事務所
小梅「こ、こんにちは…」ガチャ
ちひろ「あら、こんにちは小梅ちゃん」
小梅「今日の事務所はひ、人が少ない…ですね…」キョロキョロ
ちひろ「みんな撮影とかレッスンで今はいないのよ。プロデューサーさんたちも付き添いね」
輝子「でも私はい、いるよ…フヒ」
小梅「あ、輝子さんこんにちは…私も机の下…いい…?」
輝子「フヒヒ…もちろんだ。小梅はトモダチだからね…」
ちひろ「あ、そういえば社長がお客様を相手にしてるから会議室には入らないでね?念のため静かにね」
小梅「は、は~い…」
輝子「フフ…それじゃあキノコの世話をす…」
ガチャ
社長「元気にしとるかね!アイドル諸君!ってちひろ君以外いないじゃないか」
ちひろ「社長、大体のアイドルは営業やらなんやらでいませんよ。あと小梅ちゃんと輝子ちゃんはいますよ」
小梅「こ、こんにちは…」フリフリ
輝子「こんにちは……」
社長「おお、机の下にいたのか。君たちに報告があるぞ。新しいプロデューサーをスカウトした!」
ちひろ「プロデューサーが増えるんですか。プロデュース経験はどれほどの方でしょうか?」
社長「ん?いや、プロデュース経験は全くないそうだ」
ちひろ「・・・・・・もしかしていつものティンときたということでスカウトを?」
社長「それだけではなく一目見て他の人と違うと感じてなぁ。それにスカウトした彼らはちゃんと活躍してるだろう?」
小梅「今のプロデューサーさん…とっても頼りにな、なる」
社長「そうだろう、そうだろう。っと、今から紹介するんだった。いつまでも待たせては悪いな」
輝子「友達になれるといいな…フヒ」
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社長「おーい、入ってきてく・・・・・・」
\キャーーーーーーーーーーー/
全員「!?」
ちひろ「扉の向こうで悲鳴!?何があったの!?」ダダッ ガチャ
珠美「あ、あわわわわわわわ」
美優「助けを呼ばなきゃ・・・・・・でもその間に珠美ちゃんが・・・・・・」オロオロ
ちひろ(扉をあけたらそこには腰を抜かしてる珠美ちゃんと戸惑ってる美優さん、そして・・・・・・)
ちひろ「ゾンビ!?」
小梅「ゾ、ゾンビ…?あ、ほ、本当だ」
輝子「小梅のファンからのお、贈り物かな・・・・・・フフ」
ちひろ「死体おくるファンってなんなの!?」
ゾンビ?「初対面の人にモノ扱いされるのは初めてですね・・・・・・それと、ちゃんと生きてますから」
珠美「キェアアアアアアアアアアアアシャベッタアアアアアアアアアアアア」ガクガクガクガクガクガク
美優「お、落ち着いて珠美ちゃん大変なことになってるわ」
社長「おや、珠美くんに美優くんも戻ってきたか。彼の紹介をするから入りなさい」
ちひろ「え?新しいプロデューサーってまさか・・・・・・」
社長「まさかも何もドアの向こうで待機してたんだ。彼以外に誰がいる?」
ゾンビ?「えーっと……立てるかな?」スッ
珠美「ひっ」
美優「あの……私が起こしますね。ほら珠美ちゃんしっかりして」
・・・・・・
社長「皆落ち着いたことだし、自己紹介を始めてくれたまえ」
ゾンビ?「初めまして。ここでプロデューサーを務めることになります。○○です」
ちひろ「よろしくお願いします。あの……ゾンビだなんていってすいません」
ちひろ(頬が痩せこけてるし肌が土気色だから間違えた……)
ゾンビ?「友人からもあだ名でそう呼ばれてましたから気にしないでください」
社長「ふぅ~む。なら早く慣れ親しんでもらうために皆もそう呼ぶことにしようか」
美優「え……でも、それはさすがに失礼じゃ」
ゾンビP「大丈夫ですよ。さっきも言った通り、慣れてますのでね」
社長「紹介も終わったことだし次は仕事の説明かな」
ちひろ「それならPaPさんたちがそろそろ戻ってくる頃だと思うので……」
ドタドタドタ
きらり「たっだいまー☆レッスンばっちしやってきたよー!」バーーーーン
ゾンビP[あっ」バシッ
ポトッ
きらり「うきゃ?」
ちひろ「えっ!?」
美優「ゾ、ゾンビPさんのう……腕が、腕がとれ……」フラッ
ちひろ「み、美優さん!大丈夫ですか!?」
PaP「おーい、きらり。ドアは優しく…三船さんどうしたんですか!」
珠美「や、やっぱりほ、本物のゾンビ…!」ガタガタガタ
ゾンビP(右腕が義手だっていうの忘れてた)
~~~~~~~
ちひろ「ゾンビPさん、小梅ちゃんと光ちゃんをレッスン場まで送ってください」
ゾンビP「わかりました、が自分まだレッスン場がどこか分からないんですが」
ちひろ「小梅ちゃんたちに案内させますよ。トレーナーさんとも顔を合わせたほうがいいですね」
ちひろ「二人とも案内よろしくね」
光「ああ、任せてくれ!これから仲間になるんだ。色々と教えないとね!」グイッ
小梅「い、行ってきます…」ガチャ
ゾンビP「今日はよろしくね。えっと名前は…」
光「南条光だ!よろしく!」
小梅「白坂、小梅です。よろしく…お願いします…」
ゾンビP「南条さんに白坂さんね。じゃあ案内を頼むよ」
光「ヒーローに任せろ!それと名前で呼んでくれていいぞ!」
小梅「私も、名前で呼んでも…大丈夫です。あ…一つ聞いてもいい…ですか?」
ゾンビP「ん、何かな?」
小梅「今までどれぐらいの人…た、食べましたか」
ゾンビP「だから本物のゾンビじゃないから!」
小梅「で、でも腕…取れたし…」
ゾンビP「おかしいな。義手と説明したはずだが……」
光「義手!?その腕作り物なのか!」
ゾンビP「え?ああ、光ちゃんにはまだ言ってなかったね。右腕が義手なんだ」
光「右腕かぁ。義手を取ったら銃が出てきたりするのか?」
ゾンビP「は?」
光「悪の宇宙人とかをその銃で倒したりするんだよね!」
ゾンビP「ここは日本だよ?」
光「あ、それなら日本刀かな」
ゾンビP「どっちにしろついてないな」
~~~~~~~
CoP「ごくっごくっ。ふぅ~きくねぇ」
ゾンビP「こんにちは。その飲んでるドリンクお店とかで見ませんが、何ですか?」
CuP「あら、ちひろさんは説明してなかったの?スタミナドリンク、略してスタドリ」
Pa「これを飲めば疲れなんて消し飛ぶし眠気もなくなって怪我も治るんだ!」
ゾンビP(怪我は無理だろ)
CoP「おれたちはこのスタドリに結構世話になってるよ」
ゾンビP「そんなに効き目すごいんですか」
PaP「しかも安くもらえるしな。ちひろさんに感謝だよ」
ゾンビP「怪我も治るんだったらおれの腕も生えてきたりして」
\ハハハハハハハハハ/
ちひろ「もう~さすがにそこまでしたら薬事法に違反しちゃいますよぉ」
ゾンビP「……ん?」
~~~~~~
ゾンビP「どこ行ったんだ……」ガサゴソ
珠美「おはようございま……」ビクッ
ゾンビP「ん?珠美ちゃんか。おはよう」
珠美「そんな低い姿勢で何をしているのですか」
珠美(そういう姿勢されるとほんとこわいです)
ゾンビP「落し物しちゃってね。今探してるとこ」
珠美「そ、それなら珠美も手伝います!」
ゾンビP「助かるよ。多分机の下とかに転がってるとは思うんだけどね」
珠美「大事なものなんですか?」キョロキョロ
ゾンビP「いつも身に着けてるものだからね。それに高いんだよ。お、あったあった」ゴソゴソ
珠美「見つかりましたか。よかったですねゾンビP殿!」
ゾンビP「代用品があるとはいえ、こっちのほうがいいからね。ほんとよかった」
珠美「ところで何を探していたのですか?」
ゾンビP「あーそういえば言ってなかった」
ゾンビP「義眼だよ」ヒョイ
(●)
珠美「」バタッ
ゾンビP「珠美ちゃん!?」
~~~~~~~~
亜季「ゾンビP殿は相当鍛えられた体をしていますね。前世・・・・・・ゴホン、前職は傭兵や自衛隊とかでありますか?」
ゾンビP「何で誰も彼も、俺が死んでる認識なの・・・・・・。別に傭兵だったとかではないよ」
亜季「もし傭兵とかだったなら、その怪我も紛争とかが原因かと思ったのでありますが」
ゾンビP「これは単なる事故でこうなっただけ。そういえばサバゲーが趣味だっけ?ごめんね自衛隊とかじゃなくて」
亜季「ああ、いえ自分が思い込んでいただけであります。それにしても一般の方と比べてすごい筋肉でありますね」
ゾンビP「片手でもちゃんと重い物持てるようにしないと大変だからね」
亜季「ゾンビP殿は、重そうな荷物も軽々運んでましたね。どれぐらいまで持てるのでありますか?」
ゾンビP「割と前の話になるけど100㎏とかは持ち上がったかな」
亜季「ほわっ!?」
CoP「スタドリ飲めばおれもいけるか?」
PaP「それでもよくて両手で60㎏だろうな」
ゾンビP(飲んで筋力上がるとかそれって……いや考えるな。おれの知るところではない)
~~~~~~~~
机の下
輝子「キノコーキノコーボッチノコー」
乃々「おはようございます……」コソコソ
輝子「やぁ…お隣さん」
乃々「何故かここは落ち着きます。気が付くと机の下にいます…」
輝子「キノコも育ちやすい…親友の机は最高だぜ。フヒヒ」
乃々「でもそんな安息も束の間で、プロデューサーさんが私を地獄に引っ張っていきます…」
乃々「新しいプロデューサーさんはとても怖いし…曲がり角でバッタリ会うと心臓が止まる思いです…」
輝子「ホラー映画から飛び出してきたような見た目…だからね」
乃々「何度も顔を合わせてるのに怯えているんじゃ、あの人にも失礼だとはわかっているんですけど…」
輝子「いい…方法があるぜ…フフフ」
乃々「ホラー映画を見て慣れるとかじゃ…ないですよね?」
輝子「きのこを植え付ければいい…」
乃々「え?」
輝子「きのこが生えればそれはもはや親友…乃々と私は友達で、つまりキノコと友達…友達なら怖いことはない…」
輝子「し、知ってるか…人間の体は半分以上が水でできていると。それにゾンビPの体は土みたいな色だ…生えるぜ…きっと」
乃々「あの人に生えるんですか…?ホラー映画みたいになりそうですけど…」
乃々「それにあの人は外を歩くことも多いし、キノコが育たなそうなんですけど…」
輝子「左目が義眼らしい…体の中なら暗いはずだから義眼の代わりに入れてもらう…」
乃々「目からキノコが…」ゾワワワワワッ
輝子「冗談…フヒ。おれの片目はそういうためにあるんじゃないと叱られたからね…」
乃々「既に挑戦してたんですか…」
>>光「義手!?その腕作り物なのか!」
>>ゾンビP「え?ああ、光ちゃんにはまだ言ってなかったね。右腕が義手なんだ」
>>光「右腕かぁ。義手を取ったら銃が出てきたりするのか?」
光さん、そこは「カセットアームなのか?」だろ
~~~~~~~~
PaP「抜き打ちアイドルクイズゥ~!!!」
ゾンビP「は?」
CuP「今から4人のアイドルを呼ぶわ!年齢の低い順に並べてあげてね!」
CoP「それではカモォ~ン」
菜帆・亜里沙・珠美・若葉「はーい」ゾロゾロ
ゾンビP「すいませんが、あまり顔を合わせたことのないメンツもいて……」
CuP「だからこそよ。これはもっとアイドルを知ってもらうという意味もあるから」
CoP「実際に並べて表情で判断されないように紙に書いて発表するぞ!」
ゾンビP(珠美ちゃんの年齢はわかってるけど他がさっぱりだからなぁ……)サラサラ
ゾンビP「うーん多分こうかと……」
PaP「それでは発表ドン!」
l 日下部<珠美<持田<海老原 l
CoP「ああ、一人しかあたってないわ」
ゾンビP「一人だけ!?」
CuP「それじゃあ正しい順番はいどーぞ」
珠美<菜帆<若葉<亜里沙
ゾンビP「なんという正解率の低さ」
CuP「ちなみに若葉ちゃんは20歳よ。成人してるのよ成人」
ゾンビP「」
若葉「ううう……まだお姉さんとしての魅力が足りないのでしょうか」
菜帆「ちなみに私は何歳だと思いましたー?」
ゾンビP「24ぐらいかと……」
PaP「……17なんだぜ」
ゾンビP「嘘でしょ!?雰囲気がもう高校生じゃないでしょ!!」
菜帆「そんなに高校生らしくありませんか?」
ゾンビP「あ、いやなんというか大人っぽいっていうかね?……ごめん」
PaP「これは俺の勝ちだったな」
CoP「あ、今金ないからあとで渡す」
CuP「バカ!今その話すんな!」
ゾンビP「おい、これ賭け事のためにやったのかよ」
~~~~~~
みく「お腹すいたにゃあ。今日のお弁当はハンバ……ってないにゃ!のあにゃん!!」
のあ「心配することはないわ、みく。あるべきとこに還った。それだけのことよ」モグモグ
みく「人のお弁当くっといてなんでそんな誇らしげなの!?」
のあ「ふふっ、短気は損気よ。ちゃんと対価は用意してるわ。はいアジフライ」
みく「それじゃあ対価とはいえないにゃあああああああああああああ」
七海「お魚さん美味しいのにもったいないれす~」
ゾンビP「猫キャラなのに魚苦手って……それも個性か。七海ちゃんは魚は好きなのかな?」
七海「栄養もあるお魚さんはだ~いすきれす~。ゾンビPさんもお魚すきれす?」
ゾンビP「普通といったところかな。魚の小骨とかあると食べづらいんだよねぇ」
アーニャ「確かにそうですね。骨をうまく取れずにいるとルィバ…魚の身がぼろぼろで、食べにくいです」
七海「ゾンビPさんは好きな食べ物はあるんれす?」
ゾンビP「肉が好きだなぁ~。焼肉とかもいいし刺身もうまいよなぁ」
アーニャ(見た目どおりですね)
七海「お肉といっても種類がありますよね。一番好きなお肉はなんれすか~?」
ゾンビP「一番ねぇ……どのお肉も好きで甲乙つけがたいね。あー肉食いたくなってきた」ジュルリ
アーニャ(「どの」お肉も……)
正解発表されても性と名で表記バラバラだとわからんwwww
>>23
まだ慣れてないアイドルなら苗字呼びが普通かなと思ってこうなっちゃいました
~~~~~~~~~
涼「なぁ……本当に行くの?」
小梅「だ、だめ…かな?」ジー
涼「あーもうわかったよ行くよ行く」
ゾンビP「何の話かな?」
涼「うおっ」バッ
小梅「こんにちは…」
ゾンビP「ホラー映画好きみたいだけど、まだ俺には慣れてくれないのかな?」
涼「ち、違うよ。いきなり話しかけられて驚いただけだし」
小梅「あ、ゾンビPさんも…一緒に肝試しい、行きません…か?」
ゾンビP「肝試し?別にいいけどどこに行く気なの?」
小梅「あの子に教えてもらった墓地…です…」
ゾンビP「あの子?」
涼「幽霊のことだよ……小梅は見えるし話せるっぽいけど」
ゾンビP「え、マジモン?」
涼「マジだよ……やばい考えると背筋がゾクゾクしてくる……」
ゾンビP「ホラー映画見てるのにか」
涼「本物は無理なんだよ!」
ゾンビP「でも墓地の方はまだ出ると決まったわけじゃないだろう」
小梅「あの子は出るってい、言ってました…」
ゾンビP「本物のお墨付きかよ……」
涼「むしろあたしはゾンビPさんみて叫び声あげそうだわ」
ゾンビP「思いっきり驚かせてくれって?」
涼「絶対すんな!」
???「夜の墓地が3人のデーッドスポット……ふふっ」
ゾンビP「あ、高垣さんも連れてこう」
楓「ええっ」
~~~~~~~~
真奈美「ゾンビP、今日もお邪魔していいかい?」
ゾンビP「またですか……。アイドルなんですから少しは考えてくれてもいいんじゃないですかね」
真奈美「当然バレないようにはするさ。ちゃんとお礼だってする、悪くはない条件だろう?」
ゾンビP「確かに片手じゃ何かと不便ですから助かりますが……」
亜季「私も参加させてほしいであります!」ズズイ
真奈美「亜季もこういってるんだ。美女二人のお誘いなんだ。君もうれしいんじゃないかな?ふふ」
ゾンビP「分かりましたわかりましたよ。でも絶対にマスコミとかに気づかれないようにお願いしますよ」
ちひろ「ゾンビPさん、今の話どういうことですか!こんな短期間でアイドル、しかも二人に手を出すなんて!」
ゾンビP「あ、ちひろさん。誤解です。決してちひろさんの考えてることでは」
真奈美「何ならちひろさんもまざってみるかい?一緒に流す汗もいいものだよ」クス
ちひろ「な、何さりげなく4Pのお誘いしてるんですかぁ!!許しませんよそんなの!」
亜季「いいですなぁ、ストレス解消にもなるでしょうし一緒にしましょう!筋トレ」
ちひろ「え?」
真奈美「彼の家はトレーニング器具がおいてあってね。度々使わせてもらっているんだ」
ちひろ「スポーツジムがあるじゃないですか。なんでわざわざ家で……」
真奈美「あそこは男性の目が気になってね……それにナンパしようとする者もいて集中できないんだ」
ちひろ(確かに木場さんや亜季ちゃんは運動をすると目を引きますね。上半身で)
真奈美「彼の家ならそんな目なんて気にする必要はないからね。肌が多少出てる格好でも気にならないわけさ」
ゾンビP「俺も男なんだがなぁ」
真奈美「家にお邪魔させてもらってる代わりに料理を彼にふるまっているんだ。分かってくれたかな」
ちひろ「分かりましたけども、マスコミはそんなのお構いなしなんですよ。バレたら……」
真奈美「そんなへまはしないさ。皆に迷惑をかけたくはない」
亜季「素人とは鍛え方が違います。隠密行動などできて当然であります!」
ちひろ「はぁ……分かりましたよ。気を付けてくださいね」
ゾンビP「あ、木場さんそれなら献立はお肉で……」
真奈美「だめだ。この前も肉だったじゃないか。同じものばかり食べてないで、少しは健康に気を使ってくれ」
ゾンビP「ちゃんと考えて鶏肉、豚肉、牛肉といった感じにローテーションしてますが」
真奈美「肉から離れろと言っているんだ!」
~~~~~~~
朋「おぉ~ちひろさんやっぱり手綺麗だね~」
ちひろ「アイドルではないけど女の子だからね。これぐらいはしないと」
ゾンビP「おはようございます。藤居さん、ちひろさんの手を取って何してるのかな?」
ちひろ「あ、おはようございます。朋ちゃんに手相を見てもらってるんですよ」
ゾンビP「へぇ~手相をねぇ。占いすきなんだっけ」
朋「ええ、そうよ。あ、財運線がいい形になってるね。ここって仕事や金運に関わる線なのよね」
ちひろ「っしゃっ!」ガッツ
朋・ゾンビP ビクッ
ちひろ「あ、ごめんなさい・・・・・・」
朋「ああ、うん大丈夫大丈夫。それじゃゾンビPさんのも見ようか」グイッ
ゾンビP「ああ、ちょっとそっちは」
朋「遠慮しなくていいよ。え~っと、仕事の運勢はばっちりだねこの仕事になって正解だったかもね。他に
は・・・・・・」
朋「・・・・・・生命線がない!?」
ちひろ「えっ」
ゾンビP「義手じゃなくて本物の手の方みてくれない?」
朋「あ、ごめんそうだった。・・・・・・左手のも生命線ないわよ?」
ゾンビP「えっ」
~~~~~~
レッスン場
未央「ふい~、レッスン疲れたなぁ」
卯月「今日のレッスンはちょっと難しかったからね~」
ゾンビP「二人ともお疲れ様。迎えに来たよ。ついでに飲み物も買ってきた」
未央「おぉ!さすがゾンビPさん気が利く!」
卯月「ありがとうございます」
ゾンビP「動き回ってきつかっただろうし少し休んでこうか」
卯月「ちょっと足が震えちゃってるから助かります!」ストン
未央「んぐっんぐっ、ぷはぁ。ところでゾンビPさん迎えに来るとき、ここまで来るのと外で待ってるときあるよね。なんで?」
ゾンビP「あー、気づいてたか。ちょっと言いにくいんだよなぁ」
未央「嫌いな子の時だけ外で待ってるとか?あ!それとも好きな子がいるからレッスン場まできてるのかなぁ~?」ニヤニヤ
卯月「未央ちゃんそんなこといっちゃダメだよ。本当に嫌いなら迎えにくるわけないし!」
ゾンビP「仕事だから結局迎えに行かなきゃならないんだよそれは。そもそも好き嫌いという理由じゃないし」
未央「え~それじゃあなんなの~教えて教えて~」
ゾンビP「・・・・・・マストレさん」
卯月「え?」
ゾンビP「マストレさんがレッスン担当の日に俺が行くと特製ドリンク飲まされてトレーニングもやらされる」
未央「そういうことだったか・・・・・・。でもトレーニングなんて普段からしてるし辛いのはドリンクだけじゃない?」
ゾンビP「量だけで言えばその日のアイドルたちの数倍以上のメニュー用意してんだよあの人・・・・・・」
卯月「がんばってますね・・・・・・」
ゾンビP「だからあの人の担当の日はなるべく避けて、避けられないなら出会わないように外にいる」
未央「徹底してるね・・・・・・」
ゾンビP「俺に何度もトレーニングさせて、あの人一部でなんて呼ばれてるか知ってるか?」
卯月「いえ、なんて呼ばれてるんです?」
ゾンビP「ネクロマンサーだ」
未央「なんで!?」
ゾンビP「トレーニングの光景がゾンビを使役してるように見えるから」
~~~~~~~~
ゾンビP宅
ピンポーン
ゾンビP「お、きたか」ガチャ
真奈美「やぁ、またお邪魔するよ」
時子「ふぅん?新人プロデューサーにしてはいい家じゃない」
ゾンビP「あれ、財前さん?」
時子「私以外の何に見えるの?左目だけじゃなく右目も義眼なのかしら」
真奈美「人目に触れずに集中して筋トレしたいらしくてね」
時子「私の鍛える姿なんて下僕たちが易々とみれるものではないのよ」
ゾンビP「努力してるとこを見られるのが恥ずかしいと」
時子「ふんっ」ゲシッ
ゾンビP「いてっ」
真奈美「時子。これから一室を借りる家主に対して失礼だ」ジロ
時子「私に対して知った風な口を聞くからよ。ゾンビP、さっさと案内しなさい」ツカツカ
・・・・・・・・
時子「はぁ……はぁ……」ポタッポタッ
ゾンビP「67、68、69……」グッグッ
時子「トレーニング始めてから休憩なしで、今は片手で腕立て伏せ。どこかおかしいんじゃないの?」
ゾンビP「日々の積み重ねだな。財前さんも続けていればこれが普通になるよ」
時子「そんな暑苦しいのは私にはいらないわ。……ねぇ少し休んでいいかしら」
ゾンビP「自主練なんだから自由に休めばいいと思うが」
時子「じゃあ遠慮なく」ドカッ
ゾンビP「うおっ、何で背中に乗るんだ……」グラッ
時子「目の前に椅子があるから座っただけよ。あなたもいいトレーニングになるでしょう?」ニヤ
ゾンビP「別にかまわないけど、疲れてるんだし落ちないように」
時子「家畜が暴れただけで慌てふためくような女じゃないわ」
ゾンビP「じゃあ遠慮なく……ふっ、ふっ、ふっ」グッグッ
時子(……っ!?思ったより揺れて)
時子「あっ……ちょ……」グラァ
時子「きゃあ!」ドサッ
ゾンビP「あっと、だから言ったのに……」
後日 事務所
時子「……」
ボヨーンボヨーンボヨーン
凜「ねぇ、ちひろさん。時子さん何であんな真剣にバランスボール乗ってるの……」
ちひろ「いえ、私にもさっぱりで……。聞きたくても聞けない雰囲気ですし」
時子(次こそは乗りこなして見せる)ボヨンボヨンボヨン
~~~~~~~~~~~~~~~~
あやめ「ふっ、そやっ!」シュシュッ
ガチャ
ゾンビP「ん?浜口さん何してるの?」
あやめ「ゾンビP殿おはようございます。手裏剣やクナイの投擲の練習です!あやめは忍びゆえ!」
ゾンビP「そうか忍者系アイドルだったね。でもそれ作り物としても投げる簿はちょっと危ないんじゃない
?」
あやめ「私もそこまで浅慮ではありませぬ。そりゃっ」シュバッ
ゾンビP「うおっ!」ボヨンボヨン
ゾンビP「ってやわらかっ!これ布で出来てるな。ぬいぐるみみたいに綿つまってるのか?」モフモフ
あやめ「フフフあやめが手芸でこしらえた安全手裏剣です!」
ゾンビP「浜口さん器用だね。子供たちが喜びそうだな」
あやめ「忍びとして当然です。ゾンビP殿の義手も作りましょうか?」
輝子「ならキノコも・・・生やして欲しい・・・」ヒョコッ
あやめ「ふむっ、なかなか面白そうですね」
ゾンビP「いや義手としてそれはおかしい」
きらり「ハートとか~可愛いものたくさんつけてキュンキュンな義手はどうかにぃ?」
穂乃香「ぴにゃこら太もつけてはどうでしょう!」
柚「そしたら毎日グサァーッ!できるね!」
あやめ「リクエスト承知しました!やりがいがありそうです」
ゾンビP「そもそも今ので間に合って・・・・・・というか周りの意見取り入れすぎだろ」
~~~~~~~
礼「今日もお仕事楽しかったわ~。もっと色んななぞなぞ調べてこなきゃ」
礼「後は帰るだけだけど、とりあえずお仕事の報告してからね・・・・・・あら?」
礼「事務所暗いわねぇ。まだちひろさんとかいるはずなのに・・・・・・」
ピチャ...ジュル...
礼「何かしらこの音?雨漏りでもしてるのかしら。とりあえず事務所入らないと」ガチャ
小梅「・・・・・・」シーン
礼「こ、小梅ちゃん!?どうし・・・・・・」
ゾンビP「ヴアァァァァ・・・・・・オォォォォ・・・・・」グチャッグチャッ
礼「ひっ」ビクゥ
礼(こ、小梅ちゃんをた、食べて・・・・・・・)
ゾンビP「グルルルル」クルッ
小梅「・・・・・・」ドサッ
礼「こっちに、きてる。何で小梅ちゃんを・・・・・・に、逃げないと」ガク
礼「足が震えて動かない・・・・・・。こ、こないで・・・・・・」
ゾンビP「オォォォォォ」ズリィ・・・ズリィ・・・
礼「あ、誰か・・・・・・」カチカチ
ゾンビP「ヴアァァァァァ」グアッ
礼「ひぅっ」ビクン
シィーーン
礼(・・・・・・何も、こない?)チラッ
{ドッキリ大成功}
礼「!?」
ちひろ・ゾンビP「イエーーーーーーーイ!」
小梅「い、いえーい・・・」パチパチ
ゾンビP「ドッキリでしたー!どうでしたか俺の演技!血の代わりのケチャップが口に入ってしょっぺえ!
」
ちひろ「さすがでしたね!見てるこっちがハラハラしたぐらいです!」
礼「」
ゾンビP「篠原さんもいいリアクションありがとうございます!怖がりと聞いてましたが相当でしたね」
ちひろ「ではターゲットの礼さんご感想を!」
・・・・・・
ちひろ→(*) <前が見えねえ
ゾンビP→(*)
~~~~~~~~~
ゾンビP「おろ、どこいったんだ?」キョロキョロ
ちひろ「どうしました?」
ゾンビP「ちょっと暑いから義手を外してそこに置いてたんですが、いつの間にかなくなってて」
ちひろ「・・・・・義手とはいえ腕一本落ちてるとか怖いんで気をつけてください」
ゾンビP「ええ、それは分かったんですが。う~んどこいったかな」
昌葉「あ、ゾンビP。すまない無断でちょっと義手を借りたぞ」ヒョイ
ゾンビP「驚くから借りるなら一言いってく・・・・・・このメタリックなアームはなんだ?」
昌葉「だから君から借りてた義手だよ。最初から型があると作る手間もある程度省けていいな」
ゾンビP「何で改造したんだ・・・・・」
昌葉「人型ロボットの製作を考えていてな。その一歩としてアームの制作をしたかったんだ」
ちひろ「もはや形しか元と似ている部分ありませんね」
昌葉「完成はしたが動作確認はまだだ。というわけで着けてくれ」
ゾンビP「ちょっと目を離したらこうなるとはな。ってこれ重いなおい」ガシャン
昌葉「色々と機能を詰め込んだからな!前腕部分に手を当てて内側にスライドしてみてくれ」
ゾンビP「えーとこうか。うお、手首から先が伸びたぞ」ガション
昌葉「これで遠くのものも掴めるぞ!握力は木場さんを基準にして制作したからどんな物でも落とさない」
昌葉「更に手のひら側の腕にあるボタンでウサミンロボと通信も行える!」
ゾンビP「よくもまぁこんな短時間で作れたもんだ。・・・・・あっつ!この義手あっつ!」ジュウウ
昌葉「排熱が上手くできてなくて使ってるとすぐに高熱になってしまうのが難点だな」
ゾンビP「先に言えよ」ガション ギリギリギリ
昌葉「あがががががががが!熱い熱い熱い!!!」バタバタ
ちひろ(早速伸縮機能使って昌葉ちゃんにアイアンクローを決めてますね)
~~~~~~~~~~
ゾンビP「ちひろさん、相談したいことが」
ちひろ「ドッキリのことですか?顔面めりこまされない相手にしましょうね」
ゾンビP「いやそうじゃなくて。年少のアイドルについてです」
ちひろ「あの子達がどうかしたんですか?」
ゾンビP「あの子たちには問題はないんですけど、上手く接することができなくて・・・・・・」
ちひろ「小梅ちゃんや珠美ちゃんは普通に接してるじゃないですか」
ゾンビP「あの子達は例外なんです。自分の顔ってあれでしょう?だから子供が怖がっちゃってて」
ちひろ「見た目がとても怖いですからねぇ。笑顔とか作っても下手すれば逆に恐怖を煽りますし・・・・・・」
ちひろ「黙ってても怖いですし、むしろ積極的に話しかけてみてはどうでしょう」
・・・・・・
ゾンビP(とはいってみたものの)
由愛「・・・・・・」サラサラ
ゾンビP(この子はハードル高い気がする。・・・・・・いやどちらにしろ挑戦しないことには始まらないか)
ゾンビP「成宮さん何描いてるのかな」ガタッ
由愛「あっ・・・」ビクッ
ゾンビP「ああ、ごめん。いきなりで驚かせちゃったかな」スッ
由愛「・・・・・・」ススッ
ゾンビP「・・・・・・」スッ
由愛「・・・・・」ススッ
ゾンビP「・・・・・・」
ゾンビP「・・・・・・・」シュバッ
由愛「」ビクッ ササッ
ゾンビP「・・・・・・」シュバッ
CoP「・・・・・・」シュバッ
ゾンビP・CoP「・・・・・・」シュババババババ
由愛「あ、あうぅ・・・・・」オロオロ
由愛「ふえっ」ジワァ
ゾンビP・CoP「あ」
・・・・・・
真奈美「それで、どうして由愛を泣かせたのかな?」ギリギリギリギリ
ゾンビP「最初は仲良くするつもりだったけどぉぉぉ!なんかからかいたくなってぇぇぇぇ!」メキメキメキ
早苗「女の子を泣かせちゃうほどしたらいけないってのは君ぐらいの年なら分かるでしょ~?」ギリギリ
ゾンビP「おっしゃるとおりぃぃぃぃぃぃあああああちぎれるこれちぎれる首も足も義肢になるううううう
うう」
CuP「木場さんのキャメルクラッチと早苗さんの逆エビ固め・・・・・・これを耐えられた人はいないわ」
幸子「そもそも同時に食らった人なんて今までいました?」
加蓮「されるようなことするとしたらCoPさんだけど、もし食らってたら死んでそうだよね。ところでCoPさ
んは?」
ちひろ「あの人は別の部屋でお仕置きくらってますよ」
パシーン \ンホオオオオオオオオオオオ/ \気持ち悪い声を上げるな豚が!!/
ああ、間違えてた申し訳ない
一発変換できるようにしたほうがいいかもしれない
~~~~~~~~~~~
ちひろ「そういえば先日CuPさんがスカウトした方が見学にこられるそうですよ」
ゾンビP「新しいアイドルですか。ここのアイドルは大体がスカウトでしたっけ。皆積極的ですね」
ちひろ「勧誘方法についてはともかく熱意は相当ですよ。ゾンビPさんもスカウトしてみてはどうでしょう」
ゾンビP「そうはいってもですね?この顔見たら普通の人は警戒するし、子供にいたってはダッシュで逃げますよ」
ちひろ「挨拶しただけで通報されかねない時代ですからねぇ・・・・・・なかなか大変ですね」
ゾンビP「通報どころか撃たれた事あるんですがね」
ちひろ「え!?それってどういうこ・・・・・・」
コンコン
ゾンビP「おや、来客のようですね。スカウトしたという人ですかね」スクッ
ちひろ「いや、今の話について詳しく!」
ゾンビP「来客の対応があるんですし後ですよ」ガチャ
???「あ、こんにちは。先日CuPという方にお話を・・・・・・あら?」
ゾンビP「げ!」
???「・・・・・・転職でもなさったんですか?とりあえず、お久しぶりです」
ゾンビP「お久しぶりです・・・・・・柳さん」
・・・・・・・
ちひろ「お二人とも知り合いだったんですね」
ゾンビP「昔撃たれた事があるといいましたよね。柳さんは、その時に入院してた病院の看護婦です」
清良「柳清良です。ゾンビPさんの言うとおり看護婦をしてます。相変わらずですね、顔色も」
ちひろ「やっぱり昔っからこんな肌の色してるんですね・・・・・・」
ゾンビP「あの時、搬送された俺を霊安室に置こうとした奴は許せませんね」
清良「胸倉つかんで怒鳴ってましたね~。とても撃たれた人には見えませんでした」
prrrrr
ちひろ「あら、少々失礼しますね~」
清良「・・・・・・こんなとこにいるだなんて驚きましたよ。前のお仕事に不満でもあったのですか?」
ゾンビP「それはこっちも同じですよ。看護婦のお仕事に不満があるわけでもないでしょう?」
ちひろ「ええ、しょうがないですねそれは。分かりました。ゾンビPさん。CuPさん来れないので清良さんの案内を」
ゾンビP「え?どうしたんですか」
ちひろ「ちょっと仕事先でトラブルが発生して戻ってくるのに時間かかるそうです」
清良「あらぁ、そうなんですか。でも知り合いが一緒の方が、余り緊張しないのでそっちのほうが嬉しいです♪」
ちひろ「柳さんもこう言っているのでお願いしますね?」
ゾンビP「分かりました。とりあえずレッスンの見学からしましょうか」
レッスン場
ガチャ
ゾンビP「失礼しますよ。レッスンの見学をさせてもらいますがよろしいですか?」
トレーナー「あ、こんにちは。見学ですか?構いませんよ。でもお静かにお願いしますね」
ゾンビP「分かってますよ」
トレーナー「それじゃあ気を取り直して続けていきますよ。次のステップでは右足の・・・・・・」
清良「元気に動き回ってますね。あの子達のように動けるかしら」
ゾンビP「柳さんなら大丈夫だと思いますけどね。病院勤務で動き回ってるじゃないですか」
清良「うふふ、そうでしたね。・・・・・・ゾンビPさんが事務所のときから気になってるここにきた理由ですが」
清良「私は患者さんを元気にさせることが嬉しくて今のお仕事についています」
ゾンビP「昔話してくれましたね」
清良「私をスカウトしたあの人からアイドルになればあなたなら、もっとたくさんの人を元気にできると言われました」
清良「それでもまだ迷っているんです。アイドルになって本当に皆を元気にできるか・・・・・・。あなたは、どう思います?」
ゾンビP「できますよ。必ず」
清良「それは私を誘ったあなたの同僚がそう思ったから?それともあなた自身が?」
ゾンビP「俺自身がです。自信を持ってください。いつもの柳さんは患者さんたちに元気を与えています。いつものあなたでいいんです」
清良「ふふっ、あなたの言葉を聴けて、決心がつきました。この事務所にあなたがいてくれて本当に良かった」
楓「とても楽しそうですね。CuPさんの言っていた女性ですか?」
ゾンビP「あ、お疲れさまです楓さん。柳さん、この方は高垣楓さんです。モデルからアイドルに転向したんですよ」
清良「これからは清良でいいですよ。アイドルになるんですから。初めまして高垣さん。病院勤務をしています。柳清良です」ペコ
楓「あら、そうなんですか。医者からアイドルだなんていしゃしゃか覚悟が必要ですね」ニコ
清良「え?え、ええ、そうですね」
ゾンビP「この人はいつもこんな感じですから気にしなくていいですよ。ところで楓さん、もう一人はどこに?」
???「そりゃー!」フニョン
清良「きゃあ!」ビクッ
ゾンビP「あ、棟方!いきなり何してるんだ!!」
愛海「これからアイドルになるんでしょ?スキンシップだよ~ウヒヒ。棟方愛海です!よろしくね清良さん!」モミモミモミモミ
清良「そうね、これからよろしくね愛海ちゃん。アイドルになるんだから仲良くしないと。・・・・・・でもね」ニコ
ゾンビP(あ、これは)
清良「悪い子はお仕置きよ?」
愛海「え?」
ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゾンビP「で、出たーーー!キヨラツイスト!!セクハラするエロガキやエロオヤジ、迷惑かける患者を黙らせた必殺技だーー!!」
楓「そんなにすごいんですか?」
ゾンビP「あの技を一度受けた相手は業を受けた恐怖によって悪さをしなくなり、病院の環境がよくなるぐらいです」
ゾンビP(だがもっとひどい奴には更に上のお仕置きがあるんだよなぁ・・・・・・そのときの清良さん怖すぎ)
~~~~~~~~~
仁奈「むむむ・・・・・・」
美優「仁奈ちゃん、どうかしたの?悩み事かしら」
仁奈「あ、美優おねーさん!こんにちはでごぜーます。きぐるみについてです!」
美優「きぐるみがどうしたの?解れたとかなら私が直してあげるけど」
仁奈「違うです。仁奈のきぐるみはそんなにやわじゃねーです。新しいきぐるみを考えてるのです」
美優「新しいきぐるみ?」
仁奈「仁奈のきぐるみは常に進化を繰り返していくのです。今度は羊よりもモフモフしたのを探してるのです」
美優「羊よりも柔らかい動物・・・・・・う~ん思い当たらないわ」
仁奈「絶対に見つけるでごぜーます!羊よりもふもふで寝心地のいいきぐるみを!」
後日
仁奈「おはようごぜーます!」ガチャ
PaP「おう、おはよう仁・・・・・・ブフォッ」
美優「仁奈ちゃんおは・・・・・・!?」
PaP「に、仁奈・・・・・・その格好どうした」
仁奈「ふっふっふ。驚きやがりましたか。これこそ仁奈の求めていた答えです!」
仁奈「この枕きぐるみが!」ドドン
PaP「どういう発想だよ・・・・・・」
仁奈「仮眠室で寝ている杏おねーさんの枕を見て気づいたのです!枕こそが羊を超える存在だと!」
美優「でもこんなきぐるみがあるなんて驚いたわ」
仁奈「鈴帆おねーさんに話したら作ってくれやがりました。とってももっふもふです」
PaP「ああ、通りでつぎはぎが多いわけだ」
仁奈「では美優おねーさん!仁奈でゆっくり眠りやがってくだせー!」ゴロン
・・・・・・
仁奈「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・」
美優「ふふっ」ナデナデ
PaP「枕が膝枕されてるよ」ハハハ
~~~~~~~~~~~
ゾンビP「・・・・・・なるほど、以前クラリスさんを見かけましたがあれはボランティアでしたか」
クラリス「ええ、ゾンビP様も今度一緒にどうでしょうか。人々の喜ぶ顔というのは、とても暖かくうれしいものですよ」
ゾンビP「裏方でもいいなら手伝いますよ。ボランティアとはいいますがしっかり休息もとってくださいね?」
クラリス「もちろんです。自分の体もままならない状態では奉仕もできませんので」
紗南「あー!ゾンビPさんとクラリスさんがお話してる!大丈夫なの!?」
ゾンビP「大丈夫って俺は何もしてないぞ・・・・・・」
紗南「違うよクラリスさんの方じゃなくてゾンビPさんの方。消滅しちゃうんじゃないの?」
ゾンビP「はぁ?」
紗南「だってゾンビでしょ?聖なるものとかに近寄ったら昇天しちゃうんじゃないの」
クラリス「まぁ、そうだったのですか?ゾンビP様、そうとは知らずに申し訳ありません・・・・・・」
ゾンビP「そんなことぜんぜんありませんが」
紗南「え~だってそれが理由で聖ちゃんにも近づかないって麗奈ちゃんに言われたよ?」
ゾンビP「変なこと吹き込みやがってあの小悪党アイドル」
クラリス「あの、本当に大丈夫でしょうか?無理をなさっているのでは・・・・・・」
ゾンビP「だーかーら本当に大丈夫ですって!」
~~~~~~~~
CoP「ふぅっ、ふぅっ。荷物が重い・・・・・・」ヨロヨロ
ゾンビP「そうですか?CoPさん力ないんじゃない?俺片手で持てますが」
CoP「あなたは片手でしかもてないでしょうに・・・・・・。とはいえ少しは鍛えたほうがいいかなぁ」
真奈美「ふむ、なら今夜は君もゾンビPの家にくるかい?私がしっかり教えようじゃないか」
マストレ「体を鍛えたいのか。なら私も協力しようじゃないか」
ゾンビP「はぁおおおうっ。マストレさん!?」ビクッ
亜季「私たちでCoP殿を鍛えなおすであります!」
・・・・・・
ゾンビP宅
ゾンビP「清良さん助けて!CoPが息をしてないの!」
清良「そこに体を横にして寝かせてください!
真奈美「むう、まだ始まったばかりだというのに」
マストレ「こんなすぐにヘバるとは情けない・・・・・・。相当な運動不足なようだ」
ゾンビP(一般人でも立てなくなりそうなメニューだったと思うんだけどね)
清良「人工呼吸を!」
留美「私がするわ」バッ
ゾンビP「ちょっと和久井さんどっから湧いて出たんですか。いませんでしたよね?」
留美「そんなのは後よ!事態は一刻を争うわ!」スゥー フゥー
清良「AEDの充電が終わりました!離れてください!」
ゾンビP「うちにそんなもの無かったはずなんですがぁ!?」
懸命な救命処置とスタドリによってCoPは息を吹き返しました
~~~~~~~~
巴「ゾンビP、この前のことすまんかった。あいつも反省しとる」
ゾンビP「ん?あー、あれね。俺もやりすぎたから気にしないで」
ちひろ「この前?何かあったんですか?」
ゾンビP「先日の収録で村上さんを迎えにいって、コンビニ前まできたんですよ」
巴「そしたらうちの若いもんがそれを見て勘違いして食って掛かってしもうたんじゃ」
・・・・・・
『てめぇお嬢に何のようだこのシャブ中野郎が!!』グイッ
・・・・・・
ゾンビP「まぁ、いきなり掴み掛かられて暴言吐かれて、ね」
ちひろ「ゾンビPさん大丈夫だったんですか!?どこか怪我とか・・・・・・」
巴「怪我したのはうちの若いほうなんじゃ・・・・・・」
ゾンビP「カチンときてしまって、頭つかんで思いっきり地面に叩きつけてしまったんです・・・・・・」
ちひろ「え」
巴「びっくりしたわ、人間があんなに跳ねるだなんて思いもせんかったけぇ」
ちひろ「その、怪我された方は大丈夫なんですか」
巴「入院することにはなったが問題ない。むしろ顔に迫力つくようになったわ」
~~~~~~~~~~
遊園地
小梅「うぅ・・・・・」
輝子「大丈夫か・・・小梅。ジェットコースターは・・・ちょっとつ、辛かったかな」
ゾンビP「こっちの絶叫系は耐性がなかったか。あそこのベンチで少し休もうか」
小梅「は、はい・・・。せっかく連れてきてくれたのに・・・ご、ごめんなさい」ストン
ゾンビP「何言ってんだ。楽しんでもらうためにつれて来たんだ。無理して遊ぶためにきたんじゃないんだ。気にするな」
輝子「ゆっくりしよう・・・この間に次にどこいくか・・・き、決めよう・・・フヒ」
女「次どこいくー?まだまだ回ってないとこあるね」スタスタ
男「ここはアトラクションが豊富だな。結構楽しめるな」スタスタ
女「あ、でもお化け屋敷だけ妙にボリューム少なかったよね」
男「確かに、驚かしてくる箇所が少なかったな。そこだけ惜しいよな」
輝子「・・・・・・あの人たち、もしかして」
ゾンビP「俺たちより後に入った奴だろうな。ご愁傷様」
小梅「あ、あの子が・・・張り切っちゃったから・・・」
ゾンビP「俺は全く張り切ってなくてこれだしな・・・・・・」ハァ
輝子「お化け役がゾンビPに驚いて・・・あの子が追い討ちかけてた」
スタッフ「あ、何こんなとこでサボってるんですか!早く戻ってください!」
ゾンビP「俺は従業員じゃねぇよぉ!!!」
~~~~~~~~
ゾンビP「はっ!!」ピキーン
ダダダダッ ササッ
輝子「ど、どうしたゾンビP・・・。机の下にもぐりこむなんて・・・」
ゾンビP「嫌な予感がした」
輝子「嫌な予感・・・?」
ガチャ
マストレ「やぁ、皆元気にやっているか」
ゾンビP「そら来た。隠れるところがあって助かったぜ」ボソボソ
輝子「なるほどな・・・マストレさんが・・・来るのを察したんだな」
マストレ「ゾンビP殿は・・・・・・いないか。PaP殿、新作ドリンクを作ったんだ。ちょっと飲んでみてくれ」
PaP「え?まぁそのくらいなら構いませんが」グイッ
ゾンビP「あーあ飲んじまった」
輝子「え?」
PaP「オボブッ!!」ブボッ
マストレ「む・・・・・・どうやら味について改良を加えねばならないか・・・・・・・」
輝子「なんで味見をさせて・・・じ、自分で味見しないのか・・・?」
ゾンビP「しても意味ないんだ。あの人は味音痴だから気づかないんだよ」
輝子「ゾンビPもあれを飲んだのか?」
ゾンビP「一口飲んで理解したぞ。料理させたらまずい人だとな」
輝子「り、両方の意味でか・・・フヒヒ。上手いこというぜ・・・」
乃々「事情は分かったけど狭いんですけど・・・・・・・」ギュウギュウ
~~~~~~~~~~
ゾンビP宅
ゾンビP「ふっ、ふっ、ふっ」
真奈美「よし、100回だな。前よりも更に速くなってるな」
ゾンビP「最近は体の調子も良くて絶好調ですね。頑張ればもう少し縮むか。ところで・・・・・・」チラッ
ベテトレ「体の柔軟性をもっと伸ばしていこう。深く呼吸をしながら曲げていくぞ」
亜季「了解であります!」ググーッ
菜々「こ、腰が・・・・・この年で、ゲフンゲフン若さに任せてがむしゃらに動きすぎました・・・・・」
早苗「現役時代でこんなことなかったのに・・・・・・」ピクピク
清良「無理はいけませんよ。安静にしてくださいね。湿布張りますよ~」
ゾンビP「トレーニング環境が非常に充実してるなぁ」
真奈美「ボイストレーニングも行えるようにしてみるかい?」
ゾンビP「生憎とボイスレッスン行えるほど防音性はよくないんでね」
真奈美「晶葉にでも頼めば喜んで手がけそうだ」
ゾンビP「家までいじくられるのはちょっと・・・・・・」
~~~~~~~~
時子「・・・・・・」イライライライラ
清良「ゾンビPさん・・・・・・財前さん、さっきから苛立ってますけどどうしたんでしょうか」
ゾンビP「どうやら愛用してた鞭が壊れたようで」
清良「そういえばいつも手に持ってましたね。それほど大事なものだったんですか」
ゾンビP「愛着はあったでしょうね。ただあの人の場合ショックというより、違和感でイラついてる感じか」
清良「前から思ってたんですが何で鞭を持ってるんでしょう・・・・・・」
ゾンビP「素手で叩くよりも爽快感があるとかなんとか」
清良「そもそも何かを叩くということがおかしいと思いますよ?」
ゾンビP「そこはまぁ置いといて。時子さんに機嫌直してもらわないと子供たちが怖がったままだな・・・・・・」
有香「鞭と同じ感覚であれば苛立つことはないんですか?」
ゾンビP「あ、中野さん。本人に詳しく聞いてはないけど多分そうなんじゃないかな」
有香「それなら心当たりがあります。あたしに任せてください!」タタタッ
清良「あ、あの大丈夫でしょうか。下手にやって怒らせたら・・・・・・」
ゾンビP「あの子自体強いんで叩かれると言うことはないんじゃないですかね」
後日
時子「シュッ」ヒュッ
PaP「おあああああああっ!」バシィィィン
有香「いいしなり具合ですね!流石です!」
ゾンビP「ちょっと中野さん。何教えたの?めっちゃ腕しなったんだけど」
有香「鞭打です!鞭のようにしならせて相手に叩き込む技で、平手による攻撃なので相手のガードも貫通できます!」
ゾンビP「よくこんな短期間で習得できたもんだわ・・・・・・」
有香「私も驚きました。やはり鞭の扱いは一流みたいで、この技の感覚をすぐ理解できたようです」
ゾンビP「脱力してふにゃふにゃの時子さんとか新しいな。とはいえあの格好はキャラとミスマッチだわ」
PaP「分析してないでたす、オアアアアアアアアアアアア!!!」ベッシィィィィィン
ゾンビP「あとが残っても清良さんが手当てしてくれますよ~」
清良「止めることはしないんですね」
鞭打を習得したけど鞭がない違和感は残ったので結局縄跳び持つことで解決しました
~~~~~~~~~~~~
晶葉「ふんっ!くぅぅ~~~」プルプル
唯「あと少しで地面に体つくよ~がんばれがんばれ☆」
晶葉「・・・・・・っぷはぁ!どうにも思うように曲がらないな」
有香「焦ることはありません。体の柔軟性は少しずつ伸ばしていくものですから」
唯「って有香ちゃんめちゃめちゃ曲がってる!」
有香「空手は稽古の初めに入念なストレッチをしますからね。そのお陰でこんなに柔らかくなります」
唯「柔らかくないとできなさそうな技とかあるからね~。踵落としとかできるの?」
有香「その程度なら問題ありませんよ」シュバッ
晶葉「おお、綺麗に足が上がったな。足が真上を向いた状態になっていたぞ」
有香「でもこれ使う機会がないんですよね・・・・・・使うべき相手が私より背が高いことが多いですから」
ゾンビP「踵落とししてるの見えたけど空手講座でもしてるの?」
唯「あ、ゾンビPちゃん。踵落としできる?ゾンビPちゃんならすごい様になるよ」
ゾンビP「無理」
唯「えー?どうしてー」
ゾンビP「足が上がらないんだよ。ホラ」スッ
晶葉「95度ぐらいしか上がってないな・・・・・・」
有香「ん~勿体無いですね。使えれば武器になるでしょうに」
唯「本当にそこまでしか上がらないの?頑張れば行くんじゃない?ほれほれ~♪」
ゾンビP「うお、いきなり足掴まないでくれ。危ない」
有香「私が支えるので唯さんいっちゃってください」ガシッ
唯「あいあいさー☆」
ゾンビP「いやだから上がらないっていだだだだだだだだ」
晶葉「さっぱり上がらないな。死後硬直が進みすぎてるか」
ゾンビP「何で皆そう俺を殺したがるの?」
くるみ「ふえぇ・・・・・・体が地面につかないよぉ・・・・・・ぐすっ」ポヨン
菜帆「う~ん私もつかないなぁ。もっと体柔らかくならないと~」ボヨン
晶葉「・・・・・・」
ゾンビP「晶葉、目が怖いぞ」
~~~~~~~~~~
TV局
オツカレサマデース
早苗「ん~っ、今日のお仕事終わりっと」
ゾンビP「お疲れさまです。今回の撮影上手くいきましたね。」
早苗「お姉さんはテレビの前でも絶好調よ。それにしても最近付き添いがずっとつくわね」
ゾンビP「まぁ、不審者の情報が出てきて、最近物騒ですからね。襲われた後に動いてちゃ話になりません」
早苗「あたしなら襲われてもそんな奴ちょちょいのちょいよ」
ゾンビP「倒すことが出来ても怪我をしない保障がないでしょうよ。アイドルなんだからそこも考えないと」
ゾンビP「とはいえ、早苗さんほどでないにしても他のアイドルに護身術を教わらせた方がいいかも」
早苗「それなら元警官のあたしが指導してあげないとね~。君も一緒に受ける?」
ゾンビP「相手の手足掴めたら振り回すだけで何とかできるんで大丈夫です」
早苗「そんなことできるの、君かゴリラぐらいよ」
~~~~~~~~~~~~~~~~
事務所
時子「・・・・・・」ボヨンボヨンボヨン
時子(あれ以来バランスボールを続けてはいるけど何度もゾンビPの背中から振り落とされてしまうわね・・・・・・)
時子(どうしたらあいつを乗りこなすことができるのかしら)
柚「あ、時子さん!それ面白そうだね。次アタシもやりたいなぁ~」
時子「お遊びでやってるわけじゃないのよ。邪魔しないでもらえるかしら」ボヨンボヨン
柚「えーすごい面白そうなのになー」
仁奈「柚おねーさん何してるでごぜーますか?」ガバッ
柚「おっとっと~。時子さんとお話してたんだよ。あ、仁奈ちゃん今日はコアラのきぐるみなんだ!」
仁奈「コアラの気持ちを完璧に理解するですよ。落とされないようにしがみ付きます!」
柚「じゃあアタシもコアラの気持ちになるよ~。とうっ」バッ
PaP「うおおいきなり飛びついてくるな!っていうか二人の体重がかかっておもっ!」
時子(・・・・・・これだわ!これならあいつに落とされない)
ゾンビP宅
ゾンビP「・・・・・・なにしてんすか」
時子「これならあなたがどう動こうか私が振り落とされることはないわ」(コアラ状態)
ゾンビP「体裁とかそういうの考えてくれないかなぁ」
清良「・・・・・・」
ゾンビP「ほら、清良さんがすごい威圧感出してるああ違うんです俺は悪くないんですほんとです信じて」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ゾンビP「日菜子ちゃん迎えに来たよ」
日菜子「ああ、うれしいです。きっとこれも運命なんですね。日菜子はこのために・・・・・・むふふ」
ゾンビP「・・・・・・また妄想に浸って」
日菜子「あ、お疲れさまです。むふ、あなたも一緒にどうですか。素敵な世界が見えますよ」
ゾンビP「残念なことにもはや妄想でも現実的なことしか思いつかない年なんでね」
日菜子「残念です。一緒に世界に浸ればどれだけ楽しいことか」
ゾンビP「一体どんな世界なのやら」
日菜子「むふっ、今日は片腕の巨人から守ってくれる王子様という妄想でした」
ゾンビP「うーん、その巨人って誰をモデルにしてるんだろねー」
日菜子「何か問題があるなら片目の巨人に変更しますね。妄想しなおすので少し待っててください・・・・・・むふふ」
ゾンビP「変わってないように感じるんだけどな。というかもう行かない?ってああ、だめだ聞こえてないわこれ」
ゾンビP「はぁ、担いでいくか。他のこのお迎えもあるし」ヒョイ
日菜子「むふ、むふっ、むふふふふふふ」
?「お、おい待て!」
ゾンビP「んあ?」
日菜子「むふ?」
男「女の子を担いでどこに連れて行こうとしている!最近噂の不審者か!!」
ゾンビP(あー疑われてるのか。なんか日菜子ちゃんの妄想の再現になってないか?)
男「しかも良く見たらその子はアイドルの日菜子ちゃんじゃないか。貴様どういうつもりだ!」
ゾンビP「日菜子ちゃん。妄想が実現したような雰囲気だけどどう思う?」
日菜子「違う」(真顔)
ゾンビP・男「え?」
日菜子「身長185cmの細マッチョじゃないそれに担いでいたバッグを武器になんかしないそんな猫背じゃない
きらっと光るような歯でもない爽やかな印象のする声でもない足なんか震わせない服装だってそんな暗い服じゃない
顔立ちも違うもっと切れ長の目をしているはずだし眼鏡だってしていない青髭なんてない。違う、私の妄想とは違う」
日菜子「チェンジ」
男「あ・・・・・・はい」トボトボ
日菜子「はっ、妄想が途切れてしまって神経質になってました」
ゾンビP「日菜子ちゃん疲れてるんだよ・・・・・・多分、そうだよきっと。うん」
~~~~~~~~~~~~~~~
事務所
ゾンビP「おはようございます」ガチャ
ちひろ「おはようござ・・・・・・きゃあああああああああああああああああ」
ゾンビP「うおっ」ビクッ
清良「ち、ちひろさん何が・・・・・・っ!!」ズザッ
ゾンビP「あ、清良さん。ちひろさんが俺を見るなり絶叫してしまって。何度も見てる顔なのに」
ちひろ「ひぃぃぃいいいいいい」ブルブルブルブル
清良「ちひろさんじゃなくても悲鳴あげますよ・・・・・・ゾンビPさん義眼つけてないんですから」
ゾンビP「え、あーやっちゃった。道理で道行く人が全員どいてくれるわけだ」
清良「以前、私のいた病院に入院してた時も夜にうろついて同じ事件起こしてましたね」
ゾンビP「アイドルたちにみられる前にどうにかしないとな。朝にこんなの見たら仕事に影響出そうだ」
清良「あら?私はアイドルじゃなかったんですか?」
ゾンビP「そういう意味で言ったんじゃないですよ。あなたも大事なアイドルですから」
清良「ふふ♪ありがとうございます。まぁ私なら他の人よりは耐性がありますしね」
ちひろ「それよりもその片目をなんとかしてくださいよ!!」
~~~~~~~~~~~~~~
早苗「はいはーい、これから護身術指導始めまーす」パンパン
早苗「不審者の噂もあるんでちゃんと覚えなさいよ~」
ザワザワ ガヤガヤ
ゾンビP「ちゃんと聞いとけよ。いつでも俺たちが送迎できるわけじゃないんだからな」
早苗「というわけでまずは背後からいきあんり抱きつかれたときの対処法ね?」
PaP「不審者役は愛海な」
愛海「ほあ!?ちょ、ちょっと待ってよこういうのは普通あたしじゃなくてプロデューサーとかがやるもんじゃ」
CuP「あんたの普段の行動を考えてこの配役よ。あ、今回だけは揉んでもいいわよ」
愛海「ほんとに!?しょうがないなぁもう。人の嫌がることを進んでやれって先生にも言われてるし!」
愛海(うひひひお山をもむ許可もらえるなんてついてるぅ~)
早苗「それじゃあ始めるわね。後ろから抱きつくようにお願いね」
愛海「はぁ~い♪それー!」モニュン
早苗「ほい」グリイ
愛海「みぎゃっ!」ビクン
早苗「胸を掴んでくる痴漢にはこうやって手首をひねり上げるのよ~ちゃんと見なさいよ?」
早苗「これが難しいなと思ったら、足ね。カカトで相手の足、特につま先を狙って踏む!」ドン
愛海「ぎゅぅっ」
早苗「かかとで踏むのは相当威力があるから子供でも普通に攻撃になるわよ。後は頭突きとかかしらね」
ゾンビP「万が一顔にアザついたらまずいしそこは俺が・・・・・・」
早苗「いやねぇ、流石に女の子相手なんだしそこまでしないわよ」
PaP「お仕置きも兼ねての不審者役だったからな。さすがにこれでお役目終了かね」
清良「頑張った愛海ちゃんはちょっと休憩しましょうね」スッ
愛海「そのお山で休憩していいんですかやったーーー!!」ムギュン
清良「きゃっ」
愛海「あぁ~お山に包まれてるぅ~極楽極楽」スリスリ
清良「・・・・・・愛海ちゃん、休憩前にもう一つ護身術の練習しましょうね」ニコ
愛海「マジッスカ」
ギャーーーーーーーーーーーーーーー
CuP「これがキヨラツイストよ~ちゃんと見なさいね~?」
小梅「あ、あれも覚えなきゃ・・・・・・ですか?」
ゾンビP「いやあれはやりたい人だけでいいから」
~~~~~~~~~~~~~~
みちる「もぐっ、ふぐっ、ふごご」
志乃「あら、みちるちゃん。相変わらずよく食べるわね。私までお腹減っちゃいそう」
みちる「んぐっ、ごくん。志乃さんも一緒にどうですか?ワインにつければ好みの味になると思いますよ」
志乃「つけパンねぇ。それじゃあ一つ頂こうかしら」
ゾンビP「事務所でワイン飲むのやめてくれません?」
志乃「パンにつけるだけよ?」
ゾンビP「結局アルコール摂取してるじゃないですか。ダメですって」
楓「・・・・・・」イソイソ
ゾンビP「日本酒でやるのもダメですよー楓さーん」
楓「残念です」シュン
早苗「なになに?お酒あるの?」
ゾンビP「飲ませませんよ」
友紀「お、何の話~?お酒?お酒?」
ゾンビP「あーもう、どんどんきてんじゃねえよ!蟻かあんたら!!」
~~~~~~~~~~
レナ「前々から気になってたんだけど」
CuP「うん?」
レナ「CuPさんって何で男なのにそんな言葉遣いなの?そっち系なの?」
ゾンビP「俺も気になってたんですよね~。本当のところどうなんです?」
CuP「この口調はこの仕事に就いた後になったものよ。だからケツを守る動きやめろ」
ゾンビP「冗談デスヨ冗談。とりあえずそっち系じゃないってことですね」
レナ「プロデューサーになった後に口調変えたってことね。社長命令かなにか?」
ゾンビP「社長がCuPさんをアイドルにしようとした名残・・・・・・?」
CuP「その発想には恐れ入るわ。社長を何だと思ってんのよ」
ゾンビP・レナ「変人」
CuP「話を戻すわ。仕事のために自発的にこの口調にしたの」
レナ「否定しないのね」
ゾンビP「できないんだろうな」
CuP「担当アイドルも性格は様々でしょう?活発な子がいればおとなしい子もいる」
CuP「でもね、その中に臆病な子までいちゃってね。オドオドしちゃって円滑なコミュニケーションが取れなかったの」
ゾンビP「輝子ちゃんとか?」
CuP「アレはちょっと違う。それで何でそんなに緊張してるのか考えたのよ。私が年上で男だからなのかもと思ったの」
ゾンビP「最初はほとんど知らない相手ですからね警戒というかなんというか」
CuP「口調だけでも女っぽくしたら少しは親しみ湧くかもと思ってこうなったのよ」
レナ「そんな理由があったのねえ。あ、ゾンビPさんもCuPさんの真似したらいいんじゃない?」
CuP「いいわねそれ。誰にも負けない個性だわ」
ゾンビP「近寄る人がいなくなりそうなんだが」
~~~~~~~~~~~~
事務所 倉庫
ガチャ
ゾンビP「・・・・・・」
加蓮「例のものは?」
ゾンビP「これだ」ガサ
加蓮「中を確認させてもらえるかな」
ゾンビP「ああ、好きにしろ」
加蓮「・・・・・・うん、間違いないね。確かに私が頼んだものだよ。ああ、我慢できないよ」
ゾンビP「そうだな。早速お楽しみと・・・・・・」
「そこまでだ!加蓮!」
加蓮「CoPさん・・・・・・っ!つけられてたの!?」
ゾンビP「そんなばかな!ここにくるまでにあの人に会うどころか視界にすらいなかったぞ。なぜバレたんだ!」
「それはですね。私の鼻がそれの臭いを感じ取ったからですよ」
加蓮「みちる・・・・・・!
真奈美「やれやれ、君も加担しているとは困ったものだよ」
CoP「全くです。さぁその袋をさっさと渡すんだ加蓮!」
真奈美「実力行使になる前にね」
加蓮「い、嫌だよ!何でこんなことも許してくれないのCoPさん!」
ゾンビP「加蓮の言うとおりだ。別にいいじゃないか!何で!」
加蓮・ゾンビP「何でハンバーガー食べちゃだめなんだ!(なの!)」
CoP「ファーストフードばっかり食いすぎだから禁止してんだろ!健康に気を使えって言ってるんだ!!」
加蓮「やーだー!ファーストフードが好きなんだもん。ファーストフードと結婚するの!!
CoP「できるかぁ!!」
真奈美「ゾンビP、君は肉ばかり食べすぎだと前にも言っただろう!」
ゾンビP「今は牛、鳥、豚だけじゃなく鯨や羊とかも入れてバリエーションを増やしてるんですよ!」
真奈美「私の話を全く理解してないじゃないか!」
おまけ
みちる「とりあえずそれをこちらに・・・・・・」ジュル
加蓮「い、嫌だよ。アタシとゾンビPさんのしか入ってな・・・・・・」
シュンッ
みちる「・・・・・・」ガサ
加蓮「あ!ゾンビPさんのハンバーガー!」
ゾンビP「か、かえ・・・・・・」
みちる「フゴッ」
ゾンビP「」ガクッ
真奈美「袋に入っている中身だけを抜き取るとはね。流石に驚いたよ」
みちる「お母さんならもっと上手く取りますよ。抜き取る時に包装紙も中に残します」
真奈美(パンへの執念は母親譲りなのかな)
加蓮(あたしのは無事なようだね)コソ
CoP「みちるちゃん、加蓮の分も食ってやって」
加蓮「いやーーーーーーーーーー!!!」
~~~~~~~~~~~
菜々「ふんふふ~ん♪」
ちひろ「どうしたんですか?妙にご機嫌ですね」
菜々「収録に行った番組で身体年齢を計ったんですけど、計測結果が20代と出て若いですねって褒められたんですよ。キャハッ」
ゾンビP「17歳なら若いのは当たり前なんじゃ」
菜々「へ?え、ああっいやですね?菜々は体がちっちゃいし運動神経もよくないからこんなにいい結果になるとは思ってなかった
ということでして」アタフタ
ちひろ「まぁ、本人が喜んでるならいいじゃないですか」
ゾンビP「言えてますね。それにしても身体測定かぁ。自分だったら何歳になるんだろうか」
ちひろ「あなたの場合菜々さんたちとは別方向の測定になりそうですね」
加蓮「そういえば今思ったんだけど、ゾンビPさんって今いくつなの?」
ゾンビP「ん、俺か?三十だがそれがどうかしたか」
菜々「えー!ナナより年上!?」
ちひろ「菜々さん。成人してるなら誰でも高校生より年上ですよ」
菜々「はっ、そうでした」
晶葉「ふむ、享年三十歳か。見た目のせいで年齢の判別がつきづらいな」
加蓮「三十でもギリギリ二十代前半でも納得しそうな感じだよね~」
ゾンビP「若いって言いたいの?老けてるって言いたいの?後さりげなく俺を死んだことにするな」
~~~~~~~~~~~
ゾンビP「こっちの書類は置いといて、え~っと次の書類はっと」コツン
清良「あら、ゾンビPさん。落としましたよ」ヒョイ
ゾンビP「ああ、どうも。清良さん」
清良「これくらい何でもないことですよ。何かお手伝いできますか?」
ゾンビP「そうですねぇ・・・・・・。いや、丁度いい具合だし時間も昼になったから休憩挟みましょうかね」
ちひろ「あ、もうそんな時間なんですね。私も休憩しましょうか」
清良「お二人ともお仕事お疲れさまです♪」
ゾンビP「清良さんは午後からレッスンでしたよね。その時は送りますよ」
清良「ええ、お願いしますね」
ちひろ「ゾンビPさんも仕事に慣れてきてますね。最初は他の子達と少しぎこちなかったですが」
ゾンビP「未だに慣れてくれない子もいますけどね。そこは追々何とかしていきますよ」
ちひろ「清良さんもアイドルの活動はどうですか?」
清良「とてもいい調子です。それに退屈もしませんし、ゾンビPさんが手伝ってくれてるから頑張れます」
ゾンビP「それは嬉しい限りです。この仕事は色々な子がいて自分も退屈はしませんね」
ちひろ「二人とも問題なくやれてるようで何よりですね」
ゾンビP「さぁてと午前のレッスン終わる子もいるし迎えに行きますよ。ついでに昼飯も買ってきます」
ちひろ「行ってらっしゃい。確かレッスン受けてるのは加蓮ちゃんたちですね」
ゾンビP「さーてと今日はハンバー・・・・・・はっ」
清良「ハンバー?今日は何を食べるんですか?」ジロ
ゾンビP「さぁ、何でしょうかねー」ダダッ
のあ「・・・・・・」スッ
ゾンビP「うぼぁっ」ズデェン
清良「はい、捕まえました」ギュッ
ゾンビP「のあさん何で邪魔するの!?」
のあ「この前のロケでお弁当はハンバーグ出るって言ったのに私のだけなかったわ」フイッ
ゾンビP「今そのこと言う!?というかあれはスタッフのミスだから俺悪くないですよね!!」
のあ「その時はみくのハンバーグとしゃけを交換してもらったから何とかなったわ」
ゾンビP「何それ尚更俺が転ばされる理由なくない?」
ちひろ(そもそもその交換は合意の上なんでしょうか)
清良「それよりも何度言っても食事を改めない人にお仕置きが必要ですね~」
ゾンビP「あ、ちょっと清良さんまっ・・・・・・」
グアーーーーーーーーーーーーーーーーー メキメキメキ
ちひろ「退屈しませんねぇ。この事務所は」
ここら辺で終了します
次に何か投下することがあったらしっかり最後まで書き溜めておきたいと思いました
書き溜めておかないとずるずる伸びていくしかないから気をつけないと
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