ポロリ「海賊王になる」(9)
ピッコロ「はあい!ピッコロよ!私たち、今日は海水浴にやってきたのよ。ところが……」
ポロリ「わあ。綺麗な海だね。じゃじゃ丸はまた、遅刻か。まあ、いいや。泳ごうよ」
ピッコロ「ねえ、ポロリ」
ポロリ「なんだい、ピッコロ」
ピッコロ「ポロリ、ねえ、何でポロリのあれがポロリしてるの。全裸じゃない」
ポロリ「なにか、変?」
ピッコロ「変よ。服を着てよ」
ポロリ「海賊は服を着ないんだ!海賊は服を着ないんだ!」
ピッコロ「そう言いながら、ポロリったら、私に掴みかかってきたのよ。目は常軌を逸していたわ」
あらあら、それからどうしたのさー♪
じゃじゃ丸「ごろにゃーご。諸君、待たせたにゃ。うにゃ。何をしてるんだ」
ピッコロ「解らないけど、変なのよ」
じゃじゃ丸「ポロリが全裸でうなだれているのは確かに変だと、おいらも思うにゃ」
ピッコロ「でしょ」
じゃじゃ丸「ポロリは何で、全裸であれをポロリして、うなだれているんだ?」
ピッコロ「全裸でおかしいって、何回も言ったら、ああして座りこんじゃったのよ」
じゃじゃ丸「おい、ポロリ。どうしたんだよ」
ポロリ「ねえ、じゃじゃ丸。海賊は服を着ないんだ。おかしくないだろ」
じゃじゃ丸「お、おお」
ピッコロ「ね」
ポロリ「おかしいことじゃないのだ。海賊は服を着ないものなのだ」
じゃじゃ丸「ポロリ」
ポロリ「だろ、じゃじゃ丸!なのに、ピッコロったら」
じゃじゃ丸「おいらも変だと思う」
ポロリ「そんな……海賊は服を着ないものなのだ。そう言っていたのだ」
ピッコロ「言っていた?誰が?」
ポロリ「おじさんさ!」
―――昨夜
ポロリ「にこにこ島がありましてー」
おっさん「おい、坊や。おい、坊や」
ポロリ「おじさん、何?」
おっさん「こっちおいで、いいものあげるから」
ポロリ「ねえ、おじさん」
おっさん「何だい」
ポロリ「何でおじさんは裸なの」
おっさん「海賊だからさ」
ポロリ「……おじさん、海賊なの!」
おっさん「ああ、こんなにもしゃもしゃの髭なんか、海賊じゃなきゃ生やせないだろ」
ポロリ「そうかなあ」
おっさん「そうだとも。それにおじさんの身体の臭いをかいでご覧」
ポロリ「うわあ、臭いよ」
おっさん「海賊だからさ。海の男は海にいるから、風呂に入れないからね」
ポロリ「本当に?」
おっさん「本当さ。それにご覧よ、これ」
ポロリ「おちんちん?」
おっさん「ちがうよ。ワンピースさ。グランドラインの秘宝さ。おじさんはね。海賊王なんだ」
ポロリ「おちんちんだよ」
おっさん「ちがうさ。坊やのおちんちんと比べてごらん。どうだい」
ポロリ「こんなに大きくないし、黒くもないし、毛がもじゃもじゃでもないよ」
おっさん「だろう。ほら。咥えてご覧」
ポロリ「くさい、くさいよ」
おっさん「これは儀式だ。おじさんはこれから死ぬ。海賊王を君に譲る!」
ポロリ「あが、あがががが」
おっさん「ああ、最高だ!最高の口まんこだ!戦闘能力は57万!」
ポロリ「うわあ、白い液が口に」
おっさん「それがワンピースさ。ほら、服を脱ぐんだ」
ポロリ「何で?」
おっさん「海賊は服を着ないんだ」
ポロリ「ええーーー。ねえ、これで海賊王になれるの」
おっさん「ああ、なれるとも。そうだ。尻の肉を広げるんだ。そう。それでいい」
ポロリ「うわ、おじさん。痛い!痛い!痛いよ!」
おっさん「ああ、坊や。いいじゃないか。いい。いいよ」
以上、回想終わり。
ポロリ「そう言って、おじさんはお金をくれて、去っていったんだ。僕は海賊王だから、服は着ないのだ」
ピッコロ「そうなの。それなら仕方ないわね」
じゃじゃ丸「おい。待て。おい、待てって」
ピッコロ「え、何よ。ポロリはおじさんから、海賊にしてもらったんでしょ。海賊だから、仕方ないでしょ」
じゃじゃ丸「本当に解ってないのか?」
ピッコロ「何が???」
じゃじゃ丸「にゃら、仕方ない」
ピッコロ「何よ、言いたいことがあるなら、はっきり言いなさいよ。ピッコ!」
どーーーーん
ポロリ「うわ、うわわ」
じゃじゃ丸「わあああ」
――帰り道
じゃじゃ丸「なあ、ポロリ。本当は解ってるんだろ」
ポロリ「うん。おじさんは海賊なんかじゃなかったんだ」
じゃじゃ丸「ポロリ……」
ポロリ「僕はレイプされたんだな」
じゃじゃ丸「気にするな。ところで、ポロリよ」
ポロリ「うん。解ってるよ」
じゃじゃ丸「だろう」
ポロリ「ピッコロったら、足を開いて座るから、まん筋がまるみえだったね」
じゃじゃ丸「ああ。あれはいいものだにゃ」
ポロリ「明日からはちゃんと生きていけそうだよ」
完
調べたら、全員、ひらがな表記でした。漢字は混じらない。
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