【モバマス】大きすぎる壁の前に (32)

・話は重め…?中身が大してないのは前回と同じ。
・以下の作品の続きとなります…が、あまりにも出来が悪いので次のレスであらすじを書きます
【モバマス】人がいなくなった事務所で
【モバマス】人がいなくなった事務所で - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423843835/)

・武内PとモバPは別人です
・武内Pがメアリー・スー(誤用)入ってる場合があります
・ヤケクソで書きなぐったものに収拾を付けないと…感情だけで書くのは禁じ手ですね…

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423936099

メアリースーってたのはモバPの方では……?

前回のあらすじ

346プロでの初メインライブで理想と現実の差に打ちのめされた本田未央は、346プロを飛び出してとある他のプロダクションに保護される
事情を聞いたこのプロダクションのプロデューサーは、彼女に少し説教をした後、彼女を346プロから引き抜く
が、その際に渋谷凛との約束で半年後に346プロとの直接対決を行うことに
そして、そのプロダクションの先輩アイドルであるクラリス・関裕美とともにレッスンなどをしていく

4ヶ月後、このプロダクションからとして初のCD発売を記念したインストアライブを行う
場所は346プロでの初ライブの地。未央にとってはトラウマの地かと思われたが、「自分に向けられた歓声」の素晴らしさに気づき、臆することなくライブの成功を果たす
一方、プロデューサーは346プロのプロデューサーと未央について話をしていた

更に2ヶ月後、約束通り346プロとの直接対決を行う
結果はこのプロダクションの完敗であったが、覚悟を決めてた未央は前ほどダメージを受けずに済んだ
その後、渋谷凛が現れ、未央に346プロに戻ることを提案したが、未央はこれを拒否
すると凛、及び島村卯月も未央を追ってこのプロに移籍。凛たちは346プロのプロデューサーに別れを告げ、未央と再び一緒のプロダクションで活動することとなった

のだが…

>>2
前作ではモバPがメアリー入ってましたが、今回は逆になります…

バキッ!…ドサッ

「…っ!」

「プロデューサー、約束も守れないんだね」

「私を拾ってくれた時の気概はどこに行ったの!?」

「ちゃんと…あった…はずだ…!」

「失礼ながら…今のプロデューサー様にはやる気を感じられません…」

「私達も…移籍するね」

「なっ…待ってくれ…」

「…申し訳ないのですが、ニュージェネレーションは返していただきます」

「…待て…待て…!」

「「さよなら…」」

「……!」


「待ってくれ!!」

「わっ!?」

「はぁ…はぁ…夢…夢、か」

「どうしたんだいプロデューサー?なんかうなされちゃって」

プロデューサー(以下、P)「…酷い悪夢を見た…あぁもう、ちょっと顔を洗ってくる」

「行ってらっしゃーい」

P「ところで未央、そろそろ出発しなくていいのか?」

未央「まだ時間があるから大丈夫!」

P「そうか…ならいいんだが」

バシャバシャ…
P「ぷはっ…」

「お目覚めになられましたか?」

P「ああ…おはよう、クラリス」

クラリス「こんにちは、ですわね…うなされてましたが、大丈夫てすか?」

P「正直、最悪だ…ここ最近、プロデュースがうまく行ってないのもあるな」

クラリス「346プロダクション様が相手だと、勝ち目がない状況ですわね…」

P「流石にノウハウを積んでるだろうしなぁ…後は美城の宣伝能力をフル活用されたら、流石にたまったもんじゃない」

クラリス「そうですわね…」

P「俺も未央たちを預かってて天狗になってた面はあるが…コツコツ頑張るしかねぇな、目指せ、346プロに勝利!」

クラリス「調子が戻られましたわね…そろそろお時間ですから、オーディション会場に向かわせてもらいます」

P「ああ、頑張ってこい!」

・・・・・

P「今四半期の戦績…クラリスは2勝3敗、裕美は3勝2敗、未央たちは奇跡的に無傷の5勝…」

「おはようございます」

P「おう、来たか、裕美」

裕美「うん…プロデューサー、前回私が負けちゃったのって、やっぱり笑顔が足りなかったのかな?」

P「んー…それもあるが、あの時の相手に346プロの三村かな子がいたんだよな」

裕美「かな子さん、凄い表現だったね…」

P「既にレッスンのコツも掴んでるらしいし、メキメキ育ってるな…このままだと抜かされちまうか…」

裕美「うん…今日は表現レッスンでいい?」

P「ああ、怪我の無いように気をつけろよ」

・・・・・

「ただいま」
「ただ今戻りました!」

P「おう、おかえり、凛、卯月。結果はどうだった?」

凛「ギリギリだけど、合格をもらえたよ」

P「ギリギリ勝利か…そろそろレッスンをもう1ランク上げるべきか?」

凛「そうだね。クラリスさんや裕美さんに追いつきたいし」

卯月「もっと頑張りたいです!」

P「分かった、次から検討しとく。今日はゆっくり休めよ!」

卯月「はい!」

P「ところで未央は?」

凛「未央は疲れて、車の中で寝てるよ」

P「そうか…一応、家に戻るときに起こしてから帰ってくれよ」

凛「分かった」



P「さて……やっぱり、Love LAIKAがトップを取ってるのか
  今回は合格5枠だから勝利の範疇だが、このままだとすぐオーディションで負けるな…」

ガサゴソ

P「…誌面の表紙もこの二人か…これは確か、裕美が挑んで負けたやつだったな
  ふむふむ…クールでミステリアス…ねぇ…」ペラ

P「……駄目だ、このままだと勝てないな…この原石は、俺のところにいる誰よりも貴重なものか…」

ガチャ

裕美「ただいま」

P「おう、お帰り」

裕美「…それ、前にダメだった所の雑誌だね」

P「ああ…」ペラ

裕美「…綺麗…」

P「この方向では、俺達は勝てないな…」

裕美「じゃあ、どうしたらいいのかな?」

P「そうだな…美しさ、で勝とうとすれば無理があるが…可愛さでなら、仕掛けられそうだ」

裕美「かわいい…?」

P「ああ、俺の予測だが、この二人は美しさにこだわりすぎてて、可愛さはそこまで強く出ないと思う
  だから、次のオーディション…ティーン向けの歌番組だが、可愛さ重視で仕掛けていこう」

裕美「うん…もう少し、頑張ってみる」

P「頑張れよ…んじゃ、お疲れ」

裕美「お疲れ様」

・・・・・

クラリス「ただ今戻りました」

P「お疲れ。どうだった?」

クラリス「残念ながら…」

P「そうか…レポートはあるか?」

クラリス「ええ」サッ

P「…うーん、やっぱり346プロか…!」

クラリス「緒方智絵里さん…あの方の愛くるしさは素晴らしいものですわ…」

P「そうなんだよなぁ…プロフェッショナル出されると辛い…
  クラリス、次回からレッスンを一段強くするつもりだが…いけるか?」

クラリス「はい…」

P「でも、体に不安があったら言ってくれよ…体壊しちゃ全部水の泡だからな」

クラリス「分かりました…それでは、失礼いたします」


P「…マジできついなこの状況…横どられてる…」

流石に眠くなってきたので少し中断します

前作では本当に申し訳ありませんでした…今度から一度落ち着くまで書き始めないように気をつけます

数週間後

ズズズ…
P「…やっぱ昼飯はラーメンだな」

プルルルル…プルルルル…

P「電話?なんでお昼休みに…  ガチャ
  もしもし、アイドルプロダクションのプロデューサーですが」

「お久しぶりです」

P「…346のプロデューサー!?」

346プロP(以下、武内P)「ええ、3人はうまく行けてるかどうか気になりまして…」

P「未央たちなら結構うまく行けてる。古参の二人はそっちのアイドルに負けることが増えてきてるけどな…」

武内P「そうですか…」

P「それで、今日は一体?未央たちならレッスンスタジオで飯食ってるから話は出来ないぞ?」

武内P「いえ…また合同フェスをお願いしようかと」

P「は?再戦?」

武内P「ええ…プロジェクトの人から依頼されまして」

P「日程とルールは?」

武内P「日程は再来月頃、ルールはそちらにお任せしますが、最大5人で競う形で」

P「分かった…トリオユニットの1本勝負でお願いしたい。
  今度は更に攻めさせてもらう…!」

武内P「分かりました…子細は決まり次第お送りします。では」ピッ

P「…ふぅ…どう組ませたものか」


クラリス「…あの、プロデューサー様?」

P「ん?おっと、クラリスは帰ってきてたのか…お帰り」

クラリス「はい、ただ今戻りました…それでプロデューサー様、先ほどの電話は…」

P「…今度は346プロからの挑戦状がきた。再来月だ」

クラリス「まあ…」

ガチャ

裕美「ただいま」

P「ああ、お帰り」

裕美「…どうしたの、プロデューサー?」

クラリス「346プロダクション様から対決の依頼が入りましたそうで…」

P「…ルールはトリオの1ステージ、なんだが、今のままだと未央たちに任せてようやく半々ってレベルだ」

裕美「うーん…」

クラリス「どなたがいらっしゃるかは、まだ分かりませんか?」

P「そこら辺は決まり次第、向こうから資料が届く。
  裕美たちには悪いが、今回は未央たち一本で挑んでみたい」

裕美「うん…私達じゃ、ちょっと難しいかな…」

P「俺もアイドル候補生を探していくが、しばらくはソロで頼む」

クラリス「はい…」

裕美「うん…プロデューサー、次からレッスンをステップアップして欲しいんだけど…」

P「分かった、次から手配しとく。今日はくつろいどけ」

ガチャ

未央「ただいまー!」

卯月「ただ今戻りました!」

P「おう、帰ってきたか。重要連絡があるからこっちこい」

凛「どうしたの?」

P「エホン…細かくはまだ決まってないが、再来月に346プロと再び合同フェスで戦う」

凛「また急に決まったね…」

P「今回は向こうから依頼されたからな…それでこの勝負、お前たち3人に出てもらいたい」

未央「私達!?」

P「ああ…その関係で、明日からみっちりしごいていくから覚悟してくれ」

卯月「はい!」

凛「それで、向こうからは誰が出てくるかわかってるの?」

P「まだだ。決まり次第言うからそれまではバランス良くやってってくれ
  もちろん、外部露出もペースは落とすが続けてもらう」

未央「了解!今回も勝ちに行くよ!」

P「その意気だ…負けるにしたって、せめて差は縮めたいしな」

凛「…私たちは、諦めないよ」

P「よし…3時になったら撮影があるから、2時までは休んでていいぞ」

昨日書こうとしたらそのまま寝てしまいました…今朝はここまでで失礼します

続きのあらすじやクライマックスは決まってきましたが、そこに至るまでの話はまだ苦労しそうです…もう少しお待ちください

今晩起きてられたら、一気に終わらせます

翌週

ピー!

P「…なるほど…だが油断出来ねぇな」


・・・・・


ガチャ

未央「おはよう!」

P「おう、おはよう」

凛「…その紙は?」

P「詳細だよ、再来月のあれの」

卯月「決まったんですね!」

P「ああ…向こうからは新田美波、アナスタシア、それと多田李衣菜が出るそうだ」

凛「李衣菜?」

P「ああ、本来は別のユニットにいたはずだが…トリオ限定ということで呼んだのか」

未央「でも、あの二人にりーなは合わないと思うよ?」

P「分かんないぞ?今でこそ定番になってるけど、クラリスと裕美のペアは最初躊躇したし…
  どちらにせよ、Love LAIKAの持ち味をさらに強化させてくると見るぞ」

凛「持ち味の強化…プロデューサー、私達の持ち味って何?」

P「そういうのは気にせずやってもらったが…言うなれば、多様性だな」

卯月「多様性ですか?」

P「ああ、色んなことが出来る、って感じだ」

凛「それって、裏を返せば尖った所がないってことだよね?」

P「そうなんだよな…この多様性で行くか、それとも…」

ガチャ

クラリス「おはようございます、皆様」

凛「おはよう、クラリスさん」

P「ああ、おはよう」

クラリス「…プロデューサー様、そちらの紙は?」

P「再来月のあれの詳細だ。向こうの人選が意外でどうしたものかとな」

クラリス「見せていただけますか?」
P「あいよ」
クラリス「…………覚悟が必要になりますわ…」

未央「それはどういうこと?」

クラリス「前に李衣菜さんとオーディションでお会いしたのですが…その時は方向性は違えど、格好良さがしっかりと出てましたわ。
     他のお二方との相性は良いと見てよろしいかと…」

P「マジか………うーん、とりあえず特訓だ!」

卯月「はい!」

凛「特訓って、方向性は?」

P「多様性、つまりバランス良くやっていく。
  正直、一点突破で差を詰められるとは思えないしな」

未央「オッケー!」

クラリス「私達も、微力ながらお手伝いいたしますわ…!」

P「んじゃ、早速レッスンスタジオに行くぞ!」

そんなこんなで2ヶ月後…
野外ステージ・裏


P「まさかまたここで戦うなんてなぁ…」

凛「私達がここに入るきっかけになった場所だね」

P「あの時は驚いたぞ、連れ戻す一辺で来るとばっかり思ってたし」

裕美「事務所より友達、だったのかな?」

凛「そんな感じ」

P「意外だな…」

未央「しーぶりーん!プロデューサー!そろそろ時間だよー!」

P「そうか…円陣組むぞ!裕美とクラリスも!」

クラリス「はい…」
裕美「分かった!」
未央「りょーかい!」

P「差はデカいかもしれないが、勝ちにはいけ!やる気と成長を向こうに見せつけるんだ!」

クラリス「私達は応援しか出来ませんが…その分、出来る限り応援させていただきますわ」

裕美「えっと…これまでの頑張り、全部見せていこう!」

オーッ!!

P「よし、行ってこい!」

・・・・・

クラリス「始まりましたわね…」

P「どこまで行けるか、勝負どころだな…未央たちがまた折れない程度に健闘してもらいたいが…」

裕美「…えっ!?」

P「どうしたひろ…なっ…!?」

クラリス「……まぁ…」




P「…クラリスの懸念が大当たりかよ…!」



裕美「観客の皆がほとんど向こうを向いてる…」

クラリス「これほどまでに合うのですね…」

P「これは俺も折れる…マジか…」

裕美「でも、こっちを向いてる人もそこそこいるね」

P「この状況じゃ慰めにならねぇ…未央は大丈夫か…?」

クラリス「今のところは問題がないみたいですわ…でも…」

P「向こうの3人が完璧過ぎる。ちくしょう…」

・・・・・


P「………」グテー

凛「ただいま…って、どうしたのプロデューサー」

裕美「プロデューサーは打ちのめされちゃったみたいで…三人とも、大丈夫?」

未央「…ちょっと、ダメかも」

凛「李衣菜…まさかあの二人に合わせてくるなんてね」

P「ダメだ…これはダメだ…」

卯月「プロデューサーさん!?」

クラリス「…結果が出ましたが、歴然ですわね…」

裕美「5対95…」

未央「はぁ…」

凛「…未央、プロデューサー」

P「…ん?」

凛「…もっと、特訓しよう」

P「特訓…か…今度は方針決めないと…なんだが、今はちょっと忘れさせてくれ…
  未央、飯食いに行けるか…?」

未央「なんとか…プロデューサー、大丈夫?」

P「一応は、な…悪いが、凛たちはクラリスと飯を食いに行ってくれ。
  俺と未央はやけ食いしてくる…」

未央「えっ!?」

クラリス「別に構いませんが…」

凛「…予想以上の完敗だったし、プロデューサーが落ち込むのも分かるけど…やけ食いは良くないよ」

P「凛…男にも、食って気を紛らわしたい時があるんだ」

凛「えー…」

裕美「でも、明日には治るから大丈夫だよ」

クラリス「ええ…今日は二人にして差し上げましょう」

凛「分かった…でも、明日はちゃんといつもの調子で来てね」

P「ああ…んじゃ、解散だ…」


(おまけ)

フェスの翌月


P「はぁ?事務所から出てきてここに来た?」

「はい…プロデューサーさんとの赤い糸に、最近気づきましたから…」

P「また滅茶苦茶やるなぁ…それで、前の事務所は?」

「辞めてきました」

P「いつ?」

「先々週です」

P「おいおい…自己都合退職だからしがらみはないかもしれないけど…」

ガチャ

凛「おはよう…って、面接中?」

P「ああ、どうやら先月のフェスで俺たちに惚れたみたいでな…」

「俺たち、じゃなくて、プロデューサーさんにですよ♪」

凛「う、うん…」

ガチャ

未央「おっはよー!」

凛「未央、面接中だから静かに」

未央「あ、ごめんごめん…」

P「…まあ、こんな感じのこじんまりとした事務所だし、しばらくは前職ありと言っても俺達なりのレッスンに乗ってもらう。いいか?」

「はい♪…出来れば、プロデューサーさんと二人きりでやりたいです…」

P「無茶言うなぁ…」

凛「特訓でプロデューサーも指導してたでしょ?」

P「あれはトレーナーさんから要項を聞いてやったものでな?
  まあいいや。特に文句もないし、採用するんだが…とりあえず、名前を言ってくれ」

「はい…私は」



「佐久間まゆ、です♪」



凛「えっ?」

未央「あ、あれ!?」


終?

以上となります。
オチが強引すぎて申し訳ない…でも、なんとか7話放送前に終わりました

前作ともども、このシリーズは私の黒歴史ということで。感情に任せて書くのはダメだと学びました。

このスレはHTML依頼とさせていただきます。お目汚し失礼しました。


P.S.
「ロストジェネレーションP」…か…

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