傭兵「えー、この部隊の隊長になりました。傭兵です」女騎士「」 (17)

異世界から突如現れた魔王率いる強力な軍隊、『魔王軍』と大国王率いる『人間軍』の戦いが激化してきた今日この頃
安全な勝利の為に軍の戦力拡大を進める大国王は、騎士・貴族階級でない一般人からも軍隊員を募集することにした

審査官「では次、24番」

弓使い「あ、はい」

審査官「お前の獲物は...弓か。よし、実力を見せてみろ」

弓使い「じゃあ...あの穴に矢をすっぽりと入れてみせます」

審査官「あのような小さい穴に?」

弓使い「...」シュンッ

審査官「!お見事...寸分くるわずとは。しかも動きに無駄を感じない」

審査官「合格だ。軍へようこそ、歓迎する」

弓使い「ども」

審査官「次、25番」

傭兵「...ども」

審査官「先ほどの24番は素晴らしいかった。お前にも期待するぞ」

審査官「お前の...おい、獲物は?見たところ武闘家というわけではないだろ?」

傭兵「あ、はい。獲物はこれです」

審査官「ほう...手のひらに収まる大きさのナイフとは。それがお前の獲物でいいんだな?」

傭兵「はい」

審査官「さあ、実力を見せてみ」ザクッ

審査官「...」

傭兵「合格ですか?」

審査官「...あ、ああ」

傭兵「どーも^^」










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ーー数時間後ーー

審査官「計350人の審査が終わった、これにて審査会を終了とする!」

審査官「軍加入を認められた者達40人はこの場に残り、それ以外の者は速やかに帰れ!」

それ以外「ひでー」「もっと労われよーねぎらえよー」「鬼ー」

審査官「うるさい!さっさとここから失せろ」




審査官「君たちが共に戦ってくれることを本当に心強く思う」

審査官「ではさっそく加入手続きに、の前に。まずは君たちに私の自己紹介をしよう」

審査官「私は人間軍、副軍隊長を務めている副軍隊長だ。よろしく頼む」

傭兵「(え、副軍隊長なの!?)」

副軍隊長「まあ好きに呼んでくれて構わない。悪口や誹謗中傷もなんでもこいだ。それ相応の覚悟と勇気があればだけどな」

副軍隊長「さあ、自己紹介はこれぐらいにして」

副軍隊長「(なんで心の声が...)」

副軍隊長「さっそくだが、君たちの配属先を言っていく。番号の若い順からだ」

副軍隊長「一度しか言わないからちゃんと聞けよ?」




傭兵「...!」

弓使い「!!」

副軍隊長「以上だ、あと少ししたら各配属先までの案内役が到着する。のんびりくつろいでおけ。明日から忙しくなるから、のんびりできるのは今だけだぞ!」

剣士「よっしゃ、第2白兵隊だ!希望通り!」

魔法戦士「私も希望通りの配属だった!ああ、本当に嬉しい...」



弓使い「あの、副軍隊長殿...」

副軍隊長「なんだ?」

弓使い「なぜ私は...希望の配属先ではないのでしょうか。ここにいる大半の者が希望通りだったようですが」

副軍隊長「ああ、そうだな。不満か?」

弓使い「そういうことじゃ...ないんですけど」

副軍隊長「お前の希望は...第4輸送隊だな。無理だろ。それだけ強くて輸送を任せるのはもったいない。第1遊撃隊隊員として、私の部下として働くのがお似合いだ」

弓使い「(...楽そうな仕事がよかったのに)」

副軍隊長「おい、25番。こっち来い」

傭兵「...何?」

副軍隊長「不満か?顔に不満と書いてあるが」

傭兵「もちろん!俺の心の隙間は今すべて不満で埋まっている!!」

副軍隊長「そうかそうか、異例の大抜擢なのになー、素直に喜べばいいのに」

傭兵「だからこれが俺の素直な気持ちだって、不満なんだって」

副軍隊長「...不安でないのなら問題ないさ。頼む」

傭兵「...はあ。審査の時、張り切りすぎたな」

副軍隊長「そういうことだ。というわけで部隊長として頑張ってくれ」








ーー数時間後ーー

審査官「計350人の審査が終わった、これにて審査会を終了とする!」

審査官「軍加入を認められた者達40人はこの場に残り、それ以外の者は速やかに帰れ!」

それ以外「ひでー」「もっと労われよーねぎらえよー」「鬼ー」

審査官「うるさい!さっさとここから失せろ」




審査官「君たちが共に戦ってくれることを本当に心強く思う」

審査官「ではさっそく加入手続きに、の前に。まずは私の自己紹介をしよう」

審査官「私は人間軍、副軍隊長を務めている副軍隊長だ。よろしく頼む」

傭兵「(へー、この女の子が副軍隊長なのか)」

副軍隊長「まあ好きに呼んでくれて構わない。悪口や誹謗中傷もなんでもこいだ。それ相応の覚悟と勇気があればだけどな」

副軍隊長「では、加入手続きをしよう。この紙に署名と捺印をしてくれ」

副軍隊長「よし、これで君たちは人間軍の隊員だ、では次に君たちの配属先を言っていく。番号の若い順からだ」

副軍隊長「一度しか言わないからちゃんと聞けよ?」



傭兵「...!」

弓使い「!!」

副軍隊長「以上だ、あと少ししたら各配属先までの案内役が到着する。のんびりくつろいでおけ。明日から忙しくなるから、のんびりできるのは今だけだぞ!」

剣士「よっしゃ、第2白兵隊だ!希望通り!」

魔法戦士「私も希望通りの配属だった!ああ、本当に嬉しい...」



弓使い「あの、副軍隊長殿...」

副軍隊長「なんだ?」

弓使い「なぜ私は...希望の配属先ではないのでしょうか。ここにいる大半の者が希望通りだったようですが」

副軍隊長「ああ、そうだな。不満か?」

弓使い「そういうことじゃ...ないんですけど」

副軍隊長「お前の希望は...第4輸送隊だな。無理だろ。それだけ強くて輸送を任せるのはもったいない。第1遊撃隊隊員として、私の部下として働くのがお似合いだ」

弓使い「(...楽そうな仕事がよかったのに)」

副軍隊長「おい、25番。不満か?」

傭兵「もちろん」

副軍隊長「そうかそうか、異例の大抜擢なのになー、素直に喜べばいいのに」

傭兵「だからこれが俺の素直な気持ちだって、不満なんだって。喜びと言う感情が入り込む隙間なんて今の俺の心には無いよ」

副軍隊長「...不安でないのなら問題ないさ。頼む」

傭兵「...はあ。審査の時、張り切りすぎたな」

副軍隊長「そういうことだ。というわけで部隊長として頑張ってくれ」



傭兵は話終わる前に審査官刺したん?

副軍隊長「しかも、新設される部隊だぞ?なかなか面白いだろー」

傭兵「面白くないな...んで、何の部隊なんだ?諜報部隊か?」

副軍隊長「いやいや、諜報部隊ならすでにある。お前はこれから」

副軍隊長「『懲罰部隊』として働いてもらう」



傭兵「...」

傭兵「え」

副軍隊長「そして、この部隊は第1遊撃隊の中になる」

副軍隊長「つまりだ、お前も24番のように私の部下になるってことだ」

傭兵「...うわぁ」

副軍隊長「これからよろしく頼むぞ、私の部下たち」

副軍隊長「では私たちの隊に案内しよう。移動呪文」シュンッ



役職の設定なんですけど、部隊長と隊長は別の役職です

元帥    【一番偉い】

隊長
副隊長     

部隊長 
副部隊長   

一般兵   【入隊後、必ずここからスタート】


こんな感じです  隊の中にはいくつかの部隊があり、それらの部隊を統括するのが隊長・副隊長の仕事です

傭兵の場合、第1遊撃隊懲罰部隊所属となります


>>4岩にナイフが刺さった音です。岩に刺さるだけでも凄いのに、副軍隊長は投げたことにも気づいておらず、あまりの凄さに驚嘆した
 と言う感じの解釈でお願いします

続きは夜書きます

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