男「ツンデレとクーデレ?」幼「あんたはどっちがいいのよ?」 (24)


男「そもそも俺にはツンデレ属性もヤンデレ属性もないぞ?」

幼「はぁ!?あんた本当に言ってんの?」

男「当たり前だろ?そもそも属性なんていらないし。普通が一番」

幼「……普通ってどんな子よ」

男「随分と噛み付くなぁ」

幼「……あんた同じクラスの女と仲良いよね?」

男「クラスの女?ああ、クー子の事か?いい奴だしな」

幼「……大人っぽいもんね」

男「まぁお前よりは落ち着いてるな」

幼「何だって!?」

男「ごめんごめん」

幼「グググ……大人っぽいし胸も私よりありそうだしなぁ……」

男「幼?おーい幼?」

幼「そもそも男は昔から胸のある子が……」

男「自分の世界に入っちゃったよ……」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424515757


幼「男ー!学校いくよー!」ガチャ

男「あいよ。行きますか」

幼「……」

男「……?どうした?」

幼「ほーんとつまんないよねぇ男は」

男「はい?」

幼「こうさー、アニメとかラノベとかの主人公みたいに朝に弱くてヒロインに起こしてもらうみたいな展開おきないよね」

男「お前も大概こっちに染まったよなぁ……」

幼「そりゃあんたの部屋の本とかDVDとか見てるしねぇ」

男「……まさか嵌まるとは思わなかったんだけどな」

幼「私別にそういうのは馬鹿にしないよ?」

男「そうだな。お前はちゃんとやったり見たりしてから評価するもんな」

幼「もっちろん!やったこともないのに批判とかはしたくないもんね!」

男「でも飽きっぽいのは直せ」

幼「善処しまーす」

男「さて……行きますか」

幼「ほいほーい」


男「ああ、後な」

幼「んー?」

男「俺がギリギリまで寝なくなったのお前のせいだからな」

幼「へ?どういうこと?ちょっとちょっと!」

男(寝顔とか見られたくないし。そもそも ああいうのはアニメだからこそ良いのであって現実では駄目だから……いろんな意味で)

幼「ちょっとー!男ー!」


クー「おはよう。男。幼」

幼「お、おはよー」

男「ああ。おはようクー子」

クー「……何度も言うがクー子はやめてくれ」

男「断る」

クー「そもそも何故子なのだ。まるで私が子供っぽいみたいじゃないか」

男「事実まだ俺達は子供だし。それにクー子って意外と子供っぽいとこあるしな」

クー「心外だ……やはり君とは一度しっかりと話し合わないといけないようだな」

男「ああ。構わないよ」

幼(それってデートじゃん!)

幼「うぐぐ!男!」

男「お、おう?」

幼「教室私あっちだから!じゃあね!」

男「い、今更だな……頑張れよ?」

幼「男に言われなくても頑張りますよーだ!」ベー


クー「……」クスッ

男「何だよ?」

クー「いや、可愛らしいものだなと思ってね」

男「……今のがか?」

クー「ああ」

男「……それはどうかと思うぞ」


男「おはよ」

クー「おはよう」

友「おーす」

ダル「おはよぅ……」スゥ

男「また随分と眠そうだなダル子は」

ダル「朝まで戦争……してた」

男「またネトゲか」

ダル「私の世界はむこうなのだぁ」

男「そんな訳あるか」

友「ああ、そうだ男」

男「んー?」

友「姉貴が今日部活はミーティングだってよ」

男「友姉が?」

友「そ。まぁミーティング終わった後普通に練習だろうけどな」

男「そっちのがありがたいさ。身体も動かせるしな」

友「ほーんとお前バスケ好きだなぁ」

男「お前こそな……」

クー「熱中するのは良いが怪我はしてくれるなよ」

男「友はともかく俺は大丈夫だ」

友「少しは俺の心配もしろよ!」

男「だってお前Cだしよくぶつかるだろ?俺はSGだからまだ接触は少ない」

クー「そうか。なら安心だ」

友「納得してるし!少しは心配しろよな!」

ダル「友……うるさい」

友「ダルまで!?酷すぎませんかねぇ……このクラス」

男「ガタイいい男がそんなにナヨナヨするなよ……」

友「精神的問題にガタイなんて関係ないからな?」


友「飯だー!」

ダル「……」グタァ

クー「少しは落ち着いたらどうだ?」

男「……」

幼「男ー!」ガラガラ

男「んー?」

幼「ご飯食べに行こ!」

男「……外寒くないか?」

幼「大丈夫大丈夫!」

クー「教室で一緒に食べたらどうだ?」

男「俺もそう思う」

幼「良いから行くの!」

男「わかった。わかったから引っ張るな」・


友「いいのかー?」

クー「仕方ないだろう」

クー「彼女とも仲良く出来ればいいんだがな」

友「それ……本気でいってる?」

クー「勿論だが?」

友「……そりゃ凄い」

クー「……私はそんなに変なことを言ったか?」

ダル「しらなーい……」


男「うわっ……やっぱ寒い……」

幼「文句ばっか言わない」

男「何でそんなに教室で食べるの嫌がるんだ」

幼「……別に嫌がってないけど」

男「どう考えても不自然だぞ?お前」

幼「……うっさい」プイ

男「そうやって愛想悪いのも大概にしとかないとクラスで浮くぞー?」

幼「……別にいい」

男「……バカたれ」

幼「……」

幼「……やっぱ迷惑かけてるかな?」

男「……俺は平気だ。ただ他のやつにそんな横暴な態度はやめとけよ?」

幼「……うん」

男(やけに大人しいな)

幼(俺にはいいって……言ってくれた)


男「ただいまっと」

クー「寒かっただろう」

男「そこそこにな」

クー「君は寝坊助だからな。身体が冷えて目が覚めるのは悪いことじゃないさ」

男「あれは眠くなる授業をする教師が悪い」

クー「それで居残りさせられては元もこもないだろうに」

男「あれはダルに付き合って徹夜でネトゲしてて眠たかったからだ。普段はもっとうまくやる」

クー「寝るのを上手くやってどうする。授業はしっかりと起きろ」

男「……だってさーダル子」

ダル「……授業……めんどくさいし」

クー「ダル……君ももっとだな」

男(よし。これで静かに寝れるな)

ダル「何人たりとも私の眠りを妨げることはできないのだぁ」

クー「あ。こら。訳のわからないことを言って寝ようとするな」

クー「男。君からも……こら男まで寝ようとするんじゃない」


グタグタとやっていきたいと思います
お疲れ様でした


男「友ー!部活いくぞー!」

友「あいよー」

クー「やれやれ……放課後になると元気になるのはどうしてだ」

ダル「……」タッタッタッ

クー「それは彼女もか……」

女「生徒会いくよークー」

クー「ああ。今いく」


公園

男「……まさかミーティングだけで終わるなんて……なっ」シュッ

友姉「ナイスシュート」

男「友姉」

友姉「やーっぱり練習してた」

男「ボール触ってないと落ち着かないんだよ」

友姉「その情熱の少しでも幼ちゃんに向けてあげればいいのに。彼女なんでしょ?」

男「……」シュッ

友姉「……ナイスシュート」

男「幼は彼女じゃないよ」

友姉「好きじゃないの?」

男「……」

友姉「ツンデレさんかな?」

男「男のツンデレも女のツンデレも二次だからいいんですよ?」

友姉「本当にね。二人を見てたらそう思うよ。はいっボール」

男「……ありがとう」

友姉「♪」

男「……友姉もバスケしたらいいのに」

友姉「私はあんたらが怪我しないかを心配するので忙しいの」

男「とか言って本当は運動音痴なだけじゃ」

友姉「……ほほーう?」ピクッ

男「……あ」

友姉「これでも小中共に女バスやってたんだからね?」

男「……ははっ。上等!」

友姉「後悔しても知らないからね!」


幼「それで……ボロボロに負けたわけ?」

男「ちょっと油断してただけだから」

幼「よく言うよー。汗だくで息も絶え絶えだった癖に」

男「……本気でやって疲れただけだから」

幼「はいはい。男が手を抜かないのぐらい知ってますよー負けず嫌いなこともね」

男「……母さんは?」

幼「今日はお仕事で遅くなるって」

男「それで幼がいるわけか」

幼「そういうこと!ありがたく思いなさい」

男「飯ぐらい俺だって作れるから」

幼「強がらないの。あんた料理はからっきしなんだから」

男「……悪かったな」

幼「ぜーんぜん。完璧な男なんてつまんないだけだし」

男「何だそりゃ……」

幼「あんたはあんたのままで良いって事」

男「……そうか」

幼「うん。あっ、後で皿だけ並べるの手伝ってね」

男「下ごしらえ位は手伝わせてくれ」

幼「……んー男の手を借りると時間が倍かかる気がするんだけど」

男「おい……」

幼「あはは。気にしない気にしない。じゃあ皮剥いたりとかして貰おうかな」

男「あいよ」


男「……っ」

幼「ちょ!何やってんの」

幼「ああ、もう……だからピーラーを使えって言ったのに……救急箱どこだっけ」

男「そんな大げさな……ちょっと指切っただけだし舐めときゃ直るだろ」

幼「あんた何言ってんのよ。シュート感覚狂うでしょ!」

男「……」

幼「あった!手出しなさい!」

男「あ、ああ」


幼「これでよし」

男「……ありがと」

幼「あんたはもう休んでなさい。いい?」

男「……」

幼「何よ?まさかこの程度の怪我で泣きそうとか言わないわよね」

男「いや……そういう訳じゃない」

幼「じゃあどういう訳よ」

男「何でもない」

幼「はっきりと言いなさい」

男「……いや、結局何もできなくて悪い」

幼「……いいわよ。それぐらい」

幼「それじゃあ私はちゃっちゃと作るから」

男「……ああ」


男「……昔はあんなにバスケをやること反対したのに」

亀更新ですまん
お疲れ様です

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月03日 (火) 18:02:04   ID: v-otno-I

ダル子?……………誰?

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom