凛奈緒加蓮「踏んでくれ?」 (51)

※モバマスSS
 鬱ではない、と思いけり。
 あとまったり投下。

 ↓前に書いたけど今回のとは関係ない

凛奈緒加蓮「経験アリ」
凛奈緒加蓮「経験アリ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417628497/)



 ↓宣伝&警告(今まで書いた奴の一部)
 
安部菜々「ピロートーク」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396537728

高垣楓「湯の中で噛み合い」
高垣楓「湯の中で噛み合い」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413035258/)

安部菜々「Pさんが寝てます」(安価SS)
安部菜々「Pさんが寝てます」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418995109/)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428832372


 ~事務所~


凛「トライアドプリムス、戻りました」

P「おー、お疲れ様。悪かったな、迎えに行ってやれなくて」

凛「いいよ。仕事忙しかったんでしょ?」

加蓮「その割に手が動いてないようだけど?」

P「ちょうど終わったんだ。もっと早く終われりゃよかったんだけどな……」

奈緒「ちひろさんと分担すればよかったのに」

P「分担しても多いことには変わらなかったんだよ。ちなみにちひろさんもついさっきまで頑張ってたぞ」

P「俺よりも先に終わって……5分前くらいだったかな。休憩ついでに薬局行くって出ていったところだ」

凛「ふーん。入れ違いだったのかな」

P「はー……」ノビー

加蓮「Pさん、結構お疲れ?」

P「あー、いやいや。そんなことないぞ? 仕事終わったばかりの3人の前でそんなこと言わん」

凛「そう言う割には、疲れてる顔してるけど」

P「そ、そうか? そんなつもりは……」

奈緒「口でどんだけ言っても、顔に出てるんだっての」

P「う……なんか、すまん」

凛「なんで謝るの? ただ頑張って仕事してるだけでしょ?」

P「担当アイドルの前で疲れを見せるっていうのが、なんかな」

凛「遠慮することないんだよ。私たちの前じゃ、何見せてもいいんだし」

加蓮「隠れた性癖とかね」

奈緒「な、何言ってんだ加蓮!?」

加蓮「そんな慌てることないじゃん」

P「ははは、そんなもの見せたら、引くだろ?」

加蓮「まあ、内容次第だけど――大抵は大丈夫なんじゃないの?」

奈緒「はぁっ? おまっ……!」

凛「そうかもね。プロデューサーだし」

奈緒「凛まで何言ってんだ!」

凛「人間なら誰しも性癖の1つや2つ持ってても普通でしょ?」

凛「で、プロデューサーなら、そんな私たちが引くような嗜好はなさそう」

P「……………………」

奈緒「た、確かにPさんだったら、変な好みはなさそうだけど……」

加蓮「……なんか、この流れだと気になってきちゃったなあ」

P「な、何がだ?」

加蓮「Pさんが、どんな性癖持ってるのか♪」

奈緒「なんで突っ込むんだよ! そっとしとけよ!」///

凛「私も気になるかな」

奈緒「ちょっ、凛!」

加蓮「奈緒は気にならないの? Pさんの秘密」

凛「明らかに気になってる顔してるけど?」

奈緒「そんな顔してねーし! あたしは全然気にしてないからなPさん!」

加蓮「ふーん」

凛「ふぅーん」

奈緒「な、な、なんだよ! その疑いの目は!」

加蓮「ねえPさん、教えてくれたりしないかな? Pさんの性癖」

P「……なんで聞き出そうとするんだ?」

加蓮「そりゃ、単に気になっちゃったから、だよ。最初はノリで言ってただけなんだけどね」

P「奈緒も言ってただろ? そっとしとけって」

凛「渋るね」

P「当たり前だろ」

加蓮「もしかして、言えないようなこと、とか?」

P「そ、んなことないぞ」

凛「じゃあ、言えばいいじゃん。ここには私たちしかいないし、他言するような3人じゃないってことは分かるでしょ?」

加蓮「それでも言えないってことは、本当に引くような――」

奈緒「も、もういいだろ? Pさん困ってるし」

凛「……もし、あんまりノーマルじゃない趣味を持ってるなら、それは逆に好都合じゃないかな?」

P「? どういうことだ?」

凛「もしかしたらここにいる3人で、プロデューサーの欲求を満たせるかもしれない」

P「!!」

奈緒「!?」///

加蓮「……………………」

P「おまえら……あんまりからかうなよ。ほら、仕事終わりなんだし休憩しなさい」

凛「からかってなんかないよ。真剣」ズイ

加蓮「私はひたすら好奇心」ズイ

奈緒「別に、あたしは……!」オズオズ

凛「私たちはいつもプロデューサーに甘えてる。だから、たまには私たちに甘えてほしい」

加蓮「凛の言うことも一理ある、かな?」

奈緒「ちょっと方向性違う気もするけどな……!」

P「…………」




P「…………………………………………」ウズッ

奈緒(!? もしかして揺れ動いてる……!?)

凛「ほら、プロデューサー」

加蓮「担当アイドルたちが、こんなに言ってるんだから……ね?」

奈緒「あたしは言ってないけどな!」

P「……………………絶対引くぞ」

奈緒「言うのかよ!?」

P「いや、奈緒。ここは一度口にして、実際に引かせて、話を終わらせた方がいい」

凛「引くかどうかは分からないけどね」ニヤッ

奈緒(なんだその不敵な笑みは)

加蓮「実際引くかどうか、口に出すまでまで分かんないよ」

加蓮「もしかしたら凛が言ったとおり、本当に協力できるかもしれないし……ね?」

奈緒「ああ……話が変な方向に転がっていく……!」

凛「はいはい、そんなこと言いながら興味津々な顔しない!」

奈緒「してないっての!!」

P「お、俺は――」

奈緒「!!」

加蓮(なんだかんだ言いながらすっごく反応してんじゃん)

P「俺は……俺はっ……!」


































P「女の子に顔を踏まれるのが好きなんだっ!!」

凛「」

奈緒「」

加蓮「」

凛「あー……」

加蓮「そ、それは……」

奈緒「っ……く……! わ、わけ分かんねえっ!!」///

P「ほら引いた」

奈緒「ひ、引くも何も、そういうのが理解できないっていうか……!」

奈緒「ってか、アレだ! 冗談なんだろ!?」

P「いいや、俺は女の子の足で顔を踏まれるのが好きだ。興奮する。痛くなる寸前くらいの力加減で、何度も何度も踏み踏みされたい」

奈緒「」

凛「――ふぅん、そうなんだ」

加蓮「そういうの、あるんだね」

P[ああ。……どうだ、引くだろ」

凛「ビックリはしたけど、別に?」

凛「むしろ、心情的には……『それくらいなら』って感じかな」

P「!?」

奈緒「ちょっ、凛!?」

凛「プロデューサー……それくらいなら、協力できるよ?」

奈緒「はぁっ!?」

凛「別に乱暴されるわけでも、いやらしいことされるわけでもない。ただ顔を踏むだけでしょ?」

凛「簡単そうだし……さっき言ったとおり、満たすことできちゃうかもね」

加蓮「私も同じ意見かな」

奈緒「加蓮まで何言ってんだ!」

P「……本気か、おまえら」

凛「うん。3人でプロデューサーの顔に、足跡を残せるよ」

奈緒「あたしを巻き込むなぁ!!」

奈緒「ってか、そういうのは他の子に頼めばいいだろっ!?」

奈緒「まゆとか、時子さんとか……頼めばやってくれそうだし!」

P「あの2人はなあ……うーん」

加蓮「何か問題があるの?」

P「まゆはいくら頼んでもめちゃくちゃ渋って、仮に折れたとしてもすっごい弱く踏んできそうだ。優しい子だし」

P「それに時子は、その……思いっきり踏み抜いてきそうというか」

凛「あー……」

加蓮「それはダメなの? 踏まれたいんでしょ?」

P「ダメだっ!!」

凛奈緒加蓮「」ビクッ

P「強すぎても弱すぎてもダメなんだ! いつ痛みが来るか……鼻が潰されるかというスリル! それを感じながらも顔に触れる心地よい圧迫感!!」

P「加えて、わけの分からない、だけど嗜虐的な行為をさせられて、少し戸惑いながらも興奮し赤らむ顔を見上げるという恍惚!!」

P「それらが味わえなきゃ、顔を踏まれる意味なんてないっ!!」

奈緒(なんだこの熱意……)

凛「…………」

加蓮「……………………」

凛「その言いっぷりからすると……もしかして、踏まれ慣れてる?」

P「いや、最近はさっぱりだ」

奈緒「最近って……」

凛「経験はあるってことだね……ふーん」

加蓮「お? 凛の目がなんだか細くなったね」

凛「……それならプロデューサー、私が踏んであげるよ」

凛「今のプロデューサーは、いわゆる、その……『溜まってる』状態ってことでしょ?」

奈緒「おまっ……!」///

凛「なら、その欲求を、私が解消してあげる」

凛「この、担当アイドルの――三代目シンデレラガール・渋谷凛の足で」

加蓮(凛……真剣な目……)

奈緒(こんなことで真剣になられても困るけどな!!)

P「……本気なのか、凛」

凛「本気も、本気だよ」

P「俺は……いいのか? 担当アイドルに甘えてしまっても……」

凛「もちろん。たくさん甘えてほしい」

凛「その方が私も、アイドルとして成長できたって実感できるんだし」キリッ

奈緒「キメ顔で言ってるけど、いろいろおかしいからな!?」

P「凛……」

加蓮「私もいるよ、Pさん。もちろん奈緒も」

奈緒「だからなんであたしもなんだよぉ!」

P「加蓮……奈緒……!」

P「すまない……!!」

P「俺の顔を――踏んでくれっ!!」ボロボロ

奈緒「あーもうどうしてこうなるんだよぉ!!」

 ~仮眠室~

加蓮「というわけで仮眠室に移動しました」

奈緒「なんであたしまで……!」

加蓮「いろいろ言いながらついてきてるじゃん」

奈緒「あたしはだな! その……心配なんだよ! Pさんが人の道を踏み外さないか!」

加蓮「話聞くかぎりだと、もう踏み外してる気はするけど?」

凛「私はプロデューサーの顔を、外さないようにしっかり踏むけどね」キリッ

奈緒「全然うまくねえよ!」

凛「と、いうわけで……覚悟はいい? プロデューサー」

P(仰向け)「ああ、いいぞ……いかん、ドキドキする」

凛「ふふっ、こんなに緊張したプロデューサー見るの、初ライブのとき以来かも」

奈緒「綺麗な思い出と今を結びつけるなよぉ……!」

凛「さて、と……踏むっていうのは、どういう風にすればいいのかな」

凛「今はブーツ履いてるけど、まさかこのまま、ってわけじゃないよね」

P「ああ……それは脱いでもらって、足の裏で踏んでほしい」

凛「了解――よいしょっ、と」ヌギッ

凛「……本当にいいの? 1日中履いてたから、その……」

加蓮「ちょっと、蒸れてるかもね」

P「それがいいんだっ!! それを顔に押しつけられるのがいいんだぁっ!!」

奈緒「ど変態じゃねえか……」

加蓮「それ、踏みながら言ってあげると喜ぶかもね」

P「さすが加蓮だ。よく分かってる」

加蓮「あなたが育てたアイドルだからね」ドヤァ

奈緒(これ、順応できないあたしがおかしいのか?)

P「さあ凛、来てくれ。その靴を脱ぎたてのソックスに包まれた足で、俺を踏んでくれっ」

凛「……う、ん」モジッ

P「スカートを抑える必要はないぞ!」

凛「でも、こうしないと見えちゃ――」

加蓮「凛。Pさんはその眺めも込みで、寝転がって顔を踏まれるっていうのが好きなんじゃないかな?」

凛「……変態」

P「っ……」ゾクッ

凛「はあ……分かった。してあげるって言ったのは私だし、覚悟決めるよ」

凛「その代わり――真剣に堪能してくれないと、許さない」

P「あ、ああ……」

凛「それじゃあ――踏むよ?」

加蓮「」ゴクリ

奈緒「///」ゴクリ











 ぎゅむぅ……っ。

凛(――っ! 鼻の感触も唇のやわらかさも、よく分かる!)

凛(こんな……直接触ってるわけじゃないのに、どうして……っ?)

P「う、ぉぉぉ……! 凛の匂いが……スカートの中がっ……!」モガモガ

凛「っ……///」

P「はぁ……はぁ……すげえ、むれっむれのすえた匂いが鼻の中に広がって……!」

凛「に、匂いとか、言わないでっ」ギュム

P「う、く……! ああ、そうだ……そんな感じだ……!」

凛「こう? こうして鼻を塞ぐみたいに、体重かければいい感じ……っ?」ギュウッ ギュウッ

P「ああ、そうだ……! そんな感じで、もうちょっとグリグリと……!」

凛「全体重かけないように調整しながらだから、足ちょっと疲れるね」グリィ…

P(くぅっ……! 凛の足が動くたびに、パンツの皺がちょっと動いて……!)

P(はぁっ、足の付け根、めっちゃ綺麗だ……そんな子が、こんなむわっとした足の匂いを俺の鼻に……!)

加蓮「…………」///

奈緒「……な、なんだよ、これぇ……!」//////

加蓮「っていうかさ、Pさん」ニヤッ

P「むぐっ……な、んだ、加蓮……!」モガモガ

加蓮「勃ってる」

奈緒「お、おまっ……! 気付かないふりくらいしても……!」

凛「…………」フミッ フミッ

加蓮「だって、仕方ないじゃん。仰向けなんだから、目立つんだもん」

加蓮「それに、奈緒だってさっきからチラチラ見てたしねえ。JKに踏まれておっきくしちゃう、変態Pさんのあそこ……♥」

P「はぁっ……はぁっ……!」ゾクゾクゾクッ

凛「加蓮、ストップ。そういうのを言うのは踏んでる私の役目なんじゃないかな」

奈緒(なんでちょっと張り合ってるんだ!)

加蓮「ふふ、それもそうかもね」

加蓮「じゃあ、私はおとなしく、この踏まれて恍惚など変態大人が、凛の下でビクンビクン情けなく悶えてるの見てるよ」

P「か、加蓮ん……!」

奈緒(溶けそうな声を出すなぁ!!)

凛「ほら、プロデューサー。私に集中して。今踏んでるのは私だよ?」グリィ……

P「んほぅ」ビクゥッ

凛「匂いも、感触も、たっぷり……いっぱいいっぱい、味わって」

凛「プロデューサーが、こんなドン引き性癖で悦んでる大人失格なヒトだっていうの、絶対秘密にしとくから」

P「り、凛ん……!」グスッ

凛「あーあ、うれしすぎたのかな。泣いちゃった」ニヤァ

加蓮「…………」ゾクゾクッ

凛「そんなにうれしいんだ。私に顔踏まれて……パンツ見て、匂い嗅いで、なじられて……」

P「ああ、うれしい……! あと、凛がそうやって俺を見降ろしてくるのも、加蓮や奈緒に今の俺を見られるのも堪らない!」

凛「いろいろ要素があるけど、どれが一番興奮するの?」

P「やっぱり、顔に触れてくる足の、硬さと柔らかさのある圧迫感……これだぁ……!」

加蓮「――ひどい変態だなあ」ヌギッ

奈緒「えっ? 加蓮、何サンダル脱いで……まさか!」

加蓮「凛、疲れたでしょ? 替わるよ」

凛「別に、まだ大丈夫だけど?」

加蓮「あ、言うと思った。それじゃあ言い方変えるね」

加蓮「凛1人だけ、ずるい」

P「!! か、加蓮まで……!」ゾクッ

凛「分かった。そう言われたらしょうがないね」

凛「じゃあ、名残惜しいけど、プロデューサー……加蓮と交代」ツゥ……

P(足の親指が鼻の下をなぞって……! 匂い塗りこめられてるみたいだ)トローン

凛「ふふ、いい顔……じゃ、次はよろしくね加蓮」タッチ

加蓮「はーい♪」タッチ

奈緒「おい加蓮! 戻ってこい加蓮っ!!」

加蓮「心配しないで、奈緒……」

加蓮「すぐに奈緒も、こっち側に引っ張り込むから♥」

奈緒「あたしはそれが嫌なんだよぉっ!!」

加蓮「さーて、Pさん。まずは謝っとくね」

P「な、なんでだ?」

加蓮「私と奈緒は、凛と違って今日はスカートじゃないから」

奈緒「ちょっと待て! なんであたしも踏むような展開に――もが!」

凛「はいはい、黙って見てようよ。加蓮が足跡残すところ」

奈緒(だからうまくねえんだよ!)モガモガ

加蓮「でもね……私は、代わりに素足で踏んであげる」

P「!!」

加蓮「凛はソックスだったけど、私は直で……サンダル履いて動いて、汗たっぷりかいたJK生足で、踏んであげる」

P「っ……!!」

加蓮「ふふっ……♥ すっごく待ち遠しいって顔してるねー」

加蓮「踏まれるときの圧迫感が好きって言ってたし……ちょーっと焦らしてみようかな?」ススス…

奈緒(加蓮の足の指が、Pさんのおでこをなぞってる……)

P「く、ぅ……加蓮……!」

凛(そのまま、今度は耳……焦れるだろうなあ、アレは)

P「く、ぅ……っ」ビクッ ビクッ

加蓮「どうかな、Pさん……もう踏んでほしくてたまらなくなっちゃってる?」

P「そう、だな……この綺麗な加蓮の足で、早く俺の顔を――」

加蓮「――なっさけないなあ」ボソッ

P「!?」

加蓮「こらえ性がなくてレッスン嫌いだった私の根性叩き直してくれたの、Pさんでしょ?」

加蓮「そんな人が、ほんのちょーっとご褒美にありつけないだけで、こんな情けない顔で『早く早くぅ』って言ってくるなんて……」

P「ん、ぐぅ……!!」

加蓮「……………………♥」ゾクゾクゥッ

加蓮「でも、ま……踏んでほしいっていうのは凛の見ててよく分かったし……」

加蓮「何より、私も早く踏んでみたいからね。Pさんの顔」サワサワ

P「か、加蓮……」

凛(今度は、ほっぺをかかとで撫でてる……)

奈緒(き、器用だな)

P「そ、そんなこと言いながら、また焦らしてるだろ……っ?」

加蓮「まあ、ね。ウズウズしてるPさんの顔、かわいいから」クスクス

加蓮「ねえ、踏んでほしい? 私の素足で踏んでほしいの?」

P「ああ、頼む……っ」

加蓮「聞こえないなあ」

P「踏んでほしいんだ!」

加蓮「もうちょい」

P「加蓮に顔を踏んでほしいっ!!」

加蓮「――もう一頑張り♪」

P「アイドル北条加蓮の! その生足で! 俺の顔を踏んでほしいんだぁ!!」

加蓮「はい、よく言えました♥」ギュウッ…!

P「!!」モガッ

凛奈緒(行った……!)

P「っ……むふぅ……!!」

加蓮「ほら、ほら……♥ あんなに声おっきくしてまで踏まれたがってた、私の足はどう……っ?」

P(いいっ……! これは、いい……!)

P(直だから汗の匂いもダイレクトで……何より、すべすべのこの感触!)

P(口や鼻に当たる、ちょっとしっとりした足の裏の感触が素晴らしすぎる……!!)

加蓮「ん、ふっ……♪ これ、息が当たって結構くすぐったいね……」

加蓮「どうしても、もじもじしちゃうなあ……♥」ギュウッ…!

P「もがぁ……!」

奈緒「顔に足擦りつけてる……!」

凛「プロデューサー、すごい気持ちよさそうな顔……」

加蓮「ほら、ほらぁ♥ どう? こうやって鼻のところ、土踏まずでぐりぐりされるの」

加蓮「いいんだよね。言わなくても分かるよ? あそこがテント張ってるの見えちゃってるもん」

奈緒(それにしても、加蓮……)

凛(なんか慣れてない? 気のせい?)

 ~10分後~
 
P「はぁー……はぁー……」ビクビク

加蓮「ふぅ……ざっとこんなもんかな」ツヤツヤ

凛「お疲れ。加蓮」

奈緒「……ただ踏んでただけだよな?」

加蓮「それは奈緒も見てたでしょ?」

凛「それにしても、踏み方とか、焦らし方とか……慣れてるような感じしたんだけど、どうなの?」

加蓮「え、そう? 人の顔踏むなんて、はじめての経験だったんだけど」

加蓮「っていうか、踏むのに慣れてる人とか、ちょっと怖いよ」

凛「あ、そうなんだ……なんかはじめてにしては、思い切りとかいいような気がしたから」

加蓮「才能あるってことなんじゃないの?」

奈緒(なんでちょっと他人事っぽいんだ)


加蓮「さて、私も終わったし、あとは――」ジッ

凛「うん。最後の1人だね」ジッ

奈緒「なっ!? 結局あたしもかよ!」

奈緒「もういいだろ!? Pさんだってあんな……こう、満足してるっぽいし!」

P「……いや、確かに加蓮の足は素晴らしかった。匂いも感触も堪能した」

加蓮「そう言われるとなんか照れくさくなってくるね」

P「だが、ここまで来たら――俺の担当アイドル全員に踏まれたい!」

奈緒「」

P「さあ、奈緒来い! 凛とも加蓮とも違う、おまえだけのフェイススタンプを見せてくれ!!」

奈緒「い、いやだぁ! ってかなんだよフェイススタンプって!!」

凛「往生際が」ガシッ

加蓮「悪いね」ガシッ

奈緒「ちょっ……! は、離せ2人共!」

加蓮「っていうかさ、奈緒……実は興味あるでしょ」

奈緒「! な、何に、だよ……!」

加蓮「自分が顔を踏んであげたら、いったいPさんがどんな反応をするのか」

加蓮「私と凛が踏んでるの見て――興味、出ちゃってるでしょ」

奈緒「っ……そ、そ、そんなわけ……!」//////

凛「じゃあ、どうしていつのまにか、靴脱いでるの?」

奈緒「っ//////」

加蓮「それも、私と同じで、裸足になってる」

奈緒「こ、これは、だな……! その……!」

凛「奈緒、いい? Pさんは、私たちだけに『踏まれたい』っていう欲求をさらけだしてくれた」

奈緒「…………お、う」

凛「なら、奈緒の方が本音を隠すのはおかしいよね?」

凛「担当アイドルとプロデューサー、心と心でぶつからないと」

奈緒「……………………」

凛「それに――このことはPさんと私たちだけの秘密なんだよ?」

奈緒「ひ、みつ……」

凛「遠慮なんかする必要ない。奈緒のやりたいようにやればいいんだよ」スッ

加蓮「……うん」スッ

P(2人が奈緒を解放した……)

奈緒「凛、加蓮……」

奈緒「あ、あたしは……P、さん――」

P「ああ、なんだ?」

奈緒「Pさんの顔、踏んで、みたい……っ!」




































凛「録音してた?」ヒソヒソ

加蓮「踏んでみたいのところだけバッチリ。後で聞かせてみよっか」ヒソヒソ

奈緒「だ、だから……踏むぞ、Pさん……!」

P「ああ、来い! 来てくれ、奈緒……!」

奈緒「……………………」

奈緒「…………ん、ぅっ」フミッ

加蓮「奈緒、ちょっと力弱すぎない?」

凛「見てて分かるくらい、全然力入ってなかったよ?」

奈緒「ち、力の加減が分かんないんだよ……!」フミュッ フミュッ
P(――確かに、刺激は少し足りない)

P(だけど、こうやって見上げる奈緒の恥ずかしがってる顔は、めちゃくちゃかわいい)

奈緒「うっ……ジッと見るなよ、Pさん……!」///

P(今回は踏まれながら、奈緒のリアクションを楽しむという方向がいいかもしれない……!)

P「奈緒、今からおまえのこと、ちょっとビックリさせるぞ?」

奈緒「はっ? な、何すんだよ」

P「れろっ」

奈緒「ひんっ……!?」

凛「足の裏を――」

加蓮「舐めた……!?」

P「れろっ……ぴちゃっ……」

奈緒「な、何っ……して……! くすぐっ……やめぇ……♥」

加蓮「凛!」ガシッ

凛「分かってる」ガシッ

奈緒「ちょっ……! なんだよ! なんであたしのこと捕まえるんだよぉ!」

加蓮「こうしないと、奈緒逃げるでしょ?」

凛「ちゃんとメンバー同士でサポートしないと」

奈緒「サポートも、何もっ……ん、くぅ……♥」

P「はぁ……ちろっ、ちろっ……奈緒の足、しょっぱい」

奈緒「あ、味を言うなっ……くふんっ……!」///

加蓮「奈緒、もしかして感じっちゃってる?」

奈緒「んなわけ、ないだろっ……! ただくすぐったい、だけっ……くふんっ♥」

凛「声の調子が、なんかいやらしいんだけど?」

奈緒「そんなの、出してる覚え、ねえ……っ」///

P「足の指のあいだも……れろれろっ」

奈緒「ひいんっ♥ しょんなところ舐めるなぁっ!」//////

凛(あれ? Pさんって踏まれるのが好きなんじゃなかったっけ)

凛(……まあ、楽しそうだからいいけど)

P「れろぉ……!」

奈緒「ねっとり、舐めるなっ……んぅぅっ♥ 今度はかかとっ……はぁっ、あっ……♥」

 ~10分後~

奈緒「はぁっ……はぁっ……///」ピクッピクッ

P「ふぅ……」ツヤツヤ

加蓮「事後じゃん」

凛「事後だね」

奈緒「な、に……言ってるんだ、おまえらはぁ……」ハァハァ

P「いやー、ありがとう3人とも。おかげで疲れが吹っ飛んだ」

奈緒「踏まれて回復とかしょうもなさすぎるな……」

P「そう言わないでくれ。本当に元気になったんだから」

P「仕事終わりだったのに、悪かったな。俺の趣味に付き合わせて」

凛「別にいいよ。プロデューサーの隠れた嗜好も知れたしね」

加蓮「私たちも楽しかったよ。ねえ奈緒?」

奈緒「加蓮は特に楽しんでたような気がするな……」

凛「ねえ、もしプロデューサーがよければ、なんだけど」

P「なんだ?」

凛「今後もたまになら、今回みたいに、顔を踏んで――」

 コンコンッ

 >Pさーん、そこにいますかー?

凛奈緒加蓮「」ビクッ

P「あ、ちひろさんっ? 戻ってきてたんですか?」

 >はーい。入っていいですかー?

P「は、はい。どうぞ」

 ガチャ

ちひろ「あら、トライアドのみんなも。何してたんですか?」

奈緒「え、えっと……」

凛「ちょっと、マッサージ。プロデューサーにしてもらってたんだ」

ちひろ「へえ……そうなんですか?」

P「そ、そうそう。そうです。まあ簡単な肩もみなら、素人の俺でもできるかな、と」

ちひろ「はあ、そうですか……ふーん」

P「な、何か?」

ちひろ「いえいえ、何も」

凛「……疑われてる?」ヒソヒソ

加蓮「いや、でも何してたって証拠もないし」ヒソヒソ

奈緒「大丈夫だよな……大丈夫だよなっ」ヒソヒソ

ちひろ「さ、私も戻ってきましたし……Pさん、休憩どうぞ?」

P「は、はい。じゃあ休憩に入ります」

ちひろ「凛ちゃんたちもですよ。仕事終わって帰ってきたばっかりでしょ?」

凛奈緒加蓮「はーい」

……………………

…………

……

 ~夜 事務所~
 

菜々「お疲れ様でしたーキャハッ☆」

P「ああ、お疲れ菜々」

 ガチャ バタン …カチャン

P「……………………」

ちひろ「全員帰りました?」

P「はい。鍵もかけました」

ちひろ「じゃあ、説明してもらいましょうか。日中に仮眠室で、凛ちゃんたちと何をしていたか」

ちひろ「マッサージなんて……そんなはず、ないでしょう?」ニッコリ

P「く、ぅ……!」

ちひろ「正直に言ってくれれば、怒りませんよ」

P「…………か、おを」

P「顔を、踏ませてました……! トライアドの足跡を、俺の顔に残させようとしていました……っ!!」

ちひろ「ふぅん……プロデューサーとしてそれでいいと思ってるんですか? 変態」

P「うぐぅ!!」グサッ


P「っ……も、元はと言えば、ちひろさんが悪いんですよ!」

P「俺に変な嗜好を刷り込んで、しばらく楽しんでたと思ったら、放置で!」

P「最近……最近、全然顔を踏んでくれないじゃないですかぁ!!」

ちひろ「それは……しょうがないんですよ」

ちひろ「ちょっと、その……今の私、足ガサガサなので、それで踏んであげたくないんです」

P「俺は気にしないって言ったじゃないですか!」

ちひろ「私が気にするんです! だから今日だって薬局で肌荒れクリーム買ってきたんですよ!」

ちひろ「ガサガサが治るまで我慢しててください!」

P「はぁ……マジ、かあ……」

P「はぁぁぁぁ…………」

ちひろ「……………………」

ちひろ「……しょうがないですねえ。今日みたいなことされても困りますし」

P「! もしかして、踏んでくれ――」

ちひろ「代わりのことをしてあげます。さあ、ソファにどうぞ?」

 ドサッ ギュムッ


P「んぐぅ……! ふぉ、れは……!」

ちひろ「んっ……♥ 顔面騎乗、ってやつですね?」

ちひろ「足と同じで、圧迫感すごいでしょう? 私のお尻で、ぎゅーってしてますよ?」

P「んむー……んむー……!」

P(やべ、やらしい匂いが、鼻いっぱいに……!)

ちひろ「私の足がちゃーんとキレイになるまでは、こんな感じで我慢してください」

ちひろ「浮気とか、絶対許さないですからね?」

P「」モガモガ

ちひろ「ふふっ♥ ちゃんと頷いてくれましたね?」

ちひろ「小娘たちには、絶対渡したりしませんよ……?」




END

以上、くぅ疲。
なんだこれ。
読んでいただいた方ありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom