新田美波「蘭子ちゃんが休養?」 (38)
P「あぁ、体調が悪いらしくてな…あまり深くまでは言わなかったし聞かなかったけど」
美波「そう…ですか」
P「すまんが今日のイベントは代役と出てもらえるか?」
美波「ええっ!?代役さんですか!?」
P「本人が物凄く出演したいそうなんだ…頼む、一緒に出てやってくれ」
美波「…わ、わかりました」
美波「それで、代役の子は」
P「もう部屋の前まで来てもらってる。おーい、入ってくれ」
ガチャッ
ブ蘭子「コンニチハ。トニ・カンザキ・ブランコです。ヤミニノマレヨ!!」
美波「…」
P「よろしく頼むぞ、美波!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429833471
P「じゃ、俺は行くから」
美波「待ってください!!」ガシッ
P「っと」
美波「どうみても男性ですよね!?蘭子ちゃんの格好してますけど衣装が悲鳴をあげていますよ!?」
P「ブ蘭子、先輩にはちゃんと挨拶するんだぞ」
ブ蘭子「ヨロシクオネガイシマース」アクシュ
美波「こ、こちらこそ…」アクシュ
美波「じゃなくて!私の質問に答えてください!!」
P「お前は女の子だよなあ?」
ブ蘭子「シー!」
P「な?そういう訳だから」
美波「ああ待って…」
ブ蘭子「ミナミサン、ワタシハドウスレバ」
美波「と、取り敢えずお茶にしましょう」
美波「どうぞ」スッ
ブ蘭子「グラシアス」
ブ蘭子「」クイッ
ブ蘭子「プハー、ミナミサンノオチャハオイシイデスネ」
美波「あ、ありがとうございます…」
ブ蘭子「ミナミサン、イマカラダンスノレッスンデスカ?」
美波「はい…」
美波「(身長はきらりちゃんと変わらないけど、この身体じゃ)」
ブ蘭子「ミナミサン、イキマショー」グイッ
美波「きゃあっ!」
ブ蘭子「オット、ゴメンナサイ」
美波「(凄い力…私ちょっと浮いちゃったかも)」
~トレーニングルーム~
トレーナー「午後から収録があるみたいだから、軽くアップ程度なー」
美波「はいっ!」
トレーナー「はいワンツースリーフォー!」パンパン
美波「(ブ蘭子ちゃん…ちゃんと踊れるのかな)」タッタッ
ブ蘭子「~♪」タッタッ
美波「!?」
トレーニング「ブ蘭子ー!ズレてるぞー!!」
美波「(な、なんで蘭子ちゃんのウェアなの…全然着れてないよぉ!)」
ブ蘭子「コノフクキツイ…」
トレーナー「はい、じゃあここまで。午後からの収録頑張ってね」
美波「お疲れ様でした」
ブ蘭子「オツカレサマデシター」
美波「(ブ蘭子さん、思ったよりも動けるかも)」
ブ蘭子「」ガクガクガク
ブ蘭子膝「ワッハッハッハッ」
美波「(良く見ると膝が笑ってる…)」
ブ蘭子「ミ、ミナミサン…」
美波「はい?」
ブ蘭子「シャワールームマデツレテイッテクダサイ…モウアルケマセン」
ブ蘭子膝「ファーーーーーーwwwwwwww」
美波「は、はい」
~シャワー室~
シャァァァ
美波「ふぅ…」
美波「ブ蘭子さん、ちゃんと洗えてるのかな」
ガラガラッ
ブ蘭子「ミナミサン!ドウシテワタシヲオトコユツレテイッタンデスカ!!!!」
美波「キャーッ!!!!!!」
美波「ブ、ブ蘭子さん!!前隠してくださいぃ!!」
ブ蘭子「ワタシ、カナシイデス!!ミナミサンハワタシノコトオトコダトコモッテタンデスネ!!」
美波「(どこからどう見ても男の人じゃないですかぁ!!)」
美波「(あぁ…ブ蘭子さんのブ蘭子がブラブラだよぉ/////)」
美波「…」
ブ蘭子「…」
美波「ぶ、ブ蘭子さん」
ブ蘭子「ハイ」
美波「あの…勘違いしてごめんなさい」
ブ蘭子「イエ…コチラコソゴメンナサイ。マチガエラレルコトハナレテイタノニ」
美波「そうだったんですか?」
ブ蘭子「コンナナリデスカラ…」
美波「(良く見るとつぶらな瞳してる…)」
美波「(見た目は怖いけど、本当は優しい女の子なのね)」
ブ蘭子「…」ムキッ
美波「あ、あの!」ザバ
ブ蘭子「ドウシマシタ?」
美波「収録、頑張りましょう!」
~バッティングセンター~
司会者「さあ始まりました今日のアイドル様!今日のゲストは…」
司会者「清楚なお姉さんから滲み出るエロス!この番組お馴染み新田美波ちゃん!!」
美波「こんにちは、新田美波です。今日も頑張りましょう!」
ワー!ニッタチャーン!!
司会者「そしてそして…おっと、本来ならば神崎蘭子ちゃんだったんですけど本人の体調不良により代理のアイドルが来てくれました!」
ブ蘭子「トニ・カンザキ・ブランコデス!ヨロシクオネガイシマス!!」
ブーランコ!ブーランコ!!
司会者「さてさて、今日のミッションはバッティングセンターのボールを打ち返そう!変速のボールが飛んできますので5球中3回前に飛べばクリアです!」
司会者「お二人とも、野球の経験は?」
美波「ラクロスをやってたので…バッティングに活かすことが出来たらいいなと思います!」
ブ蘭子「ワタシモミケイケンナノデ…バットニアタルカドウカ」
司会者「なるほど…それは面白いですね。んじゃ早速いってちょーだい!!」
美波「美波、頑張ります!」
ブ蘭子「ガ、ガンバリマス」
ちょーっとまったー!!
司会者「!?」
このボクを差し置いて何勝手に始めてるんですか!!
司会「あぁ輿水さんいたんですか」
幸子「ずっといましたよ!!」
友紀「ね、ねぇ…美波ちゃんの隣ってブランコだよね。オリックスの…」
司会者「取り敢えず2人もさっき言ったみたいに3回前に飛べばクリアだから。頑張って」
幸子「扱いが悪すぎます!!」
友紀「だからブランコだよね?ねぇ?」
美波「(大丈夫…ボールさえ見ればきっと当たる)」
ビュンッ
美波「ふぁっ」スカッ
司会者「あー惜しい!でも綺麗なスイングです!」
ビュンッ
美波「っ!」
司会者「あっとこれは手が出なかったか!」
幸子「ここって一体いくら出るんですか?」
友紀「んーと、80~100だって」
幸子「なんだ…ちょっと速いくらいじゃないですか」
友紀「幸子ちゃん、マイル表示わかる?」
幸子「ま、マイルぅ!?」
幸子「ちょっと司会者さん!!マイル表示だなんて聞いてませんよ!!」
司会者「え?そうなの?80~100だし皆も打てるかなあって用意したんだけと」
幸子「日本の速度に直すと大体128km~160kmですよぉ!?」
司会者「はぇー」
幸子「感心してる場合じゃないです!!」
美波「っ!」スカッ
司会者「あちゃー、一球も当たらず…残念」
幸子「そりゃそうですよ。よくて80マイルが当たればいいんですから」
友紀「よし、アタシがいっちょ160をかっ飛ばして来るかな!!」
幸子「…あぁ、はい。それなりに頑張ってくださいね」
司会者「それじゃあユッキの挑戦、どうぞ」
友紀「(160なんて毎回スタンドインしてるもんね。ゲームで)」
ビュンッ
友紀「さぁこーい!!」
司会者「あのぉ…もうボール出ましたよ?」
友紀「へ?」
幸子「ダメだこりゃ」
司会者「ユッキもサッチも当たらず最後の挑戦者となりましたー」
幸子「ボクのシーンは!?あんなに可愛いスイングだったのに!!」
司会者「…まぁ、うん。当たってなんぼだしね」
幸子「はぅぅ…」
美波「ブ蘭子さん!頑張ってくださいぃ!!」
ブ蘭子「…」
ブ蘭子「」キッ
美波「目つきが変わった!?」
友紀「あれは…二冠王ブランコ!?」
幸子「何言ってるんですか…」
友紀「幸子ちゃん見てみなよ…ありもしない盗こらら砂煙が」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira074820.jpg
幸子「なんで!?」
司会者「さぁ最後の挑戦者、ブ蘭子ちゃん行ってみましょー!!」
ビュンッ
ブ蘭子「」ブンッ
カキーン!
幸子「ひいっ」
友紀「うわー」
美波「…!!」
>友紀「幸子ちゃん見てみなよ…ありもしない盗こらら砂煙が」
友紀「ありもしない所から砂煙が」
司会者「な、なんと…ここまで全球ホームラン!既に挑戦はクリアですが、期待が高まります!」
ブ蘭子「…」グッグッ
友紀「やっぱりブランコ凄いや」
美波「ブ蘭子さん!頑張れ~!」
幸子「(どこをどう見てこの人がアイドルなのでしょうか…)」
司会者「さあラスト一球、どうぞ!」
ブ蘭子「」グッ
ビュンッ
ブ蘭子「!!」ブンッ
カキーーーーン!!!!!!
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira074822.jpg
司会者「なんと…ブ蘭子ちゃん、全球ホームランです」
ワァァァァァ!!!!!!
美波「ブ蘭子さん!やりましたね!!」
ブ蘭子「ミ、ミナミサァン!!」ダキッ
美波「きゃあっ」
ブ蘭子「ワタシ、ヤリマシタァ!!」
美波「はい!とてもかっこよかったです!!」
友紀「ブランコさん、よかったらサインを…」
ブ蘭子「ヘ?」
美波「ブ蘭子さん、サイン。友紀さんは貴女のファンになったみたいですよ」
ブ蘭子「ワ、ワタシニ…ファンガ」
ブ蘭子「」ブワッ
ブ蘭子「オーイオイオイ!」
幸子「いい大人が泣かないでください!」
ブ蘭子「ワタシ、ジュウヨンサイデスヨォ!!」ビエ-
幸子「!?」
美波「…」
美波「あれ?私寝ちゃってた」
美波「そうだ!ブ蘭子さんは!?」ガバ
凛「あ、美波起きた?」
美波「あれ…凛ちゃん?どうしてここに?」
凛「美波、まだ寝ぼけてるの?」
美波「ブ蘭子さん…夢だったんだね」
凛「(ブランコ?)」
凛「ふふ、美波も子供っぽいところあるんだね。そろそろラブライカのお仕事あるんでしょ?頑張ってね」
美波「あ、はい…」
凛「それにしてもアーニャ遅いね」
ピロリン
美波「あ、アーニャちゃんから」
『美波、少し熱があるのでお休みします。イズヴェニーチェ』
美波「えっ、アーニャちゃんお休みなの!?」
凛「そう言えば昨日ちょっとボーッとしてたね」
コンコンコン
P「失礼します。新田さん、今日の収録なんですが…アナスタシアさんがお休みで、代わりの人を呼びました」
美波「えっ、まさか…」
P「どうぞ」
ペーニャ「ズドラーストヴィチェ。ペナスタシアデス。ペーニャトヨンデクダサイ」
美波「もういやぁ!!!!」
おわり
暇つぶしに書きました。とあるアニメの某遊んでばっかりシリーズも応援よろしくお願いします
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