女勇者「伝説の武具ください」(8)



武器屋「ふぇ?」


女勇者「伝説の武器ください」


武器屋「ふぇぇ……あのぉ、申し訳無いんですけどどどぉ……」

女勇者「伝説の武器ください。それで魔王をぶっ殺す!!」キラキラ


武器屋「じゅんすいに輝いてるよぉぉ」



僧侶「ゆ、勇者さま!」


女勇者「絶壁僧侶!どうしたん?」


僧侶「ぜっ、絶壁!?いやいやいやいや、勇者さま!ここには伝説の武器はありませんよ」


勇者「ぬわにぃ!?まことか?武器屋?」


武器屋「ふぇぇ……申し訳ありませぇん」


女勇者「むぅ……」


僧侶(絶壁ってなに?絶壁!?絶壁!?)


女勇者「んじゃどこにあるんですか?武器屋ならそれくらい知ってますよね?お茶のこさいさいですよね」ゴゴゴ


武器屋(こ、これは下手なこといったら殺される雰囲気だよぉぉ)


僧侶「勇者さま!勇者さま!武器屋さんが困ってます、だめです、他をあたりましょう」


女勇者「えぇー」

僧侶「わがまま言わないんですよ。もう17になるんですから」

女勇者「絶壁と一緒だな♪絶壁は17にもなるのに絶壁だな」


僧侶(ぜぜぜぜ、?絶壁!?いやまさかそんなはずはないきっと違う)



??「おれにぃ、近づくんじゃねエエエエエエエエ!!!」バゴーン


女勇者「なにあれ」


僧侶「ぜぜぜぜ絶壁ではありません!」


女勇者「えっ」


僧侶「はっ!いやなんでもありません」


女勇者「ま、いいや。てかたぶんあれ戦士だろうけど無視でいいよね」


僧侶「いけませんよ勇者さま!彼は仲間です!仲間は大切にです」


武器屋「武器も大切だよぉ?」


女勇者「そうだよなー。けどいんね」


武器屋「ふぇぇ」


女勇者「魔王ぶっ殺せるのは伝説とかそういうのだけでしょ?」


武器屋「わからないよぉ?貴女の腕がすごぶるよければ……というか物に頼るようじゃ魔王は倒せないよぉ」


女勇者「うお!もっともらしい意見」



女勇者「どれ、わしが貴様の腕を見てやろう……とかいう展開ですか!?」キラキラ


武器屋(ふぇぇ……余計なこと言っちゃったから変な期待持たれたよぉぉ)


女勇者「」キラキラ


武器屋(まずいよぉ、下手なこといったら殺される雰囲気だよぉぉ!!)


僧侶「勇者さま!とりあえず戦士さまを止めにいきましょう!あの筋肉馬鹿はなにをしでかすかわかりません」


女勇者「お、言うねぇ僧侶」


僧侶「あ、いやいやいやいや!違います違います反省してます」

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