遊馬「お、来たな」

シャーク「原因はわかったのか？」

遊矢「それがわからないんだ。痛がってるけど何処がなのか言ってくれない」

カイト「何処が居たいのか言ってみろ柚子」

柚子「い、言えない・・・こんな所・・・」

遊馬「言わなきゃわからないだろ！」

柚子「アァ！い、痛い！それに熱い・・・ハァハァ・・・」

遊矢「柚子！」

柚子「ゆ、遊矢・・・助けて・・・」

遊矢「わかってる。必ず助けてやるから！」

カイト「わかったぞ。柚子が痛がってる場所が」

遊馬「教えてくれ！」

カイト「少し外で話すぞ」

遊馬「何だよ肛門かよ！」

カイト「ああ」

小鳥「柚子さんの肛門って事は誰かが肛門からやって来ようとしてるって事？」

カイト「そうだ」

遊馬「なら安心じゃねえか！柚子の肛門は」

シャーク「いやあいつらはあの頃の記憶の一部を消してやったんだよな」

カイト「だから柚子は痛がっている。得体の知れない何かが原因でな」

シャーク「どうすんだカイト？遊矢に事情を説明するかしねえか」

カイト「しないでいいだろ」

小鳥「でも肛門を見ないとわからないんだよね？どうするのよ！」

カイト「・・・」

シャーク「今回ばかりは打つ手無しってやつだぜ。柚子の肛門を見ねえ限り対象できねえよ」

遊馬「いいやあるぜ！別の肛門から柚子の肛門にたどり着いて原因を止めるんだ！」

遊馬「じゃあ後は任せたぜ」

遊矢「か、帰るの！？」

シャーク「こいつの原因がわかったんだよ。俺達が今からそれを食い止める」

遊矢「なら俺も」

カイト「お前は残れ」

遊矢「何でだよカイトさん！俺だって柚子を助けたい！」

カイト「お前の役目は柚子の側に居てやる事だ」

遊矢「け、けど・・・」

柚子「ううっ・・・痛い・・・」

遊馬「安心しろよ柚子！絶対に助けてやるぜ！」

遊矢「わかったよ。遊馬とカイトさんを信じる」

遊馬「カイト、シャーク」

シャーク「さっさと言って止めようぜ」

ドロワ「何？私の肛門から？」

カイト「頼む」

ドロワ「それは別に構わないが」

ゴーシュ「ノリノリじゃねえか遊馬！」

遊馬「おう！」

シャーク「じゃ遠慮無く行かせてもらうぜ」

小鳥「ごめんねドロワさん」

ズブブ

ズブブ

ズブブ

ズブブ

ゴーシュ「しっかりやれよ！」

遊馬「俺達に任せてくれよ！」

小鳥「ここがドロワさんの肛門の中か」

シャーク「柚子の肛門までたどり着ける道のりはわかんのか？」

カイト「柚子の肛門は柚子の匂いがする」

遊馬「さすがだぜカイト！」

小鳥「人によって肛門の匂いは違うの？」

カイト「ああ」

シャーク「って事は俺の肛門も」

遊馬「無事に戻ったら肛門の匂いを嗅ぎあおうぜ！」

カイト「フッ」

シャーク「やってやろうじゃねえか」

小鳥「私もいい？」

遊馬「いいに決まってんだろ！肛門の匂いを嗅ぎまくろうぜ！」

小鳥「うん！」

柚子「ね、ねえ遊矢・・・」

遊矢「どうした？」

柚子「ごめん・・・いつも」

遊矢「なに言ってんだよ。らしくないぞ」

柚子「いつも遊矢やカイトさん達に迷惑が」

遊矢「俺が大変な時は柚子がみんなに助けを求めてくれた。おあいこだろ？」

柚子「そ、そうかな・・・」

遊矢「それにカイトさんと遊馬達が居るんだ。不可能なんてない！かっとビングだ！」

柚子「かっとビングか・・・」

遊矢「心配ないよ柚子」

柚子「うん・・・」

遊矢「きっと大丈夫だ・・・そうだろ遊馬」

シャーク「あれを見ろ！」

カイト「ここが柚子の肛門・・・そしてあいつが柚子の肛門から出ようとしている」

小鳥「待って！もしあの人を追い返してもまた柚子さんの肛門から」

カイト「遊馬」

遊馬「かっとビングだ！」

シャーク「そうか！あいつを追い返して柚子の肛門の力も封じれば」

カイト「全てが解決する」

遊馬「なら早速やってやろうぜ！」

モゾモゾ

遊馬「お前には悪いがこの肛門は通行止めだぜ！」

シャーク「帰りやがれ！」

カイト「行くぞ遊馬！凌牙！」

遊馬・シャーク・カイト「かっとビングだ！！！俺！！！」

柚子「あ、あれ？」

遊矢「柚子？」

柚子「痛みが消えた・・・何でだろ」

遊矢「遊馬達だ！絶対にそうだ！」

柚子「そうか・・・今度会った時にお礼しないとね」

遊矢「何か食いたい物あるか？お粥でも作ってやろうか？」

柚子「じゃあ・・・お粥にしようかな」

遊矢「待ってろよ！美味しいお粥作るから！」

柚子「ありがとう遊矢」

遊矢「だ、だからそういうのは言いっこなしだろ」

柚子「側に居てくれて凄く心強かったよ」

遊矢「柚子・・・元気になって良かったな」

柚子「うん」