【艦これ】提督「今日も平和だ」その14 (1000)
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提督「今日も平和だ」
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【艦これ】提督「今日も平和だ」その2
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作っていただいたまとめwiki
http://www59.atwiki.jp/kyoumoheiwada/
注意事項
・艦これ4コマ漫画風SS
・キャラ崩壊
・オリジナルキャラ有り
・雑談可
・支援絵歓迎
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431896648
登場人物&能力値
【横須賀鎮守府】
提督
力 :☆☆☆☆☆
知力:☆☆☆☆
体力:☆☆☆
早さ:☆☆☆☆
幸運:☆☆☆☆☆★
加賀
力:☆☆☆☆
知:☆☆☆☆☆
体:☆☆☆☆☆
早:☆☆☆☆
運:☆☆☆
愛宕
力:☆
知:☆☆☆☆
体:☆
早:☆☆
運:☆☆☆
電
力:
知:☆☆☆☆
体:☆
早:☆
運:☆☆☆
【横須賀鎮守府その2】
摩耶
力:☆☆☆
知:
体:☆☆☆☆
早:☆☆☆
運:☆☆
摩耶改二(予想)
力:☆☆☆☆☆★
知:
体:☆☆☆☆☆
早:☆☆☆
運:☆☆
鈴谷
力:☆☆☆
知:☆☆☆
体:☆☆
早:☆☆☆
運:☆☆☆
卯月
力:
知:
体:
早:☆☆☆
運:☆☆☆☆
【呉鎮守府】
呉
力:☆☆☆☆☆★
知:☆☆☆☆
体:☆☆☆☆☆
早:☆☆☆
運:☆
金剛
力:☆☆☆☆☆
知:☆
体:☆☆☆☆
早:☆☆☆☆
運:☆☆
金剛改二
力:☆☆☆☆☆★
知:☆
体:☆☆☆☆☆
早:☆☆☆☆☆
運:☆☆☆
扶桑
力:
知:☆☆☆☆☆
体:
早:
運:
山城
力:☆☆☆☆
知:☆☆☆☆
体:☆☆☆
早:☆☆☆
運:
【呉鎮守府その2】
山城改二
力:☆☆☆☆☆★
知:☆☆☆☆
体:☆☆☆☆☆
早:☆☆☆
運:
龍驤
力:☆☆
知:☆☆☆
体:☆☆☆
早:☆☆☆
運:☆
那珂
力:☆
知:☆☆
体:☆☆☆☆
早:☆☆☆
運:☆☆☆☆☆
那珂改二
力:☆☆☆☆
知:☆☆
体:☆☆☆☆☆
早:☆☆☆
運:☆☆☆☆☆★
【佐世保鎮守府】
佐世保
力:☆☆☆☆☆
知:☆☆☆
体:☆☆☆☆☆
早:☆☆☆☆☆
運:☆
佐世保(記憶喪失前)
力:☆☆☆☆☆★
知:
体:☆☆☆☆
早:☆☆☆☆
運:
雷
力:☆
知:☆☆
体:☆
早:☆
運:☆
熊野
力:☆☆☆
知:☆☆☆☆☆
体:☆☆
早:☆☆
運:☆☆
天龍
力:☆☆☆☆
知:
体:☆☆☆☆
早:☆☆☆☆
運:
【舞鶴鎮守府】
舞鶴
力:☆☆☆☆
知:☆☆☆☆☆★
体:☆☆☆☆
早:☆☆☆☆☆
運:☆☆☆
初雪
力:☆
知:☆
体:☆
早:☆
運:☆☆☆
隼鷹
力:☆☆☆
知:☆☆☆☆☆
体:☆☆☆☆
早:☆☆
運:
響
力:☆
知:☆☆☆
体:☆☆
早:☆☆☆
運:☆☆☆
Верный
力:☆
知:☆☆☆
体:☆☆☆☆☆
早:☆☆☆☆☆
運:☆☆☆☆☆
【大湊警備府】
大湊
力:☆☆☆
知:☆☆☆☆☆★
体:☆☆☆
早:☆☆☆☆
運:☆☆
長門
力:☆☆☆☆☆★
知:
体:☆☆☆☆☆
早;☆☆☆
運:☆
暁
力:☆
知:☆☆☆
体:☆☆☆☆
早:☆☆
運:
川内
力:☆☆☆
知:
体:☆☆☆☆
早:☆☆☆☆☆
運:☆
【深海棲艦】
戦艦棲姫
力:☆☆☆☆☆
知:☆☆☆☆☆
体:☆☆☆☆☆
早:☆☆☆☆☆
運:☆☆☆
空母ヲ級
力:☆☆☆☆
知:☆☆☆☆☆
体:☆☆☆☆
早:☆☆☆☆☆
運:☆☆☆
戦艦レ級
力:☆☆☆☆☆★
知:☆☆☆
体:☆☆☆☆☆
早:☆
運:☆☆☆
【その他】
赤城(生前)
力:☆☆☆☆☆
知:☆☆☆☆
体:☆☆☆☆☆
早:☆☆☆☆
運:☆☆
赤城(幽霊)
力:
知:☆☆☆☆☆
体:
早:☆☆☆☆☆
運:
比叡
力:☆☆☆☆
知:☆☆☆☆☆
体:☆☆☆☆
早:☆☆☆☆
運:☆
比叡改二
力:☆☆☆☆☆★
知:☆☆☆☆☆
体:☆☆☆☆
早:☆☆☆☆
運:☆☆
北上
力:☆☆
知:☆☆☆
体:☆☆
早:☆
運:☆☆☆☆
【その他2】
大井
力:☆☆
知:☆☆☆
体:☆☆
早:☆
運:☆☆
島風
力:
知:
体:☆☆
早:☆☆☆☆☆★
運:☆
青葉
力:
知:☆☆☆☆
体:☆
早:☆☆☆☆☆
運:
番外編
☆2人の記憶☆
佐世保。
彼の記憶のほとんどは失われ、覚えている範囲の彼の記憶を今ようやく辿ることにする。
提督のもとを訪れた彼に対して不在の提督。
そんな彼を何もせずに返すのは留守を任されている身として
申し分が立たないのでお茶をだすことに。
そんな中無言なのも少々気まずいので、話をすることに。
そこで聞いた話をもとに色々と考えてしまった。
一番最初に覚えていたのは密林の中で目が覚めたこと。
硝煙、潮風の匂い。身体の傷、痛み。
一番の恐怖は自分が誰であるか分からなかったこと。
持っていた無線機からは雑音と時々交じる断末魔の叫び声が聞こえ
不安はさらに煽られていく。
日本はこの時、反撃の一歩として沖ノ島奪還作戦を結構していた。
……が、結果は敗北。
深海棲艦に作戦本部、拠点位置がバレ、襲撃されたのが原因である。
「ぼ、僕は……誰なんだ……ここは……」
身体のあちこちから血が流れている。
どうしたらいいんだ。
どこに行けばいいんだ。
木々をなぎ倒して目の前に現れたのは
到底人とは思えない化け物だった。
「お、おい大丈夫か! こっちだ!」
そう声をかけてくれたのは名前も知らない
自分と同じ格好をしていた人だった。
しかし、その人は佐世保を守るために深海棲艦に立ち向かい
無惨にも殺されてしまった。
佐世保の一番最初の記憶だった。
目の前で自分を助けようとしてくれた名前も分からない人が
深海棲艦に襲われ、あっけなく殺された。
佐世保は恐怖から全てを放り出して逃げ出した。
身につけていた重い物は全て放り投げて走った。
殺される……逃げなくちゃ殺される。
追ってくる深海棲艦に何とか木々の間に隠れて
やり過ごすことに成功した佐世保だった。
自分が目を覚ました所すらも分からなくなって
今にも泣きそうになっていた。身体の震えが止まらなかった。
「だ、……誰か……助けて……」
「おい、しっかりしろ!」
顔をあげるとボロボロになった軍人がいた。
さっきと同じ、自分と同じ服を着ている人だった。
「お前、装備はどうした……! 撤退命令が出ているぞ」
「……」
佐世保は人に出会ったというだけで極度の安心をしてしまい、
ただ涙を流すだけで何かを答えるどころか声が出なかった。
「いいか、こいつを使え。このコンパスで……あっちの方角にまっすぐ進め!
海に出たら運が良ければボートがまだある」
「そいつに乗ったら今度はとにかく煙の上がっている方角があるはずだ。
それが俺たちの母艦だ。そこに行けば……
みんな殺されてなけりゃ誰かが助けてくれるはずだ」
「絶対生き延びろよ。俺たちはまだ……負けていない」
そう早口で言って自分の装備を全て押し付けるように渡したのは
他でもない提督だった。
「あ、あの……あなたは……!?」
あなこそ撤退命令が出ているのにも関わらずどこに向かうと言うのだろうか。
提督が走っていった方角は佐世保に教えた方角とは違う。
先ほどの深海棲艦が行ってしまった方だった。
提督のことを止めようとしたが急いでいたみたいで振り返りもしなかった。
言われたとおりに佐世保は恐る恐る森の中を足を引きずりながら進み何とか海まで出た。
そこに運良くボートが残っていた。何人かの死体が折り重なっている。
逃げる寸前で深海棲艦に殺されたんだろう。
というか、たぶん提督はボートが残っていることをまたしても”分かって”いたんだろう。
死体を少し退けてボートが動かせるようにしてからエンジンをかける。
不思議とボートのエンジンのかけ方は分かった。
身体が覚えているという感じだった。
そうして沖に出た頃、空にどす黒い煙が上がっているのが見えた。
……あの船、このまま行けば沈むんじゃないか……?
それくらい大炎上している風に見えた。
提督にもらった装備の1つ、双眼鏡で様子を確認すると見えたのは
深海棲艦が船を襲撃している風景だった。
船を運転する手が止まる。
今さっき味わったばかりのトラウマにもう直面しないといけない。
呼吸が荒くなる……。
この時、不思議なことに……本当に不思議なことに。
船に乗っている人たちの声が聞こえた。
まだ距離はあるのに。
あんなに遠くに船があるのに。
銃を発砲する音。人の悲鳴。深海棲艦の咆哮。
爆発音。人の怒声。雄叫び。
意味が分からない。極限のストレスで幻聴を聞いているようだった。
だけど、確かに聞こえる。
近づくに連れて聞こえるものの数が増えていく。
人の足音、深海棲艦の足音。
波の音。風の音。海にいる魚の泳ぐ音。
人の呼吸。深海棲艦の呼吸。
色んな音が聞こえる中で
船に近づいた時……ある会話が聞こえた。
「――司令のこと好きなら素直になんなくちゃね」
「――待って!! 赤城さん!! 行かないで!!」
この会話のあと船から出ていた煙はだんだんと消えていった。
船が直った……そう佐世保は思ったが、
これに活気づいたのは船だけではなく乗組員達もだった。
船からは多くの人間の声が聞こえてきた。
「船が動き出したぞ!」
「このまま帰れるぞ!」
「まだだ!この船から奴らを追い出せ!」
そんな希望の光が見え出した人々の会話の中で一際目立つ会話があった。
「――退けぇぇ!」
「君にはこれ以上武器を取らせることは出来ない」
「ふざけるな!! 私がこの瞬間をどれほど待っていたのか!!
貴様ァ!! 知らんとは言わせんっ……!」
「……」
ゴッ!!
鈍い打撃音。恐らくクリーンヒット。
「ガッ……お、オ゛ェ……」
ガクッ。
床に膝から崩れる音。
「……上官への口の聞き方がなっていないぞ。
どうだ? 自分の力で殴られる気分は……」
「ハァー……そこを退け、ハァ……クソババア」
「自分の顔を見なさい。今のあなたは……とても人の顔をしていない」
「だ、黙れ!そこを退けババア! 撤退なんて命令だしやがって……クソババア!」
「この惨劇を見れば当然だろ。もう武器を置いて、お願いだから。これ以上傷つかないで」
「黙れ! まだだ! まだ負けていない! ハァ……くそっ!
だったら船から降ろせ! 私一人でも戦う! 私が奴らを根絶やしにす……ガッ」
船に追いついたことで佐世保はこの会話を聞くのはやめたそうだ。
もちろん今の会話は……触れると私ですらどうなるか分からない人達の
おぞましい会話であることは確かなのでこれ以上触れない。
佐世保がようやく船に追いつく頃には船に侵入してきた深海棲艦は
全て片付いていて、佐世保はすぐに引き上げられ治療を受けることになった。
佐世保が帰還したあと、彼は安全な船に辿り着いたことをきっかけに眠るように倒れ、
次に目が覚めた時には病院のベッドの上にちゃんと寝かされていたそうだ。
しばらくして……
病棟にやってきたのはどこかで聞いたことのある声だった。
遠くの方からその話声は聞こえていて自分の部屋に来るのはもう分かっていた。
「やあ、元気?」
「……すみません。どちら様でしょうか」
「ぷっ、あははははは! ひぃー! ぷははは!」
会うなりに失礼のないように佐世保は精一杯の笑顔で出迎えたのだが、
その彼女はそれを見るなり床を転げるくらいに笑いまくったのだった。
彼女は……とても小さな女性だった。
ひとしきり笑ったあと涙を拭きながら「いやー、ごめんごめん」と。
「記憶がないのは知ってるよ。私は舞鶴って言うの。こう見えても一応君の娘だよ」
「僕に娘……!?」
「あはははは! うそうそ! そうかー、自分が誰かもまだ分からないんだよね」
「……はい」
「うんうん、しょうがないね。君の名前は佐世保。いいね?」
「……佐世保」
「そう」
「あ、あの舞鶴さん……この装備なんですけど」
佐世保が指さしたのは自分を助けてくれた人物の装備品。
一応いつ返してもいいように病棟の自分の部屋にまで持ち込んでいたのだが。
「あー……えっと、ごめん。その人はたぶん戦死してるよ」
「えっ」
「沖ノ島奪還作戦が敗北してから4日経ってるけど帰ってこないし通信もない。
まあ通信機器、あの子のがここにあるんだから無理だもんね……」
佐世保が持ち込んでいた提督の通信機を見つめる舞鶴さんは
どこか寂しそうだった。
「……そんな、僕は……命の恩人にお礼も言えないのですか……」
「そう、ごめんね。――で、落ち込んでいるところ悪いんだけどさあ。これ受けてもらえるよね」
そう言って舞鶴さんが渡したものは一枚の紙。
そこに記されていたものは「再試験の案内」だった。
「……はい?」
「えーと、なんていうか君が記憶を失う前の人格、
というか前の君は非常に”馬鹿”だったんだよ」
「……」
「で、申し訳ないんだけど、これ、受けてくれるよね?」
この時、佐世保は非常に恥ずかしかったという。
こんな時でもこんな再試験の話をされなくちゃいけないほど
自分が馬鹿だったのかと……。
それから彼は猛反省し、試験範囲を聞き出して
病棟の自分の部屋で狂ったように勉強をしたとか。
そんな勉強をして試験を一発でパスした日、
その日は退院の日でもあったが。
海の方から話声がするのを彼が一番最初に聞いた。
「違えーよ! お願いします、な!」
「闇ニ飲マレヨ!」
「てめえヲ級それ絶対使うなよ!」
「我ガ友ヨ。我々ハ 綺麗?」
「いや着飾る意味は分からんが……棲姫はまあ、うん。いいんじゃねーの?」
「中ジョッキ! 生一丁!」
「お前ほんと静かにしてろよ!?」
この声は……!忘れるはずがない。
あの時、助けてくれた人の声だ!!
すぐに佐世保は舞鶴に知らせ、
みんなを寄せ集め提督を出迎えた。
その提督が連れていたのは深海棲艦の2匹だった。
その姿見えた瞬間、基地内はどよめき、警報が鳴り響いた。
「ま、待ってください! 彼らは何かを伝えようとしています!」
「ふざけんなお前、奴らは深海棲艦だぞ! 今やらなければこっちが殺される!」
そう言ってみんな臨戦態勢に入る。
提督は2匹を守るように手を広げて叫んでいた。
「戦う意思はない! 舞鶴を呼んでくれ! あの人なら何とかしてくれるから!」
「……困った後輩くんだよ……ほんとに……」
舞鶴さんはその時ばかりは何故かノリ気ではないみたいな雰囲気だった。
いつもならノリノリでそういう場所に行ってしまうのに。
それから……提督、深海棲艦の戦艦棲姫、空母ヲ級は
もう気が付いた時には和平の条約があっという間に結ばれていたのだった。
実はこの時もまた……あの人は大暴れしていたのだった。
佐世保は条約会議の行われている部屋の近くにいながらもその様子を聞いていた。
やはりあの戦火の中で行われていた2人のやり取りと声が一致する。
しかし、今度は2人だけではない。
「金剛、扶桑、山城!邪魔をするようならあの小さい人は殺しても構わない」
「……でも呉、あのお方は上官にあたるのでしょう?」
「いくら呉の命令でも上官の人を攻撃するのはナッスィングデース」
「そもそも敵に戦意はないのにこちらから一方的に攻撃をすれば
……それは新たな戦争の火種を生むことになるのよ」
「……山城の言うとおりね」
「そうそう、せっかく自分の鎮守府を持つことが出来たのに
ここで暴れたら全部台無しだよ? 沖ノ島で君の出世を護ったのは私なんだから」
「……死んじまえクソババア」ボソッ
「行くわよあんた達。いつか……いつか絶対に一匹残らず駆逐してやるわ」
そして気が付くと目の前には提督がいた佐世保。
「何してんだ?」
「うわあッ! 先輩!? いつの間に……あ、あの……僕」
「我ガ友、我々ハ日本ノ領土ニ侵入、今日ガ最後……。
観光案内頼ム……! ……デート」
「ん? ああ、美味い牛丼チェーン店にでも連れてってやるよ」
この時の話は全て佐世保から聞いているのですが、
ここら辺のことは何も聞かなかったことにします。
というか最初に連れて行こうとしているのが牛丼チェーン店って
どういうチョイスなんでしょうか……。
結局この時も佐世保は少ししか提督と話すことができなかったとか。
熊野曰く、
その少ししか……が積み重なったせいで現在は想いが膨れ上がり
あんな風になってしまった、と。
それからの彼らと言えば、
まあいつもどおりの彼らなのであって。
そこにはもう私も加わっていたりして。
「先輩、あの……」
「げっ、いつものイケメンじゃないか」
「実は先輩に話したいことがあるんです。
ちょっとだけいいですか?」
「いやすまん。こっちも忙しくて。
これから上に呼ばれてて行かなくちゃいけないんだ。
急ぐぞ加賀。また遅れたらどやされる」
「提督がいつもすみません。」
「いえ……こちらこそ、お忙しいところ声をかけてしまいすみません」
何度か提督の後ろを歩いてる時に声をかけられては
それがまたタイミングが悪いくて話すことなんて出来なかった。
そしてなんだかんだ言って迎えてしまった卒業式の日。
またしても提督は忙しかったのである。
今度は呉に命を狙われていたのだった。
ほとんど勝手に約束したようなものを律儀に覚えていた呉が
本当に勝手な言いがかりで俺と戦おうとしてくる。と走り回りながら言っていた。
優秀な上位二名ということで式の際に壇上に上がった提督と呉だが、
終始言い争いをしていて何て醜い式にだったことか。
ようやく舞鶴が止めた時には収集がつかないことになっていたが。
「いやー、加賀、明日からだってよ。横須賀に勤務するの」
「はい、頑張りましょう」
「あんまり気負うと鬱病にでもなるぞ? 気楽に行こうぜ。
もう平和になったんだからさ」
「そうですね」
「先輩っっ!」
「おお、佐世保じゃないか。久しぶりだな」
「ご卒業おめでとうございます」
「ありがとよ。お前もがんばれよ」
「はい! 僕も先輩みたいに立派な提督になります!」
「おうっ」
そう言って提督は笑っていたが、
……実際の所、佐世保はこの頃には上の方で
どこの鎮守府に配属させるか決めかねるくらいの逸材だったそう。
現舞鶴鎮守府を一人で切り盛りさせるには若すぎるし経験がない。
だからといって横須賀に送り込むのは提督の本来の力の妨げになるかもしれないとか。
一方呉の方は呉自身が絶対の拒絶をするだろうし……。
そんな中で佐世保は現在の佐世保鎮守府に勤務することになった。
この頃には既に先輩が一人着任していたが、
どちらにしてもこの先輩というのが厄介な者で、
艦娘専門の司令官コースの卒業生ではなかった。
そのために佐世保が卒業し、
ここに配属する頃にはすっかり奴の独壇場と成り果てていた。
そこでは既に熊野は死んだような顔で毎日毎日働いていた。
「あの……お言葉ですが、彼女には休息が必要です」
「休息……? 艦娘にか? 新兵器に何を言ってる馬鹿者!」
バキッ、と思い切り横っ面を殴り飛ばされる佐世保は思わず床に倒れこむのだった。
その光景を見ていた熊野はいけないと分かっていながらも何故かドキドキしてしまって、
佐世保には申し訳ないと思うのですが、もう一度殴られてもらえないかしら、と
全くもって訳の分からない感情を頂いていたことを最近打ち明けられた。
そんなカミングアウトされても私は困るのだが……。
なんでも殴られて床にへたり込む姿が非常に様になっていたとか。
「彼女達は兵器かもしれませんが。その前に一人の女性なんです」
「黙れ佐世保。貴様、俺のやり方にケチをつけるのか!?」
「僕には聞こえるんです。彼女の疲労した筋肉の音が。
全身が悲鳴を上げている。にも関わらずそれを根性で乗り越えようとしている!」
このことから分かる通り、佐世保は既にこの頃には彼自身が持っているよく分からない能力を
思いっきり使いこなせることができていたそうです。
このあと佐世保は一撃も喰らうことはなかったという。
5メートル以内の相手なら筋肉の収縮音で動きを予測できるらしいです。
よく分かりません。
「貴様ぁ……上官に逆らうか」
「こんなに怒りを感じているのは生まれて初めてですよ……」
疲弊した熊野を助けるために立ち上がった佐世保。
その実力は言わずもがな。
それはそれは……一体何をしたのかはさっぱり分かりませんし、
検討もしたくないですが……。
とにかく、熊野が彼らの喧嘩から一旦避難して
次に執務室に来た時、
机でふんぞり返っていた者が佐世保に大して
全裸で土下座して許しを請う姿だった。
佐世保は笑顔でいた。
ニコニコといつもの笑顔で笑っていた。
目だけは全く笑っていなかったけど……。
熊野はすぐに佐世保のもとに駆け寄って何があったのか聞いた。
「あ、あの……一体何をされたんですか?」
「これは熊野さん。まずはお風呂にゆっくり浸かってくるといいでしょう。
それから布団は用意しておきますので、そこで気が済むまで休みなさい」
「え、ですが、わたくしこれから執務が……」
「それはもう僕がやりましたし、全て終わりましたので安心してください」
「ええっ!?」
そう言って熊野を風呂場へ追いやった佐世保は、
そこで初めて執務に取り掛かり始めたそうです。
熊野は言われた通りにゆっくり風呂に入り、たっぷり寝て
お腹が空いた頃になってから起きた。
目が冷めて、パジャマを脱いで制服に着替え終わった瞬間だった。
コンコンとノックの音がして外からは佐世保の声がする。
「おはようございます。食事を持ってきました」
「ど、どうぞ……? まあ、なんですのこれ」
「いえ、なんて事無いトーストと僕の特性ジャムです」
「僕の特性ジャム!? ……はっ、いけませんわ。
こほん。ありがとうございます……」
「コーヒーは?」
「でしたらミルクを少し入れてください」
「はい、どうぞ。熱いので気をつけてください」
熊野は思った。
突然やってきたもう一人の男性。
全く期待していなかったのに一日とかからずに
嫌な上司を追い出してしまった恩人に当たる人。
それがこんなにもイケメンで優しく語りかけてきてくれて。
おまけにゆっくりコーヒーをすする私の頭を撫でてくれている。
これで恋に落ちない女がいるはずがないと。
もちろん熊野自身もこの時はそうだった。
他愛のない会話を熊野とする中で
佐世保の意外な所に気が付いてしまうのだった。
それは……佐世保がなんでもかんでも話の最後に
「でも先輩は……」と必ず提督の話に持っていくところだった。
なので熊野は少し悪戯っぽく、冗談めかして
「ふふ、よっぽどその先輩のことが好きなんですのね」
「ええ、僕は先輩のことが大好きですよ。世界で一番尊敬しています」
勿論この大好きとは”先輩として””友人として”であり
決して”恋愛感情で”ではない。
佐世保はこの時(正しく言えば今もではあるが)
そういうつもりで言ったのだ。
そしてこの時同時に、
一瞬で好きになってしまった人物が
一瞬で変なやつだと気が付いてしまった時、
熊野の中で何かが弾けて壊れたのだった。
これまで裕福な家系で育てられ当たり前のように振舞っていた事象が
全てバカバカしくなってしまい。
世の中の当たり前が全て信じられなくなってしまったのだった。
熊野は今までの教養から当たり前のように女性は男性と
男性は女性とくっつくものだと思い込んでいた。でも世界は違った。
もっと自分の知らない世界があるのだとこの時気が付いてしまった。
そして彼女は……禁断の世界に目覚めてしまった。
時々付き合わされそうになるこちらの身にもなって欲しい。
そして、雷を拾い上げて、
天龍をうちから引っ張っていき、今に至る。
これが現在の佐世保の始まりの話であった。
さて、今回の話はこれだけではない。
むしろ本題はここから。
それは佐世保と深い関わりにある人物から話してもらうことにする。
…………
……
…
なんてことない昔の話。
とっくに終わってしまった話。まあ今じゃなんだかんだまた燃え始めてるけど……。
あの時、俺は別になんて事無いただの不良に絡まれていた。
当時の格好はそれこそ地味で一人称だって”私”だった。
女の子らしく。
一体こんな地味な女の何が良かったのかはさっぱり分からないが、
提督に話したら「そりゃあそんな地味な女がでっけえおっぱい持ってたら
勝負したくなるもんじゃないのか?」って言ってやがった。失礼な奴だ。
まあそんな訳で身体を目的にされているんだろうと、
直感的に感じ取っていた俺はそれこそ中々の恐怖を感じていたんだ。
当時の俺は本当に箸より重いものなんて持てないんじゃないかってくらい。
今の扶桑ほどじゃないが、それくらいヘロヘロだった。
こういう時、いつもなら龍田が来てくれてた。
奴は薙刀部とかいうよく分からない武道を習得しているせいか
やたらと強かったんだ。
……今思うと、薙刀持ってたから強かった訳ではなかったと思うが。
しかし、いつも護ってくれる龍田は今日はその薙刀部か何かの県大会の試合がどうとかで
俺の近くにはいなかったんだ。
人の通りの少ない道にポツンとある自販機。
その影に追い込まれた俺は逃げ場をなくして3人の不良に追い込まれていた。
「……急いでるんで」
「別にいいだろ? 一緒に楽しいことしようぜ。へへ」
そう言いながら俺のヒョロヒョロの細い腕を掴みあげる。
大きな声を出そうにも目の前のただの不良にビビって声が出なかった。
「痛っ……放してっ」
その瞬間、不良が何者かに殴られて目の前からぶっ飛んでいった。
一人の不良がゴロゴロとコンクリートの上を転がり、そのまま起き上がらなかった。
「てめえなにしやがる!!」
「……退け。邪魔だ」
容赦無い拳が不良Bのみぞおちに吸い込まれる。
膝から崩れ落ちる不良B。
この時俺はようやく助けに来てくれたと思しき人物の顔を見ることができた。
……めちゃくちゃ怖かった。超目つき悪かった。
鬼のような形相で、今にも額に浮き出た血管がキレそうだった。
それが……今はニコニコと丁寧な口調でお喋りをしやがる
佐世保の前の姿だった。
不良Cは「てめえ……」とは言うが
この圧倒的な強さを目の前に手を出すことができないでいた。
「邪魔だ」
膝をついてうずくまる不良Bの顔面に膝蹴りを食らわす。
不良Bは鼻血を噴射しながら後ろにぶっ倒れた。
本当に容赦無い奴だった。
「く、くそぉ……てめえ覚えてろよ」
とテンプレな捨て台詞を吐きながらなんとか生き延びた不良Cは2人を連れて
その場から逃げていくのだった。
佐世保はそんな逃げる彼らに……
結構大きめの石を何回か思い切り投げつけていた。
オーバーキルはやめろ。
何事もなかったかのように自販機のコーラを買いだした佐世保に
意を決して例を言うことにした。
正直、この場から滅茶苦茶逃げ出したかったが、
今まで3人の不良が立ちふさがっていて逃げれなかったところに
今度は佐世保が立ってるもんだから逃げられないのだ。
「あ、あの……」
「あ゛?」
「た、助けてくれて……あ、ありがとうございましゅ」
やべえ噛んだ。なにこれすごい恥ずかしい。死にたい。
退いてください。ちょっとそこを通してください。
「……」
「……」
「……誰?」
「え?」
「何お前……ああ、あれか。自販機の霊か?」
「いや、ちが……」
「うじうじしてんじゃねーよ。うぜえなぁ。何か用?」
「ひっ、え、えっと……だからその……助けてくれてありがとう……ございます」
佐世保は何だこいつみたいな顔で俺のことをジロジロ見てくる。
俺は怖いのもあったが、何より男の人にこんなふうに迫られたのが初めてだったもんで
恥ずかしくて顔は熱いし何を言えばいいか頭の中がぐるぐるで、
ずっと佐世保の足元を見ていた。
「おい」
そう言って俺の顎を無理矢理引っ張るようにあげ、
息がかかるんじゃないかってくらい近くで瞳を覗きこまれた。
正直、心臓が破裂しそうだった。
たぶん破裂したら日本は跡形もなく消し飛ぶかもしれない。
「……この糞ださい眼鏡やめたら?あとこれも」
そう言って俺のしていた丸っこい眼鏡、ちょうどちびまる子ちゃんで言うと
たまちゃんがつけてるようなクソメガネを佐世保は取り上げると同時に、
おさげの三つ編みのゴムを奪われた。
髪は無理矢理下ろされた。
「あ、えっと……眼鏡返して……ください」
「……あ?こっちのがいいぞ? ははは」
いたずらっ子のような無邪気な笑顔を見せられた俺は
たぶんこの時、落ちていたんだと思う。
全く見ず知らずの不良よりも怖い顔してた奴の
急な笑顔に心を撃ちぬかれて心臓飛び出そうになっていた。
「……で、お前なんなんだよ」
俺はこの時盛大にズッコケたと思うが……。
まあそんなこんなで一応自分の経緯を説明し、ようやく分かってもらったみたいだったが。
「まあ気にすんな。じゃあな」
それだけ言われて佐世保は行ってしまった。
背中を追うことなんてできなかった俺はまっすぐその背中が見えなくなるまで
ずっと見ていた。
時間は少し過ぎて……。
あれから俺はまた自販機の近くにいれば
佐世保に会えるんじゃないかと思って待ってたりして、
……で、やっぱり俺の読みは当たっていて。
よく分からないけどこの自販機の常連らしい。
佐世保が自分でそう言ってた。
ちなみにこの頃の佐世保はどれくらい馬鹿かと言うと
卯月レベルで馬鹿だ。要は物をよく知らない奴なんだ。
毎日どっかでケンカしてくるような奴で
自販機に現れると時々顔が痣だらけになってる時もあった。
ある時は返り血で真っ赤になってる時もあったけど。
俺はそんな佐世保が怪我して来てもいいように
救急セットを持ち歩くようになり、通っていた学校ではアダ名が
”救急車”になりかけていた。
「てめえ、そろそろ鬱陶しい奴だな。殴んぞ」
「殴るのはやめてよ……ほら、消毒しないと」
「いっってええ!やめろ!こんなんすぐ治るからいいんだよ!」
「駄目だってば消毒しないと……ほら、腕だして」
「チッ、っるせえな……くそぉ」
そうやって悪態をつかれることもあったが、決して殴ってなんてこなかった。
まあ何度か殴られる振りみたいなのはされた。
その度に「ふっ、ビビってんのか?」と鼻で笑ってくるのだった。
――まあ結局のところ、この時の佐世保は俺になんて全く興味がなく、
殴った所で何にもならないことなど分かっていたからだ。
「何天龍ちゃんにやらせてるのよ!」
「はあ?」
「た、龍田……お前なんでここに」
傷の手当をしている時に現れたのは龍田だった。
手には薙刀、すでに袋から取り出して構えていた。
こっちの佐世保も手当中だったがすぐに臨戦態勢に入る。
この2人は本当に顔を合わせる度にケンカしていたし、
実際に何度か殴りあってる。龍田は武器(薙刀)所持してたが。
でも多分、今やったら全盛期の龍田であっても佐世保には勝てないだろうな。
「てめえ、また物騒なもん持ってるじゃねえか」
「す、ストップストップ!!」
「退いて天龍ちゃん。天龍ちゃんを汚す輩は私が排除するの!」
「退けてめえ、誰にエモノを向けたか身の程知らずのこの糞女に教えてやんだよ」
この時の仲裁は非常に厄介だった。
佐世保に「てめえの妹ならもっとちゃんと教育しとけボケ!」とか
怒鳴られるし、龍田には
「クズ、ケダモノ、最低!」とか煽りだすし。
ちなみにこの時、龍田は薙刀を折られたぐらいで
特に身体に怪我をすることはなかったそうだ。
対照的に佐世保の方は痣だらけになってたけど。
「糞アマ、てめえろくな死に方しねえからな!」
「べーっだ。天龍ちゃん帰りましょう」
「お、おう」
「……ねえ。口調伝染ってない?」
「え? そんなことないよ?」
「もうあのヤンキーに会うの禁止!」
「えぇえ……そんなぁ……」
龍田は今まで妹にしながらも俺のことを何でも理解していて
だいたい龍田の言うことを聞いていればうまく事が進んでいた。
それくらい龍田は優秀な奴だった。
だから俺はこの時も律儀に龍田の言うことを聞いて、
あの自販機には近づかなかった。
あそこに行けばきっとまた会えるかもしれないのに。
またしても時間は過ぎ……。
自販機に通うこともなくなってきていた俺だったが、
佐世保のことは一日足りとも忘れる日なんてなかった。
そんな中、龍田が学校の生徒会か何かで遅くなるから
先に帰っていて欲しいと言われ俺は一人で帰っていた。
もちろん、まっすぐ帰るように言われていた。
とぼとぼと帰る中で街の本屋に立ち寄ろうとすると、
本屋の中からはとても本が似合わないような出で立ちの男の子が出てきた。
佐世保だった。
何やら難しい顔をして本屋の袋をぶら下げている。
「ん? よお、何か久しぶりだな」
「あ、うん。ごめん、最近行けなくて」
「はあ? 何が」
「あ、いや。えっと……あの場所に」
佐世保は何をワケの分からんことを言ってるんだみたいな顔をした。
まあ当然だろうな、あの場所を佐世保との待ち合わせ場所みたいに
思っていたのは俺だけだったんだろう。
「それ、何買ったの? 本なんて読むの?」
あの書店には漫画類はあまり置いてなかった。
意外なことに本を読む人なのかもしれない。
俺もずっと学校じゃ本ばかり読んでるような地味生活だし。
「あ? これか? ……別になんでもねーよ」
「えー、別にいいじゃん。見せてくれても」
「っるせえな。しつけーぞ」
「1回しか見せてって言ってないよ」
「……これだよ」
そう言って見せてきたのは所謂学校の入学試験用の対策本だった。
それも……日本海軍。
「今よ、深海なんとかってのと戦争してんだろ?
こっちの地域はあんま戦場になんねーからいいかもしれねーけど」
話を聞くと進路についての面談で
教師に、お前の力はもっと別の所で役に立つ。例えば……軍なんてどうだ?
とか勧められてしまい、ノリで買ってしまったと。
今べらべらと喋った内容も今日知ったことだったとか。
まあ中身を見てすぐに嫌そうな顔して閉じていたが。
中身を見てすぐに虚ろな目をして本を閉じていたが。
「教えてあげるよ! 龍田と……」
「……お、おう」
すごく迷惑そうだったが、俺はここで勇気を振り絞り押し切った。
そうして次の日から放課後は佐世保の家まで行って勉強会を毎日することになった。
佐世保は「なんで毎日なんだよ。頭おかしいんじゃねーのか?」と言ったが
彼の学校のテスト用紙とその結果を見た所、毎日やらないとヤバイと思った。
「馬鹿、勝手に見てんじゃねーよ!ぶっ殺すぞ!」
「馬鹿はどっちだよ。この点数……」
「てめーは俺のおかんか! みんな悪かったんだよ。俺だけじゃねーっての」
そんな小学生みたいな言い訳をする佐世保。
今では考えられない。
それから龍田にもお願いして協力してもらい、
龍田に尻を蹴られながら、俺が励ましながら
奴はなんとか勉強していった。
「おい、飯」
「はえーよ……。まだ9時だろうが。始めたばっかじゃん」
「朝飯食ってねーんだよ」
「じゃあ食いながらでいいからやれよ」
「チッ、わかったよ」
休みの日は佐世保のお母さんから許可を貰って
朝食まで作って食わせてやったりもしてた。まあトースト焼いたぐらいだけど。
バターくらい塗れよボケ、とか文句言われたが
要はこいつにとってこれが「ありがとう」くらい日常茶飯事の悪態。
トーストを口に運びながらペンで頭の横をコツコツと
一生懸命無い知恵を絞りながら考えている姿を俺はじっと見ていた。
もぐもぐと動く、その唇。
ちゃぶ台に置いた問題用紙に落としたその瞳から
俺は目が離せなかった。
「まあ昼はあたしが作ってきてやったからよ」
「はあ? 人が飯食って腹いっぱいになった時に飯の話すんじゃねーよ」
「豚吉、食べ物を口に入れた状態で喋らないで。下品。
ついでに息もしないで頂戴。下品、存在が」
「存在っ!?」
「天龍ちゃんも……言葉使い。下品なのが伝染ってるから」
「うっ、ごめん、なさい」
ちなみに豚吉というのは佐世保のことで、
もともとは初対面の時に豚野郎と罵ったことが原因で、
頭が悪いことがバレた今はトンチキともかけてそう呼んでいるみたいだ。
まあそんなこんなで勉強している中でも俺はずっと気になっていた。
……この勉強会がうまく言って佐世保が軍人に本当になっちまったら、
離れ離れになるんだろうな……。
それは……寂しいな。
俺の心の整理がつくのを待ってくれることもなく季節は過ぎていった。
結局佐世保は軍への入隊許可がちゃんと出た。
佐世保本人に聞いたら
「国を護りたいと思う心は全員同じだ。そこに優劣はねえけど。
でも結局身体張ってそんなことしようなんて考える奴は
俺みたいなどうしようもねえ奴ばっかりだったってことだ」
全員馬鹿だったから俺も受かった。
ということらしい。実に失礼な奴だ。
入隊許可が出た日に、奴はまっすぐ俺たちのところにすっ飛んできた。
それは本当に珍しく、嬉しそうに笑っていた。
今じゃ、愛想笑いなのか何なんのかも分からないくらい
いつもにこにこへらへらしてるが。
嬉しそうに笑って、少し照れくさそうに、
だけど、しっかりと「ありがとう」と言った。
「おめでとう」
「俺は結局馬鹿だけどよ、この世界くらいは馬鹿なりに変えられるんだと思うぜ」
「そうか。楽しみにしておくよ」
「明日からもう行かなくちゃいけねーんだ、俺」
「あ……そうか。明日か」
「ああ」
意外だった。礼を言ったらそれだけで
何も言わずに目の前から消えちまうんだと、
こいつは多分そういう奴なんだと思っていた。
「見送るよ、明日、朝何時だ?」
「別に朝じゃねーけど。10時頃にはこの街を出て行く」
「じゃあ8時にはお前の家に行かなくちゃだな」
「はあ!? なんでだよ。はえーだろうが!」
「へへ、どうせ寝坊すんだからよ。
いつも起こしてたのも明日が最後だよ」
「チッ、お節介ババアめ」
「ああ!? ふざけんな!誰のおかげで合格出来たと思ってんだ!」
「うるせえ、俺が頑張ったからだろうが!」
俺はもうこの時には顔をあげて佐世保の顔を見ることができなかった。
見たら別れが惜しくなる。……もうなってるけど。
次の日、案の定、何の準備もしてない佐世保の部屋について、
大急ぎで叩き起こし、急いで家を出る準備を2人で始める。
佐世保の母親は「なんだか新婚旅行に2人で行くみたいね」
なんて呑気なことを言っていた。
ちょっと嬉しかったが、やっぱり寂しかった。
まあその気持ちも佐世保が「誰がこいつと!冗談じゃねえ!」
とか言い出してぶち壊しになったが。
佐世保は軽く母親に「じゃあな!」とだけ言った。
「もっとなんかないのかよ。今までお世話になったお母さんだろ」
「うるせえ、じゃあてめえが言えよ」
「はあ!? あたしが言ったら意味分かんないだろ」
最後の2人だけの道も……これで終わり。
せかせかと歩く佐世保の背中をじっと見ていた。
……とそこでちょうどある物が目に入った俺は佐世保を引き止めた。
「あっ、おいちょっと待って」
「ああ!?んだよ、急いでんだよ!」
「奢ってやるよ。景気付けに」
俺が指さしたのは、自販機だった。
佐世保はわざわざ受け取りに戻ってきた。
何も言われずにコーラを買って、渡す。
こいつは本当に覚えているのかどうかは分からないけど、
あの自販機じゃなかったら、
こうやって受け取りになんて戻ってこなかっただろうな。
「……おう、悪ぃな」
「あ、ああ、いいって」
なんか急にしおらしい対応をされたもんでこっちが恐縮してしまった。
そんな対応をされたもんだからさっきまで大丈夫だったのに、
俺はまた佐世保の顔が見れなくなって……
少し俯きながら急ぎ足の佐世保の後ろをついていった。
今日の別れの日まであっという間だった。
初めて助けられた日も、
雨の中こいつを待っていた日も
暑い日差しの下で2人で自販機で買ったコーラ飲みながら適当な話した日も
全部思い出になっていた。
憎まれ口を叩きながらも、
俺が風邪気味でマスクしてたら「風邪が伝染るから帰れ」とか言ったり。
佐世保が軍人になると決めた日も
一緒に勉強頑張った日も
毎朝起こしに行って、
朝飯をお母さんに「いつも悪いわね」なんて言われながら一緒に作って、
食べながら勉強して、
午後の眠気に負けて2人して寝てるのを後から来る龍田に叩き起こされたりして。
たまに俺の話で佐世保が笑うとすげー嬉しくて、
小さな言い争いなんてたくさんした。
ケンカしてまだ怒ってて許してもないのに
こいつはそんなことすぐ忘れて話しかけてくるし。
そいつが今日俺の前からいなくなろうとしている。
俺だけを置いていなくなろうとしている。
だんだん歩みが遅くなって、佐世保との距離が離れていく。
この時俺は願ってしまった。
どうか駅に着きませんように。
今日が夢でありますように。
まだ、一緒にいたい。
もっと一緒にいたい。
ずっと好きだったんだ。
こいつのことが大好きなんだ。
「……はあ、はあ、んだよ……電車、全然余裕じゃねーか。
嘘ばっかついて焦らせやがって、てめえ、おい……おいどうした?」
「んだよ、うるせえな」
「……何泣いてんだよ」
「うるせえって! こっちみんなよ馬鹿!」
「……」
ぼたぼたと地面に涙が落ちる。
なんでかわかんねーけど、全然止まんない。
何か言えよ、じっと見てくんじゃねーよ。
「……」
「……ぷっ、ふふ、ははっはははは! 何泣いてんだよばーか!」
「はあ!? て、てめえ……! 気の利くことの1つも言えねーのかよ!」
「ふっ、……怖いか?」
「はあ!?」
不意に佐世保に顎を持ち上げられる。
顔が近くて、つい視線を逸らしてしまう。
駅のホームでひと目も気にしないで。
この瞬間、間違いなく世界には俺と佐世保の2人しかいなかった。
「俺が居なくなって、怖いのか?」
「べつにこわくねーよ!」
「本当か?」
「ほんとうだよ!」
「そうか、じゃあ頑張れるな」
ニカッと笑う佐世保の背後に、電車が到着する。
「好きだよ、あんたのこと。
ずっと好きだったよ、初めてあった時から」
「知ってるよ」
「ほんとは行かないで欲しいんだ……。
あんたがいないと……怖くてがんばれねーよ……」
「さっきと言ってることが違うぞ。俺は行く。
お前はここで……俺の帰りを待ってろ」
「ずっと、あの時、助けられた時。分かんないけど、それで」
「……黙れよちょっと」
「んっ……」
「……」
「……」
「じゃあな」
「……ずるいだろ。くそ……手紙、毎日出せよ」
「毎日とか……うぜーだろ」
その言葉を最後に電車の扉が締り、
ゆっくりと動き出す。
口の中にかすかに残るコーラの味。
走っても追いつけなくなった電車をただ呆然と見送る。
俺と佐世保が出会い、別れた。
今回の後日談。
結局このあと手紙は一週間だけ毎日ちゃんと来た。
一週間過ぎた辺りで字も雑になり、
文字数も少なくなって、だるい、とかきつい、とか
疲れたとか書いてあった。
ちなみに曖昧だった奴の返事だったが、
その手紙達の中で、俺と佐世保はちゃんとお付き合いしてることになっていた。
ナンパされた。とか適当に嘘ついて書いたら、
ぶっ殺すから顔と名前と住所と電話番号覚えとけ。とすぐに帰ってきたことがあった。
……嘘だって返したら死ねって返ってきてその3ヶ月くらい音沙汰がなくなった。
その手紙の内容を要所要所だが、たどっていく。
もしかしたら俺たちの話の本題はここなのかもしれない。
「軍の秘密兵器の実験に付き合わされたが、これはすげー。
深海棲艦(←本文では全部平仮名)との戦争もこいつを投入すれば終わるらしい」
馬鹿なのでこの時に秘密兵器とか言ってあえて伏せていた癖に
後々の手紙で普通に艦娘とか書き始めている。
「艦娘の司令官コースとかいう寄せ集めの馬鹿か物好きしかいないところに
飛ばされちまった……くそうぜー。訳の分からんチビっこいババアに
毎日殴られてる。殴り返せねーほどクソ強い。あんな強い奴に会ったのは
初めてだ。お前らに教わって勉強してたほうが100倍ましだ」
「1つ上の先輩の実践演習を見たが奴らは頭がおかしい。
つくづくオレが凡人だってこと分からせてくれる嫌味な連中だ。
隙だらけの癖に死角からの攻撃も全部避けてたり
コンクリの壁を素手で壊したり……意味が分からん」
「深海棲艦の生体が謎すぎる。
今日、映像だが、深海棲艦を始めて見た。
奴らみたいな化け物に対抗するのにどうしてこっちは
生身の人間に注射器打って超人化した奴らが戦うんだろうな」
「今日、艦娘とかいう奴を生で初めて見た。
連中は艤装とかっていう武器を精神力とかを原動力とした作っていて
それの核を体内に搭載していつでも武器を出したり出来るらしい。
奴らは生身の人間にたった1回の注射でああなるらしい。
中には注射しても反応がない、適正がない奴もいるみたいだ」
「深海棲艦との戦争で艦娘を投与すれば勝てるみたいなことを
言ってるが、あの無能そうな1つ上の奴じゃ無理だ。
上は馬鹿すぎる、オレが言うくらいに馬鹿だ」
「深海棲艦の謎が掴めそうだ。
昔、深海棲艦を捕まえて実験してたっぽい記述が見つかった。
新種とだけ書いてあるが、特徴が深海棲艦だ。
もう少しで何か分かるかもしれない。
俺が何かわかれば全部軍のためになって世界が平和になる。
もう少しだ。今度の沖ノ鳥島奪還作戦で実際に交戦したら
分かることがあるかもしれない」
ここで手紙は来なくなった。
彼が記憶をなくしたのは沖ノ鳥島奪還作戦。
代わりに届いたのは死亡したって報せだった。
今回の後日談の後日談。
天龍「――とまあそこからは龍田との事件になるんだけどな」
雷「ふーん。どうせ全部嘘ね」
天龍「お前にだけは言われたくない」
熊野「凹んだ天龍さんを励ますためにとりあえず一人にしてあげたくて隔離したら
それがバレた喧嘩で片目失わせたのがショックで
さらに隔離させようと周りと傷つけ始めたのを止めようと旅に出たんでしたっけ」
天龍「お前俺と龍田の話を三行でまとめんなよ」
佐世保「……なるほど。そんなことがあったんですね」
天龍「げっ、提督のところに行ってたんじゃ。くそ……恥ずかしいから
居ない時に話そうと思ってたのによぉ」
佐世保「いえ、大変参考になりました。ありがとうございます」
天龍「お、おう」
佐世保「ところで、僕の手紙の『あの無能そうな1つ上の奴』って……先輩のことじゃ……」
熊野「艦娘をあの時任されたのは提督ですから
佐世保がこの時悪口を言ったのは提督のことでしてよ」
佐世保「僕はなんてことをしているんだ……! 皆さん、今から謝りに行きましょう」
雷「いや今言っても何のことだかさっぱり分からないと思うけど」
天龍「どうしてそうなるんだよ……全く」
お疲れ様でした。
佐世保づくしの番外編でしたが、以上になります。
私にもっと胸キュンな話を書く力があればよかったんですがね。
艦娘の設定。
一般人でも適正があればすぐに艦娘になれるのを強引かつ合法的に薬で解決。
あとは武装錬金方式でいつでもどこでもその気になれば出せるよ。
さて、前スレ埋めにご協力頂いた方、
本当にありがとうございます。
春イベも終わりましたが、このスレはだらだらと続きます。
今後ともお付き合いいただける方はどうぞよろしくお願いします。
☆ステータス改変☆
山城「どういうことよ」
青葉「誤植ですっ」
山城「私の運はどこへいったの!?」
青葉「記憶の彼方へ……」
山城「姉様に慰めてもらいたい」
☆※異能力モノではありません☆
摩耶「舞鶴さんの能力ってなんなの?」
提督「能力?なんだそれ」
摩耶「姉呉には怪力、佐世保は地獄耳、お前は軽い未来予知」
提督「そうかー。今までそんなこと考えたことなかったわ」
鈴谷「言われてみればって感じだね!」
提督「俺、ニュータイプだったのかなぁ」
☆呉式ブートキャンプ☆
青葉「どうやら改二になって調子乗ったことが原因です」
山城「嘘なんで」
青葉「呉式のトレーニングにより筋力に☆が持ってかれてますね」
山城「改二になって強くなったからって負荷を増やしたらこのザマ!?」
青葉「申し上げ憎いですが……」
山城「もうやだ……」
☆これで丸くなってる人☆
山城「……という訳でしばらく訓練には出ないわ」
呉「……は?」
山城「運も大事だと……思うの。はい」
呉「那珂にも及ばない運が? 必要? ふざけてんの?」
山城「でもあの子通常時でMAXなんだけど……」
呉「だから何?」
山城「……すみませんでした」
☆サイキッカー☆
摩耶「未来が分かるってすげーな。どの辺まで分かるんだ?」
鈴谷「この裏返しのトランプの絵柄当ててみて!」
提督「右からハートQ、クローバーJ、ダイヤJ、ダイヤKかな」
摩耶「気持ち悪っ……死ねよ」
提督「なんでだよ」
☆はよ帰れ☆
鈴谷「じゃあ舞鶴さんは?」
提督「舞鶴さんの能力は
舞鶴「こらこら、レディの秘密をばらそうだなんてよく無いなぁ」
提督「……タクシー呼んどきましたんで」
舞鶴「帰す気!? もう帰す気!?」
提督「ちなみにちゃんと二台呼んであるからな」
金剛「何故バレたデース……」
☆手作り☆
摩耶「お揃いの衣装を作ってみた」
鈴谷「うわちゃー!ぬいぐるみ趣味に拍車がかかるね」
摩耶「手作りだが可愛く出来たろ!」
鈴谷「アイドルユニットみたいだけどユニット名とか何かあんの?」
摩耶「そうだな……グレートダイナマイトボンバーズ」
鈴谷「コロコロコミックのキャラがつけそうな名前だね」
☆改二☆
初雪「改二にどうやってなってるの?」
響「全神経を一段階上のステージに持っていく感じ」
初雪「ぬ゛ぅぅーん」
響「力むだけじゃ駄目」
隼鷹「お? こらこら、ユッキー、トイレはちゃんとトイレでしなきゃ駄目だぞ」
初雪「……トイレじゃないよ」
☆艤装の出し方☆
提督「もっとこうさー格好良く出せない訳?」
摩耶「例えば?」
提督「武装錬金っぽく艤装出してみてよ」
摩耶「艤装……展開!」
提督「えー? 今のはペルソナじゃん」
摩耶「わかんねーよ!」
☆スランプ☆
加賀「えっ? 艤装が……出ない?」
電「……はい。何度やっても出なくて」
愛宕「スランプかしら?」
鈴谷「カレーが……美味しくない? なーんつって!
そんな訳なかった!んはー!美味い!」
摩耶「スランプとかと無縁なんだろなぁお前は」
☆くそったれな話☆
電「ど、どどど、どうしよう……」
加賀「落ち着きなさい。もう一度ゆっくり挑戦なさい」
愛宕「はーい、深呼吸~。吸って~吐いて~」
電「すぅ~、はぁ~……」
電「行きます……」
加賀「出ない……」
提督「ん?どうした? うんこか?」
☆幼女は大切に☆
鈴谷「ちょっとちょっとー!あたしが何食べてるか分かってんの!?」
提督「ん? お、今日はうんこ食ってるのか」
鈴谷「容赦ねえな!」
加賀「そんなことより提督。電の艤装なんですが」
鈴谷「そんなこと!? こっちも容赦ねえな!」
提督「カレー食えば直んじゃね? ほれ」
鈴谷「それ鈴谷のやつ!!」
☆こまりんこ☆
加賀「そんなことあったことありますか?」
赤城「いいえ?」
愛宕「私でも無いわよ」
摩耶「アタシもだ」
卯月「うーちゃん出せるよ?」
提督「危機感が足りないのかもな。……俺に任せろ」
加賀「何をする気なんですか」
☆下世話な☆
電「電はどうしたらいいのでしょう」
卯月「電ちゃん……引退するぴょん!?」
摩耶「いやいや」
愛宕「逆に焦ると余計に出なくなるんじゃないかしら」
提督「なるほど、生理が来なくて妊娠したかも、とか焦ってると
余計に生理が来ないっていうのに似てるな」
鈴谷「例えでそんな下衆な話が出てくる辺りさすがだねっ!」
☆生理が生まれてこの方一度も来たことがないんだけど☆
加賀「一先ず訓練は休んでおきましょう」
電「はいなのです」
提督「じゃあ俺も」
摩耶「いやお前は駄目だろ」
愛宕「熱もないし、風邪じゃないし……身体にどこも異常はないのよね」
提督「おいおい、艦娘同士で見てもしょうがないだろ。
ここは数多の艦娘に指示を出す有能な提督が見よう」
加賀「提督はその辺の壁の染みでも見てて下さい」
☆揺れ揺れ☆
卯月「あうぅ~」
加賀「卯月、そろそろ降りて」
卯月「地面は怖いぴょん」
加賀「もう大丈夫だから……」
赤城「あらあら、お母さんみたいですね」
加賀「あらあら、幽霊さん何か御用ですか」
赤城「冷たいですねー」
☆扶桑は衰退しました☆
山城「姉様……何しているんですか」
扶桑「龍驤のね、艦載機の御札作るのお手伝いしてるの」
山城「ハサミなんて持って危ないじゃないですか!
怪我したらどうするんですか!?」
扶桑「私ハサミくらい持てるわ……」
山城「そういう問題じゃないの。姉様には私がいるから大丈夫なんですよ」
☆おサボり☆
鈴谷「うっ、私も艤装が出せない!」
電「鈴谷お姉ちゃんもなのです!?」
愛宕「嘘はだめよ~」
鈴谷「うーん、出ないから今日は休むわ」
摩耶「背中に蜘蛛ついてんぞ」
鈴谷「ぎゃあああ!!どこ!?」ガショーン
鈴谷「あ」
☆スルー☆
提督「俺も艤装出ないんだけど」
提督「え、ちょっと聞いてよ」
提督「俺も出ないんだけど。ねえちょっと」
提督「なーんちゃって!艤装なんて元々出なちょっとー?おーい」
提督「おーい、誰か突っ込めよ~」
☆仏はほっとけ☆
金剛「Oh……テートクが仏のような顔で仕事してるネ」
金剛「じゃじゃーん!ワタシが励ましてあげるネー!」
提督「じゃあこの仕事代わりにやっといてよ」
金剛「テートクのためなら例え火の中水の中デース!」
提督「俺はここでゲームしてるから」
金剛「……ワタシもテートクと遊びたいデース」
☆0ゲーム☆
提督「金剛、こいつはゲームなんだよ。いわばお遊びなのさ」
金剛「どーゆー意味デース!?」
提督「駄目な男にハマる女役を金剛がやるんだ。
仕事も代わりにやってあげている優しい女の役だ」
提督「そう考えながらやると俺の仕事を代わりにするのも楽しいだろ?」
金剛「じゃあテートクは遊びでもワタシのパートナーの役を!?」
提督「いや俺は金剛の家でゲームをしている知らないおじさん役だ」
金剛「ナゼデース!?」
☆楽しいこと大好き☆
加賀「そして私が小姑の役よ。あら、埃……?ちゃんと掃除してらして?」
金剛「お前どっから出てきたネ!」
鈴谷「そして私が馬鹿な飼い犬の役!ワンワンキャンキャン!」
金剛「ハウスハウス! コラー! スカート噛まないネー!」
提督「知らないおじさんは実は月を見ると狼になるのだ!わおーん!」ドタバタ
加賀「混乱に乗じて逃げようたっていきませんよ提督」
鈴谷「ワンワンキャンキャン!」
☆暑いから☆
愛宕「ほらうーちゃんもおいで」
卯月「暑いぴょーん」
提督「ポニテ卯月。可愛いね」
卯月「可愛いぴょん?えへへ」
提督「俺も縛ろうかな」
愛宕「どこを……」
提督「おいおいやめろよ!うーちゃんの前で!」
愛宕「うわ、ムカつく」
☆うちわで扇いでくれる美少女を募集してます☆
隼鷹「初雪ちゃーん。扇いでちゃーん」
初雪「むり……」
響「……」
隼鷹「響が息してないよ」
初雪「助けることは出来ない……夏が熱いから」
☆ファッキンホット☆
響「寒いのは無限に平気だけど……」
響「暑いのは無理」ドサッ
舞鶴「ああ、私の生足魅惑のマーメイドが一人倒れてしまった!」
隼鷹「誤魔化し効かない薄着の曲線……だいぶなだらかだよね」
舞鶴「うるせーコラー!どっかのピザ屋よりはあるわ!」
☆ブーメラン☆
川内「ブーメランスネイクってホントにできるんだね」
長門「ブーメランパンツって食い込みすごいのね」
大湊「黙って仕事できないのか」
川内「おお、ブーメランメガネ!」
大湊「フレームは普通曲がってるだろアホか」
長門「パンツメガネ!」
大湊「意味分からん」
☆デレソニ当選マン☆
提督「いぇーい!」
北上「いらっしゃーい。お?どうしたのー?」
提督「いぇーい!Foooo!」
北上「なんか分かんないけど、いぇーい」
大井「邪魔だから帰んなさいよ」
提督「ノリ悪いなぁ~大井は~」
北上「ツンデレだからねー」
大井「別にツンデレじゃないもん!違うもん!」
☆スランプ☆
大湊「艤装が出ない……?」
提督「眼鏡くん何か知らんの?」
大湊「体調不良やスランプだと思いますよ」
川内「私もご無沙汰してると出なくてさー」
提督「うわ、この前の痴女だ!」
川内「うほっ、いい男!」
☆薬物投与☆
大湊「艦娘になる時の薬物をもう一度投与するのはどうですか」
長門「あれを二度も投与して大丈夫なのか?」
提督「分からん。ババアなら何か知ってるかもしれんが」
長門「私でいいなら実験に使ってくれ。
これで二倍艤装が出せるようになれば――
大湊「お前これ以上強く頑丈になっても……」
長門「――変態具合が増すかもしれんだろ」
大湊「牢屋に入っとけ」
☆朝カレー☆
鈴谷「ふぅー!」
加賀「あら、ずいぶん早いのね」
鈴谷「ううん、これから寝るのー」
加賀「一晩中起きてたの?」
鈴谷「朝までカレーしてたの」
加賀「朝まで飲んでたみたいな言い方……」
☆地震大丈夫ですか?☆
雷「きゃー!怖ーい!」
佐世保「先輩は大丈夫でしょうか……」
雷「佐世保、私怖い!!」
天龍「諦めろよ」
雷「ふふふ、怖いか」
天龍「馬鹿にしてんのかこら」
雷「なんのことかわかんなーい」
☆10回クイズ☆
鈴谷「あー!」
龍驤「げっ、なんやねんお前」
鈴谷「へいへい、10回クイズしようぜー」
龍驤「いやや、分かるわ言いたいこと」
鈴谷「おっぱいって10回言ってみ」
龍驤「ピザ言わせろや」
☆お誘い☆
長門「ふぅー、いい汗をかいた」
大湊「今日も最高に効率のいい運動が出来たな」
長門「おいどこへ行く? 風呂に行くぞ」
大湊「ナチュラルに誘ってくるな」
長門「何がおかしい?」
大湊「強いて言うなら頭だ」
☆真面目な鎮守府☆
提督「助かってるよ君らには」
大湊「何がですか」
提督「下ネタが全部そっちに行くからね」
暁「私たちはすごく迷惑なんだけど」
提督「でも眼鏡が真面目で良かったなー」
提督「俺なら一緒になって暁にセクハラしちゃうもんな」
大湊暁「早く帰ってください」
☆大人の恋愛講座☆
初雪響「「……??」」
隼鷹「どしたの?二人共目が点になってるけど」
舞鶴「大人の恋愛について教えてあげてたのさ」
響「内容はだいたい分かったけど」
初雪「……アベックって何?」
響「アベノミクス的な何か?」
舞鶴「……あ、うん。そうだね」
☆もふもふ☆
愛宕「うぅーん」
卯月「どうしたぴょん?」
愛宕「梅雨の時期は大変なのよぉ。髪の毛ごわごわのぶわぶわで」
卯月「お姉ちゃんわたあめみたいで可愛いぴょーん」
愛宕「うぐぅっ、悪気がないだけ複雑ぅ!でもありがとう!」
☆ノースリーブ女子が増えてきました☆
提督「ちょっとあの棚の上の箱取ってくれよ」
摩耶「はあ?てめえでやれよ……んん?もう少し……で取れ……」グググ
提督「腋が隙だらけだぞ」サッ クンクン
摩耶「ぎゃあああ!拭き取って嗅ぐんじゃねえ!!」
提督「なーんだ普通の腋汗の匂いか」
摩耶「ぶっ殺すぞてめえ!!」
☆ショッピング☆
那珂「えー見てみて、こっちも可愛いと思うの!どう?どう?」
呉「そっちのピンクのは馬鹿っぽいから嫌」
那珂「ぶーぶー、那珂ちゃんピンク可愛いと思いましたー」
呉「じゃあ聞かないで。それでいいのね?」
那珂「えー!まだ見たいー!」
呉「……チッ」
那珂「あー!今舌打ちした!?」
☆ケチ☆
那珂「もっと探して掘り出し物のすごい可愛い服見つけたいんだもん」
呉「掘り出し物のような店員も忘れた服を輝かせるほど
あんた輝いてないから意味ない」
那珂「ひーどーいー!」
呉「だいたい1回着たら飽きる癖になんで必要なのよ」
那珂「じゃあ那珂ちゃん飽きたら呉にあげる」
呉「嫌。絶対着ない、そんな馬鹿みたいな服」
☆空腹☆
加賀「……」グゥゥ
加賀「……」
加賀「……」グー
加賀「……」
赤城「お腹空いたんですか?私もお腹すきました」
加賀「あなたは空く訳ないです。気のせいです」
☆眼帯☆
雷「さっきまた佐世保に色目使ったでしょ!」
天龍「ははは、面白いことを言うな。俺片目しかねえぞ?ほれ」ピラッ
雷「んにゃ゛ぁぁ゛! グロっ! 見せないでよ! 変態!」
天龍「変態ではねえけど。まあそういうな。これでも見て落ち着け」ピラッ
雷「んにゃ゛ぁぁああ゛! やだ!みせないでよ!」
天龍「今度からお前が俺に因縁つけてくる度に見せてやるからな」
雷「そ、そんなのぜんぜんもう怖くないし、慣れたし!」
☆ナマステー☆
鈴谷「ナマステウィッチ鈴谷ちゃん参上!」
提督「……」
鈴谷「あなたの食べ物を全てカレーに変えちゃうぞ♪」
提督「やめてえええ!俺の杏仁豆腐ぅぅぅ!」
鈴谷「そーれ、マドラスボンベイカルカッタ!」ドバァ
提督「ぎょえええええ!」
☆お絵かき☆
提督「クリスタ体験版の有効期限が切れた」
赤城「最近絵を描いてたのはそれで、ですか」
提督「これじゃあもう書けないぜ!」
赤城「正規版買えばいいじゃないですか」
提督「無料の奴を入れたけど書きづらいことこの上ない!」
赤城「正規版の買えばいいじゃないですか」
☆ほん☆
提督「自転車のルールが厳しくなってるから乗りながらイヤホンとかやめろよ」
鈴谷「かっとばせー!す・ず・や!ホームランホームラン!す・ず・やー!」
提督「メガホンも極力やめようなー」
摩耶「アタシ今までお前の味方だったけど、今日から敵だ覚悟しろ」
提督「えっと、なんだ謀反かな?謀反もやめようなー」
加賀「スマートホン」
提督「スマートフォンな。まあスマートフォンも禁止だからなー」
☆ローカル☆
愛宕「まああれよね。自転車のルールも場所によりけりよね」
提督「トランプの大富豪並みのローカルルールがあるよな」
鈴谷「8切りはギリ許すが、5飛びは許さん」
摩耶「Jバックってなんだよ、ぶっ殺すぞ」
提督「Tバックならいいんだけどな」
加賀「そうですか、分かりました」
☆酷い言われよう☆
山城「最近は姉様とは遊んであげてないの?なんで?」
雷「佐世保のことばっかり見てるけど、佐世保は私のだから!将来的に」
熊野「そうですわ。佐世保は将来的には提督を攻める側に」
山城「そんなことばかりしてるから姉様が寂しがるんですよ!
浮気者!甲斐性なし!」
雷「ばーか!ばーか!」
天龍「……」
☆毎度のことながら☆
金剛「お客さんにお茶も出さないなんてどうかしてるデース」
加賀「客……?客がどこに?」
金剛「ほほーん? つまりワタシはテートクの妻、
家族。故に客ではないと言うことネ!?」
加賀「いいえ、強いていうなら敵ね」
金剛「敵、というのはつまりテートクの敵? それはYOUネ」
加賀「私が?馬鹿は休み休み言いなさい」
☆女の運転☆
愛宕「これ行けるの?行っていいの?」
提督「行けるから早く行って!」
愛宕「もうっ、そんなに怒らなくていいじゃない」
提督「頼むから前見て前!!」
愛宕「きゃっ!もう何今の危ない~」
提督「し、死ぬかと思った……」
☆歩いて帰ろう☆
提督「ジャスコ行くのに全員死にそうじゃないか」
愛宕「みんな大袈裟なのよ」
鈴谷「死ぬかと思った……」
卯月「司令官の運転がいいぴょん」
提督「ふっ、俺は免許証不携帯なので今日は運転できん」
鈴谷「うーちゃん、うちらは歩いて帰ろうね」
☆ロック☆
川内「どう考えても6と9で思い浮かぶものはあれしかないよね!?」
暁「アレ?……ってどれ? あ、分かった!」
長門・川内「「おおっ!?」」
暁「また二人共ろくでもないこと考えてたんでしょ! ろっくだけに、ね!」ドヤァァ
川内「……君には失望したよ」
長門「まあろくでもないこと考えてたのは事実だが……ほんと失望したよ」
暁「なんでよぉ!」
☆増減☆
北上「落ちてきたねー」
大井「増えたのよ?」
北上「え?落ちてるじゃんやばいねー」
大井「このままじゃどんどん増えちゃうのに」
北上「え?売り上げの話だけど」
大井「え?私の体重じゃなかったの……?」
☆フォースとともにあれ☆
卯月「司令官と舞鶴さんはどっちが強いの?」
摩耶「提督じゃねーの?」
鈴谷「舞鶴さんじゃないの?」
加賀「提督ですね」
愛宕「どっちなの?」
提督「どっちかはよく分からんが、ババアと殺りあうと
あいつヨーダみたいにぴょんぴょん跳びまわってくるから面倒くさいんだよ」
☆暑さ☆
提督「卯月ー暑いよー膝の上から降りてくれや」
卯月「うーちゃんのこと嫌いになったぴょん……?」
提督「いや好きだけど」
卯月「じゃあここにいるぴょーん」
提督「卯月は暑くないの?」
卯月「司令官だから大丈夫ぴょーん」
提督「そうかーじゃあしょうがないなぁー。加賀は弓を仕舞おうなー」
☆遊び相手☆
提督「電はどうした」
卯月「電ちゃんルンバ探しに行ってるぴょん」
提督「ああ、自分で作った奴か」
卯月「うーちゃんはルンバ探すの楽しくない」
提督「そ、そっか。電にはそれ言っちゃだめだぞ」
>電「今度のルンバは人知れずお掃除もちゃんとしています」
>電「皆さんの目には入らない所でお掃除をします」
>電「物体認識とソナーを搭載することで自身を追う者に強く反応し反射的に逃げてしまいます」
>電「なので追いかけても決して捕まることはありません」
>電「そもそも人の体温を感知してそれを避けるようにしてあります」
あまりに軽快なモーター駆動音がミニ四駆に近いだけでミニ四駆から作ったとは言ってない
>赤城「あっちの高速で動きまわるルンバなんですけど、中にかなり強力な御札があって私も入れないんです」
高性能幼女電ちゃんが対応してないわけないだろ
☆フォロー☆
卯月「司令官はうーちゃんと遊んでくれるから好きー」
提督「そうかー。俺も卯月好きだぞー」
加賀「私も提督のこと好きです」
提督「そうかー」
加賀「……(怒り)」 ゴゴゴゴゴゴ
卯月「司令官照れ屋さんだから言えないぴょーん」
加賀「そう、ならいいけれど」
☆NW鈴谷ちゃん最終話『さらば友よ!』☆
鈴谷「ナマステウィッチ鈴谷ちゃん参上!」
摩耶「何しにきた帰れ」
鈴谷「あなたの大事なものをカレーに変えちゃうぞ♪」
摩耶「おいなんだその寸胴……」
鈴谷「そーれマドラスボンベイカルカッタ!」
摩耶「やめんかぁぁぁ!!!」
鈴谷「ぎゃああああ!!」
☆いかたこ行ってきた☆
加賀「最終電車での別れ際のカップルの真似事がしたいです」
提督「あの鬱陶しいやつか?」
加賀「帰れなくなるけど楽しかった今日が終わるのは寂しいと」
加賀「答えのない問いをしてくる面倒な女がしたいです」
提督「それはもうコントが始まってるのか?」
☆加賀「コント、終電」☆
提督「じゃ、俺終電だし帰るわ!」
加賀「待ってください。あの……」
提督「ん? じゃああとはLINEで頼むわ!じゃ!」
加賀「じゃ!じゃないですよ。
引き止めてるんですから止まって下さい」
提督「じゃ、続きはリビングで聞くよ」
加賀「一緒に住んでるじゃないですか。別れないじゃないですか」
☆EPIC NIGHT☆
電「はわっ! み、見ないでください~~」
提督「汗だくじゃないか。外そんな暑いのか」
電「恥ずかしいのです……」
提督「外……そんな暑いのか……なんで野外なんだ」
電「どうしたのです?」
提督「いやなんでもないよ。こっちの話」
☆屁理屈☆
愛宕「何この部屋!?寒いっ!」
提督「ここは執務室ですが?」
愛宕「そうじゃなくて、エアコンつけすぎよ?」
提督「執務室にある一台をつけてるだけだが?」
愛宕「……」ピッ
提督「ぐわぁぁあ!!暑い!!エアコン消すなぁ!溶けりゅぅぅぅ!!」
愛宕「エアコンは消してないもん。そこにあるじゃない」
☆知らないお姉ちゃんに話しかけられたら☆
青葉「こんにちはー」
卯月「っ!? こ、こんにちは……」
青葉「ちょっとお話よろしいですか?」
卯月「うーちゃん、お姉ちゃんとあまりお話しちゃいけないって言われてるので」
青葉「えぇ!? えっと、提督に言われたのかな?」
卯月「うん、あ、じゃなくて……言えないので」
青葉(かわいい)
☆仕込み☆
加賀「青葉さんのことを怖いお姉さんだと提督が仕込んだので」
青葉「なんてことするんですかあの人!?」
卯月「……」
青葉「すっかり加賀さんの背中から出てこなくなっちゃいましたね」
青葉「卯月ちゃーん?青葉お姉ちゃんはとっても優しい人ですよー」
卯月「司令官言ってたもん。怖い人はそういうこと言うって」
青葉「ぐっ、居ないのにすごい腹立ちます!」
☆ラブライブ!映画見たった☆
金剛「さあさあ、テイスティングタイムデース!
那珂「いやあああああ!いっそ殺してええええ!むぐっ……」
那珂「ぎょええええええええ! い、椅子に縛り付けられてるのに、
世界がぐるぐる回るよーーーー!!」
扶桑「お料理する時はもっと1つ1つに集中しないとだめよ。
包丁の持ち方も危なっかしいし……ほら、貸して、あ、重い」
金剛「んもー。扶桑は無理しないで座って次のワタシの作品を待つネー」
扶桑「誰か出すけて」
☆精一杯の気遣い☆
大湊「どこからその下着持ってきた。戻してこい」
川内「ちぇー」
暁「……スーパーに買い物に来ただけでどうしてそうなるのかしら」
大湊「……欲しいものあるならカゴに入れていいぞ」
暁「えっ!? じゃあリポDがなくなってたから」
大湊「何でだ!お菓子にしなさい!」
暁「えぇっ!?子供扱いしないでよ!」
☆突然の雨☆
卯月「たっだいまぴょーん」
加賀「ずぶ濡れじゃないですか。傘はどうしたんですか?」
卯月「持ってないぴょーん!えへへ」
愛宕「風邪ひくからほら、早く脱いで。バンザイして……ハッ!? 提督は?」
摩耶「大丈夫だ。吊るしておいた!」
愛宕「グッジョブ!」
☆改二料理☆
金剛改二「RJが言うから試しにこの状態でお料理してみたネー」
龍驤「冗談でいうたのにホンマにするか?」
金剛改二「ふぅー、やっぱり改二状態を維持しながらのお料理は疲れるネ」
龍驤「で、誰が食うねんこれ」
金剛改二「Oh、RJに決まってるネ」
龍驤「いやや、アホちゃうか」
☆改二の大きな変化☆
龍驤「いやあああ!……むぐっ!」
山城「惜しい子を亡くしたわね」
那珂「死んでないと思うけど」
龍驤「……っ!!」
金剛改二「どうデース?」
龍驤「おいしい……」
那珂「ええええええ!?」
☆金剛躍進☆
呉「改二まさかこんな隠された力が」
龍驤「うちも自分が頭おかしくなったんかと思ったけど」
山城「こ、これは……美味しい……」
那珂「そしてこれが通常で作った同じメニュー……不味っ!ぎょええ!!」
呉「どうして同じ物を同じように作ってるのに変わるのよ」
☆一方その頃☆
提督「あれ?お前食わないの?」
愛宕「食べないダイエットは体によくないのよ?」
鈴谷「だ、だってほら、空腹は最高のスパイスって言うじゃん?」
摩耶「早くしないとカレーなくなるぞ」
鈴谷「ああ!もうだめ!我慢できない!カレー美味しい~~!」
☆約束された勝利☆
金剛「ふっふっふ」
加賀「あら、何か用?」
金剛「ふっふっふっふ……」
加賀「……?」
金剛「HAHAHAHAHA!!」
加賀(……気持ち悪い)
☆世界救ったり☆
金剛「ワタシと料理バトルするデース!」
加賀「何故? 台所には私出禁になってるのだけど」
金剛「ワタシと加賀の料理をテートクが食べてどちらが美味しいか勝負するネ!」
提督「お前たちは俺を殺したいのか!?俺がいったい何をしたというんだ!」
加賀「してきたじゃないですか。それはもう……色々と」
☆天井裏に潜む☆
扶桑「……また天井の裏に誰かいる気がするの」
呉「気のせいでしょ」
扶桑「そうかしら」
呉「そんなに気になるなら自分で調べなさいよ」
扶桑「……誰かいるんですか?」
呉「聞くな。見てこい」
<いないよー。
扶桑「誰も居ないみたいよ」
呉「誰!?」
☆ドブネズミみたいに美しく☆
呉「ゴキブリかネズミかと思ってたけど」
扶桑「不穏な気配には敏感なのよ。ほら、私も不穏……というか陰湿な人だから」
呉「なるほど。不穏な気配の持ち主同士で引かれ合うのね」
龍驤「なんでやねんそれ。っていうか誰がおんねん」
<誰もいないよー。
那珂「あれ?この声……」
呉「あんたの知り合い? チッ」
那珂「チッって何!? なんで舌打ちされたの!?」
☆ご紹介☆
那珂「ふふん、じゃあ特別にご紹介します!」
那珂「川内お姉ちゃんでーす!!じゃじゃーん!」
<……。
<……。
那珂「あ、あれ!?」
呉「紹介するんなら早くしてくんない?」イラッ
那珂「お姉ちゃんお願い!早く出てきて!じゃないと那珂ちゃんが危ないの!」
☆やかま姉妹☆
川内「いつも妹が世話になっているな!」パカッ
那珂「床下から出てきた!?じゃあ天井のはなんだったの!?」
呉「……ッ!」
ゴンッ
川内「ぎゃああああああ!! あ、頭が! 凹む!」
那珂「こちら私の一番上のお姉ちゃんの川内ちゃん」
呉「お前の姉なら挨拶の仕方くらい叩き込んでおけ」
ゴンッ
那珂「いーたーいーーー!! もー! なんで那珂ちゃんまでー!」
☆乱れおっぱい乳しぐれ☆
提督「おいなんだこのデカいひまわり」
愛宕「昨日父の日だったから。置いておいたの」
提督「母の日はカーネーションなのは知ってたが父の日ってひまわりなのか?」
愛宕「そうらしいわよ」
提督「乳の日なんだからちょっとくらい」
愛宕「おまわりを置いておいた方が良かったかしら?」
☆警備府のノリを他に持ち込んではいけません☆
川内「聞いたよー? 那珂を苛め抜いて改二にまで成長させたって?」
那珂「まあ自在にはなれないけど」
呉「そこが一番困ってる所なんだけど、あなたはなれるの?」
川内「私かい? もちろんなれるとも。ただ、私には条件があってだね」
呉「条件……? 改二に変身するきっかけは個々で違うということ?
山城は扶桑を護るために発揮した力だったし、那珂も何か条件が……」
川内「私の条件は先ず年収700万超えのイケメンが私と夜戦でズッコンバッコン!
生の危険日に私はイケメンの子供を孕んで晴れて――
呉「懐妊じゃねえんだよ。死にてえのかお前」
☆圧倒的威圧感☆
暁「はい、こちら大湊警備府です」
『あ、もしもし。呉だけど大湊?あんたさあ』
暁「えっ!?あ、いやあの、あの私は違くて」
『舐めてんの?川内、預かってるから取りに来なさい』
暁「私、じゃなくて、え、とあの」
『は?自分は関係ないって言いたいの?ふざけてんの?いいから早く来なさい』
暁「あわわわわわ」
☆最近の盾☆
暁「すごい怒ってたの!」
大湊「川内の野郎ォ……!」
長門「あまりの怒りで体から発する熱が眼鏡を曇らせてるぞ!」
大湊「……よし、長門。行くぞ」
長門「何故私なんだ」
大湊「盾」
長門「……なら良し」
☆命を拾いに死地へ☆
暁「ご、ごめんくださ~……ぃ。く、呉さんはいらっしゃいませんか~……」
山賊(RJ)「げっへっへ、こんな所に可愛いおべべ来たお嬢ちゃんがおるやんけぇ」
暁「ぴゃーーー!!」
海賊(中)「おうおう、身ぐるみ剥いで生き血を啜ってやるぜぇ」
暁「ぴぎゃーー!! ど、どど、どうしようミナト!殺されちゃう!」
大湊「落ち着け。この声帯、音域、龍驤と那珂だな」
海賊「あー!さては眼鏡くん、声豚1軍だなー!?」
☆激オコスティックファイナリアリティぷんぷんドリームダークネスインフィニティリミットブレイク☆
大湊「一体それは何の真似なんだ」
龍驤「呉に怒られに来とるし、さぞビビっとる思うて更にビビらせたろって」
暁「べ、別にぜんじぇん怖くなんてなかったんにゃし」
那珂「早く謝ってきてよねー。あのままじゃ呉ってば貧乏ゆすりで温泉掘り当てちゃうよー」
大湊「なるほど。さっきから震度1にも匹敵しないが
何か胸騒ぎがすると思ったら地面が揺れていたのか……」
長門「床●ナが捗るな。がははは!」
大湊「お前もう帰っていいよ。帰って下さいお願いします」
☆忍法☆
呉「……」
大湊(落ち着け。無言で指差している所には誰かが縛られていただろう縄の跡がある)
大湊(川内の今までの行動から考えられる可能性は……)
那珂「うわー、呉、お姉ちゃんのこと縄で縛っておいたの?
お姉ちゃん縄抜け超得意だからすぐ抜けてっちゃうよ?」
呉「……」
那珂「痛だでだああだだだだ!先に言わなかった那珂ちゃんが悪かったです!
ごめんなさいごめんなさい痛い痛い痛い痛い痛い!!」
暁「あわわわわわわ」ガクガクガクガクガクジョワァ
☆純文学☆
舞鶴「あ、熊ちゃん!」
熊野「ふぅ、何かご用ですか?」
舞鶴「熊ちゃんはいつも官能小説読んでるよね」
熊野「げほんごほん!ぶ、 文学の1つとしてたまたま紛れてるだけですわ」
舞鶴「大湊と佐世保とかどう!?」
熊野「どう見ても大湊さん受けで……なんでもないです」
舞鶴「おーおー、相変わらずだねぇ」
☆山賊と海賊☆
提督「そういやあいつらうまく使ってんのかなぁ」
加賀「何がですか」
提督「前に那珂ちゃんとピザ屋が遊びにきた時に
簡単な変装方法を教えたんだけど」
加賀「なんですかそれ」
提督「あいつらが知りたいっていうから」
☆-1st beat-☆
加賀「朝からどこへ行ってたんですか」
提督「今日は待ちに待ったゲームの発売日だったからな!」
加賀「私が代わりにやっておきますから仕事を」
鈴谷「私も今日カレーの発売日だから買いに行くね!」
加賀「それはいつでもじゃない」
☆エール☆
呉「それで、食べてもらえたの?」
金剛「NO……デス」
呉「まあ無理もないわね。突然美味くなったから食えなんて」
金剛「ワタシのラブは報われないデス?」
呉「……」
呉「あんたの覚悟はそんなものだったの?」
金剛「そんなことは……ないデス」
呉「私の秘書艦ともあろう金剛が……情けない。諦めるんだったらやり切って見せなさい」
☆収集癖☆
響「この空き瓶は……」
隼鷹「あたしのコレクションだよ~」
響「そうか」
隼鷹「珍しい酒を呑んだ時は必ず思い出せるように飾るのさ」
響「……それ思い出せるの?」
隼鷹「あっはっは~、全然思い出せない!」
☆たまたま着替え中に入ったら☆
雷「あー!なんで熊野さんおんぶしてるの!!」
佐世保「何故か私の裸を見たら鼻血出して気絶してしまいまして」
雷「私も見たい!」
佐世保「えっ?先ず熊野さんを先に医務室に運びましょう」
雷「熊野さんだけズルい熊野さんだけズルい!」
☆強すぎる刺激☆
熊野「酷い目に会いましたわ……」
雷「何があったの」
熊野「たまたま書類を一枚出し忘れたのを佐世保に届けに行った時に」
熊野「ちょうど着替えをしていて上半身裸で……」
雷「……」
天龍「……それだけ?ってか思い出して鼻血出てきてるぞ」
熊野「普段そのような可能性がある時は必ずサングラスをするなど
直視は避けてきたのですが、油断しましたわ」
天龍「日光かよ」
☆音ゲー☆
提督「なるほど、スターライトステージか」
摩耶「お前なんか別の音ゲーやってんじゃん」
提督「ふぅ、スクフェスはもう引退かな。さすがに2つも音ゲーやってられんわ」
摩耶「案外薄情なんだな……」
提督「スマホからは消すがデータはタブレットでいつでも出来るように!」
☆電とイチャイチャ出来るなら☆
提督「どうだ電! 電の司令官さんはすごいんだぞ!」
電「はわっ!こ、これは電のルンバとのツーショット写真!?」
提督「俺が捕まえて撮ったのさ!電のためにちゃんと逃がしたけど」
電「す、すごいのです!どうやったのです!?」
提督「ふっふっふ、ちょっと本気出しただけ」
加賀(能力の無駄遣い……)
☆ルンバの伝説~時のイナヅマ~☆
提督「あっれぇ~?おかしいなぁ」
加賀「何してるんですか」
提督「電に頼まれてもう一回捕まえてみせてくれって言うから
結構マジになって探してるし、先読みもしてんだが捕まらんのよ」
加賀「忘れたんですか。電は学習機能をつけたと言っていました。
提督のその”先読み”も学習したとすれば……」
提督「俺でも捕まえられなくなった!?まじかよ」
電「えへへ、さすが電のルンバなのです」ドヤァァァ
提督「あぁ!お前さては分かっててもう一回探させたな!?」
☆キャッチ マイ ルンバ☆
青葉「横須賀には提督でも捕まらないルンバいるとのことですが」
青葉「舞鶴さんならどう捕まえてみせますか!?」
舞鶴「私? うーん、諦めるかなぁ~」
青葉「えぇ~~!? そこをなんとか捕まえてみせてくださいよ!」
舞鶴「いやー、私には無理だなぁ~」
青葉「先輩としてのプライドとか無いんですか!?」
隼鷹「身長もないからなぁ~」
舞鶴「なにをーぅ言ったなぁ~?」
☆無事に帰還☆
大湊「……」
長門「……」
暁「……」
川内(3人が険しい表情でアルマゲドンみたいに横並びで帰ってきた!)
川内「おかえり、遅かったじゃん」
大湊「君のおかげで極限までの怒りと恐怖を知ることができた。
故に今なら誰にでも優しく接することができる。だが、あえて言おう」
大湊「死ぬ?」
川内(優しさで拒否できるようになってる!)
☆当店のサービスではございません☆
提督「ちーっす」
北上「いらっしゃーい。あれ? 大井っちなら留守だよ?」
提督「何で大井なんだ? とりあえずラーメン全部のせ」
北上「あいよー。大井っちさっき買い出し行ったばかりなんだよねー。ごめんねー」
提督「いやだからなんで大井? 外のぶっかけ要求禁止の張り紙。ありゃ何だ?」
北上「いやいや、提督のせいでしょ」
☆エムキャス☆
提督「MXのアプリが気になるね」
電「無料ってすごいですね」
提督「これでNHKの対策もバッチリかな!?」
電「それは分からないのです」
愛宕「っていうか国軍所属なんだからNHKくらいは普通に払いなさいよ」
☆空も飛べるはず☆
扶桑「空を自由に飛びたいなぁ……はぁ、タケコプター」
龍驤「辛気臭っっ!」
扶桑「あんなの頭につけたら私、髪の毛細いからタケコプターに全部持って行かれちゃうわ」
龍驤「あれどこにつけても飛べんねんで。のび太もお尻につけてたし」
扶桑「そもそも地面と平行に身体を維持してるって
……あれどんなスピードで飛んでるのかしら」
扶桑「目とか口の中とか乾燥しちゃいそう」
龍驤「心配すんのそこだけちゃうやろ」
☆特別講師☆
加賀「提督、近所の小学校から特別講師の依頼が来ています」
提督「断っとけ。誰が行くかそんなもん。俺はユイにゃんと野球の練習をするんだ」
鈴谷「いいのー? 行けば電と同じとしかそれよりも下の女の子がいるんだよー」
提督「今から視察にいかなくては。この辺りの小学校は3つあるがどの小学校だ?」
愛宕「午後9時26分、容疑者を確保~」
提督「ぐわぁぁ~~!」
☆ボランティア☆
提督「だいたい小学生に何話すんだよ。精通の話でもするか?」
加賀「身近な職業の方を呼んでどんなお仕事をするかを話して下さい」
提督「その辺のラーメン屋でも呼べよ。ギャラが出るって言えば飛びつくぞ」
加賀「お金は出ません。まあボランティアの一種です」
提督「じゃあボランティアで小学生の女の子達は一人ずつ
おパンツ見せてくれるのかなぁ!?」
愛宕「午後10時8分、確保~」
提督「ぐわぁぁ~~!」
☆アイマ水一本1,000円☆
初雪「……はぁはぁ、もう……無理」
隼鷹「おうおう、練習熱心だねぇー。はい、お水」
初雪「ありがと……ぶふぅッ!!」
隼鷹「あぁ!貴重なお水が!」
初雪「こ、これお酒……?」
隼鷹「え? い、一本1,000しかしないお安いお水だよ?」
☆飲み物☆
摩耶「……はぁはぁ、くそ、こんなんじゃ改二になんていつまで経ってもなれねえ」
鈴谷「おうおう、練習熱心だねぇー。はい、これ飲んで」
摩耶「カレーじゃねーか。いるかこんなもん!」
バシャァー!
鈴谷「あぁ!鈴谷のカレーが!……あ、美味しい」
摩耶「どうせお腹壊すんだから辞ろバカタレ!」
☆カレーはどこへ消えた☆
鈴谷「げへへ、おいちぃよぉぉほほ~」
摩耶「気持ち悪いから辞めろ!」
鈴谷「は、離してぇぇ~! ん?」
鈴谷「な、無い!今までここにあったカレーが無い!」
赤城「あれの仕業よ。私も先を越されたわ」
<シャー!
鈴谷「このミニ四駆みたいな駆動音!」
☆月の影☆
摩耶「そういえばお前はなんで軍人やってんだ?」
卯月「ここに来た理由ってことぴょん?」
摩耶「別にお前くらいの歳の娘ならわざわざこんな所に来なくても」
卯月「分かんないぴょん」
提督「摩耶、卯月に余計なことは聞くな。混乱を生むだけだ。
こんな歳の娘が自分の宿命を分かっている訳がないんだ」
摩耶(どっから出てきた……)
摩耶「まあ、あんたがそういうなら……分かったよ」
☆マッドマックス見てきた☆
提督「ヒャッハー!」
鈴谷「水だぁぁぁ!!」
提督「おい、太鼓がねえぞ!!」
鈴谷「ドンドコしたい!」
加賀「必要ありません」
提督「ヒャッハー!必要ねえぜ!」
☆一方ヒャッハーさん☆
隼鷹「え?マッドマックス?」
舞鶴「ヒャッハーできるらしいよ」
隼鷹「どういう映画なの?」
舞鶴「北斗の拳みたいな」
隼鷹「うわあ、私そういう下品な映画はちょっと……」
舞鶴「何今更お嬢様面してんだコラ!」
☆荒廃した世界☆
舞鶴「だいたいホームレス時代の君を10倍酷くしたような人ばかり出てくるよ」
隼鷹「私ダンボールのおひたしですらフォークとナイフで食べてたけど?」
舞鶴「嘘つけ!私が話しかけた時何聞いても『金くれるんけ!?金け!? げへっへへ』
それしか言わなかったのに……」
隼鷹「何それ!? どこのヤマンバけ!?」
舞鶴「出てる出てる」
☆なでしこ準優勝おめでとう☆
川内「いぇーい!準優勝いぇーい!」
長門「ミナト!今日は宴だ!脱ごう!とりあえず脱ごう!」
大湊「仕事しろ」
暁「そうよ、優勝は逃しちゃったのに何が楽しいんだか」
大湊「全くだ。こういう時ばかりばか騒ぎして」
川内「でも暁は制服の下に青いユニフォーム着てるぞ」
暁「ッ!」ギクッ
☆短冊の内容☆
加賀「みんなが幸せになりますように」
愛宕「いい加減くっつきますように」
摩耶「静かに過ごせるように」
鈴谷「」←カレーの汚れでぐちゃぐちゃになって読めない
☆短冊の内容2☆
電「新たなルンバの開発」
卯月「七夕ゼリー食べたい」
赤城「食」
提督「みんなの願いが叶いますように」
☆短冊の内容3☆
金剛「テートク」
呉「日本全海域の奪還」
那珂「ドームライブ!!」
龍驤「呉の暴力が減りますように」
山城「リア充爆破」
扶桑「今年も」←途中で終わってる
☆短冊の内容4☆
佐世保「記憶が戻りますように」
雷「↑の願いが叶いませんように」
天龍「↑の願いが叶いませんように」
熊野「↑の願いが叶いませんように」
☆短冊の内容5☆
舞鶴「セクシーアダルトフェロモンむんむんお姉さんになりたい」
隼鷹「セクシーアダルトフェロモンむんむんお姉さん(笑)になりた~い♪」
初雪「MGSV:TPP買えますように」
響「お姉ちゃんのフェロモンとかけましておんぶに抱っこと解きます。
その心はどちらも匂う(荷負う)でしょう」
舞鶴「↑短冊はそういうのを披露するものじゃないよ!」
☆短冊の内容6☆
川内「彦星と織姫の夜戦を実況したい」
長門「ビキニ・スポーツ・ポンチン」
大湊「静かに仕事がしたい」
暁「お仕事たくさん出来るデキる女になりたい」
☆非現実の世界☆
提督「電、電!またこの季節がきたぞ!」
提督「これを見るんだァ!」
電「にゃんぱす?」
提督「にゃんぱすが帰ってきたぞ電ぁ~~!」
電「にゃんぱすー」
提督「もう一度いってみよう!カモン!」
卯月「にゃんぱす?」
提督「はっはっはっは……!」
提督「……ん?」
提督「……夢か」
☆笹さらば☆
提督「笹、さっさと片付けようか」
加賀「……」
提督「いま笑った?」
加賀「いいえ」
提督「ほんとに?」
加賀「ええ」
提督「面白かった?」
加賀「ちょっとだけ」
☆荒野が俺を呼んでいる☆
提督「うぅ……どうしてうちには太鼓がないんだ」
摩耶「何言ってんだお前」
提督「あの火炎ギターが! 太鼓が!」
摩耶「毒されすぎだろ」
提督「摩耶の部屋のぬいぐるみ全部太鼓にしたい」
摩耶「その部屋最高に気持ち悪い絵面になるぞ」
☆アカネのミルタンクに苦しめられた青春時代☆
愛宕「はぁ……夏場は首が冷えるのが肩こりに繋がるのよねぇ」
加賀「それで夏場でも首のつけてるんですか」
愛宕「加賀さん肩こらないの?」
加賀「私は適度に運動していますので」
摩耶「つーか愛宕姉は他にも原因が」
愛宕「なに? 何か言った?」
摩耶「いや別に」
☆ノーブラの日☆
長門「今日はノーブラの日だ!」
大湊「ノーなのはブラだけだ。そしてそれに便乗する必要はない」
川内「なぜ?せっかくパンツも脱いだのに。ところで、どうしてこっちを見ない?」
長門「我々のことが好きだから恥ずかしいんだろ。ははは、なぁに我々も恥ずかしいのは一緒だ」
大湊「じゃあさっさと服を着て来い」
暁(また馬鹿やってる)カキカキ
☆短冊の真意☆
鈴谷「カレーが食べたいことをうまく伝えるにはどうしたら……」
鈴谷「そうか!分かった」
鈴谷「短冊をカレーに浸ければ!!」
鈴谷「カレー効果が増しカレー系の願いがヒートアップ!」
鈴谷「ひゅーぅ!盛り上がってきたぜ!」
☆戻ってくるぞ公開記念☆
呉「……」
扶桑「どうしたの?」
呉「最近やたら那珂と龍驤が私にサムズアップさせたがるのよ」
金剛「欧米では肯定的な意味デスが地域によってはエッチな意味にもなるネ」
呉「あの馬鹿ども何考えてんの……」
扶桑(たぶん遠回しにターミネーターだと言いたいんじゃ)
鈴谷「カ・・・カレー・・・カレーを・・・」
鈴谷「一つや二つではない、全部だ!」
みたいな症状に
☆バケモノの子見た☆
卯月「うーちゃんもあんなお父さん欲しいぴょん」
提督(え?俺は?)
電「すごく感動したのです。電も修行したいのです」
加賀(え?いつもの訓練は?)
卯月「司令官と加賀お姉ちゃんどうしたぴょん?」
提督・加賀「「なんでもない」」
☆あついです☆
提督「夏だね」
加賀「そうね」
提督「暑いなぁ~もう」 ピッ
加賀「そうですね」 ピッ
提督「おいエアコン消すなよ」
加賀「窓開ければ風が入ってきます」
提督「まじかよ」
加賀「まじです」
☆暑中見舞い☆
提督「今日も暑いというのにお前らきたら」
大井「なによ」
提督「くそ暑いラーメンばかり作りおって」
北上「いやいやお仕事だから」
提督「ラーメン食ったら暑くなってきたな、上脱ぐか」
大井「……」
提督「そんなじろじろ見るなよ」
大井「見てないわ!全っ然!これっぽっちも!
いい筋肉とか全然思わないから!」
☆小さい羽虫☆
鈴谷「提督!大変!鈴谷の部屋にちっこい虫いるの!」
提督「無視しとけ。なーんつって!ぐふふ」
鈴谷「界王様みたいなこと言ってないで!いつも見たいに動き読んで捕まえてよ!」
提督「いいかい鈴谷、能力はむやみやたらに使うものじゃない」
鈴谷「めんどいからってこういう時だけそんなこと言うなし!」
☆あーだこーだ☆
提督「こうとかそうとか、現代っ子かお前は」
鈴谷「そうだし」
提督「そんなんだからこの前あそこ行った時もあれ出来なかったそうじゃん?」
鈴谷「それは提督があそこ行ったらここでそうして待っとけって。そしたらさ」
提督「それは違うじゃん、あれなかったらそれもあいつも居なかっただろ」
加賀「……二人ともみっともないので辞めてください」
☆緩やかな丘陵☆
舞鶴「うい~疲れたよーぅ」
初雪「お姉ちゃん今日、何もしてない……」
舞鶴「みんなに愛を配ってたんだよーぅ」
初雪「……もらってないもん」
舞鶴「なんだなんだ甘えん坊さんかー?よし、この胸に飛び込んでおいで」
初雪(私の方がもうおっぱいも大きいのに)
隼鷹「……そう思う初雪だった」
初雪「思ってないよ。変なモノローグ言わないで」
☆先輩のために身体を張る☆
愛宕「鈴もそんな下着でいると変態おじさんが来るわよ」
鈴谷「んな子供騙し、どうせ提督でしょ」
提督「変態おじさんは実在する、ほら」
変態おじさん「変態おじさん、参上!とぅっ!」クルクルクル シュタッ
鈴谷「あれ!?なんかスタイリッシュ!」
加賀(佐世保も頭の悪い先輩を持つと大変ね)
☆昼間からこんなの考えるって暑さに頭やられたのかしら☆
提督「風紀改善のために協力し」
佐世保「分かりました。何でもやりましょう」
提督「じゃあ変態おじさんに扮して風紀改善してくれ」
佐世保「なるほど……僕なりにやってみます」
………………
加賀「とかそんなん経緯でしょうけど」
鈴谷「なんか心なしかイケメンオーラを感じる」
変態おじさん「僕はただの……変態おじさんですっ☆」
☆変態おじさん改め☆
提督「変態おじさん2号!参上!」
鈴谷「結局提督もなのか」
変態おじさん「V3はどこにいるのでしょうか」
提督「眼鏡に頼みにいくか!」
加賀「恥ずかしいから辞めてください」ビシッ
提督「いててっ」
変態おじさん「痛っ……は?なんだてめーぶっ殺すぞおい」
☆再び時は動き出す☆
佐世保「どこだここ……なんだこの格好……まるで変態みてえじゃねーか」
鈴谷「自覚なかったのか」
提督「おいどうした変態おじさん1号。加賀に頭どつかれておかしくなったか」
佐世保「誰が変態おじさんだ!殺すぞおまぇ……お前確か超能力者の」
加賀(なにかとても不味いことをした気が……)
☆作戦会議☆
加賀(どうやら記憶が戻ったみたいなんですけど、どうします?)
提督(天龍に知らせるのが普通だが、面白いからしばらくは放置しようぜ)
愛宕(いや最低か、あんたは)
加賀(恐らく彼の止まった時間がそのまま動き出してるようで
だいぶ混乱しているようですよ)
提督(いやしばらくは様子見しよう。何が起きるかわからん)
愛宕(いやあんた放置して楽しみたいだけでしょ)
☆一人ずつ会わせてみることにした☆
熊野「話は聞きましたわ。佐世保さん、思い出してください」
佐世保「な、なんだお前……」
熊野「ほらあそこにいる提督、悪い人ではないんですのよ」
提督「え?俺?」
佐世保「いやだが奴は死角の奇襲も見ずに避ける気持ち悪い奴だ!」
熊野「確かに顔はあまり整ってはいませんが」
提督「おい」
☆誘導尋問×混在する記憶☆
熊野「ですが別に悪い方ではないですわ。よく考えてください」
佐世保「何をしたいのか分からんが俺にはお前が気持ち悪く感じる」
熊野「むしろあの"先輩"は」
佐世保「あの先輩は……」
熊野「とても」
佐世保「……とても……いい人……?」
熊野「その通りですわぁ♪」
☆戻っても苦労しそうな天龍☆
佐世保「そうか。俺、記憶なくしてたのか」
加賀「はい。少し落ち着きましたか」
佐世保「確か、沖ノ島に上陸して……駄目だ。思い出せない」
佐世保「……そうだ、天龍!あいつに……いや、やめておくか」
加賀「何故?」
佐世保「何年も連絡してねえのに今更なにを言えってんだよ」
加賀(教えてあげたいけどこのまま放置した時の結果の方が気になります)
☆ちゃんと会わせる☆
天龍「記憶戻って本当か!?」
加賀「はい、一応伝えておこうかと」
雷「退きなさいよ!私が先に会うから!」
天龍「いやいや意味分からんだろ!そっちが退け!」
雷「私が先に会って私は記憶喪失時に契りを果たした婚約者ですって言ってやる!」
天龍「お前質悪すぎだろ!」
☆自信☆
天龍「ははーん、さては記憶戻った佐世保を落とす自信無いのか?」
雷「はい?全然あるもん!私にメロメロにさせるし!」
天龍「ま、まああいつ俺のことまだたぶん全然好きだけどな!きっと!」
雷「自信無いのはどっちよ……」
☆ここにきてヘタレが発動する☆
天龍「む、無理だよぉぉ~!怖いよぉ~!」
雷「じゃあ離しなさいよ!私だけでも会いに行くから!」
天龍「駄目だ!それは!」
雷「さっきの威勢はどうしたのよ」
天龍「いややっぱ無理だよ!片目無い女なんて無理だよぉ~」
雷「あっそ!じゃあ私だけで行くからね!ばいばい!って離してよ!」
天龍「それは嫌なんだよぉ~!お前変なこというもん~」
☆中に誰もいませんよ☆
天龍「だってよぉ……片目無いし、髪も短くしたし」
雷「うじうじしたそんな話聞きたくない。離して。
お腹さすりながら佐世保に責任取ってくれるんだよねって言うの!」
天龍「絶対、あいつ俺より愛宕とかのおっぱいのが好きだもん。でっけえし」
雷「さりげなく喧嘩売ってるのね!?言っとくけど私にそんな話しても
1ミリも慰めないからね!」
天龍「いやもう今日は無理だよぉ、明日にしよう、な?」
雷「あなただけね!私は今日決着をつけるの!」
☆※カマ野郎+イケメン☆
摩耶「提督、あのカマメンって何でも音で判断してくるんだろ?」
提督「気になる単語がひとつ飛び出してるが……まあそうだな。
東京ドーム1個分くらいまで何となく」
提督「ホームベースから内野までの位置までの近さだと
聞こうと思えば筋肉の音とか心拍数までわかるらしい」
摩耶「気持ち悪いな。でもよぉ、今のカマメンそんな風に見えないけど」
提督「確かに。……よし、試しに後ろから殴ってみるか」
☆汚い絵面☆
佐世保「そうだ!確か深海どもは」
提督「隙ありぃ!!」
ガッ ズルッ
佐世保「ん?」クルッ
提督「あ」
ブッチュゥ~!
天龍「佐世保!」バンッ
雷「佐世……ぴぎゃぁぁぁぁ!!」
☆実況と解説☆
摩耶「あーっと、後ろから奇襲する提督がここでうっかり物につまずきバランスを崩したぁー!」
鈴谷「普段の予知(笑)はどうしたんでしょうか」
摩耶「そしてタイミング悪くカマメン振り向き唇にシュート!ゴォール!」
鈴谷「恐らくファーストキッスはカレーの味でしょう」
摩耶「さらにここで天龍選手、雷選手が最高のタイミングを目撃!熊野が鼻血を噴射!」
鈴谷「雷選手の悲鳴とドン引きの天龍、固まる加賀姉、頭抱える愛宕姉、鼻血の熊野。執務室はカオスです」
☆眠れるホモの美男☆
青葉「キターーーーー!!やりました青葉!」
雷「な、何してくれてんのよぉぉおおおお!」
提督「いてっいてっ、天龍助けてくれ!」
天龍「知るか!」
加賀「艤装……展開」
佐世保「う、うぅん……せ、先輩っ!?ど、どうして僕に股がっているのでしょうか……?」
摩耶「あぁーっと!!なんてことだ!提督のバランスを崩した転倒に
巻き込まれた佐世保、後頭部を強打していたせいか、
はたまた提督の熱いキッスのせいか、また元に戻ってしまったァ!」
鈴谷「いやー、はっはっは、プリンスのキスでプリンスがめざめましたねー」
☆事故です☆
提督「事故だよ」
加賀「私は悲しいです」
提督「なあ頼むからごま油の瓶に話しかけるのやめてくれよ」
加賀「私に上書きしてください」
提督「い、いまか?」
加賀「いまです」
☆事後☆
提督「今日は暑いなぁ」
加賀「そうね」
愛宕「加賀さんなんだか嬉しそうね」
加賀「そう? そうね……そうかもしれないわね」
愛宕「ははーん、なるほどねえ~」
提督「こっち見るな」
☆ありがとうTHE IDOLM@STER(※艦これSSです)☆
愛宕「加賀さんはあれを見て気持ち悪く思わないの?」
提督「うおぉんおぉおおん!10th最高だったぁぁあ!うわああああ!」
加賀「……あそこで帰ってきてからずっとあの調子のあの人のこと?」
愛宕「そう」
加賀「そうね、好きかしら」
愛宕「うーん、質問の答えになってないけど、まあそれなら別にいいんじゃない?」
☆すいませんでした☆
赤城「誤爆したんですか」
提督「はい」
赤城「暑さで頭やられてたのでしょうか」
提督「そうかもしれない。1年半もやってたのにこんなの始めてだ」
赤城「しかも一番個人的な内容のネタじゃないですか」
提督「せめてそのひとつ前のネタなら……」
☆上書き☆
佐世保「先輩のところにいた時の一部の記憶がないのですが」
雷「知らない!それよりもちょっと顔貸して」
熊野「ずいぶんダイレクトに上書きしようとするんですのね」
天龍「すれば提督と間接」ボソッ
雷「キェェェ----!絶対許さない!」
熊野「実は記憶がないところであなたは提督と」
天龍・雷「「それは教えちゃだめ!!」」
☆2日のLV支払い忘れたんだけど?☆
提督「そんなことしてたらデレのLV払い忘れたぞ」
赤城「何してるんですか」
提督「あまりにもショックで……死にそうだ」
赤城「ようこそ黄泉の世界!」
提督「誤爆したことがこんなショックで引きずってるだなんて」
赤城「いやそっちかーい!」ズコー
☆ヒミツなふたり☆
金剛「最近みんな何か隠してる気がするネ」
提督「え? いやそんなことないだろ。なあ?」
加賀「そうね。ええ」
金剛「……怪しいデース。加賀のその余裕……ムカつくデース」
加賀「そんなことないでーす。ぷっ」
金剛「(怒)」
☆お掃除イベント☆
鈴谷「プールを開くべきなんだけど」
提督「ふっ、ならば俺にまずは股を開いて見せることだな」
加賀「掃除したら使ってもいいけど」
鈴谷「提督、掃除しよう掃除!ほら、プールを掃除するイベントだよ!」
提督「やだよお前それ絶対最終的に俺一人でやる奴じゃん」
☆ぬるぬるうなぎプレイ☆
鈴谷「なんで今日カレーじゃないのー?」
提督「うなぎ食べる日らしいからな!食べたい人はここからどうぞ」
愛宕「なにこのゴムプールに入ったうなぎ」
提督「捕まえた人だけが食べれるのだ!」
青葉「さあ、うなぎを捕まえようとして足滑らせて転んでびしょ濡れになったり」
青葉「谷間に滑り込ませて「いやーん!」とか言ってください!」
愛宕「加賀さん袖捲ってないで何か言って」
☆めくるめく時の中で☆
長門「ミナト、君はスカート捲りをしたことがあるか?」
大湊「無い」
長門「してみたくは?」
大湊「無い」
長門「もしできるとしたら?」
大湊「しない」
長門「こっち見てみ?」
大湊「いやスカート履いてないんかい」
☆サバイバル☆
摩耶「なんかもうちょっと夏らしいことねえのかよ」
提督「だったら水着で過ごしてればいいだろ」
摩耶「キャンプでもしようぜ!」
提督「馬鹿かてめえぶっ殺すぞ!!」
加賀「なるほど、野外でのサバイバル訓練ですか。検討しましょう」
提督「ほら見ろ!ごめんなさいって言え!ごめんなさいって言えええええ!」
摩耶「なんか……ごめん」
乙ー
軍人「キャンプ」
市民「キャンプ」
不思議!
☆サバイバルの達人に聞いてみた☆
那珂「素人は危険だよー!?」
加賀「ですが我々も軍人です。これくらい出来なくては」
那珂「うーん、まあそうだけど」チラッ
電「ルンバを持ってきたいのに捕まらないのです」
摩耶「1つだけだから!な!?」
鈴谷「レトルトも駄目なの!?ちくしょー!」
那珂「……やめといた方がいいかもね」
☆規制☆
提督「通信規制初めてかかった!」
愛宕「エロ動画」
提督「ちげーよ!」
愛宕「じゃあ何?」
提督「ツイ廃?デレ?ミリ?スクフェス?」
愛宕「要はエロ動画ね?」
提督「違うけど、違わない気がしてきた!」
☆仕事量☆
暁「こんにちはー」
加賀「……」
暁(す、すごいスピードで仕事してる!)
加賀「あら、いらっしゃい。珍しいわね」
暁「あの、どうやったらそんな風にお仕事できますか!?」
加賀「……? 別に普通よ?」
暁(ふ、普通!?)
☆無償にピューと吹く!ジャガーが読みたくなった☆
暁「でもこの書類の束、私とミナトがやっても絶対こんな早く終わらない……はっ!?」ペラ
暁(しかも、手書きー!? すごい達筆ー!?)ガビ-ン
加賀「こんな風に仕事を?そうね、駄目な人間が近くにいることかしら?」
暁(うち、いっぱいいるー!)ガビ-ン
提督「うい~! 加賀、コーラ早飲み対決しようぜ!
負けたらダイエットコーラいっき飲みな!」
暁(駄目な人間、居たー!?)ガビ-ン
☆デキる女☆
暁「納得いかないわ」
大湊「どうした?」
暁「誰も手伝ったりしてなかったのはここでも同じ。
だから私もいつか加賀さんみたいに一人でできるようになるもの」
長門「一人ではデキないぞ?」
川内「想像とはまたハードなプレイを選ぶなぁ」
☆ボンボンTVってなんだよ……☆
提督「いやでも俺コロコロ派だし」
鈴谷「ボンボン派はいないの?まあ私もボンはボンでもボンカレー派だけど」
提督「カービィとベイブレードの漫画好きだったよ」
鈴谷「へえ~わかんないや」
提督「この歳になるとさすがにコロコロ系のは立ち読みはできないしなぁ」
☆ブルームーンが最近あったそうだが、ブルマの方が見たいな☆
隼鷹「お?なにしてるの?」
響「提督たちの能力に名前をつけてみた。格好いい」フンス
隼鷹「ほほう、奇跡の予言-ゴッドセンス-……?」
隼鷹「聖騎士の鉄拳-パワーオブグローリー-…………」
隼鷹「悪魔の監視-オーバーリソナー-……」
隼鷹「知恵の宿り木-キングスビブリオ-」
隼鷹「女神転生-コピーアンドペースト-。ぶひゃひゃはひゃ!!」
☆課題やる大学生も同じ能力使う☆
隼鷹「まあ提督は分かるけど、リソナーってなんだよ。
銀行みたいになってるじゃん」
響「これはソナーと彼の能力である聴力からリスナーをかけたもの」
隼鷹「また微妙なところを……眼鏡くんのは?」
響「お姉ちゃんから聞いたけど、あの人一度読んだ本、聞いた話、
見た映像、全て覚えてるって」
隼鷹「舞ちゃんの随分雑だけどいいの?」
響「お姉ちゃんはまあ……これでいいよ」
☆LVで我慢☆
鈴谷「ていとく~、鈴谷ディズ●ーランドいきたい~」
卯月「うーちゃんもいく! うーちゃんもいく!」
摩耶「ったく、なにが楽しいんだよ」
愛宕「ポップコーンの奴持ちながら言われても……」
加賀「提督はあれでも忙しいのよ、みんな。また今度にしましょう」
提督「俺だって舞浜行きたかったんだよおぉおおお!!」
☆暑い夏はまだまだ続く☆
提督「今年のコミケは何だすの?」
那珂「今年は那珂ちゃんの音だけシリーズ最新作!」
提督「おお!?」
那珂「那珂ちゃんお着替え10連発!」
提督「なにぃぃぃ!!」
那珂「あんな格好やこんな恥ずかしい格好までしちゃう那珂ちゃんの着替えの衣擦れの音」
提督「うおおおおお!!」
☆ちりもつもればやまとなでしこ☆
提督「先着の特典は!?使った洋服!?着替え後の写真!?」
那珂「のんのん♪ 那珂ちゃんが音の向こうでフルヌードなのです」
提督「きたああああああああああああああああああ!
で、先着についてるのは一体何に着替えてる音なんだよ!」
那珂「先着50枚限定版は十二単を脱いで全裸になってまた十二単を着る音」
提督「うおおお!イヤホンの向こうで那珂ちゃんが全裸だけど
十二単が布多すぎてどこのタイミングで全裸か全然分からねえやつぅ!!」
☆口内YEAH!!☆
卯月「うべぇ~舌が痒いぴょん」
加賀「口内炎……?あまり気にしていじると長引くから」
卯月「無理ぴょん」
提督「俺に任せろ。まず卯月の舌を舐めます」
加賀「……次に私のも舐めます」
提督「舐めません」
加賀「舐めなさい」
提督「なさい!?」
☆お水美味しいーーッ!?☆
初雪「喉乾いた……」
初雪「……ぷはあ……」
隼鷹「なーに飲んでんの!ヘイッ!飲みたいー↑から飲んでんの!?↑ソレッ」
隼鷹「のーんで飲んで飲んで!のーんで飲んで飲んで!」
初雪「……水飲んでるの見る度コールしてくるのやめてよ」
隼鷹「なーんで何で何で!?なーんで何で何で!?」
初雪「…………」
☆灯☆
呉「黙祷終わり」
扶桑「不幸ね」
山城「この日になると思い出す?」
呉「そうね……」
金剛「じゃあまだまだ一緒にいてあげないと駄目ネー!」
呉「ええ、そうかもしれないわね」
☆どっち見るかマジで迷う☆
提督「恐竜さんの映画は最初はいいけどあとは怖いぞー?」
卯月「うーちゃん平気だもん」
鈴谷「アイアンマンにしときなよ~」
提督「そうだよ今日見るのは●イ●ンマンにしよう」
加賀「何故伏せたんですか」
☆パインパン☆
卯月「うーちゃんアイアンマンだったらアンパンマンがいいぴょん」
提督「俺はパイ……アンパンマンがいいかな」
鈴谷「鈴谷はカレーパンマン」
加賀「私は提督パンマン」
提督「なにそれやだ」
☆4Dすごいぞ!☆
提督「4Dのジュラシックワールド最高だったぞ」
愛宕「そう、よかったじゃない」
提督「まあストーリーはガバガバだった気がするけど、
”お約束”をたくさん盛り込んでいたからな!」
愛宕「加賀さんがすごく疲れているのは気のせい?」
提督「途中からちょっと怖い映画だとわかった途端に
握ってくる手が痛かったわ」
愛宕「やだ、手なんか繋いで。のろけ?」
提督「あいつが掴んできたのは俺の手首だ。
それも脈を的確に押さえてきた」
☆8月9日☆
雷「今の私達がやってもいいのかしら」
佐世保「大事なのは一緒に悲しむことです」
天龍「俺達は実際には体験してないが」
熊野「知っていること、ですからね」
佐世保「僕たちが守らなくちゃいけないですね」
天龍「ああ、そうだな」
☆気になる!☆
龍驤「はー、怖いわーでも気になるわー」
那珂「何が?」
龍驤「いやな、進撃の実写、めっちゃボロカス言われとるけどな
気になるやんかーでもそれで映画しょぼかったら……」
那珂「変なのは見たくないけど気になるってやつ?」
龍驤「もう怖いもの見たさになってきてるわ」
那珂「呉とどっちが怖いんだろうね」
龍驤「呉やなぁ」
那珂「せやなぁ」
☆お盆休み☆
佐世保「お休みはどうするか、ですか?」
佐世保「天龍と共に地元に帰る予定ですよ?」
雷「……は?」
天龍「言うなっつったのに……ばか」
佐世保「記憶を取り戻すために必要ですので」
雷「……じゃあ私もお手伝いするよ。ね?必要でしょ?」
天龍「いらねーよ実家帰れ!」
☆お盆の過ごし方☆
提督「お盆休み?huluの2週間無料を使い映画見まくる!」
加賀「私は特に帰るところもないので提督の御守りです」
摩耶「アタシと愛宕姉は帰るぞ」
鈴谷「至高のスパイスを探しに行く」
電「開発したいのですが、電も帰るのです」
卯月「うーちゃんも帰るぴょーん」
☆帰省☆
暁「嫌よ!絶対帰らないんだから!」
大湊「いいから君は一度実家に戻りなさい!」
暁「だってまだこんなに仕事あるのよ!?」
大湊「それは僕がやっておくから」
暁「じゃあ私持ち帰る」
大湊「馬鹿者、それは機密事項で持ち出せば一発で首が飛ぶぞ」
暁「飛ばせる首なら飛ばしてるわよ!」
大湊「いやそんな勇ましく言われても」
☆もう懐かしい☆
隼鷹「今日は休みだろ?いいじゃないか一杯くらい」
舞鶴「だめよ~だめだめ」
隼鷹「そんな冷たいこと言わずにさ~ほれ、ちびっとだけ」
舞鶴「だめよ~だめだめ」
隼鷹「この人たちあっという間に消えたけど、
また戻ってこれるかな?」
舞鶴「だめよ~だめだめ」
☆駄目☆
響「二人ともまたこんな飲んで……」
初雪「しばらくお酒禁止」
隼鷹「ああん?私達に禁酒しろって?」
舞鶴「無駄よ~無駄無駄」
初雪「DIOみたいに言っても駄目」
舞鶴「駄目よ~?」
初雪「言わない」
☆夏の陣一日目☆
鈴谷「暑い!臭い!」
提督「我慢しろ!いいから那珂ちゃん所行くぞ!」
鈴谷「加賀姉からLINEきたよ」
提督「なんて?新刊買えたって?」
「ここがどこか分かりません」
提督「迷子かよ!」
☆小説本ばかり買った。一日目乙~☆
提督「来たぞ!那珂ちゃんに(お金)出すぞ!」
那珂「はーい、先着分なので2,000円でーす」
鈴谷「あ、私はカレーひとつ」
提督「ねーよ!他行け!」
那珂「1,000円になりまーす」
提督「あるの!?」
次スレのご案内。
【艦これ】提督「今日も平和だ」その15
【艦これ】提督「今日も平和だ」その15 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439573407/)
お疲れ様です。
私は夏イベ諦めました。
毎度のことながらコミケ行って他人のを読むといつか自分も
小説本出すぞ!と思うのですが思うだけで終わります。
映画やらアケやら色々ありますが、書きながら待ちましょうか。
というわけで今後もお付き合いいただける方はよろしくお願いいたします。
このSSまとめへのコメント
…あの日記の提督は無機質か何かか?www
電のルンバに対する想いが凄まじい・・・
グレートダイナマイトボンバーズってバトルドッジボールじゃなかった?
舞鶴ジェダイ説
神通は佐世保か舞鶴かな?
縄…閃いた!
>>6
通報した
七夕の願い叶ったじゃん
671みたいなネタがやっぱ一番好きだな