【安価】提督「艦娘を惚れさせた後突き放して反応を見たいんだが」4周目の2 (1000)


 艦これ(艦隊これくしょん)の二次創作SS

 前スレ
 【安価】提督「艦娘を惚れさせた後突き放して反応を見たいんだが」4周目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429544962/)
 の続きです(翔鶴編)

 安価ルールや持ってない艦については前スレを参照


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429761478

新スレ乙
それでも忘れる粗忽者はおるねん。この鎮守府に配属されていないのは

大鯨・矢矧・酒匂・大淀・秋月・名取・鬼怒・瑞鳳・天津風・時津風・磯風
浦風・野分・舞風・朝霜・早霜・清霜・プリンツ・U-511 ・天城・雲龍・香取


 イベは捨ててる 空気だけ楽しむよ……1、2くらいはクリアするかもしれんが
 あとは報酬次第かなぁ……まだそういう情報まったく見てないけど

 >>5 ありがとう



ずいかく「…………できない……私っ」

ずいかく「私……普通の、恋がしたい…………」

ずいかく「男の人と、恋をして……結ばれたい!」

提督「それが翔鶴を否定してもか?」

ずいかく「私は、前の瑞鶴と違うから…………翔鶴姉ぇも、分かってくれる……」

提督「……そうか」ニッ

スッ

ずいかく「あっ……」

提督「それだけ言えるなら、お前は立派な五航戦のずいかくだよ」ナデナデ

ずいかく「ちょ、提督さん恥ずかしいって!爆撃されたいの!?」カァァ

提督「ハッハッハ!」


ずいかく「(もしも、もし…………)」

ずいかく「(その男の人が…………提督さんみたいな優しい人で、提督さんみたいな頼りになる人だったら…………ううん)」

ずいかく「(提督さんだったら、嬉しいなぁ……)」


・・・・・・

大淀「流石、惚れさせフェイズではとことんイケメンになる提督」

明石「アレを普通に使えば、今頃鎮守府は提督のハーレムよね……」

朝潮「セックスハーレムの誕生だ……!!」

夕張「朝潮ちゃん、お前さん病気だ。医者に行こう、なぁ?」

・・・・・・

~次の日~

大淀『さっそく鳳翔さんに食堂の使用許可を求めたところ、快諾してくれました。料理も作ってくれるそうです』

夕張『私と明石は設営行ってきますねー!』

朝潮『私はポスター貼りに行ってきますね。ずいかくさんの事は伏せて、ただのパーティーだという感じにします』


提督「(計画は万事順調だな…………さて)」

提督「ずいかく」

ずいかく「なに?提督さん」

提督「(ここはずいかくと親睦を深めるか。遊びでも……)」

提督「もう執務も終わっちまったし、今日は暇だ…………>>13でもしようぜ!」

鎮守府内を散歩


提督「いつまでも俺の部屋じゃ退屈だろ!散歩にでも行こうぜ!!」

ずいかく「ええっ!?で、でもいいんですか……?前の瑞鶴と鉢合わせちゃったら……」

提督「大丈夫だ。今日は一航戦二航戦五航戦を24時間遠征に向かわせてある」

大淀『普段なら気が狂ったんじゃないかと思えるほどの編成ですね……」


ずいかく「そうなんだ……」

提督「誰か他の艦娘に会ったら……まぁそこは、ソイツに先に真実を話しちゃえばいいよ」

提督「この前も言ったが、ウチの連中は寛容だからさ。ずいかくも認めてくれるさ」

ずいかく「そう、ですか……じゃあ、わかりました!散歩行きたいです!」

提督「おう!じゃあ早速行くか!!」


 散歩先(鎮守府内)と、そこで出会う艦娘1人(正規空母以外)

 >>18

間宮の裏
妙高


提督「間宮にでも行くか!アイス食いたいだろ!!」

ずいかく「はい!!」

~甘味処 間宮~

提督「ここが間宮だ。おーい!アイス1つ!!」

間宮「はーい!」

ずいかく「ほえぇ……」キラキラ

提督「はっはっは、楽しみにしてくれていいぞ!あ、俺はちょっとトイレ行ってくるから」

ずいかく「……」ワクワク


妙高「…………あれは?」

・・・・・・

ジャバー

提督「ふぅ、出した出し――」

ガッ!

提督「ッ!?ギャァァムグッ!!?!?!??」

妙高「騒いだら首を刎ねます」

提督「!!!!」コクッコクッ

妙高「ここではなんですし、間宮の裏に行きましょうか」


~間宮裏~

提督「な、なんだよ!なんもしてないぞ!!」

妙高「あなたが女の子にアプローチするってことは、つまりそういうことでしょう!お仲間はどこですか!」

提督「だから違うんだってぇ~!!」


提督「(クッソーーー!!まさか、よりにもよって妙高に見られていたとはぁぁぁ!!)」

提督「(何か打開策…………ッ、そうだ!)」


提督「そうだ、お前は今アイスを食べてるのが瑞鶴だと思ってるだろ!?」

妙高「それがどうかしましたか?この窓から見える彼女は、どこからどう見てもあれは瑞鶴さん…………おや、なんか感じ違いますね」

提督「ああ。あれは瑞鶴じゃない」

妙高「どういうことですか?」

提督「(ここは今までの経緯を話しておくか……現状、悪いのは翔鶴だからな)」


~かくかくしかじか~


妙高「ええっ!?翔鶴さんが生み出した2人目のずいかくさん!?」

提督「ああ……加賀と仲が良いからって、俺に今の瑞鶴を解体しろとまで言ってきた」

妙高「そんな…………翔鶴さんが……」


提督「俺も残念に思うが、真実だ。なんなら今からあのずいかくに確認しに行ってもいい」

妙高「……まぁ人形には見えませんけど…………」

提督「翔鶴はどう見てもやりすぎだ。下手したらその内、加賀と瑞鶴を殺しかねん」

妙高「しかし、その話が嘘だという可能性は……」

提督「俺だってこんなヤベェ嘘思いつきもしねぇよ……」


提督「だから、お前に協力をお願いしたい」

妙高「協力、ですか?」

提督「ああ。お前を治安維持艦娘と見込んで……加賀と瑞鶴を、翔鶴から護ってほしい」


妙高「……なるほど、理屈は分かりました。翔鶴さんから今の瑞鶴さんの解体を嘆願されている以上、提督が2人を護るのはマズイですものね」

提督「頼まれてくれるか?」

妙高「1つ条件があります。あなた方は、今回何も企んでませんね?」

提督「どういうこった?」

妙高「これが全部、ドッキリじゃないですよねってことです」ジロッ

提督「(グッ、鋭い……)大丈夫だ。今回はある意味、俺はお仕置き側だ」

提督「悪だくみをする翔鶴に、ちと灸をすえなきゃならんからな」


妙高「…………分かりました。いいでしょう」

妙高「あなたの依頼にこたえ、治安維持艦娘として瑞鶴さんと加賀さんをお護りします」

提督「ありがとう!」

妙高「しかし…………万が一これがあなた方の悪だくみだったら…………覚悟しておくことです」ギロッ

提督「大丈夫だって!!」

・・・・・・

提督「おい大淀!やったぞ!!」

大淀『素晴らしいです。これで妙高さんの目は加賀さん達に行き、我々は行動しやすくなります』

提督「しかも翔鶴への灸っていう体だから、多少の行動は見逃されるぞ!!」

大淀『やりましたね。治安維持艦娘を味方につける…………この大淀、恐れ入りました』

提督「ククク……これで翔鶴の泣き顔にまた1歩近づいたぜぇ……!!」


・・・・・・

提督「おう、待たせたな」

ずいかく「もう提督さん遅ーい!アイス食べ終わっちゃったわ……」

提督「ははは、すまんなぁ……最近お腹が弱くて」

ずいかく「大丈夫?アイス食べる?」

提督「さらに腹壊すわ!しかも食べ終わってるから無いじゃないか!!」

ずいかく「あ、そうか…………プッ、あはは!」

提督「ったく……」フフッ

・・・・・・

~提督の私室~

ずいかく「今日は楽しかったわ!ありがとう!」

提督「いいってことよ。お前が喜んでくれたならなによりだ」


提督「今の俺のオアシスは、お前の笑顔だからな」ニッ

ずいかく「な、何言ってるのよ!!」カァァ

ずいかく「変な事言ってないで寝ますよ!!」

提督「おーう、お休みー」


~次の日~

提督「ふあぁぁ……おはよう」

ずいかく「おはよう、提督さん」

提督「ああ…………いっつつ」

ずいかく「え、どこか痛めたの!?」

提督「いや、ソファで寝てると腰が痛くなってな……今日から布団敷いて床で寝よう」

ずいかく「ええっ!?だ、駄目です!提督さんはやっぱりベッドで寝て!!下には私が寝るから!!」

提督「前にも言ったろ。男として、お前を下で寝かせたくないって」

ずいかく「うぅぅぅぅ!!わからずやぁぁ!!」プンスカ

提督「うおっ!?なんだよ!?」


 そういえば前スレ1000のアンケ結果 1.提督からアタックしてずいかくをオトす


ずいかく「じゃ、じゃあ一緒にベッドで寝ればいいじゃない!!」

提督「えっ!?」

ずいかく「このベッド、私1人じゃ広いから!」

ずいかく「そうすれば提督さんの腰も大丈夫だし、私も下で寝てない!!ほら!!大丈夫でしょう!?」

提督「え、えーと……」


ずいかく「とにかく!!!!そうしてください!!」ウガァァ

提督「わかった!わかったよ!!」

ずいかく「はぁっ、はぁっ……本当ですか?ベッドで寝ますか?」

提督「寝る寝る!ベッドでお前と一緒に寝るよー!!」

ずいかく「一緒に寝る……!ッ、エッチスケベェ!!」

提督「お前から言ってきたんだろうが!!」


~夜~

ずいかく「せ、狭くない……ですか?」カァァ

提督「ああ。大丈夫だ」

ずいかく「そ、う……」


提督「だがこのままじゃ落っこちちゃうなー」

ずいかく「ええっ!?じゃあ私もっとこっちに寄るから……」ズッ

ずいかく「(あっ、もうこれ以上寄ったら落ちちゃう……)」

提督「そっちまで行くと落ちるだろ…………まぁ仕方ない」ズッ

ずいかく「えっ?」


提督「ちょっとくらいくっついて寝た方が、楽だ」ダキッ

ずいかく「pぉこじじゅふいbがいgだいvf!?!?!?」

提督「何言ってんだお前」ハハハ


提督「じゃあお休み~」Zzz

ずいかく「ええぇぇっ!?ちょ、提督さん!?」

提督「Zzz」

ずいかく「ぅぅぅぅぅ!!」


~1時間後~


ずいかく「(眠れない…………ってか、寝れるわけない!!)」ドキドキ

ずいかく「(提督さんのにおい…………安心するなぁ)」スンスン


~2時間後~


提督「んうぅ……」ギュゥゥ

ずいかく「ッッ!!?」ビクッ

ずいかく「(つ、強く抱きしめられ……!!)」

ずいかく「(うわあああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!)」


~3時間後~


ずいかく「(提督さん…………あったかい……)」

ずいかく「(あ、なんか…………眠れ、そう…………)」ウトウト


~4時間後~


提督「Zzz」

ずいかく「Zzz」

・・・・・・


~次の日~

提督「ふあぁ~よく寝た!!いやぁ体も快調!!」

ずいかく「うぅぅぅ……お嫁に行けない…………」プシューーーー

・・・・・・

~廊下~


『鎮守府○○パーティー開催!!○○を当てられた人は、パーティー当日豪華賞品ゲット!!』

『日時:5日後 場所:食堂』

ザワザワ

鳥海「○○って何が入るんだろう……」

愛宕「パンパカパーティー!これね!」

摩耶「それはちょっと違うじゃねぇかなぁ……」

響「コカインだ」

電「いや、ヘロインなのです」

摩耶「それはかなり違うんじゃねぇかなぁ!」


・・・・・・

提督「(俺はこの1週間、ずいかくに様々なアタックをした)」

提督「(ハプニングを装ったスカートヒラリ、オッパイタッチ、ジャンクション)」

提督「(奴は恥ずかしがりながらもガードが薄くなっていき、遂には一緒に寝るときには向こうから抱き付いてくるようになった)」

・・・・・・

~パーティー前日・夜~

ずいかく「えへへ……」ギュウウゥ

提督「どうしたずいかく、ご機嫌じゃないか」

ずいかく「最近、提督さんが近くて嬉しいんです……」

提督「はは、嬉しいこと言ってくれるな」ナデナデ

ずいかく「♪」


提督「だが、明日からはちゃんと別の部屋で寝るんだぞ」

ずいかく「えっ……?」

提督「元々そういう約束だしな。翔鶴との」

ずいかく「あっ、そう、でした…………」シュン

提督「…………(ここで声をかけてはいけない。落として上げる……ずいかくに関してはそうするのだ!)」


提督「じゃあ寝ようか。明日のパーティーが楽しみだな」

ずいかく「そう、ですね…………」

提督「おやすみ、ずいかく」

ずいかく「はい…………おやすみなさい」


提督「(ずいかくめ、目に見えて落ち込むんじゃない!!寝れないだろ!!)」

提督「(まぁ確かに一緒に過ごせないというのにこの対応は冷たすぎたか?)」

提督「…このまま俺の事を諦められたら本末転倒だ………仕方ない、ずいかくへの告白を成功させるために、ここは>>52して安心させてやるか)」

ksk


提督「(ここは……よし!)」

提督「ずいかく」

ずいかく「…………なんですか」

提督「ちょっとこっち向いて」

ずいかく「なんで……」

提督「いいから」

ずいかく「…………」クルッ


チュッ


ずいかく「……えっ?」

提督「まぁ、部屋は別々になっちゃうけどさ。俺はずいかくのこと、大好きだよ」

ずいかく「え、えっ!?えええぇぇぇぇ!?」

ずいかく「ちょっ、今の!!お、おおおでこにににに!!!!!!!」

提督「ほんの気持ちだ」

ずいかく「気持ちっ!でっ!き、キキキキスううぅぅぅ!!!?」プシュー


ずいかく「はうっ!」ガクッ

提督「え?おーいずいかくー」ペチペチ

ずいかく「」

提督「気絶してやがる…………まぁ、いっか……おやすみ」

・・・・・・


~パーティー当日~

夕張「はーい看板上げてー!」オーライ

明石「クレーンは心で上げるの!!」ウイーン


朝潮「お料理運びましょう!」

鳳翔「フフッ、ありがとう」ニコッ


大淀「わっ、暴れないでください!!メインディッシュのくせに!!」

ワニ「ガァッ!」クワレタクナイヨー

大淀「オラッ!!」ダァン!

ワニ「」バタッ

大淀「鞄にするぞ!!」

・・・・・・

提督「さーて、パーティーの準備は順調だ…………あとは、あの2人だな」

妙高「今のところ、翔鶴さんに目立った動きは無いですよ」

提督「サンキュ。じゃあ俺は加賀の所に行ってくる」


~一航戦の部屋~

赤城「はぁぁぁ!!今日はパーティーだそうじゃない!!」

加賀「そのようですね」

赤城「私、待ちきれない!!ちょっとつまみ食…………準備のお手伝いに行ってきます!!」


ガチャッ バタン


加賀「フフッ、赤城さんはいつも可愛いわ」


コンコンコン


加賀「あら、瑞鶴かしら…………」


ガチャッ


提督「ちーす」

加賀「提督?」


提督「(あのパーティーはずいかくのお披露目だ……翔鶴はまだいいが、加賀と瑞鶴は邪魔でしかない)」

提督「(なら……!)」ニタァ


提督「いや、実はな。お前と瑞鶴が付き合ってるって聞いたもんだからよ」

加賀「気のせい。それか人違いです」

提督「ほー、じゃあこれも気のせいか人違いかな」ポチッ


~モニター~


瑞鶴『んぁぁぁっ!加賀さん!かがさぁぁん!!』

加賀『クッ、もう、私もイクわ…………!』

瑞鶴『ひぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!』

加賀『んっ、んうぅぅうぅぅぅぅっ!!!!』


提督「ってな感じで」

加賀「…………なにが望みですか」

提督「なに、別にこれで脅してどーこーしようってわけじゃねぇよ。お前ら2人の恋を邪魔する気も無い」

加賀「じゃあ、何を……」


提督「今日、パーティーがあるのは知っているな?」

加賀「ええ。赤城さんも楽しみにしていました」

提督「鎮守府中の艦娘が参加するパーティーだ。それなりに大きい」

提督「だが、お前と瑞鶴にはもっと特別なパーティーを用意しているんだ」

加賀「特別な……?」

提督「ああ。コレさ」ピラッ


加賀「ッ、それは……!」

提督「鋭いな。これは隣町にある遊園地の優待券だ。これで1日デートしてこい」

提督「そしてこっちはその近くにあるホテルのスイートチケット…………どうだ、言いたいことは分かったな?」

加賀「なるほど…………1日中楽しんでこいと」

提督「そういうことだ。何も聞かずに受け取って、瑞鶴と出かけてくれるか?」

加賀「…………いいでしょう。理由は聞きません」

提督「契約成立だな」ニヤァッ


・・・・・・

提督「加賀と瑞鶴は追い出した。後は妙高、お前が翔鶴をマークしておいてくれよ」

妙高「わかりました。お酒でも飲ませて潰しますね」

提督「おう、頼む」

・・・・・・

赤城「ウマ!ウマ!!」ガツガツ

鳳翔「ちょっと!?料理が無くなっちゃいます!!」

大淀「ご安心を。こうなることは予想済み」クイッ

赤城「ウマ!う、ま………………ッ!?」バタッ


鳳翔「!?」

大淀「こっそり比叡さんのを混ぜておきました」

・・・・・・


~パーティー~


提督「えー、皆!こんばんはー!」

\こんばんはー/

提督「声が小さいよー!こんばんはーーーーー!!!!!!!」

\うるせぇ!!ガタガタ言うな!!!! とっとと始めろ!!!!!!このクズ!!!!/

提督「あ、あはは……皆元気ね……(泣)」


提督「今日は集まってくれてありがとう!!鎮守府○○パーティー、スタートぉぉ!!」

一同「イエーーーーーイ!!!!」

・・・・・・

金剛「ん~deliciousデース!」

比叡「あれ?私もちょっと作ったんだけど……どこいったんだろう」

大淀「比叡さんの料理は赤城さんが全部食べてしまいましたよ」

比叡「本当!?嬉しいなぁ」エヘヘ


大和「美味!!美味!!」ガツガツ

武蔵「うむ!うま!!」ガツガツ

蒼龍「うぅ……食べたい!美味しそう!!だけど…………また太っちゃうかなぁ」

提督「何言ってるんだ!!!!!!食え!!!!蒼龍!!お前はムチムチ可愛い!!!!」

蒼龍「キモいです」


熊野「ふっ、いくら鳳翔さんの料理と言えど、立食パーティーなんて私の十八番んほおぉぉぉ!!!!美味しいのぉぉぉ!!!!」

鈴谷「熊野…………ちょっと、それは……」

・・・・・・


朝潮「大丈夫ですか?ずいかくさん」

ずいかく「う、うん……これ皆、鎮守府の……」

朝潮「そうですよー」

明石「私達はずいかくさんのことは聞いてるから、安心して!」

夕張「そうそう!これも全部ずいかくさんのためのパーティーだし!」

ずいかく「私の為…………あ、ありがとう」

・・・・・・

提督「さぁ!!!!この皆も気になるであろうこのパーティーの○○って気になるだろ!?」


\キニナルー!/


提督「というわけで、クイズ大会だ!!お前ら○○を当ててみろ!!当てられたら、温泉旅行が待ってるぜ!!」


\温泉!行きたい!! 温泉クルいきたい!!/


提督「さぁ、誰か分かる奴はいるかあー!?」

伊58「はい!!」

提督「はいごーや!」

伊58「今日はなんか真ん中にワニ料理が並んでたから、鎮守府ワニパーティーでち!!」

提督「残念ハズレ!お前は明日1人で東急な!!」

伊58「」


提督「さぁ、次はいるかー?」

高雄「はい!」

提督「はい高雄!!!!!!!!!!」

高雄「みんな笑って楽しんでいます。鎮守府笑顔パーティーかと!」

提督「せいかーーーーい!!!!にしてやりたいがぁぁぁぁ!残念ながらハズレだ!!」

高雄「うぅ……やはり難しい……」


電「はいなのです!」

提督「おう、電!」

電「ヘロインパーティーなのです!」

提督「何処にヤクがあるんだよタコ!」

電「あ”?」

電「司令官さんはもうシロイコナ輸送任務をストライキしていいと言うのです?」

提督「ごめん!!!!!やめないで!!!ハズレだけど!!!!!」

・・・・・・

妙高「盛り上がってますね」

翔鶴「うぅん…………瑞鶴…………私の瑞鶴ぅん…………」Zzz

妙高「一応こちらの任務は完了です」


提督「じゃあ皆、正解者はナシということで……温泉旅行はまたの機会にー!」


\えええええ! 正解はー!?/


提督「ああ。正解は…………コイツだ!!」

・・・・・・

朝潮「さっ、出てください」

ずいかく「う、うん……」スタスタ

・・・・・・

ずいかく「…………(うぅっ、皆見てる……!)」


「瑞鶴さん?」「あれ、でもなんか違くない?」「自信なさげというか」


提督「正解は、鎮守府ずいかくパーティーでしたー!!」


\ええええぇぇ!?/


提督「皆こう思っているだろう。何故ずいかくなのかと!」

一同「……」コクッ

提督「実は、このずいかくは、瑞鶴ではない!!」

一同「?」

提督「今まで俺達と共に戦ってきた瑞鶴は、今隣町のホテルに泊まっている!!」

ドヨッ

提督「つまり、このずいかくは、2人目なんだ!!」

一同「えええぇぇぇえぇぇ!?」

ずいかく「うっ……」タジッ


叢雲「ちょっと、それってアリなの!?」

提督「アリだ!!」

提督「皆の言いたいことはわかる。もうウチには瑞鶴がいるのに、何故2人目がいるのか」

提督「理由は一口では言えん。だが、このずいかくも俺達の仲間というのは確か!!」

提督「皆、俺を信じてこのずいかくを認めてやってくれ!!」

ザワザワ


提督「ほらずいかく、お前からも何か言ってやれ」

ずいかく「ええっ……!?」

一同「…………」ジーッ

ずいかく「う、うぅ……」ゴクリ


ずいかく「み、皆さんこんばんは…………ずいかくです。あ、新しくこの鎮守府に着任しました」

ずいかく「あの、実は私!本当はここに着任するはずじゃなかったんですけど、縁あってここにいます!」

ずいかく「だから……えっと、皆と仲良くしたいです!よろしくお願いします!!」ペコリ


シーーーーーーーーン


ずいかく「(うぅ……シクった……?)」


高雄「なるほど……」

曙「ま、いいんじゃない?」

ずいかく「え?」


雷「歓迎するわ!」

金剛「ずいかくも私達の仲間ネ!」

鈴谷「私も来たばかりだし、仲良くしましょうー!」

青葉「翔鶴さんも妹が2人になって、ウハウハだったりして!」

\アハハハハハ!!/


ずいかく「皆……!」ジワッ

提督「な?いい奴らだろ?」

ずいかく「……はいっ!」ポロポロ


提督「さて、お前ら騒がせたな!パーティー続けてくれ!!」


\はーーーーい!!/


提督「さ、ずいかく。お前も輪に入れ」

ずいかく「分かりました!」タッタッタ


川内「なんかカワイイーねぇ……」ジュルリ

ずいかく「え?」

飛龍「よろしく!まだ練度も心もとないだろうし、ちょっとくらいは手伝うね!」

高雄「随伴艦が必要なら言ってくださいね」ニコッ

ずいかく「あ、ありがとう!!」

・・・・・・


提督「ふぅ~なんとかずいかくはは皆に認めてもらったなぁ」

大淀「ここからは、瑞鶴さんを惚れさせるんですね」

提督「ああ。ちなみにまだターゲットの翔鶴を惚れさせてすらいない……先は長そうな予感がするよ…………」

夕張「大丈夫ですよ!」

朝潮「セックスすれば言うこと聞きますって!」

提督「明石、コイツを医務室に連れてけ」

明石「わかりました!!」ガシッ

朝潮「えっ!?ちょ、放してください!放して!放せ!!!!!」ズルズル


・・・・・・

~パーティーも終わりかけ~

提督「あ、ずいかく。ちょっといいか?」

ずいかく「はーい!じゃあまた!」

高雄「はい。これからよろしくね」ニコッ

・・・・・・

提督「(さて、瑞鶴を呼び出したはいいが…………どこで告白しようかなぁ)」

提督「(告白を受けてくれそうな場所…………>>79かな?」

鎮守府前の海岸


・・・・・・

~鎮守府前の海岸~

ザザーン……ザザーン…………

提督「(月明かりが照らし、波の音が心地いい…………居るだけで癒されるなここ)」

提督「(このロマンティックなムード……無駄にしない!!)」

ずいかく「どうしたの提督さん?」

提督「…………ずいかく、お前に大事な話がある」

ずいかく「えっ?」


提督「俺は、お前が好きだ」

ずいかく「え、えっ!?えっっ!!?」

提督「お前が好きだ!!!!!」

ずいかく「わ、わかったから!!!!ちょ、ちょっと待って!!?」

提督「…………」


ずいかく「(て、提督さんが…………告白!?私にぃぃぃぃ!!?!?)」

ずいかく「あ、わわわわ」プシュー


ずいかく「わ、私!ずいかくよ!?今まで提督さんと一緒に戦ってきた瑞鶴じゃないのよ!?」

提督「分かってる!!だけど、俺はお前が好きなんだ!お前自身が好きなんだ!ずいかく!」

ずいかく「それに、翔鶴姉ぇだって、手を出したら……だめだって!」

提督「それも分かってるが、それでも、翔鶴に悪いと思いながらも、お前が好きなのを止められない!!」

ずいかく「私、練度も低いし……まだここに馴染んでないし……」

提督「そんなの、時間が解決してくれる!」

ずいかく「で、でも!!」

提督「ええいまどろっこしぃ!!」ガシッ

ずいかく「きゃっ!(か、肩を掴まれて…………め、目が……近い!!)」カァァ


提督「俺はお前が好きだ!!!!お前が欲しい!!!!!お前と一緒に、ずっといたい!!!!!俺と添い遂げてくれ!!!!ずいかく!!!!!!!!!」

ずいかく「ぁ、あっ……あわわっ……!」

提督「俺はお前を、愛しているんだ!!」

ずいかく「ッッ!!!!」ズキュゥゥン


ずいかく「て、提督さん…………!」ヘナヘナ

提督「(堕ちたな……)」ニタァ


提督「ずいかく…………」

ずいかく「提督さん…………」

提督「すまん……」

ずいかく「えっ?」


提督「俺は、お前の気持ちを蔑ろにして……自分の気持ちだけを一方的にぶつけてしまった…………」

提督「断れないように、敢えて勢いを強くした……」

提督「でも、お前の意志は…………お前の物だ。今のが俺の気持ち……あとは、お前が答えてくれ」

ずいかく「えっ、提督さん!?」


提督「(どうだ、このまま押し切られるかと思ったら相手が引き下がるのは……もどかしかろう)」ククク

ずいかく「そんなことないよ!提督さんの気持ち…………嬉しかった」

提督「…………」

ずいかく「だ、だから…………>>89

ごめんなさい


ずいかく「だから、私も提督さんは大好き」ニコッ

提督「ずいかく……!」

ずいかく「でも――」


ずいかく「――ごめんなさい………………」

提督「ッッ!!?」

ずいかく「気持ちはすごく嬉しい…………でも、私達…………知り合ってまだ、1週間」

ずいかく「やっぱりすぐには……」

提督「そ、うか…………」


提督「(ヴァ、ヴァカな……!!仕込みは完璧だったはず!!何を、どこで間違えた!!?)」

ずいかく「…………」


提督「そう、か…………(作戦失敗か…………俺は、なんて馬鹿なことを……)」


明石『諦めないでください提督!!!!!!!』


提督「ッ!(あ、明石……!?)」

明石『この恋愛大臣明石には分かりますよ!!!!!』

明石『それでも提督ですか!!!!!よく見てください!!』


明石『ずいかくさんは、まだ答えを残しています!!!!!!!!!』


ずいかく「………………」

提督「……ずいかく?」


 クレシン映画ネタがバレるとか思わなかった


提督「(明石…………お前は……!)」

明石『さぁ、待つんです提督!!ずいかくさんのその言葉を!!』


ずいかく「…………………………だから」

提督「ッ!」


ずいかく「だから、>>105して……私の弱さを、倒してください」

おでこにキス


ずいかく「また、私のおでこに…………キスして、ください」

ずいかく「そうすれば、私…………」

ずいかく「素直になれます」ニコッ


明石『ほらね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

提督「(うるせぇ)ずいかく……!」


ずいかく「………………」

提督「(目を瞑ってる…………)」

提督「(なるほどな…………なら)」


 1.おでこにキスする
 2.唇にキスする

 >>下2


提督「ずいかく…………」


チュッ


ずいかく「………………♪」

ずいかく「嬉しい」ポロポロ

提督「俺もだ……」


ずいかく「提督さん!!」ダキッ

ずいかく「私、提督さんの気持ちに答える!私も好き!大好きです!!」

提督「ずいかく!!」ギュウウ

ずいかく「来たばかりの私に優しくしてくれた……退屈しないようにって、色々してくれた……皆の仲間にしてくれた……」

ずいかく「私に向き合って、好きだって言ってくれた……!」

ずいかく「こんなの、好きにならない方がおかしいですよ!!」

提督「ありがとう…………ずいかく」

・・・・・・


 ここまで
 続きは10時~11時の間くらいに
 運が良ければ9時半くらいかもしれんが、期待しないでくれ


提督「だがずいかく。俺達の事はまだ皆には黙っていよう」

ずいかく「翔鶴姉ぇ、だね」

提督「ああ。俺達が付き合ってるって翔鶴が知ったら、俺もお前も無事じゃないからな」

提督「それと翔鶴のすることは一応受け入れておけ。いきなり性的な事をされたら『まだ怖いから心の準備ができるまで待って』とか言ってれば大丈夫だから」

ずいかく「わかった……ちょっと残念だけど、提督さんのいうことを聞く!!」

提督「ありがとうな!」ナデナデ

ずいかく「へへっ……」」

・・・・・・

提督「ずいかくをオトしたぜ!!!!!」

一同「イエーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!」


提督「明石のお蔭で、ずいかくの本音を引き出すことができたよ。ありがとう」

明石「いえいえー!」エヘヘ

提督「これで翔鶴を絶望させることができるよ。ありがとう」ニタァ

明石「いえいえ……」シクシク


・・・・・・

大淀「とりあえず、ずいかくさんには空いている部屋を与えました」

提督「今のところ妙高にも俺とずいかくが付き合っていることは隠せている。順調だ」クックック

朝潮「ついに翔鶴さんに駒を進めるときが来ましたねぇ」

夕張「ゾクゾクするような刺激だ!!」

明石「はぁ~やっぱりこうなるのね……」


提督「さて、考えるのは置いといて、まずは明日、翔鶴の反応を見てみようじゃないか」

朝潮「反応?」

提督「ずいかくは今1人部屋だ。どんなことをするのか…………」

提督「エロいことをしてこようとすれば、抵抗するから流石に致しはしないだろうが……まぁ、誰もいない状況で翔鶴はどんなアクションをとるのか見てみたくてな」

大淀「なるほど。では私達はここで静観してましょう」ピッ

夕張「モニターでずいかくさんの部屋を見るわけね!」


~次の日・ずいかくの部屋~

ずいかく「ん、ん~!よく寝た!!」

・・・・・・

提督「ずいかくの一日は早い」

大淀「06:00に起床し、顔を洗う」

提督「そして翔鶴が部屋にやって来る」

・・・・・・

ガチャッ

翔鶴「ずいかく、いる?」

ずいかく「あ、翔鶴姉ぇ!」

翔鶴「この部屋に住んでるって聞いたから、来ちゃった♪」

・・・・・・

朝潮「カップルかよ」

夕張「これは……」

・・・・・・

翔鶴「それにしても提督ったら酷いわ……私とずいかくを離れて暮らさせるなんて……」

翔鶴「あっちの瑞鶴が片付いたらすぐ一緒の部屋に住みましょうね!」

ずいかく「う、うん……」


翔鶴「パーティーは楽しかった?なんか私、お酒飲んで寝ちゃったみたいだからよく覚えてないの」

ずいかく「うん!楽しかった!皆優しかったし!!」

翔鶴「そう、よかったわ」ニコニコ

・・・・・・

提督「あの笑顔怖いわー……」

大淀「しかしあの笑顔を壊す為に我々は動いています。ここは物怖じせずに行きましょう」

・・・・・・

翔鶴「そうだわ!せっかくずいかくが一緒にいるのだから、2人で>>149
しましょうか!」

食事


翔鶴「食事でもしましょう!私、朝ご飯作って来たの!」

ずいかく「そうなの?うん、食べる!」

・・・・・・

提督「そのおはぎ……針入ってないですかねぇ……」

大淀「違いますよ。タバスコですよ」

明石「おはぎなんて無いけど……」

・・・・・・

翔鶴「さぁ食べて。仔牛の煮込みよ!」

ずいかく「(重っ!!!!)」


翔鶴「ペパロニのピッヅァもあるわよ。激うまだでぇ~!」

ずいかく「あ、あはは……あの、翔鶴姉ぇ……これはちょっと重すぎるというか……」

翔鶴「…………食べてくれないの?」

ずいかく「えっ?」


翔鶴「ずいかくなら食べてくれるわよね食べてくれない訳ないじゃないきっと食べてくれるそして美味しいよ翔鶴姉ぇって言ってくれる私が頑張って作った料理きっと食べて感想を言ってくれる言ってくれる言わないとだめ食べないとだめ食べてくれないならきっと私悲しんじゃうわ姉を悲しませる妹なんているわけないわずいかくは私の妹でしょ妹なら食べてくれるはずよ加賀なんかに毒されてない無垢なわたしのずいかくなら食べて美味しいって言ってくれるはずなのさぁ食べて」


ずいかく「」

ずいかく「(ま、まぁいっか……重い朝食もたまには)わ、わぁ!美味しそー!楽しみー!!」

翔鶴「ふふっ、そんなにお腹空いてたの?おかわりもあるわよ」ニコッ

ずいかく「アムッ」モグモグ


ずいかく「(うっ、寝起きの舌にこの味の濃さは…………でもまぁおいしいけど……)」

ずいかく「うん、とっても美味しいわ翔鶴姉ぇ!」

翔鶴「よかったぁ!頑張って作った甲斐があったわ」パァァ


ずいかく「うん!翔鶴姉ぇのご飯は美味しいな~!」

翔鶴「白米もあるわよー」ニコニコ


ずいかく「美味しすぎてあっという間に食べちゃった!ご馳走様ー!!」

翔鶴「まぁ、ずいかくったら。そんなに勢いよく食べ終わって、まだ食べたいの?」

ずいかく「えっ?」

ずいかく「ちょ、ちょっとそれは…………」


翔鶴「食べてくれるわよねぇ……
   ベリーデリシャス!って金剛さんも前言ってくれたから、味は大丈夫よ。
   なんにも問題は無いわ。
   いつまでも放っておくと料理が冷めちゃうから、早く食べちゃいましょう。
   とり分けてあげるからお椀貸して。
  
   これくらいの量を盛れば足りるかしら。はいずいかく!
   ローストビーフじゃなくてごめんね。仔牛の煮込みが死ぬほど食べたかったの。
   ステーキも良かったかしら……って、朝から重いわねぇ」


ずいかく「」

・・・・・・

提督「ずいかく!!!!気付け!!!!!!!気付いて食え!!!!生きろ!!!!!!」


・・・・・・

ずいかく「(なにやら、食べなければ殺されるような気がして……結局全部食べた)」

ずいかく「うぇっぷ……朝からキツかった……」

翔鶴「さぁ、次よ!」

ずいかく「えっ!?」


翔鶴「腹ごしらえが済んだら、勿論>>165よ!」

鍛錬


翔鶴「ずいかくを早くあの練度にしないと!まずは改を目指すわ……ついてきて!!」

ずいかく「えええぇぇぇ!?」

ガチャッ バタン

・・・・・・

提督「マジかよ…………」

大淀「これは、ずいかくさんが今の瑞鶴さんの練度に到達した時がタイムリミットですね」

提督「だ、大丈夫だ!!俺は瑞鶴をあそこまで育てるのにクソ苦労した!!時間はかかる!!」

・・・・・・



 ごはん 1時間後にまた


~演習場~

翔鶴「今日は初めてってことで、特別講師をお招きしたわ」

神通「こんちわ~」

ずいかく「え?あ、はぁ……」

翔鶴「じゃあ神通さん。早速!」


神通「ええ…………ずいかくさん。鎮守府に来たばかりのあなたに、こんな訓練方法は望ましくないと思うけれども……翔鶴さんがどうしてもって言うから、するわね」

ずいかく「わ、分かりました……」

神通「なんだ!!その射精し終わって萎えたチ○コみたいな返事は!!!!!!」

ずいかく「え?」

神通「口答えするな!!!!!!!!いい年してツインテールした奴がどういう奴か分かるか!?郵便ポストの前で平気でゴミを捨てていくような連中だ!!!!」

ずいかく「あ、あのー神通さん」

神通「黙れ!!!!!貴様はまだ艦娘ではない!勃起する前のポークビッツのようなチンコだ!!!!」

神通「いいか!ヘナチョコの貴様を一から叩き直してやる!!文句はいわさん!!!!!!!!」

ずいかく「えええぇぇぇぇ!?」


神通「まずは小手調べ。あの的を破壊しろ」

ずいかく「随分遠いわね……上手く狙えるかしら」

神通「一撃で破壊できなかった場合、ブルーベリー10kg食べながら鎮守府10周だ」

ずいかく「えええぇぇぇ!?が、頑張らないと……!!」ギギギ、バシュッ

艦載機「」ダララララ


的「」バキャッ!


ずいかく「やった!破壊しました神通さん!!」

神通「だれが1撃で破壊しろと言った!!!!!!!!」

ずいかく「ええっ!?だって、1撃で破壊しなきゃ……キツいお仕置きが……」


神通「あれが深海棲艦だったとしよう。もし1撃で倒してしまったら、楽にしてやると言う事だ」

神通「そんなことは断じて認めん!!ジワジワと削っていき、苦しみに耐えきれずに大声で泣き叫びながら右往左往し始めた時が、キラータイミングだ」

神通「殺してくれと叫ぶまでいたぶれ!!いいな!!!!」

ずいかく「は、はい!!」

神通「1つの的に10回攻撃を加えて、10回目で的を破壊しろ!」


ずいかく「1回目…………えいっ!」バシュッ


的→白 勺バキャッ


ずいかく「半分持ってった!」

神通「だめだそんなんじゃあぁ!!1回目は外し、2回目は掠める程度!!!」

神通「3回目からジワジワ削るように当てろ!!!!やりなおし!!!!!!!!」

ずいかく「えええぇぇぇ!!?」

神通「今日は10回目で的を破壊できるようになるまで解放せんからな!!夜になれば夜戦を想定した演習だ!!!!」

ずいかく「私夜戦に参加なんてできないわよぉ!!」

・・・・・・

提督「非常にマズい。このままでは瑞鶴が艦載機に話しかけるようになってしまう」

大淀「神通さんを殺す未来が見えます」

明石「止めないと~!!」

提督「だが今出ていくのは不自然だ!今日は耐えよう」


~夕方~

翔鶴「もう9時間もこの訓練をしてる……頑張ってずいかく!」


ずいかく「くっ…………はぁっ、はぁっ……」

神通「立て!!おら!!」

ずいかく「はいっ…………!」

ずいかく「1回目は外し、2回目は掠め……3回目から……!!」バシュッ

艦載機「」ダララララ


ずいかく「5、6、7、8!!」バシュッバシュッ

神通「…………」

ずいかく「よし、9!!」バシュッ

翔鶴「(9発目で的にヒビが!)」

ずいかく「10発目ぇぇ!!」バシュッ

艦載機「」ダラララ

的「」バキャッ!


ずいかく「や、やった……!やったぁぁ!!!」


神通「よくやりましたね」ニコッ

ずいかく「教官!!」

神通「その感覚を忘れないでください。さぁ、今日はおしまいです」

ずいかく「はい!ありがとうございました!!」

・・・・・・

~夜・ずいかくの部屋~

ずいかく「お風呂気持ちよかったー!」

翔鶴「よく頑張ったわねずいかく。偉いわ」ナデナデ

ずいかく「本当!?やった!これで提督さんの役に立てる!」

翔鶴「…………提督の?」


ずいかく「(あっ……!)だ、だって艦娘の使命は、提督さんと共に深海棲艦を倒す事でしょう!?言い方は間違ってないはず!」


翔鶴「……そうね、間違ってないわ」

翔鶴「ずいかくは偉いわね」ナデナデ

ずいかく「(危なかった……)」ホッ


翔鶴「今日は疲れたでしょうずいかく」

翔鶴「私が>>185してあげるわ」

添い寝


翔鶴「今日は私が一緒に寝てあげるわ。姉妹1つの布団で寝ましょう」ニコッ

ずいかく「ホント!?翔鶴姉ぇとは久しぶりに一緒に寝るから嬉しいわ!」

翔鶴「私、『とは』?」

ずいかく「(あっ…………!!!!)」

・・・・・・

提督「お前ーーーー!!!!ゲームの主人公じゃあるめぇし失言なんてすんじゃねぇよ!!!!」

大淀「どう切り抜けるんでしょう」

・・・・・・

翔鶴「ねぇずいかく。気のせいならいいのだけれど……もしかしてこっちに来てから、誰かと一緒に寝た?」

ずいかく「ひぃぃっ!?」


翔鶴「ど う な の ?」


ずいかく「(怖いよぉぉ……!!)そ、そうなの!実は昨日、電ちゃんと暁ちゃんがやって来て。せっかくだからお泊りしたいーってことで!!」アセアセ

翔鶴「ふぅん…………」

ずいかく「(お願い、信じて…………!!)」

翔鶴「そうだったの。早速お友達ができてよかったわね」ニコッ

・・・・・・

提督「ふぅぅぅぅぅ……あぶねぇ……」

朝潮「寿命が縮まりますよ……」


・・・・・・

翔鶴「じゃあおやすみなさい、ずいかく」

ずいかく「おやすみなさい、翔鶴姉ぇ」


ずいかく「(翔鶴姉ぇの腕の中も安心するなぁ………………)」

ずいかく「(でも、なんだろう……包まれてるのは変わりないけど…………提督さんと一緒に寝ていた日々が、フラッシュバックするような、そんな感じが……)」


翔鶴「あら、ピロートーク無しにおねむ?」

ずいかく「ぅん……ごめんね、翔鶴姉ぇ」ウトウト

翔鶴「いいのよ。ゆっくり眠ってね」ナデナデ

ずいかく「うみゅ…………」Zzz

・・・・・・

大淀「……今日一日で目立った行動はありませんね……」

提督「せいぜい朝飯の時にハイライトが無断欠勤したくらいか」

明石「さっきも病欠でしたよ」


~1時間後~

大淀「ずいかくさんは完全に眠ったようですね。翔鶴さんは分かりませんが」


夕張「にしても、あれだけずいかくさんに固執していた翔鶴さんらしくないわね……裏があったりして」

朝潮「うーむ……でも今日はもう寝ちゃいましたし、これ以上は……」

提督「そうだな。俺達も寝るか!」

明石「おやすみなさーい!」

提督「おう」


大淀「あ、皆さん待ってください!」

夕張「?」

提督「どうした、そんなに慌てて」

大淀「慌てますよ!!これ、見てください!!」ピッ


提督「なんだ、ずいかくの部屋じゃん」

明石「これがどうかしたの?」

大淀「翔鶴さんを見てください!!これ!!」

提督「げえええええええぇぇぇぇぇっ!!!!!!」

朝潮「こ、これは……!!」


 瑞鶴が眠っていた時に翔鶴が取っていた行動

 >>194

一緒に仲良く寝ていただけ


・・・・・・

翔鶴「ずいかく…………あなたが来てくれて、よかったわ……」Zzz

ずいかく「むにゃむにゃ……」Zzz

・・・・・・

大淀「一緒に仲良く寝ています!!」

提督・朝潮「なにいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃっぃ!!!!?!?」

明石「え、なんか問題あるの!?」

夕張「大有りよ!!!!」


大淀「加賀さんに靡いた程度で、妹である瑞鶴さんを殺そうとする翔鶴さんですよ!?」

明石「それはずいかくさんがさ!あれよあれ!ストッパーみたいになってるんじゃないの!?」

提督「ストッパー?」

明石「そう!翔鶴さんは瑞鶴さんが居ないからあんなふうになってるだけであって、自分のもとにずいかくさんが居れば、落ち着いて安定してるってことですよ!」

提督「なるほど…………良いことを聞いたぜ明石ィ……」ニタァ

明石「えっ?」


提督「つまり翔鶴は、ずいかくが居れば普通の翔鶴ってことだよな」

明石「ええ!」

提督「ってことは、裏を返せば……ずいかくが居なくなったら…………」ニタァ

朝潮「精神崩壊情緒不安定……」ニタァ

大淀「我々につけこむ隙ができる、ということ……」ニタァ

明石「えええぇぇ!?」


提督「よっしゃ!俄然やる気出てきたぜ!!」

大淀「何か行動を起こす時は、この設定を思い出しましょう」

提督「というわけで、翔鶴はずいかくが自分のモノだと思い込んでいるが……事実上、翔鶴からずいかくを奪うのには成功した!!」

一同「イエーーーーーーーーーイ!!!!!」


提督「そこでついに!俺達は翔鶴を直接狙う!!」

提督「俺が翔鶴に惚れられるようなウマイ案を思いつく猛者はいるか!?」


一同「うーーーーーーん…………」

提督「まぁ流石にいきなりは難しいよな……よし!」

提督「俺が今のを後3回言うから、その間に考えてくれ、いくぞ……」


提督「翔鶴を俺に惚れさせられる奴はいるか!?」

提督「翔鶴を俺に惚れさせられる奴はいるか!?」

提督「翔鶴を俺に惚れさせられる奴はいるか!?」


夕張「ここにいるぞー!!」

提督「ゲッチュン夕張!!」


夕張「私は追い詰められればられるほど光る……」

夕張「そして私が掴んだ光!翔鶴さんを提督に惚れさせる方法は……>>205だぁ!!!!」

ksk


夕張「ここはやはり、ずいかくさんで釣るんですよぉ」ニタァ

提督「ほぅ」ニタァ

朝潮「これはこれは」ニタァ

大淀「愉快」ニタァ


提督「夕張、詳しく聞かせてもらおうか」

夕張「ええ……提督はずいかくさんをモノにしました。そして、翔鶴さんもまた、ずいかくさんをモノにしたと思い込んでいる」

夕張「そこで、提督と翔鶴さん……どちらかを選ぶよう、ずいかくさんに投げかけるんです」

朝潮「うっはー!下衆い!!夕張さん下衆いっすよぉ!!」ウキウキ


夕張「そこでずいかくさんが提督を選べば……」

提督「ずいかくは自分のモノだと思い込んでいた翔鶴への精神的ダメージは大きいというわけか」

夕張「はい。そこに付け入れば……提督にも勝機があります」

大淀「『ずいかくと一緒にいやけりゃ俺のモノになれ』って感じですか」

夕張「そうそう!ずいかくさんを好きにしていい、とか言っちゃえば一発!!」


朝潮「……しかし、それは翔鶴さんを司令官に惚れさせたことになるんですか?」

朝潮「無理矢理言うことを聞かせるのは、いかがなものかと」


夕張「大丈夫!そこも考えてあるわ!!」

夕張「翔鶴さんが提督を心から好きになる秘策を、ね」ニッ


提督「頼もしいな夕張……お前の強みは腕だけではないということか」

夕張「こんな時こそ頭を使わないと!」

大淀「では、早速明日、ずいかくさんに話してみましょう」

提督「皆、いいな?これはあくまでまだ惚れさせフェイズだ。ドッキリフェイズじゃない」

提督「だからまずは、翔鶴を惚れさせることを第一に考えろ!!いいな!!」

一同「おおおおーーーーーーーーー!!!!!」


・・・・・・

~次の日~

夕張「いいですか?ずいかくさんで釣るのはあくまで、決め手です。そのためには仕込みをしましょう」

大淀「なるほど……理解しました。つまり、翔鶴さんを提督に依存させると」

夕張「さっすがぁ…………伊達に頭良いわけじゃないわね」

大淀「そりゃそうです」クイッ


夕張「真の愉悦とは、無理矢理言うことを聞かせて絶望させることじゃない!!」

朝潮「相手をこちらに真に惚れさせ!!」

大淀「突き放す!!!!」

提督「その通り!!!!!」


一同「ハッハッハッハッハ!!!!!!」

明石「帰りたい……」シクシク


大淀「提督、ずいかくさんは私達で翔鶴さんから離し、協力を仰ぎます」

提督「どうやって協力してもらうんだ?」

大淀「そこは『提督は翔鶴さんとも仲良くなりたいようだから協力してほしい』くらいで十分かと」

提督「なるほどなぁ」


大淀「では、私達は並行してバックアップもするので、提督は翔鶴さんへのアプローチをお願いします」

提督「おう!任されよ!!」

・・・・・・

提督「…………とは言ったものの、難しいなぁ……」


提督「おー翔鶴」

翔鶴「提督!ずいかくを見ませんでした!?」

提督「ずいかくならさっき、仲間との連携を学ぶって言って大淀達と勉強してるけど……」

翔鶴「あ、あらそうですか…………頑張り屋さんですね」フフッ


大淀『ずいかくさんにヤンデレ化するほど依存している彼女ですからね…………いくらずいかくさんを引き合いに出しても、限界があるでしょうね』

提督「(そうなんだよなぁ……ま、最初はジャブ程度に…………)」


提督「そうだ。せっかくだし、2人で>>215でもしないか?」

うえ


提督「新しいずいかくについて話をしようじゃないか!姉として提督として、思う所はお互いあると思うぞ」

翔鶴「なるほど…………わかりました。お相手しましょう」

提督「(ここはやはり、相手の好きなものの話題で警戒心を解く作戦が友好的だな)」

・・・・・・

~五航戦の部屋~

翔鶴「どうぞ座ってください。何もお出しできませんが……」

提督「いいよいいよ」

提督「(今日も今日とて瑞鶴は不在か……ったく、流石に姉を悲しませるお前にも責任があると思うぞー?)」


提督「(さて、ずいかくの何について話そうか)」


 >>下2


提督「ずいかくのうなじについてだ!!」

翔鶴「…………はい?」


翔鶴「あの提督……そこは今後の運用方針とか、いつ前の瑞鶴を解体するとかそういう……」

提督「そんな頭が凝ってデッカチになりそうな話題は今は置いとこうぜ!俺達はずいかくについて語り合えばいいさ!」


提督「で、お前はどう思ってる?」

翔鶴「そうですね…………やはり、健康的でかわいらしいかと。ツインテールにしている分、よく見えますし」

提督「うむ、そうだな!あの元気なうなじはそそるよな~!!」

翔鶴「…………まさか、提督…………ずいかくを狙っていたり……」ジロッ

提督「それは無いから安心しろ。ずいかくはお前の、だろ?」

翔鶴「分かっていらっしゃるようでなによりです」


提督「それに、俺が本当に好きなのは…………」

翔鶴「……」ピクッ

提督「あ、いや!なんでもない!!」

翔鶴「そうですか」


翔鶴「(どうやら、提督には意中の相手がいるようね……誰かしら?)」


 と、今日はここまで
 再開は日曜の夜遅くか、月曜の昼に

にしても安価とるのってホント難しいな……誤爆したことのある重婚SSの安価狙おうと思ったけどタイミングやらスピードやらで断念したよ……
みんなよく参加してくれるな、ありがたいよ それでは


再開は明日の昼に


・・・・・・

~執務室~

提督「まずは翔鶴に、『俺が好きなのは翔鶴』とさりげなく知ってもらおうと思う」

大淀「ふむ……」

夕張「どうしてですか?ずいかくさんの時みたいにストレートに行った方が楽なんじゃ……」

提督「相手はあの翔鶴だぞ?ストレートに好きだと言ったところで、すんなりOKがもらえるとは思えん」

明石「確かに……」

朝潮「レ○プして脅せば一発で屈服っすよ!!」ゲラゲラ

提督「できるかバカ野郎!!!殺されるわ!!!!!!」


提督「というわけで、誰か翔鶴が俺の気持ち(仮)に気付くようなシチュエーションあるかー?」

明石「う、むむむ…………!」

提督「こんなひでぇシチュは流石の明石も初めてか……」

明石「まったくです……由良さんの時が天国に思えますよ」グヌヌ


大淀「…………はい」スッ

提督「おお!!よど!!」

大淀「は?」

提督「何か妙案を思いついたのでしょうか大淀さん」

大淀「はい」


大淀「翔鶴さんに、『提督が翔鶴さんのことを好いている』というのをさりげなく気付かせる方法……」

大淀「それは、>>277こそふさわしいでしょう」

ことあるごとに持ち上げる


大淀「ことあるごとに持ち上げる、というのは」

提督「ほう…………聞こう」


大淀「例えば、翔鶴さんがMVPを取ったら大げさに喜んだり、翔鶴さんが何か進言してきたら思い切り褒めたり……様々です」

朝潮「そんなんで気持ちが伝わるんですか……?贔屓にしてるだけって感じがするんですが……」

大淀「その贔屓が重要なんです」


大淀「急な翔鶴さん上げの状況に、不審に思う艦娘は確実にいます。恐らく提督に直接聞いてくるでしょう」

大淀「そこで、その方に言うんです。提督は本当は翔鶴さんが好きであるということを……」

大淀「それはきっと鎮守府中に広まって噂になります。そこで翔鶴さんは、自分が提督に惚れられてるということを知るのです」クイッ


提督「おお…………マジか」

大淀「混乱を呼ばないために、ずいかくさんには事前に知らせておきます」

夕張「ずいかくさん、大丈夫なの?」

大淀「これも全てを丸く収めるため、と言っておけば納得するでしょう」


大淀「妙高さんにも、翔鶴さんにお仕置きするための過程だと話しておけばいいでしょう」

朝潮「じゃあその作戦でいくんですね!」

提督「よし!なら早速翔鶴を褒めるぞーーーー!!!!」


明石「でも、翔鶴さんがなにか手柄を立てないといけないんじゃ……」

大淀「ご安心を。彼女は今日既に>>281をしています」

大食い


大淀「彼女は今日開催された大食い大会で、見事優勝をしたらしいです」

提督「え”?」

大淀「桁違いの戦艦や一航戦連中は別の階級での勝負だったので……1コ下の階級での戦いだったようです」

提督「なるほど…………よし、早速褒めに行くぞ!!」

・・・・・・

~食堂~

青葉「というわけで今回の大食い大会の優勝は…………翔鶴さんでしたぁ!!」


飛龍「うぇぷ……もう食べられない…………」

蒼龍「こんなの絶対太っちゃうよぉぉ……」

利根「吾輩のカタパルトが不調でなければ……」

衣笠「大食いは衣笠さんにおまかせ…………そう思っていた時期がありました……」


翔鶴「まぁ、嬉しいわ」

ずいかく「翔鶴姉ぇすごーい!!」

翔鶴「ありがとうずいかく」ニコニコ

翔鶴「(私が凄いというところを見せつけて、ずいかくをメロメロにさせる作戦……第一段階成功ね!)」ウップ


青葉「優勝した翔鶴さんには、このエクストラバージン燃料EXを贈呈しまーす!」

翔鶴「ふふっ、ありがとうございます。はいずいかく」

ずいかく「えっ……?」

翔鶴「ずいかくは私を精一杯応援してくれたわ……だから、これはあなたの物よ」

ずいかく「えええぇっ!?いいの……?」

翔鶴「いいのよ」ニコッ

ずいかく「わぁぃ!ありがとう翔鶴姉ぇ!!」


バァン!


提督「よくやったぞ翔鶴!!」

翔鶴「え?」

ずいかく「提督さん?」


提督「大食い大会優勝、まっこと大義!」

翔鶴「は、はぁ……?」

提督「というわけでお前には賞品とは別に、俺個人からプレゼントだ!!」


翔鶴「これは…………ま、幻のボーキサイト!?」

飛龍「ええっ!?カレーの隠し味にするとめちゃくちゃ美味しくなるって言われてて、第六駆逐隊が何度遠征しても手に入れられなかった……幻の!?」

蒼龍「オークションに売れば確実に高値が約束されているというあの……!!」

青葉「いいんですか!?あげちゃって!!」

提督「ああ。これは翔鶴の頑張りを認める品だ。惜しくなんてないさ!!」

青葉「きゃーーー!太っ腹ーーーー!!!!」


提督「というわけで、貰ってくれるか?」

翔鶴「あ、ありがとうございます…………」

ずいかく「翔鶴姉ぇやったね!!」


 はっやーい!けど中断 再開は夕方に


~次の日~

提督「フッフッフ……翔鶴の奴め、驚いておったわ」

明石「誰だってあんなの貰ったら驚くでしょう……ましてや空母」

朝潮「で、次はどうやって持ち上げるんですか?」

ガチャッ

大淀「提督、翔鶴さんが手柄を立てました!!」

提督「来たか!!」ガタッ

夕張「はやっ!」


大淀「どうやら翔鶴さんは>>292したようです!」

おにぎり軽巡鬼を追い払った


大淀「近海の哨戒をしていたところ、軽巡棲鬼を追い払ったようです!!」

朝潮「おおー!!」

大淀「ずいかくさんに哨戒任務について教えていた所、遭遇したとか」

明石「へぇー!二隻で棲鬼を!!」


夕張「あ、あれ?えっと…………」

提督「…………」ダラダラ

大淀「ちなみに、翔鶴さんによると、その軽巡棲鬼は『オニギリ』と連呼していたとか」

一同「あっ」

・・・・・・


~港~

雷「すごいわ!二隻で軽巡棲鬼を追い払うなんて!!」

翔鶴「いえいえ、仕留められませんでしたから……」

暁「それでも大破させたそうじゃない!!まさしくレディーだわ!!」

翔鶴「ずいかくが被弾しちゃったから、ついカッとなっちゃって」

ずいかく「(私がちょっと被弾したら、翔鶴姉ぇが鬼の形相で艦載機をフルパックさせてたのは伏せておこう……)」


提督「おーい翔鶴!!」

翔鶴「提督?」

大淀「聞きましたよ。軽巡棲鬼を追い払ったと」

夕張「流石翔鶴さん!」

朝潮「でもアッチの方は満足させてくれないんだろ~?」


提督「お前は着任当初から頼りになってたからな……やっぱり翔鶴がいないとだめだぜ!」

夕張「よっ!大統領!!」

朝潮「今夜暇かい!?」

\ワイワイ/

ずいかく「(こ、これが昨日大淀さんが言っていた、『持ち上げまくる』ってやつなのね……)」


翔鶴「そんな、私などまだまだで……一航戦の方々のようになるには……」

提督「そんなことないぞ!お前はこの鎮守府になくてはならない存在だ!!」

提督「これからもよろしく頼むぜ!!」

翔鶴「あ、ありがとうございます」

・・・・・・


~海岸~

軽巡「ウウゥ…………」ボロッ

提督「お前……なにしてんの」

軽巡「ウル、サイ…………」

提督「まぁいいや。ほれ、ダメコン」

・・・・・・

軽巡「ウマ、ウマ…………」モグモグ

提督「ったくよー……おにぎりくらいいつでも作ってやるから、正面から堂々と来るんじゃないよ」

軽巡「オ前ノ艦娘、怖イ」モグモグ

提督「アレは相手が悪かったな。これからはちゃんとコッソリ貰いに来い」

軽巡「誰ガオ前ノ言ウコトナド……」

提督「じゃあもうおにぎりは食えないな」

軽巡「……」ピクッ

軽巡「………………ソレハ困ル」

提督「わかったか?」

軽巡「分カッタ」


~次の日~

提督「うーん……今日は翔鶴何もしてないなぁ」

大淀「ずいかくさんの訓練に勤しんでいますね」

夕張「このままじゃあずいかくさんの練度がどんどん上がっちゃいますよー?」

提督「わかっている!!」


朝潮「なら、いっそ翔鶴さんの行動じゃなくて、翔鶴さんを褒めればいいじゃないですか!」

提督「どういうこった?」

朝潮「例えば、綺麗な髪だねぇ。とか、アッチの締まりがいいらしいじゃねぇかヘッヘッヘ……とか」

提督「なるほど……例えはともかく、いい手だ」


提督「よし!!じゃあ翔鶴を褒めまくるぞ!!」

一同「おーーーーーー!!」


提督「とりあえずこの一週間で褒めまくろう」

大淀「なら、沢山褒めましょうか」

 翔鶴を褒める内容

 >>302
 >>303
 >>304

妹想い

笑顔が可愛い

奥ゆかしい


・・・・・・

~廊下~

翔鶴「いいずいかく?敵空母から奇襲を受けたら、雨雲を探しなさい。雨の中に入れば相手は追ってこれないから」

ずいかく「なるほど……はい!翔鶴姉ぇ!」


提督「よう翔鶴、今日もずいかくに色々教えてるのか」

翔鶴「あら、提督。こんにちは」

ずいかく「そうなの!翔鶴姉ぇは色んな事を知ってて、私もいっぱい吸収しなきゃ!」


提督「ほうほう。いやぁ翔鶴はホントに妹思いだなぁ」

翔鶴「そうですか?2人きりの姉妹ですから、やはり自然と世話を焼いちゃうんでしょうね」

提督「(瑞鶴の存在を無かったことにしようとするスタンスかよ)」

提督「なるほどなぁ……俺は一人っ子だったから、翔鶴みたいなお姉ちゃんがいたらきっと甘えてたな!」

翔鶴「フフッ、そうですか?あまりイメージできませんね」

提督「まぁ鎮守府的には、お前に甘えっぱなしだがな…………」


提督「とにかく翔鶴のその妹思いな所、俺はすっごく大好きだぜ!」

翔鶴「ありがとうございます」ニコッ

・・・・・・

翔鶴「珍しかったわ。提督があんなに褒めてくるなんて」

ずいかく「きっと翔鶴姉ぇの魅力に気付いたのよ!」

翔鶴「あらあら、そうなのかしら」フフッ


・・・・・・

~ドック前~

翔鶴「ンクッンクッ……ふぅ……お風呂上がりの牛乳は美味しいわ」


提督「あれ、翔鶴。1人か?」スタスタ

翔鶴「ええ。ずいかくはまだ入っていますので、待とうかと」

提督「なるほど。毎日訓練で大変だな……」

翔鶴「これも全ては、加賀さんとあの瑞鶴を葬るため…………そのためなら、何でもしますよ」

翔鶴「フッ……フフッ、フフフフフフフフ…………」ニタァ


提督「(ええぇ……これを褒めるの?完全に黒いんだけど)」

提督「しょ、翔鶴の笑顔は可愛いな」

翔鶴「フフフ……えっ?」キョトン

提督「なんというか、上品な笑いというか……とにかく可愛いよ!」

翔鶴「え?あ、あの……あ、ありがとうございます」オロオロ


翔鶴「急にどうしたんですか提督?私の笑いなんて褒めても……」

提督「ふと思っただけさ。それじゃ!」スタスタスタ


翔鶴「…………そ、そんな言われるほどなのかしら……」


・・・・・・

~港~

翔鶴「今日の訓練はとても良かったわ……段々と精度も上がっているし、改も夢じゃないわよ」

ずいかく「本当!?」

翔鶴「ええ」ニコッ

ずいかく「ありがとう翔鶴姉ぇ!」ダキッ


提督「うむうむ、姉妹愛は美しいなぁ」

翔鶴「提督?いらっしゃっていたのですか」

提督「ああ。ずいかくの練度も気になってな」

ずいかく「ていとくさん!すぐに改になってあげるから、期待しててね!」

提督「ああ。頑張れずいかく」


提督「しかし、ずいかくが翔鶴に抱き付いている図は……なんというか、様になるな」

ずいかく「なに、私が幼いって?」

提督「いや、どちらかというと、翔鶴が誰かに抱き付かれているって図がしっくりくる」

翔鶴「私が?」

提督「ああ。なんつーのかな、奥ゆかしさって言うのかな?翔鶴には童心に帰って抱きしめて欲しい欲求に駆られるよ」

翔鶴「そんな……私より鳳翔さんの方が」

提督「たしかに母性や奥ゆかしさと言ったら鳳翔さんだが…………でも、翔鶴も負けてないよ」ニコッ

翔鶴「…………素直に、受け取っておきますね……」


ずいかく「あー!翔鶴姉ぇ照れてる!」

翔鶴「照れてません!」

提督「ははっ、今度俺も翔鶴に抱き付いて甘えようかなぁ~」

翔鶴「駄目ですよ提督、ここはずいかく専用ですので!」

ずいかく「翔鶴姉ぇのケチ~提督さんも残念がってるよ?」

翔鶴「う、うぅぅ…………な、なら、また今度考えておきます……」


・・・・・・

提督「翔鶴~!ジャンクションさせてくれぇ~!!」

翔鶴「え?ジャンクションって何ですか?」

提督「それは、これさぁぁぁっ~~~~~~!!!!!」ガバッ

由良「フンッ!!」ゲシッ

提督「ぐええぇっ!?」

由良「死ね!!このクズ!!!!」

提督「ゆ、由良ちゃんひどいや…………」

・・・・・・

提督「いいか第六!レディーや頼られを求めるなら翔鶴を見て学べ!あれこそ頼られるレディーだ!!」

暁・雷「ふぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

響「なるほど……実にハラショーだ」

電「確かに頼れるのです!」

翔鶴「ちょ、本人の前でやらないでください!!」

・・・・・・

ずいかく「最近は翔鶴姉ぇばかり構ってるんですね!!」プイッ

提督「だ、だってぇ~!」

ずいかく「まぁ、確かに翔鶴姉ぇは可愛いけど……」

翔鶴「あ、あの…………嫌がらせですか?」カァァ

ずいかく「(むぅぅぅ……演技だってのは分かってるけど…………もどかしいいぃぃぃ!!!!)」


・・・・・・

提督「でさ、翔鶴が~」

提督「翔鶴ってホント~」

提督「フムッ!!翔鶴はいいね!!!!フムッッッッ!!」

・・・・・・

大淀「(さて、そろそろ提督Love勢の内の誰かが、提督に聞きに来ますね…………)」

大淀「(話を聞いていた反応からして、あの人でしょうね)」チラッ


>>314「………………」ムムム

金剛


・・・・・・

~翔鶴を褒め始めてから一週間後・執務室~

バンッ!

金剛「HEY提督ゥー!!」

提督「うおっ!驚いてインクこぼすところだったぞ!!」

金剛「そんなのはどうでもいいネー!そ・れ・よ・り!!」ダンッ


金剛「最近妙に翔鶴ばかり推してるけど、何かあったんデース?」

提督「えっ!?しょ、翔鶴をって……な、なにもないよ!?」アセアセ

金剛「ふーーーーーーーーーん……」ジロッ

提督「あ、あはは…………」


金剛「何も無いなら、私のBurning Loveを受けられそうネー!」

提督「え!?」

金剛「私に隠し事は、NOなんだからネー!!」

提督「隠し事なんてしてないよ!!」


提督「(クソッ、金剛の押しが強い!このままじゃあ、実は俺翔鶴の事が好きなんだ。なんて言えないぞ……!!)」

大淀『提督、辛いでしょうが言うのです!!』

夕張『そうですよ!どうせ嘘なんだから後で訂正すりゃいいんです!!』

提督「(分かってるけどよぉ……!)」

金剛「………………」ジーッ


 金剛は……

 1.翔鶴に弱みを握られているのではと心配だった
 2.提督が翔鶴に取られる!と心配だった

 >>318

2


金剛「ええい!もういいネ!」

提督「えっ?」

金剛「私は提督が翔鶴にとられないか心配だから来まシタ!だから、提督が完全に翔鶴に惚れちゃう前に、キセイジジツ作っちゃいマース!!」ガバッ

提督「ちょっ!待てお前!!」

金剛「日本でも、据え膳食わねばってことわざがあるって聞いたネ!伝統行事デース!」

提督「いやああああぁぁぁぁぁ!!」

・・・・・・

朝潮「いいぞー!!ヤれーーーー!!」

明石「あわわ、あわわわわわわわ」カァァ

大淀「これはピンチですね」●REC

夕張「ええ」●REC


・・・・・・

提督「ちょー!ちょっと待てー!!俺の!俺の!俺の話を聞けぇ~!!5分だけでもいい!!」

金剛「むぅ、じゃあ5分だけ聞いてあげるヨ」

提督「はぁっ、はぁっ……」ゼェゼェ


提督「いいか金剛、お前の気持ちは嬉しい。だけどな…………」

提督「俺は翔鶴の事が好きなんだ!!」

金剛「…………えっ?」


提督「だから、俺は翔鶴に好きって気付いてほしくて、最近色々とアイツを持ち上げてたんだ」

金剛「……本当、なのデスか?」

提督「ああ…………だから、お前の気持ちには答えられない…………」

金剛「………………」

提督「金剛?」


金剛「そう、デスか…………」

金剛「>>322

なら仕方ありませんね


金剛「…………なら、仕方、ありまセンね……」ジワッ

提督「金剛…………」

金剛「応援、してマス!」ダッ

提督「ちょっ、金剛ー!!」

・・・・・・

明石「ふぅ、危なかったぁ……」ホッ

朝潮「クソッ面白くもねぇ」ペッ

・・・・・・

~廊下~

金剛「うっ、うぅぅっ……!」グスッ

金剛「フラれ、ちゃったネ…………」ポロポロ

金剛「はぁ…………」

ドンッ

金剛「OH!Sorry……」

>>328「いえ……」

由良


由良「どうしたんですか金剛さん?そんなに泣いて……」

金剛「由良…………私……」グスッ

・・・・・・

由良「えええぇぇぇぇっ!?提督さんにフラれた!?」

金剛「Yes…………」

金剛「提督は、翔鶴が好きだからってことで…………だから……ダメだったって」

由良「提督さんが、翔鶴さんを……………………」


由良「………………ん?」


由良「(確かに翔鶴さんはこの鎮守府の古株空母…………もちろん私よりも先輩)」

由良「(でも、私が着任してから数年経つけど……提督さんと翔鶴さんに目立った関係は無かった……)」

由良「(それが急に提督さんからの猛アプローチ…………それに、ジャンクションも仕掛けようとしてた……)」


由良「(ま、まさか…………)」


由良「(提督さんめ、今度は翔鶴さんを相手に!!!!!!!!!?!?)」


金剛「由良……?」

由良「(だったら、金剛さんがフラれたのは……そのドッキリのため!!?)」

由良「(あのクズふざけやがってえええぇぇぇぇ!!!!)」クワッ

金剛「!?」


由良「(私の純情どころか、翔鶴さんの純情も弄ぶために、金剛さんの勇気を出した告白さえも……ゆ、許せない!!!!)」


由良「金剛さん!!」

金剛「What!?」

由良「金剛さんはそれでいいですか!?たった1回フラれただけで、提督さんのことを諦めきれますか!?」

金剛「そ、それは………そりゃあ諦めたくない、デスけど……」

由良「なら………………>>341


 1.「きっと金剛さんと提督さんを、くっつけてあげますよ」ニタァ

 2.「目を覚ましてください。あの男はクズの中のクズなんです!」


由良「目を覚ましてください金剛さん!提督さんは……あの男は、クズの中のクズなんです!!」

金剛「ちょ、どうしたネ由良!」

由良「金剛さんには、私が何をされたのか…………全部教えますよ」

・・・・・・

由良「――ということなんです」

金剛「…………そ、そんなことが……!!」プルプル

由良「だから金剛さんは、弄ばれたんですよ!翔鶴さんを弄ぶついでに!!」

金剛「ゆ、許せないデス…………」ゴゴゴゴ


金剛「こうなったら、提督を懲らしめてやりマース!!」

由良「ええ!!」


金剛「早速この事を明るみに……!」

由良「待ってください!提督さんには、悪事を味方する屑共がいます」

金剛「そんな連中まで!?」

由良「今我々がアクションを起こしても、すぐさま潰されるでしょう…………ここは耐えるんです」

由良「私は、奴らがもっとも油断する瞬間を知っています。その瞬間を待つんです!!」

金剛「その瞬間……?」

由良「ええ。それまでは、知らないフリをしてください!」

金剛「OK!わかったネー!」

・・・・・・

~次の日~

提督「噂の方はどうだ?」

大淀「それがさっぱり……」

朝潮「金剛さん、自分の中だけに押しとどめたんじゃないですか?」

提督「マジかよ!アイツの事だから周りに言いふらすと思ったんだがなぁ……」

明石「何言ってるんですか……金剛さんみたいなタイプは、きっと辛いことがあったら自分の中に留めちゃいますよ」


提督「仕方ない、こうなったら他の奴に教えておくか」

大淀「噂をばら撒きそうな人ですね」

提督「ああ。>>353にでも言ってみようかと思う」

衣笠


~執務室~

衣笠「お呼びー?」

提督「ああ。お前に相談があってな…………」

衣笠「え、なになに?相談は衣笠さんにお任せよ~!」

提督「実は…………」

・・・・・・

衣笠「ええっ!?翔鶴さんのことを?」

提督「ああ……好きなんだ。だから、どうしたらいいか教えてほしくてさ……」

衣笠「なるほどー……普通に告白したらどうです?翔鶴さんは私よりもここに来て長いんですし、素直に気持ちを伝えた方が効くかもしれませんよ?」

提督「おお!流石衣笠だ!!そうしてみようと思うよ!!」

衣笠「いえいえー!」

提督「この事はくれぐれも他言無用で頼むぞ……!」

衣笠「分かってますってー!」


・・・・・・

~廊下~

衣笠「ねぇねぇ知ってる!?提督って翔鶴さんが好きなのよ!」

白露「そなの!?」

~ドック~

衣笠「提督は翔鶴さんのことを愛してる!!」

山城「だからなに……」ジトッ

~青葉型の部屋~

衣笠「でね!提督ってば翔鶴さんが好きなんだって!!」

青葉「ヒューーー!!こいつぁスクープって奴よぉ!!」

・・・・・・

~次の日~

掲示板【青葉新聞】

『知られざる提督の恋!!お相手はなんと、五航戦の翔鶴さん!?』


大淀「滞りなく噂は広まっています」

提督「予想通りだ」


 一旦中断


・・・・・・

ずいかく「ねぇ翔鶴姉ぇ聞いた?提督さん、翔鶴姉ぇのことが好きなんだって!」

翔鶴「ええ……まぁ、皆あれだけ噂してるから……」

ずいかく「衣笠さんが直接聞いたって話だから……嘘じゃないハズよ!」

翔鶴「そう、なの……」

翔鶴「……………………」


ずいかく「どうしたの?」

翔鶴「ううん、ちょっと……本当に提督が私を好きなのかって、今でも不思議で」

翔鶴「(てっきり提督はずいかくを私から取っていくのだとばかり思っていたから……)」


ずいかく「嫌なの?」

翔鶴「嫌っていうか……ずっと上司と部下の関係で、戦友って感じの関係だったから……なんというか、複雑だわ」

翔鶴「だから、実感が無いと言うのが本音よ」


ずいかく「そういうものなんだぁ……翔鶴姉ぇはどう思ってるの?」

翔鶴「えっ?」

ずいかく「翔鶴姉ぇは、提督さんに好きだーって言われてどう思ってるのかなぁって」

翔鶴「そうね……まぁ、悪い気分はしないわ。上司としては信頼していたし、人間的にも嫌悪感はないから……」

ずいかく「じゃあ嬉しいってこと?」

翔鶴「まぁね……」

ずいかく「どれくらい?」

翔鶴「きょ、今日のずいかくは随分突っ込んでくるのね……」

ずいかく「だって、気になるから!」


 翔鶴は提督が自分の事を好きだと知って…………

 1.提督を恋愛的な目で見てしまうほど嬉しかった
 2.とても嬉しかったが、恋愛かどうかと言われるとよくわからない

 >>368


翔鶴「確かにとっても嬉しいけれど…………やっぱり、だからと言って私も提督を恋愛的な目で見られるかどうかというと、分からないわね」

ずいかく「えー、どうして?」

翔鶴「急に気持ちは切り替えられないし、それに……」


翔鶴「今はずいかくを育てる一心で動いてるから」

ずいかく「私を?」

翔鶴「早くあの瑞鶴を葬るために、ね」キッ

ずいかく「ひっ……!」

・・・・・・

大淀「残念でしたね」

提督「なぁに、なんとなくそんな気はしてたさ」


朝潮「仕事と恋愛の両立は厳しいよなぁ……私なら空いてますよ?」

提督「いや、結構」

朝潮「絶対後悔させませんよぉ?いい夢見させてやろうってんですよ」

提督「どうせロクでもない夢だろ」

朝潮「ケッ、童貞が」

提督「」グサッ


提督「別にいいよ……翔鶴の好感度は稼げたんだし」

明石「それで、どうするんですか?流石に向こうが好きになってこないんじゃ、手の施しようが……」

提督「いいか明石よ。『好きは作れる』!!」

明石「はぁ?」

提督「お前の好きな吊り橋効果も、意図して吊り橋な状況を作り出せば、勝手に相手は惚れる!」

明石「いや、だからってやっぱり心をもてあそぶのは……」

提督「いつも平気でやってることだろうが!!今更御託を並べるな!!」

明石「いつもしてるのは提督ですよ!!」


大淀「それで、翔鶴さんの提督への『好き』はどうやって作るんですか?」

提督「そこで夕張の作戦が活きてくるわけよ」

夕張「え、私?」

提督「ずいかくを使って俺にベッタリにさせるっていう作戦だよ。アレを今こそ決行する時だ」


夕張「ああー……あの下手したら提督は殺される作戦ですね」

提督「ああ……正直、夕張からの作戦立案を聞いた時は、近々俺の命日になるんじゃないかと思っていたが、今は違う」


提督「ここ最近の好感度の上がり様を見るに、翔鶴は俺とずいかくが付き合っていると知っても、問答無用で爆撃を仕掛けてくることは無いだろう」

明石「どうしてそう言い切れるんですか?」

提督「その為の好感度稼ぎだよ」ニタァ

大淀「翔鶴さんの判断を、一瞬でも鈍らせるための好感度稼ぎですものね」クイッ

明石「?」


提督「いいか?確かに今までなら問答無用で俺は死んでいただろう。しかし、もう大丈夫だ」

大淀「翔鶴さんの中で、もう提督はずいかくさんの次に大きな存在となっている…………」

提督「そんな俺とずいかくがさ、『3人で楽しく暮らそう』みたいな事を言って来たらどうなる?」

夕張「なるほど……!二つ返事でOKは無いにしろ、いきなり殺されることは無い!」

朝潮「流石です提督!!」


提督「そういうこと!あとは揺さぶりやら餌やらでオトす。俺お得意の交渉術さ」

明石「なるほど……理屈は分かりました。じゃあどうやって翔鶴さんをそういう風に持って行くんですか?」

提督「そういう風とは、『俺と一緒になれば、ずいかくもお前のモノだぞ』的な感じに誘うシチュエーションってことだろ?」

明石「そうです。まさかいきなり廊下ですれ違って言うような台詞でもないですし……」


提督「そうだなぁ……2人が一緒にいるところに乱入とか、ずいかくを事前に呼んでおいて、翔鶴を呼んで2人で一緒に言い出すっていうのもあるが…………」

朝潮「はいはーい!!」

提督「おっ、朝潮か。何か良い案があるんだな?」

朝潮「ええそりゃあもう!」

提督「うむ。聞かせろ。ずいかくを使い翔鶴をオトすシチュを!!」


朝潮「ここは、>>377でしょう!!」

二人を提督の部屋に呼び出して伝える


朝潮「ここは、司令官の私室に2人を呼びだして、そこで伝えましょう」

提督「なるほど、それだけか?」

朝潮「まさかぁ……」ニタァ


朝潮「これはあくまで骨組み。さ、肉を付けますよ」

夕張「そうくると思ってたわ!!」

大淀「それで、その肉とは?」


朝潮「2人を呼ぶタイミングですが…………」


 1.先にずいかくを呼んでおいて、後で翔鶴を呼び寄せて伝える
 2.先に翔鶴を呼んで、好きだと言う気持ちを伝えてからずいかくを部屋に入れる
 3.2人をいっぺんに呼ぶ

 >>下2


朝潮「2人はいっぺんに部屋に来させましょう」

提督「ほう、その心は?」

朝潮「翔鶴さんからずいかくさんを離すのは、なんかヤバそうで……それに翔鶴さんと2人きりになって伝えたところで、ホントに殺されるかもしれませんよ?」

提督「な、なるほど……ずいかくはその場にいた方がいいもんな……」


朝潮「そして次の肉は、翔鶴さんに見せつけるというものです」

明石「見せつけねぇ……提督とずいかくさんが熱いキスとか?」

朝潮「そうですね。まぁ大体そんなもんです……」


朝潮「提督には、ずいかくさんに>>下2してもらいます」


朝潮「2人はいっぺんに部屋に来させましょう」

提督「ほう、その心は?」

朝潮「翔鶴さんからずいかくさんを離すのは、なんかヤバそうで……それに翔鶴さんと2人きりになって伝えたところで、ホントに殺されるかもしれませんよ?」

提督「な、なるほど……ずいかくはその場にいた方がいいもんな……」


朝潮「そして次の肉は、翔鶴さんに見せつけるというものです」

明石「見せつけねぇ……提督とずいかくさんが熱いキスとか?」

朝潮「そうですね。まぁ大体そんなもんです……」


朝潮「司令官には、ずいかくさんに>>下2してもらいます」

連投ゴメン……このレスの下2にしてくれ

>>388

ちょっと安価乱しちゃったので、>>391をメインに今までのも少しだけ汲んでいきます


朝潮「まぁ、ずいかくさんにも役得感を味わってもらうために、オデコにキッスでいいでしょう」

大淀「翔鶴さんにはそれだけでも大ダメージでしょうね」

朝潮「あとはまぁ、ずいかくさんからも、自分の意志で司令官と付き合ってるんだ~みたいなこと言ってもらったり……」

提督「ふむふむ」

朝潮「あとは、フフ……セックス……セックスだ……3人でセックスし続けろ……セックス!」

提督「やめないか!!」

大淀「ハァッ!!」グイッ

朝潮「ぎゃあああああああああぁぁぁぁ!!!!ギブギブ!!冗談ですから十字固めはやめてええぇぇぇぇ!!!!!!!!」


提督「朝潮の提案通り、2人をまとめて俺の部屋に呼んで色々伝え、証拠にずいかくのオデコにキスってことか」

大淀「まとめるとそうなりますね」

朝潮「むぅ、セックスさせた方が絶対盛り上がるのに」

大淀「まだ足りませんか?」クイッ

朝潮「いえ!!全然!!十分かと!!!!」


夕張「うーーーん…………」

提督「ん?どうした夕張」

夕張「いや、あの作戦を提案した時からコッソリ作ってたお香があるんですど……」

提督「お香?」

夕張「嗅いだ人の思考を鈍らせ、まともな判断が出来なくなるようなお香……」

提督「エロゲのNTRモノかよ!!!!!!」

夕張「しかも事前にこの薬を飲んだ人に効果は発動しないという優れもの!」っ錠剤

提督「お前……いつかガサ入れ入ったら捕まるな」


提督「で、それを俺の部屋に設置したいと?」

夕張「まだ試したことないんで、実験だい…………実験台にと!」

提督「言いなおすならせめて違う言葉を使えよ!!」

夕張「どうせ提督とずいかくさんには薬を飲んでもらいますし、ヘーキヘーキ!」

提督「危険そうだなぁ…………まぁ、わかったよ。翔鶴がどうしても強情なら使うよ」


大淀「では肉も付け終わったところで、作戦に移りましょうか」

提督「ああ!決行は明日の昼!!俺の勇姿をとくと見よ!!!!」

一同「はっ!!!!」ビシッ

・・・・・・


~提督の私室前~

翔鶴「急に2人を呼びだすなんて、なんでしょうね」

ずいかく「そ、そうね!」

ずいかく「(うぅ……昨日大淀さんに教えられたから……ついにいよいよ、翔鶴姉ぇに伝えるのね……)」

ずいかく「(朝渡された、お香の抗体薬?みたいなのも飲んだし……大丈夫ね……!)」

コンコンコン

翔鶴「提督、失礼します」


ガチャッ


・・・・・・

提督「(よし、お香は設置されてるな。薬も飲んだし……)」

提督「おう、お前ら来たか。まぁそのソファにでも座ってくれ」

翔鶴「はい」

提督「ずいかくはこっちな」

ずいかく「はーい!」スタスタ

翔鶴「…………え?」

翔鶴「(何故ずいかくは、私の横でなく、反対側のソファの……提督の隣に……?)」


 提督
      |テーブル| 翔鶴
 ずいかく


提督「もう噂で知っているとは思うが…………翔鶴、俺はお前が好きだ」

翔鶴「はい…………存じています」

提督「その答えを聞こうと思ってな」

翔鶴「…………その前に、いいですか?」

提督「なんだ?」

翔鶴「何故ずいかくは、あなたに…………まるでそれこそ、恋人のような距離で座っているんですか?」ギロッ

ずいかく「(ヒエッ……)」チョロッ


提督「そうだな。先にそれを言っておこうか。ずいかく」

ずいかく「そ、そうね……(危ない危ない、漏らすところだったわ)」


提督「翔鶴…………俺とずいかくは……」

ずいかく「お、お付き合いしています!!」


翔鶴「………………えっ……?」


翔鶴「ず、ずいかく……?それって、どういう……」

ずいかく「私…………翔鶴姉ぇは大好き!!でもそれは、姉妹愛とかそういうので……私は、男の人として、提督さんが好きなの!!」

提督「俺もずいかくが好きだった。だからこの前告白したんだ」

ずいかく「この前……?」

提督「お前が酔いつぶれていた、パーティーの夜だ」

翔鶴「ッ――――!!」


 翔鶴の反応

 1.ずいかくに手を出したのか!!!!(ブチ切れ)
 2.意味がわかりません……
 3.私の事を好きだって言うのは嘘!?

 >>405

1


翔鶴「ずいかくに…………ッ!!」ダンッ

  テー  バキャッ  ブル

ずいかく「ひいいぃぃっ!」ジワッ

提督「…………(ひいいいぃぃぃ!!!!)」


翔鶴「ずいかくに手を出したんですか!!!!」

ずいかく「ぎっ、艤装を……!」

提督「誤解があるようだな。お前の言う『手を出した』というのは、どういうようなことだ?」

翔鶴「決まっています!!可愛い可愛い私のずいかくを、その欲望と穢れた手で傷物にしたのでしょう!?」ギリリ


提督「そんなことはしていない」

ずいかく「そうだよ翔鶴姉ぇ!」

翔鶴「ずいかくは黙っていて!!」

ずいかく「ヒエッ……」カタカタ


翔鶴「そもそも、あなたとずいかくが付き合っているというのが信じられません!!」

提督「それは事実だ」

翔鶴「どうだか!今もただ言われるがままに隣に座って、『こう言ってくれないか』と吹き込んだのではないですか!?」

提督「だから、違うって言ってるだろ!!」


提督「というか、俺は別にずいかくに何もしていない!」

翔鶴「信用できません!!」


翔鶴「こうなったら、あなたを殺して……ずいかくをずっと私のモノに……!!」ギリリ

ずいかく「ッ、お願い待って翔鶴姉ぇ!!」ダキッ

翔鶴「ずいかく!放しなさい!私は、あなたを汚そうとした男に……!!」

ずいかく「私は大丈夫だから、提督さんの話を聞いてあげて!!」

翔鶴「…………ッ!」

ずいかく「お願いっ!!」ウルウル

翔鶴「…………わかりました……」

提督「(ずいかくファインプレーだ!!これでアイツが居なかったら俺死んでたな)」

しかしなんて難易度の高いターゲットだ・・・


翔鶴「それで……!聞きますよ……!!」ギロッ


提督「お、おう…………」

大淀『ここでオデコにキスをしましょう!!』

提督「…………」アイコンタクト

ずいかく「っ」コクッ


提督「俺はずいかくに手を出していない…………」

翔鶴「その証拠は――」

提督「――その証拠は、これだ!!」ガシッ

ずいかく「んっ!」

提督「……」チュッ

翔鶴「ッッ!!!!!!!!!」


翔鶴「(て、提督が……ずいかくのオデコに……!!き、ききキス……!!!!!)」


ずいかく「(提督さん……えへへ……)」

提督「(さて、翔鶴は…………)」チラッ


翔鶴「ぁ……ぁぁ……!!」

提督「(目を見開いて硬直してる……まぁ、証拠はこれで見せられたろ)」パッ

ずいかく「あっ……」

提督「どうだ翔鶴、これが証拠だ」

翔鶴「そんな……ずいかく……!!」

ずいかく「翔鶴姉ぇ…………」

>>413
山城「姉妹Love勢は面倒ですね……」


提督「俺はこれ以上の事をしていない!!本当だ!!」

ずいかく「え?あの、ジャンクションっていうのは……」

提督「本当に何もしていない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

翔鶴「そう、ですか…………」


翔鶴「それで、私に見せつけるために?ただそれを私の前でするために呼んだんですか!?」

提督「違う。言っただろう、俺は翔鶴が好きだと」

翔鶴「その行動から、どう私の事が好きだということに繋がるんですか!!」

提督「俺はお前も好きなんだ!!!!」


提督「俺はずいかくと、お前が好きなんだ」

翔鶴「はぁ?意味がわかりません…………ずいかくだけでなく、私も好きだと?二股だと?」

提督「そうだ!!」

翔鶴「…………呆れて言葉も出ませんよ……」


翔鶴「言い分はそれだけですか?これからあなたを殺します」

ずいかく「翔鶴姉ぇ!!」

翔鶴「理由はどうあれ、私からずいかくを奪うことは許さない!!」

翔鶴「もう、二度と……!!」ギリッ

・・・・・・

明石「どうするんですか!!思ったより翔鶴さんがずいかくさんLoveで、提督がピンチですよ!!」

朝潮「だからセックスさせておけと言ったんだ!!」

夕張「どうします大淀さん!」

大淀「………………」

・・・・・・


大淀『提督!!』

提督「ッ……!(大淀?)」

大淀『ここはずいかくさんを使うんです!!』


提督「(ずいかくに翔鶴を止めさせるってことか……!)」

大淀『ずいかくさんに>>425させましょう!!』

ksk

ビンタ

囮…て何の?

最安価のが良くね?

>>433
賛成、囮以外ならみんな意図わかるんだが…まぁ>>1の安価さばきなら大丈夫かもしれないけど


大淀『作戦失敗!!ずいかくさんを囮にして逃げましょう!!』

提督「できるかぁ!!!!」

ずいかく「提督さんなに大声出してんの!?」


大淀『じゃあせめて瑞鶴さんを前に出して!!』

提督「え?お、おう……」スッ

ずいかく「えっ!?ちょ、提督さん!?」

翔鶴「なっ、ずいかくを盾に……!!卑怯な!!」

大淀『そのまま後ろから抱きしめて!!』

提督「おう!」ダキッ

ずいかく「ッッッッ!!?!?!???!?!?」

ずいかく「(こ、恋人抱きぃぃぃぃ!?)」


翔鶴「そんなに死にたいんですかぁ!!!!」


大淀『夕張さん、お香ON!!』

夕張『了解!』ポチッ

・・・・・・

モワワワワ~

提督「ッ!(お香の煙が……!)」


翔鶴「ずいかくを離してください!!そしてあなたを……!!」スウッ

ずいかく「(吸い込んだ!)」

提督「(なるほど……翔鶴にお香を吸わせる時間稼ぎだったわけか……)」


大淀『強情だったときの備えでしたが……もうこの手しかなかったですね』クイッ


夕張『効果は比較的すぐに訪れる!!』


翔鶴「野郎ぶっ殺してやぁっ………………る…………!!」クラクラ

翔鶴「あ、れ……?」クラッ

翔鶴「(なん、なの…………体が、クラクラして……)」


提督「(よくやった大淀ォ、夕張ィ……)」ニタァ


提督「ずいかく」

ずいかく「なに?」

提督「今しかない。翔鶴に>>441してやれ」

エルボー

LVO?ラブのことかな?(錯乱


提督「肘で小突いてやれ」

ずいかく「えっ?」

提督「おでこにさ、コツンッて」

ずいかく「何で肘に?」

提督「気分さ」

ずいかく「わ、わかった……」


翔鶴「ずい、かく……!とり、戻す……!」クラクラ

ずいかく「翔鶴姉ぇ」

翔鶴「ずいか、く……?」

ずいかく「えいっ」コツン

翔鶴「へっ……?」ポスッ

提督「(上手くソファに座らせたな)」


翔鶴「ずいかく、何を……」ボー

ずいかく「翔鶴姉ぇ…………」


ずいかく「私は、提督さんと付き合ってる……」

ずいかく「でも私は、翔鶴姉ぇにも……この幸せを味わってほしい」

翔鶴「その幸せは、そこにいる提督、が……!」


ずいかく「前に翔鶴姉ぇに、提督さんに好きだと思われて嬉しいかどうか聞いたよね」

ずいかく「でも翔鶴姉ぇはこう言った……『嬉しいけど、恋愛かどうかは分からない』」

翔鶴「そう、よ……提督は…………」

ずいかく「その後こう言った……『今はずいかくを育てなきゃ』って……」


ずいかく「翔鶴姉ぇは、私を言い訳にしたんじゃないの?」

翔鶴「ち、がうわ!!私は、提督よりもずいかくが大切なの!!なによりも誰よりも、あなたが!!」

ずいかく「じゃあ、私の次に大切なのは!?」

翔鶴「そ、れは……」


提督「(ずいかくがポンポンこっちの思惑通りに誘導してくれてる……これで下衆部隊の一員じゃないんだぜ)」ゴクリ


ずいかく「なら、さ…………」

ずいかく「一緒に、提督さんのモノになろう?」

翔鶴「えっ…………?」


ずいかく「私、提督さんも翔鶴姉ぇも大好き……でも、私は優柔不断だから、2人を天秤にかけられない……」

ずいかく「だから、私は、両方を選んじゃうの」ダキッ

翔鶴「あっ…………」


翔鶴「(ずいかくに、ギュッってされてる…………私……)」

翔鶴「(あぁ…………ずっと、こうしたかった……)」


大淀『お香が効いてきてますね。ずいかくさんに抱き締められたという感覚に、他の事を考えられなくなっています』


翔鶴「(瑞鶴がいなくなって、もうずっと味わえないと思っていたこの気持ち……)」

瑞鶴「(もうなんでもいい…………ずいかくとこうしていられれば、なんでも……)」


翔鶴「ずいかく、ずいかくぅぅぅ……!!」ギュウウ

ずいかく「うん……2人で幸せになろう?」

翔鶴「あなたと、ずっと一緒にいられるなら、なんでも構わない……!」

提督「なら、俺の告白に答えてくれるか?」ニコッ

翔鶴「えっ?」

提督「まだ答え、聞いてないからな」

翔鶴「は、い…………」


翔鶴「私を、あなたの傍に置いてください……ずいかくと一緒に、幸せにしてください」ニコッ

提督「喜んで!」ニッ


・・・・・・

明石「えんだあああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

夕張「いやああああああああああああああああ!!!!!!!!」

朝潮「おーるうぇいずせっくすゆううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!」

大淀「やりましたね、提督」

・・・・・・

提督「(やった……ついに、俺は翔鶴をオトしたんだ!!)」ジーン


ずいかく「わぁい!これでずっと一緒だね、翔鶴姉ぇ!!」

翔鶴「ずっと一緒……ええ……ずいかくと、ずっと一緒……」

ずいかく「これも提督さんのお蔭よ!」

翔鶴「提督……ありがとうございます…………」


ずいかく「あ、あの……提督さん」

提督「ん、なんだ?」

ずいかく「せっかく翔鶴姉ぇも一緒になれたんだし…………あの」


ずいかく「今度はオデコじゃなくて、こっちにしてほしいなぁって、キス」

提督「唇に?」

ずいかく「い、言わないでよぉ……恥ずかしいんだから」

提督「あっはっは、ごめんごめん……じゃあこれ」


チュッ


ずいかく「ぁ…………」ポー

提督「これでいいんだろ?」

ずいかく「えへへ」テレテレ


ずいかく「じゃあ今度は翔鶴姉ぇにしてあげて!」

翔鶴「え、わた……し……?」

提督「いいのか?」

ずいかく「大丈夫!翔鶴姉ぇも、提督さんの彼女なんだからっ」

提督「いや、それより翔鶴の気持ちがな……」


翔鶴「私は、大丈夫です……してください」ンー

提督「いいのか?」

翔鶴「ずいかくと一緒に幸せになる……これも、ずいかくと一緒」

提督「…………わかったよ」


チュッ


翔鶴「ありがとうございます……」ニコッ

ずいかく「あ、私と翔鶴姉ぇの間接キスだ」アハハ

翔鶴「ずいかくと、間接、キス……!」


翔鶴「ずいかく!!」ガバッ

ずいかく「ンムッ!?」

翔鶴「間接じゃ足らない……!直接……!!」チュウウ

ずいかく「んっ、ぷぁっ……しょうか、くねぇ……」


翔鶴「(ずいかくとキス…………これも、幸せぇ……)」ボー

翔鶴「(提督のモノになれて、よかったぁ……)」ボー


翔鶴「ずい、かく……」ウトウト

提督「さて、そろそろ翔鶴が薬の副作用で眠っちまうな」

提督「翔鶴を部屋まで送ってくれないか?ずいかく」

ずいかく「わかったわ!」

提督「俺は少し野暮用があるから、今日の所はこれで」

ずいかく「うん!明日からもよろしくね!!」

・・・・・・

~執務室~

提督「いえーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!カンパーーーーーーーーーイ!!!!!!!!!!」

一同「かんぱーーーーーーーーーーい!!!!!!」


ゴクッゴクッゴクッゴクッ


一同「ぷっはああああぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!!!!!!」


提督「やーっと翔鶴をオトしたぞー!!」

夕張「苦節半スレ!!」

大淀「ぼーくのーがまーんがー いつーかみーをむーすびー」

朝潮「で、いつヤるんですか?」

提督「ああ、絶望フェイズか。それは後で――」

朝潮「違いますよセックスですよ!!交尾!交尾!!オスとメスの営み3P!!!!」

大淀「よっ」グイッ

朝潮「ぎゃあああああ!!!!!やめて!パワーボムはこの硬い床だとシャレにならないです!!!!!!!」

大淀「ふっ」ドスンッ

朝潮「ぐえぇぇ…………」ガクッ


朝潮「」ピクピク


提督「で、早速絶望フェイズに突入するわけだが」ニタァ

大淀「ええ……実に楽しみでした」ニタァ

夕張「これが無いと、チーズの乗ってないピザみたいなもの……」ニタァ

朝潮「我々の至上目的」ニタァ

明石「(回復早ッ!)」

朝潮「(慣れましたからね)」

明石「(こ、コイツ……脳内に直接……!)」


提督「つーわけでコール&レスポンス行くぞお前らああぁぁぁぁ!!!!」

一同「おおおおーーーーーーーー!!!!」


提督「俺達はーーーーー!?」

一同「下衆ーーーー!!」


提督「俺達はーーーーーーーー!?」

一同「クソの集まりーーーーーーーー!!」


提督「俺達はーーーーーーーーー!?」

一同「至上の探求者ーーーーーーーー!!!!」


提督「俺達が求めるのはーーーーーーーー!?」

一同「翔鶴さんの絶望ーーーーーーーーー!!!!!」


提督「よろしい!!なによりだ!!!!!!」


提督「じゃあ聞くぜ!!翔鶴を絶望させる方法を!!!!」

一同「おおおおおおおおおおおーーーーーーーーーー!!!!」

提督「誰かいるかー!?」


大淀「私にお任せを」クイッ

提督「おお…………大淀よ。お前が手を挙げると、何とも言えない安心感にみまわれるよ」

大淀「そりゃ、私ですからね」フフッ

提督「では聞かせろ!!俺達が、翔鶴の悲しみと絶望に歪む顔を見るにはーーーー!?」

大淀「>>468です」

しょうかくを作って今の翔鶴は解体

意趣返しに初代瑞鶴に翔鶴を解体してもらう

>>467だったら、きっとゲームのほうでしょうかくチャレンジする>>1に敬礼


大淀「ここは、前の瑞鶴さんに翔鶴さんを解体させましょう」

提督「うっわえっぐ!」

朝潮「こっちが汗ばむほどの下衆!!」


大淀「適当に、翔鶴さんが瑞鶴さんを殺そうとしていたとか言っといて、瑞鶴さんが翔鶴さんを解体させるようにするんです」

夕張「おおおおーーーーーー!!てことは……!!」

大淀「ええ。由良さんの時に使った解体体験マシーンが役に立つ時です」

夕張「やっほーーーーーーーーー!!!!」


大淀「大体の流れですと、自分を殺そうとした翔鶴さんの意図に気付き怒る瑞鶴さん」

大淀「そこで翔鶴さんを解体体験マシーンの中に入れて、瑞鶴さんにスイッチを押してもらう」

大淀「自分の命が失われるのを感じながら、翔鶴さんは絶望の淵に沈む…………」

大淀「こんな感じですね」


提督「流石だ……流石だよ大淀」パチパチ

朝潮「下手に『セックスして捨てる』とか言おうとしてた自分が恥ずかしいです」パチパチ

夕張「アンタ本物だよ……」パチパチ

明石「(大丈夫かなぁ……)」


大淀「では、しばらくは翔鶴さんとずいかくさんと一緒に甘いひと時を送ってください」

大淀「積み上げるほど高くなり、崩したくなくなるブロックのように…………」ニタァ

提督「ああ、分かってるさ」ニタァ

朝潮「そのブロックを崩れさせるのが……」ニタァ

夕張「快☆感!!」ニタァ

明石「お願いですから、取り返しのつかないようにはしないでくださいよー!!」

・・・・・・


 提督が翔鶴とずいかくと過ごすイベント

 >>480

 >>482

三人で買い物

>>479


 ではここまで 再開は明日の昼に


・・・・・・

提督「おう2人とも」

翔鶴「あら提督。おはようございます」ニコッ

ずいかく「おはよう提督さん!」


提督「今日は3人で出かけないか?」

ずいかく「わぁっ!いいの!?」

提督「おう!」

翔鶴「パシフィック埠頭に行くんですか?」

提督「いや、買い物だ」

翔鶴「買い物?」


 買い物中に起こるハプニング>>496

万引き犯を見つける


・・・・・・

~街~

提督「さ、何を買いに行きたい?」

ずいかく「私は翔鶴姉ぇとお揃いの物が欲しいなぁ」

翔鶴「私もずいかくと一緒の物が……」


提督「おいおい……」

翔鶴「なんて、冗談です。一緒の物が欲しいのは本当ですが、私は>>499を買いたかったんです」

指輪


翔鶴「指輪、なんて買いたいですね……」ポッ

提督「えっ」

ずいかく「翔鶴姉ぇ……!?」

翔鶴「え?あ、違いますよ!?ケッコン指輪は提督が大本営から貰う物ですから、私が欲しいのはただの指輪で……」

ずいかく「ケッコン指輪貰う予定だったんだ……」

翔鶴「あっ、こ、これはちがうのぉ!!誤解されないようにというか、ね?」アセアセ

提督「まぁなんでもいいさ!指輪だな!」

翔鶴「え、ええ……」

提督「じゃあ早速アクセサリーショップへGOだ!!」

・・・・・・


~アクセサリーショップ『jewelry Heven』~

店員「ここはアクセサリー屋……ふふ、見ていけ」

提督「うおっ、棚が全部キラキラしてやがる……!」

ずいかく「ほわぁぁ……」ポケー

翔鶴「これは……高級感漂ってますね……」

店員「宝石の輝きが最高だなオイ!」


提督「まぁ、圧倒されてちゃ物は買えねぇ…………さーて、指輪指輪ー」

翔鶴「私も色々見たいですね」

ずいかく「こんなキラキラしたお店初めて見た!」


店員「兄ちゃん兄ちゃん」チョイチョイ

提督「ん?」スタスタ

店員「兄ちゃん、指輪をお探しかい?」ヒソヒソ

提督「ああ。そこの2人にお揃いの指輪をプレゼントしてあげたいんだ」

店員「女の子2人を侍らせて指輪のプレゼントなんてやるなぇ~!」


店員「なら、ちょっと値は張るが、いいのがあるぜ」

提督「最初からそれが目的だろ」

店員「いいじゃねぇか、俺と兄ちゃんの仲だろう?」

提督「何言ってんだ知り合ってまだ5分と経ってないぞ」

店員「で、その指輪がこれだ」スタスタ

提督「人の話を聞かない店員だな……」


店員「そのショーケースに入ってるのが、さっき言ってたのだよ」

提督「あれは…………ペアリングってやつか?」

店員「んよくご存じで~。正確には、あの2つを重ねると1つの指輪としての装飾が見えるってやつだ。そういうのはお好き?」

提督「ああ、ゾッコンだ」


翔鶴「うーん……あまりハデ過ぎるのは私達には合わないし……どれがいいのかしら」

ずいかく「私、そもそもよくわからない……」


店員「ほれ、あちらさんもああ言ってることだし……ここはあまりハデすぎないこのペアリングがいいと思うぞ~」

提督「じゃあそれを買いたいが…………いくらだよ。値札が付いてないぞ」

店員「ざっと『直下コンマ二桁』万円だ」


店員「14万円ってところだな」

提督「てことは1つ7万円の指輪か……高級志向なこの店にしては安い方なのか?……よし、買った」

店員「毎度ありっ!じゃあ早速レジに持ってくぜ」スタスタ


カランコロン


店員「いらっしゃい!」

万引き犯「ウフフ~……盗まれたい宝石はどれかしら~」スタスタ

店員「何を探してるんだ?」

万引き犯「そうね~……ちょっと姉と一緒の、ペアリングなんて欲しいわ~」

店員「ああーペアリングかぁ……そうだなぁ、たった今売れちまったのがあるが……他にもあるから見ていってくれよ!」

万引き犯「たった今売れた~?」チラッ

店員の手元「」キラキラ

万引き犯「ふ~ん……」


万引き犯「じゃあ黒を基調にしたペアリングなんてありますか~?」

店員「ああ。あの辺りにあるぜ。レジが終わったら詳しく教えてやるよ」

万引き犯「ありがとうございます~」ニコニコ


提督「おら、カードで」スッ

店員「ブラックカード……チッ、ブルジョワが」

提督「こんな店に来る連中なんて皆持ってるだろ!!」

店員「あーそうだな、皆持ってるなー」ケッ

提督「おいおい……」

店員「1つの箱に2つ入れとくぜ。その方が渡す時ロマンティックだろうしな」

提督「ありがとう」


店員「まいどありー!」


提督「おーい2人とも、買ったぞー!」

翔鶴・ずいかく「えっ!?」


翔鶴「そんな、提督が買ってくださったのですか!?」

ずいかく「私達せっかくお財布と相談しながら選んでたのにー!!」

提督「ははは……選ぶ楽しみを奪っちまったのは悪いが、元々2人にプレゼントするつもりでここに寄ったんだ」

翔鶴「提督……」キュン

ずいかく「提督さん……」チョロッ


店員「仲が良いことはよきかなよきかな」ウンウン

万引き犯「すいませ~ん」

店員「はーい今行くぜー!」


万引き犯「言ってたペアリングってこれですか~?」

店員「ああこれこれ。値段はちと張って、10万円するが……」

万引き犯「10万円…………なるほど~」


万引き犯「じゃあ盗んじゃったほうがお得ね♪」


ガシャーン!!


店員「おわっ!?何しやがる!!」

万引き犯「この機体と核弾頭は頂いていく……!」ヒョイッ

店員「指輪とケースだろ!!」

万引き犯「フンッ!」シュッ

店員「ぐえっ!ど、どっから……そんな、薙刀……!」

万引き犯「ウフフ~」


店員「ドロボーーーー!!ドロボーーーーーーーーーーー!!!!!」

提督「なにどこだ!?」


万引き犯「ついでにそれも貰っちゃいますねー♪」ヒョイッ

提督「あっテメェ!!」

ずいかく「私達の指輪!!!!」

翔鶴「待ちなさい!!」

・・・・・・

万引き犯「ウフフフ~」タッタッタ

提督「クソッ、なんて逃げ足!」タッタッタ

ずいかく「待てーーーーーー!!」ダダダダ

翔鶴「逃がしません!!」ダダダダ

万引き犯「あらあら、死にたい人はどこかしら~?」


提督「クソッ、ちょっとした騒ぎだ!」

翔鶴「提督からのプレゼント……!」

ずいかく「絶対奪い返してみせるんだからー!!」


提督「(だがこのままじゃ振り切られる……!なにか策は……)」

大淀『提督』

提督「大淀!?」

大淀『あの万引き犯を捕まえたいのなら>>518をしましょう』

二手に別れる


大淀『その区画は少し誘導すれば袋小路に追い込めます。二手に分かれて挟み撃ちを』

提督「流石すぎるぜ大淀!!」

大淀『いえいえ』クイッ


提督「翔鶴!あっちの裏路地から回れ!!」

翔鶴「えっ?」

提督「挟み撃ちにする!!」

翔鶴「分かりました!!」


提督「ずいかくはアイツをあの区画に誘導して追い込め!翔鶴が向こうから回ってきてくれる!!」

ずいかく「了解!!」


万引き犯「あらあら、人数が減ったけれど……あきらめムードかしら?」


ずいかく「くぉんのぉぉぉ!!待てえぇぇぇ!!!」ダダダダ

万引き犯「……あっちに逃げた方がよさそうねぇ」タッタッタ

提督「(よし、かかった!!)」

・・・・・・

~路地裏~

万引き犯「ここまでくれば……」

翔鶴「残念でしたね」ザッ

万引き犯「あらら、誘い込まれてました~?」


提督「そういうことだ」ザッ

ずいかく「もう逃がさない!」ザッ

万引き犯「追いつかれちゃった……ここまでかしらぁ」

ずいかく「さぁ、私達の指輪を返しなさい!!」

万引き犯「わかったわ……はい」ポイッ

翔鶴「あっ、指輪が!!」

ずいかく「あんなに高く投げるなんてぇぇ!!」


万引き犯「それじゃぁまた」ダッ

提督「おっと!」ザッ

万引き犯「ッ……」


提督「天高く投げられた指輪に注意を逸らせる作戦は見事だったが、俺にその手は効かん」

万引き犯「なら、力ずくで通りますよ!!」スッ

提督「(薙刀……!なら俺は……!!)」


 提督の行動>>524

かめはめ波


提督「行くぞ!!か~~~~め~~~~!!」

万引き犯「なっ、その技は……!!」

提督「は~~~~~~め~~~~~~~!!!!」


朝潮『亀さんをハメハメと聞いて』

大淀『ふんっ!』

朝潮『あだだだだだ!!』


万引き犯「やめた方がいいわよぉ~その技は、下手したら訴えられ……」

提督「波ぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

万引き犯「ヒッ!」ビクッ


シーーーーーーーーーーーン


提督「まぁ出るわけないんだけど」

万引き犯「え?」


ずいかく「すき焼き!!」ガバッ

万引き犯「きゃあああ!!」ドサッ

ずいかく「万引き犯兼ひったくり犯め!あなたはこのずいかくが討ち取ったわー!!」


翔鶴「あの、ずいかく……今の『すき焼き』じゃなくて、『すきあり』だと思うんだけど……」

ずいかく「え?あ、あははー!そうだっけ!?」アセアセ

提督「ったく締まらんな~」アハハ

・・・・・・

万引き犯「うぅ……不覚だわぁ」

店員「おら!キリキリ歩きやがれこの盗人!!」ゲシッ

警官「手錠をかける感触がたまんねぇなオイ!」カシャン

ウーーーーーウーーーー!


提督「これにて一件落着か……」


翔鶴「指輪も無事でよかったわ……」

提督「あ、そうだ。今早速着けてもらおうかな」

ずいかく「え?」


パカッ


提督「お前達2人に、ささやかなプレゼントだ」

翔鶴・ずいかく「わぁ……!」


翔鶴「着けてみて、いいですか?」

ずいかく「私も!」

提督「おう。着けてみろ」


翔鶴「じゃあ右手の薬指に…………」スッ

ずいかく「え、左手じゃないの?」

翔鶴「ずいかく、そこはまだ早いでしょう?」

ずいかく「……?あ、そっかぁ!!」スッ


翔鶴「どうかしら」

ずいかく「似合う!?提督さん!」

提督「ああ、とっても似合うぞ……!」ウンウン

ずいかく「本当!?わーい!!」

翔鶴「こんなに良い物を下さって……本当にありがとうございます」


提督「いいのいいの!じゃあせっかくだし、3人ですき焼きでも食って帰るか!!」

ずいかく「おおー!」

翔鶴「はいっ!」ニコッ

・・・・・・


~執務室~

提督「ふい~ただいま」

大淀「お疲れ様です」ニコッ


朝潮「んほおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!」オカエリ

睦月「アーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!」オカエリ


提督「………………なんだアイツら」

夕張「なんでも、エロゲ声優になるために練習してるんだとか……」

明石「睦月ちゃんと一緒に特訓中なんですって」


朝潮「いぐうううううううううううぅぅぅぅぅ!!!!!」ウンウン

睦月「アンアーーーーーン!!」ウンウン


提督「ここですんじゃねぇ!!他所でやれ!!!!!!!!!!!」


・・・・・・

~また別の日~

ずいかく「そうだ翔鶴姉ぇ!間宮さんのところ行かない?」

翔鶴「まぁ、アイス?」

ずいかく「うん!前引換券を貰ったから!3枚!!」

翔鶴「あらあら、じゃあもう1人誘わなくちゃね」ニコッ

ずいかく「そのつもり!」エヘヘ


 3人で行く間宮 そこで起こるハプニング>>536

真新しいペアリングを早速青葉に追求される


・・・・・・

~甘味処 間宮~

間宮「いらっしゃいませー!」

ずいかく「間宮さん、アイス3つ!」

間宮「あら、翔鶴さんに提督も一緒?仲がいいわね」


翔鶴「提督、ここに」

提督「ありがとう。普通俺がエスコートする側なんだがなぁ……」

ずいかく「今日提督さんを呼んだのは私達だから、提督さんがゲスト!」

提督「あはは、じゃあお言葉に甘えようかな」


間宮「はい、アイス3つです~!」コトッ


翔鶴「アイス美味しいですね」

ずいかく「やっぱコレだわ~」

提督「うむ、うましうまし」


提督「というか2人とも、その指輪着けてるんだな」

ずいかく「そりゃ提督さんから貰った指輪だから!」

翔鶴「ずっと着けていますよ」ニコッ

提督「そうか…………大事にしてくれているようでなによりだ」ニッ


青葉「どうもー!間宮さん、アイス1つもらえますかー?」

間宮「あら青葉さん。分かったわ」

青葉「っと、そこにいる提督は、現在翔鶴さんとの熱愛報道中の提督じゃないですかー!!」

提督「出たなパパラッチ青葉」

青葉「ふっふっふ、褒められても何も出ませんよ」


青葉「同席よろしくて?」ドカッ

提督「言いながら座るな!」

翔鶴「まぁまぁ提督……」


青葉「んー?」キラッ

青葉「あれ、翔鶴さんとずいかくさんの手に…………何か」

http://www.youtube.com/watch?v=Qy4bP0s5KTE

青葉「そうか、そういうことだったのかーーーーーーーー!!」ガタッ


ずいかく「えっ!?」

翔鶴「なんですか?」

提督「うるさいぞ!黙らないかこの野良犬め!!」


青葉「お2人とも!その右手薬指の指輪について!!」ハァハァ

翔鶴「え、これ?」

ずいかく「普通の指輪だけど……」

青葉「どう普通の指輪なんですか!?例えば、誰に貰ったとか、いくらしたとか!!」

ずいかく「これは提督さんに――」


青葉「キターーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」パシャパシャ


提督「うおっ眩しっ」

青葉「スクープGET!!ごちそうさまでした!!アイスはあげます!!」

提督「ちょ、待て青葉ァ!!」

・・・・・・

掲示板【青葉新聞】

『青葉、見ちゃいました!!翔鶴さんとずいかくさんの手に光る指輪!!』

『まさかのお互い公認二股!俺は鎮守府のエロテロリスト!!』

『最近提督と仲が良いA氏はこう語る!!「いやー司令官はもうあの2人をセックス漬けにしてますよ。3Pですよ!!」』


・・・・・・

~ずいかくの部屋~

ずいかく「こ、この新聞は……」カァァ

翔鶴「まさかA氏とやらのコメントを信じる人はいないでしょうけど……指輪の写真は言い逃れできないわね」

ずいかく「大丈夫よ翔鶴姉ぇ!私達、別に悪いことはしてないわ!!」

翔鶴「そうよね!確かに悪いことはしてないわね!!」

・・・・・・

金剛「シィィィィーーーーーーット!!!!!嫉妬!!」ビリビリ

由良「うーん……流石にここまで皆に知られたら、ドッキリじゃないのかなぁ」

金剛「もうドッキリでもrealでもどうでもいいデース!!」グヌヌ

・・・・・・

~執務室~

提督「何がエロテロリストだオラァッ!!」ゲシッ

縄でミノムシ状態の朝潮「おふぅ」ブラーン

提督「てか何でお前は適当なコメントしてやがる!!」

朝潮「いやー面白そうだと思って~」ヘラヘラ

提督「オラッ!!」ゲシッ

朝潮「おふぅ」ブラーン


大淀「しかし、これで言い逃れできないくらいには翔鶴さんとのケッコン待ったなしですよ」

明石「いっそケッコンしちゃいましょうよ!」

提督「いや、そろそろ翔鶴をあの部屋に招こうかなと思う」

朝潮「司令官の私室ですね!そこでセックス!」

提督「うるせぇ!!」ゲシッ

朝潮「おふぅ」ブラーン


夕張「あの部屋……解体体験部屋ですねぇ」ニタァ

提督「ああ。準備は?」

夕張「勿論!由良さんの時と変わらず、設置しっぱなしです」

提督「ククク、上々だ」


提督「さーて、じゃあ翔鶴をどうやってあの部屋に呼び出す?」

大淀「そのまま解体するから部屋に来いと言っても、来ませんしね」

夕張「確かに、口実が欲しいわね……」


朝潮「はいはーい!はい!!」ブラーン

提督「どうしようか……」

大淀「翔鶴さんを呼び出す口実……色々ある分どれを選びましょうか」

夕張「うーん」


朝潮「無視しないでください!!私にいい考えがー!!」ブラーン

提督「ホントかぁ?」

朝潮「はい!!」

提督「じゃあ朝潮、どうやって翔鶴を呼ぶんだ?」


朝潮「>>550です!!」

瑞鶴を解体すると言って呼び出す


 一旦中断 また7時くらいに


朝潮「翔鶴さんのことです。瑞鶴さんを解体するって言っておけば飛んできますよ!」

提督「なるほど……瑞鶴に解体させるんだから、理に適っているな」

朝潮「はっはっは!どうですかぁ!!だからこれ解いて!!」ブラーン


提督「よし、じゃあさっそくあの部屋に行くぞー!!」

一同「おおおーーーーーーーー!!」

朝潮「ちょ、誰かあぁぁぁ!!」


提督「と、瑞鶴は今どこにいるんだ?事情を説明して来させなきゃならんのに」

大淀「どうやら>>558にいるようですよ」

加賀の部屋


大淀「加賀さんの――一航戦の部屋ですね」

提督「まーた肉欲の情事に溺れてんのか…………まぁいいや、早速伝えに行ってくる。お前らは準備を進めておいてくれ」

夕張「了解!!」

・・・・・・

~一航戦の部屋~

瑞鶴「赤城さんは?」

加賀「赤城さんなら、主力部隊の作戦会議に出ているわよ」

瑞鶴「へぇ……加賀さんは出ないの?」

加賀「呼ばれてたけど……一航戦からは赤城さんが出ていればいいし、それに……」ギュッ

瑞鶴「あっ……」

加賀「あなたとの時間の方が、大事…………って言った方が、あなたは喜ぶでしょう?」

瑞鶴「うん……エヘヘ」


コンコンコン


瑞鶴「むっ……誰よ……」

加賀「出るわね」スタスタ


ガチャッ


提督「うっす、瑞鶴いるか?」

加賀「提督…………」

瑞鶴「え、なになに提督さん?」

提督「ちょっと瑞鶴に用があってな。借りていいか?」

加賀「別に構いませんが」

提督「よし、瑞鶴!ちょっと来てくれ!!」

瑞鶴「なんか分からないけど、はーい!」トコトコ


加賀「…………」


~廊下~

瑞鶴「それで、私に何の用なの?」

提督「瑞鶴、まずはお前に伝えておかなければならないことがある」

瑞鶴「?」


提督「…………翔鶴を、解体する」

瑞鶴「……えっ…………?」


瑞鶴「え、どうしたの急に……翔鶴姉ぇを解体?」

提督「(さて、翔鶴が元々抱いていた計画を話すとするか…………)」

~かくかくしかじか~

瑞鶴「え、ええぇぇぇ!?!?」

提督「まぁ、そうなるな……」


瑞鶴「え、翔鶴姉ぇが、私を!?」

提督「ああ。五航戦として、一航戦にベタベタするお前が許せないんだと……あと、姉として妹がどっか行っちゃうのが許せないとかで」

瑞鶴「そんな……私、そんなんじゃ……」

提督「しかも新しいずいかくまで建造して、自分の意のままに操っている……」

提督「翔鶴にとって、お前という存在は、自分の空白を埋める道具でしかなかったということだな」


瑞鶴「嘘、翔鶴姉ぇ…………!」プルプル

提督「だからな、これから翔鶴を解体する」

瑞鶴「ッ!!」


提督「翔鶴の行動は目に余る。これ以上は全体にも関わって来るからな」

提督「表向きには他の鎮守府への出向だ。その方が皆の混乱を呼ばずに済むからな」

提督「だから真実を姉妹であるお前にだけ、コッソリ教えに来たわけだ……」


瑞鶴「待って……!」

提督「ん?」

瑞鶴「今すぐ、解体しちゃうの?」

提督「ああ。もう準備は出来つつある」

瑞鶴「そう………………じゃあ、さ……」


瑞鶴「せめて、最期の姿くらい……見ていたい……」

提督「(ほう……いい姉妹愛じゃないかぁ)」ニタァ


提督『瑞鶴の誘き出しに成功した』

朝潮『ずいかくさんの方はどうするんですか?』

夕張『流石にメンタル的にダメだろうってことで、今回の事は教えてないハズよね』

提督『ああ。あの部屋に行くのは、翔鶴と瑞鶴だけさ。翔鶴の招集は任せたぞ大淀』

大淀「了解」クイッ

・・・・・・

~五航戦の部屋~


コンコンコン


翔鶴「はーい?」ガチャッ

大淀「翔鶴さん、提督がお呼びです」

翔鶴「えっ……?」


・・・・・・


~解体体験部屋~

瑞鶴「ここが、解体する部屋……不気味……」

提督「瑞鶴はこの物陰に隠れててくれ。流石にお前の姿を見たら、翔鶴は襲い掛かって来そうだからな」

瑞鶴「わ、分かったわ……」コソコソ

・・・・・・

ガチャッ

翔鶴「なんですか?ここ……こんな所に提督が……」

大淀「ええ…………」クイッ

大淀「>>576

解体の準備はおkです


大淀「解体の準備はOKです」

翔鶴「解体……?」

提督「その通り!!」スタスタ


提督「お前の願いを叶えてやろうというのだよ、翔鶴」ニタァ

翔鶴「私の願い……解体…………ッ、もしかして、瑞鶴の!」

提督「ふふふ……」


瑞鶴「そんな……翔鶴姉ぇ、本当に……」


翔鶴「あぁ……ついに、私の本願が遂げられるのね……」


翔鶴「でも提督、ずいかくの方の練度はまだまだで……改にもなっていませんが?」

提督「ん?ああ大丈夫だよ」


提督「解体されるのは、翔鶴。お前の方だからだ」


翔鶴「えっ……?」

提督「夕張……」

夕張「にっしっし、了解♪」ポチッ


グイイイィィィン!!


翔鶴「きゃぁっ!?な、なにこの触手……!」

夕張「私特製、スタンテンタクル~!どうですー?たっくさん締め付けますよぉ」

朝潮「それはまるで処女の膣のように!!」


提督「よくやった夕張。さ、解体装置にぶち込め!!」

夕張「はい!!」ポチッ

翔鶴「きゃぁぁぁ!!」


瑞鶴「(翔鶴姉ぇが、変な触手に捕まって、あの大きなカプセルの中に入れられた!)」


夕張「スタンテンタクルを解いて、すぐさまベルトで高速!!」


カション!カション!!


翔鶴「えっ、これは一体…………提督!!」ジタバタ

提督「すまんなぁ翔鶴…………」


提督「(さて、翔鶴に対しては……何を言うか……)」


 提督が翔鶴を解体する理由

 >>589

欠陥品の今の翔鶴を解体して新しいしょうかくを作り直す


提督「翔鶴、お前は欠陥品なんだ」

翔鶴「えっ……?」

提督「一艦娘の分際で、俺の許可なくずいかくを建造。さらに今の瑞鶴を殺そうとし、俺にも解体を嘆願してきた……」

提督「これらの行動は、どう考えてもお前の立場を超えた行動だ。見過ごすわけにはいかない」


提督「お前に欠陥品の烙印を押すのに、これ以上理由が要るか?」


翔鶴「そんな、提督!!」

提督「安心しろ。お前を解体した後は、新しいしょうかくを作るとするよ」


提督「お前がずいかくを作ったように、な」ニタァ


翔鶴「そん、な…………!」


提督「さて、その装置はな……まぁ空気からして分かると思うが、解体装置だ」

提督「お前を足先から徐々に、解体していく…………それを感じながら、瑞鶴に謝罪でもしておくんだな」チョイチョイ

翔鶴「瑞鶴に……?」


瑞鶴「(呼ばれた…………行かなきゃ)」トコトコ


翔鶴「ッ!!!!ず、いかく!!」ワナワナ


提督「最後だからなぁ……せめて、スイッチは瑞鶴に押させてやるよ」

瑞鶴「翔鶴姉ぇ……」


翔鶴「瑞鶴……!!」

瑞鶴「翔鶴姉ぇ……!」


 翔鶴(直下)と瑞鶴(下2)の反応

 コンマ一桁奇数→怒りと憎しみ
 コンマ一桁偶数→謝罪の気持ち

ほれぼれするくらい見事な修羅場よ


翔鶴「どうしてあなたがここにっ!」ガシャン

瑞鶴「どうして……!」


翔鶴「どうして!?ハッ!あなたが私を裏切ったからよ!!加賀さん加賀さん……そんなに一航戦のクソ共と一緒がいいの!?」

瑞鶴「翔鶴姉ぇ!そっちこそどうしていつまでも一航戦を目の敵にして……!なんで歩み寄ろうとしないの!?」

翔鶴「それは相手が一航戦だからよ!!いつまでも私達を見下し続ける…………あなたも感じたでしょうに!!」

瑞鶴「ッ、それは……確かに最初はそうだったけど!」

翔鶴「私はあなたを、五航戦の誇りを守ってくれる子だと信じていた!なのに、よりにもよって加賀なんかに……!!この裏切り者!!!」

瑞鶴「加賀さんを悪く言わないで!!翔鶴姉ぇこそ、相手を見ようとしない、自分勝手の独りよがりじゃない!!」

翔鶴「なんですってぇ……!!」


提督「これはまた……」

朝潮「ひでぇ」

夕張「とんでもない修羅場ね……」

明石「あわわ、わわわわわ!!」

大淀「興奮します」


瑞鶴「提督さんから聞いたわ!新しい私を作って、今の私を殺そうとしたって!!」

翔鶴「ええそうよ!それがなに?五航戦の誇りを失い、敵に媚を売る売女なんて私の妹じゃない!!」

瑞鶴「そんなこと言って!所詮は1人が嫌なだけなんでしょう!?」

翔鶴「ッ……!」


瑞鶴「独りになるのが嫌なら、一航戦の人達とも仲良くやればいいじゃない!!私を縛らないで!!」

瑞鶴「私は、翔鶴姉ぇの人形じゃない!!」


提督「最近の瑞鶴、キツイや……」

大淀「今のはショックですよぉ」


翔鶴「………………」プルプル

瑞鶴「もういいでしょう!とっとと解体されて、私の前から消えて!!」ポチッ


プシューーー ウイイイイン


夕張「おっ、スイッチ押したぁ!」

明石「てことは、今翔鶴さんの足に注射がされたところですね……」


翔鶴「…………瑞鶴……!」

瑞鶴「………………せめて、最期まで見ててあげるから……!」


 翔鶴の反応

 1.瑞鶴に謝る
 2.さらに怒り狂う

 >>615

2


翔鶴「このぉ、偽者!!!!」ガシャン!

瑞鶴「…………」

翔鶴「偽者!偽者!!瑞鶴を返して!!」ジタバタ

瑞鶴「……私は瑞鶴よ」

翔鶴「違う!!お前なんか、お前なんか瑞鶴じゃない!!!!」


翔鶴「返せ……返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ!!!!!!!」

翔鶴「殺してやる……!!殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!!!!!!」


提督「(劇場版エヴァかよ)」

大淀「(腕真っ二つになりそう)」


瑞鶴「……言いたいことは、それだけ?」

翔鶴「まだ言い足りない!!まだ!!まだもっと!!」

瑞鶴「提督さーん」

提督「なんだ?」

瑞鶴「今、翔鶴姉ぇはどれくらい解体が進んでるの?」

提督「んー……ざっと、脚の付け根くらいかな」

瑞鶴「だってさ。どう?翔鶴姉ぇ」

翔鶴「ええ……確かにもう、脚の感覚は無いわ…………でも、腕があれば……いいえ、首だけでも、あなたを殺せる……!!」ギロッ


~部屋の前~

由良「中から声が聞こえる…………ドッキリの最中ってことね!」

金剛「提督……私が懲らしめてあげマース!!」

由良「いいですか金剛さん、いちにのさんで、突入しますよ……!」

金剛「Yes!ワンツースリー、デスネ!任せておい――――」


由良「…………金剛さん……………………金剛さん?」


ドサッ


金剛「」ピクピク


由良「えっ?」


トスッ


由良「ぁ、ぇ………………」


ドサッ


翔鶴「(もう、お腹くらいまでの感覚が無い…………)」

翔鶴「(私、このまま……)」


瑞鶴「ねぇ提督さん、この装置って止める事、できる?」

提督「さぁ……どうなんだ夕張」

夕張「一応そのコンソールの黄色いボタンを押せば中断できますけど」

瑞鶴「これね」ポチッ


プシューーーーーウゥゥゥン……


翔鶴「(感覚が無くなっていくのが……止まった……?)」

提督「えっ、何で……」

瑞鶴「だって提督さん…………私達、まだ見てないよ?」




瑞鶴「翔鶴姉ぇの、絶望に歪む顔」ニタァ










瑞鶴「翔鶴姉ぇを惚れさせたあと突き放して反応を見たいんだけど」








~回想~


・・・・・・

~前スレの604~


由良「あっ、逃げられちゃう!」

妙高「大丈夫です」フッ


ガチャッ、ガチャガチャッ

大淀「なっ、開かない!?」

朝潮「これはまさか…………!!」

妙高「ええ。通りかかった人に私が入ったら鍵を閉めるよう頼みました」

妙高「30分したらまた開けてもらうよう言いましたので、あと20分くらいありますね」ニコッ

・・・・・・

~同時刻・部屋の前~


瑞鶴「妙高さんにドアの鍵を閉めて30分後に開けろって言われたけど……なんなのかしら」

瑞鶴「………………」

瑞鶴「ちょーっと開けてみてもいいわよねぇ」キィィ


・・・・・・

~部屋の中~

妙高「お仕置きです」

一同「ぎゃあああああああああぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!」

・・・・・・

瑞鶴「なに、あれ…………」

・・・・・・

由良「オラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!!!」ドカドカバキバキ

朝潮「ぶへっごほっはぐっへぶっぎひっ!!」

妙高「はぁぁぁぁ!!」バキィ

朝潮「ぎえぇぇぇぇ!!!!」


妙高「何の罪もない由良さんを絶望の淵に叩き落とした罪、購いなさい!!」

・・・・・・

瑞鶴「何の罪もない、人を…………絶望の淵に…………!!」ゾクゾクッ


・・・・・・

提督「聞け妙高!!確かに俺達のしたことは酷い!が、それ以上に、魅力的なんだ!!」

・・・・・・

瑞鶴「魅力的…………」

・・・・・・

提督「何も知らない、何も罪のない奴を陥れて、絶望させ、泣かせる!!」

提督「しかもソイツは、自分に絶大なる好意を寄せている!!惚れている!!」

提督「そんな奴を突き放すんだぞ!?その顔がどんなか、とても興味は無いか!?」

妙高「特に」バキィッ

朝潮「首がああああぁぁぁぁ!!!!」ゴロゴロゴロ

・・・・・・

瑞鶴「絶望させて、泣かせる…………自分を好いてくれてる人を、突き放す…………!」

<<翔鶴「瑞鶴♪」>>

瑞鶴「ッッッッ!!!!」ゾクゾクゾクッ


瑞鶴「………………」キィィ


バタン


・・・・・・

スタスタスタ


瑞鶴「翔鶴姉ぇを、惚れさせて…………突き落とす…………反応、見たい……!」ブツブツ

瑞鶴「そのためにも、仲間を…………仲間…………」


加賀「あら、瑞鶴……どうしたの?五航戦が廊下を歩いていると邪魔なんだけど」

瑞鶴「仲間ァッ!!」ガバッ

加賀「え、ちょ!きゃぁぁ!!?」

・・・・・・

加賀「で、どういうこと…………私に……こんなことをするには理由が必要よね」ゴゴゴゴ

加賀「私、初めてだったんだけど」グスッ

瑞鶴「ごめんなさい加賀さん!!」ドゲザ


瑞鶴「私……仲間が欲しくて……」

加賀「仲間?」


~かくかくしかじか~

加賀「翔鶴さんを惚れさせた後突き放す……?」

瑞鶴「そうなの……翔鶴姉ぇは私にベッタリでしょ?だからさ、突き放した時の反応が見たいの!!」

加賀「さっぱり分からないわ……それと私を襲う事と……何の関係が……」


瑞鶴「翔鶴姉ぇは、多分私に……姉妹としてだけど惚れている!それくらいの愛情があるわ!」

加賀「(自分で言うのね……)」

瑞鶴「だからそんな翔鶴姉ぇを突き放す方法……それは、あなたと結ばれることなの!加賀さん!」

加賀「私と……?」

瑞鶴「私達五航戦は、加賀さん達一航戦を目の敵にしてきた……そんな私が、翔鶴姉ぇを裏切って加賀さんにベッタリになれば?」

加賀「確かに、翔鶴さんの絶望は計り知れないと思うけれど…………そんなことの為に、私の処女を……」ギロッ


瑞鶴「大丈夫!責任はとる!!加賀さんを私のお嫁さんにする!!」ダキッ

加賀「えっ!?」

瑞鶴「加賀さん、愛してる!!」ギュウウ

加賀「ええぇ!?」カァァ


・・・・・・

~下衆部隊が妙高のお仕置きを受けている頃~


瑞鶴「ふふふ……翔鶴姉ぇは計画通りに絶望してくれてるわ!見てこれ!!」

加賀「翔鶴さんの、写真?…………とっても、悲しんでる……」

瑞鶴「私が加賀さんと結ばれたって言ったらね、こんな顔してくれたの!!」アハハ

加賀「性格、悪いわね」

瑞鶴「褒め言葉ね!」

・・・・・・


瑞鶴「どうやら翔鶴姉ぇ、新しい私を作ろうとしてるみたい」

加賀「?」

瑞鶴「コッソリ翔鶴姉ぇの机の上に置いておいたの……空母レシピの内容」

加賀「でも資材はどうやって……」

瑞鶴「それも大丈夫…………資材の入手ルートの資料も机の上に置いておいたから……」ニタァ


~ずいかく誕生時~

瑞鶴「本当に作っちゃったみたい」

加賀「………………驚きだわ」

瑞鶴「私も。違うのが出たら、それはそれで面白かったんだけど」ケラケラ

加賀「あの不幸空母が、よくやったというところかしら」

瑞鶴「ええ…………あと、提督さんが翔鶴姉ぇをターゲットに決めたみたい」

加賀「言っていた下衆部隊というやつね」

瑞鶴「下準備は全部アイツらがやってくれるだろうから、私達は最後の甘い汁だけ啜りましょうか」

加賀「私は別に……」

瑞鶴「協力してくれないの……?」ウワメヅカイ

加賀「…………今回だけよ」


瑞鶴「もし提督さんが接触してきたら、適当にあしらいましょう!!」

加賀「分かったわ」


・・・・・・

~ずいかく誕生パーティー当日~

加賀「提督に、隣町の遊園地と、ホテルのスイートルームの予約をもらったわ」

瑞鶴「大方、新しい私のお披露目パーティーに私達は邪魔なんでしょうね…………フフッ」


瑞鶴「まぁいいわ。せっかくの加賀さんとの1日旅行…………」サワッ

加賀「ひぅっ……」ビクッ

瑞鶴「楽しみ……♪」

加賀「そう、ね…………」

・・・・・・


~ホテルのスイート~

瑞鶴「ふふ……加賀さん可愛かったぁ……」ナデナデ

加賀「うるさい、わよ…………五航戦の癖に……」プイッ

瑞鶴「ねぇ加賀さん…………これからも私についてきてくれる?」

加賀「翔鶴さんを陥れる意味で?」

瑞鶴「うん!」

加賀「…………いいわ。好きにしなさい」

瑞鶴「本当!?やったぁ加賀さん大好き!!」


加賀「でも、その代わり…………」

瑞鶴「?」

加賀「今日は、もっと、しなさい……」ギュッ

・・・・・・


~瑞鶴が提督に呼ばれる前~

瑞鶴「そろそろ提督さんが私を呼びに来るでしょうね」

加賀「どうしてわかるの?」

瑞鶴「翔鶴姉ぇと新しい『私』は、見事提督さんのモノになったんだもの。絶望させるなら、『私に翔鶴姉ぇを解体させる』的な手段を取って来そうだから――」


瑞鶴「――そんなんじゃ生ぬるいのよ…………ねぇ、『私』?」


ずいかく「………………」



ずいかく「ほ、本当に、あなた達に従えば……提督さんと翔鶴姉ぇに、酷いことしない?」

瑞鶴「翔鶴姉ぇについては、酷いことのオンパレードになるけど……提督さんには何もしないわよ」

ずいかく「そんな……!」

瑞鶴「あなただって嫌だったでしょ?私の後釜っていうのを全面に推されて、常に翔鶴姉ぇが見てるのはあなたじゃない。あなたの姿をした私だということ」

ずいかく「………………」

瑞鶴「だから、協力してね…………あなたも『私』なら、きっとこの良さに気付くわ」


瑞鶴「たった1人の姉が……苦しみもがくんですもの」ニタァ

・・・・・・

~回想終了~

・・・・・・


・・・・・・

瑞鶴「提督さん達はここまで本当によくやってくれたわ。ありがとう」

瑞鶴「お蔭で、翔鶴姉ぇのこんなにイイ顔が見れたんだもの」ウットリ

提督「お、お前……!!」

大淀「まさか、私達の今までの頑張りが、瑞鶴さんに出す料理の下準備だったなんて……!!」


バンッ!


一同「ッ!?」


加賀「外にいた鼠は駆除しておいたわ」

由良・金剛「」ドサッ

提督「お前ら!(何でいるんだ!?)」


加賀「それに、この子も連れてきたわ……」スッ

ずいかく「提督さん…………翔鶴姉ぇ……」


提督・翔鶴「ずいかく!!?」


瑞鶴「提督さん、邪魔しないでね……ちゃんと皆にも見せてあげるから」

提督「何をだ……!」

瑞鶴「翔鶴姉ぇの、さらなる絶望の顔……」ニタァ


大淀「提督、どうします……?」ヒソヒソ

提督「正直瑞鶴については完全に予想外だ…………ここは、大人しくしておこう。いいな」

夕張・朝潮「……」コクッ

明石「あ、チョウチョ」(何が起こっているのかサッパリ)


瑞鶴「加賀さん、こっちに」

加賀「……」コクッ

翔鶴「加賀、さん……!!よくも瑞鶴をおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

加賀「悪く思わないで。狙われた自分の運の無さを恨んでね」


瑞鶴「さーて翔鶴姉ぇ、この新しい『私』だけど……」

ずいかく「ひっ……!」

翔鶴「ずいかく!!お願い、やめて!!ずいかくには何もしないで!!」ジタバタ

瑞鶴「この『私』を、加賀さんが>>678しちゃえば……翔鶴姉ぇはもっと絶望しちゃうんじゃないかなぁって」ニタァ

寝取り


 中断 1時間後に再会
 NTR耐性のない人は閲覧注意なんだゾ そこまで激しくないけど

ずいかくは提督に惚れてるんだが、さてどうなるやら
だからNTR耐性のない人は閲覧注意かな?チョロい子だし


瑞鶴「加賀さんがこの子を、翔鶴姉ぇから寝取ってくれれば……翔鶴姉ぇはとってもイイ顔を見せてくれるはず!」ウキウキ

翔鶴「ッ!駄目!!だめぇぇぇ!!!!!」ジタバタ

瑞鶴「翔鶴姉ぇは動けないんだから……それに――」


瑞鶴「ずいかくも乗り気なんでしょ?」

ずいかく「っ……」ビクッ

翔鶴「そ、んな……!!」プルプル

翔鶴「嘘でしょう、ずいかく……!」


加賀「どっこい……ってことね」ギュッ

ずいかく「あっ……」

加賀「…………手始めに、>>699しようかしら」

おでこにキス


加賀「おでこにキスでもしようかしら」ニッ

ずいかく「えっ、それは……!!」

瑞鶴「できないの?」

ずいかく「うっ……!」


瑞鶴「従わないと……翔鶴姉ぇどころか、提督さんにも酷いことしちゃうかも……」ミミウチ

ずいかく「(だ、駄目……!!)」


ずいかく「…………お願いします」

翔鶴「いやぁぁぁ!!ずいかく!!お願い、そん、な、加賀さんと!き、すなんてしないでぇぇぇ!!」


加賀「じゃあ、いただきます…………」


チュッ


加賀「はい」

ずいかく「うぅぅぅ……」


 加賀のオチャメ判定

 コンマ一桁奇数→加賀のオチャメ発動
 コンマ一桁偶数→次の行動へ

 直下


提督「なるほどな……俺が五航戦の部屋に行くたびに瑞鶴がいなかったのも、加賀とずっと作戦を練っていたからってわけか」

大淀「しかしこれは、いいんですか?ずいかくさん……取られちゃいますよ?」

提督「大丈夫だろう……多分」

・・・・・・

翔鶴「いやぁ……いやぁぁぁ…………」シクシク


瑞鶴「ん~~~~その顔!!その顔が見たかったのぉ!!」

加賀「…………次は?」

瑞鶴「そうねぇ……というか加賀さん。これは翔鶴姉ぇへの見せつけなんだから、もっと激しいことしていいのよ?」

加賀「そう言われても……」

ずいかく「も、もういいでしょう!?」

瑞鶴「駄目よ。まだ始まったばかりなんだから」


瑞鶴「今度は私が決めるわ。加賀さん、>>710してあげて」

>>701


瑞鶴「その右手の薬指に付けた……翔鶴姉ぇとお揃いの指輪…………気に喰わないわ」

翔鶴・ずいかく「ッ!!」ビクッ

ずいかく「だめ!これは……!!」

翔鶴「瑞鶴ぅぅぅ!!」ジタバタ

瑞鶴「あっはっはっはっは!!!!!!」


加賀「(そんなこと言って、コッソリ指輪を偽物とすり替えたくせに……変な所で優しいのね)」


瑞鶴「さーて、まずは指輪を取ってと」グッ

ずいかく「駄目!お願い、これはだめなのぉ!!」ジワッ

ずいかく「提督さんに貰った、大切な……大切な指輪だからぁ……だめ、なのぉ……!!」ポロポロ

瑞鶴「ふーん…………提督さんに、ねぇ」


瑞鶴「その提督さんがどうなってもいいの?」ボソッ

ずいかく「ッッ!!」

瑞鶴「ほら、指輪出して」

ずいかく「………………はい」グスッ


加賀「この指輪を壊すのね」

瑞鶴「うん!遠慮なくやっちゃって!!」

翔鶴「だめ!指輪なら、私のを壊せばいいから!!だから、ずいかくの、思い出は奪わないであげてぇ!!」

瑞鶴「泣かせる姉妹愛だね翔鶴姉ぇ…………嫉妬しちゃうよ♪」

瑞鶴「というわけではい!」

加賀「ふんっ……!」バキビキ


提督「(ベジータがポタラを破壊するシーンを思い出した)」


加賀「ずいかくさん。これであなたの思い出は消えたわ」パラパラ

ずいかく「ぁ……ぁっ……!!」ポロポロ

ずいかく「提督さん…………ごべんだざい……!!」ウワァァン


ずいかく「ふぇえぇぇぇぇん!!!!酷いぃぃぃぃ!!!!」

翔鶴「あぁぁぁ……ずいかく、ずいかくぅ……!!」シクシク

瑞鶴「呼んだ?」

翔鶴「ペッ!!」

瑞鶴「ざーんねん!唾を吐いても小窓に当たるだけだよ~」


瑞鶴「うーん、まだ反撃するくらいの余裕があるのかぁ……なら、もっと翔鶴姉ぇを絶望させなきゃ!」

加賀「どうするの?」

瑞鶴「加賀さんは何をすれば絶望すると思う?」

加賀「……………………>>735
とか?」

翔鶴のペアリングも壊しちゃえ


加賀「翔鶴さんの指輪も壊す、とか?」

瑞鶴「ふむふむ。いいわね!!」


瑞鶴「というわけで翔鶴姉ぇ、まだ手の感覚ある?」

翔鶴「………………」


 1.ある
 2.ない

 >>744


瑞鶴「さーて、解体された自分の体なんて見たくないでしょうから、目隠してあげて、と」

提督「ッ、瑞鶴お前、その装置の事……!!」

瑞鶴「うん。『全部』知ってるよ!」


加賀「あなたも見たくないでしょうから、目を瞑ってなさい」

ずいかく「わっ!」


プシューーーー!ガコンッ


瑞鶴「(やっぱり、解体される感覚だけのマシーン……)」

瑞鶴「じゃあ翔鶴姉ぇ、指輪貰っちゃうねー」

翔鶴「だ、だめぇ!!」グッ

瑞鶴「拳を握ってバタバタさせても無駄だよ。こうして小指から順に……」グググッ


瑞鶴「ほら取れた」


翔鶴「ぁ……あぁ……!!」

翔鶴「抜かないで…………」

翔鶴「それ、抜いたら私…………!ずいかくと、ずいかくと!」

翔鶴「ずいかくとの繋がり、無くなっちゃうから……!」ポロポロ

翔鶴「提督とも、繋がり……無くなっちゃうから!」

翔鶴「私の全部、無くなっちゃうからぁ……!!」

瑞鶴「…………」


瑞鶴「ざーんねん、じゃあこれでなくなっちゃったね♪」スポッ

加賀「流石に気分が高揚します」

瑞鶴「あとはまたカプセルに閉じ込めて、と!」

プシューーーー ガコンッ

翔鶴「ぁ……ぅ、そ…………」

瑞鶴「(今の内にこれも偽物にすり替えて……)」

瑞鶴「やっほー見える?」

加賀「これから破壊しますよ……ふんっ!」バキバキ

加賀「はい」パラパラ

翔鶴「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」


瑞鶴「さーて、そろそろ寝取りのメイン…………マウス to マウスのキスでもしましょうか!!」

加賀「いいわよ」


翔鶴「ッ!!!!」

翔鶴「だめ!!それだけは!!それだけはあぁっ!!!!」

翔鶴「私だって、まだ、数回しかしたことないのにぃ……!」


瑞鶴「ふふっ、翔鶴姉ぇここに来てはしゃいじゃって」

加賀「いいわね?するわよ」

ずいかく「………………」フルフル


加賀「まぁ、嫌でもするけど」


チュッ


加賀「んっ、ンチュッ……」

ずいかく「ンンンーーー!(い、いやぁ……!!)」

加賀「大丈夫……あなたも瑞鶴と一緒なら……すぐ気持ち良くなるわ」

瑞鶴「加賀さんのキステク、すごいからね♪」


チュルッ、チュッ、チュル、レロッ


ずいかく「んっ、ふぁ……んぷっ、んぁぁ…………」ポー

加賀「ふふっ……」


 今日はここまで

 残念ながら、翔鶴にターゲットが決まった時から瑞鶴はこうなる運命でした


チュプッ、レロッ……

翔鶴「いやあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!ずいかくぅぅ!!!」

加賀「翔鶴さん…………あなたの妹、2人とも美味しいわよ……」ニタァ

翔鶴「アアアアアアアアアアアアアァァァアァァァ!!!!殺してやる!!!!!殺してやるぅぅ!!!!!!!!」

瑞鶴「下半身無くなってるくせにどうやって殺すのさ」ケラケラ


明石「うわぁ……提督、止めましょうよぉ!」

提督「何言ってやがる!今いい所だろうが!!」

大淀「ぶっちゃけ興奮してます」

夕張「ああああぁぁぁあそこに私のスタンテンタクルを乱入させたいぃぃ!!」

朝潮「おらっ!キスじゃ生ぬるいんだよ!!セックスしろセックス!!!!!!!!!!!!」


朝潮「そんなもんか一航戦!セックスくらいしろよ!!」

朝潮「なんだよ!人が見てる前じゃ『あそこ』は譲れませんってか!?」

朝潮「地味でお堅いんだよ!!燃えるような火遊びしろよ!!!!」

朝潮「誇りはどうしたよ!!!こんなときこそ変態一航戦の誇りだろ!!?」

朝潮「おらっ!!分かったらとっととセックスしろ!!!!!!」


加賀「……」イラッ

瑞鶴「相手にするこたないっすよ」

加賀「頭に来てますが……まぁいいです」


加賀「(そろそろね)」スッ

ずいかく「ぷはっ…………あっ」


瑞鶴「どうー?翔鶴姉ぇのキスより気持ちよくて幸せになれるでしょ」

ずいかく「ふぇ……?」ポー

加賀「ずっとキスに夢中だったわね」

瑞鶴「見てるこっちがドキドキしちゃうくらい!とくに翔鶴姉ぇなんか……」

ずいかく「っ!」

翔鶴「うっぅぅぅ……ずいかく……ずいかく…………」ポロポロ


瑞鶴「で、どうだった?翔鶴姉ぇのキスより……よかった?」

翔鶴「ッ!!」ビクッ

ずいかく「…………」ポー


ずいかく「>>785

まだまだこんなもんじゃなかった


ずいかく「まだ、まだこんなもんじゃ…………!」

加賀「ッ!?」ガーン

瑞鶴「へぇ…………(マジで?)」


明石「あ、アレよりも!?」

提督「大淀、翔鶴とずいかくがキスしてるのは……」

大淀「あります。3回くらい」っモニター

提督「どれどれ…………え”!?」


ずいかく「翔鶴姉ぇ、は>>793なキスをしてくれたわ……」

もっと優しく慈しむような


ずいかく「加賀さんのキスは、確かに気持ちよかった……!それこそ、ずっと浸っていたいくらい」

ずいかく「でも、翔鶴姉ぇの、優しく慈しむようなキスとは、全然足りないのよ!!」

加賀「なっ……!」


~モニター~

翔鶴『んっ……ごめんなさい……私、あんまりキス上手くないから……』

ずいかく『ううん……とっても幸せ……心が満たされるの…………翔鶴姉ぇ、大好き』


提督「あの翔鶴がこんなキスを……」

夕張「元々のキャラ的に考えたら十分アリじゃないですか?」

提督「俺も今お前と同じことを言おうとしていたよ」


翔鶴「ずいかく!」パァァ

ずいかく「大丈夫だよ翔鶴姉ぇ、私、ずっと翔鶴姉ぇが好きだから!」


瑞鶴「残念だけど、その翔鶴姉ぇはもう解体されてこの世からいなくなるのよ!!」

瑞鶴「(とはいえ……クッ、加賀さんに寝取らせる作戦が失敗だなんて……!!)」

提督「おい!」

瑞鶴「ッ、提督さん?」

提督「来いよ」

瑞鶴「…………?」スタスタスタ


瑞鶴「なんですか、提督さん……作戦失敗した私を笑うつもりですか」

提督「いいや。お前にひとつ、授けようと思ってな」

瑞鶴「授ける……?」

提督「俺達を出し抜き、翔鶴とずいかくに酷いことをしたとはいえ……俺とお前は目的を同じとする同志だ。手を貸す」

瑞鶴「て、提督さん……!!」


提督「いいか瑞鶴、翔鶴にとどめを刺したいなら>>804すればいいのさ」

>>801


提督「翔鶴の心の支えはずいかくと……言っちゃぁなんだが、俺だ」

提督「ここは俺を翔鶴から奪って、全ての心の支えを無くしてやるのさ」

瑞鶴「提督さん……!」


明石「色欲主義者め……」

朝潮「信じられない!愉悦の為とか言っておきながら、結局はセックスがしたいのか!!」

提督「バカかお前ら!!そういうんじゃねぇ!!」

大淀「では…………」

提督「ああ……ま、見てろって」ニッ

大淀「しかし、提督は既に翔鶴さんを裏切った形となりますが」

提督「1度突き放したから、俺だと効果は薄いって言いたいんだろ?大丈夫だ。考えはある」


瑞鶴「じゃあ早速よろしくね!」

提督「おう任せろ」

・・・・・・


スタスタ


提督「翔鶴…………」

翔鶴「提督…………なんですか……もう私を捨てるんでしょう?」

翔鶴「もう同情なんていりません……早く殺してください…………」ポロポロ


提督「そのことだがな………………気が変わった」

翔鶴「えっ……?」

提督「撤回だ」ピピッ


プシューーー ガコンッ!


夕張「あっ、装置から出した!!」

明石「提督、なにを……?」


提督「(カプセルを開けて、拘束を解いて……)」シュルッ

翔鶴「えっ、あれ…………?」ポカン

翔鶴「私の体…………ある……!!」

提督「言ったろ。撤回だと」


提督「解体は中止だ」

翔鶴・ずいかく「ッッ!!」


瑞鶴「ちょ、提督さん!?」

加賀「頭に来ました」

提督「(まぁ待てってお前ら)」アイコンタクト

瑞鶴「ッ(提督さん…………何か考えがあるんだ!)」コクッ

加賀「(瑞鶴だけ納得してる……後でちゃんと聞くとして、私も納得したフリしておきましょう)」コクッ


朝潮「どういうこと……?じゃあドッキリ大成功で、ネタバラシ……?」

大淀「いえ、違うようです……」

夕張「まーた長くなりそうな予感…………」

大淀「ッ、まさか!」

明石「知っているの大淀!?」

大淀「提督は、翔鶴さんを改めて惚れさせた上で……瑞鶴さんと加賀さんに寝取られるつもりです!」

一同「ええぇぇぇーーーー!?」


翔鶴「提督、どうして……!」

提督「翔鶴…………すまなかった」ペコリ

提督「お前のずいかくへの愛はよく分かったよ…………お前達2人は、安易に引き剥がすもんじゃない…………」

翔鶴「そんな、本当に……?」

提督「ああ。だからさ…………」


提督「(ここで、翔鶴をまた改めて惚れさせる一言…………)」

提督「>>817

やっぱり瑞鶴を解体しようじゃないか


提督「やっぱり瑞鶴を解体しようじゃないか……」ニタァ

瑞鶴「ッ!!」

加賀「提督!」


提督「どうだ翔鶴、嬉しいだろう……お前を苦しめた瑞鶴を、本当にこの世からオサラバさせるんだ」

翔鶴「………………」

提督「翔鶴?」


翔鶴「>>822

やっぱり提督は私の味方で居てくれるんですね


翔鶴「嬉しいぃっ!」ダキッ

翔鶴「あぁ……提督……提督……!!」ギュウ

翔鶴「やっぱり提督は私の味方でいてくれるんですね……!!」


瑞鶴「そんな、提督さん!」

提督「瑞鶴、お前は解体だ……俺の大切な翔鶴を――ひいては、お前の実の姉を傷つけた……看過される行為ではない」

瑞鶴「そんな……!!」


提督「(いや、気付け瑞鶴!演技だ!演技!!)」パチッパチッ

瑞鶴「(提督さんが意味も無くウインクを繰り返してる……ハッ、まさか……演技!!)」

提督「(やっと気付いたか……)」

加賀「どういうこと?」ヒソヒソ

瑞鶴「全部演技ってこと……見てて」ヒソヒソ


明石「というか瑞鶴さんの解体理由だけ私情な気がするんだけど……表向きとは言え、いいの?」

大淀「どうせ解体なんてしないんですし、大丈夫でしょう」


提督「夕張、2人を拘束しろ!!」

夕張「了解!スタンテンタクル!!」ポチッ

瑞鶴「きゃああぁぁぁ!!」

加賀「くっ……!」


瑞鶴「酷いわ、提督さん!!どうして!!」

提督「理由はさっき言ったろ。お前が翔鶴を傷つけた!!俺の大切な人を!!」

翔鶴「ッ……提督…………!」

提督「加賀は当分の謹慎処分だ。お前ら2人、もう俺の前には現れるな!!!!」

瑞鶴「ぐっ、このぉ……!!」


瑞鶴「恨んでやる……!提督さんに翔鶴姉ぇ……!!絶対に、復讐してやる!!」

翔鶴「瑞鶴…………>>832

さようなら


翔鶴「ふふふ……」


翔鶴「サヨウナラ…………瑞鶴。私は提督と……この子と、幸せになるわ」

提督「そういうことだ」

ずいかく「…………」


瑞鶴「くそぉぉぉぉ!!!!」

提督「夕張、2人を独房にぶち込め!瑞鶴は日を改めて解体を行う!!」

夕張「了解!そこに伸びてる2人もぶち込んでおきますねー!」

由良・金剛「」ズルズル

瑞鶴「戻ってくるぞおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」


ガチャッ バタン


提督「さ、俺達も戻るか」

ずいかく「は、はい……」

翔鶴「はいっ♪」スリスリ

提督「おいおい、そんなくっつくなよ」

翔鶴「嬉しいんです……提督が、私を……救ってくれた…………そのことが」


大淀「では私達も」

朝潮「戻りますか……」

翔鶴「というか、皆さんはどうしてここに?」

大淀「提督に、翔鶴さんを解体するから、万が一の為の護衛だと…………まぁ、その必要もないようですがね」フフッ

明石「(よくもまぁ一瞬でそんな嘘を……)」

・・・・・・


・・・・・・

~執務室~

提督「ふぅ、瑞鶴の乱入もあったが……なんとか軌道修正はできたな」

瑞鶴「何が軌道修正よ……」

加賀「流石に無理があります」

朝潮「いつの間にか人数が多いですねぇ」


夕張「指示通り、由良さんと金剛さんは部屋に戻してあげました」

提督「うむ、ご苦労」


大淀「まさか私達と同じことを考える連中がいるとは、思いませんでしたね」

明石「こんなロクでもないことをするのは……私達だけだと思ってたわ……」シクシク


提督「何はともあれ、だ!」

提督「お前らが引っ掻き回してくれたお蔭で、翔鶴は俺にベタ惚れ!!よくやったな2人とも!!」

加賀「別に提督の為じゃないんですが」

瑞鶴「そうよ!それに本当に提督さんにベタ惚れなの!?」

提督「大淀」

大淀「はい」


~モニター~

ずいかく『ご機嫌ね、翔鶴姉ぇ』

翔鶴『ええ……提督の事を考えただけで、自然と笑みがこぼれてきちゃうの』

翔鶴『早く提督に会いたいわ…………』

ずいかく『会ってどうするの?』

翔鶴『そうねぇ…………また、指輪を買いに行きたいわ……』


翔鶴『今度はただの指輪じゃなくて…………婚約指輪がいいわね……』

ずいかく『えっ、婚約指輪!?私も私も!』

翔鶴『ずいかくはまだ練度が足りないでしょう?悪いけど、お先に』フフッ

ずいかく『ええぇぇーーー!?ずるいずるい!!』

・・・・・・

提督「てな感じだ」

瑞鶴「これは…………」

加賀「完全にホの字」


提督「しかも、この前までみたいなずいかくありきの俺への愛ではなく……完全に俺個人への愛にシフトしている」

提督「これぞ、『惚れさせて突き放す』の本懐さ…………」ニタァ


提督「と、その前に……俺達下衆部隊の周りの状況を整理しよう」

・・・・・・

~ホワイトボード~

・翔鶴

ターゲット


・ずいかく


・妙高

治安維持艦娘。まだ瑞鶴と加賀の護衛を頼んでいるため、バレていない


・瑞鶴と加賀

目的は同じなので協力してくれる


・由良と金剛

私怨からこちらを狙っている(要注意?)


・これからの方針

提督が瑞鶴と加賀に寝取られる

・・・・・・


大淀「こんな感じですね」


夕張「どうしてずいかくさんの欄が空白?」

提督「ああ…………ずいかくはな」

大淀「こちらでも、どう扱って良いものか…………」


提督「コイツは完全に混じりけ無しの、ただ巻き込まれただけなんだ」

大淀「下手にドッキリにかけても、今までのが全部嘘でしたと言っても……最悪殺されますね」

瑞鶴「そこまで!?」

提督「じゃあさ、俺がお前に猛アタックして、告白してきて、しばらくイチャイチャしてたのに急に『全部嘘でしたー』なんて言ったらどうする?」

瑞鶴「爆撃するわ」

提督「だろ!?」


加賀「純粋故に、深い」

朝潮「めんどくせぇ!!セックスでオトしゃいいんですよ!!」

夕張「そんなことしたら余計にバラしたときに怒りを買うんじゃ……」


提督「まぁずいかくに関しては、行き当たりばったりでいい策を取るしかない……」

大淀「前もっての手段が取れないと言うのは、怖いですね」


提督「まぁ今は翔鶴だ!!アイツは今、婚約指輪を買いたいって言ってるからな。買ってやろうと思う!!」

明石「ええっ!?本当に買うんですか!?」

提督「勿論!!いくらしようと構わん!!全てはドッキリの為だ!!」

朝潮「太っ腹~!!」


提督「そして幸せ絶頂の翔鶴に降りかかるのは…………NTR……寝とりだ」ニタァ

夕張「いいっすねぇ」ニタァ

大淀「素晴らしいです」ニタァ

朝潮「セックス」ニタァ

瑞鶴「えへへ……翔鶴姉ぇの真の絶望顔~」ニタァ

加賀「流石に気分が高揚します」ニタァ


・・・・・・

~アクセサリーショップ『Jewelry Heaven』~

店員「いらっしゃーい……って、あんたか!」

提督「また指輪を買いに来たよ」

店員「いやぁこの前は助かったよ~!お蔭で万引き犯も捕まえられたし!」


店員「あれ、今日はその姉ちゃんだけかい?」

翔鶴「はいっ♪」

提督「今日は……婚約指輪を買いに来たんだ」

店員「マジかよ!?幸せのにおいがたまんねぇなオイ!!」


 一旦中断 また夜に


提督「それにしてもよかったのか?ずいかくを連れてこなくて」

翔鶴「はい!それに…………今は、2人がいいですから……」ポッ

提督「そ、そうか」テレテレ

翔鶴「提督だけですよ?こんなことするの」

提督「そうじゃないと困るなぁ」ハハ

店員「にしてもお二方、この店を選んだのは正解だぜ。なんてったって世界中の宝石が集まってるからな~」


提督「今回はあんたのオススメはいらないぞ。2人で選ぶ」

店員「俺もそこまで野暮じゃねぇよ。ゆっくり選びな」ニッ


提督「うーん…………婚約指輪だから、そんなにハデじゃなくていいんだよなぁ」

翔鶴「迷ってしまいますね」ニコニコ

提督「ははっ、そうだな」ナデナデ

翔鶴「やんっ♪」ダキッ

店員「(なんだあのバカップル)」



翔鶴「あ、提督。この指輪なんてどうですか?」

提督「どんなだ?」


 翔鶴の選んだ指輪は…………>>856

プラチナのペアリング


翔鶴「このペアリング…………とても綺麗……」パァァ

提督「おっ、確かに……ハデな意匠は無く、素材の綺麗さを引き出している…………これは、プラチナあたりか?」

店員「ンよくご存じだねぇ~、宝石の王様プラチナ100%のペアリングさ。人間国宝に1つ1つ手作業で作らせた、世界に1つだけの指輪だ」

提督「例によって値札が無いが……」

店員「コイツぁ高いからな…………一見さんにはまず売らねぇ」


店員「だがあんた等はこの店の恩人だ!半額で提供してやるよ!!」

提督「マジか!?お前良い奴だな!!」

店員「接客態度では世界水準軽く超えてるからな~」


店員「と、肝心の値段だが……半額にして『直下コンマ三桁』万円ってとこだ」


店員「ウチの最高値、1848万円を半額にして……924万円だ」

提督「」ピシッ


翔鶴「え!?あ、あの……て、提督!あの指輪が欲しいです!!ほら、あそこにある1つ2万円の……」


提督「……………………買った」

翔鶴「え?」

店員「マジか?俺が言うのもなんだが……車買った方がいいぞ?」

提督「2人の記念の結婚指輪だぞ!!!!値段に妥協なんかするか!!!!!」(半ギレ)


提督「おら!!ブラックだから金額上限は無いぞ!!!!」ダンッ

店員「…………マジなんだな?」

提督「男に二言は無い!!!!」

店員「……ヨッシャ、気に入った!!売ろう!!」


提督「(大丈夫…………軍の給料で口座にはまだ、数千万はあったはずだ……!)」

翔鶴「提督、あ、あの……ほ、本当にいいんですか?」オロオロ

提督「ああ。愛情の度合いは金額の度合い……っていう訳じゃないけど、俺は1千万なんて惜しくないくらい、お前を愛している!!」ババン

翔鶴「提督!!」


天龍「お熱いねぇご両人。ラッピングはいるかい?」

提督「いらん。この場で着ける」

店員「OKだ。じゃあほれ、嫁さんとそのリング、大切にするんだぞ」

提督「ああ!!」(半泣き)

翔鶴「提督……ありがとうございます!!」ウルウル


提督「さ、翔鶴」スッ

翔鶴「えっ……!」カァァ

提督「式にはまだ早いが……今日一日だけ、試用期間ってのはどうだ?」ニコッ

翔鶴「あっ、あっ……!!」

翔鶴「あ、あっ、ありがとうございます!!」

提督「いいってことよ!」ニコッ


提督「(向こう1年は、俺に長期休暇は無いな)」

提督「(……悔しくなって来た。クルージング部隊にも1年間は長期休暇は無い)」


~夕方・街中~

翔鶴「うふふ……♪」キラキラ

提督「(ずっと左手の薬指にはめた指輪を見て笑ってる……まぁ、俺も自分の左薬指についた1千万を手放したくはないが)」


翔鶴「これからどうします?」

提督「そうだなぁ…………腹、減ったか?」

翔鶴「少し……」ポッ

提督「じゃあ、このホテル最上階のビュッフェバイキングにでも行こうぜ!!」

翔鶴「バイキング……!!」パァァ

提督「(やっぱり空母だなぁ、嬉しそうだ)」アハハ

提督「1人8千円のバイキングだから、良いのが出るぞぉ!」

翔鶴「はい!お供しますね!」ウキウキ


~『テンロンホテル』最上階・ビュフェバイキング~

店員「よく来たな。ここはビュッフェバイキング……フフ、食いたいか?」

提督「大人2人で」

店員「おう。じゃあ案内してやる」

・・・・・・

提督「さぁ、早速取りに行こうか!」

翔鶴「はい!」


「ガツガツッ!ハムッ、ジュルルル!!ウマ!誇り美味!!」

「おいお客さん!!落ち着いて食ってくれ!!」

「あぁぁ太っちゃうぅぅ!!でもいいのぉぉぉ!!ご飯美味しいのぉぉぉ!!!!」

「オラもっと持ってこい!!こんなんじゃ足りんぜ!!」


翔鶴「…………(流石にああはなりたくない)」


提督「いや~目移りして結構持ってきちゃったぜ!」ゴトッ

翔鶴「私も…………」コトッ


提督「あれ?翔鶴、お前空母なんだからもっと食うだろ。遠慮しなくていいんだぞ?」

翔鶴「い、いえ……私、お腹空いてないというか…………」

提督「嘘こけ!お互い今日朝から何も食べてないんだから、せっかくの食べ放題なんだから喰わなきゃ損だぞ?」

翔鶴「そ、そうでしょうか……」グゥゥウゥ

翔鶴「ッ!!」カァァ

提督「あっはは!体は正直だなぁ。ほれ、沢山取ってこい」

翔鶴「もう……提督!お恨み申し上げます!!暁ちゃんがいたら、『レディーの扱いがなってない』って怒ってますよ!」


翔鶴「提督がああ言うから、沢山持ってきました」ドスンッ!

テーブル「」ピシッ

提督「そいじゃ改めて……いただきます!」

翔鶴「いただきます」


パクッ


提督「うおおおおうめえぇぇぇ!!」ガツガツ

翔鶴「美味しい……!」モグモグ


提督「おかわり取って来る!」ガタッ

翔鶴「(あっという間に、私も大量の料理を食べてしまった……!!)」ガタッ


・・・・・・

~1時間後~


提督「ふぅぅぅ~~満腹満腹……」

翔鶴「私も、満腹です」

提督「これで1人8千円かぁ……お得すぎだぜ」

翔鶴「そうですね」フフッ

・・・・・・

店員「2人で1万6千円だ」

提督「はい、2万円」

店員「おう。4千円のお返しな………………次来るときはその姉ちゃんは連れてくんじゃねぇぞ!」

・・・・・・


提督「さて、すっかり夜だが…………これからどうしよっか」

翔鶴「考えてないんですか?」

提督「今日は指輪買って飯を食う以外のプランを考えていなかった!!」

翔鶴「えぇっ!?」


提督「だがまぁ、すまん……本来なら今日という大切な日は、ちゃんと最後までエスコートしてやるのが男としてかっこいいんだろうが……」

翔鶴「ふふっ……別にいいんですよ。そのままの方が提督らしいですから」ニコッ

提督「翔鶴…………」

翔鶴「そうですね…………もしよろしければ、せっかくですし……>>882に行きませんか?」

遊園地


翔鶴「この近くにある遊園地に行きませんか?」

提督「遊園地?そうだなぁ……近くにある遊園地と言えば、隣町の…………」

翔鶴「そうそうそこです!確かあそこ、夜も営業してましたよね?」

提督「そうだったな。じゃあ行くか!」


提督「(あれ、その遊園地って…………どっかで)」


~隣町・遊園地『ひえぇランド』~

提督「(あっ、ここ……俺が加賀に瑞鶴と2人で行かせた、あの遊園地じゃん!!偶然だなぁ)」

翔鶴「着きましたね!ここって午前2時までやってるみたいですから……楽しみましょう!」ウキウキ

提督「そんな遅くまでやってんのかー……じゃあさっそくチケット買おうか」


受付員「Zzz…………」ウトウト

提督「すいませーん」

受付員「ッ!ね、寝てませんよ!寝てませんってば!!」

提督「何言ってるんだ…………あの、ナイトパス大人2枚ください」

受付員「あっ、はい!お2人で1万円です!」

提督「はいこれ」

受付員「ちょうどいただきまーす!では楽しんでいってくださいね!」


・・・・・・

提督「8時にしちゃあ随分人がいっぱいいるなぁ」

翔鶴「賑やかなのは好きですよ」ダキッ

提督「おっと、急に抱き付くねぇ」

翔鶴「はぐれたくないですから、腕をお借りします」ギュウウ


提督「結構広い遊園地だなぁ……何から乗る?」

翔鶴「そうですね……>>897に乗りたいです!」

ジェットコースター


翔鶴「ここはジェットコースターが日本第2位の怖さらしいですから……試してみましょう!」

提督「え”」

・・・・・・

~ジェットコースター『HIEE』~

翔鶴「この時間ですし、ちょっと並んだだけで乗れましたね!」

提督「そうね……てか翔鶴ジェットコースター好きだったのか」

翔鶴「はい!乗るのは初めてですけど……きっと楽しそう!」


 翔鶴のジェットコースター耐久度(直下)

 提督のジェットコースター耐久度(下2)

 コンマ一桁奇数→かなり楽しんだ
 コンマ一桁偶数→気絶一歩手前になるほど弱い


『それでは発射しまーす!ひえぇ!!』

\ひえぇ!!/


提督「……何今の」

翔鶴「この遊園地の合言葉らしいです」

提督「へぇ……」


ガタン、ゴトン……


提督「うおっ、たっかいなぁ」

翔鶴「……♪」ウキウキ


ガ、タン……ゴ、ト…………ゴオオオオオオオオオ!!!!

\キャアアアアアアアアアア!!!!!/


提督「うおおおおおおおおお!!!!」イエーイ

翔鶴「きゃあああああああ!!!!」イエーイ


ゴオオオオオオオオオ!!!!


提督「うおっ、あははっ!!」


ゴゥン!グルンッ!!


翔鶴「あはははっ!!」


ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!


提督「うおおおおおおおおおお!!速い!!!」


ヴォォン!


翔鶴「きゃああああああああ!!!!!!」


ヒュゥゥゥゥン………………


『お疲れ様でしたー!ひえぇ!!』

提督・翔鶴「ひえぇ!!」


提督「いやぁ楽しかったな!!」

翔鶴「はいっ!初めて乗りましたけど……こんなに楽しかったんですね……!!」


提督「よし、次は…………」

翔鶴「あっ、提督!アレなんてどうです?」

提督「おお>>911か!いいな!!」

フリーフォール


提督「フリーフォールか……さっきから絶叫系を好むねぇ」

翔鶴「ジェットコースターの時から、気に入っちゃって……!」

・・・・・・

~フリーフォール『Dive to ひえぇ』~


提督「ここは全然並んでないんだなぁ」

翔鶴「1列3席の4角形ですね……ギリギリ乗れそうですね」


『お乗りになられますかぁ?』

提督「ああはい!お願いします!」

『残り1列なんで、じゃあお2人お願いします!』

翔鶴「はーい!」


『じゃあ1つ空席ですが……さっそく……』

「ア、スイマセーン!私モ!!」タッタッタ

『おっと、残り1席ですが……お1人様で?』

「ハイ!」

『ではそこの席にお座りくださーい!』


「ア、隣失礼シマス」

提督「いえいえ、楽しみですね!」

軽巡棲鬼「ハイ!………………ア」

提督「あ」

 
   席位置

 軽巡 提督 翔鶴


『ではいきましょう!レッツひえぇ!!』

翔鶴「ひえぇ!!」


ガコン グイイイイイイイイン


提督「何でお前がいるんだ!!?」ヒソヒソ

軽巡「ナンダ、私ガ1人デ遊園地ニイタラ変カ!?」ヒソヒソ

提督「変に決まってんだろ!!てかなんだその肌!」

軽巡「人間ニ化ケルタメノ、化粧ノヨウナモノダ」フフン

提督「1人で遊園地って……!そんなOLみたいな真似をする深海棲艦って……!!」


翔鶴「あの、提督?お知り合いですか?」

提督「え!?いや、このフリーフォールどんだけ怖いのかって話をしてて!そうですよね!?」

軽巡「エ?ア、ソウナンデスー!」

翔鶴「そうなんですか!このフリーフォールって、高さ120mで、日本で第2位の怖さらしいので………楽しみですね!」

軽巡「ヘ、ヘー!」


 軽巡の絶叫系耐性(直下)

 コンマ一桁奇数→激弱
 コンマ一桁偶数→楽しめる


軽巡「ワ、私、結構コウイウノ乗ルノデ……イツモ楽シインデスヨ!」

提督「(しかも常連かよ!!!!)」


ガコン……


提督「ひええぇぇ高い!!流石120m!!街を見下ろせるぞ!!」

翔鶴「まるで鳥になったみたい……」

提督「翔子おぉぉぉ!!!死ぬなぁぁぁ翔子ぉぉぉ!!!!!!」

軽巡「アナタハ、ソコニイマスカ……」


『では、楽しい落下の旅を~!!』


グァッ……ヒュウウウウウウゥゥゥウウ!!!!!


\キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!/


・・・・・・

提督「いやぁぁすんごかったな……大事なタマタマがヒュンッってなったぞ」

翔鶴「提督、お下品ですよ」

軽巡「ジャ、ジャア私ハコレデ……」

翔鶴「はい~!」

提督「(アイツ……本当に遊園地楽しみに来ただけかよ!!)」


翔鶴「楽しいですね!次は>>925に行きましょう!!」


 そのレスのコンマが奇数の場合、軽巡ちゃんと遭遇します

激弱であることを本気で祈ってしまった俺を赦して欲しい


翔鶴「流石に絶叫系ばかりだと疲れますからね……メリーゴーランドに行きましょう!」

提督「おう、いいなぁ!」

・・・・・・

~メリーゴーランド『回るひぇぇ』~


翔鶴「さぁ、乗りましょうか!」

提督「おーう!」

『いらっしゃいませー!!』


翔鶴「私はこのかぼちゃの馬車に……」

提督「じゃあ俺は白馬だな!」

翔鶴「ふふっ……あ、動きましたね」


ランララランランラララン


翔鶴「うふふ……」ニコニコ

提督「いやぁたまにはこういう落ち着いたのもいいなぁ!」

翔鶴「ええ、ホントに……あら」

提督「おっ、俺のレーンの速度が速くなった!」

翔鶴「しばしのお別れですね」フフッ

提督「うおぉぉ~~!!迎えに来るぞ~~!!」

・・・・・・

グルグル~


翔鶴「うふふ……」


提督「ヘヘッ!」


翔鶴「うふふ……」


提督「あははっ!」


軽巡「アハハ!楽シイー!」


提督「…………」


翔鶴「うふふ……あら、どうしたんですか?」

提督「いや……」


軽巡「アハハハ!!」

提督「………………」


軽巡「アハハハ!!!」

提督「って、なんでまたいるんだよ!!」ダンッ

軽巡「ッ!?」

提督「ご丁寧に翔鶴と同じレーン(提督の隣のレーン)にいるし!!」

軽巡「オ、オ前コソ、ナンデイル!?」


翔鶴「あら、あなたは先程の」

軽巡「ッ、ド、ドウモー……」アハハ

提督「偶然ですね~!あなたもメリーゴーランドに乗ってるなんて!」アハハ

軽巡「ホント偶然デスネ~!」アハハ

翔鶴「ふふっ…………あら、そろそろ止まっちゃいますね」

・・・・・・

翔鶴「ん~!たまにはゆったりとしたのも楽しいわ……」


提督「おい!もう2度と俺達の前に現れるな!」

軽巡「エッ……モウ、オニギリクレナイノカ……!?」

提督「そういう意味じゃなくて……この遊園地内で遭遇は控えようってことだ!」

軽巡「ナ、ナルホド……」ホッ
 
提督「じゃあな、俺達は次に>>937に行くから!」


 そのレスのコンマ一桁奇数で軽巡ちゃんコッソリついてくる

フードコート


提督「フードコートで飲み物でも買うから、ついてくんなよ!」

軽巡「ナラ私ハ、ジェットコースターニ行クカラ」

提督「おう」

軽巡「………………ソノ、指輪ハ?」

提督「え?あ、これか……これはまぁ、アレだよ。アレ!」

軽巡「アレ?」

提督「ファッションだよ!!じゃそういうことで!」タッタッタ

軽巡「ファッションカ…………ナルホド!」ポンッ

・・・・・・

~フードコート『ひえぇ牧場』~

翔鶴「チュロス4つにターキーレッグ3つ」

提督「(え、飲み物買いに来たのにまだ食うの……?)」

翔鶴「あとコーラ1ガロン!」

店員「ひええぇぇぇぇぇ!?」

提督「お、俺が払うから!!とっとと持ってこい!!」

店員「ひええぇえぇぇ!!!!」ペコペコ


提督「というか、俺も何か飲もう…………」

店員「あ、それなら『ひえぇのミルク』っていうのがオススメです!」

提督「なんだそれ……」

店員「ひえぇ牧場の契約酪農農家から直送されたミルクを提供してるんです!美味しいですよ!」

提督「ほー……じゃあそれも1つ!」

店員「はいー!!」

・・・・・・

翔鶴「はむっ……んん~美味しい~!」モグモグ

提督「ゴクゴク……おっ、ひえぇのミルクだっけ……なんか……」

翔鶴「変な味ですか?」

提督「いや、美味しいけど……(昔行かされた母乳パブで飲んだのと似た味が……)」


・・・・・・

『当遊園地は~あと1時間で閉園となります~』


翔鶴「えっ、もうそんな時間……?」

提督「さーて、そろそろシメといくか…………」

翔鶴「シメ……?」


提督「観覧車さ」ニッ

・・・・・・

~観覧車『ひょえぇ』~


翔鶴「この観覧車は1周30分かかる大きな観覧車らしいですからね……長く一緒ですね♪」

提督「おう。さ、乗ろうぜ!」

翔鶴「はい!」


『いってらっしゃーい!』

バタン

グォン…………グォン…………

提督「おっ、上がり始めたな……」

翔鶴「…………」ドキドキ

翔鶴「(て、提督と…………こんな狭い空間で2人きり……!)」

・・・・・・

軽巡「ア、マダ観覧車乗レマス?」

『はーい乗れますよー!!』

軽巡「ヤッタ!」

バタン

『いってらっしゃーい!』


提督「もう頂上近いな…………おおぉっ!夜景が見れるぞ!!」

翔鶴「本当……綺麗…………」

提督「フリーフォールじゃこんなに眺めてる余裕は無かったからなぁ……」


翔鶴「…………提督、今日はありがとうございます」

提督「何言ってんだよ。愛するお前と一緒に居られるんだから……こっちこそ、ありがとう」

翔鶴「いえ…………」

提督「…………」

翔鶴「…………」


翔鶴「あ、あの…………私、瑞鶴意外と、こうやって一緒になるのは…………初めてなので……」

提督「大丈夫だよ。自然体で十分だって」

翔鶴「えと、自然体が…………よくわからなくて……」

提督「うーん……自分がしたいと思ったことをするのが自然体じゃない?」

翔鶴「そう、ですか…………じゃあ」


翔鶴「向かいじゃなくて……隣に座ってもいいですか?」

・・・・・・

軽巡「高イ!楽シイ!!」キャッキヤッ


・・・・・・

翔鶴「うふふっ……提督と近い……」ギュッ

提督「そうだな……」

翔鶴「夜景、綺麗ですね…………」

提督「ああ。綺麗だ…………翔鶴も」スッ

翔鶴「えっ?」

提督「翔鶴も、夜景に負けないくらい綺麗だよ」ニコッ

翔鶴「ッッ!」カァァァ

・・・・・・

軽巡「今度ホッポモ、連レテキテアゲヨウ」


翔鶴「思えば、提督には……ずいかくの時からお世話になりっぱなしですね」

提督「いいんだ。1度はお前を解体しようとした……こうして許してくれて、俺を受け入れてくれた……それだけでも嬉しいよ」

翔鶴「提督…………」

提督「お前は一番最初に空母として俺の所に来てくれた……覚えてるか?」

翔鶴「はい……よく私がMVPを取って行っちゃって……駆逐艦の子達にやっかまれましたね」アハハ

提督「そうそう。開幕爆撃で鎮守府近海は火の海だったからな~」

翔鶴「うふふ……今となっては懐かしいです」

・・・・・・

軽巡「ン?アノ上ニイルノ…………アイツカ?」


提督「お前はずっと一緒にいてくれた…………だから、お前と結婚したい」

翔鶴「はい…………私も、カリではない、本当の結婚が……したいです…………」


翔鶴「ごめんなさい提督……艦娘の分際で、提督と結婚など…………」

提督「別に悪いことじゃないよ。艦娘にも戸籍はあるんだ。入籍もできる」

翔鶴「はいっ…………」

提督「ふふっ……」

・・・・・・

軽巡「ナニシテルンダロ」ジーッ

・・・・・・

提督「そろそろ頂点部分だな」

翔鶴「はい……」


翔鶴「………………」

 
 提督の行動>>970

 翔鶴の行動>>971

無言のキス

キスまち


翔鶴「………………」

提督「(それは予定調和のように……)」

提督「(翔鶴が目を瞑り、顎を上げる……俺はそれにつられるように…………)」


チュッ


翔鶴「…………だめ。もっと」

提督「……ああ」

・・・・・・

軽巡「ナニシテンダロウ…………リアルオママゴトカナ?」キョトン

・・・・・・

提督「(俺達は夜景を楽しむことも忘れて、降りるまでずっとキスをしていた)」

『まもなく~下に到着~』

提督「…………降りるぞ」

翔鶴「………………>>980

降りたくありません


翔鶴「………………降りたくありません……」

提督「えっ?」

翔鶴「えいっ!」

提督「おわぁっ!?」ドサッ

『ありがとうございました~!お降りの際は~足下にお気をつけて~』


『ご乗車ありがとうございます!観覧車ひょえぇは一周30分かけて回る観覧車で~』

提督「アナウンスが一周戻っちまったぞ!!」

翔鶴「上に上がっていきますよ♪」

ゴウンゴウン……

翔鶴「もう30分、一緒ですね……!」

提督「ったく……仕方ないなぁ……」ハァ

・・・・・・

『ありがとうございました~!』

軽巡「アー楽シカッタ!カーエロット!」


翔鶴「提督…………」チュッ

提督「ん…………」

翔鶴「ずっとこうしていたいです…………」

提督「俺もだよ」


提督「けど、なんでまたもう一周させてんだ?」

翔鶴「それは…………」

翔鶴「名残惜しくて…………」

提督「ははは!かわいなぁ翔鶴は」ナデナデ

翔鶴「そんな、私は可愛くなどありません……」カァァ

提督「いいや、可愛いよ。自慢の嫁さんだ」

翔鶴「お嫁さん…………エヘヘ」


翔鶴「(そうだ、観覧車があと30分あるなら……)」

 翔鶴の行動>>985

膝枕


翔鶴「ゴンドラ内は狭いですけど……提督が横になる幅くらいなら……」ンショット

提督「ん?なんだ」

翔鶴「はい!膝枕です!!」

提督「ッッッッ!!!!!!!!」


提督「(こ、これはああぁぁぁ!!!!翔鶴を一目見た時から思っていた、あの太腿が……!!俺の目の前にぃぃぃ!!!!!)」


翔鶴「どうぞ!」

提督「あ、ああ……!」


 提督は……>>990

 1.仰向けに寝転んだ
 2.うつ伏せに寝転んだ
 3.翔鶴の方を向いて寝転んだ
 4.翔鶴と反対方向を向いて寝転んだ

3


次スレです
【安価】提督「艦娘を惚れさせた後突き放して反応を見たいんだが」4周目の3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430317053/)


ちなみに今回の1000は…………


 終電の有無です

 1.終電逃した
 2.電車まだあった

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月24日 (金) 21:22:50   ID: hJhvvC3Y

一周目からずっと読ませてもらってます!
続き楽しみにしてます!

2 :  SS好きの774さん   2015年05月18日 (月) 18:28:56   ID: oH6L5vw7

ワンパターン

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom