【咲】京太郎「清々荘にて」【安価】【三箇牧】【ラスト】 (182)

前スレ
【咲】京太郎「清々荘にて、24部屋目」【安価】【三箇牧】
【咲】京太郎「清々荘にて、24部屋目」【安価】【三箇牧】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381070704/)

このスレは、↑のスレのエピローグ、溜め込んだ小ネタを放出するスレです

正真正銘最後のスレにするつもりなので、テンプレ等はありません

小ネタまとめ用のスレウィキ
http://www54.atwiki.jp/sangamaki/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385821484

そうだ……>>1000を使った綺麗に見せかけるオチと>>1002によるスレ誘導……これだ

と思ったらスレ立てて>>1000落とす空白の30秒以内に他のスレが立っててうまくいきませんでした

エピローグはもう少し続きます

京太郎「…………」

憩「今通ったん、いつもの公園やね」

京太郎「そうですねー」

憩「もーそろそろ敬語なしでもええんやないの?」

憩「お父さんの挨拶もたったいま済んだことやし」

京太郎「いやぁ……なんか性分みたいなもんで、抜け切れないんですよね」

憩「まあ、お医者さんやから真面目に見えてええかもしれへんけど……」

京太郎「ん……じゃあ直してみるよ、憩」

憩「あーやっぱ京太郎くんには似合わんわ」

京太郎「いやいや、どっちやねん」

秘書「はいはい、お二人さん、もうすぐ着くわよ」

京太郎「秘書さんは十年たっても全然変わらないっすね」

秘書「余計なお世話よ」

憩「車で送ってもらってありがとうございますーぅ」

秘書「いえ、院長が憩さんのお体に負担をかけないように、と」

京憩(なんか誤解されてる!?)

京太郎(憩さんとはまだゴム無しでやったことないから、そういうのは先なんだけど……)

憩(照ちゃん、エイちゃん、郁乃さんはもうおるから、そろそろ欲しいなぁ……)

秘書「はい、到着。それじゃあ、また」

京憩「「ありがとうございました!」」

憩「……さっきな、京太郎に告白した日のこと思い出してたわ」

京太郎「俺もですよ」

京太郎「あのときの選択は、間違っていなかったのかな、って考えちゃいました」

憩「間違ってないと思うで」

憩「少なくとも、ウチは幸せや」

憩「みんなも幸せそうで、楽しそうやろ?」

憩「……これからみんなでもっと楽しくなるんやから、そんなこと考えたらあかんで」

京太郎「やっぱり、そうっすよね」

憩「あ、ウチが今日夕食作るん忘れてたわ」

憩「悪いけど、買い物行ってくるな」

京太郎「俺先に家に行ってますね」

憩「うん、みんなによろしく言うといてー」

京太郎「わかってますよー」

京太郎「しかし、ここに戻ってくるのも八年ぶりくらいかぁ」

京太郎「霞さんの代わりに大家になったけど、どんな人が住んでんだろ」

京太郎「とりあえず家に入るか」

エイスリン「京太郎?遅かったね」

京太郎「ただいま、エイスリンさん」

「パパおかえり!」

京太郎「ただいま、望」

「ただいまー!」

「ねーねーいまねーママとパパの絵、かいてたんだー」

京太郎「そうか、どれどれ」

エイスリン「上手く描けてるでしょ、絵の下手なお父さんとは違って私に似たのかもね」クスッ

京太郎「むっ、そんなことないですよ、目元だって俺そっくり、髪の毛も……」

「パパもママもきんぱつだよ?」

エイスリン「京太郎よりも髪が綺麗だから私よりね」

「ね!」

京太郎「ぐぬぬ……」

「ケイお姉さんはいっしょじゃないの?」

京太郎「ああ、憩さんは買い物に行ってるよ」

「きょうは私もごはんつくるんだー」

京太郎「そうか、そりゃ楽しみだな」

「きたいしててよね!」

京太郎「おう、頑張れ~」ナデナデ

「えっへっへ~」

エイスリン「病院はどんな感じだったの?」

京太郎「良い雰囲気でしたよ、お世話になった先生にも挨拶してきました」

エイスリン「そろそろまたお世話になりたいけど、どう?」

京太郎「もうちょい待ってくれるとありがたいかな……と」

エイスリン「たまにはみんな一緒に相手してくれてもいいのよ?」

京太郎(そっちのが尚更困るんだよなぁ)

京太郎「エイスリンさんは新作を描いてるんですか?」

エイスリン「うん、ここを描こうと思うの、もう少ししたら今日はやめるつもり」

京太郎「風邪はひかないようにしてくださいね」

エイスリン「はいはい」

京太郎(エイスリンさんが日本語を完全に習得して随分経つけど、前はカタコトだったんだよな)

京太郎(あの頃の俺からすると、今のエイスリンさんなんて検討もつかないんだろうな……)

京太郎「ただいまー」

「げっ」

照「げっ」

京太郎「お菓子抱えて何してるんだぁ?うちの作家さんとくいしんぼさんは」

照「輝を慰めるためにお菓子をあげようと思ってた」

「今日もおとこみたいな名前だなーってからかわれた」

京太郎「そうでなくてもお前らは食べすぎだ、ボッシュートです」

京太郎「テレッテレッ……おい放せ」グイッ

「放さない」

照「放してたまるか」

照「「このお菓子」」

京太郎「そんな川柳いらないから!そんなんじゃ二人とも太るぞ!」

照「輝がお腹にいたときと変わらないから、どうでも……」

「母さんは太らないタイプだったから、別に……」

京太郎「お菓子代がかさむんだよぉ……」

照「そろそろ新作書ける、ついでにタイトル戦もあるから大丈夫」

京太郎「本当に稼いでくるから何ともいえねぇ」

「私もしょうらい母さんみたいに年中家にこもっておかし食べる簡単なしごとする」

京太郎「いやそれダメ人間の一歩手前だから、やめておきなさい」

照「失敬な、たまに外にもお菓子を食べに行く」

照「この間駅前にできたクレープ屋さん行って来た、おいしかった」

「ずるい、なんで私をさそってくれなかったの」

照「京と一緒に行って来たから、輝は誘えなかった」

「それは……仕方なくもなくもなくもない」

京太郎「どっちかわからん」

照「京は莫迦だなぁ、四重否定だからすごく強い肯定、京は莫迦だなぁ」

京太郎「そんな二回も言わなくていいからな!?」

照「ふふん、隙あり」グイッ

「逃げるー」トテテ

京太郎「おいィちょっと待てぇぃ!」

京太郎「だぁーっ、疲れたぁー」

咏「ふぁぁ、よく寝たー」

京太郎「今の今まで寝てたのか?」

咏「そーそー、10時に起きたんだけど、コロッと寝ちゃって15時に起きたけどまたコロ~ッと寝ちゃってね~」

咏「17時となると、休日無駄にした感じが凄いんだよねぃ」

京太郎「そんで目ぇ覚まそうと縁側に来た、と」

咏「お前らうるさすぎるんだよ、ちょっとは労働者気遣えっつーの」

京太郎「れっきとした労働者の郁乃さんも十分うるさいけどな」

咏「京太郎が私を鳴かせてくれればもうちょい疲れも取れるんだけどねぃ、肌も綺麗になるっつうし」

京太郎「その効果はよくわからんが、咏は可愛いと思うぞ!」

咏「もう26歳なのに可愛いはどうかと思うんだよねぃ、瑞原プロはあの様だろ?」

京太郎「早く誰か貰ってやればいいのになぁ……」

咏「つーわけで、そろそろ私を大人にしろー!」

京太郎「大人っていっても、十年前と何も変わらないじゃん」

咏「こー見えても身長2cm、胸も1カップ増えたんだぜぃ」

京太郎「ごめん、よくわっかんねー」

咏「なんなら触って確かめてみるかぃ?おっ?」

京太郎「おっさんか、少しは慎みというものを……あっ、ちゃんと慎み深かったな」

咏「おぅい?今どこ見ていったぁ?」

京太郎「わっかんねー、ぜんっぜんわっかんねー」

姫松のキャストなぁ……中津さんは期待、寿さんはどっかに入るだろうとは思ってましたけど、他三人まったく知らないですわ

鬼怒ちゃんはもう少し声高めでよかったんじゃないかな、と



今日のところはここで中断します

この調子で明日には完結に持ち込むつもりです

>>6からはエピローグAfter、>>896から十年後の話です

というか、エイスリンが日本語習得しちゃうと本当に誰かわからなくなりますね

それでは失礼します、おやすみなさい




二十一世紀、世界の麻雀競技人口は一億人の大台を突破

日本でも大規模な全国大会が毎年開催され、プロに直結する成績を残すべく高校麻雀部員達が覇を競っていた

女子の競技レベルに比べて遥かに劣る男子高校生雀士の一人、須賀京太郎はその三年間の高校生活で大いなる活躍を見せるも高校卒業と同時に新たな記録を刻むことは無くなった

夢乃マホ、ギバード桜子などの活躍により高校麻雀は女優男劣の様相を取り戻していった

政治面では、かつての首相小泉ジュンイチローの傘下に加わった江崎ヒトミ衆議院議員が同窓生のために同性婚、ついでに重婚化を定めるべく日夜奮闘していた

宮永照、宮永咲をはじめとしたプロ雀士は世界大会で活躍、中でも宮永咲は小鍛治健夜(38・独身)が到達し得なかった世界ランク一位の座へと上り詰めた


こんなんを念頭に置いておいてくれれば……うん

始めます

郁乃「おとん~先に帰ってたんやな~」

「おとんただいま~」

京太郎「おかえりなさい」

郁乃「お風呂もう入ったん~?」

京太郎「たったいま咏と入ってきたところですよ」

郁乃「ほな侑佳もおとんと入りいこな~」

「わ~い!」

京太郎「ちょっ、話聞いてました!?もう入ったんですよ!」

郁乃「ま~そんなん構わんって~」

京太郎「俺に訊いた意味どこ行った!?」

「おとん~お風呂~」グイグイ

郁乃「は~や~く~」グイグイ

京太郎「どこにそんな力がぁ~~~~~っ!」ズルズル




「おとん~あたまあらってーな」

京太郎「ちゃーんと目は閉じてろよー」ワシャワシャ

「は~い」

郁乃「京太郎くんのおとんも大分様になってきたな~」

京太郎「これから一緒に住むことですし、もっと頑張っていきますよ~」ワシャワシャ

郁乃「ほな、あと二人くらい欲しいな~」

京太郎「子どもの前でそういう話はやめましょうよ」

「どういう話~?」

京太郎「なんでもないぞー」

「なんや~なんでもないんか~」

郁乃「今ならおっぱいも大きなっとるし、お母さんプレイもできるで~」

京太郎「いや、今は出ないでしょうが」

郁乃「え?出るで?」

京太郎「マジで!?」

郁乃「試してみる~?」

京太郎「ええ、是非!」

「おとん~?」

京太郎「って、何させるんですかもー!」

郁乃「ちぇっ、あとちょっとやったのにな~」

「目ぇとじるのつかれてきた~」

京太郎「今から流すからもうちょっち待ってろ~」シャー

郁乃「次は私の背中流して~」

京太郎「今度は自分でやってくださいよー?」

郁乃「そう言いながらも洗ってくれるところが大好きなんやで~」

京太郎「そういうこと言うからやりたくなるんですよ」

憩「はーい、カレーできたでー」

「私がサラダ作ったんだよ、えっへん!」

照「甘口……甘口はないの……」

「母さん、みんな中辛まで食べられるんだよ……」

照「くっ、しくじったか……」

咏「辛さ調整スティック?なんての買って来たぜぃ」

照「三袋もらう!」ドバァー

京太郎「あ、バッカお前……」

郁乃「冷める前に食べよか~」

「いただきま~す」

照「いただきます」モグモグ

照「…………っ!」

京太郎「辛さ調整って辛くすることしかできないからな、あれ」

照「咏に騙された……」

咏「へへーん、そっちが勝手にだまされたんだろ~」

エイスリン「二人とも喧嘩しないで、ご飯は仲良く食べましょ?」

咏「へいへーい」

照「ぐぬぬぅ……」

郁乃「憩ちゃんも望ちゃんの料理も美味しいなぁ~」

「ほんまやね~」

憩「そう言うてもらえると、腕によりをかけた甲斐があるってもんや」

京太郎「いやぁ、ほんっと美味いっすよこれ!」

憩「そう?そんなに褒めてくれるんやったら……ご褒美とか、欲しいなぁ」

京太郎「ご褒美ですか?」

憩「一番手っ取り早いのは……ほら、わかるやろ?」ツンツン

咏「いやいや、京太郎と今夜寝んのは私だから邪魔すんなよな」

憩「そんなん誰がいつ決めたんや?何月何日何時何分何十秒地球が何回まわった日?」

咏「さあ?知らんけど」

「憩お姉ちゃん、こどもみたいだね」

「せやね~」

咏「とーにかく!京太郎は私と寝るんだよ!」グイッ

憩「ちゃうもん、ウチが寝るんやー」グイッ

京太郎「喧嘩は止めてー♪」

エイスリン「京太郎は私と寝るのよ」グイッ

京太郎「二人を止めてー♪」

照「違う、私と」グイッ

郁乃「ほな私も私も~」グイグイ

京太郎「やめてって言ってるでしょうがぁー!」

 俺がここを初めて訪れてから、もう十年の時が経つ

 荒川病院を継ぐべく、某国立大学医学部へ進学し、医者となった俺は霞さんの後を継いでここの管理人になった

 照はプロとしては下火となったものの活動は続けているが、今は主に作家活動をして稼いでいる。その稼ぎの大半はお菓子に変換されていくのは言うまでもないだろう

 憩さんは荒川病院で看護師として働いている、地元の患者さんには老若男女問わず人気があるらしくお義父さんもそれを誇りに思っているようだ

 咏も今となっては立派なOLで、お義母さんの会社を継ぐために働いている、会社帰りにコンビニで酒を買おうとするが毎度毎度店員に高校生だと誤解され買えずじまいでいつも愚痴をこぼしている

 エイスリンさんは自由気ままな人気画家で、日中は絵を描きながら我が家の娘三人の面倒を見てくれている。これ以上に無いまでの嫁さんだと思う

 郁乃さんは教員免許を取得し、三箇牧高校に勤めて麻雀部の顧問をしている、年長者でありながら責任感の無さは相変わらずだ



 憩さんの言う通り、こうやってみんなで笑いあえて、飯を食べているんだから、俺の答えは間違っていなかったんだと思う


 娘三人が家族に加わった後でも、この思いは変わらなかった


 こんな未来をずっと前の俺は望んでいて、期待していたんだから、きっとこの先もこの思いは変わらないんだろう


 これから何があっても、何も無くても、ずっと変わらないんだろう


 恋しあいながら


 愛しあいながら


 笑いあいながら


 いつか終わるそのときまでずっと


 ずっと、これから先も、ずっと



 俺たちはまた、ここで生きていくんだ



 ――――そう、ここで、この場所で






 京太郎「清々荘にて」   










カン!

というわけで拙いラストでしたけれど、これで完結です

こんなたかが高二の駄スレに今までお付き合いいただき大変ありがとうございました

とはいうものの、去年の今頃から貯まりだした貯蓄ネタの呪縛があるのでまだ当分このスレから離れることができないんですよねぇ……


終わったのでここでちょいとしたアンケートなんですけど、「このスレの良かった話、良かった部分」とかを教えていただきたいです

今後の参考にするために、よろしくお願いいたします

それでは今日は失礼します、皆さん大変ありがとうございました!おやすみなさい!

乙ー
一年以上の更新お疲れ様でした
小ネタだけど泉ちゃんの話大好きだったよ

咲桃その他キャラのその後とか小ネタでやってくれないかなー

【照を連れ戻したら淡と菫さんも付いてきたぞ!】


京太郎「菫さーん、淡ー朝ですよー」

淡「朝ごはんできたのー?」

京太郎「できてるよ、さっさと顔洗ってこい」

淡「はーい」

京太郎「ほら、菫さんも早く」

菫「んぅ……」

京太郎「そんなに寝起きが悪いなら明日から毛布かけてあげませんよ、っと」ガバッ

菫「急にめくるなぁ……」

京太郎「……いや、なんで俺のセーター着てんですか、しかも今日着ていくやつ」

菫「あったかそうだと思って……」

京太郎「ならちゃんと服着て寝てくださいよ、なんで裸セーターなんですか」

菫「そんなことより朝食だ、朝食!」

京太郎「ちゃんと着替えてから食べてくださいよ」

菫「ぐぅ……」

菫(やはりこの制服は何かむずがゆいような……)

菫(というかどうしてここまでナース服に似せてあるんだ?)

咏「あーわーいちゃーん!」

淡「はーぁーい!」

京太郎「友だちか?」

淡「うん、みっちゃんっていうの!」

菫(おかしい、このやり取りはどっかで見た気がする)

菫(というか今の声は三尋木じゃないのか?)

淡「私はウタと行くけど、きょうたろーも一緒に行く?」

菫(みっちゃんは何だったんだ)

京太郎「んにゃ、照起こして弁当渡さねえとだから、いいや」

淡「わかったー、じゃあ先行ってるねー」

京太郎「うーい、行ってらっしゃい」

菫「食器は片付けろよ」

京太郎「俺がやっておくんでいいっすよ」

淡「ありがときょうたろー!もーいちいちスミレ先輩はうるさいんだよ」

菫「お前も少しは家主に対して敬いをだな……」

京太郎「まーまー朝から口げんかなんてやめましょう」

京太郎「菫さんも照を起こすんでしたら早く食べて着替えてくださいよ」

菫「……すまなかった」

淡「スミレ先輩も怒られてやんのー!」

菫「淡ィ……!」

京太郎「ほら、咏待たせてんだろ?早く行けって」

淡「じゃー今度こそ行って来まーす!」

ガチャ バタム!

菫「まったく、何なんだあいつは一体……」

京太郎「あいつなりに楽しいんじゃないっすか?照と同じ場所で、新しい場所に来たから、とか」

菫「それで毎朝からかわれる私の身にもなってくれ」

京太郎「あはは……」

照「京と菫、仲良さそう」

京太郎「おう、もう起きてたのか」

照「菫とは違って京に毎朝起こされるほど子どもじゃない」

菫「その割にはまぶたが随分と重そうだがな」

照「重いのは菫の…げふんげふん」

菫「どうしてお前は私より食べているのに太らないんだ……」

照「菫は運動してないからね、仕方ないね」

菫「お前の方が運動していないだろうが!私はこれでも毎日1㎞は走っているんだぞ!」

京太郎「毎日夜に食べる量は?」

菫「コンビニのシュークリームとロールケーキ、最近は冷凍食品の大判焼きも食べるな」

照「…………」

京太郎「…………」

菫「そこに甘いものがあるのが悪いんだ!私は悪くない!私はただ人間の欲望に従っているだけなんだ!」

菫「クソッ、お前らなんて知るか!500gくらい太ってしまえ!」ドヒューン

ダダダダダ......



照「……行こう」

京太郎「……ああ」

京太郎「にしても驚いたぜ、淡と菫さんが照に付いて来るなんてよ」

照「私にも訳が分からない」

京太郎「そんでもってなんで二人とも俺の部屋に居候してるんだろうな……」

照「……わからない」

京太郎「だよなぁ」

京太郎「照は二階だよな?」

照「うん」

京太郎「俺一限音楽だから、途中まで行こうぜ」

照「音楽室……わかった」

京太郎「あ、今日の弁当結構気合入れたんだぜ、楽しみにしとけよ」

照「ハンバーグ入れてくれた?」

京太郎「昔っから大好きだもんな、もちろん入れといた!」

照「……ありがとう」

京太郎「いいってことよ!幼馴染みの好みの把握くらいはして当然だろ」

照「…………」

照「ねえ、京」

京太郎「ん?」

照「今日、部活終わったら、「きょうたろー!」」

淡「きょうたろー!音楽室行こー!」

京太郎「咏はどうした?」

淡「私はちょっと教室に用事があったから、先に行ったよ」

京太郎「おっけ、まあいいぜ」

京太郎「んで、照、何だっけ?」

照「……何でもない」

照「こっちだから、じゃあね」

京太郎「おう、昼休みにな!」

淡「頑張ってね、テルー!」

照「…………」

照(「部活終わったら中庭に来て」って言おうと思ってた)

照(このままじゃ菫と淡に取られそうで、危ないのに)

照(……好きなんだけど、また先延ばしにしちゃう)

照「はぁ……」

照(情けないなぁ)

照(また明日、頑張ろう)



カン

宮守のキャスト発表
シロ→ああ、たまこまの
胡桃→ああ、StylipSの、境界の彼方にも出てるのね

エイスリン→…………


現在の貯蓄ネタ(計5個)
・なんでも実況エイスリン
・続【エトペン抱く和の対面に座る京太郎くんねいぐるみ抱く咲ちゃん】
・続【池田妹と戯れる京太郎】
・続【憩と京太郎、アブナイ関係?】改
・続【17歳若返った小鍛治健夜(10)を拾って同居することになった京太郎】シリーズ

ゆるぷらっと小ネタを投下

ウィキに京泉の完全版を載せておきました

>>34-45 私がここまでできたのも読者の皆様がいてくださったからだと思っております、ありがとうございました

>>44 咲、モモ、優希、和に関しては貯蓄にあるネタに出そうと思います、他の子はまだ考え中です

地の文が落ち着いてる、とかしんみりしてる、ってことはやっぱりそっち向きってことなんですかねぇ……?



非安価SSペースで貯蓄を消化し終えたら、小ネタを一つか二つほど募集して、それを書いて終わりにしようと思います。果たしていつになることやら

なんで私はこんなに貯めこんでしまったんだろう

なんJ語を喋るエイちゃんとかどうしようと思っていたんだろう、何も思いつきやしないのに

次は土日に投下しにきます、失礼します

ルパンVSコナンが始まった、と思ったら京太郎とキャップが姉妹やってた、と思ったらリトバスが始まってた

12巻の表紙記念に今回はこちらのネタを

【憩と京太郎、アブナイ関係? Retake2】



憩「遅いで、京太郎くん」

京太郎「まだ待ち合わせの一時間前ですよ……って何回目でしょうね、この台詞」

憩「ウチは京太郎くんに早く会いたくてたまらんかったんやで」

京太郎「それは俺も同じですよ」

京太郎「んじゃ、行きましょうか、お姫様」

憩「すっかりこれがデフォルトなんやね」ギュッ

京太郎「こっちの方があったかいですからね」


 京太郎くんと付き合い始めてもう二年になる冬の日、ウチは二週間ぶりに京太郎くんとデートをする

 今日の行先はすでに京太郎くんが決めてくれていて、ウチには何も教えてくれない状態やった

 まあ、ようやく会えた恋人とこうやって近くにいられるだけでも十分幸せなわけなんやけど


 待ち合わせの公園を出て、しばらく歩く

 朝の木洩れ日に包まれる懐かしい風景が通り過ぎていく

 ウチはその一々の思い出を話して、京太郎くんが相槌を打ってくれる

 そうしていると、突然京太郎くんが立ち止まった



憩「京太郎くん、ここって……」

京太郎「今日はいわゆる家デートです!」

憩「家デート?」

京太郎「家デート!」

憩「いや部屋やろ」

京太郎「…………」

憩「…………」

京太郎「家ってことで!」

京太郎「ほらほら、憩さんもこたつ入ってくださいよ」

憩「去年こんなんあったっけ?」

京太郎「今年は奮発して買ったんですよ!憩さんとのデート代用に稼いだバイト代の余りで!」

憩「ウチのためにバイトしてくれるんは嬉しいけど、無理したらあかんで?」

京太郎「はい!そんなことで憩さんと会える時間が減るのは嫌ですもんね!」

憩「呆れるなぁ、ほんま」

京太郎「どうです?自慢の彼氏でしょう!」

憩「とっても自慢の彼氏やで!」

京太郎「そうでしょうそうでしょう!」

憩「で、今日は何して過ごすん?」

京太郎「え……あー……」

京太郎「…………」

憩「とりあえずテレビつけよか」

京太郎「あ!それならいいDVDがあるんですよ!」ガサゴソ

京太郎「ル○ンVSコ○ンのテレビスペシャル!ついこの間買っちゃったんですよねー」

憩「ほな午前中はそれ見よか」

京太郎「うぃっす、再生いきまっす!」


 京太郎くんがリモコンの再生ボタンを押すと、青い画面が切り替わった

 そして、暗転した画面から声が聞こえてきた


TV「あんっ、もぅ、だめじゃないのこんなところで」

TV「減るもんじゃないんだからいいじゃんいいじゃん!」

TV「それに、下の口はもっと正直ですよぉ?」


 艶めかしい女の人の声と、その人よりは年下のような男の人の声が


京太郎「」

憩「…………」

京太郎「!」ハッ

京太郎「」ピッ

憩「…………」

京太郎「…………」

憩「こ、こういうのはもうちょい遅い時間になってからやで」

京太郎「そういう目的じゃなかったんですよっ!?」

憩「あはは、わかってるって、京太郎くんは意外とおっちょこちょいやからなぁ」

京太郎「その……すみません」

憩「気にしてへんって、次何するか考えよ」

京太郎「そうっすね」

 それから、京太郎くんとこの後の企画をこーでもないあーでもないと話し合った

 時間は思ったよりも早く過ぎて、ウチと京太郎くんでお昼を作って食べて、それでまた話し合う

 そのうちに、おこたの中でお互いの脚とじゃれ合ったり、剥いたみかんを食べさせ合ったり

 見つめ合ってどっちが先に相手の目を逸らさせるかを競ったり

 二人でいちゃいちゃしているだけで、また時間は過ぎていく



 久しぶりに京太郎くんと会える日なのに、何してるんやろ

 でも、こんな日も悪うないな

 そう、思った




京太郎「ほんと、何しましょう……」

京太郎「まあ俺は、ようやく会えた憩さんとこうやって近くにいられるだけでも十分幸せですよ」

憩「それ、言い訳にしか聞こえないで」

京太郎「本心なんですけどねぇ」




カン

京太郎の存在も確認済み、何故かよくわからないけど憩ちゃんの12巻表紙確定確認済み=住人7人の半分が表紙キャラ確定、と今日は清々荘スレ大勝利だった模様

宮守のキャスト全員発表されましたけど、塞さんは透華とすばらに姉様呼ばわりで慕われるのかなぁ、豊音と巴さんと京太郎は中二病発症しちゃうなかなぁ、とか思いました

EDは各ポジション三人ずつで歌うんですかね?

次回はまだ未定です、失礼します

4-3潜水艦狩り楽だなぁ、木曾陸奥飛龍古鷹電北上のお気に入り編成で行けるから本当に楽しい

統合スレにも上がってたけど自己満足で作ってみました
誕生日は淡と一日違いでした
http://i.imgur.com/CBBv4YE.jpg
http://i.imgur.com/S0eQH3X.jpg

次の小ネタは京太郎の半分ほどの身長トリオのものにしようかな、と思います
早ければ今夜ごろにでも

【池田妹と戯れる京太郎 Go!!】




菜沙「今日は終業式だな!」

城菜「一学期最後の日だし!」

緋菜「明日からは夏休みだー!」

京太郎「お前たちは朝から元気だな」

菜沙「今日の朝飯もおいしかったぞお義兄ちゃん!」

城菜「昼飯は家で食べるから楽しみにしてるな!」

緋菜「あれ?でも今日は部活があったはずだし……?」

三つ子「「「…………」」」

三つ子「「「忘れてたーっ!」」」

京太郎「そんなこったろうと思って作っといたよ、ほい」

城菜「さすが兄貴!」

緋菜「ヒナちゃんたちにできない事を平然とやってのけるッ!」

菜沙「そこにシビれる!」

三つ子「「「あこがれるゥ!」」」

京太郎(うわーい、嬉しいけどうぜー)

京太郎「早くいかねえと遅刻するぞー」

三つ子「「「行ってきまーっす!」」」

京太郎「行ってこーい」

ガチャッ バタムッ トタタタ

華菜「三人はもう行っちゃったのか?」

京太郎「ああ、いつも通り元気だったよ」

華菜「そっか、いつも通りか」

華菜「あいつらのことだから今日があいつらの誕生日ってことも忘れてるんだろうな」

京太郎「この間の華菜みたいにか?」

華菜「うがーっ!そのことは思い出すな!」

京太郎「へいへい、んで、どう飾りつけするんだ?」

華菜「まずはリビングからだな!」

京太郎「よし、任せとけ!」

京太郎「滅多にないオフを使うんだ、できるだけあいつらをビックリさせないとな!」

華菜「私は玄関の方をやってるから用があったら呼んでくれ」

京太郎「お腹、無理すんなよ」

華菜「言われなくてもわかってるしっ!」

華菜「京太郎との間に授かった子なんだから、大事にせずにはいられないだろ?」ニコッ

京太郎「……ああ、そうだよな」

京太郎「……そうだ!」

京太郎「俺たちもお義父さんとお義母さんに負けないくらい頑張ろうぜ!」

華菜「頑張る、って何をだ?」

京太郎「そりゃあもちろん、全員で野球ができる家族を作るんだよ!」

華菜「や、野球って、京太郎とカナちゃんとお腹の中の子を合わせてもまだ半分じゃないか!」

京太郎「半分?城菜と緋菜と菜沙を含めても7人だから……あと11人必要だろ?」

華菜「まさかの2チーム!?」

京太郎「まあそれは冗談だ」

華菜「冗談だったのか!?」

京太郎「そんなにいっぱいはいらねえよ」

京太郎「義妹たちと新しい子どもたちと……」

京太郎「あと、華菜がいてくれれば、俺は十分生きていけるんだよ」

京太郎「ってことで、これからも頑張ろうぜ」ニカッ

華菜「お、おう……」

華菜「急に真面目になるなよ、ドキッとするだろ……」カァァ

京太郎「うんうん、やっぱりそういう女っぽい華菜も好きだな」

華菜「京太郎のくせに、バ、バカにするなし」プイッ

華菜「…………」

京太郎「華菜?」

華菜「…………あと」

京太郎「あと?」

華菜「そう言ってくれるなら、私がこうしてる間に抱きしめたり……しろよな」ボソッ

京太郎「おうよ」ギュッ

華菜「ん……」

京太郎「こんなに可愛い嫁さんが言うんだから、抱きしめずにはいられないな」

華菜「……うっさいし、バカ」

京太郎「華菜が好きすぎてバカになっちまったんだよ、責任とってくれよな」

華菜「…………」カァァ

華菜「……言われなくても、一生取ってやるよ」




カン

以上、華菜END簡易版でした

京太郎は身長あるし長野なんだからアイスホッケーやればいいのになぁ、風越にリンクがあるからキャップと華菜とのつながりも見込めるし面白そうなんですけどね。関係ないですけど、高○クリニックのアイスホッケーのCMかっこいいですよね

今日の発表を受けて最も気になったのは明星ちゃんは霞さんの妹なのかということです、本編で喋るのが楽しみです

それでは失礼します

【エトペン抱く和の対面に座る京太郎くんねいぐるみ抱く咲ちゃん】


――――roof-top


和「お久しぶりです、咲さん」

咲「うん、久しぶり!」

和「この間の大会観ましたよ、最後の嶺上開花が素晴らしかったです」

咲「へへ、ありがとね」

和「今日は……桃子さんはいらっしゃらないんですか?」

咲「モモちゃんちは優希ちゃんちと遊びに行くって、優希ちゃんから聞かなかった?」

和「ああ、そういえばそのようなことを言っていたような気が……」

咲「二人とも幸せそうだよね、和ちゃんは彼氏さんとかいないの?」

和「私にはまだそこまでの余裕がないので、当分先ですね」

咲「検事ってやっぱり忙しいんだ」

和「やたらと通販グッズを職場に持って来る人や少林寺拳法二級の人がいて、楽しい職場ですよ」

咲「へぇ、そうなんだ」

咲「……和ちゃんってさ、まだエトペン持ってる?」

和「お恥ずかしながら、未だにこの子がいないと寝付けないんですよ」モフッ

咲「持ってきたんだ」

和「最近は寧ろ悪化して、近くに無いと落ち着かなくなってしまって……困ってます」

咲「実は私も……」ポフッ

和「須賀くんのぬいぐるみ……作ってましたね」

咲「ぼろぼろになってるけど、どうも捨てられなくて、つい枕元に置いちゃうんだ」

咲「……それで、今日和ちゃんを呼んだのはね」

咲「この……京ちゃんのぬいぐるみを、もらってほしいんだ」

和「……えっ?」

咲「実はね、私も今度結婚するんだ」

咲「あっ、まだプロは続けるつもりだよ」

咲「だから、このぬいぐるみをいつまでも持ってるわけにはいかないんだよね」

和「……私にも須賀くんに感謝しなくてはならないことがありますし、可愛いものは好きですが……」

和「ですが、それは私が貰うべきものではないと思うんです」

咲「でも!」

咲「和ちゃんに大事にしてもらった方が、この子も幸せだよ!」

咲「……………………たぶん」

和「本当は、私に渡したくないのではないのですか?」

咲「そんなの、決まってるよ」

咲「京ちゃんが大阪に行っちゃって、寂しくて作ったぬいぐるみだもん、手放したくないに決まってるよ」

和「そうですよね……」

和「それでは、須賀くんを結婚式に呼んで、その場でプレゼントをする、というのはどうでしょうか」

和「今までの感謝をしっかりとこめて渡すんです」

咲「だだだだだ、だめだよ!そんなことできない!」

和「何故ですか?」

咲「だって……だってぇ……」

和「彼なら、私よりもぬいぐるみを大事にしてくれますよ」

咲「無理だよ……ムリムリムリ!ぜぇーったいムリ!」

和「何故そんなこと言うんですか!」

咲「……だって」


           __

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    {:.{ ‐N、:.:{r―r-r l/!'―r-i'|:.:.:,リ:リヽ!
    ヽ!ヽ _ `{. _ヒソ    _ヒソノ/イ:|      わ、私の、あ、アソコに擦り付けたり
     `ヽ!ゝ ////////////j:i:/|ハ!
   ,∠_ ̄〈: :` こ__ー--_ュ,/く'         えっちなのがいっぱいついちゃってるからぁ……
  i: : : :ヽ 、ヽ : : ヽ 丁:i : : i: :ハ

  |.: : : : :ヽi :ヽ: : : V: : |: : :}:/ : l
  {: : : : : : :} : : ヽ: /: : :l : : l': : : |
  ハ: : : : :ヽ! : : : V: : :/: : :/:/ : ヘ





      /: : : : : : : : : : :, : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : : .  ヽ
      /.: : : : : : : : : :/: : : : .i: : : : : : : : : :l : : : : :i .     ヽ
     i     . : : :l: : i: : . |   l    |:  l:  l     ハ
     .l     i  l  li   l  , |    i  l  l l :i i   ハ
     | . : :| : : : :| i: : l: : |l _,,/!‐'´:/i : : 'ー/|‐ ;;l ,_ l: :l: : l: :.l: .  l
      |: : : l: : : : :l,,|-‐l''|´l / /;/ l: : / _i /i/i /!: l: : l: : |\: . |
     |: : : :l : : : : l l: :|;,=ニiiii卜  !/ ゞiiiiiiヾ,i/ i/: : :i: : :|  \l
     l i: : llヽ: : :.i 彳,i;;;;;;;C ;  ......... ;i;;;;;;;C ゞ/: :/i:l : : |

      l i!: :ハ\: :l(´`)ニ=-C .::::::::::::. Cー(´`)//: :リ: : :|
      l!:l: : :l;ヽ, ゞ  :::::::::::     ,  :::::::::: !´: : :| \|
       ! 'l: |\~ヽ、               リ: : :/il   `
           l! ヽ!\ゝ     ,,:‐.. ..;;,、   /:./|/ i
              '| `丶、 `~ ̄~~  〆|/';/        だからムリだよぅ……
           /´i;l    `>ー,.イ´ー、,,_

         〆i´  ヽ、     l  l ヽ ヽ ~ーニ,,,_
       /i  |    \      |  iヽヽ    ~゙ヽ、
     /  |  |\    \ー‐、 〆|   |.\\     ヘ
    /    |  |  \   \   |   |  ヽ ヽ i   ハ





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ト、 ̄´: ',:.: : : : : : : :/ : :/: : |  !   ;
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カン

10Lv上げるの大変だキソー

清澄一年生アフターはこんな感じですね

明日から少し用で三四日来れないので次回投下は気長に待ってください

スレが終わって部活と学業と提督生活に専念できると思ったのに、まだ道は遠いんですよね……


気になる質問・意見などがあればどうぞドンドンお寄せください

それでは失礼しますキソー

咲さん誰と結婚するん?

>>82
咲ちゃんの結婚相手は咲ちゃんのファン
図書館で偶然出会ってそこでファーストアタックを受けるけど咲ちゃんが鬼のお断り
偶然に偶然が重なって咲ちゃんと度々出会う毎にアタックして、ついに咲ちゃんが根負けして夕食へ誘われて交際を申し込まれる
それから二人の恋は順調に進展して結婚
咲ちゃんは妊娠もして幸せだけど、頼りになる夫の姿に時々京太郎を重ねてしまい
京太郎と共に暮らす照たちを羨ましく思ってしまうこと、ということが多々あり、咲ちゃんはその度に自己嫌悪する


咲ちゃんの幸せな夫婦生活はこんな感じですね

咲さんですらこの程度だというのなら
戒能プロ、淡、怜はどうなるんだ・・・

>>82からの思いつきですからね!しっかり決めてないですからね!つまりBADじゃないですからね!

>>91 ご想像にお任せします

現在の貯蓄ネタ(計2個)
・なんでも実況エイスリン
・続【17歳若返った小鍛治健夜(10)を拾って同居することになった京太郎】シリーズ

貯蓄は以上の通りなのですが、最後はすこやんを書きたいな、と思って【なんJ語を喋るエイスリン】を考えているんですけど如何せん何も思いつかないです

シチュもオチも何もかも思いつかないとか、なんでこんなお題を引き受けてしまったんだろう……あとこの話何回目だろう……

というわけでまだ投下できません、ようやく帰って来れたのに申し訳ないです

【なんでも実況エイスリン】


 違和感を覚え始めたのはいつ頃からだったろうか


エイスリン「オ!キョウタロゥー!」


 俺の恋人が次に何を言うのかがわかるようになった

 惚気だとか、全く以てそんなものではない

 一人称は「ワイ」

 変な言い回しと語尾が、エイスリンさんの言葉に纏わりついていた


エイスリン「京太郎、オソイ!」

エイスリン「ナオ、ワイハ15minutesマエカラキテイタモヨウ」

京太郎「すみません、俺としたことが、目覚まし時計が壊れていて……」

エイスリン「クイアラタメテ」

京太郎「……はい」


 俺はエイスリンさんを連れて、散歩をしていた

 エイスリンさんと会えるのは月に一日だけ、その日が過ぎてしまえば俺たちはまた離れ離れになってしまう

 だからこの日だけは俺はエイスリンさんに寄り添って散歩をして、部屋でのんびりと過ごす

 それは久々のエイスリンさんの存在を確かめるための行為

 漸く会えたエイスリンさんの存在を確かめるための行為だ


エイスリン「京太郎、キョウモグウカッコイイ」

京太郎「そう言うエイスリンさんもぐう可愛いですよ」

エイスリン「ファッ……」

エイスリン「……エヘ」


 こんなちょっとした甘い会話を交わして、雪解けの道を歩いていく



 清々荘までの道中にある曲がり角に差し掛かった

 新しいカーブミラーが備え付けられた曲がり角だ

 その足元に供えられている花の前に膝をつく

 待ち合わせ場所へ行く前に買っておいた花を供えて、手を合わせる

 一年前、ここでトラックによる轢き逃げ事故があった

 誰が亡くなったのか、それとも怪我をしたのか、ということの詳しくは知らない

 だが、ここを通ると、こうして手を合わせるのが通例となっている

 なぜかは、わからない



 五秒ほどで目を開けて振り返る

 エイスリンさんを視覚で確認して、立ち上がる

 もう一度手を繋ぎ直し、腕を組み、体を密着させながら歩き出す

 エイスリンさんは間違いなくここにいるんだ、と実感できた

 俺は、エイスリンさんの存在を確かめて安心しようとした

 なぜかは、わからない



カン

なんとか終わらせました、この小ネタは【エイスリン、病む】(要注意、十五部屋目)と関連があります

あと、リアルで「ワロタwww」とか「ンゴwww」とか使ってる人を見ると引きますよね、それが癖になっているのなら尚更

貯蓄は残すところいよいよ残り一つなので、次回投下時に小ネタ安価を出します

小ネタは続き物でも可能です泉シリーズであろうと、灼怜であろうとやり遂げます……多分

それでは失礼します

しめやかな本編完結からえぐるような外伝BADで心が壊れる

アカン、表現の課題終わらない、精神と時の部屋が欲しい……

小ネタ投下します、終わった後に安価飛ばします







健夜『京太郎お兄ちゃん、遅いよ!』

京太郎『じゃあ俺の買い物袋持ってくれよー』

健夜『重いからイヤだよ』

健夜『だいたいお兄ちゃんは私を養ってる身なんだから、そのくらいちゃんと持ってよ!』

京太郎『そんなヒモ理論誰に教わったの!?』

京太郎『健夜の将来が心配になってきたな……』

健夜『京太郎お兄ちゃんは黙って私のことを養ってくれれば大丈夫だよ!』

健夜『そうすれば私は定職に就かなくて済むし、京太郎お兄ちゃんのお嫁さんになれるもんね!』

京太郎『どうか働いてくださいお願いします!』

健夜『却下!』

京太郎『えぇぇ』

健夜『京太郎お兄ちゃんはずっと、ずぅーーーっと私のことを養って!』

京太郎『ずっと一緒にいるとかならいいけど、養え、って……』

健夜『じゃあずっと一緒にいよ!』

京太郎『ああ……うん……』ゲッソリ

健夜『ぜ―――ッたいだからね!』

【17歳若返った小鍛治健夜(10)を拾って同居することになった京太郎】

【第10話 健夜、元に戻る】

 約束をした、夢を見た

 夢から覚めた

 目が覚めた

 隣に顔を向けると、知らない人が寝ていた

 というか起きていた

 ふぁ、と欠伸をして、その人も目を擦りながらこちらを見る

 少しの、沈黙

 気を利かせた相手が話しかけてくれた

 話題は、一緒に過ごしてきた一年間

 どんな風に暮らして、どんなことが起こったのか、とか

健夜「そっか、今までそんなにお世話になっちゃってたんだ」

京太郎「大変でしたよ」

健夜「そ、そうだ!今度お礼するよ」

健夜「あと私の生活費も返さないと!」

京太郎「お礼なんていいですよ」

健夜「だけど、お金、大変じゃなかった?」

京太郎「お金とか、そういう問題じゃなくてですね」

京太郎「俺は、健夜ちゃんと一緒にいられて幸せでしたよ」

京太郎「その時間だけで十分なのにお金まで貰ったら悪いです」

健夜「そぅ……」

京太郎「……それで、これからはどうなさるんですか?」

健夜「私?」

京太郎「このままこの部屋にいてくれても構いませんよ」

健夜「それは……」


 とっても魅力的な提案

 高校生であるのにもかかわらず、私と、他の女の子を養ってきた優良物件との共同生活

 それこそ、既成事実さえ作ってしまえば責任を取って婿入りしてくれそうな人からの申し出

 普段の私なら平然と飛びつく申し出だ


健夜「…………」


 だけど


健夜「……ううん、いいよ」




 私とは違って、彼を恋い慕う人はきっといるはずだ


 その中には、彼に相応しい人もいるだろう


 彼と過ごした一年間もまともに記憶していない私が、近くにいていいはずがないのだ


 

健夜「今まで、ありがとうね」



 身体が戻った


 今日からの私は小鍛治健夜、27歳

 

健夜「ありがとうね、須賀くん」


 
 彼と私は、もう赤の他人


 
京太郎「……そうですか」


京太郎「俺も、ありがとうございました」


京太郎「小鍛治プロ」




 一風変わった、赤の他人

 









『ぜ―――ッたいだからね!』






カン

>>104-106
この小ネタなら心救われるでしょ!ねっ!

ここまで小ネタを貯めこんだスレは京太郎スレ多しと言えど数少ないはず!

それでは前言通り

小ネタ安価
>>116
>>118

乙です 清々荘の大掃除

清々荘大家族会議(京太郎除く)

>>116>>118了解です

>>118だけだと書きづらいので、議題>>122

霞さんと密会してた京太郎の処遇

境界の彼方良かった、特に種田さんが良かった、新世界よりからついてきて良かった、栗山さんの笑顔が可愛かったです



では、最後の小ネタは以下の通り
・清々荘の大掃除
・清々荘大家族会議 霞との密会

これじゃあ湿っぽい感じにできないじゃないですか、やだー

憩ちゃんの下を湿っぽくするのはアレですし……

投下は今週の土日になります

それでは今日は失礼します、おやすみなさい


>>1はガチの高校生なんか?

本編では発揮しなかった畜生成分が小ネタに・・・
大家族会議で死人はでませんよね・・・?

>>128 ガチですね

>>130 こんなほのぼのしたお題でどうすればいいっていうんですかー!

帰宅しておおかみこどもを見終わったので来ました、イヴの時間や秒速もそうですが綺麗なアニメーションっていいですよね

あと、あんな感じで基本静かな話も好きです

小ネタは土日のどちらかに投下することを目安に鋭意制作中です

次回作の候補は
・京えり
・京春
・京泉
・京塞
・京アコ
・京えり姉弟
・京怜
・京マホ
・京咲
・京灼
・麻雀部の不適切な日常
粗筋を思いついてるのはこのくらいですね、安価スレはもうやらないつもりです

特に用は無いので、失礼します

おやすみなさい

あと、他スレで私が以前に書いたスレを覚えてくださっていた方がいて感激しました、すごくありがたい気持ちでした

今夜お届けしますは【清々荘大家族会議】と【清々荘の大掃除】の二本立て

二本目の方は本編で投げっぱなしにしてた物を少し取り繕う感じにしました

総合スレの処女を奪って来たので予定より少し遅くなりましたが

最後の投下、行きましょう

【清々荘大家族会議】



照「こたつあったかい……」ヌクヌク

憩「照ちゃん寝たら風邪引いてまうで」

照「ぐぬ」

郁乃「お茶とみかん持ってきたで~」

咏「うっはぁ~気がきくねぃ」

エイスリン「オイシイ!」パクパク

郁乃「せやろ~善野ちゃんの家で採れたみかんはおいしいんやで~」

咏「んまんま」

照「私にも剥いたの頂戴」ヌクヌク

憩「そのくらい自分でしてなぁ」

照「爪の中が黄色くなるから嫌」

咏「あーそれは私も嫌だ、牌に触る気なくなるんだよねぃ」

照「皮さえなければみかんは完璧」

エイスリン「エイッ!」プシュッ

照「目が、目があぁああ!」

郁乃「ムスカごっこもできるからそう侮れへんやろ~?」

憩(いつも通りやけど、ハイテンションやな……)

咏「んで、今日はなんで呼び出したんだぃ?」

照「……くぅ」ウトウト

郁乃「本人が寝るなや~」ペシッ

照「あぅ……」

照「……おかし」

憩「なんでウチらを呼んだんや?」

照「……そうだった」

照「京が霞と密会をしていた」

照「これが証拠写真、二人が街を歩いているところ」

エイスリン「two shot!」

郁乃「この服……確か……」

咏「へぇ~霞さんもおしゃれとかするんだねぃ」

憩「京太郎くんとぴったり寄り添っとる……」

照「目撃者の一条さんも連れてきた」

泉「宮永さん、一条やなくて二条です」

照「そうだった」

泉「構わないですけど……」

郁乃「これ~先週の写真やろ?」

泉「はい、先週の土曜日に京太郎くんと石戸先生が歩いてるのを見かけて……」

泉「私が誘った日やったのに……って、少し嫉妬してしまって、撮ってもうたんです」

咏「およ?先週ってんだったら泉は……」

照「そう、私たちは京から」

京太郎『ごめん、土曜日は泉と出かけるから無理なんだ』

照「と言われて断られた」

咏「そーそー、そうなんだよねぃ」

エイスリン「オナジ!」

憩「ウチもやったなぁ」

泉(え、何?京太郎くんにとっての私は他の子の誘いを断るための口実にしか使えへん女の子なん?……おかしいなぁ、目から汗が出てきたわ…………なんでやろ、なんで悲しいんやろ……なんで……)ポロポロ

総合スレの泉ちゃんは貴様の仕業かこのやろう


今度は心中ネタとかどうや?

照「ここで気にかかるのは、京が一条さんを利用してまで霞とデートをしたかった理由」

憩「ウチらにそのことが知られたないから三条さんを利用して……とかやないの?」

郁乃「どうして知られたないか、ってことやな」

咏「元気出せよ、元彌」

エイスリン「コンドアソビニイコ!ナントカジョー!」

泉(もうツッコむ気すら起きへんわ……)

照「京と霞が恋仲にある」

憩「そら、そう考えたらそうなるけど……」

郁乃「……何にせよ京太郎くんには何らかの処罰が必要やんな~?」

咏「泉含めてここにいる私ら六人の想いを踏みにじったんだから、当然じゃねーの」

憩「しょ、処罰って、そんな大げさな……」

泉「そうですよ、私も……大丈夫、ですし……」

郁乃「へ~私は「京太郎くんを一日自由にできる権利」を請求しよ、思うたんやけど」

照「京なら、みんなで迫ればその権利くらいはくれる」

憩「京太郎くんを……」

泉「自由に……」ゴクリ

エイスリン「バシャウマノヨウニコキツカッテイイノ?」

咏「そういうことだねぃ」

エイスリン「キョウリョクスル!」

照「憩と二条さんは、どうする?」

泉「もちろんやります!」

憩「ウチも!」

照「これで意見はまとまった……ぐふふ」

霞「あら?みんな集まって何をしているのかしら?」

郁乃「霞ちゃん、帰ってくるの早ない~?」

霞「明星ちゃんを迎えに行ってきたの、京太郎くんと一緒にね」

咏「明星?」

霞「私の妹、この間京太郎くんのことを話したら会ってみたいって、それで今日から冬休みだからこっちに来ているのよ」

泉「そそそそ、それはつまり恋人を家族に紹介した、とかそういうことなんですか?」

霞「恋人?何を言っているの?」

照「先週、霞と京はデートをしていた」

霞「デート……ああ、あれは明星ちゃんのクリスマスプレゼントを選んでいたの」

エイスリン「カスミ、オシャレ、オカシイ!」

霞「どういうことかしら?」ニコッ

エイスリン「ナンデモナイ」ガクガク

霞(本当はあなたたち用のクリスマスプレゼントも買っていたから京太郎くんには秘密にしてもらっていたんだけど)

霞(そんな勘違いされちゃうとは……ね)

ガララ

京太郎「ただいま帰りましたー、あれ?みんなして何してるんですか?」

照「話し合い」

京太郎「話し合い?」

京太郎「まいいや、ほら明星ちゃん、そろそろ降りて」

明星「嫌です、もっとしてくれないと……嫌です」

京太郎「いや、ほら…………みんな見てるから」

明星「まだ京太郎お兄様のお側にいたいです……」

京太郎「そ……そんな……」チラッ

照「」ジーッ

エイスリン「」ジーッ

郁乃「」ジ~ッ

憩「」ジッ

咏「」ジーッ

泉「」ジーッ

明星「京太郎お兄様ぁ……」ボイーン

京太郎「しょ、しょうがないなー、お兄様がもーっとだっこしてあげよう」

明星「やったっ!」

        /´〉,、     | ̄|rヘ

  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''

京太郎「よーし、お兄様元気ありすぎるから町内一周してきちゃうぞー!」ダダダ

照「ギルティ」ゴッ





 その後八日の間、俺は女の子たちに色々なコトをさせられた


カン

【清々荘の大掃除】



京太郎「冬だ!」

京太郎「年末だ!」

京太郎「大掃除だ!」

京太郎「一年の締めくくりだ、清々荘ごと綺麗にしてやるぜ!」

咏「ほーい、頑張れー」

京太郎「咏もサボらないで頑張ろうぜ!まずは屋根の上を掃除する!」

京太郎「これが今俺たちに与えられた任務だ!」

咏「あちぃようぜぇよなんなんだよぉ……」

京太郎「終わったらどっか連れて行ってやるから、な?」

咏「……しゃあねぇ」

京太郎「落ちると危ないから気ぃつけてな!」

咏「わーってるよ!」


 今日は12月28日、もういくつ寝るとお正月な時期だ

 プロアマ交流戦も終わり、これといった予定の無い俺たちは協力して少し古びたこのアパートを大掃除することになった

 掃除は上から、ということで俺と咏が屋根の上を担当、他の人たちは二階の各部屋を掃除している

 といってもやり方がよくわからないので下から持ってきたデッキブラシで適当に屋根を擦っていた

咏「くしゅん」

京太郎「風邪引くなよー」

咏「引いたやつが言うなよなー」

京太郎「それもそうだなー」


 風も無く、陽の光が照らしてくれているおかげか、俺たちの会話も自然と間延びした平和的なものになる

 冬の空は爽やかで、雲一つない陽気がここ何日も続いている

 やることをやりきって、やることが無くなったことに達成感を覚える、そんな今日この頃だ


京太郎「くぁー!暇だーっ!」

咏「暇でいいんじゃねー?知らんけど」

京太郎「だよなー」


 俺の何気ない叫びに何気ない呟きで返してくれる咏を尻目に、作業を続ける

 尻目に、ってなんかエロい表現だよね

 約束したことだし、咏をどこに連れて行ってやろうかな、とか考えてみる

 咏はどんなこと考えながら掃除してんだろうなぁ、とか考えてみる

 咏はなんで小さいんだろうなぁ、とか考えてみる

 空はなんで青いんだろうなぁ、とか考えてみる

 俺は何を考えているんだろうなぁ、とか考えてみる


京太郎「咏ー」

咏「なんだー」

京太郎「好きだー」

咏「……は?」

京太郎「みんなみーんな大好きだー」

咏「……は?」

京太郎「……あ」

京太郎「今の無しでー」


 何言ってんだ俺

 30分くらいで満足したので降りてきて、次に任されたのは周りの塀の掃除だった

 ケルヒャーでも買えばいいじゃん(いいじゃん)


京太郎「スゲーじゃん!」

泉「何言うてるんですか」

京太郎「うおっ!泉いつの間に!」

泉「荒川さんに呼ばれてきたんですけど、どこにいてはるんですか?」

京太郎「憩さん?憩さんならまだ上の階の掃除をしてるはずだぞ」

泉「…………」


 泉がジト目でこっちを見ている

 冬だからかいつもより露出は無いみたいだ

 そんな、爽やかさ半減の泉が立ち止まったままこっちを見ている


京太郎「……どうした?」

泉「…………」プイッ

京太郎「泉?」

泉「どうせ、私を園城寺先輩と清水谷先輩と遊びに行かせたことなんてどうでもいいんですよね」タタッ

京太郎「えっ?おい、泉!?」


 泉はそのまま走って階段を上がって行った


京太郎「そういや、そうだったよな」


 今更になって、怜さんと竜華さんと遊びに行く約束をドタキャンして、泉に代打を任せたことを思い出した


京太郎「……あいつも、どっか連れて行かないとな」


 少し、自己嫌悪

京太郎「霞さん!俺の部屋は俺がやるんで来なくていいですよ!」

霞「京太郎くん、塀の掃除は終わったのかしら?」

京太郎「ちゃちゃっとぱぱっと終わらせてきました!」

霞「あらそう、それじゃあ次はアパートの壁を洗ってきてくれる?」

京太郎「え゙っ」

照「京は心配しなくてもいい」

郁乃「せやで~京太郎くんの部屋は根こそぎ掃除したるさかい、安心してや~」

京太郎「お前らが一番安心できないんだよぉ!」

エイスリン「京太郎、ソトイコ!」

京太郎「ちょっと待っていてくださいエイスリンさん!」

京太郎「ほら、女の人を家に上げる前に自分の部屋を整理するのは男の一人暮らしの常ですから!俺にもそうさせてくださると嬉しいです!」

照「いや、別にいい」

京太郎「そう言われるともう打つ手ないんだよなぁ」


 諦めた

 笑顔120%のエイスリンさんに引きずられて部屋から強制退場

 みんなの笑顔がとっても怖かったです

エイスリン「京太郎!ソウジ!」

京太郎「はい……そうっしたね……」

エイスリン「~♪」


 竹内まりやの某クリスマスソングを口ずさむ、もとい鼻ずさむエイスリンさんを尻目に、俺は今俺の部屋で行われているであろう掃除に考えを巡らせる

 やっぱり尻目に、ってエロイ表現だよね

 テンポよく左右に振られるエイスリンさんのキュートなヒップを見ながら思った

 そういや俺、あのお尻に……


エイスリン「京太郎?」

京太郎「はい!なんでしょうかぁっ!?」


 思わず裏声になってしまった


エイスリン「コドモ、イツデキルカナ♪」

京太郎「え?」

エイスリン「京太郎、イッパイダシテクレタカラ」

エイスリン「アカチャン、イッパイデキルヨネ」

京太郎「……え?」


 俺、出したの一回だけだよね

 一杯?一杯って杯ひとつってことだよね

 たくさんって意味じゃないよね

 あれ、でも……


京太郎「なんで……」

エイスリン「タノシミ♪」


 なんで、近藤さんは、破れて捨てられていたんだ……


エイスリン「京太郎、マタコンド、シヨウネ!」

京太郎「」



京太郎「」




 部屋に帰ったら、俺の重巡これくしょんが駆逐これくしょんになっていた



カン

総小ネタ数:106
小ネタに費やしたレス数:約500

小ネタの数だけはどこにも負けませんね(白目)

開始から一年と二か月、本編完結から三週間かかりましたが、これで完全に完結となります

今まで沢山の支援と乙をありがとうございました

おつ
これからは総合スレでちょこちょこ書いていくのか?

気になった点、質問などあれば、どうぞお寄せください

HTMLは起きたら出そうと思います、おやすみなさい

今後の参考にしたいので、今までに皆様が面白いと思った小ネタを教えていただけますと大変ありがたいです

>>138 心中は……考えておきます(書くとは言っていない)

>>150 次回作を書きつつ、ごくたまに総合スレで書こうかと、泉かえりちゃんか慧宇か憩ちゃんくらいしか書きませんが


LV4勢のafter
戒能良子→十年間プロで活躍、その後結婚して引退。京太郎とは大阪へ行った時に飲みに行く程度の関係
大星淡→大学卒業後は牌に触れず、普通のOLになり、恋人もできるが、キスをする度に京太郎とのファーストキスを思い出してしまう。京太郎とは、麻雀の試合を見て「きょうたろー元気にしてるかなー」とか考える程度の関係
園城寺怜→二十八歳現在、病状が悪化したために三箇牧病院に入院している。「迷惑はかけたくないから」と恋人を作らず、病室から窓の外を眺めながら高校生活を回顧、見舞いに来た竜華やセーラの子どもとじゃれ合うのが日常になっている。小児科の京太郎とは会うことは無い
宮永咲→>>85

夏休みの前、穏乃たちと川遊びをしていた小学六年生の憧の前に現れたのは裸の男、須賀京太郎だった変態的な出会いをしてしまった憧は度々彼を見かけ、次第に気にかけるようになる憧が一人になったときに遊び相手になってくれる大人な京太郎に憧は初恋をするが、夏休み最後の日に京太郎から別れを告げられて京太郎は憧の目の前から去って行った
彼への想いを抱いたまま、憧は穏乃と、旧友和との待ち合わせ場所にいた……
京太郎「……優希?」アコス「へ、変態だぁーっ!」


かつて父を亡くしていた小学二年生の京太郎の母親は再婚して、京太郎には針生えりという義理の姉ができた。歳の離れた義理の姉弟ということもあり二人はあまり接しなかったが、京太郎が小学四年生のときに両親が事故死し京太郎の家族はえりだけになってしまう、えりは元母親に引き取られることを拒み京太郎を育てていくことを決意する
六年後、えりはオフの日とかは長野の親が遺した京太郎の家に行くのが専らで、京太郎の色々な相談にのるようになる、高校に上がった京太郎はえりに和に関しての恋愛相談を持ちかけるようになる、えりは京太郎の恋を応援する一方で京太郎に対して姉弟としてあってはいけない感情を抱いていた……
京太郎「久しぶりだね、姉さん」


咲-Saki-世界に存在する番組「熱闘麻雀」の取材で長野・清澄を訪れたえりが裏方でただ一人奔走する京太郎を取材するも、番組で取り上げられたのは和や久などの目立った結果を残した表の選手だった
東京の街で雑用をこなす京太郎を発見したえりは京太郎のことを理解し、労を労おうとするが、彼女にも人には言えない過去があった……
えり「熱闘麻雀の取材……ですか」


東京で車に轢かれて入院することになった京太郎と院内で出会った怜は京太郎にかつての自分を重ね同情し、東京にいる間竜華やセーラと京太郎に麻雀指南を行うようになる
インターハイが終わった後も二人は偶に遊ぶほどの仲になるが、怜の身体はまた病魔に蝕まれていく。自分に親身になって接してくれる怜に京太郎は惚れていき、怜も京太郎との時間を楽しく思い、惹かれていく
自分の身体が弱っていくことを隠しながら京太郎と接する怜は、ある冬の日に京太郎と遊びに出かけるが……
怜「おおきに」(京怜×京マホ×京泉+京咲で三部作)


宮守への遠征の宿舎確保のため、久の手により岩手までパシらされた京太郎は挨拶に行った宮守高校でシロと塞に出会う。宿舎の確保こそできたものの宿の無い京太郎は一人暮らしの塞の家に泊まることになる
塞と京太郎は意気投合し、連絡を取り合う仲になり、遠征を経て塞は京太郎に心を傾けるが……
塞「もしもし、京太郎くん?」


京太郎を女装させて地区予選突破を画策した清澄高校麻雀部は強化合宿を行っていた、何かが足りない、と京太郎にはいつも気がかりがあったがその正体は掴めままにいた。平和に麻雀をして平和なまま迎えた合宿の夜、京太郎は殺される
殺され、目覚めた京太郎の前に現れたのは、アッパーグラスという謎の世界と謎の少年?だった
京太郎「麻雀部の不適切な日常」


少ない人数しかいないクラスで孤立していた小学一年生の春は転校生の京太郎に誘われて二人だけで遊ぶようになる。依然として無口は直らないものの明るい性格になった春はクラスに溶け込めるようになった
その年の冬休み、春は愛媛にいる戒能家へ旅行へ行っている間に、本州へ行こうとしていた京太郎一家の乗った船は嵐に遭い京太郎は行方不明になってしまった。嵐の件を知って以来、春は京太郎と遊んだときによく食べさせてもらっていた黒糖を手放さなくなるようになる
そして十年後、インターハイ会場で春は京太郎と再会する
春「ずっと、待ってる」


インターハイで優勝を果たした清澄高校麻雀部は阿知賀女子麻雀部と交流していた、清澄が阿知賀へ遠征を行った際、晴絵がいなくなり気落ちしている灼を京太郎が励ます
それ以降、灼は京太郎のことを目で追うようになり、京太郎も灼のことを心配してよく話しかけるようになり……
灼「うおおおお!京太郎!うおおおお!」


次回作候補はこんな感じですかね、VIPかSS速報かは適当に決めます

HTML化依頼は今出してきました

今後は一旦原点回帰して白糸台、姫松、鹿児島、岩手辺りを読み直してから現行のスレを読もうかなと思ってます

15時くらいまではいるのでご質問などあればお答えします

全部不穏な展開になりそうで草生える
もう一人の幼なじみのその後がステルスしてるけど仕様ですか?


>>167
モモは大学時代に自分のステルスをものともせず、世話を焼いてくれた対ステルス性能保持者に恋をして就職してから二年ほどでできちゃった婚
そのうち、優希や咲たちと家族ぐるみの付き合いをしたりする、ただの平凡な家庭を築く

モモはLV4でなかったので平凡なENDです

体牌千里山松実館都落ち親戚白糸台学園都市姫松鹿児島岩手やきう劔谷、どこもかしこも安価スレ黎明期のものは久しぶりに読んでみると面白いんですよね

思えば遠くへ来たんだなぁ、とか考えてしまいます



もう何も無いようなのでこれで失礼いたしましょうか

いつか私のSSを読む機会があれば読んでくださるとうれしいです

それではまた、どこかのスレで会いましょう

今まで応援していただき、大変ありがとうございました!

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