両津「なんで私があんな改造人間だらけの場所に行かなきゃならんのですか!」
中川「先輩、義体者差別はいけませんよ」
部長「馬鹿者!文句を言うな!内務省からの直々の辞令だ。しっかりと勤めてこい」
両津「うぅ.....よりによって何でワシが.....」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426347710
両津「で、何時から異動なんですか?」
部長「明日からだ。今日付けで派出所から出ていってもらうぞ」
両津「いくらなんでも早すぎますよ〜!」
麗子「なんだか突然で両ちゃん大変ね....」
部長「ゴホン、、、一応の話だが、月給は今の数倍の額が支払われるとの事だ」
両津「なにぃ!!?ホントですか!!!」
部長「別枠で特別手当や福利厚生も保証されるとのことだ」
両津「両津勘吉巡査長!ただいまより公安9課での任務を遂行して参ります!!」
ピューーーーーーーン!!
中川「行ってしまいましたね」
部長「厄介払いが済んだな」
《翌日》
荒巻「今日から正式に入隊することになる新メンバーの紹介をする」
バトー「新入りか?」
イシカワ「警察組織から引き抜いてきたって噂だぜ」
トグサ「それって僕みたいな人ってこと?」
少佐「出身としてはトグサと同じだけど、スカウトした理由としては大いに異なるわね」
サイトー「.....」
ボーマ「.....」
荒巻「紹介しよう、新たに入隊したメンバーの『両津勘吉』だ」
両津「.......」
(なんだこいつら....両目にペットボトルキャップつけてる奴とか特殊刑事と同じ臭いがするぞ.....)
バトー「なんだぁ?このゴリラみてえなオッさんは?こいつが新入り?」
両津「ゴリラみたいなオッさん?両目にペットボトルの蓋つけてるヤツには言われたくねえよ」
バトー「ちっ」
トグサ「彼ってパワータイプの全身義体使ってるの?」
両津「てめえらと一緒にするな!ワシは生身だ!」
少佐「短気な男だな。仲良くしろとは言わないけど、協調性をもって欲しいわね」
バトー「で、こいつはどうしてここにスカウトされたわけ?」
ボーマ「気になるな」
イシカワ「いや、頭は悪そうだ。電子戦ってタチでもなさそうだな」
パズ「........」
サイトー「.......」
両津「」ピキピキ
少佐「本人も言ってた通り、カンキチは電脳化もしていない正真正銘の非義体化率100%の人間」
バトー「で、それで?」
少佐「彼の記録、見てみる?」
バトー「?」
バトー「何だこれ??こいつホントに人間???ハッカーがイタズラで改ざんしたんじゃねえのか」
少佐「サイボーグ化をしていない純度100%の肉体にも関わらず、身体能力は強化型のサイボーグを超えている。正直言ってエスパーより貴重ね」
荒巻「両津の実績を考慮して主に捜査などを担当してもらうことにする」
トグサ「僕らのところに来るってわけか、仕事が少し楽になって丁度いいや」
バトー「おいおいオヤジ、勘弁しろよな〜」
少佐「カンキチ、給料分仕事をしてもらうぞ」
両津「はいはい、わかったよ」
寝ます
m(_ _)m
荒巻「両津のバカはどこだ!どこにいる!」
両津ならレンジャー義眼とかにも詳しくてもおかしくない気がするが……
まぁ、乙
荒巻「両津、我々公安9課は犯罪に対して常に攻性たる組織を目指している。社会的正義を実現するためには武力をもって成し遂げることも辞さん。くれぐれもその旨を忘れんようにな」
両津「はい、荒巻課長!わたくし両津勘吉は本日より公安9課での任務を全力で勤めてまいります!」
イシカワ「さっき警視庁のファイルを検索したんだが。このゴリラ、警察署だけでも何回も爆発してるとんでもねえ野郎だぞ」
トグサ「警察署を爆発って....?それも複数回!??でもここに来る直前まで勤めてたんだよね?ウソじゃないの?」
バトー「社会的正義とやらからは程遠いなぁw」
少佐「一応警告しておくけど、ウチの備品くれぐれも壊さないことね」
荒巻「......くれぐれも忘れんようにな」
両津(ちくしょう...言いたい放題言いやがって)
〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜
タチコマA《あっ!トグサく〜ん!隣にいる人ってもしかして噂の新入り君??》
両津「なんだこいつ?」
トグサ「ああ、こいつは『タチコマ』って言ってね、人工知能搭載の多脚戦車さ。タチコマ、紹介するよ。彼が新メンバーの『両津勘吉』だ」
タチコマA《『両津勘吉』っていうの?う〜ん、呼びやすいからリョーさんって呼んじゃうね!》
両津「ああ、かまわん」
タチコマ《リョーさんって珍しい全身義体使ってるね!すっごくマユ毛が濃いし!》
両津「ワシは生身だ!どいつもこいつもワシを人間扱いせんな.....」
タチコマA《リョーさんってさぁ、身体を義体化しないの?》
両津「するつもりはねえよ」
タチコマA《えぇ〜?しないの?そんな短足でゴリラみたいな体してたら絶対不便だよ!》
両津「」イライラ
トグサ「おい!失礼だろタチコマ!」
両津「てめぇ!!機械の癖に生意気なこと言いやがって!!!短足ゴリラで悪かったな!!!」ガシッ
タチコマA《うわぁあ!?》
両津「どっちが上なのか解らせてやる!!」ガンガンッ!ガンッ!
タチコマA《あわわわわ!!》
トグサ「おい、落ち着け!一応は9課の備品なんだから壊すなって!」
タチコマA《あ〜ビックリしたぁ〜!!》
タチコマB《ダメだよあんなこと言っちゃ。彼も自身の身体に彼なりの愛着をもって生きてるんだから。》
両津「てめえらにどうこう言われる筋合いはねえよ!」ガンッ!
タチコマA《あわわわわわ!!?》
トグサ「あぁ.....ボディ凹んじゃったよ。こりゃ後で少佐にドヤされるぜ。」
離脱
確かに言われてみたらそうだった気がするわ
笑男の山寺声と混同しちまったな多分
両津「機械の癖に生意気に喋りやがって、ロボットなんて片言ぐらいのセリフが言えるぐらいで十分なんだよ」
タチコマA《ひどい〜!それは機械に対する差別だ〜!》
タチコマ一同《《そうだ!そうだ!酷い酷い!》》
トグサ「ったく、お互い仲良くしろよな」
ブンッ
荒巻《トグサ、招集だ。両津を連れて課長室に来てくれ。》
トグサ《わかりました。》
トグサ「おーい、両さん。仕事だってさ。一緒に課長室に来てくれ」
両津「おうよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜
荒巻「先日、高速道路に設置されたオービスが国際指名手配の過激派テロリスト『獏葉 舌伊』の姿を捉えた」
少佐「『獏葉 舌伊』といえば近年起きた爆発テロの主導犯とされた男だった。その犯行の性質は悪質極まりなく、主に人目につく場所での大規模な爆発により死傷者は多数。また何か企んでるのかしらね」
バトー「早急に手を打たねえと取り返しのつかない事態になっちまう。この手の人間は遠慮ってもんを知らねえからな」
ボーマ「爆発物についてなら俺に任せてくれ」
限界に眠いので寝ます
m(_ _)mおやすみなさい
荒巻「獏葉を確認した段階から追跡が行われたがヤツは葛飾区に入った段階で警察組織の追手を振り切り、現在は行方をくらませている。現在、捜査は継続して行われている。」
両津(げっ....ワシの地元じゃないか)
サイトー「その獏葉ってヤツはどういう目的でテロを行っているんだ?」
イシカワ「ヤツが過去に関わった爆破事件の記録を見てくれ。」
トグサ「うーん。」
パズ「.........」
イシカワ「ヤツの犯行の性格として、『大衆を過去の呪縛から解き放て』との主張を旨に歴史的価値の高い建造物を爆破してまわるとのことだ。」
トグサ「人がいても御構い無しかよ。」
少佐「宣伝目的としては人がいてくれたほうが犯行をする側にとっては都合がいいものね」
バトー「まったく、ヘドがでるぜ」
両津(こいつら気難しそうな感じで喋りやがって....ワシだけ浮いてるぞ)
タチコマ《しょ、しょ〜さぁ〜!》
少佐《どうした?タチコマ?》
タチコマ《テレビ!テレビに獏葉とかいう人がでてきてますぅ〜!》
バトー《!》
サイトー《!》
パズ《.....》
ボーマ《!》
イシカワ《!》
トグサ《なにっ!?》
両津「え?お前ら揃いも揃ってなんで驚いてるんだ???」
少佐「誰かテレビをつけろ!」
荒巻「どうやら我々が動くよりも先に相手が準備を済ませていたようだな。」
【テレビ】
ニュースキャスター〔緊急ニュースです、先ほど過激派テロリストとみられる男が浅草の雷門周辺で『この建物を破壊するぞ』と爆弾と武器のようなモノを所持し、観光客を人質をとって立て篭もっているとの情報が入りました。〕
両津「げっ、よりによって浅草だと!?」
荒巻「.........」
ニュースキャスター〔犯人は国際指名手配の『獏葉 舌伊』とみられており、もし雷門周辺が爆破されれば文化的に大きな損失が免れないでしょう。〕
荒巻「全員、装備を整えて浅草へ飛べ」
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
獏葉「俺は過去という呪縛に囚われた人類を解放するために、この過去の象徴である建物を破壊しなければならない!!!」
警察「観念しておりてこい!」
獏葉「うるせぇ!」ダダダダダダダッ!!!
警察「ひぇえええええええ!!」
中川「爆弾をもってる上に機関銃まで装備してるみたいですね」
部長「あまり犯人を刺激すると何をするかわからんぞ」
麗子「こんな時に両ちゃんがいてくれたら.......」
離脱
一応ギャグ路線でいきます
すいません、21日頃に戻ってきます
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません