カヲル「気は進まないけど、これが僕の運命なら仕方ない」
カヲル「さて……まずは>>3から落とそうかな」
※あくまで「女性陣」
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リツコ
カヲル「赤木博士……彼女を味方に引き込んでおけば、その後の活動が容易になる……」
―――
リツコ「あなたがフィフスチルドレン。渚カヲル君ね」
カヲル「はい。お世話になります」
リツコ(ゼーレが寄越したパイロット……それにしても、大した美形だこと)
リツコ「早速だけど、あなたの今後の生活について説明しておきます。まず、住居は」
カヲル「それなんですが。赤木博士、あなたの部屋に僕を置いていただけませんか?」
リツコ「は?」
カヲル「早く本部に慣れるためです。サードチルドレンの碇シンジ君も同じ理由で、葛城さんのところで暮らしていると聞いています」
リツコ「あれはミサトが……」
カヲル「……」
リツコ「悪いけど、家では一人でいたいの」
カヲル「お邪魔にはならないように努力します、なるべく」
リツコ「……随分と図々しいのね?」
カヲル「僕なりに必死なんですよ。新しい環境で、心細くもある」
リツコ(よく言うわね。これだけ堂々としていて。狙いは何?まさか私を口説きたいわけじゃないでしょうし)
リツコ(やはり、なにかしらゼーレの思惑が……?)
カヲル「……」
リツコ「…………いいわ。その線で手配を取りましょう」
カヲル「ありがとうございます」ニコリ
リツコ「!」ドキッ
……
リツコ「荷物、これだけなの?」
カヲル「ええ」
リツコ「生活必需品だけじゃない……」
リツコ(性格は全く違うけど、こういうところはまるでレイのような子ね)
リツコ「学校への編入手続きはこれからだから、片付けが終わったら今日は家でゆっくりしてていいわ」
カヲル「そうさせてもらいます。赤木博士は?」
リツコ「私はもちろん、仕事よ」
リツコ「―――ただいま」
カヲル「おかえりなさい。そろそろだと思ってました」
リツコ「部屋……あなたが掃除したの?」
カヲル「物を動かすとかえって迷惑かも知れないから、掃除機をかけただけですよ」
カヲル「台所は勝手に使わせてもらっています……材料は全て自前なので、大目に見てください」
リツコ「……」
カヲル「そろそろ出来上がります。よければ、せっかくだから食べてみてください」
リツコ「……ご馳走になるわ」
リツコ「……美味しい……!」
カヲル「お口にあって良かった」
リツコ(良く出来てるのは顔だけじゃないってことね)
リツコ(悪意は感じられないけど……ゼーレからの使者を相手に迂闊に気は抜けない)
カヲル「……」
カヲル(家までは入り込めた。重要なのはここから先だ)
カヲル(先を考えたら、一人に時間はかけられない。かといって失敗もできない)
カヲル(今日はスキンシップに留めておくか、最後まで踏み込むか―――)
カヲル(決めた。>>12までにしよう)
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みたいよー!