美琴「やっとわかった。この気持ちがなんなのか」 (20)

上琴系SS
時系列は大覇星祭二日目から

夢で見た上琴漫画を無理やりSSにしているので設定に矛盾が出ると思われるので原作での時系列は無視してください。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424835602

そこら中から歓声が湧き上がる。学園都市で唯一外部から人を呼び寄せる都市の全ての学校が競う超能力運動会。大覇星祭。その1日目は大盛況の末終了した。
二日目。たくさんの人々が昼食を取るために移動する

「はぁ。不幸だ」

もう何度目かもわからない。彼から発せられる口癖のようなその言葉。
具体的に何が不幸なのかというと大覇星祭初日に学園都市の存亡に関わる事件に巻き込まれただけでなく、クラスメイトの土御門、姫神、吹寄の入院により、上条のクラスの戦力が低下したのだ。
それは能力の差を気迫で押していた彼らに大きく響いた。午前中の競技はボロ負けだった。
美琴との勝負にも響いてくるだろうが、勝負を受け、自分が年上である手前、今更「やっぱり勝負は取り止めてください」などとは言えない。


母親やインデックスが待っているファミリーレストランに来たものの、やはり店内は混雑している。
父親の当夜は仕事の関係で帰ってしまったが、母の詩菜はもう一日いるらしい。昼食は既に屋台で買ってきてあったが飲み物を買う余裕はなかったとの事だ。
上条はうんざりしながらも、飲み物を買うための行列に並び、お茶を三本買いやっと行列から開放されると見覚えのある。いや、昨日も会ったあの少女を見かけた。少女も行列を眺めていた。目的はやはり飲み物だろう。

「おーい御坂!」
「なんだ。またアンタか」
「お前もあの行列に並ぶのか?」
「まあね。はぁ。気が滅入るわ」

うーん。と上条は考えた。そして、まあいいか。とお茶を一本、美琴へ差し出した。

「ほら。お茶だけどいいか?」
「いいわよ。わざわざそんな事しなくても。アンタの家族の分でしょ」
「親父は帰っちまったしいいよ」
「アンタの分がないでしょ」
「別に飲み物なくても飯は食えるし」
「私がいやだって言ってるの!」
「いいからほら!」
「いいって言ってるでしょ!」

並行線だ。お互いの主張が受け入れられる事はない。
もはや意地でも自分の主張を押し付けようとさえなっている。馬鹿らしい言い争いであることに彼らは気づいていない。




(……………?)

どうしてこうなった。と上条は考える。美琴にお茶をあげようとすると拒否をされた。なおもあげようとしたらいつの間にか口論になっており。

「………なんで二人して並んでるんだろうな」
「………さぁ」

ちなみに三本あったあのお茶は上条詩菜とインデックス、御坂美鈴にそれぞれ配られていた。

今日はここまで。失踪はしない・・・たぶん

>>1です。
9さん。ありがとうございます。依頼出してきました。
続きはもう一日待ってください

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