

誓子「えっ!いるの!?」

巴「冗談、いないよ」

誓子「もー!」

誓子「ここが理事長室」

巴「最初の方は良かったんだけど、さっきから生徒指導室とか別にいい所ばかりじゃない?」

誓子「案内してって言うから案内してるのに」

巴「ごめん、悪気は無いの」

誓子「でも確かに面倒だったわよね、私も疲れた」

巴「だよね」

誓子「でも次の教会で最後だから」

巴「教会があるんだ敷地内に」

誓子「ミッション系だからね」

教会

巴「立派なステンドグラス、綺麗」

誓子「それが自慢よ」

巴(今のはるるっぽいなあ)

誓子「どうしたの?もしかしてここに何かいるの?」

巴「大丈夫、いないよ」

誓子「だよね!神聖な教会に幽霊なんていないよね」

巴「案内してくれてありがとう」

誓子「どういたしまして」

↓2

悪霊「」

巴「あっ」

誓子「どうしたの?やっぱりなにかいるの?」

巴「……」

巴(悪霊だよね?どうしよう)

↓2

巴(祓おう、ほっといたら危ないし)

巴「ちょっと下がってて」

誓子「やっぱりいるんだ!」

巴「落ち着いて!すぐにいなくなるから」

巴(霞さんに降りるものに比べたらこれくらい)

コンマ判定
↓1

奇数 御祓い成功
偶数 失敗

巴「悪霊退散!!」

誓子「やっぱり悪霊なんだ!!」

誓子「いやー!!」ドン

巴「あっ」ドサッ

悪霊「」ユラァ

巴「しまった!」

誓子「え!?何!?どうなったの!?」

巴「桧森さん落ち着いて」

悪霊「……」

↓2

悪霊「……」スッ

巴「悪霊が消えた!?」

誓子「え?」

巴(気配も感じない、どこに行ったんだろ?)

鹿児島

小蒔「Zzz……」

悪霊「」ユラァ

霞「……」バシッ

悪霊「」スゥ

霞「はあ、最近悪霊が多くて大変だわあ」

霞「巴ちゃんがいてくれたら少しは楽だったのに……」

有珠山

巴(ん?今なんだか悪霊が祓われたような)

誓子「ねえ、早く行かない?」

誓子「また悪霊が出てきたら怖いし」

巴「そうだね」

放課後

巴(今日はどうしようかな)

↓2

巴「岩館さん」

揺杏「あっ、巴先輩」

揺杏「今日はどうしたんですか?」

巴「裁縫が得意らしいね」

揺杏「そうですけど」

揺杏「っ!まさか私に裁縫バトルを挑む気ですか?」

巴「何それ?バトルもいいけど服を作ってもらえないかな?」

揺杏「なるほどそういう挑戦ですか」

揺杏「いいでしょう、ただし」

揺杏「ちゃんと採寸採らせてもらいますからね」

巴「もちろん良いよ」

揺杏「じゃあ脱いでください」

巴「ここで?」

揺杏「女子校だから大丈夫ですって」

巴「でも……」

揺杏「おらぁ!脱げやー!」

巴「いやぁー!」

・・・・・・・・・・

揺杏「よし、採寸終わり」

巴「うぅ……」

揺杏「ちょ、いつまでやってるんですか」

揺杏「まるで私がレイプしたみたいじゃないですか」

巴「ある意味レイプだよこれは……私の体を好き勝手に……」

揺杏「誤解を招く事言うのやめてくださいよ!」

巴「じゃあ最初から誤解を招かないように測ってよ」

揺杏「すみません、お詫びにいつも以上に頑張って作ります」

巴「よろしくね」

巴(これで服代が浮く、あんまりお金無いから助かるよ)

揺杏「完成までけっこうかかっちゃいますけど、どこはご容赦を」

巴「分かったわ」

巴(割と早く採寸終わったし……)

↓2

巴(ちょっと校内をうろつこっかな)

揺杏「私は今から部活行くんですけど先輩はどうします?」

巴「ごめん、今日は遠慮しておくね」

揺杏「そっかー、残念」

揺杏「じゃあ、服期待しててくださいねー」

巴「うん、ありがとう」

・・・・・・・

巴「うーん、流石に校内うろついてても何も無いかあ」

巴「ん?あれは?」

↓2

巴「やった!百円」

巴「……」

巴「今までだったらこんなにはしゃがなかったのに」

巴「はあ、永水のみんながこんな私を見たらどう思うんだろ」

巴(これからお金どうしよう、なんとかして稼いだ方がいいよね?)

巴「まあいいや、帰ってご飯たべよ」



明日の夜に再開します

巴「ふあぁ、また早起きしてしまった……」

巴「もうこんなに早く起きる必要無いのに」

巴「どうしよう」

↓2

巴「ご飯食べよ」

巴「といってもあまりお金がないから大した物は食べられないんだけど」

巴「冷凍ご飯に冷凍食品……」

巴「以前みたいにちゃんとしたお料理が食べれる生活に戻りたい……」

巴「ふう、ご飯食べたし次はどうしようかな」

↓2

巴「少し早いけど学校に行こ」

巴「早いだけあって学生はまだ全然いない」

巴「まだ道があやふやだから迷ったらどうしよう」

巴「誰か知り合いがいたら助かるんだけどなあ」

↓2

由暉子「おはようございます」

巴「えっ、ふわっ!」

由暉子「おどろかせてしまってすみません」

巴「ううん気にしないで、私が考え事してただけだから」

由暉子「考え事?」

巴「まだ学校への道があやふやだから迷ったらどうしようと思ってたの」

由暉子「なるほど、じゃあ私と一緒に行きましょう」

巴「ありがとう、助かるよ」

↓2

巴「コスプレ衣装とか着ることあるみたいだけど今度見せて」

由暉子「コスプレというか先輩に着させられてるだけなんですけどね」

巴「でも断らないってことは嫌じゃないんでしょ?」

由暉子「嫌では無いですね」

由暉子「色々な服が着れて楽しいですし」

巴「じゃあ今度私にも着て見せてくれるかな?」

由暉子「いいですよ」

由暉子「でも先輩も何か着て見せてください」

巴「私も!?」

1 分かったよ
2 嫌だよ
3 その他

↓2

巴「分かったよ」

巴「でも似合ってなくても笑わないでね」

由暉子「笑いません!」

由暉子「というか先輩スタイルよさそうですしなんでも似合うんじゃないですか?」

巴「そうかな?でも胸が強調されるようなやつは似合わないと思うよ」

由暉子「それは確かに」

巴「肯定されるとちょっとへこむかな」

由暉子「すみません」

巴「いいよ、それよりも真屋さんのコスプレ楽しみだな」

由暉子「私もです」

由暉子「狩宿先輩用の服を獅子原先輩達に相談して置きますね」

巴「それはちょっと怖いな」

誓子「おはよう、今日は早いのね」

巴「早く起きすぎちゃって」

巴「でも真屋さんも早かったよ」

誓子「あー、ユキは教会でお祈りするのよ」

巴「へー、真面目なんだね」

誓子「元々は聖書の勉強カッコ良いとかで入学した子なんだけどね」

巴「へぇー」

巴(今日はどうしようかな)

↓2

巴(もうすぐHRだから今からは無理だけどお昼休みにでも教会に行ってみよう)



巴(やっぱりここのステンドグラス綺麗だなあ)

巴(真屋さんってお昼にもお祈りしてたりするのかな?)

↓2

京太郎「……」

巴(キンパツの人いるんだこの学校)

巴(ん?ていうかあれ男じゃ……)

巴(どうしようかなあ)

1 退治する
2 先生を呼ぶ

↓2

巴(危なそうだし先生を呼んで来よう)

巴「先生、教会に不審な男がいます」

先生「なんですって!」

教会

先生「そこのあなた!大人しくしなさい!」

京太郎「え?」

先生「どうやってここに入ったのかは知らないけどここは男子禁制です」

先生「よって警察に引き渡させてもらいます」

京太郎「そんな、捕まってたまるかよ!」

巴(え、こっちに来る、どうしよう)

↓2

巴「いやー!来ないでー!」ダッ

先生「生徒に手を出すとは良い度胸ね」

京太郎「えっ、俺は何にも

先生「問答無用!!」

トイレ

巴「ハア…ハア…助かった」

巴「でもこんなに息が荒いところを誰かに見られたら不審者扱いされちゃうかも……」

↓2

爽「なんか息荒いけどもしかして、してるの?」

巴「その声は獅子原さん!?」

爽「やっぱり狩宿さんか」

爽「で、してるの?」

巴「してるって何を?」

爽「そんなの決まってるだろ」

爽「ていうか何言わせようとしてんだよ!」

巴「なんで怒られたの私……」

爽「マジで分かんないのかよ」

巴「というかトイレの個室に入りながらお喋りするのっていいのかな?」

爽「いいんじゃないか?」

巴「怒られるんじゃない?」

爽「先生もトイレまでは入って来ないって」

爽「というわけで次は何話す?」

巴「このまま話し続ける気なんだ……」

放課後

誓子「やっと学校終わったわね」

巴「学校嫌いなの?」

誓子「そうじゃないけど、学校が終わると解放された気分になるでしょ?」

巴「なんとなく分かるかな」

誓子「でしょ?だいたい私がそんな不真面目に見えるの?」

巴「それはよく分からないかな」

誓子「えー」

巴(この後どうしようかな)

↓2

巴(麻雀部に行ってみようかな)

麻雀部

巴「お疲れ様です」

揺杏「巴先輩!」

成香「ちょうど良かった!」

巴「え?」

由暉子「実は……」

↓2

由暉子「麻雀のメンツが足りなくて困ってたんです」

巴「3麻しないの?」

成香「してましたけど……」

揺杏「由暉子にボコられました」

巴「そうなんだ」

成香「さあ、3対1なら負けませんよ!」

由暉子「えぇ!」

巴「麻雀はそういうゲームじゃないよ」

今回の勝者は
↓2

巴「残念、トップを逃しちゃった」

成香「やった!勝ちました!私の作戦勝ちです」

揺杏「作戦なんてあったのか?」

由暉子「狩宿先輩の参戦でこんなことになるなんて」

由暉子「やりますね本内先輩」

成香「でしょ?」

揺杏「調子に乗ってるな、今度は負けないからな」

由暉子「私も負けませんよ」

巴「私も」

成香「いいですよ、まとめて相手してあげます」

成香「けっきょく最初の1回しか勝てませんでした……」

揺杏「へへっ、私も1回勝ったぞ」

由暉子「先輩方も強くなりましたね」

由暉子「私もうかうかしていられません」

巴(そんな言い方したら怒るんじゃ……)

成香「それはどうでしょう」

成香「明日は2勝してみせますよ!」

揺杏「私も」

巴(あ、怒らないんだ)

巴「もういい時間だしこれでお開きかな」

成香「そうですね」

揺杏「また来てくださいよ」

揺杏「最近は爽とチカセン付き合い悪くって」

由暉子「受験がありますからね」

成香「あれ?じゃあ狩宿さんも……」

巴「受験かあ、私はどうしようかな」

揺杏「えっ、今の時期にそんなこと言ってて大丈夫なんですか」

巴「どうだろうね……」

次の日

巴「はあ、昨日はあんな形で将来を考える事になるなんて……」

巴「まあいずれ、卒業までには決まるよね?」

巴「はあ……」

巴「こんな事よりも今日どうしようかな」

↓2

巴「旅行したいなあ」

巴「でもお金ないなあ」

巴「そうだ、せっかく北海道に来たんだしちょっとぶらぶらしてみよう」

巴「住んでる所だけど土地勘ないしちょっとした小旅行だね」

巴「へえ、こんな風になってるんだ」

巴「こっちにはこういうお店があるんだあ」

巴「確かにちょっとした旅行みたいなものなんだろうけどなんだかパッとしない……」

巴「あー、観光名所とかないからかな?」

巴「まあいいや、このままうろうろしてよう」

↓2

誓子「あれ、狩宿さん」

巴「桧森さん」

誓子「どうしたのこんなところで?」

巴「なんとなくぶらぶらしてたの」

巴「全然この辺りのこと知らないし旅行みたいになるかなって」

誓子「へー、どうだった?」

巴「うーん、もうちょっと観光名所的な所が欲しいかも」

誓子「だよね、この辺って何もないのよね」

↓2

誓子「とりあえず喫茶店に行きましょうか?」

巴「良いよ」

誓子「決まりね」

誓子「これから行く店お勧めよ」

巴「へー、それは楽しみ」

喫茶店

巴「素敵なお店だね」

誓子「でしょ?」

巴「で、ここはどんなお店なの?」

誓子「↓2」

誓子「コーヒーが美味しいお店よ」

巴「コーヒーかあ、飲んだこと無いなあ」

誓子「え?本当に!?」

巴「いつも日本茶だったから」

誓子「そうなんだ」

誓子「じゃあ今日が初コーヒーなのね」

誓子「注文しちゃうけど良い?」

巴「うん、私コーヒーで」

誓子「オッケー、すみませーん」

誓子「コーヒー2つお願いします」

・・・・・・・・・

巴「これがコーヒー」

巴「いただきます」

誓子「あっ、ちょっと待って!」

巴「うっ、苦い……」

誓子「やっぱり……」

巴「コーヒーってこんなに苦いんだね」

誓子「苦かったら店員さんが一緒に持って来たので割るといいよ」

巴「なるほど」

巴「桧森さんは入れないの?」

誓子「私はそのまま飲むのが好きだから」

巴「へー、凄いね、苦いの平気なんだ」

誓子「うん」

巴「うん、これでいいかな」

誓子「それなら今度からはカフェオレの方がいいかも知れないわね」

巴「カフェオレ?」

誓子「うん、次の機会にね」

巴(気になる、今度1人で来ようかな)

誓子「適当にぶらぶらしてたらもう夕方だね」

巴(どうしようかな)

↓2

ノリでやってるから別になんでもいいけど同一安価内で連投するのは無しね

巴「そういえばここって夜景とかあるの?」

誓子「あるわよ!」

誓子「じゃあ今から夜景スポットに行きましょうか」

誓子「着くころにはちょうど夜景が見れるかもしれないわ」

巴「夜景って女2人で見に行くものなのかな?」

誓子「うーん……」

誓子「行かないかも知れないわね」

巴「だよね」

誓子「でも旅行なら行くわよね?」

巴「確かに旅行なら」

誓子「じゃあ今日は旅行気分だから行っても大丈夫よ」

巴「凄い……綺麗……」

誓子「でしょ?ここは観光の本にも載ってるくらいなんだから」

巴「だから知ってたんだ」

巴「てっきり1人で見に来たことがあるのかと」

誓子「……」

巴(あ、1人で来たことあるんだ)

誓子「1人で夜景見に来るのって変かな?」

巴「夜景が好きなら変じゃないかな」

巴「あそこにも1人で来てる人いるし」

誓子「なんだか黄昏てるわね」

巴「そうだね」

↓2

誓子「というかあれって戒能プロじゃないかしら?」

巴「えっ、本当だ……」

誓子「あっ、こっちを見た」

誓子「こっちに来るわよ、どうしたのかしら」

良子「久しぶりですね、春も来てるんですか?」

巴「え、いや……その……」

誓子「知り合いだったの!?」

巴「永水のころの後輩の親戚で何度かあったことがあるくらい」

誓子「へー」

良子「永水のころ?」

巴「色々あってここに引越しました」

良子「オー……ソーリー」

良子「私の家は神代とゆかりが無いので情報があまり入ってこないんです」

巴「別にいいですよ」

巴「戒能プロはどうしてここに?」

良子「試合で負けて黄昏てました」

巴「そうなんですか」

↓2

巴「相手は誰ですか?」

良子「誰というかまあ、ラスになってしまったので」

誓子「ビリになるなんてよくあることですよ」

誓子「うちの部も爽とユキ以外はよくビリになりますし」

良子「それでもやっぱり負けると悔しいですよ」

誓子「それはたしかに……」

巴「次は勝てるといいですね」

良子「イエス、同じメンツで打っても次は勝てるように修行します」

誓子「練習じゃなくて修行なんだ……」

巴「頑張ってください、応援してます」

良子「じゃあ今度はデートしてないで中継でもいいので試合を見てください」

巴「デート?」

良子「ホワット?ここはデートスポットですよ?」

巴「桧森さん!」

誓子「そういう風になってるけど、この夜景は綺麗だから見てもらいたくて」

巴「確かに綺麗だけど……」

良子「オー、デートじゃなかったんですか残念です」

良子「せっかく女子高生同士のラブの現場に遭遇出来たと思ったのに」

巴「残念がらないでください!」

誓子「しかもただの興味本位だし」

良子「ソーリー、でもそろそろ帰らないと補導されますよ」

巴「えっ」

誓子「本当だ、急いで帰らなきゃ」

良子「シーユーアゲイン」

巴「昨日はまさか戒能プロと会うなんて思わなかったな」

巴「夜景といいなんだかデートスポットみたいな所ばっかり行ったきがするけど」

巴「桧森さんってそういうのをよくチェックしてるのかな」

巴「でも今度は気をつけないと、先生に勘違いされたら面倒な事になりそうだし」

巴「さてと、今日はどうしようかな」

↓2

巴「ワイドショーでも見よう」ピッ

巴「部屋に備え付けのテレビがあって良かった」

テレビ「今年も牌のお姉さんこと瑞原プロの全国ツアーが決定しました」

巴「へー」

テレビ「あの人気俳優が……」

テレビ「次はスポーツです……」

巴「うーん……何か面白いニュースは無いのかな?」

↓2

テレビ「なんと!あの小鍛治プロにスキャンダルです」

巴「へー、小鍛治プロにも遂に恋人が」

テレビ「昨夜、小鍛治健夜プロが居酒屋で泥酔し暴れ補導されました」

巴「ぶっ!」

テレビ「どうやら先日の福与アナの熱愛疑惑でだいぶ荒れていたらしいですね」

テレビ「身近な人の熱愛報道で焦ったんでしょうねえ」

テレビ「でも今回の件でまた結婚が遠のいたかもしれませんね」

巴「うわあ……」

巴「私はこんな風にはならない」

巴「はず」

巴「案外霞さんあたりがなったりして」

誓子「おはよう」

巴「おはよう、今日のニュース見た?」

誓子「もしかして小鍛治プロ?」

巴「うん、熱愛かと思ったら違くてビックリしちゃった」

誓子「結婚が遅れてもあんな風にはなりたくないわよね」

巴「そうだね、でも小鍛治プロの気持ちもなんとなく分かるかな」

巴(私もみんなに置いてかれたみたいなものだし)

巴(さて、今日はどうしようかな)

↓2

巴(なんだか追放された時のことを思い出しちゃったな)

巴(姫様しかかばってくれなかったな)

巴(他のみんなもとばっちりを受けて追放されるかもしれなかったからしかたないけど)

巴(はあ……黄昏たい気分)

誓子「あれ?どうしたの?」

休み時間1

巴「……」

誓子「……」

休み時間2

巴「……」

誓子(狩宿さんどうしちゃったのかしら?)

お昼休み

巴「……」

誓子(よし、ここは)

誓子「狩宿さん、お昼一緒に食べない?」

巴「ごめんなさい」

誓子「あ、うん……」

巴(屋上にでも行こうかな)スタスタ

誓子「行っちゃった……なんなんだろう?」

誓子「小鍛治プロのことがそんなにショックだったのかしら?」

放課後

巴(今日は黄昏たせいで授業の内容も頭に入らなかったなあ……)

誓子「狩宿さん!」

巴「なに?」

誓子「放課後も黄昏てるの?」

巴「もしかしてお昼のこと根に持ってる?」

誓子「そんなわけないでしょ」

誓子「朝からボーッとしてたからもしかしてこのままずーっとボーッとしてるのか心配になったのよ」

巴「流石にそんなことは無いよ」

巴(でもどうしようかな?)

↓2



今日は終わりまた明日

巴(そうだ麻雀を打とう)

麻雀部

巴「こんにちは」

成香「狩宿さん」

揺杏「こんにちはー」

由暉子「今日も来てくれたんですね」

巴「麻雀したいんだけど」

↓2

成香「いいですよ打ちましょう」

揺杏「負けませんよ」

由暉子「よろしくおねがいします」

巴「よろしく」

・・・・・・・

巴「リーチ」

揺杏「げっろ、でも安牌あるもんね」

由暉子(あ、その牌は本内先輩に危ない気が)

成香「ロン、揺杏ちゃんナイスアシスト」

揺杏「このっ、絶対に負けないかんな」

成香「トップ目の私に歯向かうつもりですか」

巴「トップって言ってもまだ東1だけどね」

誰が勝った?
↓2

巴「ツモ、私のトップで終了だね」

成香「うー、負けてしまいました」

揺杏「やっぱり強いですね」

由暉子「流石は永水の元レギュラーですね」

巴「永水も部員五人だったんだけどね」

揺杏「それでも成香よりは強いですよ」

成香「酷い!事実だけど……」

由暉子「というか岩館先輩よりも……」

揺杏「は?」

由暉子「す、すみません」

揺杏「ま、私もそう思うけど……」

巴「麻雀なんて運次第だからそんなに気にしないで」

揺杏「よし、じゃあもう一度うちましょう」

巴「いいよ」

成香「勝ち逃げさせません」

由暉子「次は勝ちます」

巴(ふー、今日はたくさん麻雀打てて楽しかったなあ)

巴(この後はどうしようかな)

↓2

巴(家に帰って瞑想でもしよう)

巴(前は修行の一環で毎日瞑想してたっけ)

巴(姫様は瞑想してるとすぐ寝ちゃうし)

巴(はっちゃんは全然落ち着き無かったなあ)

巴(みんな今ごろ何してるのかな?)

巴(っといけない、集中しなきゃ)

巴(でも瞑想って集中していいのかな?)

巴(心を無にするとか落ち着かせるとかそんなだし、集中するとかえって逆効果なんじゃ……)

巴(ってこれじゃ全然心が落ち着かないよもー)

巴「昨日は瞑想したけど全然駄目だったなー」

巴「さて、今日はどうしようかな」

↓2

巴「今日はえっちなお勉強をしてみよう」

巴「永水にいた時はそんなことできなかったし」

巴「でもどうしたらいいのかな?」

巴「パソコンも持ってないしイマイチ良い方法が思い浮かばないし」

巴「どうやって勉強しようかな


↓2

巴「保健の教科書で勉強しよう」

巴「……」

巴「永水のと違う教科書だけど内容はあまり変わらないかな」

巴「というか保健の教科書って全然エッチな気がしない……」

巴「……」

巴「うん、勉強はこの辺にして他の事をしよう」

↓2

巴「コスプレ衣装を考えよう」

巴「ぱっと思いつくのは巫女服だけど」

巴「追放された時に全部置いて来たからなあ」

巴「あっ、別の学校の制服を着るのもコスプレなんじゃ……」

巴「永水の制服も持って来てないけど」

巴「姫様たちから見たら今の私もコスプレなんだろうなあ」

巴「そういえば真屋さん、いつコスプレを見せてくれるんだろ」

巴「そしてその時私はどんなコスプレをさせられるんだろうか」

巴「なんか不安なような楽しみなような複雑な気持ちだな」

巴「さて、この後どうしようかな」

↓2

巴「よし、散歩に行こう」

巴「こないだ行かなかった方にいってみよう」

巴「あっ、このスーパー、お惣菜が安い」

巴「このお肉屋さんもなかなか……」

巴「なんで私散歩に来て安売りとかばっかり気にしてるんだろ……」

巴「せっかく散歩してるんだし何かないかなあ」

↓2

成香「♪~」

巴「あれは本内さん」

巴「せっかくだし声をかけてみよう」

巴「本内さん」

成香「へ?わわっ、狩宿さん!?」

巴「驚かせちゃってごめんね」

成香「いえ、私も驚きすぎちゃってすみません」

巴「ふふ、驚いた事を謝る必要なんてないわよ」

巴「私を化け物か何かと思ったなら別だけど」

成香「狩宿さんを化け物だなんて思うわけないです!」

巴「ならいいけど、もし思ったら……」

成香「ひいぃ」

巴「冗談よ」

↓2

巴「そうだ、一緒に歩かない?」

成香「はい、いいですよ」

成香「狩宿さんはまだこの辺りに不慣れだろうから私が色々案内します」

巴「ありがとう」

・・・・・・・・・・

成香「ここのワンちゃんが可愛いんですよ」

巴「可愛いね」

成香「あとここの猫ちゃんも可愛いんです」

巴「本当だあ」

巴(もしかしてこのまま動物めぐりなのかな?)

成香「どうかしましたか?」

巴「本内さんって動物好きなんだね」

成香「誰だって可愛い動物は好きだと思います」

巴「確かに」

↓2

巴「あっ、あっちからも何か来るよ」

成香「あ、あれは……」ガクガク

巴「ちょっと、そんなに震えてどうしたの?」

成香「だってあれ……」

成香「ヒグマですよ!」

巴「熊かあ、動物園以外で見るの初めてだなあ」

成香「何呑気な事言ってるんですか!」

成香「こんな所に熊はいないんです」

成香「アレは迷い込んできた野生のヒグマなんです!」

巴「野生?じゃあ襲ってくるの?」

成香「もしかしたら」

ヒグマ「ガアー」

成香「来たぁ!」

↓2

ヒグマ「ガアァー!」ブン

成香「きゃー!」

巴「危ないっ!」

巴「大丈夫?」

成香「はい……」

ヒグマ「ガー!」

巴「ふんっ!はぁあああ……」

巴「ヤアァー!!」

ヒグマ「!?」ダッ

成香「なんだかよく分かりませんが狩宿さんが気合を入れたらヒグマが逃げていきました」

巴「ふう、危なかったね」

成香「はい、今のは?」

巴「うーん……」

巴「巫女パワーかな?」

成香「巫女パワー……」

巴「もしかしたらまたどこかで遭遇するかもしれないから今日はもう帰ろうか」

成香「そうですね、助けていただいてありがとうございました」

巴「案内ありがとう、犬も猫も可愛かったよ」

巴「昨日はヒグマが出てきてビックリしたなあ」

巴「北海道って凄い」

巴「今日はどうしようかな」

↓2

巴「桧森さんの所へ遊びに行こう」

誓子宅

巴「ごめんください」

誓子「はーい」

誓子「あ、狩宿さん」

誓子「遊びに来たの?上がって」

巴「うん、ありがとう」

↓2

巴「ねえ、エッチな本持ってるんでしょ?」

誓子「持ってないわよ!」

巴「本当に?見せてよ」

誓子「だから持ってないってば!」

巴「とか言ってこの辺に……」

誓子「ちょっと、やめてよ」

↓2

巴「あった!どんな本なのかな」

巴「えっ、ちょっ、これって……」

誓子「いやー!」バッ

誓子「もー何やってるのよ!!」

巴「ごめん……」

巴(まさかこんな凄いのを持ってるなんて……)

巴(しかもモザイク無し)

巴「桧森さんってエッチなんだね」

誓子「っ!」カァー

↓2

巴「本の事一緒にやろうか」

誓子「え」

巴「興味あるから持ってるんでしょ?」

巴「実は私も興味あるんだ、本は持ってないけど」

巴「練習だと思って」

誓子「でも女同士で……」

巴「女同士だからいいんじゃない?」

巴「男の人とするより安心だよ」

誓子「せ、先生に怒られちゃう」

巴「怒られない、バレないよ」チュ

誓子「ん、やだ……」

巴「この本の人も最初は嫌がってるけど途中からノリノリだね」

誓子「見ないで!」

巴「今更隠さなくてもいいでしょ」サワサワ

巴「桧森さんの肌綺麗……」

誓子「うぅ……」

誓子「↓2」

誓子「もう止まれないからね」

巴「え?」

誓子「もう我慢出来ないって事よ」ガバッ

巴「ちょっと!ん!?」

誓子「ん、んん、ちゅ、はあ」

巴「桧森さん……」

誓子「狩宿さんの肌も綺麗よ」チュッチュッ

巴「やっ、そんなに舐めないで」

誓子「狩宿さんが始めたのよ?今さらそんな事言わないで楽しみましょうよ」

巴「でもちょっと怖い……」

誓子「大丈夫、本で勉強してあるから私に任せて」

巴「うん」

誓子「うふ、なんだかんだ言って激しかったわね」

巴「桧森さんほどじゃないよ」

誓子「だってずっとしてみたかったんだもん」

誓子「男の人とのも興味あるけど今は女の子とでいいかな」

巴「こんな時間までしたのにまだしたいの?」

誓子「ううん、今日は満足よ、今日は」

巴「今日はって……」

巴「帰るね」

誓子「もう帰っちゃうの?」

誓子「一緒に本で勉強しない?」

巴「今日はやめとく、じゃあね」

誓子「バイバイ、またね」

巴「昨日はまさか桧森さんとエッチすることになるなんて思わなかったなあ」

巴「まあ私が最初に言い出したんだけど……」

巴「だけど桧森さん激しすぎだよ」

巴「今日はどうしようかな」

↓2

巴「今日は岩館さんの家に行ってみよう」

揺杏宅

巴「ごめんください」

揺杏「はい?」

揺杏「あっ、巴先輩」

巴「お邪魔していいかな?」

揺杏「いいですよ」

↓2

揺杏「そうだ、猥談でもしませんか?」

巴「猥談?」

揺杏「エッチな話です」

巴「エッチな話かあ……」

巴(昨日の事は言えないし特に話題がないなあ)

揺杏「ユキって胸大きいじゃないですか」

揺杏「アレ揉んだ事あるんですけど、ホントに柔らかくて凄かったです」

巴「そうなんだ」

揺杏「今度先輩も揉んでみたらどうですか?」

揺杏「案外先輩相手なら最後までやらせるかもしれないし」

巴「最後って?」

揺杏「セックスですよ」

巴「セックス……」

揺杏「セックスっていうのは」

巴「それは知ってるけど、させないでしょ普通」

揺杏「いやー、ユキは抵抗しないから案外押したらあっさり」

巴「もしかして……」

揺杏「いや、セックスはしてないですよ。コスプレさせただけで」

揺杏「でもいい身体してますよアイツ」

巴「そうなんだ、でも女の子の体なんて見飽きてるし」

揺杏「自分のを毎日見てますもんね」

巴「自分のじゃなくて永水のみんなのを」

揺杏「本当ですか!?誰が1番いい身体なんですか?」

巴「なんでそんなに食いつくの……」

揺杏「ホントは先輩の話ならなんでもいいんですけどね」

巴「ごめんね気を使わせちゃって」

揺杏「そういうんじゃなくてただ知りたかっただけです」

巴「そうなんだ、じゃあ聞きたい事があったらなんでも聞いて」

揺杏「ありがとうございます」

揺杏「今度は↓2」

揺杏「巫女さんのことを教えてください」

巴「教えてって言われても一般的なイメージと大して変わらないと思うよ」

揺杏「悪霊と戦ったりしないんですか?」

巴「そういうのも出来るよ」

巴「でも御祓いばっかりだったなあ」

揺杏「御祓いって悪霊と戦うんですよね?」

巴「悪霊というかある人に憑いた悪いものを祓ってばっかりだったから悪霊はあんまり」

揺杏「悪いものってなんかやばそうですね」

巴「実際早く祓わないと大変な事になるんだ」

揺杏「大変な事?」

巴「冷蔵庫の中身がなくなったりお風呂が泡風呂にされたり」

揺杏「なにそれ……いたずら?」

巴「いたずらみたいなものだけど後始末はけっこう大変だったよ……」

揺杏「巫女さんも大変なんですね」

巴「たぶん巫女っていうか家系のせいだと思う」

揺杏「苦労してるんですね」

↓2



今日は終わりです

巴「そういえば岩館さんは自分でコスプレしたりしないの?」

揺杏「いや私は……」

巴「この辺に衣装があるんでしょ?」ガチャ

巴「あった、あった」

揺杏「私は着ませんよ」

巴「そんなこと言わないで、巫女服なら着せるの得意だよ私」

揺杏「それはユキと巴先輩でダブル巫女さんするための」

巴「残念だったけど、私はこっちに巫女服を持って来て無いからそれは無理だよ」

巴「だからこれをあなたが着ても何も問題無い」

揺杏「そういう問題じゃ

巴「問答無用!」

揺杏「あーれー」

巴「はい、出来た」

揺杏「うぅ……」

巴「似合ってるよ」

揺杏「ユキ用のだから胸の所が……」

巴「ドンマイ」

揺杏「↓2」

揺杏「巨乳しすべし」

揺杏「ちょっとユキの所に行って来ます!」ダッ

巴「え?」

巴「行っちゃった……大丈夫かな?」

巴(私はどうしようか)

↓2

巴「どうせすぐに帰ってくるよね?」

巴「ベッドで寝て待ってよ」

・・・・・・・

揺杏「畜生!ユキのやつ本気で殴りやがって」

揺杏「そういえば巴先輩どうしたんだろ?」

揺杏「いきなり変なこと言い出したから呆れて帰っちゃったのかな」

揺杏「不貞寝しよ」ドサッ

揺杏「ん?なんだこれ?」

巴「Zzz……」

揺杏「巴先輩が寝てる……」

揺杏「なんで私のベッドで寝てるんだ……」

↓2

揺杏「おなかつんつんしてやる」

つんつん

巴「ん…?」

揺杏「!」ビクッ

巴「んんぅ……」

揺杏「ほっ、起きたかと思った」

揺杏「それにしても中々引き締まってるなあ」ツンツン

揺杏「クビレてるのかな?」ツンツン

揺杏「なんかこの感じ好きかも」ツンツン

巴「もう!はっちゃんやめてよー!」ブン

揺杏「おうふ!」バタッ

巴「もー……」ムニャムニャ

揺杏「……」

巴「ふあー、よく寝た」

巴「岩館さんまだか…なあ……」

揺杏「……」

巴「え?」

巴「岩館さん起きて!誰にやられたの!?」ユッサユッサ

揺杏「ん…んん?」

巴「起きた?酷い顔だけど誰にやられたの?」

揺杏「巴先輩です、それで気絶してました」

揺杏「でもこのアザは

巴「ごめんなさい!寝てて分からなかったとはいえ私なんてことを」

揺杏(えっと……ちゃんと話聞かないで勘違いしてるな、どうしよ)

揺杏「↓2」

揺杏「責任とって下さい」

巴「せ、責任……」

巴「確かに私が悪いんだけど」

巴「ど、どうしたらいいの?」

揺杏「じゃあまずはこれ着てください」

巴「これって制服?でもどこのだろ」

揺杏「ネットで見てこの制服可愛いなあって思って作っちゃいました」

巴「そうなんだ、じゃあ着替えてくるね」

揺杏「いやいや、ここでいいでしょ?」

巴「でも恥ずかしい」

揺杏「責任」

巴「わ、分かったわ」シュル

揺杏(あ、やっぱりクビレてる)

揺杏「クビレてるんですねえ」

巴「修行してたから」

巴「これでいい?」

揺杏「おー、凄く似合ってますよ」

巴「許してくれる?」

揺杏「↓2」

揺杏「写真を撮らせてくれたら許します」

巴「写真ってこの格好で?」

揺杏「当たり前じゃないですか」

巴「で、でも」

揺杏「責任」

巴「……」

揺杏「はい、じゃあ撮りますねー」

揺杏「笑ってください」

巴「……」ニィ

揺杏「堅いですよ、もっと自然に」

巴「う、うん」ニコッ

揺杏「そうそう、そんな感じです」

揺杏「じゃあ今度はポーズをお願いします」

巴「ポーズって言われても」

揺杏「まずは自分が可愛いと思うポーズでお願いします」

巴(可愛いって言われても……姫様みたいな感じかな?)

巴(無理……どうすればいいか分かんない、とりあえず上目づかいで見つめれば大丈夫かな?)

巴「……」ジー

揺杏「お、良い感じにあざといですねー」

巴(あざとい……)

揺杏「じゃあ今度はそのまま脚を少し開いて……

・・・・・・・・

巴「うぅ、辱められた……」

揺杏「そんな事言ってると許してあげませんよ」

巴「えっ、た、タノシカッタヨ」

揺杏「じゃあまたやります?」

巴「それは嫌!」

次の日

揺杏「おっはよーユキー」

由暉子「おはようございます、昨日はすみませんでした」

揺杏「いいの、いいの、元はといえば私が悪いんだからさ」

由暉子「でもアザが」

揺杏「いいって、おかげで良い思い出来たし」

由暉子「?」

巴「おはよう」

揺杏・由暉子「おはようございます」

巴「昨日はごめんね、やっぱりまだアザ消えないよね」

由暉子「えっと、そのアザは

揺杏「わー!殴られて気絶したことならもういいですから!気にしてませんから!」

巴「そう?」

揺杏「そうです!」

由暉子「狩宿先輩にも殴られたんですか?」

揺杏「そうそう、しかもそれで気絶しちゃってさ」

由暉子「そうなんですか」

↓2

巴「そう私は大変な事をしちゃったの!」ギュ

由暉子「なんで抱きつくんですか?」

巴「ごめん、感情が昂ぶって」

由暉子「はあ」

揺杏「まさか巴先輩ってレズ!?」

揺杏「だから私のベッドで寝てたんだ!」

由暉子(どういう状況なんでしょうか?)

巴「な、何言ってるの!」

揺杏「正直に言ってくださいよ!」

巴「↓2」

巴「い、言えないよ///」

揺杏「え」

由暉子「その反応って……」ササッ

揺杏「だよな」ススッ

巴「ちょっと!なんで2人とも離れてるの!?」

揺杏「だって……」

由暉子「そういうのはいけないことです」

巴「だからー、なんでそうなるの!」

巴(けっきょく2人にレズだと思われてしまった……)

誓子「おはよう」

巴「おはよう」

誓子「浮かない顔だけどどうかした?」

巴「うん、ちょっとね……」

巴(今日はどうしようかな)

↓2

巴(彼氏が欲しい)

巴(彼氏さえ出来ればレズだって思われないで済む)

巴(でもどうしたらいいんだろ……)

↓2

巴(諦めが肝心)

巴(ここ女子校だし、北海道に知り合いいないし)

巴(彼氏なんて無理)

誓子「ねえ」

巴「えっ!」ビクッ

誓子「驚きすぎじゃない?」

巴「ごめん、考え事してたから」

誓子「そうなんだ」

巴「それで、何の用なの?」

誓子「↓2」

誓子「今日も……うち、来る?」

巴「え」

巴(なんだろう、ただの遊びの誘いのはずなのになんか変な雰囲気が……)

巴(もしかしてまたこないだみたいな事を……)

巴(あれは私の責任かもしれないけど、またあんなことしたらもうレズまっしぐらなんじゃ……)

巴(でもするとは限らないし……)

誓子「ねえ、どうなの?」

巴「えっと……」

巴「↓2」

巴「喜んで」

誓子「本当に?やった」

誓子宅

巴「お邪魔します」

誓子「どうぞ」

誓子「ねえ、今日は何する?」

巴「↓2」

巴「お話しようか」

誓子「うん」

誓子「飲み物用意するから先に部屋に行ってて」

巴「分かった」

誓子「お待たせ、今日はどこもあさってないわよね?」

巴「うん、何もしてないよ」

誓子「うん、えらいえらい」ナデナデ

巴「ちょっと!なんで撫でるの!」

誓子「だってこないだより良い子だから」

誓子「人の部屋勝手にあさるとかおかしいわよね?」

巴「そうだね、ごめん」

誓子「分かればいいのよ」

巴(なんの話をしようかな)

↓2

巴「引越して来たって言っても実は私……」

誓子「実は?」

巴「追放されたんだ」

誓子「え、追放!?」

巴「うん、インハイで永水があっさり負けちゃった責任として」

誓子「責任って!」

巴「永水の麻雀部は神代家の家系の人間が集まったもので」

誓子「神代って先鋒の?」

巴「そう、その神代」

巴「1試合目で負けちゃったから長老達が大分怒ったらしくって」

誓子「そんなことで追放だなんて酷い!」

巴「ありがとう」

巴「もうこの話はやめにしよっか、しんみりしちゃうし」

誓子「うん」

↓2

誓子「爽についてどう思う?」

巴「どうって、気さくでいい人じゃないかな?」

誓子「気さくでいい人かあ」

誓子「まあ誰にでもあんな感じだからそうかもしれないわね」

誓子「でもがさつとかそういう風には思わなかったの?」

巴「うん、そういう風には思わなかったかな」

巴「こっちに来て色々不安だったけどあんな風に接してくれてのはありがたかったから」

誓子「そっか、まあ悪く思われてなかったのは良かったわ」

巴「獅子原さんって悪く思われたりするの?」

誓子「あんな性格だから接してればそんな風には思われないけどちょっと心配で」

巴「へー」

誓子「いちおう幼馴染みたいな感じだからちょっとは気にしてるの」

巴「なるほど、永水のみんなもそんな感じだったよ」

誓子「どこも同じなのかしらね」

巴「きっとそうだよ」

↓2

誓子「そういえば狩宿さんってレズなの?」

巴「え!?なんで!?」

誓子「だって……」

巴「あ、あの時の事はなんていうか……」

誓子「今朝もユキに抱きついたって聞いたわよ」

巴「事故みたいなもので……」

誓子「もう、はっきりしないわね」

誓子「けっきょく、レズなの?レズじゃないの?」

巴「えっと……」

↓2

巴「……バイでありたい」

誓子「え、それって女の子が相手でもいいってこと?」

誓子「やっぱりこないだのは……」

巴「そ、そうじゃなくて」

誓子「何が違うの?」

誓子「しかもありたいってことはレズよりなんじゃ……」

巴「待ってよ!勝手に決めないで」

誓子「でもバイ……」

巴「もー、仮にバイだったとしたらどうだっていうの!?」

↓2

誓子「レズになってもらうわ」

巴「え……」スッ

誓子「なんで後ずさるの?」

巴「だって……」

誓子「私をレズに目覚めさせたのは狩宿さんなのに」

巴「えっ」

誓子「あんなことするから……」

巴「はやまらないで!きっと男の人と仲良くすれば気が変わるから!」

誓子「いい!男なんていらないわ!」

巴「……」

誓子「狩宿さんもレズにしてあげる!」

↓2

巴「来ないでー!!」ダッ

誓子「待ちなさい!!」ダッ

巴(捕まったらヤバイ!絶対に逃げ切ってみせる!)

誓子「レズに、レズになってよー!」

コンマ判定↓2
奇数で捕まる

巴「はあ…はあ…」

巴「逃げ切ったぁ…?」

巴「うん、大丈夫みたい」

巴「まさか私のせいで桧森さんがレズになってるなんて……」

巴「これからどう接したらいいんだろ……」

巴「今日はどうしようかな」

巴「学校……」

巴「行ったら桧森さんが」

巴「どうしよう」

↓2

巴(堂々と登校しよう)

巴(友達相手にビクビクするなんてやだし)

巴(それに堂々としてた方がレズにする隙が無いって思ってくれそうだし)

??「おはよう(ございます)」

↓2

爽「おはよう」

巴「おはよう獅子原さん」

爽「最近どう?学校にはもう慣れた?」

巴「うん、獅子原さんや麻雀部のみんなのおかげで」

爽「そっか、それはよかった」

↓2

巴「でもね」

巴「桧森さんがレズだったの」

爽「え、嘘だろ!?」

爽「だってアイツベッドの下にエロ本隠してるんだぞ」

爽「しかもけっこうエグイやつ」

巴「知ってる、私も見たから」

巴「あの時まではレズじゃなかったのよね……」

爽「何かあったのか?」

巴「うん、その……エッチ…したの……桧森さんと」

爽「え……」

巴「それでレズに目覚めちゃったみたいで」

巴「どうしたらいいかな?」

爽「↓2」

爽「責任を取って誓子と付き合え」

巴「え」

爽「悪いな、私はアイツのダチだから幸せになってもらいたいんだ」

爽「それにアイツを狂わせたのは狩宿だろ?」

爽「まさか人の人生狂わせといて逃げる気じゃないよな?」

巴「逃げる気はないけどそれは」

爽「私からは誓子と付き合えとしか言えない」

巴「↓2」

巴「覚悟を決めるわ」

爽「そうか、期待してる」

教室

ガラガラ

巴「……」

誓子「あ……」

巴「桧森さん」

誓子「な、何?」

巴「↓2」

巴「2人きりで話がしたい」

誓子「分かったわ」

・・・・・・・

巴「ここならいいかな」

誓子「話って何?」

巴「うん……」

巴「↓2」

巴「レズになるかは分からないけどきちんと向き合うから時間をください」

誓子「狩宿さん……」

巴「駄目かな?」

巴(ていうか今2人きりだ……襲われたらどうしよう)

誓子「分かったわ」

巴「ほっ」

誓子「でも、いつまでも待ってられないからあんまり遅いと襲っちゃうかも」

巴「なるべく早く結論出します……」

放課後

巴(一時的とはいえレズ騒動が収束してよかった)

巴(放課後はどうしようかな)

↓2

巴(有珠山の自然を満喫しよう)

巴「へー、北海道と九州だとやっぱり違うなあ」

巴「そういえば知床も北海道なんだよね」

巴「行ってみたいなあ」

巴「他にもクリオネとか流氷とか毬藻も見てみたい」

巴「そういえば有珠山ってどうなんだろ」

巴「噴火したりするのかな」

巴「いつもの桜島みたいな感じなら大丈夫だろうけど本格的なのが来たらこの辺は危なそう」

巴「それに噴火したらこの辺りの自然もなくなっちゃうんだよね」

↓2

巴「あ、これって温泉?」

巴「入ってみようかな」

巴「あー、良い湯」

巴「今度みんなを誘って来ようかな」

巴「でもこんな所の温泉って大丈夫かな?熊とか動物が来るんじゃ……」

巴「脱衣所はあったから大丈夫なんだろうけどやっぱりちょっと不安」

巴「まあいっか、温泉気持ち良いし」

↓2

巴「あれ?何かいるような……」

男性「……」

巴「う…そ…男……」

巴「ぎゃーーー!!」

↓2

男性(お、可愛い女の子が、眼福眼福)

バチン!

男性「ぶえあ!」バシャン

巴「うわーーーん!!」バシャバシャ

男性「……」プカプカ

巴「はあ…はあ…なんでよりによって先客が男なのよ……」

巴(そういえば昨日張り倒した男の人大丈夫だったのかな?)

巴(死んでないよね?)

巴「……」

巴(考えてもしょうがない忘れよう)

巴「よし、今日はどうしよっかな」

↓2

巴「とりあえずニュースでも見よ」

「これが野依プロ御用達の高級明太子です……」

「続いては大沼プロの言わねばならぬのコーナーです……」

巴「最近のニュース番組は色んなことやってるなあ」

↓2

「昨日、○○温泉にて男性が溺れているのが発見されました」

「一命はとりとめたものの後遺症が酷く重症のようです」

巴「え」

巴「ど、どうしよう私警察に……」

巴「そんなのやだ」

巴ううん、きっと大丈夫」

巴「だって重症なんだもん、きっと昨日の事は覚えてない」

巴「覚えてたらきっと今ごろ警察が来てるはず、だから大丈夫」

↓2

「緊急ニュースです、先程鹿児島県の永水女子に生徒の殺害予告が届いたそうです」

巴「え、誰がこんな事を……」

巴「大丈夫なのかな」

「直ちに警察が出動し警戒に当たっているようです」

巴「警察が動いてるなら大丈夫だよね」

巴「心配したってどうせ私はあそこには行けないし」

巴「でも……」

巴「どうしよう」

↓2

巴「余計なお世話かもしれないけど」

巴「私の力で犯人を特定出来ないか試してみよう」

巴「はあぁぁ……」

巴「……」

巴「永水に向けられた憎しみを……」

巴「この感じ、たぶんこれが」

巴「もうちょっと、もうちょっとで見える」

巴「この人が犯人?」

↓2

巴「嘘…だよね…?」

巴「なんで桧森さんが……」

巴「まずはどこにいるか確認しなきゃ!」

巴「まだ有珠山にいるならなんとかなる!」

巴「お願い!ただのいたずらで終わって」

誓子の居場所
↓2

巴「見えた!」

巴「でもなんで獅子原さんの家に?」

巴「とりあえず行かなきゃ!」

爽宅

巴「ごめんくださーい」

爽「お、狩宿じゃないか」

爽「誓子から聞いたぞ、けっきょく保留したんだってな」

巴「今はその話はいいの」

巴「桧森さん、いるんでしょ?」

爽「あ、ああ、いるけど……」

巴「桧森さん!出てきて!」

誓子「どうしたの?」

巴「どうしたの?じゃないよ!」

巴「なんで永水に殺害予告なんて出したの!?」

誓子「なんのこと?」

巴「とぼけないで!私には分かるの!」

誓子「ふーん」

巴「どうしてなの?どうして……」

誓子「↓2」

誓子「なんとなく」

巴「なんとなくって……」

誓子「ちょっとムシャクシャしたから」

誓子「でも大丈夫、警察に捕まるようなヘマはしてないわ」

巴「そういう問題じゃないでしょ」

誓子「どうしてそんなに怒るの?心配してるから?」

誓子「それは私?それとも永水の人達?」

巴「両方」

誓子「へー、優しいのね、私を受け入れてくれなかったのに」

巴「それはまだ保留中でしょ」

↓2


寝ます、また明日

誓子「で、このまま帰るの?」

巴「そういうわけにもいかないでしょ」

巴「ほうっておいたら桧森さんが何するか分からないんだから」

誓子「だったらこのままずっと捕まえててよ」ギュッ

巴「……」

爽「人んちで何やってんだ……」

巴「はっ!」ゴッ

誓子「あれ?ここどこ?」

爽「私んちだよ、急に何言い出すんだ」

誓子「え、なんで?」

爽「お前が来たんだろーが」

巴「どうやら桧森さんは何者かに操られていたみたいね」

爽「まさかさっきの、はってやつは……」

巴「うん、あれで正気に戻したのなんか変だったから怪しいと思って」

誓子「わけわかんない」

爽「私の方が分かんねーから」

巴「もうちょっと……」

誓子「え?」

巴「見えた!」

爽「何がだよ!」

巴「桧森さんを操っていた犯人」

爽「本当かよ」

誓子「巫女さんってなんでもありなのね」

巴「うーん……神代の家系だけじゃないかな?」

爽「で、犯人は誰なんだよ」

巴「↓2」

巴「藤原利仙さんだよ」

誓子「誰?」

爽「確か九州の人だろ」

巴「そうだよ」

誓子「その人が私を操って永水に殺害予告出したのね」

巴「他にも何かするつもりだったみたいだけど」

爽「まあ私達には何も出来ないよな」

巴(九州にはもう入れないって言われてるけど、どうしようかな)

↓2

巴(神境に警告だけしておくかな)

巴(藤原さんが何か企んでるって分かればみんなならなんとか出来るはず)

巴(とりあえず電話すればいいよね)

巴「獅子原さん、電話貸して」

爽「いいよ」

巴(霞さんの電話番号は……)

霞『はい、どちら様ですか?』

巴「久しぶりですね霞さん」

霞『巴ちゃん!?あなたと話してると私も危ないの悪いけど切るわね』

巴「待ってください、すぐ終わりますから」

霞『ちょっとだけよ』

巴「↓2」

巴「藤原利仙に気をつけて下さい」

霞『どういうこと?』

巴「どうやら私の友達を操って永水に殺害予告を送ったみたいです」

巴「狙いは分かりませんけど警戒しておくのに越した事はないと思います」

霞『そうね、ありがとう。じゃあね』ピッ

巴(これで大丈夫なはず)

巴「ありがとう」

爽「どういたしまして」

誓子「私また操られたりしない?」

巴「その時はまた私がなんとかするから」

誓子「じゃあずっと一緒にいた方がいいわね」

爽「おい、保留中は大人しくしてろ」

誓子「残念」

巴(一応解決出来てよかった)

巴(このあとはどうしようかな)

↓2

巴(修行して巫女としてのレベルを上げておこうかな)

巴「ちょっと修行してくる!」

誓子「え」

爽「巫女さんって凄いなあ」

巴(でも修行って何しよう)

↓2

巴「やっぱり修行っていったら滝行だよね」

巴「巫女服が無いからシャツでいいか」

巴「冷たっ!ここの水冷たい……」

巴「北海道恐るべし」

巴「でも修行しなきゃ!」

巴「えい!」

巴「くっ、うぅー、冷たいぃ……」

↓2

ヒグマ「ガアー!!」

巴「ひ、ヒグマだー」

巴「どうしよう、逃げなきゃ」

巴「でも冷たくて思うように動けない」

ヒグマ「ガアーー!!」

巴「くっ」

↓2

巴(この状況、多分逃げるのは無理……)

巴(だったらやるしかない!)

巴「拳で戦う!!」

ヒグマ「ガアーー!!」

コンマ判定
↓2

奇数で勝利

巴「うわぁーー」バシャーン

巴「うっ、く」

巴「冷たい……痛い……」

巴「もう駄目かも……」

ヒグマ「ガアーー」

↓2

巴「……」

巴「あれ?なんで…?」

ヒグマ「……」ペロペロ

巴(なんで私の傷を舐めてるの?)

巴(もしかして戦いを通して友情が芽生えた?)

ヒグマ「ウゥ…」ペロペロ

巴(私の事を助けようとしてるのかな?)

巴(でも……)

コンマ判定
↓2

偶数で助かる
奇数で死亡

巴(もうだめ……意識が……)

巴(ああ、視界が黒くなって来た)

巴(もう死ぬんだ……)

巴(なかなか楽かったなぁ、新しい生活)

ヒグマ「……」ペロペロ

巴(ごめんね、せっかく仲良くなれたのにもうさよならだよ……)

巴(バイバイ……)

ヒグマ「ガアーー!!」

カン

どこからコンティニューしますか?
↓2

>>430から再開

巴「やっぱり修行っていったら滝行だよね」

巴「巫女服が無いからシャツでいいか」

巴「冷たっ!ここの水冷たい……」

巴「北海道恐るべし」

巴「でも修行しなきゃ!」

巴「えい!」

巴「くっ、うぅー、冷たいぃ……」

↓2

巴「うぅー、冷たかったー」

巴「これだけの苦行に耐えただけあってなんだか力が漲ってる」

巴「試しにちょっと使ってみよう」

↓2

巴「はー!」

ドォーン

巴「凄い……」

巴「私にこんな力が」

巴「今日の修行は大成功だなあ」

巴「この力があれば神代家の人にも勝てそう」

巴「風邪ひかない様に帰ってあったかくして寝よう」

巴「よし、風邪ひいてない」

巴「今日はどうしようかな」

↓2

巴「ニュース見るか」

「昨日は南浦プロの誕生日でした」

「試合後にお孫さんから花束を渡されこの表情」

「いやー、良い笑顔ですねえ」

巴「プロになると誕生日でもニュースになるんだ」

巴「他にはどんなニュースがあるんだろ」

↓2

「瑞原プロが結婚しました」

「なんと相手は高校生です!」

巴「へー、凄いなあ」

巴「あれ?この人ってこないだ学校に侵入してた人じゃ……」

巴「まあいっか」

巴「さて、どうしようかな」

↓2

巴(バイキングの店で食い荒らそう)

巴「ふっふーん、まずは唐翌揚げに牛スジ焼売ヨーグルト鯖の味噌煮筑前煮キンピラ豚の生姜焼きにご飯」

(うわー、あの人凄いな……)

巴(ごちそうさま)

巴(よし、次行こう)

・・・・・・・・・

(あの人まだ食べてる)

巴(このお店美味しいし色んな種類があっていいね)パクパク

(まだ食べる気なのかな)

↓2

巴「よーし、そろそろいいかな」

(やっと終わるんだ)

巴「デザート解禁、でも他のも美味しいからどんどん食べちゃおっと」

(マジかー)

巴「うん、美味しいー」

巴「うっ……」

↓2

巴「お、お腹が……」

巴「トイレー」ダッ

(大丈夫かな?)

トイレ

巴「ふぅー、スッキリした」

巴「……」

巴「紙が無い……」

↓2

巴「そうだ!電話で助けを呼ぼう」

巴「もしもし桧森さん?」

誓子『そうよ、どうしたの?』

巴「トイレに入ったら紙がなくて……」

誓子『なるほど、助けて欲しいのね』

巴「うん」

誓子『↓2』

誓子『キス1回が条件ね』

巴「え」

誓子『助けて欲しいのよね?』

巴「そうだけど……」

誓子『早く決めないと切るわよ』

↓2

巴「三回してやるよ」

誓子『え?』

巴「助けてくれるなら1回どころか3回するって言ってるの!」

誓子『交渉成立ね』

誓子『待っててね、すぐ助けに行くから』

巴「うん」

・・・・・・・・・

ガチャ

巴「桧森さんが来た!」

↓2

誓子「狩宿さんどこー?」

巴「ここだよ」

誓子「ここかあ」

誓子「ねえ狩宿さん」

巴「何?早く紙ちょうだい」

誓子「やっぱり3回って少ないわよね?」

誓子「あと2回追加しない?」

巴「……」

↓2

巴「分かったから早く助けて」

誓子「うん、ちゃんと5回キスしてよね」ポイ

巴「ありがとう」

ジャー

ガチャ

巴「ふー、助かったよ」

巴「ん!?」

誓子「ん……」

誓子「ふふ、もう離さないわよ」

巴「今ので1回だから」

誓子「……」

↓2

誓子「ふっ、残りは後日に預けておくわ」

巴「そう」

巴(早く済ませてくれた方が良かったかな)

巴(でも一気にされるのもキツイか……)

巴(今日はもうお腹いっぱいで動けないや)

巴(明日はどうしようかな)

↓2

巴「よーし、今日は昨日決めたとおり勉強しよう」

巴「……」

巴「……」

巴「……」

巴「ふう、ずっと勉強してるのって疲れるなあ」

↓2

巴「息抜きにちょっと……ちょっとだけ……」

巴「ん……」

巴「あっ、あぁん、んぅ、ふぁ」

・・・・・・・・・

巴「ふう……」

巴「し過ぎちゃった……」

巴「どうしようかな」

↓2

巴「いっぱいしたのになんだかムラムラする」

巴「街に行ってナンパしちゃおっかな」



巴「どうしようかなー」

巴「よしあの人にしよう」

巴「すみませーん」

↓2

「君だな、最近この辺で援助交際してるのは」

巴「え、なんのことですか?」

「いいから来なさい」

「ちなみに私は警官だ、これが手帳」

巴「警…察…」

交番

巴「……」

「やれやれ、さっきからずっとだんまりか」

巴「もう話は済みましたよね?援助交際は誤解だし帰っていいですよね?」

「誤解かどうかは分からないだろ?」

巴「誤解です!」

↓2

「離してよ!もう円光しないって言ってんでしょ!」

「少し話をしないといけないからね」

「その子は?」

「援助交際していた子です」

巴「ほら、私じゃなかったじゃないですか」

「すみませんでした」

↓2

巴「じゃあ帰りますね」

「申し訳ございませんでした」

巴「ふう」

巴(疲れちゃったし帰って寝よ)



今日は終わります
また明日

巴「昨日は警察に捕まるし大変だったなあ」

巴「今日は平穏な日になりますように」

巴「さて、どうしようかな」

↓2

巴「麻雀部に行ってみよう」

麻雀部

巴「こんにちは」

揺杏「ちわーっす」

爽「お」

誓子「狩宿さんも来たのね」

成香「久しぶりに全員揃いましたね」

由暉子「何しましょうか?」

↓2

巴「麻雀しよ」

爽「そりゃそうだよな」

誓子「誰が打つ?」

揺杏「はーい」

由暉子「みんな打ちたいですよね?」

成香「ジャンケンで決めましょう」

麻雀を打つキャラ
↓2

誓子「私達は見学ね」

爽「揺杏頑張れよー」

揺杏「おう」

成香「負けませんよ」

由暉子「お願いします」

巴(よし、頑張ろう)

勝ったキャラ
↓2

揺杏「よっしゃー!」

爽「やるじゃん」

揺杏「でしょ」

成香「むー、もう一回やりましょう!」

誓子「ちょっと、次は私も打ちたいんだけど」

由暉子「またジャンケンで決めましょう」

巴「そうだね、次は負けないよ」

揺杏「次も私が勝ちますよ」

爽「調子に乗るなよ、私が勝つからな」

・・・・・・・・・

巴「あー楽しかった」

巴(この後どうしようかな)

↓2

巴「ねえ本内さん」

成香「なんですか?」

巴「ちょっと話を聞いてもらっていい?」

成香「いいですよ」

巴「ありがとう」

巴「実は桧森さんなんだけど」

成香「チカちゃんがどうしたんですか?」

巴「↓2」

巴「私のせいでレズになっちゃった」

成香「え、レズ?チカちゃんが?嘘……」

成香「どういうことですか?」

巴「まあ色々あって……」

巴「本内さんは桧森さんと仲良いから伝えておこうと思ったんだ」

成香「そうですか」

成香「↓2」

成香「今すぐちかちゃんに告白してきます」

巴「え」

成香「ちかちゃーん!」

巴「本内さんもレズだったの……」

誓子「どうしたの成香?」

成香「あのねちかちゃん」

成香「私、ちかちゃんが好き!」

誓子「え」

成香「私と付き合ってください!」

誓子「↓2」

誓子「狩宿さんと3人でならいいよ」

成香「は?」

成香「私は2人が

成香(いや、このまま付き合ってだんだんと2人にしていけばいいのでは?)

成香(そうだ、それがいいです、素敵です)

成香「うん、分かったよチカちゃん、まずは3人から始めよう」

誓子「それでいいわよね狩宿さん」

巴「え……」

巴「↓2」

巴「その件はまだ保留で」

成香「何言ってるんですか!」

成香「保留されたら私がチカちゃんと付き合えないじゃないですか!!」

巴「えー……」

誓子「そうよ!成香のためにも私と付き合うべきだわ!」

巴「何これ……」

↓2

巴「分かった、付き合うよ……」

誓子「やったー」

成香「素敵です」

誓子「じゃあ早速残りのキスを」チュ

巴「ちょ、んん!?」

成香「……」

成香「なんですかこれは……」

↓2

成香「チカちゃんから離れてくださいこの淫乱女!」ドン

誓子「え、成香?」

巴「痛っ」

誓子「巴大丈夫?」

成香「なんでいきなり下の名前で呼んでるんですか!」

成香「チカちゃんには私だけいればいいんです!他の人はいらないんです!」

誓子「成香落ち着いて」

成香「チカちゃんどいて!害虫を駆除出来ません!」

巴(どうなってるのこれ……)

↓2

巴(まさか本内さんも操られてる?)

巴「本内さん正気に戻って!!」ドゴッ

成香「おうっ」バタッ

誓子「え……」

巴「操られてるかもしれなかったので」

誓子「私の時と違くない?」

巴「さっきの仕返し」

誓子「そう」

誓子(案外根に持つのね……)

巴「……」

誓子「それで、成香は操られてたの?」

巴「↓2」

巴「また藤原利仙の仕業みたい」

誓子「なんですって」

巴「なんで私の周りの人間ばかり」

誓子「巴が狙われてるんじゃないかしら?」

巴「そうなのかな」

誓子「そうよ!だからやっつけに行きましょう」

巴「でも……」

誓子「何をためらってるの?私達の未来を邪魔するやつをやっつけなきゃ」

巴(どうしよう)

↓2

巴「行こうか」

誓子「そうこなくっちゃ」

巴「でも私、九州へ立ち入る事が禁じられてるの」

誓子「破っちゃえばいいのよ、そんなの」

巴「結界が張ってあるかも……」

誓子「それはその時に考えましょう」

成香「うぅ、お腹に鈍い痛みが……」

誓子「起きたのね成香、行くわよ」

成香「へ?どこに?」

誓子「鹿児島」

成香「えー!?」

成香「じゃあ準備しなきゃ」

巴「あっさり受け入れた」

誓子「そうね、準備しましょう」

↓2

誓子「ユキに聖書の力で結界を破って貰いましょう」

巴「そんなこと出来るの!?」

成香「聖書の勉強かっこいいって言ってたからきっと出来ますよ」

巴「なにそれ……」

・・・・・・・

飛行機

巴「けっきょくそのまま来てしまった……」

巴「しかも飛行機、1発勝負……」

誓子「さあ出番よユキ!」

成香「頑張って」

由暉子「はい、頑張ります」パラパラ

巴(この感じ結界がある、このままだと私に反応して他の人が巻き込まれる……)

由暉子「きっとこのページで……」

由暉子「いきます!」

コンマ判定
↓2

偶数で結界破壊

由暉子「何も起きませんね」

巴「やっぱり駄目だったか……」

誓子「なんか凄く揺れてない?」

巴「結界のせいだよ」

成香「失敗したんですね!」

由暉子「ごめんなさい」

巴「仕方ないよ」

巴「私の力で被害を抑えてみるけど多分墜落する」

成香「え……」

「緊急事態が発生したため当機は緊急着陸します」

由暉子「大丈夫でしょうか?」

誓子「祈るしかないわね」

↓2

「きゃーーー!!」

誓子「うぅ…どうなったの?」

成香「海が見えますよ」

由暉子「見えるというか浮いているのでは?」

巴「なんとか無事に着陸出来たみたいね」

誓子「着陸っていうのかしら?」

成香「でもこれで九州に行けますね」

巴「何故か結界の内側に入れてるみたい」

由暉子「やりましたね」

誓子「結果オーライね」

成香「どこへ向かえばいいんですか?」

巴「救助待ちだけど、その後は……」

↓2

巴「赤山高校、そこに藤原利仙がいるはず」

誓子「分かったわ」

赤山高校

成香「到着しましたね」

由暉子「藤原さんはいるんでしょうか?」

利仙「思ったより早く来ましたね」

巴「いた」

成香「というか待ち構えてましたね」

誓子「なんで私達を操ったのかしら?」

利仙「↓2」

利仙「巴に手を出して神代家の反応が見たかった」

誓子「え」

巴「私は神代家から追放された身だから何も反応しないと思う」

巴「現に今のところ何もないし」

利仙「……」

由暉子「なんというか……」

成香「いい迷惑です」

利仙「↓2」

利仙「水面下では結構慌てていたようですが」

巴「そうなの!?」

誓子「というかなんで分かるのよ」

利仙「透視しました」

由暉子「凄いですね」

成香「そういえば私達なにしに来たんでしたっけ?」

誓子「私と巴のラブラブ生活に水をさす様な真似をやめさせるためでしょ」

成香「私は入ってないんですか!」

利仙「私を倒すという事でしょうか?」

由暉子「多分」

利仙「いいでしょう、かかってきなさい」

↓2

誓子「行くわよ!」

成香「覚悟してください」

由暉子「頑張ります」

巴「4対1って気が引けるなあ」

利仙「遠慮はいりませんよ」

由暉子「えいっ!聖書の角攻撃!」ドゴッ

利仙「うっ」バタッ

誓子「え……」

成香「弱いですね……」

巴「あっさり終わっちゃったね」

↓2

成香「もう2度としないと誓ってもらいましょう」

利仙「う、うぅ……」

利仙「おのれよくも!」

由暉子「大人しくしてください、また聖書の角で殴りますよ」

利仙「ひぃ」

誓子「もう私達に手を出さないと誓いなさい」

利仙「誓います!誓いますから聖書で殴らないで!」

巴「そんなに痛かったんだ聖書……」

誓子「じゃあ北海道に帰りましょうか」

??「このまま帰れると思ってるんですか」

巴「え」

↓2

巴「姫様……」

小蒔「九州に来てしまったんですね」

小蒔「来たらどうなるかは知っていましたよね?」

誓子「待ってよ!全部この藤原さんが悪いの、もう帰るんだからいいでしょ?」

霞「それは無理ね」

初美「残念ですけど巴ちゃんは処刑ですよー」

春「どっちにしろ結界で巴さんは帰れない」

巴(そっか結界は消えてなかったんだ)

小蒔「大人しく捕まってください巴ちゃん」

明星「他の人も邪魔するなら容赦しませんよ」

成香「ど、どうしましょう……」

↓2

誓子「全員叩きのめすわよ」

巴「ちょっと!」

由暉子「先輩は私達にとって大切な人です、それを処刑だなんて」

成香「許せません」

小蒔「そうですか……」

霞「残念だけど……」

初美「全員処刑ですよー」

春「お手柔らかに」

コンマ判定
↓2

奇数で勝利

霞「ふう、中々頑張ったわね」

春「手間取った」

誓子「うぅ……」

成香「痛いです」

由暉子「狩宿先輩……」

巴「流石に霞さんと姫様を相手にするのは無茶だったか……」

小蒔「巴ちゃん、ごめんなさい」

初美「さあ、処刑タイムですよー」

巴「待って!みんなは、みんなは見逃して!」

↓2

小蒔「残念ですけど……」

巴「そんな……そんなのって……」

巴「許せない……こんなの許せない」

巴「私だけ理不尽に追放して今度は友達を……」

巴「絶対に許せない!!」ゴッ

初美「なんですかこれは……」

霞「小蒔ちゃん危ない!」

小蒔「え」

霞「うっ」バタッ

小蒔「霞ちゃん!?」

春「下がってください」

巴「うわぁーーー!!」

湧「ひぃ」

ドォーン

小蒔「嘘…みんな…」

巴「……」

小蒔「ひっ……助けて」

↓2

巴「あなたから姫様の座を奪います」

小蒔「え……」

霞「何を言ってるの巴ちゃん、そんなこと出来るわけ」

巴「うるさいですよ」ドン

霞「うっ」

小蒔「霞ちゃん!」

小蒔「やめてください、これ以上みんなを傷つけないで」

巴「だったら私を姫様にしてください」

小蒔「そんな事言われても……」

↓2


今日は終わり
また明日

小蒔「むりぽ」

巴「は?」

小蒔「巴ちゃんに私の代わりは無理です」

巴「反抗的ですね」

巴「状況が分かってるんですか?」

小蒔「分かってます」

小蒔「むしろ分かってないのは巴ちゃんの方です」

巴「何を言ってるんですか?手も足も出なかったくせに」

小蒔「本気じゃありませんでしたから」

巴「え」

初美「姫様、巴ちゃんがいなくなってからすっごく頑張ったですよー」

小蒔「はあっ!」ゴッ

巴「なんて圧力なの」

利仙「神代さん!そんなやつやっつけちゃえ!」

小蒔「藤原さん、色々悪い事してたらしいですね。この後ちょっとお話を聞かせてもらいます」

利仙「はい……」

巴「隙あり!」ダッ

小蒔「遅いです!」ドスッ

巴「うぁっ」バタン

小蒔「巴ちゃん……」

↓2

爽「みんな大丈夫か!」

揺杏「助けに来たよ」

良子「これは……」

小蒔「ちょうど良かった、この人達を連れ帰ってください」

小蒔「でも巴ちゃんは駄目ですよ」

爽「どういうことだ」

小蒔「巴ちゃんは禁を犯しました」

揺杏「そんな事言ったってもうボロボロだよ」

良子「この後処罰がくだされるという事ですか」

小蒔「そうです」

↓2

爽「そうです、じゃねえ!」ボコン

小蒔「痛い」

揺杏「おらおらぁ!」ボコッ

良子「でいっ!」バシッ

小蒔「やめてください!」

揺杏「おら、反撃してみろや!」ボコボコ

小蒔(普通の人に力を使うわけには……)

小蒔「うぅ……」

爽「これでとどめだ!」ドゴッ

小蒔「……」

爽「ふう、みんなを連れて帰るぞ」

揺杏「おう」

良子「私はこの人達を手当てします」

爽「え」

良子「親戚の親戚なので」

揺杏「ややこしい」

爽「じゃあ私らは北海道に帰るぞ」

↓2

巴「あれ?ここは?」

爽「起きたみたいだな」

揺杏「祝勝会始まってますよ」

巴「祝勝会?」

誓子「神代家に勝ったからね」

巴「勝ったっていうのかな……」

由暉子「とりあえず今はお祝いしましょう」

巴(報復されたりしないよね……)

爽「ほら、飲め飲め!」グイグイ

巴「ちょっと、無理やりコップを押し付けないでよ」

誓子「じゃあ、はいこれ」

巴「ありがとう」

由暉子(そのコップって桧森先輩が使ってたやつじゃ……)

揺杏「料理も美味しいですよ」

巴「ありがとう」

巴(たまにはこういうのも悪くないかな)

↓2

巴「うん、料理美味しい」

揺杏「れすよね?」

巴「え?」

誓子「ほらぁ、飲まないのぉ?」

巴「いただきます」

巴「うっ!ゴホゴホッ」

巴「なんですかこれは!?」

爽「スピリタスらよ、戒能プロにもらった」

巴「これお酒なんじゃ……」

由暉子「いいらないれすか~、ほらぁ飲んでくらはいよぉ」

巴「真屋さん!?」

揺杏「ほら、わらひのも飲んれくらさいよ~」

誓子「私のも」

巴「みんな酔ってる……」

爽「酔ってるわけないらろぉ、ヒック」

巴「……」

↓2

誓子「飲まないんらったら口移しだー」

巴「ちょっと!?んっ!?」

由暉子「ん、んちゅ、はあ……」

由暉子「わらひが飲ませひゃいまひた」

巴(うぅ、喉が焼ける……)

誓子「ちょっとぉ、わらひが飲ませるんらからー」

揺杏「ん……」

巴(岩館さんまで)

揺杏「ん、ちゅ、れろ」サワサワ

巴(ちょっと何して!?)

爽「おらぁ、脱げ~」

巴「!?」

由暉子「わらひ達も脱ぐから大丈夫れすよ」

揺杏「そうそう」

誓子「裸の付き合いで親睦を深めまひょうよぉ」

巴「んんっ!?みんなやめてぇ!」

巴(駄目お酒飲んだせいか頭がボーッとして来て何も考えられない)

爽「濡れてきたな」

揺杏「こっちもビチャビチャだから慰めてくらひゃいよ巴先ぴゃい」

誓子「巴のおっぱいおいひい」

由暉子「桧森先輩のもおいひいれす」

誓子「あぁん、駄目よぉ」

爽「わらひにも舐めさせろー」

巴(もうどうにでもなれ)

次の日

巴「うぅ……頭痛い……」

巴「昨日みんなとエッチな事しながらお酒飲んだから……」

爽「……」

揺杏「……」

誓子「……」

由暉子「……」

成香「……」

巴「あ、そういえば本内さんもいたんだ」

巴「私が起きた時はもう隅っこで倒れてたなあ、きっとお酒弱いんだね」

巴「はあ……どうしよう」

↓2

ボゼ仮面「具合悪そうですねー」

巴「誰?」

ボゼ仮面「ボゼ仮面です」

巴「はっちゃんだよね…?」

初美「ふっふっふ、バレてはしかたありませんね」

初美「行きますよー!」

巴「待って、大きな声出されると頭が……」

↓2

初美「問答無用ですよー!!」

巴「はあ……」

巴「ごめんね、手加減出来ない」ドゴッ

初美「うあっ、かはっ」

巴「気絶しちゃ駄目だよ、色々聞きたいんだから」

初美「ひっ」

・・・・・・・

春「宅配便が来ました」

小蒔「なんでしょう?お菓子でしょうか?」

パカッ

初美「ひいっ!やめてください!なんでも話すからぶたないで!」

霞「初美ちゃん?」

小蒔「はっちゃんは確か……」

明星「巴さんを偵察しに行ったんですよね……」

霞「じゃあ巴ちゃんが初美ちゃんに酷い事したのね」

小蒔「許せません」

↓2

小蒔「巴ちゃんにはいずれ報復します」

小蒔「でもその前に……」

初美「嫌です、来ないでください!」

小蒔「駄目ですよ」

春「行っちゃった」

霞「大丈夫かしら」

初美「ぎゃーーー!!痛い!いだいぃ!!許して!許してください!!」

霞「……」

春「駄目そうですね……」

巴(ちょっとはっちゃんの事痛めつけすぎたかな?)

巴(そろそろみんな起きそう)

成香「おはようございます」

巴「おはよう」

揺杏「頭いってー」

爽「私も」

由暉子「私もです」

誓子「二日酔いかしら?」

揺杏「うおっ、床が赤い」

由暉子「なんですかこれ?血?」

爽「昨日誰かが破瓜して血が出たんだろ?」

誓子「何言ってんのよ……」

↓2

巴「掃除しましょう」

巴(証拠隠滅のために)

揺杏「はーい」

爽「はしゃいでそのままだったしちゃんと片付けないとな」

成香「私、全然記憶無いんですけど」

誓子「すぐに気絶しちゃったからね」

成香「気絶?」

由暉子「私もすぐに気絶していればあんなことには……」

揺杏「いいじゃん、気持ちよかっただろ?」

由暉子「何言ってるんですか!」

成香「まさか狩宿さんとチカちゃんで気持ち良い事を……」

誓子「そ、そんな事ないわよ」

誓子(みんなでだったもん)

爽「全部燃えるゴミでいいよな?」

巴「瓶は駄目だよ、瓶は」

揺杏「掃除終わったらどうする?」

↓2

爽「遊園地でも行くかー」

誓子「2日酔いなのに?」

成香「2日酔い?」

揺杏「なんでもないって」

由暉子「遊園地楽しみです」

巴「じゃあ早く掃除を終わらせないとね」

爽「へーい」

遊園地

揺杏「とうちゃーく」

成香「遊園地久しぶりです」

爽「どうしよっか?」

誓子「巴はどうしたい?」

巴「え、私?」

揺杏「そうですね、巴先輩はここ初めてなわけですし」

由暉子「どうぞ、ご自由に選んでください」

巴「うーん……」

↓2

巴「とりあえず絶叫系はやめておこうか」

誓子「賛成」

爽「絶対吐く自信有ったわ」

成香「それでどれにするんですか?」

巴「お化け屋敷」

由暉子「お化け屋敷ですか」

揺杏「怖いのか?」

由暉子「そんなことありません!」

誓子「私は怖いから巴に抱きついちゃおうかしら」

成香「チカちゃんは私が守ります!」

巴「うん、そうしてあげて」

巴「あそこ本物もいそうだから」

爽「え……」

誓子「本当にいるの?」

成香「わ、私が守るから大丈夫だよ」

揺杏「脚震えてんぞ」

由暉子「岩館先輩もです」

揺杏「そ、そんなことないって」

爽「大丈夫だって、狩宿も怖がらせようとして嘘言っただけだよな?」

巴「えっと、あそこに……」

誓子「嫌ーー!!」

成香「ひぃー!!」

由暉子「助けてー!!」

揺杏「嘘ですよね……?」

巴「↓2」

巴「はっちゃんの霊が……」

爽「はっちゃん?」

由暉子「確か永水の副将の……」

誓子「やっぱりいるんじゃない……」

成香「嫌ー!!」

巴「みんなも早くこっちに来るですよーって言ってるよ」

揺杏「嫌だー!!」

由暉子「来ないでくださーい!!」

爽「まだ死にたくないー!!」

巴「あ、みんな行っちゃった。からかいすぎたかな」

巴「霊っていっても生霊で特に何も言ってないんだけどね」

巴「はっちゃん、早く体に帰らないと本当に死んじゃうよ」

初美「……」スッ

巴「帰ったか、無事だといいけど……」

巴「みんな置いてかないでよ」

爽「いや、無理だから、あんなとこにはいられないから」

巴「そういえば全力疾走したけど大丈夫なの?」

誓子「そんなこと言われたらちょっと吐き気が……」

揺杏「頭痛い……」

由暉子「うぷっ……」

成香「みなさん大丈夫ですか?」

巴「このあとどうしよっか?」

爽「ちょっとタンマ……」

↓2

巴「しょうがないから一休みしよっか」

爽「自分だって二日酔いのくせに」

巴「私はもう大丈夫だよ」

巴(はっちゃんいじめてたら治っちゃったから)

誓子「じゃああそこのベンチで休みましょう」

揺杏「さんせーい」

由暉子「早く休みたいです」

成香「チカちゃん、私が膝枕してあげます」

誓子「巴の方が」

成香「え」

巴「本内さん、飲み物買いに行こ」

成香「はい」

揺杏「私コーラ」

巴「全員水ね」

爽「はーい」

由暉子「お願いします」

成香「なんで私と買いに行くんですか?」

巴「1人じゃ持ちきれないでしょ」

成香「本当にそれだけですか?」

巴「↓2」

巴「あなたと桧森さんとの仲を応援したくて」

成香「嘘……だって」

巴「嘘じゃないよ、あの時だって本内さんが桧森さんと付き合いたいって言うからオーケーしたんだよ」

成香「そういえばそんな感じでした……」

巴「2人がくっついてくれた方が私も助かるし」

巴(そうすれば桧森さんに襲われたりしないですむ)

成香「そうですか」

成香「で、具体的には何をしてくれるんですか?」

巴「↓2」

巴「恋愛成就の神様の力を借りるわ」

成香「え、そんなことしたら私とチカちゃんが結ばれちゃいますね!」

巴「多分ね」

成香「素敵です!」

巴「姫様みたいにはいかないけどちょっと召喚するくらいなら!」

ボンッ

神様「……」

成香「す、凄い……これが神様」

巴「神様どうかこの子の恋を成就させてください」

成香「どうすれば私とチカちゃんは結ばれますか?」

神様「↓2」

神様「成就完了!」

巴「へ?」

成香「さすが神様!仕事が早くて素敵です」

誓子「成香ーーー!」

ギュッ

成香「わわっ、チカちゃん!?」

誓子「成香、成香ぁ」スリスリ

巴「本当に成就してる……成就?」

成香「体調は大丈夫なんですか?」

誓子「成香への愛で治ったわ」

誓子「さあ成香、こんな所抜け出して愛のラン[ピザ]ー、ラブラン[ピザ]ーに行きましょう」

巴(なんで言い直したんだろ)

成香「えっと」

巴「いってらっしゃい」

成香「はい!」

誓子「ありがとう巴、さあ楽しみましょう成香」

なんか変なひっかかり方したから修正(saga入れただけ)

神様「成就完了!」

巴「へ?」

成香「さすが神様!仕事が早くて素敵です」

誓子「成香ーーー!」

ギュッ

成香「わわっ、チカちゃん!?」

誓子「成香、成香ぁ」スリスリ

巴「本当に成就してる……成就?」

成香「体調は大丈夫なんですか?」

誓子「成香への愛で治ったわ」

誓子「さあ成香、こんな所抜け出して愛のランデブー、ラブランデブーに行きましょう」

巴(なんで言い直したんだろ)

成香「えっと」

巴「いってらっしゃい」

成香「はい!」

誓子「ありがとう巴、さあ楽しみましょう成香」

巴「ただいま」

爽「やっと来たか」

揺杏「そういえばさっきチカセンが物凄い勢いでそっちに向ってったけどなんだったんですか?」

巴「本内さんと出かけました」

爽「マジで!?あいつらそんな関係だったのか?」

巴「そうみたいだね」

由暉子「ぷはあ、生き返りました」

揺杏「よっし、次はどうしよっか」

↓2

爽「おい、あれ」

巴「え?」

健夜「はーあ……ふう……」

由暉子「小鍛治プロ?」

揺杏「やさぐれてるねえ」

爽「ていうかなんで1人で遊園地にいるの?」

巴「やめなよ、こういうのは関わり合いになる前に逃げた方がいい」

↓2

爽「よし、ジャンケンな」

巴「へ?」

爽「ジャンケンで負けたやつがあの辛気臭いプロを1発殴ってくるんだ」

由暉子「なんですかそれは……」

揺杏「面白そうじゃん」

巴「やらないわよそんなこと」

爽「いやいや、これはあの人のためでもあるんだ」

由暉子「はい?」

爽「今はあんなにやさぐれてるけど殴られたらそんな気分も吹き飛ぶだろ?」

由暉子「たしかに……」

巴「納得しちゃうんだ……」

揺杏「というわけで多数決で決まりですね」

巴「はあ……」

爽「せーのっ」

揺杏「ジャン、ケン」

由暉子「ポン!」

爽「……」

巴「言いだしっぺって負けるのよねえ」

揺杏「行って来い爽!」

由暉子「頑張ってください」

爽「お、おう……」

健夜「はあ……」

爽「ちょっとそこのお姉さん」

健夜「え?」

ボコン

健夜「いったーい」

爽「さらば!」ダッ

健夜「ちょっ、なんなの!?」

↓2

健夜「逃がさん!」ダッ

健夜「顔を隠してるなんて卑怯だよ!」

爽(このままじゃやばい)

「ママー、あれ小鍛治プロじゃなーい?」

「見ちゃ駄目よ」

健夜「うわーん!あなたのせいだー!」

爽(思ったより足はえぇ!)

爽「揺杏!」

揺杏「♪~」

爽「この野郎ー」

由暉子(知らないふり、知らないふり)

爽「巴ー!」

巴(えっ、私!?)

↓2

巴「ほら2人共、あっちに面白そうな物があるよ」

由暉子「わー、本当だ」

揺杏「行こう、行こう」

爽「お前達ー!」

ガシッ

爽「ひっ」

健夜「捕まえたあぁ」

爽「ひいぃ」

巴(バイバイ獅子原さん)

揺杏「爽大丈夫かな?」

由暉子「命までは取られませんよ」

由暉子「ませんよね?」

巴「私に聞かれても……」

揺杏「どうしよっか?」

↓2

巴「やっぱり助けに行こっか」

揺杏「はーい」

健夜「ほら、ごめんなさいは?」

爽「ごめんなさい」

健夜「声が小さい!」バシッ

爽「ごめんなさい!」

健夜「そう、その調子。あと300回だよ」

爽「はい……」

揺杏「そこまでだ!」

由暉子「あなたの悪行は写真に収めさせていただきました」

巴「観念してください」

健夜「なんなのあなた達?この子の仲間?」

巴「そうです」

揺杏「大人しく解放したら写真は消す」

健夜「ふーん」

↓2

健夜「うざいんだよー!若いからって調子にのんなー!」

揺杏「うわっ、切れた」

巴「早く逃げよ」グイ

爽「お、おう」

健夜「逃がさないよ!」

由暉子「回り込まれました……」

健夜「ふふふ、いっくよー」

コンマ判定
↓2

偶数ですこやん撃退

揺杏「うざいんだよ!」

健夜「うざい!」

爽「おばさん!」

健夜「おばさんじゃない!」

巴「悪霊退散!」

健夜「悪霊じゃない!」

ドカッバキッボコッ

健夜「……」

由暉子「やすらかに眠ってください」

揺杏「ふう、爽のせいで酷い目に遭った」

爽「私が1番酷い目に遭ったんだから許せ」

由暉子「これからどうしますか?」

↓2


終わります
また明日

揺杏「もう疲れたー」

爽「私も……」

巴「じゃあ帰る?」

由暉子「あの、観覧車」

揺杏「観覧車かあ」

爽「休めるしいいんじゃないか」

巴「じゃあ観覧車に乗って帰りましょう」

由暉子「ありがとうございます」

観覧車

巴「へぇー、けっこう良い眺めね」

爽「だろ、ここの観覧車はオススメだ」

巴「乗らずに帰ろうとしてたくせに」

爽「しょうがないだろ、疲れたんだから」

揺杏「小鍛治プロ手強かったからな」

由暉子「小鍛治プロは今ごろどうしているんでしょうか?」

巴「きっと医務室に運ばれてるよ」

揺杏「そうそう、心配することないって」

由暉子「はい」

巴「ほら真屋さん、一緒にこの眺めを楽しもうよ」

由暉子「はい、この眺め良いですよね」

由暉子「私大好きなんです」

巴「いいよね、私も好きになっちゃった」

由暉子「また見に来ましょう」

巴「うん」

爽「今度は小鍛治プロいないといいな」

揺杏「だね」

由暉子「楽しかったです」

巴「観覧車よかったね」

揺杏「じゃ帰りますか」

爽「おう、みんな気をつけてな」

由暉子「お疲れ様でした」

揺杏「お疲れー」

巴(このあとどうしようかな)

↓2

巴(帰ってテレビ見よ)

自宅

巴「どんな番組やってるのかな」

「みんなー牌のおねえさんだよー」

「わーい」

巴「結婚したのにまだ牌のお姉さんやってるんだ」

巴「頑張るなあ」

巴「他にはどんなのがあるのかな?」ピッ

↓2

「今日は麻雀インターハイ優勝校の清澄高校特集です」

「この子が先鋒の片岡優希さん、1年生ながら東場での爆発力は高校生トップクラスでインハイ予選の最高得点をマークしました」

「こっちが次鋒の染谷まこさん」

巴「あ、なんか凄い真面目な番組だ」

「そして最後が大将の……」

「あれ?宮永さんは?」

久「……迷子です、男子部員が探しに行ってます」

まこ「初めての場所じゃからのう……」

「男子部員っていうとまさかあの」

久「そう、あの瑞原プロと結婚した須賀京太郎君です」

久「とりあえずこの話で時間を稼ぎましょう」

「そうですね」

巴「そんなノリでいいんだ」

・・・・・・・・・・・

巴「けっきょくずっと須賀君の話だった……」

巴「せっかく来た宮永さん一言も喋ってないし」

巴「ふあぁ、もう寝よ」

巴「うーん、今日は昨日と違ってすっきり」

巴「やっぱりお酒は駄目だよね」

巴「でも甘酒はオッケーかな」

巴「さてと、今日は何しようかな」

↓2

巴「とりあえず本内さんに電話して昨日のこと聞いてみよ」

巴「もしもし本内さん?」

成香「はい、おはようございます」

巴「おはよう」

巴「昨日はあの後どうだったの?」

成香「↓2」

成香「無事処女卒業しました」

巴「そうなんだ」

巴(そういうことじゃなくって何やってたのか聞きたかったんだけど……)

成香「これも狩宿さんのおかげです、ありがとうございます」

成香「今度なにかお礼をしますね」

巴(お礼かあ)

巴「じゃあさ」

巴「↓2」

巴「今度ジュース奢って」

成香「そんなことでいいんですか!?」

成香「分かりました、今度ご馳走しますね」

巴「うん、楽しみにしてるね」

成香「では失礼します」

巴「うん、じゃあね」

巴「けっきょく何があったかは分からないけど本内さんが幸せになって良かった」

巴「このあとは……」

↓2

ピンポーン

巴「誰だろう?はーい」

ガチャ

春「どうも」

巴「はるる!」

春「あなたを討伐しに来ました」

巴「1人で来るなんて良い度胸だね」

春「行きます」シュン

巴「速い!?」

春「巴さんと違って私達は毎日修行してますから」

巴「くっ……」

コンマ判定
↓2

奇数で勝ち

春「うあ……」

巴「修行してるんだよね?」

春「そんな……」

巴「うーん、どうしようか」

春「殺さないで……」

巴「なんでそうなるの!」

春「だって初美さん」

巴「死んでなかったでしょ!」

春「死んでてもおかしくなかった」

春「それにあんなにされたら痛そう」

巴「決めた、はるるは……」

↓2

巴「じっくり拷問してあげる」

春「拷問って私は何も知りません」

巴「口答えしない」ボキッ

春「あがぁあああーーー!」

巴「ちょっと、指1本折ったくらいで大げさだよ」

春「だって痛い……」

巴「大丈夫、質問に答えてくれたら解放してあげるから」

春「質問ってなんですか?」

巴「↓2」

巴「スリーサイズは?」

春「知りません」

巴「は?」ドスッ

春「うっ」

巴「それで納得すると思ったの?」

春「だって本当に」

巴「答えないと帰れないよ」

巴「今度はどの指を折って欲しい?」

春「嫌!折らないで」

巴「だったら」

春「本当に知らないんです、計ったことないから」

巴「ふーん」

巴「まあ確かに普通は計らないよね」

春「じゃあ助けて」

巴「どうしよっかな」

↓2

巴「助けて欲しいの?質問に答えてないのに」

春「答えた」

巴「知らないで答えた事になると思ってるの?」

春「でも」

巴「でもじゃないよ、罰として水責めね」

春「え……」

浴室

巴「ほら、はるる見て、浴槽にどんどん水が貯まってくよ」

春「……」

巴「このままだとはるるの顔まで届いちゃうね」

春「やだ!離して」ジタバタ

巴「暴れても無駄だよ」グイッ

春(凄い力、このままじゃ……)

春「ん!?」

巴「水が来ちゃったね、頑張って」

春「……」

巴「息我慢して偉いね」

巴「だから、こうしてあげる」グッ

春「!?ゴボッ!」

春(息が……)

巴「苦しいの?でももっと頑張ろうね」

春「グボッ、ボボ」

春(もう死んじゃ……)

巴「はい」グイッ

春「ぷは、はあはあ」

巴「はい次」グッ

春「ひっ」

巴「ビックリした?もうやめる?」

春「もうやめ、ん!?」

巴「残念でした。さて、どうしてあげっよかな」
↓2

巴「ほらはるる、もういいよ」グイッ

春「うぁっ、はあ…はあ…」

春「助かった」

巴「助けてもらったのにお礼も言えないの?」

春「ありがとう……ございます……」

巴「お礼はいいから裸になって」

春「え」

巴「スリーサイズ計るよ」

春「分かりました」

巴「抵抗しないんだ」

春「だって……」

巴「ふふっ、良い子だね」ナデナデ

巴「じゃあ計るね」

巴「まずはヒップが……」シュル

巴「次がウエスト……」シュル

巴「最後が……」ピタッ

春「どうしたんですか?」ボイン

巴「ふん!」ドスッ

春「あうっ!なんで……」

巴「胸が出っ張ってて計りにくかったからつい」

春「殴っても引っ込みません」

巴「そうだね」ギュウギュウ

春「く、苦し……」

巴「ちゃんときつめに巻いて計らないと」

春「これが限界です」

巴「うるさいよ!ちくしょう!」

春「計り終わりましたね」

巴「そうだね、帰っていいよ」

春「↓2」

春「いつか必ず殺してやる……」

巴「今そんな事言って生きて帰れると思うの?」

春「ひいっ!ごめんなさいごめんなさい」

巴「はあ、もう帰っていいよ」

巴「気をつけて帰ってね」

春「は、はい」

巴「ふう、今日はもう疲れちゃったな」

巴「寝よ」

次の日

巴「はるるは無事に帰れたかな」

巴「帰れてもお仕置きされてるんだろうけど……」

巴「今日は何しよっかな」

↓2

巴「きっとはるるは今ごろお仕置きされてるんだろうなあ」

巴「誰にされてるんだろ?姫様かな?霞さんかな?」

巴「何されてるんだろ」

巴「やっぱり指を折られてるのかな?」

巴「でも指は私が折っちゃったからなあ」

巴「じゃあ爪かなあ」

巴「凄く痛がってそう、どんな顔してるのかな?見たいなあ」

巴「鞭打ちもいいかも、はるるの白い肌が赤く腫れ上がってはるるは苦悶の表情を浮かべる……」

巴「あぁ、はるるのお仕置き妄想気持ち良い……」

巴「今ごろ可愛い悲鳴を上げてるのかと思うともう……」

巴「あーあ、帰すんじゃなかった」

巴「はあ、こんな妄想しててもしょうがない!」

↓2

巴「麻雀部に行こう」

麻雀部

巴「お邪魔します」

揺杏「いらっしゃい」

由暉子「ちょうどよかった」

巴「え?」

爽「あれをなんとかしてくれ」

誓子「ふふっ、成香~」スリスリ

成香「チカちゃん、これじゃ部活が出来ません」

誓子「いいじゃない、愛し合ってるんだから」

成香「もー、あっ!狩宿さん」

成香「ジュース買ってきましょうか?」

巴「今はいいよ」

誓子「……」ジー

巴(凄い見られてる……)

揺杏「流石巴先輩」

爽「よーし、誓子も大人しくなったし」

↓2

由暉子「麻雀しましょう」

揺杏「さんせーい」

爽「麻雀部だもんな」

誓子「成香が打つなら私も打つわ」

成香「チカちゃん……」

巴「誰が打つの?」

対局する4人
↓2

誓子「成香、私達は見学しましょう」

成香「うん」

爽「あんまりイチャイチャするなよ」

巴「気が散るもんね」

揺杏「勝たせてもらいますよ」

由暉子「勝つのは私です」

・・・・・

揺杏(これで危険牌は使いきった!)

揺杏「リーチ!」

爽「マジかー」

巴(岩館さんもリーチじゃオリようかな)

揺杏「こい一発!」

揺杏「ってなんでもう1枚引いてくるんだよ!」

爽「悪いなそれロン」

揺杏「うがー」

由暉子「大丈夫、まだ始まったばかりですよ」

揺杏「さっき私から満貫あがったくせに」

由暉子「うっ」

巴「さ、次行きましょう次」

誓子「成香、成香」

成香「チカちゃん、チカちゃん」

揺杏「殴っていい?アレ」

巴「駄目だってば、気持ちは分かるけど」

↓2

揺杏「よし、この怒りを麻雀にぶつけよう」

爽「そうだ、そうしろ」

揺杏「よーし、行くぞ!」

・・・・・・・

揺杏「よっしゃトップ」

爽「マジか」

由暉子「怒りパワー炸裂ですね」

巴「怒りパワー恐るべし」

・・・・・・・

揺杏「よし、これで5連勝」

爽「マジかぁ」

由暉子「獅子原先輩がたきつけるから」

爽「私のせいか」

巴「そうだね」

爽「狩宿まで……」

揺杏「いやー、良い気分だよマジで、こんなに勝ったの初めてだもん」

揺杏「今ならあの2人を許せる

誓子「成香、成香ぁ」

成香「チカちゃん、チカちゃぁん」

揺杏「やっぱ殴っていい?」

爽「やめろ」

由暉子「お疲れ様でした」

爽「お疲れー」

誓子「さあ、行きましょう成香」

成香「はい、チカちゃん」

揺杏「はあ……」

巴(このあとどうしようかな)

↓2

巴「岩館さん」

揺杏「なんすか?」

巴「ストレス溜まってるね」

揺杏「そりゃ溜まりますよー」

巴「だよね、一緒にストレス発散しよっか」

揺杏「いいっすね、じゃあ」

揺杏「↓2」

揺杏「カラオケしかないっしょ」

巴「カラオケかあ、歌はあんまり分かんないけど良いよ」

揺杏「よし、じゃあ行きましょう」

カラオケ

揺杏「お前も蝋人形にしてやろうかー」

巴「……

揺杏「ファックオフ!」

巴「……」

巴「なんかさっきから過激な歌ばっかりだね」

揺杏「そりゃそうでしょ、奴らへの怒りを晴らすためなんだから」

巴「でもせっかくなんだし、普通に楽しみたいというか……」

揺杏「じゃあ次は普通の歌にしましょう」

揺杏「デュエットで」

巴「え?」

揺杏「だって2人で来てるんだからデュエットでしょそりゃ」

巴「しょうがないなあ」

巴「じゃあこの昭和枯れすすきってやつを」

揺杏「ちょっと!歌詞見てくださいよ」

揺杏「これ、だいぶ辛気臭いじゃないですか!」

巴「ごめんね、こういうの疎くて……」

揺杏「そんなにへこまないでくださいよ」

・・・・・・・・・・・・・・

巴「楽しかったー、いっぱい歌ったね」

揺杏「ですね、もうバッチリストレス解消できましたよ」

巴(この後どうしようかな)

↓2

巴「家まで送るよ」

揺杏「えー、高校2年生だから大人ですよ」

揺杏「そんなの必要無いですって」

巴「いいからいいから、高校生なら先輩の言う事を聞かないとね」

揺杏「はーい」

・・・・・・・

巴「今日は楽しかったよ、ありがとう」

揺杏「いいですよお礼なんて、また一緒にカラオケしましょう」

巴「うん」

巴「あ、着いたね」

揺杏「はい、ありがとうございました」

巴「じゃあね」

揺杏「↓2」


終わり
明日は出来そうならやるけど多分無理っぽい
駄目だったら続きは土曜に

揺杏「あがっていきますか?」

揺杏「送ってくれたお礼にお茶出しますよ」

巴「じゃあお言葉に甘えようかな」

揺杏「決まり!どうぞどうぞ」

・・・・・・・

揺杏「はい、お茶です」

巴「ありがとう」

揺杏「変なものは入ってないから安心してください」

巴「わざわざ言われると安心できないよ……」

揺杏「飲んでくれないんですか?」

巴「飲むよ」ゴクッ

巴「うん、普通」

揺杏「そこは美味しいっていうところですよね!?」

巴「でも普通だったし」

揺杏「そうですか……」

↓2

巴「美味しいお茶の淹れ方をおしえてあげるよ」

揺杏「お、言いますね」

揺杏「本当に美味しいんですかぁ?」

巴「見てれば分かるよ」

揺杏「ほほう」

巴「はいどうぞ」コトッ

揺杏「速っ!手際良過ぎて分からなかったんですけど……」

巴「ちゃんと見てないからでしょ」

巴「とりあえず美味しいか確かめてみて」

揺杏「はい」ゴクッ

揺杏「うまい……なんで?実は違うお茶とか?」

巴「同じお茶だよ、淹れ方1つでこんなに変わってくるんだよ」

揺杏「へえぇ」

巴「はい、お茶談義はこれで終わり」

巴「後でお茶の淹れ方についてまとめたメモを上げるね」

揺杏「ありがとうございます」

揺杏「でも別にそんなにお茶にこだわり無いんです」

巴「だと思った、気の向いた時だけ気にしてくれたらいいよ」

揺杏「そうします」

↓2

揺杏「もう遅いし泊まってきます?」

巴「え、確かにいい時間だけど……」

揺杏「大丈夫ですよ、今日親いないんで」

巴「それは大丈夫なのかな?」

揺杏「いいから泊まりましょうよ」

巴「うん」

揺杏「よし決まり!」

揺杏「お風呂一緒に入りましょう」

巴「お風呂は明日家に帰ってから入るよ」

揺杏「えー」

↓2

巴「やっぱり一緒にはいろうかな」

揺杏「そうこなくっちゃ」

お風呂

揺杏「ささ、お体を洗いますよ」サワサワ

巴「ちょっ」

揺杏「お風呂といったらこれでしょー」

揺杏「なるほどねえ、ここがこんな感じで……」

巴「ちょっと!」

揺杏「大丈夫ですよ、変な事はしませんから」

巴「もうすでにしてるから」

揺杏「いやー、こうやった方が採寸するより正確に体型が分かるじゃないですか」

揺杏「服作る時の参考に」

巴「そういうのは許可を取るものでしょ?」

揺杏「じゃあいいですか?」

巴「駄目」

揺杏「えー!」

揺杏「チッ、じゃあこうだ」スリスリ

巴「何するの!?なんで胸に胸を擦り付けてくるの!?」

揺杏「どっちの胸が大きいか調べるためです、これは駄目って言われてないし」

巴「良いとも言ってなーい!」

揺杏「またまた、そんなこと言ってホントはこういうの好きなくせに」ギュー

巴「ちょっと……」

揺杏「へっへっへ、こうやって抱きつかれたら抵抗出来ないでしょ?」

揺杏「ほら、お尻洗ってあげますよ」モミモミ

巴「こら」ドスッ

揺杏「おうふ、密着した状態でこの威力のパンチだと……」

巴「もー、普通に入るよ」

揺杏「はい」

巴「ふー、あんまりサッパリしなかった」

揺杏「それはいけない、もう一度入りましょう」

巴「その場合は1人で入るけどね」

揺杏「ですよねー」

巴「ほら、髪乾かしてあげる、長いから自分でやるの大変でしょ?」

揺杏「ありがとうございます」

揺杏「じゃあ先輩の髪は私が乾かしますね」

巴「うん、よろしく」

揺杏「髪乾かしたら何しましょうね」

巴「寝ないの?」

↓2

揺杏「寝ないで私の作った服着てくださいよ」

巴「うーん……」

巴「そうだね」

揺杏「お」

巴「神代家にいたずら電話しよう」

揺杏「がくっ」ガクッ

巴「……」トゥルルル

初美『はい、どちら様ですか?』

プツッ

初美『……』

巴「ふふっ、もう一回」トゥルルル

春『は

プツッ

春『……』

巴「くっくっく」

揺杏「……」

巴「もういっかい」トゥルルル

霞『巴ちゃんでしょ?』

プツッ

巴(やばい……)

霞(ふふっ、なにを心配してるの?今は何もしないわよ今は)

巴「え」

霞(神様の力を借りればこれくらい簡単よ)

巴「うわー!」ガンガン

揺杏「どうしたんですか!?」

霞(そんな事しても無駄よ)

巴「ひい」

霞(ふふっ、これに懲りたら神代家には2度と関わらないことね)

巴「……寝よう」

揺杏「はい……」

揺杏「おはようございます」

巴「おはよう」

巴「なんで服を持ってるの?」

揺杏「着てくれないかなあって、昨日すぐ寝ちゃって着てくれなかったし」

巴「着ないよ」

揺杏「そうですか……」

巴(今日はどうしようかな)

↓2

巴「お邪魔しました」

揺杏「もう行っちゃうんですか?」

巴「うん、修行しないと」

揺杏「修行……」

揺杏「やっぱよく分かんないな、あの人」

巴「さて、どんな修行をしようか」

↓2

巴「霞さんを遠距離から一撃で倒せる技を身につけよう」

巴「とりあえず缶を衝撃はで倒してだんだん距離をあけていこう」

巴「ふん」

カラン

巴「はっ」

カラン

巴「これ簡単すぎるなあ」

巴「別の方法を考えよう」

↓2

巴「一日一万回感謝のお祓いをしよう」

巴「とはいっても1万回も御祓いなんて……」

巴「まあとりあえず何か御祓いしよう」

巴「学校に行こう、あの学校けっこう霊いるし」

学校

巴「さて、霊はどこに……」

巴「むっ、出たわね悪霊!?」

↓2

成香「悪霊だなんて酷いです」

巴「本内さん?」

巴(でもこの気配は悪霊……)

成香「どうしたんですか?」

成香「もしかして私のこと悪霊だって思ってるんですか?」

巴「そ、そんなことないわよ」

成香「だったら↓2してください」

成香「ちかちゃんに忠誠を誓って下さい」

巴「え……」

成香「どうんなんです、誓うんですか?誓わないんですか?」

巴「いや、本人いなし」

誓子「私ならここにいるわ!」

巴「えー」

誓子「ということで忠誠の証に……」

巴「いや、まだ忠誠誓うって言ってないから」

↓2

誓子「忠誠の証に入籍しましょう」

巴「えっ、この人話聞いてな」

巴「というかあなたには本内さんがいるでしょ」

誓子「成香とは付き合ってるけどそういうんじゃないから」

巴「えー……本内さんそれでいいの?」

成香「さすがチカちゃん素敵です」

巴「どこが!?本当にそれでいいの!?」

誓子「成香も納得してるわ、さあ私とレッツ入籍」

巴「日本では女同士は入籍できないよ」

誓子「↓2」

誓子「洞爺湖町は同性愛特区だから女どうしでも入籍できるのよ」

巴「嘘、そんなの初めて聞いたよ、ていうかここって洞爺湖町だったんだ」

成香「嘘じゃありませんよ」

巴「いやいやありえないでしょ」

誓子「それがありえるのよねえ」

誓子「さ、この婚姻届にサインして」

巴「準備よすぎ!」

成香「さあ忠誠の証にサインを」

巴「う、うん」

巴「じゃなくて!おかしいでしょなんでもう忠誠を誓う方向で話が進んでるの!?」

誓子「サイン……してくれないの?」ウルウル

巴「うっ……」

↓2

巴(泣き落としするつもり?)

巴(そっちがその気ならこっちだって)

巴「うぅ、酷いよ、どうして無理やり忠誠を誓わせようとするの?」グスッ

巴「私まだ結婚なんてやだよぅ」グスン

誓子「巴……」

誓子「ほらほら良い子だから泣かないの」

成香「この婚姻届にサインしましょうねー」

巴「うぅ……」

成香「やった!サインを手に入れました!」

誓子「でかしたわね成香」

誓子「早速役場へ行くわよ!」

成香「はい!」

巴「あ、あれぇ?」

巴「行っちゃった……」

巴「このままだと私と桧森さん結婚しちゃうの?苗字どっちになるんだろ?」

巴「って、そうじゃなくて!本当にこのままでいいの!?」

↓2

巴「やっぱりこんなのおかしい、正気に戻さなきゃ」

巴「待って桧森さん!婚姻届は一緒に出しに行くものでしょ」

誓子「巴……そうね、一緒に行きましょう」

巴「おーらあぁー!!」ボゴッ

誓子「ぐべはぁ……」

巴「お願い正気に戻って!」

成香「殴ってから言うんですかそれ……」

誓子「ふふ、効いたわよ巴……」

巴「じゃあ正気に戻ったのね?」

誓子「あなたの拳に愛を感じたわ」

巴「だめだこれ……」

巴「ううん、諦めちゃ駄目」

巴「正気に戻って!正気に戻って!正気に戻って!」バシバシ

誓子「う、え、あ」

成香「もうやめてください!チカちゃんが死んじゃう!」

巴「はあはあ、これで正気に……」

誓子「うぅん……」

成香「チカちゃん」

誓子「↓2」

誓子「私は世界を統べる神になる!!」

巴「あ…れ…?」

成香「どうしてくれるんですか!?チカちゃんがおかしくなっちゃったじゃないですか!」

巴「さっきまでも十分おかしかったよ」

誓子「何言ってるの?私は正常よ」

巴「正常な人は神になるとか言わないから……」

誓子「神に口答えしないで」ドスッ

巴「うっ」

誓子「ほら、私を崇めるのよ」

誓子「こうやって地面に頭を擦り付けて」グリグリ

巴「くっ……」

成香「チカちゃん……」

↓2

巴「もうほっとか」

成香「ほっとか?ほっとくって事ですか?」

巴「よいしょ」スタッ

誓子「何!?」

巴「じゃあ私帰るから」

成香「え」

誓子「神に恐れをなしたようね」

・・・・・・・・・・・・・

巴「ふう、なんだったんだろ」

巴「これからどうしようかな」

↓2

巴「さすがにほうっておくのもあれだし獅子原さんに相談しようかな」

爽宅

巴「こんにちはー」

爽「よう、どうしたんだ?」

巴「実は桧森さんが……」

爽「なにそれ……」

爽「そんなわけないだろ」

巴「本当だってば、神になるとか言い出したんだってば」

爽「だとしたら完全にお前のせいだよな」

爽「殴られたせいでおかしくなったんだ」

巴「分かってるよ、ちょっとやり過ぎたって事くらい」

爽「ちょっとなのか……」

巴「そんなことよりどうしたらいいの?」

爽「↓2」

爽「明日になれば治ってるよ」

巴「そうかな?」

爽「そうだって」

巴「分かった」

巴「でも明日になっても治ってなかったらどうするの?」

爽「その時考えれば良いさ」

巴「はあ、明日しだいってことね」

爽「そう、明日で良いよ明日で」

次の日

巴「おはよう」

誓子「↓2」

誓子「御機嫌ようお姉さま」

巴「おいーー!!」

誓子「どうなさいましたの?」

巴「な、なんでもないよ」

巴「ちょっと用事があるから行ってくるね」

誓子「はい」

・・・・・・・・・

巴「獅子原さーん!!」

爽「どうした?」

巴「全っ然治ってないじゃない!!」

爽「え?」

巴「おはようって言ったら御機嫌ようお姉さまって返されたよ!」

爽「そうか……」

巴「どうするの!」

爽「↓2」

爽「まあなんとかなるんじゃね?」

巴「もういいよ!」

・・・・・・・・

誓子「お帰りなさいませ」

巴「う、うん……」

巴「はあ……」

誓子「大丈夫ですか?」

巴「大丈夫だよ」

誓子「ならいいんですけど……」

巴「ほら、もうすぐ先生が来るよ」

誓子「はい」

巴(ほんとにこのままでなんとかなるのかな?)

巴(今日の放課後何かした方がいいのかな)

↓2

巴(まあいいや麻雀しに行こう)

麻雀部

巴「麻雀打ちに来たよ」

揺杏「いらっしゃい」

由暉子「打ちましょう」

爽「よく来たな」

巴「獅子原さんも来てたんだ」

爽「私だけじゃないよ」

誓子「お姉さま!」

巴(うわあ……)

成香「狩宿さんどういうことですか?」

巴「私に言われても……」

誓子「成香、お姉さまを困らせちゃ駄目よ」

成香「……」

巴「麻雀打とう」

揺杏「誰が打つ?」

↓2

爽「私見学か」

誓子「お姉さま頑張って」

成香「チカちゃん……」

由暉子「桧森先輩どうしちゃったんですか?」

巴「うん……」

揺杏「そんなことより麻雀」

由暉子「そうですね」

・・・・・・・・

巴「ツモ!」

誓子「きゃー、お姉さまー!」

揺杏「うるさい……」

由暉子「なんとかしてください」

巴「そんなこと言われても」

成香「全部狩宿さんが悪いんですよ……」

巴「そ、そうだね……」

巴(暗い時の本内さんって悪霊に近いな……)

誓子「お姉さま頑張ってください」

爽「お姉さまー」

巴「乗っかって遊ばないで!」

↓2

巴「マリみてごっこはおしまいね」

誓子「マリみて?なんのことですの?」

巴「いいからソレやめろ」

誓子「はい……」

誓子「成香ぁ、お姉さまがー」

成香「チカちゃん大丈夫だよ、狩宿さんも分かってくれるよ」

誓子「うん……」

巴「おい」

成香「ひいっ」

誓子「ごめんなさい」

巴「はあ……」

爽「おっかねー」

巴「は?」

爽「ごめんなさい」

揺杏「ぷっ」

爽「おい」

由暉子「あの、麻雀の続き」

巴「そうだね麻雀しないとね」

・・・・・・・・・・・・

揺杏「ふー、お疲れ様でしたー」

由暉子「お疲れ様です」

巴「お疲れ様」

誓子「お疲れ様ですおね……お疲れ様」

爽「よーし帰るか」

成香「チカちゃん、一緒に帰りましょう」

巴(私はどうしようかな)

↓2

巴(桧森さんが元に戻るように神様にお祈りしよう)

巴(場所は学校内の教会でいいかな)

教会

巴「神様、どうか桧森さんが元に戻りますように……」

巴「……」

↓2

誓子「もどったよー」

巴「戻ってないよね?」

誓子「戻ったわよ、わたしはしょうきにもどった」

巴「それは信用出来ない……」

誓子「じゃあどうしたら私が正気に戻ったって認めてくれるの?」

巴「↓2」

巴「あーあー実際どうでもいいから信じることにするよフッ……コォァァァーーーッッペッ」

誓子「……」

巴「じゃ、私帰るから」

誓子「う、うん……」

次の日

巴「もう高校生活も残り少ないっていうのに変なことばっかりだなあ」

巴「今日はどうしようかな」

↓2

ピンポーン

巴「はーい」

由子「久しぶりなのよー」

巴「えっと……」

由子「え……」

巴「真瀬さん!姫松の真瀬由子さん!」

由子「忘れられてるかと思ったのよー」

巴「ごめんね、どうしてここに?」

由子「北海道に引越したことは前から聞いてたんやけど」

由子「今回たまたま北海道に来たから会いに来てみたのよー」

巴「そうなんだ」

巴(どうしようかな)

↓2

巴「蟹でも食べにいこっか」

由子「蟹かあ、ええね」

蟹屋

由子「おいしいのよー」

由子「やっぱり北海道の蟹は一味違うのよー」

巴「真瀬さん、蟹食べるの手馴れてるね」

由子「食べなれてるから」

巴「そうなんだ。あっ、かに道楽?」

由子「別に特定のお店で食べてるわけじゃないのよー」

巴「そうだよね。でもあの看板有名だからつい」

由子「次はこれなのよー」ヒョイ

巴(真瀬さん速い、このままじゃ私の蟹が……)

由子「はい、狩宿さんの分」

巴「え」

由子「もうお腹いっぱい?」

巴「ううん、ありがとう」

巴(良い人だなあ)

巴「この後はどうしようか?」

由子「↓2」

由子「茶店でだべるのよー」

巴「いいね、普通の女の子っぽい」

由子「私達は普通の女の子なのよー」

巴「そうだよね」

茶店

由子「それで洋榎と恭子がー」

巴「ふふ、そうなんだー」

巴(なんかこういう普通なの久しぶりで癒されるなあ)

↓2

「ねえ君たちこれから一緒に遊ばない?」

巴「え」

巴「今友達と遊んでいるので遠慮しておきます」

「その友達と遊ぶのに俺達も混ぜて欲しいんだけど」

巴「まさかこれは……ナンパ?」

「そう、ナンパだよ」

由子「……」

由子「んー、パスなのよー」

「えー、なんでー?」

由子「好みじゃないのよー」

巴「だそうなので」

「いいじゃん、これから好みになるかもしれないよ」

巴(この人達しつこいなあ)

↓2

「いいから行こうよー」ガシッ

由子「離して!」

巴「はあ……ふっ」

「ぐはぁ」

「え?」

巴「足を滑らせたみたいですね、あなたも危ないですよ」

「は?え??」ドサッ

巴「しつこいとまた足が滑りますよ」

「おい、行こうぜ」

「あ、ああ」

巴「ふう」

由子「ありがとう」

巴「なんのこと?私は何もしてないよ」

由子「そういう事にしておくのよー」

↓2

由子「じゃあそろそろ行くのよー」

巴「うん、またね」

由子「機会があったらまた遊びに来るのよー」

巴「私も大阪に行ったら遊びに行く」

由子「その時はかに道楽をごちそうするのよー」

巴「串かつとかの方がいいかな」

由子「じゃあそっちで良い店を用意しておくのよー」

巴「ありがとう」

由子「バイバイ」

巴「またねー」

巴「昨日は楽しかったなー」

巴「今日はどうしようかな」

巴「そろそろ高校生活も終わるけど悔いの残らないようにしたいな」

↓2

巴「姫様と決着をつけよう」

巴「でも九州には結界があるんだよね」

巴「どうしよう」

↓2

巴「そうだ!こっちに呼び出してみよう」

巴「問題はどうやって呼び出してみたらいいんだろう」

巴「まあとりあえず」トゥルルル

霞『また巴ちゃんね』

巴「なんで分かるんですか」

霞『この番号に電話してくるのは以前から巴ちゃんしかいなかったわ』

巴「あー、そうなんですか」

巴「そんなことより姫様に代わってください」

霞『自分の立場分かってるの?あなたは神代家に関わること自体禁じられてるのよ』

巴「↓2」

巴「私一人殺せないくせに偉そうですね」

霞『なんですって……』

巴「耳悪いんですね、もう年なんじゃないですか?」

霞『私達は同い年でしょ!』

巴「そう思えないから言ってるんですよオバさん」

霞『ふっふふふふ、そこで待ってなさい!今すぐぶちのめしに行ってあげるわ!!』

巴「いや、来れないでしょ」

霞『初美ちゃん!』

巴「いくらはっちゃんでも……」

霞「来たわよ」

巴「嘘!?」

霞「さあ、その命で償わせてあげる」

↓2

霞「ふっ!」

霞「はっ!」

巴「やりますね」

霞「当然よ!」

グキッ

巴「グキッ?」

霞「うっ、ああ、腰が……」

巴「ギックリ腰?」

霞「はは、私はまだ高校生よ?そんなわけ……」

霞「ううぅ……」バタン

霞「痛い……」

巴「駄目ですねこれは」

霞「卑怯よ巴ちゃん!」

巴「私は何もしてませんからね」

巴「さてと」ゴソゴソ

霞「何してるの!財布なら持って来てないわよ」

巴「財布じゃなくて携帯です」

巴「霞さんの携帯で姫様の携帯にかけます」

霞「やめなさい!」

小蒔『霞ちゃん、今どこにいるんですか?』

巴「↓2」

巴「霞さんの命が惜しかったら私のところに来なさい」

小蒔『その声は巴ちゃん!?霞ちゃんをどうしたんですか!』

巴「霞さんはギックリ腰で寝てます」

小蒔『霞ちゃん……』

巴「さっきも言ったとおり私のところに来てくれないのなら……」

小蒔『どうしてこんなことをするんですか』

巴「決着をつけようと思いまして」

小蒔『決着……』

巴「そうですよ、追放されたとはいえ私はまだ神代家に縛られているんです」

巴「それを終わりにするためですよ」

小蒔『そうですか……』

巴「なるべく早く来てください、あまり遅いと霞さんの無事は保障しかねるので」

小蒔『巴ちゃ

ピッ

巴「さて」

霞「小蒔ちゃんに、神代家に喧嘩を売ってただで済むと思ってるの?」

巴「立場をわきまえて挑発するのは控えてください、手が滑ります」

霞「……」

小蒔「来ました!!」

霞「小蒔ちゃん駄目よ!こんな距離を飛んで来たら消耗が」

小蒔「霞ちゃんをほうってはおけません!」

霞「小蒔ちゃん……」

↓2

巴「先手必勝!」ダッ

小蒔「うあっ」

霞「卑怯よ!」

巴「卑怯?何を言ってるんですか?敵を前にして」

小蒔「巴ちゃん、本気なんですね」

巴「今更ですか」

小蒔「なら私も全力以上で当たらせていただきます」ゴッ

巴(流石に手強そうだなあ)

↓2

巴「はあっ!」

小蒔「たあっ!」

巴「くっ」

小蒔「やりますね」

霞「きゃー!」

小蒔「霞ちゃん!?」

玄「ふふふ、この人はもらっていきます」

巴「あなた何なの!?」

玄「ただの通りすがりのおもち好きです」

小蒔「おもち好き?」

玄「さらば!」

小蒔「待ちなさい!」

巴「↓2」

巴「隙だらけですよ姫様」

小蒔「え」

ドスッ

小蒔「うあ……」

小蒔「どうして?霞ちゃんのピンチなのに……」

巴「私は追放されてるんです、関係ありませんよ」

小蒔「そんな……」

巴「ふん!」バシッ

小蒔「ぐあっ」

小蒔「うぅ……」

↓2

巴「さようなら」

小蒔「巴ちゃん……ぐはっ」

小蒔「」

巴「ふっ、ふふふっ」

巴「やっちゃった、姫様を殺しちゃった……」

巴「あははっ、あーっはっはっ!」

巴「はあ、どうしよう」

↓2

巴「コレ、霞さんに見せてあげよう」

巴「あの人は……」

巴「こっちか」

松実館

巴「けっきょく追いつけずにこんな所まで来てしまった」

小蒔「」

巴「さて、どうしようか」

↓2

玄「おや、そこのあなた」

巴「あ、あなたは」

玄「そのおもちの方具合悪そうですね、私が看病しましょうか?」

巴「コレですか?どうぞ」

玄「え……死んでる……」

↓2

玄「とりあえず鑑定をば」モミモミ

玄「ふむ、これはいいものですね」

玄「ふふっ、死んだおもちというのもなかなか」

巴(うわあ……)

巴「そんなことよりさっき攫った人のと比べてみたらどうです?」

玄「いいですね!」

霞「腰さえ治ればなんとでもなるのに……」

玄「腰の具合はどうですか?」

小蒔「」

霞「痛いわ……小蒔ちゃん!?」

玄「あ、この人ですか?さっき眼鏡の人に……」

↓2

霞「よくも小蒔ちゃんを!」

玄「違っ!私じゃありません!」

霞「問答無用!」グギッ

霞「あうぅ……」

小蒔「大丈夫ですか?霞ちゃん」

霞「姫…様…なんで?」

小蒔「体を仮死状態にして幽体離脱して巴ちゃんをやり過ごしたんです」

玄「ということはこれで生きたおもちをウボア!」

ドーン

小蒔「そんなことさせるわけないじゃありませんか」

霞「姫様、やりすぎです」

小蒔「これくらいでちょうどいいですよ」

↓2

霞「うあっ!?」

小蒔「どうしたんですか?」

霞「筋肉痛が……」

小蒔「えっ?えっ?」

巴「肉体年齢高いですから、以前やったなにかの反動じゃないですかね?」

霞「巴ちゃん!?」

巴「姫様、生きていたんですね」

小蒔「……」

巴「ダメージはまだありますよね?しかも霞さんはギックリ腰と筋肉痛」

巴「どうします?」

↓2

小蒔「降参します」

巴「そうですか」

小蒔「そうですかって……」

巴「命乞いならもっと頑張らないとだめですよ」

小蒔「どうすればいいんですか?」

巴「そうですねえ、↓2」

巴「霞さんを拉致した変態の慰みものになりなさい」

小蒔「え……嫌です」

巴「……」ドスッ

小蒔「うっ」

巴「死にたいんですか?それに断るなら霞さんも……」

小蒔「わかりました……」

巴「良い子ですね」

巴「ほら、おきなさい」

玄「うぅん、なんですか?」

巴「あの子が慰みものにして欲しいそうよ」

巴「ですよね?」

小蒔「はい、私をあなたの慰みものにしてください……」

玄「うはっ」ガバッ

小蒔「きゃっ!」

玄「おもち、おもちぃー」モミモミ

小蒔「うぅ…いやぁ…」

霞「巴ちゃん!今すぐやめさせなさい!」

巴「あの人を止める方法は分かってるはずですよね?」

霞「くっ……」

霞「ねえ、私も慰めて欲しいのだけど……」シュル

玄「ほー!行きます行きますー!」ガバッ

霞「いやぁん」

玄「凄い、凄いよこれぇ」モミモミ

霞「あんまり乱暴にしないで……」

小蒔「霞ちゃん……」

巴「よかったですね助かって」

↓2

巴「そろそろ私だけ責任取らされた理由を教えてよ」

小蒔「え、それは……」

霞「いやぁ!乳首はだめー!」

玄「乳首もおもちの一部です、ちゃんと堪能しなければいけないんです!!」

巴「うるさい!」バシッ

玄「うぼぁ!」

巴「さ、教えてください」

小蒔「……」

↓2

小蒔「お父様や上の人達に訊いて下さいよ」

巴「はあ、私が聞きにいけないことを知っててそういう事を言うんですね」

巴「まったく、これだから!」ゲシゲシ

小蒔「痛い!蹴らないでください」

巴「姫様が無能だからいけないんですよ」

霞「巴ちゃん!これ以上小蒔ちゃんを侮辱したら許さないわよ!」

巴「はあ?そういうのは自力で起き上がれるようになってから言うんですね」グリグリ

霞「ぐあ」

小蒔「霞ちゃんは腰が悪いんですよ!やめてください!」

巴「そんなことよりほら、電話して理由を聞いてくださいよ」

巴「姫様になら簡単に教えてくれるはずですよ、もちろん私の事は伏せてくださいよね」

小蒔「分かりました……」

↓2

小蒔「神様がそう決めたからだそうです」

巴「……」

巴「ふざけるなー!!」ドンドン

霞「落ち着いて!」

玄「床が抜けちゃいます」

巴「うるさーい!」バシッ

玄「ぐへぁ」

小蒔「じゃ、じゃあ私と霞ちゃんは帰りますね」

巴「↓2」

巴「最後に一発殴らせて」

小蒔「え?」

バシィッ!

小蒔「う…」

霞「小蒔ちゃん!」

ビシィッ!

霞「うっ」

巴「ふう」

小蒔「もういいですよね?」

巴「はい、もう帰っていいですよ」

巴「でも……」

霞「でも?」

巴「今2人の事を呪っておきました」

小蒔「え」

巴「私に逆らったり私以外の人が解呪しようとすると大変な事になるので忘れないでくださいね」

霞「ふざけないで!」

巴「なんなら今から霞さんを使ってどうなるか見せてもいいんですよ?」

小蒔「分かりました……言う事を聞けばいいんですね」

巴「そうです、なんだ、優秀じゃないですか」

巴「じゃあ今日から2人は私の奴隷ですからね」

小蒔「はい……」

霞「私達は巴ちゃんの奴隷です……」

巴「はい、じゃあまた後で会いましょう」

小蒔「……」

麻雀部

巴「おつかれさまー」

揺杏「巴先輩」

巴「はい、これ奈良のおみやげ」

由暉子「奈良に行ってたんですか?」

巴「うん、ちょっとね」

爽「金ないんじゃないのかー?」

巴「お金なかったんだけどちょっと事情があってね」

誓子「旅行かあ、いいなあ」

成香「チカちゃんと一緒に行きたいなあ」

巴「そうだね、今度みんなで九州に旅行に行こうか」

巴「お金は友達が出してくれるし」

揺杏「藤原さん?」

巴「藤原さんじゃないよ」

由暉子「いいんですか?」

巴「いいのいいの」

巴「みんなは大事な友達だもん今度おもてなしさせてよ」

爽「おもてなしなのかそれ?」

成香「九州旅行素敵です!」

誓子「楽しみだなあ」

巴「ふふ、楽しみにしててね」

その後巴さんは姫様と霞さんを操って裏で神代家を支配しつつ有珠山のみんなと楽しく暮らしました

カン

最後まで付き合ってくれてありがとう
楽しかった

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