コンボイ「コンボイの謎だと!?」 (66)

ナレーション『さて、今日のトランスフォーマーは、大掃除中のサイバトロン基地から物語を始めよう』

コンボイ「まったく、この基地はガラクタの山だな」ガサゴソ

コンボイ「ん、何だこれは?」

コンボイ「コンボイの謎だと!?」

コンボイ「私に一体どんな謎が隠されているのだ?」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479563147

コンボイ「ここに描かれているのはウルトラマグナスではないか!」

コンボイ「ウルトラマグナス・・・・・・もし私に何かあった時は、彼に司令官を継いで貰いたいものだ」

コンボイ「彼ならば優秀な司令官になってくれるだろう」

コンボイ「おっと、話がそれてしまった。そもそもこれは何だ?」

コンボイ「さっぱり解らん!」

コンボイ「みんなーーー集まってくれーーー!!」

ワイワイ ガヤガヤ

ナレーション『全員集合だっ』

バンブル「何ですか司令官?」

スパイク「何かあったんですか?」

コンボイ「見てくれ。この基地にこんな物が落ちていたんだ」

コンボイ「誰か心当たりがある者は居ないか?」

マイスター「何ですかこれは?」

ハウンド「コンボイの謎?」

グリムロック「ココ グリムロック カカレテル カッコイイ」

スパイク「うーん。ちょっと違うと思うけどな」

ホイルジャック「我輩にも見せてくれんかね」

ホイルジャック「フムフム。どうやら何かの記録媒体みたいですな」

スパイク「もしかしたらゲームソフトじゃないかな?」

コンボイ「ゲームソフト?」

スパイク「はい。アタリやニンテンドーといったテレビに繋いで遊ぶやつです」

ナレーション『ニンテンドーとはアメリカ版のファミコンである』

スパイク「よし、チップを呼んでこよう」

コンボイ「コンピュータマニアの彼か」

スパイク「ええ。彼はビデオゲームナードでもあるんです」

コンボイ「それは心強い。頼んでも良いかな?」

スパイク「もちろん!」

バンブル「オイラと一緒に迎えに行こうよ」

スパイク「安全運転で頼むよ!」

バンブル「よしきた」

テ~レレレ~レッ

チップ「お久しぶりです。コンボイ司令官」

コンボイ「来てくれてありがとう」

コンボイ「すまないが、早速これを見てくれ」

チップ「これは日本版のニンテンドーのソフトですね」

チップ「つまりファミリーコンピュータ用のソフトです」

ホイルジャック「ファミリーコンピュータ?日本の家族はこれで仲良く遊んでるってことかね?」

チップ「それはあくまで理想の話だね」

スパイク「テレビゲームは家族喧嘩の種さ」

サンストリーカー「地球人は本当に争いが好きだな」

アイアンハイド「まったくだ」

スパイク「・・・・・・」

チップ「でも、何でファミコンソフトがここにあるんだろう?」

スパイク「それが解っていれば君を呼んだりしないさ」

チップ「それもそうだね」

コンボイ「さあそろそろ本題に入ろう」

コンボイ「この中に私の秘密が隠されていると言う事についてだ」

チップ「このゲームを実際にプレイしてみるのはどうでしょうか?」

スパイク「それがいいや」

バンブル「オイラもさんせーい」

コンボイ「しかしゲーム機が無いぞ」

チップ「こんな事もあろうかと思って、ゲーム機を何台か持って来たんです」

チップ「確かこの中に・・・・・・」ガサゴソ

チップ「有った。これです。これをテレトラン1に繋げてっと・・・・・・」ガチャガチャ

チップ「出来ました。これでプレイできます」

バンブル「すごいや」

スパイク「こんなに大きな画面でゲームが出来るなんて夢みたいだ」

コンボイ「いや大きな問題が有るぞ」

スパイク「何ですか?コンボイ指令官」

コンボイ「コントローラーのコードが我々には短すぎる!」

スパイク「僕にとっても短いですよ。設計ミスかな?」

ナレーション『日本の住宅事情の関係だっ』

ホイルジャック「我輩がなんとかしましょう」

ホイルジャック「余っているコードを繋げて」ガサゴソ カチャカチャ

ホイルジャック「よし。完成ですぞ」

コンボイ「いよいよ私の謎が解けるのか・・・・・・」

スパイク「ゲームをセットします。スイッチオン」カチッ

ナレーション『さあ、ゲームの時間だっ』

テッテッテッ テレテレテーテテッ

テッテッテッ テレテレテーテテッ

コンボイ「コントローラーを貸してくれ。私の謎は私が解く!」

テッテッテッ テレテレテーテテッ

コンボイ「始まらないぞ」

スパイク「スタートボタンですよ。コンボイ指令官」

コンボイ「・・・・・・」ポチッ

ピーンピーン

コンボイ「今一瞬、私の顔が・・・」

ピカピカピカピカピカピカ

コンボイ「ほわぁぁぁーーーーーーー!!」

マイスター「まっ、まぶしい!」

ホイルジャック「ゲームイジェクト」ガチャ

バンブル「た、助かったー」

アイアンハイド「これはデストロンのトラップか」

バンブル「うわっ。スパイクとチップが大変だ」


スパイク「・・・・・・」ボケーーー

チップ「・・・・・・」ブクブク

コンボイ「二人ともしっかりするんだ」

チップ「うーん・・・・・・」

スパイク「はっ。あれ、ここは…」

チップ「確かゲームを…」

ラチェット「光の点滅による刺激が強すぎたんだ」

ラチェット「さあ、水を飲んで休んでおいで」

スパイク「はい。危ないところだった」

チップ「画面の大きさが仇になったね」

ホイルジャック「では、この間に我輩が光の出力調整をしておきましょう」

コンボイ(光の点滅がこれほどまでに恐ろしいとは・・・)

コンボイ(もし、デストロンにテレビ局を占拠され、人気番組の最中に点滅を流されたら大変な事になってしまう)

コンボイ(テレビ局の警備を怠らないようにせねば)

ナレーション『電気ネズミの事件はまた別の話である』

ナレーション『そして1時間後』

コンボイ「さあみんな。再開しよう」

コンボイ「スイッチオン」カチッ

テッテッテッ テレテレテーテテッ

コンボイ「始めるぞ」ポチッ

テ~レレレ~ トゥルルル~

テーレーレレレレー テーレーレレレレーレーレレー

バンブル「始まったよ」

コンボイ「む、スタースクリームか?」

ナレーション「ジェットロンの誰かである」

 ・ ← ジェットロン ピッ

 ※ ボムッ

コンボイ「何が起きたんだ?もうやられてしまった」

スパイク「スタースクリームがビームを撃ったんですよ」

コンボイ「なるほど。もう一度だ!」

テーレーレレレレー テーレーレレレレーレーレレー

コンボイ「ウルトラマグナス アタッーーーク!!」

 ※ ボムッ

コンボイ「スタースクリームに体当たりで負けてしまった…」

チップ「コンボイ指令官、敵にぶつかると死んでしまうのはゲームの常識です」

コンボイ「そ、そうなのか」

チップ「アイテムを取ったりすると、即死を防げるようになるんですが…」

チップ「次のプレイはクリアを捨てて操作方法を試しましょう」

コンボイ「よし。解った」

コンボイ「Bがショット、Aがジャンプ、下がトランスフォーム、3回死ぬとゲームオーバーか」

バンブル「ばっちりですね」

コンボイ「ああ。これでスタースクリームを倒せるだろう」

テーレーレレレレー テーレーレレレレーレーレレー

 ピッ ウルトラマグナス → ・

 ・ ← ジェットロン ピッ

 ※ ボムッ

コンボイ「こちらの攻撃が先に当った筈だが、撃ち負けてしまった…」

コンボイ「情けないぞ!ウルトラマグナス!!」

スパイク「落ち着いて下さい。コンボイ指令官」

コンボイ「すまない。私としたことが」

マイスター「連射をすれば倒せるんじゃないでしょうか?」

コンボイ「なるほど」

テーレーレレレレー テーレーレレレレーレーレレー

ピッピッピッ マグナス → ・・・

バンブル「やった。倒した!」

コンボイ「ん。スタースクリームがトランスフォームをしたぞ!」

コンボイ「喰らえっ!」

ピッピッピッ ウルトラマグナス → ・・・

コンボイ「当たらん!!」

 ※ ボムッ

一同「……」

チップ「避けましょうコンボイ指令官。ジャンプで避けるのはゲームのセオリーです」

コンボイ「悔しいが、そうするしかないようだな」

テーレーレレレレー テーレーレレレレーレーレレー

ヒョイ ヒョイ ウルトラマグナス 

コンボイ「スタースクリームが増殖しているぞ!!」

スパイク「なんだか気持ちが悪いですね」

チップ「グラフィックの使い回しはクソゲーの定番です」

コンボイ「今度は戦車が現れたぞ。いやブリッツウイングか?」

コンボイ「ええい。避けるのみだ」

ヒョイ ヒョイ ウルトラマグナス

バンブル「危ない!スタースクリームだ!」

コンボイ「避け切れん!!」

 ※ ボムッ

コンボイ「スタ~スクリ~ム~」イライラ

スパイク「嫌がらせレベルの敵配置だね」

チップ「敵の出現位置を覚えるしかないね」

ナレーション『そしてっ』

コンボイ「おっ、ようやくボスか。敵はメガトロンだな!」

コンボイ「何だこの球体は!?」

コンボイ「誰でもかまわん!喰らえ!」

ピッピッピッ ウルトラマグナス → ・・・

コンボイ「効いているのか?」

チップ「おそらく目玉らしき物が当たり判定です」

ヒョイ ヒョイ ウルトラマグナス

ピッピッピッ ウルトラマグナス → ・・・

※ ボムッ ※ ボムッ ※ ボムッ

スパイク「やった!倒したぞ!」

コンボイ「いよいよ私の謎が解けるのか…」

テ~レレレ~ トゥルルル~

STAGE 2

一同「……」 

ホイルジャック「クリアまで先は長そうですな」

テーレーレレレレー テーレーレレレレーレーレレー

コンボイ「今度のステージは足場があるのか」

スパイク「足場を利用すれば、避けやすそうですね」

チップ「クソゲー…足場……嫌な予感がする」

ナレーション「チップの予感は的中したっ」

コンボイ「駄目だ上に避けられん!来るなスタースクリーム!!」

ピッピッピッ ウルトラマグナス → ・・・

※ ボムッ

コンボイ「進み辛い!!」イライラ

ヒョイ ヒョイ ウルトラマグナス

バンブル「危ない指令官!」

※ ボムッ

チップ「F ○ C K!」

コンボイ「おのれスタースクリーム!!」

テーレレッレレー テレレレレレーレッ

コンボイ「ゲームオーバーか……だが諦めんぞ!」

テッテッテッ テレテレテーテテッ

テッテッテッ テレテレテーテテッ

コンボイ「タイトル画面だと…」

スパイク「また最初からやり直し……」

チップ「クソだ!バッファローの下痢だ!」

スパイク(流石ゲームナード。ゲームの事になると人が変わるなぁ)

コンボイ「もうたくさんだ!コンボイの謎を破壊する!!」ガタッ

マイスター「落ち着いて下さい」ガシッ

バンブル「頭を冷やして指令官」

コンボイ「……」ジタバタ

チップ「待って下さい。この手のゲームには救済措置があるはずです」

コンボイ「救済措置?」

チップ「はい。スタート、セレクト、A、Bの組み合わせで、復活出来るコマンドがあるかもしれません」

スパイク「そうですよ。それを探しましょう」

コンボイ「そうだな。破壊してしまっては、今までの苦労が水の泡だ」

ナレーション『コンティニュー(スタート+A+B)を発見したっ』

ナレーション『コンボイのプレイはなおも続いたっ』

スパイク「……むにゃむにゃ」ZZZZZZZZ

コンボイ「ようやくSTAGE 7にたどり着いたぞ」

ヒョイ ヒョイ ウルトラマグナス

ピッピッピッ ウルトラマグナス → ・・・

コンボイ「なんだ?これは私の生首なのか?」

コンボイ「みんな見てくれ!」

バンブル「う~ん。眠たいよ」

スパイク「……もう食べられないよパパ」ZZZZZZ

コンボイ「戦いとは孤独なものだ…」

コンボイ「ボスは今度こそメガトロンか!!」

コンボイ「ブルーティカス……」

コンボイ「STAGE 8のボスは上空か…」

コンボイ「はっ!ようやくあのコマンドが役に立つぞ!」

コンボイ「ウルトラマグナス!トランスフォーーーーム!!」
                ・
                ・
                ・
ピッピッピッ ウルトラマグナス ↑ 

 ※ ボムッ

コンボイ「よし!倒したぞ」

コンボイ「むっ。何か出てきたぞ!これはメガトロン!!」

コンボイ「いよいよ貴様と戦えるのか」

コンボイ「首を洗って待っていろ」

ヒョイ ヒョイ ウルトラマグナス

ナレーション『ボスのお出ましだっ』

コンボイ「どこからでもかかって来いメガトロン!」

コンボイ「またデストロンエンブレム……」

ナレーション『プレイはまだまだ続くっ』

ナレーション『戦いはSTAGE 9へ』

コンボイ「永遠にループしている。どうすればボスにたどり着けるのだ」

チップ「マリオのループステージと一緒です」

チップ「正解のパターンを見つけるしかありませんね。ノーヒントですけど」

コンボイ「あっ。コンティニュー失敗だ……」ガクッ

ナレーション『この戦いを何者かが見ていたっ』

ナレーション『そうコンドルだっ』

テ~レレレ~レッ

~デストロン基地~

サウンドウェーブ「メガトロンサマ コンドルカラノ エイゾウデス」

メガトロン「フムフム。コンボイの謎か」

メガトロン「あのゲームを奪えばコンボイの弱点が解るぞ」

スタースクリーム(オレ様が手に入れて、コンボイを倒してやる)

スタースクリーム(そうすればオレ様がニューリーダーだ)

メガトロン「なんとしてもコンボイの謎を奪うのだ!デストロン軍団出撃ーーー!!」

~サイバトロン基地~

メガトロン「サイバトロン共を炙り出せ。攻撃開始!撃てーーーー!」

スタースクリーム「出て来い!サイバトロン共」ズキュン

スカイワープ「喰らえ」バシュ

サンダークラッカー「撃て撃てー」バンッ バンッ

デバスター「デバスター強い。デバスターも攻撃する」ビーーー

ゴゴゴゴゴッ

プロール「なんだ!」

アラート「地震か?」

コンボイ「おそらくデストロンだろう。このゲームの事を嗅ぎ付けたに違いない」

アイアンハイド「反撃しましょう司令官!」

スパイク「僕も戦います!」

コンボイ「サイバトロン戦士出撃ーーーー!!」

テ~レレレ~レッ

メガトロン「コンボイの謎を渡してもらおうか」

コンボイ「断ると言ったらどうする?」

メガトロン「知れた事。奪い取るまでよ」

メガトロン「デストロン軍団アタッーーーーク!!」

コンボイ「サイバトロン戦士アタッーーーーク!!」

ナレーション『さあ、戦いだっ』

メガトロン「覚悟しろコンボイ」

コンボイ「悪いが今日はお前の相手をする暇は無い!」ダッ

メガトロン「敵に背を向けるとは愚かな」

マイスター「お前も背を向けてるぜ」バンッ バンッ

メガトロン「ぐっ! いいだろう。まずは貴様からだ」

マイスター「望むところだ」

コンボイ「覚悟しろジェットロン共!!」

コンボイ「フン!」バキッ

スカイワープ「ぐわっ」

コンボイ「喰らえ」ドゴッ

サンダークラッカー「ぐふっ」

コンボイ「スタースクリーム!ようやくお前に借りが返せる」

スタースクリーム(な、何を言ってやがるんだ?)

コンボイ「覚悟しろ」ジャキ

スタースクリーム「待て、止めてくれ」

コンボイ「問答無用!」ズキューン

スタースクリーム「うわーーー」

サウンドウェーブ「ジャガー イジェーークト」

ナレーション『スパイクとジャガーの一騎打ちだっ』

ジャガー「ガウウウッッ」

スパイク「こいつめ!こいつめ!」ガシッ バキッ

ジャガー「キャンキャン」

スパイク「とどめだ!」

ナレーション『その時!コンドルであるっ』

コンドル「……」ガシッ

ナレーション『スパイクが捕まった』

スパイク「タスケテーーーーー!!」

バンブル「大変だ!スパイクが捕まっちゃった」

メガトロン「コンボイ!チビの命が惜しければ、コンボイの謎を渡せ」

アイアンハイド「メガトロンめ卑怯な手を使いやがって!」

マイスター「何か手は有るんですか司令官?」

コンボイ「いや無い。コンボイの謎を渡そう」

サンストリーカー「司令官の謎がメガトロンに解ってしまいますよ」

コンボイ「だが、スパイクの命には代えられない」

コンボイ「メガトロン!スパイクを開放すればコンボイの謎を渡してやる」

メガトロン「信用できんな。まずは貴様が渡せ」

コンボイ「いいだろう。受け取れ」ポイーー

スタースクリーム「今だ!!」ガシッ

メガトロン「何をするスタースクリーム!返せ。返すのだ!」

スタースクリーム「やなこった。こいつさえあれば、オレ様がニューリーダーになれるんだ」

スタースクリーム「ありがたく頂いて行くぜ。あばよ!」

メガトロン「おのれスタースクリーム!今すぐ奴を捕まえるのだ!」

サウンドウェーブ「メガトロンサマ ヒトジチハ ドウシマス?」

メガトロン「奴はもう用済みだ。放してやれ」

メガトロン「デストロン軍団退却ーーー!!」

テ~レレレ~レッ

スパイク「すみません。コンボイ司令官。僕が捕まったばっかりに…」

コンボイ「大丈夫だ。気にすることは無い」

バンブル「でも、謎がばれちゃいますよ」

コンボイ「実はコンティニューに失敗した後、テレトラン1にゲームデータの解析を頼んだのだよ」

バンブル「えーー。ずるいですね」

コンボイ「戦いには時として頭脳も必要なのだ」

スパイク「いったいどんな謎があったんですか?」

コンボイ「いや、私の謎など何処にも無かった」

コンボイ「それどころかエンディングでConvoyをComvoyとスペルミスするくらいだ」

コンボイ「おそらく、我々のことを良く知らない人たちが遊びで作ったのだろう」

バンブル「な~んだ。心配して損しちゃった」

コンボイ「ウルトラマグナスとロディマスを知っている事が気懸かりだが……」

スパイク「ロディマス?」

コンボイ「セイバートロン星に居る若きサイバトロン戦士だ」

コンボイ「君に似て勇気のある若者だ」

スパイク「へえー。会ってみたいな」

コンボイ「くれぐれも一緒に無茶はしないでくれよ」

スパイク「了解です。コンボイ司令官」

コンボイ「みんな重要な事を忘れていないかな?」

バンブル「重要な事?」

スパイク「いけない。大掃除の途中だった」

コンボイ「さあ、大掃除の続きに取り掛かろう」

テ~レレレ~レッ

~ゲームショップ~

スタースクリーム「命が惜しかったら、このソフトが動くゲーム機を寄越しやがれ」

スタースクリーム「ついでにテレビもだ」

店員「ひいい。ゲーム機もテレビも差し上げますから、命だけは……」

スタースクリーム「話が解る奴だな。命だけは助けてやる」

スタースクリーム「こいつは頂いていくぜ。トランスフォーム」ヒュイーーーン

店員「た、助かった」

~町外れの発電所~

スタースクリーム「クソ!弱すぎるぞ。間抜けなサイバトロンめ」ピコピコ

スタースクリーム「絶対にクリアしてやる。コンボイの謎を解き明かすのはオレ様だ」ピコピコ

ナレーション『後ろだっ』

メガトロン「スタ~スクリ~ム!!」

スタースクリーム(まずい。メガトロン様だ。このソフトだけでも隠さねば)ポイッ

メガトロン「許さんぞスタースクリーム!」

スタースクリーム「お、お許しくださいメガトロン様」

メガトロン「愚か者めが!スクラップにしてくれる」ズキュン

スタースクリーム「うわっ」ヒョイ

 ※ボムッ

メガトロン「避けたな!次は外さんぞ」

メガトロン「スクラップに成りたくなければ、コンボイの謎を渡せ!」

スタースクリーム「それが…先ほどのメガトロン様の攻撃で壊れてしまいました」

スタースクリーム「あちらで燃えているのがゲームの残骸です」

メガトロン「何だと!ぐぬぬぬ」

スタースクリーム(ひいいい)

メガトロン「ふん!まあよい!あんな物に頼らずとも、コンボイはワシが必ず破壊してくれる」

メガトロン「フハハハハハ!!」

スタースクリーム(助かった…)

ナレーション『打倒コンボイを夢見て、スタースクリームのプレイは続いたっ』

スタースクリーム「ジャンプだ。あっ、」ピコピコ

 ※ボムッ

スタースクリーム「またやられた」

メガトロン「スタースクリーム!スタースクリームはどこだ!」

スタースクリーム「まずいメガトロン様だ。ソフトを入れ替えなきゃ」ガチャガチャ

メガトロン「ん?またゲームか!あれほど1日1時間までだと言ったはずだぞ!」

スタースクリーム「す、すみません」

スタースクリーム「しかし、このトップガンってソフトはジェットロンの訓練に使えますぜ」

メガトロン「バカもん!ゲームはゲームだ。時間を守れ!」

スタースクリーム「…はいメガトロン様」

ナレーション『物語を締め括ろう』

ナレーション『スタースクリームはユニクロン戦争において、ガルバトロンに破壊され彷徨うスパークと成る』

ナレーション『スパークと化したが、執念深くコンボイの謎を懐に抱え続けた』

ナレーション『スパークは宇宙を漂流し、ビーストウォーズ時空に迷い込んだのだっ』

ナレーション『ワスピーターに憑依し、ビーストメガトロンを欺き、ニューリーダーの座を狙うが……』

ナレーション『ビーストコンボイに破れ、ブラックウィドーに裏切られ再びスパークと化す』

スタースクリーム「テメー裏切ったな!」

ブラックウィドー「教えを守っただけよ。シャァ」バシュ

ビーストコンボイ「さらばだスタースクリーム」

スタースクリーム「あああああーーーー!!」

 ※ボムッ

ナレーション『この時であるっ』

ナレーション『爆発の衝撃でスパークからコンボイの謎が飛び出したっ』

ナレーション『宙を舞うコンボイの謎』

ナレーション『果たしてどこへ落下しようというのか!?』

ナレーション『もうお解かりだろう。初代コンボイたちの眠るアーク(現サイバトロン基地)だ』

ナレーション『そして数百万年が経ち、1レス目へと戻る』

ナレーション『少し不思議な物語はこうして幕を閉じた』

終わり

読んで下さった方ありがとうございます

ファミコンミニが発売されましたが、コンボイの謎は収録されませんでしたね

第2弾があれば迷作ゲーム集なども作ってもらいたいです

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom