【オリ設定・異能】星/欲しの物語【安価・コンマ】part31 (1000)



 この星には――あなた達の住まう、この星には力がある。
 多様な生命を生み出し、育み、時に滅ぼし、時に恵みを与える。

 地球に芽生えた、知的生命体――人間。
 言語を介し、文化を作り、文明を発展させた人間。
 彼らは時に星の上にあることを忘れ、時に星に畏怖し、星を探究する。

 2XX0年――。
 とうとう、始まりの人間が星の恩恵を知り、その手に握る。
 彼は星の恩恵を『借り/操り』――『掴む/攫む』。

 星の力を『掴んだ/攫んだ』――彼は――始まりのグラスパー。

 彼の出現後、人々は星の恩恵を『借り/操り』ようと躍起になり、とうとうそれを『掴む/攫む』術を見つけ出す。


 星の力を巡る、欲しの物語




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426154148


 ある日を境に、それは始まった。
 三・三〇事件――あの、東京を半壊にまで追い込んだ、あの日以来。

 瀕発をする、怪事件。
 ポルターガイスト、ラップ音、ドッペルゲンガー、実態のない人影。

 東京でのみ瀕発する、数々の怪異。
 これがグラスパーの異能なのか、それとも物理的現象であるか、この世ならざる者の仕業かは、判明していない。

 綱野杜神社に、お祓いの依頼がきたのは夏が終わるころだった。
 でもそれは、わたし達の日常を揺らがす、怪異との邂逅だった。

「この現象は、よく分からん」

「神主、だったら、この俺が必ずや、困っている人達のために解決をしてみせます!」

「まつり。晃星とともに少し、調べてみなさい。この世ならざる者であれば、巫女たる使命を帯びたお前もチカラになれ」

 無用な正義感と、無用な使命感の押しつけ。
 そのダブルパンチがあたしを襲い、その事件へと引きずり込む。

「さあ、まつり、東京の怪異に怯える人々を、俺達で救うぞ!」

 神様、御狐様。
 わたし、何か悪いことしましたっけ?


 その時は、そんな程度の認識だった。
 て言うか、幽霊なら夏と一緒に消えてくれて良かったのに――。


 過去スレ
 30までの前スレは、30の>>4を参照してください
 1部 意志を継ぐ者(冬也編)1~4
 2部 暁に咲く黒鉄(明編)4~7
 3部 万雷纏いし闊歩(ハワード編)7~11
 4部 零へ至る道(幸晴編)11~14
 5部 穢れざる黄金(独楽編)14~17
 6部 闇を蠢く救済(デイモン編)18~21
 7部 輝きの乙女(夜子編)22~25
 8部 対峙する宿命(怜&御門編)25~
 9部 まつり編30~

 30 ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425809140/



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント110/100

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー 60
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 50


 前スレのリンクが、変だね
 【オリ設定・異能】星/欲しの物語【安価・コンマ】part30 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425809140/)

 これで大丈夫かな?

 で、改めて安価っす
 【安価下2】
 1 現場検証、いってみよー
 2 じゃあ、晃星が同じとこに寝てみて、また出てくるか確かめてみよー
 3 その他、妙案求む



 ――東京某所・美作の家――

まつり「狭い…」

晃星「典型的な、独身男性の雑多な部屋…という感じだな」

美作「あの…あんまり、見ないでもらいたいんだが…」

晃星「特に、何かおかしいところなどはないようだな…」

まつり「くんくん…何、この匂い? 冷蔵庫?」

美作「ああ、だめだめっ…そこは…!」ガバッ

晃星「まつり、荒らすなよ」

まつり「しません~」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 別に、何もなさげ…
 4~6 晃星が一応、お札を貼っておいた
 7~9 晃星がお祓いを一応始めた。効果あるん?


晃星「特に、これらしいものは本当に何もないな…」

晃星「古い地図と見比べても、特に何かがあったような場所ではないし…」

まつり「何で、昔の地図?」

晃星「もしかしたら、墓地の上に建てられた物件だったかも知れないだろう」

美作「…」ブルッ

まつり「うーん…どうするの?」

晃星「原因は不明、か…。だが、美人の幽霊は出る…と」

晃星「………引っ越したらどうですか?」

美作「それはできませんっ…色々、ありますから」

まつり「そっかぁー…」


 【安価下2】
 1 じゃ、晃星、ここに泊まりなよ
 2 じゃあ、また出てきた時にどうにかなればいいなって希望的観測で、夜、ここに張ってればいいんじゃね?って晃星が言い出した
 3 その他、妙案求む


晃星「原因が不明となれば、現場を押さえてどうにかお祓いをする…か」

まつり「どうやって?」

晃星「美作さん、今夜、ここに俺とまつりを置いてくれますか?」

美作「はっ…?」

晃星「もしまた、幽霊が出てくれば、俺達で対処をします」

まつり「どうやって?」

晃星「どうにか、だ」

まつり「えー?」

美作「だ、だが…」

晃星「もしくは、よそに、ホテルなどに泊まっていただいて、夜の間、俺達が張って――」

美作「そ、それは困る…!」

晃星「でしたら…やはり、夜の間に」

美作「う、うーん…分かった…。じゃあ、それで、お願いをします…」

まつり(歯切れ悪いなあ)

晃星「では、夜になったらまた来ますので。まつり、行こう」

まつり「うん」


 【安価下2】
 夜までどーするー?
 1 GS練習
   A ポイント 110/100
   B アーム 0/200
 2 コミュ
 3 晃星と、この怪事件についての相談
   ※何か、疑問点などがあればこれで突き止めちゃってください
 4 その他、自由行動


 ノヴァ狙いは、難しいからポイントの練習はあんまりオススメしないんだけれどねえ…

 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 ポイント 110/100


 ポイント 122/100

晃星「もうしばらくしたら、行くぞ」

まつり「はーい…」

まつり「何で幽霊が出るって場所に行かなきゃいけないんだろ…」ボソ

独楽「っ!?」ビックゥゥゥッ

まつり「え?」

独楽「つ、つつつっ…つれ、連れて…こないで、ね…?」ビクビク

晃星「問題ありません」

独楽「ほんとの本当!?」

まつり「晃星だからなぁ…」ボソ

 バタッ

独楽「」ブクブク

晃星「まつり! 怖がらせてどうする!?」

まつり「ええっ、このくらいで…!?」

 バタバタ


 【安価下2】
 このターンが終わったら、いくぜよ?
 1 コミュ
 2 晃星と、この怪事件についての相談
   ※何か、疑問点などがあればこれで突き止めちゃってください 
 3 キンクリ
 4 その他、自由行動



 ――東京某所・美作の家――

まつり「こんばんはー」

晃星「俺達は、この辺りでいないものとして、静かにしているんで、いつも通りでお願いします」

美作「あ、ああ…」

まつり「あれ? あのくっさい臭い、なくなった?」

美作「一応、消臭剤をおいて、消臭スプレーも散布しておいたから…」

晃星「気を遣わせてすみません。まつり、お前も謝れ。お前が余計なことを言うからだぞ」

まつり「えー? でも…」

美作「で、ではこれで…」ソソクサ

 ス-
 パタン

晃星「待機だ。静かにしていろよ」

まつり「はーい…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 深夜、いきなり美作の叫び声が…
 4~6 なんか、変なくぐもった声と、小さな物音が…あれれ?
 7~9 うたた寝してて、起きたら…うひゃっ!?


 ウツラウツラ…
 ビクッ

まつり「…っ…んぅ…」

晃星「Zzz…」

まつり「寝ちゃダメだよ、こーせー…」ユサユサ

晃星「ん…ああ…」グシグシ

 スゥゥ…

まつり「…ん?」

晃星「何だ…?」

 「……………あのうそつきを、殺してほしいの」

まつり「うわっ――」

 パシッ

晃星「騒ぐな。……あなたが、彼にのしかかっていた幽霊ですか?」

 「そうよ…」

まつり(何で晃星、そんな冷静なの!?)モゴゴ

晃星「…人の眠りを妨げ、生者に害を為す悪霊め、退散してくれる――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 晃星のお祓い攻撃! しかし、さっぱり効果はないようだ!
 4~6 晃星のお札攻撃! 幽霊は怯んだ!
 7~9 晃星のお祓い攻撃! 幽霊が苦しんでいる!


 晃星、つよい(幽霊相手に

―――――

晃星「はぁぁっ…」

 バッ

 晃星が気を込め、不思議な呪文を唱え始める。
 瞬間、幽霊が自分の喉をおさえ、苦しみ始めた。

 「っ…ああ、あああああっ…!」

 ガタッ
 ガタタタッ

まつり「うわ、ぽ…ポルターガイスト――!」

晃星「そのまま、召されろ…!」

 「やめっ…わっ…しは…あの、男…にぃ…!」

 ガタガタガタァッ
 バタンッ
 パカッ

まつり「【安価下2】」

 1 やっちゃえ、晃星
 2 晃星、ストップ! 何か言ってる!
 3 うげっ、臭いっ…! 冷蔵庫開い――やばいやばい、この臭いやばいから、幽霊後回しで換気だよ!


まつり「うげっ、臭いっ…! 冷蔵庫開い――やばいやばい、この臭いやばいから、幽霊後回しで換気だよ!」

 ペシッ

晃星「邪魔をするな、まつり――臭いっ…!」

 ガチャ

まつり「玄関開放! 晃星、そっちのお部屋開けて!」

晃星「分かった…!」

 バタバタ
 ガララッ
 バンッ

美作「っ…何が、しまっ――」

 「恋次郎ぉぉぉ…!」フワァ-


 【直下 コンマ判定】
 1~3 美作が、祟り殺された…!?
 4~6 晃星がとっさに幽霊へのお祓い攻撃を再開して、一気に逝かせたよ
 7~9 まつりんが止めたよ!!


美作「ひぃぃっ、く、来るな…来るなぁあああああ――――――――――っ!」

晃星「させんぞ、悪霊…!」

 晃星が片手で印を結び、呪文を唱えた。
 美作に迫り、その首をしめにかかっていた幽霊が、再び苦しみ、悶え始める。

 「あ、あああああっ、ああああああああああ―――――――――――――――っ…」

 バシュンッ
 シュゥゥゥ…

晃星「悪霊退散、完了…!」ビシッ

まつり「消えちゃった…」

美作「はっ…はっ…」ダラダラ

晃星「これでもう、大丈夫です。滅したので」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 美作が襲いかかってきた!?
 4~6 突然、美作がまつりん達を猛烈に追い出し始めた
 7~9 まつりんが…見た


美作「ほ…本当か…?」

晃星「ええ」

美作「…だ、だったら、さっさと帰れ! 窓を開けるな…!」グイッ

晃星「っ…何を…!」

美作「いいから、さっさと帰ってくれ…!」

 バンッ

まつり「ちょ、え、何何? そこは、お礼とか言ってくれる流れ――」

晃星「あ、あ、安眠をしたいだけだ…! 一秒でも早く、だ、だから、早く、帰れ、帰れぇええええええええ――――――――――――っ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 追い出された
 4~6 冷蔵庫から飛び出してたものが、目に入った
 7~9 この異常さに晃星の正義レーダーが反応した


 バタムッ…

まつり「…………いきなり、何だったんだろ…?」

晃星「……相当、幽霊に参っていた…のか…?」

まつり「でも、変だったよね?」

晃星「霊的現象で精神的に悪影響が出て、それが襲われたことで一気に爆発をした…とか、だろうか?」

まつり「……でも、幽霊は…退治したんでしょ?」

晃星「まあ、な…」

晃星「……まあいい、無事にこれで怪異は収まるはずだ」


 【安価下2】
 1 いや、何か、怪しくね?
 2 …うーん…じゃあ、そういうことで…?


まつり「……………いや、怪しいって」

晃星「どう、怪しいんだ?」

まつり「あれ、豹変しすぎだよ…」

まつり「ふつー、安堵するものじゃない?」

晃星「そうかも知れないな…」

まつり「でしょ?」

晃星「だが、それだけだろう?」


 【安価下2】
 1 ……うん
 2 怪しかったところを指摘しよう!
   ※自由併記してね!


まつり「冷蔵庫の匂いとか、さ」

晃星「…何か、腐らせていたんじゃないか?」

晃星「部屋の中を見る限り、掃除はあまりしていないようだった」

晃星「だらしがないから、食材を腐らせてしまって、それを掃除するのも嫌がって、ずっと放置…とか」

まつり「でもさあ…?」

まつり「ほら、幽霊ががたがたーってやってた時とか、他のものは揺れる程度だったけど、冷蔵庫だけぶっ倒れて、扉開いたし」

まつり「腐ってたのが…食材じゃ、なかったり…」

晃星「……まさか」

晃星「憶測にすぎないだろう」

まつり「うーん…そうかなあ…?」

まつり「【安価下2】」

 1 …………でも、幽霊が、うそつき、って…言ってたよ? あの人のこと
 2 けど、よそに泊まったら…って提案した時とかさ? 嫌がってたじゃん。物色されたくなかった、とか…
 3 その他、指摘していいよ!
   ※1+2とかなしよ?


まつり「…………でも、幽霊が、うそつき、って…言ってたよ? あの人のこと」

晃星「悪霊の言葉に耳を傾ける必要はない」

晃星「えてして、うらみつらみの曲解と妄言からくる発言に決まってる」

まつり「そんな決めつけ、良くないじゃん」

晃星「いや、悪霊は悪霊だ。人を苦しめているような悪辣な存在の発言などは、信頼性が皆無だ」


 【直下 コンマ判定】(悪霊認定-2)
 1~3 晃星は、何も疑問を持ちませんでした
 4~6 もう一押しして、ダメだったら晃星の説得は諦めよう…
 7~9 まつりん、押し込め!


 スペックに反する晃星の中身よ…

―――――

晃星「さあ、帰るぞ。何はともあれ、怪異は解決だ」

晃星「人を疑うなんてことばかりしていたら、ろくな人間にならないぞ、まつり」

まつり「でも…」

晃星「行くぞ」

 スタスタ

まつり「…」

 チラッ

まつり「………後味が悪いんだよなあ…」


 【安価下2】
 1 やっぱり、何か変だよ!
   A へい、ダディー、ちょっと話聞いてよ!
   B 独楽ちゃーん、ねえねえ、ちょっと聞いて
   C 晃星の説得…むずいかなあ…やっぱり…
 2 …………まあ、いいか…。おでんを食べてほっこりしよう


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻)


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家・客間――

まつり「ねえねえ、独楽ちゃん」

独楽「どうしたの?」

まつり「あのね、昨日の夜なんだけど…」

独楽「っ…」ビックゥゥッ

まつり(あ、幽霊のお話とかしたら、また泡吹いちゃうかも…)


 【安価下2】
 1 いやでも、丸ごと話さないとおかしさが通じないんじゃ…
 2 独楽ちゃんへの相談はよしとこうかな…
   A もういいや
   B ぱぱーん
   C こーせー?
 3 ……幽霊の件を省いて、言動のおかしかったところを伝えてみよう
 4 その他、どう相談する? 具体的に併記してくれると嬉しいな


 【安価下2】
 ようやく登場の父上
 お名前おなしゃす
 もちろん、名字はいらないよ


まつり「ねえ、お父さん」

囁「どうした、まつり?」

まつり「昨日の夜のことなんだけどね?」

まつり「なーんか、変だなあって思ってて…」

囁「…話してごらん」

 ・
 ・
 ・

まつり「――って感じで、何か…変だなあ、って」

まつり「晃星は悪霊なんだから、当然だって聞く耳もってくれないし」

囁「ふむ…なるほど…」

まつり「ねえ、どう思う?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そのままじゃダメだと思うのであれば、自分でがんばってごらんって言われた
 4~6 怪しいね、って同意してもらった
 7~9 冷蔵庫の中身を改める必要があるね、って


囁「まつりの言う通り、確かに奇妙と言うべきか…」

囁「むしろ、何かしら、必ず裏があるように思えてしまう」

まつり「やっぱり?」

囁「しかし物的証拠はなく、幽霊の言葉も証言にはなりえないだろう。晃星が滅してしまったのであれば、尚更だ」

囁「異臭を放っていた冷蔵庫――それが何かしらのカギになるだろう」

囁「その中身を改め、確認をしなければ何も見えない」

まつり「でも、どうやって?」

囁「…………いや、これはもう、まつりや、わたしの手に負う範囲のことではない」

囁「この先にあるのは、十中八九、刑事事件。となれば、あとは警察に任せるべきだろう」

まつり「でも、何の証拠もないんじゃ…」

囁「その真実がどうあれ、突き止めたとしてもまつりには何もできまい?」

まつり「…」

囁「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 囁「それに、お父さんはまつりには、これ以上…この件について、首をつっこんでほしくはない。残酷なことが待ち受けているだろう」
 4~6 囁「……独楽さんに、声をかけておいてあげよう。怖がらせないように、彼女と協力をしてみなさい」
 7~9 囁「分かった、そんな顔はしないでおくれ、まつり。…知り合いの警察官に、話を通してみよう」


囁「……独楽さんに、声をかけておいてあげよう。怖がらせないように、彼女と協力をしてみなさい」

まつり「え?」

囁「あの方は、すごいお人だから」

囁「だが、怖がらせてしまわないように注意を払いなさい。少ししたら声をかけておくから」

まつり「うん…」

まつり「…独楽ちゃん、すごいの…?」

 ・
 ・
 ・

独楽「聞いたよ、まつりちゃん」キリッ

まつり(あ、顔つき変わった…)

独楽「怪しいね、あれは」

まつり「あれ…って?」

独楽「え? 異臭騒ぎでしょ? 冷蔵庫の…」

まつり(幽霊絡みってことは伏せられたのかな…。そうだね、きっと…)

独楽「で、何か考えはあるの? 冷蔵庫を開けさせる方法」

まつり「【安価下2】」

 1 …………何も…
 2 ……押し入って、ぱかってしちゃえば言い逃れできないんじゃないかな、って…
 3 その他、自由台詞


まつり「……押し入って、ぱかってしちゃえば言い逃れできないんじゃないかな、って…」

独楽「でも、多分、開けてくれないね」

まつり「どうして?」

独楽「多分ね、悪臭がするまで放置してたってことは、本人もどうすればいいか分かってないんだよ」

独楽「それで、すでに1回、冷蔵庫が開いちゃったから余計に警戒心を強くしてるよ」

独楽「冷蔵庫を守ることしか頭にないんじゃないかな? だから、まず家には上げないし、居留守だよ」

独楽「無理やりに踏み込んだら、何してくるか分からなくて危険だし」

まつり「…じゃあ、どうしたらいい?」

独楽「独楽ちゃんにお任せあれ!」ドンッ

まつり(何だろう…晃星と違って、ものすごく何故か頼れそう…!)

まつり「ど、どうやるの?」

独楽「…………水戸黄門で言うところの、印籠があるんだよ」

まつり「…印籠?」


 【安価下2】
 1 よし、じゃあすぐ行こう
 2 いやでもさ? 何かあったとして、信じてもらえるの?


 ――東京某所・美作の家――

 コンコン

まつり「こんにちはー」

 シ----ン

まつり「…いないのかな?」

独楽「…電気、動いてるね。いるよ」

まつり「手際がいい…」

独楽「コホン…こんにちはー、異能管理機関ですけどー」

まつり「!?」

独楽「すみません、この近辺で異能犯罪事件が起きていまして、ピンポイントで、ここに用事があるんですー」

独楽「……いらっしゃいませんかー?」

 シ----ン

独楽「では、こっそりお邪魔しますねー」スッ

まつり「え?」

独楽「緊急性がある時は、立入りオーケーなんだよ、機関は。本人がいて、絶対やだー、って言うなら別だけど、留守みたいだから」

 ガチャガチャ

まつり「ピッキング…?」

独楽「ふんふんふーん♪

 ガチャ
 ガンッ

まつり「チェーンだ」

 ノソッ…

美作「…何ですか…?」ジロッ

独楽「あ、いたんですね。じゃあ、良かった。ちょっと、入れてもらえませんか? 調査中でして」

美作「…お断りします」

独楽「いえ、これ、任意じゃないんで。ご協力を」

美作「嫌です」

独楽「ダメなんです。入りますね。あとで、チェーンは弁償しますから」

 ブンッ
 ガァンッ

まつり「素手で、チェーンの金具ごと壊した…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 美作が襲いかかってきた…! そして、グラスパーだっただとう!?
 4~6 美作が包丁で襲いかかってきた…!
 7~9 美作は腰を抜かせた…


美作「は…入ってくる、なぁーっ!」

 美作が、握り締めていた包丁を、ドアをこじ開けた独楽に繰り出した。
 まつりが短い悲鳴を上げるが、独楽は指2本にだけポイントをかけて包丁を挟んで止め、それを取り上げる。

 グイッ
 バンッ

美作「ぐっ…!?」ドサッ

独楽「はい、公務執行妨害。あなたの身柄は、一時的に機関が預かり、然るべき後に警察へ引き渡します」

美作「何を…!」

独楽「あれれー? 何だか臭いなあ、あの冷蔵庫?」

美作「開けるな…!」

独楽「まつりちゃん!」

まつり「ラジャー!」ダッ

 パカッ
 プゥゥゥ-------ン

 ドサッ…

独楽「っ…」

まつり「これ、って――」

美作「あああああああやめろぉおおおおおおおおお――――――――――――――――――――っ!」

独楽「…人が、丸ごと…」

まつり「っぷ…」

独楽「まつりちゃん、出てていいよ。さて、美作さん、お話を…」

美作「お、おおおおっ、おま…お前らもころしてやるぅうううう…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 徳川が現れた…
 4~6 美作がまつりに襲いかかった!
 7~9 美作が独楽ちゃんに襲いかかった――けど、一瞬で制圧された


 パシュンッ…

独楽「アンテナ――」

 パンッ

美作「っ――」ドサッ

まつり「え、えっ…!?」

独楽「サプレッサーに、アンテナ…! まつりちゃん、こっちきて…!」

 パンッ

独楽「そこ…!」

 パシッ

まつり「何、何が起きてるの…!?」

独楽「グラスパー…」

独楽(美作さんは後頭部に一撃で絶命――あの位置に撃ち込める場所と言えば…!)

 独楽が思考を高速回転し、床に転がっていた包丁を蹴り飛ばした。
 包丁が丸まりながら蹴り出されて、ドアの開け放たれていた向こう――向かいの住宅の僅かに開いていた窓の隙間へ入る。

 ガシャアンッ

徳川「機関のトップか――」

 カーテンを巻き込みながら、その窓ガラスが割られて徳川が飛び出してくる。

まつり「あの人…!」

独楽「正当防衛ではない、グラスプスキル、バーニッシュの不正使用で機関が捕縛します」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 独楽ちゃんvs徳川
 4~6 徳川は撤退した
 7~9 独楽ちゃん、さすがやでぇ


徳川「のこのこと長官がデバッてくるのはいい機会だ」

徳川「お前が死ねば、機関はしばらく動けなくなるだろうな――!」

 徳川がナイフを抜いて、独楽に迫る。
 まつりを奥の部屋に避難するよう促してから、独楽が拳銃――ピースメーカーを引き抜いた。

独楽「悪いことにしか異能を使えないから、いつまでもグラスパーへの偏見が消えないのに…!」

 パァンッ

 独楽が発砲するが、徳川がコートですり抜ける。

独楽(コートの習熟はなかなか――。アームを維持したままでいられるとなると、連撃でダメージは与えられない)

徳川「消えろ…!」

 徳川が独楽に殴りかかったが、素早く独楽はその腕を掴んだ。
 そのまま、肩に担ぐようにしながら思いきり床に叩きつけてしまう。

 ドッゴォォンッ

独楽「あ、床抜けちゃった――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 徳川が異能を発動した…! オカルト・アレルギーの独楽ちゃんは卒倒した、ピンチ!!
 4~6 徳川は撤退していった
 7~9 独楽ちゃん、いっけー!


独楽「まあいいや、東京支部の管轄内だし…!」

 バッ

 独楽が叩き落として空けてしまった穴へ飛び込んだ。
 起き上がった徳川がガイアを発動したが、独楽は何もない空を蹴った。

徳川「っ――?」

 ヒュッ
 ドッゴォォォォォッ

 そこにあるはずの空気の塊を収束させ、目に見えぬボールにして蹴り飛ばしていた。
 徳川はそれが何であるかも分からずに直撃し、激しい空気の炸裂とともに吹き飛ばされてしまう。

独楽「がんがんいくよー!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 逃げられた
 4~6 独楽ちゃんの50連シュート!
 7~9 独楽ちゃんの100連シュート!


独楽「50連! シュゥウウウウウ―――――――――――――――――ト!!」

 ズドドドドドドドッ

 独楽が瓦礫や、舞い上がった粉塵、空気、ありとあらゆるものを蹴りまくる。
 吹き飛ばされた徳川に向かって、次々と様々な物体が球体と化してぶつかっていき、激しい破裂音や破壊音が鳴りまくる。

まつり「すっご…」

独楽「これで、どうだぁあああ――――――――――っ!?」

 ドッゴォォォォォォオオオオオオオンッ
 パラパラ…

独楽「ふぅー…大人しく、なってくれたかな?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 幽霊が現れて立ちはだかった! 独楽ちゃんは卒倒した!
 4~6 逃げられた
 7~9 徳川はダメージを負ってる…このままいっちゃうのか!?


 まつりん&独楽ちゃんコンビの運の良さについて…

―――――

徳川「っ…」ボロッ

独楽「頑丈だね」

独楽「反抗の意思がないなら、これで終わらせられるけど…」

徳川「こんなところで…」

独楽「だろうね…」

徳川「神瑠璃独楽…お前を恨む人間は、どれだけいると思う…?」

独楽「どれだけ…?」

徳川「お前が来たせいで、美作恋次郎は死んだ…」

徳川「機関の再編の騒動でも人が死んだはずだな?」

まつり「…?」

独楽「何が言いたいの?」

徳川「いい、撒き餌になりそうだな…」

徳川「戻ってこい、死霊達――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 幽霊さんが、ひとーり、ふたーり、さんにーん…
 4~6 幽霊さんが、ひとーり、ふたーたり…
 7~9 美作が幽霊になってあらわれた…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あかんのが2人、出てきた…
 4~6 美作と、あのコンマ神に愛されたやつが出てきた…
 7~9 美作と、あの愛煙家が出てきた…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ずっと独楽ちゃんを探してた、頼れるあの人が到着した
 奇数 呆気ない最終戦とか言われてた、あのラスボスさんと、コンマ神に愛されて激強かった、あの人が…
 ※0は偶数扱いなんよ


徳川「戻ってこい、死霊達――!」 

 ビュォォォォオオオオオオオッ

 その風は熱を伴い、半壊した壁から吹きすさんだ。
 塵や埃が、その熱気によって燃焼して炎を巻き上げ、さらに吹き続ける風が炎を閉じ込めて徳川を包み込む。

 シュゴォォォォッ

独楽「うわ、熱っ――」

 徳川が異能を発動する、刹那の差だった。
 影が飛び込んできて、炎に閉ざされた徳川をバーニッシュ・インクリースのかかったナイフで両断する――。

 スパァン

徳川「ぐっ、邪魔を――」

颯「コートか、ただのザコじゃないようだな」ザッ

独楽「颯さん…!?」

颯「話は後回しにしておいてやる。まずは、そこの身の程知らずをぶち殺す」

独楽「殺しちゃダメですってば!」

颯「言葉のあやだ」

徳川「状況は、悪いか…」ジリ

颯「逃げられると思うなよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 魑魅魍魎を呼び出して、徳川が逃げた。追おうとした颯さんだけど、独楽ちゃんがぶっ倒れたので断念
 6~9 幽霊を出して足止めしようとした徳川だったけど、颯さんのブリューナクで切り裂かれた。でも結局逃げられちった



徳川「畜生でいい、蘇れ――!」

 ズォォォォッ…

颯「何だ、これは…?」

まつり「魑魅、魍魎…? ううん、動物の霊魂…?」

独楽「れ…い、こ…ん――?」ブワァァァッ ←全身にマッハ鳥肌

独楽「っ――」ブクブク

 バタッ

颯「おい、独楽」

 バッ

徳川「ここは預けてやる…!」

颯「チッ…独楽、何を吹いてる?」ペシッ

独楽「」

まつり「こ、独楽ちゃーん!」

颯「…次は殺す――」ギリッ


 【安価下2】
 1 独楽ちゃんは颯さんに連れてかれた。仕事が溜まってるからって
 2 独楽ちゃんをお家まで連れ帰って、颯さんもついてきた


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻)
 轟囁:父上 神主
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:異能管理機関職員


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家・居間――

独楽「ん…うぅん…」

まつり「あ、起きた? だいじょぶ?」

独楽「おばけがっ――」ガバッ

独楽「お、おば…オバケ、オバケがぁぁっ…」ギュゥッ

 ブルブル

まつり「ここにはいないよ?」

独楽「ほんと…?」グスン

まつり「うん。御狐様もいるし」

颯「独楽」バンッ

独楽「あ、颯さん…」

颯「こんなところにいたのか、ずっと探していたのに見つからないわけだ」

独楽「…ごめんなさい…」

颯「ロンドンへ戻るぞ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しゅんとしながら独楽ちゃんが帰っちゃった…
 4~6 嫌そうな独楽ちゃん
 7~9 断固拒否する独楽ちゃん


独楽「う…そ、それ、は…その…」ブルブル

颯「…何だ?」

独楽「…あの、ほら…その、ですね…」

颯「はっきり言え、殺すぞ」ギロッ

まつり(怖っ…この人、怖いっ…!)

独楽「だ…だ、だってぇ…だって、今、都内のどこにも…オバケ出るって…」

独楽「だから、怖いし…出歩きたくないし…ここから離れたら、絶対出るし…」

独楽「ハッ――い、いやあの、オバケなんて信じてない! 全然信じてないけど、でもでも、こう、背筋がぶるって!」

独楽「だ、だから、ここならご利益あるはずだから…! それまでは…!」

颯「そんな理由で、仕事を放棄するのか?」

独楽「うっ…良くないのは分かってる、んだ…けれど…でも、颯さん…分かってよ!」

独楽「虫がたくさん、そこら中にいるようなもんなんだよ!?」

颯「」サ----

独楽「ねっ、怖いよね? 怖いですよねっ?」

颯「そ、そそそそれとはこここれはべべべつにかかかんけ…関係ななない…」

独楽「普段いないはずのが! ぶんぶんと! うじゃうじゃと! 飛び回ってるんですよ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 颯さんが想像だけで失神した
 4~6 颯さんがぶるぶると震え始めた
 7~9 異能管理機関(臨時)長官執務室が綱野杜神社轟家の客間に設けられた


独楽「だから帰るのムリなんですよ…!」

颯「…」ブルッ

颯「………だ、だったら、どうするつもりだ?」

独楽「……………こ、ここを、執務室にしてもらって…」

独楽「まつりちゃん、ダメ!?」ガバッ

まつり「へっ…? あ、でも…お父さんが…」

囁「話は聞きました。いいでしょう」

まつり「いいんだ…?」

独楽「ありがとうございます…」ペコペコ

颯「…チッ…だったら、ここできっちり仕事をしろ」

独楽「颯さん、どこか行くの?」

颯「お前の尻拭いだ。邪魔をした」

 スタスタ


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 0/200
 2 コミュ
 3 美作の事件について…
 4 その他、自由行動


まつり「何だか、色々あったなあ…」

まつり「…ていうか、あのグラスパーの人、何でまた出てきたんだろ…?」

 コンコン

まつり「はーい?」

 ガチャッ

独楽「まつりちゃん、あの、美作さんて人のことなんだけど…聞きたい?」

まつり「あ、そういえば…」

独楽「……すごく、嫌な話だけど…」


 【安価下2】
 1 聞くしかないっしょ
 2 ………や、やめとこうかな…?


まつり「聞くよ」

独楽「…そっか」

独楽「美作恋次郎さんはね、交際してた女の人がいたんだって」

独楽「その相手の人は…3週間前から、誰とも連絡がつかなくなってて、家族の人が捜索願を出してたの」

まつり「…」

独楽「…もう、察しはついてると思うけど、冷蔵庫の中に、切断されて入ってたのが…その女の人」

まつり(あの、幽霊さん…)

独楽「でも、美作さんは殺されちゃったから…本当に、あの人が殺しちゃったのかは、分からない…」

独楽「状況証拠としては、あり得ないし、言動も証言できるから…間違いはないんだろうけど」

独楽「……それだけ、なんだけどね…」

独楽「そんなことが…起きてたんだって…」

まつり(幽霊さんは、それを恨んで、あの人にのしかかってた、のかな…?)

まつり(心当たりはそれしかないけど、どうにもできなくて、だから御狐様にお祈りにきて…)

まつり(晃星が幽霊さんを問答無用で滅しちゃったせいで…悲しいまま、だったのかな…?)

まつり「…うん、ありがとう、独楽ちゃん…」

独楽「……………こんな悲しいこと、なくなればいいのにね…」

まつり「うん…」

まつり(…幽霊さんが、あの夜、あの人にのしかからないで、あたし達の前に出てきたのは…そのことを訴えるためだったのかな…?)

まつり(だから、冷蔵庫を開けて…気づかせようとして…)

まつり「…」

まつり(晃星が…決めつけたから…。ううん、止めきれなかったから…あたしのせいでも、あるんだろうな…)

まつり「…何だか、やるせないね…」

独楽「そうだね…」



―――――

 一旦、ここまでっす
 ありがとうございました


 皆様、そんなに>>1000がほしいですか…
 じゃあ、ワンチャンだけ…やりますかね

 ↓1~5
 >>1000の代わりに、範囲内でゾロ目が出たら採用…するかも?
 内容によってはね、申し訳ありませんとなるかも知れないけれどもね
 複数、ゾロ目が出たら、数字が高い順で。11<00ってことで!


 でるもんなんですね(白目
 明とお嬢かぁ…お嬢はまあ、フットワーク軽くできるんだけどもねえ…

 でもって、明さんがくるってことは…
 色々とまあ、一緒に絡んできかねないからねえ…うん


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「おっでーん~♪」

まつり「おっでーん~♪」

まつり「おっで、んー、はー、おいしいよ~♪」

まつり「ふんふんふふ~ん♪」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 怪事件起こりすぎィ!!
 4~6 平和
 7~9 誰かくる?


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ビッチがやって来た
 4~6 やこたん
 7~9 あきらさーん!


リダ「ああああっ!?」ダッ

まつり「?」

まつり(外人さんだ…)

リダ「こ、これが…日本の、巫女さんっ!」タタタッ

まつり「どうも~。日本語、お上手なんですね。…おでん、食べますか?」

リダ「巫女は、処女ってほんと!?」

まつり「」

リダ「てことは、まだまだそういう経験したことないんだよね?」

リダ「て、ゆーことはっ…ぐへっ…ぐへへへへ…」

まつり「え、えーと…?」ジリ



 【安価下1】
 1 逃げる
 2 こーせー! ビッチがいるよー!
 3 食べごろのあったかさのおでんをリダのお口につっこんじゃう
   ※つっこみたいおでん種あれば、併記
 4 その他、自由行動


リダ「だいじょぶ、すぐに良くなっちゃうか――」

まつり「110円ね!」バッ

 ズボッ

リダ「ふわっ…あん…/// こんなにあったかくて、おいしいにくぼー、はじめてぇ…///」

 ジュボッ
 ジュボボッ

まつり(この人、絶対に関わっちゃいけない感じだー!)

独楽「リダ、何してるのっ!?」

リダ「はむ、ちゅるっ…んふっ…」

リダ「あ、こまちゃーん♪」モグモグ

 ゴクン

リダ「おいしかった♡」

まつり「独楽ちゃんの、お知り合い…?」

リダ「あ、そっか。独楽ちゃん、ここにお世話になってるんだもんね」

リダ「お知り合いだったよね。はじめまして、独楽ちゃんの秘書の、リダちゃんですっ♡」キャピッ

まつり「…ひ、秘書…って、外国だとスラングなの…?」

独楽「違うよ」

リダ「秘書だから、あたしもここでお世話になるね」

独楽「うん、リダは近くにホテルでも取って泊まってね」

リダ「ええーっ!? 折角、独楽ちゃんと一緒のお部屋で眠れると思って、色々持ってきたのに!」

独楽「だーめ」

リダ「でも、ガードが硬い独楽ちゃんも、大好きっ」ギュッ

独楽「もぉー…」

リダ「あと、このふつーサイズのおっぱいも」モミッ

独楽「ダメだってばー…」

まつり(…外国人って、奔放だ!)



 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 0/200
 2 コミュ
 3 おでん屋台の店番
 4 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 ポイント 122/100

ポイントってどういう効果がありましたっけ


 ポイント 178/100

まつり「今日は、あんまり売れないなあ…」

<こーん

まつり「あ、コン吉。どうしたの?」ナデ

コン吉「…」ジィッ

まつり「また、お揚げほしいの? だーめ、さっきあげたでしょ」

コン吉「くぅん」

まつり「…しかたないなあ…」

まつり「じゃあ、おつゆに投入前のはんぺんをあげよう。おたべ」

コン吉「こーん!」パクッ


 【安価下1】
 1 コミュ
 2 おでん屋待機
 3 その他、自由行動


 >>153 一部分だけの自分の体の強化っす。全体版がアームになりまする

―――――

まつり「…暇だなあ…」

まつり「おーでん~、おーでん~、おーでん~はー、あつあつよ~♪」

まつり「あーあつあーつが、おーいしいーよ~♪」

まつり「はふはふもぐもぐおっいしいよ~♪」

まつり「…」

まつり「…暇だ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 暇だった
 4~6 独楽ちゃんが仕事の合間に、ちょくちょく、おでんをつまみにくる
 7~9 また誰かきた?


まつり「あんまり、売れなかったなあ…」

まつり「暇だったし…」

まつり「いつの間にか、コン太郎からコン六郎までが足元ですやすや寝ちゃってるし…」

まつり「まあでも、平和が一番だよねえ…」

 パクッ
 モグモグ

まつり「今日もちくわぶが1番おいしい…」



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 轟囁:父上 神主
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ



―――――

 今夜の本編はここまでっす
 ありがとうございました


 久々に、サブエピやります?

 【安価下1】
 1 いらん、オマケでも投下しておれ
 2 明ママの家庭日誌
 3 独楽が往く!


 独楽が往く!
 前回のあらすじ
 ママンに言われて、日本の社交界に来たら勝手に用意されてた婚約者候補があらわれた!
 でもって、惚れられてリクとさんざん比較をされて困り顔をしてたんだけど、リクが放った言葉でこまちゃんが、おこになった
 そいで、独楽ちゃんは「別れる」と宣言
 果たして、どうなってしまうのか…


 【安価下1】
 独楽が往く!
 1 ~天海地とのデートだと!?~
 2 ~リクに別れるって言ったのに、引き止められなかった件について~
 3 ~落ち込みながらもお仕事に励んでる独楽ちゃん~


 ――独楽が往く!~何が大切?~――

 カリカリカリ…

独楽「…」

 コンコン
 ガチャ

リダ「独楽ちゃーん、お仕事もってきたよ♡」

独楽「はいこれ、あった分、全部ね」ドサドサドサァッ

リダ「独楽ちゃん…お仕事早すぎ…」

リダ「社交界から帰ってから、ずっと、そんな調子じゃない?」

リダ「あれから、何もないの?」

独楽「何もない…」

独楽「リクにさ? 別れる、って言ったの」

リダ「で、で?」

独楽「そしたら…」

リク『うん、分かった』

リク『でも独楽ちゃん…幸せになってね


 キーボードは、ちゃんとしたものを選んだ方が絶対にイイ by >>1

―――――

 ――独楽が往く!~何が大切?~――

 カリカリカリ…

独楽「…」

 コンコン
 ガチャ

リダ「独楽ちゃーん、お仕事もってきたよ♡」

独楽「はいこれ、あった分、全部ね」ドサドサドサァッ

リダ「独楽ちゃん…お仕事早すぎ…」

リダ「社交界から帰ってから、ずっと、そんな調子じゃない?」

リダ「あれから、何もないの?」

独楽「何もない…」

独楽「リクにさ? 別れる、って言ったの」

リダ「で、で?」

独楽「そしたら…」

リク『うん、分かった』

リク『でも独楽ちゃん…幸せになってね』

独楽「――だって!」

独楽「もぉぉぉ…」プンプン

リダ「それで…」

独楽「それっきり!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ビッチに、新しい出会いを探しにいこう!って言われた
 4~6 そして、職場にかかってくる、天海地からのラブコール…
 7~9 お家に帰ってる途中…人と会ったよ


リダ「まあまあ、でも独楽ちゃん、かわいいからすぐに新しい彼氏とかできるって!」

独楽「もういらないもん」

独楽「それちょうだい。終わらせてもう帰るから」

リダ「あーあ、ひねくれちゃって…。でも、そういう独楽ちゃんも、かわいいっ」ギュッ

独楽「そういう気分じゃないから、めっ」グイッ

リダ「あうー、意地悪ぅ~」

 ――で、帰り道

独楽「…はぁ…」

独楽「…引き止めてくれていいのに…。そうじゃなくても、あんなにあっさりしなくていいのに…」ブツブツ

 スタスタ

独楽「だいたい、何、もう…」

独楽「どうして年収数十億とか…何で隠して…ヒモ同然で…」

独楽「荷物とか、起きっぱなしでどっか行って戻ってもこないし…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 言子と会った
 4~6 湊がきてた
 7~9 明さーん!


 スタスタ

独楽「あーあ、何か、むなしい…」

 チョンチョン

独楽「?」クルッ

明「こんばんは」

独楽「あれ、明さん?」

明「会えて良かったです、独楽さん」

独楽「何で、ロンドンに…?」

明「イタリアで、ジェラートの品評会がありまして、審査員として出ていたんです」

明「それでついでに、湊からリクが独楽さんのところでどうしてるか心配してたので、様子を見に伺いました」

独楽「…」

明「どうかしましたか?」

独楽「…もう、リクとは別れちゃって…」

明「…リクと、別れた…? 何でですか? あんなに仲睦まじく…」

独楽「聞いてくれますか、明さん!?」

明「え、ええ…いいですけれど…」

 ――で

独楽「――っていうことがあって、それでもう、怒っちゃって…」

独楽「そんな…リク、それくらいにしか、わたしのこと想ってないんだ、とか…悲しかったし…」

独楽「で、別れるって言ったら、あっさりリクは引き下がっちゃうしで…もう、幻滅しちゃって…」

明「なるほど…」

独楽「【安価下1】」

 1 あれから、何だかずっと、もやもやしてて、気分も良くないですし…
 2 明さん…社長と、喧嘩とかしますか…?
 3 その他、自由台詞・相談


独楽「明さん…社長と、喧嘩とかしますか…?」

明「喧嘩…というのは、ないですね…」

独楽「ないんですか?」

明「たまに、いらっとくることはありますが、主導権は完璧にわたしが握っているので」キリッ

独楽「かっこいい…」

明「それに律はぞっこんですからね、わたしに」

独楽「羨ましい…」

明「…いえ、リクも独楽さんにぞっこんですよ」

独楽「でも、それだったら、本当は…」

明「ただ、リクは…身を引くことに抵抗がありませんからね」

明「自己犠牲的と言うか、欲がない…とでも言うか…」

独楽「…」

明「強い執着というものが、彼には欠けているんですよ」

明「だからリクは、自分自身が身を引くことで他の誰かが救われるのなら…と、そういう思考に辿り着くんじゃないでしょうか」

明「その、独楽さんのお母さんが連れてきたという方のために、と」

独楽「…だけど、それって…執着されなかった、っていうことだし…」

独楽「それだけ、別に好きでも何でもなかったんじゃないかって、どうしても…思っちゃうんです…」

明「…では、どうしたいんですか?」

独楽「どう…って…?」

明「ずっと、そうしてもやもやしていることが嫌なのか…」

明「それとも、リクとまたよりを戻したいのか…」

明「もしくはリクに執着されるようになりたいのか、そのどれでもないのか」

明「相談に乗ることはできますが、どうしたいのかが分からないと、わたしも手の打ちようがありませんから」

独楽「…」

独楽「わたしは…」

独楽「【安価下1】」

 1 もう…リクのこと、吹っ切りたい…ですけど…
 2 ……………リクが、どれくらい、わたしのこと好きだったのか、分からないから…それを、確かめたいっていうか…
 3 その他、自由台詞


独楽「……………リクが、どれくらい、わたしのこと好きだったのか、分からないから…それを、確かめたいっていうか…」

明「…不安には、なりますよね」

明「よく分かります。わたしも、そういう経験はありますし」

独楽「明さん…」

明「では、確かめてみましょう」

明「しかし、リクは…あの通りですから、どんな結果になるかは、分かりませんよ?」

独楽「はい」

明「さて、では…どう確かめましょうか…」


 【安価下1】
 1 明と独楽、両方から同時に、別々の場所で助けてコールをした時、どっちに来るか…
 2 面と向かって話し合うしかないんじゃね? 間には明さんが入ってくれるって!
 3 その他、妙案求む!!


 ――英国・ロンドン・パブ

 カラン

明「リク、こっちです」フリフリ

リク「あ、独楽ちゃん! 久しぶり、大丈夫? ちょっと、痩せた? あと明も、久しぶり」

リク「…明は、少し太った?」

明「」

独楽「…」ムスゥッ

リク「…?」

明「…ま、まあ…太ってはいませんが、少し、ジェラートを食べ過ぎただけですから」

明「とりあえず、リク、お話があります」

リク「うん」

独楽「…」フイッ

明「…」チラッ

明(不審感がありますねえ…。リクは、何も変わらないと言うか…)

明(さて、一体、どう取り繕えばいいものか…)

リク「独楽ちゃん、ご飯ちゃんと食べてる?」

独楽「食べるもん。リクに心配されなくても平気だもん」

リク「…そう? ならいいんだけど」

独楽「【安価下1】」

 1 ねえリク、わたしのこと、どれくらい好きだった?
 2 …何でさ、リクって年収40億円? とか隠してたの?
 3 その他、自由台詞


独楽「ねえリク、わたしのこと、どれくらい好きだった?」

明(おや、わたしが切り出すまでもなく…)

リク「…すごく」

独楽「具体的には?」

リク「顔知ってる人だと、一番」

独楽「…ほんとに?」

リク「うん」

明「まあ、口ではどうとでも言えますがね」

独楽「うん」

リク「じゃあ、これくらい?」スッ ←腕を広げた

独楽「それは、その幅の長さ分? それとも、その腕で示した範囲の体積分?」

明「大事ですね」

リク「…?」

リク「うーん…じゃあ…」

明「まあ、冗談はその程度にしておいて…」

独楽「えっ?」

明「え? …まあ、しておいて、です」

明「例えばの話です、リク」

明「湊が腰を悪くして、湊風が営業できなくなってしまったとしましょう。立てないくらい、重傷としましょう」

明「その上で、独楽さんがさらに、足を骨折してしまって、治るまでとても生活が不便になってしまったとします」

明「リクは、どっちを助けますか?」

独楽「…」ジィッ

リク「湊と、独楽ちゃん?」


 【直下 コンマ判定】(?の理由-2)
 1~5 湊だって
 6~0 独楽ちゃんだって


リク「湊」

独楽「!」ガタッ

明「まあまあ、おさえて…。リク、それは何故ですか?」

リク「湊は体を使うお仕事だし、お店閉めちゃったら仕入れてた食材とかもダメにしちゃうし」

独楽「リクは、わたしより湊さんの方が好きなんじゃん…」

リク「両方好きだよ?」

独楽「じゃあ1番じゃないじゃん」

リク「1番は独楽ちゃんだよ」

明「独楽さん、とりあえずお話を聞きましょう」

独楽「でも、これ以上聞いたって…」

リク「…」

リク「独楽ちゃん…何で、怒っちゃうの…?」

独楽「っ…!」

独楽「【安価下1】」

 1 だって、リクが悪いんじゃん!
 2 わたしだってリクのこと好きなのに、リクは別の人を優先するんだもん! そんなの…やだよ…
 3 その他、自由台詞


独楽「わたしだってリクのこと好きなのに、リクは別の人を優先するんだもん! そんなの…やだよ…」

独楽「リクのバカ!」

リク「…独楽ちゃん…」

明「…リクの言葉を、そのままに受け止めれば、リクが口で、好きだと言ってもそうは受け取れないんですよ」

独楽「年収とか、すごいのにデートとか、プレゼントくらいしかくれないし…」

独楽「すごく嬉しいけど、一緒のお家で住んでるのにそれだけで…わたしなんか、長官って言ってもお給料は、年収700万円くらいだし…」

明(そう言えば、自分が長官になってから給料の引き下げをしたんでしたっけ…?)

独楽「普段、どこで何をしてるかも教えてくれないし、わたし、リクの恋人だったのに…いきなり出てきた人のために身を引くとか…」

独楽「裏切られた気分だもん…」

リク「…ごめんなさい…」

独楽「謝られても、どうにもならないもん…」

独楽「リクは、1番にしてくれないし…」

明「…何か、弁明はないんですか?」

独楽「…信じないもん」フイッ

リク「…」

リク「僕は、独楽ちゃんのこと、まだ大好きだよ?」

独楽「じゃあ、何で…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 リク「正義の味方だから…」独楽「それが、リクの正義なの? 裏切ってるんだよ…?」
 4~6 リク「だって、独楽ちゃんのこと…心配させちゃう」
 7~9 リク「独楽ちゃんは、強いから。それに、独楽ちゃんのこと信じてるもん。絶対、独楽ちゃんはどんなことあっても、負けないって」



リク「正義の味方だから…」

独楽「それが、リクの正義なの? 裏切ってるんだよ…?」

独楽「正義の味方は、恋人も犠牲にするの? リクは、そういう正義の味方なの?」

リク「それは――」

独楽「たくさん、困ってる人を助けるリクのことは、尊敬してるよ」

独楽「どこにでも行って、どんなことだって、どんな人だって、助けてあげてる」

独楽「そういうリクのこと、好き」

独楽「だけど…じゃあ、リクは、正義の味方でしかいられないの?」

リク「えっ…?」

独楽「それしか、ないの?」

リク「…それしか…?」

明「…」

独楽「正義の味方のリクと、わたしの恋人だったリクは…別物じゃないの?」

独楽「分かってるよ、365日24時間、年中無休でリクは正義の味方なんでしょう?」

独楽「だけど、そんなの…そんなのって、寂しいもん…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 リク「…ごめん、独楽ちゃん…」
 4~6 リク「だって…それが、僕の正義の味方だから…」
 7~9 リク「…独楽ちゃんは…やだ…? 僕が、正義の味方なの…」


リク「…ごめん、独楽ちゃん…」

独楽「っ…」ガタッ

明「独楽さん――」

独楽「やっぱり、ムリ…」

独楽「リクが持ってる、その正義には…ついていけない」

リク「…」

独楽「…ばいばい、リク」

独楽「もう…いいよ…」

 スタスタ

明「独楽さんっ…!」ガタッ

リク「あっ…独楽ちゃ…」グッ

明「っ…リク、しばらく待っててくださいね」

明「あと…独楽さんの言ってたこと、よく考えてください?」

 バタバタ

リク「…正義の味方だけでしか…いられない…」

リク「……それ、以外の…僕…?」

 ・
 ・
 ・

明「独楽さんっ…」パシッ

独楽「…ごめんなさい、明さん…」

独楽「折角…色々、してくれたのに…。結局、こんな形で…」

明「何と言えばいいか、はっきりしませんが…」

明「あなたが、今、憤っていることは…間違ってはいないことでしょう」

明「しかし、それをそのまま抱えているのは、誰も幸せにはならないかも知れません」

明「…あなたのためにも、そして…リクのためにも」

独楽「…」

明「けれど、気持ちがいっぱいになって吐き出す方法が分からないのなら、いつでも連絡をしてください」

明「抱え込まずに、吐き出してくださいね」

明「…あなたは賢明で、心も丈夫ですから、それだけ耐えることもできるでしょう」

明「ですが、堪える必要のないことだってありますから」

独楽「…今は…ひとりになりたいです…」

独楽「ありがとうございました…」ペコッ

 スタスタ

明「…」

明「……誤った選択はしないと、信じていますよ」


                                         独楽が往く! ――――― To Be Continued




 何でこうなるんや!?
 コンマ神はこまりくを認めてへんかったのか!?

 とりあえず、今夜の安価・コンマはここまでっす
 ありがとうございました


 ――オマケ・ふわふわのもふもふなのです――

まつり「ふわぁぁぁ…眠い…」ヨタヨタ

まつり「歯磨きしなきゃ…ん…? おはよ、こーせー…」

晃星「んぅ…」ウツラウツラ

まつり「…ねぼけてるの…?」

晃星「耳の…裏が…いい…」ウツラウツラ

まつり「…」ボフンッ

まつり「わっ!」

晃星「…」ジィッ

まつり(あ、しくじった…ねぼけすぎてて、驚きもしないとか…)

晃星「…………まつりんっ…!」ガバッ

まつり「ひゃっ…こ、晃星っ…!?」

晃星「もふもふもふもふ…」

まつり「やっ…だめ、そこ…尻尾の、付け根は…///」

晃星「さすさすさすさす…」

まつり「尻尾にほおずりしないでぇっ…///」

晃星「ふわふわぁ…」

まつり「ちょっと、晃星、起きてってば、ねーえー」グイグイ

晃星「んぅぅ…」ヨロッ

まつり「へっ、ちょ、重っ…そのまま寝ないでってば――」ヨロッ

 ドタッ

まつり「痛いぃ…」

晃星「もふもふぅ…」スヤスヤ

まつり「こーせー…」

晃星「Zzz…」

まつり「…んもー…」

まつり「歯磨きしようと思ってたのに…。とりあえず、部屋まで連れてかないと」ヒョイッ ←尻尾で持ち上げた

まつり(尻尾の方が腕よりも力持ちって、何かおかしい気もするけど…まあいっか)

 スタスタ

まつり「えいっ」

 ボフッ
 ゴロンッ

晃星「ふわふわぁ…」スゥスゥ

まつり「どんな夢見てるんだろ…。歯磨き、歯磨――」

 グイッ

まつり「うわっ」ボフッ

晃星「Zzz…」ギュゥゥ

まつり「こーせー…放してってば…。ふわぁぁ…んー…眠くなってき…た…」スヤァ


 満面のとろけた幸せそうな笑みのまま眠る晃星と、抱きかかえられて苦しげな顔で眠るまつり。
 そして、勝手に入ってきたコン太郎以下コン六郎までもが一緒になり、晃星のお部屋はしばらく獣臭かったそうです――。


 ――オマケ・知らぬが仏?――

 キョロキョロ
 ソソソ…
 バタム

凪「…よしっ」

凪「…まさか、ちゃんと交換日記に応じてくれるなんて…」

凪「…」ドキドキ

凪「何…書いてもらえたんだろ…?」ソワソワ

凪「…でも、迷惑とか書かれたら、やだかも…。いやでも、返してくれたんだし…返事は、書いてくれたんだし…そんな、後ろ向きじゃ…」

凪「ああああでも、でもっ…絶対あのコ、モテるだろうし…むしろ、俺なんか眼中にないとか…」

凪「どころか、遊んでる感じで、これを晒して見せびらかして…調子に乗せにかかってきてたり…いやいやいや、そんな…」

凪「…」

凪「…で、でも…見てみないと、何にも…なんない、し…」ソロ-

凪「いざ…」パラッ

 ○月○日
 はじめまして、紫藤凪です。しどうなぎ、と読みます。
 この前は、いきなりごめんなさい。戸惑ったと思います。
 仲良くなってください。ゆくゆくは…一緒に手を繋いで、おでかけができたらいいと思っています。      おわり

凪「…って、これ、俺が書いたとこじゃん…」

凪「っ…透けて、このページの裏に、何か書いてあるのが見える…!」

凪「…こ、今度こそ…いざ…」ペラッ

 ○月×日
 はじめまして。
 正直、すごく戸惑っています。
 凪くんはきっと、誤解をしています。
 それというのも実は

凪「…え、途中で、何かこぼれてて、読めなくなってる…!?」

凪「何で…何でなの…? 誤解…? 実は、何…? て言うか、この字、何か機械みたいに綺麗…」

凪「いやそれより…何だ…? 実は…実は、って…? 実は男、とか…? ありえない」

凪「実は…カレシがいるとか…? どうしよう…。いやでも…俺、天宮高校だし、運動もいけるし、背はあれだけど、いけるんじゃね…?」

凪「いける、絶対いける…。交換日記応じてくれてるし…」

凪「あとは、何だろ…? 実は…そうだ、『実はあなたが思ってるような、いい女の子じゃない』――これだっ」

凪「何か、後ろめたいことをしちゃってて、だから…こう、根はきっといいコなのに、必要以上に自虐的とか、そういう感じで…」

凪「だったら、励ましてあげないと…。えーと…お返事、ありがとうございます…俺は、きみがどんな女の子でも…いや、これは重い?」

凪「…そしたら、むしろ、そういう風なのが、逆に余計、好感…好感って言葉は、堅苦しいから、す、ストレートに…も、もっと好きに…」カキカキ

 ――で

怜「どうしよう…」←頭抱えてる

朋羅「あら、どうしたの、怜きゅん」

怜「…ものこぼしたの忘れてて、そのままうっかり渡しちゃって…さらに誤解が…これで書いて伝えるはずだったのに…」

怜「しかも、それが奥ゆかしいとか、そこが好きとか…アプローチが割と、ストレート…。どうしよう…突き通した方が、いい…?」

朋羅「そういう時はね、悪いけれど相手がいるからって、アピールしときなさい? 知り合って間もないならバレないわよ」

怜「嘘は、ちょっと…。そうだ、好きな人がいるって、ちゃんと伝えれば…! えっと…好きな、人がいるので…あなたの気持ちには…」カキカキ


 うっかり、本当は男であることを明記せぬまま、「好きな人がいる」とのワードを怜は書きました。
 うきうきで返事をもらった凪は、返事を見て、障害のある恋に、本当の障害を知らぬまま、さらに熱意を持ってしまいましたとさ――。


 ――オマケ・迷走は続く――

フラン「それにしても…本当に女の子みたいだな」

怜「男の子ですぅー」ムスッ

フラン「でも、かわいいぞ?」

怜「…最近、その手のこと言われて、嬉しく思っちゃう自分がやだ…」orz

フラン「元気出せ、怜! 怜はどんな格好をしても似合うってことだ、いいことだぞ!」

フラン「それにどんな怜だって、怜は俺の友達だからな!」

怜「フラン…」

フラン「それで、何で、遊園地に来たんだ?」

怜「…神子と来た時、参考にしようと思って」

フラン「でも、男同士で、デートのシミュレーションになるのか…?」

怜「そこはどうにか…。下見くらいでも、いいから」

フラン「そうか! じゃあ、いっぱい遊ぼうな!」

怜(フランがつきあってくれて良かった…。朋羅さんじゃムリだし、御門が来てくれるはずないし、魁とじゃシミュレートにならないし…)

怜「うん、いっぱい遊ぼうね」

 ――で

フラン「うわー、濡れたなあ…ちょびっと」

怜「先頭の右側は、水かぶっちゃうな…」ポタポタ ←ずぶ濡れ

フラン「怜、大丈夫か!?」

怜「うっかり、避けたりしないで全部受けちゃって…」

フラン「服、服が透けてるぞ!」

怜「別にいいよ、見られて困ることないし、男同士でしょ、そもそも」

フラン「あっ、そう言えばそうだった…。かっこのせいか、女の子に見えちゃって」

怜「そうだ、実際に女の子として振る舞って、フランとデートシミュレーションをすれば、問題点が浮き彫りになって、それを解決できれば…」

怜「フラン、ふりでいいから、お願いねっ♡」ダキッ ←声色変えた

フラン「お、おう…何か、どきってした…」

怜「次、いこっ」

 ――で

怜「シミュレートにつきあってくれたお礼だから、何でも食べていいよ」

フラン「じゃあ、いっぱい食べるからな。すみませーん」

店員「お待たせいたしました。本日、カップル限定メニューの、ラブラブプレートを通常2800円のところ、980円で提供しています」

店員「もしよろしければ、いかがですか?」

怜「えっ…?」

フラン「ん…?」

店員「どうかされましたか?」

怜「…僕、男です///」

店員「えっ…あ、す…すみませんっ…! でも…お似合いです/// 良ければ、ラブラブプレート、ご提供しますけど…」←腐ってた

フラン「だってさ、怜。どうするっ?」

 深く考えずに嬉しそうにしちゃうフランに「やだ」が言えず、怜は腐ってた店員さんに目を輝かせられました。
 そして出されたラブラブプレートをつっつきながら、地味にこのお料理の味見ができたことを喜んでしまう怜でしたとさ。


 では、いきまするぞよ?

 【直下 コンマ判定】
 1~3 怪事件が起きたやで
 4~6 お暇な毎日なんやで
  7  今日も境内に住み着いてる狐が、まつりんにたかりにきてるで
  8  お嬢様然としてる人と、その付き人然としてる2人組が参拝にきてたやで
  9  おでんを売ってたら、アイスはないの?って声をかけられたんやで


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「紅葉はまだ先だなあ…」

まつり「冷えてくれば、おでんもよく売れるのに…」

まつり「年中、真冬だったらいいなあ…」

 スタスタ

晃星「まつり」

まつり「あ、晃星。今日は何にする? あ、ジャガイモとか、どうかなって入れてみたんだ。どうどう?」

晃星「…じゃあ、ジャガイモ」

まつり「はい、90円ね」

晃星「また、怪異が起きたぞ」

まつり「またかぁ…」


 【安価下2】
 どんな怪事件かな?
 1 実態のない、殺人鬼。東京のジャック・ザ・リッパー事件?
 2 夜中になると、「さむらーい…さむーらい…」と謎の声がして、傘とか持ってる男性が襲撃される事件。それ、怪事件?
 3 その他、どんながええんや?
 ※関わらない方がいいものとかも、混じってたりするから気をつけてね☆


晃星「女性を狙って、臓器を奪い去っていく、凄惨な殺人事件だ」

まつり「それ、怪事件?」

晃星「ああ。誰もいないのに、まるで透明人間に襲われたかのように女性が殺されてしまったらしい」

晃星「しかもだ、機関が異能犯罪者の絡んだ事件ではないかと乗り出したが、アンテナには引っかからなかったらしい」

晃星「だからグラスプスキルのステルスを使った殺人でもない」

晃星「となれば…これは、怪異だ」

まつり「…でもそれさ、すっごい危険じゃん」

まつり「自殺に追い込まれるとか、寝てたらのしかかってくる、なんてレベルじゃないよ」

晃星「そうだ、あまりにも危険すぎる」

晃星「だからこそ、早期に解決し、悪霊を祓わなければならない」

まつり「…相変わらず、ノリノリだ…」


 【安価下2】
 1 とりあえず、その現場を見てみますか
 2 なに、その事件を目撃した人と話せる? うーん…まあ、じゃあ一応聞いとく?
 3 その他、どうする!?


 【直下 コンマ判定】
 1~3 警察官
 4~6 目撃したのは、あの、使えるようで使えなさそうだけど、とりあえず鉄の精神性を持つ、あいつ
 7~9 喋ると色々と残念になっちゃうという、あの人


晃星「機関の、碧石さんだ」

碧石「…碧石だ」

まつり「ど、どうも…」

晃星「機関で調査にあたられたのが、あなただとお聞きしました」

晃星「あれは、グラスパーではなかった…のですよね?」

碧石「アンテナにはかからなかった」

碧石「目の前で、被害者が噛みちぎられるようにして手足をやられ、腹を食い破られていった」

碧石「手で触れることもできず、成す術さえなかった。あれは、幽霊だったかも知れない」

まつり(ああ、ガチだ…。これ、ガチめに危ない…)


 【安価下2】
 質問とか、してええで!
 ※思い浮かばなければ「なし」ってしてくれれば…


まつり「どんな、犯人だったとか…」

碧石「何も目には見えなかった。ただ被害者だけが、ひとりでに壊れていくようだった」

晃星「だから、実態がない殺人鬼なんだ」

まつり「えー…」

まつり「…じゃあ、被害者は?」

碧石「若い女だった。どこにでもいる」

碧石「だが、あまり足は…」

晃星「…」コホン

碧石「…胸も、そう大きくはなかったな…」

晃星「マジメに話してください」イライラ

まつり(ああ…この人、何だか、仏頂面だけど…残念ぽい…)

碧石「…普通の女だった」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 誰にでもあてはまりそう
 7~9 でも、被害者はグラスパーだった


晃星「結局、どこにでもいるような、普通の女性か…」

晃星「事件はやはり、幽霊らしく夜に起きているようだったが…」

まつり「夜に女の人が一人歩きしちゃいけない、ってことだよね」

晃星「そうだな」

晃星「だが、逆に、それで誘き出せるということでもある」

まつり「……え?」

晃星「まつり、安心しろ」

晃星「俺なら、幽霊など滅してやれる」

まつり「…いや、やだよ?」

まつり「だって、めちゃくちゃにされちゃうんでしょ…?」

晃星「俺がついている」



 【安価下2】
 1 まつりんが、エサになることに…
 2 断固拒否する
 3 代案を出す。自由併記


晃星「では、夜になったら出発するぞ」

晃星「それまで休んでろ」

 スタスタ

まつり「…あー、やだ…」

まつり「何でいつもいつも、こう…」

まつり「あーあー…やだなー…」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 0/200
 2 コミュ
 3 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 0/200


 アーム 64/200

まつり「もう少ししたらかなあ…」

まつり「何か不安…」

<こーん

まつり「あ、コン四郎。どうしたのー?」ナデナデ

コン四郎「こんこん」

まつり「こんこんこん?」」

コン四郎「…」

まつり「…」

まつり「だから何さ」

コン四郎「…」スタスタ

まつり「行っちゃったし…」


 【安価下2】
 1 コミュる
 2 御狐様、どうぞ、何事もありませんように~ってお祈りしておく
 3 その他、自由行動


 ――東京某所・綱野杜神社・御神体『御狐様』前――

御狐様「…」

まつり「何もありませんように…」

まつり「よろしくお願いします、御狐様…」

まつり「…お供えの油揚げも置いて、っと…」

まつり「どうぞ、何卒何卒~」

まつり「…」

まつり「よし、終わった」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 何もないよ
 7~9 御狐様(マジか、どうしよ…)


晃星「さあ、行くぞ」

まつり「はいはい…」

晃星「目撃者もいることから、誰が同伴してようが襲ってくる時は襲ってくるものと考えられる」

晃星「俺やお前なら、はっきりと犯人の姿も視られるという可能性もある」

晃星「とにかく、何かあっても落ち着いて対処することにしよう」

まつり「はいはい…」


 【安価下2】
 さて、出てくるかなー、って歩き回りながら…
 1 新しいおでん種について考える
 2 晃星とコミュる
 3 その他、何かやりたいことあれば


まつり(何かこう、画期的で、かつおいしいおでん種とかないかなあ…)

まつり(コンビニだと、ロールキャベツとかやってた気がするけど…やっぱ、純粋に日本に昔からあるものとかでやりたいし…)

まつり(うーん…)

まつり(何か…)

まつり(……………おでんのおだしと、相性が良さそうなものとか…)

まつり(…何だろう…?)

まつり(………お豆? お豆の種って、ないよね…)

まつり(でもばらけちゃうか…)

まつり(お豆腐は…? あれ、お豆腐…お豆腐って、そんなにないよね…)

まつり(お豆腐、おいしそうかも…?)

 スタスタ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うぎゃー
 4~6 なんか、変な感じになったのを察知した
 7~9 何もでてこないのう…


まつり(あ、でも…お豆腐…お豆腐って、どっかのお店で出してるとか聞いたことあったような…)

まつり(じゃあ、そこまで珍しいってわけでも…)

まつり(木綿かなあ、使うとしたら…)

 ピクッ

晃星「ん?」

まつり「ん?」

晃星「…何だ、この感じは…」

まつり「何か…出そうな、気配かも…?」

晃星「身構えろ、まつり――」

まつり「うん…」

 ジリ…


 【直下 コンマ判定】(事前察知+2)
 1~3 いきなり、まつりの足が…!
 4~9 出やがった!


 スゥゥゥ…

晃星「出たな、悪霊…!」

まつり「え、出た? あ、あれかな? ぼんやーり…」

晃星「まつり、お前は修行が足りないからはっきり視ることができないんだ」

 「死ね…」

 ズォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やべえ、手も足も…
 4~6 晃星が止めようとしたけど、この悪霊、つえー!
 7~9 晃星が食い止めにかかったよ!


晃星「悪霊如きが、この世をさまようなど言語道断!」

晃星「ここで滅する…!」

 晃星が呪文を唱え始めると、幽霊が苦しげに呻き始める。

まつり(晃星すげー…)

 「こ…殺――殺す…殺す殺す殺すぅ…!」

晃星「っ…こいつ…!」

 シュバァッ

 「殺、す――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 幽霊が、グラスパーだって…!?
 4~6 幽霊が晃星を弾き飛ばしただと…!
 7~9 幽霊が逃げてった


晃星「押さえきれない…!」

 ブワァッ
 ドガッ

まつり「晃星っ…!?」

 踏ん張っていた晃星が、吹き飛ばされた。
 もや状にしかまつりに見えない幽霊は、晃星を無視してまつりに襲いかかってくる。

 「殺すぅ…!」

まつり「やばっ――」


 【安価下2】
 どうする?
 1 尻尾ぶんぶんアターック!
 2 逃げよう
 3 その他、どうする?


まつり「晃星、逃げるから! じゃっ」

 ボフンッ
 ダッ

 異能を発動して、まつりが一目散に逃げる。
 尻尾で電柱や、道路標識の柱を掴み、自分の体を引っ張りながらパチンコ玉のようにして道路を翔る。

 「女、殺すぅ…!」

 ズォォォォッ

まつり(しつこい…!)

まつり(どうしよ、どうしよう!?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うぎゃー、つかまったー!
 4~6 砂塵が舞い上がった!
 7~9 門前の坊主習わぬ経を読む


まつり「――――」

 晃星の唱えていた呪文を、まつりが口にする。
 誰に習ったでもなく、ずっと幼いころから聞いていたものをそのままに読み上げていく。

 「やめ…やめろぉぉぉ…!」

まつり「――――」

 道路を疾走しながら呪文を唱え続ける。
 徐々に幽霊の動きが鈍化し、気づいたら振り切っていた。

 タッ

まつり「はぁっ…はぁっ…」

まつり「振り切れた…?」

 prrrrr…

まつり「もしもし?」

晃星『俺だ…』

晃星『悪霊は、一時的にどこかへ消えたようだ…』

まつり「良かったぁ…」

まつり「でも、また来るかも知れないし、さっさと帰るからね?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 と、思ってたら…
 4~6 いきなり、電波が悪くなった…
 7~9 無事に帰れた


 門前の坊主やのうて、門前の小僧だったね…恥ずかしい間違いを失礼いたしました…

―――――

晃星『そうか、分かった。だが気をつ――』

 プツッ
 ツ-ツ-ツ-

まつり「え…?」

 ガタガタガタッ

 「死ね…死ね…死ね…」

まつり「揺れてる…」

まつり「心霊現象的な…」

まつり「いやでも、あの呪文さえ読んでれば…」

まつり「――――」

 ガタッ
 ガタンガタンッ

 「死ぃぃねぇぇぇぇ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゆーれい、増えた(白目
 4~6 動きは鈍ってるけど、襲いかかってきやがった…!
 7~9 晃星が駆けつけてくれた


 ズ…
 ズズズ…

まつり「――――」

 まつりの周囲に、有象無象の霊が寄ってきた。
 必死になって呪文を唱えても、それらはまつりにじりじり近寄り、呪文が終わるのを待つかのように集結をしてくる。

まつり(ヤバい…どうしよ、どうしよう…?)

まつり「――――」

 蠢く、無数の影。
 霊魂はたちまち、まつりを取り囲み、街灯の明かりを明滅させる。

 ガタンッ
 ガタガタァッ


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+2)
 1~5 呪文が、とぎれた――
 6~9 こう着状態…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 呪文がダメなら、物理でいこう。巫女パワーや!
 奇数 サ イ コ ハ ザ ー ド
 ※0は偶数扱いなんやで


 ズォォォ…

まつり(何…?)

まつり(色んな、霊が、混じり合って…)

まつり(どんどん、どんどん…膨らん、で…きて――)

 ファサァッ…

 夜の闇に、何かがひらめいた。
 闇の中で蠢く、醜悪な霊の集合体――。

 ひとつの肉塊に、無数の顔がくっついて、手足が、奇妙に突き出ていた。

まつり「―――っ…」

 その、異形の姿にまつりが息を飲んだ。
 息を飲まざるをえず、それから猛烈な悪寒で身体が固まる。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 トーキョーが、ヤバい…
 4~6 まつりんが、ヤバい…
 7~9 晃星が駆けつけて、必死に一応は逃げられた…
  0  誰か助けきてやぁ!


晃星「悪霊の、集合体――」

晃星「まつり、一時撤退だ!」

まつり「こう…せ――」

晃星「――――」

 晃星が呪文を唱え、同時に印を結んだ。
 さらに異能を発動して砂塵を巻き上げ、その中に悪霊を閉じ込める。

 ズァアアアアアッ

晃星「――――」ガシッ

まつり「わ、分かった…!」

 晃星に手を掴まれ、慌てて逃げ出す。
 悪霊が何か、吼え声を上げた。同時に風の揺らぎもないのに、あらゆるものがガタガタと音を立てて破壊される。

まつり「こ、晃星、これ…どうなっちゃうの?」

晃星「――――」ブツブツ

まつり(ダメだ…呪文、やめたら…もっと大変なことになっちゃうんだ…)

まつり(でも…あんなのって、一体、何がどうなるの…?)

 ・
 ・
 ・

 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

 タタタッ

まつり「お父さん…!」

囁「まつり、晃星…無事だったか」

晃星「はい…ですが、悪霊が――」

囁「分かっている。あれは、ただごとではない…」

囁「放置をしては、多大な被害が出てしまうだろう」

まつり「どうすればいいの? どうするの?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 パパンが…身を挺して…だって…?
 4~6 まだ分からん、って…!
 7~9 御狐様の力を…


囁「…こうなっては」

晃星「お考えがあるんですか?」

囁「御狐様の力を頼る他はない…」

囁「儀式に取りかかる。晃星、手伝いなさい」

晃星「分かりました」

まつり「わたしは?」

囁「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 出番はないって
 4~6 巫女の務め…だと…?
 7~9 御狐様の力を行使するのが、まつりんだと…!?


囁「まつりには、何もすることはない」

囁「大人しくしていなさい。晃星、来なさい」

晃星「はい」

まつり「でも…」

 スタスタ…

まつり「…そんなの、って…」


 【安価下2】
 1 言われた通り、大人しくしておく…
 2 …儀式に先んじて、御狐様にお願いや! どうにかしてけろ!


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家・居間――

まつり「…」

 ヒョコッ

コン次郎「こーん」ノソッ

まつり「…」ナデ

まつり「…」

コン次郎「Zzz…」

まつり「…」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 外で大きな物音が…!?
 4~6 儀式に…失敗した、だと…?
 7~9 御狐様パワーでどうにかこうにか、一時的に抑え込んだって! 御狐様すげー!


 チュンチュン…

コン次郎「Zzz…」

まつり「…」

 ガララッ

まつり「!」

囁「どうにか、一時的には押さえつけることに成功した…」

まつり「ほんと?」

晃星「しかし、このままでは…また、いつか、あれが暴れてしまうのでは?」

囁「晃星の言う通りだ」

まつり「そんな…。じゃあ、どうすればいいの?」

囁「そもそも、ここのところ起きている怪異…これは、普通ではないことだ」

囁「何者かが、裏で糸を引いていると考えていいだろう」

晃星「何者かが…? そうか、あの男…」

まつり「…あっ、あの、前の2件の幽霊騒動で、出てきた…」

囁「その者をどうにかしなければ、似たようなことがまた引き起こされる」

囁「それに、封じ込めた、あの巨大な悪霊を解き放たれてしまわれかねない」

晃星「つまり、あの男を始末すればいいんですね?」

囁「晃星、お前の考えは極めて、暴力的だ」

晃星「しかし、悪は断罪するべきです。例えそれが、生者であろうが、死者であろうが、害を為す全ては消し去らねば――!」

囁「…まつり、晃星」

囁「わたしが間違っていた。もう、首を突っ込むことはしなくてもいい」

囁【大人に任せなさい。…さあ、今はゆっくりおやすみ。何も、考えずに」

 スタスタ

晃星「しかし…神主…!」

まつり「…」



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100 アーム64/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 轟囁:父上 神主
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「はぁ…」

まつり「…何だか、やっぱり不安…」

まつり「…」

まつり「出る幕はないかもしんないけど…でも、乗りかかった船だしなあ…」

まつり「…」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 64/200
 2 コミュる
 3 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 64/200


 アーム 145/200

まつり「あー、もやもやする…」

まつり「…」

まつり「やっぱり…元凶っていうか、絶対にあの人が絡んでるし…」

まつり「何か、した方が…」

まつり「でも、何もできることなんてないしなあ…」

まつり「あーあ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 徳川が、神社に…だと…?
 4~6 晃星も同じらしいよ。その動機はどうあれ、ね
 7~9 …何する?


まつり「…」

まつり「ううん、がんばっておでんを売ろう」

まつり「そうだよね、やれることなんて、そうそうないんだし…」

 ザッ…

まつり「あ、おでん食べま――えっ…」

徳川「そうか、ここの人間だったか」

徳川「俺の目的を邪魔したことを、後悔しながら死んで逝け――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 仲間までいたのー!?
 4~6 神社が、神社に悪霊がわんさか湧いたー!
 7~9 パパンが登場したー!


徳川「起きろ、悪霊ども…!」

 ズォォォッ…

まつり「や、やっぱりこれ…異能で――」

徳川「そして、暴れろ。狐像を、ぶち壊していけ」

 徳川の呼び起こした悪霊が、境内に広がった。
 それまでのんきにお昼寝をしていた狐達が散り散りに逃げ出し、悪霊は奥の神殿に向かっていく。

まつり「ダメっ…!」

徳川「お前は自分の心配をしろ」

 ダンッ

まつり「っ――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 徳川つえーんだってば!
 4~6 パパンが悪霊を抑え込んだ! そして、晃星が加勢に!
 7~9 ここは、一時的に異能管理機関本部の長官室が設けられてるんやで? 機関の職員がすぐ駆けつけてくれるんやで!
  0  颯さんが丁度、お仕事できてた! ラッキー!


 徳川がアームを発動して、まつりに迫った。
 とっさに異能を使って徳川の攻撃を束ねた尻尾で受け止める。

 ドゴォッ

まつり「っ――」

 バシンッ
 ゴロゴロッ…

まつり(尻尾だけじゃ、受け止めきれない…!)

徳川「死ね――」

 パァンッ

徳川「っ…!」バッ

リダ「やだ、いい男かも…。日本人って、硬いし…嫌いじゃないし…」

<リダぁー! やーだーよー! ひとりにしないでぇええええ―――――――――っ!

リダ「でも…お痛は、ダメ」

まつり「ビッチさん…!」

リダ「すぐに東京支部から、助っ人もくるから凌ごうね」

徳川「…チッ…だったら、狐像だけでも壊すか…!」


 【安価下2】
 1 足止めにかかるよ!
 2 その他、どうしよ!?


まつり「御狐様を壊すなんて、させない…!」

徳川「だったら止めてみろ、非力な、ザコが…!」

リダ「やだ、どっちもかっこいいかも…」

まつり「手伝ってくださいよぉ!」

リダ「でも、戦うのって得意じゃなくて…」

 ダンッ

徳川「うだうだと、言っているな」

 ブワァァァッ

リダ「あ、それガイア! 避けなきゃヤバいよ!?」

まつり「そんな、こと――言われても…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 一撃、モロに食らったー!
 4~6 どうにか避けたけど…突破されたぁー!
 7~9 リダの異能でどうにか!


 ズザァッ

 徳川が踏み込み、拳を振るった。
 思いきり後ろに体を反らし、倒れかけるのを尻尾で支えてどうにか避けきる。

まつり「っ――」

徳川「そのままでいろ…!」

 ドンッ

 徳川が足を上げ、ブリッジ状態のまつりの腹を踏んだ。
 それだけで体を支えていた尻尾がひしゃげて、地面にめり込む。

 ドゴォォォッ

まつり「っ、ふ――」

徳川「悪霊ども、俺の道を開けろ」

 ズォォォォッ
 ガタガタガタァッ

 ドッゴォォォォンッ

 悪霊が同時にポルターガイストを起こし、神殿が揺らいだ。
 そのまま、激しい音を立てて神殿が破壊されて、瓦礫が弾け飛ぶ。

まつり「ダメぇっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 御狐様と、パパンが…
 4~6 立ちはだかった、パパンが…
 7~9 ??「ブワァアアアアアアア――――――――――――――ニィィイイイイイイイイイ――――――――――――――――ング!!!」


槙島「ブワァアアアアアアア――――――――――――――ニィィイイイイイイイイイ――――――――――――――――ング!!!」

 シュゴォォォッ

 境内が、凄まじい熱に包まれた。
 崩れた神殿。奥に安置されている御狐様がさらされる。

 そこへ飛び込んだ徳川が、凄まじい炎に包まれて激しく燃え上がった。

徳川「っ…!?」

 ブワァッ

 コートで炎をやり過ごした徳川に、何かが突撃をした。
 ガイアに身を包んだ男だった。置い迫った槙島が、コートで炎から逃れた徳川の顔面に拳をぶち込む。

 ドッゴォォォォォッ

槙島「何だかもやもやしているな…」

 ガサッ…

徳川「想定より、早かったか…」

槙島「まあいい、お前をぶちのめしてやろう! わっはっはっ!」

まつり(誰か知らないけど…強そう…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 正義厨が、無謀に挑んじゃった…! 任せておけばいいものを…
 4~6 あ、でも戦いが激しすぎて、あれはあれで御狐様がヤバいかも
 7~9 軍ちゃん、いけー!


晃星「今度こそお前を、殺してやる…!」

 ザッ

槙島「む――?」

徳川「小僧め…」

 破壊音を聞きつけ、悪霊退散を取り辞めた晃星が徳川に向かっていった。
 砂塵が巻き上げられて徳川を隔離し、殴りかかっていく。

徳川「邪魔をするな…!」

 ズォォォッ

晃星「その程度の低俗な霊で、どうにかなると思うのか!」

 徳川の支配下にある悪霊が晃星へ襲いかかったが、懐から出したお札を晃星が放った。
 放たれたお札が悪霊を弾くようにして散らし、徳川に握り拳を振るう。

徳川「身の程を弁えろ、小僧…!」

囁「っ――晃星、やめなさい!」

晃星「悪党は、誰だろうが、この俺がぁああああ――――――――――――っ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 パパーン
 4~6 晃星が返り討ち…
 7~9 ぐんちゃん、ありがと


槙島「民間人は、下がっていろ!」

 シュボォォォッ

 砂塵が炎に包まれた。
 同時に槙島が飛び込んでいった晃星の後ろ襟を掴み、引きながら後方へ投げ飛ばす。

晃星「っ…何を、俺の邪魔を…!」

 ドッゴォォォォォォォッ
 ブワァアアアアアッ

 槙島と徳川が、殴り合った。
 衝撃が広がり、地面を揺らす。

まつり「晃星っ…! 無謀だよ、あんなのに、晃星がついてけるはずないじゃんっ…!」

晃星「だけど、俺はっ…」

囁「それよりも、御狐様がこのままでは壊されかねない」

まつり「え、い、移動させる!?」

囁「それはならない。御狐様を動かしてはならない」

晃星「だったら、俺があいつを!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 なんて、やり取りをしてたら――徳川の、仲間が御狐様を…!
 4~6 って、燃え出した! ぐんちゃんの異能だ!
 7~9 機関が続々と到着してきて、徳川が撤退をした!


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ぐんちゃんがやっぱり、つえー! 徳川に重傷与えて追い返しちゃった! しばらく、行動できないんじゃね?
 奇数 徳川の仲間が出てきて、御狐様&パパンを…! ふ、封印がぁーっ!
 ※0は偶数扱いなんやで


 おおふ…
 コンマ神め…このタイミングを狙ってたのか…?

 【安価下2】
 徳川のお仲間のグラスパーさんのお名前おなしゃす


 本多、かぁ…
 すまぬ…凛ちゃんも、本田だから…紛らわしいというか、変換があれこれと言うかで、ありまして…

 なので、下にずらさせてもらいやす…
 って、豊臣かよ!? その内織田が出るのか…?

 【安価下2】
 豊臣の異能とは!?


 連続で、ずらしてすみません…金縛りだと、サブエピグラバト編で出したやつの異能と、効果がまんまだだ被りでして…

―――――

囁「晃星、お前には他人を裁く権限はない! 誰も、それを望みはしない、やめなさい!」ガシッ

晃星「ですが――」

 シュバッ

豊臣「お取り込み中、失礼」

 彼女は突然、そこに姿を現した。
 誰も反応ができずにいた。晃星の肩を掴んで止めていた囁の手が、斬り飛ばされる――。

まつり「っ――」

晃星「な…」

囁「グラ、スパー…!」

豊臣「ここの神主さん、目障りだから潔く死んじゃってくださいな」

晃星「やめろぉーっ!!」

 ドスゥゥゥッ

 豊臣の手刀が、囁の腹部を刺し貫いた。
 びちゃりと血が飛び、まつりと晃星を濡らす。

まつり「…嫌…嫌だ、お父さん…!」

豊臣「でもって、それが、狐像さん?」

晃星「お前――!」

 晃星が豊臣に殴りかかった。
 だが、膝を折り曲げた豊臣が瞬時に弾かれるように飛び出して、安置されている御狐様に拳を叩き込む。

 ドッゴォォォォォッ

まつり「御狐様まで…!」

 御狐様に、亀裂が入った。
 パリパリと、亀裂は広がり、全体を蝕んでいく――。

豊臣「これでもう、止まらない――」

豊臣「サイコハザードだ! 唯一! 像は壊した、もういこう!」

晃星「待て、貴様ぁあああああああああ―――――――――――――――――――っ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 晃星なんか、ワンパンよ
 4~6 スルーされちゃう晃星…
 7~9 晃星が一撃ぶちかました


 晃星が叫び、砂塵で豊臣を囲んだ。
 凄まじい砂塵が豊臣の脱出を拒むリングになったが――

 シュバァッ

 再び膝を折り曲げ、跳ね出した豊臣は、それを突破する。
 触れれば微細な砂などの物体などで刻まれかねない壁だったが、弾機の異能とコートの併用で難なくすり抜けられた。

槙島「新手か…! だが、構わん!」

槙島「焼き尽くしてくれるぞ、唸れ、盛れ、ブルゥウウウウ――――――ブワァアアアア―――――――ニィイイイイイイン――――――――グ!」

 シュボォォォォォッ

 真っ赤な炎が、青色へ変じた。
 徳川と豊臣をまとめて飲み込もうとしたが、用はないとばかりにコートを使いながら2人は脱出をしていく。

槙島「待てぇぇええ――――――――いっ!」

 ガタガタガタァァッ

槙島「何だっ…!?」

まつり「っ…この、振動って…?」

晃星「御狐様が壊されたことで、酷く霊脈が乱れているんだ…」

晃星「保たれていた安定が、一気に崩れる…」

まつり「そんな…お父さん、お父さん、起きて、お願いっ…! どうにか、してよっ…ねえ…!」

晃星「…神主…ダメだ、その、傷は…」

まつり「何で!? 晃星、お願い、手当てして…!」

 ギュッ

囁「まつ、り…晃せ…」

まつり「お父さん…」

晃星「…」

囁「もう、ダメだ…。だが…このまま、では…いけない…」

囁「お前達なら…きっと…治められる、はずだ…」

囁「道を違えずに、やりなさい…。わたしは…お前達を…大切な、娘と…息子を…見守っている…」

まつり「やだ、やだよ…お父さん、お父さんっ…!」

晃星「神主…俺は、俺は――」

囁「後のことは…任せた…ぞ…2人、とも…」

まつり「お父さん…お父さんっ!」

晃星「むす…こ…」

まつり「嫌だ、ねえ…起きて、起きてよ、お父さ――――――――んっ!」



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100 アーム145/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間


 一旦、ここまでっす
 ありがとうございました

 13日の金曜日はダテじゃないのかのう?


 こっからはね、割とゆたーりなはずだから…
 状況はアレではあるけども

 そんなわけで、再開&いきなり多数決でござますよ~

 【多数決】↓5まで
 1 パパンはいなくなっちゃったけど、お家からは離れないよ
 2 今度はまつりんが、晃星のご実家に居候的な


 ――東京某所・綱野杜神社・(荒れ果てた)境内――

まつり「…」

 ウジャウジャ ←毛玉(狐)がいっぱいいる

まつり「…」

まつり「はあ…」

 ザッ

晃星「…まつり」

まつり「…晃星」

まつり「…お家、いいの? 家族、来てたんでしょ?」

晃星「追い返した。まつりを、ここに残せるはずがない」

まつり「…ありがと」

晃星「それに、あいつらを…」グッ

まつり「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちなみに、独楽ちゃんはまだいるよ
 4~6 またいつ、徳川達がくるか分からないから、って(独楽ちゃんもいることから)機関が常駐するようになったよ。ちなみに烏代さん
 7~9 4~6の理由で、ぐんちゃんが常駐。戦力的には不安はないものの?


まつり「…」

晃星「これから、寒くなるから、おでんが売れるな」

まつり「…でも、ここ…もう、神社じゃないんだよ…」

まつり「お父さんも、いなくなっちゃったし…」

晃星「…そうだな…」

まつり「人なんか、来ないよ…」

晃星「狐を目当てに、来るかもしれない」ナデ

コン吉「こん」ペロッ

晃星「…」

まつり「…」

晃星「だが、いつまでも落ち込んでなんかいられない」

晃星「俺はあいつらを探し出して、殺す」

晃星「そして、早期に悪霊も滅する。でないと、神主に示しがつかない」

まつり「【安価下2】」

 1 晃星がやることじゃ、ないよ…
 2 道を違えずに、って言ってた。晃星のは…やり過ぎだよ…
 3 でも、どうにもできないよ。どうにも、できなかったじゃん…
 4 その他、自由台詞


まつり「晃星がやることじゃ、ないよ…」

晃星「じゃあ誰がやる!?」

晃星「警察か、機関か? よその、誰かか!?」

晃星「それで解決されたところで何がどうなる。俺はやる」

晃星「俺が、俺の手でやらないと…この気持ちは、一体どうなる?」

晃星「一生、拭いきれない無力さだけが残るに決まってる。そんなのはごめんだ」

まつり「だからって何ができるの?」

晃星「何がじゃない、やれることからやるんだ。手に余るなら、どうあがいたって、そうできるようにする!」

晃星「まつりは悔しくないのか? 神主が――まつりの、父さんが、あんな風に殺されて、悔しくないのか!?」

まつり「っ…悔しいよ…」

まつり「だからってさ、何もできないじゃん!」

まつり「戦うの? 戦ったって、勝てないよ、あんなの!」

晃星「そんな気構えで、何かがやれると思ってるのか!?」

まつり「気持ちだけでどうにもできるんだったら、とっくにやってるよ!」

晃星「…」

まつり「…」

晃星「だったら、俺だけでやる」

晃星「どうなったって、やり遂げてやる」

晃星「…神主は、俺のことを…息子だって、大切な息子だって…まつりと同じように、想ってくれていた」

晃星「だから、俺はそれに報いるんだ」

 ザッ…

まつり「…グスッ…」

まつり「…」グシグシ

まつり「…ムリだよ…」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 145/200
 2 コミュ
 3 壊れた神殿のお掃除
 4 その他、自由行動


 ゴソゴソ

まつり「…」

まつり「御狐様…バラバラだ…」

まつり「…ボンドで、くっつくかな…?」

まつり「でも…それじゃ、罰当たりかも…?」

まつり「…」

まつり「御狐様…ごめんなさい」

まつり「守っていくはずだったのに…こんなことに、なって…」

まつり「…」

まつり「【安価下2】」

 1 …今まで、ありがとうございます
 2 …あたし…どうしたら、いいのかな…? 教えて、御狐様…
 3 どうやったら、止められるんだろう…。チカラがあったら、良かったのかな…?
 4 その他、自由台詞


まつり「…今まで、ありがとうございます」

 パチッ

まつり「…」

まつり「…」

まつり「…」

まつり「片づけちゃうね」

まつり「…ごめんね」

 ゴソゴソ

まつり「…」

まつり「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 バラバラになった御狐様を片づけたよ
 4~6 バラバラになった御狐様を片づけてたら、見たこともない勾玉を見つけた
 7~9 バラバラになった御狐様を片づけてたら、見たことのない狐がいた…


まつり「…」ゴソゴソ

 トトトッ

まつり「…?」

まつり「あれ…?」

狐?「…」ジィッ

まつり「あんなコ、いたかな…?」

まつり「じゃあ、コン七郎…?」

まつり「おいで、コン七郎」

狐?「…」

まつり「あれ、反応が鈍い…」

まつり「…どうしたんだろ、初めてだからかな?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そのまま、いっちゃった
 4~6 じぃって見られてる
 7~9 しゃべっ、た…?


狐?「余を何と心得る?」

狐?「余は貴様ら人間の寿命の30倍を生きる、位の高き御狐ぞ?」

まつり「…」

御狐「近う寄れ、許す」

まつり「…」イソイソ

御狐「何やら、良い香がする」クンクン

御狐「…何だ、これは?」

まつり「…おでん…」

御狐「おでん、とな?」

まつり(喋ってる…)

まつり(めっちゃめちゃ、喋ってる!?)

御狐「よし、娘。おでんなるものを、用意せよ」

御狐「ただし、余はそう気安く人間どもに姿を見せられるほど、俗な御狐ではないのだ」

御狐「誰にも内緒にせよ」

まつり「【安価下1】」

 1 …はい
 2 …何が、いいの?
 3 その他、自由台詞


まつり「あなたは何者?」

御狐「…御狐であると伝えたはずである」

御狐「耳が悪いのか、お前」

まつり「聞こえてるけど…」

まつり「…御狐様?」

御狐「良い呼び名であるな」

まつり「…あの、御神体の…御狐様?」

御狐「?」ヒョコッ

御狐「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 御狐「ぶっさwww」
 4~6 御狐「何と…誰があのようなことを…。別狐ではあるがな」
 7~9 御狐「余が、余が、ぶっ壊れてるぅーっ!?」


御狐「何と…誰があのようなことを…。別狐ではあるがな」

まつり「別なの?」

御狐「全く、狐を大切にせぬとはけしからん」

御狐「むむ…? いやしかし、どことなーく、見覚えのあるような、ないよう…」

まつり「…」

御狐「…ふむぅ」

まつり「…別なの?」

御狐「…もしかして、余?」

まつり「…そうなの?」

御狐「だが、こうも壊れていると分からんな」

まつり「…あれを片づけようとしてたら、あなたが出てきたんだけど」

御狐「うむ、目が覚めたのだ」

まつり「…」

御狐「うむ? あれが壊れ、余が目を覚ましたとな?」

まつり「御狐様…?」

御狐「…むむむ」

まつり「…」

御狐「古いことなど忘れた。どうでも良い」

まつり「ええ…」

御狐「それより早く、おでんというのを持ってこい」

まつり「…御狐様、お名前はあるの?」

御狐「余に名前だと? あるに決まっている。名がなくてはどうにもならんだろう」

まつり「お名前、聞いてもいい?」

御狐「うむ、余の名は…」

まつり「…」

御狐「…………忘れた」

まつり「…じゃあ、名前つけてもいい?」

御狐「光栄に思うが良いぞ? 心してつけてみよ」

まつり「【安価下1】」

 1 …コン七郎で
 2 その他、名前つけたげて


まつり「稲荷」

御狐「何だ、そのうまそうな名前」

まつり「御稲荷様」

御狐「…無性に腹がすいてくるわ」

まつり「やだ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 御狐「やだ」
 4~0 稲荷「許す」


御狐「やだ」

まつり「えー…?」

御狐「余を何だと思ってる。うまそうな名前をつけようとしおって」

まつり「じゃあ何がいいの?」

御狐「きちんと考えよ」

まつり「じゃあ、もちきん太郎」

御狐「やだ」

まつり「じゃあ、殿下」

 ピクッ

まつり(耳動いた…)

御狐「殿下…とな?」

まつり「やだ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 御狐「やだ」
 4~0 殿下「気に入った」


(御狐→)殿下「気に入った」

殿下「何やらこう、そこはかとなく余にぴったりな、偉そうな感じが良い」

まつり「殿下っ」

殿下「うむ」

まつり「…いいんだ、それで…」

殿下「余は気に入っている」

まつり「じゃあ、おでん用意してくるね」

殿下「うむ。苦しうないぞ、献上せよ」

まつり(ほんとに、殿下っぽい…?)

 ・
 ・
 ・

まつり「はい、おでん」

殿下「ほほう」

まつり「熱いよ、さます?」

殿下「よい、どれ、余が味をみてやろう」

 パクッ

殿下「っ…熱いっ…はふっ…あふっ…!」バタバタ

まつり「ああ、お水お水。はい、どうぞ」

殿下「ふぅ…何をする、余にそんなものを食べさせるなど!」

まつり「だから、さます? って言ったのに…」

殿下「むぅ…」


 【安価下1】
 1 殿下とコミュる?
 2 …もふってみる


まつり「ふぅー…ふぅー…」

まつり「はい、どうぞ、ダイコン」

殿下「うむ」パクッ

殿下「これは…!?」

まつり「おいし?」

 ガツガツ
 ムシャムシャ

殿下「うまいぞ、誉めて遣わす」

まつり「良かったね」ナデ

殿下「次を出せ」

まつり「はい、どうぞ」

 ガツガツ

まつり(尻尾が、ふりふりってなってる…)

まつり(もふっちゃえ…えいっ)

 サワッ

殿下「うひゃっ…」

まつり「あれ?」

殿下「何をする!?」

まつり「ごめんなさい…」

殿下「良いか、余の自慢の尾に触れるのであれば、まずは手を暖めてからにしろ! 冷たいとびっくりしてしまうであろう!」

まつり(あ、もふっていいんだ?)

まつり「うん…」ハァ-

まつり「どれどれ…」モフ

まつり「あ、いい…」

 モフモフ

殿下「おおおう…娘、なかなかやるではないか…」←ご満悦

まつり「もふもふ…」

殿下「次を出せ」

まつり「はい、どうぞ。もふもふ…」

殿下「これもうまし…」ガツガツ

まつり「もふもふもふ」

殿下「ふぅ…余の腹は膨れた。気に入ったぞ、娘。名は何と言う?」

まつり「…まつりだよ」

殿下「そうか、まつりよ。余におでんを献上することを許す。この命、嫌とは申すまいな?」

まつり「【安価下1】」

 1 うん
 2 殿下は、何でしゃべるの?
 3 その他、自由台詞


まつり「うん」

殿下「うむ」

殿下「ではな…」フリッ

まつり「どっか行っちゃうの?」

殿下「お前がおでんを持ってくれば、すぐに戻る」

殿下「余は自由なのだ」

 ピョンッ
 トトトッ

まつり「…行っちゃった…」

まつり「……コン太郎達に負けないどころか、遥かにすごいもふもふ具合だったなあ…」


 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 145/200
 2 コミュ
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100 アーム145/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:喋る御狐 御神体になってた狐?



 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)(?+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 145/200

 ※補正の「?」は出たり、出なかったりするものだからね

しっぽにバーニッシュとかかけられっかな


 アーム 222/200

まつり「殿下って…ほんとに、御狐様なのかな…?」

まつり「…口調はあれだけど、ふつーにかわいかったなあ…」

まつり「…」

まつり「…御神体が壊れちゃったから、出てきた…とか…?」

まつり「…何なんだろう、殿下って…」

まつり「まあいいや…」

まつり「おでん、おいしく食べてくれたし…」

まつり「…」

まつり「…お願いとかしたら、聞いてくれたりするのかなあ…?」

まつり「…」

まつり「なさそうか、あの感じだと…」


―――――

 今夜の本編は、ここまでです
 ありがとうございました


 忘れたり、間違えないように、これだけぺたっとな
 あと、>>396はムリです。尻尾は自分の体という扱いなので、アームが適用されます

 ついでに言うと、ガイアも適用できるのでスーパー強化は可能なんですよ


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100 アーム222/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:喋る御狐 御神体になってた狐?



 てか、完璧にずっと忘れてたけど、まつりんはダブル異能だったよね!?


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100 アーム222/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:喋る御狐 御神体になってた狐?



 訂正しました
 すまぬすまぬ、申し訳なかった


 ――オマケ・各主人公現在まとめ――

 名前:朝霧冬也  年齢:33  職業:バウンティーハンター  身長:174cm  体重:64kg
 身体能力値:100  頭脳値:55  精神値:90  異能:光蝶、掌握
 特技:声真似、狙撃、天上院流格闘術、フラグ建築  趣味:飲酒
 所属勢力:FREE  願望:?  社会認知:ほんとに爆死してくれたグラスパー?
 悪癖:逃亡癖、天然女たらし  相棒:宮東湊(親友)  好きな食べ物:酒  好みのタイプ:美脚でホクロがある女性
 備考:星の代行者、懸賞金850万ドル、生死不明  家族:嫁・エリカ+長女・夏花+長男・春来(+?)

 名前:萑部明  年齢:34  職業:社長秘書  身長:168cm  体重:秘密
 身体能力値:80  頭脳値:85  精神値:60  異能:武器具現
 特技:人を騙す、他大体何でも  趣味:アイス研究
 所属勢力:SASABE  願望:家内安全  社会認知:SASABEの社長夫人兼敏腕秘書
 悪癖:アイス・ラヴァー  相棒:萑部律(旦那)  好きな食べ物:アイス  好みのタイプ:ちょろめ男性
 備考:元スパイ  家族:旦那・律+長男・由司

 名前:ハワード・ロックフェラー  年齢:20  職業:解体屋社長  身長:199cm  体重:95kg
 身体能力値:100  頭脳値:50  精神値:60  異能:電撃
 特技:歌、ストリートファイト、ジュージュツ  趣味:筋トレ
 所属勢力:ハワード・ファミリー  願望:部下とともに覇道を往く  社会認知:100万ドルの賞金首
 悪癖:BAKA  相棒:紫藤凪(部下)  好きな食べ物:オムライス  好みのタイプ:(そもそも恋愛ごとに興味が)ない
 備考:BOSS、懸賞金500万ドル  家族:父・アダム+兄・バスタ

 名前:野老幸晴  年齢:18  職業:ワンマンアーミー  身長:172cm  体重:66kg
 身体能力値:80  頭脳値:60  精神値:70  異能:回帰
 特技:路上生活、狙撃、天上院流格闘術  趣味:TVゲーム、ボルトの散歩、料理
 所属勢力:FREE  願望:人助け  社会認知:二代目ワンマンアーミー?
 悪癖:ドSになったりする  相棒:ボルト(親友)  好きな食べ物:暖かい手料理、湊の料理  好みのタイプ:高嶺の花
 備考:サディスト覚醒、元脱獄犯  家族:父+母

 名前:神瑠璃独楽  年齢:22  職業:異能管理機関長官  身長:167cm  体重:秘密
 身体能力値:95  頭脳値:85  精神値:100  異能:蹴球
 特技:サッカー  趣味:サッカー、おでかけ、ロンドンのおいしい英国料理レストラン探し
 所属勢力:機関  願望:正義を為す  社会認知:機関の長官
 悪癖:異常にオカルトに弱い  相棒:?(サブエピ次第)  好きな食べ物:大体何でも好き  好みのタイプ:価値観が同じ
 備考:黄金の精神  家族:父+母・美邦

 名前:デイモン・ファイアストーン  年齢:20  職業:怪盗  身長:178cm  体重:71kg
 身体能力値:80  頭脳値:75  精神値:80  異能:斥力、撹乱
 特技:機械修理、バイクレース  趣味:幼女観察、機械いじり、ライブ観賞(百夜桜乃音姫)、ツーリング、怪盗ロキのエゴサーチ
 所属勢力:怪盗ロキ一味  願望:幼女の味方、怪盗ロキを知らしめる  社会認知:怪盗ロキの正体
 悪癖:幼女発見即観察行動  相棒:美鏡ありす(同業者)  好きな食べ物:カリー  好みのタイプ:9歳幼女(のような非実在少女)
 備考:元不良少年、懸賞金700万ドル  家族:祖父・ディック+母

 名前:高円宮夜子  年齢:18  職業:女子高生  身長:166cm  体重:(自称)リンゴ換算10個
 身体能力値:40  頭脳値:80  精神値:55  異能:鏡
 特技:ピアノ  趣味:ピアノ、作曲
 所属勢力:FREE  願望:友達100人  社会認知:百夜桜乃音姫(アイドルグループ)のセンター
 悪癖:基本的に透任せ  相棒:朝藤透(従者)  好きな食べもの:高級品(安物が嫌いなわけではない)  好みのタイプ:本人も不明
 備考:旧財閥系大企業の令嬢  家族:父・照夜+母・月見+兄・朝仁+姉・暁

 名前:天宮怜  年齢:16  職業:フリーター  身長:167cm  体重:56kg
 身体能力値:90  頭脳値:85  精神値:90  異能:風
 特技:料理、大道芸全般  趣味:女装、ショッピング(女物の洋服)、ひとりしりとり
 所属勢力:FREE  願望:ー  社会認知:かわいい女の子(女装時)
 悪癖:うっかり、女装  相棒:三笠宮御門(友達)  好きな食べもの:炭水化物全般  好みのタイプ:神子。神子(力説)
 備考:左腕のみ機械  家族:ー

 名前:三笠宮御門  年齢:16  職業:探偵  身長:177cm  体重:64kg
 身体能力値:20(宗門装備時:90)  頭脳値:52  精神値:40  異能:障壁
 特技:剣術、英語  趣味:なし(基本的に暇だと寝る)
 所属勢力:FREE  願望:剣に生きる  社会認知:探偵?(疑惑)
 悪癖:面倒臭がり  相棒:宗門(妖刀)  好きな食べもの:カップ麺  好みのタイプ:手がかからなくて都合が良くてヒモにしてくれる女
 備考:没落した名家の末裔  家族:ー

 名前:轟まつり  年齢:16  職業:巫女(おでん係)兼女子高生  身長:159cm  体重:内緒
 身体能力値:37(九尾狐化時:80)  頭脳値:42  精神値:70  異能:九尾狐、加速
 特技:演技  趣味:おでん販売、おでん変わり種研究
 所属勢力:FREE  願望:怪事件解決  社会認知:巫女?
 悪癖:割と流される  相棒:久河晃星(幼馴染兼居候兼友達)  好きな食べもの:おでん(特にちくわぶ)  好みのタイプ:不明
 備考:綱野杜神社の一人娘  家族:ー


 ※設定時と比べて、1番スペック的に成長をしているのは冬也か、ハワードかも知れない疑惑。ハワードの頭脳値は進学校卒業の証
  でもって、スペック最強はやはり独楽ちゃん、スペック最弱は(宗門非装備時の)御門という…
  両親が存命なのに1度も、どちらも出てきていないゆっきーの家族関係の闇は(恐らく)深いです
  あと、デイモンは完全に性癖のせいで色々と台無しになってるよね☆


 3時のおやつにカステラって、何か気分がいいよね

 【直下 コンマ判定】
 1~3 サイコハザードが、シャレにならないことになってたりしてて東京やばし
 4~6 まあ、放置はしない方がいいまでも、まあまあまあ、だいじょぶじゃね?
 7~9 とりあえずほら、まつりんは強くならんといけんから。日常をやっときませうね


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家――

<独楽ちゃーん、起きてー!

<今はいないからー!

まつり(また、独楽ちゃんが泡吹いちゃったのか…)

まつり(…ただ、いるだけでも影響あるんだなあ、あの大きい悪霊…)

まつり「…でも…」

まつり「できることなんて、何も…」


 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 222/200
 2 コミュ
 3 殿下におでんを献上しにいく
 4 その他、自由行動

あ、スマン間違ったからタイム



 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 222/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 殿下におでんを献上しにいく
 4 その他、自由行動

 ※改めて、この下でお願いします。すみません


まつり「殿下~」

まつり「おでん、持ってきたよー」

 トトトッ

殿下「うむ、苦しうないぞ」

まつり「はい、おでん」

 クンクン

殿下「良い香である、誉めて遣わす」

 ハムッ
 モグモグ

まつり「…」モフモフ

殿下「…」ムシャムシャ



 【安価下1】
 1 もふるだけ
 2 コミュる
 3 殿下に、「普段何してるの?」って尋ねてみる


まつり「殿下?」

殿下「何だ?」モグモグ

まつり「お顔の毛、おでんつゆで濡れてる」

殿下「む」

 グシグシ

まつり(まんま、狐だよね、やっぱり…)

まつり(喋っちゃってるのが、あれではあるけど…)

まつり「殿下、普段は何してるの?」

殿下「普段?」

まつり「ここでおでん食べてる時以外」

殿下「余は自由なのだ」

まつり「じゃあ、今、ここに来るまでは?」

殿下「寝ておったわ」

まつり(思ったより、まんまだった…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 殿下「余が羨ましいか? 羨望を許そう」まつり(でもってやっぱり偉そうだ)
 4~6 殿下「それに何やら、外はうるさいのがいるからな」まつり「…それって、あの、大きな…」
 7~9 殿下「どこかへ行こうにも、どうも外は騒がしいようであるからな。全く、あんなのを放っておくとは…現代が嘆かわしいものよ」


殿下「それに何やら、外はうるさいのがいるからな」

まつり「…それって、あの、大きな…」

殿下「うむ、あの馬もなしに自在に、しかも途方もない速さで動き回る、箱よ」

まつり(あ、自動車にビビってた…)

殿下「あんなのにはねられると考えたら、尻尾の毛が痛んでしまいそうなものよ」

まつり「…うーん」

殿下「何であるか、その顔は」

まつり「【安価下1】」

 1 ううん、何でも…
 2 …あの、おっきい悪霊は…?
 3 その他、自由台詞


まつり「ううん、何でも…」

殿下「よい、おでんであった」

殿下「ではな」

 トトトッ

まつり(自動車が怖くて外に出ないって…おもしろかわいい…)


 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 222/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 外の様子、身にいこうかな…?
 4 その他、自由行動


 コミュる時は、コミュ相手の平気をおなしゃす…

 【安価下1】
 1 晃星
 2 独楽
 3 リダ
 4 殿下


まつり「こーせー?」

 コンコン
 ガチャッ

晃星「――――」ブツブツブツ

晃星「――――」ブツブツブツ

 バタム…

まつり(…何か唱えてた…)

まつり「…」

 ガチャ…

晃星「何だ?」

まつり「うわっ…」

まつり「何してたの?」

晃星「修行の一環だ」


 ↓1~3 晃星とのコミュ内容
 ※なければ「なし」でもおkなんすよ~


まつり「…たまには、ただでおでん食べさせてあげる」

晃星「珍しいな。売上重視のまつりにしては」

まつり(殿下にあげようと思ってた、残りだし…)

晃星「?」

まつり「それでさ、晃星」

晃星「何だ?」

まつり「お父さんの敵討ちをしたいって気持ちは、分かるよ」

まつり「分かるけど…何て言うか、人を死なせちゃうことは、お父さんは望んでないと思うの」

まつり「晃星の正義感は、すごいと思う。でも、やりすぎなこととか、あるし…」

まつり「危ないこと、しないでほしい」

晃星「…危険を犯さずに、得られるものなんかない」

まつり「お願いだから、そうやって、すぐ自分のこと追い込むのやめてよ」

晃星「っ…そういうんじゃない」

まつり「でも、そういう風に見えちゃう」

まつり「…何がそこまで、晃星を追い詰めてるの?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 無言でいっちゃった…
 4~6 否定された
 7~9 ちょろっとだけ


晃星「追い詰められてなんか、いない」

晃星「俺は、俺がそうしたいからやってるだけだ」

晃星「忠告だけは、受け取る」

晃星「でもな、まつり。…俺は、止まらない」

晃星「見過ごすことなんて、できない。まつりはそうじゃないのか?」

まつり「…」

晃星「…力がないなら、つければいいだけだ」

晃星「負けやしない。絶対に。…俺は、そうする」

 スタスタ…

まつり「…」

まつり「何を…どうやって…」



 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 222/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 外の様子、身にいこうかな…?
 4 その他、自由行動


 コミュ相手の併記をしていただきたいのですが…
 省略するな、というそういうことなんでしょうか…?

 【安価下1】
 1 独楽
 2 リダ
 3 殿下

併記してなかったらエラー下でいいんじゃない?


 【直下 コンマ判定】
 1~6 オバケがくぶる状態でまともに話せなさそうな状態だった(白目
 7~0 いけるよ


 >>440 まあ、状況を見て…エラーだな、って思ったら下に安価つっこんじゃってくれれば、採用になるかもなんで…ご協力をば…

―――――

 コンコン

まつり「独楽ちゃーん」

 ガチャ

独楽「おばけこわいおばけこわいおばけこわいおばけこわいおばけこわい…」ブルブル

リダ「あ、まつりちゃーん」ギュッ

まつり「…独楽ちゃん…」

リダ「独楽ちゃんは、ぜーんぜん、ダメ」

リダ「怖がりすぎてて、お仕事もしてくれないし…」

リダ「お話も難しいと思うよ~」

まつり「…」

まつり(いくらなんでも、怖がりすぎな感じがあるけど…)

独楽「リダ、リダ~…手ぇ握って…」グスン

リダ「もー、かわいんだから~♪」

まつり(…何だろう…この感じ…)


 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 222/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 外の様子、身にいこうかな…?
 4 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(サイコハザード-3)
 1~3 疎開状態で、人なんてそうそういない…そして、出てきた(白目
 4~6 次々と起きる心霊現象で住民は逃げ出してて、それを狙った空き巣がたくさん…
 7~9 いつも通り


 スタスタ…

まつり「…人の気配がない…」

まつり「皆、逃げ出しちゃったんだ…」

 タタタッ

まつり「あ、でも人がいて、元気に…そういうんじゃないか…でも走ってる…」

まつり「…」

 スタスタ

まつり「あれ、また…?」

 タタタッ

まつり「…」

まつり「…ん?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 治安が最悪すぎた。一時的に天宮市さえも下回ってて…ひとりで歩いてた、まつりんまで…
 4~6 空き巣だー! って気づいたから通報したけど、心霊現象を恐れて警察もこない…これはひどい
 7~9 晃星が自治して、空き巣を見つけ次第、追っかけてはふん縛ってた


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 誰か、敵ではない人がくるか?
 奇数 あかんのが、きたか…
 ※0は偶数扱いなんや


 【直下 コンマ判定】
  1  あ…
  2  明さーん
  3  BOSS
  4  ゆっきー
  5  颯さんがいた
  6  紳士
  7  お嬢&透
  8  かわいい女の子(?)が
  9  刀持ってる人がいる…
  0  あれ、殿下がいる


まつり(こんなとこに、外国人が…! しかも、おっきい…)

まつり(何してるんだろう…?)

ハワード「…」キョロキョロ

まつり(周りを見てる…?)

まつり(あ、眉ひそめた、こわい…)

ハワード「…」スタスタ

まつり(歩き出し――)

 ドンッ

空き巣「痛っ…どこ見てやが――」←一瞬で顔が青ざめた

ハワード「邪魔だ、どけ」ギロッ

空き巣「ひぃぃっ…すみませーん…!」タタタッ

まつり(…おっかない!)


 【安価下1】
 1 つける
 2 声をかけてみる
   A 何か探してるんですか?
   B 迷子とかですか?
   C その他、自由台詞
 3 関わらないでおこう
 4 その他、自由行動


まつり「…あのー」

ハワード「…」ジロッ

ハワード「何だ?」

まつり「…何か、探してるんですか?」

ハワード「…何故だ?」

まつり「いえ、何か…きょろきょろしてたし、体がおっきいから目について――っていうか、日本語上手…」

ハワード「…そうか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 人とはぐれたらしい
 4~6 迷子になってるらしい
 7~9 変なのに喧嘩を売られたから、探してるらしい


ハワード「気づいたら、こんなところへいた」

まつり「どこに行こうとしてたんですか…?」

ハワード「…」つメモ書き

まつり「住所…て言うかこれ、この辺じゃないような…」

ハワード「…そうか」

まつり「…」


 【安価下1】
 1 行き方を教える
 2 連れてってあげる
 3 住所だけじゃ分からんわ、すまんのう、って
 4 その他、どうしたい?



―――――

 一旦、ここまででやんす~
 ありがとうございました


まつり「えーと、こんな説明で、分かりましたか…?」

ハワード「…行けばどうにもなる。じゃあな」

 ザッ

まつり(行っちゃった…)

まつり(でも迷子になって、こんな人気がなくなってるところまで来るってすごい…)

まつり(…だいじょぶかな…?)



 【直下 コンマ判定】 
 1~3 見送った直後、ばちばちーってすごい音がして、悪霊ががが
 4~6 街歩きを再開したら、また人に会った
 7~9 幽霊みたいのはうようよしてるけど、昼間だからか、それらしい怪異は起きてないぽい



 スタスタ…

まつり(あ、また人がいた…)

勝正「全く、目を放した隙にすぐ…」

勝正「土地勘もないくせにふらふらよく歩き回れるな…」

勝正「ん?」

まつり(目が合った…)


 【直下 コンマ判定】
 1~6 この辺ででっかい外人見なかった?てきかれた
 7~9 実は美多組は綱野杜神社にお世話になったことがあって、挨拶された


勝正「…まつり、ちゃん?」

まつり「えっ…?」

勝正「やはり。覚えては…いないか」

勝正「怖がらないでほしい、ストーカーでも変質者でもない」

勝正「俺は美多勝正。覚えはないだろうか?」

まつり「美多勝正…さん…」

まつり「…美多…?」

まつり「どっかで、何となく…」

勝正「こんなところで――というのも変か、すぐそこが神社だからな」

勝正「昔、綱野杜神社で世話になったことがあったから、覚えていただけなんだ」

勝正「お父様は、神主さんは元気か?」

まつり「…」

勝正「…どうした?」


 【安価下2】
 1 元気だよ、って言っとく
 2 色々と喋っちゃう
 3 その他、どうしたい?


まつり「実は、お父さんは…」

勝正「何かあったのか? 何か、力になれることがあるかも知れない」

勝正「昔、組が世話になった礼をしたい。事情を教えてくれ」

まつり「…」

 ・
 ・
 ・

勝正「なるほど――それで、この状況か…」

まつり「…」

勝正「放っておくこともできなければ、やれるべきことも見つからない…と」

まつり「…うん」

勝正「そうか…」

勝正「こうしたい、というようなことはないのか?」

まつり「【安価下2】」

 1 …いえ、悪いし…
 2 …できれば…せめて、この幽霊がいっぱいの状況とか、大きすぎるあの悪霊とか、やっつけたいけど…
 3 その他、自由台詞


まつり「…できれば…せめて、この幽霊がいっぱいの状況とか、大きすぎるあの悪霊とか、やっつけたいけど…」

まつり「でも、そんなこと…あたしの力じゃ、どうしようも…」

勝正「…分かった」

勝正「美多組次期組長、美多勝正の名に賭けて、協力をしよう」

まつり「ど、どうやって…?」

勝正「何かしらの異能で、幽霊は現れたのだろう」

勝正「ならば、手段はそのグラスパーを止めることだな」

勝正「生憎と幽霊退治のようなことは、俺は全くできない」

勝正「それに霊感というのも、さっぱり感じたことがないからな…。そっちでは力にはなれない」

勝正「だが元凶であるグラスパーを見つけられれば、止めることもできるだろう」

まつり「…ほんとに?」

まつり「機関でも、逃しちゃったくらいなのに…」

勝正「ああ、大丈夫だ」


 【安価下2】
 1 でも勝正に丸投げはしたくないよ
 2 勝正に任せちゃう…


勝正「俺に任せてくれ、組の総力を挙げて――」

まつり「待って」

勝正「どうした?」

まつり「…あたしも、やる」

まつり「…うちの…綱野杜神社の問題でもあるから」

勝正「…分かった」

勝正「顔は見ているんだったな。うちの若いので、手配書の似顔絵を描ける者がいる。そいつに探すべき犯人の顔を描かせたい」

勝正「組まで来てもらえるか?」

まつり「うん」

勝正「では早速…といきたいんだが、すまない」

勝正「今、脳みそまで筋肉の詰まっている脳筋バカを探していてな」

勝正「ここまで車を回させるから、それに乗って先に向かっていてくれ。急いで俺も戻る」

まつり「分かった」

 prrrrr…

勝正「俺だ。車を回して、綱野杜神社のお嬢様を家に。客人だ、無礼なマネをしたら許さんぞ。じゃあな」

 pi

勝正「すぐに来る」

まつり「…探してる人って、体がおっきい、外国人の人?」

勝正「そうだが…知っているのか?」

まつり「さっき、そこで会って…。迷子になってたからって、道教えてあげて」

勝正「…そうか、ありがとう」


 【安価下2】
 1 美多組へれっつごー?
 2 そんな用事は終わらして、帰宅


 ――東京某所・美多組・大邸宅――

組員「これで、いかがですか?」

まつり「うわ、そっくり…。これ、こんな」

組員「分かりました。…おい、これを回せ」

 ガララッ

勝正「戻った。どうだ?」

組員「へい、若。丁度今、似顔絵ができたところです」

まつり「すごい上手だね」

勝正「元々、警官だったんだ、こいつは。下がっていいぞ」

組員「へい、失礼いたします」

まつり「…」キョロキョロ

まつり(にしても…すげー、ヤクザさんのお家だー!)

勝正「…珍しいのか?」

まつり「うん」

勝正「似顔絵を使って、この2人を徹底的に調べ、居場所を探し出す」

勝正「それまではまだやることがないから、ただ待つだけになるだろう」

勝正「すまないな、すぐに見つかるようにはする」


 【安価下2】
 1 勝正とコミュる
 2 じゃあ、帰ろうかな
 3 その他、自由行動


まつり「…」

勝正「…」

まつり「あの」

勝正「何だ?」

まつり「あの刀って、本物?」

勝正「ああ、そうだ。もっと見たいか?」

まつり「いや、いいけど…。すごいなあって…」


 ↓1~3 勝正とのコミュ内容
 ※なければ「なし」でおkよ


まつり「勝正さんって、おでん、何が好き?」

勝正「…こんにゃくだな」

まつり「こんにゃくっ、いいねいいね」

勝正「そう言えば、昔もずっとおでんを頬張っていたな」

まつり「えっ…」

勝正「よく覚えている。儀式の最中、隅でおでんをずっと食べてる女の子がいた」

まつり「…と、ところで、あの、探してた、おっきな外人さんは? 大丈夫なの?」

勝正「ああ、とりあえずは見つかったからな。問題はない」

勝正「会ったなら分かると思うが、愛想がないだろう? すぐに問題を起こすからと、肝を冷やしていたが、特に何事もなかった」

勝正「電信柱が4本引っこ抜かれるなんて、日常だからな」

まつり「それ全然日常じゃない…」

まつり「あと…勝正さんて、グラスパーなの…?」

勝正「ああ、そうだ」

まつり「…戦う、の?」

勝正「その必要がある時はな。最近は大きな抗争などはないが、別件で何かと腕っ節が必要でな」

まつり「…」

勝正「どうしたんだ?」

まつり「…強くなりたいの」

まつり「だから…戦い方、教えてください」

勝正「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~4 いい顔はされない
 5~9 いいよ、って


勝正「…いいだろう」

まつり「ほんとっ?」

勝正「グラスパーなら、避けられない戦いが起こりうる」

勝正「その時、戦い方を知らなければどうにもならないからな」

勝正「それに力になると言った。連中が見つかるまで、俺が見てやろう」

まつり「うん」

勝正「しかし…そうだな…」

勝正「俺は戦闘向きの異能ではないから、大したことは教えてやれないんだが…」

勝正「…何か、武器でも持つか?」


 【安価下2】
 1 異能があるからいらんすよ
 2 持つ―!
   ※こんな武器!があれば、併記
    なければ、勝正の趣味で選ばれちゃいます


まつり「武器、いいかも」

勝正「まあ、大体は調達ができる」

勝正「俺がおすすめするのは、やはり、日本人としては――」

まつり「ねえねえねえ」

勝正「…何だ?」

まつり「薙刀」

勝正「…日本刀…」

まつり「薙刀」

勝正「…いいだろう…」

勝正「だが、薙刀…か…」

勝正「武道としての薙刀は、さっぱり知らないからちゃんとした指導をしてやることはできないんだが…」

まつり「【安価下2】」

 1 いいよ、別に
 2 えー?
 3 その他、自由台詞


まつり「いいよ、別に」

勝正「分かった」

勝正「では早めに用意をさせておこう」

まつり「うん」

勝正「まずは、今のまつりちゃんの実力を把握しよう」

勝正「小さいが道場を備えている。そこで、少しやりあおう」


 【直下 コンマ判定】
 まつりんの、物騒な才能がようやく…何なのか判明…
 偶数 星のチカラのコントロール、制御的な部分が異常にうまいことが判明。GS練習はかどるし、特別なGSも…いけるか…?くらい
 奇数 異常に戦闘面での覚えがいい。勝正ががんばって色々と覚えてきたこととかが、どんどん吸収されてく
 ※0は偶数扱いなんやで


まつり「とうっ…!」

 バッ

勝正「くっ…!」ザッ

 ドンッ

まつり「って、きたのを――こうだけっけ?」

 ガシッ
 ブンッ

勝正「うおっ…!?」

 ドサッ

まつり「勝正さん、教えるのうまいね!」

勝正「…そ、そうか…?」

勝正(いや…違う…)

勝正(そんなことまでは、教えてない…。さっと出てきてしまったものを…完コピ…?)

勝正(何で、これほど…)

まつり「どうかした?」

勝正「…いや、何でもないが…」

勝正(これが、才能…? 途轍もないな…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 基本的な戦闘の立ち回り、動作は完璧
 4~6 割と技巧的な戦い方、習得完了
 7~9 フィジカルは劣るけども、GSとかなしでも全然いけるんじゃねえのくらいにまでなっちゃった☆テヘペロ


まつり「どうだった?」

勝正「…控えめに言って」

まつり「うん」

勝正「…筋が良すぎる」

まつり「筋がいいかあ…」

勝正(すごく控えめに言って…な)

 prrrrr…

まつり「電話――晃星だ。ごめんね」

晃星『まつり、どこにいるんだ? 何も巻き込まれてはいないか?』

まつり「うん、大丈夫」

晃星『そうか…。少し、帰りが遅いから心配してた。暗くなると、ヤツらは活発になる。気をつけろ』

まつり「分かった。じゃあね」

 pi

まつり「そろそろ帰れって、言われちゃった」

勝正「では送ろう」


 【安価下2】
 1 お言葉に甘える
 2 断ってひとりで帰る


 【直下 コンマ判定】
 1~3 晃星が正義厨になっちゃったのはね…美多組が絡んでると言ってもいいような、よくないようなね…
 4~6 晃星が敏感にヤクザに反応して、噛みついちゃった…
 7~9 何もないよ


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「ここまでついて来てくれなくても大丈夫だったのに…」

勝正「いや、玄関をくぐるまでが帰宅だ。そこまで責任を持たねばならない」

まつり「…でも、鳥居くぐったし、あれが玄関みたいなものだから、もう大丈夫だよ」

勝正「そうか?」

まつり「うん」

勝正「分かった」

勝正「稽古をしたければ呼んでくれ。できるだけ、都合をつけてここへ来よう」

まつり「ありがと」

勝正「ではな」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 222/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 殿下におでんを持ってく
 4 その他、自由行動


 ガイア狙い?
 全然いいけど、コートとかバーニッシュを覚えないと、他が開示されないからね、一辺倒にならないのをおすすめするお

 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 222/200


 アーム 306/200

 ゴソゴソ…

まつり「?」

 ガチャ

まつり「晃星、どったの? 何か、音するけど」

晃星「まつりか…」

晃星「これから、悪霊どもの退治にいってくる」

まつり「え?」

晃星「放っておけば、増えるばかりだ」

晃星「それに、こうしていればあいつらが出てくるかも知れないからな」

晃星「行ってくる」


 【安価下2】
 1 …いってらっしゃい
 2 止めてみる
 3 同行する
 4 その他、どうしたい?


晃星「朝には戻る」

まつり「あたしもいく」

晃星「…まつり…」

まつり「いく」

晃星「…分かった」

晃星「一応、神主には及ばないが魔除けのお守りを作っておいた」

晃星「…持っておけ」

まつり「うん、ありがと」

晃星「行こう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっけー悪霊が、やべえ…
 4~6 あ、ジャック!
 7~9 うようよとしてる、ちっさいのから地道に狩ってく


 ズォォォオオオオオオオオッ

晃星「早速、お出ましか…」

まつり「ヤバいのが出てきた…」

晃星「だが、あれをどうにかしなければ、この現象は終わらない」

まつり「で、でも…どうにか、なるの?」

晃星「やるしかないんだ」

晃星「まつり、精神を集中させて呪文を唱えろ」

晃星「2人がかりで、滅するぞ」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 さっぱり効果なっすぃんぐ(白目
 7~9 ??「何をしておるんだ?」トコトコ


まつり「――――」

晃星「――――」

 まつりと晃星が、呪文を唱え始める。
 2人の周囲に群がろうとしていたこまごまとした悪霊が、じりじりと後退を始めていった。

 ズォォォオオオオオオオッ

 だが、対峙する巨大なそれは、意にも介さない。
 真っ黒の風に覆われているような、怨霊や、悪霊――その集合体たる、それは半人前が2人寄り集まった程度の呪文などそよ風同然だった。

まつり(これ、ヤバい――)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 巨大悪霊の、スーパーなポルターガイスト攻撃!
 4~6 巨大悪霊は、ザキめいたものをことした! しかし、2人はお守りでかろうじて免れた
 7~9 おでん食べたいんだってさ


 オォォォォ…

 巨大悪霊が、甲高い奇声のような音を発した。
 瞬間、周囲のものが激しく振動を始め、無人になっている家々の窓ガラスが同時に割れて弾け飛ぶ。

 ズズッ

まつり「あぐっ…!」

晃星「っ…!」

 窓ガラスが割れるのと同時に、激しい波動が発せられた。
 それがまつりと晃星に直撃をして、2人の心臓がどくんと激しく高鳴る。

 だが、それぞれに持っていたお守りが、死へ誘ったそれを撥ね除ける――。

 バッシィィィッ

まつり「痛っ…」

晃星「まつり、来るぞ、避けろ――!」

 巨大悪霊が黒いもやで覆われている肉塊のような体から、同色の手を出した。
 ひとつひとつは、人間のそれと変わらない。――異常な長さと、その量を除いて。


 【安価下2】
 1 後退、いやもう撤退! これはムリだってば!
 2 後退、全力で後退しながら腕が届かないところまで逃れる
 3 その他、どうする!?


まつり「これ、もう…逃げた方がいいんじゃないのっ!?」ボフンッ

 ダンッ
 ズドドドォォンッ

 まつりが異能を使い、9本の尻尾で思いきり地面を蹴った。
 まつりのいた場所に無数の手がぶつかって、アスファルトを割ってしまう。

晃星「っ…だが、それでは――」

まつり「だって実際問題、何もできないじゃん!」

まつり「呪文以外で、どうやってどうにかするの!?」

晃星「それは…」

まつり「逃げないと!」

 シュバッ
 ガシッ

 まつりが尻尾で晃星を掴み、そのまま逃げ始める。
 次々と腕は伸びてきて、まつりと晃星を追いかけた。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アスファルトの下から、だとぉっ!?
 4~6 ポルターガイスト攻撃ががが
 7~9 無事に逃れた
  0  おでんフリークが1匹


―――――

 すまんの、二度目の休憩じゃ
 ありがとうございました


まつり「逃げよう、晃星!」

 尻尾を電柱に絡ませ、まつりが飛んだ。
 晃星が砂塵を巻き上げて悪霊の視界を封じにかかったが、ぐらぐらと地面が揺れ始める。

 ゴゴ…
 ゴゴゴゴゴッ

晃星「何かがくるぞ、まつり!」

まつり「できれば、何来るか教えてほしいんだけど…!」

 電柱が揺れ、抜けた。
 電線を垂らしながらそれらが、まつりと晃星目掛けて飛んでくる。

まつり「ちょっ――」

晃星「俺がやる…!」

 向かってきた電柱を晃星が素手で殴り飛ばした。
 砕けた破片さえも襲ってきたが、それを一極集中させた砂塵で防いで分解し、砂塵の密度を上げる。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ジャックまできた…
 4~6 どうにか逃げれた
 7~9 ??「おでんはまだかー!」


晃星「ダメか、物量が――!」

 ズォォォォォッ

まつり「電柱が抜けて、足場っていうか、何てゆーかが…!」

 夥しい腕が、周囲一体の電柱が、まつりと晃星に襲いかかる。
 腕に掴まれれば、悪霊に引きずり込まれる。電柱にぶつかれば、たちまち圧し潰されるのが目に見えていた。

 ピョンッ

殿下「おでんはまだかー!」

まつり「っ――殿下っ!?」

晃星「喋る、狐――?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 殿下の神通力! ポルターガイストを相殺した!
 4~6 殿下の神通力! 巨大悪霊が怯み、逃げていった!
 7~9 殿下の宝刀! 霊的なものが色々と真っ二つになっていった!


殿下「ええい、余の至福を邪魔するとは無礼者め!」

殿下「お前などはひとりで遊んでいろ!」

 ピタッ…

 殿下が巨大悪霊を一睨みすると、1本だけだった尻尾が9本に分裂して増えた。
 それが広げられると、襲いかかっていた電柱の全てが中空で静止してしまう。

まつり「で、殿下…これ、止めたの――?」

殿下「早うおでんを用意せんか、ばかものめ」ポムポム

 殿下がまつりの肩に乗ってきて、肉球のある前足で頭を叩く。
 空中で止まっていた電柱を足場にしてまつりがさらに飛び、綱野杜神社の方へと進路を取った。

 オォォォォオオオオオオオオッ

晃星「まつり、手が止まらない、急げ!」

まつり「急いではいるけど…!」

殿下「早う、早う、余は空腹ぞ!」ポムポム

まつり「【安価下2】」

 1 じゃあ殿下があれどうにかしてよ!
 2 待っててよ、それどころじゃないんだから!
 3 その他、自由台詞


まつり「あれ、あれ止めてくれたら、いつもよりたくさんおでんあげるから、手伝って!」

殿下「何を言う、余はぶくぶくと食べはしないのだ」

殿下「このキューティーな余の身体が丸いフォルムになったらどうしてくれる!?」ポムポム

まつり「おでんはヘルシーだから!」

殿下「本当か!?」クワッ

晃星「お、御狐様…なのですか…?」

殿下「余は、殿下である」

晃星(皇族…?)

まつり「あ、あれは避けらんないかも――」

晃星「っ――しまった…!」

殿下「仕方がないのう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 殿下の神通力! 一瞬で神社に戻ってしまった…
 4~6 殿下の神通力! 巨大悪霊が潰された…
 7~9 殿下「余がチカラを貸してやる」


殿下「余がチカラを貸してやる」

殿下「お前ら2人、ちょっとあれを力ずくでねじ伏せろ」

まつり「え?」

晃星「は…?」

殿下「それ」

 ポゥゥゥ…

晃星「っ――これは…」

まつり「あ、何かあったかいかも?」

 ズォォォォォッ

殿下「物理で殴れ、はサイキョーなのだ」

 ガシィッ

まつり「っ――掴まれた、やだ、やめてっ…!」

 巨大悪霊の手が、まつりの尻尾の1本を掴んだ。
 とっさに別の尻尾で引き剥がしにかかるが、霊体に触る術をまつりは持っていない。

 呆気なく尻尾がそれを通過――することはなく、手応えを感じてしまった。

 グイッ
 ブチィィンッ

晃星「悪霊の触手を、ちぎった…!?」

殿下「お前もだ、小僧。さっさと、どうにかせい」

晃星「御狐様の加護――? いや、考えるのは後にするか…。触れるのなら、やりようはある…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 にしても数が多い
 4~6 まつりんと晃星は、襲ってくる手を片っ端から肩結びにしてった
 7~9 近づいてきてた巨大悪霊に、晃星が物理(?)で殴ってぶっ飛ばした。殴り馴れてない巨大悪霊は怯んで逃げてった


晃星「まつり、俺をあいつに向けて飛ばせ!」

まつり「何するの?」

晃星「正義の鉄拳を、食らわせる…!」ギュッ

まつり「…まあいいや、行くよ!」

 ググッ
 ブゥゥンッ

 まつりが尻尾を使い、晃星を放り飛ばした。
 迫ってきていた巨大悪霊に晃星が一直線に飛び、握り締めた拳で思いきり巨大悪霊を殴りつける。

 ドッゴォォォォォッ
 ズズゥゥゥンッ…

まつり「いけちゃったし…」

殿下「余のチカラならこの程度雑作もないのだ」エッヘン

殿下「ほれ、早くおでんを出せ」ポム

晃星「殴っただけで、消えはしないか…」

 ザッ

 晃星が着地して、後退をした巨大悪霊を睨みつける。

晃星「だが、このままぶん殴って、消してやる…!」

 オォォォォォ…

晃星「逃がすものかぁ――!」

殿下「逃せ、ばかもの」

 ピタッ

晃星「っ…な、何故です…御狐様…!」ググッ

殿下「余は早う、おでんを食べたいのだ。深追いしては食べられんだろう」

まつり「殿下…すごいんだね…」

殿下「ほれ、早う帰るぞ」


 【安価下2】
 そして、帰っておでんを献上した
 1 殿下とおしゃべりする
 2 殿下と自由コミュ
 3 おでんを食べた満足した殿下をもふって終わった


 ――東京某所・綱野杜神社・境内の雑木林――

殿下「はぐっ…」

 ムシャムシャ
 モグモグ

まつり「…殿下、おでん気に入った?」

殿下「うむ、余にふさわしい品であるぞ。誇ってよい」

晃星「…御狐様、なのですよね?」

殿下「そうだぞ、誉めたたえよ」

晃星「…はぁ…」


 ↓1~3 殿下とのコミュ内容
 ※なければ「なし」でおk

晃星が暴走しそうで怖いんだ、どうやって止めたらいいのかな?

殿下って何者?


 >>551は、本人がいるんですが…

 【安価下2】
 1 ぶっこめ
 2 >>553


まつり「…ねえ、殿下」

殿下「何だ? 次はその、白くて三角のを寄越せ」

まつり「はい、はんぺんね」

殿下「はぐっ…んむ、これもいい…」ムシャムシャ

まつり「この、わたしの狐姿見ても、何も思わないの?」

殿下「毛が乱れているぞ、一流の狐とは言い難いな。余をみならえ」

晃星「あの…異能、ということだと思うのですが」

殿下「いのー? 何かしらの術であろ? どうでもよいわ」ハグハグ

まつり「殿下って、何者なの?」

殿下「余は、余である」

殿下「天上天下に唯一匹、九本の尾を持つ善狐が一、空狐に名を連ねし、余である」エッヘン

殿下「次はその白くてぶつぶつしてるのだ」

まつり「ちくわぶね。はい、どうぞ」

殿下「はぐっ…おお、これはこれは…」ムシャムシャ

まつり「晃星…善狐とか…空狐とか…何?」

晃星「妖狐だな…。神通力を持った、妖怪に分類される狐で、空狐というのはその中でも特に強大な力を持って、3000年は生きているとか」

殿下「おお、分かっているではないか、誉めてつかわす。ほれ、もふれ」

晃星「…」モフ

殿下「おおぅ…お前、テクニシャンであるな?」ゾクゾクッ

まつり「ねえ、殿下?」

殿下「何だ? おい、もうやめい、食べれんだろう」

晃星「…はい…」

殿下「次は…その丸いのだ」

まつり「たまごね、どうぞ」

殿下「ほほう…これは、なんとも…おおう…」ハグハグ

まつり「殿下、さっきみたいの…また、力を貸してくれたりとか…してくれる?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 殿下「余をこき使おうという腹か? そんなものは認めんぞ」
 4~6 殿下「おでんを寄越すならば考えてやらんでもない」
 7~9 殿下「まあ良かろう。余は寛大であるからな。誉めよ」まつり「偉いね、ありがと」


殿下「余をこき使おうという腹か? そんなものは認めんぞ」

まつり「そういうんじゃないよ」

晃星「御狐様、どうか、お願いします」

晃星「あなたの力添えがあれば、あの悪霊どもを退散させてやれるのです」

殿下「何故、そうまでしてあれらを駆逐したがる?」

晃星「放置していては、被害が出てしまいます。平和を保とうとすることは、当然の――」

殿下「ふん、余はそんなものは嫌いじゃ」

殿下「人間というのはそうして、いつも勝手な都合でそこにあるべきものをなくす」

殿下「お前もその口だ。気に入らん」

晃星「しかし…!」

殿下「そもそも、あれとて人間が引き起こしたのであろう? ならば自業自得であるぞ」

まつり「お願い、殿下」

殿下「やーだ」フイッ

まつり「…」

まつり「【安価下2】」

 1 …このままじゃ、おでん食べられなくなっちゃうかも知れないのに…
 2 殿下は、人間が嫌い?
 3 その他、自由台詞


まつり「…このままじゃ、おでん食べられなくなっちゃうかも知れないのに…」ボソ

殿下「む?」

まつり「でも…仕方ないなあ…」

まつり「さよなら、おでん、こんにちは…昆虫食…」

晃星「まつり…?」

殿下「むむむっ…!?」

殿下「おでんが食べられなくなるって本当か!?」←まつりの膝に前足のせた

まつり「だって、あんなのがいたら、その内…日本が沈んじゃって、そのままおでん文化も海の藻屑…」

まつり「永久におでんが食べられなくなっちゃう…かも…」

殿下「それほどか…」ゴクリ

まつり「でも、殿下がやだって言うなら、ムリだもんね…」

殿下「うぐぐ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 もうひとおしかな?
 4~6 まわりくどく
 7~9 殿下が必死になった


殿下「…お、おでんが食べられなくなるのは、余としても不服である…」

まつり「じゃあ…」

殿下「だがあれは人間の自業自得」

殿下「…ま、まあ…余は寛大であるからして?」

殿下「べ、別におでんが消えてしまうのを惜しむのではなく、人間にもチャンスくらいはやっていいと思っておるぞ」

晃星「では…!」

殿下「でも余がデバっては、まるでおでんが食べられなくなるのが惜しくて、そうしたみたいであるからして?」

まつり(おでん食べたいだけなのに、がんばるな…)

殿下「余はちょびっとチカラを貸してやるだけだぞ」

殿下「だから後は、お前らでどうにかするがいい。そして、まあ…余は現代の食物はおでんくらいしか知らぬから?」

殿下「余にそれを献上さえしていればまあ…加護は与えておいてやろうではないか」

まつり「じゃあ、協力してくれるんだね? おでんと引き換えに」

殿下「おでんと引き換えではない、寛大な余だからこそ――」

晃星「ありがとうございます、御狐様」

まつり「ありがと、殿下。おでん、毎日ちゃんと持ってくるからね」

殿下「うむ、おでんは1日も欠かしてはいかんぞ」

殿下「余はおでんが食べたいのではなく、お前らのように信心深い者を見捨てては余の沽券に関わるからして…」

まつり「ありがとね、殿下」モフ

殿下「うむ、もっともふることを許す」



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100 アーム306/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:美多組次期組長


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家――

まつり「ふわぁぁ…」

まつり「眠い…」

 トテトテ

まつり「何か今日は、どんよりしてる天気だなあ…」

まつり「…」

まつり「こういう日って、ああいうのも…調子に乗るからなあ…」



 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 306/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 殿下におでんを持ってく
 4 その他、自由行動


 アームMAX狙いか…
 でも、そんだったらガイアまでやっちゃった方がいいんだけど、アームMAXて、コートとバーニッシュの習得までだからなあ…
 習得しちゃったら、後は別にって感じだし…GSをたくさん覚えた方が序盤は楽になりそうな…

 まあ、安価だから、思い思いにとってくれていいんだけどね!

 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 306/200


 アーム 370/200

まつり「よしっ、おでんが完成」

まつり「今日も変わらぬおいしさ…」

まつり「おーでーんーはー、おいしーいー♪」

まつり「とってもー、おいしーいー♪」

まつり「…今夜からは、本格的に悪霊退治できるのかな…?」

まつり「でも…うーん…このままじゃ、あれだし…」


 【安価下2】
 1 コミュ
 2 おでん献上
 3 かっちゃんとの訓練
 4 その他、自由行動


まつり「殿下ー」

まつり「おでん、持ってきたよー」

 ヒョコッ
 トテトテ…

殿下「うむ、苦しうないぞ」

まつり「はい、どうぞ」

殿下「うむ」


 ↓1~3 殿下とのコミュ内容
 ※なければ「なし」でもおkっすよ~


まつり「殿下は、おでん、何が好き?」

殿下「余は、そうだな…」

殿下「白いのが好きだぞ」

まつり「白いの? ちくわぶ、はんぺん、たまご…らへん?」

殿下「うむ。特にあのもちもちのが好きだ」

まつり「ほんとっ? あたしも、ちくわぶが1番好き」

殿下「余と同じ嗜好とは、やるではないか。誉めてつかわす。喜べ」

まつり「うん」

 ハグハグ

まつり「ねえ、殿下。相談してもいい?」

殿下「話してみよ」ムシャムシャ

まつり「晃星なんだけどね、時々…まあ、いつもなんだけど…暴走気味で…」

まつり「不安なこととか、あるんだ。それが怖くて…どうしたら、止められるかな?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 殿下「余には関係なきことである」
 4~6 殿下「人間はえてして、そのようなものであろう。痛い思いをすれば止まる」
 7~9 殿下「余はあの小僧のことなど、尻尾の毛1本ほどもどうとも思ってはおらん。が…」


殿下「人間はえてして、そのようなものであろう。痛い思いをすれば止まる」

まつり「それは、手遅れになっちゃうかも知れないし…」

殿下「む?」

殿下「…ならば己を客観視できるようになれば良い」

殿下「誰の目にも明らかな行為をしているのであれば、客観的に見られれば考えを改めるであろう」

まつり「…それでも、ダメだったら?」

殿下「余の前足にはあまる」

まつり「…手は、ないもんね…」

殿下「うむ。そのぴらぴらはなんだ?」

まつり「ぴらぴらって…これは、牛スジ。…ちょっと、串から外れかかってるけど」

殿下「木の棒を外して余によこせ」

まつり「はい」

殿下「うむ」ハグッ

殿下「むむ…これも、なかなか…」ムシャムシャ

まつり「…殿下は、人間のこと…どう思ってるの?」

殿下「邪魔である」

まつり「嫌い?」

殿下「しかし、全てを同一にして括るほど見捨ててはおらん」

殿下「良い者もいれば、悪しき者もいる。それは狐も人も、同じことであろう?」

殿下「うむ、今日も堪能をした。また余が腹を減らせる前に献上せよ」

殿下「ではな」

 トコトコ…


 【安価下2】
 1 コミュ
 2 かっちゃんとの訓練
 3 その他、自由行動


勝正「待たせたな」

まつり「ううん、来てくれてありがと」

勝正「始める前に、薙刀を調達しておいた」

勝正「どうだ、気に入ったか?」


 【安価下2】
 1 オーソドックスだけど、いいものだよ
 2 大薙刀に分類されるのだよ
 3 その他、どんな感じの獲物がええんよ?


まつり「…おっきい」

勝正「大薙刀と分類されるものでな。柄が七尺を超えるものをそう呼ぶんだ」

まつり「七尺…」

勝正「210センチだ。ちなみに、これは刃の先までで二間――360センチもある」

勝正「薙刀と言えば、ロマンだろう?」キリッ

まつり(あ、この人、こういう系だったんだ…)

勝正「まあ、すぐに馴れるさ。アームを習得していれば重さも気にはならないだろう」

勝正「それにリーチは有効な武器だ」

勝正「あとは、実践で磨いていくしかないな」


 【直下 コンマ判定】(殿下の加護+3)
 1~3 逆に振り回されたよ!
 4~6 馴れた
 7~9 割と凶悪

 ※「殿下の加護」補正は、おでん献上後の日常ターンでのみ、つきます
  >>394の?は、これです


 インクリはね、頭脳値が足りないからまつりんが、そもそも習得できないね

―――――

まつり「とうっ!」

 ブゥンッ

勝正「っ…!」

 ギィィィンッ

 まつりの振り回した大薙刀を、勝正が長ドスで受け止めた。
 そのまま、柄を掴んで引き寄せにかかられたがまつりは同時に尻尾での攻撃を仕掛ける。

 ドゴォッ

勝正「ふっ…!」

まつり「え、手応えが――」

勝正「グラスプスキル、コートだ」

 ブンッ
 ギィィィィンッ

 勝正が大薙刀を押さえたまま長ドスを振るった。
 しかし、尻尾で大薙刀を握り、柄をずらすことで刃を受け止めてしまう。

勝正(あの尻尾を手足のように使うことで、変幻自在の攻撃を繰り出して――恐ろしいな)

まつり「えい、やあっ…!」

 ブゥゥゥゥンッ
 ドゴォォォッ

 尻尾で握った大薙刀を、まつりが大きく振り回した。
 尻尾で伸びたリーチと、その遠心力を乗せながら振るると勝正は飛び退いたが境内の地面が割れる。

勝正「本当に…筋が良すぎる…」

勝正「今日は、ここまでにしておこう」

まつり「勝正さん…強い…」

勝正(バーニッシュでもかけられていたら、俺の獲物が叩き折られていたんじゃ…)


 【安価下2】
 1 ここまでだって? まだつきあってもらうぜ!
 2 コミュ
 3 ところで、徳川とか見つかった?
 4 その他、自由行動


 >>604 連絡先は、だいじょびよ

―――――

まつり「ありがとうございました」ペコッ

勝正「ああ、礼には及ばないさ」

勝正(と言うか、これは俺まで鍛えられてしまうのでは…)

まつり「ところで…あの、似顔絵の人…」

勝正「ああ、そうだったな…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 名前だけ判明
 4~6 名前と異能が判明
 7~9 居場所まで判明だと!? さすが美多組


勝正「何度か遭遇をしたという、こちらの男の名は、徳川唯一」

勝正「そして、神主を手にかけたという女は、豊臣レイラ…というらしい」

勝正「徳川の異能は、反魂という希少性の高いものだ」

まつり「反魂…?」

勝正「名前だけでとれば、死者の蘇生――のようなものだろうが、起きていることを鑑みるに、やはり幽霊を呼び起こすものかも知れない」

勝正「豊臣は、弾機の異能。バネだな」

まつり「見たから、分かる」

勝正「居場所も、判明をしている」

まつり「ほんとっ!?」

勝正「ああ。だが、2人とも強いグラスパーだ」

勝正「戦い慣れをしている。…今のまま挑んでは、最悪の結果になりかねない」

勝正「だから、俺としてはまだ伏せておきたいのだが…」

まつり「【安価下2】」

 1 じゃあ、いつ教えてくれるの?
 2 すぐ教えて
 3 その他、自由台詞


まつり「じゃあ、その時になったら、教えて?」

勝正「…その時か…」

勝正「それも難しいな…」

まつり「だって、勝正さん言い出したんじゃん」

勝正「そうなんだが…」

まつり「自分で言ったんだからちゃんとしてよ」

勝正「…分かった、ではそうしよう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 晃星がやって来て、かっちゃんと遭遇。正義厨晃星は、ヤクザ嫌い
 4~6 晃星がやって来て、かっちゃんと遭遇。何か、因縁…が…?
 7~9 何もないお


まつり「にしてもこれ…おっきくて、邪魔っぽいなあ…」

まつり「…玄関に置いとこっと」

 ガタッ

まつり「おっでーんのー、おーだしーはー♪」

まつり「あったか、ほっこり、やっさしーさよー♪」


 【安価下2】
 1 コミュる
 2 …薙刀の自主練もしとこう
 3 その他、自由行動



まつり「…」

まつり「やっぱり、もうちょい、やっとこうかな…」

まつり「相手いなくても、やれることはあるかもだし」

 ギュッ

まつり「うん、やっとこう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 つかれた
 4~6 やってたら、独楽ちゃんに用があって来てた颯さんとばったり
 7~9 殿下があそびにきた


まつり「はぁー…はぁー…」

 ゼィゼィ

まつり「つかれた…」

 トトトッ

コン三郎「こーん」

まつり「あ、コン三郎」

まつり「お腹へってるの? じゃあ、今、持ってきてあげるね」


 【安価下2】
 今夜も、晃星は行くそうです
 1 ついてくお
 2 いってらー


晃星「まつり、出てくる」

まつり「今日も?」

晃星「御狐様の加護があるんだ、何もできずに逃げ帰ることなんてしなくて済む」

晃星「じゃあな」

 スタスタ

まつり「…行ってらっしゃい…」

まつり「……だいじょぶかな…?」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 370/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 殿下におでんを持ってく
 4 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 370/200


 アーム 386/200

まつり「んぅー…」ノビ

まつり「晃星、今ごろやってるのかな…?」

まつり「……1人で、平気かな…?」

まつり「…」


 【安価下2】
 1 おやすみ
 2 電話してみる
 3 やっぱり、様子を見にいってみる


まつり「…」

まつり「電話だけ、してみよ…」

まつり「ぴぽぱぽぱーとな…」

 prrrr…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ノイズからの、変な声…
 4~6 でない。忙しくしてるからかな?
 7~9 今んとこ、無事だってさ


 prrrrr…

まつり「…」

まつり「全然、電話に出ない…」

まつり「忙しくて気づかないとか…かな…?」

まつり「…前、幽霊さんの前で電話した時とか、いきなり切れちゃったし…」

まつり「てことは、そこまで危なくはない…のかな…?」


 【安価下2】
 1 おやすみ
 2 …いやでも、行ってみよう


まつり「…」

まつり「うん、寝よう」

まつり「おやすみなさい…と」


 【直下 コンマ判定】
 1~2 翌朝になっても、晃星が帰ってこなかった…
 3~6 朝起きたら、晃星はぼろぼろの傷だらけで寝てた…
 7~9 けろっとしてた。心配する必要はなかったっぽい



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100 アーム386/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:美多組次期組長


まつり「んぅー…寝た」

まつり「寝れた…」

まつり「…もうちょっと寝たいかも…」

まつり「いやいや、ダメだ、起きなきゃ」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 386/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 殿下におでんを持ってく
 4 かっちゃんと訓練
 5 その他、自由行動


 ワンポイントアドバイス
 おでん献上後の一発目は、殿下の加護で補正がつくから、GS練習前にやると、効率アップだお

 別のことに加護つけてもいいしね

 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 386/200


 アーム 411/200

まつり「こーせー?」

晃星「ん…何だ…?」ネボケ

まつり「昨日、どうだった?」

晃星「…あの、大きい悪霊が、出てこなかった…」

晃星「怯えているのかもな…。お陰で、悪霊どもを朝までずっと…」

晃星「…Zzz」

まつり「立ったまま寝ちゃった…!」


 【安価下2】
 1 コミュ
 2 殿下におでんを持ってく
 3 かっちゃんと訓練
 4 その他、自由行動


まつり「殿下ー」

まつり「おでんだよー」

 ヒョコッ
 トテトテ

殿下「うむ、苦しうないぞ」

殿下「ご苦労である」

まつり「はい、どうぞ」

 ハムッ
 ムシャムシャ

殿下「この黒いのはなんだ?」

まつり「こんぶだよ」

殿下「ほう」パクッ

殿下「これもいい…」



 【安価下2】
 1 コミュ
 2 かっちゃんと訓練
 3 その他、自由行動


勝正(正直、これ以上、教えるようなことはない…)

勝正(だがやらねばならんか…)

まつり「お願いね」

勝正「ああ、来い」


 【直下 コンマ判定】(殿下の加護+3)
 1~3 かっちゃんが威厳を保つために本気出してきて、ふるぼっこにされた。調子には乗るな、ということらしい
 4~6 それでもかっちゃんつえー…先が見えないぜ
 7~9 実戦に出てもいいんじゃないかレベルだ、って控えめにした上で言われた


勝正「少し、グラスパーらしい戦いをしよう」

まつり「グラスパーらしい…戦い…?」

勝正「ああ。グラスプスキルを駆使して、な。ねんざや、打撲くらいは覚悟をしてくれ」

まつり「…分かった」

勝正「行くぞ…!」

 勝正が、長ドスを抜いて迫った。
 それを大薙刀の一撃で牽制し、尻尾を使った動きでさらに本命を振るう。

勝正「コート…!」スルッ

まつり「また、手応え――」

勝正「そして、ピラー!」バンッ

 勝正が片手を地につくと、まつりの足元から柱が生えた。
 尻尾をクッションにして衝撃はおさえきったが、そのまま宙に浮かされてしまう。

勝正「複合技だ。バーニッシュ・ステルス・インクリース――!」

 ギィィィィィンッ

 勝正が見えなくなった長ドスを振るった。
 その間合いは絶対に届かないと確信できていたのに、大薙刀の刃に激しい衝撃がした。

勝正「首を狙っていたら、飛んでいたぞ」

まつり「っ…! 今度は、消えた…!?」

勝正「アンテナが使えればやりようがあるものの、そうじゃなければ成す術もないな」

勝正「こんな具合に――!」

 ギィィィンッ

 いきなり薙刀に衝撃がぶつかり、地面に刃が叩き落とされた。
 慌てて持ち上げようとしたが、何かに押さえつけられてしまう。

勝正「これが、グラスプスキルを駆使した戦いだ」チャキッ

 再び勝正が姿を現すと、まつりの喉に刃が添えられていた。

まつり「…すご…」

勝正「アーム以外も、磨いた方がいいぞ」

 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント122/100 アーム411/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:美多組次期組長


―――――

 休憩っすー、ありがとうございました

 かっちゃんは、あれだよ
 戦闘に向かない異能を持ったグラスパーの典型的な戦い方を知ってるからね、いい練習相手なんだよね

 ついでに、身体能力は優秀、頭脳は東大現役合格、次期組長としての心構えを持った、優良物件
 たまに傷なのは頭が固かったりすることとか、お家が物騒なところとか?


 すまんの、こんな時間になってもうたわ
 本編は今夜はおしまいってことにさしてくだされ

 オマケ投下にしとく?
 サブエピやる?


 じゃあ、明ママしますか

 【安価下1】
 1 家族でキャンプ
 2 朝霧さんチと一緒に海やで
 3 その他、どんなん?


 ――明ママの家庭日誌~キャンプ~――

律「あっ…」

明「今、行けましたよ…」

律「運転は、苦手なんです…」

明「ほら、またっ…あー…」

律「うう…」

明「何で、車線変更さえ、まともにできないんですか…」

明「これじゃ、永遠に左折できませんよ…?」

由司「キャンプ場まだー?」

明「あと、何週するんでしょうねえ…」

律「つ、次っ…! あの通りの左折さえできれば、すぐそこだから!」

明(便利メカ厳禁のキャンプ…これなら、少しはまともなことができるかと思えば、自動車の運転も覚束ないとは…)

律「普段はほら、自動運転システム搭載車だからなだけであって…!」

明「あれって、もしもにそなえて、ちゃんと運転席の人が運転できるようにしてないといけませんよね?」

明「システムに不調とか出たらどうするつもりだったんですか…?」

律「緊急時は、遠隔操縦オペレーターがちゃんといるから…ボタンひとつで…」

明「…最前提の話をしてるんですが」

律「うぅ…」

由司「ねえ、ママ、パパ?」

明「何ですか? 律はそのまま運転してくださいね? 次こそ、左折してください?」

律「はい…」

由司「どんなキャンプ場なの?」

明「どんな…ですか…」

明「【安価下1】」

 1 池があって、そこで釣りができますよ。確か、ニジマスが釣れるとか
 2 それはそれは険しい、山中ですよ。景色もいいですし、小川もあって、自然を満喫できます
 3 その他、どんなキャンプ場なの?


明「それはそれは険しい、山中ですよ。景色もいいですし、小川もあって、自然を満喫できます」

明「まず、車で入れるのは中腹までで、そこから歩いてキャンプ場に行きます」

律・由司「「うげー」」

明「プランを丸投げしておいて、何か文句でも?」ニッコリ

律「ないです」キリッ

由司「ゲームないの…?」

明「電気さえ、ないです」

由司「えー…?」

律「由司、大丈夫。電気なんて、江戸時代には作れてたから。平賀源内さんという人が、エレキテルっていう…」

明「律、信号。赤、赤です」

律「うわあっ!?」

 キィィィッ

明「ちょっ…急ブレーキなんかして、後ろから追突されたらどうするんですか」

律「あー、びびったぁ…」

由司「どきどきした…」

 ――で、明さんが運転をかわった

明「――ここが、キャンプ場ですよ」←背中にはテント他、もろもろほとんど

律「つ…つい、た…」ゼィゼィ ←工具箱しか持ってない

由司「かえりたい~…」←手ぶら

明「ったく、うちの男どもは…」ボソ

明「さ、テント張りますよ。律、ほら、こういうのは得意でしょう?」

律「組み立てるくらいなら…でも、僕が作った広げるだけテントなら、1秒でできるのに…こんな、旧式の…」

明「父親の威厳を」ヒソ

律「由司ー! パパと一緒にテントを作るよ! あ、ママは荷物持ちありがとうです。ゆっくりしてください」

明「ええ、見守ってますから」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 杭を地面に打てなくて挫折しちゃう貧弱系パパの律
 4~6 無事にテントができた
 7~9 テントを張ったら、魔改造だね(ニッコリ


律「えい、えいっ」

 ガンッ
 ガンッ

律「どう? 埋まった?」

 ポロッ

由司「ううん、だめ」

律「…ここの地面、おかしい…」

明「はぁぁぁ…」

明(まさか、ここまで律が貧弱すぎるなんて…」

律「明、声が出てるです!」

明「おっと…」

由司「ぼくやる」

律「手ぇ打っちゃダメですよ? そうだ、お子様のお手て完全防護グローブを、今から…」

明「律?」

律「はい…」

由司「えい」

 ガンガン

由司「もうちょっと…?」

由司「えいっ」

 ガンガン

律「いけ、その調子っ」

由司「半分うまった?」

律「さすが、由司~」

明(律…それでいいの…?)


 【安価下1】
 どうにか、テントが張れたよ!
 1 じゃあ、食材調達だ。魚を釣らなきゃ、夕飯はお米とレトルトおみそ汁だけやで!
 2 川で遊ぼうか
 3 その他、どうする?


律「完成!」

由司「できたー!」

明「いやあ、テントを張るだけで2時間かかるとは…しかも、その内の100分は杭打ちでしたね」

律「だから、僕が作った、簡単テントを…」

明「いい経験ができて良かったですね。由司、こういう、不便なものをパパは超お手軽にしちゃえるものを作っているんですよ?」

由司「そうなの?」

律「そのとーりです!」

由司「パパすごい!」

明「さて、じゃあ今度は、糸と釣り針だけ持ってきてますんで」

律「糸と…釣り針…?」

明「そこら辺にあるもので、釣竿でも作って魚釣りをしましょう」

由司「魚釣り?」

明「釣れないと夕ご飯は、お米とおみそ汁だけですよ」

律「そんな…!」

律「こうなったら、最強の釣竿を作って…いや、いっそ、仕掛けを…」

明「釣り針以外に、金属の使用を禁じます。あと、使っていい工具はこれだけで」つナイフ

律「」

由司「パパ、何つくる? ねえ、どう作るの?」

律「こ…これだけ…? ぺ、ペンチは…? ドライバーは…?」

明「ダメです。ノコギリは認めます。ただし、電動でないもの」

律「」


 【直下 コンマ判定】(3世紀先の頭脳+4)
 1~5 道具がないと、釣竿もまともに作れない…だと…?
 6~9 それでも、すげえいい釣竿を作った。ただし、作業時間が5時間…
  0  そっこーで作って、釣りにとりかかったよ!


律「この枝はダメ…」ポイッ

律「こっちのは…強度に問題…」ポイッ

由司「パパ、作んないの?」

律「まずは、最高の素材を探さないと」

明(凝り性ですねえ…)

由司「いつみつかる?」

律「それは分かんないけど…妥協は技術者の恥だから」

由司「…」

明「由司、自分で作ってもいいんですよ?」

由司「そうする」

明「パパよりも先に作って、魚を釣れるといいですね」

明「ケガはしないようにしてくださいね?」

由司「うん」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 父子揃って、まともに道具がないと何もできないとは…
 4~6 お粗末な釣竿だけど釣れる、釣れる。だって、明さんが選んだ穴場だもの
 7~9 由司は律によく似て、技術力があるなあ(白目
  0  律と一緒で、こだわりすぎて、どんどん時間がすぎてく…


<ああ、惜しい…もうちょっと弾性があれば…

 パシャッ

由司「釣れた!」

明「釣れますねえ」

由司「はずして、ママ、早く」

明「由司、やりますか? ここを、こうして持ってください」

由司「こう?」

明「それで…こうやって、針を外すと…」

由司「できた」

明「じゃあ、2匹目も釣りましょうか」

由司「うんっ」

<これはっ…!?

<最高だ…でも、長さが…いやでも、これは…うーん…

明(にしても、律はいつまで釣竿探しをするのか…)

 パシャッ

由司「また釣れた!」

律「おや、いいペースですね」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でも、釣れたのは2匹だけだった…
 4~6 とりあえず、3匹釣れた。確保完了
 7~9 いっぱい釣れたのう


明「いっぱい釣れましたね」

由司「うん」

明「ですが、食べきれないですし、少し逃しましょうか」

由司「なんで?」

明「今、この魚は生きていますからね」

明「食べきれないのに捌いて、残したら、かわいそうでしょう?」

由司「…うん?」

明「食べるには殺さなくちゃいけませんけど、食べないと生きていけませんから」

明「だから、食べる時にいただきます、って言うんです」

明「さて、律は――」

<ここはミリ単位で…

<自分の感覚を信じて…削る…ここを失敗したら…台無しに…

由司「あ、削ってる」

明「…ようやく、作業に入りましたか…。放っておきましょう」

明「由司、お料理を手伝ってくれますか?」

由司「うん」

 ――で

 パチパチ…

由司「もういい?」

明「焼きものは、表面がぱりっと、中はふっくら、それがおいしいんです」

明「表面の水分がもう少し飛んだら、食べごろですね」

明「ご飯もそろそろ炊けますし…」

由司「お腹へった」

明「ですね。で、――律」

律「どうですか、この釣竿! 表面を慎重に削って、滑らかな手触りにこだわったんです!」

律「そしてこの弾性! グリップの部分も、握りやすいようにちょっとした工夫がしてあって…」

明「そんなにこだわった釣竿で、釣れたのは何匹ですか?」

律「…まだ、0…」

明「由司が作った、この釣竿はたくさん釣れましたよ」

由司「いっぱい釣れたの!」

律「…だ、だけど…この釣竿なら…」

明「ようやく食事にありつけるのに、その釣竿の完成を待ってたら、まだまだ食事は先のことでしたね」

律「…はい…すみません…」

明「怒ってないですよ。ただ、あなたは何というか…」

由司「パパ、いらないの作ってるんだもん。つかえないよ」

律「はうあっ…!?」ガビ----ン


 【安価下1】
 食後は…
 1 豆を挽くところから淹れたコーヒーでまったり
 2 ドラム缶風呂でしょう!
 3 その他、何したいんや?


明「そろそろ、いい温度ですよ」

律「お風呂なのに…ドラム缶…」

由司「おもしろそう…!」

律「どこでもポータブルバスタブなら、ちょちょいのちょいで作れるのに…」

明「火はわたしが見てますから、2人とも、同時に入っちゃいましょう」

由司「入る!」

律「まあ、いっか…。さ、由司、先にどう――重いっ…」

由司「重い?」

明(まだ小学校低学年の自分の子さえ重いとか…どんだけ貧弱さに磨きをかければ…)

律「うぐぐっ…でも、パパの底力でぇ…!」

 ボチャンッ

由司「熱いっ…もう、パパ、らんぼーにしないで!」

律「ごめん…。由司、ちょっと詰めて、パパそこに入るから」

由司「うん」

律「あ、いいお湯加減…」チャプ

律・由司「「はぁぁ~…」」

明「…気分はどうですか?」

律「さいこーです」

由司「パパじゃま」

律「そんなこと言わないでも…。由司がおっきくなったからだよ」

由司「そう?」

律「そう。でも、由司が何歳になってもパパは、絶対に持ち上げるから」

明(できますかねえ…数年後でさえ危ういのに…)

由司「じゃあぼくもパパもちあげる」

律「ええっ…?」

明「ふふ、いいじゃないですか。すぐですよ、由司なら」

律「そんなあ…」

由司「えへへっ…」

 ――でもって

由司「Zzz…」

律「由司、おっきくなったんですね…。ほんとに重くて、びっくりしちゃいました」ナデ

明「そうですね。けど、律はやっぱり貧弱すぎるんですよ。握力とか、いくつなんですか? ちょっと、わたしの手、思いっきり握ってくださいよ」

律「むむっ…大黒柱の力、見せつけてあげます。えいっ…!」

明「…………………それで、力入ってるんですか? …てい」ギュッ

律「あいたぁっ!? ほ、骨が折れちゃったらどうするんですか!?」

明「ちょっとしか、力込めてませんよ…」


 【安価下1】
 1 親子3人、川の字になって寝ました
 2 律とおしゃべり(何か、こんな内容がいい、とかあったら是非併記してね


 チュンチュン…

明「んぅーっ…」ノビ

明「ふぅ…さて、どうせ、律は疲れがあるんでしょうし…帰りの運転はわたしになりますよね…」

明「気合い入れて、とりあえず起こしに…あれ?」

明「律…由司…?」

<そーっとですよ、そーっと

<うん

明(外から声…。わたしより早起きとは…さては、繊細すぎて寝袋で熟睡できずに目が覚めた…というところですかね)

 ジィィィ----

明「律、由司、何をしてるんですか?」

由司「ママ、お誕生日」

律・由司「「おめでとう!」」

 パァンッ

明「っ…はい…? えっと…ああ…そう、言えば…? と言うか、このキラキラが出てくるのって…」

律「由司が、全部、自分で作ったんです。ね、由司?」

由司「うん。パパが、かんきょーをこーりょしないとだめ、って言ったから、そのまま地面にかえってくような素材にしてあるの」

明「そ、そうですか…。それで、朝から何をしてるんですか?」

律「ふっふっふっ…」

由司「むふふ…」

明「…何ですか、2人して」

律「じゃじゃーん!」

由司「パパが作ったんだよ」

律「電気がない場所だと、アイスも溶けちゃって食べられないと思って、そんなママのために!」

律「スーパー保冷ボックス! この中にあるのは、由司と一緒にこっそりと作った、スーパーアイスです!」

明「な…んだと…? さ、早速、中を改めさせてください!」

由司「はい、ママ」

律「こちらが、アイスです」パカッ

明「これ、は…あい…す…では、あります…が…」

律「スパナ型にしてみました! 型は由司が、超最適温度に保つシステムは僕です」

由司「棒のアイスみたいに食べれるでしょ?」

明「……………ふふっ…本当にもう…親子揃って、頭の中はこういうことばっかり…」

由司「?」

律「あれ…? 嫌、でした…?」

明「まさか…。嬉しくてたまりません」

明「2人とも、どうもありがとうございます」


 ○月○日。
 家族3人でキャンプへ。メカ離れできない律に多大な不安を感じたものの、由司は早めに順応をしていた。
 2日目の朝にサプライズで、誕生日のアイスをもらった。これまでで、1番おいしいアイスだった。

 追記
 後日、この体験を元にファミリー・キャンプ用便利グッズを発売。
 特に大売れしたのは、スーパー保冷ボックスだった。保冷するものに合わせた、ワンタッチ保冷機能は食中毒防止の意味でも大ヒットした。


 ――オマケ・律の新たな大発明――

律「で…できちゃいました…。これは…これは、とっても…すごすぎる発明なはずです…」ゴクリ

明「何かできる度に呼ぶのは、まあ仕事にも繋がるからいいんですが…」

明「時間くらい考えてくださいよ…午前4時ですよ? 眠すぎるんですが…」

律「ふっふっふっ…見てください、これを! じゃじゃーん!」

 バッ

明「…………昔、アイボってロボットのペットがあったそうですね」

明「律の手にかかれば、あれがこうなるんですね。まるで、本物のネコです」

ネコ?「にゃうーん」

律「ふっふっふっ…ただのネコちゃんではないんです」

明「では、どういうネコちゃんなんですか? 割とかわいいじゃないですか」

律「まず、喋るんです」

ネコ?「にゃんでやねん」

律「ツッコミもできます」

明「ほほう?」

ネコ?「にゃーんで、りっちゃんはオイラみたいの作っちゃうかにゃあ…」

律「愚痴るんです」

明「地味に、『な』の発音が『にゃ』になるんですね」

ネコ?「にゃーんか、不便でしゃあにゃい」

明「でもって、まだ口調は定まってないようですね」

律「生まれて…あいや、作られてこの方、まだ5分ですから」

ネコ?「我輩はネコである」

明「でもって、このネコちゃんは…どうすごいんですか?」

律「新しい家族です」キリッ

ネコ?「よろしくにゃ」キリッ

律「ネコちゃんが気に入ってくれると、ニックネームで呼んでくれちゃうんです。ね、ネコちゃん?」

ネコ?「ほんま、しょーじきダルいにゃー。律、茶」

律「さっきりっちゃんて呼んでくれたのにー! あと、ロボットだからお茶は飲めないんです。つまり、ボケもできるんです」ペシ

明「人工知能なんですか?」

律「むっふっふ、その通りです。ネコちゃん、僕のとっても素敵なワイフの明です」

ネコ?「明、わて、ねこまんまとか出されても、ロボットやから食えへんねん。よろしゅう」

明「…」フリフリ ←ねこじゃらし出して揺らした

ネコ?「ふしゃー!」チャカチャカッ

明「なるほど、ついつい動くものには反応しちゃうんですね」

律「かわいいんです、どうですか!?」

ネコ?「りっちゃん、それがし、寝てていいかにゃ?」

明「マイペースですねえ…」


 このネコちゃんは、今後どうなってくのかはとりあえず内緒です。
 萑部家に誕生した新たな家族のにゃんこ――その恐るべきスペックは、その内、いつか…?

(このネコちゃん、なんて名前にするかこっそり募集…。>>1がいいな、って思ったのにさしておくれやす)


 律のひどいネーミングセンスに皆が引っ張られてる…?
 >>1的に、「リム」採用さしてもらいます!
 2文字で表記がいいしね、何となくメカチックな雰囲気もありつつね

 どうもありがとうございました


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家――

まつり「アーム以外のGSかあ…」

まつり「…」

まつり「…」

まつり「気が向いたらで、いいよね」




 【安価下2】
 夕方ターン
 1 コミュ
 2 殿下におでんを持ってく
 3 境内でおでん販売
 4 その他、自由行動


まつり「殿下~」

まつり「おでんだよー」

 ヒョコッ
 トトトッ

殿下「うむ、苦しうない」

殿下「ご苦労であるぞ」

まつり「はい、どうぞ」

 ハムッ
 ムシャムシャ

まつり「おいしい?」

殿下「うむ、美味である。誉めてやるぞ」

 ポム


 【安価下2】
 夜ターン
 1 GS練習
   A ポイント 122/100
   B アーム 422/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 晃星とともに夜の街へ…
 4 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)(殿下の加護+10)
 コンマ二桁分加算
 ポイント 122/100


 ポイント 147/100

まつり「んぅー…」

まつり「でも…勝正さんに、その時がきたら~って言ったものの…」

まつり「大きい悪霊の件もあるし…ずっと、引きこもってばっかりっていうのもなあ…」

まつり「…」

まつり「…晃星、今日も行ったんだっけ…」

まつり「何もないといいけど…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 晃星が、朝になっても帰ってこなかった
 4~6 翌朝、晃星は鳥居のところでぼろっくそで倒れてた
 7~9 無事らしいで


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント147/100 アーム411/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:美多組次期組長


まつり「いい朝だ…」

まつり「秋晴れのこんな日は、ささっと境内をお掃除しちゃおう」

まつり「おでーんーはー♪」

 ・
 ・
 ・

まつり「何だろ、あれ…」

まつり「ゴミ? そんなに落ちぶれ…って、晃星!?」

まつり「晃星、晃星?」

 ペシペシ

晃星「っ…ん…」

まつり「どうしたの?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 きょ、巨大悪霊が…
 4~6 ジャックが…
 7~9 張り切りすぎて深追いしすぎて、体力使い果たして…だって


晃星「切り裂き魔…」

まつり「あ…そう言えば、あの…実態のない、殺人鬼…だったっけ?」

まつり「あいつがどうしたの?」

晃星「先日から…悪霊を退治していたせいか…」

晃星「急に、強くなって…特に、あの悪霊が…強すぎた…」

まつり「た…倒せたの…?」

晃星「いや…ダメージは与えたはずだが…倒すには…」

まつり「…」

まつり「と、とにかく、ここは神様の通り道なのに、行き倒れてちゃダメだよ!」

晃星「そこ…か…?」ガクッ


 【安価下2】
 とりあえず、晃星は部屋に寝かせた
 1 GS練習
   A ポイント 147/100
   B アーム 422/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 かっちゃんと特訓
 5 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 422/200


 アーム 460/200

まつり「晃星…は、寝ちゃってるし…」

まつり「独楽ちゃんは…夜にビビって眠れないから、お昼に寝てる生活サイクルみたいだし…」

まつり「…」

まつり「色々、やっぱりこのままじゃあな…」


 【安価下2】
 1 コミュ
 2 おでん献上
 3 かっちゃんと特訓
 4 その他、自由行動


 すまぬ、忘れてた。ということは、ポイントは203/100になるんだね

―――――

まつり「殿下、おでんだよ」

殿下「うむ」

 ハグッ
 ムシャムシャ

まつり「殿下って、毛のお手入れ、どうしてるの?」モフモフ

殿下「内緒である」


 【安価下2】
 1 コミュ
 2 かっちゃんと特訓
 3 境内でおでん販売
 4 その他、自由行動


 バニりたい気持ちは分かりますが、GS練習のコマンドが出てないとができないのです
 GS練習は一定時間を置かないとならぬのです
 なので、下にずらすのです

 【直下 コンマ判定】
 境内でおでんを売るけど…まあ、参拝客なんて0だからねえ…
 1~3 だーれもきやしなかった…
 4~6 従者を連れたお嬢様風の女性がきた。奇特だなあ
 7~9 突如として鳴り響いた銃声!


 まつりんだけのことなら、適用されるんだけど、さすがに誰がくるとか、何が起きるっていうのはね…
 だから、GS練習とか、かっちゃんとの訓練とか、そういうとこだね。殿下はまつりん贔屓だから、まつりん以外にはあんまね

―――――

まつり「やっぱ…誰も来ないかあ…」

まつり「そもそも、参拝客はいないし…この辺から人が避難して消えちゃってるくらいだし…」

まつり「はぁ…」

<こーん

まつり「コン四郎、おでん食べにきたの?」

コン四郎「こん」

まつり「はい、こんにゃく」

 ハグッ
 モニュモニュ

まつり「喉につまらせたらダメだよ?」


 【安価下2】
 夕方ターン
 1 コミュ
 2 かっちゃんと特訓
 3 その他、自由行動


まつり「晃星~入るよー」

 ガチャ

晃星「…ああ…」

まつり「ケガは?」

晃星「痛むが、我慢はできる」

晃星「今夜こそ…せめて、あの通り魔悪霊だけでも…」

まつり「…」


 ↓1~3 晃星とのコミュ内容
 ※なければ「なし」でええで


まつり「…晃星さ」

晃星「何だ?」

まつり「…何で、ケモナーなの?」

晃星「…………ふわふわが好きだから」

まつり「でも、コン太郎とかより、あたしばっかりじゃん」

晃星「だって狐に欲情できないだろ」

まつり「同じとこに暮らしてるのに欲情とか言わないでよ」

晃星「誘惑する方が悪い」

まつり「むむっ…それはさ? 泥棒をかばってさ、泥棒が入り込めるところに住んでるのが悪いってことじゃないの?」

晃星「泥棒は害を為すが、俺は害をなさない。だからそれは成り立たない」

まつり「…晃星さ、もふもふする?」

晃星「っ…い、いいのか…? 何を企んでる…?」ゴクリ

まつり「…もふらせたら、お願いきく?」

晃星「内容にもよるが…徹底的に、あらゆるところをもふりつくすぞ?」

まつり「…」


 【安価下2】
 1 徹底的にもふられるのはやだからやめる
 2 どんなお願いするつもりなん?


まつり「神社で大人しくしてて」

まつり「そう約束をしてくれるなら、もふらせてあげる」

晃星「何…?」

まつり「…今朝みたいに、朝起きたら鳥居でぶっ倒れてるなんて、ダメだよ」

まつり「それに、言ったじゃん。危険なことはしないで、って」

まつり「…晃星までいなくなったら、あたし、どうなるの? ひとりぼっちだよ」

まつり「晃星は…そんなことしていいの?」

晃星「…」

まつり「いいよ、もふって」

まつり「存分にもふって、欲情していいよ」ボフンッ

まつり「だけど…危ないことは、しないで。もうそんなマネはよして、大人しくしてて」


 【直下 コンマ判定】(ケモナー+3)(正義厨-3)
 1~4 もふってこなかった
  5  葛藤
 6~0 もふり倒された


晃星「…だが…」

まつり「…ほらほら」←尻尾で晃星のほっぺふにふに

晃星「…っ…だが、そんな…条件でっ…」

まつり「こんなチャンス、もうないよ?」

晃星「っ――ええいっ…!」

 ガバッ

まつり「ひゃっ…」

晃星「すぅーはぁー…もふもふもふ…」

晃星「もふもふ…尻尾、尻尾が…もふもふ…耳がぴくぴくしてるのもまた…」

晃星「まつり…まつりまつりまつり…もふもふ…もふもふもふ…」

まつり「~っ…」

晃星「もふもふ…もふもふ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 トラウマになるくらいもふられまくった…
 4~6 もふりながら晃星が寝ちゃった。幸せそうなツラしやがって…
 7~9 一応の理性的なところはあったらしく、10分ぴったりでもふりが終わった


晃星「もふりもふり…ここの尻尾の付け根が…」

まつり「っ…らめ…そこ、はぁっ…」

晃星「怖がらないでいい、まつり…全身を俺に預けろ…」

晃星「そう…耳…耳がまた、ぴくついてていい…かわいい…まつり…」

まつり「~っ…」

晃星「――終わり」ピタッ

まつり「………えっ」

晃星「……………なかなかできないから、いいんだ」

晃星「至福の10分だった…」

まつり「…へんたい…」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B アーム 460/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 夜の街へいく
 4 その他、自由行動


 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 460/200


 アーム 552/200

まつり「…うぅ…」

まつり「晃星にもふられまくって、何か気持ち悪かった…」

まつり「…」

まつり「…コン太郎達を、あんまり撫でくり回しまくるの…やめてあげよ…」

まつり「あんなの、拷問だよ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 夜中にとうとう…大規模破壊が起き始めたよ…晃星がパトロールでなかったから…
 4~6 ジャックが東京都内のあちこちに出没して、被害者を出しまくったらしい…
 7~9 着々とあれだけど…まつりん達には被害らしい被害はでてない…


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント203/100 アーム522/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:美多組次期組長


晃星「――まつり」

まつり「んぅ…何…乙女の部屋に朝っぱらから…」

晃星「耳も尻尾も狐の体毛もないまつりには間違っても欲情しないから安心しろ」

晃星「それよりも、見ろ、これを」つタブレット

まつり「…なにこれ?」グシグシ

まつり「…何も映ってないじゃん…」

晃星「まつりじゃ見えないか…」

まつり「?」

晃星「あの、巨大な悪霊だがな」

まつり「…ああ、うん…」

晃星「縮まった」

まつり「…ちぢまった?」

晃星「あれだけの、とんでもないパワーを秘めていたものが、小さくまとまったんだ」

晃星「…知恵をつけて、より恐ろしいものに変貌使用としているのかもしれない…」

まつり「…え」

晃星「…これ以上は、見逃せなくなるぞ」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B アーム 552/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 かっちゃん訓練
 5 その他、自由行動


 うん、もうここまで進めたらね、アームMAXじゃなくて、ガイア習得まで突っ走った方が逆にいいかも
 ただ…かっちゃんの心証は良くないかもねえ…

 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 552/200

昨日のGS練習で殿下の加護が適用されていませんが、直後縛りですか?


 アーム 595/200

まつり「晃星を家に押し込めたのはいいとして…」

まつり「晃星がいなくなった途端に、ヤバいことになっちゃったってことは…」

まつり「どうにか、対策はしなくちゃかあ…」

まつり「…どうしよ…」


 【安価下2】
 1 どうしよ、って晃星に相談だ
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 かっちゃん訓練
 5 その他、自由行動


 >>776 そっすね、直後縛りっす。じゃなきゃ、時間置いて何回分か加護つけて一気に~とかできちゃったりしちゃいそうなんで

―――――

まつり「晃星、どうしよ?」

晃星「早急に討つべきだ」

晃星「俺がいく」

まつり「約束」

晃星「…じゃあ、まつりがひとりで行くのか?」

晃星「同じ理由で俺もそれは止める」

まつり「…」

晃星「それに、まつりを危険な目にさらしたくはない。だから俺だけが行っていたのに…」

まつり「それはあたしだって、同じだよ」

晃星「…平行線だな。だが、このままでは、本当に――」

まつり「…」


 【安価下2】
 1 いいよ、夜になったらひとりでいく
 2 じゃあ…ふたりでいこうよ
 3 その他、どないすりゃええん?


まつり「じゃあ、1人で行くのはお互いになし」

まつり「…2人で、行こうよ」

晃星「…お前との約束は、ここで大人しくしていろだ」

まつり「揚げ足取りしないでよ、意地悪」

晃星「…」

晃星「嫌だな…。もしも、まつりに何かあったらどうする?」

まつり「それが嫌なら、守ってよ」

まつり「あたしも晃星がバカみたいに猪突猛進でつっこまないようにストップかけるから」

晃星「バカみたいって何だ、まつり」

まつり「バカじゃん。勝ち目とかないのに挑んじゃったりして…」

晃星「俺はな…!」

まつり「危なっかしいの、いつもいつも!」

晃星「…」

まつり「…」

晃星「…分かった」

晃星「…それでいい」フイッ


 【安価下2】
 1 コミュ
 2 おでん献上
 3 かっちゃん訓練
 4 その他、自由行動


 ちなみに、献上じゃなくて、コミュをしても加護の効果は得られますんで

―――――

まつり「殿下ー、おでんだよー」

 トトトッ

殿下「うむっ、待ちわびておったぞ」

殿下「余を焦らすとはこいつめ」ポムポム

まつり「ごめんごめん。でも、ちゃんと持ってきたでしょ?」

殿下「よい、許してやるぞ」

 ハムッ
 ムシャムシャ


 ↓1~3 殿下とのコミュ内容
 ※なければ「なし」でもおkすよ~


まつり「殿下ってさ、長生きなんだよね?」

殿下「うむ。敬え」

まつり「何か、昔話とかないの?」

殿下「昔話? …………忘れた」

まつり「殿下…」

殿下「つい最近まで眠っていたのだ、まだ頭は寝ぼけてるから仕方あるまい」

殿下「しかし、眠っている間に起きたことはなんとなくは分かるぞ」

まつり「どんな?」

殿下「余を信仰していた者達は、数は少ないにしろ幾人かいた…ということなどである」

殿下「ここの者どもは、余を大切にもしていた。それは分かっておる」

殿下「だから、余はここにいてやるのだ。どうだ、偉いだろう? 誉めよ。ついでにがんもを寄越せ」

まつり「…あたしのこととか?」

殿下「知らん」

まつり「…大切にしてたのに…」

殿下「人間の見分けなどそうそうつくか」

まつり「…殿下って、お勉強とかできる? 物理でさ、ちょっと躓いてて…」

殿下「余が人間の学問を心得ていると?」

まつり「…ダメなんだ…」

殿下「うむ」

まつり(威張らなくても…)

まつり「…じゃあさ、じゃあさ」

まつり「今夜ね、晃星と一緒に悪霊退治にいくんだけど…何か、アドバイスみたいなの…」

殿下「ほほう、余に助言を求めるか。良い心がけであるな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 殿下が意外に使えない
 4~6 別にふつーなことしか教えてくんなかった
 7~9 いいこと聞いた


まつり「じゃあ…!」

殿下「でも余は、人間がやるような斬ったはったなどは知らん」

殿下「おでんが食べられなくなっては困る。しっかり帰ってこい」

まつり「…」

殿下「ほれ、次はその…灰色のそれをよこせ」

まつり「つみれね」

殿下「うむ」

 ハグッ
 ムシャムシャ

殿下「むむ…これもよいな…」



 【安価下2】
 1 コミュ
 2 かっちゃん訓練
 3 その他、自由行動


まつり「よろしくお願いします」

勝正「ああ」

勝正(だが…今さら、これ以上、何を教えるべきか…)

勝正(特にこれといった、新しいグラスプスキルを覚えたというわけでもないし…)

勝正「まつりちゃん」

まつり「なに?」

勝正「…あとは、実戦で磨く部分だと思っている」

勝正「現状として、俺が教えてやれることはもう見つからない」

まつり「えっ…」

勝正「だから、正直なことを言えばやるべきことがないんだ」


 【安価下2】
 1 まあでも…実戦形式、てことで…
 2 その他、どうしよう?


まつり「…勝正さん」

勝正「何だ?」

まつり「実は…ってほどでもないんだけど、もひとつ、異能があってね?」

勝正「2つ持ちか…。珍しいな」

勝正「だが、何故それを黙っていた?」

まつり「…使い物にならないくらい、弱くって…」

まつり「だから、これ、鍛えられたりしないかな?」

勝正「異能強度を上げる訓練、か…そうだな…」

勝正「一応、心当たりがあるから当たってみよう。だが、あまり期待はしないでくれ」

勝正「電話をさせてくれ」

勝正(とりあえず、凪兄さん…それと、ハワードにも尋ねてみるか…)


 【直下 コンマ判定】
 1~5 ダメだった
 6~9 さすがだ、かっちゃん!



勝正「――ふむ…」

まつり「どうだった?」

勝正「ダメだな」

勝正「異能強度を上げる訓練をした知り合いに当たってみたが、どちらも指導ができるほどではなかった」

勝正「残念だが、俺では応えてやることができない」

まつり「そっか…」

勝正「…だが、何もしないで帰るのは主義に反する」

勝正「グラスパーの戦いを教えてやる。知っていれば、咄嗟の時に対処ができるかも知れないからな」

まつり「うん」

勝正「では、行くぞ」



 【直下 コンマ判定】(殿下の加護+3)
 1~3 対処なんて、できるはずないじゃーん
 4~6 頭じゃなくて体に叩き込まれた。けど、分からんわい
 7~9 まつりんの才能がこわいよー


勝正「グラスパーによっては、足で踏むだけでピラーを発動することだってできる――」

 ダンッ

まつり「っ――えいっ!」

 ブゥンッ
 バリィィィンッ

勝正「何っ…!?」

勝正(攻撃に使うピラーでは足元からの突き上げになる。それを理解して、あえて足元に叩きつけて壊すか――)

まつり「でもってぇ――」

 ダンッ

 まつりが尻尾で足元の土を巻き上げた。
 それで目くらましをし、攻撃を仕掛けるが勝正はコートで避ける。

勝正「尻尾――?」

まつり「本命、どうだぁーっ!?」

 ブゥゥゥンッ

勝正「くっ…!」

 ギィィィンッ

 目くらましから、尻尾の攻撃による陽動。
 それにコートを使わせて、本命の大薙刀を振り下ろしたが長ドスに受け止められた。

勝正「だったら、これはどうだ?」スゥゥッ

まつり「ステルス――」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 さすがにそれはムリ
 4~6 反応しちゃったよ…
 7~9 まつりんは、おでん係でも巫女なんやで?



 ギィィィンッ

 まつりの大薙刀に激しい衝撃がした。
 金属音が響いて、その手を離れるが尻尾で掴み直す。

 バッ
 チャキィッ

勝正「まあ、これはさすがにムリで逆に安心したぞ」

 尻尾の根元を片手で押さえられ、背後から刃を首もとに当てられる。
 冷や汗がたらりと首筋を伝ったところで、勝正が離れて長ドスを治めた。

勝正「時々、センスだけで乗り切ってしまう者もいるが…あれは、人間業じゃない」

勝正「それに異能でステルスを使ってても見切ったり、見えなかろうが範囲攻撃で仕掛けるといったものもいる」

まつり「…それは、難しいかな」

勝正「だが、何かしらの方法でステルスを見破ることも戦いでは重要だ」

勝正「それが通じないと悟らせれば封じたも同然だからな。奇襲くらいにしか使われなくなる」

まつり「ふうん…」

勝正「今日は、このくらいにしよう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 晃星とかっちゃんが、顔を合わせた…! 何が起きるんだ!?
 4~9 どうせ合わねえんだろ、へいへい。かっちゃんは帰ったよ


まつり(夜になったら、行かなきゃなあ…)

まつり(…気をつけないと…)

まつり(今さらやれることって、何かあったかな…?)

まつり(…ない、はず)


 【安価下2】
 1 休憩だけして、いこう
 2 コミュる
 3 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント595/100 アーム522/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:美多組次期組長


 うん…
 省略してるのが、悪いんだよね?

 コミュの場合は、相手のご併記を…


 【安価下2】
 1 晃星
 2 独楽…ちゃん?
 3 殿下


まつり「こーせー、そろそろ?」

晃星「ああ…もう少ししたら、悪霊どもが活発になる」

晃星「そのころを狙っていこう」

まつり「…うん、分かった」

晃星「…何か、用でもあるのか?」


 ↓1~3 晃星とのコミュ内容
 ※なければ「なし」でええよ



―――――

 ちょいと、手荒いさいってくるだよ


まつり「殿下がそばにいてくれなくても、加護ってあるの?」

晃星「問題はなかった。手応えを感じながら、悪霊をねじ伏せられる」

まつり「ふうん…」

まつり「ねえ、晃星。悪霊…やっぱり、強い?」

晃星「手に負えないようなヤツもいれば、呪文だけで片がつくようなのもいる。一概には言えない」

まつり「…じゃあさ、戦う練習…してよ。教えて?」

晃星「嫌だな」

まつり「何で?」

晃星「女の子が戦うなんて、間違ってる」

まつり「むかっ…」

晃星「だから、嫌だ。まつりが、自分で戦うと決めるんなら止めない。でも俺は、戦うための練習なんて、まつりにさせるつもりはない」

まつり「ケチ」

晃星「ケチでいい」

まつり「…」

まつり「【安価下2】」

 1 じゃ、もういく?
 2 約束の確認だけど、危なくなったら…逃げるんだよ? 約束守ってくれたら…もふもふしてもいいから
 ※あんまり「2」みたいなことを続けると、まあ、あれやで? 晃星は、16の男の子やからね…


 おいおい、>>1に求めてはいけないものを求めてはいないかね? 青少年健全育成条例に反することはしないで?
 あ、でもネット上って、条例とかきくのかな…?

―――――

まつり「約束の確認だけど、危なくなったら…逃げるんだよ? 約束守ってくれたら…もふもふしてもいいから」

晃星「っ…ほ、本当か…?」ガシッ

まつり「……約束、守ったらね?」

晃星「…わかった」

晃星「忘れたとは言わせないからな?」

晃星「絶対だぞ? 絶対の絶対、ぜぇーったい、に、もふるからな?」

まつり「きもい…」

晃星「暴言を吐くな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 巨大悪霊、トランスフォーム!
 4~6 ジャック
 7~9 出てくるのは今んとこ、そう強くないのばっか


 そういえば久しぶりの0がきた

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 な、何だってー!? 悪霊退治にきたら、別のが悪霊退治をしてやがっただってー!?
 奇数 巨大悪霊vsジャックの壮絶な戦いが起きてて、負けた巨大悪霊が…ジャックに取り込まれ…た…だと…?
 ※0は偶数扱いなんや


 【安価下2】
 悪霊退治をしてた謎の人物のお名前おなしゃーす!
 ※敵か味方かは、まだ判明してないお☆


 うん、まあ…うん
 どんなあれで、退治できちゃうのかっていう判定しようと思ってたんだけど…まあいっか

―――――

骸影「破ァアアアアアアア――――――――――――――ーッ!」

 ドゴォォォンッ
 パラパラッ…

晃星「…な、何だ…?」

まつり「…無双してる…」

骸影「何だ、そなたらは?」

晃星「…綱野杜神社の者だ。悪霊の退治にきたら、あなたがいた」

まつり「今、幽霊、やっつけてたよね…?」

骸影「…綱野杜神社…?」

骸影「そう言えば、そのような神社があったか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 他宗教を認めやがらねえ系だった
 4~6 めっちゃバカにされた
 7~9 まあどうでもいいけど邪魔はすんなよ、ってスタンスとられた


骸影「改宗をするのであれば、そなたらの身の安全、守ってやろう」

晃星「何…?」

まつり「改宗って、言われても…」

骸影「何を信仰しているかは知らんが、そんなものは邪教」

骸影「どうせ、あやかしの類にも騙されているのだ。さあ、改宗をせよ」

骸影「さすれば――」

晃星「断る」

骸影「…小僧め」

まつり「ちゃんと、あたし達は御狐様を信仰してるもん」

骸影「狐、だと?」

骸影「言語道断、邪教徒は悪霊よりもタチが悪い」

骸影「ここで、切り捨ててやろうぞ!」


 【安価下2】
 ハゲの異能とは!?


 【直下 コンマ判定】
 死体操作でもええんやけど…
 1~3 めーっちゃ、めーっちゃ、ぼこぼこと蘇ってきて、地獄絵図どころじゃねえよ…
 4~6 めっちゃんこ、死体がうごめいてきちゃって、もうね…もう…
 7~9 死体が怖くて、神職に携わっていられるか
  0  死体に悪霊が乗り移っちゃってきちゃって…ぽっくりハゲが逝って、色々とやばい…


骸影「いでよ、骸!」

 ズズズ…
 ボコォッ

まつり「っ…何あれ…?」

晃星「死体…?」

骸影「さあ、骸よ、若い血肉があるぞ。むさぼり食らえ!」


 【安価下2】
 1 大薙刀をぶん回してゾンビを蹴散らすよ
 2 死体を弄ぶなんて許せへん!
 3 どうするー?


まつり「あのハゲ頭――」

骸影「!? 死体ども、やれぇええええええ――――――――――――――いっ!」

晃星「死体を操る異能のグラスパー、か」

まつり「そんなの、絶対に、許せない…!」

晃星「全くだな。まつり、死体は無視して一気に本体を叩くぞ!」

まつり「うんっ…!」


 すまん、まちがった…

―――――

まつり「あのハゲ頭――」

骸影「!? 死体ども、やれぇええええええ――――――――――――――いっ!」

晃星「死体を操る異能のグラスパー、か」

まつり「そんなの、絶対に、許せない…!」

晃星「全くだな。まつり、死体は無視して一気に本体を叩くぞ!」

まつり「うんっ…!」

 襲いくる死体は、機敏な動きをしていた。
 だが、アームを使ったまつりと晃星のスピードを捉えることはできずに頭上を飛び越されていく。

晃星「道理に外れた悪辣な者は、宗教を語る以前に人間として失格だ!」

骸影「直接来るか、だが――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 特別な死体が出てきた…
 4~6 超魔ゾンビ的な。このネタ分かる人おるかの? いや、うん、割と有名と信じて…
 7~9 口ほどにもなかった


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ECを埋め込んだ、超絶つえー死体…
 4~6 異能を使う死体…
 7~9 生前軍人だった人らを、1個小隊武装つき
  0  えっ…?


 【安価下2】
 立ちはだかったグラスパーの死体
 彼はどんな異能の持ち主なのでしょう?


骸影「いでよ、バラ死体!」

まつり「バラしたい!?」

 ズドォッ

 アスファルトが割れて、新たな死体が現れた。
 飛び退いて距離を取ったが、割れたアスファルトの亀裂から植物が伸び始めた。

晃星「何だ――? 異能の、2つ持ち?」

まつり「違うよ、絶対違う! だってほら、あれ! あの死体っぽくない?」

 新たに現れた死体が、剣のようなバラを握った。
 そこにバーニッシュがかけられて、さらにアームを使いながら走り出す――。

骸影「痛みも意思もなく、このワシに使われるためだけに動くグラスパー!」

骸影「お前らも良い異能であるならば、ストックをしてやろうではないか!」

晃星「この、外道がァ――!」


 【安価下2】
 1 とりあえず、バラ死体からやっつけよう
 2 ていうか、放置してたノーマル死体が群がりすぎィ! 蹴散らす!
 3 その他、どうする?


晃星「まつり、あの死体のグラスパーから片づけるぞ!」

まつり「うん、分かった!」

骸影「できるならば、やってみよ!」

 死体が群がり、まつりが大薙刀で振り払った。
 だが、同時に駆け込んできたバラ死体がレイピアのようなバラの剣を連続で繰り出す。

晃星「っ――コート!」

晃星「随分と、弱そうな身体だな!」

 バラ死体の攻撃を晃星がコートですり抜けた。
 そのまま思いきり拳を叩き込んだが、バラ死体から棘つきのバラが溢れるように伸び、増殖して絡め取ってくる。

まつり「晃星…!」

晃星「っ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やべえっ!
 4~6 とっさの呪文攻撃で死体が怯むことが判明
 7~9 まつりんがバラ死体の首をすっとばしたぜ


晃星「――――」

 ガシャッ…

まつり「怯んだ…今の内に…!」

 ガシッ
 ズボォォッ

 晃星が呪文を唱え、バラ死体が怯むように止まった。
 その隙にまつりが尻尾で晃星の体を掴んで引きずり出す。

骸影「小癪な…」

骸影「ならばこれでどうだ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 死体がスクラムを組んで突撃をしてきた! 逃げ場がねえ!
 4~6 うわあ、一瞬でバラ園になっちゃった…
 7~9 晃星に大薙刀にバーニッシュをかけてもらって、一撃でバラ死体撃破よ


 ガシッ
 ガシガシィッ

 ドドドドドッ

まつり「うわ、何か…えっ、一斉に…」

晃星「だったら、これで――!」

 ブワァァァッ

 晃星が砂塵を激しく巻き上げて、視界を封じた。
 骸影が操っているなら、視界を塞げば遅いようのないという判断だった。が――

 パシュンッ…

骸影「小細工をしても、無意味だ!」

まつり「逃げ場ないし…これ、ムリムリ!」

晃星「クソっ――」

骸影「バラ死体、やれぇいっ!」

 バッ

 スクラムを組んで突撃をしてくる死体の群れ。
 バラ死体がバラの剣を地面に突き立てると、バラのツタが伸びてまつり達を絡め取ってきた。

まつり「晃星、晃星っ…!」

晃星「ぐ、くっ…こんな、あんな、腐れ外道如きに――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 南無阿弥陀仏…
 4~6 うぎゃー、しにかけー
 7~9 雪が降ってきた…


骸影「死ねぇい!」

 ドッゴォォォォッ
 ズドドドドドッ

 バラのツタに巻き上げられ、死体の群れの全力突撃を受ける。
 ツタについた棘がまつりと晃星を激しく引き裂き、さらに容赦なく死体に踏みにじられる。

 シュバッ

晃星「っ――」

骸影「バラ死体、トドメだ!」

 それが済んでも尚、終わらなかった。
 バラ死体が飛び出して、バラの剣を激しく突き込む――。

 ズッドォォォォォォッ

まつり「あぐ、ぐぅっ…」

晃星「ぐぅっ…」

 ドサドサァッ

骸影「まだ息があるか…」

骸影「だがこれで終わり。この世を去れ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 南無阿弥陀仏…
 7~9 ??「ブワァアアアアア――――――――――――ニィイイイイイイイイイイ―――――――――――――――ング!!」
  0  主人公勢誰かこい


 ガシッ

まつり「こうせ…助け――」

骸影「やれ」

 ズバァァァッ

晃星「まつ、り…まつりぃいいい―――――――――――――っ!」

 ドサァッ

骸影「次は、お前だ」

晃星「殺してやる…殺す…お前は…お前など…!」

骸影「往生際の悪い。バラ死体、やれ」

晃星「例え死のうがお前などは――」

 グシャアッ…


                         ――――――― DEAD END



 うーん…うん…まあ、うん…
 コンマ悪かったし…

 しゃあないっちゃあ、しゃあない

 【安価下2】
 1 >>877
 2 >>881
 3 >>885


晃星「――――」

 ガシャッ…

まつり「怯んだ…今の内に…!」

 ガシッ
 ズボォォッ

 晃星が呪文を唱え、バラ死体が怯むように止まった。
 その隙にまつりが尻尾で晃星の体を掴んで引きずり出す。

骸影「小癪な…」

骸影「ならばこれでどうだ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 死体がスクラムを組んで突撃をしてきた! 逃げ場がねえ!
 4~6 うわあ、一瞬でバラ園になっちゃった…
 7~9 晃星に大薙刀にバーニッシュをかけてもらって、一撃でバラ死体撃破よ


晃星「まつり、俺を尻尾で捕まえておけ!」

まつり「何する気!?」

 ブゥゥゥン…

まつり「薙刀が――」

晃星「一気に、叩き斬れ!」

まつり「分かった…!」

 晃星がまつりの握る大薙刀にバーニッシュをかけた。
 その刃を、引き起こされる破壊力を増加される。バラ死体が地面から突き出させた無数のバラの槍を横薙ぎにして一掃。

骸影「何だと――」

まつり「悪いけど、あっちに帰って…!」

 ブゥゥゥンッ
 ドッゴォォォォォッ

 まつりが大薙刀でバラ死体の頭頂から股下まで、一気に切り裂いた。
 真っ二つになってから、バラ死体が崩れるように消え去っていく。

骸影「くっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 まだいるのかよ!?
 4~6 モブゾンビもガンガンいったぜ!
 7~9 本体、あとはてめえだけだ!


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ECつき…(白目
 4~6 これが、最後の異能持ち死体やから…
 7~9 これ以上させてられるかよ妨害攻撃


 【安価下2】
 どんな異能もち死体なんや?


骸影「チィッ…これまで切るとは――」

骸影「起きよ、乾燥死体!」

 ズゴォォォッ

まつり「また、出てきた…!?」

晃星「今度は何の異能だ――?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やべえ…何もかもがからっから…乾燥の異能の恐ろしさは、吸湿にあり(白目
 5~7 あれだね、ワンピのクロコダイルのバルハンだっけか?みたいな恐ろしさ。触れられたとこが、ミイラみたいになります(白目
 7~9 よし、大したことはねえ


 で、で、で…出おったー!
 …うん、乾燥ゾンビさんとは、無関係かな…? 起きることは…

 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 幽霊が出てたらさ、鬼の手が出てくるのはもう避けようがないロマンだよ…ね? きっと、探偵仕事に同行してて、騒ぎがあって来たんや
 奇数 輝く蝶が、舞った…
 ※0は偶数扱いなんや

携帯からです
いいとこなのに、フリーズしおった(白目
きゅ、休憩とゆーことで…


 ファサァッ…

 幽霊が徘徊し、動く死体が動き回るその場所に、不思議なものがあった。
 自ら光を発して、ひらひらと舞い飛ぶ――蝶々。

骸影「っ…?」

晃星「あれが異能――?」

まつり「でも、何かあのハゲの様子も、変じゃない…?」

 ガタッ
 ガタガタッ

骸影「ええい、悪霊の類か、邪魔をしおって…!」

骸影「破ァアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――――――ーっ!!」

 骸影が、印を結び、叫ぶ。
 集まっていた幽霊が一斉に吹き飛ばされていき、煙のように姿をほつれさせて消えていった。

まつり「すご…」

晃星「だが…何だ、あれは…? 幽霊…いや、それとも違うような感じが…」

 その場に残ったのは、男だった。
 俯いてしまい、顔は見られなかった。彼の周りには変わらずに蝶が舞う。

骸影「此岸と彼岸の、何と曖昧なことか…あの仏の仕業か? だが、これは――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 見境NEEEEEEEEEEEE
 4~6 巨大悪霊とか、ジャックとかが集まってきて、謎の幽霊(?)に取り込まれた…
 7~9 探し物をしているらしい


 「邪魔をするなら…」

まつり「喋った…」

晃星「邪魔…?」

骸影「死霊の分際で、この世に留まるとは! ここで、滅してくれるわぁ!」

 「全員、消されてしまえ――」

 ファサァッ

 輝く蝶が動き出すと、金色に輝く粉が舞い散っていった。
 骸影が指示を出し、新たに呼び出していた死体に襲わせる。

骸影「消え去れぃ!」

 ドゴォォォッ

 骸影が死体に、霊体への干渉力を付与の上、攻撃をさせた。
 しかし、逆に乾燥死体が吹き飛ばされて、塵のようになりながら消えていく。

骸影「っ――」

晃星「あれは、ヤバすぎる…」

 スゥ

 幽霊が消え、瞬時に骸影の前に現れた。
 手にしていた錫杖を振るって骸影が振り払おうとしたが、それを受け止められてアスファルトに叩きつけられる。

骸影「このぉ…」

 「邪魔をしないで」

 ガシッ

骸影「っ…や、やめろ、何をする、ワシを手にかけたらお前など、未来永劫この世をさまよ――」

 グシャァッ

 幽霊が骸影の首を掴み、握りつぶした。
 頭と体が別れて千切れ落ち、幽霊がまつりと晃星の方を向く。

まつり「…こ、晃星…」

晃星「…逃げるぞ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 逃げらんねええええええええ
 4~6 捕まりそうだったから抵抗してみたらららら…?
 7~9 見逃された…


 おおう…
 どうなるんだか…

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 骸影から、何かを吸い取って変化が起きた…!
 奇数 と、と、と、徳川がきただとぉ…?(白目
 ※0は偶数扱いなんや


 「…」

まつり「…あれ…こ、来ない…?」

晃星「…?」

 パァァァ…

 蝶から発せられた鱗粉が、骸影の死体を光らせた。
 柔らかな光が幽霊と繋がり、そのまま彼に注がれるように流れていく。

晃星「何を、しているんだ…?」

まつり「し、知らない…けど…」


 【安価下2】
 1 逃げとこう
 2 観察…
 3 その他、自由行動


まつり「い、一応…逃げられるようにしといて…様子、見てみよ…?」

晃星「油断するなよ…」

 「…」

 パァァァ…

 骸影から発せられていた光が消え失せ、発光が終わる。
 ゆらりと幽霊が動き、今度こそまつり達に対峙をした。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 襲われた(白目
 4~6 そのまま消えちゃった…
 7~9 質問された

 


 スゥ-

まつり「き、来た…こっち来た…」

晃星「止まれ、危害は加えるつもりがない、来るな」

 「…」ピタッ

まつり「…止まった…?」

晃星「…?」

 「…でも、チカラを持ってる――」

 シュバッ

 幽霊の姿が消えた。
 危険と判断し、まつりが尻尾を使って地面から跳ね上がろうとしたが、瞬時に尻尾が消えていた。
 猫耳も、増えてしまう体毛もなくなり、ずっと発動していたアームまでもがぴたりと止められたように使えなくなっていた。

晃星「グラスプスキルが…」

まつり「に、逃げなきゃ…!」

 ダッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 南無阿弥陀仏
 4~6 呪文を唱えたら怯んだ!
 7~9 助け舟が


まつり「来た――!」

晃星「――――」

 「っ…」ビクッ

まつり「晃星、ナイス…! そのまま、唱えてて!」

晃星「――――」

 「うっ…っ…」

まつり(苦しんでる…てことは、やっぱ幽霊…?)

 幽霊から目を逸らさずに晃星が呪文を唱え続け、まつりが手を引きながら早足でその場を離れていく。
 幽霊は頭を抱えるようにしながら苦しみ悶えていた。


 【直下 コンマ判定】
 1~5 謎ばかりのまま、とりあえず神社に戻れた…
 6~9 何か呟いたのを聞いた


 ――東京某所・綱野杜神社・境内――

まつり「はぁ…はぁ…」

晃星「どうにか…なったか…」

まつり「あの、幽霊みたいの…何だったんだろ…?」

晃星「分からん…異能が使えなくなって、グラスプスキルまで…」

晃星「あんな現象、聞いたことだってないぞ…」

まつり「でも…何か、何かこう…異質っていうか、変に、変な感じだったよね…?」

晃星「ああ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とりあえず、朝まで徹底的に晃星にもふられまくった。ケモナーめっ…
 4~6 晃星もビビってたけど、もふられた。でも、ビビってたからもふり方がやさしくて、割とすやすや眠れた
 7~9 もふることさえしないまま、晃星は疲れてねた


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家・晃星の寝室――

晃星「もふもふもふ…」

まつり「…」←もふられてる

晃星「もふもふ…」

まつり(おかしい…晃星が、こんなソフトタッチでもふってくるなんて…)

まつり(まあでも、戻ってきたら異能が使えるようになっててラッキーだったけど…)

晃星「もふ…もふ…」

まつり(ひとりじゃなくて、良かったかも…今日だけは…)

まつり(……何だか…撫でられてるみたいで…眠く…)ウトウト

晃星「もふ…」ウトウト

まつり「Zzz…」

晃星「もふ…もふ…Zzz…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 怪異ががが…
 4~6 ふつーな朝
 7~9 晃星が…


 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント595/100 アーム522/200

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:美多組次期組長


 チュンチュン…

まつり「んぅー…」ゴロ

まつり(尻尾出したままだから…あおむけ…つらい…)ゴロン

晃星「もふ…もふもふ…」

 ビクッ

まつり「っ…こ、晃星、どこ触ってんの!?」バッ

晃星「ん…? どこって…尻尾…の…つけね…」ウトウト

まつり「そこ、お尻!」

 バシンッ

 ・
 ・
 ・

晃星「しかし、昨日のは何だったのか…」ヒリヒリ ←ほっぺにモミジ

まつり「へんたい」

晃星「…尻には興味ない。尻尾のつけねの毛のところが…」

まつり「へんたい」

晃星「…」


 【安価下1】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B アーム 595/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
 3 おでん献上
 4 かっちゃん訓練
 5 その他、自由行動


 まさか、ここまでアーム一辺倒になるとは思ってなかったわ
 でも、ここまできたらガイアも覚えた方がいいけど、一辺倒はおすすめしないお

 【直下 コンマ判定】(精神:ちくわぶ+10)
 コンマ二桁分加算
 アーム 595/200


 アーム MAX
 ガイア 12/400

まつり「うー…」

まつり「あー…」

まつり「うー…」

晃星「何しているんだ?」

まつり「晃星に触られまくって気持ち悪いの」

晃星「…そんな風に気持ち悪がらなくても…」

まつり「ふんっ…」


 【安価下1】
 1 コミュ
 2 おでん献上
 3 かっちゃん訓練
 4 その他、自由行動


まつり「殿下~」

殿下「うむ」

まつり「おでんだよ」

殿下「ご苦労である」

 ハムッ
 ムシャムシャ

殿下「そう言えば昨日は、余の加護を使わなかったようだの」

まつり「変なことになっちゃって…」

殿下「どれ、余に言ってみろ。たまには信者の悩みくらいは聞いてやるぞ?」

まつり「でも殿下、割と頼りにならないことあるじゃん」

殿下「頼りにする方向が違うのだ。次ははんぺんを寄越せ」

まつり「…はい、はんぺん」

殿下「うむ」


 【安価下1】
 1 昨夜のことをしゃべってみる
 2 どうせ、役に立たないしいいや
 3 その他、自由にピンポイント質問とかしてもええんやで? 教えてくれるかどうかは、殿下次第だけどね


まつり「――ってことが、あったの」

殿下「ふむ、おかしな霊か」

まつり「心当たりある?」

殿下「余の目で見てないから知らん」

殿下「だが、えてして…そういう存在というのは、何かしらの強い情念…怨念と言ってもいいが、そういうもので動くものである」

まつり「それくらい知ってるし」

殿下「何故、襲われたのかに心当たりはないのか?」

まつり「…ないけど…」

殿下「じゃあ余も知らん」

まつり「…そう…」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 何もないよ
 7~9 でも…?


殿下「うむ、余は満足した」

殿下「また持ってくるがよい。ではな」

 トトトッ

まつり「…殿下って、自由でいいなあ…」

まつり「…まあ、狐だし仕方ないか…」


 【安価下1】
 1 コミュ
 2 かっちゃん訓練
 3 晃星が何か調べてる
 4 その他、自由行動


 ――東京某所・綱野杜神社・轟家・居間――

 カチッ
 カチカチッ

まつり「晃星、何調べてるの?」

晃星「っ…」バッ

まつり「何で隠すの?」

晃星「反射的にだ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ケモナーめ…
 4~6 何もない
 7~9 昨日の幽霊について


まつり「もしかして、えっちなやつ?」

まつり「えいっ」

晃星「ま、待て、まつりっ…!」

google画像検索『二次元 犬耳 女の子』

まつり「…」

晃星「ち、違うぞ、俺は、まつりが1番だ! 異能ある時の」

晃星「ただ、ただこれは、そのっ…単なる知的欲求であって…!」

まつり「うん。じゃあね」

晃星「違う、違うからな!?」

まつり「いっそ、そうだよ、って言ってくれる方がマシだよ…」



 ――個人情報――
 名前:轟まつり 性別:女 職業:巫女(おでん係)兼女子高生 年齢:16
 身体能力:運動音痴 頭脳:平均以下 精神:ちくわぶ
 異能:九尾狐、加速 特技:演技 願望:怪異解決
 GS:ポイント595/100 アームMAX ガイア 12/400

 ――知人――
 久河晃星:砂塵の異能 正義厨 ケモナー
 神瑠璃独楽:オカルト恐怖症(深刻) 蹴球の異能
 徳川唯一:反魂の異能 幽霊騒動に関わりが?
 夏伐颯:熱風と軟泥の異能 異能管理機関職員
 リダ・オールデス:独楽の秘書 ビッチ
 槙島軍人:炎の異能 異能管理機関職員
 豊臣レイラ:弾機の異能 徳川の仲間
 殿下:御狐様 神通力を持つ おでん好き
 美多勝正:美多組次期組長


―――――

 本日の本編は、ここまでです
 どうもありがとうございました

(というか、殿下加護GS練習が、黄金のリレーになると信じて用意してたのに活用されてなくて寂しい)

(あと、何かオマケネタのリクエストありまっか? それでここを埋めてくれても、いいんすよ…?)

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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月14日 (土) 14:47:58   ID: PqaXY1ye

星の力奪うスキルあるの

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