【オリ設定・異能】星/欲しの物語【安価・コンマ】part33 (1000)



 この星には――あなた達の住まう、この星には力がある。
 多様な生命を生み出し、育み、時に滅ぼし、時に恵みを与える。

 地球に芽生えた、知的生命体――人間。
 言語を介し、文化を作り、文明を発展させた人間。
 彼らは時に星の上にあることを忘れ、時に星に畏怖し、星を探究する。

 2XX0年――。
 とうとう、始まりの人間が星の恩恵を知り、その手に握る。
 彼は星の恩恵を『借り/操り』――『掴む/攫む』。

 星の力を『掴んだ/攫んだ』――彼は――始まりのグラスパー。

 彼の出現後、人々は星の恩恵を『借り/操り』ようと躍起になり、とうとうそれを『掴む/攫む』術を見つけ出す。


 星の力を巡る、欲しの物語




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426766587


 ある日を境に、それは始まった。
 三・三〇事件――あの、東京を半壊にまで追い込んだ、あの日以来。

 瀕発をする、怪事件。
 ポルターガイスト、ラップ音、ドッペルゲンガー、実態のない人影。

 東京でのみ瀕発する、数々の怪異。
 これがグラスパーの異能なのか、それとも物理的現象であるか、この世ならざる者の仕業かは、判明していない。

 綱野杜神社に、お祓いの依頼がきたのは夏が終わるころだった。
 でもそれは、わたし達の日常を揺らがす、怪異との邂逅だった。

「この現象は、よく分からん」

「神主、だったら、この俺が必ずや、困っている人達のために解決をしてみせます!」

「まつり。晃星とともに少し、調べてみなさい。この世ならざる者であれば、巫女たる使命を帯びたお前もチカラになれ」

 無用な正義感と、無用な使命感の押しつけ。
 そのダブルパンチがあたしを襲い、その事件へと引きずり込む。

「さあ、まつり、東京の怪異に怯える人々を、俺達で救うぞ!」

 神様、御狐様。
 わたし、何か悪いことしましたっけ?


 その時は、そんな程度の認識だった。
 て言うか、幽霊なら夏と一緒に消えてくれて良かったのに――。



 過去スレ
 30までの前スレは、30の>>4を参照してください
 1部 意志を継ぐ者(冬也編)1~4
 2部 暁に咲く黒鉄(明編)4~7
 3部 万雷纏いし闊歩(ハワード編)7~11
 4部 零へ至る道(幸晴編)11~14
 5部 穢れざる黄金(独楽編)14~17
 6部 闇を蠢く救済(デイモン編)18~21
 7部 輝きの乙女(夜子編)22~25
 8部 対峙する宿命(怜&御門編)25~
 9部 まつり編30~

 30 【オリ設定・異能】星/欲しの物語【安価・コンマ】part30 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425809140/)
 31 【オリ設定・異能】星/欲しの物語【安価・コンマ】part31 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426154148/)
 32 【オリ設定・異能】星/欲しの物語【安価・コンマ】part32 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426432863/)



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア197/400 コート306/300 バーニッシュ261/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー 110
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能 60
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員 40
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ 60
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員 50
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き ?
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長 80
 天宮怜:風の異能 男の娘(?) 90
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち 60
 物部神子:怜が好きな女の子 70
 吉前魁:男の子 70


 バサァッ

 織田が隅に置かれていたものにかけられていた、布を取り払った。
 そこに姿を見せた機器に全員が眉根を寄せる。

御門「何だ、ありゃ…?」

晃星「何かしようとしているのは確かだ、止めるまで…!」

織田「こっちへ来るな!」

 シュボォォォォォッ
 ダンッ

 黒炎で牽制し、織田がピラーを発動した。
 まつりが大薙刀でピラーを攻撃するが、破れそうにない。

まつり「固いよ、これっ…!」

 ガンッ

怜「…星業、動力――?」ボソ

御門「ああ?」

怜「…もしかして、あれを、爆弾にして…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 どかーん
 4~6 退避しろって怜が
 7~9 これを追っかけてるヤツがいたやろ?
  0  展開無視で前スレ>>1000にしたるわ、しゃあないのう


まつり「ば…爆弾…?」

怜「三・三〇で使われた爆弾だ…!」

晃星「何だと…!?」

御門「…は? 死ぬじゃねえか、それ! 逃げるぞ!」

まつり「でも…どこまで――」

ボルト「バウ、バウッ!」

 ダンッ

怜「っ――?」

織田「あとは…ここに、ECを組み込めば――!」

 バリィィィィィンッ

 まつりではビクともしなかったピラーが、割られた。
 飛び込んだ青年が織田に迫り、拳を握る。

織田「っ――ここまで、来て…!」

幸晴「それは、使わせない。破ァアアアアアアアア―――――――――――――――ッ!!」

 ズドォッ

 叩き込まれた掌底が、織田を吹き飛ばした。
 その一撃だけで織田は口や鼻から血を噴き、乱回転をしていく。

 ドッゴォォォォォォォォォッ

織田「」

まつり「……だ、誰…?」

ボルト「バウッ!」

幸晴「分かってる――! 稼働まで、あと…5秒…いけるか…?」

 パァァァァァッ

 幸晴が装置に手を触れ、異能を使う。
 光に包まれた装置。バチ、と弾けるような音がして幸晴の手が弾かれるが、それでも強引に押しあて続ける。

 ギュィィィィン…

幸晴「頼む…!」

ボルト「バウ、バウッ!」

 シュゥゥゥゥ…

 光が止まり、音もやんだ。
 そっと幸晴が手を放し、深く息を吐き出す。

幸晴「良かった…」

まつり「…………ねえ、晃星…誰?」

晃星「…さあ…?」


 【直下 コンマ判定】
 とりあえず、一件落着
 1~3 まあ、神社はぼろっぼろのままだけどね。住民もまだすぐには戻らないみたいだけど
 4~6 住民は戻ってきた。だけど、神社はぼろぼろのままなんよぉ~
 7~9 ゆっきーが色々と直してから、どっかに消えた。神社も元通り、壊れてた町も綺麗に直ったよ


 安価、把握です
 キリがいいんで、一旦休憩です
 ありがとうございました~

 まつり編、波乱の前半もこれで終わりっすね
 後半は…どうなるんでしょうなあ…


 さーて、再開といきませうか…
 しっかし…どうするもんかのう…

 とりあえず…うん

 【安価下2】
 1 ふつーに、やってりゃ何か起きっぺ
 2 そろそろ怜達帰るって。じゃあ、帰る前にどっか行こうぜ


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家――

まつり「はぁー…」

晃星「…どうした?」

まつり「…平和だなあ、って…」

晃星「そうだな…」

まつり「…いまだに、参拝客、来ないけど…」

晃星「まだ、帰ってきていないからな、近隣住民が。それに…色々と直すのも、2人だけじゃ遅々として進まない…」

まつり「だね…」

独楽「まーつりちゃん」

まつり「あ、独楽ちゃん」

独楽「急なんだけど、ロンドン戻ることになっちゃった」

まつり「え、そうなの?」

独楽「さすがに、ずっと居候するわけにもいかないし…」

まつり「怜達も帰っちゃったのに…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 独楽「そういうわけだから、またね」
 4~6 独楽「ロンドンにくることがあったら、連絡してね。案内してあげるから」
 7~9 独楽「お礼になるか分からないけど、この神社への献納っていうことで…受け取ってくれるかな?」


独楽「そういうわけだから、またね」

まつり「うん、元気でね」

独楽「まつりちゃんもね。ばいばい」

晃星「…お気をつけて」

独楽「晃星くんもね」

まつり「送る?」

独楽「ううん、大丈夫。リダが車でお迎え来てくれるから」

独楽「それじゃあね。今までありがとう」

独楽「困ったことあったら、声かけてね」

晃星「…あの、気になっていたんですが」

独楽「うん?」

晃星「…どうして、ここへ?」

独楽「そ、それは…えーと…」ダラダラ

独楽(幽霊見ちゃって怖くなって、ここなら幽霊が近づいて来ないから逃げてきたなんて言えない…)

独楽(外に出ても幽霊がんがんで怖くて出歩けなかったからなんて、余計に言えない…!)

独楽(そもそもいないし、幽霊なんか全然いないし…そ、そうそうそうそう…だから…何て言おう…?)

独楽「えーと、ね…」ダラダラ

まつり「晃星、いいじゃん、何だって」

晃星「だが…」

独楽「あ、も、もう時間だ! そ、それじゃあね、ばいばーい」

 タタタッ

まつり「ほらー、晃星が変なこと言うから」

晃星「俺のせいか?」

まつり「違うの?」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 197/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 0/250
   F アンテナ 84/200
   G ステルス 0/300
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 神社修復
 5 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 ガイア 197/400


 ガイア 249/400

まつり「何か…静かだなあ…」

まつり「皆帰っちゃって、晃星と2人きりか…」

まつり「…」

まつり「…殿下も、まだ目を覚まさないし…」

<こーん

まつり「あ、コン太郎達もいたっけ」

まつり「すっかり忘れてた…」


 【安価下2】
 1 おでん販売
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 神社修復
 5 その他、自由行動


まつり「そろそろ、起きないかな…?」

まつり「殿下~」

まつり「おでん持ってきたよー」

まつり「…」

まつり「おでんだよー?」

まつり「…」

まつり「…反応なし、と」


 【直下 コンマ判定】
 00、99、88、77、66のいずれかが出ると…?


まつり「…だめか」

まつり「ここに置いておくからねー」

まつり「…」

まつり「ロングスリーパーだなあ…」



 【安価下2】
 1 おでん販売
 2 コミュ
 3 神社修復
 4 その他、自由行動

>>1GS補正に願望達成ボーナスはなしですか?
まだ達成してない?


 >>42 まだっすねー。ていうか、できるのかね、というレベルですよ

―――――

 トンテントンテン

晃星「まつり、左側が傾いている」

まつり「…こう?」

晃星「逆に傾いた、水平だ、水平」

まつり「て言われても…」

晃星「少しずつ、そう…少しずつだ…」

まつり「…」

晃星「いきすぎ、少し戻せ」

まつり「はいはい…」

晃星「戻しすぎだ!」

まつり「あーもう、尻尾使い荒いなあ!」


 【直下 コンマ判定】(殿下の加護+3)
 1~3 遅々として進まない
 4~6 今日直す分さえ終わらなかった…
 7~9 今日直す分は、完璧!


 トンテンカンテン

晃星「ふぅ…これくらいだな」

まつり「お、いい感じじゃない?」

晃星「ああ」

まつり「晃星が口ばーっかりだから疲れちゃったよ」

晃星「まつりの尻尾の方が力もあるし、手数が多いからな」モフモフ

まつり「あとさー、すぐにそうやって、状況とか関係なしにもふるのやめてくれない?」

晃星「それはまつり、おでんが目の前にあるのに匂いを嗅ぐなと言っているようなものだぞ」

まつり「そこまでじゃありませんー」



 【安価下2】
 1 おでん販売
 2 コミュ
 3 その他、自由


まつり「ねー晃星」

晃星「どうした?」

まつり「…シャンプー、あたしの使ったでしょ?」

晃星「きれちゃったからな」

まつり「勝手に使わないでって言ったじゃん」

晃星「仕方ないだろ」


 ↓1~3 晃星とのコミュ内容
 ※なければ「なし」でええんやで~


まつり「何かさ、この間まで色々あったの嘘みたいだよね」

晃星「…そうだな」

まつり「…晃星が心配だからって来てくれたじゃない? …何か、ちょっと…嬉しかったよ。ううん、心強かった、かな? ありがとうね」

晃星「当たり前だろう、そのくらい」

晃星「まつりに何かあって、もふれなくなったら困る。…死ぬのと同じくらいの損失だ」

まつり「…素直にいかないよねえ…」

晃星「何が?」

まつり「別にぃー?」

まつり「あ、そうそう、おでんの材料、買いにいこ?」

晃星「何で俺まで」

まつり「いいじゃん、たまには。荷物持ち、荷物持ち。もう冬になっちゃうんだから、おでんはかどるよ」

まつり「てことは、いっぱい買わなきゃ。参拝客が戻ったころに備えて、新たな変わり種も用意したいし」

晃星「…また…3食おでん生活が3、4ヶ月づくのか…」

まつり「嫌?」

晃星「…飽きる…」

まつり「またまた~、もう何年もやってるくせして」

晃星「…」

まつり「帰りにカラオケでも行く?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 歌苦手だからやだ、て言われた
 4~6 カラオケの個室にいる間、尻尾をもふらせてくれるならて言われた
 7~9 いいよ、って


晃星「カラオケか…」

まつり「やだ?」

晃星「…尻尾をもふらせてくれるならいいぞ」

まつり「…ええ?」

晃星「じゃなきゃ行かない」

まつり「へんたい」

晃星「折角の公共の密室だぞ、その背徳感を味合わないでどうする!?」

まつり「どうもしなくていいよ! えっちしたい中学生みたいなこと言わないでよ!」

晃星「あんなのより、ずっと崇高だ!!」

まつり「へんたい!」


 【安価下2】
 1 カラオケ描写、いる?
 2 行きました、で済ませてええのん?


 【直下 コンマ判定】
 カラオケで歌ってきた帰り道
 1~3 グラスパーが暴れてた
 4~6 なーんもなかったよ
 7~9 冬の足音。おでんがおいしい季節になってるようで何より


 今日は多いのう

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 電気屋さんの前を通りかかったらニュースがやってて、三・三〇で意識を失ってた人がちょっとずつ目を覚まし始めたってやってた
 奇数 地縛霊に絡まれた
 ※0は偶数扱いよ


 スタスタ

まつり「うぅっ…さぶさぶ…」

晃星「日が落ちると、すっかり冬だな…」

まつり「マフラー出しとこ…」

晃星「尻尾で代用すればいいじゃないか」

まつり「ダメじゃん、防衛以外で使っちゃ」

晃星「バレないからそうしよう。寒いのは嫌だろ?」

まつり「って言って、尻尾マフラーしてほしいだけなんでしょ?」

晃星「…そうだけど」

まつり「…うぅっ…でも、寒いし…バレなきゃいいよね…」ボフンッ←1本だけ尻尾出した

まつり「ぐるぐるーってして…はあ…ぬくぬく…」

晃星「俺には!?」

まつり「いらないでしょ」フイッ

晃星「長いんだからいいじゃないか。荷物だって持ってやってるし」

まつり「…仕方ないなあ…」

まつり「…はい、もっと寄って」

晃星「ああ」ウキウキ

 マキマキ…

まつり「…近い…」

晃星「…」ホッコリ

地縛霊「爆発しろぉーっ!」


 【安価下2】
 1 無視した
 2 よっしゃ、昇天さしたるわ


まつり「おでん、いい変わり種見つかるといいなあ…」

晃星「だが…ピスタチオなんて、おでんに入れるつもりなのか…? 買った意味が分からない」

まつり「合うかも知れないじゃん」

地縛霊「…おい」

 スタスタ

晃星「それに、ビーフジャーキー。あんなのが合うのか?」

まつり「分からないじゃん」

地縛霊「無視するな! おい!」

まつり「早く帰って試そうっと」

晃星「早足すぎる。ゆっくりでいい」

まつり「もふってたいだけでしょ、さっさと行くよ」

地縛霊「無視しないでくれよぉ…」orz


 【直下 コンマ判定】
 1~3 祟りに遭った、とか言う人が駆け込んできた
 4~6 休校になってた学校が再開した。は、春休みはなしだってー!? 休校になってた分だってー!?
 7~9 休校になってた学校が再開した。ようやく、日常って感じ


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア249/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    アンテナ84/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

 カァ- カァ-

まつり「久々の学校、疲れたぁー…」

晃星「ずっと寝ていたくせに」

まつり「何かいった?」

晃星「別に…」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 249/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 0/250
   F アンテナ 84/200
   G ステルス 0/300
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 神社修復
 5 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 ガイア 249/400


 ガイア 294/400

まつり「ピスタチオも、ビーフジャーキーも、ダメだったなあ…」モグモグ

まつり「うーん…酢イカ…これが意外と…」

 パクッ
 モグモグ…

まつり「うぇー…ダシまで浸蝕してダメにされたかも…」

まつり「難しいなあ…」



 【安価下2】
 1 おでん販売
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 神社修復
 5 その他、自由行動


 【安価下2】
 行くのは全然おkなんだけど…一応、日が沈んで夜よ
 1 それでも行くよ
 2 じゃあ、別のことしとくわ


 では、改めて

 【安価下2】
 1 おでん販売
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 神社修復
 5 その他、自由行動


まつり「さて、シーズン到来…」

まつり「おでんよ、今こそ、寒さに震える人々にぬくもりを…!」

まつり「…」

まつり「…待つしかできない、この寂しさ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 閑古鳥
 4~6 野良猫がやってきたから、つみれをやっただけ
 7~9 酔いどれのおっさんとおばs…自称お姉さんがきた


まつり「…」

まつり「…やっぱり、そうそうお客さんはこないか…」

まつり「そもそも、神社におでんを食べにくる、っていうことがもうね…」

まつり「…駅前とかに移動しようかな、屋台…」

<にゃー

まつり「?」

<にゃーご

まつり「あれ、ネコだ、珍しい」

まつり「どうしたの、お腹へらしてるの?」

ねこ「にゃうん」

まつり「うーん…じゃあ…仕込んだだけのつみれ、あげる。はい、どうぞ」

ねこ「にゃー」パクッ


 【直下 コンマ判定】
 1~6 本日のお客さん、野良猫1匹。売上0でした
 7~9 この野良猫、意外と毛並みがいいなーって思ってたら…


まつり「なでちゃおーっと」ナデナデ

ねこ?「…」チラッ

まつり「あ、こっち見た」

ねこ?「…にゃう」

まつり「かわいいな、このねこ…」

まつり「狐とはまた違った手触り…。毛並みもいいし…」

まつり「でも、見たことないなあ…。新入り?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ただの野良猫だったぜ、チッ
 4~6 ねこ?「てゆーか野良じゃにゃい」
 7~9 ??「リム~…どこ行ったのー…?」


ねこ?「てゆーか、野良じゃにゃい」

まつり「またまた――って、え?」

ねこ?「にゃうん」

まつり「…」

まつり「………………あれ?」

まつり「…………………………今、きみ、喋った?」

ねこ?「にゃー」

まつり「………………喋ったよね? 野良じゃにゃい、って」

ねこ?「…………にゃっ」

まつり「完全にこっちの間に、合わせたよね?」

ねこ?「しゃあにゃいにゃ…」

まつり「やっぱり…!」

ねこ?「オイラは飼い猫にゃ。リムってにゃ(名)づけられてるにゃ」

まつり「…いや、喋ることについて…」

リム「企業秘密にゃ」ピョンッ

まつり「あっ…」

リム「またくるにゃ、あったかいから」

 スタスタ

まつり「……怪異・喋るネコだ…。…ねこまた…?」

まつり「でも、尻尾は1本だけか…」


 【安価下2】
 1 おでん献上
 2 寝よう寝よう、明日は学校お休みだぜ!
 3 その前に寝る前にしたいことあるん? あれば併記やで?


まつり「さーてと…」

まつり「殿下ー、そろそろ起きたー?」

まつり「…」

まつり「…おでん、持ってきたよー」

まつり「…」

まつり「早く起きないと、その内、持ってくるの忘れちゃうよー」


 【直下 コンマ判定】
 00、99、88、77、66、55、のいずれかが出ると…?


まつり「…ダメか」

まつり「…うーん…」

まつり「…殿下の尻尾、懐かしいなあ…」

まつり「自分の尻尾でも抱いて寝てみよっかな…?」

晃星「だったら俺も」キリッ

まつり「うわっ…!? ど、どっから…!?」

晃星「社殿の修理をしてたんだ」

まつり「良かった…聞きつけてワープしてきたのかと…」

晃星「尻尾」

まつり「ダメ」

晃星「…」シュン


 【直下 コンマ判定】
 1~3 悪夢にうなされてるんです、って人がきた
 4~6 な、なにー!? 土曜日は休校中の遅れを取り戻すために学校があるだとー!?
 7~9 休日やでー、自由やでー


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア294/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    アンテナ84/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子


まつり「んぅ~…」

まつり「尻尾が…尻尾がぁ…」パチッ

まつり「重い…てゆーか…何かが…」チラッ

晃星「Zzz…」モフモフ

まつり「」

まつり「朝っぱらから…この、へんたーい!」

 バシィッ
 ゴロゴロゴロ…

晃星「つつ…いきなり、何をするんだ…?」

まつり「勝手にお布団入ってこないでよ!」

晃星「下心なんて一切ないからいいだろ! 大体、昔は――」

まつり「いつまでも、お互い子どもじゃないでしょ!」

晃星「何て、器の小さい…」

まつり「へんたい! もう!」



 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 249/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 0/250
   F アンテナ 84/200
   G ステルス 0/300
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 神社修復
 5 おでん販売
 6 おでかけ
   ※行きたいとこありゃ併記やで~
 7 その他、自由


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 ガイア 294/400


 ガイア 391/400

まつり「全くもう…」

まつり「晃星って、何であんなに…」

まつり「デリカシーの欠片もないんだから…」

まつり「ふーん、いいもん、晃星には朝ご飯でおでん出してあげないもん」


 【安価下2】
 1 おでん販売
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 神社修復
 5 おでかけ
   ※行きたいとこありゃ併記やで~
 6 その他、自由


まつり「殿下~」

まつり「おでん持ってきたよー」

まつり「今朝ね、起きたら晃星があたしの尻尾抱いて一緒になって寝てたんだよ」

まつり「あのケモナー、どうにかしてよ」

まつり「…」

まつり「毎日、ちゃんとおでんあげてるんだから、たまには」

まつり「…よろしくね?」

まつり「…」

まつり「…それか、早く起きてね」


 【直下 コンマ判定】
 00、99、88、77、66、55、44のいずれかが出ると…?


まつり「よーし、殿下にお願いしておいたし…」

まつり「…」

まつり「折角の休日なのに、いつも何もやること変わってない…」

まつり「…」

まつり「…まあ、いっか」



 【安価下2】
 1 おでん販売
 2 コミュ
 3 神社修復
 4 おでかけ
   ※行きたいとこありゃ併記やで~
 5 その他、自由


まつり「…」

まつり「いや、良くないよ!」

まつり「そんな、いいやいいやってしてたら、そのまま女子高生らしいこともできないまま…」ブルッ

まつり「そんなの絶対、やだ!」

まつり「よーし、何かしよう。そうだ、おでかけしなきゃ」

まつり「晃星でも誘えばいいや」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 晃星「折角の休日だ、日暮れまで神社を直すぞ」まつり「」
 4~6 晃星「神社を直すからいけない。別の誰かを誘え」まつり「ケチ…」
 7~9 晃星「行こう」まつり「やった」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 晃星の好きなもの:犬耳尻尾つき女の子、遊園地←New!
 奇数 さあ行こー!て段になって、来客…だと…? え、なに、落ち武者が出る?
 ※0は偶数扱いなんや


まつり「晃星、早く早くー!」

晃星「えーと、財布、携帯、ハンカチ…レジャーシート、それに…」

まつり「晃星ー、いいから、そういうの。着の身着のままで充分だから」

晃星「一応…もしもに備えて、救急箱…ソーイングセットも持っていくか…」

まつり「ねーえー…」

 ピ-ンポ--ン

まつり「…あれ?」

晃星「?」

 ガララッ

まつり「はーい?」

依頼人「お、落ち武者が…落ち武者が出るんです!!」

まつり「…はい…?」


 【安価下1】
 1 お医者さん紹介しますねー。さ、遊園地だ
 2 …話してみなさい…


晃星「――なるほど…」

晃星「武家屋敷を買い取って、改修工事をしていたら…ことごとく、事故が起きて…」

まつり「それで…挙句、落ち武者が出てきて…出ていけ…?」

依頼人「はい…」

依頼人「どうしていいかも分からず…こちらに」

まつり(何でわざわざうちに…!)

晃星「分かりました」

晃星「では、現地へ行ってみましょう」キリッ

まつり(遊園地…遊園地がぁ…)ウルウル

依頼人「…どうかしました…?」

まつり「…土曜日なのに…」ボソ

依頼人「…?」

晃星「さあ、行くぞ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あー、悪霊だわ
 4~6 めっちゃんこ怒ってますなあ
 7~9 落ち武者発見。頑固そうですな…


 ――日本・某所・ふるーい武家屋敷――

依頼人「ここです…」

晃星「これは、また…」

まつり「…ぼろっぼろ…」

依頼人「安かったので、改装費を考えてもいいかなあと…思いまして…。そうしたら…はぁぁ…」

まつり「…」

晃星「さて、落ち武者というのがどんなか、まずは確かめ――」

落ち武者「また来たのかぁっ!?」

 ズォォォォォッ

まつり「うわ、早速出た…!」

依頼人「ひぃぃぃっ…!」ガタガタガタ

晃星「悪霊退散」

落ち武者「うぎゃああああああっ!」


 【安価下1】
 1 止める
 2 止めない


晃星「――――」

落ち武者「やめろぉぉぉぉぉっ、あああああああっ!」

 ガタガタガタァッ

依頼人「ひぃぃぃっ、ぽぽっ、ぽ、ポルターガイストぉっ…!?」

落ち武者「やぁああああめぇえええええろぉおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ…」

晃星「――――」

落ち武者「あぁぁぁぁ…む…ね………ん――」

 シュゥゥゥゥ…

晃星「悪霊は滅しました」

依頼人「ほ…本当に…?」

まつり「…」

晃星「ええ。これで、もう悪さをされることはないでしょう」


 【安価下1】
 1 いきなりそういうの、どうなの?てちくちくちくちくねちねちねちねちと晃星に言いまくるよ
 2 帰ってきたらもうすっかり夜中だよ…とほほ…


まつり「ねえ、聞いてる?」

晃星「聞いてない」

まつり「聞いてよ」

まつり「ああやってさあ、いきなり暴力振るみたいにぐあーってやっちゃってさ?」

まつり「あのぎゃあああああって声、聞こえてたでしょ?」

まつり「何か理由があってしてたかも知れないじゃん」

まつり「それなのにさ? 問答無用なんだもん」

まつり「無念って最後に言ってたし」

まつり「かっこから見ても、何百年か幽霊のままだったんだよ?」

まつり「いきなり生きてる人がきたから驚いちゃって攻撃してただけかも知れないじゃん」

まつり「なのにあんなことしてさ?」

まつり「ねえ、どうなの、ねえ?」

晃星「…」

まつり「知らんぷりしないでよ」

まつり「良くないと思う、そういうの」

まつり「話し合えば分かり合えたかもしれないじゃん」

まつり「晃星はさ、そういうもしもを全部潰したんだよ」

まつり「良くないよ、きっと」

まつり「何でもかんでも、力で黙らせちゃっていいと思ってるの?」

まつり「思ってるんでしょ? そうなんでしょ?」

まつり「偽善者」

晃星「っ…」

まつり「そんな顔するなら考えてよ」

まつり「話して分かり合って、昇天してもらった方がこっちも気分いいじゃん」

まつり「仕方ない場合もあるかも知れないけどさ、ダメじゃん」

まつり「幽霊でも人は人でしょ?」

まつり「ねえ、どうなの」

まつり「それとも幽霊は全部悪いの? そんなはずないじゃん」

まつり「晃星、ねえってば」

晃星「…ふん」フイッ

まつり「分からず屋」


 【安価下2】
 で、帰ってきたけど夜中やで
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 391/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 0/250
   F アンテナ 84/200
   G ステルス 0/300
 2 おでん献上
 3 コミュ
 4 その他、自由


 これでガイア習得ですね

 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 ガイア 391/400


 ガイア 445/400

まつり「はぁ…」

まつり「…遊園地、行くはずだったのに…」

まつり「…」

まつり「あーあ…」

まつり「…つまんない…」



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    アンテナ84/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子



 今夜の本編は、ここまでっす
 ありがとうございました~


 サブエピとか、しますかい?

 【安価下1】
 1 しなくていいよ
 2 明ママやで
 3 独楽ちゃんや


 明ママか
 本日の明ママは、何するんや?

 【安価下1】
 1 山でキャンプしたし、海でもいこか?
 2 朝霧さんチと一緒に海まで遊びきたで
 3 その他、どんなんがええのん?


 ――明ママの家庭日誌~朝霧さんチと海水浴~――

 ザザ----ン

律「うぅっ…日焼けこわい…」

明「ちゃんと日焼け止め塗らないと、律は後でこんがりきますからねえ…」

律「でもって明さんは、こういうとこに来るとTシャツ必須なんですね」

明「それが何か?」

由司「パパ、ママ! なっちゃん達来た!」

 ブゥゥゥン…
 ガチャッ

冬也「到着…お待たせ」

夏花「由司、おはよ!」

由司「うん、なっちゃん、おはよ。ハルくんも」

春来「おはよう」

エリカ「ねえ冬也、水着…期待してくれる?」ダキッ

冬也「あー、うん…うん、期待してる、期待してる…」

律「テンション低いですね」

明「ですねぇ…」


 【安価下1】
 1 子どもらは好き勝手に遊びんしゃい! 尚、律はその監視をするように
 2 おや? ビーチバレー大会なんてものをやってるようですな
 3 その他、海だよ、どうする!?


<ママ、ママー! ここのトイレ、きたないー!

明「そういうものですから、早く済ませちゃってください?」

<えー…?

明「文句を言わない」

明「やれやれ…」

明「…?」

明「あっちに、何か人だかりが…ビーチバレー、大会…?」

明「へえ…」

 パタパタ

由司「くさかった…」

明「手、洗いましたか?」

由司「うん」

明「ビーチバレー大会なんてやってるみたいですよ。ほら、あそこ」

由司「あ、ほんとだ」

由司「…びーちばれーって、何?」

明「…バレーボールですよ、2対2で、砂浜の上でやる割とメジャーな遊びですね」

由司「ママ出ないの?」

明「いやあ…ママが出たら、最強すぎちゃうんで」

由司「ほんとっ!? じゃあ出て、ねえ、出てー!」

明「そんなことを言われましても…」


 【安価下1】
 1 しゃあない、いいとこ見せるか
   A 律、出番だ
   B …冬也と?
   C 女性同士、エリカと?
 2 疲れちゃうからやだよ


由司「ねーえー、ママ、出てよー?」

明「1人じゃ出られませんし、パパか、なっちゃんパパか、なっちゃんママが一緒に出てもいいって言えば考えますよ」

由司「ほんと?」

明「ええ、嘘はつきませんから」

由司「うん! えーと…」キョロキョロ

明(律は出たがらないでしょうし、冬也さんも目立つことは避けたいはず…。エリカは謎ですが…まあ、冬也さんといちゃつきたいでしょうし)

明(オーケーを出す確率は低い、と…)

明(完璧だ)

由司「ママ、ママ!」

明「はい?」

由司「なっちゃんママが、いいよって!」

明「」

エリカ「明、お願い、冬也にいいところを見せたいの!」

エリカ「最近、全然振り向いてくれないし…水着だって、ステキなのを選んだのに…あしらってきて…だから、お願いっ…!」ガシッ

明「…そ、そうですか…」

由司「出るよね!?」

エリカ「ええ、もちろん」

明「…じゃあ、エントリーしてきますんで…はぁ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 エリカさん、運動ダメダメなのに気合いが空回りであしでまとい
 4~6 エリカさん、運動神経はいいのに華奢な女性アピールをするために手を抜きまくりで冬也ばっかちらちら見てるからあしでまとい
 7~9 エリカさん、すげー運動神経。いいところを見せたい一心なんだろうけど、ちょいとこれは別の意味で見直しちゃう

 【下2 コンマ判定】
 決勝戦までいっちゃったぜ! 決勝の相手は…
 1~3 偶然来てたデイモン&ありすコンビ
 4~6 慰安旅行的な感じで偶然来てたハワードファミリーから、凪&バカコンビ。ハワードと千景とアベル? 観戦中だよ
 7~9 湊と夜原さんだと…? 偶然やのう


 おい…
 おい

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 運動してたら、エリカが突然体調を崩して…! お医者さん呼んだら…に、妊娠だとぅ!? あ、ペアは交替して冬也になりました
 奇数 エリカさん、張り切りすぎてねん挫しちゃった。で、冬也にべったり甘えながらペア交替で、パートナーが律に

 【0】
 【下2 コンマ判定】
 偶数 決勝の相手が、ハワード&デイモンペアだと…!?
 奇数 決勝の相手が、ゆっきー&湊ペアだと…!?

 ※0は偶数扱いなんや


 ――準決勝

 ポ--ン

明「それっ…! お願いします!」

エリカ「任せてっ…! アターック!」

 バシッ
 ピピ------

審判「勝者、良妻コンビ」

明「やりましたね」

エリカ「っ…」

明「…どうしました?」

エリカ「今の、着地で、砂に足取られて、変に…」

明「えっ…」

審判「大丈夫ですか? ケガが押すなら、どなたかと交替でも…。決勝戦までこられましたし」

エリカ「冬也~」

冬也「はいはい…。どうしたの?」

エリカ「ねん挫しちゃって…おんぶしてくれる?」ウワメヅカイ

冬也「…分かった」

エリカ「ふふっ…広い背中…」ギュゥッ

審判「…別の人、いますか?」

エリカ「冬也、ふふっ…放さないから…」キラリ--ン

冬也(これ…1日どころか、1週間束縛してくるパターンだ…)

明「ええと…旦那に、します…」

審判「分かりました」

明「律ー、出番ですよ」

律「えっ…」

審判「では、すぐに決勝戦を始めます」

審判「良妻コンビ対怪盗マッスルコンビです」

 ザッ

デイモン「ふっ…幼女の視線が、何とも言えぬ…!」

ハワード「何故俺がこんなものに…」イライラ

律「…あ、明…相手の人…」ガクガク

明「あー…これ、勝ち目なさげですねえ…」


 【安価下1】
 1 まあいい、協力プレーだ
 2 まあいい、ひとりでやっちゃるわ


明「ちなみに律、ビーチバレーの経験は?」

律「知識のみです!」グッ

明「ですよね…」

<ママ、がんばってー。パパ、ケガしないでー

律「はっ…そ、そうです、ケガなんかしたら…!」

明「せいぜい、打ち身程度ですよ」

律「あんなマッスル2人のアタック受けたら、僕の骨なんか、全身粉々です!」

明「で?」

律「ひどいっ…!」

 ピピ---------

明「サーブは任せてください。サーブで、稼ぎます…!」

 ポイッ
 タタタッ
 バッシィィィッ

律「すごい、ジャンプサーブ…!」

デイモン「ハワード、あのサーブ、落ちるぞ…!」

ハワード「お前が拾え」

デイモン「何っ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ハワードとデイモンって、親友レベルに割と仲がいいんよねー喧嘩しながらもね。ボロ負けっすわ
 4~6 あっちはチームプレーってのがなってないね。つけいれるかも?
 7~9 チームプレーできないし、幼女に心奪われたデイモンがカッコつけるあまり凡ミス連発、ハワードはルール分かってなくて勝った


 ポスッ…
 ピピ------

デイモン「しまった…」

ハワード「…む」

明「…なるほど。いいことを発見できましたね」キラ---ン

律「いいこと…?」

明「ええ…ひたすら、どちらが取るか、怪しい場所へボールを打つ…!」

 ポイッ
 タタタッ
 バッシィィィッ

デイモン「俺が上げる、叩け!」

 パシッ

ハワード「指図をするな」

 ポトッ…
 ピピ-------

明「ふふふ…いいですよ、その調子で…」グフフ

律「せこいような…」

<ママ、すごーい!

<由司ママがんばってー!

明「さあ、どんどんいきましょう!」


 【直下 コンマ判定】(律-4)(チームプレーがなってない+3)
 1~5 まけた…
 6~9 買ったぜ!
  0  買ったし、考えてなかった賞品までゲットしちゃったぜ!


 誤字や…そんな買収みたいなことは明さんでもしませんで。すまんの

―――――

 ピピピ---------

審判「ゲームセット!」

ハワード「お前のせいだ」

デイモン「俺ではない! ハワード、お前が…」

 ワイワイ

明「勝てましたね」

律「明が際どすぎるところに打ちまくったから…」

 パタパタ

由司「ママ、すごい! パパもがんばったね」

律「ふっふっふ、由司の前だからね」

明「…まあ、1回だけレシーブできましたし、誉めてあげましょう」

律「ふふふ、パパだってやればできちゃうんです!」

冬也「おつかれさま」

エリカ「ねえ冬也、ちゃんと背負って、ねえ」ムニュゥッ ←胸を押しつけてる

律「…」ジィッ

明「…」ペシッ

律「あいたっ…」

夏花「あのひとたち、ダメね。スポーツはいっしょにがんばらないといけないのに」

デイモン「」ガ-----ン

ハワード「」グサッ

エリカ「ねえ冬也、お腹すいちゃった。でも、足が痛くて手も動かせないの。あーん…してくれる?」

冬也「…手は動くでしょ」

エリカ「動かないもんっ!」

冬也「はぁ…」

律「あ、明…僕もその…疲れちゃって…全身筋肉痛かなあ…なんて…」

明「【安価下1】」

 1 あなたは筋肉痛なんて4日後にくるでしょう?
 2 じゃあ、夜にマッサージでもしてあげますよ。痛いのを、きっちり、みっちり
 3 その他、自由台詞なんや


明「全身筋肉痛…それは大変ですね」

律「じゃあっ…!」パァッ

明「アイスを食べて全身を冷やしましょうか」

明「それがいいですね。運動をした後の冷たいアイス、最高ですよ!」

律「…そうですね…」

明「さ、子ども達もアイスの時間ですよ、パラソルまで戻りましょうか」

夏花「アイスっ?」

由司「…いくつもってきたんだろ…」ボソ

春来「アイス…」ワクワク

律「…はぁ…」チラッ

エリカ「ねえ、冬也~」イチャイチャ

冬也「はいはい…」

律「…はぁぁ…」

明「律、どうかしました?」

律「何でもないです…」

由司「ねえパパ、ママ…アイス、何個もってきたの?」

律「多分、30は確実に…」

律「…帰り道…コンビニたくさんある道を通るから…」

由司「うん…」

明「いやー、アイスはこういうシチュエーションだと、いつもの3.8倍増しでおいしいですからね!」


 ○月○日。
 朝霧さんのご家庭と一緒に海水浴へ行った。
 貧相極まりない律の体が日に焼けて、帰る時には真っ黒になっていたのがどうにもミスマッチでおかしかった。
 筋肉痛を訴えたため、律にたくさんアイスを食べさせることにも成功。よりどりみどりのアイスに律も顔を強張らせて喜んでいた。
 夏花ちゃんと春来くんにもアイスを振る舞って、おいしいと何度も言ってくれた。至福。

 夜になって、日焼けがいたいと律が騒ぎ出した。
 痛い痛いとうるさかったので、キッチンにあったオリーブオイルを全身に塗ってあげた。
 オリーブオイル臭くなった。

 追記
 海の家の冷蔵庫が古くなっていたので、製品を試用ということでリースをしてもらった。
 気に入ってもらえたようで、継続して使ってくれるらしい。
 それと、その日の夜に遊びに行った浜辺の近くで、怪盗ロキが出たらしい。



 明ママはね、ほんわかしてていいよね
 0が出てもそうそう焦るようなことには繋がらないしね

 2連続はそんなぼくへのあてつけだったのかな、コンマ神の
 そんなわけで、今夜の安価やコンマはこれで終わりになりまする
 どうもありがとうございました

 え、オリーブオイルが必要な情報なのかって?
 仲のいい夫婦だよねー、明と律って、だけだよ? それ以上に、何か? ナニか、って? HAHAHA

 皆さん、おやすみ


 ――オマケ・おこですよ!――

<お前のせいだ!

<俺のせいではない! お前が…

凪「また喧嘩してるし…よく決勝までいけたな…」

シャルル「だって決勝まで、あのクソマッチョにビビられまくってたじゃん」

凪「それもそうか…」

シャルル「それよかさあ、凪」ヒソ

凪「何だよ?」

シャルル「あそこの女2人、ヤバくね?」

凪「…あそこ…? 一体何が………すげえ…」

シャルル「だよな、だよなっ? よーし、行こうぜ」

凪「どこに?」

シャルル「ナンパに決まってんだろ」

凪「またかよ…。お前、何でそんなに節操ないの?」

シャルル「海まで来てナンパしないなんて、逆にありえないだろ!?」

凪「…泳げよ」

シャルル「泳いだとこでおっぱい触れねえだろ」

凪「…」

シャルル「お前行かないなら1人で行くからいいし」

凪「好きにしろよ…」

シャルル「2人ともゲットできたら、かたっぽやるから期待してろよ」スタスタ

凪「あほくさ…」

凪「……………うわ、話しかけた」

凪「……………しかも、女の方も割と…?」ゴクリ

凪「……………いやでも、俺には…うん…」

シャルル「凪」

凪「ん? 戻るの早っ…もう…?」

シャルル「…ダメだった…野郎がいるって。けっ…」

凪「…あっそ、どうでもいいし…」

シャルル「あー、おっぱいもみてぇー!」

凪「なっ…こ、声でけえよ、バカっ!///」

シャルル「痴女が来るかもしれねえだろ、想像力働かせろよ」ヒソ

凪「そんな想像力ねえよ!」

シャルル「はぁ…いっそ、貧乳狙いとか…うお、何だあの貧乳!? ありえねー…。Tシャツの上からでも、あの絶壁具合が――」

 ダダダッ

明「成敗っ!」ドスゥッ

シャルル「ぐふっ…!」バタッ

明「さて、アイスアイス~♪」スタスタ

 ざまあみろ、と凪は思ったそうです。
 それから凪はシャルルを砂に埋めて、胸のところにがんばって巨大な砂の丘を2つ作ってあげました。砂遊びは嫌いじゃない凪でした。


 ――オマケ・五十嵐先生の個別指導!――

五十嵐「紫藤くん、テスト、赤点だから補修だよ」キャピッ

凪「…俺だけ…?」

五十嵐「そうだよ」

凪「…」

凪「…分かった…」

五十嵐「うんうん、物分かりが良くて先生、嬉しい。放課後、教室に残っててね」

 ――で、放課後

五十嵐「はい、じゃあこのプリント、全部で30枚あるからやってね」ドサァッ

凪「…何この量…?」

五十嵐「紫藤くんみたいな、ぼんくらな脳みそじゃ、この高校に入るだけで精一杯だったでしょ?」

五十嵐「でもそれだと、ボスの役に立てないもんね。だから、テストで二度と赤点なんて取らないようにみっちり、やってあげるからね」

凪「…ハワードの兄貴の部下ってのは分かったけどさ…それが、何でこんな風になんの?」

五十嵐「口答えをするのは、好きじゃないな、先生は。やるの? やらないの? やらないなら、ここでどうなっても知りませんよ」ギロッ

凪「………………やるし」

五十嵐「うんうん、紫藤くんは偉いね。良い子ポイントを1点あげます。これで7ポイント、がんばってね」

凪(こいつ…急に声のトーン変えるから怖え…)

 カキカキ…

五十嵐「…」ジィッ

凪「…」カキカキ

五十嵐「…」ジィッ

凪「……………見られてると、気が散るんだけど」チラッ

五十嵐「手だけ動かそうね、紫藤くん」

凪「だから、見られてると――」

五十嵐「このくらいのプレッシャーで、この程度のこともできなくてどうするのかな?」ニコニコ

凪「…」

凪「やりゃいいんだろ…」カキカキ

五十嵐「うんうん、物分かりが良くて先生嬉しい」

凪「…」カキカキ

五十嵐「ボスの右腕になるんなら、これくらいはすぐできないとだもんね。がんばって勉強してても、なかなかここの勉強にはおいつけないもんね」

五十嵐「でも赤点を何回も何回も取ってちゃみっともないし、情けないからちゃんとがんばらないとね。右腕でボスの器が分かっちゃうからね」

凪「気が散るんだけど…」

五十嵐「集中してればこのくらい余裕なはずだよ? 何で集中できないのかな? 先生がかわいすぎちゃう?」

凪「年増が…」

五十嵐「何か言いましたか?」ヒュンッ

凪「……………首に、何か当たってる…」

五十嵐「次に私語を言ったら、その首飛んじゃうからね?」ニコニコ


 凪は毎日、必死に天宮高校で勉強をしているけど、なかなか成績は上がりません。
 がんばりまくって入試に合格をしたことは良いものの、レベルが高くてついていけないのが原因です。
 尚、小物系のかわいさを持つ皆の人気者と自称する凪の担任教師が、ここで教師をやっているのは本当の上司の意向だとか――。


 ロックフェラーの兄弟はね、あれよ
 実は割と互いに気にかけてるけど、結局どいつもこいつも(ハワード含め)自分が1番大事だから衝突すると血腥くなったんだよ

 あ、三男のレインさんは別
 でも末っ子のギルとか、長男のアルマ様とかは自分中心でありながらも、割と兄弟好きだったんよ

 でもってちゃっかりボスになったバスタ様は、兄弟の中だともしかしたら1番、兄弟がどうでも良かった人だよ
 フツーのご家庭だったら、何だかんだで仲良しだったかも知れない、めんどくさい人らだよ


 そんなわけで、再開いたしまするので、少々お待ちを~


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家・まつりの寝室――

まつり「んぅ~っ…」

まつり「朝だ…寒くなってきてる…」

まつり「明日から、また学校か…」

まつり「休みの日は、のんびりしなきゃ…!」グッ


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 0/250
   F アンテナ 84/200
   G ステルス 0/300
 2 おでん献上
 3 コミュ
 4 おでん販売
 5 おでかけ
   ※行き先はできるだけ、併記してほしいなー、なんて
 6 その他、自由行動


まつり「殿下、おでんだよ~」

まつり「寒くなってきたから、余計においしいよー」

まつり「…」

まつり「…」

まつり「…こりゃ、本格的に…そろそろ、1ヶ月経っちゃう…? いやもう、経っちゃった…?」

まつり「長引きそうだなあ…」



 【直下 コンマ判定】
 00、99、88、77、66、55、44、33のいずれかが出ると…?


まつり「おでん、ここに置いておくからね」

まつり「あんまりお寝坊だと、頭がとけちゃうからねー」

まつり「…」

まつり「…」

まつり「…また持ってくるよー」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 0/250
   F アンテナ 84/200
   G ステルス 0/300
 2 コミュ
 3 おでん販売
 4 おでかけ
   ※行き先はできるだけ、併記してほしいなー、なんて
 5 その他、自由行動


 アンテナ、人気じゃのう

 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)(殿下の加護+10)
 コンマ二桁分加算
 アンテナ 84/200


 アンテナ 170/200

まつり「あー、もうこんな時間…」

まつり「午前が終わるのって、めちゃめちゃ早い…」

まつり「何だかなあ…」

まつり「…」

まつり「このままでいいんだろうか、女子高生として…」


 【安価下2】
 1 神社修復
 2 コミュ
 3 おでん販売
 4 おでかけ
   ※行き先はできるだけ、併記してほしいなー、なんて
 5 その他、自由行動


晃星「まつり、神社を直すから手伝ってくれ」

まつり「はいはい…」

晃星「嫌そうな顔をするな」

晃星「いつまでもこのままじゃ、御狐様が目を覚まされた時に困惑されてしまいかねない」

晃星「それに、早く神社を戻さないと参拝客だって戻ってこないかも知れないだろう」

まつり「それも、そうか…」

晃星「そうだ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 つーか、年末に間に合うのかな…?
 4~6 年内で直るといいよねー、って感じ
 7~9 割と晃星がひとりでがんばってたから、1ヶ月もがんばれば直せそうな…?


 トンテンカンテン

まつり「ねー、晃星ー」

晃星「何だ? って、まつり…ここ、雑にやりすぎだ」トントントン

まつり「これさー…今年中に終わる?」

晃星「どうだろうな…」

晃星「大工に頼もうと思っても、金がない…」

まつり「せめて、年末は綺麗に直して迎えたいよね」

晃星「ああ」

まつり「うーん…」

晃星「考えるより、手を動かしてくれ」


 【安価下2】
 1 神社修復続行
 2 コミュ
 3 おでん販売
 4 おでかけ
   ※行き先はできるだけ、併記してほしいなー、なんて
 5 その他、自由行動


まつり「これさー…時間、足りる…?」

晃星「とにかくやるしかない」

晃星「平日は学校に行かなくちゃいけないから、休日の内にこつこつこつこつとな」

まつり「はぁ…」

まつり「何か、人出とかあればなあ…」


 【安価下2】
 1 …自分らでやろう…
 2 晃星を追い出して、勝正を通じて美多組にお願いしてみる…とか…
 3 その他、誰か頼ってみる? 知人の中から選択の上併記してみてね


まつり「…」

まつり「うーん…」

晃星「どうした?」

まつり「晃星、あたし、今、猛烈にさ、タラが食べたい」

晃星「は?」

まつり「最高のタラ、ちょっと築地でもどこでもいいから行って買ってきてよ」

晃星「何で俺が」

まつり「お願い、晃星」

晃星「…もふらせろ」

まつり「…5秒だけでいいなら」

晃星「せめて5分」

まつり「分かったよ…」

 ダダダッ

まつり「よし、行った。今の内に…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 かっちゃん、入院中なんだって。でも人手を寄越してくれた
 4~9 ゆっきーにちょちょいと治してもらってたから元気に若い衆を引き連れてやってきたよ


 ゾロゾロ…

まつり「あ、来た」

まつり「皆、こっちこっちー」

勝正「ああ、しばらくぶりだな。元気だったか?」

まつり「うん。勝正さんも…すごい、酷いケガだったのに…大丈夫なの…?」

勝正「もう大丈夫だ。きっちり俺が現場指揮を取って直させるから、まつりちゃんはのんびりしていてくれ」

勝正「お前達、やるぞ」

若い衆『うぃーす』

勝正「1班と2班、木材の搬入。3班と4班は俺についてこい、状態を把握する」

まつり(頼もしい…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 晃星が思いの外早く帰ってきて、鉢合わせちった…なんてこった…ぱんなこった…
 4~6 美多組の皆さんは仕事が早いっすな。半日たらずでけっこう直してくれた。すげー
 7~9 美多組さんが有能すぎて…。夕方にはほとんど直った。人海戦術てすげー


勝正「どうだろうか?」

まつり「すごい…。もう、ほとんど直ってるんじゃない?」

勝正「内部のことまではよく分からないから、手をつけられなかったんだが…」

まつり「ううん、こんだけガワができれば充分だよ、ありがとう!」

勝正「それなら良かった」

まつり「あ、おでん。いっぱい作ったから、皆さんで持ち帰ってどうぞ」

勝正「すまないな」

若い衆『ありがとうごぜえやす!』ビシッ

まつり「こちらこそ」

勝正「では」


 【安価下2】
 夜ターン
 1 あれ、勝正…まだ帰ってこない…。どこまで行ったんだ?
 2 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 0/250
   F アンテナ 170/200
   G ステルス 0/300
 3 おでん献上
 4 その他、自由行動


 そんなにアンテナ人気か…
 いや、全然いいんすけどね、うん
 ちょっと意外で驚いてるだけやで

 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アンテナ 170/200


 アンテナ 258/200

<ガララッ

<まつり、タラを買ってきたぞ!

 ドスドス
 バンッ

まつり「あ、おかえり」

晃星「約束通り、もふらせろ」

まつり「…ねえ、外見た?」

晃星「外?」

まつり「あたしが直したんだよ、すごいでしょ?」

晃星「何? …見てくる」

まつり「よし、うやもやのままもふらせない作戦開始!」


 【安価下2】
 夜ターン2
 1 おでん献上
 2 コミュ
 3 寝る。おやすみ
 4 その他、自由行動


まつり「殿下ー」

まつり「おでん持ってきたよー」

まつり「社殿、直っていいでしょ?」

まつり「…まあ、中身はほんとに、手つかずだけど…これくらいは、晃星と2人でどうにかなるし…」

まつり「早く起きてよー?」


 【直下 コンマ判定】
 00、99、88、77、66、55、44、33、22のいずれかが出ると…?


 【00】

まつり「よーし、そろそろ寝ようっと」

まつり「朝の分を回収して…あれ? 今日はきれーになくなってる…」

まつり「いつもはおつゆとか、残されちゃってるのに…?」

 トトトッ

まつり「…?」

 ポフッ

殿下「うむ、良い味であったぞ」ポンポン

まつり「……殿下っ!」

殿下「誉めてやる」

まつり「え、殿下…やっと起きたの?」

殿下「うむ」

まつり「…そっか、良かった」

殿下「お前の心身の賜物であるぞ」

殿下「褒美を取らせてやる」

まつり「褒美…?」

殿下「うむ」


 【多数決】最速4票獲得選択肢を採用
 1 殿下が目を覚ましてくれただけで満足だからいりません
 2 よし、じゃあリクエストしようじゃないか。ちなみに、リクエスト内容は自由なんやで、安価で争奪戦なんやで?

(あ、すまんの、「2」が選択されたら、改めての安価だから、ここでは褒美がいるか、いらないかだけなんやで)


まつり「何でもいいの?」

殿下「ある程度ならば、良かろう」

まつり「ダメなのは?」

殿下「全てのお願いとかはなし」

殿下「1つだけしかやってやらん」

殿下「あと、不老不死とか、そういうのも余がめんどくさいからやだ」

殿下「余の自由を拘束する内容のものも却下」

殿下「余のチカラに余ってしまうようなものも却下」

まつり「…ねえ、殿下、それって何でもじゃあないような…」

殿下「ささやかな方が余としては楽でいいぞ」

殿下「この毛のトリートメントの仕方を教えてやろうか?」

まつり「…」

まつり(うーん…)


 【安価下2】
 殿下へのお願い内容
 NGだったらどんどん下にズラしてくスタイルだよ
 ちなみに、全能力の~とかは、NG対象だよ。頭良くして、とか、運動できるようにして、とか、そのくらいなら聞いてくれるけどね


まつり「じゃあさ、殿下」

殿下「うむ」

まつり「あのね、異能って分かる?」

殿下「何かの術であろう? 使ってるのを何度か見たから、そう言う意味では知っておるぞ」

まつり「2つ持ってるんだけどね、もひとつが、ぜーんぜん使えないくらいなの」

殿下「うむ」

まつり「だから、それがまともに使えるようになれたらいいなー、なんて思うんだけど…」

殿下「良かろう」

まつり「いいの?」

殿下「でも、余の知らぬ部分であるから、失敗しても文句を言うな」

殿下「ではいくぞ」

まつり「うんっ」


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 加速の異能強度 03/100


 加速 44/100

 パァァァァァッ

まつり「おおっ…?」

殿下「こんなもんでいいだろう?」

まつり「おお…何か、強くなった気がする…!」

殿下「うむうむ」

まつり「殿下、ありがとね」ギュッ

 モフモフ

殿下「明日からも余に熱々のおでんを献上せよ」

まつり「うん」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 怪異・グラスパー狩り…だって
 4~6 怪異・好色幽霊…だって
 7~9 嗚呼、平穏

 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    アンテナ253/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「ああ、加速の異能が、便利すぎる…」グシグシ

まつり「おでんに味を染み込ませることを早めるだけで、ガス代が節約しまくりだよ…」

まつり「ああ、最高…奇跡だ…」ウルウル


 【安価下2】
 夕方ターン
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 0/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 0/300
 2 おでん献上
 3 コミュ
 4 おでん販売
 5 おでかけ
   ※行き先はできるだけ、併記してほしいなー、なんて
 6 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 ピラー 0/250


 ピラー 83/250

まつり「加速、加速~」

まつり「ふふふふ…」

晃星「何をしてるんだ?」スタスタ

まつり「見て見て、晃星、異能使ってつみれ作ってるんだ。速いでしょ、動き」

 シュバババババッ

晃星「…そう、だな…」

まつり「殿下って、すごいよねえ…」


 【安価下2】
 夜ターン1
 1 神社内装修理
 2 おでん献上
 3 コミュ
 4 その他、自由行動


まつり「殿下ー」

まつり「おでん、持ってきたよー」

 トトトッ

殿下「うむ」

殿下「…む、何だ、これ? つみれが多いぞ」

まつり「つい、作りすぎちゃって…」

殿下「…まあよい」

 ハムッ
 ムシャムシャ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 怪異・異能狩りの幽霊
 4~6 怪異・カップル撲滅運動キャンペーン地縛霊
 7~9 怪異・心臓破りの坂…? 怪異…?


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー83/250 アンテナ253/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「ふぅー…疲れたぁー…」

晃星「寝てただけなのに…」

まつり「気持ちが疲れるんだよ」

 ウロチョロ…

まつり「…?」

晃星「何だ…?」

晃星「女の子が、境内で所在無さげにしているな…」

女の子「あっ…」

 トトトッ

女の子「し…心臓破りの坂にお母さんがいくの、助けてっ…!」

まつり「…心臓破りの、坂…?」

晃星「…駅伝に登場してきそうな、名詞だな」


 【安価下2】
 1 話を聞いてみようじゃないか
 2 お賽銭した?て尋ねる
 3 その他、どうするよ?


 献上は巫女としての義務的な側面もあるからね、何かの見返りを求めてやるものじゃないんですよ
 ちなみに殿下のご褒美は、【00】だったからっていうオマケも込みで、99とかだったらあんなのはなかったと思ってもらえれば
 まあ、殿下がおこになったところでね、ちょろいからね、っていうのはあるけど…殿下は御狐様だからね、モラルにお任せですよ

―――――

晃星「なるほど…お母さんが、マラソンで」

まつり「そのコースに、心臓破りの坂があるって聞いて、不安になってここまで来た…と」

女の子「うん…お母さんの心臓、破られない…?」グスン

まつり(あー、涙目になっちゃって…言葉通りに受け取っちゃって…かわいいな、もう)

晃星「心臓破りの坂、というのは実際にそうなるのではなく――」

まつり「ストップ、晃星」

晃星「…何だ?」

まつり「【安価下2】」

 1 心臓破りの坂だなんて、大変だね。ここはお姉さんが大丈夫なようにしてあげるから、任せておいて
 2 心臓破りの坂っていうのはね、ただの例えであって、実害は何もなくて、マラソンで走ってて大変な場所、って意味なんだよ?
 3 その他、自由台詞


まつり「心臓破りの坂だなんて、大変だね。ここはお姉さんが大丈夫なようにしてあげるから、任せておいて」

女の子「本当っ?」

晃星「まつり…?」

まつり「だってさー、折角、頼ってくれたんだよ?」ヒソ

まつり「こういうところで、すげー、って思わせておけばさ、信仰心アップで、いいことあるかも知れないじゃん」ヒソ

晃星「騙すことにならないか…?」

まつり「大丈夫、大丈夫。何も起きませんように~って、しておけばいいだけじゃん」ヒソ

晃星「…はぁ…」

まつり「【安価下2】」

 1 それじゃあ、このお兄さんが後はやってくれるからね
 2 よーし、早速、そこへ行こう。あ、晃星はおでん屋台の店番お願いね
 3 じゃあ始めるね。…ふぅ…ぬぬぬぬ…はぁぁぁ…ふんぬぬぬ…ほにゃららほにゃらら、なんじゃらほい、喝ッ! …これで、大丈夫だよ
 4 その他、自由台詞


まつり「よーし、早速、そこへ行こう。あ、晃星はおでん屋台の店番お願いね」

晃星「何で俺が…」

まつり「だって、晃星と行かせたら通報されちゃうでしょ?」

晃星「そんなことない」

まつり「とにかく、よろしくね」

まつり「それじゃあ、行こっか」

女の子「うんっ」


 【直下 コンマ判定】
 1~2 え…何こいつ…?
 3~9 ただの坂道でしたねえ…。形だけの祈祷みたいなことして、女の子も満足なようでござんすよ


まつり「――ほにゃららなんじゃら~…喝ッ!」

女の子「…」ドキドキ

まつり「ふぅ…」

まつり「これで、もう大丈夫だよ」

女の子「ほんと? ありがとう、お姉ちゃん」

まつり「どういたしまして」

まつり「また何か、困ったことがあったらきてね」

女の子「うん」

まつり「お母さんと初詣に来てくれてもいいからね」

女の子「うん」

まつり「神社でおでんも売ってるから、お母さんにお願いして買いにきてもいいからね」

女の子「わかった」

まつり「よし、いいこ、いいこ」


 【安価下2】
 帰宅したら、もう夜やなあ
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 83/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 0/300
 2 おでん献上
 3 コミュ
 4 その他、自由行動


まつり「おでんだよー」

殿下「うむ」

まつり「はい、ちくわぶ」

殿下「うむ」

 ハムッ
 ムシャムシャ

殿下「次」

まつり「はい、がんも」

殿下「うむ」

 ハムッ
 ムシャムシャ

まつり「ねえ殿下、寒くなってくるとおいしいでしょ?」

殿下「余は暑さ寒さなど、あんまり感じないから関係ない」

まつり「そうなの…? 便利だなあ…」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 83/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 0/300
 2 コミュ
 3 就寝準備よーし! おやすみ
 4 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)(殿下の加護+10)
 コンマ二桁分加算
 ピラー 83/250


 ピラー 145/250

まつり「おやすみー…と」

まつり「うーん…でも…」

まつり「最近、平和すぎて、逆に何だかな…」

まつり「…………いいことでは、あるんだけども…」

まつり「うん…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 怪異・異能狩り
 4~6 怪異・火のないところに立つ煙
 7~9 いつまで平和なんや…


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー145/250 アンテナ253/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家――

 ジリリリリリリ…

まつり「うわ、久しぶりに家電鳴った…。この時代に黒電話だもんなあ…」

まつり「はい、もしもし、綱野杜神社です」

 ガチャ

まつり「え、機関…?」

まつり「……異能が、使えなくなる…怪異…ですか…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 担当は島津さん
 4~6 担当は碧石さん
 7~9 担当はぐんちゃん


碧石「…」

まつり「…お茶です」コトッ

碧石「…」ズズズ

晃星「…まつり、何でこの人は黙っているんだ?」ヒソ

まつり「知らないけど…」ヒソ

晃星「…すみません、用件ですが」

碧石「…都内で、不審な現象が起きている」

まつり(喋った)

晃星「不審な、現象?」

碧石「グラスパーが襲撃を受け、突然、異能を使えなくされてしまっている」

碧石「機関の職員のみならず、社会で一般人と同じように暮らしているグラスパーまで、無差別に」

碧石「抵抗を試みた者がいたが…すり抜けた、などという証言がある」

晃星「すり抜けた…」

碧石「また、証人によって、その姿が見えた者や、見えない者のバラつきがある」

碧石「姿が見えたと言う者は揃って、同じ特徴を示しており、機関のデータベースに該当する人物がいた」

 スッ

碧石「この人物だ。名を、朝霧冬也。生死不明となっているグラスパーだ」

晃星「…これは、あの狂信坊主の…」

まつり「…ああ…あの、ちょうちょの…」

碧石「…被害らしい被害は、異能が使えなくなることだ。異能どころか、グラスプスキルまで使用不能にされてしまっている」

碧石「放置をしていては、機関の存続に関わるが、この件で動き出した者は軒並み、異能を奪われて被害が増える一方となっている」

碧石「そこで、こちらに依頼をしにきた。この幽霊を…朝霧冬也を、どうにかしてほしい」

晃星「分かりました。滅します」

まつり「【安価下2】」

 1 またすぐそう言って…それは状況次第でしょ…
 2 晃星、パス
 3 その他、自由台詞


まつり「またすぐそう言って…それは状況次第でしょ…」

晃星「だが…!」

まつり「何か事情があるかも知れないじゃん、幽霊でも!」

晃星「害を為す時点で、悪だ、それを滅して何が悪い!?」

まつり「だーかーらー、仕方なしとか、何かの原因があるかも知れないでしょ、って!」

碧石「…朝霧冬也とは顔を見知った仲だったが、理由もなくこういうことをする人物ではなかった。…生前は」

まつり「ほら!」

晃星「だが、今は違う」

まつり「…て言うか、お知り合いだったんですか?」

碧石「…」コク

まつり「…そうなんだ…」


 【安価下2】
 知り合いだってさ
 1 何か聞きたいことあるなら、併記しておくれ
 2 ないならないで、捜査に入るぜ


まつり「この人と、割と親しい人とかを呼んで、説得みたいなことって…できません?」

碧石「…1番の親友、と2人の関係性を知っている者がいれば、必ず挙げる人物はいる」

まつり「じゃあ、その人」

碧石「いるが…三・三〇以来、昏睡状態に陥っているためにそれはできない」

碧石「他にも候補はいるが…どこにいるかも分からない人物が1人、一時期保護者だった人物は多忙で時間を取れない」

碧石「家族は…配偶者と娘、息子がいるものの、危険が伴うために連れ出すことはためらわれる」

まつり「…」

碧石「…あとは…」

まつり「いるんですか?」


 【安価下2】
 1 仲の良さ、と聞かれるといまいちだけど…ただの知人レベルではない関係性だろうと推測される、神様と呼ばれる人がいるらしい
 2 碧石さん自身?
 3 そう言えば、冬也の父親も生死不明だから探せばいたりするんだろうか?
 4 特にいねーな


碧石「…これは、親密かどうかという質問には、曖昧だが…」

碧石「神様、と呼ばれる人物がいて、何度かじゃれているところを目撃されている」

晃星「…じゃれて、いる…?」

碧石「エベレストを世界最高峰の山でなくしたり、2万人の軍勢を2人で蹴散らしたり…そういう事例がある」

まつり「…じゃれる、って何だっけ…?」

碧石「だが」

まつり「…だが…?」

碧石「その人物――エリオール・コンデンナーも、どこにいるかは不明だ」

晃星「…この人物の交友関係は、どうなっているんだ…?」

まつり「…うーん…」


 【安価下2】
 1 説得っていうのは…切羽詰まってからで、いいんじゃね?
 2 とりあえず…じゃあ…説得できそうな、その人らを探すところから…?
   A 一緒に旅をしていたという青年
   B 神様
 3 その他、どうするんや?


まつり「…その、説得できそうな人を探すところから、始めた方がいいかな…?」

まつり「じゃれてたとか言う人は、危なそうだから…最初に挙げてくれた方の人で…」

碧石「…名を、野老幸晴」

碧石「確か、写真が…」pipipi

碧石「この人物だ」つタブレット

晃星「この男…あの、教会の…」

まつり「あ、ほんとだ」

碧石「今年度の始め、通っていた高校を自主退学してからは行方不明になっている」

碧石「時々、その辺で目撃情報はある。アイドルのコンサートにいたとか、教会でテロを防いだとか、外国の戦場にいた、など」

まつり「人物像が全然分からないよ…」

晃星「…どういう交友だ…」

碧石「…できることがあれば、協力をする。できるだけ早期に解決をしてもらいたい」

碧石「何かあれば、俺を呼んでほしい。今日はこれで失礼をする。…別の仕事もしなければならない」

まつり「あ、はーい…」


 【安価下2】
 何か、ゆっきー探しで、聞きたいことあれば
 1 併記してね
 2 ないなら、ないでいいんや。これを選んでおくれ


碧石「では、頼む」

 スタスタ…

晃星「…異能を使えなくする、か…」

まつり「何で、グラスパー限定なんだろうね」

晃星「だが…あの、クソ坊主を殺した時も、何かしていた」

晃星「あれだったのだろうか…?」

まつり「ああ…何か、ぱーってしてたね…」

晃星「早く、滅してやらないとな…」

まつり「だから、そうやって…」

晃星「そもそも説得なんかでどうにかなるなら、どうにもなるだろ」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 145/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 0/300
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 おでん販売
 5 怪異操作
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B 怪異が起きた場所へ行って、現地調査だ
   C その他、何や?
 6 神社の内装修復
 7 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 ピラー 145/250


 ピラー 207/250

晃星「まつり、少し調べてみたんだが…」

まつり「何を?」

晃星「朝霧冬也だ」

まつり「何か分かった?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 賞金首だってさ。晃星が、必ず滅しないと、ってめらめらしはじめた…
 4~6 めっちゃくちゃ、色んな人から恨みを買いまくってるから、悪いヤツに違いない、って晃星が燃えてる
 7~9 もんのすごい女たらしで、寝取った女が星の数、その数倍のやつから命を狙われてたから、ろくでもないヤツだって晃星が決めつけた


晃星「とにかく、ものすごい数の人物から、恨みを買われている」

まつり「えっ…」

晃星「これを見ろ」

まつり「どれどれ…うわあ、書き込みすごい…」

晃星「爆死してほしいグラスパー、10年連続ナンバーワンだそうだ」

まつり「どこで統計とったんだろうね…」

晃星「これほど恨まれているなら、悪いヤツに違いない」

晃星「有無を言わさずに滅するまでだ」

まつり「だからさぁ…」

晃星「これは事実だ」

まつり「…」


 【安価下2】
 1 コミュ
 2 おでん献上
 3 おでん販売
 4 怪異操作
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B 怪異が起きた場所へ行って、現地調査だ
   C その他、何や?
 5 神社の内装修復
 6 その他、自由行動


まつり「おでん持ってきたよー」

 トトトッ

殿下「うむ」

まつり「はい、どうぞ」

まつり「今日はね、黒はんぺん入れてみたよ」

殿下「ほう」

 ハムッ
 ムシャムシャ

殿下「…うむ、良い」

殿下「誉めてやるぞ」

まつり「良かった」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 機関職員が、またひとりやられたから早めに頼むぜ、って言われた
 4~9 ふつーやで


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー207/250 アンテナ253/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子
 碧石不動:異能管理機関職員


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「うーん…」

まつり「異能狩りか…何からすればいいか、正直よく分かんないなあ…」

まつり「…」

まつり「おでん食べれば、落ち着いたりしないのかな…?」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 207/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 0/300
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 おでん販売
 5 怪異操作
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B 怪異が起きた場所へ行って、現地調査だ
   C その他、何や?
 6 神社の内装修復
 7 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 ピラー 207/250


 ピラー 283/250

まつり「さてさてさてと…」

まつり「やることが山積みすぎる…」

まつり「年越し…神社に参拝客が来るかどうかも心配だし…」

まつり「怪異も解決しなきゃだし…」


 【安価下2】
 1 やらなきゃいけないことがある時ほど、急にお部屋のお掃除とかしちゃう現象
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 おでん販売
 5 怪異操作
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B 怪異が起きた場所へ行って、現地調査だ
   C その他、何や?
 6 神社の内装修復
 7 その他、自由行動


まつり「とりあえず…現地調査かな」

晃星「そうだな」

まつり「じゃあ、行ってみよ」

晃星「何が起きてもいいように、準備はしっかりしていくぞ」

晃星「お札、お守り、救急箱、ソーイングセット、レトルト食品…よし」

まつり「…そこまで準備する必要は、ないような…」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 で、で、で、出たー
 4~6 今まさにグラスパーが襲われてたー
 7~9 ここにはもういないのかな?


まつり「ここ?」

晃星「最後に出たのは、ここらしい」

まつり「…………ふつーの道のド真ん中…」

晃星「場所を問わずに出るようだな…」

まつり「うーん…でも、グラスパー狙いってことはさ?」

まつり「案外、あたし達が2人も揃ってきちゃうと、ちょちょいのちょいで誘き寄せられちゃったりするのかな?」

晃星「さあな…」

晃星「だが、そうなれば、滅するチャンスだ」

まつり「また…そんなこと言って…。ダメだからね? 最終手段だからね?」

まつり「お嫁さんも、子どももいるらしいのに…」

晃星「尚更だ、未練がましく闊歩するより、昇天させた方がいい」

 ズズ…
 ズズズズ…

 ファサァッ…

まつり「あれっ…?」

晃星「蝶…来たのか…!?」


 【安価下2】
 1 …うん、出るってのは分かったから、逃げておこう
 2 せ、説得を試みよう…
   A 何でこんなことするのかなー?て尋ねてみる
   B その他、自由台詞で試みて
 3 臨戦態勢で待機!
 4 その他、どうする?


まつり「で、出るっていうのは分かったしさ? 逃げておこっか?」

晃星「何だと?」

まつり「だって、どうするの? 前の忘れたの? 手も足も出るはずないよ」

晃星「だが…!」

 ズズズッ…

まつり「はい、逃げよう!」ボフンッ

 シュルルルッ
 パシィッ

晃星「まつりっ…!」モフモフ

まつり「来ないでよ…!」ダンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 げ、異能が解除された…
 4~9 逃げれた。ふぅー…どうにかなったぜ


 ボフンッ
 ドスッ

晃星「っ…!」ゴロンッ

まつり「嘘、異能が、勝手に…!」

晃星「痛っ…やはり、こうなるか…」

晃星「だったら、滅するまでだ…!」


 【安価下2】
 1 止めさせて、逃げる
 2 そ、その前に会話が可能か試してみよう…
   A は、はろー?
   B 何で…こんなことするんですかー?
   C その他、自由台詞で
 3 その他、どうする?


まつり「だ、ダメダメっ…!」ムギュッ

晃星「何をする…!」

 ズズズ…

 「チカラ…」

まつり「あ、ちょ、あの…、えーと…な、何でこんなことするんですか…?」

まつり「…えーと、日本語で、大丈夫だよね…?」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 問答無用だった
 4~6 動きが止まった…と思ったららら…?
 7~9 意味不明だよ…


 「チカラが…」

まつり(通じた…!?)

晃星「…」ジリ

 「チカラは正しく…使わないといけない…」

 「だから…」

 「そのチカラは…没収する――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うぎょえー
 4~6 晃星に突き飛ばされて避けれた
 7~9 結局逃げた


 スッ…

まつり「っ――」

晃星「まつりに触れるな、悪霊がっ…!」

 晃星が懐から出した札を投げた。
 だが、それは幽霊が腕を振るっただけで軌道がそれて的外れの方へと落ちる。

 「抵抗するなら…痛くしなくちゃいけない――」

晃星「だったら…こうだ…!」

 晃星が拳を握り、幽霊に襲いかかる。
 だが、手首を掴まれて素早く手刀を叩き込まれて逆に打ちのめされた。

 ドスゥッ

晃星「ぐっ…!」

まつり「晃星!」

 「チカラを没収する…」

 ファサァッ


 【安価下2】
 1 呪文を唱えて止めて、逃げる
 2 晃星を庇う
 3 その他、どうする!?


まつり「――――」

 ピタッ

 「っ…」ブルッ

まつり「――――」

晃星「はぁっ…クソ…星のチカラさえ、使えれば…」ググッ

まつり(呪文で、止められはするけど…このまま…逃げれるかな…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おいこら晃星、何でお前まで呪文唱えて滅しようとするんじゃーい!
 4~9 逃げれた。よし、よーし…


まつり「――――」チラッ

晃星「…分かった、逃げるぞ」

晃星「お前はそのまま唱えていろ、俺がおぶってやる」

 「チカラ…が…」

まつり「――――」

晃星「今度は容赦しないぞ、覚えておけ悪霊…!」

 タタタッ


 【直下 コンマ判定】
  1  あれ…異能が…?
 2~9 何もないよ、うん


 おいおい…マジでか…
 冬也さん、マジやめれ…

 【直下 コンマ判定】
 1~2 晃星が異能を狩られた…い、いつの間に…?
 3~4 九尾狐の異能が…つ…使えなく…なってる…?
 5~6 折角使えるようになった加速の異能が…つ、使えなくなってる…
 7~9 せ、セーフ…何か、全体的に強度が下がったかなあ…?て感じで済んだ


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「ふぅー…どうにか、逃げれた…」

晃星「ああ…」

晃星「何も、異常はないか?」

まつり「多分。晃星も、ケガしてない?」

晃星「ああ…けっこう、痛くきた…。だが、そう心配するほどじゃない」

晃星「異能も、問題なく使える」

まつり「あたしも」ボフンッ

まつり「加速だって…あれ…? あれ…? えっ…」

晃星「まさか、まつり…」

まつり「えっ…何で、何でぇー!?」

晃星「使えないのか…?」

まつり「…ど、どうしよう…?」

晃星「…………やはり、早くどうにかしなければならないな…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 機関「まだっすかー? ちょっと、困ったことになってるすんけどー?」
 4~6 一般人の被害も増えてるらしい…
 7~9 とりあえずへーおん


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速(封印中) 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー283/250 アンテナ253/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子
 碧石不動:異能管理機関職員



―――――

 一旦休憩でござんす
 ありがとうございました


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「何で…何で、使えなくなっちゃったんだろ…」

まつり「異能が使えなくなるってのは知ってたけど…一体、どうやって…」

まつり「折角、殿下に使えるようにしてもらったっていうのにぃ…」

まつり「…しかも今朝の電話…フツーに暮らしてるグラスパーまで被害に遭ったから、早めに~なんて催促されたし…」

まつり「はぁ…」

まつり「休日だっていうのに、こんな仕打ち…」


 【安価下2】
 朝ターン
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 0/300
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 怪異操作
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 5 神社の内装修復
 6 その他、自由行動


 そういえば、地味に本編終了時に全てのGSを習得した人って…いたっけか…?
 印象にないけれど…うーん…?

 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 ステルス 0/300


 ステルス 16/300

まつり「あっという間に年末になりそうだなあ…」

まつり「年末年始は稼ぎ時なんだけどなあ…」

まつり「……はぁ…」

まつり「やること多すぎ…」


 【安価下2】
 1 おでん販売
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 怪異操作
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 5 神社の内装修復
 6 その他、自由行動


まつり「ここはー?」

晃星「そこに木材を置いておくだけでいい」

まつり「…じゃあ、こっちは?」

晃星「分かるならやってくれ」

まつり「わかんなーい」

晃星「だったら、これ…紙ヤスリで綺麗にしておいてくれ」スッ

まつり「…うん」

晃星「…こっちは…こうして…」

まつり「…やっべえ、晃星の方がしっかり色々分かってやがる…」

晃星「お前はおでんを売るしかしていなかったからな」

まつり「てへっ」

晃星「えーと…これは、確か…」

まつり「無視しないでよ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 中身むずい
 4~6 晃星がんばれ状態だった
 7~9 割と中身もできてきたんでねえか?


晃星「こんなもんだな…」

まつり「おおっ…何か、見覚えのある感じに…」

晃星「とりあえず、神事はこれでできるな」

晃星「あとは、他の細々としたところだな」

まつり「はい、屋台の改修を希望します!」

晃星「却下」

まつり「そんなぁ…」

晃星「それよりも、社務所を直そう」

晃星「おでんよりも大事だ」

まつり「おでんの方が――」

晃星「おでん目当てでくる人間より、お守りを欲しがってくる人の方が多い」

晃星「だからそっちが先だ」

まつり「ケチっ!」


 【安価下1】
 1 おでん販売
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 怪異操作
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 5 社務所修理
 6 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いつも通りに客はこない
 4~6 あ、また喋るネコがきた
 7~9 碧石さんだ…せかしにきたんかなあ…?


まつり「お客さん、来ないかなあ…」

 トコトコ…

まつり「あれ?」

リム「…にゃーお」ピョンッ

まつり「膝に乗ってきおった…」

リム「…にゃ」

まつり「丸まった…」ナデ

リム「…」

まつり「…きみさ、喋るネコちゃんだよね? 名前何だったっけ?」

リム「…」チラッ

まつり「…」

リム「…リムにゃ」

まつり「リム、そうそう、リムちゃん」

まつり「…野良じゃないんだったっけ? 飼い猫? 自由なんだね」

まつり「お家って、どこなの?」

リム「そんにゃん、どうでもいいにゃ…ここはあったかいにゃ…」

まつり「…遠慮がないよね、きみ」

リム「ネコに遠慮を求めるにゃんて、お前は常識がにゃあやつだみゃ…」

まつり「…ネコに常識がないって言われるなんて…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 かまぼこあげた。帰ってった
 4~6 ずっと膝の上で丸まって、ふとして去っていった。にゃんて自由な…
 7~9 リムとおしゃべりした


まつり「…かまぼこ、食べる?」

リム「…」チラッ

まつり「うりうり」プルプル

リム「ふしゃっ…」ペシッ

リム「にゃふっ…」ペシペシッ

まつり「こら、食べもので遊んじゃいけません」

リム「…ネコにそんにゃん言ってもムダにゃ」パクッ

まつり「あ」

リム「またくるみゃ」

 ピョンッ
 トコトコ…

まつり「…自由だなあ…」



 【安価下1】
 夕方ターン
 1 おでん販売
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 怪異操作
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 5 社務所修理
 6 その他、自由行動


まつり「おでんですよー」

殿下「うむ」

 トテトテ

殿下「む?」クンクン

まつり「どうかした?」

殿下「…余以外の獣と戯れたのか?」

まつり「ネコが膝に乗ってきたけど?」

殿下「むむむ…」

まつり「もしかして、嫉妬ですかぁ?」

殿下「嫉妬などせん。余は寛大なのだ」フイッ

まつり「ならいいや。はい、おでん」

殿下「うむ…」

 ハムッ
 ムシャムシャ

殿下「でも…余にももっと構え…」ボソ

まつり「はいはい」


 【安価下1】
 夜ターン1
 1 コミュ
 2 怪異操作
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 3 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 16/300
 3 その他、自由行動

おっと、その他コマンドは「4」でしたね、すまぬ


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)(殿下の加護+10)
 コンマ二桁分加算
 ステルス 16/300


 ステルス 93/300

まつり「…あれ?」

まつり「今日、怪異について何もせずに終わろうとしてる…?」

まつり「…」

まつり「……良くないけど…もうこんな時間だしなあ…」


 【安価下1】
 夜ターン1
 1 コミュ
 2 怪異操作
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 3 おやすみなさい
 4 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】
 1~3 機関がバッシングされてますなあ…可哀想に…と思ってたら、幽霊騒動でだって! おう…早く解決せにゃ、色んな方面に悪い…
 4~6 東京での幽霊騒動で、避難した住民はまだ10パーセントくらいしか戻ってないんだって…
 7~9 マギー新宿がいつの間にかニュース番組でコメンテーターしてる。この人何なんや…


TV『東京での幽霊騒動で、避難をした人達…』

TV『家に帰りたい、という声をお届けします』

まつり「…」

 pi

まつり「…うん、寝よう…」

まつり「…早く、どうにかしないとなあ…」

まつり「はぁぁ…」


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速(封印中) 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー283/250 アンテナ253/200 ステルス93/300

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子
 碧石不動:異能管理機関職員



―――――

 本日の本編は、ここまでにしますー
 ありがとうございました


 ――オマケ・出稼ぎの怜――

 カラン

怜「ママ、またしばらく働かせてください」

朋羅「怜きゅん、また来てくれたの? うふふ、ええ、もちろんいいわよ~?」

怜「聞いてよ、御門がさ、自分の稼ぎはきっちり貯金して、僕がこうして稼ぐお金だけで生活してて…すぐに底つきちゃうから、またこうして…」

朋羅「いいじゃない、お陰で怜きゅんがここに来てくれるんだもの」ギュゥッ

怜「あだっ…痛い、いたたたたっ…手加減、し…あいたっ…」ミシミシィッ

 ――で

怜「やだ、もう、おじさんってば…えっちなんだから。じゃあ、セクハラしたからお酒飲んでね?」

怜「だーめー、飲んでよ。…え、口移――な、ないからっ、そういうのっ…! だ、大体、僕、男の子だから…!」

 ギュッ

怜「ダメダメ、やだぁっ…スカート、放してよぉ…! そ、そんなに引っ張ったら、パンツが、見えちゃっ…!」

 グググッ

怜「ほんとダメ、怒るよ、客でも怒るよ、ねえ、素に戻るよ!? おっさん、ちょっと!?」

 ビリッ

怜「あっ…ダメぇっ…!」

 ビリビリィッ

怜「うぅぅ…/// 見ないで…て言うか、これで分かった、ほら、ボクサーなの、さすがに女の子の下着じゃないんだからっ…///」

怜「えっ…何…何、え、えっ…?」ジリッ

怜「…お…男でも女でも…いい…? いやいやいやいやいや…ぼ、僕は…お仕事だから、こうしてるだけで…」

怜「やっ…やめ、やめてぇえええええええええええ――――――――――――――――――――――――――っ!!」

 ビュオオオォォォォォォォォッ

 ――で

怜「ごめんなさい…」

朋羅「怜きゅん…そこまでテンパる前に強硬手段に出ていいのよ…?」

怜「すみません…」

朋羅「はぁ…。これ、修理費、いくらになるかしら…?」

 ゴッチャリ…

怜「…直します…。お金は、給料から天引きしてください…」ウルウル

朋羅「…そうねえ…。そうしてくれるかしら、悪いけれど…擁護はちょっとねえ…」

怜「はい…」

朋羅「でも怜きゅん、押しに弱そうに見えちゃうからそうなのよね、きっと」

怜「え?」

朋羅「そうだ、前みたいに…クール系で攻めてみたら? あれはあれでそそるんだから♡」

 ――で

怜「…否定する。僕は男だ。…女装は…性的嗜好ではなく、オカマバーあやふ屋で賃金を得るための労働条件として、この格好をしているだけである」

怜「警告する。それ以上、酒で酔って調子づいた下心で大腿部を愛撫するのであれば、武力行使を持って排除する」

怜「…ウーロンハイ、了解。…でも、もっと強いお酒を飲んでくれたら…僕は、嬉しい…」

 クーデレ系(?)男の娘キャラで怜はまた、あやふ屋の営業利益を爆発的に上げました。
 機械的な受け答えにちらほらと潜む、客への配慮や、おねだりが酔っ払い客のハートをがっちり掴んでしまったそうです。


 そうそう、明日の夜更新はないと思われます
 あっても遅い時間になるかと思われますので、あしからず

 15時前後くらいからちょろっとでもやれたら、やろうかなーと
 でも、これもビミョーなんで…もし、明日もあるようでしたら、お願いいたしまする~

 ではでは、おやすみなさいませ~


 ちょびっとだけ、やろうかな
 がんがん、自由コマンドで怪異捜査してかんと、良くないことにもなりかねんで

 それだけをしろ、とは言わないし、それだけやらんと詰むなんてことにはならんけどね


 そんなわけで、少々お待ちくだされ
 再開準備でごわすよ~

 ………ちなみに、どなたか…いますよね?
 一応、下1タイムで進めてきますね


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家――

まつり「我が家のっ、おでんは、世界一~♪」

まつり「おでんを体で感じよう~♪」

まつり「おでんを粗末にするヤツは~♪」

まつり「おでんにやられて死んじまえ~♪」

晃星「おでんよりは、みかんの方が俺は好きだな…」


 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 93/300
 2 おでん献上
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動




まつり「でーんか」

殿下「む」

まつり「おでんですよ」

殿下「うむ」

 ハムッ
 ムシャムシャ

まつり「殿下さあ、前の右足だけ黒いんだね」

殿下「チャーミングであろう?」

まつり「うん」

殿下「わはは」


 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 93/300
 2 おでん販売
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)(殿下の加護+10)
 コンマ二桁分加算
 ステルス 93/300


 ステルス 143/300

まつり「らんらんらららんらんらん♪」

まつり「らん、らんらららん♪」

晃星「それ怖くなるからやめてくれ」

まつり「えー? どこが怖いの?」


 【安価下1】
 1 社務所修理
 2 おでん販売
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動


まつり「割と綺麗になったし…」

まつり「そろそろお客さんに戻ってきてほしいな…」

まつり「…」

まつり「…」

まつり「…ま、でも、まだ幽霊がーってやってるし…期待できないかな…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 またリムだよ、こいつ本格的にここを気に入りやがったな
 4~6 おや、いつぞやのお嬢様と従者が
 7~9 碧石さーん


夜子「ごきげんよう」

まつり「あっ、また来てくれたんですか?」

透「…」

夜子「ええ。…何だか、綺麗になったわね」

まつり「がんばって直したんですよ。このおでん屋台も直したいけど、後回しにされてて…」

夜子「でも、これはこれで年季が入ってていいじゃない」

透「…」コクコク

夜子「ここで食べていってもいいかしら?」

まつり「どうぞ、どうぞ。何にしますか?」

夜子「そうね…じゃあ、適当に横から1個ずつもらうわ」

夜子「おおっ、かっこいい」

夜子「ほほほ、そうでしょう?」


 【安価下1】
 1 おでん気に入ったの?て雑談
 2 何でお連れさんて無口なの?て雑談
 3 その他、自由雑談内容ぷりーず


まつり「じゃあ、3個ずつ…。こんにゃく、ウインナー、ちくわ、どうぞ」

夜子「ええ、ありがとう」

透「…」スッ ←手を合わせて、いただきますのポーズ

まつり「…どうして、そっちの人って無口なんですか?」

夜子「喋りたくないんじゃないかしら?」

透「…」モグモグ

まつり「…割と低めのいい声なのに」

透「…///」テレテレ

夜子「何照れてるのよ? お世辞に決まってるじゃない」

透「…」シュン

夜子「あら、その黄色のは何?」

まつり「ねりからし、いりますか?」

透「!」バッ

 ニュニュニュ…

透「…」パクッ

透「…」ホッコリ

夜子「…わたしも、少しだけ…」

 パクッ

夜子「……………わたしは、なくていいわ…」

まつり「お水どうぞ」コトッ

透「…」モグモグ

まつり「にしても…表情だけで何となく分かるんですね」

夜子「そうね。これがなかったら、とても傍になんて置いてられないわよ」

透「…」モグモグ

夜子「ほんと…何か喋りなさいよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~9 喋らぬ
  0  シャベッタァァァ


夜子「透、命令よ、喋りなさい?」

透「…」フイッ

まつり「…あらら」

夜子「…もう」

透「…」スッ

まつり「たまごね、どうぞ」

透「…」パクッ

透「…」モグモグ

夜子「はあ…ここの神様に、これが喋るようにお願いでもしてみようかしら?」

透「!?」

まつり「割と叶えてくれる時はすごいけど、気まぐれだから…」

夜子「あら、ご利益はちゃんとあるの?」

まつり「もちろん」

夜子「ふうん…。じゃあ、何か、つまらなくないお願いでもしてみようかしら…?」

まつり「どうぞどうぞ、どんなお願いするんですか?」

夜子「そうねえ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 夜子「…………肩こりが、しませんように…とか」まつり「……やっぱり、それ…凝るんだ…」夜子「おーっほほほ!」
 4~6 夜子「……下僕2号が、たまには顔を見せるようになってくれますように…とか?」まつり「下僕2号…?」
 7~9 夜子「あのおバカが…何してるか知らないけど、さっさと終わらせますように…ってところかしら」


夜子「……下僕2号が、たまには顔を見せるようになってくれますように…とか?」

まつり「下僕2号…?」

夜子「ちょっとした知り合いよ」

夜子「いきなり消えて、どこで何をしてるのやら…」

透「…」チョンチョン

夜子「何よ?」

透「…」つタブレット

夜子「あら…これ、インターハイの時の写真…? 会場前で、撮ったやつね」

透「…」スッ

夜子「何よ、そんな、何もないところを拡大して――あら?」

夜子「……………映り込んでるじゃない」

夜子「もしかして…観に来てた、ってこと…?」

透「…」コクコク

夜子「…何でもっと早く教えないのよ?」

透「…」アタフタ

夜子「でも…観てたってことね…」

夜子「ふうん…顔を出せば良かったのに」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 何もないよ
 7~9 おろ?


夜子「まあいいわ、じゃあ、これ食べたらお賽銭して帰るわよ」

透「…」コク

まつり「お土産にもできますよ?」

夜子「あら、そうなの…」

夜子「じゃあ、いただいていこうかしら」

夜子「適当に…そうね…4人分くらい、詰めてもらえるかしら?」

まつり「はーい」

夜子「それにしても…こんなにさりげなく、しかもポーズまで決めてるじゃない、こいつ…」ジィッ

夜子「余裕こいちゃって…」

透「…」モグモグ

夜子「…まあいいわ、透、しまっていいわよ」

透「…」ゴソゴソ

透「…」グッ

まつり(集合写真に映り込む、心配してた人…)

まつり(何だか粋だ)

まつり「はい、どうぞ。お会計が、全部で2480円です」

透「…」つ3000円

まつり「はい、お釣りです」

夜子「ごちそうさま。透、参拝するわよ」

夜子「それじゃあね」


 【安価下1】
 夕方ターン
 1 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 2 コミュ
 3 社務所修理
 4 その他、自由行動


まつり「ねーねー、晃星」

晃星「何だ?」

まつり「…果物をおでんに入れるって、どうだろう?」←真剣な眼差し

晃星「…やめた方がいい」


 ↓1~3 晃星とのコミュ内容
 ※なければ「なし」でもええんやで~


 一度も、ゆっきーは「弟子」とされたことはないんやで。一応ね

―――――

まつり「あのさー、ちょうちょの幽霊いたじゃん?」

晃星「そうだな。早く解決しないと…」

まつり「でも、不思議と…悪い感じはしなくない?」

晃星「…実害に遭っていながら、何を言ってる?」

まつり「だってさ、何か…何て言うか…さあ? なんとなーく…だけど…」

晃星「知らん」

まつり「…頑固なんだから…」

晃星「とにかく、早く解決はしないとな」

まつり「そうだね、異能が使えなくなっちゃったし…そうなっちゃった人もいるんだし…」

まつり「………そう言えば、もしもさ? あたしのもひとつの異能まで使えなくなっちゃったら…もふれなくなっちゃうけど…」

まつり「……晃星、あたしなんて…どうでも良くなっちゃう…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 このケモナーめ…
 4~6 見直しかけたまつりんがバカをみたよ
 7~9 こ…晃星っ…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 あれ、晃星…?
 奇数 こんにゃろうだよ
 ※0は偶数扱いなんや


晃星「まつりが、あの異能を失った、ら…?」

まつり「うん」

晃星「……………」

まつり「…晃星?」

晃星「……………まあでも、同じように動物になる異能を持ったグラスパーはいるからな」

まつり「」

晃星「尻尾が多くてもふり甲斐がある、というのが失われるのは手痛いものの、耳と尻尾さえあれば…」

まつり「ねえ、ねえってば」

晃星「しかし、そうなってしまったらまつり…おでん好きで、頭の弱い巫女なんて、どこにも需要がないぞ?」

まつり「…見境なしとか…」グヌヌ

晃星「まあ、取り戻せば済むだけだがな」

晃星「何にせよ、どう解決するか、だな」

まつり「…あの、行方不明になってるって人…野老幸晴さんだっけ? あの人、探そうよ」

晃星「どう、探す?」

まつり「…晃星の情報網で」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 すでに調べたあと~
 4~6 手がかりなんて掴めてへんのや
 7~9 おや、ちょっとした情報ゲット


 【直下 コンマ判定】
 1~3 わ…ワンマンアーミー…? 二代目…? こいつ、悪いヤツだ! by晃星
 4~6 普通よりも生育のいい、おっきなシベリアンハスキーと一緒に行動してるらしい
 7~9 あれ、今、日本国内にいる…? しかも都内で目撃情報が…?


晃星「…大きい、シベリアンハスキーと一緒に行動をしているらしい」

まつり「…それ、見たよ」

まつり「教会に一緒にいたし」

晃星「そうだな」

まつり「…」

晃星「…」

まつり「それだけ?」

晃星「ああ」

晃星「まあ、別の方法でどうにか探した方が賢明かも知れないな…」

まつり「えー…」

まつり「使えない…」

晃星「探すのは容易ではないというだけだ」

まつり「はぁ…」


 【安価下1】
 夜ターン1
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 143/300
 2 おでん献上
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動


まつり「ねえねえ、晃星」

まつり「どうやって、異能を使えなくしてるか分かる?」

晃星「さあな…」

晃星「だが、どうやらグラスパーらしい…というのははっきりしている」

晃星「機関に問い合わせれば、どんな異能を持ってるか分かるだろうな」

まつり「じゃあ、碧石さんに聞いてみようよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 詳細までは…
 4~6 さらっとしたことだけ、機関も知ってた
 7~9 なんとな~くのあたりはついてるらしく、それを教えてくれた


碧石『朝霧冬也の異能は、光蝶と掌握』

まつり「2つ持ち…?」

碧石『光蝶の異能、というのは非常に珍しく…異能発現当初は、どんな効果があるかさえも不明だった』

碧石『しかし、その後、どうやら光蝶から発せられる鱗粉は、星のチカラや、異能を封じることができるらしいと判明した』

晃星「なるほど…それで、使えなく…」

碧石『だが、判明しているのはそこまでであって、持続した効果はないはずだった』

碧石『その場に鱗粉があれば異能や、グラスプスキルが使えなくなる。しかし、効果も消えるはずだった』

碧石『どのようにして異能を持続的に使えなくしているのか、という疑問には答えられない』

まつり「ふうん…」

晃星「分かりました。どうもありがとうございます」

碧石『また何かあれば、すぐに尋ねていい。早期解決のための協力は惜しまない』

 プチッ

まつり「…さりげに、プレッシャーかけてきてたよね…?」

晃星「そうだな。しかし…ますます、分からない。幽霊になったことで、異能がさらなる変化を起こした…のだろうか…?」

まつり「うーん…謎だよね…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うん、分からん
 4~6 ちょうちょ、か…
 7~9 ひらめいた?


晃星「…ふむ…」

まつり「うーん…」

晃星「…分からんな」

まつり「…」

まつり「…うん?」

晃星「どうかしたのか?」

まつり「…………元々、光蝶の異能は、あったんだもんね?」

まつり「でもって…幽霊になった…」

晃星「まつり?」

まつり「…蝶ってさ、何かこう…あるよね?」

晃星「…まあ、象徴的なものだとする文化などはあるな」

まつり「それだよ。…幽霊になったことで、あの世と、この世の狭間の存在になっちゃったじゃない?」

まつり「そこで、こう…何て言うか…干渉ができるようになってさ?」

晃星「…干渉」

まつり「うん」

まつり「…多分、幽霊になったことの相乗効果…みたいな感じでさ、強化されちゃったんじゃない?」

まつり「それで、とうとう、満を持して異能狩り!」

晃星「だが、どうしてそんなことをする?」

まつり「………チカラが、どうこうって、言ってたけど…」

晃星「…チカラとは?」

まつり「……異能?」

晃星「どうして、そんなものに執着している?」

まつり「さあ…。そこは、分かんないけど…何か、理由はあるんだよ、きっと」

まつり「何か…何だろう…? それが分かれば、どうにかなりそうな気もしないでもないんだけど…」

晃星「異能を集める理由…か…。誰かが、事情を知っていれば話は早いが…」

まつり「やっぱ、そしたら野老幸晴って人を探さないと」

晃星「どうやって?」

まつり「…も、目撃情報みたいの、ないの?」

晃星「あったら、さっさと動いている」


 【安価下1】
 夜ターン2
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 143/300
 2 おでん献上
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B 朝霧冬也についての情報収集
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動


まつり「よし、じゃあ生前のことをちゃんと調べてみようよ」

晃星「…どうせ、ろくでなしだ」

まつり「それでも、理由とか分かるかも知れないでしょ」

まつり「ほらほら、あたしはまた碧石さんに電話して聞いてみるから」


 【直下 コンマ判定】
 まつりんが碧石さんから得た情報…
 1~3 嫁には好かれてるけど、本人は何だかって感じらしいよ…
 4~6 世界中を飛び回ってたんだって。理由まで碧石さんは知らんかった
 7~9 黒いECを回収して回ってたとのこと。黒いEC?

 【下2 コンマ判定】
 晃星の情報収集結果
 1~3 何も得られず
 4~6 賞金首だったことが判明
 7~9 生死不明になったのは、三・三〇だったことが判明


碧石『家族との仲は、外から見ていてもかなり際どいものだった』

まつり「て、言うと?」

碧石『そもそも、嫁に押しかけられて、引き返せなくなったから結婚をしたという話だ』

碧石『娘と息子のことは大切にしているようだが、肝心の嫁からのスキンシップには辟易をしているらしい』

碧石『それに、あの嫁は…スタイルはいいが、男としては重くて恐ろしい部分が顔を覗かせる』

まつり「…聞きたくなかったかも…」

碧石『…家庭的な部分においては、割と複雑だ』

まつり「…もう、いいです…」

碧石『分かった』

 プチッ

まつり「…晃星、何か分かった?」

晃星「さっぱりだ」

まつり「そっか…」

まつり「何か、分からないなあ…」

晃星「…回りくどい」

まつり「もっとちゃんと調べるか…事情を知ってそうな人に、しっかり聞くしかないかなあ…やっぱり…」




 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速(封印中) 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー283/250 アンテナ253/200 ステルス143/300

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子
 碧石不動:異能管理機関職員


―――――

 ここまでにします

 夜は、ないで
 あっても、夜中になりまする

 どうもありがとうございました


 ちょっと急用が入っちゃったので、戻り次第、時間があればやります
 昨日に引き続き、できなくてすみません

>>482
フラグ立ってる時音か桜花がいいとは思うけど、夜子以外の百夜桜之音姫はバトルメインの本編には絡みにくいからね…


 ただいまです
 回らないお寿司おいしかったです

 >>382>>485
 別にムリして誰かとくっつけることはないと思うけど
 フラグとしては桜花>時音な感じ…かのう? 大穴でダメ姫様?
 うん…姫様はめんどくさいから、出さない方針を取ってるんだけどね

 ちなみに何もしなきゃ、コンマ判定で急にゆっきーと桜花がくっついてても不思議じゃないくらいな状況よ
 まあ…ゆっきーの「かのじょほしい」発言は口だけなんだけどね


 そんなわけで再開です、お待たせいたしました~
 しばらくお待ちくだれ~


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家――

まつり「たっだいまーっと」

まつり「おでん、おでん~♪」

まつり「おでんをあっためてー、味見をして…」

 パクッ
 モグモグ

まつり「…うん、おいしい」

まつり「よーし、学校からも解放されておでんタイムだ!」


 【安価下2】
 夕方ターン
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 143/300
 2 おでん献上
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動


まつり「殿下、ただいまー」

まつり「おでん、持ってきたよ」

殿下「うむ」

まつり「はい」

殿下「苦しうない」


 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 143/300
 2 おでん販売
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B 朝霧冬也が何をしていたか探る
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動

あ、すまん…
フライングで勝手に下1にしてもうてた…
ええい、今日はサービスで(?)もう下1タイムにしちゃいますね

ごめんなさい、許して
これは安価に数えませんので…


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)(殿下の加護+10)
 コンマ二桁分加算
 143/300


 ステルス 247/300

まつり「学校ある日は、1日があっという間すぎちゃうな…」

まつり「…」

まつり「着々と年末が近づいてくる…」


 【安価下1】
 1 コミュ
 2 寝ちゃおう、おやすみ
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B 朝霧冬也が何をしていたか探る
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動


 ふむ…
 メタ的にはそりゃ、独楽ちゃんは有力なんだろうけど…
 独楽ちゃんとゆっきーの繋がりをまつりんは知らないから、っていうのがありまして…

 【直下 コンマ判定】
 1~3 碧石さんに、ゆっきーと親しかった人で連絡先知ってるような人いないの?て尋ねてみたけど、分からないなあって言われた
 4~6 碧石さんに、ゆっきーと親しかった人で連絡先知ってるような人いないの?て尋ねたら発明王の奥様を紹介されて、明日来ることに
 7~9 独楽ちゃんとネット通話でおしゃべりしてて、ゆっきーの話題になったことにしよう、そうしよう


まつり「もしもし、碧石さん?」

まつり「野老幸晴さんと、親しかった人で、連絡をつけられそうな人とかっていませんか?」

碧石『…いや』

まつり「え…」

碧石『機関では、そのような人物を把握はしていない』

碧石『だから分からないな』

まつり「そうですか…」

碧石『ああ』

まつり「…ひとりも?」

碧石『分かっていない』

まつり「…はーい…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 手がかり、ないのう…
 4~6 なに…ワンマンアーミー…?
 7~9 怪異・火事だったのに元通りになった洋館


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速(封印中) 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー283/250 アンテナ253/200 ステルス247/300

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子
 碧石不動:異能管理機関職員


 ――東京某所・帰宅路――

まつり「なんでもないような日々がぁ…幸せだったと思った~♪」

晃星「古いな…」

まつり「でもさ、きっと…そういう後悔はしちゃいけないんだよね」

まつり「うん、がんばって、世界一おいしいおでんを作るよ、あたし」グッ

晃星「…それが、まっさきに出てくる後悔しそうなことなのか…?」

 ザワザワ

まつり「あれっ?」

まつり「何だか、ざわついてる?」

晃星「そうだな…」

晃星「…すみません、何かあったんですか?」

主婦「あそこに洋館あるの知ってた? 古くて、誰も住んでない、不気味な幽霊屋敷」

晃星「ええ…。まあ、幽霊なんていませんでしたが…」

主婦「それがね」

まつり「えっ…? 出たの…?」

主婦「違うの。今朝ね、お昼前くらいだったんだけど、火事になっちゃって、小火くらいで済みはしたんだけど、誰もいないのにって噂してたの」

主婦「それでね? 物騒ねえ、なんて言い合ってて、また誰かがその前を通りかかったら、小火で焼けてたはずなのに、綺麗に戻っちゃってて」

晃星「…戻った?」

まつり「…焼けた、のに?」

主婦「気味が悪いでしょう?」

まつり「…幽霊の、仕業?」

晃星「…どうだろうな…」


 【安価下1】
 1 まあ、関係ないし帰るけどね
 2 ちょっと覗いてこうかなー


 ――東京某所・古びた洋館前――

晃星「ここだな…」

まつり「あー、それっぽい雰囲気だねえ…」

晃星「しかし、小火が起きたとは…とても思えないな」

まつり「うん、そうだね…」

まつり「けど誰もいないところが、火事っておかしい…よね?」

晃星「誰かが、勝手に住み着いたか…?」


 【安価下1】
 1 中に入ってみよう
 2 ノックしてこんにちはー
 3 その他、どうする?


 コンコンコン

まつり「こんにちはー」

晃星「…おい、もしも浮浪者や、犯罪者だったらどうする?」

まつり「だったら、晃星がいるし」

晃星「…」

まつり「こんにちはー、いませんかー?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 無反応
 4~6 あれれ、カギが開いてる…
 7~9 おや?


まつり「こーんにちはー」

 コンコン
 コンコンコン

まつり「…」

晃星「…反応はない、な」

まつり「誰も、やっぱいない…のかな…?」

 ガチャ

まつり「…」

 ガチャガチャ

まつり「…うん、カギもかかってるし」

晃星「持ち主なり、管理会社なりが施錠はしているんだろう」

まつり「うーん…」

まつり「ムダ足…だね」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 がちゃがちゃドアノブを回してたらトラップが発動しちゃった☆テヘペロ
 4~6 後にしたよ
 7~9 晃星が何かを発見したよ


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「誰もいないのに小火が起きて…しかも、燃えたはずなのに戻っちゃうのか…」

まつり「うーん、不思議事件極まりない…」

まつり「…」

まつり「…たまごおいしい」

 モグモグ


 【安価下1】
 夕方ターン
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 247/300
 2 おでん献上
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B どうやって異能を使えなくしてるのか調べてみよっと
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動


まつり「殿下、ただいま」

まつり「おでんだよ」

 ヒョコッ
 トトトッ

殿下「うむ」

殿下「さあ、早く余におでんを出せ」

まつり「はい、どうぞ」

まつり「あつあげ、入れてみたんだ。どう?」

殿下「うむ、良いぞ」

 ムシャムシャ

殿下「けど余は、やはりちくわぶだ」

まつり「ちなみに、どろどろに煮込んだ方が好き? それとも、形残ってる方が好き?」

殿下「どっちでもうまいぞ、誉めてやる」


 【安価下1】
 1 コミュ
 2 おでん販売
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B 朝霧冬也が何をしていたか探る
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動


 カタカタッ
 タ----ン

 〇月×日に三・三〇の再来を防いだ野老幸晴へ
 あの地にて朝霧冬也の幽霊が出没している
 神社にて待つ

              青い石の協力者より

まつり「これでよし、っと」

晃星「何をしているんだ…?」

まつり「これなら来てくれるかな、って思って」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 顔も名前も知らないヤツらが攻め込んできた…ゆっきーが、いつの間にか冬也状態に…?
 4~6 一瞬で書き込みが削除された…え、何この現象…? 何度書き込んでも、ダメだった…
 7~9 売名だろ、みたいな感じに叩かれまくった…えー…?


まつり「ちゃんと見てもらえるといいな…」

 カチカチッ

まつり「あれっ…?」

まつり「…書き込みが、削除されました…?」

まつり「…」

まつり「間違いようがないんだけど…操作ミスっちゃったかな?」

 カタカタッ
 タ----ン

まつり「今度こそ…」

 カチッ

まつり「よしよ――あれぇっ…?」

まつり「何で…?」

まつり「…何これ、どういうこと…?」



 【安価下1】
 1 コミュ
 2 寝よう
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B 朝霧冬也が何をしていたか探る
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動

あ、ごめん、間違った、待っててくだれ…


 GS練習のコマンド入れるの忘れてたね…
 申し訳ないです

 【安価下1】
 1 コミュ
 2 GS練習
 3 怪異捜査
   A ゆっきー捜索の情報収集
   B 朝霧冬也が何をしていたか探る
   C その他、何や?
 4 その他、自由行動

 ※改めて、【下1】になります
  オマケで、殿下加護もつけますんで(つく内容のことが出たら)


まつり「もしもし、勝正さん?」

勝正『こんな時間にどうしたんだ?』

まつり「…あのね、ちょっとお願いしたいなーってことがあって…」

勝正『一体どうした?』

まつり「人を探してるんだけど…野老幸晴っていう」

勝正『…幸晴?』

まつり「…え?」

まつり「…知り合い?」

勝正『ああ、まあな…。…まあ、事情はいいだろう、幸晴を探しているから、協力をしてほしいということだな?』

まつり「う、うん…」


 【安価下1】
 1 じゃあ、お願いね
 2 ついでに、ゆっきーのことについて聞きたいこととかったら、併記してちょうだい


まつり「…何で、知り合いなの?」

勝正『以前、少しな…』

勝正『東京じゃないところで、間借りをして暮らしていた時、ひょっこりと来たんだ』

まつり「ひょっこりと…って…」

勝正『しばらく俺は会っていなかったが、今は…何をしているのか…』

勝正『まあ…あまり、まつりちゃんは踏み入らない方がいいこともあるからな』

勝正『とにかく、数週間ほど共同生活をした仲だ』

まつり「そう、なんだ…」

勝正『見つかったら連絡をしよう。じゃあな』


 【直下 コンマ判定】
 1~3 真夜中の襲撃…
 4~6 夜中、ふと目が覚めて…
 7~9 平和に寝てたら…


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速(封印中) 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー283/250 アンテナ253/200 ステルス247/300

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子
 碧石不動:異能管理機関職員


―――――

 今夜はここまでです
 ありがとうございます


 再開いたします~

 匿名掲示板にゆっきー宛メッセージを書いても、一瞬で削除をされちゃったまつりん
 そしてその晩、物騒な人らがやってきてしまった…

 【直下 コンマ判定】
 いきなり、夜中に襲撃受けちゃったお!
 1~3 わけの分かんないグラスパーが2人ほど…
 4~6 どっかの国の軍隊らしき人達が30人ほどフル武装で…
 7~9 グラスパーが1名だけ、ね?


 【安価下2】
 【安価下3】
 敵さんグラスパーのお名前、おなしゃす
 ※外人名でも、日本人名でもいいですよ~


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家――

<ドッゴォォォォォンッ

まつり「っ…?」ムクッ

まつり「………何か、変な音が…?」

 バンッ

晃星「まつり…起きたか、誰か、来たようだ…」グシグシ ←目をこすってる

まつり「うん、でも…こんな時間に、誰が…?」

<ドゴォォォォォッ

晃星「嫌な音がしている…折角直したのに、また全部壊されてはたまらない、撃退するぞ」

まつり「わ、分かった…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 で、出てきたところへいきなり奇襲だとー!?
 4~6 オー、ノー…せ、折角直したのに…境内が、荒れまくってる…
 7~9 出てったら意味不明なこと言われて、でも襲われちまったよ



晃星「どこの誰だ、こんな夜中に…!」

 ザッ

永峰「やっと出てきたわね」

シャロン「…ターゲットは?」

まつり「あああっ! け、境内が…めちゃくちゃ…」

まつり「お、おでん屋台まで、何か土被ってるぅー!?」

晃星「どこの誰だか知らないが…平穏を乱す悪党は、死ねっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 こいつら、揃いも揃って、なかなかつえーグラスパーだな
 4~6 あれれー? 何で、銃機とか爆弾とか持ってるのかなー?
 7~9 戦い馴れしてるやっちゃのう…

 【安価下2】
 永峰の異能って、なーに?

 【安価下4】
 シャロンの異能も、なーに?


永峰「ターゲット以外は、どうでもいいわね。邪魔だから、始末するわよ」

シャロン「分かってる」

晃星「だったら、やってみろ…!」ダンッ

 晃星が砂塵を巻き上げた。
 砂塵の中に永峰とシャロンを巻き込み、その中へと突撃していく。

永峰「目くらましっ…!?」

晃星「女だろうが、容赦しないぞ」

 ドッゴォォォォォッ

 思いきり晃星が、永峰の顔面に拳を叩き込んだ。
 殴り飛ばされながらも永峰は受け身を取って起き上がる。

シャロン「手加減される方がムカつくなあ…!」


 【安価下2】
 1 永峰を相手にしよう
 2 シャロンを相手にしよう
 3 晃星と一緒に2対2で戦うようにしよう


まつり「そういう余裕とか、正直全然ないけどねっ…!」

 まつりも飛び出して、大薙刀を振り回した。
 遠心力を乗せながらシャロンに思いきり振り下ろしたが後退して避けられる。

シャロン「だったらあっさり死ね」

まつり「やだ」

 ヒュバァッ
 ギィィィンッ

 シャロンが頭を引き、首を使って顔を突き出した。
 瞬間、何かが飛び出してきてまつりが大薙刀で受け止めると甲高い金属音が鳴る。

まつり「っ――何これ、ベロ…!?」

シャロン「そぉおおおおれぇぇいっ!」

 パシッ
 ブゥゥゥンッ

まつり「ちょ、放して…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 大薙刀奪われた上に、めちゃんこ凶悪なベロが襲ってくる…
 4~6 大薙刀がとられたー!
 7~9 まつりん舐めちゃいけんぜよ


まつり「放してって、言ってるのに…!」ボフンッ

 異能を発動し、まつりが狐人間になった。
 大薙刀の柄を9本の尻尾でしっかりと掴み、そのまま引き寄せる。

シャロン「っ…!」

 ビィィィンッ

 シャロンがその場で踏ん張って引き寄せられるのを止めたが、まつりは尻尾の1本で地面を叩いた。
 それで発動したピラーを足場にしてシャロンの方に自分を押し出し、さらに引かれる力に任せて一直線に向かう。

まつり「ガイア…!」

 ブワァァァァッ

 ガイアを発動し、シャロンに迫る。
 大薙刀を放して9本の尻尾と、2本の腕をシャロンに連続で繰り出した。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うっそーん?
 4~6 コートだと、こんにゃろう
 7~9 狐だけどタコ殴りにしたったわ!


 ズドドドドドドドッ

シャロン「っ…こ、のぉ…!」

まつり(嘘、これ…捌いてくるの、すごっ…!?)

まつり「だった、らぁあああああ―――――――――――っ!」

 9本の尻尾を一束ねにして、シャロンの両腕をまつりは捕まえた。
 束ねた尻尾をハンマーに見立ててまつりがそれを思いきり叩きつける。

 ドッゴォォォォォォォッ
 スルッ

シャロン「コート…!」

まつり「っ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そして反撃食らった。ぐえー
 4~6 コートを使った隙を突こうとしたんだけど…そううまくいかねーか
 7~9 そんなのお見通しだから、本命があるんじゃい!


 ニィッ

シャロン(笑った――?)

まつり「そう来るのはお見通しっ…!」

 ヒュバァッ
 ガリィッ

 シャロンがすかさず、下を伸ばした。
 高速にして、強靭な硬度も併せ持つそれはまつりの顔面を穿とうとしたが、狙いが悪かった。
 狐となって発達した牙の生え揃った口で、まつりはベロを噛み切る。

シャロン「あぐぅっ…!?」

まつり「ペッ――これは想定外」

 シュルルルッ

 捕まえていたシャロンの両腕を尻尾で捕まえた。
 余った尻尾で放り出してきた大薙刀を拾い、振りかぶる。

まつり「せぇえええええええ―――――――――――のっ!」

 ブゥゥゥンッ
 ズバァッ

 大薙刀がシャロンの左肩から腰まで、縦に一直線に引き裂いた。
 苦し紛れに再び放たれた舌がまつりの尻尾を捕まえようとしたが、逆に絡め取ってしまう。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 思わぬ反撃
 4~6 永峰が乱入してきおった
 7~9 撃破完了やで


まつり「それお見通しね」

シャロン「っ…何で――」

まつり「だってさー、そっちはベロだけど、あたしは尻尾で、かけることの9倍もあるわけで」

まつり「似たようなもんだよね、自在に扱えて、便利でーっていう部分」

まつり「こんなの余裕で想像つくじゃん」

シャロン「バカな――」

まつり「そういうわけで、さよならばいばい、もう会わない!」

 ガシィィッ
 ブゥンブゥンッ

まつり「1回本気でやってみたかった、ジャイアントスイング・ガイア発動バージョンっ!!」

 ポイッ
 ヒュォォォォオオオオオンッ

<ドッゴォォォォ…

まつり「………あ、やべっ…」

まつり「…誰もいないとこに落ちたことを祈ろう…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、永峰は強いのう
 4~6 晃星って、ぶっちゃけ…強くないね。ハズレ異能だよね←
 7~9 そんなことない、晃星は強いよ!


永峰「シャロン――全く、あの人は…!」

晃星「この、鉄くず女が…!」

永峰「そしてあなたも懲りないのね」

 晃星が永峰に握り締めた拳を振るった。
 しかし、永峰は磁力を使って操った砂鉄の鎧を変化させて、晃星の拳を鎧から突き出させた棘で貫く。

晃星「~っ――!」

永峰「弱いのよ、坊や」


 【安価下2】
 苦戦してますなあ…強そうだし…
 1 参戦するしかないよね!
   A 大薙刀で果敢に攻めようか
   B とりあえず、ガイア使って両手+九尾の11本総動員ラッシュ叩き込めばええんやろ?
   C その他、どうやって参戦するねん?
 2 晃星、がんばー


まつり「晃星、パスパース!」

 ダッ

永峰「狐っ娘――」

晃星「まつりっ…!?」

 ブワァァァァッ

まつり「ガイアからの――連続パーンチ!」

 ズドドドドドドドドォッ

 まつりが9本の尻尾と両手を使って、永峰に攻撃を仕掛ける。
 息つく間も与えない猛スピードと、物量による濃厚な面攻撃は、ガイアによって破壊力をさらに引き上げられている。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれ、手応えが…?
 4~6 こいつ、かってえっ!?
 7~9 硬かろうが何だろうが、ゴリ押しよ!


永峰「その程度で、何なのかしら…!?」

 永峰がまとっている、砂鉄を圧縮して形成された鎧。
 それはガイアを使っているまつりの攻撃でもビクともしなかった。

まつり「硬い、けど――!」

永峰「何をしたってムダよ、鬱陶しいから自滅なさい…!」

 ジャキィィィッ

 鎧から無数の刺が突き出た。
 一瞬だけまつりに迷いが生じる。


 【安価下2】
 1 それでも、ぶん殴ったるわあ!
 2 やべっ、痛いのは勘弁、退く…!
 3 その他、どうしちゃうん?


まつり「関係、ないもんっ…!」

永峰「!?」

 ドッゴォォォォォッ
 ズドォォォッ
 グシャァァッ

 まつりは突き出た刺にためらったが、すぐに行動へ移した。
 ぎらりと視覚化された痛みを前にしながら、両拳を、9本の尻尾を、永峰に容赦なく叩き込む。

 ドゴォォォンッ
 ズドォォォンッ

永峰「っ…や、め――」

 棘が皮膚を突き破る。
 それでも拳は頑丈な砂鉄の鎧にぶち込まれる。

 血が弾けて、飛散していく。
 それでも尚、まつりの攻撃は砂鉄の鎧を破壊しにかかり、とうとう、そこにヒビを生じさせた。

まつり「ああああもうっ、硬いし、痛いしっ――最悪!」

 ヒビを生じさせたことに気づかぬまま、まつりが音をあげた。
 しかし、これ以上は嫌だ、というごくごく普通の考えで、戦略の欠片もないまま、鎧決壊への最後の一撃をまつりはヤケクソ気味に叩き込んだ。

 ドッゴォォォォォォォッ
 ガシャアアンッ

 砂鉄の鎧が破壊され、結合されていたそれらが砂に戻った。
 その砂が突如として吹いた風にさらわれ、そのまま永峰にぶつかっていく。

永峰「何っ――?」

晃星「お返しだ」

 シュバババッ

 砂鉄を大量に含んだ砂塵は永峰の全身を切り刻んだ。
 下がっていた晃星が飛び出して、怯んだ永峰に飛びかかる。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しぶてえ!
 4~6 晃星にいいとこ持ってかれた…
 7~9 ははは、晃星にいいところを持っていかせはしないのだ


晃星「悪党、退散っ…!」

 ドッゴォォォォォッ

永峰「っ――ぐぅっ…!」

 晃星の拳がクリーンヒットしたが、永峰は後ろ足で踏みとどまった。
 しかし、尻尾が永峰の体を掴んだ。

永峰「何っ…?」

まつり「晃星にいいところは、持っていかせないんだからっ…!」

まつり「これで、トドメぇ…!」

 グィィッ

 永峰の体を尻尾で引き寄せ、まつりが束ねた5本分の尻尾を振るった。

永峰「やめ――」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォンッ

 直撃した尻尾が、永峰の全身を圧し潰し、砕いた。
 尻尾から放たれた永峰は境内をそのまま激しく転がっていき、ピクピクと痙攣をして失神する。

まつり「ふぅー…成敗完了」

晃星「…俺にいいところを持っていかせないって…どういうことだ?」

まつり「べっつにー?」

まつり「それより晃星…痛いから、早く手当てして…」ボロッ

晃星「…俺も、右手がこの通りなんだが…」グッチャリ

まつり「うわ、痛そう…。つんつん」

晃星「っ…や、やめろっ…!」

まつり「もー、無茶するから」

晃星「まつりには言われたくない。…機関にとりあえず、連絡をしておく」


 【直下 コンマ判定】
 翌夕、学校から帰ってきたよ
 1~3 境内、また、直さないとなあ…(白目
 4~6 機関がね、悪いグラスパーを野放しにしちゃって壊れちゃったものはがんばって直すよ、ってキャンペーンしてるらしくて、境内直してくれた
 7~9 あれ…? 誰かいる


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速(封印中) 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー283/250 アンテナ253/200 ステルス247/300

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子
 碧石不動:異能管理機関職員


 【直下 コンマ判定】
 1~3 えっ…また、敵…? どう、なってるの…?
 4~6 ゆっきー!
 7~9 ゆっきーだ! しかも、壊れてた境内も、社務所も、新しくしたかったおでん屋台も綺麗に直ってる…!


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「ただい――あれ?」

晃星「ん? 誰かがいるな…」

 クルッ

幸晴「…青い石の協力者さんっていうのは、どっち?」

幸晴「………あれ、そう言えば…前、どっかで…」

まつり「と…野老幸晴…!」

晃星「…」ムッ ←前評判からして勝手に嫌ってる

幸晴「…?」←晃星に睨まれて困惑

まつり「来てくれたんだ」

幸晴「…冬也さんの幽霊って、どういうこと?」チャキッ

まつり「えっ…何その、銃…?」

幸晴「ことと次第によっては…」


 【安価下2】
 1 とりあえず、おでんを振る舞いながら事情を説明する
 2 じゅ、銃刀法違反だー!!
 3 その他、どうコミュる? 併記してちょ


まつり「はい!」ビシッ ←挙手した

まつり「あたし達は、殺してない」

幸晴「…」

晃星「それを下ろせ」

幸晴「…」スッ ←銃をしまった

まつり「ふぅ…」

まつり「えーと…」

まつり「【安価下2】」

 1 そうだ、機関の人も交えて説明した方が、ちゃんと分かるよね? 今、呼ぶから待ってて
 2 ……………着替えていい? あ、上がって待っててもらえます?
 3 その他、自由台詞


まつり「碧石さん呼ぶから、おでんでも食べて待っててもらえる?」

幸晴「…碧石さん?」

まつり「今、おでん持ってくるから。晃星、ちょっと屋台綺麗にしといて」

晃星「何で俺が」

まつり「いいから、ほらほら。じゃあ、すぐ呼んで、おでん持ってくるから」

幸晴「…」

幸晴「…おでん…そう言えば、もうそんな季節か…」

 ・
 ・
 ・

まつり「――って、いうわけで、探してました」

碧石「…異能をいきなり奪われてしまい、機関でも対処に手を焼いていた」

幸晴「…そんなことが…」

ボルト「わふ」

幸晴「…はい、ダイコン」

ボルト「わふっ」パクッ

まつり「おっきいね、わんちゃん」

幸晴「ほんと…いつまで大きくなるんだか…こんなに大きくなる犬種でもないのに…」

ボルト「わふ?」

まつり(えーと…聞きたいこと…聞きたいこと…)

まつり「【安価下2】」

 1 朝霧冬也さんが、異能を集めてる理由って分かります? チカラは正しく使わないといけないから没収する…みたいなこと言ってたんだけど
 2 このわんちゃんて、なんてお名前なの?
 3 その他、自由台詞


まつり「朝霧冬也さんが、異能を集めてる理由って分かります? チカラは正しく使わないといけないから没収する…みたいなこと言ってたんだけど」

幸晴「…異能を、集めてる…?」

幸晴「…そんなことをするような人じゃないはずだけど…」

まつり「でも…」

碧石「幽霊であると推測される朝霧冬也との接触で、異能が使えなくなった者が多数出ている」

碧石「集める、というのはニュアンスが異なるかも知れないが、異能を使わせないようにしているということは事実だ」

幸晴「…そもそも、幽霊っていうのが、信じられない…」ボソ

まつり「でも、幽霊だったよ、あれは」

幸晴「…いるの、幽霊なんて…?」

まつり(あっ…もしかして、幽霊とか、オカルトがダメな人…?)

碧石「…」

晃星「あれは悪霊だ。いるだけで害を為す」

幸晴「…悪霊…」

まつり「晃星、そういう決めつけは――」

晃星「善悪の価値観の問題ではなく、事実として起きたことからはそうとしか言えないだろう」

幸晴「幽霊だって言うんなら…冬也さんは、もう…」

幸晴「………っ…」

まつり「あ…」

晃星「…」

まつり「【安価下2】」

 1 …でも、ほら、死んじゃったって確定したわけじゃないし…!
 2 ……1回…会ってみる…?
 3 その他、自由台詞


まつり「……1回…会ってみる…?」

幸晴「…会うって…」

まつり「その、幽霊の朝霧冬也さんに…」

幸晴「…」

まつり「…」

幸晴「でも…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 会いたくないってさ。死んじゃったなんて、認めたくもないってさ
 4~6 ゆうれいこわいからやだ…って…おいおい…
 7~9 ものすごーく、気は乗らないけど…会うくらいなら、会えるもんなら…って


幸晴「…」

まつり「…やめとく…?」

幸晴「…いや、会えるもんなら…幽霊なんて、信じたくはないけど…本当に冬也さんが、そんなことをしてるなら、会うよ」

晃星「…」

碧石「…」

まつり「…じゃあ、今夜?」

幸晴「今夜?」

まつり「だって早くしないと、どんどん被害が…ねえ?」

碧石「…」コクッ

幸晴「でも、こ…心の準備が…」

碧石「猶予は、あまりない」

幸晴「ええ…?」

まつり「じゃあ、今夜で。日付変わったくらいに待ってるから!」

幸晴「…わ…分かっ、た…」


 【安価下2】
 1 あー、ほんとにオカルト系怖がってるなあ…。夜までここで待ってる?て聞いてみる
 2 好きなだけおでん食べてってね、て商魂の逞しいまつりん
 3 準備したいからってゆっきーは一旦、帰ってった


まつり「それじゃあ、好きなだけおでん、食べていってね!」

幸晴「…ああ、うん…。こんにゃくと、じゃあ…モチ巾着で」

まつり「わんちゃんは?」

ボルト「わふっ!」パタパタ

幸晴「…つゆに浸してないタネとかある?」

まつり「ありますよー」

幸晴「それじゃあ、えーと…ボルトには…ダイコンだけでいいや…」

ボルト「くぅ~ん…」

幸晴「……じゃあ、ちくわと、厚揚げも」

まつり「あ、ここからはお金とるからね? まいどありー♪」

幸晴「えっ…」

碧石「…俺は、帰る」スクッ

幸晴「あ、はい…」

晃星「…ふんっ」スタスタ

まつり「ごめんね、晃星…愛想なくて」

幸晴「…別に…」

まつり「はい、ボルトくん? だいこんと、ちくわと、厚揚げね」

ボルト「わふっ」

 パクッ
 ムシャムシャ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 食べてすぐに行っちゃったゆっきー
 4~6 コン太郎達がやってきて、ボルトと遊び始めた。ほほえましい光景
 7~9 ゆっきーの好きな食べものは、寒い季節のあったかい食べものだからね。割と儲かったよ


 さすがは0の申し子…
 ちょっと絡むだけですぐ0を出しやがって…

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 おや、またいつぞやの2人組がおでんを食べに…って、あれ?
 奇数 ちょっと見ない間に、ゆっきーが不良化(?)してた
 ※0は偶数扱いなんだよ


幸晴「はぁ…」

 スッ
 パクッ
 シュボッ
 スパ-

幸晴「…ふぅ…」

まつり(タバコ吸い始めた…)

ボルト「わふ」

幸晴「そのイワシのつみれって、ショウガ入ってる?」

まつり「入ってますよ?」

幸晴「じゃあ、ボルトにはダメだな…。はんぺん、ボルトにください」

まつり「はーい」

ボルト「わふっ」ムシャムシャ


 【安価下2】
 1 コミュる?
 2 別にしなくてもいいよ。そしたら、ゆっきーが一旦帰って、まだかろうじて夕方ターンから日常ができるよ


幸晴「あ、灰皿ちょうだい」

まつり「どうぞー」

幸晴「どうも」

 トントン ←灰落とした

まつり「もうハタチすぎてたんですね。もうちょっと若いと思ってたのに」

幸晴「え? ……………………あ、そう、うん…」

まつり「………あれ?」

幸晴「…」

まつり「…お酒は、出しませんので」

幸晴「お酒は飲まないから…」


 ↓1~3 ゆっきーとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でええんやで~


幸晴「…」ゴソゴソ ←カバンにタバコの箱とライターしまってる

まつり「…アイドル、好きなの?」

幸晴「どうし――ああ…これ?」←カバンについてる缶バッジ(百夜桜乃音姫全員分)を見せた

まつり「うん」

幸晴「まあ…うん…。ファン、的なね?」

まつり「にしても…缶バッジて…」

幸晴「…い、いいじゃん…別に…」

まつり「あと、掲示板に書き込んでもすぐに削除されちゃったのに、どうやって閲覧できたの?」

幸晴「ああいう措置取るの、すごくお金かかるんだよ…。毎月で、うん万ドルって…」

まつり「え?」

幸晴「で、一応、どこそこにこういう書き込みがあった、って連絡だけは入ってくるから、その表向きには消されたログを見た」

幸晴「けど…ああいうの、やらない方がいいよ。わけの分かんない人が、僕とのつながりがあるって踏んで襲ってきたりすることあるから」

まつり「………それ、昨夜の…?」

幸晴「え?」

まつり「…お陰で、境内が…この有様で…」

幸晴「………あー…ご愁傷さま…」

まつり「……ご愁傷さまって…。そういえば、グラスパーなんですよね?」

幸晴「……そんなに強くはないけど、一応ね…」

まつり「どんな異能なの?」

幸晴「回帰の異能。要するにさ」ピト ←屋台に手を触れた

 パァァァ

幸晴「こういう具合に、物体の状態を元に戻せるんだけど…直して良かった?」

まつり「すごい、綺麗になった…! ああ、ここのちょっと気持ち悪い染みまで消えてくれた…! やったー」スリスリ

幸晴「…まあ、こういう感じで」

まつり「すごく便利そう」

幸晴「…まあ、便利な時だけはねえ…」

まつり「境内も、直してもらえたりしたら…」

幸晴「…じゃあ、飲食代、タダにしてくれる?」

まつり「【安価下2】」

 1 …おまわりさーん、ここにタバコ吸ってる未成年者がー
 2 え、それとこれとは別じゃあ…
 3 ………20パーオフなら
 4 その他、自由台詞


まつり「え、それとこれとは別じゃあ…」

幸晴「じゃあ、これとそれとも別っていうことで」

まつり「えー…?」

幸晴「別っていうことだから、この屋台を直した代金が…」

まつり「うぐっ…」

幸晴「あれ? 別なんでしょ? じゃあ、払ってくれてもいいよね?」ニコニコ

まつり(この人…意地悪だ…!)

幸晴「…冗談だよ」←サディスト

まつり「ほっ…」

まつり「じゃあ、境内を…」

幸晴「いや、それは本当」

まつり「」

幸晴「じゃあ、これ」←お金出した

幸晴「ごちそうさま。ボルト、おいで。行くよ」

ボルト「わふっ」

まつり(行っちゃった…)


 【安価下2】
 夜ターン
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 247/300
 2 おでん献上
 3 コミュ
 4 その他、自由行動

 ※殿下に同行を求めたい場合は、コミュで殿下を指定するか、おでん献上からどうぞ


まつり「殿下ー、おでんだよー」

 ヒョコッ
 トトトッ

殿下「うむ」

まつり「はい、どうぞ」

 クンクン

殿下「…犬の匂いがするぞ?」

まつり「さっき、わんちゃんいたからね」

殿下「何っ…?」

まつり「あれ、妬いてる?」

殿下「むっ…よ、余は、懐が広いから別に妬くなんてことしない」

殿下「いいからおでんを寄越せ」

まつり「はいはい…。どうぞ」

 ハムッ
 ムシャムシャ


 【安価下2】
 同行を願いますか?
 1 もちのろん
 2 いいよ、別に


まつり「ねえ、殿下?」

殿下「む? 何だ、余のこのピンとしたヒゲの美しさについて語りたいのか? 許す」

まつり「違うよ」

殿下「むむ…」

まつり「あのね、今夜…変な幽霊に会いに行くんだけど…来てくれる?」

殿下「やだ」

まつり「えー? 何で?」

殿下「余は自由なのだ」

まつり「何かあったら、おでん食べれなくなっちゃうよ?」

殿下「ふん、そんな脅しには乗らん」

まつり「どうしてもダメ?」

殿下「だめー」

まつり「お願い、殿下。ちくわぶ、明日の分…増やすよ?」

殿下「むむっ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~7 でもやだって
 8~0 仕方ないなあ…って


殿下「ふ、ふん、余がおでんでほいほい何でも言うことを聞くなんて思うでない」

殿下「そもそもお前、最近、余をただの愛玩動物と思ってるんじゃないのか?」

まつり「そんなことないよ」

殿下「余は偉い偉い、御狐だぞ。分を弁えよ」

まつり「ケチ」

殿下「ふん」

殿下「いつも加護やってるもーん」

まつり「そうなの?」

殿下「余の加護を受けておいて、きづいていなかったのか…!?」ガビ----ン

まつり「えへへ…ありがとうございます」ペコッ

殿下「…う、うむ…」


 【安価下2】
 夜ターン2
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 247/300
 2 コミュ
 3 その他、自由行動

 ※このターンが終わったら、幽霊に会いにいきます
  尚、殿下にはもう断られちゃったので、コミュでまたお願いするのは意味がありません。ご注意ください


 【直下 コンマ判定】
 1~9 何もないよ
  0  殿下が、今まで加護に気づいてなかったて発言にショックを受けたため…

 【下2 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)(殿下の加護+10)
 コンマ二桁分加算
 ステルス 247/300


 ステルス 350/300

まつり「よーし、準備完了」

幸晴「…幽霊…か…」

晃星「…」

まつり「それじゃ、行こっか」

まつり「どこにいるかな?」

晃星「…最後に異能を取られたという出現地点を聞いている。そこへ行ってみよう」

まつり「さすが晃星」

晃星「行くぞ」

幸晴「…出てこないでほしいけど…でも…うぅ…」

ボルト「わふ?」


 【直下 コンマ判定】(未来予知+2)
 1~3 で、出たー! そしてまたもや、問答無用だー!
 4~6 で、出たー! いきなり襲ってこられたけどボルトさんさすがやで!
 7~9 で、出た――前に気づけて、襲われる前に距離を取れた! ボルトさんさすがやで


まつり「この辺?」

晃星「ああ」

幸晴「…」キョロキョロ

ボルト「…」ピクッ

ボルト「グルルルル…バウ、バウッ!」

 ズズズ…

幸晴「っ――下がって!」

 ズォォォォッ

まつり「うわっ…出た…!」

晃星「だが、距離を取れたな…。これなら、いきなり何かされることもなさそうだ」

幸晴「…冬也、さん…」

 「チカラ…」


 【安価下2】
 1 ゆっきーに、とりあえず何か喋りかけて、って促す
 2 その他、あれこれ言ってみろ、ってゆっきーに言う。あれこれの内容を併記してね☆


まつり「ゆ、幸晴さん、とりあえず…こう、何か思い出とか、語っちゃってよ!」

幸晴「お、思い出…?」

まつり「何かこう…油断とかするんじゃない?」

晃星「油断…?」

まつり「ほらほら、早く早くっ…!」

幸晴「え、えっと…思い出…思い出…?」


 【安価下2】
 1 内容はゆっきーに任せるよ
 2 美脚の条件談義の思ひで
 3 その他、どんな感じの思い出を語らせたいんじゃ?


幸晴「冬也さん、えっと…あの、エベレスト!」

まつり・晃星「「エベレスト…?」」

幸晴「エベレストとか、僕に直させましたよね?」

幸晴「あのたっかい山を、低くして…! 何日もかけて直させておいて、僕にお礼とか言って昆虫食をふるまったりして!」

幸晴「正直、あれ…すごくマズかったです!」

まつり「…」

晃星「…昆虫、食…」

幸晴「だけどそうやって、最初は冬也さんが僕の世話とか焼いてくれてたのに、だんだん尻拭いに回ってきちゃって、変な嬉しさはあったんです」

幸晴「それに、僕のこと何回も助けてくれて…グラスパーズプリズンにも放り込まれずに済んだし…」

晃星「グラスパーズプリズン…?」

まつり「何それ?」

晃星「グラスパー専用の牢獄だ」

幸晴「お陰で、生き甲斐じゃないけど…誰かのために、僕のチカラを使って、役に立てるようになった…っていうか、そういうことでもいいのかなとか…」

幸晴「冬也さんがいなきゃ、多分そんなことを考えることもなかったはずで…」

幸晴「冬也さんのお陰で、これからやりたいことだって、いっぱい、できたんです」

幸晴「このチカラで、これから直したいこととかもいっぱいあるし、湊さんや、律さんだって…きっと、僕が…!」

幸晴「だから…えっと…その、何で、そんなこと…してるんですか? ゆ…幽霊とか、冬也さんだって苦手だったのに!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ガン無視されましたわ…
 4~6 おや…襲ってこない…?
 7~9 説得成功か…? 正気に戻った…のか…?


幸晴「僕の言葉…聞こえてますか? 届いて、いますか…?」

まつり「…」ゴクリ

晃星「…」

ボルト「わふっ」

 「…ゆきは…る…」

幸晴「冬也さん…」

 「チカラを…僕、に…」

まつり「チカラ、チカラって…」

幸晴「異能のこと…? 何でそんなのがいるんですか…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 「チカラが…ないと…ダメだ…」
 4~6 「幸晴…分かって…」
 7~9 「このままじゃ…消え…ちゃうから…チカラ、が…」


 「チカラが…ないと…ダメだ…」

幸晴「だから、どうして…?」

 「早く…チカラを、僕に…」

まつり「…襲ってはこないけど…これじゃ…」

晃星「一体、何をしろっていうことなんだ…?」

幸晴「…チカラ…」

幸晴「異能…異能を使えなくしてた…」

幸晴「…星のチカラを、無差別に光蝶で星に還元してた…?」

幸晴「冬也さん…もしかして」

まつり「何、何か分かったの…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 幸晴「黒いECの収拾が、冬也さんの使命なんだ…。だから、幽霊になっちゃって、それに執着しちゃって…無差別に…?」
 4~6 幸晴「チカラって言って、異能を還元していたんなら、ECで…」
 7~9 幸晴「冬也さん、アーティフィシャル・アース・クリスタルでいいなら…ここに」


幸晴「冬也さん、アーティフィシャル・アース・クリスタルでいいなら…ここに」スッ

 「チカラ…!」

 ズォォォォォッ

幸晴「…」ポイッ

 パァァァァ…

晃星「何だ、あれは…」

まつり「これ、前もやってたよね…?」

幸晴「チカラを還元してるんだ、光蝶を使って」

まつり「還元…?」

幸晴「あのアーティフィシャル・アース・クリスタルは、膨大な星のチカラの結晶体で、それだけ世界から星のチカラが失われてしまってる」

幸晴「それを冬也さんは察知してて、ああいう姿になっちゃったから、何とかしようとしてたのかも…」

 パァァァァ…

まつり「何とかって、何で…?」

幸晴「それは…言えない、けど…」

冬也「――幸晴」

晃星「雰囲気が…」

幸晴「冬也さん…正気に、なれました…?」

冬也「…うん」

まつり「おおっ…!」

冬也「だけど…何で、僕は、こんな…」

幸晴「三・三〇――リアル・グラバトイベントで、ブラック・ライトが襲撃してきたんです」

幸晴「それで、そこで使われた新型星業動力を使った爆弾で、冬也さんは吹き飛ばされて、そのまま生死不明って…」

冬也「…そうか…」

幸晴「………死ん、じゃった…んです、か…?」

冬也「いや…体は、ある…。でも、戻れないんだ…」

まつり「戻れない…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「どこにあるか知らないけど…僕の、体が見つからない…」
 4~6 冬也「このまま戻ったら、そのまま…」
 7~9 冬也「場所が、思い出せない…。きっと、体は眠ってるけど…そこまで、戻れない…」


冬也「場所が、思い出せない…。きっと、体は眠ってるけど…そこまで、戻れない…」

幸晴「場所って…会場の…?」

まつり「…ねえ晃星、どういうことだと思う?」ヒソ

晃星「…幽体離脱…のような現象かも知れないな」

まつり「…ははーん…?」

晃星「…それか、とっくに体など死んでいて、それにも気づけずにいるか…」

まつり「縁起でもないこと言わないでよ」

冬也「幸晴…連れていってくれる…?」

幸晴「…いいんですけど…あれから、どれだけ経ってるか、知ってますか…?」

冬也「どれだけ…?」

まつり「あと2ヶ月で、お正月」

冬也「…3月の終わりじゃ…」

幸晴「半年以上も、体を放っておいたってことは…」

晃星「…やはり」

冬也「…」サ--

幸晴「い、急いで行きましょう!」


 【安価下2】
 1 ついてくよね?
 2 まあ…悪さしなくなったから、万事おkなのか…な…? いってらっしゃーい、悪さもうしないでねー


幸晴「ボルト、乗せてくれる?」

ボルト「わふっ」

まつり「あたし達も行こ、晃星」

晃星「まつり…久しぶりに、まんま狐に…」

まつり「えー…? あれ、何だか…ちょっと、人として、馴れなくて…いや、馴らすのはできそうなんだけど、馴れたら色々な感じが…」

晃星「…まつり、緊急時だ」

まつり「……うん…」

 ボフンッ

晃星「…………よしっ」ダキッ

まつり「ねえ、乗り方違うよ、ひっつかないでよ!」

幸晴(狐だ…)

冬也(狐か…)

晃星(もふもふ…)

まつり「ねえ、聞いてる!? 抱き枕みたいにくっつかないでよー!」


 【直下 コンマ判定】
 グラバト会場跡地は…
 1~3 あれれれー? 何で…ブラック・ライトさんがいるのかなー…?(白目
 4~6 ゆ、幽霊さんがいっぱい…いますなあ…? 何故…?
 7~9 いまだに立入禁止区域にされてるんだよ!


 タタタッ

晃星「ん…?」

まつり「あれ…?」

幸晴「どうかしたの…?」

 ザッ…
 ボフンッ

まつり「この、立入禁止区域くぐってから、何か…幽霊が…」

晃星「なるほど…だから、立入禁止になっていたのか…」モフモフ

幸晴「えっ…?」

冬也「…あ…」

幸晴「冬也さん…? その反応って…?」

冬也「…………いや、多分、僕の異能の影響で、要するに、あの世と、この世がね…?」

冬也「その…光蝶って、そういう境界をぼやかして、色々とするようなチカラなもんで…」

まつり「………最近、怪異騒動が多かったのって…」

晃星「三・三〇から劇的に増加をしていた理由が…」

冬也「…………じ、事故だから…」

幸晴「幽霊とか…ムリなんですけど…」ブルブル

ボルト「わふ?」

 ズォォォォォォッ

まつり「あ、幽霊きた…」

晃星「邪魔だな…」


 【安価下2】
 1 一掃しちゃうか
 2 蹴散らしながら突破しよう
 3 その他、どうするん?


幸晴「ひっ…」ブルッ

冬也「…………わっ」

幸晴「うわぁっ…!?」コケッ

幸晴「な…なな、何するんですか!?」

冬也「いや、つい…」

晃星「あんなのは放っておいて、やるぞ、まつり」

まつり「うん、分かった」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 幽霊が寄り集まって、巨大悪霊になって襲ってきた
 4~6 強くはないけど、数が多い…!
 7~9 弱い弱い、ザコですわ、これ


まつり「でぇぇええええいっ!」

 ブゥゥンッ
 ズッバァァァァッ

晃星「消えていろ、悪霊どもが…!」

 ドッゴォォォォッ

幸晴「幽霊って…殴れるの…?」

冬也「普通ムリ…」

幸晴「…」スッ

 スカッ
 スカッ

幸晴「ほんとだ、触れない…」

冬也「僕で試さなくてもいいのに…」

幸晴「だって、あんな、怖い悪霊触れないじゃないですか」

冬也「…」

まつり「ああもう、鬱陶しいなあ! これで、一気に…!」

 ズドドドドドドドォォォッ

幸晴「最近の女の子強い、怖い」

冬也「…そうだね」


 【直下 コンマ判定】
 でもって、会場跡地に到着したよ
 1~3 ぶ…ブラック・ライトだとぉっ!?
 4~6 新型星業動力爆弾の破壊って、異能そのものをはねのけちゃって回帰の異能でも戻せないんだよね。瓦礫の中だからなかなか進めない
 7~9 ゆっきーがね、湊や律を始めとした、三・三〇で昏睡したままの人を治すために色々やってた成果が出たよね


 【直下 コンマ判定】
 1~3 イージスアーマーinグラスパーが5人ほど
 4~6 デザインベビーのイージスソルジャー×20と、グラスパー3人
 7~9 グラスパーが3人ほどいたよ


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 何でか、会場跡地にデザインベビーのイージスソルジャーが配備されて、警備をしてる。グラスパーはいない模様
 奇数 イージスアーマーinグラスパー×7…これ、相当つらたんな戦いになるでぇ…
 ※0は偶数扱いなんやでぇ


 ――東京某所・立入禁止区域・会場跡地――

ボルト「わふ」

幸晴「っ…止まって、2人とも」

まつり「どうしたの?」

幸晴「中に、敵がいる…」

晃星「何故分かる?」

幸晴「ボルトが教えてくれた。どれどれ…」スチャッ ←双眼鏡覗いた

幸晴「…イージスソルジャー、か…」

幸晴「…………でも、グラスパーはいない…」

まつり「そこまで分かるの?」

幸晴「アンテナを使ったから」

晃星(こいつ…気づかれないようにアンテナを使えるのか…)


 【安価下2】
 1 じゃあ、ボルト頼りで見つからないように侵入してみよう
 2 こそこそするの大変そうだからさ、晃星とボルトに陽動してもらって、その隙に進もうよ
 3 その他、妙案求む


まつり「何か、面倒臭そうかも…」

幸晴「見つからないように行くか…陽動するか…」

晃星「陽動?」

まつり「あ、それいいね。じゃあ、晃星!」

晃星「何で俺が…」

幸晴「…ボルト、一緒についていってあげて」

ボルト「わふ」

晃星「だから、どうして俺が――」

まつり「よろしくね、晃星」

晃星「………チッ…」

幸晴「ボルトは賢いから、従ってれば安全だよ」

晃星「…この犬…性別は?」

幸晴「【安価下2】」

 1 オスだけど
 2 …実はメスだよ?


幸晴「…実はメスだよ?」

ボルト「わふ?」

晃星「メス…メスか…惜しいな…」

まつり「何が?」

まつり「ねえ晃星…普通の、わんちゃんだよ?」

晃星「…女体化さえしてくれれば…クソっ」

まつり「晃星、普通の動物にまで…欲情するように…?」←どん引き

幸晴(何この人こわい)

晃星「女体化できないのか?」

ボルト「…わふ」

幸晴「……………まあ、いいや…」

まつり「…晃星が…晃星が本物のへんたいに…」ブルブル


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いやー、陽動してくれはしたけども…アンテナをハズせるグラスパーがいちゃって、もう少しってとこでたちはだかってきたよ
 4~6 陽動してくれてるけど、ちょっと警備が薄くなったくらいだね…スニーキングミッション、開始やで
 7~9 陽動成功! ガンガン進むぜ!


 【安価下2】
 立ちはだかったグラスパーのお名前おなしゃす!


 う、うーん…
 ビッチさんと被るから、すみませんが…な方向で
 あえてだったのかも知れないけど、すんません

 【安価下2】
 レッドさんの異能とは!?
 ※幻獣召喚とかNGっすよ? 扱いきれへんねん、すんません


 でもって、この辺で一旦休憩しますね
 ありがとうございました


 幻獣召喚とかやめてね、てのはレッドさんだからポケモンとかぶち込んだりしないよね?
 っていう不安に基づいてなんで、そう細かいとこじゃないっすよ

 まあでも、ヤマタノオロチは…うん、すんませんが、めんどくさいんで、ただの大蛇になりますゆえ
 めんどくさがるな? すみません

 ちょいしたら、再開いたしますね
 もうしばらくお待ちくだされ~


 ――東京某所・立入禁止区域・会場跡地・地下階――

 カツカツ…

まつり「何か、不気味…」

幸晴「…うん」

冬也「近い…と思う」

まつり「晃星とボルトがしっかり陽動してくれてて、全然、楽に入れたね」

幸晴「うん…」

まつり「このまま、誰とも合わずに済めば一件落着だし…よーし…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とか何とか言ってたらね、奇襲だものね、やだやだ
 4~6 とか何とか言ってたらね、奇襲受けたけどゆっきー、強うなったよ、お前
 7~9 正々堂々と姿を現してきた。自信があるのか、そういうヤツなのか…


まつり「これで怪異解決、安心して年越しの準備を――」

 カランッ
 パァァンッ
 ドゴォォォォォッ

 銃声が響き、まつり達の足元に放り投げられたそれが、弾けた。
 爆発とともにその破片が撒き散って、まつりと幸晴をズタズタに引き裂く。

まつり「何っ――」

冬也「幸晴…!」

まつり「えっ…?」

幸晴「っ…これくらい、平気です…」グッ

まつり「う、撃たれたの…!? お腹!? 大丈夫?」

幸晴「それより、来る――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ステルスかよ…アンテナにもかかんないヤツなのに…
 4~6 強い(確信
 7~9 きた…!


まつり「…ど、どこから…?」ジリ

幸晴「油断しちゃ、ダメだ…」

まつり(うわ、お腹から血ぃ流れてるし…これ、良くないよね…?)

まつり(あたしががんばらないと…)

 パシュンッ…

まつり「…アンテナ、引っかかんない…」

幸晴「アンテナをハズす技術があるんだ…」

 カタッ…

まつり「っ…そこ、動いた…?」

幸晴「……ステルス…」

まつり「う、嘘…?」

幸晴「姿も見せないとか…」


 【安価下2】
 1 とりあえずゆっきーに先行かせる。ここはまつりんが
 2 だったら、全方位攻撃すりゃいいよねっ?
 3 その他、どーしよ?

すまん、下1でした


幸晴「…面倒くさいな…」

まつり「でも…姿を見せないんなら、そこら中攻撃すればいいんだよね?」

幸晴「それは…そうだけど…」

まつり「それじゃ、いってみよー!」

 ブゥゥゥンッ
 ズガァァァァッ

 まつりが大薙刀を取り出し、振り回した。
 バーニッシュをかけながら床も、壁も関係なしに抉りまくる。

まつり「出てこーい!」

 ドッゴォォォォォッ

幸晴(獲物のリーチで――? めちゃくちゃだ、このコ…)

まつり「あれー? 手応えない…もしかして、いないの?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ステルスでヒットアンドアウェイとか、クソ戦法すぎて嫌になるぜ…
 4~6 あ、超接近されてた(白目 て、思ったらゆっきー!!
 7~9 ゆっきーが見抜いてくれたぜぃ! 心強いね


まつり「ああもう、嫌だなこういうの…!」

 ブンッ
 ドッゴォォォォッ

 スゥ

まつり「――って、あれ…?」

レッド「じわじわと、なぶり殺してやるよ…!」

 まつりがヤケを起こしながら大薙刀を振り下ろした。
 破壊された瓦礫が散らばっていくのと同時に、レッドが姿を現して振り下ろされた大薙刀の柄を踏みつけていた。

幸晴「させるか…!」

 ブンッ

レッド「おっとぉ?」

 パシッ

レッド「急ぐなよ、じっくりやらせろ――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 爆弾をプレゼントされちゃった☆
 4~6 あ、こいつフツーにやっても強い系だ
 7~9 ゆっきー…?


レッド「それとも、傷口抉られたら理解できるかぁ?」

 ズドォォォッ

 幸晴の拳を捕まえたレッドが、それを引いて幸晴の血が滲んだ腹部に拳を叩き込んだ。
 しかし、瞬間的にレッドは後ろへ飛び退こうとし、幸晴の向けた星業銃――フゥルメン・デウスに捉えられる。

幸晴「傷口って、何のこと?」

 ピピピ…

まつり「え、えっ…?」

幸晴「さっさと、消えて」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

 凄まじい光が放たれた。
 光の奔流が、目の前の全てを薙ぎ払い、穿ち抜けていく。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 仕留められなかったか…
 4~6 ちぇっ、ちょっとした大ダメージしか与えられなかったな…
 7~9 呆気なく…


 ズザァァッ

レッド「っ…ふぅ…ふぅっ…何だ、それは…!?」

レッド「お前の、ケガは…確かに撃って――」

幸晴「残念でした。たかが不意打ちの鉛玉1発で、ケガしようがないから」

 幸晴がシャツをめくると、そこにボディアーマーがあった。
 鉛玉が撃ち込まれた箇所からは赤い液体が滲んでいたが、それを幸晴は指にからめて舐める。

幸晴「これ、ただのトマトジュース」

まつり「えっ…え…?」

幸晴「油断誘うために仕込んでただけ」

幸晴「それにこれ…ちゃんとチャージしないと、威力が安定しないな…」チャキ

レッド「ナメやがって…」

幸晴「まかり通る」

まつり「…えーっと…何だか、疎外感が…」

幸晴「またステルスを使う? いいけど、今の一撃でそこら辺、根こそぎ破壊したから障害物に隠れるとかできないよ?」


 【安価下1】
 1 まあいいや、ガイアでガンガン攻め立てよう!
 2 まあいいや、大薙刀を振り回しまくればそうそう近づくこともできないだろうし!
 3 その他、どうするー?


レッド「この…」

まつり「…とりあえず、やっつければいいのか」

 ブワァァァァッ

まつり「ガンガン行くもんね!」

幸晴「それがいい」

 ブワァァァァッ

 まつりと幸晴がそれぞれガイアを発動した。
 レッドが奥歯を噛み締めて身構えた瞬間、同時に2人が飛び出した。

 ドッゴォォォッ

 踏み出しただけで床が割れる。
 レッドが異能を使って大蛇になり、幸晴の足に絡みついた。

レッド「俺の毒で死ね…!」

まつり「させないよ…!」

 シュバァッ
 ドゴォォッ
 ズドォォンッ

 地を這う大蛇への攻撃は普通のパンチやキックではやりようがない。
 だが、ガイアをかけた尻尾は低い位置を這う相手であっても、容赦なく繰り出された。

レッド「この――!」

幸晴「個人的にさ、ちょっと動物に変身する異能のグラスパーって好きじゃないんだ」チャキッ

 ズドドドドォッ

 フゥルメン・デウスから無数の光弾が同時に放たれた。
 床を這いながらレッドがそれを逃れたが、幸晴がすかさず踏み込んで拳を腰だめから放った。

 ピラーが発動されてレッドの大蛇となっている顔が突き上げられる。
 そこへ幸晴の拳が炸裂して派手な音を響かせるが、ピラーで回避されてしまう。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 蛇人間になりよった…!
 4~6 ペースはこっちにあるね
 7~9 まつりんがレッドを捕まえたぜぃ!


 シュルルッ
 ガシィィッ

まつり「つーかまえた♪」

まつり「意外とうねうねしてるけど、放さないからね?」

レッド「だったら…!」

 ブンッ
 ガッシィィィッ

幸晴「この尻尾で、何するつもりだったの?」ギリィッ

レッド「っ…!」

まつり「コートとか、使いまくっていいよ。あ、蛇だから脱皮?」

まつり「でも、やめないけどね」

幸晴「こっちの攻撃がやむまで耐えられるといいね」

まつり「そういうわけで!」

幸晴「ふぅぅぅー………」

まつり「いっきまーす!」

 ズドドドドドドドドドドドォォォッ

幸晴「破ァアアアアアアア―――――――――――――――!」

 シュババババババッ
 ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 えー? 打たれ強すぎるだろ
 4~9 オーバーキルにもほどがあった


レッド「やめっ――」

冬也「…若者こわい…」ボソ

 尻尾に捕まえられた大蛇が、筒と思ってしまう太さの細長い身体を激しく打ちつけられていく。
 それは拳であり、尻尾であり、暴力としか言いようのない猛打の嵐だった。

 ドサァッ…

まつり「…ちょっと、やりすぎちゃった…かな…?」

レッド「」

幸晴「まさか…これからだよ」

 パァァァ…

レッド「っ…何、を――」

幸晴「第二ラウンドだから」

冬也「」

まつり「」

 ズドォォォォォッ

レッド「がふっ…ぐ…が…や、やめ――」

幸晴「は? 何言ってるの? 蛇如きが、人間様の言葉喋るとかさ、おかしくない?」

 ドッゴォォォォォォォォッ

レッド「っ…ひ…ぁ…」

幸晴「ねえ、その目何? 怖がってるの? 大の大人が?」

幸晴「みっともないね、じゃあさ…打たれ強くなろうか?」

レッド「っ…ぁ…ぁ…」ブルブル

幸晴「時間は、あるからさ――」

冬也「…幸晴…」

まつり(………怖すぎる…幽霊とかより、生きてる人間が1番怖いよ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 (“最終的に”無傷のまま)レッドを戦意喪失させたよ
 4~6 レッドが、もうひとり奥に控えてるから許してー、って教えてくれたけど…レッドさんについては、お察し
 7~9 さーて、新型星業動力があったところまで到着いたしましたよ


―――――

 本日の本編は、ここまでってことで
 ありがとうございました


 ――オマケ・誰の影響かは内緒――

幸晴「……43番、ください」

店員「こちらで間違いないっすか?」つタバコ

幸晴「はい」

店員「……画面、はいのボタンタッチお願いしやーす」

幸晴「あ、はい」

 ピ

店員「あざっしたー」

 ウィ----ン

幸晴「………買えた…」

 ――で

幸晴「…」

 カチッ
 シュボッ

幸晴「…」

幸晴「…」ジュゥッ

幸晴「…これで、吸うのかな…?」スゥ

幸晴「――っ…ごほっ…げほっ…」

幸晴「喉が、いがいがする…」

幸晴「…げっほ…」

幸晴「………これって、ダサい…?」

幸晴「…………………………む、むせないように、そーっと…」

 スゥ…

幸晴「げほっ…」

幸晴「……タバコって、何がいいんだろ…?」

幸晴「…1、2、3、4、5…残り19本…20本入りなんだ…」

幸晴「買っちゃったし…これ全部は、吸っちゃおう…」

幸晴「…」

幸晴「っ…げほげほっ…」

幸晴「…適当に買っちゃったけど…あ、タールが…14グラム…? 多い…のかな…? 少ないのか…?」

幸晴「……わかんない…」

幸晴「…まあ、いいや…」

幸晴「…」フゥ-

幸晴「…蛍光灯に照らすと、煙って紫っぽくなるんだ…」

 prrrr…

幸晴「ハロー?」

*『ユキ! まだ生きてたのか!?』

幸晴「ああ…うん。悪い?」

*『まあいい、仕事だ! 中東の内紛に行って、政府軍を1週間ほど足止めしてくれ!』

幸晴「…殺そうとしといて、仕事頼むとか…。まあいいけど…」


 ため息の代わりに、幸晴はタバコの煙を吐き出す。
 それが消えていくのを眺めながら、幸晴は灰皿がなかったことに気づいてしまいましたとさ。喫煙は灰皿のある場所で!


 ――オマケ・出会った無口2人――

夜子「あら、何かしら? 検問?」

透「…」ウィ---ン

碧石「…」スッ

夜子「…」

碧石「…」スッ ←看板指差した

看板『犯罪者グラスパー逃走中のため、検問中。ご協力を』

透「…」コクッ

碧石「…」

夜子「…」イラッ

碧石「…」

透「…?」

碧石「…」スッ ←ケータイ出した

透「…」

碧石「…」ポチポチ

 prrrr…

碧石「…?」pi

碧石「…」キョロキョロ

透「…」

碧石「…」フリフリ ←手を振った

碧石「…」フリフリ ←気づいてもらえなくて大きく振った

碧石「…」スッ ←気づいてもらえないからやめた

碧石「…」ポチポチ

 prrrr…

碧石「…」

透「…」

碧石「…」pi

碧石「…」ハァ

碧石「…」フリフリ ←また手を振った

透「…」

夜子「…」イライライライラ

碧石「…」フリフリ

透「…」

碧石「…」チッ ←気づいてもらえなくて舌打ちした

夜子「喋りなさい! 何で互いに黙ってるのよ、検問するならしなさいよ!」

碧石「…喋ったら、トチって犯罪者を逃してしまいかねな――」

 ブゥゥゥゥンッ

デイモン「はははは、さらばだ!」

縛「待てぇー!」ブゥゥゥン

碧石「…ほら」

 ほらじゃねえよ、と夜子は思いました。
 しくじれない仕事をする場合、碧石さんは1人にしちゃいけないのが暗黙の了解なのです。


 前に前半終わったねー、言ったけども…
 あれや、すまないがもうまつりん編は終わりかけや…

 すまんの
 コンマ神がハッスルして長引くといいけども…

 そんなわけで、再開準備中でござーる


 【直下 コンマ判定】
 さあさあさあ、とうとう辿り着いた爆心地
 1~2 怜&御門編に引き続いて、何でおるんや榊様!?
 3~6 アンテナから逃れたグラスパーがまだ2人も控えてた(白目
 7~9 ひとりだけだったけども…え?


 もう一騒動がなあ…
 考えてはいるけど…コンマ次第ってことで

 【安価下2】【安価下3】
 敵さんのお名前なんやで
 ※外人名でも日本人名でもええんやで


 ちょるすー?
 チョルスー?

 【安価下2】
 1 男なの?
 2 女なの?


 ――東京某所・立入禁止区域・会場跡地・地下階――

まつり「うわあ…何か、ここ…すごいことになってる…」

幸晴「…ここに、冬也さんの体…?」

冬也「あるといいけど…」

幸晴「え?」

まつり「いいけど、って…?」

マダム「――あらま、レッドがやられちゃった?」

幸晴「!」

チョルスー「卑怯なことしたんだろな…」

まつり「まだいたの…?」

幸晴「今度は2人か…。まとめてかかってこられなかっただけ、まだ良かったけど…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 マダム「坊や達、朝霧冬也がお目当てなら残念だけど、あげないから」チョルスー「んじゃ、頼んだマダム」
 4~6 マダム「それじゃあ、時間を稼ぎましょうかね」チョルスー「だな」
 7~9 マダム「やる気満々?」チョルスー「そらそうだ…。やるかね…」


マダム「坊や達、朝霧冬也がお目当てなら残念だけど、あげないから」

チョルスー「んじゃ、頼んだマダム」

幸晴「あげないって…!」

チョルスー「それじゃ、これで」スゥ

まつり「消えた…!」


 【安価下2】
 1 ゆっきーにここは任せた! 追う!
 2 さっさとマダム倒して追いかけよう!
 3 その他、どうする?


マダム「行かせないからね?」

幸晴「だったら、おばさん相手でも押し通る…!」ザッ

まつり「同じく!」

マダム「それじゃ、やろうかしらね?」

 ダンッ

 マダムが一度足をその場で踏みつけた。
 ピラーが生えてきて、幸晴が瓦割りをするように拳を叩き落として割ってしまう。
 まつりは後ろに飛び退きながら大薙刀を振るって壊した。

マダム「あら、やるわねぇ…」


 【安価下2】
 マダムの異能とは!?


 うーん…高価廉価のあれがすごーく曖昧で判断つけがたいので、すみませんがずらします
 そしてこれ、超強いから気をつけてやで(ニッコリ

―――――

幸晴「さっさと…消えて!」

 幸晴が駆け出し、掌底を放った。
 しかし、瞬間、マダムの姿が消えてしまい、幸晴の背後に現れる。
 肉づきの良いふっくらした手が幸晴の首の後ろを掴み、そのまま地面に激しく叩きつけた。

 ドッゴォォォッ

まつり「えっ――」

マダム「若いっていいわねえ、肌がぴちぴちで」

幸晴「っ…!?」

まつり「消えた…!?」

マダム「次はお嬢さんね」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 マダムクソ強いで?
 4~6 手も足も出えへん
 7~9 異能は分かったけど対処できん!


まつり(消えたってことは、速いの? 超スピード系?)

まつり(それとも――)

 バシュンッ

マダム「やだ、あなた…お洋服の糸がほつれてるじゃない」

まつり「瞬間移動――的な!?」

 ブンッ
 パシッ

 まつりがいきなり現れたマダムに大薙刀を振るった。
 しかし、その勢いを乗せる前に片手で押さえつけられ、尻尾での攻撃に切り替えたがまた消えてしまい、頭上から落ちてきた。

 ガシッ

マダム「でも、手加減しないからねぇ」

 落下しながらマダムがまつりの首を両足で引っ掛けた。
 そのままマダムが一回転してまつりを床に叩きつけ、起き上がってきた幸晴の攻撃も瞬間移動で避ける。

幸晴「っ…攻撃の、しようが…!」

まつり「痛っ…」


 【安価下2】
 1 どうにか捕まえて叩くしかない!
 2 近づけるもんなら近づいてみろや戦法! 具体的には大薙刀と尻尾を振り回しまくりで近づけない
 3 その他、どうする?


まつり「ね、ねえねえねえ、傍観してないでさ!」

冬也「え?」

まつり「あたしの異能、返してよ! 取っちゃったでしょ?」

冬也「あー…」

まつり「何その反応?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 幽霊状態じゃムリだそうで
 4~6 やったことないから分かんないそうで…
 7~9 とりあえずやってみた。成功した! やったね!!

 【下2 コンマ判定】
 1~3 なんてことしてる間にマダムがゆっきーをぼっこぼこにしてた(白目
 4~6 マダムに横やり入れられた
 7~9 ゆっきーがピラーを使ってマダムの攻撃を防いでる


 バシュンッ

マダム「何の相談?」

幸晴「関係ない、でしょ!」ダンッ

 幸晴がピラーを発動した。
 まつりと幸晴をそれぞれぴったりと囲う形で、空いているスペースはそれぞれの頭上のみ。
 侵入経路を特定することで迎撃に備え、さらにそこ以外からの攻撃も防ぐという試みだった。

 ガィィィンッ

マダム「やだ、硬い」

まつり「早く早く!」

冬也「いや、やったことないし…」

冬也「そもそも覚えてないからさー、そういうことしてたっていうの? 何か曖昧で…」

まつり「やるだけやってよ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 ムリぽ
 7~9 でけた?


冬也「………うん、ムリ」

まつり「そんなあ!?」

冬也「ま、まあ…どうにか、元に戻れれば…?」

幸晴「はた迷惑な…」

冬也「…」

マダム「あーん、もー、嫌になるわねえ…」

マダム「だったら、こうしちゃうわよ?」

 ダンッ
 ズドォォォッ

 マダムがピラーを使った。
 まつりと幸晴の足元から細いそれが生え、避けようのないスペースが仇となって貫かれる。

幸晴「っ…!」

まつり「痛ったあ…!?」

 バリィィィンッ

 さらにピラーは幸晴が使っていたピラーの天上に到達し、それを撃ち破る。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 マダム強すぎぃ!
 4~6 一方的になぶられるよぉ…ふぇぇぇ…
 7~9 ゆっきーが捨て身に出た!?


幸晴「だったら…!」

 幸晴がカバンから機械的なゴーグルを出し、装着した。
 フゥルメン・デウスを握り、ゴーグルと同期しながら照準を定める。

マダム「そんな銃でやられるほどじゃないのよ、もう」

幸晴「食らってから言え、おばさん!」チャキッ

 ギュィィィィィン…
 カッ
 ズドドドドドドドドォッ

 銃口から無数の光弾が吐き出され、マダムに向かった。
 しかし、異能で瞬時に別の位置へと移動して回避される――はずだった。

まつり「うわっ、気持ち悪っ…!?」

 光弾はすかさず姿を現したマダムを追尾していく。
 さながら回遊魚のように自在に空間を動き回っていた。

幸晴「食らいつけ――!」

マダム「あらやだ、でもそういうのって古典的な方法があるわよね?」

 バシュンッ

 光弾が軌道を変えた。
 マダムが幸晴の傍に現れ、光弾との間に位置してしまう。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゆっきーの見通しが甘かった…
 4~6 捨て身やねん、これでええんや
 7~9 そうやって近寄ってくるのを見越して攻撃して、さらにゆっきーは自分もろとも被弾させる作戦なんや。強引すぎ


幸晴「知ってるよ…!」

 ガシッ
 ドゴォォォッ

マダム「あら危な――」

 マダムの服を掴み、幸晴が拳を叩き込んだ。
 しかし、コートでダメージは受け流されてしまう。

幸晴「一緒に浴びようよ、おばさん」

 ズドドドドドドォッ

 掴んだ服を放さず、幸晴が飛来してきた光弾をマダムもろとも浴びた。
 マダムがどうにか振り払って瞬間移動をしたが、姿が現れたところで幸晴はピラーを使って足場をグラつかせる。

マダム「坊やったら…!」ヨロッ

幸晴「もう、一撃!」

 ドッゴォォォォォッ
 バシュンッ

マダム「んもう…!」

まつり「近くにきたァ!」

 ブゥゥゥンッ
 スルッ

まつり「コート――もうっ!」

幸晴「バーニッシュ・インクリース――!!」

 ブンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やっべーな、ゆっきーがこんだけ攻めても大したダメージじゃねえ…
 4~6 まともにやっと一撃入ったぜ!!
 7~9 ずばっといったぜ! よっしゃ!


 バーニッシュ・インクリースで延伸されたナイフが、コートを使った直後のマダムに迫った。
 まつりはコートを使って受け流すが、マダムにはタイムラグがあって防ぎようもなく、瞬間移動も間に合わなかった。

 ズッバァァァァッ

マダム「やるわねぇ…!」

まつり「こっちも忘れないでよ!」

 ブゥゥゥンッ
 バシュンッ

マダム「おー、危ない危ない…」ダラダラ

幸晴(あの瞬間移動…連続発動は1秒未満のインターバルが必要なんだ…)

幸晴(0点数秒のその瞬間をまた狙えれば…)

まつり「ああもうっ…ちょこまかちょこまか…」

マダム「おー、痛てて…こんなに…もう、最近のコってすぐにキレちゃうんだから…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 時間稼ぎが終了された模様…
 4~6 急いで倒さないと逃げたもうひとりを追跡できなくなりそう…時間がねえ!
 7~9 ダメージ入れてから優勢になった気がする!


マダム「もう少し相手をしてあげるから、どんときてみなさい?」

幸晴(もう少し――? ステルスを使って逃げていったあいつが、冬也さんの体の場所知ってるのかな…?)

幸晴(だったら、早く倒さないと…)

まつり「じゃあ、もうちょっとだけ相手して倒すからねっ…!」

 ブワァァァァッ
 ドガァッ

 まつりがガイアを発動し、飛び出した。
 床を踏み砕いてマダムに迫ったが瞬間移動で回避されて背後に回られる。

まつり「そこ、死角じゃないから…!」

 ドゴォォォッ

 尻尾が動き、マダムを殴りつけた。
 とっさにマダムはガードしたが殴り飛ばされ、幸晴がそこへ飛び込んでいく。

 ブワァァァァッ

幸晴「とにかく、攻撃あるのみ…!」

マダム「こりゃすごいねえ…」


 【安価下2】
 1 こっそりステルスを使って、忍び寄って一撃叩き込むぜ!
 2 尻尾と大薙刀のリーチを最大限に使って、瞬間移動をされてもすかさず狙ってくスタイル
 3 その他、どうするよ?


まつり「でやぁああああああ――――――――――――っ!」

 ブンッ
 パシッ

マダム「はい、もう1回転!」クルッ

まつり「っ…!?」グルンッ

 バシュンッ

 まつりが横薙ぎに大薙刀を叩きつけたが、それを受け流されてさらに回転させられた。
 尻尾を広げて回転を止めたがマダムがすかさずまつりに多い被さるようにし、腰を両腕で掴んでそのままブリッジで叩きつけられる。

 ドッゴォォォォッ

幸晴「そこ――!」

マダム「どこかしらねえ?」

 バシュンッ
 スカッ

まつり「届けぇ…!」

 ヒュバッ
 スルッ

マダム「届いたけど残念ねえ、コート使っちゃったわよ」

幸晴「このままじゃ――」

まつり「だったら、こう!」バンッ

 尻尾の一撃がコートで受け流される。
 だがまつりは、すかさずピラーを使って突き上げた。

マダム「はい残念賞」

 バシュンッ

幸晴「っ――近…!?」

 ドッゴォォォォォッ

 ピラーを回避したマダムは幸晴の眼前に現れた。
 ボディアーマーのついていない顔面にマダムの拳が叩き込まれる。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ここまでやっといて、逃げられた…だと…!?
 4~6 マダム強いよー(泣
 7~9 ボルトがキタ――――――――!!


ボルト「――バウ、バウッ!」

まつり「ボルト…?」

 シュダッ

マダム「やだ、わんちゃん?」

 通路の奥からボルトが駆けてきて、マダムの腕に噛みつこうとした。
 その前に瞬間移動でマダムが回避をして、距離を取る。

幸晴「ボルト…」

ボルト「わふ」

マダム「やあねえ…わんちゃん虐めるなんて…」

まつり「でも、頭数が増えたって…」

幸晴「いや…大丈夫…。勝機はできた」

ボルト「わふっ!」パタパタ

マダム「あら、嫌な響きねえ…」

幸晴「助かるよ、ボルト。やるよ――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 撃破!しようと思ったら、逃げられただとぉ!?
 4~6 未来予測連携攻撃が炸裂! それでも対応してくるあたり、マダムつえー
 7~9 未来予測連携攻撃+凶悪殺人拳のコンボは反則すぎますわ…マダム撃破ァ!!


まつり「ど、どうするの…?」

幸晴「普通に攻撃を仕掛けていって…仕留める」

マダム「目の色変えちゃって…お仕置きしないとダメねえ」

ボルト「バウッ!」

まつり「と、とにかく…じゃあ、やるからねっ!?」

 ダンッ

 まつりが飛び出し、大薙刀を繰り出した。
 それを手で捌かれるが尻尾でさらに攻撃をしかけ、マダムが瞬間移動をする。

 バシュンッ

ボルト「バウッ!」

マダム「何――」

 ザシュゥゥゥッ

 瞬間移動先にボルトが飛び出し、現れたボルトが噛みついた。
 たまりかねて、さらにマダムが転移をしたが、またその先に幸晴が待ち受け、パキパキと拳の骨を鳴らした。

幸晴「どこに瞬間移動したところで、出てくる場所が分かれば問題ない――!」

 ズォォォォッ

 繰り出された掌底が、風を裂いて唸りを上げた。
 驚愕したマダムがコートを発動し、幸晴の掌底をすり抜ける。――しかし、その未来さえも幸晴に伝わっている。

ボルト「バウッ!」

 ブワァァァァッ

幸晴「本命だよ、おばさん――」

 バチバチィィッ

 瞬間移動とコートのタイムラグ。
 そこに生まれた隙を突く、幸晴の流れるような動きで繰り出された蹴りは、ノヴァが使用された。
 ガイアを発動したボルトが炸裂する光を発する幸晴の蹴りに合わせるように、同時にマダムに襲いかかる。

 ドッゴォォォォォォォォォォッ
 グシャァアアアアアアッ

 ドサァッ…

マダム「」

まつり「……えっ…? な、何がどうなっちゃってたの…?」

幸晴「ボルト、臭いを追える?」ナデ

ボルト「わふ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 ダメだった
 6~9 さすがボルトさん!


―――――

 すまん、ちと休憩っす
 ありがとうございました


 ただいま!
 さーて、チョルスーには逃げられちゃったけど、一体まつりん達はどうなっちゃうのか!?

 もう一波乱くるか、こないか?
 とりあえず、次スレ突入は目指して、再開いたしまする~


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やっと倒せたなー、ってしてたらボルトが吼え出して…何、ここが丸ごと…爆破される? やべえっ!!
 4~6 ところで晃星は? あ、遅れてきた。つーか、入れ違いじゃん! 外にいればチョルスー追撃してもらえたのに、もー!
 7~9 晃星からそっちはどうよ?て連絡きた。いいタイミングじゃんか! チョルスー逃すなよ、て言いつけといた


 prrrr…

まつり「もしもし、晃星?」

晃星『そっちはどうだ? 急にボルトが走って行ってしまったが…』

まつり「ボルトのお陰ですごく助かっちゃったよ。そっちは?」

晃星『とりあえずは引きつけて、数もそこそこ減ってきたように思える』

まつり「じゃあさ、じゃあさ、ステルスで逃げてる人いるから足止めしといてくれる?」

晃星『は?』

まつり「頼んだからね、すぐあたし達も外に向かうから」

晃星『待て、まつり、どういうこ――』

 pi

まつり「晃星に逃げないでね、ってお願いしたから、急いで行こー!」

幸晴「強引…」

冬也「幸晴がそれ言う…?」

幸晴「えっ…?」

ボルト「わふっ」パタパタ


 【安価下2】
 で、チョルスーさんの異能て何さ?

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 晃星が手も足も出なかったの巻き
 4~6 華麗にスルーされかけたけど、砂塵の異能で踏ん張って押さえてる
 7~9 砂塵の異能はこういう時は割と便利なんよね


 ――東京某所・立入禁止区域・会場跡地――

晃星「ステルスを使って逃走中、か…」

晃星「だったら、こうしてやるとしよう――」

 ヒュォォォォォッ

 晃星が異能を発動すると、会場周辺が凄まじい砂嵐に飲み込まれた。
 ひとたび立ち入れば、砂塵が付着してその姿をさらしてしまうため、ステルスだろうが見つけてしまう使い方だ。

晃星「すでに逃げられていなければ、これで出てくるか…逃げても目に見えるようになるはず…」

チョルスー「面倒臭いことしてくれるなあ?」

晃星「!?」

チョルスー「そしたら、さっさとおねんねしてもらうぞ?」


 【直下 コンマ判定】(手も足もでない実力差-3)
 1~4 まつりん達が駆けつけた時にはチョルスーの姿はどこにも…
 5~9 かろうじて逃げてくチョルスーの後ろ姿だけが目視できた


晃星「ほざくなぁ…!」

チョルスー「至って大マジメさ――」

 晃星が殴りかかったが、チョルスーはそれを捕まえた。
 さらに蹴ろうとしたが、その膝を片足で踏まれて押さえつけられ、頭突きを食らわせられる。

 ガツンッ

晃星「っ…!」

チョルスー「さあ、おねんねだ」

 キィィィンッ

晃星「なっ…これ、は…」ヨロッ

チョルスー「相手にするまでもないんだよ――」

 バタッ

チョルスー「よーしよし、砂嵐っぽいのも消えたし」

チョルスー「ばいびー」スゥ

 ・
 ・
 ・

 タタタッ

まつり「晃星、どこだろ――いたっ!」

まつり「って、晃星、晃星! どうしたの?」

晃星「Zzz…」

幸晴「寝てる…?」

まつり「ちょっと、晃星!」ペシペシ

まつり「あれ…晃星…?」ペシッ

まつり「おーい?」バシッ

まつり「………起きない…」

幸晴「…異能か、何かで眠らされたのかも…」

幸晴「逃げられた…? そう遠くまで行ってない――と思いたいけど…」


 【安価下2】
 1 ボルトの鼻で追いかけよう! ダメなら狐モードになって自分の鼻で! それでもダメだったら…その時に…
 2 そうだ、碧石さんに連絡して包囲網を敷いてもらおう! そうしよう!!
 3 その他、どうする!?


まつり「もしもし、もしもしもしっ!? 碧石さんですか?」

碧石『聞こえている…。どうした?』

まつり「今、えっと…三・三〇の跡地にいるんですけど、そこからグラスパーが逃げちゃったんです!」

まつり「だから、封鎖みたいなことしてもらえますか?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 規模が広くてムリ…
 4~6 人手不足だから取り逃がしあるかもってさ…
 7~9 いけるってさ、やったね!


碧石『人手不足のために、動員できる人数が少なく、取り逃がす可能性が高い』

まつり「えー…?」

碧石『それでも手配はしておく。特徴は?』

まつり「…………特徴…?」

幸晴「え…?」

碧石『どんな人物だ?』

まつり「え、えーと…えーと…」

まつり(さっぱり印象にない…!!)

碧石『…』

まつり「が…外国人ではありました!」

まつり「白人でもなかった気が…」

碧石『…』

まつり「ステルス使って逃げてるんです、後はよろしくどうぞー!」

 プチッ

まつり「ふぅ…」

幸晴「ふうじゃなくて…」


 【安価下2】
 その間、どうしよう?
 1 臭いで追えるか、やるだけやってみる?
 2 ここで待機してよう
 3 その他、どうする?


まつり「ここで晃星が何かしたから、眠っちゃってるんだろうし…臭いとかで、追うことできないかな?」

幸晴「どうだろう…」

幸晴「ボルト、追える?」

ボルト「くぅ~ん…」

幸晴「…」

まつり「…え、どうなの…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ムリだった。まつりんが狐になって嗅覚を研ぎすましてもムリだった
 4~6 すごくよく分からないなりにがんばってボルトが臭いを辿り始めた
 7~9 臭いで追うのはムリだけど、何かが未来で起きる場所っていうのを目指してボルトが動き出した。さすがやでぇ!!


幸晴「とりあえず、行こう」

まつり「行こうって…行けるの?」

幸晴「うん、何かしらは起こると思う」

ボルト「わふ」タタッ

まつり「晃星、起きてー」ペシペシ

まつり「…………反応なしか…仕方ないなあ…」ボフンッ

 ガシッ

まつり「手が焼けるんだから…」

晃星「Zzz…」モフモフ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 な、なにー、罠だってー!? イージスソルジャーが立ちふさがってきた!!
 4~6 うおー、ブービートラップ祭りだー! 何がスイッチかも分からないけど爆弾はどかんどかんするし、いっぱい鉛玉飛んでくるー!
 7~9 ボルトさんがさすがすぎてチョルスーに追いついちゃったぜぃ!!


ボルト「バウッ!」タッ

幸晴「ガイアを使って! 一気に駆け抜ける!」

まつり「え、う、うん――?」

 ブワァァァァッ

 カチッ
 シュバァッ
 ドッゴォォォォォォォッ
 ズドドドドドドドドッ

まつり「うわ、うわぁっ!?」

幸晴「まっすぐ走ればいい!」

まつり「分かってる、けど…!」

ボルト「バウッ!」

幸晴「っ――」

 ヒュォォォォォ…

まつり「何、何が――?」

幸晴「破ァアアアアアアアアアアア―――――――――――――――――ッ!!」

 ズドォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォッ

 爆風の中から飛来した、巨大な鉄球。
 ボルトに教わり、それを知った幸晴が前に出て掌底を繰り出した。
 巨大質量の鉄球を掌底で弾き飛ばし、そのまま釣っていたクレーン車を薙ぎ倒してしまう。

まつり「これ…アクション映画…?」

幸晴「だったらいいよね、ほんと…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 敵が現れた…グラスパーinイージスアーマー(白目
 4~6 ようやくチョルスーのとこに辿り着けたぜ…!!
 7~9 機関の包囲網で、チョルスーが足止めを食らって追い詰めた!!


 ――東京湾某所・立入禁止区域・埠頭倉庫――

 ドッガァァァァァンッ…
 パラパラ…

チョルスー「あり…?」

 ザッ

幸晴「はぁ…はぁ…見つけた…」

まつり「ようやく…これで終わる」

チョルスー「しつけえなあ…マダムもとちったとか…どんな手を…」

ボルト「バウッ!」

幸晴「あいつと目を合わせないで!」

まつり「えっ!?」フイッ

まつり「な…何で…?」

幸晴「異能で、眠らされる…」

チョルスー「おいおいおいおい…なーんで知ってるんだ…?」

チョルスー「どうすっかなあ…面倒臭え…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 チョルスー「あ、そーだ。――殺しちまえばいっか」
 4~6 チョルスー「欲しいものを傷物にされたくなかったら、お前ら消えろよ」
 7~9 チョルスー「…逃げるか…」スゥ


チョルスー「欲しいものを傷物にされたくなかったら、お前ら消えろよ」

チョルスー「ほれ、これだろ、探し物は?」スルッ

冬也「僕の体…!」

チョルスー「おっと、ストォーップ、今、俺の異能で強制的に、深い深い、マリアナ海溝よりもふかぁーい眠りにつかせてるわけだ」

チョルスー「でもって? ちょいとこれを強めればもう永遠に目覚めない眠りにしちまうこともできる…」

チョルスー「それが嫌なら、とっとと失せな」

幸晴「っ…卑怯な…」

まつり「…でも…どうするの…?」

幸晴「…」


 【安価下2】
 1 さがる…か…。でも逃すことになっちゃう…
 2 ……………………でもさ、永遠に目覚めないようにするなんてできるのかな…? 異能とは言え。…はったりってことにして、ちょいと襲撃
 3 その他、どうする?


まつり「…ねえ」

幸晴「…」

チョルスー「どうするわけよ? いいぜ、別に好きにしろよ…」

まつり「………下がる。退こう」グイッ

幸晴「…」

まつり「…ボルトも」

 ズルズル…

幸晴「…」ギロッ

チョルスー「おー、怖い目ぇしちゃって…」

まつり「…」グイグイ

幸晴「…」ズルズル

チョルスー「それじゃあな――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 逃げたよ…
 4~6 チョルスーが逃げようとしたところでゆっきーがまつりを振り切って飛び出した! けど、まさかのゆっきーまで昏睡!?
 7~9 ゆっきーが飛び出した! な、何をする気なんだ!?


 チョルスーが倉庫内の隅に置かれていたものから、ホロを取った。
 そこに現れた水上バイクにまたがり、冬也の肉体が詰められている棺桶を連結させる。

チョルスー「さっさと消え――」

 パシッ

まつり「えっ――?」

幸晴「バーニッシュ・インクリース!」

 ブンッ
 スパァァァァッ
 ドッゴォォォォォッ

チョルスー「この野郎…!」

 ダンッ

 まつりの手を振り切った幸晴が、ナイフを引き抜くと同時にバーニッシュ・インクリースを使った。
 コートでチョルスーは避けたが、水上バイクは真っ二つにされて爆散する。

幸晴「永遠の眠りはムリだ…! 異能を使っているなら、グラスパーが意識を失えば解除される! 死んでも、同様…!」

チョルスー「賢しいこと言いやがって…!」

 ガッ

 幸晴のナイフを握った手をチョルスーが捕まえた。
 しかし、それを幸晴は一瞬で振りほどいてしまい、そのまま胸を切り裂く。

チョルスー「っ…!」

幸晴「だから、ここで殺――」

チョルスー「眠れ」ギロォッ

 ドサァッ…

チョルスー「目を合わせなきゃだあ? 分かっててもできるはずねえよなあ?」

チョルスー「ぽろっと忘れちまいやがって…」

チョルスー「で…そっちのコスプレ姉ちゃんはどうするんだよ?」

まつり「こっ…コスプレじゃなくて、地毛! 自前の耳で、自前の尻尾!」

チョルスー「だからどうすんだよ? ここで、まとめてぶっ殺されてえか? 無防備に寝てるんだぜ、殺すのだって楽なんだよ」

まつり「っ…」


 【安価下2】
 1 ボルト、ゴー!からのこうなりゃヤケだ、自分でたおーす!!
 2 さ、さがるよ…そのつもりだったし…
 3 その他、どうする?

冬也が体に戻る


チョルスー「おら、どうするんだ? おい」

まつり「っ…」ジリ

チョルスー「ちなみに、俺が解かない限りはそいつらも起きねえからな?」

まつり「……分かった」

チョルスー「物分かりいいじゃねえか」

まつり「ボルト! ゴーゴゴー!!」

ボルト「バウッ!」ダッ

チョルスー「犬――!?」

 ボルトが駆け出し、チョルスーに飛びかかった。
 振り払おうとした腕に噛みつかれ、そのまま牙が食い込んで腕を噛み砕かれる。
 同時にまつりも飛び出し、尻尾で昏睡した幸晴の体を捕まえ、晃星とまとめて尻尾で背負った。


 【安価下2】
 1 そうだ、冬也の体も取り戻さないと
 2 大薙刀で攻撃だ!
 3 その他、どうする?

 ※>>851はしたところで、異能で眠らされてるからチョルスーを倒さないと参戦も何もできないんだよ?


まつり「でぇえええええええ――――――――――――――いっ!!」

 ブゥゥゥンッ

チョルスー「俺の目を、見ろォ…!」

まつり「見るはずないじゃんっ…!」

 チョルスーがコートを使って、まつりの攻撃をすり抜けた。
 離れたボルトが足元からチョルスーを襲い、まつりはさらに大薙刀を回転させて柄で叩きつける。

チョルスー「クソが…! だったら、本気で殺してやるよ…!」

 ブワァァァァァッ

 チョルスーがガイアを発動した。
 対抗してまつりもガイアを使い、さらにボルトまでもが使う。

 ドッゴォォォォォォォォォッ

 2人と1匹がぶつかり合い、凄まじい衝撃が発散された。
 吹き飛ばされて受け身を取り、まつりは大薙刀の柄尻を片手で持って低い位置から薙ぎ払う。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 なにィ!? 武器破壊だと…!?
 4~6 チョルスーもつえーなあ…
 7~9 よっしゃ、足やったから機動力は低下したはず!!


 ガシッ
 ギィィィンッ

 大薙刀の刃が踏みつけられ、コンクリートの床とぶつかって火花が散った。
 すかさずボルトがその足に噛みついたが、コートで受け流され、そのまま蹴り飛ばされる。

ボルト「グルルルルル…!」

まつり(この人も強い…)

チョルスー「ああ…ったく…ほんとに、嫌んなるぜ…」

冬也「せめて…僕が何かできればな…」ボソ

まつり「…」チラッ

チョルスー「よそ見してるんじゃ、ねえ…!」ダッ

まつり「おっと――目なんか見れなかった…!」

 チョルスーに意識を引き戻されたが、その顔に目は向けなかった。
 向かってくるチョルスーの足元を見ながら尻尾をそこへ放ち、飛ばせたところに大薙刀を突き出す。

チョルスー「全然、検討外れだぞ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うーん、目を合わせられない=顔を見れない=腰から下しか見てない状態だと、きびC
 4~6 ボルトさんがナイスフォローすぎて…
 7~9 まつりんの物騒な才能は、すでにこの状況にも対応を始めてしまっているのです!!


まつり「検討外れ? あれ、おっかしいなあ――」

 ブンッ
 ザシュゥゥッ

 突き出された一撃は、僅かにチョルスーを掠めただけだった。
 しかし、そこから薙がれた攻撃がチョルスーの腹部を引き裂いてしまう。

まつり「あ、でも当たった、当たった! もう、そうやって嘘ついて…!」

ボルト「バウッ」

チョルスー「っ…犬も、女も…うざってえ…!」

 大薙刀の刃が引き裂いたところで、ボルトが噛みついた。
 首筋に牙がめり込み、噛みついたまま自身の体を遠心力で振って首をえぐっていく。

 ザシュゥゥッ

チョルスー「っ…!」

 発動しているガイアのお陰で、傷にはならなかった。
 それでも、首周りだけ星のチカラを削ぎ落とされてしまう。

まつり「ピラー!」ダンッ

まつり「かーらーのー…まつり流大回転斬りィ!!」シュルルルッ

 ピラーで自身を跳ね上げ、そこから飛んで縦に回転。
 尻尾で長く持った大薙刀を遠心力に乗せて、思いきり振り切った。

 ズッバァァァァァァッ

まつり「あ、外れた――」

 刃はチョルスーに当たりはしなかった。
 それでも、倉庫の壁から床まで、深く一直線に斬撃が刻み込まれる。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 チョルスーが冬也の体を人質にとってきた…! 卑怯者め!!
 4~6 チョルスーに大薙刀を破壊された…!? 相棒がぁぁ…
 7~9 いい具合にチョルスーがまつりんの異常さに気づいてきたご様子。慎重になって引き腰になってるからチャンスだね!


チョルスー「この、アマがぁ…!」

まつり「尼じゃなくて、巫女ですぅー!!」

冬也(巫女なんだ…)

まつり「もう1回、今度は横薙ぎィ…!!」

 ブゥゥゥンッ
 ガシィィィッ

まつり「えっ――止め…!?」

 ガキィィィンッ

チョルスー「危ないだろ、女が刃物振り回すんじゃねえぞ…!」

まつり「刃が、折られた…!?」ガ-----ン

チョルスー「ガチンコしやがれ…!」


 【安価下2】
 1 でも、長物としての柄は残ってるし! 手放すには惜しいよね、まだ
 2 お望み通りにしてあげよう! 尻尾2本で晃星とゆっきー抱えてるから、両手と尻尾合わせて9本で!!
 3 その他、どうしよ?


まつり「やーだよ!」

 ブンッ
 ドスゥゥゥッ

チョルスー「邪魔くせえ…!」

ボルト「バァウッ!」

チョルスー「お前もだ、犬がぁ!」

 グシャァッ

 ボルトが振り払おうとしたチョルスーの腕をかいくぐった。
 そして、最初に噛み砕いた腕に牙を立て、そのまま噛みちぎる。

チョルスー「っ――!」

まつり「ボルト強い、さすが、いいコ!」

 さらにまつりが、柄だけの大薙刀を振り回して叩きつけた。
 チョルスーの側頭部を強打し、さらに尻尾で足元を払いのける。

まつり「せぇええええ――――――――――――、のぉっ!!」

 ドッゴォォォォォォッ

 渾身の一撃を叩きつけたが、それはコートで受け流された。
 無事な方の腕でチョルスーが床を叩いて、発動されたピラーがボルトを跳ね上げようとしたが、未来予測で察知してかわされてしまう。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とうとうチョルスーが、ブリューナクを使ってきた…こいつぁ…やべえぜ…
 4~6 チョルスーがノヴァを発動しおった…ひえっ…
 7~9 このまま勝てるか!?


チョルスー「こんな、女と、犬っころ程度に…!」

まつり「ガンガンいっちゃうよ!」

ボルト「バウッ!」

チョルスー「やれるもんなら、やってみろぉ…!」

 ヒュンヒュンヒュン…

まつり「やっちゃうよ!」

 ブンッ
 パシッ
 ギュルルルル
 ズドォォォッ

 まつりが柄を繰り出し、チョルスーが片手で側面から握って止めた。
 しかし、そのまま手首を捻りながら回転させ、手を滑らせながら深く突き込む。

チョルスー「っ…!」

まつり「でもって、これで――トドメぇ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ブ リ ュ ー ナ ク
 4~6 奥の手・星業銃が放たれた
 7~9 トドメが、炸裂したぜぇ!! まつりん編、完!?


 ドゴォォォォッ

 チョルスーに突き込んだ柄を、テコの原理で膝を使って跳ね上げた。
 その顎に柄が直撃をして突き上げられる。

チョルスー「っ…ぐ――」

まつり「あ、ちなみにあれだよ?」

まつり「今の、ゲームで言うところの、奥義発動のための呼び動作っていうか、これが当たれば奥義のカットインだよ、ってゆーやつ」

 バンッ
 ドスゥゥゥゥッ

 まつりがさらにピラーを使ってチョルスーを跳ね上げた。
 尻尾で抱えていた晃星と幸晴をその場に落として、まつりが飛び上がる。

 シュルルル
 ガシガシィッ

まつり「だから、これがほんとに、トドメね?」

 尻尾がチョルスーの腰と首を捕まえた。
 残った尻尾の先端が尖り、まつりが片手で刃の失った大薙刀を激しく回転させて狙いを定める。

チョルスー「お前のような小娘に、この俺が――」

まつり「いっけぇえええええええええ―――――――――――――――――――――――――――っ!!」

 ズドォォッ
 ズドォォォッ
 ドゴォォォッ
 ズッドォォォンッ

 4本の尻尾が立て続けにチョルスーに襲いかかった。
 顔面を打ちつけ、鳩尾を抉り、延髄を叩きつけ、尻尾で押さえている身体を思いきり床に叩き伏せる。

 ヒュンヒュンヒュン…

 そして、最後の一撃。
 仰向けに叩きつけられたチョルスーに、まつりが渾身の力で柄を振り下ろす。

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

 シュタッ…

チョルスー「」

まつり「決まった…」フフン

ボルト「わふっ」

冬也「最近のコって、怖い…」

まつり「そうだ、ほら、戻った、戻った! この人やっつけたから、体に戻れば起きれるでしょ?」

冬也「多分、ね…」フワッ

まつり「じゃあ、早く早くっ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そして、冬也が自分の体に戻った…ものの? えっ? ………起きない…?
 4~6 ふいー…一件落着…だよね? え? まだ…?
 7~9 冬也が起きた! これでそうそう怪異は起きないし、異能も戻ってきたし! 昏睡状態だった人も起きたよ! やったね!


 パチッ…

幸晴「っ…あれ…あいつ、は…?」

晃星「ん…もふもふ…が…足りない…」

まつり「あ、2人とも起きた」

ボルト「わふっ」ペロッ

幸晴「ボルト、やめて…くすぐったい…。冬也さんは?」

冬也「――おはよう、幸晴」スッ

幸晴「冬也さん…体…」

冬也「いやー…変な感じだけど…戻れたよ、良かった、良かった」

幸晴「……僕、冬也さんにずっと…」

冬也「うん…心配かけ――ぶべばっ…!?」

 ズザァァッ

幸晴「…はぁー…スッキリした…。勝手に迷惑かけて…いい加減にしてくださいよ…」

冬也「…ゆ…幸晴が…ぐれ、た…」ガクッ

幸晴「あれっ…? と、冬也さん? そんなに強くは…!?」

晃星「……とにかく…これで、怪異は解決…なのか…?」

まつり「違うの?」

 パァァァァァ…

幸晴「冬也さん、大丈夫ですか?」

冬也「…いきなり殴るとか…とうとう、幸晴からもこそこそする日が…」ブルッ

幸晴「あの、それはそれで、ひとまず置いといて…教えてください」

冬也「…何を?」

幸晴「湊さんや、律さんや、他にも大勢の人が、まだ三・三〇以来、昏睡状態なんです」

幸晴「冬也さんなら、きっと何か方法が――」

冬也「…………昏、睡…? ………いや、僕でも、それはちょっと…」

幸晴「そんなっ…」

まつり「…何か、深刻そうな感じが…」

晃星「…ひとまず…帰るか?」


 【安価下2】
 1 ゆっきーとボルトと冬也もお招きしたよ
 2 晃星と一緒にお家に帰ったぜ


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家――

幸晴「ボルト、ほら、足拭いて、足」

まつり「あ、いいよ、別に。境内に住み着いてる狐とか、勝手にとことこ上がりこんできちゃうし、簡単で」

幸晴「え?」

冬也(エリカがもしも、こんなとこを見たら…)ブルッ

冬也(……はぁぁ…)

晃星「色々あって、疲れたな…」

幸晴「あの、灰皿もらっても…」

冬也「灰皿? 幸晴、タバコ吸うの? まだ18でしょ? 何言ってるの?」

幸晴「………だ、だって…いいじゃないですか…あと2年くらい…」

冬也「あと、学校は?」

幸晴「…自主退学を…」

冬也「何で?」

幸晴「何でって…誰のせいで…! 冬也さんがムダに世界中からヘイト集めまくったから、ほんとに爆死させられそうになったんでしょ!」

幸晴「新型星業動力を使った爆弾のせいで、東京はめちゃくちゃになって、死傷者がすごくて、目を覚まさない人もいて…!」

幸晴「しかも、昏睡者――爆心地に近かった人なんですけど…その人達には、僕の異能も通じなくて、どうにか起こす方法を探したんですよ!」

幸晴「だけど結局、まだ見つからなくて…そんな折に、幽霊になってるとかって聞きつけてここまで来たら、あんなことになって…」

冬也「……ごめん、心配…かけたね」

幸晴「………いいですよ、結局…無事だったんですから。けど…もう大人しくしてくださいよ? 死んだことにしておいて…」

冬也「…状況が許せば、ね…」

まつり「………何か、複雑そうだね?」ヒソ

晃星「…そうかもな…」


 【安価下2】
 1 とりあえず、今日はもう寝よう…
 2 これから2人はどうするの?て尋ねてみる。おでん屋台でおでんをつつきながら


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「2人はこれから、どうするんですか? はい、はんぺん」

冬也「ああ…胃にやさしい…酒…お酒飲みたい…。黒霧島あるじゃん、それ、ボトルでちょうだい」

まつり「ボトルで…? いいですけど…はい、コップ」コトッ

冬也「これこれ…」トポトポトポ

冬也「…」ゴクッ

冬也「っはぁ~…うまい…」

幸晴「おっさん臭い…」スパ-

冬也「ヤニ臭い」

幸晴「…臭いがついても? 回帰の異能で戻しちゃえば問題ないですし」フゥ-

冬也「ああ…幸晴がこんなになるなんて…どこで何を間違ったのか…」

幸晴「僕への姿勢じゃないですか?」

冬也「…」

まつり「…まあまあまあ…それで、2人はこれから、どうするの?」

幸晴「…どうにかして、昏睡状態の人を起こさないと…。僕は、それをしますけど…冬也さんは?」

冬也「とにかく、グラバトの日から今までのことが全然分かってないから、その把握をしてから…かな…?」

まつり「…昏睡って、あの、テロ以来ってこと…だよね? 何で、あの異能でも治らないの?」

まつり「ケガだって、壊れちゃったあたしの薙刀だって、この境内までちょちょいのちょいで直してくれたのに」

幸晴「…今、1番有力なのが…ブリューナクを起爆剤にしたから、その影響で、異能が効きにくくなってるってことで…」

幸晴「……ブリューナクの膜…みたいなのが、被爆者――っていうと原爆みたいだけど…あの爆弾を受けた人をコーティングしてる状態なんだ」

幸晴「だから、それをどうにか…取り去って…」チラッ

冬也「……僕の異能でって考えてた?」

幸晴「……できますか?」

冬也「…いや、調子が悪い…。幽霊…生霊…? に…なってる間、使い続けてた影響だと思うんだけど、反動なのか、さっぱり…」

冬也「何か…奇跡的なことでも起きれば…」

まつり「奇跡的なこと…」


 【安価下2】
 1 グラスパーがチカラを合わせれば…?
 2 殿下にお願いでもしてみたり…?


まつり「…殿下に、お願いでもしたら…どうにかなる…のかな…?」

幸晴「…殿下…?」

冬也「そう言えば…某国の純正のお姫様に惚れられた時は、国際指名手配犯になるところだったなあ…」←遠い目

幸晴「…」ジト

まつり「でも、殿下がそんな大規模なこと…してくれるのかな…?」

幸晴「殿下って、誰?」

まつり「この神社に祀ってるのが、狐なの。御狐様。それで、その御狐様の名前が、殿下」

冬也「へえ…」

幸晴「じゃあ、お願いしてみてくれる?」

まつり「…うーん…分かった。明日にでもおでん持ってって、お願いしてみる」

幸晴(…おでん…?)

冬也(……お賽銭代わり…?)


 【安価下2】
 1 色々あって疲れちゃったからおやすみ
 2 ゆっきー&とーやと、コミュるー?


まつり「あ、おでんのおかわりは?」

幸晴「…たまご」

冬也「おでん以外に、おつまみになりそうなのって…」

まつり「おでん屋なので」

冬也「だよね…。ウインナーと、がんもと、つみれと…お湯もらえる? これ、お湯割りで飲みたいから」

まつり「はいはーい♪」

幸晴「…ふぅ…」スパ-

冬也「…タバコ、いつから吸ってるの?」

幸晴「2、3ヶ月前から…こないだ、ちょっと小火起こしちゃって…直したからいいんですけど…」

まつり「…え?」

幸晴「ん?」

まつり「……まあいいや…」

冬也「何してるんだか…」

幸晴「言われたくないですけどね、冬也さんには…」

冬也「…」

冬也(幸晴が冷たい…。前の、いつも尊敬してくれてた、あの眼差しはどこへ…?)ホロリ


 ↓1~3 ゆっきー&とーやへのコミュ内容
 ※なければ「なし」でええよ
  どっちへの質問なのかとか併記してくれたりすると、分かりやすくて嬉しいかもですよ


幸晴「はぁ…冬也さんって、メッキだらけでしたよねえ…今となっては」

冬也「えっ…」

冬也(何、読心術までできるようになった…?)

幸晴「湊さんや律さんの方が、ずっと立派…うん」

冬也「いや…ほら、色々とね? それぞれにね、立場とかいうのはあってだから」

まつり「どんな人なんですか? その2人って」

幸晴「冬也さんのお友達…? 僕もお世話になってる人で…」

幸晴「湊さんは定食屋さんやってて、ハムカツ命で、ハムカツで…えーと…ハムカツで…」

冬也「それ以外にもあるでしょ…」

幸晴「誰かさんのせいで、そろそろ結婚~って時に三・三〇で昏睡しちゃって」

冬也「」

まつり「…」

幸晴「律さんは、SASABEの社長の萑部律さんなんです」

まつり「え、SASABE? すごっ…!」

幸晴「人が好くって、ユーモラスだけど、頭脳労働以外は割と酷くて…でも、家族を大切にしてて、頼れる発明家で…」

冬也「…すごい発明はするけど、大抵、発想がズレてたりね」

幸晴「人としての軸がブレてる冬也さんほどじゃないにしろ、ですけどね」

冬也「」

まつり「へぇ…」

まつり「幸晴さんて、さっき、退学したとか言ってましたけど…どんな生徒だったの?」

まつり「不良だったの…?」

幸晴「あー…まあ…部活とバイトで忙殺されてて…」

まつり「部活?」

幸晴「あー…アイドルを、どうこうっていう感じので…」

まつり「へえー…あ、だから缶バッジとかついてたりするの?」

幸晴「うん」

まつり「推しメンは?」

幸晴「えっ…?」

冬也「推しメン…へぇぇ…誰、誰? 言ってごらんよ、幸晴」ニヤリ

幸晴「えっと…」

冬也「誰が好きなの? やっぱり、センターのコ? それとも、別にいたりするの?」

幸晴(この酔っ払い…)

まつり「誰、誰?」

幸晴(そしてこっちは、邪気がない…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 教えてくれなかった
 4~6 小声でごにょごにょ言って聞き取らせてくれなかった
 7~9 おーう…か?


冬也「誰、誰なの?」グビ

まつり「ねえねえ、缶バッジの、どのコ?」

幸晴「…えっと…」

まつり「…」ニコニコ

冬也「…」ニヤニヤ

幸晴「…ゴニョ…ゴニョゴニョ…」

冬也「え?」

まつり「何?」

幸晴「言ったからもう終わりー」

幸晴「はい、もう終わりー。あれ、あそこに狐がいる…るーるるー…おいでー…」

まつり「逃げた…」

冬也「…チッ…」

まつり「はぁ…」

冬也「ところで…さっきの見てたけど、見かけの割に強いんだね」

まつり「そう? ふふふーん♪ そうでしょー?」

まつり「あ…そう言えば、冬也さんも、強いの?」

冬也「………ちょびっと、ね?」

まつり「異能強度を高める訓練法とか…知りません?」

冬也「…知りません」←目線そらした

まつり「…え、知ってるんじゃないの?」

冬也「…あー、黒霧島はおいしい。うん」ゴクゴク

まつり「…ねえ」


 【直下 コンマ判定】
 1~8 教えてくれなかった
  9  問答入りまーす


 【0】

冬也「…そんなに、教えてほしい?」

まつり「もっちろん」

冬也「…でもダメ」

まつり「ダメってことは、知ってるの? やっぱり」

冬也「まあね…」

まつり「どうして?」

冬也「…巫女さん、なんだっけ? なら、神様に…御狐様だっけ? ここは…。なら、その御狐様に仕えるんだよね?」

まつり「…………まあ、一応?」

冬也「似たようなもので…僕は、この星のチカラを与えてくれてる…星の意志――っていう存在に、協力してるんだ」

まつり「へっ…?」

冬也「グラスパーに与えられる異能――チカラは、グラスパーが望んだ何かだ」

冬也「それは太古から人間が、何かを成し遂げようとして燃やしてきた想いが結集して、生まれた奇跡のチカラ」

冬也「だけどグラスパーが増えすぎて…今は、星業動力なんてものもできてしまって、星のチカラが枯渇寸前にまできてる」

冬也「ギリギリの状態で、僕がどうにか星のチカラを星に還元することで、今の状態は成り立ってるんだ」

冬也「強いグラスパーっていうのは、それだけ多くの星のチカラを扱えてしまう。だから、それだけ…ネックなんだ、未来のためには」

冬也「だから…教えたくはない。誤ったチカラの使い方をする者は、僕が剥奪をして、星に還してる」

まつり(だから…幽霊になった時に、チカラを…)

冬也「そういう理由でさ、教えたくはないんだ」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 冬也「……本当はね」
 奇数 冬也「だから…悪いけど、教えたくはない。ごめんね」
 ※0は偶数扱いなのよ


冬也「だから…悪いけど、教えたくはない。ごめんね」

まつり「…そう…」

冬也「それに、どうしてもそういう…チカラが足りなくなっちゃった時は、僕を呼んでくれていいから」

まつり「いいの?」

冬也「…特別にね。けど…嫁には内緒にしてよ? まあ、知り合うとは思わないけど、一応…」

冬也「はい、連絡先」スッ

まつり「ありがとう…」

冬也「………僕の連絡先知ってるの、多分…きみだけだから、絶対、外には漏らさないで」ヒソ

まつり「え?」

冬也「幽霊のままだったら、って思うとゾッとするからね…。それくらい、感謝はしてるんだ」

まつり「じゃあ教えてくれてもいいのに…」

冬也「それができない、せめてものお詫びってことだから」

まつり「…そう」

冬也「…ないと思うけど、誰かに僕への連絡取れないか、とか聞かれても絶対ダメだよ? 偶然を装って、どうにか向かう…ようにはするから」

まつり「はーい」

冬也「…御狐様へのお願いの件、忘れないでね。あと、黒霧島、ボトルもう1本」

まつり「飲むの早っ…!? え、しかも…ケロってしてるし!?」

冬也「お酒がうまい…」



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー283/250 アンテナ253/200 ステルス350/300

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子
 碧石不動:異能管理機関職員
 野老幸晴:回帰の異能 強い 意地悪(?)
 ボルト:幸晴の相棒 未来予知の異能 賢い メス
 朝霧冬也:光蝶と掌握の異能 酒飲み


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家――

 ウジャウジャ

まつり「うわ、コン太郎、コン次郎、コン三郎、コン四郎、コン吉、コン六郎…それにボルトまで…ゆっきーの周りに集まりすぎ…」

晃星(無性に腹立たしい…)

幸晴「Zzz…」

冬也「頭が…痛い…お水…」フラフラ

まつり「焼酎ボトル4本も飲むから…」

晃星「…何なんだ…こいつら…?」


 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B ガイア 445/400
   C コート 306/300
   D バーニッシュ 261/200
   E ピラー 283/250
   F アンテナ 253/200
   G ステルス 350/300
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 その他、自由行動

 ※殿下への「お願いの件」はおでん献上か、コミュの殿下指定でお願いします


まつり「殿下ー、おはよー」

まつり「おでんですよー」

 ヒョコッ
 トトトッ

殿下「うむ」

まつり「はい、ちくわぶ多め」

殿下「よい心がけだ。誉めてやる」フンス

 ハムッ
 ムシャムシャ

まつり「ねえ殿下」

殿下「何だ?」

まつり「お願いがあるんだけどね?」

まつり「三・三〇っていう…テロがあったのね? それで、たくさんの人がケガして、死んじゃって…」

まつり「それで、未だに眠っちゃってる人とかもいるの。せめて、その起きられてない人だけでも、起こしてあげたいんだ」

まつり「だから…殿下、助けてくれない? お願い、殿下」

まつり「殿下じゃないと、こういうことできないんじゃないか、ってくらいで…」

殿下「やだ」

まつり「えー?」

殿下「やだもーん、余に関係ないし」

まつり「…そこを何とか」

殿下「むむ…」

まつり「お願い。ちくわぶ、8本も入れたのに、もう全部食べちゃったじゃん。ほら、ね?」

殿下「むむむっ…?」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 殿下「余をおでんをやれば、お願いを叶えてくれる便利屋と勘違いしておらぬか?」まつり「全然」殿下「じゃあ、余を楽しませよ」
 奇数 殿下「そんなこと言われても、余は今、そんな神通力ない」まつり「ええー…?」
 ※0は偶数扱いなんだよ


殿下「そんなこと言われても、余は今、そんな神通力ない」

まつり「ええー…?」

殿下「だからムリだし、やだ」

まつり「…どうしたら、じゃあ…その神通力っていうの、戻るの?」

殿下「…そうだのう…」

まつり「あるんだ。何何? がんばるから」

殿下「……余の神通力は、お前らみたいな人間の信仰心が源である」

まつり「信仰心…?」

殿下「だから、それが戻ってくれば自然とチカラも戻る」

まつり「…殿下を…御狐様の信仰を取り戻せ、ってこと…?」

殿下「早い話がそうなるのう」

まつり「…分かった、やるよ!」

まつり「その代わり、神通力戻ったら、お願いね?」

殿下「それはどれくらい信仰心が集まるかだから保証できないのだ」

まつり「がんばるから! ねっ!?」

殿下「…まあがんばるが良い」

まつり「よーし、やるぞー!」


 【安価下1】
 でも、どうすりゃいいんだ?
 1 晃星に相談しよう
 2 神社を盛り上げればいい…よね? えーと…そうだ、今こそ、おでんで有名な綱野杜神社に…!
 3 その他、どうするー?


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

晃星「御狐様への信仰心を、集める…」ザッザッ ←竹箒で境内のお掃除中

まつり「うん。どうすればいいのかな?」

晃星「…確かに、ここ数ヶ月…両手の指で足りてしまうほどしか参拝客はいないからな…」

晃星「…もう、すぐに年末になってしまうし…ここは、神社を再びもり立てる時期が来た、ということだろうか」

まつり「おおっ」

まつり「で、で、具体的にはっ?」

晃星「…」

まつり「…晃星?」

晃星「人を集めて、御狐様のために何か…お祭りでもやるか」

晃星「御狐様に神楽をしたり…そういうことだな」

まつり「なるほど…」

まつり「でも神楽って…あれでしょ? 踊るんでしょ? あたしムリー」

晃星「…まあ、方法は問わないが、御狐様を喜ばせるために大勢が何かをする…」

晃星「別に、ここに人が来るだけでもいいが…要するに、御狐様のために何かをして、それを見に人が来てくれれば…それでいいだろう」

まつり「なるほど、お祭りだ!」

晃星「だからそう言っただろう…」

まつり「何しよう、何がいいかな? ねえねえ、何がいい?」

晃星「…自分で考えろ。協力はする」

まつり「うーん…」


 【安価下1】
 1 へい、ゆっきー! アイドル好きなんだろ? 境内で踊れるアイドルプリーズ!
 2 もしもし、こまちゃーん? 今度ね、神社でね、おまつりやりたいんだけどね、何したらいいかな? ねえねえ
 3 その他、どうするー?


まつり「あ、独楽ちゃん? 久しぶり!」

独楽『まつりちゃん、おひさー。どうしたの?』

まつり「あのね、今度、うちの神社でお祭りするんだけど…どうやったら、人集まるかな?」

独楽『人集め?』

まつり「うん。できればね、皆で楽しめるようなのがいいなーって」


 【直下 コンマ判定】(サッカー好き-4)(黄金の自制心+3)
 1~3 独楽『サッカー大会やろう、サッカー大会! 境内の広さ的にフットサルも可!』
 4~6 独楽『御神輿…とかは、季節外れすぎちゃうか…。何がいいんだろね? おでんは?』
 7~9 独楽『あー…力にはなりたいんだけど、ちょっと忙しくって…。中身決まったら教えて、大々的にPRしてあげるから!』


独楽『御神輿…とかは、季節外れすぎちゃうか…。何がいいんだろね? おでんは?』

まつり「おでん? やっぱり?」

独楽『うん、まあおでんだけだと人は集まらないと思うけど』

まつり「」

独楽『あれ、まつりちゃん?』

まつり「集まるもん…」

独楽『………う、うん、おいしいからね!』

まつり「だよね? ねっ?」

独楽『えーと…じゃあ、そうだ。おでん屋台でさ、出張営業とかして、こういうことやるから来て、って宣伝してみたら?』

独楽『あとはね、狐ちゃんがいたでしょ? あのコ達を1匹か2匹連れていって、客寄せ狐にしちゃうとか』

独楽『うん、狐ちゃんも客寄せには効果的だよ。子ども達も、動物好きも取り込めるから』

まつり「そっか」

独楽『あとは、メインをどうするかだよね』

まつり「ここは…秘伝のイベントをやるしか…」ゴクリ

独楽『秘伝のイベント…?』

まつり「おでんのつゆ利き! お父さんと、すごく盛り上がって、一晩中やったこととかあるんだ!」

独楽『うん…それは、多分…おでん通があんまり人口いないから、こけちゃうと思うよ…?』

まつり「えー…?」

独楽『そうそう、機関に協力とかしてくれたし、前に居候とかもさせてもらったから、お賽銭っていうことで、今度お金持っていかせるね』

独楽『それ使って、たくさん豪華なのにして。ねっ? 応援してるから』

まつり「うん、ありがとう、独楽ちゃん」

独楽『あと…お電話する時は、ちょびぃーっと…時計を見てくれると嬉しかったかな…』

まつり「え? 何で…?」

独楽『時差が…ね…あるから』

まつり「時差…そう言えば、そんなものが…ごめんね」

独楽『うん、大丈夫だよ。がんばってね』

まつり「うん、ありがとう、独楽ちゃん」


 【安価下1】
 メインイベント、か…どうしよう…?
 1 …殿下に審査してもらって…隠し芸大会じゃないけど…そういう、催しとか…?
 2 やっぱり…おでんつゆ利き大会は外せないと思うんだよな…。うん、これでいこう!
 3 人気ものとか呼べないかなあ…?
 4 その他、どーするー?


まつり「ねえねえ、晃星、晃星」

晃星「どうした?」

まつり「すごいゲスト呼んだら、人もくるかな? くるよね?」

晃星「…多分、な」

まつり「誰がいいかな?」

晃星「………………マギー新宿――」

まつり「却下。あたし、あの人、そんなに面白くないし。晃星、趣味悪い」

晃星「…」

まつり「うーん…」

まつり「………アイドル…とか…?」


 【安価下1】
 1 へい、ゆっきー!
 2 いや…別に何か…
 3 その他、どんなゲストか、指定


まつり「おーい、ゆっき――げほっ…タバコ臭いっ…!」

幸晴「うわっ…ごめん…」

まつり「もー…人んチなのに…。外で吸って、って言ったし…」

幸晴「…ごめんなさい…」

 パァァァァッ
 イソイソ…

幸晴「それで…どうかした?」←部屋を異能で戻して臭い消してから、窓から外に出た

まつり「アイドル、呼んで?」

幸晴「…は?」

まつり「あのね、殿下への信仰心を集めなきゃいけないの」

まつり「だから、人をいっぱい神社に呼ばなくちゃいけないんだけど、そのためにゲストを用意しようと思って!」

まつり「ほら、アイドルの部活してたんでしょ? 何かないの?」

幸晴「………あー…そういう…」

まつり「うん。ダメ?」

幸晴「…来られるかな…? 連絡はしてみても、いいんだけど…」

まつり「ほんと? じゃあ、絶対呼んでね、よろしくね。それじゃ」スタスタ

幸晴「…強引だ…」

幸晴「けど…どのツラで…うーん…」

 ・
 ・
 ・

まつり「うーん…これで、メインイベントは決定」

まつり「あとはー…あとは、えーと…?」

まつり「…………それだけじゃ、寂しいし…」


 【安価下1】
 1 メイン以外のイベントも取り揃えないと…!
 2 …出店? 屋台? いやでも、おでん屋台の影が薄くなりそうな…! むむむ…! いや…でも、殿下の…神社の…皆のため、に…?
 3 その他、何がしたいんや?

 ※1つずつにしてね? いっぱいあれこれ書かれちゃっても、ひとつひとつの処理が間に合わなくなっちゃうから、すみませんね



まつり「…やっぱり…縁日的な…そういうノリも…」

まつり「だけど、あたしのおでん屋台がぁっ…」グヌヌヌ

まつり「いや…背に腹は、変えられ、な…い…」

まつり「うん…うん…」

 prrrr…

勝正『どうした? 幸晴の件だが、こちらでも探していて――』

まつり「あ、それはもう終わったの、ありがとうね」

勝正『え? …ああ、そうか…』

まつり「それでね、また別のお願いなんだけど…」

勝正『今度は何だ?』

まつり「ショバ代とか取らないから、うちの神社で…縁日みたいの、してもらえないかな?」

勝正『縁日? この時期…に?』

まつり「うん。是非、どうか」

勝正『…………ああ、分かった。それくらいなら。後で日時などは教えてくれ』

まつり「ほんとっ? ありがと」

勝正『ああ。じゃあな』

まつり「っし…順調! あたしって、以外とやる女だ…」フッ


 【安価下1】
 あと、必要なの…は…?
 1 メインイベントじゃない、催し…とか?
   A やっぱこう、隠し芸的な? そういう、誰でも何してもウェルカム的な?
   B …ミスコン?
   C その他、何?
 2 イベントじゃなくって…そう、神社に住み着いた人なつこさ140パーセントの狐達との触れ合いができますよ、的なね?
 3 その他、どんなことを盛り込みたいん?


まつり「…やっぱ、PRだよね」

まつり「うんうん、人集めだもん、そのための告知をたくさんしなきゃ…」

まつり「となると、集客のためには…」

まつり「…………………怪異解決の、実績的な?」

まつり「独楽ちゃんに後押ししてもらったりして…美人女子高生巫女さんとして、あたしがテレビに出ちゃったり?」

まつり「むふっ…むふふっ…」

まつり「テレビだ、テレビを呼ばなきゃ!」

まつり「……………どうやって、呼べばいいんだろ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 断念した…
 4~6 冬也「機関に目をつむってもらえるなら、ジャックできるよ?」
 7~9 碧石「……長官からは、協力を惜しむなと言われている。機関でプッシュして、日本のマスメディアにも働きかけてみよう」


碧石「……長官からは、協力を惜しむなと言われている。機関でプッシュして、日本のマスメディアにも働きかけてみよう」

まつり「ほんと!? ありがとうございます!」

碧石「それと…これを、帰還から賽銭として持ってきた」スッ ←札束入り封筒

まつり「こんなに!?」

碧石「…賽銭箱に入れて、盗難でもされたら困るから、ここで受け取ってほしい」

まつり「ありがたやー…」

碧石「これで」

まつり「あ、ちゃんとからんからん鳴らしてってね?」

碧石「…ここは、ちなみに…子宝というのは…」

まつり「…まあ…お願いする分には…こんな、すごい賽銭額だから…」

碧石「…」グッ


 決まっていることメモ
 ・百夜桜乃音姫のライブパフォーマンス
 ・縁日
 ・おでん屋台で告知する
 ・テレビ取材

 (※抜けがもしもあったら、こっそり教えてくだされ…)



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アームMAX ガイア445/400 コート306/300 バーニッシュ261/200
    ピラー283/250 アンテナ253/200 ステルス350/300

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:命令の異能 美多組次期組長
 天宮怜:風の異能 男の娘(?)
 三笠宮御門:障壁の異能 妖刀持ち
 物部神子:怜が好きな女の子
 吉前魁:男の子
 碧石不動:異能管理機関職員
 野老幸晴:回帰の異能 強い 意地悪(?)
 ボルト:幸晴の相棒 未来予知の異能 賢い メス
 朝霧冬也:光蝶と掌握の異能 酒飲み


―――――

 ここまでっす
 ありがとうございました

 まつりん編ラストは、こんな路線ですが何か?
 なに、文句がつきない? ………………………言ってもいいけど…いい年してるぼくが「ふぇぇぇ…」てなるだけですよ?(震え声


 ――オマケ・余のもふもふ力は…――

 ウジャウジャ…

幸晴「…暑苦しい…あったかいけど…獣臭い…」

まつり「うーん、コン太郎達がこんなにうじゃうじゃ寄り集まって懐くなんて…」

まつり「相当…モテるんだね」

幸晴「えっ?」←雑食性モテ体質

まつり「で、どうどう? どのコがもふり甲斐ある?」

幸晴「もふり甲斐、て…」

幸晴「…そんなこと言われても…」モフッ

幸晴「こいつじゃない…」モフリ

幸晴「まだ…ビミョー…」モフ

幸晴「こっち…?」モフモフ

幸晴「いやでも…」モフリ

幸晴(違いなんて分からない…もふり甲斐て、何…?)

まつり「どうどう?」

幸晴「………えーと…じゃあ、こいつ?」サワッ

まつり「おー…コン吉を選ぶとは…。なるほど、なるほど…潜在的ロリコン可能性あり…と」

幸晴「何それ!?」

まつり「あ、ただの占いだから安心して」

幸晴「いや、やだよ、気にするよ、違いなんて分からなかったし…」

まつり「だからこその占いだよ」ニコッ

幸晴「ええー…? ロリ…ロリコンは、ない…。やっぱり、足が…」ブツブツ

まつり「ねーねー、晃星ー、ゆっきー、コン吉がもふり甲斐あるんだってー」

晃星「…ペッ」

幸晴「何そのこのロリコンが、みたいな反応!? ここの家だとメジャーなの…? じゃあ、どれがもふり甲斐? あるの?」

まつり・晃星「「この中だとダントツでコン三郎!!」」

幸晴「えー…?」

コン三郎「こーん」

まつり「コン三郎のもふもふ力は軽く5万を超えてるからね…」

晃星「侮れないな…。特にこの尻尾のボリューム、見事すぎる…」

幸晴「…もふもふ力、って…何…?」

晃星「バーコードヘッドのおっさんの髪の毛がもふもふ力1とした場合のもふもふ指数だ」

晃星「まつりの異能発動時のもふもふ力は38万だ」

まつり「そんなにあるかなあ…?」

幸晴「……ボルトは?」

まつり「あ、もふもふ力高そう…。晃星、測定して!」

晃星「すでに測定済みだ。ボルトのもふもふ力は25万だ。これは驚異的だ…」

 ――で、おでん献上中

まつり「そう言えば、殿下って、ヤバいよねえ…」モフモフ

殿下「ふっ…ならば教えてやろう…。余の本気を――余のもふもふ力は53万2000だ」


 長毛種のネコちゃんの平均もふもふ力は2万5000だそうです。
 しかし、これを測定して、その数値分だけのもふり甲斐を感じ取れるのはまつりと晃星のみです――。


 ――オマケ・こんなお家いやだ!――

御門「おら、お前、足がとろとろしてんだよ! そんなんで何するつもりだ、こら!?」バシッ

御門「あん? 終わりか? 終わりだな、んじゃーな」スタスタ

魁「痛っ…」ムムッ

 ――で

怜「ほら、これどう? 足のラインがさ、ぴしーってなって綺麗でしょ?」

神子「あ、いいね、そのパンツ。それに、ここのワンポイントがかわいいっ。あ、魁。ほら、怜、かわいいでしょ?」

魁「かわいいけど…怜、男なのになんでそんなかっこするの?」

怜「」

 ――で

怜「今日のご飯、すき焼きだよ」

神子「やったー!」

魁「おにくっ!」

 ヒョイヒョイヒョイッ
 パクッ

御門「おい、肉追加」モグモグモグ

神子「ああーっ! お肉がっ…!」

怜「まだあるから大丈夫だよ、はい、神子」

神子「ありがと」

魁「…」

怜「あと、これとこれとこれとこれも…神子のために、とっといた」キリッ

神子「やったー!」

御門「おい、俺の肉」

怜「自分でやって。あと、魁も」

魁「!」パァッ

怜「野菜、たくさん食べてね」ヒョイ

魁「えっ…」

御門「おい、好き嫌いすんじゃねえぞ?」

魁「…もう、こんなお家やだっ!」タタタッ

怜「…あれ?」

神子「あーあー…お肉分けてあげないから」モグモグ

 ――で

御門「……おい、クソガキ、そんなとこで膝抱えて何してんだよ?」

魁「…」フイッ

御門「かわいげの欠片もねえ…。あのな、お前がいきなり出てったせいで、俺が怜とか神子に探しに行けってうだうだ言われたんだぞ。帰るから来い」

魁「やだ。家出したからかえんない」

御門「…………んじゃ、帰ってくんなよ。じゃーな」スタスタ

魁「…ぁ…ぇ……………っ……えいっ!」ヒュンッ

 サクッ

御門「痛っ…お前、何しやが…手裏剣…? お前、こんなんを人の頭になあ…!」

魁「御門のばか。えいっ、えいえいっ!」ヒュンヒュンッ

 魁に手裏剣を投げられながら、御門はそのまま家まで帰りました。
 御門からすれば剣の方はさっぱりなのに、何故か手裏剣は綺麗に飛んで、綺麗にぶつかっていきましたとさ――。


 ――オマケ・あの娘に会える?――

凪「…」ソワソワ

 ガサッ
 ビリリ…

手紙『こんにちは、お久しぶりです』

手紙『最近、天宮市には行けないからと思って、交換日記に住所を書いたら本当にお手紙がきて驚いてしまいました』

手紙『1番大好きな友達が、百夜桜乃音姫という高校生アイドルのファンで、今度、そのライブが東京であるらしく、そこへ行くことになりました』

手紙『話に聞いた内容ではたくさんの出店もあるそうで、おでん屋台が1番力を入れるそうです』

手紙『なので、今度、東京に行こうと思っています。たくさん、人がいた方がいい? らしいので、良かったら凪くんもお友達とどうぞ』

手紙『おでんのうんちくを仕入れたので、蛇足で書きます。おでんは、元々、江戸時代のころに――』

凪「…東京? アイドルの、ライブ? 出店?」

凪「そこに行けば…あの娘に、会える…」ブルブル

凪「…交換日記をして…文通に発展したし…そ、そろそろ…今度こそ、で、デートとか…誘っちゃったり…」

凪「…………よし、東京」グッ

 ガチャッ

千景「凪、少し――」

凪「うわ、うわあああっ、ば、バカっ! 何だよ、何でいきなり入ってくんだよ!? の、ののっ…ノックしろよ!」

千景「…何でそんなに慌てる?」

凪「な、ななっ…何でも、ねえしっ…! 千景こそ、何だよ、いきなり? あと、次からノックしろよ、絶対だかんな!」

千景「勝正から、また屋台をやってくれないかとボスに頼みがあったらしく、総出で行くことになった」

凪「ふーん、いつ?」

千景「それはまだだそうだ。場所は、東京でやるらしい」

凪「東京?」ピクッ

千景「どうした?」

凪「…………い、いや、別に…」

千景「前回サボったから凪は絶対に来いと、ボスからの命令だ」

凪「は? ……よ、用事被らなかったら、な」

千景「絶対命令だそうだ。伝えた。じゃあな」

 バタム

凪「………………ま、まさか…被らない…よな…?」

 ――で、後日の夕食時

千景「ボス、勝正から連絡があって、日付が決定したそうだ。来週の日曜日にやるらしい」

凪「ぶふぉぉぉっ!? げほっ…ごほっ…」

ハワード「…」ベッチャリ ←凪が噴き出した夕ご飯がかかった

ハワード「凪…ぶっ飛べぇええええええええええ―――――――――――――――――――――――――――――ッ!!!」バチバチィィッ

凪「わざとじゃねえし、つーか、その日はムリ――やめろ、おい、バカ、脳筋! それ、ビリビリしすぎ――」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

ハワード「避けるな、死ねぇ!」

凪「避けなきゃ死ぬだろうが! つか、今日こそ俺が逆にぶっ飛ばしてやる! その脳みそ穿って、筋肉の代わりに味噌詰めてマシにしてやる!」

政仁「この唐揚げ食わないのか? んじゃ、俺がもらうかな。…うめっ…うめえ、ちーちゃん、これうめーな!」


 結局、ハワードとの喧嘩にはぼろっくそに負けたました。
 そして意気消沈して綱野杜神社へ到着してから、凪が目当てにしていた場所と知り、杞憂に終わった凪でした。
 しかし、彼はまだその段階で、屋台にずっと拘束されてしまうという事実をちゃんと認識していませんでしたとさ――。


 次スレ、立てておきました~
 【オリ設定・異能】星/欲しの物語【安価・コンマ】part34 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427219974/)

 もし、変な現象が起きて、急速に埋められちゃっていったりしたら、よゆーで>>1000をスナイプしにいっていいですからね!
 自作自演はダメ絶対だけど、まあ、そんなことをする人はいないはずと信じていますので

 では、おやすみなさいませ
 あ、一応、次に移る時はここで告知しますんで、まだ埋めちゃわなくていいですからね?



 さて、では再開いたしますね~

 決まっていることメモ
 ・百夜桜乃音姫のライブパフォーマンス
 ・縁日
 ・おでん屋台で告知する
 ・テレビ取材

 【安価下2】
 1 テレビ取材がきたよ! ぴーす、ぴーす!
 2 屋台に車輪を取りつけて、出張営業ができるようになったぜぃ!!
   A もより駅前で営業
   B 近所の公園で営業
   C その他の場所で営業
 3 いや、まだまだ盛り込みたいことがある! まだ企画段階なんだよぉ!


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「アイドルがあってー、出店があってー…」

まつり「…まだ、何か弱いか」

晃星「あんまり手を広げすぎて、手に負えなくするなよ?」

まつり「大丈夫、大丈夫、晃星に投げちゃえばどうにもなるし」

晃星「おい」

まつり「あとはね…何しようかな…?」


 【安価下2】
 1 やっぱ、おでんつゆ利き大会は、盛り上がると思うんだけどなあ
 2 隠し芸大会的な? そういう?
 3 その他、どんな?


まつり「一応はさ、殿下が主賓じゃん?」

晃星「一応じゃない。この神社でやつんだから、御狐様のためだ」

まつり「てなると、やっぱ、殿下に色々楽しんでもらいたいよね」

まつり「…………参加者を募ってさ、こう…隠し芸大会みたいな?」

晃星「…隠し芸、か…」

まつり「よし、これ決定」

晃星「…どう告知するんだ?」

まつり「まあ、テレビ取材とかあるし? 余裕でしょ。それ以外の窓口的なのは、晃星に任せるから!」グッ

晃星「…」

まつり「あとは、何だろう…?」

晃星「まだ、やるのか…?」


 【安価下2】
 1 やりたいこと、まだあるん? あるなら併記しておくれ。これ最後やで
 2 もうないよ!

ぼんおどり的なみんなでできる奴


 >>979
 盆踊り的な、みんなでできるの、っていうのは素晴らしいのでやんすが、季節は、冬
 盆踊りは…ちょっと、ねえ…? ってことでして…やる…?
 それとも、盆踊りとは違う、何か具体策があれば…嬉しいんですが…

 【安価下2】
 1 盆踊りやれ
 2 ミス&ミスターコンテスト
 3 その他、皆でやれる具体策を提示してくだされ~


まつり「ミスコン、する?」

まつり「ついでに、ミスターコンとか?」

晃星「いいが、どうせ俺がミスターだぞ?」

まつり「どっからその自信が…」

まつり「…お客さんに投票してもらってさ、ご利益ありそうで、良さそうじゃない?」

晃星「しかし、風紀がな…」

まつり「いいの、いいの。ない、ない、そんなの」

晃星「…」

まつり「とにかく、これで全部決定! アイドルのライブ、隠し芸大会、それにミス&ミスターコンテスト!」

まつり「ミス・綱野杜神社、って感じでどう?」

晃星「それでいいんじゃないか?」

まつり「それとも、おでんになぞらえて、ミス・ちくわぶとか…ミスター・ダイコンとか…そういう…」

晃星「それはやめておけ」

まつり「タネがいっぱいだもんね」

晃星「そういう理由じゃない」

まつり「いやー、楽しみだね!」


 【安価下2】
 1 テレビ取材のお時間に
 2 いや、まだ早い


 安価、把握いたしました~
 ではこの辺で次スレに参りませうかね

 こちらでございます~
 【オリ設定・異能】星/欲しの物語【安価・コンマ】part34 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427219974/)

 埋めちゃってくだされ~


埋め

>>1000なら今年の全国高校生パフォーマンス大会でアイパ部が優勝した

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