前スレ:吹雪「コンボイ司令官の為に私、頑張ります!」
吹雪「コンボイ司令官の為に私、頑張ります!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426249661/)
・艦これ提督=トランスフォーマー初代コンボイ司令官
・前スレを読んでなくても大丈夫です
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429365642
ナレーション『エネルギーを求め、故郷セイバートロン星を後にしたサイバトロン戦士とデストロン軍団は、戦いの末地球に墜落した』
ナレーション『その後、火山の噴火によって400万年の眠りから目覚めた彼らは、地球のエネルギー資源を巡って熾烈な戦いを再開する』
ナレーション『だがコンボイ率いるサイバトロン戦士の奮闘もむなしく、エネルギーを満載したデストロン宇宙船の発進を許してしまうのであった!』
~初代トランスフォーマー第1話から第3話より~
マイスター「もはやこれまで、我々の負けです」
コンボイ「いや、諦めるにはまだ早い。ランボル、お前のロケットブースターを貸せ。命令だ!!」
マイスター「無茶です司令官! 宇宙船には追いつけっこありません!」
コンボイ「それでも、やるだけはやってみる……!」ドドドド
メガトロン「コンボイが追いかけて来ているだと? そんな馬鹿な!」
メガトロン「ええい、後部レーザー砲用意! 撃てえ!」ドォン
コンボイ(CV:玄田哲章)「オゥッ!?」ドゴォ
メガトロン「命中したぞ! コンボイめ、この哀れな星で朽ち果てるがいい」
メガトロン「スペースクルーザー全速前進、ワシらの故郷セイバートロンへ帰るぞ!」
コンボイ「メガトロォ――――ン!!!」(成層圏から自由落下中)
ナレーション『そして日本近海では、もう一つの戦いが繰り広げられていた』
ナレーション『海の底から出現する謎の艦艇・深海棲艦と、在りし日の軍船の魂を持つ娘たち・艦娘の、制海権を巡る戦い』
ナレーション『この時、艦娘達は深海棲艦の泊地への攻撃を実施していたが、戦況は深海側の優位に傾きつつあった!』
~アニメ艦隊これくしょん第一話より、一部改変~
泊地棲姫「イマイチド……ミナゾコニカエルガイイワ……!」ゴゴゴゴ
金剛「Shit! 装備はボロボロ、弾薬も残り少ないネー!」
赤城「一航戦の誇り……こんなところで失うわけには……」
加賀「……!? 赤城さん、何かが高速で落下して来ます! あれは……巨人!?」
泊地棲姫「……ナンダ?」チラッ
コンボイ「ほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
泊地棲姫「……エ?」
コンボイ棲姫「「ほわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」」
加賀「やりました(錯乱)」
赤城「い、今のは一体……金剛さん?」
金剛「……バ……」
金剛「バーニング……ラアアアアアアアアアアアアアアアブ!!!」ズキューン
コンボイ「」プカプカ
金剛「私にいい考えがありマース!」 コンボイ司令官「!?」
やはりコンボイ司令官は爆発してナンボですね。スッキリしました。というわけで、ここからは
第六駆逐隊「コンボイ輸送作戦?」 金剛「デース!」
第六駆逐隊「コンボイ輸送作戦?」 金剛「デース!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426771325/)
の修正版になります。宜しければ読んで下さい。
鎮守府所属:
コンボイ(総司令官。コンボイトレーラーに変形)
金剛(金剛型戦艦一番艦)
マイスター(副官、原語版では工作員。ポルシェ935ターボに変形)
赤城(赤城型航空母艦一番艦)
加賀(加賀型航空母艦一番艦)
深海所属:
メガトロン(破壊大帝。ワルサーP38自動拳銃に変形)
泊地棲姫(???)
ナレーション『コンボイと艦娘のファーストコンタクトからしばらく後。ここは、深海にあるデストロンの海底基地』
ナレーション『コンボイ撃墜後、サイバトロンの諜報員・リジェの活躍により宇宙船もろとも海へ沈んだデストロン軍団』
ナレーション『だが彼らは深海棲艦と結託し、サイバトロンとの戦いを継続していたのである!』
戦艦棲姫「御報告致シマス、メガトロン様。先程、艦娘共ノ遠征部隊ヲ襲撃シ、輸送中ノ物資ヲ菱餅《エネルゴンキューブ》トシテ持チ帰リマシタ」
北方棲姫「ヒシモチ、イッパイ!」
メガトロン「これはなかなか見事な菱餅《エネルゴンキューブ》だわい。戦艦棲姫、北方棲姫、いやよくやった」ナデナデ
北方棲姫「ンー♪」
戦艦棲姫(孫娘カナ?)
スタースクリーム「メガトロン様、何だってこんな魚くさいスクラップ共に気を遣うんです。こいつらに出来ることなど、せいぜいケチなエネルギーを集めてくることくらいですぜ」
メガトロン「黙れスタースクリーム。こやつらはお前などより余程、このワシの役にたっておるわ」
北方棲姫「スタスク、カエレ! コンドル、オイテケ!」
スタースクリーム「何だとこの生意気なガキめ、一度痛い目に合わせてやろうか!」
メガトロン「やめんか! この愚か者めが!」
サウンドウェーブ(マタ始マッタ……年ノ離レタ兄妹カ)コンドル イジェークト
深海所属:
スタースクリーム(航空参謀。F-15イーグル戦闘機に変形)
戦艦棲姫(???)
北方棲姫(???)
サウンドウェーブ(情報参謀。ポータブルカセットプレーヤーに変形)
ナレーション『その頃、コンボイが総司令官を務めるセイバートロン鎮守府では!』
利根「これで王手飛車取りじゃ。今回も吾輩の勝ちのようじゃな!」ドヤァ
コンボイ「もういい、もうたくさんだ! 次はチェスで勝負だ!」
利根「おーぅ、吾輩はチェスでも負けんぞ?」
マイスター「コンボイ司令官に将棋で勝つなんて、利根もなかなかやるじゃないか」
筑摩「利根姉さんが楽しそうで何よりです」ニコニコ
金剛「テートク、まずはtea timeにして一息入れるデース! 熱くなった時こそsupplyは大切ネー!」
バンブル「大変です司令官、遠征中の暁ちゃん達が強力な深海棲艦に襲われたって!」バアン
コンボイ「何!?」ガタタッ
利根「ほわああああ!? 吾輩の勝利の盤面が!」
雷(小破)「頑張って電、あと少しよ!」
電(大破)「なのです……」
大和「四人とも、すぐに入渠ドックへ!」
暁(中破)「ごめんなさいコンボイ司令官、遠征失敗しちゃったわ……」
響(中破)「ドラム缶を放棄して、命からがら逃げてきたんだ」
バンブル「そんなの気にしなくていいよ、皆が帰ってきてくれただけで十分さ! ねえ司令官!」
コンボイ「バンブルのいう通りだ。生きていれば、失敗を償う機会もある。とにかく今は休むことだ」
響「Спасибо…バンブル、コンボイ司令官」
アイアンハイド「いたいけな駆逐艦たちをこんな目に合わせやがって、もう我慢できん! さっそく出撃して、奴らをクズ鉄の山に変えちまおうぜ!」
コンボイ「待てアイアンハイド、その前にやることがある」
利根「うむっ、ジェイド・ロス提督から緊急連絡があっての。どうやらあちらの遠征部隊もやられたようじゃ。深海棲艦をとにかく拷問にかけてやると息巻いておったよ」
筑摩「ということは、深海棲艦が大規模な海上封鎖作戦を始めたということでしょうか?」
マイスター「そういうことだろうな。早いトコ手を打たないと、この鎮守府はあっという間に干上がってしまうぞ」
コンボイ「諸君、私にいい考えが――」
金剛「それなら私にいい考えがありマース!」
コンボイ「!?」
鎮守府所属:
利根(利根型重巡洋艦一番艦)
筑摩(利根型重巡洋艦二番艦)
バンブル(情報員。フォルクスワーゲンビートルに変形)
暁(特III型[暁型]駆逐艦一番艦)
響(特III型[暁型]駆逐艦二番艦)
雷(特III型[暁型]駆逐艦三番艦)
電(特III型[暁型]駆逐艦四番艦)
大和(大和型戦艦一番艦)
アイアンハイド(警備員、原語版では副官。日産ワンボックスカーに変形)
ナレーション『金剛の言う考えとは、一体何なのか!』
コンボイ「トランスフォ――ム!」ギガゴゴゴ
ナレーション『サイバトロン戦士がトランスフォームする車は、いずれも超ハイパワーである。水陸両用の機能を兼ね備えている!』
雷「何度見ても、このトランスフォームって凄いわよね。人型のロボットが、あっという間に乗り物や道具に変形するんだもの」
響「他の人から見れば艦娘も大概だろうけどね」
金剛「テートク、trailerになった姿もカッコイイデース! それでは皆さん、コンテナにドラム缶を運び込んで下さいネー!」
電「はわわ、司令官さんの中はドラム缶がいっぱい入るのです」
雷「これなら一回の遠征でたくさん運べちゃうわね!」
コンボイ「夕張とホイルジャックに頼んで、コンテナを改装してもらったよ。……妙な機能が追加されていないか、少し不安だが……」
暁「それに私達はドラム缶を持たなくて済むわ! 優雅でエレファ……エレガントな遠征になるわね!」
金剛「その通りデース! アカツキ達には、テートクのescortに徹してもらうネー!」
響「コンボイ司令官をconvoy(護衛)するというわけだね。なかなか面白い」
コンボイ「それでは第六駆逐隊の諸君。各自、出発の準備を整えてきてくれ」
第六駆逐隊「「「「はーい!」」」」
コンボイ「」チラッ
金剛「」コクッ
コンボイ「それでは行ってくる。マイスター、鎮守府の指揮は任せたぞ」
マイスター「任せて下さい。貴方も素敵なクルージングを、コンボイ司令官」
コンボイ「そいつはどうかな」
バンブル「気をつけて行っておいでよ。敵に襲われたら、すぐオイラ達が駆けつけるよ」
雷「ありがと、バンブル! 頼んだわね!」
響「ついでに深海棲艦の奴らを二・三隻血祭りに上げてくるよ」
暁「響!? あんた何言ってるのよ、レディーの使う言葉じゃないわ!」
響「Урааааа!」
コンボイ「……アイアンハイド達に、駆逐艦の前では言葉遣いに気を付けるよう言い含めておこう」
金剛「デスネー……」
金剛「それでは皆さん、着いてきて下さいネー! Transfooooorm!!」
第六駆逐隊「「「「抜錨《トランスフォーム》!」」」」
コンボイ「サイバトロン戦士、出発!」
ナレーション『だが彼らの行動は、デストロンの空中攻撃兵コンドルによって既に察知されていた!』
コンドル「」ジー
サウンドウェーブ「コンドルヨリ報告。コンボイガ高速戦艦一、駆逐艦四ヲ率イテ遠征ニ出発」
メガトロン「でかしたぞコンドル。コンボイめ、自ら進んで思うツボにはまってきおったわい」
北方棲姫「コンドル、クラッカー食ベロ!」
コンドル「」ギラリ
メガトロン「ここで奴らを襲撃すれば、大量のエネルギーとコンボイの命がいっぺんに手に入るってわけだ」
メガトロン「そうなれば残りのサイバトロンや艦娘どもなど物の数ではない」
スタースクリーム「果たしてそう上手くいきますかねえ?」
メガトロン「スタースクリーム。お前はジェットロン部隊とヲ級達を率いてセイバートロン鎮守府近海に布陣しろ」
スタースクリーム「鎮守府を攻撃するんですね?」
メガトロン「その必要はない、牽制するだけで良いのだ。奴らの主力を鎮守府に釘付けにするのがお前の役目だ」
メガトロン「奴らはまだ、先の空襲(艦これアニメ9話)のことを忘れてはおらんだろうからな」フフフ
スタースクリーム「俺にただのカカシの役をしろっていうんですか!? コンボイのいない鎮守府など、この俺がもう一度ガレキの山にしてやりますよ!」
メガトロン「馬鹿者め、自分の役割の重要さも分からんのか! いいからさっさと行け、これは命令だ!」
スタースクリーム「……承知しました、メガトロン様。さあ行くぞヲ級、グズグズするな!」テクテク
空母ヲ級「……」テクテク
戦艦棲姫「役ニ立タヌ、イマイマシイガラクタメ」フン
メガトロン「サウンドウェーブ、戦艦棲姫、ワシらも行くぞ。念のためコンバットロン部隊にも出撃命令を出しておけ」
メガトロン「北方棲姫、お前はビルドロン部隊とともに基地を守るのだ。いいな」
北方棲姫「ワカッタ! 早クカエレ! ヒシモチ、持ッテケ!」
メガトロン「良い子だ。デストロン軍団、ワシの後に続けえっ!」ビューン
金剛「金色の眠りから覚めて♪ weigh anchor♪」フンフン
暁「金剛さん、油断しすぎよ! ドラム缶の輸送中に攻撃なんて受けたら、またコンボイ司令官が爆発しちゃうわ!」
雷「でも、金剛さんが浮かれるのも分かるわ。天気もいいし、重い荷物もないし、司令官ともいっぱいお話できるし、言うことないもの!」
コンボイ「ああ。だがお喋りはここまでのようだ」
金剛「Yes! 二時の方向、対空電探に反応有りデース!」
雷「あの大きさと速さ……デストロンに間違いないわ! てーっ!」ドンドン
電「撃って撃って撃ちまくるのです!」ドンドン
メガトロン「これはこれは、何とも可愛らしいマッサージだわい。そんなものでは回路の凝りもほぐれんわ!」バシバシ
コンボイ「メガトロン……!」
メガトロン「久しぶりだなコンボイ、ワシのために自らエネルギーを献上に来るとは殊勝ではないか」
コンボイ「黙れ! すぐにその減らず口を叩けなくしてやるぞ!」
電「はわわ……全然効いていないのです」
響「私達の砲撃じゃ歯が立たないね。いざとなれば捨て身で雷撃戦に持ち込んで、コンボイ司令官を逃がすよ」
金剛「だったら私のBurning Loveならどーデス!?」ガコン
サウンドウェーブ「フレンジー、イジェークト」バシュン
フレンジー「おおっと、そうはさせるかよチビ助ども! フレンジー様のハンマーアタックだー!!」ドンドンドン
暁「きゃあっ! あのカセットロン、津波を起こしたわ!」
金剛「Shit! 波のせいで照準がまるで合いまセン!」
電「司令官さん、後方に深海棲艦が浮上してきます! 物凄い数なのです!」
戦艦棲姫「逃ガスモノカ……艦娘共メ、皆殺シダ……!」ザバア
重巡ネ級「」ザバア
軽空母ヌ級「」ザバア
深海所属:
コンドルさん(空中攻撃兵。カセットテープからコンドルに変型)
空母ヲ級(???)
フレンジー(特殊破壊兵。カセットテープから人型ロボットに変型)
重巡ネ級(???)
軽空母ヌ級(???)
メガトロン「デストロン軍団、一斉射撃用意! いいかコンボイには当てるなよ。奴の運んでいるエネルギーは、全て我々のものとするのだからな」ジャキッ
戦艦棲姫「マズハ、イマイマシイ艦娘共カラ始末シテヤル……」ガコン
響「コンボイ司令官……!」
コンボイ「どうやら見事に引っかかってくれたな」ニヤリ
コンボイ「今だ! 出番だぞ、ダイノボットの諸君!」コンテナパカッ
グリムロック「オレ、グリムロック。駆逐艦いじめるやつ、ユルサナイ!」ジャーンジャーンジャーン
メガトロン「げえっ、ダイノボット!」
フレンジー「うわあああ!? ダダダ、ダイノボットだああああああ!?」ガタガタ
電「はわわっ!? ダイノボットさん達なのです!」
コンボイ「頼むぞグリムロック、思う存分暴れまくってくれ。有史以前の本能を蘇らせてな」
グリムロック「ダイノボット、改装されたチカラみせる!」ガコン
・二連スタナー・レーザー
・試製51cm連装砲
・46cm三連装砲
・46cm三連装砲
・46cm三連装砲
スラージ「ハカイ……大好き……」ガコン
スラッグ「スラッグ、ケンカできる、うれしいぞ!」ガコン
スナール「オレ、スナールぅ↑ 今日はいい天気、チカラだせる」ガコン
スワープ「オレ、スワープ。今度は装備わすれない!」ガコン
メガトロン「」
戦艦棲姫「」
フレンジー「」パクパク
鎮守府所属:
グリムロック(ダイノボット指揮官。ティラノサウルスに変形)
スラージ(密林戦士。ブロントサウルスに変形)
スラッグ(火炎戦士。トリケラトプスに変形)
スナール(砂漠戦士。ステゴサウルスに変形)
スワープ(砲撃戦士。プテラノドンに変形)
ナレーション『それでは、サイバトロンの切り札・ダイノボット部隊の、エキサイティングな戦闘をご覧頂こう!』
グリムロック「オレ、グリムロック、命令する。奴らをコナゴナに砕くのだ!!」
ドンドンドンドンドンドンドンッ!!
フレンジー「ウ、ウワアアアアアアアアアアアアアアア!!」
フレンジー「……アレ?」
グリムロック「ひどいしゃげき。一発もあたってない」
メガトロン「こっ、このデクノボウ共め、脅かしおって!」
響「そうだね。脅かすだけで十分なんだ」シャッシャッシャッ
暁「今よ、第六駆逐隊、アターック!!」ドーン
メガトロン「うおっ!? 小うるさい奴らめ、これでも喰らえ!」ジャキッ
コンボイ「どこを見ている、私はここだメガトロン!(トレーラー轢き逃げアタック)」ドドドド
メガトロン(中破)「ぐわあああああああああああ!!!」ドゴォ
深雪(作画ミス)「ほわあああああああああああ!!!」ドゴォ
メガトロン「ワシの融合カノン砲が……! ええい何をしている、数では完全にこちらが勝っているのだ! 嵩にかかって踏みつぶせええ!!」
戦艦棲姫「化石共メ……水底デ永遠ニ冷タクナッテイロ!!」ドンドン
グリムロック「ダイノボット、トランスフォーム!」ギガゴゴゴ
ナレーション『恐竜モードへ変形したダイノボット達は、分厚い特殊装甲により戦艦の砲撃さえ弾き返す耐久力を持つのだ!』
金剛「アカツキ達は輪形陣でテートクを守ってくだサーイ! グリムロック達は私と一緒にvanguardデース! 援軍が来るまで、なんとしても持ちこたえるネー!」
響「不死鳥の名は伊達じゃない。やってやるさ」
スラッグ「オレ、スラッグ。敵との殴り合いならマカセテおけ!」
ナレーション『さあ、戦いだ!』
作画ミス(本来は鎮守府所属):
深雪(特I型[吹雪型]駆逐艦四番艦)
ナレーション『一方、セイバートロン鎮守府近海に進出したスタースクリーム達!』
スタースクリーム(以降スタスク)「チッ、さっきから目障りな水偵がウロチョロしてやがる」
サンダークラッカー「放っておけばいいじゃねえか。どうせ奴らは何も出来やしねえんだからよ」
スタスク「そもそも牽制に徹しろっていう命令が気に食わねえ。メガトロンはこの俺が手柄を立てるのを警戒していやがるんだ。自分の地位が脅かされるからな」
スタスク「だが、これだけの戦力を使わない手はないぜ。お前たち! これから鎮守府を強襲するぞ!」
スカイワープ「スタースクリーム! メガトロン様の命令に背くつもりか?」
スタスク「黙れこの臆病者め! 要は鎮守府から援軍を送らせなきゃいいんだろうが! 深海棲艦ども、お前たちも艦載機を発進させろ!」
空母ヲ級「」フルフル
スタスク「何だと? スクラップの分際で上官の命令に逆らおうってのか。こいつっ!」ドンッ
空母ヲ級(小破)「ッ……!」
スタスク「もう一度言うぜ、攻撃隊を出せ! それともここで沈めてやろうか!」
戦艦レ級「マアマア待チナヨ、オ二人サン。上官ノ命令ニハ絶対服従、ソレデイインダロ?」ヒョコッ
スタスク「この役立たずと違って分かってるじゃないか、レ級。よし、まずはお前から発進させろ」
戦艦レ級「アイアイサー! 攻撃隊、イジェークトォ!」バシュン
空母ヲ級「」ハァ…
空母ヲ級「攻撃隊、イジェークト」バシュン
スタスク「ようし、ジェットロン部隊も行くぞ! トランスフォ――ム!!」ギガゴゴゴ
ナレーション『スタースクリーム率いるジェットロン部隊は、デストロン軍団の中核を成す部隊である』
ナレーション『彼らはジェット戦闘機にトランスフォームし、大半が飛行能力を持たないサイバトロン戦士たちを苦しめ続けていた!』
スタスク「鎮守府を叩き潰せば、この俺がデストロン軍団のニューリーダーだ! 全軍、俺に続けえっ!!」ビューン
戦艦レ級(ホント見テテ飽キネエナー、コイツ)ニヤニヤ
サンダークラッカー(スタースクリームに付き合ってるとロクなことにならないぜ。ヒューズがブッ飛びそうだ)ヤレヤレ
深海所属:
サンダークラッカー(航空兵。F-15イーグル戦闘機に変形)
スカイワープ(航空兵。F-15イーグル戦闘機に変形)
戦艦レ級(???)
筑摩「警戒に当たっていた水偵が撃墜されました! 敵機動部隊、来ます!」
利根「奇襲ですらないとは、随分と舐められたものじゃの。マイスター副官!」
マイスター「オーケー、鎮守府へようこそスタースクリーム。まずは大和ホテル流のおもてなしといこうじゃないか」
大和「敵機捕捉、三式弾装填、仰角最大……全主砲、薙ぎ払え!!」ドンドンドンッ
スカイワープ(中破)「ぐおおっ!? 翼をやられちまった、もう飛べない! トランスフォーム!」ギガゴゴゴ
アイアンハイド「デストロンに深海棲艦め、引き摺り下ろして細切れにしてやる! 各自、散開してアタックだ!」
島風「連装砲ちゃん、シースプレー! 一緒に行くよ!」
シースプレー「よっしゃ、俺達のスピードで深海棲艦どもを引っ掻き回してやろうか!」
赤城「一航戦赤城、出ます!」
トラックス「頼んだよ空母のお嬢さん方。空戦の要のエアーボット部隊が不在の今、僕らが踏ん張らなくてはね」
パワーグライド「制空権の確保なら、このパワーグライド様にお任せを♪」
加賀「期待しているわ、あなた達」
パーセプター「対空射撃は大和くんと私の役目だね。トランスフォーム、自走砲モード!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンッ!!
スカイワープ「おいスタースクリーム! 奴らキッチリ防備を固めてるじゃねえか、どうするんだよ!」
サンダークラッカー「ラムジェット達や深海の艦載機もどんどんやられてるぜ!」
スタスク「能無し共が、あんな薄い弾幕相手に何やってんの! こうなったらこの俺様が制空権を奪ってやる、いくぜ!」ビューン
鎮守府所属:
シースプレー(海上防衛員。ホバークラフトに変形)
島風(島風型駆逐艦一番艦)
トラックス(戦士。飛行可能なシボレー・コルベットに変形)
パワーグライド(空中戦士。A-10攻撃機に変形)
パーセプター(科学者。自走砲・望遠鏡の機能を持つ顕微鏡に変形)
トラックス「スタースクリームが来たか! くそっ、小回りはこっちのが効くがパワーが違いすぎる!」
スタスク「ビル街では不覚を取ったが、海上では貴様など俺の敵ではないぜ! 必殺のナルビームを喰らえ!」ババババ
トラックス(中破)「うわっ! ボンネットが……俺の美しいボンネットが……!!」
パーセプター「大丈夫かトラックス!」ドンドン
スタスク「下手くそめ、どこを狙っている! そらっ、お返しのミサイルだ!」バシュン
パーセプター(小破)「うわあああああああああああああああああああああああああああ!!! う゛わ゛っ、ウワアアアアアアアアアアアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」
パワーグライド「よーし今度は俺っちが相手だい!」
赤城「いえ、皆さんは下がってください。スタースクリームの相手は、我々一航戦が務めます!」
加賀「相手に取って不足は無いわ。行きなさい、烈風!」バシュン
スタスク「なにが一航戦だ、埃を被ったポンコツ共め! 貴様らは工廠の隅でボーキサイトでもパクついてるのがお似合いなんだよ!」ビューン
ナレーション『一航戦対スタースクリーム、制空権と誇りをかけた空中決戦!』
アイアンハイド「危ない利根! ぐわあああっ!!」ドゴォン
利根「長距離砲撃じゃと!? すまんアイアンハイド、しっかりせい!」
戦艦レ級「ヤッタゼ! 流石ノアイアンハイドモ、コレデ永遠ニGOOD☆NIGHT! ハッハッハー!」
筑摩「姉さん、あれは戦艦レ級です! あんな化物に鎮守府を砲撃されたら、被害は空襲の何倍にもなります!」
利根「承知の上じゃ! 筑摩、シースプレー、島風! アイアンハイドの仇じゃ、奴をここで始末するぞ!」ガコン
アイアンハイド(大破)「オ、オレはまだ死んでないぜ……。援護くらいはしてみせるさ……!」ジャキッ
《航空戦劣勢!》
スタスク「見たか! これがデストロンのニューリーダーの実力だ!」
赤城「さすがはスタースクリーム……一筋縄ではいきませんね」
赤城「ですが性能や練度で勝ろうとも、慢心する者が勝利することはありません。加賀さん!」
加賀「ええ、鎮守府の空は譲れません。第二次攻撃隊、発艦!」バシュン
スタスク「おっと、次は上から来たか。そんな小細工が通じるとでも思ってんのか? 軽く躱して――」
震電改「」ババババババババ
スタスク「し、震電改だと!? クソッ、被弾した! トランスフォーム、降下する!」ギガゴゴゴ
スタスク「ドジこいたぜ、まさか震電改が配備されてるとはな」
スタスク「だが切り札で俺様を仕留め損なったのが運の尽きよ。体勢を立て直して反撃開始だ!」クルッ
ナレーション『面食らったのも無理はない!』
スタスク「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
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赤城「慢心を捨てぬ限り、ニューリーダーなど夢のまた夢よスタースクリーム」
利根「よし、制空権はこっちのものじゃ! 水偵発進、弾着観測射撃を開始するぞ!」ドンドンッ
パーセプター「こちらパーセプター、これよりそっちの援護に回る! 水偵からの情報をこっちに転送してくれ!」ドンドン
島風「五連装酸素魚雷、行っちゃってー!」バシュン
サンダークラッカー「こりゃいけねえ。スタースクリームがやられた以上、退き時だな。デストロン軍団、退却だ!」
戦艦レ級(中破)「アッハッハ! ヤッパスタスクオモシレー! ンジャ、アバヨー!」
利根「吾輩から逃げられるとでも思ったか! その艦もらったぁ!」ドンドン
筑摩(小破)「待って利根姉さん、アイアンハイドさんが!」
アイアンハイド(轟沈寸前)「オレのことはいい、進撃して奴らを仕留めるんだ……!」
利根「その元気があれば工廠までは持ちそうじゃな。筑摩、こやつを運ぶのに手を貸すのじゃ!」
スタスク(大破)「方向指示器がやられた! 方角がわからない……! 誰か助けてくれえ!!」アップアップ
シースプレー「あれは撃墜されたスタースクリームじゃないか! よーし、今楽にしてやる!」ザザザッ
島風「シースプレー、敵機直上! 爆撃がくるよ!」
シースプレー「まだ艦載機が残ってたのか!? うわあっ!」ドォンドォン
島風「連装砲ちゃん、シースプレーを引っ張ってあげて!」
シースプレー(中破)「いつもは俺が水上スキーで引っ張ってるのになあ……トホホ」ズルズル
空母ヲ級「艦載機、リターン」シュン
スタスク「ヲ……ヲ級! 助けてくれ、頼む! お願いだ、見捨てないでくれ!」アップアップ
空母ヲ級「……」ヤレヤレ
マイスター『こちら副官のマイスターだ。スカイファイアー、応答してくれ』
スカイファイアー「こちら予備隊のスカイファイアーです。どうしました副官」
マイスター『どうやら敵機動部隊は鎮守府近海から撤退したようだ。君は予備隊の一部を率いて、すぐコンボイ司令官たちの救援に向かってくれ』
スカイファイアー「分かりました。それでは五航戦と三水戦、それにバンブル達を連れていきます。トランスフォーム!」
ナレーション『サイバトロン戦士・スカイファイアーのトランスフォームした姿は、マクロスのバルキリー戦闘機である』
ナレーション『彼はその巨体を活かし、サイバトロンや艦娘を空輸することができるのだ!』
吹雪「コンボイ司令官達、無事だといいけど……」
バンブル「我らがコンボイ司令官が、そう簡単にくたばってたまるもんかい! オイラが司令官の所までナビゲーションするよ!」
スカイファイアー「頼んだよバンブル。さあ皆、早く乗って!」
ナレーション『間に合うのか、スカイファイアー!』
ナレーション『コンボイ達の戦いはなおも続いていた!』
サウンドウェーブ「コンドル! ジャガー! イジェ――クト!」バシュン
コンドル「」ババババ
電「はにゃあーっ!?」ドォン
雷「よくもやったわね、お返しよ!」ドンドン
ジャガー「!?」ドゴォ
メガトロン「トランスフォ――ム!!」ギガゴゴゴ
メガトロン「ワシを使って撃て、戦艦棲姫!」
戦艦棲姫「ハッ、喰ラエ!」ドンドンッ
スワープ(中破)「グアッ!」
スラージ「ギャァァァァス!」グシャア
軽空母ヌ級(大破)「」
メガトロン「ええい、これでは埒があかん! ……いや待て、やはりワシらの勝ちのようだわい」ニヤリ
オンスロート「メガトロン様! コンバットロン部隊、ただ今到着しました!」ビューン
メガトロン「待っておったぞ。直ちにブルーティカスに合体して、奴らを木っ端微塵に叩き潰せ!」
ボルター「おい、あそこにいるのは高速戦艦の金剛だぜ」
ブロウル「何だと!? 太平洋戦争でガダルカナル島のヘンダーソン基地を砲撃した奴か!」
ブレストオフ「ということは、俺のボディの仇ってわけだな。道理であの女を見てると憎しみが湧いてきやがる」
スィンドル「奴をコンボイの前でなぶり殺しにしてやろうぜ!」
オンスロート「コンバットロン、トランスフォーメーション! ブルーティカスだー!!」ガィンガィンガィン
ナレーション『太平洋戦争中、激戦地となったガダルカナル島において数多くの車輌や飛行機が破壊された』
ナレーション『後にスタースクリームがそれらの残骸を発掘し、デストロンのパーソナルコンポーネントを埋め込むことで誕生したコンバットロン部隊』
ナレーション『彼らは全員が合体することにより、超強力な合体兵士・ブルーティカスとなるのだ!』
ブルーティカス「ブルーティカス、オ前タチ憎イ! 破壊スル!」バアン
深海所属:
ジャガー(諜報破壊兵。カセットテープからジャガーに変形)
コンバットロン部隊(軍用車両や攻撃ヘリコプター、スペースシャトルに変形。手前がリーダー格の攻撃参謀オンスロート)
ブルーティカス(合体兵士。足元にいるのがスタースクリーム)
響「あれがブルーティカス……! 話には聞いていたけれど、なんて巨大なんだ」
コンボイ「ブルーティカスが相手ではダイノボットといえど分が悪い。この状況で奴に対抗できるのは、弱点である三式弾を装備する金剛だけだ」
金剛「どうやらあちらも私をご指名ネー。 Heyテートク、私の活躍から目を離しちゃNo! なんだからネ!」ザザザッ
コンボイ「ダイノボット、金剛の突入を援護しろ!」
金剛(ガダルカナル……ソロモン海戦で比叡と霧島、暁達が沈んだ戦場)ギリッ
金剛(あの時の絶望を繰り返しはしないワ、必中射程から一発でカタをつけてやるネ!)ガコン
スワープ「あぶない金剛、かわせ!」
重巡ネ級「」ドンドンッ
金剛「ワッツ!? 至近弾でバランスが……!」グラッ
グリムロック「フン!」バキィ
重巡ネ級(大破)「」
ブルーティカス「深海棲艦メ余計ナ真似ヲ、ダガコレデ捕マエタゾ! サア、ドウ料理スルカ!」ガシイッ
金剛「グッ! 私に気安く触っていいのはテートクだけネ!」
金剛(Shit! 艤装ごと鷲掴みにされて、砲撃もできない……!)
コンボイ「しまった! 金剛を離せブルーティカス! さもないと、私の手で貴様の顔を剥いでやるぞ!!」
スラッグ「」ガブウ
ブルーティカス「貴様ナド相手ニナルカ! 離セ!」バキィ
スラッグ(中破)「!!」
メガトロン「これは中々面白い見ものだわい。かつてガダルカナルで日本軍は抵抗むなしく敗れ去った。まさに歴史は繰り返すってわけだ」
メガトロン「ブルーティカス、コンボイの泣き言になど耳を貸すな。そのまま握り潰してしまえ!」
金剛「ギッ……ガハ、アッ……!!」メキメキ
コンボイ「金剛――――――――――――ッ!!!」
ナレーション『危うし、金剛! だがその時、スカイファイアー率いる救援部隊が戦場に到着した!』
スカイファイアー「あれはブルーティカス! 大変だ、奴に金剛が捕まってしまっている!」
翔鶴「五航戦翔鶴・瑞鶴、発進します! 抜錨《トランスフォーム》!!」バシュン
瑞鶴「目標、ブルーティカス! 全機爆装、やっちゃって!」バシュン
ブルーティカス「ウオッ! ナンダ、爆撃!?」ドォン
メガトロン「あれは裏切り者のスカイファイアー、それに奴らの艦載機ではないか! スタースクリームめ、またしくじりおったな!」
ブルーティカス「シマッタ!」ポロッ
コンボイ「いかん、あのままでは海面に叩きつけられる! 暁、コンテナを頼む!」ガコン
暁「えっ!? へぶっ!」コンテナドゴォ
コンボイ「今受け止めてやる! トランスフォ――――ム!!」ズシャアアア
コンボイ「金剛、しっかりしろ!」
金剛(大破)「ゲホッ、ゲホッ……sorry、テートク……」
吹雪「抜錨《トランスフォーム》!! コンボイ司令官、金剛さんは大丈夫ですか!?」ザザザッ
コンボイ「どうやら命に別状はないが、主機が破損している。これでは浮かぶだけで精一杯だろう」
夕立「それじゃあブルーティカスはどうするっぽい? 夕立達じゃ太刀打ちできないっぽい」
コンボイ「吹雪、睦月、夕立、それにバンブル。君達でブルーティカスに当たり、時間を稼いでくれ」
睦月「にゃっ!? む、睦月達がやるのですか!?」
コンボイ「合体戦士の欠点は、知能が低下し俊敏さが失われることだ。高速で小回りの利く君達ならば攪乱できるだろう」
コンボイ「過酷な命令だということは承知している。だが今こそ勇気が必要な時だ。危険を恐れず一丸となって、奴らと戦うのだ」
吹雪「……分かりました! コンボイ司令官の為に私、頑張ります!」
夕立「コンバットロンにソロモンの悪夢、見せてあげる!」
睦月「むむむ……了解です! 睦月もやると決めたらやるのです!」
バンブル「オイラもコンボイ司令官の命令なら火の中水の中です! そんじゃお先に失れーい!」ザザザッ
金剛「ブッキー……」
吹雪「大丈夫です金剛さん。どんな敵が相手でも、乗り越えてみせます。勇気を持って戦います!」
金剛「……!!」
コンボイ「神通、川内、スカイファイアー! お前達はメガトロンに当たれ! 他の者は深海棲艦どもを片付けろ!」
鎮守府所属:
スカイファイアー(航空防衛戦士。VF-1S スーパーバルキリーに変形)
翔鶴(翔鶴型航空母艦一番艦)
瑞鶴(翔鶴型航空母艦二番艦)
睦月(睦月型駆逐艦一番艦。第二次ソロモン海戦にて撃沈)
吹雪(特I型[吹雪型]駆逐艦一番艦。サボ島沖海戦にて撃沈)
夕立(白露型駆逐艦四番艦。第三次ソロモン海戦にて撃沈)
バンブル「やーいやーい、ここまでおーいでー!」ザザザッ
夕立「さあ、素敵なパーティーしましょ!」ドンドン
睦月「二人とも前に出過ぎだよ! もっと距離を取って!」
吹雪「睦月ちゃん、ブルーティカスの足元を狙って! 私は長10cm砲で顔面を狙うよ!」
バンブル「奴の意識を散らすのか。よおし夕立、オイラ達は左右から挟み撃ちだ!」
金剛「ブッキー達……見事な水雷魂ネ。Battleshipとして、私も負けてられまセン!」ガバッ
コンボイ「正義と平和を愛するサイバトロン魂も忘れてもらっては困るな。金剛、まだ戦うことはできるか?」
金剛「機関部はやられても主砲は……問題nothing! さすがはテートクのくれた装備デース!」ガコン
コンボイ「私が曳航しよう。三式弾装填、スタートユアエンジン! 抜錨《トランスフォーム》!!」
ブルーティカス「目障リナ蠅ドモ、ローターノ突風デ吹キ飛バス!」ビュオオオ
夕立「そうはいかないよ! 吹き飛ばされるのはどっちかしら!」ドンドン
ブルーティカス「ローターガ! オノレ駆逐艦ノ分際デ!」
バンブル「やったやった! 流石の火力だね、もう最高!」
コンボイ「四人共よくやったぞ! これから金剛が砲撃を行う、援護してくれ!」ドドドド
吹雪「コンボイ司令官、金剛さん! いつでもどうぞ!」
コンボイ「ブルーティカス、お前の顔を剥いでやると言ったな。あれは嘘だ」
コンボイ「貴様はスクラップにして、水底に堕としてやる! 金剛、全砲門ファイア!!」
金剛「Burning……Convoy Looooooooooooooove!!!」ドンドンドンドン
ブルーティカス「サ、三式弾! ウオオオオオオオオオオオオオオ!!」ドォンドォンドォン
ブルーティカス「スクランブル合体システムガヤラレタ! 駄目だ、分離する!」バチバチバチッ
コンボイ「合体が解けたぞ! 今だ撃て撃てぇ!!」ドンドンドン
吹雪・睦月・夕立「「「いっけええええええええええええ!!!」」」ドンドンドンドンドンドン
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コンバットロン(大破)「「「「「」」」」」
グリムロック「おまえたち金剛にひどいことした。オレ、グリムロック、おまえたちにもっとひどいことしてやる。仕返しだ!」
戦艦棲姫「ク、来ルナ! バケモノメ!」ドンドン
グリムロック「グリムロックつよい、ソンナモノきかない!」グシャアボキン
戦艦棲姫(大破)「ウアアアアアアアアアア!!」
サウンドウェーブ(中破)「メガトロン様……!」
メガトロン「ええい……覚えておれ! デストロン軍団、退却! 退却だーっ!!」ポロッ
電「敵部隊が撤退していくのです! た、助かったあ……」
神通(小破)「コンボイ司令官、追撃の号令を!」
コンボイ「いや、こちらも追撃する余力はない。後は任せよう、それより川内を看てやれ」
神通「わ、分かりました」マカセル?
川内(大破)「明るいうちからメガトロンの相手は辛かったよ……」
鎮守府所属:
川内(川内型軽巡洋艦一番艦)
神通(川内型軽巡洋艦二番艦)
コンボイ「皆よくやってくれた。これで当分はメガトロンも大人しくなるだろう。第一目標の補給線も確保された」
雷「そう、それで思い出したわ! 司令官、なんでいきなりコンテナからグリムロック達が出てきたの!?」
コンボイ「実は今回の作戦は金剛の発案だ。遠征部隊に偽装した攻撃部隊で、敵海上封鎖部隊を排除するのが目的だったのだよ」
コンボイ「第六駆逐隊がドラム缶をコンテナに運んだ後、こっそりその一部を下ろしてダイノボットを乗せたというわけだ」
金剛「本当はメガトロンも仕留めたかったのデスガ……欲張ってはいけまセンネ」
暁「でも、それだったら私達にも教えてくれたっていいじゃない。まったく冷たいんだからぁ」
金剛「Sorry! だけどenemyを欺くにはまずalliesからネ。偽装が敵に感づかれたら、作戦は台無しデース」
響「そういうことなら仕方ないね」チラッ
暁「な、なんで私の方を見るのよ! ぷんすか!」
雷「それにしても、ダイノボットの皆は頼もしかったわ! 何度も砲撃から庇ってくれて、助かっちゃった!」
電「ダイノボットさん達、ありがとうなのです!」
グリムロック「アー、グリムロック、お礼言われるのテレくさい//////」
スナール「スナール、うれしい。こころぴょんぴょんする♪」
瑞鶴「なんか瑞鶴達……蚊帳の外って感じなんだけど! ふてくされるぞー?」
夕立「夕立も頑張ったっぽい~!」
バンブル「コンボイ司令官、お嬢さん達がそろそろ痺れを切らすので早く引き上げましょうよ」
睦月「ちょっと待って! あそこに落ちてるのは……菱餅《エネルゴンキューブ》?」
コンボイ「大方メガトロンのオヤツだろう。せっかくだ、頂いて帰るとしよう。スカイファイアーに積み込んでくれ」
スカイファイアー「いくら私でも、ここにいる全員は運べません。負傷者と物資だけを運ぶということでよろしいですね?」
コンボイ「もちろんだ。ただしMVPの金剛は私が運ぼう」ダキッ
金剛「て、テートク!? もう、お姫様抱っこは時間と場所をわきまえなヨー……//////」
夕立「むうううう! リア充爆発するっぽ――――い!!」
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那珂ちゃん&ブロードキャストvsサウンドウェーブの激闘シーンは、版権の都合でカットされました。
那珂ちゃんは皆のものだからね、仕方ないね。
ナレーション『戦い終わって、ここは平和なセイバートロン鎮守府』
アイアンハイド「なあ利根、頼むから高速修復材を使ってくれないか? こうして寝ているのは退屈でしょうがない」
利根「バケツは備蓄中じゃと何度も言っとるぞ。じゃが安心せい、庇ってくれた礼に吾輩が付きっきりで看病してやるからのう!」フンス
筑摩「アイアンハイドさん? 姉さんの言うことを聞かないと、発声回路を切っちゃいますよ?」ニッコリ
アイアンハイド「あ、はい……」
赤城「さあーどんどん菱餅をやりましょう! エェネェルゥギィィダアア!!(フレンジーエフェクト)」モッモッ
パワーグライド「戦いの後はお腹が空くってバスケ漫画でも言ってたけどね。君、もう少し控えたほうがいいんじゃない?」
トラックス「そういうこと。これ以上バルジを追加したら、アダムスみたいにだらしない体型になってしまうね」
加賀「頭に来ました」ドグシャア
トラックス「ボンネットが……俺の修理されたばかりの美しいボンネットが……!」
大和「すみません、おかわり頂けますか?」モッキュモッキュ
グリムロック「オレ、グリムロック。負けないぞお↑」バクバク
電「遠征の成果が、修理と補給であっという間に消えていくのです……」
暁「補給が大事なのは分かるけど、この虚しさは何なのかしら……」
マイスター「戦いは結局何も生まないということさ。それでも戦わなきゃいけない時はもちろんあるがね。君達が本物のレディーを目指すなら、その虚しさを忘れてはいけないよ」
ナレーション『そして……!!』
<マッタクコノスタースクリームメ!
<オユルシヲ メガトロンサマ!
鳥海「全艦、戦闘準備完了。提督、ご命令をどうぞ」
ジェイド・ロス提督「さあ、行こうか。」
⇒抜錨する
――終わり――
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
「初代TFのとある一話」というイメージで話を作ったのですが、改めて見ると技量不足とキャラの出しすぎでとっ散らかっている感じですね。難しい。
以下はちょっとしたオマケになります。
オマケ:艦これ「私にいい続編がある」
吹雪「大変です司令官! アニメ艦隊これくしょんの続編として、『艦隊これくしょん ザ・ムービー』の制作が発表されました!」
金剛「さらに、アニメ提督の失踪中の活躍を描くゲーム
『艦隊これくしょん 提督の謎』が発売決定ネー!」
コンボイ「私にいい考えがある、直ちに予約しに走るのだ。サイバトロン戦士、トランスフォーム!!」
コンボイ「という夢を見たのだが、マトリクスのお告げだろうか」
吹雪「怖いこと言わないで下さいよお!!」ガクブル
こんな感じで小ネタを少しだけ。今日はここまでです
オマケ2:戦え!超ロボット糞提督アイアンハイド
コンボイ『私にいい考えがある。アイアンハイド、君を新しく設置される鎮守府の司令官に任命する』
アイアンハイド「そうコンボイ司令官に言われて赴任して来たのはいいが、不器用なオレに艦娘の提督が務まるかどうか……」
アイアンハイド「だが何としても司令官の信頼に応えなくては! ん、あれは?」
朧「新しい司令官ですね、お待ちしてました。綾波型駆逐艦7番艦の朧です」
アイアンハイド「司令官(ニューリーダー)のアイアンハイドだ、よろしく。ここには君の他に誰がいるのかな?」
朧「アタシの姉妹艦の第七駆逐隊が配属されてます。練度では他の駆逐隊にも負けません」
アイアンハイド「さっそく会って話をしておきたい。済まないがここに連れてきてくれないか」
アイアンハイド(朧か、真面目そうな良い子でよかった。彼女の姉妹艦なら、うまくやっていけそうだ)
朧「失礼します。皆を連れて来ました」
曙「特型駆逐艦、曙よ。って、こっち見んな!この糞提督!」
漣「綾波型駆逐艦、漣です。お帰りなさいませ、ご主人様♪」
潮「特型駆逐艦…綾波型の潮です。もう下がってよろしいでしょうか…。」ビクビク
アイアンハイド「」
朧「その、なんかすみません」
オマケ2 おしまい
朧(特II型[綾波型]駆逐艦七番艦)
曙(特II型[綾波型]駆逐艦八番艦)
漣(特II型[綾波型]駆逐艦九番艦)
潮(特II型[綾波型]駆逐艦十番艦)
オマケ3:不幸なすれ違い
フレンジー「おーっとお姫様、コンドルはこれから仕事があるんでな、借りてくぜー!」ヒョイ
北方棲姫「アア、フレンジー! コンドル、オイテケ!」
サウンドウェーブ「コンドル、フレンジー。任務ヲ開始スル、ツイテコイ」ビューン
北方棲姫「コンドル……」ショボン
スクラッパー「仕方ないぜ、コンドルにも仕事があるんだからな。代わりと言っちゃあなんだが、何か玩具でも作ってやろうか?」
北方棲姫「ホントカ!? ゼロハ? レップウハツクレル?」
ミックスマスター「任せとけって。俺達ビルドロン部隊にかかれば、そんなモン臨時基地付きで作ってやれるぜ」
ボーンクラッシャー「ちょうど暇してたところだしな。いっちょ気合を入れて作るとするか!」
北方棲姫「ヤッター!!」ピョンピョン
コンボイ「鎮守府のいろんな場所に隠しカメラが設置されていただと?」
ワーパス「そんなのデストロンの仕業に決まってまさあ! 早速奴らの基地を襲いましょうよ!」
赤城「哨戒中の偵察機より入電! ビルドロン部隊が臨時基地らしきものを建設中とのことです!」
コンボイ「そうか、それで全てが繋がったぞ。奴らは性懲りもなく鎮守府を攻撃する機会を窺っているのだ」
クリフ「もう二度と舐めた真似が出来ないよう叩き潰してやりましょう!」
コンボイ「サイバトロン戦士、直ちに出発! トランスフォーム!!」ギガゴゴゴ
青葉「あれ、新聞のネタ探し用に設置しといたカメラがないや。ま、あんまり役立ってなかったし、いっか♪」
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※この後北方棲姫はコンドルとパズソーで慰めました
今日はここまで。マスカレード回ネタも書きたいですが、技量的に書けるかは不明ですのであまり期待せず……
ナレーション『ここは、鎮守府内部にある工廠。艦娘やサイバトロンの装備を開発する場所である』
ホイルジャック「この妖精さんというのは小さいのに大した技術を持っとる! 我輩たち超ロボット生命体とは異なった体系のテクノロジー、いや興味深い!」
夕張「妖精さんが居なかったら艤装も動かないし港も機能しないのよ。私達の大切なパートナーなんだから!」
妖精「」ドヤァ
ナレーション『そこへ!』
加賀「瑞鶴のひよっこ五航戦はどこ!? ぶっ壊してやるわ!」ドゴォ
妖精「ホワアア!?」ビクッ
ホイルジャック「加賀くん、あんたも大概口が悪くなったねえ! 一体どうしたと言うんだ」
加賀「ホイルジャックさんに夕張さん、失礼しました。瑞鶴を見ませんでしたか?」
夕張「瑞鶴さん? いえ、見てないけれど」
バンブル「オイラが説明するよ。実は加賀さんと瑞鶴が訓練終了後に口論になっちゃって」ヒョコッ
ホイルジャック「まあたやっとったのか君達は。それで?」
バンブル「そのあと瑞鶴が仕返しに加賀さんを驚かせようとしたんだけど、その時に加賀さんのアイスが台無しになっちゃったってワケさ」
加賀「頭に来ました。挽肉にしてやります」
夕張(い、いつも以上に下らない……)
加賀「先程、こちらに逃げていったのを見たのですが……もし見つけたらすぐに知らせて下さい。行きましょうバンブル」
バンブル「そいじゃねホイルジャック。夕張も機械いじりをするより、自分の色気の無さをなんとかしなさいな」ギガゴゴゴ
夕張「なんですってええええ!? 次に会ったら覚えてなさいよ!!」
ホイルジャック「どうやら行ったようだ。さ、もういいよ瑞鶴くん」
瑞鶴「ふう……助かったわ二人共」
ホイルジャック「我輩と夕張くんが開発した透明スプレーの効果は上々といったところだな!」
夕張「もともとデストロンが開発した物を改良したのだけど、ちゃんと艦娘にも使えたわね」
ホイルジャック「しかし瑞鶴くん、自分に非があるというのに逃げ出すのは感心できんね」
瑞鶴「し、仕方ないじゃない! あの時は本当に解体されるかと思ったのよ!」
ホイルジャック「まあ良かろ。その代わり約束は忘れんようにな。一つは我輩達の研究を手伝うこと、もう一つはきちんと謝ること」
瑞鶴「分かってるって……。ちゃんと頃合を見計らって謝るわよ」
夕張「瑞鶴さんの協力とサイバトロンの技術があれば、念願の可変戦闘機の開発に着手できるわ! Ζガ○ダムみたいなの!」
瑞鶴「何それ、面白そう!」
加賀「私も興味があります」
ホイルジャック「完成すればデストロンの空中戦力とも互角に戦える……えっ」
加賀「ありがとうございます。瑞鶴をここに引き止めておいてくれたのですね」
ホイルジャック「あ、いやその」
瑞鶴「」
加賀「七面鳥みたいな顔をしてどうしたのかしら? こと索敵にかけては、サイバトロンにも負けない自信があるのだけど」
加賀「そうそう、探してる途中で目障りな鳥がいたので、久しぶりに焼き鳥を作ってみたの。どうかしら?」ドサッ
コンドル(大破)「」プスプス
加賀「さっきの可変戦闘機の件、瑞鶴の代わりに私が協力させてもらいます。少し席を外して貰えますね?」
夕張「わあ、ありがとう加賀さん! それじゃホイルジャックさん、お蕎麦でも食べに行きましょうか!」
ホイルジャック「後は、お若い二人で存分に。ほんじゃ我輩はこれで」
瑞鶴「ちょ、あっさり見捨てられた!? このスタースクリーム(形容詞)!!」
加賀「Give me your face……」ガシッ
瑞鶴「にゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
オマケ4 おしまい
今回はひとつだけで。やりすぎは良くないと思って爆発オチは避けましたが、何か物足りないですね(感覚麻痺)
Ζガンダムの変形はトランスフォーマーの影響と聞きましたが、実際はどうなんでしょうかね。
ワーパス(戦士。M551シェリダン戦車に変形)
クリフ(戦闘員。ポルシェ924ターボに変形)
青葉(青葉型重巡洋艦一番艦)
ホイルジャック(技術者。ランチアストラトス・ターボレーシング・グループ5に変形)
夕張(夕張型軽巡洋艦一番艦)
オマケ5:マスカレード艦隊
ナレーション『さて今日は、大海原を悠々と進む、燃料を満載した一隻のタンカーから物語を始めよう』
乗組員「最近は深海棲艦も大人しくて助かるなあ……ん、何かが飛んでくるぞ! ありゃ馬鹿でかい昆虫だ!」
キックバック「ボンブシェル、シャープネル、あれを見な! なんとも美味そうなタンカーじゃねえか」
ボンブシェル「あのタンカーは喫水を見るに燃料を満載しているようだ」
シャープネル「喉が鳴るぜえ~。さっそく頂くとするか!」
ナレーション『現れたのはデストロンの昆虫型トランスフォーマー・インセクトロン』
ナレーション『彼らはメガトロンの指揮下にはない独立部隊であり、あらゆる物を食い尽くし自らのエネルギーとする能力を持つのだ!』
乗組員「SOS、SOS! バケモノみたいにデカい昆虫がタンカーに取り付いて、樹液みたいに燃料を飲んでるんだ! 助けてくれーっ!」
シャープネル「こりゃうめえ、デリシャ~ス♪」ゴクゴク
キックバック「半分は残しておけよボンブシェル。お前は根が卑しいからな」ゴクゴク
ボンブシェル「言われるまでもねえ。ちょうど泊地への運び屋も到着したようだぜ」ゴクゴク
輸送ワ級「」ザバア
ボンブシェル「さあ、早いとこ燃料を運び出すんだ。サイバトロンや艦娘が嗅ぎつけて来る前にな」
シャープネル「泊地の姫もきっと大満足だろうよ。その分後でたっぷり奉仕してもらおうや」グヘヘ
キックバック「お前も好きだな、ええ? シャープネル」ゲヘヘ
深海所属:
インセクトロン部隊(左から心理工作兵ボンブシェル、電子工作兵シャープネル、諜報工作兵キックバック。それぞれカブトムシ、クワガタムシ、バッタに変形)
輸送ワ級(???)
ナレーション『セイバートロン鎮守府!』
大和「その後、付近を哨戒中だったアイアンハイド艦隊が現場に急行しましたが、人命救助を優先するため追撃を断念」
大和「乗組員は全員救助されたもののタンカーは損傷が激しく撃沈処分された、とのことです」
コンボイ「このところインセクトロンによる襲撃が相次いでいる。何か手を打たねばならないが……」
パーセプター「連中はメガトロンと違い、食欲に任せて目に付いたものを襲うイナゴみたいなものです。行動が無軌道な分、対策が難しい相手と言えるでしょう」
大和「考えられるのは大規模な護衛船団を組むことですが、メガトロンやスタースクリーム艦隊に目を付けられるおそれがあります」
パーセプター「サウンドウェーブの諜報能力を鑑みれば、その場合かえって船団が一網打尽になるかもしれないね」
赤城「となれば、攻撃は最大の防御です。コンボイ司令官、ここは危険を覚悟で、逆にインセクトロンの泊地を攻撃してはどうでしょうか」
コンボイ「そうしよう。出撃可能なサイバトロン戦士を招集しろ!」
如月「あら、吹雪ちゃん。貴女もコンボイ司令官に呼ばれたのね」
吹雪「如月ちゃんも? きっとまた深海棲艦とデストロンが何か企んでるんだよ。相手が何だろうと、私がやっつけちゃうんだから!」フンス
如月「『朱に交われば赤くなる』って言うけど、吹雪ちゃんもすっかり戦士ね。W島攻略作戦の時に緊張してた姿が懐かしいわ~」
吹雪「あ、あの時のことは忘れてよお!」
如月「うふふ♪ 最近私も大規模改装を受けたし、吹雪ちゃんにも負けないわ。さ、行きましょう」
如月(睦月型駆逐艦二番艦)
コンボイ「皆集まったようだな。パーセプター、説明を始めてくれ」
パーセプター「インセクトロンの泊地と推測される場所は目下、深海棲艦の勢力圏内にある。そのため、泊地を攻撃するには何らかの策を講じる必要があって」
加賀「パーセプター、回りくどいのは貴方の悪いクセよ。もっとはっきり説明して頂戴」
パーセプター「つまり私にいい考えがあるということさ。マスカレード作戦だ」
スキッズ「マスカレード作戦だってえ!?」
ナレーション『マスカレード、つまり仮面舞踏会のごとく輸送ワ級に変装し、泊地に潜入しようという作戦である!』
コンボイ「泊地潜入隊は私が率いる。翔鶴、ハウンド、トレイルブレイカー、如月、吹雪! 私と共に来てくれ」
翔鶴「了解です!」
コンボイ「同時に、本物の輸送部隊への攻撃も行う。旗艦は赤城、随伴にはパワーグライド、ワーパス、睦月、夕立、クリフが当たれ」
コンボイ「もし一隻でも取り逃がせば、我々と鉢合わせする可能性が生じる。何としても全滅させるんだ」
クリフ「任せといて下さい、一匹残らず血祭りに上げてみせます!」
コンボイ「残りの者は鎮守府で待機しろ。大和、パーセプター、鎮守府の指揮は任せたぞ」
大和「はい、留守は大和にお任せ下さい!」
パーセプター「それではコンボイ司令官達は工廠へどうぞ。ホイルジャックと夕張がマスカレードの準備を整えているはずです」
ナレーション『工廠では、コンボイ達の偽装が急ピッチで進められた!』
ホイルジャック「ここをこうして……よっしゃ司令官、バッチリです!」
夕張「うんうん! コンボイ司令官、貴方はどこからどう見ても輸送ワ級そっくりですよ!」
偽装ワ級(コンボイ)「そう褒められても、あんまりいい気分はしないな」
ハウンド「しかし、これだけキッチリ偽装するなら、オレの立体ホログラム照射の能力は出番ナシってことですかね」
コンボイ「君には優れたセンサーがある。インセクトロン泊地の正確な位置が分かっていない以上、たどり着くには君の力が必要だ」
ハウンド「そういうことなら任せといて下さい。この自慢の鼻で嗅ぎつけてやりますとも!」
ハウンド(偵察員)
瑞鶴「今度こそ可変戦闘機の開発を成功させるわよ! 妖精さん、お願いよ!」
開発妖精「イキマッセー!」カーンカーンカーン
\へっぽん/
瑞鶴「だああああっ、また失敗!」
加賀「所詮は五航戦ね。こんな出来損ないを作って恥ずかしいと思わないの?」
瑞鶴「うぎぎぎぎぎ……!」
夕張(これはこれでアリだと思うけどなあ)
加賀「そもそも開発は今しなければならないことなのかしら? 工廠の忙しさは一目で分かると思うのだけど」
瑞鶴「……翔鶴姉に、お守り代わりに渡そうと思ったのよ」
瑞鶴「偽装があるといっても、敵地のど真ん中に飛び込むわけでしょう? それに輸送船に偽装って聞くと、その、私の場合どうしてもエンガノ岬沖を意識しちゃうから」
加賀「……そう。私の考えが足りなかったようね、謝るわ。翔鶴も聞いたかしら?」
翔鶴「ありがとう瑞鶴、その気持ちだけで勇気が湧いてくるわ。大丈夫、あの頃とは状況も違うし、頼りになる随伴の皆さんも一緒だもの」
瑞鶴「翔鶴姉……」
加賀「特に今回は彼――トレイルブレイカーもいるわ」
トレイルブレイカー「そういうこと! 俺様のフォースバリアーにかかれば、砲撃だろうが魚雷だろうがものの数ではないからな!」
瑞鶴「……分かったわ。トレイルブレイカー、翔鶴姉のことをしっかり守ってよ!」
トレイルブレイカー「おお、任せておけ! うわはははははは!」
トレイルブレイカー(戦術家。トヨタ・ハイラックス40系に、アニメではフォード・ブロンコに変形)
赤城「ではコンボイ司令官、私達は一足先に出撃します。吹雪さん、コンボイ司令官の護衛をしっかりお願いしますね」ナデナデ
吹雪「頑張りますぅ……///」フニャア
コンボイ「君達の索敵と攻撃力にかかれば問題ないだろうが、慢心は禁物だ。頼んだぞ」
如月「睦月ちゃん、気をつけてね。私達の無事も祈っててくれると嬉しいわ」
睦月「如月ちゃん達の邪魔は絶対にさせないから! ……無事に帰ってきてね!」
如月「ええ。約束、ね?」
赤城「サイバトロン一航戦・赤城、出ます!」
ホイルジャック「コンボイ司令官、全員の偽装が完了しました!」
コンボイ「赤城達に続くぞ! サイバ、いや……輸送ワ級部隊! 抜錨《トランスフォーム》!!」
夕張「のっけから間違えないでよね!? なーんか不安になってきたなあ……」
今日はとりあえずここまで。更新が滞ってしまい、待っていてくれた皆さんには申し訳ないです。
どうやら1には短編をサクサク上げる技量は無いようで、軽くスランプ状態でした。
続きは近日中に上げられると思います。またお付き合い頂ければ幸いです。
スキッズの画像忘れてた……
スキッズ(戦士、ホンダシティ・ターボに変形)
それと、ハウンドのトランスフォームした姿は「J59ウイリス・ジープ」です
ナレーション『ところ変わって、ここはインセクトロンの根城となっている泊地』
ナレーション『インセクトロンと結託しこの泊地を治めるのは、かつてコンボイと激突したあの泊地棲姫なのだ!』
シャープネル「今戻ったぜ、姫。もうすぐワ級たちがたっぷり燃料を持って帰ってくるはずだ」
泊地棲姫「ア、アア……ヨクヤッテクレタ。サゾカシ疲レタコトダロウ、ユックリ休ムトイイ」
ボンブシェル「いや、休む前にいつものを頼むぜ! しばらくご無沙汰だったもんで、さっきからウズウズしてるんだ!」
キックバック「ふへへ……たっぷり楽しませてもらおうか」
泊地棲姫「……ワカッタ。スグニ準備スルカラ……」
泊地棲姫「ソレジャア……始メルゾ……」
泊地棲姫「ア……ア~ン」
シャープネル「ア~ン♪」パクッ
シャープネル「ん~美味え! やっぱり姫に食べさせてもらうボーキサイトは格別だ!」モグモグ
ボンブシェル「もう我慢できねえ! 姫、次は俺だ! 弾薬を貰おうか!」ワクワク
キックバック「これからもよろしく頼むぜ。そのかわり資材やエネルギーはどっさり集めてくるからよ!」テカテカ
泊地棲姫(ドウシテコウナッタ)
ナレーション『一方その頃、コンボイ達は!』
ハウンド「いやーまったく地球は美しい星だ。透き通る海に輝く島々、これでデストロンや深海棲艦が居なければもっといいんだが」
吹雪「そうですね。でも、偽装のおかげでここまで交戦は回避できてます。景色を楽しむくらいの余裕はありますよ」
コンボイ「ハウンド、テレトラン1が割り出したインセクトロン泊地の座標はこの辺のはずだ。センサーに何か反応はあるか?」
ハウンド「バッチリですよ、前方の島に強力なエネルギー反応があります。おそらく奪った物資をそこに溜め込んでるんでしょう。警備とおぼしき深海棲艦の反応もキャッチしました」
翔鶴「その警備部隊に怪しまれずに侵入できるか、ですね」
如月「コンボイ司令官、ここは如月に任せてもらえるかしら?」
コンボイ「いいだろう、頼んだぞ」
軽巡ホ級「オマエタチ、ソコデトマレ」ザザザッ
如月「バー・ウィップ・グラーナ・ウィ・ピニボン?」
軽巡ホ級「バー・ウィップ・グラーナ・ウィ・ピニボン。ネンリョウ、モッテキタカ」
如月「ネンリョウ、タクサン、アル」
軽巡ホ級「ヒメ、ヨロコブ、ヤホー。ゴクロウ、ハヤクハイレ」
如月「ミンナ、イキマショウ」ゾロゾロ
コンボイ「中々の名演だったじゃないか。何も知らなければ本物と見間違うところだ」
如月「うふっ、これでも『フリ』は得意なのよ、司令官♪」
翔鶴「如月さん、ばーうぃっぷ……とは何かの合言葉なのですか?」
如月「これは宇宙共通の挨拶なんです。前にチャーさんから教えてもらったのが役に立ったわ」
トレイルブレイカー「しかし、気になる単語が出てきましたね。姫、ですか」
コンボイ「インセクトロンの他に姫級の深海棲艦がいるようだな。油断するなよ」
ナレーション『そして、泊地に侵入したコンボイ達が見たものは!』
ハウンド「なんてこった! 燃料に弾薬にボーキサイト、菱餅《エネルゴンキューブ》までどっさりですよ! よくこれほどかき集めたもんだ!」
翔鶴「ここにある資材だけで、セイバートロン鎮守府の半年から一年分のエネルギーが賄えそうです……」キラキラ
トレイルブレイカー「慢性エネルギー不足の赤貧鎮守府としては生唾ゴクリものの光景だな。コンボイ司令官、どうしてくれましょうか」
コンボイ「これらの物資は元々、人間達から奪い取ったものだ。できれば持ち帰りたいところだが、今はインセクトロンの排除が優先だ」
コンボイ「ここに時限爆弾をセットしろ。この場所で爆発を起こせばエネルギーや弾薬が連鎖反応を起こして、泊地もろともインセクトロンを吹き飛ばせるはずだ」
トレイルブレイカー「分かりました、ひとつ派手にいきましょう!」
吹雪(セイバートロン星がエネルギー不足で荒廃した理由が分かった気がする……)
如月「んっ……これで爆弾セット完了ね。ハウンドさん、そっちはどうかしら?」
ハウンド「こっちもOKだ。おい吹雪、何をしてるんだ?」
吹雪「せっかくなので、小さい菱餅《エネルゴンキューブ》を赤城先輩へのお土産にしようと思って。それに睦月ちゃんに夕立ちゃん、島風ちゃんとバンブルくんにも」
ハウンド「やれやれ。吹雪は仲間想いなのか、それとも欲張りさんなのか分からないな」
如月「意外と欲張りのケもあるのよねえ」
吹雪「あはは……」
コンボイ「さあ、我々も吹き飛ばされる前に、こんな所からはおさらばしよう」
ナレーション『その時!』
ボンブシェル「おい貴様ら、そこで何をしている!」
コンボイ(cv:玄田哲章)「ああ、いえ、その、運んできた燃料を下ろしていたんですのよ。量が量だから大変ですの、オホホ」
吹雪(うわあ……)
ボンブシェル「まあいい。姫がお前達に、何か用事を申し付けたいそうだ。付いてこい」
翔鶴(コンボイ司令官、どうしましょうか?)ヒソヒソ
コンボイ(今は付いていくしかない。隙を見て脱出するんだ)ヒソヒソ
吹雪(あ、コンボイ司令官は姫の前では黙ってて下さいね)ヒソヒソ
コンボイ「!?」
ボンブシェル「さあ、連れてきたぜ」
如月「ゴヨウハ、ナニカシラ、ヒメ?」
泊地棲姫「御苦労、用ト言ウノハ……コレダ!」ドンドンッ
コンボイ「何!? ホオッ!!」ドゴォ
ボンブシェル「俺達のセンサーが節穴だとでも思っているのか、サイバトロンに艦娘ども!」
シャープネル「さあ、忍び込んでどんな小細工をするつもりだったのか吐いてもらおうじゃねえか」ジャキッ
キックバック「素直に吐けば生かしといてやるぜ。たっぷりの食い物と交換の人質としてな」
コンボイ(もう爆発まで時間がない……ここは血路を開くしかない!)
コンボイ「もはやこれまで! サイバトロン戦士、偽装を解除し攻撃態勢をとれ!」バッ
泊地棲姫「フン……覚悟ヲ決メタカ、ドブネズミ共……メ……?」
泊地棲姫「」
泊地棲姫「」ガタガタガタ
泊地棲姫「ウワアアアアアアアアアアアアア!? コ、コンボイダアアアアアアアア!?」
シャープネル「まずい! コンボイを見たせいで、姫のトラウマ(コンボイとの激突)のスイッチが入っちまった!」
泊地棲姫「来ルナ! 来ルナ! コナイデエエエエ!!」ドンドンドン
キックバック「ま、待ったああ!? うおあー!」ドゴォ
翔鶴「きゃああっ! こっちにも砲撃が!」
トレイルブレイカー「みんな下がっていろ! フォースバリアー!」ポポポポ
如月「凄い……このバリアー、砲撃を全部弾き飛ばしてるわ」
ハウンド「コンボイ司令官、あの泊地棲姫に一体何をしたんです? あの取り乱し方は尋常ではないですよ」
コンボイ「私にも分からん」←覚えてない
コンボイ「いずれにせよ、脱出するのは今のうちだ。私が殿を務める、全員駆け足!」
吹雪「はい!」
如月「海岸に着いたわ!」
トレイルブレイカー「後は司令官だけです! 急いで下さい!」
コンボイ「今行く、トランスフォーム!」ギガゴゴゴ
ナレーション『その時、コンボイ達の仕掛けた爆弾が起動し、大爆発を引き起こした!』
コンボイ「ほわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
吹雪「司令官! コンボイ司令官! 大丈夫ですかー!!」
今回はここまで。次でマスカレード編は終了です
できれば日曜日、遅くとも火曜日には投下したいと思います
遅くなってすみません。二週間転がり続けたコンボイ司令官に免じて許してください
では投下します
コンボイ(横転)「あ……ああ……」
翔鶴「司令官、大丈夫ですか!?」
ハウンド「だいぶ傷ついてるみたいだ。車体を起こそう、みんな手伝ってくれ」
吹雪「はい! せえの、よいしょおおお!」グググ
如月「あと一息……ええい!」ドスン
トレイルブレイカー「よーしOK! 司令官、聞こえますか!?」
コンボイ「お前達は……無事なのか……?」
翔鶴「はい、トレイルブレイカーさんがフォースバリアーで守ってくれましたから。かすり傷一つありません」
コンボイ「そうか……よくやってくれた、トレイルブレイカー」
トレイルブレイカー「それより、また爆発が起こる可能性が残っていますし、俺のエネルギーも底を付きました。大至急ここを離れないといけませんが、トランスフォームできますか?」
コンボイ「やってみよう。出来るか……どうか……分からないが……」グググ
コンボイ「トランス……フォ――――ム!!」ギガゴゴゴ
如月「やったわ! よく見ると怪我も大したことないようだし、司令官ってタフなのねえ」
コンボイ「ああ……それでインセクトロン達はどうなった」コキコキ
ハウンド「奴らが脱出した形跡はありません。おそらく爆発で泊地もろとも吹き飛んだんでしょう、なにしろ凄い爆発でしたからね」
トレイルブレイカー「ざまあみろ! 人様の物に手を出すからバチが当たったんだ! あの世で反省しろよ、うはははははは!」
吹雪「あはは……。それでは皆さん、私達も早く離脱しましょう!」
コンボイ「爆発から逃れた深海棲艦がまだ周囲にいるはずだ、警戒を怠るな! サイバトロン戦士、トランスフォーム! 発進!!」ギガゴゴゴ
ナレーション『だが、本当にインセクトロン達は破壊されたのだろうか!』
「「「トランスフォォォォンム!!」」」ギガゴゴゴ
ナレーション『燃え盛る炎の中から飛び出してきたのは、インセクトロン達だ!』
ボンブシェル「ヒィ~! 危うくムシ焼きにされるところだったぜ!」
シャープネル「おい、姫の様子はどうだ?」
キックバック「命に別状はないが、姿が変わるくらいショックを受けてるみたいだ。可哀想に」
泊地水鬼「マタ…アノソラニ……アア…キレイ……大きな、コンボイ…!」ビクンビクン
ボンブシェル「くそう……コンボイめ、俺達の愛の巣を吹き飛ばしやがって! 一匹も生かしては帰さねえぞ!」ビビビビ
キックバック「インセクトロンの恐ろしさ、たっぷりと思い知らせてやる!」ビビビビ
シャープネル「爆発でできた金属片にエレクトロクローンビームを浴びせりゃ、インセクトロン・コピー軍団の誕生よ!」ビビビビ
クローンキックバックA「」ムクムク
クローンボンブシェルB「」ムクムク
クローンシャープネルZ「」ムクムク
ナレーション『見よ! たちどころに数十体に数を増やしたインセクトロンの増殖能力!』
ナレーション『生み出されたコピー軍団は本体と同じ性能を持ち、コントロールビームによって本体の意のままに操れるのだ!』
キックバック「者共、後に続けー! コンボイを八つ裂きにするのだ!」ビューン
コンボイ「安全な海域まではまだ距離がある。吹雪、如月、対潜警戒を厳に行え!」
如月「了解!」
ハウンド「ちょっと待って下さい。センサーが、後方から飛来する多数の反応をキャッチしました!」
吹雪「後方ですか? 目視で確認できるのは雲だけですけど……」
ハウンド「あれが雲だって!? 冗談じゃない、あれはインセクトロンのコピー軍団だ! 奴らめ、あの爆発から生き延びていやがったんだ!」
コンボイ「飛んで火に入る……とはいかなかったか。翔鶴、ただちに直衛機を迎撃に向かわせろ」
翔鶴「分かりました、航空隊発艦始め! 皆、気をつけて!」バシュン
艦戦妖精「オチロー!」ダダダダダダ
キックバック「おっと、こりゃ美味そうな戦闘機だ」ガシッ
ボンブシェル「少しボーキサイトの味付けが強すぎねえか?」バリバリ
シャープネル「それがいいんじゃねえか、ボンブシェル。俺好みのレシピだぜ」ムシャムシャ
艦戦妖精「ダッシュツー!」ピョン
翔鶴「そんな……私の艦載機たちが食べられてる……! ダメです、突破されます!」
コンボイ「スペシャル高射砲の出番のようだな。サイバトロン戦士、対空戦闘用意! 翔鶴を中心に輪形陣を組め!」コンテナパカッ
トレイルブレイカー「コンボイ司令、あの数をまともに相手するのは危険です。ここはプランBでいきましょう、プランBは何です?」
コンボイ「撃って撃って撃ちまくれだ! あの害虫共を、一匹残らず海へ叩き落とせ!」
吹雪「はい! ……って、つまり何にも作戦は無いってことですか!?」
コンボイ「黙ってろ! 来たぞ、ファイアー!!」ドンドンッ
シャープネル「インセクトロン、アタックだ! アターック!」
ナレーション『さあ、戦いの始まりだ!』
ナレーション『怒涛のごとくコンボイ達に襲いかかるインセクトロン軍団!』
クローンキックバックN「」ゲシッ
クローンボンブシェルD「」ドンドン
クローンシャープネルK「」ダダダダ
ハウンド「あっち向いてもインセクトロン、こっち向いてもインセクトロン! これじゃあいくら撃ち落としてもキリがないぜ!」
翔鶴「艦載機の損耗率が四割を超えました! きゃあっ!」ドォン
トレイルブレイカー「翔鶴! くそう、エネルギーさえあればこんなヘナチョコ攻撃など弾き飛ばしてやれるんだが!」
吹雪「エネルギー……そうだ! トレイルブレイカーさん、この菱餅《エネルゴンキューブ》を使って下さい!」
トレイルブレイカー「そいつはありがたいが、これっぽっちのエネルギーでは……いや待て、そうだ!」
トレイルブレイカー「コンボイ司令官、奴らを何とかして一箇所に集めて下さい! そこをフォースバリアーで覆ってコントロールビームを遮断すれば、コピー軍団は消滅するはずです!」
コンボイ「なるほど、その手があったか。では私が囮になって奴らを引き付ける。その隙を狙え」
翔鶴「でも、いくら司令官でもあの数のインセクトロン相手では危険過ぎます!」
如月「翔鶴さんの言うとおり。司令官、こういう役目は駆逐艦の仕事よ?」
吹雪「如月ちゃん!?」
如月「吹雪ちゃんはコンボイ司令官の側を離れないでね。ハウンドさん、援護を……お願いできるかしら?」
ハウンド「……!! 分かった、任せてくれ!」
如月「さあ、行くわよっ!」ザザザッ
コンボイ「死ぬなよ、如月……!」
シャープネル「おい見ろ、奴らの陣形が崩れ始めたぜ」
キックバック「俺達の猛攻に耐えきれなくなったか!」
ボンブシェル「コピー軍団、まずはあの孤立した駆逐艦から始末しろ!」
如月「虫にたかられる花の気分ね……。思ってたのと随分違うけど!」ドンドン
ハウンド「虫ケラどもめ、これでも喰らえ! ミサイル発射!」バシュッ
シャープネル「ちょこまかと逃げ回りやがって。シャープネル様特製の手榴弾をご馳走してやるぜ!」バシュン
吹雪「如月ちゃん、危ない!」
如月「ああっ……!」ドゴォン
ボンブシェル「よし、速力が落ちたぞ! コピー軍団、一気に沈めてやれ!」
コンボイ「まだなのか! トレイルブレイカー!!」
トレイルブレイカー「エネルギーは一回分しかないんです! もう少し密集させないと、一網打尽にはできません!」
如月「痛い、けど……負けるもんですか!」
如月「司令官や皆を守る……それが如月の役目なんだから!」
クローンキックバックE「」
クローンボンブシェルL「」
クローンシャープネルS「」
クローンキックバックP「」
クローンボンブシェルW「」
クローンシャープネルU「」
ナレーション『目前に迫る、コピー軍団!!』
如月「睦月ちゃん、コンボイ司令官……如月のこと、忘れないでね……!!」ジャキッ
如月「……な~んちゃって♪」スゥ…
キックバック「き、消えた!? こりゃ一体どういうことだ!」
ボンブシェル「……やられた! 今のはホログラム映像だ! 手榴弾が命中した時の爆煙に紛れて入れ替わりやがったな!」
シャープネル「クローン軍団、急いで散開しろー!!」
トレイルブレイカー「ところがどっこい、もう遅いぜ! 出力最大、フォースバリア――!!」ポポポポ
ナレーション『球状に展開されたフォースバリアーが、一箇所におびき寄せられたコピー軍団を覆った! すると!』
クローンキックバックO「」シュー…
クローンボンブシェルR「」シュー…
クローンシャープネルZ「」シュー…
シャープネル「あああ、コントロールビームがカットされた! 俺のクローン軍団が消えてしまう~!!」
ハウンド「やったな如月! 台所ロマン劇場主演モノの演技だ!」ロータッチ
如月(本物)「ハウンドさんこそ、ホログラム照射のタイミングはバッチリだったわ♪」ハイタッチ
翔鶴(良かった……本物の如月さんは、ハウンドさんがホログラムで隠していたんですね)ホッ
コンボイ「どうやらお前達のセンサーは節穴だったようだな、インセクトロン。残るは親玉のお前達だけだ!」
キックバック「やべえ……こりゃ逃げたほうが利口だぜ!」ビューン
ボンブシェル「インセクトロン、退却だ! 退却ー!」ビューン
コンボイ「逃がしてはならん! 翔鶴、奴らを海に追い落とせ!」
翔鶴「はい! 艦載機の皆、最後の力を振り絞って!」
艦戦妖精「コンジョウデタタカウンダー!」ダダダダダダ
シャープネル「畜生、振り切れない! くそー!!」ドボーン
コンボイ「吹雪、如月、ありったけの爆雷を投下しろ! 爆圧で奴らをバラバラにしてやるんだ!」
吹雪「如月ちゃん、準備はいい?」
如月「もちろん! いま、如月が楽にしてあげるっ!」バシュッ
吹雪「お願い! 当たって下さい!」バシュッ
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ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ|iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙;iill|||lli|llii:;゙i|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙ -;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙ /`゙
ハウンド「これはひどい。あの二人、この海の生態系を破壊する気なのか」
吹雪「司令官! 全爆雷、投下しました! 海面に浮遊物と油膜を確認!」
トレイルブレイカー「インセクトロンめ、今度こそくたばったか!?」
コンボイ「例え生きていたにせよ、ダメージで当分は巣穴から出てこようとは思わないだろう」
コンボイ「我々の勝利だ、皆よくやってくれた」
翔鶴「如月さん、手榴弾で受けた損傷は大丈夫ですか?」
如月「ええ……少し機関の出力が落ちているけど、大丈夫みたいです。髪の毛の傷みのほうが心配だわ」
ハウンド「無理するなよ、こんな所で沈んだらつまらない。さあ姫様、どうぞお乗りください。硬いシートで恐縮ですがね」ギガゴゴゴ
如月「あら、一体どこに連れて行かれるのかしら?」ヨイショ
ハウンド「もちろん君の大切な人の元へ。きっと首を長くして待っているさ」
コンボイ「では、我々の鎮守府に帰ろう。安全海域まであと少し、最大戦速で飛ばすぞ!!」
「「「「「はい!!」」」」」
ナレーション『そして、セイバートロン鎮守府では!』
大和「赤城さんの艦隊が無事帰投しました!」
加賀「お疲れ様、赤城さん。見事な戦果だったと聞いています」
赤城「いえ、思いのほか手こずってしまったわ。私もまだまだ修行が足りませんね」
睦月「あの……! コンボイ司令官たちはまだ戻ってきていませんか?」
パーセプター「ああ、まだだよ。先ほど帰投中との連絡があったから、もうそろそろ戻ってくる頃だと思うがね」
睦月「分かりました!」ダッ
瑞鶴「ちょっ、睦月! そんなに急いでどこ行くのよ?」
睦月「岬です! 一番最初に、如月ちゃんや吹雪ちゃんをお迎えしたくって!」
夕立「それなら夕立も行くっぽい! 待ってー!」
パワーグライド「彼女、ホントに如月や吹雪のことが好きなんだねえ。そりゃMVPを取るのも当然かあ」
大和「睦月ちゃんがMVPを取ったのですか!? 改装を受けたとはいえ、このメンバーの中で!?」
赤城「彼女の活躍には目を見張るものがありました。危険の中にいる友人を少しでも助けたいという、強い気持ちの成した技なのでしょうね」
ワーパス「私もMVPを狙ってたんだけどねえ。このワーパス様や赤城の姐さんを唸らせるとは、まったく大したもんだよ」
加賀「そうね……立派なものだわ」
加賀「パーセプター、貴方はたしか望遠鏡にトランスフォームできたわね? 彼女にMVPのご褒美をあげたらどうかしら」
パーセプター「ん? ああなるほど、それはなかなか粋な計らいだね。では補給その他の仕事は君に任せていいかな?」
加賀「もちろんよ。早く行ってあげて」
瑞鶴「へえ~、意外と気が利くじゃない! ちょっと見直したかも!」
加賀「当然のことをしたまでよ……睦月さんはそれだけの働きをしたわ。それより入渠ドックの準備を急いで」
瑞鶴「ん、分かってる。翔鶴姉やトレイルブレイカーにゆっくり休んで貰わなきゃね」
ナレーション『岬!』
パーセプター「トランスフォーム! さあ覗いてごらん、水平線まではっきり見えるだろう?」ギガゴゴゴ
睦月「おお~! これは凄いです、睦月感激ぃ!」
夕立「パーさん、夕立にも見せて見せてー!」ペシペシ
パーセプター「叩かないの。一応MVPの褒賞ということなんだから、睦月が見終わるまで待っていなさい」
睦月「およ? パーセプターさん、あれはなんでしょう?」
パーセプター「どれどれ……どうやらあれはコンボイ司令官のコンテナの上部分だね」
睦月「如月ちゃん達が帰ってきたんですね! 抜錨《トランスフォーム》!」ザザザッ
パーセプター「あーちょっと! 帰ってきたって言ってもまだ結構遠くにいるんだがね!」
夕立「コンボイ提督さん戻ってきたっぽい!? どこどこー!?」ペシペシペシペシ
パーセプター「だから叩かない! いい加減にしないと見せてあげないよ!」
ハウンド「ほーら言ったとおりだろう? 待ってるどころか迎えに来てくれたみたいだ」
コンボイ「良い友に恵まれたな。早く行ってあげるといい」
吹雪「さあ、一緒に行こうよ!」
睦月「お帰りなさい、如月ちゃん!」
如月「睦月ちゃん……ただいま!」
これでオマケ5はおしまいです。如月・泊地棲姫・マスカレードのリクを一度に消化しようとしたら予想以上に手こずりました……
それと、最後に短い〆のオマケを書いたら、一旦このスレを終わらせる予定です。遅筆なもので、スレ落ちに怯えながら書くのは辛い……
ネタはまだ提供してもらったのも含めて残ってるので、ある程度書き溜めが出来たら新スレを立てて細々とやっていくつもりです
〆のオマケは週末あたりに投下予定です
オマケ6:二式大帝
秋津洲「水上機母艦、秋津洲よ! この二式大帝ちゃんと一緒に覚えてよね!」
二式大帝「ワシは二式大帝メガトロン! 今日からこのワシが提督《ニューリーダー》となるのだ!」
コンボイ「ホアアアアアアアアアアアアッ!?」
コンボイ「という夢を見たのだが」
秋津洲「そんなことありえないかも! 二式大艇ちゃんはトランスフォーマーじゃないかもです!」
ホイルジャック「いやいや、逆に考えるんだ。『改造して正夢にしちゃえばいいさ』と考えるんだ」
秋津洲「ちょっと何言ってるか分からないかも!」
夕張「あ、加賀さんと瑞鶴さんを呼んできますね」
ホイルジャック「なーに心配しなさるなって。工具箱のネジを数えてるうちに終わるでな」
秋津洲「いーーーやーーー!!」ズルズル
コンボイ「まあ、そうなるな」
突発的に思いついたネタでした。これが〆ではありません。元ネタは秋津洲の絵師さんの書いた二式大艇ロボです
新スレでは初代以外のトランスフォーマーも登場させていくつもりですが、出せていない初代のキャラも大勢残ってるので……艦これもTFも人数が豊富すぎる
〆は土日には投下したいです
最後のオマケ:Till All Are One
ナレーション『深海棲艦やデストロン軍団と果てしない戦いを繰り広げるサイバトロン戦士と艦娘たち』
ナレーション『だが、僅かに許された平穏な時間には、各々が憩いのひと時を楽しんでいた!』
雷「グリムロックー、遊んでばかりいないでお手伝いもしなきゃダメよ!」
電「洗濯物がいっぱいで……運ぶのを手伝ってほしいのです」
グリムロック「オレ、グリムロック、お手伝いキライだ! 遊んでるほうがいい!」
暁「もう、レディーの扱いがなってないわよ! 鳳翔さんに言いつけてやるんだから!」
グリムロック「!?!?!? グリムロック、手伝うからそれだけはやめて! ねえおねがい!」
響「ハラショー」ニッコリ
~♪ ~~♪
マイスター「いや~アイドルソングもなかなか結構ノれるじゃないの。イエイ!」クルリン
舞風「さっすがマイスター副官、カッコイイー! 私も一緒に、ワン、ツー!」クルリン
ブロードキャスト「イェーイ! 那珂ちゃんゴッキゲーン!」
金剛「今日はAKINOさんの歌をみんなで歌うデース! 準備はいいデスかー!?」
比叡「あれー? 私の(作った)シーフードカレーどこいったのー!?」
榛名「榛名、全力でぱんぱかぱーん♪」
霧島「マイク音量大丈夫? チェック、ワン、ツー……問題ないですね、わかるわ」
トレイルブレイカー「おい、このシーフードカレー誰のだ? 一口頂いちまおう!」パクー
パーセプター「エ゛ア゛ア゛ア゛ン゛ン゛ッ!!(発声準備)」
舞風(陽炎型駆逐艦十八番艦)
ブロードキャスト(通信員。ラジオカセットレコーダーに変形)
比叡(金剛型戦艦二番艦)
榛名(金剛型戦艦三番艦)
霧島(金剛型戦艦四番艦)
コンボイ「中々悪くない光景だな。少し羽目を外し過ぎてる者もいるが」
赤城「私達もトランスフォーマーも戦うために生まれた戦士です。戦うことに迷いはありませんが……こうして平和なひと時を過ごしていると、なんだか救われた気分になりますね」
コンボイ「自由を愛し、平和を楽しむことを忘れてはいけない。今日は私の奢りだ、大いに楽しむといい」
間宮「お待たせしました。赤城さんの『いつもの』、超特盛エネルゴンあんみつ二つですね」ドスン ドスン
コンボイ「ホッ!? こいつは凄いな……」
赤城「待ってました! コンボイ司令官、これはドーナツを乗せるともっと素敵なんですよ?」のそっ…
コンボイ「さっそく楽しんでいるようで何よりだ。間宮、すまないがしばらく二人きりにしてくれ」
赤城「むぐむぐ……♪ それで、お話というのは何でしょうか?」
コンボイ「吹雪のことだ。ぜひ君の意見を聞きたいと思ってな」
赤城「吹雪さんのこと……ですか?」ゴクン
コンボイ「なぜ私が、当時は海上を進むことすら満足に出来なかった吹雪を呼び寄せたのか。その理由は、実はマトリクスが私に見せた夢にある」
赤城「マトリクスというと、サイバトロンのリーダーに代々受け継がれる叡智の結晶体のことですね」
コンボイ「そうだ。今も私のボディの中に格納されている」
コンボイ「夢の中で、吹雪は幸せそうに笑っていたよ。そして彼女の後ろには、平和だった頃のセイバートロン星のように美しい街が広がっていた」
吹雪『私、コンボイ司令官のこと、大す…っ、信頼しています! はい!』
コンボイ「あの夢が一体何を意味するのか、未だにはっきりとは分からん。だが叡智の結晶であるマトリクスが無意味なものを見せることはない」
赤城「……司令官が吹雪さんを特に気にかけていたのはそういう事情でしたか。このことは他に誰が知っていますか?」
コンボイ「今のところ、君以外には話していない。長門にもマイスターにもアイアンハイドにもな。周囲の過剰な期待は吹雪を潰しかねん」
コンボイ「吹雪が最も敬愛する艦娘であり、彼女の成長を近くから見守ってきた先輩……その赤城だからこそ打ち明けたのだ。ぜひ意見を聞かせてくれ」
赤城「マトリクスの夢については私にも分かりません。ですが、吹雪さんが特別なものを持っていることは私も感じます」
赤城「あのMI作戦で……私達が必死で抗おうとして出来なかった運命を、あの子は変えてしまった」
赤城「運命の軛に抗い、変わるはずのない何かを変えることができる『トランスフォーマー』……それが吹雪さんなのかもしれません」
コンボイ「そうか……ありがとう。君に打ち明けて良かったと心から思う」
吹雪「あっ、コンボイ司令官、赤城先輩! こんにちは!」ヒョコッ
バンブル「わーなんだか美味しそうなもの食べてる。オイラも同じもの頼もうかな」ヒョコッ
間宮「こらこら、今は大事な話の途中だから邪魔しちゃダメよ」
吹雪「す、すみません!」
コンボイ「いや、もう話は終わったよ。二人とも良かったら一緒に食べないか、私の奢りだ。赤城、追加の注文は?」
赤城「頂きます!!」
バンブル「やったね! ご馳走になります、司令官!」
コンボイ『もし吹雪に、この終わりの見えない戦いを終わらせる力があるとしても、そこに至るまでの道程は長く苦しいものとなるだろう』
コンボイ『戦いが終わるその時まで、果たして何人の戦士が命を落とすことになるのか……』
コンボイ『それでも我々は戦い続けるしかない。たとえこの身が犠牲になろうとも』
コンボイ『Till All Are One《暁の水平線に勝利を刻むまで》』
――終わり――
これでこのスレは完結です
超遅筆な上に迷走気味なスレにも関わらず読んで頂いた方&レスして頂いた方、本当にありがとうございました
私にいい考えのあらんことを
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