京太郎「咲-Saki SS」 (43)


俺たち清澄高校は見事優勝を果たしたー


咲は姉の照さんと仲直りして…

和は俺たち(咲達と言うのが正しいかも)と来年からも一緒にいれて…

優希はいつも通りタコスを食べて…

染谷先輩は部長になり…

部長…竹井先輩は引退式の日に大泣きした…




俺は…


あの子に惹かれていたのかもしれないー



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431008151

注意点!


・このSSは清澄高校の麻雀部マネージャー(大嘘)の須賀 京太郎が主人公です。


・麻雀要素はありません。

・清澄高校の5人との…まあイチャラブをオムニバス形式で書いていきます。

・和はいい子。B'zなんて歌わないよ

・恋愛要素MAX。 エロは…わっかんねー


以上の点を不快に思う際には見るのをおやめください…

序章 「マージャン」



俺は須賀京太郎。 ごく普通の男子高校生だ。 しいて言えば…タコスを作るのが上手い。 それだけは普通じゃないな。


先日、俺の学校…清澄高校の麻雀部は全国優勝を果たした…最も女子の部だが。
俺は…まあ雑用はしたし全く蚊帳の外じゃないから…と自分に言い聞かせていた。



引退式の日…部長…いや、竹井先輩は俺にも感謝していると言ってくれた。 咲を連れてきた事、雑用をかって出たこと、優希のタコスを作ったりモチベーションを上げるのにも貢献した事…。


ロッカー…?知らねーよ。

そして、夏休みも終わる頃…



俺は…前よりもあの子を…



見る時間が増えたのかもしれない。




「8月29日…長野 須賀家」



京太郎「…咲。 そこ間違ってるぞ」

咲「うええっ…」

和「咲さん。 そこはこの公式を使って…」

優希「犬ー…冷やしタコス」

京太郎「それは絶対不味い!」


…夏休みの宿題が終わっていない咲と優希が俺の家で勉強会をしたいと言い出し集まった。 …正直俺も自信は無いっ! といったら


咲・優希「「和ちゃん(のどちゃん)も呼ぼうよ(じぇ)」」


…かくして、1年生4人、勉強会が始まったわけだ。

京太郎「しかし、なんだが懐かしいな」

和「そうでしょうか? 昨日は部活がお休みだったから会えませんでしたけど普段は毎日あってますよ」

咲「でも私、京ちゃんの気持ちも分かるなぁ…大会が始まるまでは4人でいろいろ行くこともあったし」


咲が懐かしむ様に言う。…本当に何故か懐かしいな。



優希「京太郎、お前…まさかおじさんに…」

京太郎「無いから! つかそれじゃあ咲まで被害あるだろうが!」

優希「あっ…ごめんだじぇ咲ちゃん」

咲「ううん、気にしてないよ」

和「…ふふ」



まこ「おー、やっとるのー」

京太郎「染谷先輩!」

和「すいません、家のお手伝いが忙しい中…」

まこ「大丈夫大丈夫…助っ人呼んできたしの」

京太郎「助っ人?」


そういうと染谷先輩の後ろから出て来たのは…

久「お久〜」


「部長!?」

4人がハモった!?


久「やーね、部長はまこよ?」

咲「あっ…ごめんなさい染谷先輩」

まこ「気にせんでええ。 わしも部長って柄じゃ無いしの。 和! 代わりにやらんか?」

和「ええっ!?」


優希「それじゃあ久先輩! よろしく頼むじぇ!」


久「…わっかんねー」


クーラーが効いているとは言え、真夏の部屋の温度が一気に下がった瞬間だった…



序章「マージャン」カン

それじゃあこのスレの簡単なルール?を

恋愛模様を描く順番は

1番目
悪待ちNo.1 大人の甘さと子供の苦さ
竹井 久


2番目
眼鏡を外したら勝負時 しっかりもの
染谷 まこ


3番目
タコス大好き東風の神 天真爛漫
片岡 優希


4番目
心優しき幼馴染 白き嶺上使い
宮永 咲


5番
デジタルおもち天使 強き心
原村 和


安価要素はありません。
コンマ要素もありません。

…あとは微妙に設定ミスとかしたらごめんね。


それじゃあ、しばらくしたら

竹井久編 1話「ブチョウ」始めるよー

やっぱり
先輩キャラは1番目
天パキャラは2番目
幼馴染は最後から2番目
主人公の憧れは最後

だよね。 それじゃあいくよ!

俺が麻雀部に入った理由…


中学の時の大怪我でハンドボールが出来なくなって、みんながやってるから始めた麻雀。


最初に目が行ったのは…



紅い髪で



不敵に笑う


貴女だった…



竹井久編 1話 「ブチョウ」


「9月 1日」

夏休みが終わり学校が始まる時期だ。

まだ暑いが僅かに夏の終わりを感じさせる空気だ…


咲「京ちゃん…やっと終わったよ〜」

…咲はやっとの思いで夏休みの宿題を終わらせたようだ。


京太郎「良かったじゃないか。 今日だろ? 表彰」

咲「…そうだった」

京太郎「団体戦、個人戦どっちも優勝にMVP…良かったな、咲。 ちやほやされるぞ」

咲「い、いらないよそんなのっ!」


いつもの様に楽しげに交わす会話。

向かう先は麻雀部室。 今日の表彰についで話があるそうだ。




麻雀部室

京太郎「ええっ!? 俺も壇上にですか!?」

久「そう。 あなたも麻雀部のメンバーよ」

まこ「わしは賛成…出来んのぅ」

優希「ええっ!?」

咲「流石にそれは酷いですよ!」

和「そうですよ! 須賀君も私達の…」


まこ「考えてもみんしゃい。 京太郎は自力で全国に行ったわけでもないし活躍したわけでもない。 なのに壇上に上がれば無駄な詮索されるじゃろ」


久「…そうね。 ごめんね、須賀君」

京太郎「いいんですよ。 気持ちだけでも嬉しいですから」


ぶ…竹井先輩の申し訳ない顔をみてこちらが申し訳ない気持ちになって来る。



京太郎「秋大会は自力で入賞して見せますから!」


久「須賀君…」



こうして、壇上には上がらないまま表彰式は終わった…




わけではなく

久「私達はみんなの力を合わせて全国優勝を果たすことが出来ました! …そしてこの壇上にいない人にも感謝の言葉を言いたいと思います。 ありがとう!」




竹井先輩は名前は言わなくても、俺に感謝してくれた。



京太郎「…ありがとうございます、部長」

嫁田「どうしたんだ、須賀」

京太郎「いや、何でもない」



こうして…竹井久の高校麻雀は幕を閉じた。

数日後…


麻雀部室

まこ「そんなら初めるかの。 わしらは今は団体戦に出れんから個人戦とコクマに集中出来るの。 わし、和、優希、咲で打つか」

咲「はい!」

和「分かりました!」

優希「お任せあれだじぇ!」


まこ「京太郎は牌譜な。 1局とったら…プレゼントがあるし頑張るんじゃぞ」

京太郎「プレゼントですか!? よし、頑張るぞ!」


俺は牌譜取りだ。 …とてもじゃないがこの4人相手なら…俺じゃあ100回やっても100回勝てない。


1番実力が低い…染谷先輩か優希ですら俺にはとつてもなく遠く感じる…


京太郎「…」


だけど、千里の道も一歩から。 …真剣にだ!


2時間後…


京太郎「ふぅー…」

まこ「お疲れさん。 牌譜は明日コピーして持って持ってきて欲しいんじゃ」

京太郎「明日でいいんですか?」

まこ「ん。 それは京太郎の勉強用じゃからの」

京太郎「俺の…」

まこ「秋大会までは短いからの。 …和の打ち方を真似るのが1番はやいじゃろ」

京太郎「染谷先輩…ありがとうございます! それじゃあ…どうやって勉強しよう…」



そう悩んでいると染谷先輩は少し呆れた顔をして、こう言った。


まこ「…プレゼント用意しておいてよかったの」


そう言うと麻雀部の扉が開いた。


久「お待たせ〜」

部室内がワッと盛り上がる様に感じた。




京太郎「竹井先輩!」

優希「竹井先輩だじぇ! 打ちに来たのかー?」



久「今日は打てないのよ…私は須賀君に教えてるからお構いなく!」



和「あの、受験勉強は…」

久「…」



なんかヤバいんじゃないか、竹井先輩…

麻雀部室から離れて…



今は空き教室で竹井先輩に教えてもらっている。


久「で、和がこれを切ったのは対面の優希がね…」

京太郎「あ、なるほど!」


俺は部長からの話をひたすらにメモした。 …思えばこういう機会は無かったなぁ。



久「ふぅー…ちょっと休憩しましょうか」

京太郎「そうですね」


勉強が一息ついた時にはもう外は真っ暗だった。

京太郎「ふわぁ…ジュース美味い!」

久「勉強の後は格別よね!」


俺の買ってきたジュースで乾杯した。
竹井先輩もよろこんでくれて良かったな。



京太郎「秋大会には入賞したいですね」

久「うんうん。 …ごめんね」

京太郎「えっ」



突然謝られても…何がなんだか分からないぞ…


久「私は自分達が勝つためにいっぱいいっぱいで須賀君にまで目を向けてあげられなかった…」

京太郎「ああ…そういうことですか」


久「…私、部長失格かな 」


京太郎「そんな事ないです!」ガタッ


思わず立ち上がってしまった。

京太郎「部長だからみんな頑張れたんです! 部長だから優勝出来たんです!」ズイッ


久「ちょ、ちょっと待って! 近い近い…!」

思わず迫ってしまう。 だけど…!


京太郎「部長だから! 俺も頑張れたんです!」

久「 …もう、須賀君。 変な風に聞こえるわよ」///

京太郎「あ…すいません」


部長の顔が真っ赤…って近い!?

気がつくと俺と部長の顔は10cmも離れていない…!


京太郎「す、すいません部長っ!」

久「…ありがとね」

京太郎「え!? あ、いえ…」


久「おかげで少し元気出たわ。 …また明日も特訓しましょう!」

京太郎「は、はい! 部長!」


良く良く考えたら…部長と毎日2人きり…!? これって…かなーり幸せなんじゃ!?



久「それと…部長じゃないでしょ。 竹井先輩、よ」

京太郎「あ…すいませんでしたっ!」

久「いいわよ…もう」

その日は部長と一緒に帰った。


久「…2人きりで帰るのは始めてかもね」

京太郎「実際始めてですよ」

久「そういえば そうね!」

京太郎「いつもは優希や咲と一緒に帰ってましたからね」

久「そうねぇ…」



そんな他愛の無い話をして…


久「コピーも終わったし、そろそろお別れね」

京太郎「部長の家そっちでしたね。 ここは家まで着いていくべき!」

久「ふふっ、ストーカーになられると困るからいいわよ」


竹井先輩は冗談めかしていう…


久「それじゃあ、また明日!」

京太郎「はい!」

夜…「久の部屋」

カリカリ…



久は何かを書いていた。



カリカリ…


久「ふふっ…」



久「部長だから…か」



久「…恨まれてもおかしくないと思ってたのに」


久「本当、お人好しよね…須賀君」


そういうと手を止めた。

久「さーて、明日の勉強用の『なに切る』できた! …明日も頑張らなきゃね!」

竹井久編 1話 「ブチョウ」カン



幕間会話


久「まこは優しいわねー」ナデナデ


まこ「ちょっ…何するんじゃ!?」


久「今回1番須賀君の事考えてたじゃない」


まこ「まー…あんたがあんまりにもひどい扱いするしの…わしが部長になったら少しは優しくしようとしてただけじゃ」


久「あれ、さりげに私disられてない?」

次回予告!

京太郎「部長との勉強会は毎日続いた! ここまでしてもらったんだ! 絶対入賞してやる!」

久「その意気よ、須賀君!」


咲「次回、京太郎死す! デュエルスタンバイ!」

優希「やめろぉ!」


次回 竹井久編 2話 「サイノウ」

お楽しみに!

ぬわちか…


最初は
久 やえ 佳織 塞 にしようと思ったけど統一感無いからね!


おやすみなさい!

質問、感想なで是非どうぞ!

面倒見のいい後輩は出ませんか?

>>41
いません。 ちょっとムロにしようかと思ったけどいません。


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