提督「龍田を調教したい」 (20)
龍田「死にたい提督はどこかしら~」ジャキン
提督「冗談に決まってるじゃないですかアハハハハ」ダラダラ
龍田「それならいいんだけど~。笑えない冗談は二人きりの時だけにしてよ?」
提督「はい、勿論です!」
提督(二人だけのときならいいのか……)ゴクリ
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提督「というわけで天龍、龍田の弱点とか知らない?」
天龍「どういうわけだよ……でも俺も気になるな、弱点。なさそうだけど」
提督「だよなー」
天龍「あ、でも弱点じゃねぇけど飯食ってる時とか寝顔は可愛い」
提督「寝顔は見たことない……」
天龍「この前こっそり携帯で寝顔撮ったんだぜ」
提督「どれどれ……天使か! 天使はここにいたのか!」ゴロゴロ
天龍「俺の盗撮力は世界水準軽く超えてるからな」
提督「あとからデータくれ! あと、そろそろスマホに替えたらどうだ? 画素とかかなり違うだろ」
天龍「俺はガラケーがいいんだよ! 指で触って操作できるとかわけわかんねー」
提督「それはなんとなくわかる」
提督「なあなあ龍田ー、弱点とかないわけ?」
龍田「本人に普通聞く~? んーでもまあ、しいてあげるとすれば潜水艦かなぁ」
提督「そういうんじゃなく……こう、弱みみたいな」
龍田「もしあったとしても提督には言わないよ?」
提督「ぐぬぬ」
龍田「でも、提督がどうしてもって言うなら……」
提督「どうしても教えて欲しいです!」
龍田「教えてあげないけどね?」
提督「こ、このドS!」
龍田「アハハハ、提督は可愛いね~」
天龍「思ったんだけどよ、提督がMになれば問題なくねぇ?」
提督「簡単に言うけどな、Mっていうと痛くされて感じちゃうド変態だぞ」
天龍「でもよくかさぶた剥がしたりしてるだろ……」
提督「あれはむしろSなんだよ……傷を痛めつけたいっていう心理から剥がしてるんだ、たぶん」
天龍「へーそうだったんだ!」
提督「天龍は(バ)かわいいなー」ナデナデ
天龍「突然なんだよ!? 髪の毛ぐしゃぐしゃになるからやめろよ」
提督「いつまでも純粋な天龍でいてくれよ」
天龍「んぁ?」
龍田「もう天龍ちゃんをちょーきょーしたらいいんじゃないの?」ムス
提督「なんで不機嫌なんだよ……いや、ここはSっ気のある子を屈服させたいっていうか?」
龍田「うふ、気持ち悪い~」ゲシッ
提督「ろ、ローキックはやめて!」
龍田「天龍ちゃんにこんな変態を押し付けたら大変よね~。私がしっかり教育してあげるよ?」
提督「いや、できれば立場は反対がいいんですけど!」
龍田「だから天龍ちゃんに間違ったことは吹きこまないよねしてね」
提督「はい……」
提督(かさぶた云々のこと聞かれてたな……)
一旦区切り 朝また更新します
提督「腹減ったー。腹減りすぎて動けん」モミモミ
天龍「お、俺の胸掴みながら言うな!」
提督「腹が空いて死にそうな提督を癒やすのも艦娘の仕事の内だろ?」
天龍「んなわけあるか!……あるわけねぇよな?」
提督「胸揉んでると……こう、肉まん的なものが食べたくなるな」モミモミ
天龍「おい、やめろっての!」
提督「龍田と買い物行ってくるわー」スクッ
天龍「汚された……」グスン
提督「龍田ー、コンビニ行かないか」
龍田「またアニメのキャンペーン?」シラー
提督「ち、ちげーし! キャンペーンとかいう文字があるとついつい寄っちゃうのはしかたないだろ!」
龍田「まあいいけど……提督がなんか買ってくれるって言うならついてってあげる~」
提督「好きなお菓子1個だけな」
龍田「ケチね~。まあ、薄給だから仕方ないのかしら」
提督「そういうこと言わない! あんまり菓子ばっか食ってると太るぞ?」ニヤニヤ
龍田「……」ニコッ
提督「すいません俺が悪かったです、だからその武器をしまって!」
提督「コンビニで肉まん買ってさ、半分こしたわけよー」ニヘラ
天龍「よかったなー」
提督「周りから見たら付き合ってるって思われてたのかなー」
天龍「それはねぇだろ……」
提督「まあ目的はそれじゃないしな。最終的に調教するとこまで持って行きたい」
天龍「だからどうしてそうなるんだよ! 俺には逆に提督が調教される未来しか見えねぇ……」
提督「そのふざけた幻想をブチコロ」
天龍「いっつも思うんだけどよ、どうやって幻想を殺せるんだ?」
提督「えー……ど、鈍器で撲殺」
天龍「そげぶさんヤベェ」
提督「人類超えてるな」
島風(何言ってるのあの人達……)
龍田「そろそろ涼しくなってきたわね~」
提督「いろいろと片付けないといけないな」
龍田「こうやってゴロゴロしながら扇風機の風を奪い合うのもできなくなるのね」
提督「奪い合うっていうか、一方的に俺が奪われてますよね?」
龍田「提督って弱いんだもの~」ウフフ
提督「艦娘が人間より強いからしかたないだろう……」
龍田「でも、そんな弱い提督のことが好きよ?」
提督「……」
龍田「照れると黙っちゃうところも可愛い~」
提督「あんまりからかうなよ」
龍田(かまってほしいくせに、っていうのは言わないでおいてあげようかしら)
天龍「なーなー提督、ここがクリアできねぇんだけど」
提督「どれ……あー、これな。このモンスターの技を使って道を作れるんだよ」
天龍「そ、そんなことができるのかよ!」
提督「ゲームの進行上ここだけな。攻略本とか持ってねーの?」
天龍「金がない」
提督「なるほど……俺持ってるから貸してやろう」
天龍「まじか! ありがとうな、提督!」
提督「いいってことよ。モンスターが育ったら対戦してくれよ?」
天龍「おう! 負けねぇぞ!」
天龍「保存して、っと。あれ、このステッカー……やべ……このDS龍田のだ……」
龍田「てーんりゅーうちゃーん?」
きゅうけい
!すでのなつお
>>12 おつありがとうございます!
龍田「提督って普段働いてないように見えるんだけど~」
提督「えっ?」
龍田「これでお給料が貰えるなんて、世の中って不公平だわ~」
提督「な、何がほしいんですかね、龍田さん……」
龍田「ふふ、さっすが提督~太っ腹ね~! そろそろ秋だからお部屋の模様替えがしたいの」
提督「まさか家具を買えと!? 経費じゃ落ちないんだけど……」
龍田「さすがにそんな高いものを薄給提督に要求したりしないわよ? ただ、カーペットとカーテンを買い換えたいの~」
提督「そ、それくらいならお安いご用ですよ! 今度の日曜にでもホームセンターに行くかー」
龍田「ついでに美味しいものも食べたいな~」
提督「近くのガストで勘弁して下さい……」
天龍「なぁなぁ、龍田と今度デートに行くんだって?」
提督「で、デートなんて……」テレテレ
天龍「きもちわりーぞ提督」
提督「龍田がカーペットとか買いたいっていうからなー」
天龍「それってアレじゃねぇの? えー、えー、エンコウ!」
提督「ばっか! 俺と龍田はそんな薄汚れた金だけの関係じゃねえ!」
天龍「金でデートにこぎつけといてよく言うぜー」
提督「反論できないことが悔しい……」
天龍「でもよかったじゃねぇか。龍田から誘ってくるなんて珍しいんじゃね?」
提督「それもそうかもなー。だいたい俺が頼み込んでるし」
天龍「ちょっとは好感度上がってきてるってことだよな」
提督「あとは選択肢を間違えなければ一気に……」ゴクリ
大井「そんなうまくいくなら世の中誰も苦労しませんよ」
提督「お、大井……そんなこと言うなよ、希望を持ったっていいだろ!」
天龍「そして絶望する、と」
提督「お前らは俺をいじめて楽しいか!?」
天龍「お、オレはいじめてるとかじゃねーよ」
大井「いっつも提督が私たちのこと困らせてるんですから、少しくらいバチは当たりませんよ」
提督「困らせるようなことした覚えはないぞ……」
大井「セクハラしてくる上司にうんざりしてんのよ」ボソリ
天龍(こいつこえぇ……そして提督は純粋にボディータッチと思ってやがるからタチ悪いな)
ねます
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えたったか
永眠したな