P「伊織が結婚だって!?」 (69)
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はじめに新婦の勤め先でございます、765プロ社長、高木順二朗様にご挨拶を頂戴したいと存じます
高木様、よろしくお願い致します
高木「おっほん!ご紹介に預かりました高木順二郎です」
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続きまして、新郎の勤め先でございます。961プロ社長、黒井崇男様に乾杯のご発声を頂戴したいと存じます
黒井様、よろしくお願い致します
黒井「ご紹介に預かりました黒井と申します」
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黒井「新郎は我が社きっての優秀な人材で───」
黒井「幼少の頃から知っておりますが───」
真美「社長達は話が長いYO!」
律子「ま、真美!」
黒井「高木の方が長かっただろう!」
「はははっ」
黒井「で、では新郎新婦の末永いお幸せをお祈り致しまして」
黒井「乾杯!」
「乾杯!」
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ではここで新郎新婦の馴れ初めをご紹介致します
新郎、高槻長介さんは…
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長介「おはよう」
やよい「おはよう長介!もうすぐご飯の準備出来るからね!」
長介「それじゃあみんなを起こしてくるよ」
やよい「お願いね!」
「いただきますー!」
浩太郎「あっ、伊織お姉ちゃんだ!」
浩司「本当だ!」
かすみ「綺麗だね!」
長介「ふーん」チラッ
かすみ「へぇ~」ニヤニヤ
長介「な、なんだよ!」
かすみ「別に~」
やよい「そういえば伊織ちゃん、近いうちに遊びに来るって!」
長介「!?」
やよい「どうしたの長介?」
長介「な、なんでもねーよ!」
長介「ご、ごちそうさま!行ってきます!」
やよい「あっ!長介お弁当忘れてるよ!」
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長介(かすみの奴め…)
長介(そういえば、初めて会ってからもう5年経つのか…)
長介(でも最近会ってないな…)
『そういえば伊織ちゃん、近いうちに遊びに来るって!』
長介(……)ニヤニヤ
先生「高槻、ここ答えてみろ」
長介(それにしても、さっき映ってた伊織さん綺麗だったな…)ニヤニヤ
先生「おーい!高槻!」
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長介「ただいま!」
「あら、遅かったじゃない」
長介「い、伊織さん!?な、なんで!?」
伊織「何よ?来ちゃ悪いわけ?」
長介「い、いやそうじゃなくて…やよい姉ちゃんが今度来るって…」
伊織「今日は午後からオフになったのよ」
やよい「あ、長介おかえり!」
長介「お、おれ顔洗ってくる!」
やよい「顔?手じゃなくて?」
伊織「どうしちゃったのかしら」
長介(やばい!突然すぎて心の準備が!)
長介(……)
長介(やっぱり伊織さん、凄い美人になってるな…)
長介「はぁ…」
やよい「それじゃあご飯の準備してくるね!」
伊織「手伝うわよ」
やよい「伊織ちゃんはお客さんなんだから座ってて!」
長介「じゃあ俺が手伝うよ」
やよい「長介も部活で疲れてるでしょ?」
長介「それはやよい姉ちゃんだって仕事で…」
やよい「私は今日お休みだったから大丈夫!」
伊織「本当にやよいには敵わないわね」
長介(うぅ…何を話したらいいんだ…)
伊織「アンタさっきから大丈夫?」
長介「だ、大丈夫っす!」
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「いただきまーす!」
長介(ふぅ…、あの後すぐにみんなが帰ってきてくれて助かった…)
伊織「相変わらず美味しいわね!」
浩三「うんうん!」
やよい「えへへー!」
かすみ「伊織さんの前で緊張してるのかな?」ボソッ
長介「な、なに言ってんだよ!」ボソッ
やよい「二人共!早く食べないと無くなっちゃうよ!」
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伊織「それじゃあ明日も仕事だから失礼するわね」
長介(……)
長介「あ、あの!俺送っていくよ!」
伊織「あら、気が利くじゃない」
やよい「じゃあまたね、伊織ちゃん!長介もよろしくね!」
長介「うん」
伊織「ええ、また明日」
伊織「ふぅ…すっかり冷え込んできたわね」
長介「そ、そうだね…」
伊織「そういえばアンタ、彼女とか出来たの?」
長介「え?」
伊織「まぁ、いる訳ないでしょうけど」
長介「まぁいないけど…い、伊織さんは…?」
伊織「私は今は仕事が恋人だもの」
長介「ふーん」
長介(よ、よかったぁ~!)
長介(これって告白するなら今がチャンスなんじゃないか?)
長介(この5年間の片思い…でも俺なんかじゃダメだよな…)
長介「……」
伊織「ちょっとアンタ、今日はどうしたのよ?何か悩み事でもあるの?」
長介「いやぁ、その…」
長介(そういえば昔に伊織さんが言ってたよな…)
『こそこそ逃げてないで、ぶつかっていけばいいじゃない』
長介「……あっ、あの!」
伊織「なによ?」
長介(言え!言うんだ高槻長介!)
長介「俺…ずっと前から…伊織さんの事が好きだったんですっ!!!」
伊織「え?」
長介(言っちまった!!!)
伊織「え?アンタが私を…好き?」
伊織「~~~っ!」
長介「……」
伊織「えっと予想外過ぎてちょっと取り乱したわ…」
伊織「…」
伊織「でもまぁ結論から言うわ」
長介「は、はい!」
伊織「ごめんなさい…長介」
伊織「今はあなたとは付き合えないわ」
長介「そ、そうですよね…俺みたいな高校生とアイドルじゃ…」
伊織「…さっきも言ったけど今は仕事が恋人なのよ」
長介「え?」
伊織「それにアンタまだ高校生じゃないの」
伊織「だから…私と張り合えるだけの人間になったからもう一度聞いてあげるわ」
長介「それって…!」
伊織「あーもう!うるさいわね!早く送りなさいよ!」
長介(これってもう一度チャンスがあるって事だよな…よしっ!!!)
伊織「ほら行くわよ!」
長介「は、はい!」
伊織「大体アンタは私と付き合おうなんて1億年早いのよ!」
長介「えぇ!」
伊織「まぁ、でもこの伊織ちゃんに告白なんてしてきたのはアンタが初めてだわ」
長介「意外だ…」
伊織「多分みんな水瀬の家に委縮しちゃってね」
長介「あぁ、そういえば…」
伊織「はぁ、アンタねぇ…」
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亜美「ほほぅ!長介もなかなかやりますな→」
真「ロマンチックだな~!」
あずさ「青春ね~」
雪歩「わたし感動しちゃいましたぁ」
響「いい話さ~」グスン
貴音「おや響、食べないのなら私が貰いますね」
響「ちょっと貴音!」
春香「あははっ、貴音さんは相変わらずだね」
千早「本当ね」クスッ
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美希「それにしてもでこちゃん、本当に綺麗なの」
P「伊織~~!」
律子「いつまで泣いてるんですかプロデューサー殿…」
真美「あっちはもっと凄いよ…」
高木「うーむ…」ポロポロ
黒井「長介君…伊織ちゃん…」ポロポロ
小鳥「高木社長!黒井社長!お気を確かに!」
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長介「本日は公私ともお忙しい中、私達二人の結婚披露宴にご出席いただき、誠にありがとうございました」
長介「まだまだ若輩者なので困難もあると思いますが、伊織と力を合わせ共に歩んでいきます!」
長介「本日は誠にありがとうございました!」
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やよい「伊織ちゃん、長介!本当におめでとう!」
伊織「ありがとうやよい。それよりも義姉さんって呼んだ方がいいかしら?」
やよい「うぅ~、なんか気持ち悪いよ~…」
かすみ「長介も初恋が実ってよかったね」
長介「かすみ!」
伊織「そんなに私にぞっこんだったわけ?」
長介「べ、別に…」
やよい「私は全然気が付かなかったからビックリしたよ!」
響「おーい!」
伊織「あら?」
響「伊織!長介!おめでとう!」
伊織「ありがとう」
貴音「まこと良き日ですね」
長介「ありがとうございます!」
真美「いおりん!おめでと→」
亜美「長介もこんなに綺麗なお姉さんGETするとはねぇ…」
長介「ははっ、俺には勿体ないくらいですよ」
雪歩「伊織ちゃん本当に綺麗ですぅ」
伊織「まぁ当然よね」
真「ボクも早くフリフリのウエディングドレス着たいな~」
伊織「十分かわいいドレス着てるじゃないの」
美希「でこちゃん♪」
伊織「でこちゃんって言う…まぁ今日くらいは勘弁してあげるわ」
美希「それにしても長介が羨ましいの」
長介「ええ!?」
春香「伊織おめでとう!」
千早「長介君もとってもカッコいいわ」
伊織「ありがとう春香」
長介「ははっ、ありがとうございます」
伊織「アンタ達の歌もなかなか良かったわよ」
春香「えへへ~!」
あずさ「二人共おめでとう~」
律子「本当に立派になったわね」
伊織「私も二人には感謝してるわよ」
あずさ「そういえばプロポーズの言葉聞いてなかったわね」
伊織「秘密よ!秘密!」
P「伊織~!!」
伊織「なんでアンタ泣いてるのよ!」
高木「水瀬君~!!」
伊織「社長まで!?」
P「長介君!伊織を任せたよ!」
長介「は、はい!」
小鳥「ほらっ、黒井社長もしっかり!」
長介「小さい頃からありがとうございました!」
伊織「私もフランスでは世話になったわ」
黒井「フンッ!精々仲睦まじくやるがいい!それではな!アデュー!」
真美「そうだ!みんなで写真撮ろうよ→」
小鳥「ええ、そうね!」
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長介「伊織さん」
伊織「なによ?」
長介「俺、伊織さんに相応しい男になれたかな?」
伊織「…じゃなきゃこうしてアンタの隣にいないわよ」
伊織「もう!この伊織ちゃんの旦那になるんだからシャキッとしなさい!」
長介「はいっ!」
伊織「…これからもよろしくね長介。にひひっ♪」
おわり
お目汚し失礼しました
こういうの苦手な人はすいません
黒井は765プロと仲良い設定です(もやし祭りとか)
>>1って艦これも書いてない?
765のグルメシリーズの人だろ?
>>66
多分別の方かと
黒井SSの方は少し参考にさせて貰いました
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