【艦これ】提督「今日も平和だ」その6 (1000)



前スレ

提督「今日も平和だ」
提督「今日も平和だ」 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督「今日も平和だ」その2
【艦これ】提督「今日も平和だ」その2 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督「今日も平和だ」その3
【艦これ】提督「今日も平和だ」その3 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督「今日も平和だ」その4
【艦これ】提督「今日も平和だ」その4 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督「今日も平和だ」その5
【艦これ】提督「今日も平和だ」その5 - SSまとめ速報
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注意事項
・艦これ4コマ漫画風SS
・キャラ崩壊
・オリジナルキャラ有り
・雑談可
・支援絵大歓迎

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399633568



登場人物

【横須賀鎮守府】

提督
深海棲艦との戦争を終戦にまで持ち込んだ実力者。
しかし、現在はとにかく仕事をしない、だめ提督。
エロ本、エロゲの数の方が仕事をこなす量よりも多い。
外面だけはいっちょ前なので外部や上層部からは全く怪しまれない。
しかし、本来の実力は……。


加賀
秘書艦、みんなの中でも安定した提督の嫁。
過去の経験から提督の傍にいることを誓う。
誇り高き一航戦を自称しクールに振舞っているが提督にだけデレまくる。
無論そのことは殆どの連中にバレている。
料理だけ壊滅的に不得意だが基本的に何でもできて提督の無茶ぶりにも一応応える。
一航戦だけあって戦闘力は高い。



みんなに愛されているゲームボーイも知らないゆとり駆逐艦。
非常に早とちりしやすく、勘違いもしやすい。
しかし、意外と計算高いところがありプラズマ化しつつある。
芸術的センスは皆無。
最近の趣味はルンバを追いかけること。
好きなお菓子はわたパチ、好きな飲物はバン●ーテンココア。


愛宕
何故か提督のエロ本エロゲの隠し場所を全て知っている重巡。
本当は提督のことが好きだけどその真意は心の奥底に隠している。
雷など大きな音が苦手。
最近は電とお菓子を作るなど女子力の高さを誇るが
かなりの下ネタ好きなので勘違いされやすい。
摩耶の姉だが、本人は次女なので妹属性を押す。


【横須賀鎮守府その2】


天龍
意外と面倒見がよく、艦娘たちや提督の相談相手になることがある。
眼帯の下は龍田につけられた傷があるが、本人はそれを愛の証として受け取っている。
優しい性格だが、眼帯のために近所の子供のアダ名が極道でありすごく気にしている。
扶桑に気に入られたことがきっかけで山城に命を狙われる日々が続く。
夜間哨戒の任務を請け負っている。耳(?)が感じやすい。
駆逐艦から謎の人気がある。
服役中の妹龍田の元に毎週必ず通っている。



摩耶
愛宕の妹の可愛い物大好きな重巡。
怒らせるととにかく怖い。
よく提督と鈴谷におちょくられてはキレて二人を逆さ吊りにする。
自室はぬいぐるみだらけなので部屋にはあまりいれたがらない。
可愛いもの好きはバレてないと思っている。
ぬいぐるみには名前もついてるがネーミングセンスはない。
現在名前だけ出ているのがシェリー、ココア、ガンジー、どぶろく、モジャ美
フジヤマ(故)、ゴールドオシャンティー(故)、ロッゴー、ジューシーライダー、
元就(モッチー)


鈴谷
お調子者でカレー好き。
イタズラもすごいするのでよく提督と一緒に摩耶を怒らせる。
たまに摩耶以外にイタズラして怒られることも。
夢はカレーの出る蛇口を手に入れること。
ゲームや漫画は好きなので提督のをたまに借りている。
熊野とは幼馴染。顔面第一主義なので佐世保がすごい気になるが
ホモはノーサンキューなので板挟みになり複雑な思いをしている。


【呉鎮守府】



かなりキツい性格をした提督のことが嫌いな女将校。
士官学校では提督と同期でライバル関係であり、首席で卒業。
その時の恨みを今でも抱えている。
本人も無茶苦茶に強くその気になれば砲塔も素手で折ることができる。
学生時代のアダ名は呉リラ、歩く災害、ミリオン地雷原。
歓迎の訓練メニューが死ぬほどキツく金剛が4,5回吐くほど。
トレーニングでは那珂も同様に吐いている。
隠れクサメタラーで、酔っ払うと幼児退行するが
ガードが固いので中々飲まない。



金剛
提督のことが好きな戦艦。加賀と同じで料理が壊滅的。
ストーカー気質な所があり、提督からは鬱陶しく思われている所がある。
呉の秘書艦だけあってリーダーであることはしっかり頭に入っているのが、
たまにそれっぽいことをするとみんなから別人なんじゃないかと疑われることがある。
実は本人の戦闘力は加賀とほぼ互角ぐらいはある。
改二になることができる。
あまりに怒られすぎて人格が崩壊し「控えよ」が口癖になったことがある。
加賀に何度も殴られて元に戻った。



扶桑
体力が全くといっていいほどない不幸戦艦の姉。
「結婚したい」が口癖になりつつある何かが残念でモテない残念女子。
助けられたことがきっかけで天龍のことを気にいる。
向こうが女子だとしても別に構わないらしい。
山城が天龍のことを好きで盗られると勘違いしている。
移動手段は山城が押すベビーカー。
綺麗な黒髪は椿のかほり(by山城)
熊野のせいで腐りかけている。


【呉鎮守府その2】


山城
扶桑にベッタリな重度のヤンデレ妹。
扶桑に近づこうとする奴を片っ端から排除していこうとする。
趣味が半田付け。
扶桑のお気に入りの天龍を狙うがいつも倒せない。
一度間違えて加賀に向かっていってボロクソにされた経験があり実は加賀のことが怖い。
同様に呉にもボロクソにされたことがある。
だいたい黒い瘴気を纏っている。


龍驤
不憫な扱いが目立つが意外としっかりもの。
横須賀の連中にはどうあがいてもピザ屋といじられまくる軽空母。
飛行甲板がどう見ても遊戯王のデュエルデュスク(使いやすいらしい)。
持ってる漫画は渋い。
ツッコミ体質なこともあって割りと苦労している。
どこがとは言わないが生えてない。



那珂
艦隊のアイドル(自称)
提督の下で建造されたが追い出され呉の所に厄介になってる。
かなりのお調子者でとにかくやかましい奴なので色んな奴から疎まれるが
別に悪い奴ではないのでみんなどこか憎めないでいる。
とうとう改二に変身することができるようになったが、
変身の仕方が分からないために未だになれずにいる。
怖いもの知らずのせいかよく呉に口答えしては怒られている。
ご当地ヒーローメインヒロインにも抜擢、今では地方アイドルではトップレベル。


【佐世保鎮守府】


佐世保
提督の一つ下にあたる後輩。
とても丁寧な物腰、だがホモ。
イケメンで何でも出来る、だがホモ。
仕事も完璧にこなす、だがホモ。
皆の信頼も厚く学年では首席だった、だがホモ。
ファンクラブまであるほどのイケメン、だがホモ。
本人はただ尊敬しているだけだと、だがホモ。
記憶が提督に助けられてからのみある、ゆえにホモ。




電の姉にあたる駆逐艦。
しっかりものだが見事なダメ男製造機。
佐世保LOVEだが、等の佐世保がアレなので本人は意外と苦労している。
隠れマッチョな佐世保にキュンキュンする。



熊野
神戸生まれのお洒落な貴婦人。
気品あふれるお嬢様系女子。
しかし、実態は腐女子。
提督と佐世保の妄想が日々止まらない。
鈴谷とは幼馴染。
怖ろしいまでの感染能力を持つために被害者が出現。要注意。


【舞鶴鎮守府】

舞鶴
提督と呉の先輩。規格外の能力を持つ。
しかし野心はないために提督達よりは階級は低い。
のんびりした性格だが、この人も無茶苦茶強く霊体も斬ることが出来る。
自由奔放なところがあり周りを振り回すこともある。
提督よりも年上だが見た目が非常に幼い。通称ロリババア。
島風の一件で提督達の手助けをしていることから
ただのお人好しの何でもできるすごい先輩だと判明している。




初雪
比叡から舞鶴の元に引き取られた駆逐艦。
引きこもりがちの引っ込み思案だが、真面目な性格。
舞鶴のことは姉や母のように慕う。
隼鷹に関しては困った仲間だという印象。
響とは仲の良い双子みたいな関係になった。



隼鷹
元ホームレスで舞鶴が拾ってきた。
酒飲みでだいたい酒を手にしている。
やる時はやるが口癖なのだが、
実際にやっていることは確認することはできない。
ホームレスの前はお嬢様だったらしい。
言葉の重みが違う。


Верный(響)
元響というあだ名があるロシア帰りの駆逐艦。
妹に雷、電を持つ姉である。
クールな正確だがまだまだ子供っぽく中二病患者である。
天龍のことを尊敬している。
お化けが怖くて夜に一人でトイレに行けない。


【その他】


赤城
かつて加賀と提督と部隊を組んでいたパートナー。
食いしん坊だが、加賀と同じくらいの戦闘能力を持っていた。
多くの兵士のために犠牲となり最期を迎えたはずだが、
なぜか亡霊として横須賀鎮守府に住み着くことになった。
亡霊のくせに資材含む食べ物は食べることができる。



戦艦棲姫
深海棲艦のトップ。
小さな子供の頃、海で提督と遊んだことがある。
姫のおかげで終戦になり平和が訪れた。
現在は不可侵の条約の元、海の向こうで暮らしている。



比叡
上層部のエリート戦艦。
忠犬のような性格だが、姉思いが行き過ぎたただのシスコン。
何かある度に「ヒェェー!」とひっくり返る。
そのオーバーリアクションが非常にうるさい。
下世話なことも平気で聞いてくるド変態。
改二になると闇遊戯みたいな喋り方になるらしい。
必殺技はハリケーンミキサー


【その他その2】


北上
大井と共に横須賀で北上ラーメンを経営する一人。
大井とは軍人時代からの仲良しで”親友として”大好きではある。
提督や知人には何かとおまけもしちゃう気前の良さ。
北上ラーメンは巷で人気の美味さで隠れた名店として有名。


大井
北上のために何かと奮闘するが空回り気味の北上ラーメン創設者。
店を勝手に作るなど外堀を埋めて北上を逃げられないようにした。
提督に対して何かと口悪く罵るが見ての通り嫌いではない。
日々、定番メニュー北上ラーメンに並ぶメニュー作りに励む。
怒るとすぐにラーメンに使うスープをぶちまけてくるために
マニアな常連客には大井の方が人気がある。



島風
かつて提督と加賀と数日間だけ横須賀で過ごした駆逐艦。
舞鶴と提督のおかげで生き延びることができ、
現在はレン、ソー、ホウの三匹(?)と共に
悪戯をする困った集団のボスをやってる、らしいが実態や実績は不明。
元々核を搭載していたこと兵器のために今でも追われることがあるとか……。
楽しいことが大好きなので楽しそうな匂いを嗅ぎ分け唐突に現れることがある。
その時の合言葉は”ちくわ大明神”


龍田
天龍の妹。現在は過去に行った罰を受けている元人斬り。
人斬り時代はキレると手に負えない性格だったが現在の詳細は天龍のみが知る。


青葉
軍に関連することからファッション雑誌まで幅広く取り扱うフリーライター。
怖いもの知らずで各鎮守府を引っ掻き回すマスゴミ。
悩みごとはどこのSSでも同じような性格なこと。

>>1

あと龍驤の項目に誤字が
×デュエル「デュスク」
○デュエル「ディスク」


前スレ埋めありがとうございました。
あいも変わらず稚拙な文章ですが、行きましょう。

他の鎮守府をやりたいとか言ってた癖に結局ここに落ち着いたのでした。


番外編
☆サバイバルアイランド☆



天龍が仲間に加わったことにより私と提督の二人きりの空間はもうなくなってしまったのでした。
でも別にそれが嫌だというわけではない。
仲間が増えたことで仕事の効率もあがるし、
何より天龍は覚えも早いし訓練も真面目に行ってくれている。
どこかの誰かさんと違って。


そんな私達の平凡が終わりを告げるのは早く
天龍が仲間に加わってから一ヶ月ほど過ぎた頃。


一通の手紙が届いたのがきっかけだった。


加賀「提督。提督宛に手紙が届いていますよ」

提督「提督は留守です。って書いて送り返せ」

加賀「そういうワケには行きません。
   提督にはこれは中々嬉しいお知らせですよ?」

提督「なるほど。とうとう俺のハーレムウハウハランドが建国される訳だな」

加賀「そんなのここにあるじゃないですか」

提督「ここ、仕事、強要。それ、良くない」

加賀「何故、片言なのかは分かりませんが」


天龍「何やってんだよ。ほら、貸しな」


そう言って私の手から手紙を引ったくる天龍は
雑な手つきで封を破り中から綺麗な便箋を取り出しました。


天龍「なになに? えーっと、二週間後に行われる
    式典へ参加されたし……とのことだ」

提督「式典? やはりハーレムウハウハランドが」

天龍「そうじゃなくて……まあ何の式典なのかはさっぱりだな」

提督「ん? 待てよ。おいそれどこで開催されるんだ」

天龍「この招待状には豪華客船って書いて――

提督「行く!!」


加賀「……はぁ。また突然ですね」

提督「だってお前考えても見ろよ。
    豪華客船と言ったらついてくるのは確実に豪華なディナー!」

提督「飯! 飯! 飯! 食い放題が相場だろ!!」

加賀「そ、そんなので釣られる訳がないじゃないですか」

天龍「顔ニヤけてんぞ」


失礼な。そんなことありません。
でもさすがに気分が高揚しますね。


提督「他にどんな奴が来るんだ」

天龍「えーっと、他の司令官も来るみたいだぞ」


天龍「あとは……ああ、ここ最近有名になった名探偵が……」

提督「やっぱり行かない!! 絶対行かない!!」

加賀「なんですか今度は」

提督「ばっか、お前考えても見ろよ! 豪華客船に名探偵!?
    もうやだよ~~! 事件の匂いしかしないよ~~」

提督「完全に劇場版の舞台設定だよ~~~」

天龍「でも飯は食い放題なんだろ?」

加賀「行くしかないですね。決してご飯が食べたい訳ではないですが」



それから私達は提督の猛反対を押し切り
式典が行われる豪華客船に乗り込むことに。


提督の身柄を引きずるように私達は船に乗り込むことに。


提督「んん゛~~!」


提督の口はテープで塞がれているために何を喋ってるのかは分かりませんでした。
私達の他にも色々な人が乗っているこの客船。
各業界の著名人達が集まっているようでしたが、
皆一様に私達のことを怪しげに見ていました。

それもこれも提督が簀巻き状態で引きずられているせいです。
全く、無駄な注目を浴びたくはないのですが。

船への搭乗手続きの際にその提督のせいで怪しまれたので手こずりました。
提督は「お前らが拘束してるせいだろ!」と言っていました。
はて、なんのことやら。

私達は部屋へ案内されました。
部屋は2つ、一人用と二人用。


加賀「じゃ、天龍、ドレスに着替えてから集合よ」

天龍「待てコラ。何で俺が一人部屋なんだよ」

提督「ハッ、確かに!」

加賀「何でって……それが普通だと」

天龍「そんな訳ないだろ、アホか。
   普通は男子と女子で別の部屋なの! ほらこっち来い」

加賀「待っ、あっ、て、提督!」

提督「おうじゃあまたあとでな」


そのまま私は天龍に引きずられ二人部屋に。
私はこの時のことを思い出しては何故か少し悔しい思いをします。
正しいことを言われたのに何故か納得できない。そんな気分です。


その後、三人揃ってパーティ会場へ。
会場に入った時には既に船は沖に出ていて
誰か知らないけれど、偉そうな髭面のおじさんが壇上で話をしている時でした。
まあ、十中八九、今回の会の主催者であることは確かでした。


隣には金髪の胸元が大胆に空いたドレスを纏った女性が。


おじさんは壇上から退いてその女性にマイクを手渡しする。
どうやらその女性が乾杯の音頭を取るようでした。


提督「ほら、なんか乾杯するみたいだぞ」


そう言ってどこかから引ったくってきただろうグラスを
私と天龍に渡してきました。
中身は……綺麗な色をした葡萄酒。


提督「お、見ろよ。あれ、すんげえおっぱいだな」

加賀「……」

提督「痛っっ!!」


提督の足を踵で踏みつけた時、それとほぼ同時に壇上の女性は
可愛らしい声で乾杯の音頭を取りました。


愛宕「ぱんぱかぱーん! それじゃあ平和の祭典を開催しまーす♪」

愛宕「乾杯~♪」


提督は足を踏みつけられた痛みで体制を崩し、
葡萄酒を服に溢していました。


この時の女性こそが愛宕でした。
この瞬間私達は彼女のことを
”あぁ、なんか派手な女がいるな……”程度にしか思っていませんでした。


それから……。


私達は心ゆくままに食事を楽しみ……たかったのですが、
各方面の方が次から次へと挨拶に来て
提督は落ち着かない様子でした。


提督「お前も食ってばかりいないで相手してくれよ」

加賀「ここは譲れません」

天龍「なあ、何で俺は用心棒みたいな扱いなんだ?」

提督「な、何だろうな。俺の半歩後ろに常に控えてるせいじゃないか?」

天龍「いやなんて言うか、人見知りじゃないんだけどよ。
    俺だって偉そうな連中ばかり来て怖いんだよ」


などと話している時、提督の元へ一人の女性が……。
それは壇上で挨拶をしていた愛宕でした。


愛宕「こんばんは~。どうですか? 楽しんでます?」

提督「ああ、君のような綺麗な娘が来てくれたおかげで
    私は今とてもいい気分だよ」


提督を睨みつけると咄嗟に目線を逸しました。
提督が目線を動かした先は愛宕の胸でした。


愛宕「あ、あの……提督さんが深海棲艦との戦争を止めてくださったんですよね?」


提督「ああ。そのことかい。なんて事はないよ。
    至極当然のことをしたまでさ」

愛宕「まあ、素敵ですね。そういうのとても格好いいなって私思っちゃいます」

提督「だが、私は今も自分のしたことが正しいのかは分かっていない」

愛宕「そんな……」

提督「戦争が止まるまで、一体いくらの人間が犠牲になったか……」

愛宕「きっと間違っていないと思いますよ」


そう言いながらそっと提督の肩に触れる愛宕。
さすがにそれは見逃せません。
提督の服の裾を引き愛宕から距離を取らせる。


しかしそれでも近づく愛宕。

愛宕「……あの、もう少しだけお話聞かせていただけませんか?
   すごく……興味があるんです。英雄という人に」


加賀「あのいい加減に――


その時。


大きな揺れが会場を襲う。


天龍「な、なんだ!? 地震か!?」

加賀「ここは海の上ですよ……っ!」


愛宕「きゃあっ!」

悲鳴と同時にさりげなく抱きついて……この雌狐。
許すまじ。


天龍「おい! こっちだ!」

提督「失礼!」

愛宕「何!? 何なの!?」


私も提督のあとを追い、海の外が見える場所まで走る。
そこには客船を囲うように大量の船が……。


天龍「こいつはぁ……」

提督「海賊だ……。囲まれてやがる」

加賀「狙いはこの船の著名人の財産か何かでしょうか」

愛宕「な、何が起きたの!?」

提督「おひょっ!?」

この雌狐……着いてきた上に提督の腕に絡みついて……。
つい強めに愛宕の肩を引き提督から引き離す。


加賀「ここは危険です。中に入っていて下さい!」

提督「お嬢さんも頼むから安全な所にいてくれよ!?」


天龍「行くぜ! 一人残らずお縄につきな!!」


叫びながら天龍が一番近くの船に飛び込んでいく。
同じように提督が別の近づいてきた船に飛び降りる。


二人が降りて行った船からすぐに阿鼻叫喚の声が上がる。
一方私は客船にいる人達へ向けての安全確認と非難誘導を済ませることに。


しかし、いくら二人が出迎えたとしても相手は何隻もの船で囲ってきてる。
その船に敵が一体どれほどの数が乗っているのかも不明。


ゆえに客船にはすぐに乗り込まれてしまった。


乗り込まれた敵の方は次から次へと私がなぎ倒していく。
全く、さきほど食べたというのにいきなり運動してしまっては
消化されてしまうじゃないですか。
でもいざとなれば燃料補給はいくらでも……。


いや、今は目の前の敵を誰一人奥に通さないことを考えなくては。


しかし結局私の抵抗も虚しく私が守っていた入り口とは
全くの反対側から侵入を許すという不測の事態。
さすがに一人きりでは侵入してくる全ての敵を排除するのは不可能……。

客船は大混乱に。


この感じ……どこかで。
あの最後の戦闘の時、確か深海棲艦が母艦へ乗り込んできて
船が戦場となっていたのを思い出す。


あの時、私がもっと強ければ赤城さんは死なずに済んだ。
私がもっと強ければ……。


提督「加賀ッ! 侵入されちまったか……仕方ない!」

加賀「天龍は!?」

提督「今、包囲網を突破するのに十分なだけの船を潰してきた。
    残りは天龍に任せてあるからすぐに合流できるだろう」


提督は海に出たせいで折角の一張羅がびしょ濡れになっている。
まあ元々その前に葡萄酒こぼしていたし……まあいいか。

そんな大混乱の中、提督の耳に飛び込んだSOS。


愛宕「た、助けっ……」

   「おらこっち来い!!」


提督「チッ。加賀、天龍ここは任せたぞ!」

加賀「はい! ……提督!?」


この時私はまさかあの女を助けに行くとは思っても居ませんでした。


そしてここからは提督とは別行動をしたので
後から愛宕や提督から聞き出した情報をまとめていきます。


愛宕は甲板まで連れられていき人質に。
提督はそれを追っていくが愛宕の首元に突きつけられたナイフで動けなくなる。


提督「その娘を離せっ」


提督はこの時既に勝ちを確信していたようですが
酒が入っていたせいもあってかいつもよりも勘が鈍っていたそうです。


提督「お前は運が悪かったな。海の男を相手にしたのが海だったなんて」

提督「お前は嫌でも10秒後そのナイフを嫌でも離すことになる」



10秒後。突然の高い波しぶきが愛宕を人質にしている海賊を襲う。
水が目眩ましになったと同時に走りだし提督がナイフを奪い取る。


ここまでは全て提督の計算通り。
だが、ここからは予想外だったそうだ。


第二波の高い波しぶきが予想外に高さで提督と愛宕を襲う。
さらに海賊が愛宕を海に向かって突き飛ばす。


波しぶきによってバランスや視界を奪われた愛宕は夜の海に転落。
そして、提督はそのあとを追い海へ。



一方私達は船の上にいた、海賊や上がってきた輩を全て制圧していた頃でした。


加賀「ふぅ、これれで全部ですね」

天龍「……ったく手間取らせやがって」

加賀「提督、終わりましたよ……。ってそういえば」

天龍「どっかに行ったっきりだったな」


その後、船内をくまなく捜索するも提督の姿は見当たらない。
私はだんだん足の震えが止まらなくなって……。


こ、今度は船の上の戦闘で赤城さんではなく提督までも失ったのかと。


そんな混乱状態の私にさらに悲報が飛び込んでくるのでした。


「さっき誰か二人海に落ちたらしいぞ!」

「軍服の奴と金髪の人らしい」


天龍「お、おいおいまさか……」

加賀「提督……そんな」


あの人が海賊ごときとの戦闘でやられる訳がないし、
何かのアクシデントで海に転落した……だとしたら。


生きている可能性は……。
と引き伸ばした所で今現在ぴんぴんしているあの人。
確かにここで死ぬような人ではないのです。


後日、提督は謎の浜辺で目を覚ました。


提督「……嘘でしょ。ここどこよ」


提督はとりあえずびしょ濡れの服を脱ぎ、
日差しの下で全裸に。


辺りを見渡すとそこには同じように脱ぎ捨てられた服が。
このドレスどこかで……そう思った提督はすぐに辺りを捜索することに。


どうやらこの静けさが無人島であることに何となく予想がついていた提督は
とりあえず自分たちの住居を確保するために色々と動きまわるのでした。


燃やせる木の枝を集めている時、
川の流れの音を聞いた提督はすぐにそちらに向かいました。

そこでは金髪の女性が水浴びをしていたそうです。


このあとのことは私は不快なので省きます。


提督と愛宕が合流し、寝床、食料、暖を確保した頃。
日はすっかり落ちてしまっていました。


愛宕は昼間にあったことで提督を警戒し全く話してくれなくなっていました。
ざまあありませんね。
何があったってそんなの私は知りませんけれど。


無人島生活二日目。
愛宕が起きてくる頃には提督はすっかりお目覚めで
朝食である食料も確保済み。


食べられる木の実を中心にした食事だったそうです。


提督は一人で食料を確保しに。愛宕は海岸を見張ることに。
それは愛宕が提督が話しかけてもその場からじっと動かなかったもんだから
そういう役割分担に自然となったんだとか。


その日は救助は来ず……。
日が暮れるまで提督は愛宕に食べられる木の実を運んでくるだけだったそう。



無人島生活三日目。
火が消えて夜明け前の寒さに愛宕が目を覚ますと
既に提督はいなかった。


ちなみに夜は愛宕は徹底的に提督を避け、
もし仮に襲ってきたら再起不能になるまで太い流木で叩きつけると宣言。
さすがの提督も「こんな状態でそんなことしてる余裕なんかない」と言ったそう。



それから……。
日中の出来事。
提督がどこへ行ったのか分からないまま
愛宕は浜辺に座り込んで海岸を見張ることに。


愛宕「どこ行ったのよあの馬鹿……」

愛宕「はぁ……。お腹空いた」

愛宕「……」


空腹と寂しさからイライラしてきた愛宕。
そのもとに


提督「ういーっす。あら、起きてた?」

愛宕「……こんな日が登ってればだれでも起きるわよ」


提督「ほい、ご飯ですよ。まあごはんですよって言っても
    桃屋の海苔のあれじゃないんだけどね」

愛宕「うるさい。 だいたいどこ行ってたわけ!?」

提督「ご飯取ってきてたんだけど」

愛宕「不味い。何なのこの木の実。硬いし不味いし」

提督「じゃあいらないの?」

愛宕「いる!!」



結局この日も救助は来ない。
何故こんなにも救助が遅れたのか。
提督はすぐに島の調査を始めていたようでしたが依然として不明。


そして4日目。


愛宕は海岸沿いの救助隊の到着を待ちながらぼうっとしてる所に……。
またしても呑気なあの男は……。


提督「おい愛宕! こっち来いよ! 変な洞窟あった!」

愛宕「……」

提督「おい一緒に行ってみようぜ!」

愛宕「……そんなんで体力使うなんて馬鹿みたい」

提督「そんな所で待ってても気が滅入るだけだぞ。
    幸い食料も確保できるし、水だって川のが何とか飲める」

愛宕「だからってここで暮らせっていうの?
    馬鹿言わないでよ。……ほんと最悪」


提督「会場の時よりだいぶキャラぶれてるけどいいのか?」

愛宕「もう死ぬかもしれないってのに
    こんな所までキャラなんて作ってらんないわよ」

提督「じゃあ人生最後に俺と洞窟に探検しようぜ!」

愛宕「聞いてたの?」

提督「頼むよ~、来てくれよ~」

愛宕「……」

提督「おい無視かよ。なぁ~なぁ~」

愛宕「……」


提督「チッ、今日のご飯はムカデ、蟻、バッタ、蜘蛛」

愛宕「ぐっ……あー!! もう! 行けばいいんでしょう!?」

愛宕「そんなんで行ってその間に救助船見逃したりして
    体力付きて死んだりしたら一生恨むから!」

提督「いやっっほう! こっちこっち!」


それから提督に嫌々ながら着いて行くことにした愛宕。
着いて行くと島の奥の方の密林になっているようなところに洞窟が見えた。

それは提督が言うほど変な洞窟というわけではなかったらしいけれど。


暗いし、じめじめしてるし、変な虫とか居そうで
入るのを躊躇っていると。


提督「ほら」

愛宕「……」


着いて行くとは言ったもののこんな気味の悪いところに入らされる羽目になって
そこで頼りになるのがこんな奴だったことに愛宕は非常に悔しい思いをしたとか。


提督の手を取り洞窟に入ることに。
しばらく暗い中を提督の持った松明の明かりだけを頼りに歩く。


ボトッ。
と愛宕の頭に何か落ちてきた。
ガサガサと違和感のある感触に鳥肌がたつ。


愛宕「ぎゃあああああああ!!」

提督「お、落ち着け! 虫が落ちてきただけだろ。
    取ってやるから動くなっての」

愛宕「早く! 早くぅぅう!」

提督「取ったぞ」

愛宕「殺した?」

提督「いや殺してはないけど……」

愛宕「……馬鹿! 死ね!」

提督「俺が!? なんでじゃ……」


提督「ほら、見えた」

愛宕「……何が」

提督「見ろってほら」


提督が見せたのは洞窟の中で光り輝く水だった。


青の洞窟と同じ原理で出来たその場所はとても幻想的で
虫のことや空腹のこと、救助がいつまでもこないことに
イライラしてばかりいた愛宕の心を一瞬にして救ったのだった。


愛宕「……綺麗」

提督「だろ?」

愛宕「まさかこれ見せるためにしつこく……」


提督「まあ、イライラしてばっかりいてもしょうがないだろ?」

愛宕「そう……。ごめんなさい。少し辛く当たってたかもしれない」

提督「命あるだけまだいいさ」

愛宕「でも……」

提督「心配するな。今頃、必死になって探してくれているだろう連中がいるから」

愛宕「あの会場で提督と一緒にいた人達?」

提督「ああ。奴らは信用できる連中さ」

愛宕「ねえ……」

提督「なんだ?」


愛宕「いつも……どんなことしてるのか教えて。
    会場で聞いたでしょう? もっと詳しく知りたいって」

提督「え、でもあれはお前作ってたんじゃ」

愛宕「あの時はね。今は別よ」

提督「普段……ねえ。普段何してんのかなぁ?」

愛宕「あの……あの人達の役目って私にも出来る?」

提督「お前に? あー無理だな」

愛宕「どうして!?」

提督「だって一応軍人だし、訓練とかたくさんするぞ?」


愛宕「そ、そんなの平気だもん」

提督「どうかなぁ~? こうやって今みたいな
   サバイバル訓練もするかもしれないんだぞ?」

愛宕「それは……」

提督「やめておいたほうがいいさ。
   あんたには戦う理由がない」

提督「あの会場の時みたいに綺麗なドレスでも着ていた方がお似合いさ」

愛宕「……提督には戦う理由があるの?」

提督「約束したからね」

愛宕「理由なら今出来たわ」

提督「……?」


愛宕「守りたいものが私にもあるもの」

提督「……俺は止めたぞ?」

愛宕「私ね……。本当はあなたみたいな人全然興味ないの」

提督「何となくは分かってたよ」

愛宕「えー、本当?」

提督「本当だよ」

愛宕「本当はあの会って……私のお見合いのための会だったの」

提督「へえ……」


二人は光り輝く水に足だけ入れるように座った。


愛宕「両親が跡取りのために結婚を急かしてくるのよ。
    それで用意された場所があれ……」

愛宕「1つ上のお姉ちゃんは頭がいいから
    両親に跡取り云々言われる前に家を出て行っちゃったし」

愛宕「下の妹はいい子なんだけど不器用で、そういうの向いてないって」


これは皆もご存知の通り、摩耶のこと。


愛宕「もう一人の下の妹は学業に専念したいって……頭のいい子だから」

提督「姉妹思いなんだな」

愛宕「そうでもないわよ? 意外だった? 私こう見えてお嬢様なのよ?」

提督「全然意外じゃない」

愛宕「なんかそういう跡取りがどうとかって疲れちゃってね……」

愛宕「親の敷いたレールの上をずーっと走り続けてるの」

愛宕「私も少し前はお姉ちゃんみたいにこの家を出て、
    そこからが私の本当の人生が始まるんだって……そう思ってた」


愛宕「さすがにお姉ちゃんを一人逃がしてるだけあって今度はそう簡単にいかなくて」

提督「そこまで馬鹿じゃないってことだろ。
    そんなに嫌なのか?」

愛宕「嫌よ。自由にやりたことしたい」

提督「やりたいことって」

愛宕「護りたいものなら……たくさん」

提督「……。だったら護るための力が必要だな」

愛宕「え? うん、そうなんだけど」



提督「お前……しばらく俺の所に来い」



愛宕「うん! 行く! 行きたい! いいの?」

提督「まあいいよ。一から鍛え直してやるよ、俺じゃないけど」

愛宕「そっかー、そんな近くで……」

提督「近くで?」

愛宕「ううん、何でもない」

提督「だが、気をつけて欲しいのが、奴は鬼教官だからな」


愛宕「私結構根性あるし大丈夫っ!」

提督「根性ね。それを聞いて安心したよ」

愛宕「……?」

提督「いや、何この綺麗な場所から元の海岸に戻るのに
    道は一本しかないのよ。君がさっき泣き叫んだ虫のいる道をもう一度通ることに」

愛宕「うぅ……、が、頑張る……」

提督「さて、じゃあ行くか」

愛宕「う、うん……あっ!」


立ち上がった拍子に愛宕は何かを
綺麗な光る水の中に落としてしまいました。


提督「何落としたんだ?」

愛宕「指輪……。お母さんの古いのを貰ってて
    これを大事に取っておいていつか好きな人に渡しなさいって」

提督「マジかよ結構大事なもんじゃねえか」

提督「待ってろ、今取ってくるか……ら?」


そう言いかけて提督が水を覗きこんだ時、
謎の生物が水面下を泳いでいるのを見つけたそうです。


うようよと漂うその生物は段々と浮上してきました。
そして――。


ヲ級「……ヲッ?」


ザバァーッと勢いよく水から出てきたのは
いつかバナナで捕まったことのある深海棲艦でした。


提督「お、お前は! ヲ級じゃねえか」

ヲ級「貴方ノ 落トシタ ノ バターチキン?
    ソレトモ コノ Vジャンプ?」

提督「選択肢おかしいだろうが。ってかだいぶ日本語上達してんな」

愛宕「あ、あの……私が落としたのは指輪なんですけど……」

ヲ級「ロード・オブ・ザ・リング?」

提督「普通の奴だよ」


ヲ級「指輪? 正直者ニハ 全部贈呈」

提督「いやこのしわくちゃのVジャンプもどきはいらねえよ」

ヲ級「残念。……サラバ」

愛宕「あっ、ちょっと!」


愛宕の静止の声も無視してヲ級は水に沈んでいきました。
が……とても綺麗な場所だったために下で待機しているのが丸わかりだったので。

提督は水の中にVジャンプを落としました。

するとすぐにヲ級は浮上してきて


ヲ級「ポイ捨テ ダメ」


提督「お前がここにいるってことは……もしかしてこの島って」

ヲ級「正解。ココ 深海棲艦 ノ 領海。
    貴様等 不法新入社……新入社員?」

提督「いや確かに不法侵入はしちまったけど、お前らの島は株式か何かなのかよ」

ヲ級「マサカ…… 駆ケ落チ? ドラマティック! 否、リア充溶解シロ」

提督「怖いわ! ってか人の話を聞け!
    お前の力で本島まで送ってくれないか?」

ヲ級「浦島太郎 ノ 亀 デハ 無い。無理」

愛宕「この人? 大丈夫なの?」


提督「まあ昔馴染みって奴だ。色々あってな。
    じゃあ何かこの島で一番美味いものってなんか無い?」

ヲ級「美味イ? トカゲ 一番!」

提督「木の実系で頼む」

ヲ級「品種改良マルーラ 有リ。度数高メ」

提督「マルーラ!? なんでこんな所にあんだよ」

ヲ級「趣味」

提督「あぁ、そうかい。ありがとうな。あと、救助船来ても沈めないように言っとけよ!?」

ヲ級「ヲイ」

提督「ん? なんだ?」

ヲ級「姫 ニ タマニハ 会イ ニ 行ク OK?」


提督「分かった。今は忙しいからまた今度な。じゃあありがとうな!」

ヲ級「感謝感激雨嵐~」


そう言いながら水に沈んでいき今度は見えなくなっていった。
それから提督達は海岸に戻り、提督の謎の早業で火を起こし、
いつものように提督は食料、愛宕は見張りにつくのだった。


しばらくして提督が戻ってきて嬉しそうに愛宕に見せたのは
今まで取ってきたことのない木の実だった。


愛宕「なにこれ」

提督「さっきあの妖怪が言ってた木の実だ」


愛宕「なにそれ?」

提督「本来こんな所じゃ育たないはずなんだが……。
    深海棲艦の謎の技術で育ったんだろう。それを拝借してきた」

愛宕「だから何なのよ」

提督「天然のアルコール入りの果実」

愛宕「……ほんとに?」

提督「一杯やろうぜ! 焚き火もつけて今夜は二人のキャンプファイヤーだ!」

愛宕「……馬鹿じゃないの」

提督「うっっひょー! テンション上がってきたぁぁあ!」

愛宕「もう食べてるし!」


提督「多分ヲ級が連絡してくれただろうからもうすぐ救助が来るぞ!」

愛宕「もうすぐって言ったってもう夜になるのよ!?」

提督「夜だから船が出せないとでも? 加賀がそんなに待つ訳ないし!」

愛宕「そうなの……?」

提督「だから今夜はここで踊ってれば朝には来るさ!
    さあ食え! そして踊ろう! レッツパーリィー!」

愛宕「……」



この時のことを愛宕本人はこう語る。
愛宕「あの時何故乗せられたのか今ではさっぱり分からないわ。
    ホント、吊り橋効果ってどうにでもなるのね……」


翌日。
朝になる頃、私達はようやく例の島を発見し近づいていくのでした。
深海棲艦の領域なのだから人がいない無人島なのは当たり前だった。


私達は島の海岸から上がる煙の近くをぐるぐる回る2つの影を発見。


加賀「提督ーーーーー!!」

天龍「おーーーーーい!」


提督「違う違う! いいかもう一回見てろよ? この次はこうで~~~」

愛宕「あはははははは! 分かんないってば! もう一回! ね!」



加賀「提督ーーー……」

天龍「おーー……い」


提督「おいおい、見ろよ! 練習した俺達の最高のダンスを披露する時がさっそく来たぜ?」

愛宕「あははははは! やだ本当~? しちゃう?」



加賀「……」

天龍「……」



救助船が到着した浜辺には
お手製の葉っぱで作られた腰巻き一枚の阿呆と
ボロボロになったドレスだったであろう布切れをまとう露出狂が


二人仲良くハルヒダンスを披露しているところだった。



提督「あれ? なんかあいつ加賀に似て ぐぼぁっっ!!!」


提督は横っ面を殴られ砂浜に綺麗な一本線を残し遠くで倒れる。


加賀「私がどれだけ心配したと思ってるんですか」


愛宕はその様子を見て半分くらい正気に戻ったらしい。
目は若干とろーんとしていたけれど。


加賀「本当に……無事で良かった」


提督は起き上がることなくそのまんな救助船に乗せることに。
私が本島に着くまでずっと泣いていたのは提督は知らない。




そうして後日。
鎮守府にけたたましくチャイムの音が鳴る。
そして出迎えた先にいたのが愛宕だった。


提督「……何だその荷物」


巨大なボストンバッグを2つ下げて
手には大きめのスーツケースを。


提督「一体何ヶ月単位の旅行に行くんだよ」

愛宕「何言ってるの? 永住よ~自分で言ったことの責任取ってくれるんでしょ?」

提督「えっと、まあ……そうだけど永住とは誰も……」

愛宕「責任、取ってくれるでしょう?」

加賀「責任ってなんですか」

天龍「おいおいどうなってんだよこりゃ」


愛宕「あ、今日から私もここに住むからよろしくねっ」

天龍「お、おう俺は構わないけど」

加賀「提督……」

提督「いやーその……まあそういう訳だよ」

加賀「どういう訳ですか!」


こうして愛宕が私達の鎮守府に仲間になるのでした。


今回の後日談。


愛宕「加賀さん、はいこれ使って」

加賀「……指輪?」

愛宕「私のお母さんからのお下がりなんだけどね」

加賀「お母さんの? にしてはこれは男性用じゃ」

愛宕「ふふ、これは女の子から女性に渡す用の奴なんだって」

加賀「でしたらお母さんは渡してしまって持っていないのでは……」

愛宕「お母さんも実はお父さん渡さなかった秘蔵の一品らしいの」

加賀「……私は今猛烈にあなたの家庭を心配しています」


愛宕「これ使ってね。あのお馬鹿さんのことだから
    どう受け取るかはわからないけれど……」

愛宕「加賀さんの頑張り次第だから」

加賀「いいんですか?」


愛宕「いいのよ。私は。ほんっとズルいわよね。
    あんな誘い方しといて自分は加賀さんみたいな人がいてさ」

加賀「何か言葉に刺を感じますね」

愛宕「ふふ、冗談よ冗談。私は本当に二人に幸せになって欲しいの」

加賀「私はあなたみたいな人にそう思われるだけでも幸せです。
    ありがとうございます」


愛宕「ほんと……ずるいわよね」



今回のさらなる後日談。



4人に増えた私達は資材不足に悩まされながらも
上からの命令により艦隊を結成させることになった。


なんでも英雄の艦隊がちゃんと揃ってると箔がつくとか
何だか曖昧な表現をされそのまま受け入れることに。


……とは言っても誰をどう加えていいのか分からずにとりあえず
面接を始めることに。


提督「えー、君がうちを志望した理由はなんですか」

鈴谷「面白そうだからです!」


提督「どうして海軍なの?」

鈴谷「カレーが美味し……じゃなくて!
   とっても素敵で格好いい提督さんがいるって聞いたからです!!」

提督「ほほう。えー、ちなみに脱げと言われたらどれくらい脱げますか痛っっ!!」

加賀「何聞いてんですか」

鈴谷「脱げば合格?」

提督「本当に入りたいならね」

鈴谷「おっけー任せて! じゃあ提督さんは後ろ向いててね」

提督「え?」


加賀「……これは一本取られたんじゃないですか?」

提督「い、嫌だ」

鈴谷「じゃあ脱げないよ?」

提督「鏡は?」

鈴谷「無し。使っちゃだめ」


その後、提督は壁と向き合い、その後ろで鈴谷は全裸に。
提督の首には天龍が刀を添え少しでも動いたらサクッといくように。

これが鈴谷が鎮守府に来た時の話でした。
そして摩耶は……。
鈴谷ので面接に懲りた提督はどうしようか迷っていた所に。


愛宕「だったら私の妹をここに入れて欲しいの」

提督「なるほど。愛宕の妹か。だったらまだいい子が来そうだな」



そうして蓋を開けてみたら……。


摩耶「慣れ慣れしく触んじゃねえよ! 糞が!」

提督「えっ、やだ何この娘、怖い」

摩耶「アタシは摩耶ってんだ。まあ愛宕姉が
   世話になってるらしいしよろしく頼むよ」

鈴谷「おお~~、同期の子だね!?」

摩耶「な、なんだお前! 近寄んな!」

愛宕「ごめんね~ちょっと口が悪いんだけどいい子なのよ?」

提督「俺の威厳はどうなっちまうんだよ」

天龍「……ど、どんまい」


そうして最後。
最終的に提督がたどり着いた結論は……。


提督「摩耶や鈴谷みたいなちょっとお年を召した奴はだめだ!」

摩耶「ばあさんみたいに言うんじゃねえよ」

鈴谷「そうだよー。まだピチピチだよ?」

提督「ええい、うるさい! 最近では艦娘も小等部コースがあるようだし」

提督「そこの子から抜粋していこう」

天龍「いいのか? そんな子供が来たら大変だぞ?」

愛宕「まあでも優秀な子を取ればきっと素直でいい子よ」


そして、小等部のトップクラスにいた電の技量、
才能を見ぬいた提督はすぐに呼びつけ合格通知を無償で渡す。


電には最初から最後まで優しく接した提督だった。


電「今日からお世話になるのですっ!」

提督「ああ、よろしくな。こっちが秘書艦の加賀だ」

加賀「よろしく」

天龍「俺が天龍だ」

愛宕「愛宕よ~」

鈴谷「鈴谷だよ! 可愛いねえ、抱っこしてもいい?」

摩耶「やめとけってアホか。アタシは摩耶。よろしくな」

加賀「では早速ですが、まずは館内の案内をするんですが……
    なんでみんな着いてくるんですか」

提督「いや可愛いから」

鈴谷「高い高ーーい!!」

電「ほに゛ゃぁあ!」


提督(純白か……うむ、最高だ)

愛宕「どこ見てんのよスケベ」

提督「どこも見てない」

加賀「いいから電以外は仕事に戻って下さい」


電「び、びっくりしたのですっ」

加賀「ごめんなさいね。うちはいつもこうなの」

電「とても賑やかで楽しいのです」

加賀「ふふ、そうね。うちはいつだって賑やかで
   とっても平和だから」


……こうして私達横須賀鎮守府は全員が終結することになったのだった。


お疲れ様です。
若干修正をしつつになったので予想以上に時間がかかりました。

前回シリアスが好きだと言ってくれた方がいたので今回も張り切ったんですが、
結果……どうしてこうなったんだか分からないくらいです。
ヲ級登場付近は書き溜め無しでアドリブだったし……。

シリアス楽しみにしてた方はどうもすいませんでした。

今回で横須賀鎮守府が誕生した話は終了です。


さて、実は明日で半年になる訳ですね。
正直、頭おかしいと思いますね。
そろそろ公式が僕のところへ殴りにくる頃合いでしょうか。
甘んじて殴られましょう。そうしましょう。


半年たってもお馬鹿な話は続きますが……
今後もどうぞお付き合い頂ける方はどうぞよろしくお願いします。


☆スター☆


那珂「あぁ! 那珂ちゃんもついに街で声をかけられる存在になったよ」

龍驤「そうなん? 逆に今まで声かけられへんかったんか?」

那珂「まあ、堂々としてれば意外にばれないって言うじゃん」

龍驤「お前の場合堂々としすぎて鬱陶しいオーラが滲み出てんで」

那珂「嫌いじゃないくせに~~」


☆断らない☆


那珂「まあ基本的に那珂ちゃん何でもお仕事受けちゃうタイプだから」

龍驤「まあそれは偉いと思うわ。選り好みせんところはな」

那珂「で、でも最近忙しすぎて自分で首絞めてる気がしてきて……」

龍驤「頑張れやそこは。自分が決めた道やろ」

那珂「ちょっと呉にダメ元で交渉してくる」

龍驤「ほんまにダメ元やろうけど」


☆お願い☆


那珂「呉~、前スレの500以降出番がない呉~」

呉「あんたねえ……私はいないところでも真面目に仕事してるのよ」

那珂「あのねー」

呉「却下」

龍驤「まあこうなることは目に見えてたしな」

那珂「聞いてよーー!!」


☆横領☆


呉「変な呼び出し方しといて頼み事は訓練を減らせ、か……。なるほど」

那珂「那珂ちゃんも頑張ってると思うんだー? いいでしょー?」

呉「確かに実を言うとうちの収入源の40%があんたの給料から引いたものなのよね」

那珂「那珂ちゃんそれ初めて知ったけど
    那珂ちゃんもしかして給料奪われすぎじゃない!?」

龍驤「まあ別に困ってへんやろ? 忙しくて使う暇もないやん」

呉「ひーどーいー!! 横暴だよー! いじめだよー!」


☆物欲☆


呉「何、じゃあ何か欲しいものなんでも言いなさいよ。買ってあげるから」

那珂「えっとねー、うーん……」

呉「ないんでしょう? じゃあ別にいいじゃない」

龍驤「うち可愛い洋服一杯欲しいー」

呉「あんたはダメに決まってんでしょう。
  自分の給料から買いなさい」

龍驤「けちー」


☆同士よ☆


天龍「……」

愛宕「どうしたの? なんか疲れてる?」

天龍「最近な……。俺を監視しようとしている奴らが増えた気がするんだ」






雷「……ん?」

山城「……ん?」


☆奇妙な友情☆


雷(私のマーキングスポットと同じ場所に……?)

山城(私の特殊観測地点と同じ場所を選んでいるですって……?)



雷・山城(この人、できる……ッ!)


二人は無言のまま各々の観測もしくはマーキングを再開した。


☆水分補給☆


提督「電っ、ほら少し水飲んで」

電「あ、ありがとうなのですっ」

提督「最近は日中は暑くなってきたからな。しっかり水分補給もしないとだめだぞ」

電「ぷあっ……。なのですっ! じゃあもうひと頑張りしてきますっ」

提督「おーう。……」

提督「……」

加賀「電が飲んだペットボトル見つめて……何するつもりなんですか?」


☆祝6半年継続☆


提督「本日は~~、我々の記念すべき日として……
    またしても大宴会を開こうと思われマッスル~」

摩耶「ことあるごとに開いてるが……大丈夫なのか?」

提督「何、心配するな。今日はもう仕事も終わっているので
    何も怒られることはないのであるっっ!」

加賀「そうね、珍しく頑張ってくれたから今日は私も何も言わないわ」


☆続々参戦☆


金剛「久しぶりにテートクに会えるデーース!」

金剛「早く行きたいデース!」

呉「慌てなくても奴なら売り切れたりしないから大丈夫よ」

那珂「でも呉は売れ残る痛っっらないですっ!」

呉「もう一度言ってみろ」


☆嫉妬☆


佐世保「ど、どうして行ったらいけないんですか?」

雷「だめよ! あいつには近づけさせないんだからっっ」

佐世保「あいつ? 天龍さんのことですか?」

雷「そ、そうよ! あいつの近くに行ったら……と、とにかくだめなんだからっ!」

佐世保「そう言われましても先輩から直々に招待されてますので行かないわけには」


☆ちょろい☆


佐世保「電さんやヴェールヌイさんも来ると思いますよ?」

雷「うぅ……で、でもぉ」

佐世保「向こうで美味しいデザートを一緒に食べましょう?」

雷「うん、食べるっ!」



熊野(……ちょろい娘)


☆現状建築不可の駆逐って誰がいんの?☆


舞鶴「今日は後輩くんのところでパーティだよ!」

隼鷹「まじ!? ご飯食べ放題!?」

響「漆黒の舞踏会……」

初雪「……たぶんそういうんじゃないと思う」


☆暁ちゃん?知らない娘ね☆


鈴谷「ところで今日は何パーティなの?」

提督「何パンティー? 今日の俺のパンツは紺色の

摩耶「わざとやってないか?」

提督「ちなみに摩耶は何パンティーなんだ」

鈴谷「今日は確か水色じゃなかった?」

摩耶「違うし!! 全っっ然違うし!」


提督(……水色なんだ)


☆IDがDQNかと思ったら違った☆


金剛「テートクーー! さっそく来たネ!
    今日はティーパーティーデス!?」

提督「違うぞ。今日は……ふふふ、白い粉を使ったパーリィだ」

金剛「Oh! そ、それはとてもクレイジーな大変危険なパーリィデース!」

提督「おやおや? この白い粉がそんなに……。ふふふ、怖いか~~?」

天龍「やめろし。ってかお前それ小麦粉だし」


☆呉式教育術☆


提督「えー、今夜はこの鉄板を使った
    鉄板焼き小麦粉フェスティバルをする。よろしくな鉄板」

龍驤「おう、任せとき! って殺されたいんかいボケェ!!」

龍驤「うわーん呉~! デリカシー無いアホがうちのこといじめてくるー!」

呉「やられたら殺り返すというのはよく言った言葉だけども、
  私が殺られた訳ではないし、自分で殺り返しなさい」

龍驤「そんなぁ!」

呉「あんたにはそれだけの他人に負けない戦い方と力を私は教えてきたつもりよ」


☆粉物☆


舞鶴「要は粉物を作って食べようってことね」

金剛「だったら私はテートクのために愛情たっぷりの
    お好み焼き作るネ! まずはこのLOVEを表現するための
    ピンクの着色料を……」

摩耶「グロッ! 気持ちわるっ」

鈴谷「任せて! カレーを混ぜれば万事解決だよ!」

熊野「まさかカレー味で誤魔化すつもりですの!?」


☆直☆


赤城「お主等、我に早く粉料理を振る舞うのじゃ!」

初雪「……は、はいっ!」

赤城「早くせんと呪うぞ! 呪うぞぉぉお!?」

響「ひぃぃ!」

加賀「何してんですか。あなたは。あなたにはこれです」ドンッ

赤城「何ですかその袋……まさかダイレクトでいけと!?」

加賀「あなたの分です」


☆慈悲はない☆


那珂「ねえさっきからあそこの幽霊、クマの●ーさんみたいに
    小麦粉に手つっこんでもしゃもしゃ食べてるけど大丈夫なの?」

加賀「ええ、大丈夫ですよ。あの中には若干の清めの塩も混ぜときましたので
    食べ進めて上手く行けばそのまんま成仏するはずです」

熊野「意外と酷いことするのですわね」

龍驤「熊野とプーさん」

熊野「わたくしをネタにするのはやめてくださいっ」


☆許可制☆


隼鷹「ひーっく! お酒足りないよーー!」

愛宕「こっちは平和にホットケーキでも作りましょうか」

電「わーい!」

初雪「食べたい」

雷「私も食べたい! ねえ佐世保、いいでしょう?」

佐世保「ええ、食べてきて下さい」


摩耶(あいつの所って食事制限でもあんのか?)


☆最新の扶桑事情☆


山城「どこ見てるのよ。まさか私特性の高機動型武装乳母車、
    通称”朧車”で私の帰りを待ってる姉様を見つめていたというのね!?」

天龍「どこから突っ込んでいいか分からんが、
    とりあえず扶桑をあそこに置いてけぼりにしてるのは可哀想じゃ」

山城「何よ! あなたに姉様の心配をされなくても私はずっと姉様の心配をしてるんだから!」

天龍「じゃあ早く戻ってやれよ」

山城「あなたが姉様をも見ないで余所見してるから気になったのよ! 馬鹿ぁ!」

天龍「お前なんなんだよ!」


☆迫り来る謎の刺客達☆


天龍「っていうか退いてくれよ。俺は今から佐世保に話が」

山城「行かせないわよ!? 姉様を差し置いて男の所に行くですって!?」

山城「そんなことさせるもんですか!」

雷「そうよ! 私は今日、恋のライバルとしてあなたを見張るつもりでいるんだけど
   あなたのせいでホットケーキが響と電に食べられちゃうじゃない! どうしてくれるのよ!」

天龍「………………」

天龍「……はぁ。ホットケーキは一緒に取りに行ってやるから勘弁してくれ。
    山城は早く扶桑のところに戻らないと手に持ってるお好み焼き冷めるぞ?」



鈴谷「あそこでキレずに飲み込むとは……天龍姉さすがっすわ」


☆激突一航戦☆


提督「赤城が大変なことになってんぞ!」

赤城「ぶるぁぁあああ! うぼああああ!」

加賀「効果は抜群のようですね。さあ、我が愛すべき相棒よ、覚悟ッッ!」

加賀「彗星っ、その清めの塩を大量に含んだ爆弾で赤城さんを爆撃しなさいっ!」

赤城「血も涙もねえええええ! ぎゃあああああっっ! ……なんてねっ♪」フッ

加賀「消えたっ!? チッ、逃げられた……」



※加賀さんは親友として早く成仏して欲しいのであって
  決して自分の分のボーキサイトが減るからではない。


☆混沌の粉☆


扶桑「……いつまでも持ってきてくれないから食べさせて貰えないのかと」

舞鶴「何よ呉、あっ! もしかしてホットケーキ食べたかったの?」

島風「ちくわ大明神」

龍驤「ちょ、お前このピンクのお好み焼きはよ食えや!」

鈴谷「げっ、このドロドロの奴何!? え? これ赤城姉……え?」

金剛「Noooo! もんじゃ焼き!? 最悪デーース! 無理デーース! 完全にただのry」

摩耶「だからあいつは誰なんだよ!」


☆母の日A☆


電「加賀お姉ちゃん。これ……」

加賀「カーネーション……。私はお母さんでは……」

鈴谷「何言ってんの。うちらにとっては第二の母と言ってもいいくらいだよね」

摩耶「あぁ、そうだな」

加賀「ありがとうございます」


☆ママ☆


那珂「じゃーん! 那珂ちゃん達もカーネーション買ったんだよ~」

呉「私に!?」

龍驤「うちらのおかんは呉しかおらんもんな」

金剛「Yes! ママ~~!」

那珂「ママ~~!」

龍驤「ママ~~!」

呉「気色悪っっ!! やめろ!」


☆誰が☆


初雪「……私達も買ったの」

響「そう、いつもありがとう」

初雪「ホットケーキ食べてる所悪いんだけど受け取ってよ」

舞鶴「おー、ありがとう~」



提督(あれはどっちがお母さんなんだか分からんな)


☆ママ野☆


雷「……」

熊野「わたくし達にはそういった方はいらっしゃいませんね」

雷「残念。ねえ熊野さん」

熊野「わたくしは絶対に嫌ですわよ。お母さん役なんて」


☆真面目なラブコメ要因達☆


佐世保「雷……どこへ行ったんでしょうか」

天龍「なあ、ちょっといいか」

佐世保「っ! 天龍……さん」

天龍「天龍さん……か。まあいいや。その……何だ。
    飯、美味かったか?」

佐世保「ええ、とても美味しかったですよ」

天龍「……そっか。なら良かった」


☆阻止したい者と見守る者☆


雷「はーなーしーてー! 佐世保が! 佐世保が危ないの!」

愛宕「んふふ~、だーめ。絶対行かせないからっ♪」

山城「わ、私は姉様の所に行きたいだけで!」

加賀「そこを少しでも動いたら……分かってますね?」


☆酷い言われようでワロタ☆


龍驤「今日はターミネーターが来た日らしいで」

那珂「誰?」

龍驤「知らんの!? まあ……今考えると結構古い映画やからな」

那珂「映画なんだ。あ! 分かった! USJにアトラクションである奴だ!」

龍驤「そうそう! あのゴッツイ怒った時の呉みたいなんが――」

呉「誰がターミネーターだコラ」


☆そんなに話進めたらこのスレ終了しちゃうでしょうが!☆


龍驤「……っ。……? 今日は殴らんの?」

呉「はあ? 殴られたいの?」

龍驤「いえ、滅相もないです」



龍驤(なんや呉、今日病気なんか? 偉い機嫌ええやん)ヒソヒソ

那珂(多分だけど昨日の母の日が相当効いてるのかも……)ヒソヒソ


☆怠慢’s☆


提督「てめえ鈴谷! お前これ先々週の報告書と殆ど内容が一緒じゃねえか!
    NO! コピペ! 禁止! OK!?」

鈴谷「提督だってそれ先週のじゃん!
    つまり提督は先々週のも先週のもちゃんと読んでなかった証拠でしょ!?」

提督「何をう!? いやそっちが悪い!」

鈴谷「提督も悪い!」


加賀「いいから二人共そこに座って下さい。
    私から話がありますので」


☆マジカルバナナ☆


龍驤「マジカルバナナ♪ バナナと言ったらゴリラ」

那珂「ゴリラと言ったら……」

那珂「…………い、言えません」

龍驤「言えや。言うてみいや」

那珂「…………だめです。出来ませんっっ!」


金剛「何デス。その新種な遊び……」



☆恋心☆


愛宕「ホント最近ぼーっとしてること多くなったわね」

提督「そうか?」

愛宕「私じゃなくて天龍よ? まあ考えてることはお察しですけど」

提督「そういえばこの前も北上ん所で
    麺が伸びきるまでぼーっとしてたぞ」

提督「挙句、食欲ないとか言い出して食わないで残した時は
    それをそのまんま大井にぶっ掛けられてたけどな」

愛宕「ま、まあそれは……だったら頼むなって怒りたくなるわよね」


☆出来心☆


鈴谷「ご、ごめんってば! つ、つい出来心で……」

摩耶「てめえ何が出来心で、だ糞が! お前の出来心マジで糞以下だな!」

天龍「何だ何だうるせえなぁ……」

摩耶「聞いてくれよ! このアホ、アタシのぬいぐるみに
    パンツ履かせてやがったんだよ! しかもアタシの奴使って」

鈴谷「ほら、摩耶のぬいぐるみ好きに、摩耶のパンツを足したら
    レボリューション的な何かが起こるかと思って」

摩耶「何がレボリューションだ糞ボケ!」


☆逆走☆


鈴谷「ぎゃああ! なんで提督全裸なの!? きもっ!」

提督「いやほら、風呂入ろうと思ったら便意が催し
    逆走してトイレに駆け込んだのだよ」

提督「まさか鈴谷に見つかるとは。油断したぜ」

鈴谷「いいからこっち来んなってば~~!
    加賀姉助けてぇぇーー!」


☆効かない☆


赤城「私は蘇るぞ。何度でもだ!」

バンッ

呉「……チッ、やっぱり銃は効かないか」

赤城「いきなり酷いですねー」

呉「私霊感ってないんだけど、それでも見えるって
  あんたどんだけ現世に未練残してるのよ……」


☆ついでに☆


電「うーん……取れな……いのです」

提督「どうした電?」

加賀「あの棚の上の方にある本を取りたいんですか?」

電「そうなのです。鈴谷お姉ちゃんに借りた漫画の続きが何故かあんな所に」

加賀「提督、ちょっと屈んでください」

電「なっ、な何してるのです!? 見ちゃだめですっっ!」

提督「……ほう、白か」

加賀「誰が屈んだついでにスカート除けって言ったんですか」


☆オチ考えるの面倒になったネタ↓☆


提督「俺もさあ、実を言うと士官学校の劣等生だったわけよ」

加賀「序列二位の分際で何を言ってるんですか。
    最下位の人とかから殴られても知らないですよ」

提督「HAHAHA! そうだね!」

加賀「……」

提督「仕事しよっか」

加賀「そうですね」


☆時々いる☆


舞鶴「ちょっと出かけてくるねー」

隼鷹「歩いてくの? あたしの自転車使っていいよ」

舞鶴「自転車乗れないからいい。歩いていけば何も問題ないしね」

隼鷹「後ろ乗せてく?」

舞鶴「いいの! 歩きたい気分なの!」


☆多分やったら乗れる☆


初雪「……まさかお姉ちゃんの口から出来ないなんて言葉を耳にするなんて」

響「確かに。これはショックだ」

舞鶴「いや乗るとしてもバイクあるし、バイクは乗れるから」

隼鷹「じゃあ乗れんじゃない?」

舞鶴「そんな気もするけど、転んだら恥ずかしいからやだ」

隼鷹「ぬふふ、可愛い奴め~」

舞鶴「うるさいっ。早く訓練行きない!」


☆モンキー☆


隼鷹「バイクなんてあったっけ?」

舞鶴「格納庫にあるけど、モンキーだよ」

初雪「あれ? 2つなかったっけ? 売っちゃったの?」

舞鶴「そっちが昔乗り回してた奴なんだけど今は呉にあげたの」

隼鷹「呉さんに? 何を?」

舞鶴「もちろんその姉妹車だよ」


☆充電☆


雷「じゃーん! 綺麗なお花摘んできたの」

佐世保「とっても可愛いと思いますよ」

雷「えへへ、そんなに褒めても何も出ないわよ♪」



熊野「なるほど。ああやって佐世保成分を補充してるのね……」


☆スポ根漫画☆


提督「ジャンプはまた相撲漫画を持ってくるのか」

龍驤「ごっちゃんですはおもろかったやん」

提督「あれは確かに面白い部類ではあった。
    というか今更スポーツ漫画ってのがもう……な」

龍驤「でもバレーボールは売れたやん」

提督「俺あれ10週打ち切りコースだと思ったんだけどなぁ~。
    今更読む気にも慣れなくて飛ばしちゃってるよ」


☆お疲れの所に☆


那珂「ただいま~」

龍驤「おう帰ってきたんか。大変やなぁ~アイドルも」

那珂「同情するなら金をくれ~」

金剛「私がなんデス? ま、まさか!?
    みんなで寄ってたかって私を奪い合おうとしてるネ!?」

那珂「HAHAHA……この幸せものめ~」


☆違法ダメ絶対☆


那珂「扶桑さんどうしたの? 目の下にクマができてるよ?」

扶桑「最近お仕事に追われていて……もう死にそう」

那珂「本当に死にそう……。でも何やってるの?」

扶桑「呉に頼まれて、あなたが映ってる動画でネットにアップされたのを
    片っ端から削除申請する仕事よ」

那珂「うわー、なんかごめんね」


☆ダイレクトマーケティング☆


提督「本日とうとうTHE IDOLM@STER ONE FOR ALLが発売される!」

加賀「……」

提督「故に本日はァ! 仕事などしなくても良かろうなのだァ~~!」

加賀「どこをどう思えばそれを良いと思ったのですか」

提督「一緒にやる?」

加賀「……っ」

摩耶「揺らぐな」


☆konozama☆


提督「届かねえぞ!! どういうことだァァーー!」

加賀「そんなに元気なら訓練でもして待ってればいいじゃなですか」

提督「なるほど。抑えきれぬ欲望を運動して紛らわそうということか」

加賀「そうは言ってません」


☆なのですの方はちゃんと買ったぞ!☆


提督「キターーーーーーー! 届いたぁぁーーー!」

提督「待ってろよ! 今行くぞおおおおお!」

加賀「どこ行くんですか提督」

提督「うるさい! 俺のことはプロデューサーと呼べ!」

加賀「どこ行くんですかプロデューサー」

提督「うるさい! アイドルが待ってるんじゃ」

加賀(……那珂?)


☆ここは今まで通り更新するよ!☆


那珂「えっ!? 何!?」

加賀「提督はどこですか」

那珂「え? 知らないけど……」

那珂「っていうかむしろ加賀さんの方が知ってるんじゃ……」

加賀「その通りです」

那珂「……えぇ~~。じゃあ自分で探してよ」


☆2次先行どうでした?☆


提督「何故だ……」

加賀「どうしたんですか」

提督「何故だァァーーー! 2次先行も外れるだと!?」

加賀「最近物欲が過ぎるからじゃないですか?」

提督「俺が居ないであのイベントが成り立つとでも!?」

加賀「思いあがりも甚だしいですね。成り立ちますよ」


☆治療☆


天龍「ん? おいどうしたその膝、怪我してんじゃないか」

電「あっ……えっと、さっきそこで転んで……」

天龍「洗って消毒しなきゃな」

鈴谷「わーお、天龍姉の治療とか荒療治そうでやだな」

天龍「殴んぞコラ」


☆荒療治☆


龍驤「呉~、怪我したー! 痛いー!」

呉「絆創膏でも貼っとけばなおるんじゃない?」

龍驤「嫌やー! バケツ頂戴ー!」

呉「チッ、ほら、どこが痛いのか言ってみなさい」

龍驤「痛たたたたたッッ! そんなん怪我したとこより
    呉につねられてる所のが痛いに決まっとるわ!」


☆ぬし☆


龍驤「痛~~……もうホンマあいつアホやわ~。
    だから呉リラ言われんねん。もう~」

那珂「しかし、そう言いつつも龍驤は呉に構ってもらって嬉しいのであった」

龍驤「あほなモノローグ入れてへんではよ遠征いくで」

那珂「そして、このあと龍驤は愛する那珂ちゃんと二人きりで
    ドキドキ遠征タイムのはずだったが、予想外に乳母車の主を
    一緒に連れていかなければならず、それどことではなくなるのだった」

龍驤「おー、今日扶桑も一緒なんやな。ってか乳母車の主ってなんやねん……」


☆ご苦労☆


摩耶「疲れたーーー!」

提督「じゃあ俺が肩揉んでやろう」

摩耶「おう、悪いな~」

提督「足裏もマッサージしてやろう」

摩耶「おうおう、悪いな~」

提督「…………」ペロッ

摩耶「ぎゃああああああああ!! 死ね!」


☆燃えるような嫉妬☆


加賀「私のでしたらいつでもどうぞ」

提督「そ、そんなことを太ももで首しめられてる状態で言えません」

加賀「ほらどうしたんですか? 好きなように舐め回せばいいじゃないですか」

提督「ぐぇぇー! 摩耶! 摩耶助けてくれぇ」

摩耶「やだ、そのまま死んでしまえ」


☆寝ぼけ☆


加賀「……何故、金剛が提督のベッドで寝ているんですか」

金剛「ん~、グッモーニン、テートk……Oh
    何故私のベッドにいるネ?」

加賀「それはこちらの台詞です」

金剛「しょうがないからおはようのキスは加賀で我慢するネ」

加賀「馬鹿なこと言ってないで起きなさい」


☆金曜日?知らない娘ね☆


鈴谷「提督~~~! もう! 昨日は何してたのさ!」

提督「昨日は加賀に首を絞められていたよ」

鈴谷「もうったらもう! カレーがないじゃんよ!」

提督「心配するな。いつだってカレーはそこにある」

鈴谷「君の心に、とか言ったらカレーで殴るからね」

提督「うわっ、やだべちょべちょになりそう」


☆中止☆


那珂「那珂ちゃんも今日のライブ中止したい」

呉「あんたにはライブを休む理由がないでしょうが」

那珂「じゃあチューしたい」

呉「その辺の壁にでもしとけば?」




龍驤「なんやねんお前! いきなりチューってアホか!!」


☆ライブ後☆


――舞台袖。


那珂「終わ゛っだ~~……づがれ゛だ~」

呉「はいはい、お疲れ」

那珂「疲れた! 動けない~~! おんぶー、抱っこー」

呉「……」


那珂「何でファイヤーマンズキャリーなの」

呉「これのが得意で」


☆地獄の使者☆


加賀「先ほどから那珂が出ている番組を真剣に見てますが」

提督「決めたっっ! 俺タレントになるよ!」

加賀「あなたという人は……」

提督「何せ俺はこの終戦に導いた平和の使者だからな!
    これは流行るかもしれない!」

赤城「あ? 平和の死者ってのはあたしのことかい?
    こっちゃあ身体張ってんだぞ? おお?」

提督「うっす、させんっした」


☆反射☆


提督「わかったよ。じゃあ俳優になります。
    終戦の立役者となった元軍人役者……いい響きだね」

加賀「肩書が重いですよ。だいたい提督に演技は無理です」

加賀「昨日こっそりエッチなサイト見てましたよね?」

提督「さ、さては俺の背後の窓ガラスに反射して……!?」

加賀「やっぱり見てたんですね。こんなことも嘘で誤魔化せないようじゃ無理です」

提督「よ、よくも騙したなぁぁぁあ!」


☆演技☆


提督「そういう加賀だって演技なんか出来やしない癖に」

加賀「出来ます。一航戦に不可能はないです」

提督「ほう。じゃあ質問するから
    如何にも本物っぽい嘘を答えろよ?」

加賀「望むところです」

提督「俺のことどれくらい好き?」

加賀「ちっとも好きなんかじゃやわるだなぶらこって」

提督「動揺しすぎて途中からスリランカの首都になってるんですけど」


☆キープ☆


加賀「ズルいです。提督もじゃあ嘘で答えてくださいよ?」

提督「おう、来いよ」

加賀「私のこと……愛してくれてますか?」

提督「……」

加賀「なんでそこだけ真顔キープ出来んですか」ギリギリギリギリ

提督「ぐ、ぐげぇ! さ、三角絞めはやめぇお、お乳が当たりゅぅ」


☆フォーリンヘル☆


提督「く、くるぴぃ……落ちる」

加賀「恋に……だったら離してあげます」

提督「このままいったら落ちるのは地獄だ」

加賀「……誰がうまいことを言えとッッ」ギリギリギリギリ

提督「うぐぎぃぃ……!」


☆無人島生活☆


那珂「テレビの収録で無人島で生活することになったよー!」

那珂「じゃあまずは火の確保からだよね!」

那珂「みんな知ってる~? 火ってこうやって摩擦の熱でやるんだよ~?」

那珂「見ててねー! いっくよー!?」


那珂「………………」ゴリゴリゴリゴリゴリ

(無表情)


後日、火を起こせるたくましいアイドルとして
ネットで大きく話題になった。


☆那珂ちゃんの無人島☆


那珂「え? この葉っぱ? これ食べられない奴だよ?」

那珂「でもこっちの葉っぱなら大丈夫なんだよー!?」

那珂「あ、あと、水分はこの茎を折ると……ほら見て! これ飲むの!」

那珂「あとは昨日仕掛けた罠があるからー、多分動物が引っかかってると思うけど」

那珂「見てこれかなりまな板だよ! まな板にしようよこれ!」



呉「なんかテレビ番組見てるだけなのに
  那珂のサバイバル能力をテストしてる気分になって嫌だわ」


☆一般的☆


青葉「なるほど……通りで那珂ちゃんさんがすごい訳ですね」

呉「私に取材しに来てどうすんのよ」

青葉「いえいえ、那珂ちゃんさんの人気がネットで出てきたんですが、
    そこで噂になってるのがこの鎮守府なんですよ」

呉「私は”極一般的”な基礎を叩き込んだだけよ」

青葉「その”極一般的”なのがど偉い噂になってるんですって」


☆テレビ見た娘達☆


響「那珂ちゃん格好いい!」

初雪「……那珂ちゃんすごい」

響「今度サイン貰いに行きたい!」

初雪「……私も」



舞鶴(自分たちもあれくらいだったらもうとっくに出来るくらい成長してる、
    とは思わないのがこの娘達の可愛いところだね)


☆眠い時どうするか☆


鈴谷「眠いなー、報告書作らないといけないのにー!
    摩耶肩揉んでよー! 肩凝ったよー」

摩耶「知るか。アタシだって報告書書いてんだから自分でなんとかしろよ」

鈴谷「眠いし集中できないから立ちながらやるか!」

摩耶「鬱陶しいから座ってやれよ」

鈴谷「ほらあたしって授業中眠いと突然立ち上がって眠気なくなるまで
    教室中うろちょろ歩きまわりながら授業聞くタイプだし」

摩耶「なんてはた迷惑なタイプなんだ」


☆やれば出来る子☆


鈴谷「そんで熊野によく怒られるんだけど、
    そういう熊野も授業、紅茶飲みながら聞いてたし」

摩耶「揃いも揃ってお前らは……」

鈴谷「でも点数はあたしのがいいんだよね~~。んふふふ」

摩耶「熊野は悔しいだろうなぁ~こんな馬鹿なのに負けて」

鈴谷「ふふん、鈴谷さんは意外と優秀な偉い娘ちゃんなのだよ?
    その証拠に……ほら、報告書書き終わったし」

摩耶「くっ……てめえちょっとは話聞いてやったアタシのも手伝え!」


☆衛生検査☆


天龍「なんだよ急に全員呼びつけて」

提督「衛生検査というものをやってくれという
    上の人たちからのお伝えだ」

加賀「比叡さんからでしょうか?」

提督「そうそう。じゃあみんな検査すっから
    一列にならんで一人ずつ俺に肛門を見せるように」




横須賀にとある男性の断末魔の叫びが響き渡る。


☆俺は悪くねえ!☆


摩耶「誰がするかそんな糞ったれ衛生検査! 死ね! このゴミ虫!」

提督「ち、違うんだ! やらないと俺もお前らも怒られるんだってば!」

加賀「だからといって提督に見せる必要は微塵もありませんよ」

天龍「何をどう考えたらそんなこと思いつくんだよ」

提督「これは小さい頃学校の尿検査を回収する時、とある女の子が
    キャップの閉め方が緩かったのか中が漏れてすごい嫌な顔してたのさ。
    ちょっと手を濡らしながら例のブツを持っていたのを見て
    ……俺は何かに目覚めたんだ」

愛宕「見下げ果てるほど根っからのド変態ね」


☆遊びに誘ったんですよ☆


熊野「ふぅ……やはり赤司攻めは紅茶が進みますわ」


雷「熊野さんっっ!」ガチャッ

熊野「なっ! ななな、なんですの急に!? 
    レディの部屋をノック無しに開けるなんて失礼ですわよ!?」

雷「わっ、ごめんなさいっ! 熊野さんも一緒にやらない!?」

熊野「や、やらない!? って何をですの!?」


☆強くならない☆


金剛「うーん、どうやったら強くなるんデース」

龍驤「さすがの金剛も扶桑の弱さに頭抱えだしよったで」

扶桑「……ごめんなさい」

金剛「おかしいデース。今頃だったらレベルは龍驤以上にあるはずデース」

龍驤「ほら、あれやろ。1レベル上がるのに必要な経験値が他の奴より10倍あるとか」

金剛「その10倍だってやっても上がる気がしないデース」

龍驤「もう諦めたらええんちゃう?」

扶桑「ひどいっ」


☆実に羨ましいですね☆


提督「キェェェ!」

加賀「……唐突に何ですか」

提督「実に羨ましい。支援動画だと……!?」

加賀「自分で作ればいいじゃないですか」

赤城「分かってないわね。漫画が描けたら、動画が作れたら、ここで書いてないわよ」

提督「うるせえよ! いいもんこっちにはwikiがあるもん!」

加賀「隣の芝は青く見えるものですよ」


☆諦めの境地☆


赤城「じゃあもうネームとか書いて公開すれば
    漫画化しやすくなるんじゃないですか?」

提督「そうか! その手があったか!」


――数分後(実際に挑戦してみた結果)


提督「やべえ……4コマにならない。そして何を描いても誰にも見えない」

赤城「一応、”風”だからいいんじゃないかしら?」

提督「もういいか、このまんまで」


☆これが限界☆


提督「適当なメモ帳に30分かけて描いて諦めた奴」

愛宕「ぷっ……こ、これはひどい……ぷぷぷ」

天龍「あははは! あ、顎2つあんぞ!」

提督「線たくさん描けば誤魔化せる法則が通じなかった奴だね!」

加賀「こ、これは……ネーム以前の問題ですね」

提督「分かった! もう棒人間とかに矢印とかで名前描いてやればいいんじゃね?」



問題の一品

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5075528.jpg


☆☆


摩耶「小学生がする授業中の落書きレベルだな」

提督「たぶん身体全部描いたら偉いことになるぜ」

鈴谷「とりあえず元響本人にもメールで送っといたよ」

提督「やめたれや


☆ほら~チャイカ見ながら書くから~ミスって途中送信しちゃったじゃん~☆


赤城「要は4コマに収まらずとも会話のテンポを重視すれば
    自ずとボケとツッコミの応酬になるわけですよ」

提督「そういうもんか?」

赤城「今の(↑の)やり取りも私の話題提供が仮にボケだとすると
    提督の返答がツッコミになるわけですね」

提督「なるほど、そうやってテンポよく進めるわけだね!」


加賀「いつから私達はSSの指南書のような真似事をするようになったんですか」


☆こんな日もあるさ☆


赤城「まったく……それにしても今日の内容は……」

赤城「本当にメタいですね」



提督(お前のせいだろ)

加賀(赤城さんのせいでしょ)

天龍(お前のせいだろ)

摩耶(お前のせいだろ)


☆相変わらず監視されてる☆


愛宕「もっとフリフリの可愛いやつ着なさいよ」

天龍「嫌だよ! なんでだよ!」

愛宕「だって今日佐世保さん来るかもしれないんでしょ?」

天龍「そうだけど……」




雷「……く、悔しいけど」

山城「か、可愛い」


☆そわそわしちゃう☆


愛宕「ほら、いいの? 行かなくて。何の話してるんだかさっぱり分からないけど
    会談もう少しで終わっちゃうわよ?」

天龍「い、いいよ別に。向こうから来たら話してやらんでもないが」

摩耶「そういう割にはなんか期待してるよな」

天龍「別にいいだろ! うるせえな!」



提督「天龍ー! ちょっとこっち来い」

天龍「あ? なんだよ」


☆異動☆


天龍「話って何だよ」

佐世保「ここからは僕が話しますよ」

佐世保「以前から私が記憶がないことはご存知ですね?
     失った記憶は諦めかけてましたがどうしても諦めきれない所があります」

佐世保「あなたと私の間に何かあったのは事実ですし、
     辛い思いをさせてしまうこともあるかもしれない」

佐世保「ですが、今頼りに出来るのは、唯一の手がかりはあなたしかいない」

佐世保「これは賭けですが、あなたが側にいてくれれば何か思い出すかもしれない」



佐世保「我が佐世保鎮守府に異動してくれませんか?」


☆貴重な☆


鈴谷「どっひゃ~! 今の摩耶聞いた?」

摩耶「ああ。ありゃ完全に私利私欲のための異動だが……いいのか?」

愛宕「異動……? そんなぁ……」

鈴谷(そういえば天龍姉と愛宕姉は長いんだっけ)



愛宕「……それじゃあ貴重なラブコメが目の前で見れなくなるの!?」

鈴谷・摩耶「心配するのそこかよ」


☆こういう時だけ真面目な顔する奴☆


天龍「い、いや俺は……えっとその」チラッ

提督「天龍。俺はお前の意思を尊重したい。
    お前が行きたいと言うのであれば止めることはない」

天龍(くっっそ~! こいつここぞばかりに真面目な顔しやがって!
    まじ腹立つ! 超殴りてええ……)


提督「だが、唯一心残りなのは……」

天龍「……?」


提督「うちの鎮守府の貴重なツッコミ要因が減ることだ」

天龍「心置きなく異動してやんぞてめえ」


☆他の艦娘たちは☆


ちなみに……。



雷「NO! だめ絶対! 佐世保は渡さないんだからねっ!?
  私がいるじゃない!? 何がいけないの!? 私の何が!?」


雷(冗談じゃないわ! ただでさえこれ以上の進展が難しいのに!
   その上協力なライバル出現ですって!?)

熊野「わたくしもどちらかと言うとNO。ですわね」

熊野(こちらに来て記憶が戻ってしまえばこの方は
    ノンケになってしまうのでしょう? そんなの断じて許しませんわ)



猛反対されていた。


☆悩む☆


天龍「俺は……その……」

天龍「提督には何だかんだ言って恩義があるんだ」

提督「なぁに……いいってことよ」

天龍「俺が居なくなったら抜けた穴はどうすんだよ」

提督「そりゃあ補充するしかねえけど」

天龍「それにどうせ雷と熊野は反対してきそうだし」

加賀「……それは否定できないですね」


☆バイバイ天龍☆


提督「もうそろそろ自分のことなんだから
    自分でコマを進めてもいいんじゃないか?」

天龍(お前には言われたくないが)

提督「しょうがねえな。天龍っっ!」

提督「こいつは俺から二番艦のお前への命令だ」

提督「佐世保の記憶を取り戻すのを手伝うんだ」

天龍「っ!」

天龍「ふっ、しょうがねえな……。ちょっくら行ってくるわ」


☆欠けた二番艦☆


佐世保「ありがとうございますっ。これから……
     いえ、”また”でしょうか? よろしくお願いしますね」ギュッ

天龍「なっ、い、いきなり手なんか握るんじゃねえよ!」



愛宕「あーあー、あのラブコメ見れなくなるのね~」

加賀「見ていたいから異動したいとか言わないですよね?」

愛宕「言わないわよ。(異動したらこっちの二人が全く進まなくなりそうだし)」


☆出会いがあれば☆


電「うええええん! 寂しいのですぅ……」

天龍「泣くなよ電。またいつもみたいに事ある度パーティ開いて顔見れるんだし」

鈴谷「寂しくなるねぇ~天龍姉が当番の時のカレーは美味しかったからなぁ」

愛宕「相変わらずカレー換算なのね」

摩耶「ああ、本当だな……」

加賀「天龍、今まで本当にお疲れ様。多分仕事面の方は向こうの方が遥かに楽でしょう」

天龍「ああ、そうだろうな」

提督(何故急に俺のdis流れに!?)


☆さっそく噂を聞きつけ☆


金剛「テートクの所に空きが出たデース!」

山城「金剛、今、呉ものすごく機嫌が悪いからやめた方が……」

金剛「待ってられないデース! 呉ぇーー!」




呉「ほう……? それで?」

金剛「て、テートクの所に異d……」

呉「死体で輸送されたいって?」


☆マジギレ1000%☆


呉「私はあんたを片時も見放そうとしたことはなかったわよ。
   それでもあんたは私の所からあっさり去ろうと言うのね」

金剛「あ、あの」

呉「しかも寄りによってあの馬鹿の所へ……」

金剛「あの~呉~?」

呉「私の育てた金剛をあいつに渡すくらいなら
  いっそこの手で葬り去ってやるわ」

呉「それでも行きたいならかかってきなさい。
   私を倒したら奴の所へ行けばいいわよ」


金剛「無理デース勝てないデース」


☆ついに奴が帰ってきた☆


提督「なんてことだ……。天龍が出て行っちまったと思いきや」

提督「奴が帰ってきた……だと」

愛宕「それ、本当なの?」

呉「ええ、ほんとどうしたもんか……」

加賀「どうして呉さんがここに」


金剛「そなた、御前であるぞ。控えよ」


呉「なんか前回のでストッパーが緩くなったみたいで
   この状態に成りやすくなったみたいなのよね」


☆治療☆


加賀「さっそく荒療治が必要ですね」

金剛「そなたその掲げた拳を下ろし給え。御前であるぞ。控えよ」

加賀「くっ、ムカつく……」

呉「そ、そういう訳でその状態から元に戻ったら返してくれない?」

提督「ふざけんな! 早く持って帰れ!」


☆フルボッコ☆


加賀「ふんっ!」バキィッ

金剛「ぎゃんっ! そ、そなた暴力は控え、ぎゃんっ!」

加賀「チッ、ふっ」バキィッ ゴッ

提督「かれこれ20分以上殴りつけてるけど元に戻らねえぞ」

摩耶「大丈夫かこれ? 死ぬんじゃねえの?」


☆RJ改二おめでとう☆


龍驤「話って何ー? お菓子くれるん?」

呉「そんな訳ないでしょう。あんたも改二になるために特殊な特訓を始めようと思ってね」

龍驤「えっ!? うちも控えよ言うようになるん?」

呉「あれは懲罰の結果だから」

那珂「あーあの、超キツいのRJもやるの?」

龍驤「えっ!?」


☆改二改装=地獄訓練☆


那珂「だって那珂ちゃんゲロ吐くまで訓練して改二なれるようになったけど、
    それと同じのやるんでしょ?」

龍驤「アイドルがゲロとか言うなや」

呉「そうね。っていうかあんた改二に変身できないじゃない」

那珂「なんでだろ! テヘペロ♪」

龍驤「うえ~、キツいのは嫌やー」


☆巻き添え☆


呉「そうね、この際いい機会だから那珂ももう一回同じメニューやりなさいよ」

那珂「えっ」

呉「さすがに二回目乗り越えれば改二に変身もできるようになるんじゃない?」

那珂「なんで!? やだよ!」

龍驤「一緒に頑張ろうなぁ~!」

那珂「嫌だってば! むーりー! やだーー!」


☆RJP☆


呉「やはりこの訓練に集中するためにも
   今、役に立たない金剛を向こうにあずけて正解だったわね」

那珂「ハァー……ハー、も、もう無理」

龍驤「あ、足が、ハァー、ハァー、上がらへん」

呉「誰が休んでいいって言ったのよ」

呉「次は私が後ろから追走して追いつかれたらシバくから」

龍驤「ハァハァ、何やねんそのリアル・ジュラシック・パーク」


※このあと滅茶苦茶追い回された


☆特訓風景☆


扶桑「さっきから修練場の方が騒がしいけれど何してるのかしら」

山城「姉様だめですっ! 今姉様がこの光景を見たら……」



呉「那珂ァ! そんな距離も当てられないの!? あと100本!
  龍驤!! 艦載機の扱いが雑になってるわよ!」




扶桑「な、何この熱血特訓風景……見ただけでも頭痛くなってきた」

山城(最近、姉様は疲れている人を見ることもダメになってきてる気がする)


☆突撃取材班☆


青葉「便乗してやってると聞いた那珂ちゃんさんの
    強さの秘密を暴きたいと思います!」

青葉「こ、この恐ろしい光景を全国に中継してやりましょう!」

青葉「……こんばんは~……」←寝起きドッキリのテンション

青葉「……今から、那珂ちゃんの強さの秘密に迫っちゃいたいと思いま~す……」


呉「……そこッ!」ヒュンッ

青葉「あっ!! カメラがぁぁぁ」



青葉の持ったカメラが実際に流した映像は、
特殊修練場の一部、へろへろの那珂とRJ、吐瀉物を片付けた痕跡(複数)、
飛んでくるナイフ、砂嵐の乱れた映像、だけとなった。


☆言葉に出来ない☆


呉「誰が取材許可出したのよ」

青葉「……スミマセン」

呉「謝って欲しい訳じゃないのよこっちは。
  全国にちょっとでも流れたわけでしょ?」

青葉「……ハイ」

呉「あー、ちょっと二人共いい?」

那珂「ォェエ……ッ!?(何?呼んだ?)」

龍驤「オゥェ゛ッ……ェ゛ーッ(休憩くれるん?)」

呉「……ごめん。キツいのは重々承知だけど……
  嘔吐で会話するのやめてくれない?」



☆ソロ☆


提督「そういえば昨日のMステに稲葉さんソロで出てたな」

加賀「そうですね」

提督「カメラ寄った時にシワがすごい見えて老けたなぁ~って思ってしまった」

加賀「歌い出すとそれも吹き飛ぶくらいでしたね」

提督「確かに相変わらず最後荒ぶってたな」

提督「それにしても」

提督「一体何人の視聴者がflumpool見る前にテレビ消したことか」


☆起床時間☆


天龍「おはよーっす」

熊野「おはようございます? もうお昼になりますわよ?」

天龍「ん? まあ土曜だしいいじゃねえか」

熊野「いけませんわ。だらしない生活態度……規律が乱れますの」

天龍「意外と真面目なところもあるんだな」

熊野「失礼な方ね……」


☆小姑☆


雷「そうよ! 天龍さんお掃除頼んだはずなのに、ほらここ見て!
   こんなに埃がまだあるの!」

天龍「お前は小姑か。ほら、じゃあこうして雷の服で」ゴシゴシ

雷「んにゃ゛ぁぁ゛! わ、私の服は埃取りじゃないのよ!?」

熊野「二人共、埃がっ……。もうっ」

佐世保「天龍は夜間哨戒の任務もしてくれたんですから
      この時間に起きてきても問題はないです」

佐世保「それよりも二人でもっとフォローしてあげてください」

雷「さ、佐世保が言うなら仕方ないわね……し、仕方なくなんだからね!?」


☆出世街道☆


天龍「なあ……いいのか?」

佐世保「何がですか?」

天龍「これさっきから俺がやってる仕事……
    秘書艦っぽい気がするんだが」

佐世保「そんなことないですよ?」

天龍「そ、そうなのか?」



天龍(にしてはさっきからすげえ雷から睨まれてるんだが)


☆結果は予想通り☆


※まだやってた。


呉「よし、じゃあ総仕上げに二人共、かかってきなさい」

龍驤「今までの訓練がとても簡単に思える内容がきたで」

那珂「今すぐ逃げ出したいんですけど」

呉「来ないの? じゃあ私から行くけど?」

龍驤「こなくそー!」

那珂「当たって砕けろの精神だよ! おりゃーー!」


☆浦風でました☆


龍驤「で、結局なれへんないかい!」

呉「ごめんごめん。おかしいわねぇ……確かに私の計算だと正しいんだけど」

那珂「脳筋に計算なんてできるんですねー。へぇ~痛っっっ!!」

呉「舞鶴さんにも助言をもらってるのよ。これでも」

龍驤「そら正しくない訳がないわな」

那珂「だねー。何がいけないんだろうねー」

呉「二人共覚悟は出来てるんでしょうね」


☆すり抜け☆


金剛「そ、そなた……い、今どこから!?」

赤城「ん? 壁からこうやってスーッと透けて入ってきたけど?」

金剛「な、なんと……! ナンマンダブナンマンダブ……モノノケの類が我の目の前に」

赤城「失礼しちゃうわね! 私は確かに壁をすり抜けられるし、死んでるけれど、
    決して化け物の類なんかでは……え?」

赤城「え? 私って一体……!?」

金剛「お主ようやく気づいたのか……?」


☆金剛を任されて☆


提督「あいつマジでどうやったら戻るんだよ」

加賀「ショック療法が効きませんでしたからね」

提督「よし、何か言いくるめて旅にでも出そうぜ」

加賀「追い出すつもりですか?」

提督「だって、これ以上いたらうちの食費が……」

加賀「困りましたね」


☆のんびり姉妹☆


扶桑「最近、全く出撃もしないでいるけれどいいのかしら」

山城「呉が龍驤と那珂の訓練に集中してて今それどころじゃないみたい」

扶桑「そう……。私達、お茶飲んで、本読んで、
    疲れたら少し眠って、を繰り返してるけれど」

山城「姉様。平和な今を味わっておきましょう」

扶桑「そうね。あ、紅茶淹れてきてもらえるかしら」

山城「はい。今淹れてきますね」


☆ショック☆


愛宕「きっとキスとかしたら元に戻るんじゃな――冗談よ」

加賀「……」

鈴谷「じゃ、じゃあ逆転の発想で目の前でキスしてる所を見せたらいいんじゃない?」

加賀「なるほど。それで発狂してショックで元に戻ると」

愛宕(これは一石二鳥ね!)


☆公開☆


青葉「て、提督と加賀さんが公開ラブラブ●ックスするというのを聞きつけてやってきました」

提督「えっ、俺が椅子に括りつけられた理由ってそんな理由なの!?
    そんで何で金剛が同じように椅子に括りつけられているの?」

金剛「そなた、生娘がそのようなはしたない言葉を口にするのは控えよ」


青葉「ぐへへ、なんて言われようがカメラに収めてやりますよ!」

提督(っていうか何でこいつこんなボロクソになってるの?)


☆プリズンブレイク☆


青葉「呉さんの所から脱出してきました」

提督「多分あそこから脱獄してくる話だけで映画一本作れるぞ」

金剛「そなた達、それよりもこの縄を解き給え。無礼は控えよ」

鈴谷「これ今縛られて動けないみたいだけど……こちょこちょ攻撃したらどうなるかなぁ?」

摩耶「お前今ものすごい悪い顔してるぞ」


☆言葉巧みに☆


提督「ぎゃはははは! ちがっ、俺じゃないはははは!!」

提督「普通! 俺じゃないだろぎゃはははは! ひぃいい」

愛宕「ほらほら~、足の裏の羽根くすぐり攻撃で観念したなら
    今すぐ加賀さん好きだって言いなさい」

提督「ぎゃはははは! た、助けっはひっぃぃ!」

提督「こ、これ以上ぎゃはははは! やったら!
    この苦しみを快楽に脳内で変換して勃起する」


愛宕「……うわぁ」


☆こういうAVは素晴らしいが男がうるさいのは死ね☆


金剛「おお、なんと下劣な発言! 女性の前でふしだらな発言は控えよ」

加賀「早く戻っていただかないと困るんですよね」

愛宕「そうよ加賀さん。今のうちに提督の唇をガッと奪って
    この人元に戻してあげてちょうだい」

加賀「そうですね。そうしましょう」

提督「上着は脱がす必要はあるの? ちょっとぉ!? 聞いてる!?」


☆八つ当たり☆


金剛「な、なんと破廉恥極まりない! そなた等、人前で何を! 控えよ」

加賀「よく見て起きなさい。あなたが好きだ好きだと連呼するこの男は私のものだと」

提督「いや俺の意見は無視!? きゃーー! ず、ズボン返して!」

金剛「Nooooooooooooo!! STOP! ダメデーース!」

加賀「チッ! ……ふっ」バキィッ

金剛「ぎゃんっ! 加賀ぁぁ~~、You、絶対に許さないネ!」


☆マジの殴り合いまで5秒前☆


金剛改二「ハァァァーーッッ!」

摩耶「自力で縄ぶち破ったぞ!?」

鈴谷「加賀姉あとは任せたよ! 総員退避ーー!」

提督「ちょ、俺を置いてかないで! あぁぁ!」

加賀「調度良かったですよ。二度と提督に近づけない身体にしてあげます」

提督「やめて! 俺のために争わないでっ!」


☆騒動☆


愛宕「――で、かれこれ2時間近く外で闘ってるけど……」

電「そろそろご近所さんから騒音で苦情が来そうなのです」

提督「おーい!」ガッタン ガッタン

鈴谷「うわっ、ジャッキーばりの椅子の扱い慣れして
    ガッタンガッタン揺らしながら移動してきたんですけど」

提督「ちょっとあいつら止めるから縄解いてよ」

鈴谷「うわっ! っていうかズボン履いてよ! もう!」

提督「じゃあ縄解けよ!」


☆握手会☆


龍驤「握手会で傷害事件があったらしいで」

那珂「犯人が全面的に悪いけど、まあ那珂ちゃんだったら返り討ち確定かな」

龍驤「そら一応軍人の端くれやからな。
    ほんまもんのアイドルと一緒にしたらあかんで」

那珂「でも可愛そうだよね。こんな事件にあったらトラウマになっちゃうじゃんね」

龍驤「お前はよっぽどのことがないとトラウマになんてならんもんなぁ……」


☆月夜の大決闘☆


提督「こらーー! お前らぁー! ご近所さんに騒音で迷惑でしょうが!」

金剛改二「ハァ……ハァーッ! 次の一撃で沈めてあげるネ!」

加賀「……ハッ、ハァハァ……全機発艦ッッ!
    息の根を止めなさい……!」

提督「お前らそれ以上やるなら武器禁止! 
    素手のみの戦闘なら許可するから好きなだけやりなさい」

金剛「呉式近接格闘術……その身体に刻みつけてやるネ」

加賀「一航戦に喧嘩を売ったことを後悔するのね」


提督「……まだやるのね」


☆極道無き跡☆


鈴谷「お、近所のガキンチョじゃん。何そんなお菓子持ちながら暗い顔してんのさ」

子供1「げっ、出たなギャルビッチ!」

子供2「極道がもうしばらく会って遊べないって、くれたんだよ」

鈴谷「ほーう。大切にするのもいいけど、ちゃんと食べなよ」

子供1「そうだな。ギャルビッチありがとうな!」

子供2「ありがとうギャルビッチ!」

鈴谷「むきぃー! だぁれぇがぁギャルビッチだコラぁー!」


☆暑くなってきたね☆


大井「ねえ……気づいてる?」

北上「……うん。薄々ね」

大井「私の言いたいこと、分かるわよね?」

北上「うん。なんとなくね」




大井「最近暑くなってきて売り上げ落ちてない!?」

北上「あちゃー。だよねー」


☆まるで如何わしいお店☆


大井「どうしたらいいと思う?」

提督「俺が知るかよそんなもん。うーん、そうだなー。あっ!」

大井「何か思いついたの!?」

提督「暑いんだったらお前ら二人が水着で仕事するってのはどうだ!?」

大井「ば、馬っっ鹿じゃないの!? そんなのだめに決まってるじゃない、ねえ北上さん?」

北上「あー、いいかもねー。調理中熱かったんだよねー」

大井「意外とノリノリ!?」


☆水着を着た可愛い店員達☆


加賀「という訳で本日は北上ラーメン創業始まって以来初の試みである
    水着を着ての接客……のお試しに私(主に監視役)達が駆り出された訳ですね」

大井「ど、どうかなぁ……? 一応上下ビキニタイプのにはしてみたけど」

提督「……元軍人なのをすっかり忘れていたな。結構筋肉があるんですねあなた」

大井「じろじろ見ないでよ馬鹿ぁ~!」バッシャァッ

提督「熱っっ!! いやむしろこれからそれで接客するのなら
    みんなお前の嫌らしい身体を舐めまわすように見に来るんだぞ!?」

北上「そうだよ、慣れなくちゃねー」

大井「あれ!? ちゃっかりTシャツだけは着てる!?」


☆夏を目前に鍛え始めるけど海・プール行く予定なんて無い☆


大井「北上さんズルい!」

北上「いやー、だってお腹出すの恥ずかしいじゃん?
    っていうかスープもそうだけど跳ねたら熱いし」

加賀「確かに北上の場合、麺茹でたり作る方がメインですしね」

提督「だが、見ろ。天然のようで実にあざとい。ちょっと大きめのシャツから
    チラチラ見える水着と白い太もも!水着と分かっていても……素晴らしい!」


加賀(今度水着着て仕事してみようかしら……いや何を考えてるの私は)


☆コラボは6月23日までやってるよ☆


提督「お前らァー! ローソンに行くぞー!」

愛宕「ローションでイクぞ? ど、どうぞご自由に?」

提督「違う。何もかも違う。ローソンに行くの。分かる?」

愛宕「ああ~。何高らかに宣言してるのかと思っちゃった。で、何で?」

提督「今日からコラボキャンペーンだからだ」

愛宕「一人で行って来てよもう」


☆戦利品☆


提督「うむ、まずまずの収穫じゃ」

愛宕「どうすんのよ。こんなにクランキー買ってきて」

提督「対象商品の中だとクランキーが至高なの!美味しいの!
    いいよ、電と鈴谷と摩耶にあげれば」

鈴谷「何!? 何くれるの!?」

電「わーい! チョコなのです!」

加賀「提督。その経費、どこから出したんですか?」


☆Side金剛は昨日発売でした☆


提督「おいなんだこのダンボール」

金剛「それは私からテートクへのプレゼンツ、デース!」

提督「へぇ~、そうなんだ。全部質屋にかけるか」

金剛「酷いデース!売るならせめてブックオフネー!」

提督「ブックオフ……? お、お前これ……」


提督「ダンボール一箱分Side金剛じゃねーか!」


☆ちなみにまだ手に入ってません☆


鈴谷「く、悔しいけど面白い!」

加賀「みんな一斉に読み始めたせいで新しい宗教の教典みたいになってますね」

金剛「これでみんな私のことが好きになってくれるネ」

加賀「ですが提督自身があなたのことを好きになるとは限りませんよ」

金剛「ノンノン……甘いネ。周りを固めて味方につけてそこからジワジワといく作戦デース」


☆ドラマCD予約忘れててワロタ☆


摩耶「でもこんなにあってもいらねーよ」

金剛「保存用、観賞用、布教用、オカズ用、寝室用、お風呂用、お風呂用水没時予備、
    個室トイレ用が一人ずつあってもまだまだ余るネ!」

提督「布教用はもうみんなもってるからいらねーだろ。ってかオカズってなんだよ。しねーよ」

加賀「近所の学校、図書館、老人ホームなど横須賀各地に寄付しましょう」

摩耶「学校や図書館はまだしも老人に読ませてもなぁ……」

提督「退役軍人がいたら懐かしくなるんじゃないか?」

金剛「ま、まあそれくらいは考えてたデス! えっへん」

加賀「どう見ても箱買は無計画な買い方でしょう」


☆物騒な世の中のために☆


那珂「見てみて~ファンの人からチョコもらったの!」

呉「扶桑、あんたちょっと毒味で少し食べなさい」

扶桑「……私がもしも毒にやられても別に困らないという人選ね。そうね、そうよね。
    美味しいチョコ食べながらみんなのために死ねるなら本望よ」

呉(面倒くさ)

呉「……そうじゃなくて普段みんな頑張ってる中で
  訓練も仕事もあまりしてしないあんたに仕事を与えてるのよ」

那珂「大丈夫だよ扶桑さんっ!」

那珂「本当は那珂ちゃんのために自分でやりたい重要な任務だけど
    呉はもうお年柄この時間帯に食べると痛い痛い痛い!」

呉「私はあんた達のことを思ってやってるのだけど、何か不満があるの?」


☆新しい趣味に☆


隼鷹「ここは思い切って枝豆がいいかなぁーって」

舞鶴「うーん、正直コストがなぁ~」

響「何を話し合ってるんだい?」

舞鶴「家庭菜園をするなら何がいいかって。隼鷹がどうしてもやりたいって」

隼鷹「実はホームレス時代から作ってたことはあるんだけど、
    その時は中々上手く行かなくてね~」

初雪「……ていうか外のグラウンド丸々畑にしようとしてないよね?」

隼鷹「し、してないしてない!」


☆夕日の時間に飲む冷えたビール☆


響「インゲンがコストもいいらしいよ」

隼鷹「いいねぇ~。チーズほしいな」

舞鶴「だったら燻製するのに必要な施設から建てなきゃね」

隼鷹「牛乳も牛から作る?」

初雪「……盛り上がってる所悪いけど、だめだからね?」


☆待たせたな☆


比叡「大本営からの通達です。人事異動につきまして補充を行って下さい、とのことです」

提督「……やはり来たか。うちに限っては人数多い分、話し合いが必要なんだよ」

提督「だからもうちょっと待ってくれ。家族を増やすのにはそれなりの準備が必要なんだ」

比叡「コン●ームですか?」

提督「子作りの話をしてるんじゃないんだよ」


☆避妊は大切☆


比叡「ヒェェー! てっきり加賀さんと子作りしたサラブレッドが新しい艦娘なのかと!」

加賀「いい提案ですね……と言いたいところですが」

提督「そうだ言ってやれ。この上層部の汚点である色ボケ野郎に」

加賀「子作りするのであれば避妊具は必要ありません」

比叡「ヒェェー! ストレートすぎて真っ直ぐ見れません!」

提督「もうやだこいつら」


☆ハーレムランド再建☆


提督「だいたいおかしんだよなぁ~いくら俺が英雄扱いされてるからって
    何で俺の艦隊が6人揃ってないといけないんだよ」

比叡「まあ家族とハーレムは多い方がいいじゃないですか」

提督「なんでその2つを並べたのかは分からんが……まあそうだな。
    じゃあおっぱい気軽にもめる娘が欲しいな」

加賀「馬鹿なんですかあなたは。先ほど話し合いが必要だって自分で言っていたじゃないですか」

加賀「ここは私の提督が奪われる危険性を限りなく0にするためにも
    男性には興味のない娘を引き入れましょう」

提督「クソレズなら近所のラーメン屋で間に合ってるんだよなぁ」


☆みんなの意見☆


摩耶「新しい娘を補充する? アタシは――」

鈴谷「うーん、美味しいカレーが作れるのが条件かな」

愛宕「私は可愛い娘ならどんな娘でもいいわよ」

電「電は年の近い娘が来てくれたらお友達になれて嬉しいのです。
  いつも初雪ちゃんと響お姉ちゃんが仲良くしてるの羨ましいのです」

摩耶「――それから、鈴谷みたいにアホでカレーばっかり言わない奴。
    死んでない奴。あと、アタシの部屋に無断で入ろうとしたりしない奴で、っておい聞けよ!!」



提督「……とまあうちの意見はこんな所だ」

加賀「まともな意見は……摩耶は長いから置いておいて電だけですね」


☆失敗おっぱい☆


提督「思えば鈴谷と摩耶に関しては完全に失敗だったからな」

摩耶「ふっっざけんなクソボケ! 
    どう考えたってこんな鎮守府に入っちまったアタシのが失敗だろうが!」

鈴谷「それ結局失敗なんじゃ……」

摩耶「こいつの目線で言われんのがムカつくんだよ!
    お前だけが失敗してるんだと思ってんだったら大間違いだぞ!」

提督「ほら見ろよ。こうやってうるさいし、おっぱいあっても揉ませてくれないし、ロリじゃないし」

愛宕「待って。その言い方だと私は揉ませてあげてるみたいじゃない。やめてよ」


☆ツッコミ気苦労☆


摩耶「とにかくアタシは天龍姉と同じくらいまともな奴が来て欲しい」

鈴谷「えー? 面白いなら別にいいじゃんそれで」

愛宕「確かにこれ以上アホな娘が来たら私までツッコミに回らざるをえないわよね……」

電「ツッコミ格好良いのです!」

愛宕「ツッコミって疲れるのよー? 特にうちみたいにお馬鹿さんばかりだと」

赤城「誰も私を蘇生しようとかそういう考えにはならないんですね」


加賀「さて、だいたい意見はまとまってきたかしら」

赤城「スルー!?」


☆パネルアタック☆


比叡「ではこのパネルの娘から選び下さい」

提督「どこの風俗だよ……。チェンジで」

比叡「ヒェェー! 手馴れてるぅ!」

提督「やめろ!なんとなくそういう感じなのかと思って適当に言ったんだよ!」

提督「ほら~~、掴まれてる肩がミシミシ言ってるじゃん~~」


☆前スレ1000回収完了☆


提督「あんまりスペックだのなんだの見るとあれだから
    もう直感で決めようぜ!」

愛宕「どんな娘かしらね?」

鈴谷「可愛い娘かな?」

摩耶「もう勝手にしろよ」

加賀「あとで後悔しても知らないですよ」

提督「じゃあこいつ」

比叡「それではどうぞ! お入り下さい~~!」



卯月「っぴょ~~~ん!」


☆でももう二度と回収なんてしないんだからねっ!☆


提督「えー、ごほん。君、このお金持って田舎帰りなさい」

卯月「がびょーん! 選んでもらったのに帰れ命令ぴょん!?」

加賀「とりあえず自己紹介だけお願いします」

卯月「初めまして。卯月って言います!
    うーちゃんって呼んで下さいね♪」

鈴谷「じゃあ私のことも鈴ちゃんって呼んでね!」

愛宕「じゃあ私のこともあーちゃんでいいわよ~」

提督「かーちゃん」

加賀「それはやめてください。一体何スレぶりのネタですか」


☆卯月先生の次回作にご期待下さい☆


提督「えー、それでは第二段階の面接に入ります」

加賀「何を……」

提督「いいから。ここは俺に任せろ。こいつ面接して
    何か”アレ”だったら呉の所に送り込めばいいよ」

加賀「また殴られても知らないですよ」


提督「卯月さんでしたね。えー、あなた今パンツ脱げますか?」

卯月「うーちゃん今日履き忘れたぴょん……。でもこのことは
    恥ずかしいから提督さんとうーちゃんだけの秘密だぴょん」

提督「くっ……合格!」


☆常識人?そんな奴いらない☆


鈴谷「何がくっ……合格だよ!全く……。
    えー、こっほん。卯月さん、あなたにとってカレーとは何ですか?」

卯月「美味しいぴょん!」

鈴谷「くっ……合格!」

摩耶「馬鹿かお前らは……。何を揃いも揃って。
    おい、お前にとって”可愛い”とはなんだ」

卯月「正義だぴょん」

摩耶「くっ……合格」


比叡「ヒェェー! この鎮守府頭おかしいです!」


☆自己アピールをどうぞ☆


卯月「事故アピールぴょん? うーちゃん大きな事故はしたことないぴょん」

提督「こ、こいつ……! あのハルカ=アマミだとでも言うのか!?」

加賀「そうではなくて自分のことをアピールしてください」

卯月「ありゃま。うーちゃんはうさぎさんだから
    あんまり構ってもらえないと寂しくて死んじゃうかもしれないぴょ~ん」

赤城「は? 嫌味?」


☆卯月参戦☆


電「今日からよろしくなのです!」

卯月「よろしくぴょ~~ん」

電「司令官さんありがとうございますっ」

提督「……」

加賀「非常に心配ではありますが……」

提督「電が喜んでるならいいか……?」



愛宕(ま、まあ提督よりは仕事はしてくれそうよね……)


☆抜けた先で☆


佐世保「聞きましたか? 横須賀では補充要員が入ったそうですよ」

天龍「いよいよ俺の帰る場所がなくなっちまったらしい」

佐世保「寂しいですか?」

天龍「いや、こっちで頑張ろうって気に余計になったさ」

佐世保「それは良かったです」

天龍「どうだ? 今から一杯」

佐世保「先輩達の新しいスタートに、一杯ですね」


☆とてもいい雰囲気()ですね☆


佐世保「僕はね、これでも先輩に恩義を感じているんですよ」

天龍「あぁ、知ってるよ」

佐世保「先輩があの時助けてくれなければ僕の命はありませんでした」

天龍「かもしれないなぁ。分かんねえけどよ」

佐世保「先輩には言葉でのお礼は言い尽くしてしまったほどです」

天龍(ちょっと強めの酒進めすぎたかな……?
    二言目には先輩しか言わなくなっちまったよ)


☆セーーーーフッ!☆


卯月「おはようっぴょ~~ん」ドガッ

提督「ぐはっ! な、なんだ!? 卯月? 
    爽やかな朝に幼女が馬乗りになって起こしに来るとか」

卯月「司令官早く起きるぴょんっ」

提督「馬鹿め、俺は卯月との触れ合いによりとっくに起きてるぜ」

卯月「……?」

愛宕「はい、アウト~」


☆初めてのおつかい☆


卯月「初めての遠征に行って来たぴょん!」

電「楽しかったのです!」

愛宕「あらおかえり~」

卯月「褒めて褒めて~」

提督「褒めて褒めて~」

摩耶「……いやお前は何もしてないだろ」


☆育成計画☆


摩耶「……というわけであいつをツッコミの鬼に育成する計画を始めるぞ」

提督「なるほど。どう見てもボケの奴をツッコミマシーンに強制的に仕上げることで
    うちの鎮守府のカオス化を防ごうということだな」

提督「……まったくなんで無駄な努力を」

摩耶「言うな」

摩耶「だが、やってみなきゃ分からんだろ!」


☆ツッコミを入れさせろ☆


提督「あ、もしもし? 加賀?」

卯月「わあ、加賀お姉ちゃんとお電話ぴょん!?
    うーちゃんもしたいぴょーん!」

提督(”いやそれ携帯じゃなくてバナナじゃないですか!”
     っていうツッコミが来るはずのボケなんだが……)

赤城「あー、もうふわふわ宙に浮いてるのも肩凝るわ~」

卯月「それは大変ぴょん……。マッサージ屋さんに行くのをオススメするぴょん」

提督(あぁもう! 見てらんない!)

赤城「ま、まぁ……肩なんて死んでるからないんですけどね」

提督(ほら~、耐え切れず自分でツッコミしちゃったじゃん~~)


☆横須賀の本気☆


摩耶「オラァーー!」ドガァンッ

提督(うわぁ~! 摩耶がバイクでドアぶち壊してきた!)

摩耶「……ふぅ。遠征から帰投したぜ」

卯月「摩耶お姉ちゃんのバイク格好いいぴょ~~~ん!
    今度うーちゃんも乗せて欲しいぴょん」

加賀「提督、郵パックでいちごが1億個届きましたよ」←鼻眼鏡装備

加賀「まあ私が全部食べましたのでもう無いですけど」

卯月「いちごぉ~……うーちゃんも食べたかったぴょん~」


☆申告なツッコミ不足に息が止まりそう☆


鈴谷「うーちゃんにはこの鎮守府のとっておきの秘密を教えてあげよう!」

卯月「秘密? 教えて欲しいっぴょん」

鈴谷「それはだねえ、実はこの鎮守府の中には……ぐぅ~Zzz」

卯月「よよ? お疲れだったぴょん?」

提督(そんな話の途中で突然寝る奴がいるかッ!)

鈴谷「ぐぅ~……チンゲンサイチンゲンサイって何度も言いたくないよぉ~……」

卯月「くふふ、鈴ちゃんの寝言面白いぴょん」


☆うーちゃんは天使ですよ☆


愛宕「もうみんないつまで遊んでるの?」

愛宕「今日はこれから先月の続きだった
    第28回チキチキスティックのり使いきりスピード選手権をするんだから」

卯月「楽しそう~~! うーちゃんも参加しちゃだめぴょん?」



提督(手強い……!)

加賀(私の伝家の宝刀の眼鏡に触れもしないとは)


☆抱いて眠りたい☆


提督「誰だ俺のベッドで寝ている奴……」

卯月「すぅ……すぅ」

提督「卯月か……何してんだこんな所で」

提督「それと……ベッドの下にいる奴も出てこい」

金剛「誰もいないデース」

提督「なんだ誰もいないのか。俺の勘違いだったようだな」

提督「――って馬鹿!」


お疲れ様です。
その6も800を超えました。

卯月が仲間に加わりましたがだいぶ悩んでました。
そのせいで遅くなりましたがようやく準備が整いました。


番外編ですが、前回とうとう横須賀が全員揃ったので
残念ながら次々回が最終回です。(ネタ切れではない!とは言えない)

もう一度言いますが、”次々回”に番外編が最終回になります。
次スレはその準備のためにお休み、
もしくは本当に異色なものをぶち込む可能性があります。


というわけで今後もお付き合い頂ける方は
よろしくお願いします。


☆すっかり懐柔☆


提督「ういーっ……す」

摩耶「ほら、これも食え。朝ごはんはしっかり取らないとな」

卯月「ぴょん……もきゅもきゅ。んふ、美味しいぴょ~ん」

摩耶「こっちも食え」

卯月「うーちゃんそんなに食べれないぴょ~ん」

摩耶「おい何見てんだてめえ。殴んぞ」

提督「いや……なんでもないです」


☆お断り☆


鈴谷「あー!摩耶ばっかりうさぎの餌付けしてズルい!
    じゃあ鈴谷は電に食べさせるとするかね」

電「自分で食べれるのですっ」

提督「……」

鈴谷「何見てんのさ。見せもんじゃないよ!」

提督「やーい振られてやんの」

鈴谷「むきぃー!」


☆命賭けてますから☆


卯月「よよよ? 鈴ちゃんは?」

愛宕「ん? 鈴ちゃんならキッチンで晩御飯の支度始めたわよ」

卯月「さっきお昼食べたばかりぴょん?」

愛宕「鈴ちゃんのところ行けば分かるけど、
    あの娘、あれになるとうるさいからもう誰も何も言わないのよ」

卯月「行ってくるぴょ~ん」


☆特別なカレーとは☆


卯月「すーずちゃんっ♪」

鈴谷「んん? あらまあうーちゃんじゃん」

卯月「今日の晩御飯なーに?」

鈴谷「ほほう。さては腹ペコくんかな? 今日の晩御飯はなんと……!」

卯月「なんと!?」

鈴谷「特別に……!」

摩耶「はいはい、カレーだろ」

鈴谷「あー! 言わないでよー!」


☆9th東京両日当選なり☆


提督「ふははは!ついに! あのe+も我が軍門に下る時がきたか!」

加賀「両日行けると思ってるんですか?」

提督「……。お仕事しなくちゃいけないんですか?」

加賀「はい」

提督「加賀も一緒に行こうぜ! な! 前日とかにまとめてやればいいって!」

加賀「……で、ですが仕事が」

摩耶「いや揺らぐなって」


☆メタルヒーロー☆


※遠征(買い物)の帰り道


提督「ん? 電どうした? カラオケが気になるのか?」

電「い、いえ……ちょっとだけ」

卯月「うーちゃん知ってるよ! みんなでお歌を歌う場所ぴょん」

卯月「こっの星はぁ~宇宙船だっよぉ~♪
    誰だって~ 明日への~乗組員~♪」

提督「何でそんなマニアックな歌、知ってんだよ……お前」


☆歌ってくれそう☆


提督「ちなみに昔加賀と二人で行ったことがあるんだよ」

卯月「お姉ちゃんと?」

提督「加賀はとにかく飲み放題に含まれてたソフトクリーム食ってたな」

電「電もアイス食べたいのです」

提督「でも雪国ならすぐ歌ってくれたよ」


☆ライバル心☆


那珂「なんかさー、提督のところに可愛い娘来たみたいだけど――」

龍驤「ほう?そうなん?」

那珂「まあ那珂ちゃんの敵ではないよね」

龍驤「お、おう。せやな」

那珂「ちょっと一回シメてくる?」

龍驤「やめたれや」


☆ヤキ入れに来た☆


龍驤「ういーっす」

提督「おいおい誰だよピザ頼んだ奴~」

那珂「アタシだよ!」

龍驤「なんや新人入った聞いてな」

那珂「おうおうどんなわっぱなのか見てやろうと思うてのう」

卯月「あー! アイドルの那珂ちゃんがいるぴょん!」

那珂「ほひょ!?」


☆サイン入り☆


卯月「うーちゃん那珂ちゃんのサイン欲しいぴょ~~ん……だめ?」

那珂「いいよ。どこにすればいいのかな?」

龍驤「なんやその満面の笑みは……気色悪いなぁ」

提督「この色紙にしてもらいなさい」

龍驤「お前もお前で用意周到すぎてキモいわ」

提督「あとついで俺の分も頼む。上層部賄賂用、転売用×5、保存用、観賞用で」

龍驤「転売用多すぎるやろ。ええ加減にせえや」


☆飴ちゃん☆


龍驤「まあにしてもこう癖のある可愛さやな」

卯月「うーちゃん可愛いぴょん?」

龍驤「おうおうお姉ちゃんが飴ちゃんやるわ」

卯月「わーい!」

提督「俺は飴ちゃんじゃなくてピザが欲しいな」

龍驤「しゃーないなぁ~じゃあピザちゃんを特別に――ってあるかそんなもん!」

提督「うん」


☆めちゃイケ女子プロレス☆


提督「あんなアイドル風情がTシャツでリング上がるとか……」

加賀「危険きわまりないですね」

提督「昔のバラエティーだったら100%ひん剥かれてたよなぁ」

加賀「皮をですか?」

提督「こえーよ。シャツだけだよ。下着姿晒すってことよ」

加賀「それも十分考えものですけどね」


☆プロ意識☆


那珂「那珂ちゃんもよく芸人さん達と身体張り合うけど、
    絶対那珂ちゃんのが強いもんね」

呉「今日のさっきの女子プロレスあたりなら余裕でしょ?」

那珂「たぶん那珂ちゃんレスラー側で参加することになりそう……」

龍驤「うちらみたいにこんだけ訓練してたらそうなるわな」

那珂「あとは運動会的なバラエティ出ても適度に手を抜かなきゃだし」

龍驤「そうなん? ぶっちぎりで優勝できるやろ」

那珂「出来るけど次から呼ばれなくなっちゃうよ?」


☆HOT☆


提督「最近暑くなったよね」

加賀「……。海外では女性を褒める時に可愛いや美しいを
    そのまま英語にしたものを使わずHOTという単語を使うそうです」

提督「いやだからって今そういう意味で褒めた訳じゃないぞ」

加賀「……そうですか。金剛に教わったんですけどね」

提督「仲悪いんだか良いんだか分かんねーなお前ら」


☆暑さ☆


響「……暑い」

隼鷹「……」

舞鶴「あれ隼鷹は全く動かないけど何してるの」

初雪「ああやって全く動かないことで体力を温存して
    夏を乗り切るらしいよ」

舞鶴「ほう? くすぐり攻撃にも耐えられるのかな?」


☆今日から6月☆


響「……夏だけシベリアに帰りたい」

舞鶴「じゃああの動かない人は自力で夏を乗り切るらしいし
    こっちはかき氷でも作ってよっか」

初雪「ほんとに!? やったー」

隼鷹「ズルい! 氷食うとか贅沢の極みだよ!」

舞鶴「あ、動いた」


☆まだクーラーは早い☆


提督「俺が寝てる間うちわで扇いでてくれよ」

加賀「扇風機買えばいいじゃなですか」

提督「え、クーラーつけるって選択肢は!?」

加賀「……ないですね」

赤城「暑いということならば……私に任せて下さい」

加賀「……」

赤城「加賀さんの目がとても冷たいです!」


☆怪談☆


赤城「深夜に何となくトイレに行ったんですよ」

赤城「ちょうど誰か来て霊に遭遇ーってなって怖がれば面白いかなーって」

加賀「また余計な真似を」

赤城「するね。鏡の中にすーっと何かが通ったんですよ」

提督「お前だろ」

赤城「何かな? やだなぁ、怖いなぁ、怖いなぁーって思って鏡に近づいて覗いたら」

加賀「赤城さんなんでしょう?」

赤城「もうちょっと真面目に聞いてくれてもよくないですか?」


☆笑顔が怖い☆


赤城「もう!そんなことするんだったらいいですよ!」

赤城「私の力で悪霊とか呼んじゃいますからね!!」

提督「ま、待てそれはやめろ!」

赤城「ふふーん、私、加賀さんが本当はお化け怖いの知ってるんですからねー?」

加賀「……。確かに非科学的な霊は正体不明なので無駄な脅威は感じます」

加賀「……が、赤城さんは別です。必ず地獄に送ってあげます。
    私って友達思いですから」

赤城「ひぇぇ~~! 笑顔が怖いですよ!」


☆優雅に夏を満喫☆


扶桑「こう……夏にもなるといつもしたいことがあるの」

山城「なんですか?」

扶桑「窓を開けて、近くに座ったら風が気持ちいいくらいに吹いてくれて
    足は冷たい水を張ったタライとかに入れて……」

扶桑「そうやって静かに本を読んでいたいの」

山城「姉様、非常に言い難いんですけど……訓練の時間です」

扶桑「……そうね」


☆痴女っ子万歳☆


鈴谷「あっちぃ~アイスうんまー」

摩耶「お前なぁ……そのだらしない格好何とかんねえのかよ」

鈴谷「何さ何さチューブトップブラにショーパンの何がいけないのさ」

摩耶「いいのか? さっきから撮影会みたいになってんぞ」

鈴谷「撮らせとけばいいよ、減るもんじゃないし」

提督「さっすが鈴谷さん! もっとこう脚おっぴろげてもらってもいいっすか!?」パシャパシャ?


☆反省しない’s☆


加賀「摩耶から報告を受けました」

提督「あの野郎~~チクリやがって~~!」

鈴谷「あの野郎~~チクリやがって~~」

加賀「提督はともかく。鈴谷もふしだらな格好をしてはいけませんよ」

鈴谷「えー? 涼しいよ?」

提督「そうだよ。目の保養にいいよ?」

加賀「摩耶。やっておしまい」

摩耶「おう、吊るしとくな」


☆アブノーマル☆


加賀「摩耶」

摩耶「ん? 予定通り二人共食堂に吊るしといたぞ」

加賀「そう……」

摩耶「何かあったのか?」

加賀「いえ、提督はあとで私の部屋に吊るしますが構いませんね?」

摩耶「いや構うわ。だめに決まってんだろ」


☆調査報告☆


呉「で、横須賀の所の新人さんはどんな感じの馬鹿だったわけ?」

龍驤「ま、まあ確かにそれっぽくはあったけどな」

那珂「なんかテンションすごい高い子だったよ!
    でも可愛いの! 那珂ちゃんくらい」

龍驤「余計な一言いらんわ」

呉「つまり非常に面倒な奴ってことね」

龍驤「まあ呉が会ったら思わず殴りたくなる言う所は那珂と一緒かもしれんわ」


☆大人とは☆


初雪「……大人AKB」

隼鷹「……ふぅむ。舞鶴じゃだめだね」

響「なんで?」

隼鷹「なんでってそりゃあ……歳以外大人な要素がないからね」

舞鶴「なにをー!?」


☆草葉の陰から☆


青葉「やめてくださいよ! そんな年齢の話なんて!」

舞鶴「おう、どっから現れたー?」

青葉「青葉だって舞鶴さんの歳のことなんて考えたくなかったですよ」

舞鶴「そうだそうだ! 言ったれ言ったれ」

青葉「だって考えたら気になって調べちゃってそんでもって消されるじゃないですか!」

舞鶴「そうだね。まずは君を無職に追い込んでやろう」


☆枕☆


卯月「寂しくて眠れないぴょ~ん」

提督「よしよし、こっちおいで」

卯月「司令官~~」

加賀「提督~~?」

提督「よ、よ~し、卯月。加賀が一緒に寝てくれるそうだからなぁ~。
    良かったなぁ~おっぱい枕でもしてもらいなさい」


☆譫言☆


金剛「……テートクの……煮汁」

金剛「……ハッ!?」

金剛「私、今何か言ったデス!?」

呉「……? 何も? それよりもう遅いから先に寝てていいわよ」

金剛「う、うん。呉も無理しちゃNOネ」

呉「はいはい」



呉(暑さにやられた? あの娘、疲れてるのかしら?)


☆本日までだそうです☆


提督「ニューヨークへ行きたいかー!」

鈴谷・摩耶「おおーーー!」

提督「俺はそうでもない」

摩耶「じゃあ何で聞いたんだよ」

提督「さあ、俺達の夢ある未来を買いに行くぜ!」

鈴谷「どうせ当たんないと思うよ?」

提督「ばっきゃろう! 当たるか当たらないかじゃない!
    これはそういうジャンボなドリームを買うのさ!」


☆ストレス大爆破☆


愛宕「……」

摩耶「どうしたんだ愛宕姉、口開いたまんまだぞ」

愛宕「……え? あ、いや今ね、ピザ屋ちゃんが来てたんだけど
    走って急いでるの見たから引き止めたんだけど……」

愛宕「そしたら唐突に泣きながら? 怒りながら?
    私の胸をビンタしてそのまんま走ってちゃったのよね……」

摩耶「は、はあ? なんじゃそりゃ」

愛宕「ほら、あの娘も那珂ちゃんとかといるからストレス抱えてるのよ……きっと」


☆夏!Coming Soon☆


鈴谷「夏に向けて新しい水着欲しいなぁ~。うっふ~ん」

卯月「うーちゃんも水着欲しいぴょ~ん。うっふ~ん」

提督「卯月が変なこと覚えてるじゃないか。やめなさい」

提督「ではこの提督お手製の馬鹿には見えない水着をあげよう」

鈴谷「わーお、お馬鹿さんの発送だよそれ!」


☆トレーニング用の☆


提督「プールうちになかったっけ?」

加賀「ありますよ」

鈴谷「まじ!? 使おうよ! あっついじゃん」

提督「ただし条件はお掃除することだ」

電「ルンバの出番なのです!?」

提督「ごめんな電。ルンバじゃぬめりと闘った瞬間ショートすると思うぞ」


☆ルンバに相談だ!☆


電「ルンバはプールのお掃除はできないそうです」

電「電にはどうすることもできないのです」

電「っくちゅん!」

赤城「呼ばれて飛び出て赤城さ~ん」ボワワ~ン

電「くしゃみしたらルンバから出てきたのです!?」

赤城「電ちゃんの願いはルンバでプールの掃除をすることかね?」


☆そういや昨日ガルマ死んでたわ☆


電「なるほど……確かに赤城お姉ちゃんが憑依した状態なら
  プールのぬめりも排水口の詰まりも一思いに吸い込んでくれます!」

赤城「いやさすがにそれは……いくら雑食の私でも」

電「えへへ、これでプールで泳げるのです」

赤城「いやあの……」

加賀「話は聞きました。赤城さんならその程度のぬめりや汚れ
    朝飯前で全て吸い込んで平らげてくれますよ」

赤城「加賀!謀ったなぁ!加賀!」


☆白いシャツに水着で掃除(提督指定)☆


提督「それではこれよりトレーニング用のプールを掃除しますが
    各自モップはちゃんと持っ……おい」

青葉「……?」クルッ

提督「くるっじゃねーよ!振り返ってんじゃねーよ!お前だお前!何してんだお前!」

青葉「きゃっきゃうふふな大変需要のある光景が撮れると聞きまして」

提督「濡れて壊れても知らんぞ」

青葉「防水ですし!」

提督「じゃ、じゃああの水着の尻の食い込みを指で修正するあれを撮って売って下さい!」

摩耶「リクエストしてんじゃねーよ」


☆強打するとホント痛いから☆


提督「あと……誰か電が嬉しそうに持ってるルンバを取り上げろ」

愛宕「社会勉強よ。あれも」

提督「じゃあ次のルンバの費用は愛宕持ちな」

愛宕「電、モップと石鹸使ってホッケーしながらお掃除しましょう!?」

提督「遊びで誘うのは非常に上手いが、滑って転んでお尻打ったら誰が手当……ハッ!」

愛宕「ごめーん、電。今の無し!」


☆赤城に対してはドS☆


赤城「あぁぁ! オェッ! ェ゛ーッ!」

加賀「ほらあなたが吸うと言ったんですよ。まだこっちの排水口が残ってます」

提督「か、加賀、赤城が消えかけてるからそのくらいにしてやれよ」

加賀「消えかけてる? それは困りましたね」

加賀「ほら、赤城さん。大好きなぬめりがここにもありますよ。
    思う存分吸って元気になってください」

赤城「ひぃぃ! ひぃ!」


☆透けブラ見放題の季節☆


鈴谷「そーれ水で流すよー!」

電「きゃあっ! 冷たいのですっ」

卯月「鈴ちゃん冷たいぴょ~ん!」

摩耶「てめえ! さっきからアタシのことばっか狙うんじゃねえ!」


提督「ふむ、やはりホースを鈴谷に持たせて正解だったな」

青葉「皆さん、シャツが透けて素晴らしことになってますね」

愛宕「約一名、シャツどころじゃなく透けてきてるんだけど」

赤城「ウェ゛ッ! エェ゛ーッ!」


☆仲良くしなさい☆


赤城「ふぅー! 全部消化してくれたわい!」

加賀「ぐぬぅ……、さすがは一航戦の私の親友にして強敵!」

提督「俺だったらそんな友達は嫌だ」

赤城「ぬ゛ぅーん! ドンと来い!」バリボリッ

加賀「そのモップを食べるのはやめなさい!」

摩耶「お前ら掃除しろよ」


☆ワンピースタイプもそれはそれで☆


愛宕「さっそく水入れましょー! ……加賀さん、競泳用なのね」

加賀「一応訓練の一貫ですので」

鈴谷「なんで摩耶は紐のエロい奴じゃないの?」

摩耶「十中八九、水中で何か仕掛けてくるお前に対抗するためだ」

青葉「摩耶さんのポロリの可能性が……消えただと?」

摩耶「ほら見ろ。こういうのがいるから」


☆入る前は必ずしましょう☆


提督「よしみんな入る前にまずは準備運動

鈴谷「いっちばーん!」ザブーン

卯月「うーちゃん二番ー!」ザブーン

加賀「二人共、ストレッチをちゃんと」

愛宕「えーい!」

加賀「わっ」ザブーン

提督「あーあーもう好きに遊びなさい」


☆ゴムプール☆


響「……提督の所にはプールがあるのに何でうちにはないの」

舞鶴「ゴムプールなら」

初雪「子供プール?」

舞鶴「膨らます?」

響・初雪「うん!」


☆膨らませろ☆


初雪「ポンプとか空気入れる機械はないの?」

舞鶴「あるわけないよ」

響「ふぅ~! ハァハァ……全然だめだ」

初雪「全然膨らまないね。交代する?」

青葉「関節キッスのキマシ展開と聞いて!?」

初雪「わっ、どこから来たの」

舞鶴「君は凝りないねぇ~本当に」


☆肺活量☆


呉「で、なんで私の所に来るんですか」

舞鶴「いいじゃないのいいじゃないの。
    たまにはエンターテイナーの那珂ちゃんを見習いなよ。ほい」

呉「いや、ほいじゃなくて……ゴムプール?
  これを膨らませろと?」

響・初雪「わくわく」

舞鶴「見ててね、第一期生の首席の肺活量を」

呉「やればいいんでしょうやれば……すぅ」


響・初雪「おおおおおおお!?」


☆王者のふぅ~格☆


響・初雪「……グスン」

舞鶴「君はもう少し後先を考えて行動しないとだめだよ」

呉「やれっていうからやったのに……」

舞鶴「いやでもまさか、ゴムプール膨らませてそのまんま破るって……
    一体何の訓練したら君はそうなるんだい」

呉「す、スミマセン」


呉(理不尽だ……)


☆ストレスの発生源と八つ当たり☆


那珂「じゃーん、夏の新作水着っでーす!
    撮影で使ったの気に入って買い取っちゃった~♪」

那珂「どうどう? うっふ~ん」

呉「……。おい」

那珂「っ!? ど、どうしたの呉……顔こわいよ。
    す、スマーイル、スマイルプリーズ」

呉「誰がそんな格好で私の鎮守府を歩いていいって言ったのよ。
  罰としてグラウンド50周。その格好でね」

那珂「えっ!? えぇ~~!?」


☆カメラさえあれば撮影会に☆


龍驤「なんやったんやあいつら……」

呉「おかえり龍驤」

龍驤「ただいま~。なぁ外で那珂は何してん?」

呉「は? どういうこと?」

龍驤(なんや今日エラい機嫌悪いなぁ)

龍驤「最初は追いかけとるだけみたいやったけどいつの間にか
    那珂と青葉の二人で撮影会しとったで?」

呉「」ブチィッ


☆プールいっぱいの☆


舞鶴「いやー実際少し古めの奴だったから新品になってよかったね」

響「これで念願のプール!」

初雪「あとは水をいれるだけだね」

舞鶴「まあ子供用だし入れてもその中で
    大人しく座ってるくらいしかできないけどね」

隼鷹「お? 何々? もしかしてその中にたっぷりのビールでも入れるの?」

響・初雪「……いれないよ」


☆スイマーよ!☆


卯月「きゃー!司令官が追いかけてくるぴょ~ん!」

提督「ほら逃げろ逃げろ~! みんな水着を脱がしてくれる~! わははは」

愛宕「提督! 後ろ!後ろ!」

提督「なんだよ志村みたいに呼びやがって……何にもないんだろ?」クルッ

加賀「……」ザバババババ

提督「すごい勢いで何かが泳いできてる!?」



次スレ

【艦これ】提督「今日も平和だ」その7
【艦これ】提督「今日も平和だ」その7 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401970159/)


埋まり次第番外編行きます。(ただしごちうさは優先して見る)
休もうかなとか言ってたネタ切れ番外編も
どなたかのレスを見て妄想力に火がつき書きました。
書いてる内にいつもの量に。


最近、久しぶりに読み返し始めて思うことは、
この誤字脱字の多さは何とかならんものか……。
どうしても殴り書きしてるとこうなる訳で。


そんなこんなで次もよろしくお願いします。



☆スイミングスクール☆


鈴谷「ほれ、いち、にー、いち、にー」

電「……ぷはっ。……ぷはっ」バシャバシャバシャ

鈴谷「上手になってきたじゃーん?」

鈴谷「じゃあ鈴谷さんのお胸まで泳いでごら~ん」

電「が、頑張るのです?」

提督「待ってろ鈴谷ァァーー!」ザバババババ

鈴谷「ぎゃああ! 提督には言ってないし! 
    後ろからすごい速さの何かが追ってきてるし!」


☆チャンス☆


摩耶「ぐっ」ビキィッ

摩耶「あ、脚つった……」

提督・鈴谷「チャーーーンス!」

提督「ぐっ、離せ加賀ァ!あ、背中に柔らかな感触」

鈴谷「ぎゃあああっ! あたしも脚つったぁぁーー!」

提督「あ、青葉ぁ~~? 青葉どこ行ったぁ!
    なんでこんな時にいないんだぁぁ!」


※青葉は別の現場(呉の所)

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