扉間「妙木山にはワシも行った」 (17)

ナルト「二代目のおっちゃんは妙木山の事も知ってんのか」

扉間「知ってるもなにも直接行った事がある・・・」

扉間「あれは兄者が他里に尾獣を分配した後のことだ」

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扉間「無くなった尾獣の穴埋めとなる戦力について思案していたのだが・・・」

扉間「忍界に古くから伝わる秘境の者達を味方に出来ないかと思ってな」

扉間「何とかして接触しようと試みをした」

扉間「まともな方法で行くと辿り着く事も困難な場所だからな。なかなか苦労した・・・」

ナルト「それでどうやったんだってばよ?」

扉間「極稀に人里に下りてくる蝦蟇に飛雷神のマーキングをつけて、時間が経ってからその蝦蟇の所へ跳んだ。」

扉間「最初に跳んだ時は不審者扱いでな・・・」

扉間「武装した蝦蟇達に追い掛け回されたものだ」

扉間「その後、とりあえず誤解は解けたがまともに話を聞いては貰えなかった・・・」

扉間「そこでワシは蝦蟇達と打ち解けるために彼らの仕事を手伝うことにした」

扉間「彼らの主食の虫の採取や子守、住処の補修などだな・・・」

扉間「そうしている内に蝦蟇達と徐々に打ち解けていき・・・」

扉間「彼らの宴会にまで参加させてもらえるようになったのだ。」

扉間「その宴会で水遁を使い彫刻を彫ったり、水を龍に形態変化させたりして芸をしたものだ・・・」

扉間「その甲斐あって口寄せ契約の巻物を木の葉に持ち帰ることができた」

扉間「その他に龍地洞と湿骨林でも同じ事をして巻物を持ち帰った」

扉間「龍地洞の食事は蛇だけに丸飲みでな・・・」

扉間「蔵入りをうまく使って何とか飲み込むことができた」

扉間「湿骨林では出された食事の中に紫陽花が混じっていてな」

扉間「意識を失ったとき川の向うに父上と弟達が見えておった」

扉間「ナルトよ、お前の口寄せに応じた蝦蟇達も命がけで戦っておる・・・」

扉間「妙木山に出向いて蝦蟇達と親睦を深めるのも大切なことだ」

ナルト「そうだな!わかったてばよ!二代目のおっちゃん」

ナルト二十歳の誕生日の数日後 妙木山にて


フカサク「今日はナルトちゃんの二十歳の祝いじゃ!ドンドン飲め!」

シマ「ワシも腕によりをかけて虫料理を作ったけんのぉ!沢山食べんさい!」

ナルト(カンベンして欲しいしてっばよ・・・)

ガマブン太「あの豆粒みたいだったガキがデカくなって・・・グスッ」

ガマ吉「なんじゃ親父!泣いとんのか!?」

ガマブン太「アホォ!煙が目に沁みただけじゃ!!」

ガマケン「自分、不器用ですから…」

ナルト(器用に皿回ししてるってばよ)

大ガマ仙人「お主はやがて火影になり顔岩に”アホ”と書かれる・・・」


翌日、虚ろな目をしたナルトが木の葉に帰って来たのであった・・・

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