【デレマス】あんきら10年後 (19)
アニメの10年後を意識して書いています
Pは身長はアニメと同じですが中身(特に口調)は気にしないでください
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P「おはよう」
杏「あ、プロデューサーおはよ」
きらり「にょわ~、Pちゃん、おっすおっす!」
P「CP(シンデレラプロジェクト)の部屋も殺風景になったなー」
杏「来週から別のプロジェクトの部屋になるんだよね?」
きらり「もうみんなライブの前に私物持ち帰ったにぃ~」
P「で、残ってるのはそのうさぎのソファーだけか」
きらり「きらりのソファーカバーはぁ、いま、片づけた所なんだよぉ」
杏「あんず、CP10周年記念解散ライブ疲れたよ、きらりもあんずも、もう27歳だよ?」
P「新田さんも29歳でダンスがきつそうだったね」
杏「1児のママだしね」
きらり「20歳差婚って、びっくりしたにぃ~」
P「かな子ちゃんは別の意味できつそうだったし」
杏「歌うパティシエアイドルとか言ってドタドタ踊ってたねー」
きらり「でもぉ、声量はすごかったよぉ~?」
P「オペラ歌手的な」
杏「実は妊娠してたんじゃなーい?新婚さんだし」
きらり「かな子ちゃんの旦那さんのお店、すっごく美味しいんだよ~?」
P「みんなの話してたらきりがないな、それで、今日来てもらったのは・・・」
杏「えー、もうこの部屋に入れるの最後なんだからさあ、もうちょっと思い出話しようよー」
きらり「解散ライブの最後のシメが、アスタリスクの解散宣言だったのは、らしい終わり方だったよねぇ~」
P「あれだとみんな、またすぐ再結成すると・・・てそういう話ではなくて」
杏「じゃあ、あんきらの話しよっかー」
きらり「あんきらって~、いつデビューしたんだっけ~むむむ」
P「CP結成1周年ライブの時、ほら、当時の女社長が」
杏「あー、凛ちゃんがTP(トライアドプリズム)に引き抜かれて、こっちの1周年ライブとWブッキングさせられて」
きらり「どっちのライブ出るのかなあって思ってたら女社長さんがあっちのライブに連れて行っちゃって」
P「まあ想定内で、その時は迎えに行くと約束してたから」
杏「で、あっちのライブで最初の3曲だけ歌って、Pが連れ出して車でこっちの、CPのライブへ向かって」
きらり「でもぉ、渋滞に捕まってぇ、横浜から舞浜は遠いからにぃ~」
P「NG(ニュージェネレーションズ)の出番まで、みんなが時間稼ぎしてくれて」
杏「それでだったね、急にあんきら結成して即興でお願いシンデレラ歌ったの」
きらり「すっごい受けてたぁ~、その最中かな?Pちゃんが凛ちゃん連れて入ってきたの」
P「そのあとの曲、星輝子さんが多田さんのエアギターを横にfire after fireを歌っている時間だった」
杏「凛ちゃんが登場したときは観客、凄い盛り上がってたよねー」
きらり「来れないはずの凛ちゃんがぁ~、来てくれたんだから、うれしかったにぃ~」
P「歌った後がまた感動的だったね、TPもNGも大事、だからまたTPのライブに戻る、って」
杏「そうそう、おまけに卯月と未央も連れて行って、向こうで極秘に練習してた新ユニットの新曲歌ってびっくりさせたよね」
P「TPとNGの5人でプリズムジェネレーション結成、Wブッキングを事前に察知した千川さんのおかげで準備できた事で」
きらり「こっちは残ったみんなでNGいない分も、盛り上がったよ~」
杏「結果どっちも大成功、女社長はぐうの音も出なかったらしいね」
P「でもその直後、みんなに迷惑かけて・・・」
きらり「そうそう、Pちゃん過労で倒れちゃったんだよねぇ」
杏「あれにはあんずもびっくりしたよ、そりゃそうだよプロデューサーって言いながら実際は14人のマネージャーだったもん」
P「それで今西部長に怒られて、負担を半分以下にするように命令受けて」
杏「でさあ、プロデューサーが選んだのが凸レーションとCI(キャンディアイランド)だったよね、なんで?」
きらり「そうそう、それきらり、ず~っと聞きたかったの、Pちゃんなんでぇ?」
P「半分は消去法かな、NGはTPと合併したから向こうに任せて良いし、神崎さんはもうすでに1人で十分売れていたし」
杏「あー、じゃあラブライカとアスタリスクは?」
P「ラブライカは新田さんに任せて大丈夫だったし、アスタリスクはもうあの時点で色々な意味で完成していたから」
きらり「消去法が半分ってことは~、残りの半分は~?」
P「あんきらが話題になったライブの後、すぐに車のCMが来たよね」
杏「あー、あのプロデューサーが運転手役で出た、あのギャラ良かったなー、車も貰えるかと期待してたけどくれなかった、飴は貰ったけど」
きらり「タイアップで曲も作ってもらったにぃ~、安心きらめき、『あんきらで行こう!』っていう曲」
P「あれは良い仕事だった、しかし、あんきらというユニットが急に売れるとそれぞれの残された4人が心配になるわけで」
杏「それでかー、プロデューサー、やさしいねえ」
きらり「あんきらで忙しい時に、みりあちゃんもりかちゃんも、かな子ちゃんも智絵里ちゃんもお仕事がんばってたって聞いてゆ」
P「CP14人全員が1人も欠けずちゃんと売れたのは、あの時の選択が正しかったからって今でも思ってるよ」
杏「でも、もう14人中、5人が結婚しちゃったんだよねー」
きらり「美波ちゃんとぉ、未央ちゃんとぉ、かな子ちゃんとぉ、李衣菜ちゃんとぉ、莉嘉ちゃんは19歳で結婚しちゃったにぃ」
P「この部屋も段々と人数が減って寂しくなって、それでも集まれる場所って事で残してはいたんだけど」
杏「それでここ何の部屋になるのー?」
P「安部菜々プロデューサーによる男性アイドルユニットの部屋になる予定で、一気に男臭くなると思う」
きらり「じゃあここ、ほんとにもう入れなくなっちゃう」
P「そこで今日の本題に入ろう、CPが正式に消滅した今、今後の身の振りが決まってないのは杏ときらり、2人だけだ」
杏「え?ちゃんとライブで引退するって言ったよ?」
きらり「なんでやねん!って突っ込まれてたねぇ」
P「いつものお約束だと思われてるぞ、あときらりはライブでは『考えちうだにぃ』って言ってたが、あてはあるのか?」
きらり「Pちゃんはぁ、どうすゆのぉ?」
P「一応、22階の元の部署に戻って引き続きアイドルのプロデュースとマネジメントをするつもりだけど」
杏「あんきらがそのまま残るって言ったら、プロデューサー、引き続き面倒見てくれるの?」
P「もちろん、今日はその相談だ、あんきらはまだまだ需要がある、昔ほどの忙しさじゃないが、まだまだいける」
きらり「ん~、じゃあまず、杏ちゃんからどうぞ~」
杏「えっ、いいの?じゃああんず、プロデューサーに相談なんだけどさー、もう印税とかで、一生暮らせるお金溜まったんだー」
P「確かにそれくらいは、でもアイドル楽しいって」
杏「楽しかったよー、でもさ、あんず、さすがに10年やってもう疲れちゃったんだ、だから今度こそ、本当に引退」
P「・・・本気なら止めないよ、引き留めて欲しいならいくらでも引き留めるけど、その顔は本気の顔だね」
杏「うん、それでね、杏、究極の不労所得を目指そうと思うんだ、杏・・・結婚したい」
P「結婚かあ・・・そうか、それであてはあるのか?」
杏「あてっていうかさ、これから結婚相手を探すのって大変じゃん、杏もう27歳だよ、このまま行き遅れて川島瑞樹38歳独身みたいにはなりたくないよ」
P「先輩に何てことを(笑)」
杏「そこで相談なんだけどさあ・・・プロデューサー、杏をお嫁に貰ってくれない?」
P「ええっ?!」
杏「あんずが結婚したいって思えるのプロデューサーだけなんだ、ほら、あんず、男だってプロデューサーしか知らないし」
P「・・・杏、本気なのか?」
杏「プロデューサーの奥さんになったらさ、もっともっと甘やかして面倒してくれるだろうなーって」
P「うーん」
杏「嫌ならいいよ、しばらく泣くけど」
P「正直言って杏の事は、嫌いじゃない」
杏「でもアイドルとプロデューサー、って言いたいんでしょ?だから、引退する」
P「そうか・・・うーん」
杏「そのうえでアイドル続けろって言うなら、きついけどやるよ、あんきらも、怯え系アイドルとかになってる智絵里との仕事も」
P「わかった、ちょっとそれは置いておこう、次、きらり」
きらり「Pちゃん、杏ちゃんに返事はー?」
P「今は仕事の話だから、で、きらりはどうするんだ?」
きらり「きらりはー、10年間はぴはぴできて嬉しかったにぃ、だからぁ、モデル兼アイドル続けるのもぉ、悪くないにぃ」
P「じゃあ、きらりは今まで通りアイドル部門か?モデル部門に行きたいなら紹介するけど」
きらり「Pちゃんのそばは絶対離れないの!きらりが今、一番はぴはぴできるのはぁ、Pちゃんのそばにいる時なのぉ」
P「ありがとう、引き続きアニマルアイドルやってるみりあの面倒も頼むよ」
きらり「んーん、きらりもねぇ、杏ちゃんとおんなじ・・・Pちゃんと結婚したいの」
P「えええっ?!」
きらり「Pちゃんは~、きらりのこと、いっぱいいっぱいはぴはぴにしてくれたから、お返しがしたいのぉ」
P「もう十分、笑顔を見せて貰ったよ、それにお返しするならファンのみんなにも・・・」
きらり「ううん、きらり、アイドルになれないと思ってたのと同じくらい、お嫁さんになれないと思ってたの、だって、だってね」
P「・・・身長、か」
きらり「うん、きらり、きらりより、おっきな人でないと駄目なの、絶対駄目なの、だから、Pちゃんがいいの」
P「でもこの間、バラエティの企画で身長2m超のプロレスラー3人とお見合いしてたよね」
きらり「あれはお仕事!それに、おっきいだけじゃ駄目なの!Pちゃんみたいなおっきさがいいの!!」
P「涙ぐまないでくれ、わかった、本気なのはわかったから抱きつこうとしないでくれ、またミシミシいうから」
杏「さあプロデューサーどうするの?杏をお嫁に貰うか、きらりをお嫁に貰うか、今まで通り2人にアイドルやらせるか」
P「うーん、うーん、うーーーーん」
杏「今日が契約更新最後の日なんでしょ?じゃあ今日、プロデューサーに結論出して貰わないとサインも何もできないよ」
きらり「Pちゃんの~、したいようにしてくれたら、杏ちゃんもきらりも、納得するよ~?」
P「きらりも、嫌いじゃない、正直に言う、杏もきらりも好きだ」
杏「じゃあ、とりあえずどっちかお嫁には貰ってくれるんだね」
きらり「う~れすぃ~!」
P「・・・うん、そうするよ、でも、どっちにするかは・・・」
きらり「じゃあ、きらりは身を引くねぇ」
杏「えっ」
P[えっ」
きらり「だってぇ~、杏ちゃんには選択肢はPちゃんしかいないんでしょ~?きらりは、きらりよりおっきい人って条件だからぁ、探せばいるかもぉ」
P「それは、見つかるのか?」
きらり「見つけるよぉ、見つからなかったら、それはそれでしょうがないにぃ」
杏「きらり、本当にしれでいいの?あんず、プロデューサー、貰っちゃうよ?」
きらり「それで杏ちゃんとPちゃんが、はぴはぴになれるなら、きらり、喜んで、み、身を引くにい!」
あんず「きらりん、涙出てる!」
P「泣かないで・・・」
きらり「Pちゃんが、きらりがいいって言うならきらりだけど、選べないんだったら、大好きな杏ちゃんとPちゃん、両方はぴはぴにしたいもん!」
P[それできらりは、はぴはぴになれるのか?」
きらり「うん!Pちゃんと杏ちゃんがはぴはぴなら、きらりも、はぴはぴ!」
杏「きらりん・・・きらり、ありがとう」
きらり「うんっ!!!」
杏「そういう訳だからさ、プロデューサーは、あんずが貰ったよ、ドヤッ!」
P「そこはドヤ顔なのか?まあいいや、きらり、きらりのしたいようにするのが正しいと思うから、杏と幸せになるよ、ごめん」
きらり「そこは、謝っちゃ駄目だにぃ、笑顔だにぃ」
P「そ、そうだな」
杏「じゃあプロデューサー、今日中に記者会見できるー?」
P「今日か?だってご両親に挨拶とか」
杏「平気平気、きらりの気が変わらないうちにさ、それでプロデューサー、不労所得の計画なんだけどさ」
P「杏を養っていけるくらいの稼ぎは何とかなるぞ、杏の貯金を崩さなくても」
杏「もっと長期的な話だよ、子供は3人、いや、4人くらい産んで、老後を養ってもらおう!」
きらり「!!!」
P「4人か、杏いま27歳だよな、そこから4人となると・・・」
きらり「・・・やっぱり、やめりゅ」
杏「え?」
きらり「あきらめるの、やめりゅ!」
P「きらり?」
きらり「きらり、やっぱしPちゃんと結婚すゆ!!」
杏「な、なんだってーーー?!」
きらり「だって杏ちゃん、プロフィールだと体重30kgだけど、本当は27kgだよね?」
杏「失礼だなー、たまに28kgの時だってあるし、いっぱい食べたら29kgになる事も、きっとある!」
きらり「駄目!そんなちっちゃい体で子供産んじゃったら、杏ちゃん、死んじゃう!」
P「確かにそういう心配はあるけど・・・」
杏「今の医療は発達してるから大丈夫だよ、35歳くらいまでなら」
きらり「決めた!Pちゃんと結婚して、杏ちゃんを娘として育てりゅ!」
杏「なんでそうなるの?」
きらり「だからPちゃん、身を引くの取り消し!きらりと結婚して!」
P「・・・きらりはやさしすぎるっていうか何ていうか」
杏「もう遅いよねプロデューサー?杏と結婚するんだよね?ね?ね?」
P「いや、きらりが身を引く理由が無くなったんなら、それを尊重したい」
きらり「Pちゃん!」
杏「じゃ、じゃあ、きらりんと結婚するの?あんず、持ち上げられておいて、ぽいって捨てられちゃうの?」
P「いや、どちらにするかっていう所まで戻っただけだ」
きらり「Pちゃんとならぁ、はっぴはっぴな家庭を築けるにぃ、杏ちゃんも一緒に養ってあげるぅ」
杏「きらりは親友だけど、養ってもらう気はないよ、昔きらりんハウスで酷い目にあったし」
きらり「むー、きらり、Pちゃんに抱いてもらった事があるにぃ、はぐはぐ~、相性ばっちしだったにぃ」
杏「えっ、プロデューサー、きらりにも手を出してたの?あんずだけじゃなくって?」
P「あ、杏と、きらりだけ、2人だけ!本当に!凛も美嘉もちゃんと断ったし、まゆは・・・半分で逃げた」
杏「あんずはプロデューサーと4回も寝たんだから!」
きらり「きらりはぁ、1、2、3、4回、きらりも4回」
P「それは、その」
杏「ひょっとして、回数調整した?」
きらり「それでぇ、どっちが先だったにぃ?」
P「お、覚えてないよ、どっちも仕事で落ち込んでて慰めるためにっていうのは覚えてるけど、どっちが先かなんて」
杏「あんずをお嫁に貰うと、北海道の土地がついてくるよー?相続税大変だけど」
きらり「きらりと結婚すると~、なんと!杏ちゃんがついてくる!」
杏「だから行かないってば!」
きらり「えー、だって、Pちゃんがいるんだよ~?杏ちゃんもPちゃんと暮らせるんだよ~?」
杏「プロデューサー、どうすんの、この修羅場」
きらり「おにゃーしまーっす!」
P「・・・ちょっとトイレで顔を洗って考えてくる」
P「大変な事になったな・・・」
P「正直、どっちも大好きだ」
P「好きすぎて、どっちを先に抱いたか思い出せない程」
P「あと、まゆとは半分じゃなく9割くらい・・・いや、今はそんな話じゃない」
P「こんな事になるくらいなら、いくら仕方がなかったとはいえ担当アイドルを抱くなんて・・・いや、あれは仕方がない」
P「どっちにしろ責任は取らなきゃな」
P「お待たせ」
杏「うん、きらりと話はついたよ」
きらり「でぇ~、Pちゃんは、どっちをお嫁に貰ってくれゆ?」
P「正直に言う、やっぱり選べない!でも、選ばない訳にはいかないから、もう少し時間を・・・」
杏「うんやっぱりね、プロデューサーの性格、わかってるもん」
きらり「もう苦しまなくていいから、安心してくれりゅ?」
P「え???」
杏「じゃあいくよ、きらりん」
きらり「杏ちゃ~ん、恨みっこなしだにぃ~」
P[いったい何を・・・」
杏「せーの」
きらり「さ~いしょ~はグー!」
杏・きらり「じゃーんけーん・・・」
P「ま、まま待って!ちょっと待って!それは何?」
きらり「白黒はっきりつけるの」
杏「じゃんけんで買ったらプロデューサーと結婚、負けたら愛人ってことで!」
P「愛人・・・」
きらり「愛人になっても、赤ちゃんは作らせてもらうにぃ~」
杏「愛人になったらあんず、子供は1人でいいよ、そのかわりプロデューサの名前1文字貰うね」
P「その、愛人っていうのはやっぱり良くないんじゃ」
杏「じゃあ内縁の妻って事で」
きらり「Pちゃんが選べないなら、こうするしかにょわ~~~!!」
P「うわ!突然ソファーに突き飛ばさないでくれ!」
杏「最初はグー!」
きらり「じゃ~んけ~ん」
杏・きらり「ぽんっ!!」
P「・・・決まっちゃった」
END
初投稿なので読み辛くて無駄に長くてごめんなさい
少しでも暇潰しになっていただければ。
他の人のを見たらわかると思うけど行間は開けた方が読みやすくなるよ
トライアドプリズムってなんですかね
トライアドプリムスでした間違えましたごめんなさい
>>13
そうですね全て書き終えてから気づきました
次に何か書くことがあればそうします。
>>15-16
アニメから入ったのでユニットの名前を見間違えてしまいました
本当に申し訳ありません。猛省しています。
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