美希「フッフフーン♪」ﾄﾃﾄﾃ

美希「あ、ポスト確認しなきゃ」ｶﾞﾁｬ

美希「はっ」ﾋﾞｸｯ

美希(ま、間違えて１つ隣のポスト開けちゃったの！)ﾊﾞﾀﾝ

美希(…まあ別に誰に見られてるわけでもないしいいか)

美希(改めてミキのポスト～♪)ｶﾞﾁｬ



半沢直樹(…来たっ！！)

美希「！！」

美希「こ、これは…」



半沢直樹(一度閉めてもう一度開けた…？まさか私に気づいたか…？)ｻｻｯ



美希(この赤い封筒状のビニール…まさか！)



半沢直樹(赤い封筒に気づいたようだな…さて、どうでる？)ﾁﾗｯ



美希(やっぱり！ミキの好きな『ブラッディ・ローズ』の洋服なの！)

美希(でも高いはずなのに…ハニー、ミキよりお給料少ないのにそんなにムリしちゃだめっておもうな)

美希(…そうだ！)

美希(事務所に持っていってハニーに着て見せちゃおう！)

美希(ミキの生着替えを見ればさすがのハニーもノーサツできちゃうって思うな！)ｺﾞｿｺﾞｿ



半沢直樹(バッグの中に入れた！よおし！)ｶﾞﾀｯ

美希「ふっふっふーん♪」

半沢直樹「…ちょっと失礼」

美希「ふ？」ｸﾙｯ

半沢直樹「ミキさん…です……ね？」

美希「うん、そーだよ？」

半沢直樹「……」

美希「ミキはミキだけど…どうかしたの？」

半沢直樹(……)

半沢直樹(幼いっ！！！)

半沢直樹(大和田の奴…まさか、ロリコン！？)

美希「…おじさん、大丈夫？」

半沢直樹「え？…あ、ああ」

美希「？」

半沢直樹「すまないね…少し、お話が」

美希「なーに？」

半沢直樹「…大和田について、何だが…」

美希「オーワダ？誰それ？」ｷｮﾄﾝ

半沢直樹「…しらを切っても無駄だぞ」

美希「シラも何も、美希は何にも知らないよ？」

半沢直樹「くそ、あくまでもとぼけるつもりか」

美希「…ねえ、もうミキ行っていい？」

>>8 大和田じゃねえや東田だ

半沢直樹「…お前と東田が！ここに隠れ住んでいることはわかってるんだ！」

美希「うぇ！？」ﾋﾞｸｯ

半沢直樹「さあ居場所を吐いてもらうぞ…こっちは五億も取られてるんだ…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

美希「ゴ、ゴオク？だから、ミキは何にも…」

半沢直樹「こっちは遊びじゃないんだ！！さあはやく！居場所を吐け！」

美希「……」ｲﾗｯ

半沢直樹「今度は無視か！いいだろう！！いつまでもつきあってｙ」

美希「なんなのなのーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！」ﾄﾞｶｰﾝ

半沢直樹「！？」ﾋﾞｸｯ

美希「さっきから勝手にヒガシダだの隠し住んでるだのゴオクだの！！」

美希「ミキは何にも知らないって言ってるのに！ふざけるものいい加減にしてほしいの！！」

半沢直樹「…で、でも君はさっきポストから赤い封筒を…」

美希「これはハニーからもらった大事な大事なプレゼントなの！！これがなにかおじさんとカンケーある！？」

半沢直樹「プ、プレゼント！？」

美希「そうなの！」ﾌﾝｽ

半沢直樹「で、でも名前が…」

美希「ミキはミキ！星井美希なの！！」ﾌﾝｽ

半沢直樹(も、もしかして人違い？)

半沢直樹「…本当に、すまなかった」

美希「分かればいいの」

半沢直樹「足止めさせて悪かったな。友だち…いや彼氏も待ってることだし、もういきなさい」

美希「？　ミキにカレシなんていないの」

半沢直樹「え？　でもさっきハニーって…あ、ハニーは彼ｊ」

美希「うーん、好きな人はいるけど、今はお仕事がカレシって感じかな」

半沢直樹「お仕事？」

美希「うん！　ミキ、こーみえてもアイドルなの！」

半沢直樹「へえ！　それはすごいな」

美希「でしょでしょ？　でね、ハニーが『トップアイドルになったら美希と結婚してやる』って言ってたから、ミキはハニーとの結婚を目指して頑張ってるの！」

半沢直樹(そんなこと俺に行っていいのかなあ…まあおれは知らないしいいか)

半沢直樹「そうか！がんばれよ！」

美希「はいなの！」

～事務所～

美希「おはよーなのー♪」

P「おうおはよう美希」

美希「ハニー！洋服ありがとうなの！」ﾊﾞｯ

P「お、もう届いたのか？」ｻｯ

美希「うん！まだ中身は見てないけど、ここに持ってきたの！」ｽﾞｻｯ

P「そうかそうか」

美希「今から着替えるね！」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

P「更衣室でな」ﾎﾟｲ

美希「いけずなの」ﾄﾞｼｬｱ