P「俺は…ジュピターに勝ちたいっ!!」(105)

※ジュピターが出るSSです、苦手、無理なかたはそっと閉じてもらえると幸いです

P「(なんやかんや合ってジュピターっとの誤解も解け)」

P「(今では765プロのいいライバルとして日々お互い切磋琢磨し合っている)」

P「(冬馬なんかは話して見るとなかなか熱い奴で結構話が盛り上がるし)」

P「(北斗も翔太もいい奴だ)」

P「(竜宮もフェスでリベンジし返して遺恨はなくなったし)」

P「(すべて順調だ…でも…)」

P「俺自身はジュピターに勝ったと言えるのだろうか…」

TV<最近話題のジュピターさんですー!キャー!

P「………」

小鳥「あ、ジュピターのみんなですね」

P「ええ、あいつらも頑張っているようです」

小鳥「本当ですねぇ…一時期はどうなるかとおもいましたけど」

P「そうですね、まぁ…黒井社長の策略のせいですから」

小鳥「ふふ、今ではいい商売敵、ライバルですものね」

P「はい、まだ765プロのほうが断然優勢ですけどね!」

小鳥「とか言っちゃってると、足元をすくわれかねませんよ?」

P「はは、大丈夫ですよ、うちのアイドルは努力家ばかりですから」

小鳥「それもそうですね、あ、お茶入れてきますね~」

P「あ、すみません…」

<チャオ☆

P「………あいつらも頑張ってるよなぁ…」

P「………765プロとしてはジュピターに勝利したけど…俺自身はあいつらに勝ったのかなぁ…」

P「………こうしちゃ居られない、悩むより足を使わないとな」

P「音無さん!ちょっと営業に行ってきますね!」

小鳥「えぇ!?ず、ずいぶんと急ですね…言ってらっしゃいプロデューサーさん!」

P「はい、すこし××テレビのほうまで…」

小鳥「了解しましたー!」

P「(今から行けば…収録終わりくらいだろう)」


××テレビ

P「あ、どうもー、765プロのPです~!」

D「あんら~やだPちゃん!どうしたの~、お仕事?」

P「いえいえディレクターさん、ちょっと近くまで寄ったので挨拶と。こちら差し入れです」

D「あらやだ!まめねぇ~!Pちゃんのそういうところ…す・き・よ」

P「はっはは、ありがとうございます…そういえば今日はジュピターがこちらで収録してるとか」

D「そうよぉ~ん、第3スタジオでやってるわぁ、なに?敵情視察?」

P「いえいえ滅相もない、お互いいいライバルですから、ちょっと激励にでも」

D「いいわねぇ~男同士の熱い友情って奴、滾るわぁ~」

P「ははは…そろそろ終わりそうですかね?」

D「ちょっと待ってね…そうね、あと15分くらいかしら」

P「ありがとうございます、じゃあすこし待たせてもらおうかな」

D「あら?お仕事はいいの?」

P「ちょうど合間の時間ですから」

D「うらやましいわねぇ~、Pちゃんに会いに来てもらえるなんて…やっぱり若さかしら」

P「いえいえ、ディレクターさんにも会うことも目的ですから」

D「んっもう!上手いんだからっ!あ、あの子達の控え室は3階よ」

P「すみません、いつもいつも」

D「いいのよぉ~…また飲み、いきましょ!」

P「はは、ぜひ」

D「じゃあまったねぇ~ん…」

P「はい!………あのディレクターさんいい人なんだけど…オカマなんだよなぁ…」

P「さて、じゃあ待合室にでもいくか…」

P「………お」

冬馬「ん?ありゃ」

翔太「お!765プロのプロデューサーさん?」

北斗「のようだね、チャオ☆」

P「チャオ☆、お疲れさん」

冬馬「どうも、どうしたってんだこんなところで」

翔太「プロデューサーさんも仕事?」

P「まぁそんなところだよ、ついでに顔見せにでもとおもってな、ほら差し入れ」

北斗「すみません、いただきます」

冬馬「わるいな、っても俺たちもすぐ移動しなきゃならねーんだけど」

翔太「今日は地味に移動がおおいからね!」

P「ああ、俺もこの後また仕事だしかまわんよ」

北斗「本当ならこの後デートにでも行きたいんですが…」

P「そういうのは俺にじゃなくファンに言おうな」

北斗「冗談ですよ☆」

冬馬「じゃあ俺たち着替えるから」

翔太「ちょっと待っててね!」

北斗「では、すこし失礼」

P「ああ、外で待ってるよ………」

P「(…そもそも俺とジュピターで勝ち負けってのは難しい)」

P「(あいつらはアイドルで、おれはプロデューサーだし)」

P「(純粋に勝負して…ってわけにも行かない)」

P「(じゃあどうするか…アイドルとプロデューサーではなく、男として)」

P「(そう、一匹の漢として…一人ひとりに勝てばそれは俺がジュピターに勝っているといえるのではないだろうか)」

P「(…じゃあまず…男としてといったらやっぱり…もてるかどうかだろう)」

P「(…ジュピター、俺が765プロとしてだけではなく俺個人も勝っているとわからせてやる!!)」

冬馬「待たせたな」

翔太「お待たせ!」

北斗「お待たせしました」

P「ああ、早いくらいさ、うちのアイドルに比べたらな」

北斗「そういえば765プロは女性の方しか居ませんしね」

翔太「やっぱり女の子って準備とか長いの?」

P「結構ながいぞー…メイクやら衣装合わせやら…1時間待つなんてざらだ」

冬馬「そりゃ…アンタもお疲れさんだな」

P「まぁ、それが仕事だしな。表に車を呼んでおいたよ」

冬馬「お、悪いなそんなことさせて」

P「なに、このテレビ局は顔見知りも多いから気にしなくていいさ」

北斗「すみません、ライバル事務所なのに」

P「はは、切磋琢磨してもらってこっちもありがたいよ」

翔太「じゃあこっちの裏口からでいいんだよね?」

P「ああ、タクシーが来ているはずだけど…」

<ガチャ

モブ子「キャー!冬馬くーん!!」

モブ美「北斗くーん!チャオぉぉぉぉ!!!」

モブ代「翔太くーん!サインしてぇえぇえぇええ!!!」

冬馬「うおっ!いつにもまして今日は出待ちが多いな」

北斗「チャオ☆、そこの子猫ちゃんもチャオ☆」

翔太「北斗くんの女の子に対する対応のすばやさって本当にすごいよね…」

P「(なんだこれは…すごい人数の出待ちじゃないか)」

P「(少なく見積もっても…30人は居るぞ…)」

P「い、いつもこんなに出待ちが多いのか?」

冬馬「応援ありがとう!ああ、まぁいつもはもうちょっと少ないんだけど」

翔太「最近増えてきたよねー、これは出入りの仕方考えなきゃかな…あ、はいここでいいですか?」サラサラ

北斗「それだけ俺たちの人気が出てきたってことさ、チャオ☆」

P「そ…そうか…」

P「(ぐぬぬ…俺だって最近は生っすかとかなぜか顔だし企画が増えてきて)」

P「(事務所にも少量だが俺宛のファンレターとかが着てて浮かれていたのに…)」

P「(やっぱりそんなのは比にならないのか…)」

モブ子「冬馬ぐうぅぅぅん!!すぎぃぃぃぃぃ!!」

モブ美「北斗くぅぅぅん!!愛してるうううううう!!!」

モブ代「翔太君ぺろぺろしたい!!すんごいぺろぺろしたい!!」

P「(くそっ…俺なんてもう好きって言われたのなんか覚えてないくらい昔だというのに…)」

P「(こいつらはこんな若さで…こんなにもの人にそういってもらえるなんて…)」

P「俺は…やっぱり負けているのか…」

冬馬「え?なんだって?」

P「………ここを切り抜けるぞっ!すみませーん!!次のお仕事に行かなくてはなりませんのでー!道をあけてくださーい!」

翔太「お!プロデューサーさん頼りになるぅ!」

北斗「チャオ☆このままじゃ出られないし…ここは付いていこうじゃないか」

P「すみませーん!あけてくださーい!!」

冬馬「助かるぜ…毎回苦労しててな」

P「(毎回だと…)」ギリリッ

モブ子「なにあの男、冬馬くんのなに!?」

モブ美「ちょっとっ!どいてよっ!北斗君が見れないじゃない!」

モブ代「空気読んでよねーあの男、ぶっさいくな癖に」

P「(酷い言われ様だ…)」

P「さぁ、タクシーに乗って!」

冬馬「ありがとよ、みんな!応援ありがとう!」

翔太「みんなまたね!」

北斗「また会いましょう!チャオ☆」

\キャー!ギャー!ジュピター!/

<ガチャ

冬馬「ふぅ…あ、○○テレビまで…助かったぜ、さんきゅーなプロデューサーさんよ」

P「………おう」

翔太「どうしたの?」

P「なんでもない…」

P「(女にもてるって面では…さすがに現役アイドルとは勝負のしようがないか…)」

P「(そう、これはそもそも勝てない勝負だったんだ、なら別の勝負で勝てばいいさ)」

P「つ、次の仕事はなんなんだ?」

冬馬「ああ、今度は特番用の番組撮影だぜ」

翔太「たしか…運動特番で僕たちはサッカーだよね!」

北斗「この寒い中サッカーか…それもかっこいいかも知れない」

P「!?…そうか…サッカーか…ふふふ」

P「(サッカー…どうやら俺は付いているようだ)」

P「じゃあそこまで送っていくよ、どうせだし」

翔太「ほんと!」

冬馬「アンタにだって仕事あるだろ?いいのか?」

P「今日は余裕があるし、こういう理由ならアイドルたちもわかってくれるさ」

北斗「ふふ、罪なお方だ」

P「(くくく…サッカーで俺が勝っているとわからせてやる)」

AD「じゃあジュピターの皆さんすみません、収録前に軽く体を温めてもらっておけますか」

冬馬「わかったぜ、こっちも怪我したくねーしな」

翔太「んー!やっぱ寒いよっいくらなんでもまだ冬だし」

北斗「まぁ…PK対決ってことだからそんなに動き回らなくてよさそうだ」

冬馬「じゃあ軽く動こうぜ、本当に怪我したらしゃれになんねーし」

翔太「そうだね!じゃあ軽く走ろうか」

P「お前ら、なら俺とひと勝負しないか」

冬馬「!?、まだ居たのかよあんた!」

北斗「仕事はいいのですか?」

P「ああ…男の尊厳をかけた戦いだからな」

翔太「尊厳?」

P「番組でPK対決するんだろ?なら先にデモってことで俺とやろうじゃないか」

冬馬「どういうことだ?」

P「なに、ただ俺とPK対決するってだけだよ」

P「(くくく…これでも中高とサッカー部で平成のマラドーナと呼ばれていたんだ)」

P「(このPK対決で圧勝して…こいつらにすこしわからせてやらないとなぁ…)」

P「自身が無いんだったらいいぜ?」

冬馬「へぇ…おもしろいこと言ってくれるな」

翔太「いいじゃん!やろうやろう!」

北斗「ただ走って体を温めるよりはおもしろそうだ」

P「そうでなきゃな…じゃあ俺が先にキーパーをやってやるよ」

P「お前らはそうだなぁ…一人2球蹴ってくれ」

冬馬「多く決めたほうが勝ちってことでいいな?」

P「ああ、それでいい」

翔太「よし!じゃあ僕1番!」

北斗「何番でも」

冬馬「じゃあじゃんけんでいいだろ、せーの!」

P「くくく…大人の実力、見せてやるよ」

5分後

P「なぜだ…なぜ1球も止められない!!」

冬馬「そりゃPKなんてはずさねーだろ、大舞台ってわけじゃねーんだし」

翔太「それにさっきからぜんぜん飛ぶ方向逆だよ、おっかしー!」

北斗「まぁ…そんな無理をなさらずに」

P「……はは、まぁいいさ…今度は俺が蹴るよ、キーパーは誰がする?」

冬馬「どうする?」

翔太「北斗くんでいいんじゃない?」

北斗「では僕が」

P「おーけー…全部ぶち込んでやるぜ」

北斗「ハハッ、お手柔らかにお願いしますね」

P「それは出来かねんな…じゃあいくぞっ!」

北斗「はい」

P「どぉりゃ!!」ドゴォ

北斗「ほいっと」

冬馬「普通にとったな」

翔太「僕たちの勝ち決定だね!」

P「いやいやいやいやいや!」

北斗「ふぅ…とんだ方向がよかったかな?」

冬馬「じゃあおつかれっしたー」

翔太「いい運動になったねー!」

P「ちょ!ちょっと待った!後1球!後1球だけ!」

冬馬「あと1球って、俺たちの勝ちもう決まっただろ」

P「いやいやいや、今のはまぐれ、な、たまたまだ、頼むよあと1球、な!」

翔太「いいんじゃない?やってあげれば冬馬くん」

冬馬「まぁやるのは北斗だけど…どうする?」

北斗「俺はかまわないよ」

P「よーし!じゃあいくぞー!もう一回勝負だ!」

北斗「はい、じゃあお願いします」

P「おう…じゃあ行くぞ………こなくそがっ!!」ドガァ

北斗「はいっ!」バシィ

冬馬「綺麗なキャッチだこと」

翔太「北斗君手足ながいからねー」

P「なんでじゃ…ゴール隅を狙った完璧なシュートが…」

北斗「ふぅ…手足が長くていいこともあるもんだ」

冬馬「おつかれさん、じゃあな」

翔太「思ったよりも運動にならなかったなぁ…これから走ろうよ!」

北斗「それはいい、ちょうどマラソンコースもあるようだし」

P「ちょっと待てぇ!」

冬馬「なんだよ」

P「ああああれだあれ、相性が悪かったんだ、キーパーとのな!相性が」

北斗「結構あなたとの相性はいいと思うんですけど…」

翔太「そういう意味じゃないと思うよ」

P「だから今のは無効だ無効!!な!!」

冬馬「いいけど…じゃあ俺か翔太がキーパーやれってか?」

P「ああ、そうだ…け…ど…」

翔太←運動神経抜群

冬馬←そもそもサッカー少年

P「………」フルフルフル

冬馬「その…なんだ…やるか?」

P「もういいわ!!ボケ!!」ダッ

翔太「あ、行っちゃった」

北斗「冬馬がいぢめるから…」

冬馬「俺のせいかよ」

P「(くそっ!くそっ!体力面でも勝てはしないのか!!)」

P「(これが若さか…)」

P「(もう俺が勝っていると思わせるにはどうすれば………)」

P「(………もうこれしかない)」

とあるファミレス

冬馬「いやー今日の収録も結構疲れたな」

翔太「だねー、でもこうやって仕事の後に食べるご飯が美味しいのっていいよ!」

北斗「お…あそこに可愛い子が」

冬馬「北斗」

北斗「わかってるよ、厳しいな冬馬くんは」

翔太「じゃあそろそろいく?」

冬馬「ああ、会計は…」

P「俺が出そう」

3人「!?」

冬馬「あ、アンタ!どこから沸いた!!」

P「なに、通りすがっただけだ」

北斗「チャオ☆プロデューサーさん」

翔太「こんばんはプロデューサーさん!」

P「ああこんばんは、ここの会計は俺がだすからいいよ」

P「(そう…もうこいつらに勝つための方法は一つ)」

P「(経済力だ)」

P「(社会人と子供、その格差を言うものを教えてやる…)」

冬馬「え、悪いからいいよそんなの」

翔太「えー、もらえるならもらっちゃおうよー!」

冬馬「いやいや、いいって、俺が払うから」

P「はっはっは、無理するな、まだまだアイドルの身、お財布事情は厳しいだろう?」

P「なぁに気にするな、社会人のプロデューサーである俺が、おごってやろう」

北斗「いえ、大丈夫ですよ、そんなに困ってないですし」

冬馬「そうそう、それに仮にもライバル事務所の人間だぜ?」

翔太「そういえばそうだったね…忘れてた」

P「いやいや、隠すことはない、961プロを離れてからまだそうたってなんだ、いろいろと厳しかろう」

P「さぁレシートを貸しなさい」

冬馬「いやいいって、本当に大丈夫だから」

P「遠慮することはないぞ、ははは、可愛いやつめ」

冬馬「いや本当に、困ってないから、十分もらってるから」

P「ははは、時には素直におごられることも大切だぞー」

北斗「………ちなみにプロデューサーさんはどのくらいもらってるんですか?」

P「ん?俺か?こんなところで大声に言うのもなんだしなぁ!あっはっは」

翔太「まぁいいじゃんいいじゃん!教えてよ!」

P「そうかそうか、聞きたいか!じゃあちょっと耳を貸してみ…」

北斗「はい」

P「………くらいだ」ゴニョゴニョ

北斗「……あ、そうですか」

冬馬「…………」

P「ん?どうしたお前たち?そんなに驚かなくてもいいんだぞ?」

翔太「………プロデューサーさん」

P「ん?なんだい翔太君」

翔太「……僕たちの先月の給料、【Pの云倍の給料】円だよ」

P「え?」

冬馬「ま…そういうことだ、ここは俺がだすよ」

P「………え?」

北斗「前の事務所よりその…中抜きといいますか…かかるお金が少ないですから」

翔太「より僕たちにお金がもらえるようになったんだよね!」

冬馬「そりゃ961に居たころよりもらってねーけど…」

冬馬「その…なんだ…ごめんな」

P「………くそおおおおおおおおおおおおおお!!」ダッ

翔太「あっ!また走り出した!」

北斗「一人にさせて置いてあげよう…」

P「アイドルがなんだぁああああああ!!くそがあああああああああああああ」

P「ちくしょう…ちくしょう…なんだよ…」

P「俺なんて9人のアイドルのプロデューサ兼マネージャーみたいなもんで」

P「まいにちまいにち休み無く働いてるのに…くそっ!!」

P「俺は…俺はっ…金銭面でもあいつらに勝てないのかっ!!」

P「くそ…男として…俺は…」

P「あいつらよりもてるわけでもなく…」

P「あいつらより運動ができるわけでもなく…」

P「あいつらより稼いでるわけでもない…」

P「勝ってるところなんて…ないじゃないかっ!!」

P「くそ…もう…だめだ…あきらめたよ…」

P「あいつらに勝つのなんて無理だ…」

P「所詮今をときめくアイドルにただのプロデューサーが勝とうなんてのがおこがましかったんだ…」

P「もう…俺の負けでいい…俺のアイドルがあいつらに勝ってくれれば…それで…」

???「そこであきらめるから、だぁから貴様は弱小プロデューサーとだと言うのだ!!」

P「あ…あんたは…」

黒井「ウィ…こんなところでなにを寝そべっておるのだ貴様は~」

P「………アンタには関係ないだろ」

黒井「そうだ関係ない、貴様がどこでのたれ死のうが知ったことではない」

黒井「だがぁ…貴様、ジュピターに喧嘩を売ったのだろう?」

P「どこでそれを」

黒井「私ほどのものともなれば、そういった情報は嫌でも耳に入るものだ」

黒井「もちろん、貴様が無様に完膚なきまでに打ちのめされたことも知っている」

P「………笑いにきたのか」

黒井「もちろん、あたりまえだ」

P「は…笑えよ…どうせ俺は負け犬だ…」

黒井「ふん、どうやら本当に弱小プロデューサーのようだなぁ」

P「なにをいまさら…」

黒井「なぜそこであきらめる、私があそこまで765プロを潰そうと手を尽くしたとき」

黒井「必死に抵抗したあのしつこいゴキブリのような根性はどこへいった」

P「………だってしょうがないだろ…あいつらに勝っているところなんて…もう思い浮かばないんだ…」

黒井「………」

P「女の子にだってあいつらのほうがもてる!!運動だってそうだ!金銭面だって…」

P「もう…どうのしようもないじゃないか…」

黒井「…だからどうしたというのだ」

P「だ、だからって!!」

黒井「だから貴様は弱小だと言っているのだぁ!!」

P「!!!」

黒井「貴様はなにに勝ちたかったのだ」

P「…それは…あいつらに…」

黒井「あいつらとはなんだ」

P「そりゃ…ジュピター」

黒井「そうジュピターだ、だが貴様は今日なにと、一体なにと戦っていた!!」

黒井「勝手に押しかけ、ファンの人数に面をくらい勝手にまけた気になり」

黒井「年も考えず相手の得意競技に挑み」

黒井「相手が仮にもアイドルだと考えず…弱小プロの弱小プロデューサーの分際で金銭面っはっ!」

黒井「あえて言おう、貴様は今日あいつらと勝負をしたのではない!!」

黒井「貴様がただ自爆をしただけなのだぁ…わかるか弱小プロデューサー」

P「…それは…だしかに…でもっ!!」

黒井「貴様は…ジュピターに、あの輝くアイドルたちに勝ちたいのだろう?」

P「…ああ」

黒井「ならば…貴様自身も、アイドルとして勝負するのが道理ではないか」

P「…そんなこと言ったって!!俺はプロデューサーだぞ!!」

黒井「プロデューサーがアイドルになれないといつ誰が決めた!!」

P「!!!」

黒井「貴様のそのくだらない固定概念が、諦めが、躊躇いが」

黒井「そんな考えだから貴様は勝てんのだ、いつまでたっても弱小、いや最弱なのだ」

P「…でも…どうしたら…」

黒井「………それについては…」

高木「………君ぃ…大丈夫かい」

P「しゃ…社長…」

高木「全部…話は聞いていたよ、大変だったね」

P「いえ…そんな…」

高木「君の気持ちはわかる、私もああいった輝いている子を見ると思うよ」

高木「ああ…もう私はああいった存在にはなれないのだろうって」

高木「でも君は、今日確かに立ち向かったじゃないか」

P「でも…結果はご存知のとおりです…」

高木「なに、方法が悪かったのだよ」

高木「アイドルにはやはり、アイドルとして戦わなければ」

P「ですが…自分はもういい年に行ったただの大人です…もう…」

高木「君ぃ…アイドルに、アイドルになりたいと思う人に、期限なんてないよ」

P「!!!!!!!!!!!」

高木「君は…どうしたい?」

P「お…俺は…おれはぁぁ!!」

P「俺は…ジュピターに勝ちたいっ!!」

黒井「その言葉を待っていたぁ!!」

黒井「我々で、アイドルグループを結成する!」

P「そ…それは一体どういうことですか?あたらしいアイドルをスカウトするということ」

黒井「ノンノンノン、そんな回りくどいまねではだめだ、貴様自身がジュピターに勝ちたいんだろう」

黒井「ならば、貴様自身がアイドルになり、あの馬鹿どもを完膚なきまでに打ちのめしてこそ…」

黒井「本当の、真の勝者というものだぁ…」

P「そ…そんな無茶な!!」

黒井「無茶ではなぁい!!」

高木「それに、アイドルになるのは君だけじゃないんだよ」

P「?」

高木「私と、黒井と、君で、トリオのアイドルグループだ」

P「!?!?」

黒井「最近、あの馬鹿どもは私のところを抜けてからすこし天狗になっているようだからなぁ」

黒井「真の強者とは、誰なのか、今一度私の手で教えてやらねばなるまい」

高木「私も昔取った杵柄さ、だてにプロデュースしてきたわけじゃないよ?」

高木「まだまだやれるということを、事務所のみんなにみせてやらないといけないと思ってね」

P「あ…ああ…」

黒井「さぁどうする!!そのままそこで打ちひしがれているのも弱小プロデューサーらしくて結構!」

高木「でも…あとは君が覚悟するだけだ、どうする?」

P「お…俺は…俺は…」

P「勝ちたい…勝ちたいです!!どんなことだってします!!あいつらに勝ちたいんです!!」

黒井「なら…決まりだな」

高木「ああ、よく決断してくれた」

黒井「しかし…よもや貴様とまた組むことになろうとはな…」

高木「私だって驚いているよ、しかし、こういうときを待っていたのかもしれない」

黒井「………明日から忙しくなるぞ」

それから俺たちの地獄のレッスンが始まった

黒井「アイドルはやはり、歌と踊りだろう」

まず基礎的な体力づくり、アイドルとして体は資本だ

P「はぁ…はぁ…早朝42キロはきついっ!!」

黒井「ウィ…ぐぅぅ…さすがにこの歳ではきついかぁ」

高木「お互いもう50越えているからね…でも弱音はいえないよ」

黒井「だぁれが弱音など吐いているか!!ほらついてこい!弱小プロデューサー&社長ども!!」

歌、ボーカルレッスンは夜遅くまで続いた

先生「いいですかー、アーアーアーアーアーですよ」

P「はい!アーアーアーアーアー」

黒井「アーウィアーウィアーウィアーウィアーウィ」

高木「アーア゛ーアーアーアー」

黒井「どうだぁ~私の美声にしびれただろう」

先生「はい、黒井さんもう一度ー」

黒井「ばかな!!」

ダンス、より華麗に、より激しく見せるために、寝る間を惜しんで練習をした

P「ここはこうやって…こう」

黒井「ぜんぜんだめではないか!!もうっとこうエレガントにだなぁ」

高木「我那覇君や菊地君はすごいなぁ…あんなにも華麗に踊れるなんて」

黒井「いいか、こうやってこうハァア!!」グキッ

P「黒井社長ーーーーー!!!」

俺はアイドルのプロデュースの傍ら、時間を見つけはボイトレをし

アイドルのダンスやビジュアルレッスンにもなるべくついていき技術を盗むべく努力をした

千早「ア~…」

P「………」

千早「………なにかありましたか?そんなにじっと見て」

P「ん?ああいや、なんでもない。続けてくれ」

千早「???はい、ア~(プロデューサーがいつもより見てくれている…頑張らなくちゃ)」

春香「最近プロデューサーさんなんだかやる気に満ち溢れてるよね!」

響「うんうん、自分この前ダンスを教えてくれって言われたぞ!」

真「びっくりしたよね…でもなんだか予想より動けてたし…ダイエットでもはじめたのかな?」

貴音「適度な運動は健康によいですから、すばらしいことです」

あずさ「私はこのまえ歌の歌い方について聞かれたわぁ~」

千早「わたしもです、一体どうしたのでしょうか?」

美希「美希はね、表現の仕方?とか聞かれたの!」

雪歩「おすすめの舞台をいくつか紹介しましたぁ~」

律子「…すごいやる気ね、まるで自分がアイドルになるかのよう」

伊織「あいつがアイドル?はっ!馬鹿なこと言わないでよ!寒気がしちゃうわ!」

亜美「でもでも~、にいちゃんのフリフリ衣装姿とか~、可愛いかもよ?」

真美「それはないっしょ→!」

やよい「でも!べんきょーねっしんなのはいいことですよ!」

P「Zzzzzzz....」

律子「だからって、疲れて事務所でねない」チョップ

それから何ヶ月か、たった

黒井「今日は、私たちが歌う栄えある1曲を紹介しようと思う」

P「!…ついに決まったんですか」

高木「いや、実は最初から決まっていたのだよ」

黒井「ウィ…この曲、元は私のアイドルに歌わせようと私じきじきに用意したものだ」

黒井「ただぁ!これを歌える資格のあるアイドルがでてこず、眠らせていたのだぁ…」

黒井「ならば、私自ら、この歌を歌ってやろうということだよ君」

P「その曲とは…」

黒井「これだ」カチャ

<~~~♪

P「………」

高木「………」

黒井「どうだ?すばらしい曲だろう?」

P「ええ…たしかに素晴らしい曲です…でもいいんですか?」

黒井「なにがだ」

P「その…黒井社長の秘蔵の曲ってことでしょう」

黒井「…いいかぁ貴様」

黒井「確かにここに居るのは最強無敵の私と…弱小プロデューサーとその社長だ」

黒井「ただぁしっ!!今は…同じアイドルグループだぁ…つまり」

黒井「この最強無敵天上天下唯我独尊な私と同じグループに属するということはぁ…貴様らもまた同じなのだ」

黒井「それに…この曲を歌えるのは…私たちしか居ないだろう、違うか?」

P「………違いません」

黒井「ならばやることは一つ」

P「はい、絶対に、この歌を…ものにしてみせます!!」

黒井「あたりまえだ」

高木「黒井…変わったね…」

黒井「私はなにも変わってなぞいない、変わったとすれば貴様らだ」

高木「ハハッ…それでもいいさ、さぁってレッスンレッスンと!」

…1ヵ月後

黒井「勝負の場が決まった」

P「本当ですか!!」

高木「ついに、だねぇ…」

黒井「場所は、日本武○館。今度行われるジュピターのライブに乗り込む」

P「!?…乗り込むのですか…」

黒井「ああ、すでにスタッフや関係者には了承を得ている」

高木「なかなか苦労したよ」

黒井「奴らが最後の1曲を終えたとき、そのときが私たちの舞台の幕開けとなる」

P「………」

黒井「どうした弱小プロデュー…いや、Pよ、緊張で震えているのかぁなさけない」

P「いえ…そうじゃないんです…ただ」

黒井「ただ?」

P「ついに…あいつらと勝負できるかと思うと…嬉しくて」

黒井「嬉しい?うれしいだと?くっくっく…あーはっはっはー!」

黒井「それでこそ我グループの一員だぁ!!」

高木「私もなんだか年甲斐も無くわくわくしてきたよ!」

P「やりましょう…あいつらに、目に物見せてやるんです」

黒井「それだけではない、完膚なきまでに、叩きのめすのだ」

P「はい!」

高木「もう残り少ないだろうけど、練習をがんばろうか!」

黒井「そろそろ衣装のほうも手配せねばなぁ…」

P「絶対…ジュピターに勝ってみせる…」

春香「ねぇねぇ、千早ちゃん、プロデューサーさんからこれもらった?」

千早「ジュピターのライブのVIPチケットのことならみんなもらっているわよ」

美希「美希ももらったの、でもハニーからのプレゼントはもうすこしいいものがよかったかな?」

真「勉強になるからみんなで行って来いって」

雪歩「その日はみんなオフになってますぅ」

亜美「そういや甘党をじかで見るのも久しぶりかもね」

真美「うわうわ~、場所武○館だってさー!」

響「すごいところでやるんだな…うう、自分も負けてられないぞー!」

貴音「ふふ、武○館…いつかはそこでらいぶをやってみたいものですね」

やよい「おっきい会場でお歌を歌うと気持ちいいいですー!」

あずさ「あらあら~、みんなならだいじょうぶよ!すぐにできるわ~」

伊織「でも…なんでジュピターなのかしら?」

律子「なにか…裏がありそうね…」

…ライブ当時

高木「おや、事務所のみんなも誘ったのかい?」

P「ええ、どうせならということで、どうせVIP席なんてものは関係者ならとれますしね」

黒井「ふふふ、私の栄光の1シーンを眺められるなんと幸せな奴らか」

\キャー!ジュピター!/

P「………始まりましたね」

高木「ああ、我々の出番もあと1時間少々すればというところか」

黒井「くっくっくっ…せいぜい残りわずかな楽しい時間を過ごすがいい」

P「…じゃあ打ち合わせどおりに」

高木「うむ」

黒井「ウィ」

P「あ、そういえばいまさらなんですけど、俺たちのユニット名は…」

黒井「そうか…まだ言ってなかったな、私たちのユニット名は」

黒井「               」

      \  恋をはじーめようよー  /
       〈O        〈O        〈O
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冬馬「ありがとー!!みんなありがとー!!」

翔太「すっごい楽しかったよ!アンコールまで本当にありがとー!」

北斗「俺に最高の時間をくれて、子猫ちゃんたち、愛してるぜ!!」

冬馬「(ふぅ…これでなんとかライブも終わりか…)」

バンッ

冬馬「っ!!なんだ!急にライトが全部落ちて!!」

翔太「だめだよ冬馬くん!うごいちゃ!!」

北斗「みんなー!!うごかないでー!!だいじょうぶだからー!」

冬馬「くそっ!!どうなってやがる!!」

バンッ

冬馬「まぶしっ!!ライトが…もど」

翔太「!?だれかステージの上にいるよ!?」

3人「………」

冬馬「…おい、あんたたちだれだ?ここは俺たちジュピターのライブ会場だぜ?」

翔太「そうだよ!もう、電気落としたのも君たち!?」

北斗「おやおや…とんだサプライズゲストだこと…」

冬馬「なにか言ったらどうだ?」

P「俺たちは…」

冬馬「あん?」

高木「ある者は、あこがれた輝ける存在を目指して」

翔太「???」

黒井「ある者は、真の強者を示すため」

北斗「………」

P「ある者は、漢を示すために!!!!!」

ジュピター「!?」

P「俺が!俺たちが!!『オーバーマスターズ』だっ!!!!!!!!!!!!!」

<~~~♪

冬馬「な、なんだ!!曲が流れて!!」

翔太「ど…どういうことなの?」

北斗「…ふふ、これはおもしろそうだ」

P「俺たちの歌を聴け!!『オーバーマスター』!!!!!!!!!!!

<ジャジャジャガジャジャージャジャン

俺たちの舞台が始まった

黒井社長が持ってきた歌とは、『オーバーマスター』という曲だった

P「カッコ悪いわよ~♪」

黒井「アタシを墜とすの~♪」

高木「バーレてるの~♪」

ロック調の激しい曲、激しいダンス、それを踊りながら歌う、どれも俺たちには難しいことだった

P「カッコつけたところでー♪」

黒井・高木「次に出るセリフ プランBね~♪」

ただ誰一人として、弱音を吐くことはなかった

P「優しさ欲しいと思ってるー?」

黒井「やっぱアンタにはーたっかねのー!花ねっ!」

高木「心(ここ)に響きーわったらなくちゃ!」

そう、みなそれぞれに目標が、やらなければならないことが、示さなければいけないことがあったのだ

P「意味がないのよっ!!」

だから今!!

<ジャージャジャジャージャジャージャジャジャージャジャージャジャジャージャッ

3人の動きがそろう、何ヶ月も練習した、サビの導入がどれだけむずかしいか嫌というほど味わった

3人「Thrillない愛なんてー興味あるわけないじゃないっ!」

P「わーかんないかなー♪」

3人「Taboo冒せるヤツは!危険な香り纏うのよ♪」

P「おーぼえておけばー!」

3「Come Again!!」

<チャーララララララ

P「ギターソロですっ!!そろえますよ!!」

高木「うむっ!!」

黒井「わかっている!!」

<チャララ…

高木「牙の抜けた奴になんて…」

ここまで長かった

黒井「心疼くわけないじゃない!」

あの涙をのんだ日から数ヶ月

3人「ありえーなくないー!!」

俺は…漢を示す!!奴らに勝つ!!

3人「GentleよりWildに♪」

3人「Wild より Dangerous♪」

3人「たーめしてみればー!!!!」

3「Good Luck To You!!!!!!!!!!!」

冬馬「い…いったいなんだこりゃ!!」

<ふっふ~♪

翔太「すごい…キレのあるダンス…」

北斗「それに…圧倒的な歌唱力…」

冬馬「くそ…逆光でよく顔がみえねぇ…あ…あいつらは…だれなんだ…」


VIP席

春香「………ね、ねえ千早ちゃん?聞いていいかな?」

千早「な、なにかしら春香?」

春香「ももももしかするとなんだけど、もしかするとなんだけどね、あの中央で踊ってるひと私知ってたりしないかな!?」

千早「どどどどうかしかかしらね!?よく顔が見えないからよくわからないわよく!」

春香「そそそうだよね!よくわからないよね!!!」

伊織「なに馬鹿いってんのよ!!どう見てもあの馬鹿でしょ!!」

律子「はぁ…なにやってるんですかあの人は…それによこに居るのは…」

貴音「高木社長殿ですね」

真「ああ、やっぱり…でもすごいキレのあるダンスだ…」

<ジャーン

3人「………」

冬馬「………結構なもん見させてもらったぜ」

翔太「う、うん!すごいダンスだったよ!」

北斗「歌も…まるで熟年のかたが歌い上げてるかのように深く味のあるすばらしい歌だったよ」

冬馬「ああ、正直すごかったぜ。だから聞きたい、なんでアンタたちみたいな奴らが俺らのライブに乗り込んだ?」

P「………聞きたいことがある」

冬馬「ああ?」

P「俺たちは…輝いていたか?」

冬馬「………ああ」

P「俺たちは…強者だったか?」

冬馬「……ああ」

P「俺たちは…漢だったか?」

冬馬「ああ」

P「…ありがとう、ライブに乗り込んで悪かった」

冬馬「あ…あんたは…」

翔太「プロデューサーさモゴモゴ」

北斗「はいちょっと黙ってようねー翔太くん」

冬馬「………なんでこんなことをしたんだ、あんたは」

P「俺は、お前たちに勝ちたかった、一人の男として、アイドルとして」

冬馬「なんでだ」

P「………数ヶ月前のあの日…覚えているか」

冬馬「………最後に会った日だな」

P「ああ、あの日、俺はお前たちに完膚なきまでに打ちのめされた」

P「だから…リベンジしたかったんだ、そうしたら」クルッ

高木「………」

黒井「………」

P「あの二人が、力を貸してくれたんだ」

冬馬「………」

P「俺一人じゃ、ここまで出来なかった」

P「………どうだ?最高にかっこよかっただろ?俺たち」

冬馬「………ああ、悔しいけど、俺たちじゃまだあそこまでできねぇ」

冬馬「負けだ、俺たちの」

P「………」

冬馬「ばっ!ばか!泣くなよ!!」

P「す、すまん…嬉しくてつい…」

冬馬「そんな…泣くほどのことかよ…」

P「そりゃな…俺がどれだけ悔しかったか…」

冬馬「あ、あの日はその…おれも悪かったよ」

P「いや、いいんだ、俺もライブに乗り込んでわるかったな」

翔太「えー、黒ちゃんあんなに踊れたのー?」

黒井「あたりまえだ、私を誰だと思っている」

北斗「チャオ☆はじめまして」

高木「おお、君が北斗君か、高木から話は聞いているよ」

P「(………俺たちは…やりきったんだな…)」

冬馬「でも…これからどうするんだ?」

P「ん?これからって?」

冬馬「いや、ほら」

ファンたち「……………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

P「あ、はは、あはははは、君たち、手にいろいろ持ってどうしたんだ、だめだよそんなに振りかぶっちゃ」

高木「………これはまずいんじゃないかねぇ」

黒井「なぜだっ!!あれだけハイレベルなものを見せてやったんだぞ!!感謝されど起こられることは」

\アンタタチナニヨー!!ヒッコメー!!○ネー!!ダレガタノシクテオッサンノダンスミルカー!!/

P「やりきったあとのことを考えてなかった!!」

高木「いたっ!!いたたっ!ペットボトルも痛いねぇ!!」

黒井「くそっ!!なぜだ!!この愚民どもめ!!!」

冬馬「まったく…こっちだ!はやく!!」

北斗「じゃあ俺たちはファンをなだめるためにもう1曲」

翔太「踊りますか!!」

\キャー!ホクトクーン!!ショウタクーン!!/

訂正

× 高木「おお、君が北斗君か、高木から話は聞いているよ」

○ 高木「おお、君が北斗君か、黒井から話は聞いているよ」

冬馬「ふぅ…ここまでくれば大丈夫か…まったく、あんたたちも面倒なことしてくれるぜ」

高木「はは、もうしわけない」

P「やっぱりライブに乗り込んだのはまずかったかなぁ…」

黒井「なに、目的を果たせればそれでよい」

冬馬「ったく…ま、でもマジですげぇもん見せてもらったよ…」

冬馬「こんどは俺たちが、あんたらを越えてみせる」

高木「はは、若いっていいねぇ」

黒井「ふんっ、越えられるものなら越えてみるがいい」

P「ははっ…」

冬馬「アンタ」

P「ん?…ああ」

  `¨ - 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ

      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´

           ̄ー┴'^´



オーバーマスターズ、伝説の乗り込みライブは幕を閉じた

律子「もう!あれから大変なんですよ!苦情やらあいつらは誰だやら!」

律子「ファンからもテレビ関係者からも問い合わせがもう!!」

P「はは、ごめんよ律子」

亜美「でもでも~、にいちゃんかっこよかったよ?」

真美「うんうん!ちゃんとした衣装を着たにいちゃんって初めてみたけど、結構よかったYO!」

小鳥「ふふ、孫にも衣装ですかねぇ」

P「ちょ、ちょっと!どういう意味ですか音無さん!」

律子「そういう意味ですよ!まったくもう…」

P「うう…対応させてごめんなさい律子さん」

律子「社長はまたいつものようにいないし、961のほうは我関せずだし…うちがいちばんわりくってるんですからね!!」

P「はい、もうしわけない…」

猿くらいました

書き込めるかな?すみません猿をくらってしまいました

律子「これは…もう一度やってもらって利益をだしてもらいましょうかね!」

P「ええぇ!?」

律子「結構きてるんですよ、もう一度みたいとか、そういうメッセージが」

P「いやでも…」

律子「それとも、私に損させたままにさせるんですか?」

P「う………わかったよ、社長とかにも話してみる」

律子「おねがいしますね!」

P「はぁ…まだアイドルはやめられそうにないな」

だが、そのPの顔は微笑んでいたという


終わり

これも書き込めてるといいんだけど…

すみません、最後ぐだって
765に苦情やらが行っていたのは猿くらったために削った部分があるからです…
会場からでたら来ていた765勢にPががやがや言われてそれがファンに見つかりあわてて立ち去るという部分が…
書けるようなら書こうかな?握手の次に入ります

律子「これは…もう一度やってもらって利益をだしてもらいましょうかね!」

P「ええぇ!?」

律子「結構きてるんですよ、もう一度みたいとか、そういうメッセージが」

P「いやでも…」

律子「それとも、私に損させたままにさせるんですか?」

P「う………わかったよ、社長とかにも話してみる」

律子「おねがいしますね!」

P「はぁ…まだアイドルはやめられそうにないな」

だが、そのPの顔は微笑んでいたという


終わり

>>99
代行ありがとうございます

伊織「ちょっと!!あんたなにやってるのよ!!」

P「ん?いっ伊織!?それにみんなまで…あ」

高木「そういえば…呼んでいたねぇ…」

黒井「ふんっ、私はこれで帰させてもらう」

P「あ、お疲れさまでした!ありがとうございました!」

伊織「ちょっと!聞いてるの!!」

P「ああ聞いてるよ、聞いてる」

春香「ぷ、プロデューサーさーん…本当に驚いちゃったんですよぉ…」

千早「歌について聞いてたのはこのためだったんですね」

P「あ、ああそうなんだ…悪いな、驚かせちゃって」

真「ほんとですよ!でも…かっこよかったかなって…」

小鳥「社長も、まだまだいけますね!」

高木「あは?そうかい?あっはっはいや~照れるなぁ」

律子「まったく…笑い話じゃないんですよ、これが事件にでもなったら!」

<アレ…アレ765プロノアイドルジャナイ…

P「…ま、まずい」

<モシカシテ…アノトビイリハアソコノ…

P「みんな、走るぞ」ダッ

美希「ちょ、ちょっと待ってなのハニー!」

あずさ「あらあら~、大変ねぇ」

響「新聞記者に撮られたら大変さ!」

貴音「皆、走りますよ」

春香「ちょ、まってくださきゃっ」ドンガラガッシャーン


その日、ジュピターのライブに765のアイドルが来ていたとファンの間でうわさになったが真相は定かではない


後日

律子「もう!あれから大変なんですよ!苦情やらあいつらは誰だやら!」

これで終わりです、最後ぐちゃってなってほんとうにすみませんでした
こんどは猿を食らわないように気をつけます
支援ありがとうございました、お疲れ様でした

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