※アイマスSSです
※美味しんぼを若干意識してます
※駄文注意
ではどうぞ
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ガチャッ
美希「ただいまなのぉ〜…今日のレッスンつっかれたのぉ〜ん…」
雪歩「お疲れ様、美希ちゃん。今お茶入れるね」
美希「ありがとなの雪歩〜…はふぅ」
響「お疲れ〜。なんか珍しくヘトヘトだな美希。ご飯ちゃんと食べてるか?」
美希「ううん、全然なの…」
美希「あろうことか、今日はまだおにぎり10個しか食べられてないの…これは由々しき事態なの」
響「いや、それ結構な量食ってるぞ…」
美希「それに、朝からずっ〜とハニーに会えてなくて、深刻なハニー分不足なの…早く摂取しないと命にも関わる問題なの…」ベターン
響「それは大変だぞぉ…(棒)」
美希「ところで、そのハニーはまだ帰ってないの…?」
響「あぁ、さっきやよいをを家まで送りに行ったみたいだぞ。そろそろ帰ってくるんじゃないかな」
美希「そっかぁ…うぅ…ハニィ…」シュン
雪歩「ふふ、美希ちゃんは本当におにぎりもプロデューサーも大好きなんだね」
美希「もちろんなの!」ガバッ
美希「もしもハニーとおにぎりが同時に崖から落ちそうになってたら、ミキは迷わずハニーを助けるの!そして愛し合う2人はついに結ばれて…幸せなおにぎりを一緒に握って終了なの。めでたしめでたしなの」
響「うんうん……うん?」
雪歩「良かったねミキちゃん。はい、お茶だよ。響ちゃんも」コトッ
美希「雪歩、いただくの〜 」
響「ありがと、雪歩」
美希「ズズー……」
美希「はふぅ!!??」
響「ん?なんだなんだ?」
美希「……あぁ」
美希「こいつぁダメなの。ぜんっぜんダメなの」
雪歩「ええっ!?私の淹れたお茶、どこか変だったかなぁ… 」ガーン
響「いや、そんな事ないぞ。普通に美味しいぞ。美希、どうしたんだ?」
美希「雪歩…どうしてくれるの…?」プルプル
雪歩「ええっ!?」
美希「こんな…こんなにおにぎりと相性バツグンなお茶を出しちゃうなんて、一体どうしてくれるの!」
美希「あまりに美味しすぎて、もうミキのお腹がおにぎり消化準備状態に入っちゃったの!ヒドイの!責任とりやがれなの! 」ナノーー!
雪歩「ふええぇぇっ!?」
響「こいつはヒドイぞ…」ダゾー
美希「ぐぬーー!!こうなったらもうあそこしかないの!雪歩!響!!」グイッ
響「わっ、ちょっ…美希っ!?」
雪歩「はわわっ…美希ちゃんっ…!?どっ、どこにぃ!?」
美希「それは着いてからの…」
美希「おっ楽しみなのぉおおおおお!!! 」ドッヒューーーン!!!
響「うっうぎゃぁあああっ!!」ドビューン
雪歩「ぽぇええええええっ!!」ドビューン
ーーーーー
美希「おっにぎり♪おっにぎり♪ 」テクテク
響「…なぁ美希、ほんとにプロデューサー待たなくても良かったのか?さっきまであんなに会いたがってたのに」
美希「ノープロブレム大丈夫モーマンタイなの!どんなに離れていても、ハニーとミキのココロは運命の赤い糸で繋がってるの!」
美希「そ・れ・に☆会えなかった分は、会えた時にまとめて返してもらうから、それでチャラ!ヘッチャラ!なの!」フンス
雪歩「ふふっ…次に会えた時はプロデューサー、大変だね♪」
響「うん…戦場から数年ぶりに帰ってきた主人を出迎える愛犬みたいな絵面になりそうだぞ…」
美希「だから、そんな事より今はこっちが最優先なの!ほら、もう着いたよ!」
『おにぎり屋』バーン
響「って、ここ美希が良く話してたおにぎり専門店だぞ」
雪歩「へえ〜こんなところにあったんだね」
美希「そうなの!やっぱり、おにぎりに代わるものなんておにぎり以外にないの!さぁ2人様ごあんな〜い、なの! 」ズイズイ
雪歩「わゎっ、ちょっと美希ちゃんっ…」
響「入る入るから押すなぁ!うぎゃー!」
ドアウィーン
店員「い、いらっしゃいませー…」
美希「いらっしゃいましたのー!!
響「へぇ〜、店内はこんな風になってるんだ」
雪歩「中でも食べられるようになってるんだね」
店員「て、店内でお召し上がりでしょうか… 」 オドオド
美希「お召し上がりなのー!!」
店員「か、かしこまりました…それではご注文の方は…」 オドオド
響「なんかさっきから美希のテンションおかしいぞ…まぁ最初からおかしいけど」
雪歩「ふふ、ほんとだね。それにしても、おにぎりだけでも色々種類あるんだね…美希ちゃんは何にするの?」
美希「ミキはもう決まってるの!塩・シャケ・昆布・アーサー汁のシンプルAセットなの!」
響「なっ!?あ、ああああ…」プルプル
響「アーサー汁だってぇええ!? 」
雪歩「い、いきなりどうしたの響ちゃん!?」
響「どうしたのじゃないぞ!アーサー汁といえば、自分のいた沖縄でよく食べてた、アーサーていう海藻を使った沖縄の独自料理…というか味噌汁みたいなやつだぞ!!」
響「ちなみに、ポークたまごおにぎりと一緒に食べたら最高に美味しいんだぞ!!」
響「まさか…こんなところで再会できるなんて…うう…懐かしくて思わず涙が出てきたぞ…」グスン
雪歩「響ちゃん。よかったね 」ナデナデ
響「グスッ…美希、ここに連れてきてくれてありがとうな」
美希「え?うん。まぁそんなこたぁどうでもいいの!さぁ2人は注文なににするの?」
響「うん…もうちょっと感動に浸らせて欲しかったぞ… 」ズーン
ちょっと早いですが夜食食って寝ます
ちなみにおにぎりじゃなくてらぁめんです
おはざーす
>14 うわーそういえばそうだったさーw
自分沖縄にいるんだけど、完全に感覚狂ってたw
響も同じようにボケてた感じでオネシャスw
雪歩「はは…じゃあ私も同じやつでいいかな?響ちゃんはどうする?」
響「自分も同じのでいいぞ…」
店員「し、シンプルAセットを3つ…ですね。かしこまりました…お席までお持ちしますので、少々お待ちください… 」オドオド
美希「お待ちしますのー!!」ピョコーン
響「やっぱり全体的にテンションおかしいぞ…」
………
美希「おっにぎり!おっにぎり!もう待ちきれないの!」テーブルペシペシ
響「落ち着きなさ過ぎだぞ〜…」
雪歩「あ、そういえば、店員さんもなんか…少し落ち着きなかったよね…?オドオドしてたっていうか…」
美希「ん?そうだったの?でもいつもはそんなに、雪歩みたいにオドオドはしてなかったはずなの」
雪歩「み、美希ちゃんひどいよぅ〜…」
響「いや、むしろ雪歩の方が落ち着いてる気がしたぞ…」
美希「うーん…ていうかホントに今日のおにぎりはなんか遅いの…いつもなら、ミキがテーブルに着くや否やって感じなのに」
響「へぇー、いつも作り置きしてるからじゃないのか?」
美希「それはあり得ないの!!」ドン!
美希「だってこのお店には、オーダーを受けてからその場で握ってくれる、プロの握り手がいるからなの!」ドン!
雪歩「握り手…?」
響「ニコ動の歌い手みたいなもんかな?」
美希「その握りの速さと正確さでは、他の追随を一切許さない、と業界ではもっばらの噂なの!」
響「業界って一体なんの業界だぞ…」
雪歩「おにぎり界…みたいな感じかな?」
しばらくして
店員「おっお待たせしました…」トテトテ
美希「あっ!やっと来たのぉ!もう待ちくたびれたのー!」
店員「た、大変申し訳ありませんでした…こちらシンプルAセット3つになります…」スッスッ
雪歩「ありがとうございますぅ 」
響「どうもだぞぉー」
店員「それではどうぞご、ごゆっくり…」 トテトテ
美希「それじゃ!さっそく塩おにぎりからいっただきなのー!パクッ☆
響「あー!美希フライングだぞ〜!!」
美希「モグモグ!…むふー☆やっぱりこの銀シャリの口どけと絶妙な塩加減……が…」モグモグ
美希「…………?」モグ…?
雪歩「私も頂いちゃおう。あ、こっちは昆布かなぁ?」
響「自分はシャケからいくぞー!」
雪歩「もぐもぐ…あ、これ美味しいね」
響「うん!シャケもいけるぞー!」モグモグ
美希「…………」プルプル
響「モグ…ん?美希どうしたんだ?食べないのか?」
雪歩「美希ちゃん…?」
美希「…こっ…ここっ……」プルプルプルプル
響・雪歩「「こ?」」
美希「こんのおにぎりは出来損ないなのォオ!!食べられないのォオ!!」壁にブォオン!
おにぎり「くっ…」グッシャア…
響・雪歩「「!?」」
響「なっ、なっ…」
雪歩「」ポカーン
響「何してるんだぞ美希ぃいい!?」
美希「ナンだもカレーだもないのぉ!こんなものおにぎりじゃないのおぉ!!全国の米農家さんに対する冒涜なのォオ!!」
響「いや…食べ物を粗末にしてる時点で、冒涜レベルは美希の方が格段に上だぞぉお!?」
美希「こんなの絶対許さないのォ!絶許なのォオ!!女将!女将を呼ぶのォオ!!」ナノー!
雪歩「でっでも…あんなにおにぎり大好きな美希ちゃんがここまで怒るなんて…そんなに美味しくなかったのかな?」
響「うーん…いや、自分は普通に美味しいと思うぞ…」モグ…
雪歩「うん…私も、特に変には思わないけど…」モグ…
美希「…………は?」
美希「ふたりともォ、それは本気で言ってるのォ…?」ワナワナ…
雪歩「ひぅうっ…!」
響「みっ美希!とととりあえずこっちのアーサー汁でも飲んで落ち着くんだぞ!!」
響「ほらっこんなに懐かしくて美味し…」ズルル
響「ってなんかこっちもクッソマズイぞォオ!!」ドバッシャー!
雪歩「ぴいいぃぃっ!?」ビクッ
>28 ただのゴーヤ炒めわろたwww
>29 オゥフ…
美希「響、床を汚しちゃダメなの。それにアーサー汁だかヒールー汁だか分かんないけど、そんなんどうでもいいの」
響「急に落ち着くんじゃないぞ!それにアーサー汁だぞ!あとどうでもよくなんかないぞぉ!そんでもってお前が言うなぁああ!!」ウガーー!
店員「おっ、お客様…どうかされましたか…!?」アセアセ
美希「あっ女将!どうしたもこうしたもないの!なんなのなの、このおにぎりははぁ!?早くこれを下げてちゃんとしたものを持ってくるのぉ!!」
響「あっアーサー汁もだぞぉ!!」
店員「はっはいぃい!かしこまりましたぁ!」サッ…トテトテ
美希「………」
美希「……さて」
美希「我那覇さん、萩原さん…」ゴゴゴ…
雪歩「ビクッ…!?」
響「なっなんで急に苗字なんだぞ…」
美希「あんた達2人には…」ゴゴゴゴゴゴ
美希「今日限りで『ハニギリ倶楽部』を脱退してもらうのぉ!!」ビシィイイイ!
雪歩「なっ…!?」
響「なんやてぇ!星井はんっ…!?」
響「……って、ハニギリ倶楽部ってなんだぞ?」
雪歩「私も初めて聞いたよぉ…」
美希「フンッ!ハニギリ倶楽部を知らずしておにぎりを食べようとしていたなんて、片腹痛いの!」
雪歩・響「えぇ〜…」
美希「まぁいいの、せっかくだからちゃぁんと教えてあげるの」
美希「ハニギリ倶楽部は、ハニーこと765プロのプロデューサーを代表とした、究極にして至高のおにぎり作りを目指す、素晴らしい組織なの!」ドーン!
響「プロデューサー…アイドルのプロデュースの傍ら一体何やってるんだぞ…」
雪歩「むしろどっちが本業か分からないよぉ…」
美希「そしてそのハニーが、あらゆる修行や試行錯誤の果てに生み出した、究極とも謳われるおにぎり…通称『ハニギリ』」
美希「その技を学ぼうと、全国から訪ねてきた多くの料理人がハニーの元で修行し、そして握り手として羽ばたいて行くというの…」
美希「で、まさにこのお店が、そのハニギリ倶楽部出身の握り手が開いた店というわけなの!」
雪歩「へぇ〜そうだったんだ…」
響「ほんとに何やってんだぞプロデューサー…」
美希「さらにこの倶楽部には、財政界や有名人など、一部の選ばれた人間のみ加入が許された、スペシャルな会員システムが存在するの!」
響「あぁ、さっき美希が言ってたのはそれのことか」
雪歩「それで、その倶楽部に加入?してる私たちには何か特典があるの?」
美希「ふっふっふ、モチのロンなの☆」
美希「なんとその会員カードを持ってるだけで、全国のあらゆるお店でいつでもどこでも、おにぎりのみ5%割引で購入できるの!!」ドン!
響「な、なんかすんごい庶民的な特典だぞ…」
雪歩「うーん、でも積み重なると結構お得…なのかなぁ?」
美希「……あ、ちなみに会費は毎月10000円なの」
響・雪歩「「ゑ?」」
みんな計算早いのwww
響「…うぎゃぁああ!そういえば、給与明細の中の『会費』ていう名目で、毎月ひっそりと10000円引かれてるの思い出したぞぉお!?」
雪歩「ずっと事務所の会費か何かだと思ってたよぅ…ヒドイよ美希ちゃん…」グスン
美希「ふたりともごめんなさいなの…でも、事務所のみんなにもおにぎりの魅力を伝えたかった結果なの…許して星井の…」シュン
雪歩「みんな…ってもしかして…!」
響「雪歩、今すぐみんなにメールするぞ!早く脱退手続きとらないとエライことになるぞぉ!てかもうなってるぞぉ!」
雪歩「う、うん!」ピポパ
美希「ま、待って欲しいの!!」
美希「2人には、握り手による最高のおにぎりを、ちゃんと味わって欲しいのっ!脱退はそれからでも遅くないと思うなっ!!」
響「いや、さっき思いっきり脱退してもらうって言ったぞ!?」
美希「あぁ、あれは美味しんぼ的なノリなの」
雪歩・響「えぇ〜〜…」
美希「とにかくっ!今日は2人におにぎりの魅力を知ってもらうまで帰さないのぉっ!」
美希「女将!!新しいおにぎりと何とか汁はまだなのぉ!?」ダンダン!
響「アーサー(ry…」
店員「お、お待たせいたしました…」カチャカチャッ
美希「メッチャ待ってましたの!今度こそちゃんとしたおにぎりなハズなの。さぁみんな食べるの!」パクッ
響「う、うんだぞ…」パクッ
雪歩「はいですぅ…」パクリ
美希「モグモグ……!?」
美希「……あふぅ、ダメなの。全然ダメなの!結局さっきと全く一緒なのォオォオオ!!女将ィイ!!」ギャース!
響「な、なぁ。やっぱりよく分からないんだけど、一体どの辺がおかしいんだ?」
美希「ナノォォオ!!!…んとね。いっぱいあり過ぎて困るんだけど、とりあえずは、ごはんの握り加減がダメなの」
響「きゅっ急に落ち着くなだぞ…」
雪歩「えっと、握り加減?」
美希「そう。おにぎりを握る時に、あまりにごはんを強く握りすぎちゃうと、お米とお米の隙間がなくなっちゃって、こんな風に口当たりが悪くなっちゃうの」
美希「お寿司も握る人によって味が変わるって言うでしょ?おにぎりもアレと同じなの」
響「あ、そういえば確かに、口に入れた時の感じが、ズシッと重苦しいような印象を受けるぞ」モグ
美希「あと、多分ごはん自体の炊き方も悪いせいで、握った時にベチャッとなってて、舌触りがサイアクな事になってるの」
雪歩「い、言われてみれば確かに…ちょっと水っ気が多くて柔らかすぎな気もするね」モシャモシャッ
美希「そんで次の問題は、恐らく塩加減なの」
美希「この塩むすび1個にしても、塩のつき方にムラがあるせいで、食べていくと妙に塩辛い所と薄いところが出てくるの。これも論外なの」
響「ああ、なるほど…というかこっちのシャケなんかはもっと塩辛い感じがするぞ…?」モシャッ
美希「それは具に対する塩のバランスを考えてないからなの。このお店の具のほとんどは塩分が結構高めなハズなの。なのにごはんも普通に塩辛くしたんじゃ、塩だらけになっちゃうの」
雪歩「あっホントだ…こっちの昆布もちょっと辛いよぅ…お茶が欲しくなってきたなぁ…」
響「店員さん、お茶3つだぞー」
店員「は、はいただいま…」
美希「さらに次の問題なの。2人とも、塩おにぎり食べて、他に何か気がつく事なかった?」
雪歩「えっと…塩おにぎりで…?」モグ
響「ウーン…お米に塩加減に…あと?」モグ
響「モグモグ……ん?なんか今、ちょっと別の味が…気のせいかな…?」モグモグ
雪歩「別の味…?…ん?あれ…?」モグモグ
美希「気付いたの?そうなの。その塩むすびには、かすかに、シャケや昆布の味や香りが混じってるはずなの!!」
雪歩「えぇっ…?」
響「それってもしかして…!」
美希「ご明察なの!おにぎりの具を触った手ですぐさま別のおにぎりを握ってるから、具の匂いが色んなとこに移っちゃってるのォ!!これじゃおにぎり1つ1つの味が曖昧になっちゃうのォ!」
響「なんとっ…!?」モグ!
雪歩「まぁっ!ひどいわっ!」モグモグ!
店員「あ、あの…こちらお茶になります…」カチャカチャッ
響「どうもだぞ〜」
雪歩「ありがとですぅ」
美希「そして最後…!これは極め付けなの…!!」
雪歩「まっまだあるのぉ…!?」
響「これ以上聞きたくないぞぉ…」
美希「これはね、普通の人の舌では絶対に分からない、あまりに微細かつ繊細な問題なの…」
美希「それでも、ハニギリ倶楽部のメンバーなら口に入れた途端に分かるくらい、おにぎりの美味しさを損ねている大きな要因なの!!」
美希「さぁ2人とも!ズバリ言い当てるの!!」バーン!
雪歩「えぇ…そんなの難しいよぅ…うーん…」モグ
響「そうだぞぉ…今までのだって、美希に言われてから初めて分かったのばっかだったぞ…」モシャッ
美希「大丈夫なの!雪歩はお茶を淹れるのが得意だから、絶対に分かるハズなの!」
美希「あと、響は野生の勘を取り戻せばなんくるオッケーなの!!」
響「自分、野生で育った覚えはないぞぉ…」モグモグ
雪歩「うーん…お茶…?」モグモグ…
雪歩「………」モグモグ…
雪歩「…………」モグ…
雪歩「……はっ!…もしかして…水…?」
響「えっ」
美希「そぉおおなのォオ!!雪歩分かったのぉ!?」
響「そっ、そそ、そうだぞっ!水だぞぉっ!!(適当)」
雪歩「うん、ほんとに微かにだけど…おにぎりの味に混じって、鉄臭いような…サビ臭いような…まるで水道水みたいな匂いが…」
美希「2人ともさすがなの!その通り、原因は水なの!」
美希「雪歩が感じた臭いは、その通り、水道水のカルキ臭なの。おにぎりを握る際に手につける水、それに恐らく、まんま水道水を使ってるせいなの!」
響「そっかー!だからカルキっぽい臭いがしたんだぞー!(適当)」
雪歩「でも、ごはんを炊く水も、普通は水道水だよね?そっちは大丈夫なの?」
美希「うん。お米を炊くのに使う水は、炊き上がる工程の熱でカルキ臭とかの成分は全て消し飛んでるの。よほど変な水でも使わない限りは、そんなマズくなる事はないの」
美希「でも、後付けの水道水の臭いはどうやっても消せないの。それどころか、ご飯のあったかさで余計に臭いが目立っちゃってるの。これは最悪中の最悪なの!」
雪歩「そうだったんだぁ…」
響「納得だぞ〜(とりあえず誤魔化せたぞ…)」
美希「お米、塩、具材、水、そしてそれら全ての扱い…」
美希「真の握り手は、お客様の口に入るおにぎりに一切の妥協を許さないの…てことは…」プルプルプルプル
美希「こんなデタラメなおにぎりを作ったのはどこのド素人ナノォオ!!女将!女将を呼ぶノォオオオ!?」オニギリブォンブォン
おにぎり「help」グシャア…
響「あぁっ!また美希がヤバイぞぉ!!」
雪歩「美希ちゃあん!!」
響「ほっほら、美希!」
響「さっき作り直して貰ったアーサー汁でも飲んでとりあえず落ち着k…」ズルルー…
響「ってやっぱまだクッソマズいぞぉォオオオ!!」ドバッシャー!
雪歩「ぽぇえぇえぇっ!!??」ビクゥ!
雪歩「えっと、あっ、あのあのっ…」ワタワタ
雪歩「2人ともひとまず落ち着いてっ?ねっ?」アタフタ
雪歩「ほらっ、こっちに店員さんが淹れてくれたあったか〜いお茶があるから、これでもゆっくり飲んでリラックs …」ズズー
雪歩「ってこれもめがっさマズいですぅうううううぅぅ!!?」ドガシャーン!
店員「おっお客様ぁああぁ!?」
美希「女将ィ!!ミキ達をハニギリ倶楽部の会員だと知っての狼藉なのォ!?お米の一粒一粒に無礼を詫びるがいいのォオ!!」ナノー!
響「沖縄の母なる海に謝罪を要求するぞ!!」ウガー!
雪歩「北大路魯山人さんに全裸土下座ですゥウ!!」ポエー!
店員「あっ…あぅっ…」ガクガク
店員「…うわぁあぁああああん!!」ダダダッ…
……
?「あ〜すっかり遅くなっちまったな〜」ブーン
?「なんかお土産でも買って帰るか。確かこのあたりにあの店があったはず…ん?」
店員「グスッ…ヒック…」
?「あれは…?」
中途半端になりましたが今日はここまでっす
スマホから書いてるんですが、IDコロコロ変わりすぎてナンダコレ…
夜食のスパゲティ食って寝ます!
おはようなの
>63 いつもROM専なんで初めて知りましたサンクスw
なんとか活用してみるってばよ
いい感じの酉検索中ですサーセン
おkもうこれでいいかなーって
店員「うう…グスッ…ヒクッ…」
?「……あの…大丈夫、ですか?」
店員「グスッ…あっ…いえ…だい、じょうぶです…ズズッ…すいません…」
?「……差し出がましいようですが」
?「…俺で良かったら、話してみてもらえますか?」
店員「……ヒクッ…ヒクッ…」
店員「…はい、実は…」
………
?「…なるほど、そんなひどい客が…」
店員「いえ、お客様は悪くありません…ちゃんとした料理を提供できなかった私の責任です…」
?「それで、料理はあなたが担当を?」
店員「は、はい…実は本来の料理人が、書き置きを残して今朝急にいなくなってしまって…仕方なく素人の私が作ることになって…」シュン
?「ちなみに書き置きには、なんと?」
店員「ただ一言…『究極のおにぎりを探しに旅に出る』…と」
?「…究極の、おにぎり」
店員「…あぁもうっ…私、どうしたらいいかぁ…」グスグス
?「………」
?「店員さん、アンタの店に案内してくれるかい?」
店員「えっ…?」
?「まぁいっちょ、俺に任せてくださいよ」ニカッ
店員「あなたは…いったい…」ポッ
ー休業ルートー
美希「着いたの!ここなのー!」バ-ン
響「ここって、美希がいつも言ってたおにぎり屋だぞだぞ」
雪歩「ですぅ」
美希「レッツ&ゴーなの!」
響「あれ、でも本日休業って書いてあるぞだぞ」
雪歩「ですぅ」
美希「えっ…そっ…」
美希「そんなぁァア!ぐにゃあ〜…」
響「しょうがないぞ。駅前のサイゼでも行く…あれ、美希…?」
美希「」ピクピク
雪歩「美希ちゃん…?美希ちゃあん!」
美希(パパ…ママ…お姉ちゃん…765プロのみんな…先立つ不幸をお許しくださいなの…)
美希(そして、ハニー…大好きだったの…あの世でオニギリ用意してまってるの…)
そうして美希はあっけなくこの世を去った…
死因はハニー分不足と栄養失調による衰弱死だった…
2度とこのような不幸を繰り返してはならない…
みんなもごはんはちゃんと食べよう…
そして作ってくれた人に感謝しよう…
ぼくらはみんな、誰かのおかげで生かされているのだ…
〜栄養失調エンド〜
>75 えっこれで4桁てわかるのん?どういう仕組みなんや…
サンクス、ちょい変えてみよかな
これでいけそうや…
類似したIDとか簡単に検索する方法ありますかね?
>78 >80 マジサンクス。
ちょっとまたやってみる
テスト
皆さんのアドバイスに感謝。
今更だけどこれでいきますなの
IDコロコロ変わってますが>1です
〜本来ルート〜
響「……さっきの店員さん全然戻ってこないぞ…」
雪歩「そうだね…私たち、興奮してちょっと変なこと言いすぎちゃったかもですぅ…」
響「雪歩、全裸土下座とか言ってたような気がしたぞ…」
雪歩「響ちゃんも母なる海がどうとか…」
美希「2人とも甘いのぉ!甘々なのぉ!!」ダムッ!
美希「ミキ達は、おにぎりという商品に対して、お金という正当な対価を支払ってるの!」
美希「なのに、その対価に見合わない商品を出されたら、あとはもう、命のやり取りしか残っちゃいねぇなのォオ!!」
美希「この世の全ては等価交換!!それが絶対の真理ナノォオ!!ミキのおにぎりを返せナノォオ!!」
響「美希がついに錬金術師みたいなこと言い始めたぞ…」
雪歩「美希ちゃん…」ホロリ…
店員「おっお客様ぁ!!」
響「あっ店員さん戻ってきたぞ!!」
店員「こっこの度は申し訳ありませんでした…また新しくご用意しましたので、ぜひともお召し上がりくださいっ…」スッスッスッ…
雪歩「あっ…いえ、そんな…ありがとうございますぅ…」
美希「ふん!あれだけけなされておきながら、大した度胸なの!」
美希「分かってるの?もしもこれでミキ達を満足させられなかったら、我が765プロが全勢力を挙げてこのお店のブログを炎上しまくりんぐなの!!覚悟するがいいの!!」
店員「ひぃっっ!?」
響「いや…そんなことしたら自分達の事務所こそ大炎上だぞ…」
雪歩「店員さんすいませんっ…美希ちゃんちょっと興奮してて…」アセッ
店員「は、はぃ…あ、こちらアーサー汁とお茶もどうぞ…」コトッコトッ
響「ありがとうだぞ〜…(不安)」
雪歩「どうもですぅ〜…(疑念)」
美希「まぁいいの、食べれば全てがハッキリするの。それじゃーみんな、いただきますなの!!」ムシャアッ
響「いただきま〜すだぞ 」ズルルッ
雪歩「ますですぅ 」ズズッ
美希「!?!?」
響「こっ…」
雪歩「こっ…ここっ…」
美希・響・雪歩「「「これはぁ!?」」」
美希「なっなっ…なんなのっ…なんなのなのこれはぁあっ!?」モシャッモシャッ
美希「さっきまでのおにぎりとはレベルが違うってレベルじゃないレベルなのっ…じっ自分でも何言ってるのかよくわからないけどっ」モシャモシャモシャッ
美希「握り方っ…握り方が違うの!いや、全てにおいて違うのっ!舌の上に乗せた途端にとろける口溶けっ…絶妙な塩加減に具材っ…すべてが混然一体となって、口の中で新たなユニバァースが誕生しているのォオ!」モシャシャシャァッ
美希「こんなのっ…こんなの食べちゃったらっ!ミキっ…ミキっ…!!!」プルプル…
美希「ミキとんじゃうのほぉおおォオオオっ!!」ビクンビクンッッ///
響「こっこのアーサー汁っ…!完璧っ…!アーサーの扱いっ…!出汁の取り方っ…!全てが完璧っ…!圧倒的っ…!」ズルルッ
響「あぁっ…海っ…!沖縄の海が目の前にぃっ…」ズルズルルッ!
響「にぃにっ…にいにぃいい!!」ウワァアアアンッ
雪歩「このお茶は…」ズズ-…
雪歩「私が自分で淹れたものには数段落ちるけど、それでもしゅんごい美味しさですぅ!!」ズズズ-!
雪歩「茶葉がどうのとかチャチな問題じゃない…淹れた人の優しさや労りが、このお茶の美味しさを10倍にも100倍にも昇華させているんですぅう!!ズズズズ-!!」
美希「」ビクンビクンッ
美希「…はっ!!?」
美希「あ、危ないとこだったの…もうすぐでヘブンズゲート直行寸前だったのっ…」
美希「そっそれよりも、この奇跡みたいなおにぎり&その他を作った料理人はいったいどんな人なのォ!?女将!!女将ィイ!?」
店員「そ、それは…」
?「俺だよ、美希」スッ
一同「「「!?」」」
美希「は…はっ…」ウルウル
美希「ハニィイイイィっ!!!」ダダダダ-ッガバッ
P「うぉっとと…ははっ美希、危ないじゃないか…」ギュッ
美希「ハニィっ…グスッ…ハニィっ…」ギュゥウウウ
響「にぃに…じゃなかったプロデューサー、だったのか…」グスッ
雪歩「あの優しい味わいは、やっぱりプロデューサーのものですぅ!!」ポエ-
美希「ハニィ…あんな凄いおにぎり…ううん、『ハニギリ』を握れるのは、世界中でもハニーただ一人だって…ミキは信じてたのぉ…」
P「美希……」ナデナデ
美希「ハニー…会いたかった…会いたかったのぉ…」スリスリ…
P「……美希、お前の事はちゃんと見てたぞ」
美希「ほんと!?ハニー!!」パアァッ
P「あぁ…」
P「そこの店員さんに向かって、この店のブログを炎上しまくりんぐ、とか言ってたところもしっかりな」
美希「ナノォっ!?」
響「あっ…」
雪歩「ぽえぇ…」
美希「ちっ、ちち違うのぉ!!アレは…アレわぁっ…」タジッ…
P「それと、店員さんからも聞いてるぞ。怒って壁におにぎりぶん投げたり、謝罪を強要したらしいな」
美希「はっはにぃ聞いて!それにはワケがぁ…って…そ!そんな事言ったら響や雪歩だってぇ…!」チラッ
響「シラ--…」
雪歩「シララ-…」
美希「あぁぁっ!こっ、この裏切りものぉおお!!」バタバタバタッ
P「言い訳は見苦しいぞ星井ィイ!!」ビシッ!!
美希「ニャウゥ!?!?」
P「……美希、わかってるな?」
美希「えっ…?」
P「悪いがお前には……」
美希「はっハニィっ…待っ…それだけはぁ!!」
P「お前には、今日限りでハニギリ倶楽部を脱退してもらう!!!」ズビシイィィ!!
美希「ニャノォオオオオォォン…!!」
響「あーあ…」
雪歩「はわわぁ…」
P「ちなみに、お前たち2人にも脱退してもらうぞ!!一応そこそこ酷い事言ってたらしいからな」
響「あっ、はい…すいませんでした…てか普通に脱退でいいぞ。勝手に加入させられてたし」
雪歩「ごめんなさいですぅ…あと私もお願いしますぅ…」
美希「…う……うぅ……」
美希「…はにぃ…」グズンッ…
美希「ミキ…もう食べ物、ヒクッ、は粗末に、しないのぉ…ズズッ…店員さん、にもっと優しくするのぉ…」
美希「だからっ…だがらぁあっ…!」ジワァァ
美希「ミギのごどぉっ…みずでなぃでぇえええっ!!!」ブワワッ
響「美希……」
雪歩「美希ちゃん……」
P「………」
P「…………」スタスタ…ギュッ
美希「は、はにぃ…?」グズッ
P「…なぁ、美希?どうして俺が、究極のおにぎり作りのために修行と探究を始めたか、分かるか?」
美希「ズビッ…うぅん…わがんないの…」
P「それはな…」
P「美希、お前の事をずっと見てきたからだよ」
美希「えっ…ミキの、事を…?」ズズッ…
P「あぁ。俺が美希の担当プロデューサーになってからというもの、お前のアイドルとしての凄まじい才能と努力には驚かされてばかりだった…」
P「そして、あれだけやる気のなかったサボリ魔のお前が、今や日本を代表するトップアイドルだぞ?そんなお前の活躍を見聞きするたびに、俺の鼻もどれだけ高い事か…」
美希「で、でも…そのかわり、グシュッ…だんだん、ハニーと会えなくなってぇ…」
P「…そうだな。もう俺のサポートがなくても、1人で立派に仕事をこなしていける。それだけ成長したんだ、お前が誇らしいよ…美希」
美希「はにぃっ…でもっ…でもぉ…!」
P「だからな…俺の手を離れて、なかなか会えなくなったお前に何かしてやれることはないか考えたんだ」
P「それが、おにぎりだったんだよ」
美希「!…もしかしてっ…何ヶ月くらいか前、ミキが収録に入ってる時に何度か届いた差し入れのおにぎりって…」
P「あぁ、あれは俺の手作りだ」
響「誰の差し入れが知らずに食ってたのかだぞ… 」ズルル
雪歩「美希ちゃんらしいね… 」ズズ-
美希「はにぃ…///あ、でもその差し入れも、ほんとに少しの間だけですぐ来なくなったの…」
P「あぁ、ある時思ったんだ。美希はトップアイドルとしてあんなに輝いてるのに、俺のおにぎりがこんなありきたりでつまらない物でいいのかって…」
美希「そっ、そんなことっ…」
P「だから、仕事の合間を見つけては研究や修行に明け暮れた…」
響「いや、アイドル10人以上も担当してて、一体どこに仕事の合間なんかあるんだぞ… 」ズルッ
雪歩「睡眠どころか休憩時間もないんじゃ…ってもっぱらの噂だったのに… 」ズズズ…
P「そうした苦難の末に、1人の握り手として覚醒した俺は、ある時ついに…偶然か奇跡か…その『境地』へと達してしまった…」
美希「それが…ハニギリ…!」ゾクッ
響「なんかもうぶっ飛びすぎてて完全に 他人事だぞ」ズルズル
雪歩「だねぇ」ズズッ
P「しかしそのハニギリが完成するや否や、一体どこからどうやって聞きつけたのか…俺のもとへ次から次へと料理人が訪ねて来ては、ハニギリの極意を教わりに来た…もっとも、それを真に理解出来た者は1人もいなかったが」
P「それでも、みんな握り手としての才能を開花させて、立派に巣立っていったよ…」
P「そして気づいた時には、なぜか倶楽部なんてものができてた。まさか会費まで取ってるなんて初めて聞いたが…一体誰の仕業やら…」
………
?「へっ…へ…ヘァックショイ!!」
?「ピヨっ?風邪ですか?」
?「ズズっ…ううむ。この前346プロにお裾分けしてもらった栄養ドリンクでも頂こうかね」
?「はいっ、1本100モバコインです♪」
?「ファッ!?」
………
響「なんだ、てっきりプロデューサーが金稼ぎ目的に作った、詐欺まがいの悪質組織だと思ったぞ…」ズルリ
雪歩「でも実際のところ、プロデューサーの与り知らぬところで結構なお金が動いちゃってるけど大丈夫なのかなぁ」ズズ-
P「まぁそんなこんなであまりに忙し過ぎて、ここしばらく、自分でおにぎりを握る時間が全くとれなかったんだが…」
P「まさかこんな形で本来の目的が果たせるなんてな」ナデナデ
美希「へっ………?」
美希「えっ、えっ…!?それじゃぁ最初っから、ハニーはっ…ハニーはっ…!!」
P「そうだよ、美希」
P「ただ、お前に本当に美味しいおにぎりを食べて欲しかった、それだけだったんだよ…」ナデナデ
美希「…は…はにい…っ…」ジワアァ…
美希「ハンニィイイイイィィッッッ!!!」ムギユウウウウゥッ
P「ぐえっ…」
響「なんか、凄い遠回りだったんだぞ…」ズルリン
雪歩「ですぅ…」ズズッズズッ
>P「お前には、今日限りでハニギリ倶楽部を脱退してもらう!!!」ズビシイィィ!!
>P「そして気づいた時には、なぜか倶楽部なんてものができてた。
あれ?
>111 にょわ?
>113 まさしくその通りなの!(細かい設定考えてなかったからボロ出そうになったとか口が裂けても言えないの…)
美希「はにぃ、はにはにはにぃ、ハニーっ」スリスリスリスリ
P「…時間かかっちまってごめんな、美希…」ナデナデ
美希「ほ、ホントなのぉっ!ミキ、究極のおにぎりなんて求めてなかったのぉ!ただハニーが普通のおにぎり握ってくれるだけで…ただハニーに会えるだけでっ…」
美希「それだけで良かったのぉ!!!」グスッ
P「悪かったよ…」ナデナデ
美希「なっ、ナデナデなんかじゃ絶対許さないのっ!絶許なのっ!訴訟もんなのぉ!ギルティなのぉ!」
P「こいつは参ったな…俺はどうしたらいいんだ?」ナデナデ
美希「じゃ、じゃあ!…ね、あのね、ハニーにね、聞いて欲しい事があるの…」
P「なんだい?美希」
美希「あ、あのね!ミキ、今控えてるおっきい仕事とか、ライブとか、ぜんぶ一生懸命頑張るのっ!だからっ…!」
美希「だから、ね…?それが全部終わったら…ね…?」ドクンドクン
美希「ミキに…ミキにっ…!!」ドクンッドクンッ
美希「すー……はー……っ」
美希「ミキだけにっ、毎朝おにぎりを握って欲しいの!!!」
P「!!!」
響「こ、これは…俗に言う逆プロポーz…///」ズルルルッ
雪歩「ですぅっ…///」ズゾゾゾッ
P「…………」
美希「…………////」ドキドキドキ…
P「……………」
P「あぁ。もちろんだよOKだよ、美希」ニカッ
美希「やっ…!!」パアァッ
美希「やっったぁあああハニーぃぃいっ!!」ガバァッ
P「ぬぉおあぁっ!!」ドゴォ
美希「嬉しいっ…嬉しいっ…!嬉し過ぎてミキ、どうにかなっちゃいそうなのぉ…/// 」スリスリフニフニ
P「おいこら美希っおふっ///あんまり身体を擦り付けるなっ!///」
響「いい話だなー…あ、このお茶も美味いぞ 」ズズ-
雪歩「こっちのアーサー汁もいけますですぅ」ズルル
店員「オニギリッ…オニギリッ…」ムシャムシャムシャッ
ー数カ月後 披露宴会場ー
司会「それでは、新郎新婦のご入場です!みなさん大きな拍手でお迎えください!」
P・美希「〜〜〜♪」
パチパチパチパチパチ
やよい「わぁぁ…美希さん、やっぱりすっごく綺麗ですー!」パチパチ
伊織「ふん、まぁプロデューサーも別に悪くないんじゃない?」パチパチ
亜美「でも、まさか兄ちゃんとミキミキがホントに結婚しちゃうなんてねー☆」
真美「にいちゃん……グスン」パチパチ
小鳥「ぴよよよよよぉ…」グスグス
律子「小鳥さん、いつまで泣いてるんですかもう…」
司会「それでは改めてご両人の紹介へと…」
春香「あ、そういえば響ちゃんと雪歩って、プロポーズの瞬間に立ち会ったんだよね?どんな感じだったの?」
あずさ「私も気になるわぁ〜」
雪歩「えっ…?あ…えっと、立ち会ったっていうか…巻き込まれたっていうか…」
雪歩「とってもロマンチックだったぞぉ(棒)」
真「えっなにそれこわい…」
司会「それではお次は、夫婦初めての共同作業に参りたいと思います!」
千早「みんな、始まるわよ」
亜美「おぉ〜共同作業キタコレ!…って、あれ?なんかケーキ無くない…?」
真美「てか、あれ…もしかして」
貴音「めっ、めんような…!」ググゥ
司会「さぁ、2人の準備はよろしいですかー?」
P「……なぁ、美希。ほんとにこんなので良かったのか?」バカッザッザッ
美希「うん、だって…ずっとミキの夢だったの…こんなに嬉しい事はないの…///」パシャパシャサッサッ
P「そうか…よし、それじゃ準備はいいな、美希?」パシャバシャ
美希「うん!右手はちゃんと天然水で清めて、塩の具合もオッケーなの!ハニーこそ大丈夫なの?」
P「あぁ、俺の左手もオッケーだ。こっちの炊き上がりも完璧、いつでもいけるぞ!!」
司会「それでは、どうぞ!!」
P・美希「「せーのっ…」」
美希(2人は幸せなおにぎりを握って終了なの!)
おわり
あふぅ疲れました、これにて終了です。
最後まで読んでくれた方、途中アドバイスくれた方々に感謝。
それじゃちょっとラーメン食ってきます
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