遊馬「ただいま」

Ⅲ「遊馬？」

遊馬「寝ぼけてんのか？俺だ俺」

Ⅲ「だから遊馬でしょ？」

遊馬「は？」

Ⅲ「は？じゃないよ」

Ⅴ「鏡を見てくれ」

遊馬「だから何で・・・！？」

Ⅲ「？」

遊馬「俺が遊馬になってやがる・・・俺が遊馬に！？」

Ⅴ「つまりⅣと遊馬が入れ替わったと」

Ⅲ「何か心当たりは」

遊馬「俺と遊馬がぶつかった」

Ⅴ「その余波で入れ替わってしまったんだな」

Ⅲ「ハハハ・・・まさか」

遊馬「でも現に俺は遊馬になってるぜ？」

Ⅲ「確かに・・・」

遊馬「何か方法はねえのか兄貴」

Ⅴ「もう一度同じ衝撃を与えれば元に戻るかもしれん」

Ⅳ「じゃあ行くぞ！」

遊馬「来い遊馬！」

ゴンッ

遊馬「いってえ・・・」

Ⅳ「もう一発行くぜⅣ！」

ゴンッ

ゴンッ

ゴンッ

遊馬「・・・ッッ」

Ⅳ「まだまだ！」

Ⅴ「戻らないな」

Ⅲ「ええ」

小鳥「そ、そんな！」

Ⅴ「もう少し強い衝撃を与えるか」

小鳥「そんな方法が？」

Ⅴ「ただぶつかってるだけじゃ意味は無い」

小鳥「じゃあ」

Ⅴ「除夜の鐘の如く勢いよく私とⅢが遊馬とⅣをぶつける」

Ⅲ「なるほど！死の一歩手前まで追い込むのですね！」

遊馬「いきなり縛り付けて何すんだよ！」

Ⅴ「では行くぞ」

Ⅳ「ちょっと待てよⅢ！」

Ⅲ「はい！」

Ⅴ「せーの！！！」

遊馬「おわあああああああああああああああああ」

Ⅳ「うわあああああああああああああああああああ」

ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

数日後

遊馬「普通入れ替わった瞬間に気づくだろ」

小鳥「本当よね」









終