カヲル「ゼーレの命令で、ネルフの女性陣を安価で落として回ることになった…」 (15)

カヲル「気は進まないけど、これが僕の運命なら仕方ない」

カヲル「さて……まずは>>3から落とそうかな」

※あくまで「女性陣」

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リツコ

カヲル「赤木博士……彼女を味方に引き込んでおけば、その後の活動が容易になる……」

―――

リツコ「あなたがフィフスチルドレン。渚カヲル君ね」

カヲル「はい。お世話になります」

リツコ(ゼーレが寄越したパイロット……それにしても、大した美形だこと)

リツコ「早速だけど、あなたの今後の生活について説明しておきます。まず、住居は」

カヲル「それなんですが。赤木博士、あなたの部屋に僕を置いていただけませんか?」

リツコ「は?」

カヲル「早く本部に慣れるためです。サードチルドレンの碇シンジ君も同じ理由で、葛城さんのところで暮らしていると聞いています」

リツコ「あれはミサトが……」

カヲル「……」

リツコ「悪いけど、家では一人でいたいの」

カヲル「お邪魔にはならないように努力します、なるべく」

リツコ「……随分と図々しいのね?」

カヲル「僕なりに必死なんですよ。新しい環境で、心細くもある」

リツコ(よく言うわね。これだけ堂々としていて。狙いは何?まさか私を口説きたいわけじゃないでしょうし)

リツコ(やはり、なにかしらゼーレの思惑が……?)

カヲル「……」

リツコ「…………いいわ。その線で手配を取りましょう」

カヲル「ありがとうございます」ニコリ

リツコ「!」ドキッ

……

リツコ「荷物、これだけなの?」

カヲル「ええ」

リツコ「生活必需品だけじゃない……」

リツコ(性格は全く違うけど、こういうところはまるでレイのような子ね)

リツコ「学校への編入手続きはこれからだから、片付けが終わったら今日は家でゆっくりしてていいわ」

カヲル「そうさせてもらいます。赤木博士は?」

リツコ「私はもちろん、仕事よ」

リツコ「―――ただいま」

カヲル「おかえりなさい。そろそろだと思ってました」

リツコ「部屋……あなたが掃除したの?」

カヲル「物を動かすとかえって迷惑かも知れないから、掃除機をかけただけですよ」

カヲル「台所は勝手に使わせてもらっています……材料は全て自前なので、大目に見てください」

リツコ「……」

カヲル「そろそろ出来上がります。よければ、せっかくだから食べてみてください」

リツコ「……ご馳走になるわ」

リツコ「……美味しい……!」

カヲル「お口にあって良かった」

リツコ(良く出来てるのは顔だけじゃないってことね)

リツコ(悪意は感じられないけど……ゼーレからの使者を相手に迂闊に気は抜けない)

カヲル「……」

カヲル(家までは入り込めた。重要なのはここから先だ)

カヲル(先を考えたら、一人に時間はかけられない。かといって失敗もできない)

カヲル(今日はスキンシップに留めておくか、最後まで踏み込むか―――)

カヲル(決めた。>>12までにしよう)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月01日 (土) 20:44:33   ID: krLvcJvC

みたいよー!

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