響「ね、ねえ春香、今日はいい天気だね……」 (102)

春香「うん、良い天気だねー」

響「う、うん、晴れてよかったさー」

響「……」チラ

美希「……」パラ

響「……ね、ねえ美希、それ何読んでるんだ?」

美希「これ?ファッション誌だよ」

響「あ、そ、そうだよねー」

響「……」

春香「……」

美希「……」

響「うう……」

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春香「……」

美希「……」ペラ

響「う、うう……」

響「……ね、美希、今月号ってどんな感じ?」

美希「んー、もう夏モノのアイテムも乗ってきてるね、気が早すぎってカンジ」

響「へ、へーそうなんだ……」

響「……あ、そ、そうだー」

響「ね、ねえ春香」

春香「何?響ちゃん」

響「小物と言えば、この前の新曲に会いそうなアイテム、自分たちでも探してみてってプロデューサーが言ってたでしょ?」

春香「うん、そう言えば言ってたね」

響「だからさ、こんど一緒に買いに行かない?」

春香「いいよ!じゃあ、後でスケジュール合わせようね!」

響「う、うん!」

響「あ、そ、そうだー、良かったら美希も一緒に」

美希「ミキはいいかなー」

響「あ、そ、そっか……」

春香「……」

美希「……」ペラ

春香「……」

美希「……」ペラ

響「……うう」

響「あ!そうだ!」

春香「何?響ちゃん」

響「そう言えば、来月の自分たちのライブ、まだ打ち合わせして無かったじゃないか!」

春香「あ、そう言えば」

響「そうだぞ!自分と春香と美希の3人で出るんだから、ちゃんと打ち合わせしないとダメだよね!」

春香「そうだね」

響「よし!それなら、ちょうど今3人そろってるんだから、打ち合わせするぞ!」

美希「……」ペラ

響「み、美希も大丈夫だよね……?」

美希「うん、ベツにいいよ」パタン

響「よ、よし、それじゃあ……」

響「……」

響「……えーと」

響「……二人とも、なにか意見ある?」

春香「え?う、うーん……」

春香「あ、そう言えば」

春香「私と美希の衣装のイメージが違うから、ちょっと合わせた方が良いと思うんだけど……」

響「お、おお!そうだね!」

響「確かに、春香と美希の衣装ちょっとバラバラだぞ!」

春香「うん、だから、小物を買いに行く前に方向性を決めておきたいよね」

響「そ、そう!その通りだぞ!」

響「ちゃんと足並みをそろえないといけないよね!」

響「春香と、美希の!」

美希「……」

響「よーし、それじゃ、どういう方向性にするか考えないと……」

美希「……」

響「……美希?」

美希「何?」

響「あ、えーと……」

響「だから、春香が美希とのイメージを修正したいんだって……」

美希「うん、いいよ?」

響「……いいんだよね?」

美希「うん」

美希「ミキ的には、今の路線はちょっと可愛すぎでミキっぽくないから」

美希「もうちょっとクールでカッコイイ感じにしてほしいって思うな」

響「おお!ちゃんと考えてるじゃないか!」

響「確かに、今回は結構ダンスで魅せる場所も多いから、動きやすさもかねてクール系の方がいいかもね!」

美希「うん」

響「よーし、それじゃ……」

春香「……」

響「……って、春香?」

春香「何?」

響「だから、えーっと……」

響「美希が、今回は可愛い系じゃなくてカッコいい系で行きたいんだって……」

春香「うん、良いと思うよ!」

響「……いいんだよね?」

春香「うん!」

春香「私、最近そう言う路線にも興味出てきたから、楽しみだなー!」

響「そ、そっか、良かったぞ……」

美希「……」

春香「……」

美希「……あ、ちょっとそっちの雑誌とって?」

春香「……」

響「……春香、美希が雑誌とってって」

春香「あ、うん」ヒョイ

春香「はい、響ちゃん」

響「……ありがと」

響「……美希、雑誌だぞ」

美希「うん、響ありがと」

春香「あ、そう言えば、さっきのスケジュール合わせちゃわないと!」

春香「ごめん、バック取ってくれる?」

響「う、うん……」

美希「……」

響「……美希、春香のバック、美希の後ろにあるんだけど」

美希「え?ああ、うん」ヒョイ

美希「はいなの」

響「うん、サンキュー……」

響「はい、春香……」

春香「ゴメンね、響ちゃん」

春香「……」ゴソゴソ

美希「……」ペラ

春香「……」

美希「……」

響「……」

響(……グスッ)

響「あ、そ、そう言えばさ!」

響「今日春香、クッキーとか作ってきてないの?」

春香「クッキー?」

響「う、うん」

春香「えへへ……実は……」ゴソゴソ

春香「ジャーン!作ってきてるよ!」

響「さ、流石春香!」

響「それじゃ、みんなで……」

美希「あ、ミキはいらないの」

響「え?」

響「い、いらないって、せっかく春香が作ってきてくれたのに……」

美希「でもミキ、もうクッキーはジューブンなの」

響「み、美希!十分ってそんな言い方……」

春香「うん、美希は要らないよね?」

響「春香までぇ!」

響「どうして二人とも……」

響「う、うう……」ジワッ

響「自分、今日はもう帰る!」ダッ

春香「ちょ、響ちゃん!?」

美希「えっ、響!?」


 バタン

響(うう、どうして二人は仲良くしてくれないんだよー!)ダダッ

響(自分、事務所の皆に仲良くしててほしいのに)カンカン カンカン

響(春香と美希のバカ……!)

 ドンッ

響「うぎゃ!」

真「うわっ!」

響「あ、真……」

真「い、痛てて……響か」

真「危ないじゃないか!事務所の階段、そんなスピードで駆け下りてきて!」

響「ご、ごめんだぞ……」

真「気を付けてよね……って、響……」

真「目、赤くない?」

響「え?あ……」

 ゴシゴシ

響「へ、へへーん!別に何ともないぞ!自分、完璧だからね!」

真「そ、そう?それならいいんだけど……」

真「……困ったことがあるなら、いつでもいいなよ?」

響「!」

響「だ、大丈夫だぞ!……ホントに大丈夫だから」

真「……まあ、響が大丈夫だって言うなら何も聞かないけど」

響「……」

真「じゃあさ、あの……」

響「……何?」

真「……そろそろボクの上から避けてくれないかな」

響「あ、ご、ゴメン!」

響「すぐ避け……」

千早「……二人とも、階段の踊り場で何やってるのかしら……?」

真「あ、ち、千早……」

千早「我那覇さんが真の上に馬乗り……」

真「いや、ちょっとさ、さっきぶつかっ……」

千早「……まあ、何でもいいのだけど」スタスタ

真「ち、千早!何か勘違いしてない!?」

響「……じゃあもう自分行くね」ヒョイ

真「え?あ、うん……」

真「……」


真「何だろう、今ボク、すごく損をした気がする……」

別の日

響「おはようございまーす」ガチャ

 ギャアギャア

響「って、あれ?なんか騒がしいぞ……」


伊織「だから、私はアンタのことを心配して言ってやってるんじゃない!!」

亜美「亜美にはそれが余計なおさるさんなんだよー!!」

伊織「だれがサルよ!誰が!」


響「ちょ、二人とも何やってるんだよー!」

伊織「私がサルだったら、アンタは何?キンギョかしら?」

亜美「それどーいう意味さ!」

伊織「お尻どころか全身真っ赤だからよ」

亜美「全部じゃないもん!2教科はセーフだったもん!」

伊織「変わらないわよ!そんな違い!」

亜美「そんなことないよー!!」


響「や、やめるさー!亜美も伊織も!」

伊織「何よ響!アンタは黙ってなさい!」

亜美「そうだよひびきん!おはよう!」

響「二人とも、何喧嘩してるんだよ!」

伊織「喧嘩じゃないわよ、説教よ、コレは!」

伊織「亜美ったら、この前の期末テスト、8教科中6教科赤点だったのよ、信じられる!?」

伊織「しかも、5教科は全滅!保体だけ満点!」

伊織「だから私が説教してたのよ!」

響「そ、それは酷いな……」

亜美「で、でも!それはアイドル忙しかったからだし……」

亜美「これからはパパが勉強見てくれるって言ってたから、ちゃんとやるもん!」

亜美「それにほら、見てよひびきん」パラ

亜美「亜美、英語と数学の一番難しいやつ正解してんだよ?」

亜美「それなのにいおりん、亜美がうっかり間違ったところばっかり怒って……」

亜美「いおりんにそんなこと言われる筋合いないもんね!」

伊織「何よ、私はあんたのことを心配して言ってあげてるんじゃない!」

伊織「今からこんだけ赤点取ってたら、今後が心配だって……」

亜美「だから、それはいおりんのドーバー海峡なんだってば!」

伊織「それを言うなら老婆心でしょ!!私のドーバー海峡って何よ!?」

 ギャーギャー

響「ああ、もう、また……」

響「と、とにかく、二人とも言い争いは……」

伊織「何!?じゃあ、アンタ、亜美がこれから赤点取り続けてもいいってわけ!?」

響「い、いや、そうじゃなくて……」

亜美「そうだよ!そうなったら困るのは亜美なんだかんね!」

響「いや、だから……」

伊織「だいたい、アンタはどうなのよ響!」

響「え?な、なにが?」

伊織「アンタはちゃんと勉強してるの!?」

響「し、してるけど……」

伊織「うそおっしゃい!アンタ、この前古文がどうのってプロデューサーにこぼしてたらしいじゃない!」

響「うげっ、何でそれを……」

亜美「りっちゃんから聞いたんだよ!」

伊織「アンタね、いくら得意な教科でいい点とったって結局最後にものをいうのは総合点なのよ!?」

響「わ、分かってるぞ……」

亜美「それをひびきんったらまったく……」

亜美「ニガテを何とかしようと思っても、高3でそんな余裕はないんだかんね?」

響「は、はい……」

亜美「今からコツコツ知識つけていかないと、特に古文なんて何が出るか分かんないんだから……」

響「お、おっしゃるとおりだぞ……」

伊織「分かったわね?今日帰ったら、ちゃんと勉強しなさいよ?」

響「うん……」

亜美「精進したまえよ、ひびきん」ポン

響「はい……」

伊織「さ、レッスン行くわよ、亜美」

亜美「ほーい」

 バタン

響「……」

真「おはようございまーす……おっ」ガチャ

響「……」

真「ひーびきっ、おはよう!」

響「……」

真「……響」

響「……」ブワッ

真「……響ぃ!?」

響「真ぉおおお!」

真「ちょ、何で泣いてるのさ、響!」

響「自分、自分……」

真「落ち着いて、ね?」

響「もうどうしていいのかわかんないよぉ!」

真「な、何が……?」

響「うええええん!!」

真「響ぃ!?」

 ……

響「ぐすっ、うっ……」

真「よ、よしよし……」

響「……ヒック」

真「……落ち着いた?」

響「……うん」

真「一体何があったのさ?」

真「ボクでよければ話してみてよ」

響「……」

真「きっと楽になるから、ね?」

響「……」

響「自分、この事務所で上手くやっていける自信が無いぞ……」

真「え?」

真「な、何言ってるんだよ響!」

響「だって、みんなのことが全然よく分からないんだ……」

真「分からない?」

響「うん」

響「……さっき、亜美と伊織が喧嘩してたんだ」

真「うん」

響「で、自分さ、喧嘩は良くない、って思ったから」

響「二人のことを止めに行ったんだけど……」

真「うん」

響「そしたら、逆にもっと古文の勉強をしろって怒られたんだ」

真「何で!?」

響「わかんない、分かんないけど……」

響「話の流れで、何でか自分がお説教されて……」

真「そ、そっか、大変だったね……」

響「なあ真?どうしてなんだ?」

響「あそこは絶対、自分が止めたら二人とも冷静になって」

響「『わ、私も怒鳴ったりして悪かったわよ……』」

響「『うん、亜美も、これからはいおりんが心配しないように勉強頑張るね……』」

響「って流れじゃないのか!?」

真「ま、まあ、亜美はイタズラ好きだし、会話もちょっと普通にさせてくれない時があるけど……」

真「普通にいい子だと思うよ?」

響「……伊織は?」

真「伊織も、ちょっと怒りっぽい所はあるけど間違ったことは言わないし……」

真「多分、怒ってたってそれは響を心配してるからだと思うけど……」

響「……じ、自分、あの会話でそこまでは分からないぞ」

真「まあ、響はウチに来たばっかりだし、まだちょっとみんなのことが分からないかもしれないけどさ」

真「すぐに分かってくるよ」

響「……でもさ、それにしてもこの事務所、みんなの仲が悪いのか?」

真「え、仲?」

響「だって、いっつも皆喧嘩してるじゃないか」

真「ええ?そうかなあ……」

響「今日だって亜美と伊織が喧嘩してたし……」

響「それに、この前は真と伊織が喧嘩してたでしょ?」

真「ああ、そう言えばしたかもなあ……」

響「あと、律子もいっつも怒ってたりするし」

真「それは……」


響「自分、折角事務所の仲間になったんだから、みんな仲良しでいたいぞ……」

真「響……」

真「へへっ、響、そんな心配いらないよ」

響「え?」

真「765プロは、皆仲良しだって」

響「で、でもさ……」

真「そりゃ、確かにみんな結構気が強かったり、言い争いしたりするけどさ」

真「それは、みんなお互いを信頼してるからなんだよ」

響「信頼……?」

真「うん、みんなお互いにお互いを好きだと思ってるし、信じてる」

真「だから、自分の言いたいことを言うんだよ」

真「この仲間になら、きっと言いたいことが伝わるからってさ」

響「真……」

真「うん、だからさ響も遠慮なくボクに何でも言っていいんだよ?」

真「……ボクが」

ガチャ

千早「おはようございます」

真「ボクが、響の全てを受け止めてあげるからさ……」

真「あ」

千早「ま、真、今のセリフは何……?」

真「いや、千早、コレは違うんだってば」

真「ちょうどいいタイミングで、千早が来たってだけで……」

千早「ええ、確かに、丁度いいタイミングで来てしまったみたい」

千早「でも、それには私は邪魔だと思うから、ちょっと時間を潰してくるわ」

真「いや、だからさ、ちょっと待ってよ……!」

 バタン

真「……うう、また絶対勘違いされたよ……」

響「全然信頼されてないじゃないか……」

真「ま、まあとにかく!」

真「響の心配するようなことはこの事務所にはないからさ!」

真「響も、響のままでいればいいんだって!」

響「う、うん」


響「……でもさ」

真「何?」

響「あの、春香と美希はどうなんだ?」

響「どう見ても、仲良しには見えなかったんだけど……」

真「ああ、あの二人は……」

……別の日

美希「……」ペラ

美希「……」

 ガチャ

春香「おはようございまーす」

美希「……」

春香「……あ、美希」

美希「うん」

春香「……」

春香「……よいしょっと」ストッ

春香「……」

美希「……」ペラ

春香「……」

美希「……」

春香「……」

美希「……」

美希「あ、春香」

春香「何?」

美希「これ」スッ

春香「リボン?」

美希「ステージ、それ付ければいいって思うな」

春香「ふーん……」

春香「買ったの?」

美希「うん」

春香「じゃあ、お金……」

美希「別にいらないの」

春香「そっか」

美希「うん」

春香「……」

美希「……」

春香「……」シュル

春香「……」ゴソゴソ

春香「……」キュッ

春香「……」

美希「……」

美希「……いいんじゃない?」

春香「そう?」

美希「うん」

春香「そっか」

美希「うん」

春香「……」

美希「……」

春香「……」ゴソゴソ

春香「……」スッ

美希「ん」ヒョイ

美希「……」パクッ

美希「……」サクサク

美希「……」モグモグ

美希「……いいんじゃない?」

春香「そっか」

美希「うん」

春香「……」

美希「……」ペラ

春香「……」

美希「……」

 ガチャ

響「はいさーい!」

響「って、春香と美希……」

春香「あ、響ちゃん、おはよう!」

美希「響、おはようなの」

響「う、うん、おはようだぞ……」

春香「響ちゃんも座りなよー」

響「……う、うん」

美希「……」ペラ

響「お、おじゃまします……」ストッ

春香「……」

美希「……」


響「うう……」

春香「……」

美希「……」

響「……」

響(だ、大丈夫だぞ、自分!)

響(真に教えてもらったじゃないか!)

響(この二人は、ただサバサバした関係なだけで、仲はいいって!)

響(大丈夫、大丈夫なんだ……)

響「……ね、ねえ春香」

春香「なあに?響ちゃん」

響「あのさ、前言ってた、ステージ用の衣装選びなんだけど……」

春香「あ!ゴメンね響ちゃん、それなんだけど……」

春香「もう大体終わっちゃって……ほら、一番問題だったリボン、いいのが見つかったんだ」

響「え?」

響「あ、そ、そうなんだ……」

春香「ゴメンね?」

響「ぜ、全然いいけど……」

響「それにしても、そのリボン、センスいいなー!」

響「どこで買ったんだ?」

春香「ああ、それは……」

美希「知らないの」

響「え?」

春香「ふーん……」

春香「ゴメンね、響ちゃん、知らないみたい」

響「……え?」

響(……な、なんだ?今の)

響(何で美希が答えたんだ?自分、春香のリボンの話してたんだよね?)

響(え?じゃあなんで美希が?)

響(美希が買ったのか?で、でもそんなことあるのか?)

響(そ、それとも……)

響(『春香のことなんか知らないから会話を終わらせて』ってこと?)

響「う、うーん……」

響「うーん……?」

春香「……響ちゃん?」

響「はっ、ご、ゴメン!」

響「ちょっとボーっとしてたぞ」

春香「?変な響ちゃん」

春香「あ、それより……」ゴソゴソ

春香「はい、クッキー!おひとつどうぞ!」

響「あ、ありがと……」

響「お、美味しいぞ」

春香「ホント?良かったー」

春香「今日のはちょっと自信あったんだよね!」

響「そ、そうなんだー」

響「……」

響「……ね、ねえ」

響「ミキも、どう?春香の作ったクッキー、美味しいぞ?」

美希「……」

響「……」ドキドキ

美希「いらないの」

響「!!」

響「み、美希、そんなこと言わないでさ……」

美希「うん、でも」

美希「春香のクッキー、(今日はもう食べたから)ジューブンだって思うな」

響「み、美希!」

春香「うん、美希は(もう食べたから)いらないよね」

響「春香までぇ!」

響「や、やっぱり仲悪……」

美希「……あ、春香」

春香「何?」

美希「今度はミキが買い物行くから、次の火曜開けといてね?」

響「!?」

春香「……しょうがないな、じゃあ私、学校お休みするから」

響「!!?」

響「……」

春香「あ、響ちゃんも一緒にどう……」

響「……ぐすっ」

春香「え!?」

響「う……」

響「うええええん!!」

響「もう、意味わかんないよぉぉぉ!!」

春香「ひ、響ちゃん!?どうして泣くの!?」

美希「ど、どうしたの?響?」

響「だって、だってええええ!!」

 ガチャ

真「おっはようございまーっす!」

響「うえええええええええん!!」

真「……え?」

真「な、何?この状況……」

春香「ま、真!大変だよ!響ちゃんが!」

美希「よく分かんないけど急に泣き出したの!」

真「は、はい?」

響「ま゛ごどぉぉぉぉお!」ギュ

真「ちょ、ひ、響!?」

真「どうしたのさ!響、落ち着いて!」

響「自分、自分……」

 ガチャ

千早「おはようございます」

響「自分にはもう真しかいないぞぉぉ!!」

真「ちょ!?響!?」

千早「……」

響「真ぉー!」

真「響、だから……」

千早「……あの、真」

真「え!?ち、千早!いつからそこに!?」

千早「前からずっと言おうと思っていたのだけど……」

千早「私、その……」

真「あのさ、千早……」

千早「……恋愛はどんな形でも自由だと思うし」

真「いや、だからさ……」

千早「たとえ真が……そうであっても私たちが仲間だという事に変わりはないわ」

真「だから違うんだってば!」

千早「……それじゃあ、私、レッスンがあるから」

 バタン

真「千早ああああああ!!」

響「真おおおおおお!!」


春香「……えっ、なにこれ」

美希「さあ?」

                 完

おわりんりん

ありがとうございました

唐突な過去作晒し

美希「ミキなの」

P「春香!良いニュースと悪いニュースがあるぞ!」

P「なあ真、今日何色のパンツはいてんの?」

春香「釣れますか?プロデューサーさん」

P「最近春香の差し入れがおかしい」

P「ええっ!?春香が黒井プロに干されただって!?」

伊織「アンタたち、もうちょっと正しい日本語使いなさいよ」

P「昨日さ、夜中に突然目が覚めてさ」

亜美「そんじゃ、次は兄ちゃんが鬼ねー!」

たまに読み返してあげてください

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