※n番煎じの幻想入りSS
男「……はっ、ここは!」
男「……」
男「ここは……何処だ?」
男「まっ暗で何にも見えない……」
男「さっぱりなにもわからん」
男「ま、夢か。寝よう……」
男「……」
男「……zzz」
>>2 本当だ
男「……」
男「目が覚めると何故か森の中」
男「しかも全裸で横になる私」
男「なにこれ?」
男「なにこれ?」
男「新手のイジメ?」
男「幸い周りに人はいない」
男「いや、寝ている間にナニかあったかも」
男「……」
男「ナニこれ?」
男「……」
男「とにかく誰か来たら危ない」
男「性的な意味で」
男「いや、ここに女の子がやって来」
男「げふんげふん」
男「……」
男「その辺の木でも使うか」
男「てかなんで裸?」
男「てかここどこ?」
男「……」
男「とりあえず」
男「木の皮を剥いで服を作った」
男「あと葉っぱも使った」
男「我ながら凄まじい」
男「皮を剥いだ時に虫が沸いてきた」
男「首にトンッで気絶させた」
男「殺しはしない」
男「慈悲はある」
男「イヤーッ!」
男「……」
男「てかここどこ?」
男「森って……サバイバルじゃあるまいし」
男「まあいい」
男「……」
男「どうするか」
男「……」
男「歩けば抜けられるか」
男「そうしようか」
男「……」
男「迷った」
男「……」
男「ちくせう」
男「……」
男「もう夕暮れか」
男「日が暮れるまで森を抜けようと歩き続けた」
男「なんてことはなかったぜ」
男「……」
男「いざというときの為に」
男「多少の角材を用意した」
男「カンナは拾った」
男「おい、マイクラしろよ」
男「……」
男「寒い」
男「どうやら冬らしい」
男「起きる前の記憶が抜け気味」
男「……」
男「記憶喪失だ」
男「なんてことはなかったぜ」
男「……」
男「木の葉でも集めるか」
男「あと枝も」
男「……?」
男「鳥の巣?」
男「……」
男「鳥の巣」
男「げふんげふん」
男「布団完成」
男「サバイバル?」
男「……」
男「まあいい」
男「……」
男「……」
男「……zzz」
男「……」
男「おはようございます」
男「……」
男「意外にも木の皮が暖かかった」
男「服作るか」
男「カンナは拾った」
男「……」
男「私がウッドマンだ」
男「……」
男「朝なので森を抜ける努力をする」
男「いや」
男「食料が先か」
男「……」
男「川発見」
男「……」
男「皮を脱いで」
男「川に入り魚を獲った」
男「……」
男「角材で火起こし器を作るか」
男「よいしょっと」
男「皮を着た」
男「……」
男「魚を焼いた」
男「やり方なんて知らない」
男「しかし」
男「そんなものは関係ない」
男「……」
男「内臓もいける」
男「これで満足したぜ」
男「……」
男「森を抜けようと歩き続ける」
男「刻は正午」
男「……」
男「森林バイオーム?」
男「先が見えない」
男「なんてことはなかったぜ」
男「建物発見」
男「……」
男「突撃昼御飯」
男「……」
男「霧雨魔法店?」
男「ノックを試みる」
男「……」
男「……」
男「留守?」
?「ほーい、どちらさん?」ガチャッ
男「突撃昼御飯」
?「は?」
男「今回は霧雨魔法店さんのお宅にお邪魔しようと思いま」
?「お前、人間か?」
男「当然」
?「その木の皮はなんなんだ……」
男「服」
?「……」
?「ああ、そうか。わかったわかった」
男「……」
?「もう何も言うまい。まあ上がれよ、食べる物くらいは出すぜ?」
男「感謝感激」
?「雨霰ーってか?」
男「……」
?「霧雨魔法店へようこそ、迷える人間」
男「人外と見た」
?「あー?私は人間なのぜ」
男「なんということでしょう」
男「……」
?「ほら、料理だぜ」ゴトン
男「ご注文はキノコですか?」
?「おっ、そうだな」
男「いただきます」
男「……」
?「うまいだろー?私が見ず知らずのお前に腕によりをかけたキノコ炒めだぜ」
男「わお凄く美味だなー」
?「感情がこもってない、殴っていいか?」ニコッ
男「とても美味です」
?「本当か?」
男「もちろん本当の感想」
?「……」
男「……」
?「なら良かった、私も嬉しいよ」
男「ご馳走様でした」
?「はいはい、お粗末様」
男「……」
?「ん、どうした?」
男「見ず知らずの私に」
男「親切にする理由はあるのだろうかと」
?「ははは、困ったときはお互い様って言うだろ?」
男「仮は返すよ」
?「なら貸しってことでいくつか聞いていいか?」
男「問題はない」
?「まずその服……?は何なんだ。布はないのか」
男「気が付いたら森に裸でいた」
?「えっ」
男「ならば木で服を作るのが当然の流れ」
?「わけがわからないよ」
男「……」
?「……どうやって作ったんだ?」
男「カンナは拾った」
男「あとは素手」
?「お前本当に人間か?」
男「紛れもなく」
?「ちなみにいつから森にいた?」
男「一晩寝る前の昼」
?「じゃあ丸一日経ってるじゃないか……食料は?」
男「今朝魚を獲った」
?「寝床は?この季節野宿はきついだろ」
男「枝と木の葉で」
?「なにそれ鳥の巣か?」
男「それは思った」
?「森には障気が常に漂ってるはずだが……」
男「なにそれ」
?「気が付きもしなかったのか……へえ、本当に人間とは思えないな」
?(無事なところを見ると妖怪にも会わなかったらしいな)
男「紛れもなく人間だ」
?「ま、いいか」
魔理沙「おっと。まだ名乗ってなかったな、私は魔法使いの霧雨魔理沙だ」
男「なかなかいい名前」
魔理沙「褒めてもキノコしか出ないぜ?」
男「ではおかわり」
魔理沙「もう無いのぜ」
男「……」
魔理沙「おっと、私はもう出掛ける。留守番よろしくだぜ」
男「見ず知らずの男に」
魔理沙「まあいいだろ?んじゃ、行ってくる」
男「大人しく留守番をするとでも?」
魔理沙「……えっ?」
男「やあ」
魔理沙「んにゃあっ!?お、お前、いつの間に箒の後ろに……」
男「ちゃっかり者」
魔理沙「それはこっちのセリフだ、全く……お前も着いて来るのか?」
男「行くアテがないので」
魔理沙「家で待ってればいいだろ」
男「男は冒険する生き物」
魔理沙「そうなのかー?」
男「あれ、何処で覚えたのやら」
魔理沙「……覚えてないのか」
男「残念ながら」
魔理沙「ざんねん!おまえのきおくはここでおわってしまった!」
男「……」
魔理沙「……頼むから黙らないでくれ、死にたくなる」
男「……」
男「ところで何処へ」
魔理沙「まあ、すぐわかるのぜ」
男「教えては」
魔理沙「あげない」
魔理沙「……だからすぐわかるんだってヴァ」
男「そうなのかー」
魔理沙「お、そろそろだぜ」
本日は終わりです。
最初に思い描いた男とは随分変わってお喋りじゃないキャラになってしまったのも全部ドンサウザンドって奴の仕業なんだ!
まだ文字化けしたタイトル回収もしてませんが、見ていただければ幸いですよ~
文字化けしてるところは本当はなんて書いたの?
>>28
男「こころがぴょんぴょんするんじゃぁ^~」こころ「!?」
だった気がする
男「……」
魔理沙「着いたぜ」
男「ここはどこ?私は誰?」
魔理沙「ここがあの女のハウス、だぜ」
男「あの女とは」
魔理沙「邪魔するぜー!」ドアバァン
男「ダイナミックお邪魔します」
?「魔理沙……」ハァ
魔理沙「ん、なんだ。忙しかったのか?」
男「同情せざるを得ない」
?「もう……来るときはちゃんとノックしろって言ってるでしょう?」
魔理沙「あーいっけね……忘れてた♪」
?「まったく……」
魔理沙「もしや、秘め事の最中だったのかー?」
男「!!」
?「そそそ、そんなわけないでしょう!?」
魔理沙「ははは」
?「いらっしゃい、魔理沙」
魔理沙「あー邪魔するぜアリス」
アリス「もう、そう言って物を盗まないでよ?」
男「……」
アリス「……って、魔理沙」
魔理沙「んー?」
アリス「この木の妖精は誰?」
魔理沙「ああ、それはな……」
少女説明中……
魔理沙「ってわけだ」
アリス「木の皮で服を作るなんて、発想が奇怪ね」
男「お恥ずかしい」
アリス「仕方ないわね、服を繕ってあげるわよ」
魔理沙「おー、アリスマジおかん」
アリス「うるさい」
男「有り難き幸せ」
アリス「それに木の枝で一夜を過ごしたって、鳥の」
男「そこまでよ!」
魔理沙「いやーなんか面白いやつだろ?」
アリス「変わってるわね……」
アリス「それで、記憶がないって?」
男「そうだ」キリッ
魔理沙「カンナと素手で服を作れるって、店出したらどうかな」
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