【艦これ】「陽炎家の一族」 (295)
のんびり更新
注意※独自解釈相当アリ
たまに安価
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あ、エロもありで
そうだな、まずどこから話そうか。
俺?俺はあれだよ、唯のサラリーマン。
まあ残業に休日出勤上等の毎日だけど、氷河期の時代にしてはいいところに、ね?
大学を卒業して早7年、今じゃあ立派な社畜でございます。
楽しみはうちに帰ってからの晩酌、まあ健康的ではないけどこのくらいご褒美が無いと。
平和だよ、毎日。
それなりの大学を出たからそれなりの場所に就職出来たんだよね。
大手の○○重工、あ、社名はマズイか。
そこで、営業って言ったらあれだけど、まあ、そんなこともしていた。
幸い、理系の学校だったから、色々資格もあったし、同期に比べて割と大事な仕事を任される様になったんだ。
どっこい、それが運の尽き、というのもアレだけど、まあアレだったんだよ。
男「帰りました」
上司「お、お疲れ。今日は直帰で良かったのになあ」
男「まだちょっと勉強したいことがあったので」
男「俺、作るのは何とか勉強したんですけど、解体の方は…」
上司「ああ、色々面倒だからな、作るのも壊すのも」
上司「しかし、まさかな」
男「ええ、あとは解体だけですね」
上司「最終作戦が成功、鎮守府とやらは解体かあ」
男「まあ俺たちは末端も末端ですけどね」
男「鎮守府周りの設備、根幹の部分は全部国が握ってますし」
上司「しかし、あの妖精さんってのは何だったんだろうなあ」
男「さあ…」
上司「曲がりなりにも、日本で一二を争う企業なんだけどねえ…」
男「わからないもんですね」
上司「現状先進国しか艦娘が無いってのも不思議だよな」
男「ああ、何でもちゃんと元の艦が媒体になってるみたいですからね」
男「とにかく俺の仕事はあと少しでおしまいってところですかね」
上司「いやあ、入社以来ずっとこのプロジェクトをやって来てくれていたからなあ」
上司「私みたいなここに異動して2年の素人よりも余程君の方が私の位置が似合うよ」
男「いやいや、俺はまだ青二才ですよ、ケツの青い若造に何を期待しているんですか」
男「それに入社以来ずっとこの場所にいるんです。仕事なんて馬鹿でも全部覚えちゃいますよ」
上司「言っても、ここでバリバリやれてるんだからこれから先、どこ行っても潰しが効いてしまうのが憎いなあ」
男「何れにしても、後始末はしっかりやらないといけませんね」
上司「いや、あと少しだ。私も無力だが頑張ってくれ」
男「はい」
今日も、何とか終電に乗ることに成功した。
何しろ、法学系は学生の頃から忌避していた分野であるから、何かと体力を使ってしまう。
学問に対するアレルギーというのは丁度今飛んでいる花粉の様に後々までズルズルと引きずるのだ。
駅前のコンビニでワンカップとするめとおでんを購入して、マンションに帰った。
最近、どうもビールの味が薄く感じてしまう。
いよいよ中毒の域に入っているのだろうか?
酒とおでんで遅い夕食を食べて、布団に入った。
明日は5時起きで横須賀の鎮守府に行かなくてはならない。
起きた。
自分は低血圧であるから、起床にたっぷり15分をかける。
こればっかりは中学生の頃から変わっていない。
目覚ましを起きたい時間の15分前にセットしておくのだ。
顔を洗い、着替えた。
ベーコンと卵をフライパンで焼いて、食パンの上に乗せて食べるのが最近の朝食のマイブームだ。
さて、行って来ます。
一人暮らしの部屋に、そう告げてから家を出た。
横須賀は、海軍の街。
親父がそう言って、子供の頃に一回だけ戦艦三笠に連れて来てくれたことがある。
子供心に、すごい街だなあ、と思ったが、まさかその街に週二で通うことになるとは、運命のいうものはわからない。
そんな毎日も、あと少しで終わりだ。
横須賀通いのお陰で、朝に弱い体質を自分なりに克服出来たことがこの7年間で一番変わったところである。
男「こんにちはー」
艦娘が消え、ガランとした鎮守府にはぽつぽつと作業員と妖精がいた。
妖精「やあ、お疲れさん。もう少しだねえ」
男「はい、7年間お世話になりました」
男「妖精さんはどうされるんですか?」
妖精「のんびり、みんなで国からのお金で研究を続けるよ」
男「はあ…頑張ってくださいね」
妖精「ありがとね、うん。しかし、寂しいなあ、艦娘がいないと」
「ああ、こんにちは」
男「やあ、まだ残ってたのかい?」
艦娘安価↓2
空母限定
瑞鶴「空母は、私だけか…」
男「他の空母の皆さんは?」
瑞鶴「赤城さんと加賀さんはもう2日前くらいに出て行ったわ」
男「成る程…お姉さんは?」
瑞鶴「姉は、一緒に住む駆逐艦の子たちの説明に行ったかな」
男「はあ…復員後の生活はどうなるのかな…」
瑞鶴「とりあえず、もう艦娘になった時点で外見は死ぬまで変わらないし、普通の生活は無理なのよね…」
瑞鶴「でも、赤城さんや加賀さんと同じで、体育学校の教職を斡旋してもらったわ」
瑞鶴「あとはさっきも言った様に駆逐艦の子たちを引き取って生活ね」
男「良かったね、なんとか生活の目処がたって」
瑞鶴「法律の面でも難しいことは色々あったけど、その辺りは提督が全部なんとかしてくれたわ…」
瑞鶴「頭を向けて、寝られないわね」
足を向けてねられないです
なんだよ頭を向けて寝られないって
男「ああ、それであとは…」
瑞鶴「天城さんは実家に、雲龍さんは中国へ行くみたいね」
男「ち、中国!?」
瑞鶴「よくわからないけど…」
瑞鶴「大鳳さんはドイツの皆さんについて、ヨーロッパへ研修」
瑞鶴「何か分からないけど、新しいことをやってみたいと言っていたわね」
男「そうか…ありがとう、頑張ってね」
瑞鶴「うん、じゃあね、また何処かで」
男「おう!」
艦娘安価↓2
戦艦限定
榛名「お疲れ様です」
男「やっぱり一人か…」
榛名「お姉様達の荷物を整理していたんです」
男「はあ~…お疲れさん」
男「それで、戦艦勢はどうなったんだ?」
榛名「あ、はい。私たちは姉妹で喫茶店を開こうかと計画しているんです」
男「ほお…いいなあそれ…俺も喫茶店マスターで悠々自適の…ゴホン、すまん」
榛名「はい、それで…」
男「そう言えば金剛さんが前来た時からずっといなかったが…」
榛名「ああ、お姉様はイギリスです」
男「里帰り、ってとこか?」
榛名「はい、イギリスの艦娘の皆さんに会いに行く、と言ってましたね」
榛名「ああ、長門さんと陸奥さん、妙高さんと高雄さんも一緒に行きましたね…」
男「そりゃあまた…どうしたんだ?」
榛名「第一回ビッグ7の集い、だそうです。あと重巡のお二人はイギリスの学校に留学を決めたそうですね」
男「なにそれ楽しそう、そうか、留学か…」
榛名「それぞれの国で持ち回りに開催するみたいで、次は日本だ、と長門さんは張り切って準備していましたね」
男「長門さん達も横須賀に一軒家を立てたみたいだね」
榛名「そうみたいですね。私たちも横須賀で喫茶店をのんびりやろうと思ってます」
榛名「あ、あと大和さんの姉妹は…」
男「ん?どうしたんだ?」
榛名「色々テレビにも出ていて…」
男「ああ、まあ仕方ないかもしれないがな」
榛名「ゆっくり過ごしたい、と私たちにも詳しくは色々を教えてくれませんでした」
榛名「ただ、呉か佐世保の何処かにいる、とだけは教えてくれました」
榛名「伊勢さん日向さん、扶桑さん山城さんは駆逐艦の子たちと暮らすそうですね」
男「何人と暮らすんですかね…」
榛名「さあ…沢山引き取るみたいですし…」
榛名「扶桑さんたちは西村艦隊みんなで同居するみたいですね」
男「賑やかそうだな」
男「ありがとう!じゃあな」
榛名「はい!お元気で」
男「また喫茶店、行くからな」
榛名「楽しみにしています」
男「さて、仕事だ…」
~~~~
やっと仕事が終わった。
帰りの電車で、少し寝そうになったが、なんとか踏みとどまった。
会社に帰ろうとしたが、電車が無くなっていた。
しょうがないので、自宅に早めに帰ることにした。
何時ものように酒を買って帰ると、いつも通りの暖かみの無い扉が待ち構えていた。
しかし、今日は少し表情が違っていて…
古びた封筒が、郵便受けに突き刺さっていた。
いつもは新聞か、払い込み請求くらいしか挟まっていない郵便受けだが、手書きの宛名は現代っ子の自分には新鮮だった。
偶然にも隣にあった、黒いインクの無機質な文字で書かれた携帯電話の料金表と見比べると、ちぐはぐでクスリと笑ってしまうくらいだ。
大事に手紙を抱えて、部屋に入った。
さて、手紙を開いてみると…
でかでかと陽炎と書かれた紙がまず一枚目にある。
勿論紙の材質は、手紙の外見に合った、つるつるの和紙であった。
二枚目は…招待状?
さらには丁度この間開通したばかりの北陸新幹線のチケット、長野駅までのグリーン車のものが入っていた。
日付は明後日、随分と急な話だ。
なになに?
招待状を見てみると、毛筆で書かれた読みにくい文字で、詳細があった。
何でも、明後日、長野駅へ所定の時刻に来て欲しいとのことである。
会社への手配は済んでいる…?
信じていいのだろうか?
会社に問い合わせてみた。
上司「やあ!どうしたこんな時間に」
男「実は…」
上司「話は行ってるよ、長期出張だろう?」
男「いや、違う…」
上司「向こうの方から言って来たのだがな…とにかく処理しておくよ」
上司「ああ、確か半年くらいだったかな…」
男「はあ?」
上司「え?知らなかったのかね?」
男「あ、いえ…」
上司「頑張って来たまえ」
男「はい…」
ガチャリ
男「はあ…」
プロローグはここまで
のんびり本編へ
駅弁なんて久々だな。
開通したばかりの新幹線はとにかく混んでいたが、グリーン車は快適だった。
軽井沢を過ぎ、あっという間に長野駅に到着した。
駅前に出ると、高級なものだと一目で分かるような黒塗りの車が止まっており、中から黒い背広を来た屈強な男が降りてきた。
男「こ、こんにちは」
男「あの、お名前は…」
???「教えるわけにはいかない」
???「とりあえず、車にお願いします」
男「は、はい」
昔、教育ビデオで見た知らない人の車には乗らない、のやけに生々しい映像を思い出し、一瞬躊躇した、が。
???「さ、どうぞ」
男は途端に愛想のいい笑顔でにっこりと笑ったので少し安心した。
車はあっという間に市街地から離れ、山奥へと入って行った。
ぐねぐねとした峠道を超え、一時間程走った。
流石に退屈したので、車を運転する男に少し話しかけてみることにした。
男「あのう…」
相変わらず、男は口を真一文字に結んで、難しい顔をしている。
???「何でしょうか?」
???「休憩でも取りますか?道の駅があと10キロくらい先にあった筈…」
男「いえ、何でもないんです。ただ…」
???「不安なのもわかりますよ。いきなりこんな山奥に来て、ねえ」
随分と、親身に話してくるじゃないか
男「あなたは、その…」
???「ああ、名前は言えませんが、警察のもんですよ、まあ、SP、ってやつですかね」
男「護衛が必要なのでしょうか…」
???「なあに、念のためですよ」
???「あともう少ししたらご説明を、とも思ったんですがね」
???「いい機会です、とりあえず」
???「今、私達は、陽炎型駆逐艦娘全員
のいる屋敷に向かっています」
男「ええ?」
???「これから、あなたはある計画の実行役としてそこに行ってもらうんです」
???「まあその計画ってのは知らされてないんですけどね」
男「成る程…しかしまた急に」
???「何しろ全てが一級の機密らしくてですね…きちんとした招待状も送れずすみませんでした」
???「上も大分ピリピリしてましてね…」
???「私も、あなたに知らせるこの内容以外のことは聞かされて無くて…」
???「しかしあなた、艦娘と交流があったそうで」
男「ああ、はい。鎮守府施設の管理その他、人間側の責任者として…」
???「ああ、じゃあ横須賀に」
男「週二で通ってましたね」
???「最終作戦時なんかは…」
男「いえ、あくまで私は一企業の人間なので」
???「○○重工さんあたりの社員さんかな?」
男「恥ずかしながら…」
???「超一流企業じゃないですか」
男「いや、何とか引っかかった感じですかね」
男「偶然にも、理系枠で人が一人空いていたらしくて…」
???「はー…あ、いや、これ以上はいけないですね、すみません」
男「いやしかし、何ともあれですね、長野県の山奥の屋敷とも言うと…」
???「ああ、あの小説ですね。逆立ちで湖に浮いてる奴」
男「ええ、それです。ついつい思い浮かべてしまいますね」
???「はあ…私は護衛役ですか…」
男「あ、このままだとニックネームがないとなんか呼び辛いですよね…」
車に乗った時の男の第一印象、そして今喋った内容から連想して…
???「はは、私無愛想だから、猿蔵なんかどうですかな?護衛役ですし」
ああ、先を越されてしまった。
もっとも本物の猿蔵はこんなに洒落もきかないしまず無口なんだけどな。
男「それです、それそれ」
???「命に代えても、職務を全うしますね。陽炎型駆逐艦娘たちの護衛として」
男「またまた、冗談を」
猿蔵「さて、そろそろですかね」
結局、道の駅には寄らなかったため、少し早く屋敷についた。
男「でっかいなあ…」
小学生並の感想ではあるが、確かにこんな山奥にある建物としては不自然な程に大きかった。
立派な和洋折衷の建物である。
大正のロマン溢れる感じ、といったところであろうか。
門からして、威圧感が凄かった。
猿蔵「さて、私はここまでです」
猿蔵「あとは徒歩で向かってください」
猿蔵「それでは、また」
男「ありがとう、また何処かで飲みましょう」
猿蔵「はは、それはできませんよ」
猿蔵「あなたはここに一生住むのだから」
男「何か言いましたか?」
猿蔵「いえ、なんでもありません、お元気で」
男「はい」
遠いな…
門から玄関まで徒歩10分とは、どれだけ広いんだ。
ただ、木や石を自然のまま使った庭は、旅の疲れを少し癒してくれた。
木々を抜ける風が、春の訪れを感じさせてくれる。
石畳を歩いて行くと、幅の広い石たたきが置いてある玄関にたどり着いた。
「お久しぶりです」
男「あれ?君は…」
艦娘安価巡洋艦限定但し高雄妙高は除く
安価↓2
これ思い出した
http://i.imgur.com/gEYZlNhh.jpg
>>69
それ見てこれ書こうと思ったんだよなあ…
ただ無断転載はダメだから以後気をつけてな
男「古鷹か」
古鷹「はい、ご案内します」
古鷹「この屋敷にはあと、私と何人かの使用人しかいませんので色々な案内役は私になると思います」
古鷹「よろしくお願いします」
男「お、おうよろしく」
古鷹「こちらです」
畳の座敷に通された。
古鷹「さて、色々疑問に思ったこともあるでしょう」
男「うん」
古鷹「ちゃんと、説明しますね」
古鷹「まず、艦娘というものは、ちゃんとした適合者ではないとなれないのはご存知ですね?」
男「うん」
古鷹「この適合者は遺伝で決まることが多くてですね。
古鷹「重巡なんかで行くと、妙高さん姉妹、最上さん姉妹、鈴谷さん姉妹、利根さん姉妹、みたいな」
古鷹「とにかく、姉妹ごとに艦娘になる場合かほとんどなんです」
男「うんうん、それは分かってる」
古鷹「ところが、陽炎型のみなさんは少し事情が複雑でして…」
男「…」
古鷹「全員、異母姉妹なんです」
古鷹「これに気が付いたのは、なんと解体する時で…」
古鷹「朝潮型や吹雪型白露型なんかは姉妹でも2人とか3人とかその程度だったんですけど…」
男「ええ…それはつまり」
古鷹「そう、陽炎型姉妹の父親はみんな同じ…」
古鷹「もともと父親はこの屋敷の持ち主、当然大金持ち、それに女の子好きだったそうです」
古鷹「あちこちに女を作って…」
男「なんだそれは…完全に女の子の敵じゃあないか」
古鷹「しかし、養育費はきちんと全員分払っていたみたいで…」
男「すごいな…ええと…14人分か…」
古鷹「父親は既に亡くなっているみたいですけどね」
古鷹「それで、ここからが本題です」
男「…」
古鷹「最終作戦が成功し、深海棲艦が完璧に排除されました」
男「うん」
古鷹「しかし、妖精さんによると、あと20年もすれば再び復活するだろう、と予測されています」
男「ええ…」
古鷹「将来に備え、なるべく適合者は多くなければいけません」
古鷹「そこで、ある計画が立てられました」
古鷹「艦娘の中では最も遺伝子的に統一され、かつ、バラエティに富んだ、陽炎型に『後継者』を産んで貰おうというものです」
男「え、それって」
古鷹「はい、あなたにはこれからずっと、この屋敷で陽炎型の皆さんと子作りをして頂きます」
男「…は?」
古鷹「心配しないでください、明らかに子供であっても、体は元艦娘ですから、その辺は」
男「そういう問題じゃねーよ!?」
今日はここまでです
寝ます
坂の上の雲終わっちゃった…
BDクッソ高いけど買います
男「…いやいや」
男「そんなこと、できませんって…」
古鷹「逃げますか?」
男「に、逃げるって…勿論お断りだよ」
古鷹「…分かってますよね?」
古鷹「脱出なんて、出来ないってこと」
男「…」
男「くそっ!」
部屋から出て、逃げる。
いきなりこんな場所に連れて来られて種馬をやれ、なんて言われるとは…
玄関は…
あれ?
男「え…玄関が…」
古鷹「だから、逃げられませんって」
さっきは、ここから入って来た筈なのに…
玄関があった場所には、のっぺりとした土壁しかない。
忽然と、消えてしまっている。
男「くそっ、俺の靴も…」
男「…窓だ」
靴下のまま、近くの窓を開けて、外に逃げ出した。
男「はあっ…はあっ…」
後ろを振り返らず、必死に逃げる。
屋敷が広いことが分かっているので、暫く庭が続くのは覚悟していたが…
男「遠い…」
出口は、なかなか見えなかった。
おまけに…
男「あれ…これって」
男「さっき通った…」
嘘だ。
これは絶対になにかの間違いである。
そう思いたかったが…
古鷹「どうしました?戻って来て」
窓から首を出した古鷹に、現実を突き付けられた。
同じ場所をグルグルと回っているのだろうか?
古鷹「なんでも、この屋敷は連れ込んだ女の人が逃げないように、こんなわかりにくい作りになってるみたいでしてね?」
古鷹「まあ、私もコツを覚えるまで苦労しましたよ」
男「ああ…うう…」
古鷹「とりあえず、お疲れ様です」
古鷹「あちこち汚れてますし、着替えてからお茶でもどうですか?」
知らん。
もう一回、もう一回。
古鷹「だから言ったじゃないですか」
男「うう…」
出口どころか、何処へいってもこの窓に来てしまう。
古鷹「お風呂にご案内しましょうか?」
全身泥まみれである。
男「…頼む」
心がポッキリと折れる音を聞いた。
古鷹「さあ、お風呂です」
古鷹「着替えはここに用意してあるので、どうぞ」
荷物の類は、全て没収されてしまった。
携帯も、出張用の背広も、全ては古鷹の手の内にある。
温泉宿で着るような浴衣と帯、男物の下着とタオルが用意されていた。
男「くそ…」
ガラガラッ
男「え?」
身体を洗い、湯船に使っていると…
艦娘安価陽炎型限定
安価↓2安価↓3
陽炎と浦風で宜しいでしょうか?
浦風「久しぶりじゃけえ」
陽炎「相変わらず、いいお風呂ね」
ちょっと待て。
お前らは誰だ。
陽炎「あっ、何だか…」
違うだろうが、どうして服を着ていないんだ。
浦風「ちょっと、邪魔するぞ?」
邪魔するなら帰ってや~…
陽炎「ふむふむ、なかなか大きいね」
何がだよ。
浦風「ふむふむ、なかなかやり甲斐があるのう」
陽炎「楽しみになって来たわね」
浦風「ほれ、どうした?前屈みになって…」
いや、それはね?
ほら…ね?
陽炎「はい、出た出た」
うおっ!?
万力のような力で腕を掴まれ、無理やり湯船から出させられた。
浦風「じゃあ、うちが抑えとくからあとは宜しくな」
陽炎「いいの?」
浦風「最初の味見は姉さんに譲るな」
陽炎「では、お言葉に甘えて…」
じゅるじゅる!
男「んひぃっ」
振り払おうにも、すごい力である。
それに、すべすべで張りのある…その…胸が当たって…
浦風「ギンギンに勃っとるのう」
陽炎「はむ…じゅるっ…」
男「ううっ…」
羽交い締めにされた腕を解こうとするが…
陽炎「じゅるじゅる…じゅぽ!」
陽炎「ん~…おいしっ」
陽炎「ビックンビックンしてるね…」
浦風「ふふ…うちが抑えるまでもないのう」
もう、腰が砕けてしまった。
陽炎「一緒にどう?」
浦風「はむっ…じゅるっ」
うああ!
ドピュッピュピュッ!
浦風「もう出しちゃったのけえ…つまんないのう」
浦風「もう一発、行っとくか?」
陽炎「まだ、温存しとかないとね」
陽炎「これから、もっと凄いことしてあげるんだから」
男「あ、うう…」
情けないことに、腰が抜けてしまっていて、立ち上がれない。
浦風「汚れてしまったのう」
陽炎「洗ってあげようかな?」
そう言うと、彼女たちは自らの裸体に石鹸を塗り始めた。
男「や、やめっ」
浦風「綺麗になろうな?」
陽炎「はあっ…ぬるぬるする…」
2人の身体が重なり合い、擦れ合う。
浦風「どう、うちの胸、ええじゃろ?」
浦風「ほれ、ほれ」
陽炎「ちょ、そこは!」
ドピュッ
陽炎「ああ…またか…」
浦風「ちょっと胸で触っただけなのにのう…」
陽炎「いいわ…」
陽炎「こうなったら、徹底的にやりましょ」
男「はあー…!はあー…!うっ…!」
陽炎「これで何回目よ…」.
浦風「さあ…数えてないのう…」
陽炎「ちょっと味見するだけだったのに…」
挿れたい。
あれだけ抜かれたのに…
彼女たちを支配してやる。
浦風「おっと、ここまでじゃ」
男「あ…え?」
陽炎「だーめ…」
やはり、力では彼女たちには敵わない…
浦風「じゃあ、また後でな?」
結局何も出来ないまま、見送るしかなかった。
ただ、誓った。
あれだけ屈辱的な、やられかたをしたのだ。
支配してやる。あの尻に俺のをぶち込んでやる。
つるりとした、形のいい…
古鷹「終わりましたか?」
男「うん…」
古鷹「食事の支度が出来ています。それと…」
古鷹「夕食では、第一回目の抽選会が行われますので…」
男「ち、抽選会?」
古鷹「今晩の、夜伽を決める抽選会ですね」
男「う、」
古鷹「まあ、頑張って下さい」
男「何で、俺なんですか?」
男「他の男…提督だって…」
古鷹「さあ…」
男「おかしいですよ、だって」.
男「ちゃんと、説明してくださいよ」
男「こんな、山奥に連れて来て…」
古鷹「ピーピーうるせえよ」
男「…」
古鷹「何も考えず、黙ってちんちんから白いの出しとけばいいんだよ童貞」
男「…う」
古鷹「おっと、失礼しました、じゃあ食事の場所に行きますか」
部屋の襖を開けて、中に入ると、まず広さにと奥行き圧倒された。
脇には箱膳が並べられ、和服を来た陽炎型の全艦娘がそこに並んでいた。
浦風「ふふ…感想を聞かせてほしいのう…」
黒潮「ひどいなあ、あんた抜け駆けしたんか?」
初風「全く、我慢も出来ないの?」
谷風「ひっどいなあ」
陽炎「まあ、上々だったわね」
黒潮「ええ?姉さんも…」
浦風「話が進まんのぅ」
天津風「話が進まないのは誰のせいかってことを考えた方がいいわね」
陽炎「じゃあ、頂きますか」
秋雲「どっちを?」
陽炎「ご飯の方よ」
舞風「いただきます!」
食事が始まった。
皆、和気藹々としていて、果たしてこんな少女たちが夜伽なんて出来るのだろうか?と思った。
しかし、俺の考えは甘かった。
古鷹「そろそろ、抽選を始めます…」
古鷹「まずは人数です…」
コンマ下一桁、最高五人まで
安価↓
ああ、人数の安価です
古鷹「3が出ました。よって今日の人数は3人です」
※コンマ6以上が出た時は5を引くことになります。だから、最高でも五人までです。例えば、8が出たら8-5で三人といった具合にやって行きます。
舞風「おっ、いいねえ」
古鷹「次に、人を決めます」
安価↓1↓2↓3
古鷹「決まりました」
谷風「うわー…」
時津風「二回目…」
陽炎「まあ、くじだからしかたないね」
黒潮「開き直って…」
途端に、空気が険悪になった。
ピリピリとした場の中で…
秋雲「やりい!」
無邪気な声だけが響き渡っていた。
古鷹「準備が出来ました」
男「ありがとう」
覚悟は、決めた。
3人か…厳しいな。
男「よし、いこう」
さながら戦いに赴く兵士のように、気合を入れた。
男「がっ…!」
秋雲「ねえねえ、前立腺って知ってる?」
秋雲「まあ、知ってるというか、もう文字通り身をもって感じてくれてるとは思うけど」
秋雲「はあ、コリコリしてんね~」
男「ああ…!う…!」
秋雲「出せないのが辛いよね…ただ、だしてもらっちゃあ困るよ」
男「うああ…うへっ、あへっ…」
磯風「早くしてくれ…まだなのか?」
秋雲「もうちょっと待ってね~、後少しで『仕上がる』からさ」
陽炎「大変ね」
秋雲「姉さんが焦らせたお陰でやり辛くなっちゃってさ…」
男「ああー!!ううー!!」
秋雲「いいねえ、捗るわ~」
男「うー!!うー!!」.
男「うあっ!?」
カクッカクッ
秋雲「イっちゃったか」
男「ひー…ひぅー…!?」
秋雲「やめないよ~…あともう少し」
男「あっ…あっ…あ”っ!」
ガクッガクガクッ
男「あはっ…はぉっ」
秋雲「うひゃー…完全にメスイキしてるし…」
秋雲「はあ…私も…」
磯風「待て」
磯風「がまん…出来ない…」
磯風「はあっ…はあっ…」
秋雲「がまん…してよ」
秋雲「仕上げたのは私よ…」
秋雲「とんでもないメス顔ね…普段のキリッとした顔が台無しよ」
磯風「うるさい…どけ!」
秋雲「キャッ…な、なにを」
磯風「い、挿れるぞ…」
磯風「あ…?」
磯風「うおお…!?あっ…!?あんっ」
磯風「あっ!あっ…!あっ…!」
カクッカクッカクッカクッカクッ
秋雲「凄いグラインドね…」
秋雲「私も…」
秋雲「…どう、かしら?」
秋雲「…私の…アソコの味は…」
グチュッグチュッ
秋雲「…へ?」
ジュルルルルルルルッ!
秋雲「ひやっ…はあ…!?いやぁ…!?」
秋雲「うそっ…吸われて…?ひゃん!」
磯風「はあっ…!はあ…!ひゃうん…っ!!」
秋雲「ああっ…!?やめっ…だめぇっ!」
陽炎「2人ともだらしなく腰をカクカクさせちゃって…」
陽炎「ふふっ…」
じゅるっ、じゅるっ
磯風「やっ、ちきゅびっ、しゅったらっ…こひぃ!こひ止まらなあい!?」
秋雲「やめっ…いひょかぜにっ…わらひまでっ…」
陽炎「ちゅるっ…ぴちゃっ…」
磯風「おっ!?」
磯風「おあっ…おあ~…!?ああ!?」
ビクッ、ビクッ
ドピュッビュウッ
磯風「はぇっ…なかにいっ、はりゃむっ…」
磯風「おおおっ…んおっ…」
プシュッ
陽炎「もう…酷い有り様ね…白目まで剥いて…オスみたいな声出しちゃって」
陽炎「こっちは…」
秋雲「らめぇぇぇ!?すっらららめえ!?」
秋雲「おかしゅるっ、おかしゅくなりゅうっ!?」
陽炎「あれだけ責めてたのに」
陽炎「あの子の同人誌に出てくる女の子みたいになっちゃってるわ…」
陽炎「とりあえず、胎内に出してあげないと…」
秋雲「うひゃっ、うひゃほっ…」
秋雲「たれないっ!うひっ…」
陽炎「ふうっ、さあ挿れちゃいなさい」
グチュッ
秋雲「…!?」
秋雲「ほうぉっ!?はうっ!?」
カクッ
ドピュッドピュッ
陽炎「もう2人ともイっちゃった…」
秋雲「あへぇっ…ひあわへぇ!」
陽炎「幸せなら何よりね…」
磯風「ほああっ…ほあっ…」
磯風「はうっ!?」
陽炎「まだ腰を動かしてる…股をひろげて…」
陽炎「あの子の中では、まだ交わっているつもりなのね」
陽炎「せっかく出して貰ったのに、垂れちゃってるじゃない」
陽炎「さて、私の番ね」
陽炎「はあっ…!」
陽炎「挿入った…」
陽炎「はうっ…うっ…」
グチュッ、グチュッ、グチュッ
ガシッ
陽炎「え、お尻掴まれっ」
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、
陽炎「うひょっ、騎乗位がっ…!
陽炎「りゃめっ…りゃめっ…りゃめっ…!?」
陽炎「はうっ、はあっ、うおっ!?」
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!
陽炎「ちゅよしゅぎっ!?こわれるっ!」
陽炎「あああー…うっ!?」
ガクッ
ドピュッ
男「うっ…」
男「ええ…!?」
目を覚ますと、3人は大の字に寝転がり、腰をだらしなく痙攣させ続けていた。
男「今なら…」
男「この野郎!お前からだ!」
秋雲「うえっ…!?ギャッ…」
秋雲「うほぁあああ…!?いいっ…いいっ…!」
男「あれだけ責めといて、いい身分だな!」
秋雲「はいいいい!しゅみましぇん!はりゃましてっ!」
足を、腰に絡ませてくる。
万歳をするかのように、手をを上に上げ、感じ得る最大の快感を享受しようとしている。
男「随分と、あっけなかったな」
秋雲「おひょっ…」ピクピクッ
男「次は…こいつだ」
食事の時には一番綺麗な姿勢で、俺を見下したような態度をとっていた子も、アヘ顔で髪を振り乱し、股の間から精液を垂れ流していては、唯の淫乱なメスである。
磯風「おっ…!?」
挿れた途端、襲いかかって来た。
しかし…
陽炎「わらひもっ、挿れて…?」
2人で四つん這いになり、肛門と膣口を開けっぴろげにした。
まずは陽炎の方に、逸物を打ち込んだ。
しかし…
陽炎「んひょっ…!?」
一発打ち付けただけでまた気絶してしまった。
黒髪の方は、物欲しそうに尻を左右に振り、発情していた。
磯風「あ」
暫く運動した。
潮を吹いて、ぴくりとも動かなくなってしまった。
古鷹「おはようございます」
古鷹「うわ…凄い臭い」
古鷹「服を着てください。朝食の時間です」
怖かった。
秋雲「はあ…良かった…」
3人とも、恍惚の表情を浮かべている。
俺、何したんだ…?
完全に記憶が無くなり、あるのは強烈な快感のみであった。
時間が経ち…
古鷹「抽選の時間です」
人数コンマ安価↓2
古鷹「今日は二人ですね」
古鷹「それでは…」
艦娘安価陽炎秋雲磯風以外
安価↓2↓3
浦風「ふふっ、うちの番じゃけえ」
浜風「…」
浦風「…どうした?」
浜風「…いえ」
浦風「(嘘じゃろ…もう発情しとるんか…)」
浜風「…」
浦風「(息…荒いし…)」
浦風「(ちくび…勃っとる)」
浦風「(これは…荒れるけえ、気を付けんとな)」
浜風「…」
古鷹「それでは、部屋の方に…」
男「…失礼します」
浦風「よう来たのう、さ、ゆっくり横に…」
浜風「…!!」
男「うわっ!?」
浦風「ちょっ…」
浜風「じゅるっ…!!じゅるるるるる!!!」
男「う…うおっ、ひっ」
浦風「やめんか!まだ…」
浜風「…じるるっ!じゅるっ!」
浜風「…ゴクッ、ゴクン」
男「うああ…あああ」
ピクッ
浦風「膣内にださなきゃいけんのに…もう3発も…」
浜風「…もきゅっ、もきゅっ、」
浦風「はあ!?口ん中に精液溜めとったと!?」
浜風「…もきゅっ」
浦風「やめっ…」
じるる!じゅるるる!!
浦風「はひっ…!?おおおお…!?」
浦風「しょんな…!?どうして口を使え…!?」
浦風「うはは…!?あうっ!」
浦風「おぁっ…うちのおめこ…はまかじぇにいっ…!?」
浦風「ひうっ…!ちくびはあ…!ちくびこりこりはあ…!?」
浦風「おおっ…うほあん…!?」
浦風「ひもちよひゅぎぃっ!?」
浦風「おおっ…」
カクン
目を疑った。
起き上がってみると、2人同士絡み合っているのだ。
いや、寧ろ一方的に責められている感じだろうか。
浜風が浦風の乳首をつまみ、浦風の下の口と濃厚な接吻をしている。
やがて、浦風は果てた…だが。
浜風は口の中の物を浜風の膣内に注ぎ込んだ。
ペンギンがヒナに餌を与える様を思い出した。
そして…
浜風「ノルマ…クリアです」
俺は再び浜風に襲われた。
飯休憩
間違えました浜風は口の中の物を浦風の膣内に、でした
ワロタwwww
男「あ…う…」
浜風「ふふっ…私のおっぱい気持ちいいですか?」
男「柔らかい…」
浜風「…」
男「うっ…」
ドピュッ
浜風「まだまだ元気ですね」
浜風「じゃあ、挿れますよ?」
騎乗位か…って、え?
どうしてこっちに向いてくれないんだ…?
浜風「あっ…」
浜風「ああっ…やんっ…」
背中は見えても、肝心の胸がまるで見えない。
浜風「ううっ…ふんっ…」
気持ちいいが…
もう我慢は出来なかった。
騎乗位のまま、起き上がり、挿れたまま、浜風を後ろから羽交い締めにした。
浜風「…!?」
そして、乳首をつまむ
浜風「~…~…!?」
膣がぎゅうっと締まり、声にならない声を上げて、あっという間に浜風は絶頂した。
しかし、構わず浜風の尻を突き上げた。
浜風「……~!?」
浜風は、何度もイキ続ける。
浜風「ゆひゃっ…ほふゅっ…」
暫くすると、気絶していた浦風が目を覚まして此方へ向かって来た。
ただ、まだ快感の余韻が残っているのか、まともに歩けない様だった。
浦風「相変わらずじゃけえ」
浦風「乳首がうちより弱いのは変わっとらんな」
浦風「うちまでムラムラして来そうなトロ顔じゃのう」
浜風「えっ…にゃにっ」
浦風はそういうと俺の手をどかし、浜風の乳首を吸い上げた。
浜風「あああー…~!?」
後ろに密着しているため、彼女が一瞬で果てたのが分かった。
男「うっ…」
つられて、胎内に出してしまう。
浦風「弱いのう…はは」
浜風「あかひゃん…れきちゃった…」
浦風「まだ中に出されただけじゃろ」
男「…」
浦風「何じゃ?」
浦風「…え?」
浦風「ひょっ…いきなりちゅっこんで…!?」
浦風「ふにゃああああ…!?」
風呂場の借りを返す時が来た。
浦風「にゃっ!?」
プシュッ
あれだけ弄んでおいて、一瞬でこれだ。情けない。
浦風「ほにょおお!?」
浦風は半分意識を失いかけてはいたが、構わず風呂場で見たあの尻に、腰を打ち付け続けた。
浦風「…~…にゅ!?」
中途半端な声を出し、浦風は2人の潮で塗れ、ぐしょぐしょに濡れた布団に倒れ込んだ。
ーーキンクリーーー
古鷹「抽選の時間です
男「なあ古鷹…」
古鷹「…チッ」
男「すみません…」
男「(どうして、俺なんだ…?)」
人数コンマ安価↓2
古鷹「今日は5人ですね…手間がかからなくて助かります」
男「(手間…?)」
古鷹「では、今日の夜伽を…」
陽炎、浜風、磯風、浦風、秋雲を除く陽炎型
安価↓1↓2↓3↓4↓5
古鷹「天津風、舞風、不知火、谷風、雪風でよろしいですね」
古鷹「それでは…ご健闘を…」
男「(ご、5人…)」
古鷹「今日が…山場ですね」
舞風「ねえ、舐めてよ…」
くぱぁ
谷風「ちょ、いきなり?」
舞風「はあっ…!はあっ…!」
天津風「もう、発情してるの?」
天津風「舐めたげる、ねえ、私の後ろからも舐めてよ?」
え?俺か?
舞風「ち、違、ひゅにゃっ…!?」
舞風「ふにょっぁ…!?ぁぅつ」
天津風「じゅるっ、ちるちるっ」
天津風「早く…濡れてるでしょ?私の…」
四つん這いのまま、くいっくいっと腰を動かし、陰唇をぱくつかせる。
とろとろと、太ももを愛液が伝って行くのが分かった。
男「ちゅるっ」
天津風「ひゃんっ」
まずは、鼠蹊部に垂れた愛液を舐めとった。
舌で、ついついっと周りをなぞる。
天津風「い、あっ…そこっ…へ?」
唇の中には、舌を入れない。
天津風「ほんらっ、中っ…」
ただ、割れ目からこぼれだす液を舐めつづける。
やがて、天津風は自らの陰部を俺の鼻にすり付け始めた。
天津風「じらしゅのっ、らめっ…!」
谷風「はい、そこまで」
ぐちょっ
男「はうっ…」
谷風「やっぱり秋雲はなんでも知ってるねえ」
コリッコリッ
男「あっ」
谷風「開発しておいてくれたのかな?」
男「…はうっ!?」
谷風「うわあ…お尻の穴ギュンギュンしまってる…」
雪風「…」
ニヤリ
不知火「くっ…雪風…」
雪風「くちゅるっちゅるっ…ちゅっ」
不知火「…うくっ…!?」
雪風「くちゅるっ…!」
不知火「きたないところっ…だめっ!」
雪風「…ふふっ」
かりっ
不知火「ほにゃっ…!?」
プシュッ
雪風「不知火さんでもお豆をちょっとかじれば簡単に気持ち良くなっちゃうんですね」
不知火「…!?」
ビクッビクッ
雪風「どうぞ、不知火をお食べくださいって…」
天津風「ひにゃああ!?ついら、らめえ!?」
天津風「もう、も、イグッ…」
舞風「は、はうお、っちゅいて!ちゅいて!」
谷風「うくっ…ふにゃあああ!?」
雪風「凄いなあ~…三人同時に…」
雪風「ですよね?不知火さん」
不知火「あひょっ…」
雪風「だめですね…」
凄いな……何が凄いって雪風が不知火を他人行儀なさんづけで呼んでても違和感を生じさせないこと、異母姉妹設定がここで生きてきている
現時点での謎は
・なぜ男なのか、いつから目を付けられていたのか
・陽炎型はいつ、誰によって「仕込まれた」のか
・古鷹はなぜ巻き込まれたに過ぎない知り合いのはずの男に対してかくも辛辣なのか、また「計画」にどこまで噛んでいるのか
・そもそも「計画」をなぜこうも(>>197)急ぐのか、次世代艦娘確保以外にも目的があるのではないか(>>205)
こんな感じか
雪風「こっちも、お願いします」
男「」
雪風「全部出しちゃいましたか…」
雪風「まだ2人、残っているんですけどねえ…」
雪風「…」
雪風「カリッ」
雪風「かしゅっ…かりっ」.
男「…!?」
下半身に快感が走っている。
俺は疲れ果てて寝ていたが…
雪風「かりっ…」
男「はうっ…」
亀頭を、甘噛みされているようだ。
雪風「…」
ニヤリ
一瞬、此方を向き、幼い顔に、妖しい笑みを浮かべつつ、また甘噛みを始めた。
雪風「さあ、まだ頑張れますね?」
雪風「どれだけ出したんですかね?天津風さんの股、白くなっちゃってる」
雪風「雪風の中にも、出してくれますか?」
不知火「…!?…はうっ…!?」
雪風「ああ、先にこの子を孕ませちゃって下さい」
雪風「私は、最後でいいです」
不知火「あうっ…切ない…ほしい…」
雪風に言われるまま、足をこちらに開いている不知火の穴に、再び元気を取り戻したモノを挿れた。
不知火「ああ!来たあ!」
俺が動く前に、不知火は自ら腰を動か始めた。
不知火「……!?」
雪風「あーあ、端正なお顔が台無しですよ?」
不知火「…うっ、ふにゅっ!?」
雪風「これは『落ち度』ですねえ」
雪風が語りかける度、不知火の膣内は狭くなって俺のモノを締め上げた。
不知火「…!あ、ういくっ!」
数分としないうちに、俺と不知火は果てた。
雪風「…遅かったですね」
雪風「さて、次は雪風と…」
男「う、あっ」
雪風「そんなに亀頭を齧られるのが気に入ったんですか、ほらっ」
男「…!?いたっ!」
雪風「フフフ…」
男「やめ、痛い!」
雪風「おっと、失礼しました。強く、噛みすぎてしまったみたいです」
雪風「今度は、優しくしますね?」
男「はあっ…うっ!」
心地良い歯の刺激が、容赦無く襲い掛かる。
痛みとのギャップが、快感となる。
雪風「もう、お水しか出て来ませんね…」
男「…」
雪風「やっと終わりましたか」
雪風「…」
雪風「いつになっても一人は辛いですね」
ーーーーーキンーー
ーーーーークリーー
古鷹「時間です」
古鷹「まずは人数の抽選から…」
人数コンマ安価↓2
古鷹「一人ですか」
古鷹「では…」
陽炎、浜風、磯風、浦風、秋雲、天津風、谷風、舞風、不知火、雪風以外の陽炎型
安価↓3
古鷹「初風さん」
初風「…はい」
浦風「なあ~…」
男「はい?」
浦風「…うち、我慢できんわ…」
浦風「…お昼に…どう?」
古鷹「駄目ですよ、浦風さん」
浦風「ちいっ」
初風「ふふっ…」
初風「あなた」
男「は、はいっ」
初風「いい?」
男「…えっ、うわっ」
突然、凄い力で布団に押し付けられた。
初風「…じゅるうっ!」
唇を奪われ、舌を吸い上げられる。
舌の先っぽから根元までにるにると舐め上げられ、あっという間に骨抜きにされてしまった。
男「…」
初風「抵抗もしないのね」
そう言うと、彼女は服を脱いだ。
もうどれだけの間、裸の体を重ねあっているだろうか。
仰向けに寝転がった俺に跨り、一体となっている。
体を密着させたまま、のろのろ、のろのろと動くのだ。
ゆっくりと、結合した部分からはいやらしい音と愛液が出ている。
舌も、彼女の支配下にあった。
時々、思い出したかの様に吸い上げられる。
その度に、膣内に射精する。
しかし、彼女は精液まみれのモノを抜くこともせず、動き続ける。
暗い部屋にも、ゆったりとした時間が流れていた。
初風「激しくやればいいってもんでもないのよ」
毎晩続く、あの行為は確かにそうだが…
真綿で首を締められている様な、段々と追い詰められていく感覚は…
初風「ふう…もう出ない?」
股の付け根の辺りには、彼女から漏れ出した愛液と、精液のねっとりとした暖かさを感じている。
今までの様な、一気に精を吐き出し尽くして力尽きるのではなく、身体がふわりと浮きながら、徐々に…
男「…」
キーーー
ーンーー
ーークー
ーーーリ
古鷹「今日で、終わりです」
安堵した。
ようやく、あの地獄から解放されるのか。
男「…」
男「…」
夜を共にした、彼女達のねっとりした視線が、容赦無く体に纏わり付く。
男「…わかってる、今日でおしまいだろ?」
怖い。
まるで、俺が絶対に逃げ切れないだろうと、高を括っているのだ。
そうだ。
俺は逃げられるのか?
落ち着け、今日でおしまいだろ?
古鷹「…」
何だ。
俺を見るなよ。
俺は童貞を捨てた。しかし、精神的には全くあの時とは変わっていない。
自分の努力で、一から作り出す筈の物が一足とびで成就した、ということだ。
成長もクソも無い。
即ち、泥沼だろう。
社会の価値観に従って苦心して手に入れるものが、この異常な状況下では簡単に手に入ってしまうのだ。
古鷹「…駄目ですよ、ここから出なくては…」
古鷹「だったら、私は…私は…」
男「何だ?はっきり言ってくれ」
古鷹「いえ、何でもありません」
古鷹「ただ、雪風さんが、あなたにまだ、その」
古鷹「彼女だけ、膣内から精液が採取されていない、とのことでしたので」
古鷹「今日、この集まりが終わったら先に彼女の寝室へ行って下さい」
男「わ、分かった」
男「ゆ、雪風、いるか?」
雪風「入って下さい」
雪風「早く」
男「…しないのか?」
雪風「急いで」
男「…うん」
雪風「…ふう」
男「はあ?」
雪風「ここには、カメラも盗聴器もありません。安心してください」
雪風「時間が短いので簡単に言います」
雪風「逃げましょう、時間は1時間くらい稼げました」
男「ちょっと待て、色々…な?」
雪風「まあ、あんまり早く動いても怪しまれますね」
雪風「質問なら、今の内に答えます」
男「まず、どうして俺はここに?」
雪風「それは前に古鷹さんから説明があった筈です」
男「いや、どうして俺が選ばれたか、という…」
雪風「簡単ですよ。あなたが鎮守府に出入りしていたから、それと」
雪風「あなた以外全員亡くなった、ということです」
男「え?」
雪風「勿論死因は腹上死ですが」
雪風「私たちは変なおくすりを解体する時に飲まされました」
雪風「みんながああなったのはそれからです」
雪風「夜は、みんなのベッドから喘ぎ声が聞こえて来るんです」
雪風「やがて、保護という名目で私たちは父親の屋敷に隔離されました」
雪風「日を追うごとに皆、どんどんおかしくなりました」
雪風「そんなある日、突然司令が連れて来られました」
雪風「司令に、そういう感情を抱いている艦娘は、かなりいました。雪風を含めて」
雪風「あいつらは、それを利用したんです」
雪風「司令は4日目に、布団の上で冷たくなっていました」
雪風「偶然雪風と何人かが夜伽をしている最中だったので、はっきり覚えています」
雪風「司令が亡くなってから、皆はさらにおかしくなりました」
雪風「自分が好いていようが無かろうが、初対面だろうが、男の人のモノを求める様になったんです」
雪風「2人目に連れて来られた、私たちにセクハラばかりしていた汚い業者のおじさんのモノを時津風が美味しそうに食べているのを見て、雪風は諦めました」
男「待ってくれ」
雪風「はい?」
男「その、薬のせいで皆おかしくなったんだよな?」
雪風「はい」
男「なら、何故だ?何故雪風はこうして俺と普通に話が出来るんだ?」
雪風「薬が、効かなかったのかもしれません」
男「何か、抗体でもあったのか?じゃなきゃ…」
雪風「さあ、分かりません」
雪風「ただ、雪風は運がいいんですよ。幸運であっても、悪運であっても」
雪風「お話は此処までです」
雪風「行きましょう、古鷹さんが外で待っています」
男「待ってくれ!」
雪風「何ですか?」
男「他の皆はどうするんだ!?」
雪風「雪風は手を尽くしました。やれることは全部やりました。古鷹さんも」
男「まだ、何かやれる筈だよ…」
雪風「あなたと古鷹さんだけでも、何とか助かって下さい」
男「ダメだ!せめて雪風だけでも」
雪風「あちこちに、爆薬がしかけられています」
雪風「何かあったら、すぐにズドンです」
雪風「なので、無事に逃げ出せるのは、あなたと古鷹さんで限界です」
雪風「雪風は残ります」
雪風「いや、寧ろ残りたいです」
男「行くぞ!」
男「…」
男「…おい、何で…」
雪風「みんなと」
雪風「みんなと、逝かせて下さい。前の戦争も、私だけで生き残ったんでしょう?」
雪風「駆逐艦、雪風としても本望じゃないですか」
男「…」
雪風「駆逐艦の姉妹として、純粋に血の繋がった姉妹として、とても皆を置いて行くことは出来ません」
男「…分かった」
男「でも、必ず、必ずだ」
男「必ず、来てくれ。生きてくれ。せめて、せめて生きてくれ」
雪風「無理な相談です」
雪風「因果を、断ち切るんです。雪風、いや、私が」
雪風「さあ、早く」
男「…」
雪風「心配いりません。私は」
男「…」
男「…ありがとう」
雪風「…いえ、お元気で」
ーーーーーーーーー
男「運転、出来たんだな」
男「というかヘッドライトはつけなくても大丈夫なのか?」
古鷹「ええ。明かりでバレますからね」
古鷹「艦娘の時の名残で、目だけはいいんですよ」
男「なあ、古鷹」
古鷹「はい?」
男「お前はどうして、あの屋敷にいたんだ?何で、俺を…」
古鷹「私は…
ドズン
不意に、車に何かが落ちる音がした。
男「何だ…?」
猿蔵「やあ、また会いましたね」
男が、逆さまになって窓から顔を出していた。
猿蔵「どこ行くんですか?」
男「まずい!古鷹!」
古鷹「はい!」
猿蔵を振り払えた?
コンマ50以下で失敗
安価↓2
猿蔵「ぬおっ!?うわあああああああ!!!?」
男「危なかった…」
古鷹「まずい…!まだ追っ手が来ますよ!」
男「よし、急ごう!」
古鷹「!」
ドガアアアアアアアン!!!
古鷹「ああ…」
男「屋敷が…」
男「戻ってくれ」
古鷹「はあ!?馬鹿言わないで下さい」
男「戻ってくれ!」
古鷹「すみません…」
男「ごふっ!?」
鳩尾を裏拳で殴られた。
古鷹「…すみません!すみません!」
男「ゆき…か…ぜ…」
ーーーーーーーーーーー
あれから、古鷹は俺を自宅まで送ってくれた。
眠っていてよく分からなかったが、夜通し運転をしてくれていたらしい。
男「…ありがとう、ここでいい」
古鷹「…すみませんでした」
男「…雪風は…皆は…」
古鷹「私の力不足です」
男「いや、違う」
男「なあ、古鷹」
古鷹「私、見たのに…」
男「…」
古鷹「私、みたんです。あの子たちが…だんだん」
男「だから、あそこにいたのか?」
古鷹「何とかしたかった、助けたかった。頑張りました。免許もとりました。働きました」
古鷹「だから…だから…」
古鷹はぽろぽろと涙を零した。
ーーーーーーーーーーーー
「…」
「痛っ」
「…?」
「あれ」
「からだ、ある」
「うそだ」
古鷹「私は、もう一回あそこに戻ります」
男「おい、何言ってんだ!?」
男「正気か!?」
古鷹「後始末をしなくてはいけません」
古鷹「あの計画を完璧に潰すんです」
古鷹「大体、このままでは貴方が脱出しても…」
古鷹「特に、今度は金剛さん達が危ないかもしれません」
古鷹「ああ見えて、あの四姉妹も陽炎さん姉妹並みに複雑な…」
男「…!?」
男「…」
古鷹「金剛さん達、喫茶店を開くみたいですね」
男「…」
古鷹「艦娘として、きちんと落とし前をつけなくてはいけません」
男「…本当に、行くのか?」
古鷹「ええ、最後のお仕事ですよ」
古鷹「…お元気で」
男「…約束してくれ」
男「必ず、帰って来てくれ」
男「雪風も…うう…」
男「また、ここで会うんだ」
男「絶対、行くのだったら」
男「ここに、戻って来てくれ」
古鷹「…」
古鷹「…分かりました」
古鷹「約束します」
古鷹「…」
古鷹「『また』会いましょう」
ーーーーーーーーー
会社は、何が起きようと俺を待ってはくれない。
あっという間に、俺は非日常から、日常へと引き戻された。
横須賀通いも終わり、金剛達の喫茶店にも行く暇の無いまま、時間だけが過ぎて行った。
俺がきちんと生活出来ている、その事実だけで、古鷹のいう、『後始末』は成功したのだろうと確信は出来た。
しかし、いつ、また何処で巻き込まれるとも分からない。
そんな不安と、あの淫靡な閉鎖空間へもう一度、という情けない唾棄すべき感情が混ざっているのが、たまらなく嫌だった。
ごちゃごちゃとして、仕事にも身が入らなかったが、なんとか表面だけでも取り繕う事が出来る様になったのは成長だろうか。
兎も角、まるで一週間、悪夢を見ていた様な感覚で、どんどんとあの時の感情が薄れてゆく。
人間、悪い事は忘れる様に出来ていると何処で聞いたが…
古鷹、そして雪風のことは、忘れたいのだ。でも…
記憶に、刻み付けて生きなくてはけないのだ。
そして、帰りを待つ。
彼女と、約束したのだから。
今日も、終電にギリギリ乗り込んだ。
あの時から、自宅に仕事を持ち込むことが多くなった。
明らかに、仕事の効率が落ちていることは自覚していた。
酒の量も増えた。
二日酔いの頭痛に、低血圧のダブルパンチはこたえたが、飲まずには、いられないのだ。
案の定、手に提げたコンビニのビニール袋の中には、今日も酒が入っている。
いつも通りに、自宅のマンションに…
男「…え」
2人の影が、マンションの前に立っていた。
大きい影と、小さめの影。
男「…あ」
ビニール袋を落とした。
瓶の、カチャカチャとした音がする。
男「…お前…」
男「…」
男「古鷹か?」
「…」
「恥ずかしながら、生きて戻って来ました」
「…私も…結局…」
男「運良く…ってことか」
男「…良かった」
男「…おかえり」
男「…古鷹」
男「雪風」
くう疲
これにておしまいです。
依頼出して来ます。
乙 >>264にあったがまだ256色くらいの頃の感じがするが気のせいか
>>285
ああ、確かにそんな感じですね
番外編も気が向いたら書こうと思ってますので宜しく
乙
質問だけど安価で取った古鷹はともかくメインを雪風にしたのは何故?
単純に好きだったから雪風になったのか幸運とかの要素で雪風が書きやすかったからかどっちだろ?
>>289
書きやすかったからですね
ちなみに古鷹は完全に安価です
このSSまとめへのコメント
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