ドロシー「シオンが金髪好きってマジ!?」 (25)

プリパラのSSです。
中の人ネタあります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425567695

ドロシー「ねぇどうなのどうなの?」

レオナ「ちょっとドロシー、」

シオン「何を言う! 私は公平無私!
誰にだって等しく接するってことさ」

ドロシー「ふーん」

青髪「見て! ドレッシングパフェの三人よ!」

金髪「わぁー、私シオンのファンなんだぁ 握手してもらお」

赤髪「私も私も!」

ドロシー(おっ、これはさっきの話を確かめるチャンスだな)

ドロシー「なになに~ キミたちボクらのこと好きなの~?」

三人「キャー!」

青髪「握手してください!」

ドロシー「うんうんいいよ」

赤髪「私たち全員シオンさんのファンなんです!」

ドロシー「え」

シオン「イゴッ?」

三人「握手してください!」

シオン「ああ! いいぞ」

赤髪「私もBaby monster好きなんです」

シオン「そうか やはりパンクは心を動かすものがあるものだな」

青髪「私、シオンさんに憧れて囲碁始めました!」

シオン「うむ、いつか1局願いたいな」

金髪「わ、私とトモチケ交換してくくださいっ!」

シオン「ふっ、」

レオナ「あっゴメンねトモチケ交換は……」

シオン「あぁ、トモチケ交換はダメなんだ、」

金髪「そうなんですか……」

シオン「でも、トモチケの方が行きたがっているかもしれない」

ドロシー「は?」

シオン「手元をよく見てごらん」

金髪「え!? これって……」

シオン「ああ、いつの間にか私のトモチケがキミの元へ行ってしまってな」

シオン「お嬢さん、アナタのトモチケ頂けますか?」

金髪「あぁ……シオン様ぁ……メェル………………」

青髪「ああ! 金髪ちゃん気絶しちゃった!」

赤髪「は、早く病院連れていかないと!」

シオン「た、大変だ」

ドロシー「おい」

シオン「なんだドロシー! この大事なときにふざけてる場合じゃないんだぞ!」

ドロシー「ふざけてるのはどっちだよ!
何今の? どーみても金髪の子だけ贔屓してたよね!? 絶対平等じゃ無かったよね!?」

レオナ「ファンに差をつけちゃうのは……良くないと思う……」

シオン「い、今のは『トモチケ交換して』と言われたからであって……」

ドロシー「あっ、あんな所にらぁらが」

シオン「はぁ? いきなり何を言ってるんだ……そらみスマイルは今日ライブの予定が無いんだかららぁらがここに居るはず無いだろう……」

ドロシー「あっ、あんな所にみれぃが」

シオン「えっ! どこどこ?」

ドロシー「おい」

シオン「どこにも居ないじゃないか……ドロシーなんでこんな嘘を」

ドロシー「いやいやオカシーでしょ!
さっき『そらみスマイルが来てるわけない』って言った直後になんで騙されるの!」

シオン「ぐっ、茫然自失……何も言えん」




いろは「聞いてしまいましたわ……」

いろは「シオン殿は金髪が好き……」

いろは「つまり……私のことが……好き!」

いろは「つまりこの勝負、もらったも同然!」

いろは「シオン殿ー!」

ドロシー「あっ、いろはじゃん」

レオナ「こんにちは、いろはさん」

いろは「こんにちは、ドロシーさん、レオナさん、シオン殿」

シオン「プリパラで会うのは珍しいな」

いろは「それは……あの……シオン殿にお願いがありまして……」

シオン(そう言えばいろはも金髪だな……)

いろは「私に……歌とダンスを教えて頂けませんか?」

シオン(ここで『いいぞ』と言えばまたドロシーにあらぬ疑いをかけられてしまうな……)

ドロシー「な~んだそんなことなら

シオン「ダメだ!」

ドロシー「え! なんでだよ!
教える位いいじゃん」

シオン「甘い! 油断大敵、そういった気の緩みが一番危険なのだ」

ドロシー「ケチ」

シオン「なんとでも言え
いろは今日はすまない、また今度な」

レオナ「ご、ごめんなさい いろはさん」

いろは「なぜ、なぜですの……」

いろは「『シオン殿は金髪が好き』『私は金髪』『つまりシオン殿は私のことが好き』」

いろは「これは間違い無いハズ、ハッ」

いろは「よく見ると金髪のアイドルはプリパラ内にたくさん居ますわ!」

いろは「フフフフフ そう言うことでしたのね……」

いろは「私以外の金髪を絶滅させる、そうすればシオン殿は私のことで頭がいっぱいになるハズ!」

いろは「これで完璧ですわ!」

いろは「見てなさいシオン殿の気をひこうとする金髪クソビッチ共め……」

いろは「シオン殿のとなりはこの香川いろは、私以外あり得ませんわぁ!」

次の日

いろは「そこのみな皆さま」

青髪「え、私たちですか?」

いろは「ええ、その通りです」

赤髪「何の用?」

いろは「今ヘアサロンで特別キャンペーンを行っていまして、通常ヘアカラーの変更に200円かかるところ今なら無料でカラーチェンジ出来ましてよ!」

赤髪「あ、それなら私ちょうど金髪に染めようと思っ

いろは「てめぇには言ってねぇんだよあぁん!?」

赤髪「ヒッ」

いろは「私はそこの金髪のアナタにおすすめしてるのですわ」

金髪「わ、私?」

いろは「ええ、実は私占いをたしんなんでおりましてアナタを占ってみたところなんと!アナタのアンラッキーカラーはゴールド、つまり金!だから金髪のままでいるのはVeryBad危険なのですわ!」

金髪「は、はぁ」

いろは「ぎゃ・く・にアナタの開運ラッキーアクションは髪色を変えること、ヘアカラーをチェンジしてチェンジして変えまくるのですわ!」

金髪「え、えーっと……」

いろは「さぁさぁさぁ今すぐヘアサロンにレッツイゴーですわ今なら間に合う今すぐ今しかないいつやるの今でしょさぁさぁさぁ!」

金髪「し、失礼しまーす!」

青髪、赤髪「ちょ、ちょっと待ってよー」

いろは「チッ、逃げられたか……」

いろは「私が『金髪狩り』を始めてから早1週間」

いろは「プリパラの中ではすっかり金髪は消え失せましたわ」

いろは「『あの方』を除いて……」

いろは「今まではシオン殿の友人ということで後回しにしてきましたが、もう堪忍いたしませんわ!」


いろは「南みれぃさん!」

みれぃ「ん、いろは ここで会うのは珍しいっぷりね、シオンは一緒じゃないぷり?」

いろは「ええ、今日はみれぃさんにお話があって来ましたのよ」

みれぃ「何ぷり?」

いろは「単刀直入に言います みれぃさん金髪を辞めてください」

みれぃ「え~、これはアイドルとして大事なものだから辞めるわけにはいかないっぷり」

いろは「いえいえ、前に一度やっていた委員長スタイルも中々お似合いでしたよ?」

みれぃ「ふぅ、ちょっと勘違いしてるっぷりね」

みれぃ「『みれぃ』はアイドルとして売れるために完璧に計算して作ったキャラぷり」

みれぃ「言わば『もう一人の自分』! だからこの金髪は辞めるわけにはいかないっぷり!」

いろは「ふっ、やはり一筋縄ではいかないようですね……」

みれぃ「諦めてくれたぷり? それじゃわたしはもう行くぷり」

いろは「こうなったら強行手段ですわ!」

みれぃ「そ、それは何ぷり……?」

いろは「ヘアスプレーですわ……これさえあればアナタの髪色を強引に変えることが出来るのですわぁ!」

みれぃ「う、嘘……じょ、冗談よね……?」

いろは「私の恋路を阻む者は誰であろうと容赦しませんわ!」

みれぃ「きゃあああああ助けてぇ」

いろは「待ちなさい!」

みれぃ「『待て』と言われて待つ人は居ないわよっ!」

みれぃ(つ、疲れた……まだ追いかけてくるわあの子……)

みれぃ(ていうか私、走るスピードに全く自信が無いんだけど、あの子私より更に遅いわ……)

いろは「はぁっ、はぁっ、はぁっ、ま、待ちなさ~い」

みれぃ(なんであの子あんなに必死なのかしら……)

シオン「ん? みれぃといろはじゃないか、なんで追いかけっこしているんだ?」

みれぃ「あっ、ちょうどいいところに!」

いろは「し、シオン殿!?
あ、私もう限界……」

シオン「い、いろは大丈夫か!?」

いろは(あれ? 私疲れ過ぎて意識を失ってしまったのでしょうか?)

いろは(頭のこの感じ、一体何でしょうか?なんだか柔らかくて、いい香り……)

シオン「目が覚めたか? いろは」

いろは「!? シオン殿ぉ!
この状況、まさか私シオン殿に膝枕されていたのですか!?」

シオン「っ、いきなり大声を出すんじゃない、びっくりするだろう」

いろは「し、シオン殿に膝枕されていたなんて……
は、恥ずかしぃ~」

シオン「あっ、ちょっとどこ行くんだ」

いろは「追いかけてこな、ったぁ!」

シオン「…………」

いろは「うぅ……転んでしまいました……」

シオン「さっき限界まで走っていたんだ、すぐに走れるわけ無いだろう……
ほら手、一人じゃ立てないだろ?」

いろは「はい……」

シオン「それで、みれぃから聞いたがなんでこんなくだらないことをしてたんだ?」

いろは「それは……シオン殿は金髪が好きと聞きまして……」

シオン「またそれか……」

いろは「ですが私は金髪なのにシオン殿に邪険に扱われてしまって!」

シオン「なんだそんなことだったのか……」

いろは「『そんなこと』って! 私にとっては大事な問題で」

シオン「来い」

いろは「へ?」

シオン「さっきの様子を見るといろはは相当な体力不足に見える」

いろは「ええ、囲碁ばっかりで外で遊ばない子でしたので……」

シオン「だからまずは基礎体力作り、歌とダンスはそれからだ」

いろは「シオン殿……」

シオン「どうした? 私から歌とダンスを教えてもらいたいんじゃなかったのか?」

いろは「はい! シオン殿」


おしまい

いろはのキャラ大分いじっちゃった、ごめん。
プリパラのSS増えて欲しいですなー。

レスをくれた方、読んでくれた方ありがとうございます。
それではHTML化依頼してきます。

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