凛「ちひろさんって我慢強いですよね」 (63)

ちひろ「はい? なんです、急に」

未央「いやぁ、そういう話題になって盛り上がったんですよっ、あははは」

ちひろ「はぁ……その場に居なかった本人に向かって盛り上がったと言われましても……」

卯月「すごいですよねっ、私も頑張らなきゃ」

李衣菜「さすがちひろさん、ロックだね!」

ちひろ「あ、ありがとうございます? …………いやいやいや」

加蓮「ちひろさん? どうしたんですか?」

ちひろ「えっと……私が我慢強いって……普通だと思うんですが」

まゆ「そんなことないですよぉ? まゆも尊敬してますし」

美嘉「そうそう、アタシも尊敬しちゃう★」

未央「おおっ、カリスマギャルに尊敬されちゃうなんて……さっすがちひろさん!」

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ちひろ「尊敬って……あら? 菜々さん? なんでそんなに疲れた顔してるんですか?」

菜々「ナナには若い子たちのことがわかりません……いえ、ナナも若いですが」

ちひろ(菜々さんの自爆芸に元気がない……一体なにが起きているんです?)



奈緒「で、是非ちひろさんに我慢するコツがあれば教えてもらいたいなーって」

凛「ねっ? 良いでしょ、ちひろさん」

ちひろ「と言われましても……」

加蓮「えー? 本当は何かあるんでしょ?」

ちひろ「うーん、思いつくのは我慢した後にご褒美が待っているとか、ですかねぇ」

凛「我慢した後にご褒美…………なるほど、お預けってことか」

ちひろ「お預けって……犬じゃないんだから――」

未央「ふむ、この場合我慢するのは私たちなのか、プロデューサーなのか……」


ちひろ「はい?」

まゆ「お預けされているまゆ……お預けされているプロデューサーさん……うふふ」

卯月「ええっ!? そんなのどっちでも我慢できるわけないですよ!?」

ちひろ「んん? なんでプロデューサーさんが我慢を?」

李衣菜「我慢するのもロック、我慢しないのもロックだしねっ」

菜々「ロックって……なんなんでしょうね……」

奈緒「でもご褒美が待っているんだよな、これは有りだろ」

加蓮「ちひろさん……やはり只者じゃないね」

ちひろ「加蓮ちゃんたちは私のことどう思っているんですか……」

美嘉「うんうん、プロデューサーと付き合い長いだけあるなぁ」

ちひろ「はぁ……確かに付き合いは長いですけど……そもそも何で我慢強いって話なのかしら?」

凛「え? 何でって――」









凛「プロデューサーを襲いたくなるのを我慢するのがつらいって話からだよね」







ちひろ「はい?」

凛「ね?」

加蓮「うん」

まゆ「はい」

奈緒「だよな」

卯月「はいっ」

美嘉「ふひひ★」

李衣菜「ウッヒョー!」

未央「うんうん。だよねだよねっ☆」

菜々「あは……あはは……。こうなったら自棄ですっ! う、ウサミーン!」

ちひろ「あっ……そうなんですねー。うん、あっそろそろお仕事しなきゃいけませんねー(棒」

凛「それでちひろさんは我慢したご褒美って何をしているの?」

ちひろ「えっ」

卯月「私も気になりますっ」

ちひろ「えっ」

未央「ちひろさんレヴェルになると、すんごいんだろうなぁ」

ちひろ「えっ」

奈緒「当たり前だろ? だってちひろさんだよ?」

ちひろ「えっ」

李衣菜「うんうん、わかるわかる……ロックだよね」

ちひろ「えっ?」

加蓮「意地悪しないで教えてくださいよー、ちひろさん」

ちひろ「えっ」

まゆ「ぜひ参考にさせてください、プロデューサーさんでどんなことしているんです?」

ちひろ「えっ」

美嘉「ちひろさんのことだから…………そ、そんなっ……凄いっ///」

ちひろ「えっ」

菜々「ちひろさん…………頑張ってくださいっ」

ちひろ「えっ」

凛「ちひろさんには負けるかもしれないけど、私たちのことも教えますから」

ちひろ「あ、あの……そもそも私は別に我慢もなにもしていないんですけど……」

卯月「えっ」

加蓮「嘘っ!?」







未央「あっ、もしかして我慢せずに襲っているとか?」

ちひろ「はい!? 襲ったりなんてするわけないじゃないですか!?」

まゆ「えっ」

李衣菜「あ、あれ?」

奈緒「そ、そんな…………あんなに一緒だったのに……」

美嘉「じゃ、じゃあちひろさんはどうして正気でいられるのっ!?」

ちひろ「はいっ!?」

凛「だってプロデューサーと一緒に仕事しているでしょ!?」

ちひろ「そりゃあ……まぁ……そういうお仕事ですから」

未央「だったら……ぷ、プロデューサーを襲いたくなるよねっ!?」

ちひろ「なりませんよっ!?」

卯月「ええっ!? ならないんですかっ!?」

ちひろ「なんでそんなに驚くんですか……」

菜々「ちひろさん…………」ポン

ちひろ「菜々さん?」










菜々「…………」フリフリ

ちひろ「そんな『諦めてください』って顔して首を振らないでくださいっ!?」

未央「こうなったら…………みんな、一旦集合ー!」

菜々とちひろ以外「うんっ!」ズザッ





菜々「早いっ……まさかここまでとは……」

ちひろ「はぁ……みんな仲が良いですからねぇ(遠い目)」



凛「あっ、菜々もこっち来なよ。集合だよ?」

菜々「あっ、ハイ」



ちひろ「ドナドナドーナドーナー」

菜々「ちひろさん、止めてください……すぐ戻ってきますから」

加蓮「そ、それで本当にちひろさんはプロデューサーのことを……」

奈緒「いやいや、そんなわけないって! コスプレしたりいろいろサービスしてたし」

まゆ「はい、そこまでアピールしておいて興味がないなんて……信じられません」

李衣菜「あの……プロデューサーを襲いたくなるのってロックなんだよね?」

卯月「ちひろさん、もしかして自分で意識しないようにしてるのかな?」

未央「それだっ、しまむー! そうじゃなきゃ説明がつかないよ!」

凛「なるほど……ちひろさんは大人だからって無意識のうちに我慢しているってわけか」

美嘉「そっかそっか。あはは、ホント何もしてないなんて聞いたときはびっくりしたよー」

李衣菜「……あの…………ロック……」



ちひろ「なにか嫌な予感しかしないんですが……」

菜々「ナナはもう諦めました」

まゆ「それで……どうするんですか? まゆ的にはこのままのほうが良いと思うんですが」

奈緒「それって……ライバルが減るからか?」

加蓮「だよねぇ、たぶん」

李衣菜「り、凛ちゃん!? これって本当にロックなんだよね!?」

凛「そうだよ」

卯月「でもやっぱり私はちひろさんにもプロデューサーさんの良さを知ってほしいですっ」

未央「しまむー……うぅ……私は今、感動しているよ……ええ子や……清いっ」

美嘉「じゃあさ、アタシたちが襲いたくなった状況をちひろさんにも知ってもらえば?」

凛「なるほど……イメージしているうちにちひろさんも……」

みんな「プロデューサーを襲いたくなるはず!」


菜々「あんなこと言ってますよ?」

ちひろ「菜々さん、ちょっと事務所の留守を任せても良いですか?」

卯月「ちひろさんっ!」

ちひろ「あっ、卯月ちゃんからなんですねー、逃げられないんですねー」

卯月「想像してみてください、プロデューサーさんと二人っきりの事務所……」

ちひろ「はぁ……」















卯月「襲いたくなりますよねっ!?」

ちひろ「雑っ!? それでなにを想像すれば良いんですか!?」

菜々(ここら辺はいつもの卯月ちゃんで安心します)

卯月「ええっ!? だってプロデューサーさんと二人っきりなんですよ!?」

ちひろ「だからなんです!? それだけで襲ってたら仕事になりせんよ!?」

卯月「そ、そんな……」オロオロ

ちひろ「お、落ち着いて卯月ちゃん。はい、スマイルー」







卯月「エヘヘー、ブイッ!」

李衣菜「で、出たー! 卯月ちゃんのエヘ顔ダブルピースだぁーっ!!」

凛「やっぱり卯月じゃ駄目だったか」

未央「しまむーはやっぱりしまむーだったね」

まゆ「卯月ちゃん、可愛い」

加蓮「あはは、いくらなんでもそのシチュだけじゃねぇ……ん?」

美嘉・奈緒「ぷ、プロデューサーと二人っきり……あわわ///」



凛・加蓮「美嘉……奈緒…………」

未央「ここにも居たか……」

まゆ「美嘉ちゃんたちも可愛い」

加蓮「じゃあ、次は私かな?」

未央「おっ? 加蓮ねーか。なら安心かな」

加蓮「ふっふっふっ、任せてよ」

凛「ちひろさん、いつまで我慢できるかな?」ドヤァ

ちひろ「うわぁ……凛ちゃんのドヤ顔……」

まゆ「我慢できなくなったら言ってくださいね? プロデューサーさんのシャツを貸しますから」

ちひろ「シャツを借りてどうしろっていうんです……」

卯月「えっ? 嗅ぐんですよね?」

ちひろ「…………で、ですよねー」



加蓮「えっと、続けて良いかな? この前の事務所でのことなんだけど――」

―回想―

加蓮「おはようございまーす……ってあれ? 事務所に誰も居ない」

加蓮「事務所空けて大丈夫なのかな……ん? ちひろさんの机にメモが」

加蓮「えっと…………ふーん、すぐ戻るけどそれまでよろしく、か……あとは……」

加蓮「……プロデューサーがソファに寝てるから起こさないように? どれどれ」

加蓮「……ホントだ、ふふっ、ぐっすり寝てるよ」

加蓮「……………………プロデューサーの寝顔、可愛い」ツンツン

P「…………んん……」

加蓮「プロデューサー、私のこと好き? …………なーんて」

P「…………うん」

加蓮「!?」








P「…………むにゃ……うん」

加蓮「……………………寝言か……でもOKもらったようなもんだよね(錯乱)」
















加蓮「………………じゅるり」

――

加蓮「ってなことがあったんですよ。どうです? ちひろさん」

ちひろ「いやいやいや!」

加蓮「寝言で返事しちゃうプロデューサー、襲いたくなりましたよね?」

ちひろ「ちょっと待ってくださいっ、襲ってないですよね!? そのあと襲ってないですよね!?」

加蓮「えっ? 襲ってませんよ? 残念だけど、その後すぐにプロデューサー起きちゃったんですよねー」

ちひろ「起きなかったら襲っていたんですか……」

加蓮「うん、だって合意の上だし」



李衣菜「だ、大丈夫? みんなっ」

凛「はぁ……はぁ……この場にプロデューサーが居たら襲っていたところだよ……」

まゆ「プロデューサーさんが寝ている間にリボンで縛って……うふふ」

未央「寝ているプロデューサー……ありだねっ」

卯月・美嘉・奈緒「…………良いっ!」

菜々「李衣菜ちゃん、大丈夫じゃないとナナは思いますよ?」

加蓮「うーん、ちひろさんの反応を見ると駄目だったか」

凛「残念だったね、でもなかなかのシチュエーションだったよ」

卯月「はいっ、私も寝ているプロデューサーさんを見てみたいです!」

まゆ「寝ているだけならお薬…………いえ、隠し味を入れれば大丈夫ですよ?」

未央「あー、その手があったか……あっ、いやツカワナイヨ?」

美嘉「み、未央、使うときはアタシも呼んでよ?///」

奈緒「あ、あたしは……別に…………写真だけで良いよ///」



ちひろ「プロデューサーさんにはスタドリで頑張ってもらうしかないかも……」

菜々「事務所で寝てたらいつか襲われますよねぇ……」

凛「次は誰が行く? 奈緒? それともまゆ?」

未央「じゃあ私が行こうかなっ☆」

加蓮「未央か……読めないね……」

まゆ「未央ちゃんですか……いったい何を……ごくり」

卯月「未央ちゃんっ、ファイトですっ!」

奈緒「……そ、そうか。あたしの番もあるんだよな……どうしよう」

李衣菜「えっ、もしかして私も!?」

美嘉「あ、アタシは余裕だしっ? いくらでもあるしっ?」

菜々「何故でしょう……李衣菜ちゃんと美嘉ちゃんに親近感が……」



未央「えへへっ、この間の話なんだけど――」

―回想―

未央「はいっ、次プロデューサーの番だよ☆」

P「お、おう。しかし現役アイドルの前で歌うなんてハードルが……」

未央「あははっ、カラオケなんだからそんなの気にせず、思いっきり歌えば良いよ☆」

P「そう、だな。どうせ聞いているのは未央しかいない――」

――

凛「ちょっと待って」


未央「ん? どったのしぶりん? まだ始まっていないんだけど」

凛「……未央、もしかしてプロデューサーと二人っきりでカラオケに行ったの?」

未央「えっ? …………………………あっ」

まゆ「どうなんですか、未央ちゃん? まゆ、とっても気になるんですけど」

美嘉「アタシたち未央がプロデューサーと二人っきりでカラオケとか初耳なんだけど?」

未央「………………………………」

卯月「未央ちゃん?」





未央「でねっ、そしたらプロデューサーがさ――」ダラダラ

奈緒「うん、だからちょっと待とうか」

加蓮「わかってるよね? デートなら事後でも良いから報告しなかったらどうなるか……」

未央「ひいっ!? た、助けてりーなっ、ウサミンっ!!」

李衣菜「えっ、えっと……ロックだね!?」

未央「ロックってなにがっ!?」

菜々「未央ちゃん……強く生きてください」

未央「見捨てられたっ!?」

美嘉「じゃあ未央? あっちでちょっとお話しようか?」

まゆ「どんな言い訳が聞けるか楽しみですねぇ」

奈緒「加蓮、そっち持って」ガシッ

加蓮「うん、任せて」ガシッ






凛「それじゃあちひろさん、すみませんがちょっと席外しますね」

ちひろ「あっ、ハイ」

未央「た、助けてープロデューサーっ!?」ズルズル

卯月「み、未央ちゃーーんっ!」










ちひろ「ドナドナドーナドーナー」

菜々「ぴったりですね」

―30分後―

凛「お待たせしました、ちひろさん。それじゃあ続けましょうか」

未央「ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……」

ちひろ「はっ!? もしかして逃げるチャンスを逃しましたっ!?」

菜々「未央ちゃんはいったいなにをされたんでしょうか……」









卯月・李衣菜「ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……」

菜々「そして卯月ちゃんと李衣菜ちゃんはいったいなにを見たんでしょうか……」

奈緒「やりすぎたかな?」

加蓮「普通でしょ?」

美嘉「あっ、まゆ。袖が赤いやつで汚れちゃってるよ?」

まゆ「あら? 本当ですね……こういうのってなかなか落ちないんですよねぇ」

凛「気を取り直して次は奈緒行きなよ」

奈緒「あ、あたしか? ま、まぁ良いけど……」

加蓮「ふふふ、期待してるよ? 奈緒」

まゆ「奈緒ちゃんも油断できませんからねぇ」

美嘉「奈緒ってツンデレだから」

奈緒「なあっ!? う、うるさいうるさいっ! あたしはツンデレなんかじゃないって!」

凛「そんなことより、なにかないの?」

奈緒「そんなこと!?」

加蓮「ほら、早くーちひろさんも待ってるよ?」

奈緒「ううっ、わかったよ……えっと、事務所でなんだけど」


ちひろ「別に待ちたくて待ってるわけじゃないんですが……」

菜々「ちひろさん……誰も聞いてませんよ……?」

―回想―

奈緒「ん? うわぁ……外すごい雨振ってるなぁ……」

奈緒「朝は天気良かったのに……」

奈緒「事務所に傘置いてて良かった」




P「ただいまー、誰か居ないかー?」

奈緒「あっ、おかえりー……って、プロデューサーびしょ濡れじゃん!?」

P「おっ、奈緒が居るのか。いやぁ、降ると思わなかったんでな」

奈緒「連絡してくれたら傘持って迎えにいったのに」

P「奈緒は優しいなぁ……ついでにタオルを持ってきてもらえるか?」

奈緒「優しいって……そ、そんなんじゃないってば! ……た、タオルね、ちょっと待ってて!」

奈緒「ほ、ほらっ、持ってきたぞ、プロデューサー」

P「おう、ありがとう」

奈緒「……………………」

P「奈緒? どうした、タオルを渡してくれないと拭けないんだが?」

奈緒「………………あ、あたしが」

P「ん?」

奈緒「あたしが拭いたげるっ、ほらっ、じっとしてて!///」

P「えっ、いや別に自分で拭け……わぷっ」

奈緒「ったく、しょうがないんだからプロデューサーは///」ゴシゴシ

P「…………すまん」

奈緒「………………ったく」ゴシゴシ

P「…………なんだこの状況」

奈緒「……………………」ゴシゴシ

P「…………」

奈緒「……………………」ゴシゴシ

P「…………」

奈緒「……………………」ゴシゴシ

P「…………奈緒? もう良いんじゃないか?」

奈緒「……………………」ゴシゴシ

P「あの……奈緒?」

奈緒「……………………」ゴシゴシ

P「…………えっと」

奈緒「……………………」ゴシゴシ

P「あの……奈緒さん?」

奈緒「……………………終わったよ」

P「あ、ありがとう…………大丈夫か? なんか真顔になっているけど」

奈緒「大丈夫だよ……我慢しているだけだから」

P「そ、そうか……じゃあちょっと着替えてくるな?」

奈緒「うん、タオルはこっちで処理しておくから」

P(我慢? 我慢ってなにを? あと処理って大げさな……)

――

奈緒「ってことがあったんだ。どう? ちひろさん」

ちひろ「えっと……なんでプロデューサーさんをそんなに拭いたんですか?」

凛「雨で濡れているプロデューサーを前に我慢してたんだね」

ちひろ「えっ」

奈緒「わかるか……」

ちひろ「えっ」

加蓮「わかるよ……よく我慢したね、奈緒」

まゆ「濡れた子犬みたいなプロデューサーさん……うふふ」

ちひろ「子犬って……プロデューサーさんはそんな可愛いものではないで――」

卯月「可愛いですよっ!!」



ちひろ「あっ、ハイ」

菜々「食い気味に来ましたねー」

奈緒「ありゃ、どうもちひろさんにはピンと来てないみたいだなぁ」

未央「むむむ、手強いですなぁ」

菜々「李衣菜ちゃん、ちなみになんですが、雨に打たれるのは別にロックじゃないですからね」

李衣菜「!?」

卯月「あ、あの……奈緒ちゃん」

奈緒「うん? どうかしたか、卯月?」

卯月「ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」ソワソワ

美嘉「なになに? ソワソワしちゃって★」

奈緒「別に構わないよ。なにが聞きたいんだ?」

卯月「プロデューサーさんを拭いたタオルはどうしたの?」



奈緒・卯月以外「!?」



ちひろ「いや、『!?』じゃないですよ……」

菜々「えっ、ちひろさん。今のどうやって発音したんですか?」

奈緒「もちろん処理したよ。ほら」

凛「真空パックに……さすがだね」

加蓮「奈緒……最高だよ」

ちひろ「あっ、処理ってそういう……」

卯月「凄いよ! 奈緒ちゃん!!」

未央「やるじゃん! 奈緒ねー!」

李衣菜「!! ……やったね!」(肩パン)


まゆ「やっぱり奈緒ちゃんは油断できません」チラッチラッ

菜々「まゆちゃん、気になるなら行ってもいいんですよ?」

美嘉「あ、アタシは気になるかなー★」チラッチラッ

凛「タオルはあとで楽しむとして……李衣菜、次頼んだよ」

ちひろ「楽しむんですか……うちのアイドルは一体いつからこんな……」

菜々「ちひろさん……これでも一部ですよ……」

ちひろ「!?」



李衣菜「えっ!? 私!? え、えっと……」オロオロ

卯月「李衣菜ちゃん? どうかしたの?」

李衣菜「ええっ!? な、なんでもないよっ!?」

未央「りーな?」

美嘉「李衣菜ちゃん?」

奈緒「李衣菜はどうしたんだ?」

加蓮「さぁ?」

まゆ「一体どうしたんでしょうねぇ……」

李衣菜「えっと……ほ、ほら、こういうのは言わないのがロックというか……」

凛「李衣菜……」

まゆ「李衣菜ちゃん……」



菜々「り、李衣菜ちゃん……」オロオロ

ちひろ「菜々さん……早いほうが李衣菜ちゃんのためですよ」




みんな「ロックじゃあしょうがないね」

菜々・ちひろ・李衣菜「!?」


菜々・ちひろ「って、なんで李衣菜ちゃんが一緒に驚いてるの!?」

まゆ「あっ、李衣菜ちゃんが言わないなら、まゆも言わないことにしますね」

加蓮「あれ? 言わないんだ?」

奈緒「なんだ、まゆならすっごいの言いそうなのに」

まゆ「うふふ、もちろんありますよ? プロデューサーさんのことですから」

未央「じゃあなんでままゆは言わないの?」

まゆ「プロデューサーさんのことですから」ニッコリ



みんな「は、はい……」


卯月「うぅ……まゆちゃんの聞きたかったなぁ」

李衣菜「そのうちチャンスあるって」

凛「えっと、じゃあ……次は美嘉かな?」

美嘉「えっ」

凛「え? あと言っていないの私と美嘉だけだし」

美嘉「えっと……ほ、ほらこういうのは言わないのがカリスマっていうか?」

卯月「美嘉ちゃん……」

未央「美嘉ねー……」



菜々「えっと……『!!』……違いますね……『??』……むぅ」

ちひろ「ふふっ、コツがあるんですよ菜々さん。『!?』ってやるんですよ」



みんな「美嘉、そんなのどうでもいいから、はよ」

菜々・ちひろ・美嘉「!?」

美嘉「あ、あれー!?」

凛「ほら、美嘉。卯月も待ってるから……はよ」

卯月「楽しみだなー、まゆちゃんの聞けなかった分、期待が膨らみますっ!」

美嘉「ハードルが上がってるっ!?」

未央「美嘉ねーだしなぁ……カリスマっぽいんだろうなぁ」

奈緒「カリスマっぽいってなんだ?」

加蓮「さぁ? でもすんごいんだよ、きっと」

李衣菜「すんごい……それってロックかな?」

まゆ「違うと思いますよ? 凄いのは間違いないでしょうけど」



美嘉「あ、あはは……ど、ど、ど、どうしようっ!?」



ちひろ「菜々さん、これは助けるべきなのでしょうか?」

菜々「ナナに聞かれてもわかりませんよ……」

美嘉「え、えっとぉ……そのぉ……」

凛「どうしたの、美嘉? カリスマらしくビシッと決めてよ」

美嘉「う、うん……」チラッ



卯月「わくわく……わくわく」



美嘉(期待の眼差しで見てるーっ!?)

未央「ほらほらっ、早く早くっ☆」

美嘉「じゃ、じゃあ……と、とっておきのを聞かせてあげちゃう★」

加蓮・奈緒「いえーい! カーリスマッ、カーリスマッ!」


菜々(美嘉ちゃん……声が震えてますっ)ホロリ

―回想―

美嘉「はいはーい、プロデューサー。お弁当作ってきたよー★」

P「おっ、どれどれ。…………ほぉ」

美嘉「ったく、料理番組に出るからってわざわざ料理の腕を見なくても……」

P「そうは言うが、料理番組でネギを振り回すって前例があってだな」

美嘉「…………友紀さん」

P「まぁ、あれは料理の腕以前の問題だろうがな」

美嘉「そ、それはともかくどーよ、おいしそうでしょー★」

P「ああ、ここまでできるとは……さすがカリスマギャル」

美嘉「こ、これくらい余裕だって。ほら、食べて食べて///」

P「おう……………………うん、うまい」

美嘉「ほ、ホント? 良かったぁ……」

P「しかし……もっと賑やかな感じかと思ったら結構地味目というか……」

美嘉「えっ」

P「いや、美嘉のことだからギャルっぽくデコってるくると思っていたんだけど……」

美嘉「いやぁ……そのぉ……おかずの内容的に合わないって言うか」

P「そぼろご飯に玉子焼きにウインナー、唐揚げと煮物にひじき煮……定番と言えば定番だな」

美嘉「だ、だって……プロデューサーに食べてもらうのに失敗なんて出来ないじゃん……///」ボソボソ

P「……? ……まぁ定番というのもあっておいしいよ…………あっ、人参」

美嘉「?」

P「………………弁当箱は食べ終わったら洗って返すな?」

美嘉「……プロデューサー、その煮物味染みてて美味しいよ? ……人参とか」

P「…………おっ、そうだな。よし、残りはゆっくり食べるから」

美嘉「…………ねぇプロデューサー? 煮物の感想聞かせてよ、その人参で」

P「…………」

美嘉「…………」

P「そういえばこの日の収録なんだけど――」

美嘉「ほら箸貸して。人参はおいしいから……あーん」

P「うぅ…………あーん…………むぐむぐ……人参はおいしい、人参はおいしい」

美嘉「まったく……莉嘉みたいに好き嫌いなんてしてんじゃないの」

P「だって人参やぞ?」

美嘉「あん?」

P「……ごめんなさい」



美嘉「…………はっ!? い、今、アタシプロデューサーにあーんって!?///」

P「でもこれだけ作れるなら番組も大丈夫だな、安心した」

美嘉「う、うんっ、だから初めっから大丈夫って言ったで――」

P「お嫁さんにもなっても大丈夫だな、なんてなーあはは」

美嘉「!?」














美嘉「!?」

――

美嘉「ってな感じでさー」

卯月「あっ、うん……」

加蓮・奈緒「な、ナイスカリスマ……うん」

美嘉「あ、あれー!? 反応悪いっ!?」

まゆ「プロデューサーさんに練習って言ってお弁当食べてもらえば……うふふ」



李衣菜「もしかして…………これってロックじゃない?」

菜々「李衣菜ちゃんっ! やっと気づいてくれたんですねっ!?」

ちひろ「菜々さん……仲間が増えて嬉しそうに……」ホッコリ


凛「がっかりだよ……美嘉」

美嘉「あ、あれー? ここはプロポーズされた私を羨ましがるパターンなんじゃ!?」

凛「ふぅ……しょうがない。私がとっておきでちひろさんこっち側に来てもらおうかな」

未央「いよっ、しぶりん! 行っちゃってー☆」

卯月「凛ちゃん、頑張ってください!」

加蓮「凛なら安心かな」

奈緒「だな。覚悟しておいてください、ちひろさん」



ちひろ「あっ……そういう話でしたっけ……」



美嘉「……あれー? おかしくない? …………あれー?」

李衣菜「……あれー? ロックじゃない? …………あれー?」

菜々「二人とも……ゆっくりリハビリしていきましょうか」


まゆ「期待してますよ、凛ちゃん」

凛「任せて。さて……そろそろ私たちの本気、見てもらおうかな」

―回想―








  【自主規制】







――

凛「どうかな?」

未央・加蓮・李衣菜「お、おう」

卯月・美嘉・奈緒「はわわ///」

ちひろ・菜々「…………うわぁ」

まゆ「さすが凛ちゃんですねぇ……侮れません」



凛「ちひろさん? もしかして我慢できなくなった?」

ちひろ「もうそういうことにしておいてください……」

菜々「ち、ちひろさんの目が死んだ魚の目のようにっ!?」

加蓮「あー、やっぱりあのときプロデューサー襲って既成事実作っとけばよかったかな」

まゆ「加蓮ちゃん?」

加蓮「あっ……いや、なんでもないよ?」

未央「でも事務所で寝てたら襲っちゃいそうだよね」

菜々「いやいやいや、襲っちゃ駄目ですからね?」


奈緒「隙だらけで寝てるプロデューサー……やっぱりプロデューサーって誘い受けだよな」

美嘉「わかる」

卯月「わかります」

凛「プロデューサーは自覚していないから我慢するの大変だよね」

まゆ「ならみんなで襲っちゃえば良いんですよ、うふふ」

未央「そういえばプロデューサーは?」

卯月「今日は朝から見てませんね」

ちひろ「それが昨日は徹夜だったみたいで事務所で仮眠を……はっ!?」


みんな「!?」ガタッ









みんな「よしっ!」ダッ


ちひろ「逃げてーっ!? プロデューサーさん逃げてーっ!!」ダッ

菜々「…………」

李衣菜「…………」















菜々「…………李衣菜ちゃんも電話中みたいだし、今日はもうウサミン星に帰ろう」

李衣菜「…………あっ、なつきち? うん、私……あのね……ロックってなんだろうね」

おわり

欲張りすぎました。

次は人数減らして武内Pで普通の話を。


■去年の過去作晒し
モバP「それゆけ凛ちゃん!」
凛「加蓮、奈緒……相談したいことがあるんだけど」
モバP「アイドルたちの普段の事務所での過ごし方?」
凛「プロデューサー、何考えてんの」
凛「ごめんってば、プロデューサー」ドンドンドン
モバP「どうやら凛に嫌われたみたいなんだが……」
加蓮「凛ってさ、甘えるの下手そうだよね」

おつ

りーなが安定のにわかで安心した
おつー

乙です

あんなガチ勢に入って付いていく方が無理だわ
これはモバマスの構造と同じだな

自主規制とかナニをしでかしたのか

そりゃお前、ナニだよ…

モバマスのSSはこうであるべきなんすよ……

全員変態でこうあるべきは流石に笑うからやめろ

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