赤城「ご飯とキャベツ食べ放題?」  加賀「さすがに気分が高揚します」 (1000)

加賀「このお塩も使いたい放題なの?そうね、例えばご飯にかけたり……」

赤城「キャベツにこのドレッシングも使いたい放題なんですか?」

提督「とんかつは一枚だけだからな。大切に食うんだぞ」

店員「こちらのセットですとお味噌汁もおかわり自由になっていますので、お気軽におっしゃってください」

加賀「やりました」

赤城「上々ね」

提督「やってしまいましたな」

店員「はい?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423927493

前スレ
【艦これ】 赤城「チョコレート食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高揚します」
【艦これ】 赤城「チョコレート食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高揚します」 - SSまとめ速報
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アニメは公式で無料配信されている所までSSに使うかもしれません。
雑談等でアニメの話しをする時もそこまでで留めてもらえれば助かります。

早朝

愛宕「はーい♪今日も元気にパンパカパン体操よー♪」

高雄「ふぁー……今日も朝から元気ね」

愛宕「高雄ちゃんおはよー♪今日も1日頑張って行きましょー♪」

高雄「そうね。それじゃあ朝食をいただきに行きましょうか」

愛宕「あっ、ごめんなさーい。今日は朝から来客が多くて先に済ませちゃったの」

高雄「あら、そうだったの……毎日忙しそうだけど大丈夫なの?」

愛宕「平気よー♪提督とお仕事するのも楽しいんだから♪」

高雄「ならいいけど。秘書艦だからってあまり頑張り過ぎて身体を壊しちゃダメよ?」

愛宕「はーい♪じゃあ行ってくるわねー♪」

バタンッ

高雄「……秘書艦、か」

五月雨「提督、おはようございます!」

提督「おー、おはようおはよう!」

五月雨「今日も1日一生懸命がんばりますね!」

提督「一生懸命は良いけどドジはしないようになー」サスサス

五月雨「きゃっ……もう、どうしてお尻を触るんですかー!」

提督「どうして触るかって?それはそこに尻があるからだ!」

五月雨「えっと……あの、あっ……なるほど……」

提督「いやいや、納得しないで。今のは怒るところだよ?まったく、五月雨は可愛いな。からかいがいある」

五月雨「もー!からかわないでくださーい!」

提督「ハッハッハッ!」スタタタ

高翌雄「あっ、提督。おはようございます」

提督「おう!おはよー!」

高翌雄「…………」

提督「曙ちゃんおはよー!今日も可愛いね!」

曙「フンッ!うっさい!あっちいけこのクソ提督!!あーあ、朝からあんたの顔見るなんて最低の1日よ!」

提督「…………」トボトボ…

曙「な、なによ、そんなに落ち込む事ないでしょ!あーもう分かったわよ!おはよー!ほら、あいさつしたわよ!!なんとか言いなさいよ!」

提督「……はぁ」

曙「ちょっと……ねえってば!」

提督「からの抱きしめて朝の頬ずりじゃー!フヒヒ、スベスベしてる!!」スリスリ

曙「うっとうしいわね……離れなさいよ!このクソ提督!!」

高雄「はぁ……」

蒼龍「どうしたんですか?ため息なんてついて」

高雄「ごめんなさい、大した事じゃないんだけどね……」

蒼龍「私で良ければ相談に乗りますよ?」

高雄「…………実は」


蒼龍「影が薄い?ですか?」

高雄「ええ。ほら、私って妹の愛宕ちゃんと比べると地味って言うか……」

蒼龍「あー……確かに愛宕さんはインパクトありますもんね……」

高雄「それに提督はすぐセクハラするでしょ?」

蒼龍「あはは……確かに過剰なスキンシップはありますね。私もよくされます」テレテレ

高雄「それが無いのよね。私には……」

蒼龍「そうなんですか?」

高雄「この鎮守府でセクハラされないなんて私と妙高さんとまるゆちゃんくらいじゃないかしら」

蒼龍「ええっ……一航戦のお二人にもセクハラしてるんですか?」

高雄「あら、よく夜は3人で寝てるみたいよ?」

蒼龍「夢の一航戦サンド!?」

蒼龍「でも高雄さんの気持ち、私も少しわかる気がしますよ」

高雄「そうなの?確かに一部の正規空母の間ではギクシャクしてるようにも見えるけど……」

蒼龍「空母って一航戦と五航戦は仲が悪いって思われがちじゃないですか」

高雄「そうね……」

蒼龍「でも実際は先輩後輩関係なく言いたい事言い合ってあれはあれで良いと思うんです」

高雄「そういうものなのかしら?」

蒼龍「そうですよ!それで一番悲惨なのが私達二航戦なんです。なんかもう蚊帳の外って言うか……」

高雄「でも2人には江草隊と友永隊がいるじゃない」

蒼龍「はい。今や加賀さんの友永隊と赤城さんの江草隊ですけど……」

高雄「あっ……」

蒼龍「だから高雄さんの気持ち、分かるんです。相手にされないってケンカするより辛いですよから」

高雄「そうねー……」


翌日

愛宕「ケホッ、ケホッ、パンッ、パカッ……!パンッ!」

高雄「風邪?ダメよ、安静にしてなくては」

愛宕「でも秘書艦の仕事が……

高雄「私に任せて今日はゆっくり寝てなさい」

愛宕「分かったわ。ありがとう、高雄。じゃあお願いするわね」

高雄「はいはい。分かったから寝なさい


高雄「と言うわけで今日からしばらく、愛宕ちゃんが良くなるまでお願いします」

またかきます

提督「それじゃあこっちの書類を整理してもらえるか?」

高雄「ええ。わかりました」

提督「えーっと、これとこれと……あとこっちを今日中に済ませて……」

高雄(提督……普段は少し頼りないセクハラの塊みたいな人だけれど、1人の時は真面目に執務しているのね)

提督「うへー……今月も戦果0か。ちょっとは出撃しないと何言われるか……」スカッスカッ…

高雄(あれは何かしら?書類を見ながら左手で探しているような……)

提督「ん?ああ、そう言えば愛宕は風邪だったな」

高雄「そうですけど……急にどうされたんですか?」

提督「いや、仕事が終わったら見舞いにでも行かないとと思ってな」スタスタ

高雄「?」

提督「えっと、コップコップ……高雄もコーヒー飲むよな?」

高雄「あっ!すみません、私ったら気が利かなくて……すぐにご用意しますね」

提督「気にしなくていいよ。俺が入れ」

高雄「いいえ!私が!!」

提督「お、おう」


高雄(さっきの左手、きっとコーヒーカップを探していたんだわ)

高雄(愛宕ちゃんなら言われなくても用意してるから提督もくせになってたのね……もっとしっかりしないと!)

高翌雄「提督、お砂糖とミルクはどういたしましょう?」

提督「ああ、頼むよ」

高翌雄「……あの、いくつでしょうか?」

提督「ん?あっ、そうか。2つだったか1つだったか……いかんな、いつも愛宕に任せっきりだと」

高翌雄「それではとりあえず1つにしておきますね」

提督「そうだな。ありがとう」


高翌雄「お待たせしました。コーヒーの分量もよく分からなかったから……お口に合えば良いのだけど……」

提督「安物のコーヒーだし気にしなくていいよ。美人が入れてくれたコーヒーなら何だって美味いしな」

高翌雄「そのような冗談……少し照れてしまいます……」

提督「はっはっはっ、じゃあいただきます」ゴクッ

提督「…………ん?」

高翌雄「どうかしましたか?もしかして味が……」

提督「いやいや、美味しいよ」

高翌雄「そう……ですか。なら良いのですが……」


高翌雄(さっきの提督の顔……)

高雄「提督、少しおトイレに行ってもよろしいでしょうか……」

提督「ああ。そんなのは別に断り入れなくて良いからね」

高雄「はい。それでは失礼します」

バタン

高雄「はぁ……なんだか真面目なのは良いけれど疲れるわね……」

愛宕「高雄ちゃーん♪どう?仕事上手くいってるー?」

高雄「どうって、あなたは部屋で寝てなさい」

愛宕「えーっ、ちょっとおトイレに来ただけじゃない」

高雄「だったら早く済ませて部屋に戻る」

愛宕「はーい」


高翌雄「…………」

愛宕「高翌雄ちゃーん」

高翌雄「話ならトイレを出てからにしてくれないかしら」

愛宕「高翌雄ちゃーん」

高翌雄「もう!少しは話しを」

愛宕「高翌雄ちゃん私より露出多いからお触りいっぱいされてるでしょ♪」

高翌雄「お触り?提督なら執務室にいる間は真面目に仕事してるわよ?」

愛宕「うそーっ、私が秘書艦してる時は毎日触ってくるのに」

高翌雄「そ、そうなの?」

愛宕「まぁ私もまんざらでもないんだけど♪」

高翌雄(まさかまた私だから……?)

高雄「それじゃちゃんとまっすぐ部屋に帰るのよ」

愛宕「わかってるわよ。高雄ちゃんったら心配性なんだからぁ♪」

高雄(きっと今日は忙しくてセクハラどころではなくて……そうに決まってるわ!)


高雄「あら? 部屋の前に誰か……あれは曙ちゃん?」

曙「…………っ!」ワナワナ

高雄「曙ちゃん?」

曙「わっ……!あ、あの、私……っ、ご、ごめんなさい!」ダッ

高雄「どうしたのかしら?部屋の中を覗いてたみたいだけど……」チラッ


朝霜「ったくよぉ!いきなりあたいのケツを触るなんていい度胸してんじゃねーか!」

提督「ふひひっ」

朝霜「おら!壁に手つけ!どうなるかしっかり身体に教えてやんよ!」

提督「お尻触らせて貰ったうえ、尻叩きまでしてくれるんですか!最高です!!」ぷりんっ

朝霜「だっ、誰がパンツ脱いでケツ出せって言ったんだ!ってか、なんでこんな綺麗なケツしてんだ!」

提督「いやいや、朝霜ちゃんの産まれたての赤ん坊の様なぷりんぷりんの尻に比べたら俺なんて」

朝霜「はあぁぁぁ……!恥ずかしい事言ってんじゃねー!!もう良い!帰る!!」スタスタ

提督「そんな!!せめてご褒……お仕置きを!!朝霜ちゃん!!」ダッ

ガチャッ

提督「あっ」

高雄「…………」

提督「さて、仕事の続きと行くか」

高雄(やっぱり私以外にはセクハラを……)

高雄「提督、さっき朝霜ちゃんにセクハラしていませんでしたか?」

提督「いやいやいや!何をおっしゃる!朝霜はまだ着任して日が浅いからスキンシップをだな!!」

高雄「お尻出してましたよね?」

提督「それはほら、尻見せ合うも多少の縁って言うだろ!?」

高雄「そんな縁は知りません!」

提督「…………」

高雄「そんなに落ち込まなくても……私が言いたいのは…………」

高雄(どうして私にはそういう事をしてくれないんですか……べ、別にして欲しい訳ではないけど……)

提督「高雄さん……?」

高雄「わ、私が言いたいのは、周りの目も気にしてくださいと言う事で!さっきも曙ちゃんが見てましたよ!涙目で走って行きましたけど」

提督「曙ちゃんが!?」

高雄「あっ……余計な事言っちゃったかしら……」

提督「くっ……!俺って奴は!!つい調子に乗って……!!曙ちゃーん!!」ダッ

高雄「え!?あのっ、執務は……」

提督「今日は終了!執務より曙ちゃんのご機嫌の方が大事だから!!」

高雄「ちょっと……」

提督「高雄も今日はお疲れさん!!」

高雄「…………」



高雄「って事があったのよ……」

愛宕「大変だったのねー♪」

高雄「愛宕ちゃん、あなたよく毎日秘書艦なんて勤まるわね……」

愛宕「あら♪私は毎日楽しんでやってるわよ♪」

高雄「そう言えば……コーヒーの入れ方って何か特別な事とかあるの?なんか変な顔して飲んでたような気がするのよね」

愛宕「砂糖とミルクは入れたの?」

高雄「ええ。砂糖は1つとミルクも1つ入れたけど……」

愛宕「ミルクも1つ?」

高雄「? 提督、ミルクを2つ入れたりするの?」

愛宕「2つって言うか……提督のコーヒーに入れるミルクは私のーー」

高雄「ええっ!?そ、そんな……」

愛宕「♪」

また書きます。
高雄は佐賀忘れたら命取りになる(戒め)

提督「いやー、冬はコタツにかぎりますな」

愛宕「そうねー♪おみかんもまだまだあるわよ♪」

提督「そう言えば今日はやけに静かだなぁ」

愛宕「ええ♪金剛達がストライキしてるからじゃないかしら♪はい、おみかんどうぞ」

提督「ありがとう。そっかー、ストライキかー……まいったなぁ。定期的にストライキされてるなー、うち」

愛宕「そうねー」

もぐもぐ……

ガチャッ!!

金剛「って!何のんびりコタツでミカン食べているネ!!ストライキが起きているデスヨ!!」

提督「そうは言われてもなぁ……いったい何が不満なんだ?」

金剛「提督は相変わらず駆逐艦を贔屓しすぎネ!!私達戦艦や空母、その他も平等に可愛がるべきデース!!」

提督「またその話か」

金剛「何度も何度も同じ理由でストライキさせないでくだサーイ!」

提督「ちゃんと平等に可愛がってるだろ?」

金剛「これのどこが平等デスカ!!」

提督「どこがって……」

曙「はむはむ……ん」←提督の隣でミカンを食べる曙

秋雲「むにゃむにゃ……」提督の膝枕で眠る秋雲

卯月「ぷっぷくぷー♪ミカンのピラミッドだぴょん!」←ミカンを積んで遊ぶ卯月

暁「もう!レディーなら食べる時くらい静かにしてよね!」ぷんすか!←愛宕を見つめながら卯月を叱る暁

愛宕「はい、綺麗にむけたわよー♪」←暁が固くて食べれないと言ったので薄皮を剥いている愛宕


提督「…………?」

金剛「なにキョトンとしているデース!!特に提督の両隣り!ぼのちゃんとあっきーを可愛がり過ぎデース!!」

曙「!」

秋雲「むにゃ……」たらー…

提督「ち、ちがうぞ金剛!これは誤解だ!!この股間のシミはいやらしい意味は無くてだな、秋雲のよだれがシミになっているだけだ!!」

金剛「その割には立派なテントが張っていますネ」

提督「だから誤解なんだって!!これは隣の曙ちゃんの匂いで!」

曙「は、はぁ!?何言ってんのよ!このクソ提督!!」

愛宕「あらあら♪さっきまで提督をチラチラ見ながら肩引っ付けてたのに♪」

曙「あ、愛宕さんも変な事言わないでください!!」

提督「わかった、悪かった!実は秋雲のよだれといやらしい汁が半々だった!秋雲の寝息とよだれが股間を刺激して!!」

金剛「とにかく、提督はしばらく駆逐艦との触れ合い禁止デース!」

提督「あああああ!!そんな!魚から水を奪うような事……!!」

金剛「あっきーも早く来るネ!!」グッ

秋雲「う、え?なに?もう〆切……?え?」うとうと…

バタン

提督「うわああああああ!!」

半日後

金剛「…………」そわそわ

比叡「お姉様?」

金剛「も、もう提督も懲りた頃に違いないネ。そろそろ駆逐艦禁止礼を解いても……」

霧島「お姉様、ストライキをするからには暫くこのままでいなければ意味が」

金剛「わかってマース!でも……私が主導でやったわけデスから、提督が駆逐艦離れしても私が嫌われたら本末転倒デース!!」

榛名「榛名は大丈夫です!」

金剛「榛名!?」


その頃、提督執務室

提督「うーん……」なでなで

愛宕「おみかん食べますか?」

球磨「頭を撫で撫でしないでほしいクマ」

多摩「いただくにゃ」

提督「球磨もミカン食べるか?」

球磨「いただくクマ」

提督「ほい」

球磨「皮をむいて食べさせて欲しいクマ」

提督「ははは、球磨は甘えんぼだなぁ」

球磨「意外に甘えんぼなクマちゃんと言われてるクマ!」

多摩「ちょっとコタツで丸くなるにゃ……めんぼくにゃい」もそもそ

提督「はい、あーん」

球磨「くまぁ♪」ぱくっ


結構楽しそうにやっていた

またかきます

金剛「ヘイ!提督ぅ!しーっかり反省したですかー?」ガチャッ

…………

金剛「提督ー?」

モソモソ

金剛「コタツの中でもそもそ動く提督みーつけた!デース♪」パサッ

多摩「むにゃむにゃ…………っ」プルプル

金剛「シット、提督じゃなくてにゃんこが出てきてしまったネ」

多摩「コタツ布団をめくらないでほしいにゃ……なんの嫌がらせにゃ……」プルプル

金剛「これは失礼しましたデース。ところで提督がどこにいるか知らないデスカ?」

多摩「提督?提督……提督…………あっ、提督はデートに出かけたにゃ」

金剛「そうデスカ。どうもありがとうございまーす!」ファサッ

多摩「おやすみにゃ……」スヤスヤ

金剛「……」バサッ!

多摩「……もう、何なのにゃ」

金剛「デ、デデ、デート?」

多摩「デ、デデ、デートにゃ。もうかまわないでほしいにゃ」ごろん

金剛「ハッ!!愛宕が見当たらないにゃ……見当たらないデース!!」

金剛「シット!私とした事が……!うっかり2人きりにしてしまったネ!!」

金剛「提督ー!!提督提督提督ぅー!!どこにいるデース!!」

多摩「……うるさくて眠れないにゃ。部屋に戻るにゃ」トボトボ

ガチャ

愛宕「あら。多摩ちゃんもう帰るの?おみかん持ってきたんだけど」

多摩「騒音被害にあって眠れなくなってしまったから帰るにゃ」

金剛「ホワッ!?愛宕?なぜ愛宕がここにいるデース!?」

愛宕「なぜって言われても……秘書官だからかしら?」

金剛「ハッハッハーッ!と言うことはさっきのデートと言うのは冗談だったのデスネ!にゃんこも猫が悪いデース!」

多摩「猫じゃ無いし冗談でも無いにゃ」

愛宕「提督なら本当にデートへ出かけたわよ?」

金剛「提督ぅー!!」ダダダダダッ

多摩「…………静かになったからコタツに戻るにゃ」

鎮守府外

球磨「ふっふっふ~♪遂に檻から放たれた気分クマ」

提督「他の妹達は連れて来なくて良かったのか?」

球磨「多摩はコタツで丸くなってる方が良いと言ってたし、北上と大井は誘うと大井がうるさいから放っておけばいいクマ」

提督「で、どこへ行くんだ?」

球磨「それはこの魔法の杖次第クマ」

提督「おお!なんか鎮守府で木の枝拾ったと思ったら魔法の杖だったのか!」

木曾「何が魔法の杖だ。くだらないねぇ」

球磨「木曾的には伝説の剣だったクマ」

木曾「オレはそんなガキみたいな事はしない」

球磨「お姉さんに向かって生意気な事言うなクマ」

木曾「うるさい。ちっとばかし先に産まれたからって偉そうにしてんじゃねーよ」

球磨「とか言いうけど、みんなからは本当は気優しい木曾ちゃんと言われてるクマ」

提督「だってさ。木曾ちゃん」

木曾「本当にうるせー!!」

木曾「言っとくけどなぁ、性能ではオレの方が上なんだからな」

球磨「いきなりの下ネタにさすがの球磨ちゃんもドン引きクマ」

提督「いや、俺は結構好きだぞ。そういう下ネタ。是非試してみたい」

木曾「下ネタじゃねーよ!」

球磨「下ネタじゃなかったみたいクマ」

提督「そうみたいクマね」

木曾「お前ら……!」

球磨「むっ、提督はともかく姉に向かってお前とは聞き捨てならんクマ」

提督「俺は球磨の発言が聞き捨てならんのだけど」

木曾「いいか球磨!いつまでも姉風吹かしてんじゃねーぞ!」

球磨「姉風ってなにクマ?」

提督「よくわからんがどうせなら俺は妹風に吹かれたいな」

木曾「球磨のくせに……!」

球磨「あんな事言ってるけど部屋ではクマ姉や姉ちゃんと呼んでるクマ」

木曾「……!」

球磨「ちなみに去年まではクマちゃんと呼んでいたクマ。突然クマ姉とか言い出したけど思春期クマ?」

木曾「恥ずかしいから。もう……やめてくれ、姉ちゃん……」

提督「元気だして、な?」

木曾「…………」

提督「木曾っち」ニコッ

木曾「誰が木曾っちだー!!」


3人の旅が始まる

またかきます

球磨「それではさっそく出発するクマ」

提督「出発って何処へ行くんだ?」

球磨「だからさっきも言った通りこの魔法の杖次第クマ」

木曾「まだ魔法の杖がどうこう言ってんのか。くだらない」

球磨「嫌ならついて来なくて良いクマー」

木曾「嫌だとは言ってない。くだらないと言っているんだ」

球磨「出かけると聞いて真っ先にウキウキしながら支度してた癖に生意気クマ」

木曾「……っ」

提督「で、その杖はどうやって使うんだ?」

球磨「それじゃあさっそく出発クマ!まずこの魔法の杖を垂直になるよう支えるクマ……そして」

ころん…

球磨「あっちクマ」

提督「凄いな……これが魔法の杖か……」

球磨「これを道が分かれる度に繰り返せば到着するクマ」

木曾「ちょっと待てよ、それ何処まで繰り返す気だ!?」

球磨「だから目的地に到着するまでクマ」

木曾「その目的地を聞いてるんだろ!」

球磨「そんな事この魔法の杖に聞いて欲しいクマ」

木曾「おい、魔法の杖!お前オレ達を何処へ連れて行く気だ!!」

…………

木曾「なんだ……何も答えないぞ!」

球磨「くだらないとか言ってるけどあれで意外と純粋だったりするクマ。まだサンタさんも信じてるクマ」

提督「フフフッ」にっこり

木曾「おい!どうなってんだ!何見て笑ってんだよ!!」

球磨「あっちクマー」

ころん

球磨「こっちクマー」

ころん

球磨「むこうクマー」


小一時間後……

提督「結構歩いたな」

木曾「なんだ、もう疲れたのか?情けない奴だな」

提督「木曾は元気だなー。世界水準軽く超えてるんじゃないか?」

木曾「ったりまえだ!まぁオレくらいになると世界水準くらいは余裕だな」

ドンッ

木曾「いてっ!……ったく、いきなり立ち止まるなよ!」ぱたっ

提督(立ち止まった軽巡とぶつかって尻もちをつく世界水準超え……)

球磨「ここは何クマ?」

提督「ん?」

銭湯 ゆらら

提督「ここは銭湯……大勢が入る入渠ドックみたいなもんだな」

球磨「…………到着したクマ!」

提督「えっ?」

球磨「だから!魔法の杖はココを指していたクマ!」

提督「でも着替えとか持ってきてないぞ?」

球磨「別に良いクマ!」

木曾「オレとしてはお前達が疲れてるなら入ってやってもかまわないが」←オレンジ疲労

球磨「海上と違って地上を歩くのは疲れが溜まりやすいクマ。もうだめクマ!」

提督「いや、お前たちは基本鎮守府で過ごしてるだろ?運動場で走り回っ」

球磨「歩きすぎて死ぬところだったクマー!!」

提督「わかったよ。それじゃあ入……あれ?木曾は?」

木曾「なにノロノロしてやがんだ!置いていっちまうぞ!」

提督「張り切りガールめ」

球磨「我慢できなかったみたいクマ」

婆「はい、いらっしゃい」

提督「おお……番台とかまだこの世に存在してたのか」

婆「若い男の裸は目の保養になりますから」

提督「え?」

婆「3名様ですね」

提督「あ、はい。じゃあお前ら、もし先に出ても勝手に動き回らずココに集合だからな」

球磨「わかったクマー」ぽいっ

木曾「ったく、いつまで喋ってんだ。先に入っちまうぞ」ぽいっ

提督「ああ……え?いや、なんでお前達がこっちに入ってきてんだ!女は向こうだから!」

球磨「細かいことは気にしないクマー」

木曾「別にどっちでもかまわないだろ。んなもの」

提督「おい!ここは俺が女湯に行こうとして怒られる場面だろ!!ルールは守れよ!!」

婆「別にかまいませんよ。お子さんはご一緒でも」

提督「いや、そこそこ育ってるんですけど……」

球磨「フッフッフーッ、球磨型潜水艦クマー」ドプンッ

提督「こら、客がいないからって潜らない泳がない」

木曾「まったくだ。こんなのが姉だと思うと恥ずかしい限りだ」

提督「お前は風呂桶を大量に湯船に持ってこない」

球磨「クマ?このボタンはなんなのクマ?」

提督「そこはジェットバスだよ。ボタンを押したらアレがアレしてアレだ」

球磨「なるほど……おおお……、これは気持ちいいクマあぁぁぁぁ。是非鎮守府にも欲しいクマぁぁぁぁぁぁぁー」

提督「なんかとろけそうな顔になってるぞ」

球磨「まさにとろける気分クマ。肩や腰を刺激してやみつきになる気持ちクマ」

提督「年寄りみたいだな……」

木曾「なんだよ大袈裟な奴だなぁ。そんなに気持ち良い訳ないだろ。ほら、試してやるから代わってみろよ!」

球磨「嫌だクマ。もうここに住むと決めたクマぁぁぁぁ」

木曾「バカ!代われっての!ほら、早く!」

球磨「上手におねだり出来たら考えるクマー」

木曾「うぅっ……か、代わって……」

球磨「誰に言ってるか分からないクマー」

木曾「だから……代わってくれよ!姉ちゃん!」

球磨「例え妹の頼みでもこれだけは譲れんクマ」キリッ

木曾「ふっざけるなぁ!もういい!入るからな!!」ザバッ

球磨「あっ、こら!これは1人用クマー!」

木曾「うっせ……うわっ!な、なんだこれ!!」

球磨「無理やり入るから体制が崩れて変な所に当たってしまってるクマ!離れるクマ!!」

木曾「ばっ……やめっ、なんでそこばっかり……!」

球磨「にゅあああ!おしりは凝ってないクマー!!」

組んず解れつ……


提督「やれやれ……俺も暖かい風呂に入りたいぜ」


提督は下半身の火照りを鎮めるために水風呂から出れないでいた。

またかきます

提督「やれやれ、少し落ち着いたし湯に浸かるか」ちゃぷん

球磨「ここだけは譲れないクマー!」

木曾「だったら力ずくで奪ってやる!」

提督「いやー、のどかのどか……」

ガラッ

提督「あっ、他の客か。お前ら少しは静かにし……」


他提督「おう!銭湯なんて久々だな!」

大和「はい。提督とご一緒できて大和は幸せです。どうかお背中を流させてください」

武蔵「なら私は前を洗ってやろう」

陸奥「じゃあ頭はお姉さんが洗ってあげるわ♪」


提督(なんだあれ……ハーレム計画か?ってかココ男湯だよな?あれもう子供ですらないよな?)

提督(いやいや、しかし俺は完成された女体よりも未完成の少女に興味があるし。全然うらやましくないし……)ビンビン

球磨「もう勘弁ならんくまー!」ガブッ

木曾「いってえぇ!!こら!噛むな!!」

球磨「フッフッフーッ、姉の威厳をその腕に刻み付けてやったまでクマ」

木曾「何が威厳だ!だったらオレも本気で行かせてもらうぜ!」ガブッ

球磨「ヴォー!!や、やめろクマ!お腹は噛んじゃだめクマ!臓物を撒き散らかしてしまうクマー!!」

提督「やっぱ少女が一番だよな」

ガラッ

卯月「やったぁ♪でたっぴょん!卯月でーす♪」

皐月「卯月、お風呂で走っちゃあぶないぞ!」

睦月「そうだよ、卯月ちゃん!」

卯月「ぷっぷくぷー♪……う?にゃあ!離すっぴょん!しれーかーん!」ジタバタ

他提督2「だーめ。ココで掛け湯してからいきなさい」だきっ

卯月「早く離さないとくすぐり攻撃……しちゃうぴょーん♪」こしょこしょ

他提督2「ははっ、やめっ……あっ!」バシャッ

弥生「司令官……怒ってなんか、いませんよ……」ずぶ濡れ


提督「ハー、ヒー、フー……!!」

提督(落ち着け俺、あれは子供じゃないか。子供は親と風呂に入ったりするし……致し方ないだろ……!)

球磨「もういいクマ。あっちで提督と一緒にお湯に浸かるクマー」

木曾「フッ、だったらココはオレがもらうからな」

球磨「好きにすれば良いクマ」テトテト


提督「うらやましくなんか……うらやましくなんか……」ぶつくさ

球磨「なに独り言いってるクマ?」

提督「ん、ああ。球磨か……」

球磨「クマ?」

提督「…………」

球磨「球磨の身体がどうかしたクマ?」

提督「やっぱり成長途中は最高だな!!俺はロリコンじゃなかったらしい!」

球磨「何言ってるクマ?詳しく説明するクマー」

提督「お前が立派に成長してしまったら教えてやるさ」

球磨「そんな事言わずに今すぐ教えるクマー!」むぎゅっ

提督「おいおい!そんなに引っ付いたらもうギンギンだろ!」

キャッキャッ

ちゃぷん

提督「おっ、木曾も来たのか」

球磨「一人で寂しくなったのクマ」

木曾「ハッ。ちっとばかし寂しくなっただけだ」

提督「案外素直な所あるよな」

球磨「そこが可愛いところクマ」

提督「右には大和型と陸奥のグループ、左には睦月型のグループ……」

提督「艦娘に懐かれてない童貞督なら発狂して走り出すようなシチュエーションだが……」


球磨「背中に寄っ掛かると楽だクマー」

木曾「よし、ちょっと代わってみろ」

球磨「ここは譲れませんクマー」

木曾「だったら俺は前に座るからな!」

球磨「むっ……そっちの方が座り心地良さそうだったクマ……」

木曾「んー……なんか硬くてゴツゴツしてんな。あちこち……」


提督「今の俺は心に余裕が満ち溢れている!」

ガラッ

提督「また客か。結構流行ってるんだな」

夕雲「提督。早く来ないと風邪をひいてしまいますよ?」

他提督3「はいよー」

巻雲「しれいかんさまー?巻雲、お背中流しますよー」

長波「田中少将に勝るとも劣らない良い身体だねぇ。やるじゃん提督」

秋雲「なんなら提督の肉体美、描いたげよっかぁー?」

早霜「見ています(提督の裸を)……フフフ」

清霜「ねぇ朝霜ちゃん?洗いっこしよー?ねぇ、ねぇねぇ!洗いっこー!」ダイブッ

朝霜「おい!飛びつくんじゃねーよ!あぶねーだろ!!……まぁ良いけどさ!洗いっこしてやんよ!」

夕雲「提督の身体はみんなで洗って差し上げますね♪」

秋雲「うーん、巻雲が背中だからぁ……誰がどの部位を洗うか決めよっか♪」



提督「ああああああああああ!!!!」

提督は発狂して走り出した。

またかきます

球磨「く、まっ……そんなに、後ろから突いちゃだめクマ……」

木曾「よく言うぜ。気持ち良さそうな顔してよお!ほら!」

球磨「や、やめるクマ!そこ……グリグリされたらおかしくなっちゃうクマー!」

木曾「やめてじゃなくて、もっとしてください……だろ?さあ、MAXまで上げていくぜ!」

球磨「クマアァァァ!!あっ、あ……ご、ごわれるクマァ……!そんなに激しくしちゃ壊れちゃうクマアァァァ!!」

木曾「何がどう壊れるって?言え!言えよ!」

球磨「マッサージ機が壊れるクマアァァァァァァ!!」

球磨・木曾「……」チラッ

提督「……はぁ」どよーん……


球磨「いつまでそうやって落ち込んでいるつもりクマ。せっかくサービスしてあげたのにクマ」

提督「いや、もうマッサージ機座ってるの見えてたから……って言うか、あんな事どこで覚えたの」

球磨「部屋で大井がなんか嬉しそうに見てたクマ」

木曾「にたような声があいつらのベッドから聞こえてくるしな」

提督(部屋わけないとダメだな……)

球磨「そんなに夕雲達とお風呂入りたいなら帰って入れば良いだけクマ」

木曾「なにが羨ましいのかねえ。オレにはサッパリ分からないけどよ」

提督「別に羨ましくて落ち込んでる訳じゃないんだ……」

球磨「じゃあどうして落ち込んでるクマ?」

提督「それは……一瞬とはいえお前達がいながら、他の鎮守府の艦娘達を見て羨ましいとか思った事に対して……」

球磨「それで発狂して走り出したクマ?」

提督「はぁ……」

木曾「くだらねぇ……そんな事気にしてないからいちいち落ち込んでんじゃねー!男だろ!」

提督「返す言葉もありませぬ……」

球磨「……」なでなで

提督「……?」

球磨「そんな所にしゃがみ込んでても仕方ないクマ。あたまなでなでしてあげるから元気だすクマー」しゃがみ

提督「球磨……」

木曾「ったく、世話が焼けんなぁ。ほらよ」なでなで

提督「木曾……」

球磨「少しは元気出たクマ?」

提督「二人とも…………とりあえずパンツくらい穿こうか……。特に球磨、そんなしゃがみこんだら……」ギンギン


すごく元気になった

提督「よし!じゃあお詫びになんでも奢らせてくれ!」

球磨「ほんとクマー!?」

木曾「だったらオレはこのフルーツ牛乳にする!」

提督「やすっ……フルーツ牛乳は普通に買ってあげるから、他の物を……な?」

球磨「じゃあおもちゃ屋に行くクマ!」

提督「いいねおもちゃ屋!よーし、パパなんでも買っちゃうぞー!」

球磨「それじゃあ出発クマー!」

木曾「フルーツ牛乳……甘い!甘過ぎる!!(おもちゃ屋に行ったらまたフルーツ牛乳を買ってもらおう)」


提督達はおもちゃ屋へ向かった。魔法の杖は捨てられた

おもちゃ屋

球磨「この人形、なんとなく多摩に似てるクマ。これは多摩のお土産にするクマー」

提督「こういう所、しっかりお姉さんしてるんだな」

球磨「こっちの熊の人形は自分用のお土産にするクマー」

提督「大井と北上のはいいのか?」

球磨「あの二人は違う世界の住人だからいらないクマ。なんか健全じゃないクマ」

提督「そ、そうか」

木曾「…………なあ」

提督「ん?木曾も決まったのか?」

木曾「キソの人形は無いのか?」キョロキョロ

提督(この子は本当に何を言いだすんだ)

提督「球磨。木曾はいったい何を言っているんだ?」

球磨「うーん……木曾は小さい頃からお姉ちゃんっ子だったから何でも私達(球磨・多摩)の真似をしていたクマ」

提督「なんか可愛いな」

球磨「昔人形を買った時、球磨は熊、多摩は猫と買ったものだから、木曾も真似してキソが欲しいと言い出してしまったクマ」

提督「ごめん、ちょっとそこ難しいです」

球磨「つまり木曾はこの世にキソと言う生き物がいると信じ込んでいるクマ。それも相当強い肉食獣だと思ってるクマ」

提督「マジか……薄々感じてはいたが、木曾って実はアホの子だったのか……」

球磨「ピュアなだけクマ」

木曾「お前ら、話してないでキソを探すの手伝えよ!」

提督「…………」

提督「木曾」

木曾「なんだ?見つかったか?」

提督「いや、キソの人形なんてここには無いんだよ」

木曾「どうして分かるんだよ。ちゃんと探せっ!」

提督「なんて言うか……キソなんて生き物はいないんだ」

木曾「なに言ってんだ、いるに決まってんだろ!キソは最強なんだからよ!!なぁ球磨!」

球磨「クマー」

木曾「な、なんだよそれ。いるんだろ?だってそんな……もしいなかったらまるでオレはピエロじゃねーか!」

提督「お、落ち着け木曾。まず話し合おう。な?」

木曾「うるさい……うるさいうるさいうるさい!!お前ら2人とも嘘つきだ!!」

球磨「提督、嘘つきは最低クマ」

提督「あれ!?なんか俺が追い詰められてる感じ!?」

木曾「もういい!帰る!!」

提督「あっ!ちょっ……」

提督「違うんだ木曾!キソはいないけど、いるんだ!!」

木曾「わけがわかんねーよ!」

提督「だからその……キソは伝説の生き物で実在してるかは分からないんだよ!」

木曾「伝説……?」ピクッ

提督「そうだ!伝説だぞー!キソは麒蒼と呼ばれていてな」

木曾「キソウ?」

提督「朱雀、青龍、白虎、玄武って言う四神を知ってるか?」

木曾「それくらい知ってる」

提督「その四神の真ん中にいるのが麒蒼なんだ(たら良いな)」

木曾「四神の真ん中……それって神の中の神って事か!?」

提督「まぁ、そうなるな……」

木曾「そうか、そうだったのか……」キラキラ

球磨「誤解の上塗りクマ」

提督「…………」

木曾「じゃあオレはこれにするぜ!キソと迷ってたんだよな!!」


こうして提督はレジで熊と猫とドングリの人形を購入した。

また書きます

帰り道

木曾「ふんふ~ん♪」

提督「おっ?随分とご機嫌だな」

木曾「当たり前だ!なんたってキソは神で最強だからな!」

提督「そーか、そりゃ凄いな」

木曾「猫や熊なんて目じゃない。キソが最強だ!」ふんすっ


提督「良かったな。なんとか機嫌もなおったみたいで」ヒソヒソ

球磨「……気に入らないクマ」ムスッ

提督「え?」

球磨「熊が1番強いに決まってるクマ!」

提督「あ、あれ?球磨ちゃん?」

木曾「フンッ、あり得ないねえ。熊みたいな獣が神であるキソに勝てるわけ無いだろ」

球磨「キソキソうるさいクマ。キソじゃなくてキソウだクマ!」

木曾「いいんだよキソで!」

提督「なにこの姉妹喧嘩……」

球磨「だいたい伝説の生き物って事は実在しない確率の方が高いクマ。ツチノコみたいなもんクマー」

木曾「負け惜しみなんて見苦しいなぁ」

球磨「ちなみに伝説として書物に載ってるキソウはそのドングリだったクマ」

木曾「こいつがキソ!?」

球磨「ドングリなんて熊からすればオヤツにもならないクマ。キソはオヤツ以下クマ」

木曾「うるさい!そっちの熊だって妙にリラックスしてるだろ!」

球磨「この熊には魂が宿ってるクマ。会話だって出来るクマ」

木曾「へー。だったら会話してもらおうか」

球磨「いいクマ。見てるクマ」


球磨「クマ、クマクマ……クマ?くまぁ♪」

球磨「クマ。クマクマ、クマクマクマ……クマ!?クマ、クマ……クマ?クマクマ」

木曾「…………」

球磨「クマー……クマ。クマクマ……クマッタクマ」

提督「あれ?いまクマッタって言った?」

球磨「ゔぉーー!!!!」

提督・木曾「!!」ビクンッ


球磨「話は終わったクマ。なかなか凄い情報を聞き出せたクマ」

提督「最後の雄叫びは何だったんだ!?」

球磨「あれは感謝の気持ちクマ」

提督「……」

木曾「それで何て言ってたんだ?」

球磨「昨日あの場所に深海棲艦が来たらしいクマ」

木曾「なんだそりゃ」

球磨「その時の会話を聞いていたら明日鎮守府を強襲して奪うと言っていたらしいクマ」

提督「そりゃまた穏やかな話じゃないな」

木曾「ん?昨日の明日って事は……今日か?」

球磨「そういう事クマ。今頃鎮守府は火の海クマー」

提督「ちょっ、それは困るんだけど!」

木曾「だったらこうしよう。帰って鎮守府がいつも通りあったらオレの勝ち。鎮守府が燃えてるか強襲されてたら球磨の勝ちだ」

球磨「のぞむ所クマ」

提督「望まないで!!」



鎮守府はいつも通りありました。

金剛「提督ぅー!どこ行っていたデース!!」

提督「ちょっとお出掛けだよ。それより鎮守府は変わり無しか?」

金剛「イエース!今日も1日平和デシタ!」

木曾「って事はオレの勝ちだな!」

球磨「クマー……なんで火の海になってないクマ!」

木曾「そういう事だから、キソは熊よりも強い。文句無いよな?」

球磨「クマアァ……!!」

木曾「なんだ!やるってのか!?」

多摩「そこまでにゃ。ケンカはダメにゃ」

木曾「止めるなよ!」

球磨「やはり身体に叩き込んでやらないといけないクマ!」

多摩「もうキソが1番にゃ。熊が2番で猫は3番で良いにゃ」

球磨「よくないクマ!」

多摩「ここは長女のとして器の大きさを見せてやればいいにゃ。球磨はそれくらいの余裕がある姉のはずだにゃ」

球磨「ま、まぁ確かに……器の大きい球磨ちゃんとは言われてるクマ……」

多摩「木曾もあまりお姉ちゃんに偉そうな口をきいちゃダメにゃ。少しは反省するにゃ」

木曾「わ、わかったよ……多摩姉」

多摩「だったら何か忘れてにゃいか?仲直りのハグをするにゃ」

木曾「悪かったよ。ちょっと言いすぎた」

球磨「こっちこそムキになってスマンかったクマ」

ハグハグ……

多摩「やれやれ、世話の焼ける姉と妹だにゃ」

提督(すごい……すごい潤滑油!!多摩がこの姉妹の要だったのか……!)

愛宕「提督ー」

提督「ん?どうした?」

愛宕「帰ってらしたんですね」

提督「ああ、今さっきな」

愛宕「実は大本営から連絡があったんだけど……」

提督「ぎゃー!!絶対ろくな話じゃねー!!左遷か!?左遷か!!!?」

愛宕「いえ、その…………周辺の鎮守府が3つ、深海棲艦に強襲されて落とされたらしいわ」

提督「え!?あいつらとうとう陸地にまで攻めてきたの!?深海棲艦なのに!?」

球磨「やっぱり熊は嘘つかないクマ」

提督「しかし……鎮守府を落とされるって、提督は何をしてたんだ?生きてるのか?」

愛宕「それが……あくまで噂ですが、3人とも艦娘を連れてお風呂屋さんに行ってたとか」

提督「お風呂屋?……あいつらかよ!!」

またかきます

提督「それにしても良くこの鎮守府を守り抜いてくれたな」

愛宕「はい?」

提督「だからほら、他の鎮守府は奪われたけどココはお前達が守ってくれたんだろ?」

愛宕「いえ、うちはまったく敵に攻められたりはしていませんよ?」

提督「え?周りは攻め落とされたのに?」

比叡「そう言えばどういうわけが平和そのものでしたねー」

金剛「きっと日頃の行いが良かったからデース♪」

加賀「むしろ攻め込んで来て貰いたかったものね。そうすれば迎え撃って一網打尽に出来たのに」

妙高「でも他の鎮守府は提督不在で統率が取れずに総崩れだったとか……」

赤城「うちは提督にそんな威厳ありませんから大丈夫ですね♪」

提督「赤城……」

提督「しかしあいつらもどういうつもりなんだろうなぁ……俺はてっきり陸には上がってこないみたいな暗黙の了解があるものだとばっかり」

愛宕「攻めてきたのは飛行場姫や離島棲鬼を中心とした部隊だったらしいけど……」

妙高「今回手に入れた鎮守府を拠点に活動を活発化させるかもしれませんね」

駆逐棲姫「それはあり得ナイから安心して良イ」

提督「本当に!?」

駆逐棲姫「ああ、約束スル」

提督「そうか、深海棲艦がそう言ってくれるなら安心だ!」

駆逐棲姫「…………」

提督「おっとこりゃ失礼。愛宕、お茶と茶菓子を」

愛宕「はいはーい♪」

駆逐棲姫「アットホームな、鎮守府ダナ」

金剛「シット!こんな中枢まで深海棲姫に侵入されるなんて!!」

妙高「みなさん距離を置いてください!この風貌……おそらく姫級です」

愛宕「粗茶ですが♪」

駆逐棲姫「アリガトウ」

提督「羊羹とシュークリ」

駆逐棲姫「シュークリームで」

提督「じゃあ緑茶より紅茶の方が良かったかな?金剛、紅茶はあるかい?」

金剛「提督ぅ!なに呑気な事言ってるデース!!」

駆逐棲姫「紅茶がいいナ。私ハ紅茶が大好きダ」

金剛「そうデスカ。紅茶好きに悪い人はいないネ!ちょっと待ってくだサーイ♪」

榛名「みなさんしっかりしてください!そこにいるのは敵!深海棲艦なんですよ!」

提督「こらこら、榛名。お客様に失礼だろ。榛名もこっちに来て一緒にお茶しないか?」

榛名「はい!榛名もお伴します!」

提督「それで今回はどう言ったご用件で?」

駆逐棲姫「実は私達が奪った鎮守府ヲ、あなたに取り戻しに来ていただきたいの」もぐもぐ

提督「俺に?」

駆逐棲姫「……」コクコク

霧島「それはかなり高確率で罠なのでは……」

駆逐棲姫「もし来ナかったり仲間をツレテきたら、激おこだって」

提督「わかった。じゃあ今日中に行くよ」

駆逐棲姫「そう言ッテもらエルと、助かる」ゴクゴク

愛宕「まあ提督なら大丈夫よね♪」

妙高「それよりこの子……どこかで見た事あるような…………」

愛宕「そう言えば似てるわねぇ……」

榛名「あの……これってもし春雨さんと鉢合わせしたらマズイのでは……」

愛宕「そうねぇ、とってもマズイわね……実はそろそろ遠征から帰って来ちゃうのよ♪」

妙高「あの……忙しなくて申し訳ないんだけどそろそろお引取りを」

駆逐棲姫「…………」むしゃむしゃ

妙高「…………」

駆逐棲姫「ちょっほ、マッヘ」もぐもぐイソイソ

愛宕「そんなに慌てて食べちゃって♪よかったら箱に詰めて持って帰る?」

駆逐棲姫「アナタが神……」

妙高「早くしなさいよ。もし帰ってきたら……」

ガチャッ

春雨「春雨、ただいま遠征から戻りまし……」

駆逐棲姫「……」むしゃむしゃ

春雨「あれ?姉さん。どうしてここに?」

駆逐棲姫「シュークリームをゴチソウにナッテいたよ」

春雨「そうでしたか……姉がどうもすみません」

愛宕「はい♪なるべく斜めにならないように気を付けてちょうだいね♪」

駆逐棲姫「感謝スル。いいお土産ガできたよ」

提督「さてと!じゃあちょっくら行ってくるか!」

愛宕「気を付けて行ってきてくださいね♪」

金剛「ちょ……ちょっと!さっきの姉妹云々の話題はもう終わりデスカ!?」

提督「まぁほら、その辺りはデリケートな問題だろ?」

金剛「でもこんなの気になって夜も眠れまセーン!」

愛宕「金剛、春雨ちゃんが困っちゃうでしょ」

金剛「うぅー……」

春雨「私なら大丈夫です。姉は私と一緒にココへ着任する予定だったんです……でも来る途中に深海棲艦に襲われて……」

春雨「姉は私をかばってくれたんです……」

金剛「そうでしたカ……」

春雨「その時に敵艦を率いていたのが戦艦棲姫さんだったんですけど、姉はその姿を見てカッコいいとか言い出しちゃって」

金剛「ほえ……?轟沈させられたんじゃないんデスカ……?」

春雨「いえ、小破程度だったんですけど勝手について行っちゃったんです」

金剛「おう……」

春雨「最近は姫の称号も貰って出世したとかLINEが来てました」



提督は落とされた鎮守府へ向かった

飛行場姫は提督の三式弾をねじり込まれて落ちたまたかきます

提督「ここか」

飛行場姫「フフフフフ……」

提督「この笑い声は……!どこだ!?」

飛行場姫「上よ。上」

提督「上だと!?…………どこだ!?」

飛行場姫「こっちよ!こっち!3階の北側!!」

提督「なんだとぉ……!北側ってどっちだ!!」

飛行場姫「もう……!ここよ、ここー!!テーブルクロスを振ってるから分かるでしょー!!おーい!!」ブンブン

提督「ああ、そこか(実は最初から分かってたけど)」


飛行場姫「フッ、逃げずによく来たわね、人の子よ」

提督「人の子って……」

飛行場姫「約束通り一人でちゃんと来たのかしら?」

提督「もちろんだとも」

飛行場姫「良いわ。だったら門を開けてあげる。ちょっと待ってなさい」

提督「おのれ飛行場姫め……!」

提督「どうして裸エプロンだったんだ!!」

ギギギッ……

イ級「イラッシャイ、マス……」

イ級2「イラッシャイ、マセ?」

駆逐棲姫「お帰りなさいマセ、ご主人サマ」

ヲ級「ヲッ」

ほっぽ「おってラッシャイ、マス」

提督「おおう……正直最後はカエレ!って言われる準備してたのに」


飛行場姫「よく来たわね!人の子よ!」

提督「それはさっきやっただろ?」

飛行場姫「それもそうね……じゃあ、お帰りなさい♪あなた♪」タッ

提督「おっと……。いきなり飛びつくなよ」

飛行場姫「だって早く会いたかったんだもの♪」

提督「でもなぁ……そんなほぼ裸の格好で飛び付かれたら俺の三式弾が暴発しそうなんだが」

飛行場姫「フフッ、私だってあの時の敗北から学んで三式弾対策はバッチリなのよ?」

提督「えっ、それちょっとマジで困るんですが……」

飛行場姫「でも……提督式徹甲弾なら1発で落ちちゃうかも♪」

提督「そうか。実は今丁度徹甲弾が開発出来たんだが」

飛行場姫「お楽しみはもう少し後で♪それより見せたいものがあるのよ。こっちへ来てくれるかしら♪」グイッ

提督「ちょっ……今は走れない状態で!」ビンッ


飛行場姫「到着~♪この部屋よ」

提督(腕を引かれてたから……後ろから見ると尻丸出しで股間の疼きが治らんかった……)

飛行場姫「提督、聞いてる?」

提督「え?あ、ああ。なかなか立派な扉で」

飛行場姫「中だって凄いんだから♪」ガチャ


離島棲鬼「まさかここまで来るとは……ね。いいでしょう……」

飛行場姫「さぁ提督、ここに座って♪」ぽいっ

離島棲鬼「あいたっ!何をする!」

飛行場姫「あんたが提督の席に座ってるからでしょ?」

離島棲鬼「まったく……野蛮な奴よ……」

飛行場姫「うるさいわねぇ。最後に出てきた割に、わんこの方がキャラがたってて影薄かったくせに」

離島棲鬼「おのれ……!気にしている事を!!だがしかし、私はまだ1度の進化を残している!」

飛行場姫「はいはい。次に出番があればいいわね」

離島棲鬼「むきぃー!!」ジタバタ

港湾棲姫「けんか……しないで……」


提督「大丈夫か?怪我とかはなさそうだけど」スッ

離島棲鬼「う、うむ……手を貸して貰ってすまんな」

提督「大丈夫、俺は……巨乳も好きだが、ゴスロリも大好きだから!!」

離島棲鬼「そ、そうか?まぁそれなら私はかまわぬが……♪」チラッ

飛行場姫「むきいぃぃ……!」

離島棲鬼(効いておる、効いておる♪)

飛行場姫「提督!はやくこっちに来て!」

提督「はいはい、今すぐ」

飛行場姫「まったく……」

提督「もちろん飛行場姫の事もめちゃくちゃ可愛いと思うよ」

飛行場姫「……なら許してやる」

港湾棲姫(ちょろい……)


提督「しかしなんだこの、しっs」

飛行場姫「実は私の手作り料理なの♪提督に食べて貰いたくて頑張ったのよ♪」

提督「それはすごい!質素に見えるがなんてバランスの取れた献立なんだ!」

飛行場姫「料理なんて初めてだけどなかなか上手く出来てるでしょ♪戦艦棲姫のアドバイスも無しで自己流にしてみたの♪」

提督「それは……楽しみだな…………」

またかきます

提督「じゃあまずこの黒いのからいただこうかな」

飛行場姫「焼き魚って火加減が難しかったのよねえ」

提督「焼き魚?あっ、焼き魚?え?ああ、焼き魚ね、焼き魚!」

飛行場姫「白身魚だからちょっと淡白かもしれないけどめしあがれ♪」

提督「白身!?」

ムシャムシャ……パリパリ……

飛行場姫「どうかしら……?」

提督「うん……ちょっと焦げてる所があったけど美味しいよ」

飛行場姫「じゃあこっちのお野菜も食べてみて♪生野菜サラダにしてみたの♪」

でろん……

提督「……こんぶ?」

飛行場姫「地上の野菜ってよくわからないから♪」

提督「えっ……?これ結構長いけど……」

飛行場姫「ねー♪」

提督「…………」ズルズルズルズル…

飛行場姫「おいしい?」

提督「うん……味付けなしのシンプルな味わいだね……」

提督「これは卵焼きだよな?」

飛行場姫「戦艦棲姫の冷蔵庫から卵を貰ってきたの♪」

提督「そうか。なんだか色味も良いしうまそうだな!スクランブルエッグ結構好きなんだよ」

飛行場姫「おかしいわねぇ……だし巻き卵のつもりだったんだけど……」

提督「そうだな!これを味付けして薄く伸ばして巻いたらだし巻き卵だな!」ぱくっ


提督「うまい!なんの味もしないのが逆に新しくて美味い!!」

飛行場姫「こっちのお味噌汁ものんでみて♪」

提督「これも色味は最高だな!」ごくっ

提督「…………なにこれ」

飛行場姫「お味噌汁だけれど……?」

提督「具は……」

飛行場姫「うーん……私なにを入れてたかしら?」

港湾棲姫「臓……物……」

飛行場姫「そうそう!お味噌が無くて、魚から似た色の内臓を出して入れたの!」

提督「そっか……そっか……」

その後もお食事会は続き……

提督「いやー、美味しかったよ。特にあの何かの肉が」

飛行場姫「ねー♪あれ何の肉だったのかしら?」

提督「……」

飛行場姫「おかわりもあるけど……」

提督「大丈夫です。もうお腹がいっぱいだから!」

飛行場姫「そう……あっ!大変!大切なものを出し忘れてたわ!ご飯よご飯よ!しろごはん!」

ゴトッ……ぐっちゃり

提督「これはまた……自由で攻撃的な攻めのおむすびだな……」

飛行場姫「ほんと、人間って凄いわよね。あんなに綺麗に脇でおむすびを作るなんて」

提督「わき!?脇でにぎったのか!?」

飛行場姫「ええ。作り方違ったのかしら?」


おにぎりは3個食べた

提督「おむすび最高だったよ。最高に興奮した!」

飛行場姫「おむすびは1番自信なかったからあまり作らなかったのよねぇ……」

提督「おかげで握る所も見れたし最高だったよ。熱がりながら脇でおむすび作る所なんて最高だった!」

飛行場姫「それなら頑張ったかいがあったわ♪私たちって熱いのとか苦手だから作るのは大変だったけど♪」

提督「次は脇にのこった米粒をいただきたいね!」

眠気に負けてまたかきます

提督「さて、そろそろ本題に入ろうか」

飛行場姫「本題?それってもしかして……!」

ヲ級「テテテテテー……」

ヲ級2「テーテテー」

ヲ級3「テレテテーテテー」

提督「ヲ級ちゃん!勝手にケッコンするみたいなBGMながさないで!」

ヲ級「ヲッ」


提督「俺が言おうとしたのは、鎮守府を返してくれるって話しに対してなんだけど」

飛行場姫「なーんだ、そんな事。期待して損しちゃった」

提督「そんな事って……わりと重要な事なんだけど」

飛行場姫「返すわよ、こんな鎮守府。私達には必要ないもの」

提督「だったらどうして強襲なんてしたんだ?」

飛行場姫「だって提督に会いたかったんだもーん」プイッ

提督「顔合わせるために毎回鎮守府3つも落とすの!?」

提督「俺と会うだけの為に鎮守府落とす事ないだろ?」

飛行場姫「私からすれば、鎮守府2・3個落とすだけで提督に会えるなら安いものだけど♪」

提督「うへー」

飛行場姫「……わかってるわよ。あいつ(戦艦棲姫)もこの作戦は反対してたし、提督にも迷惑かかる事だって」

提督「先生(戦艦棲姫)の言う事はちゃんと聞かないと」

飛行場姫「やだやだやだ!だって会いたかったのよ!すぐにあって手料理食べさせてあげたかったの!!」

提督「やめろ!俺は可愛い女の子にワガママ言われるのが大好きなんだ!!」

テトテトテト……

ほっぽ「レップウ」スッ

提督「はい」

ほっぽ「アリガトウ、レップウクレルヒト」

テトテトテト……

港湾棲姫「ほっぽ、空気よまなきゃダメ……」



提督「月末にはいつも屋台で会ってるだろ?」

飛行場姫「月末の夜中だけじゃない!艦娘とは毎日ずっと一緒のくせに!」

提督「ええー……じゃあ飛行場姫、うちくる?」

飛行場姫「私があの連中と仲良くやれると思う?」

提督「うん、修羅場しか見えないな。特に金剛あたりと」

飛行場姫「だから提督が深海にくれば良いと思うの。みんな大歓迎よ♪」

提督「無茶言うなよ……俺は人間なんだから海中で息できないんだぞ?3日に1度は海面から顔だして酸素吸わないと」

飛行場姫「だったらこれからも会いたくなったら適当に鎮守府落としちゃうんだから」

提督「……わかった。じゃあこうしよう」書き書き…

飛行場姫「?」

提督「ここに電話番号書いたから」

飛行場姫「鎮守府の番号なら戦艦棲姫に聞いて知ってるしいーらないっ」

提督「いや、携帯番号だよ。でもあまりかけ過ーー」

飛行場姫「はい、はいはい!いります!いります!!」ぴょんぴょん

提督「お前がいりますって……なんか可愛いな」

飛行場姫「フフッ♪コレって深海棲艦じゃ私しか知らないのよね!ね!?」

提督「まあ、そうなるな」

飛行場姫「…………」じーっ

提督「?」

飛行場姫「あむっ♪」ムシャムシャ

提督「赤城か!!あっ、ヤギかよ!!」

飛行場姫「番号覚えたから証拠隠滅♪私だけの秘密なんだから♪」

提督「だからって食うこと無いだろ……」

ピリリリリ

提督「ん?だれだ?もしもーし」

飛行場姫「やっほー♪提督、私よ私♪」

提督「え!?なに?どうなってるんだ!?」

飛行場姫「頭のこれから電波飛ばして話しかけてるの♪通話料0円で話したい放題。便利でしょ♪」

提督「それ誘導灯とかじゃなかったのか」

飛行場姫「ちなみに戦艦棲姫とかはツノから電波飛ばしてるわよ?」

提督「じゃあこれで大人しくしていてくれるな?」

飛行場姫「わかってるわ♪でもこの作戦を実行したのにはもう1つ意味があるのよ?」

提督「もう1つ?」

飛行場姫「1つは私が提督と会うためで、もう1つは提督の手柄の為よ♪提督って殆ど海域に艦隊を出撃させたりしないでしょ?」

提督「まあ基本箱入り娘だからな」

飛行場姫「戦果がなくちゃ肩身も狭いだろうし……だから私達を追い払って鎮守府を3つも取り返したって言う戦果をあげたかったの♪」

飛行場姫「私の愛している人なんだから、それなりの地位についてて貰わないと格好つかないでしょ?」

提督「それすごいズブズブの関係だな!!もう癒着って言われても反論出来ないレベルだ!」

飛行場姫「癒着……良いわね、いい響き♪なんなら今すぐ私と癒着、してみる?」

提督「なんだか凄くエロく聞こえます」

飛行場姫「まあこの話はこれくらいにしましょ♪明日の朝には全部の鎮守府からみんな引き上げさせるわ♪」

提督「そりゃ助かるよ」

飛行場姫「さぁ、夕飯の続きをしましょ♪」

提督(助からなかった!!)

飛行場姫「ちょっと待っててねえ♪すぐデザート用意するから♪何か見たことない実をいっぱい拾ったの♪」

提督「いやいや、そっちこそちょっと待った!!」

飛行場姫「?」

提督「デザートならここにあるだろ?」グイッ

飛行場姫「あっ…………もう、そんなに食べたいの?」

提督「ああ、夕飯はどれも美味しかったけど……これが1番うまそうだ。飛行場姫には代わりにバナナを食べさせてやる」

飛行場姫「良いわ……私も提督と会って、ココがもうすっかり熟れてきちゃったから……♪」

ほっぽ「ミエナイ、ミエナイ!」ジタバタ

港湾棲姫「みちゃダメ……」

深夜

ほっぽ「zzz……」

飛行場姫「こうして提督に抱かれるのはアイアンボトムサウンド以来ね♪」

提督「そうだな」

飛行場姫「まああの時は抱かれたと言うか……私が一方的に犯されたんだけど♪」

提督「若気の至で……反省してます……」

飛行場姫「後ろから腕を引っ張られて気を失うまで突き上げられて、提督の三式弾でもうめちゃくちゃ……壊れちゃうくらいに激しかったんだから♪」

提督「本当にすみませんでした!!あの時は資材やらなんやら相当追い詰められてて!」

飛行場姫「あんなに酷い事されたの初めてで……それからすっかり提督の事が好きになっちゃった……♪」

提督(本当にこの子がドMで良かった)

飛行場姫「ねぇ……今日は私にどんな事してくれるの?」

提督「そうだな……あえて優しく抱きしめたり」ぎゅっ

飛行場姫「やだもう、提督のいじわる……私がして欲しいこと知ってるくせに……でもそうね、悪く無いわ……この焦らされる感じ……」

離島棲鬼「…………おい」

飛行場姫「提督、もうこんなに……♪」

離島棲鬼「おーい、聞いておるのかー」

飛行場姫「……あら、いたの?」

離島棲鬼「むきぃー!おるに決まっとるわ!ええい、さっさと代わらぬか!!」

飛行場姫「うるさいわねぇ……ほら、あんたはほっぽと一緒にネンネしてなさい」

離島棲鬼「やかましい!!」

飛行場姫「だいたいあんた服脱いじゃったら唯一の個性でもあるゴスロリじゃなくなって、ただの子供じゃない」

離島棲鬼「子供ではない!」

提督「二人とも仲良く……ん?」グイッ

港湾棲姫「コッチに来てと……言っているの……」どたぷんっ

提督「ほあぁぁぁぁ……!!」

港湾棲姫「手が……コレだから……まずら口と胸、使って……」あーん…

飛行場姫「ちょっ!おとなしそうな顔してなに抜け駆けしてんのよ!」

離島棲鬼「で、出かければ良いわけじゃないのだからな!!こやつは子供が好きなのだぞ!!」

深海棲艦「「「ていとく!!私と!!(私と……)」」」


その夜、3人は三式弾改(提督式徹甲弾)にて幾度も撃沈された。

離島棲鬼、飛行場姫の順で気を失い、港湾棲姫は最後まで咥えていたと言う。

またかきます

出かける前に慌てて書いたから最後の方誤字酷いな。慌ててたから、慌てて書いたから、慌てて

次で深海棲艦は終わって鎮守府へ戻ります

翌朝

飛行場姫「あーあ、もう朝になっちゃったのねー」

提督「さて、約束通り鎮守府は返してもらうからな」

飛行場姫「わかってるわよ♪でも見送りくらいしてくれるでしょ?」

提督「はいはい。門の所までだからな」



飛行場姫「はーぁ……帰りたくなぁーい」

提督「わがまま言うなよ」

ガサガサ……

飛行場姫「……」ギュルンッ

提督「うわっ!どうしたんだ急にアイアンボトムサウンド的なギョロ目になったけど……あっちに何かあるのか?」

飛行場姫「フフッ……あ、そうだわ。残りの鎮守府にはタ級がいるから。提督が行って解散させてちょうだい♪」

提督「え?勝手に帰ってはくれないのか?」

飛行場姫「だって提督が行って解放しなきゃ意味ないでしょ?てがらを立てなきゃ♪話しは通してあるから♪」

提督「別にてがらなんていらないんだが……」

飛行場姫「それじゃあ提督、また戦果が必要になったら言ってね。いつでも鎮守府を落として提督にあげちゃうから♪」

提督「人聞きの悪い事言うなよ!」

飛行場姫「じゃあねー♪愛してるわー♪」

スタスタ

提督「はぁ……」

ほっぽ「…………」

提督「帰ろうか」

ほっぽ「カエル!!」

数日後、とある会場……

なんか偉い人「それでは表彰式を始めようか。提督、前へ」

提督「はぁ……」スタスタ

金剛「提督ぅー♪カッコイイデース!こっち向いてくだサーイ!!」←鎮守府を代表して見学に来た金剛姉妹

提督「金剛、うるさい。静かにしなさい」

金剛「キャー!今こっち向いたネ!ていとくぅ~!!」

比叡「司令に熱い声援を送る金剛お姉様……素敵です!!」

榛名「今榛名のことを見ていたような……」てれっ

霧島「それにしても流石司令です。まさか一晩で3つ全ての鎮守府を取り戻すなんて」

提督(なんか気が重い。はやく終わらないかな……)


なんか偉い人「えー……であるからして、あのー……功績をね、称えてだ。この甲種勲章をーー」

「ちょっと待ってください!!」

なんか偉い人「なんだ君達は。場をわきまえんか!」

他提督1「その男は敵である深海棲艦と手を組み、我々を陥れたのです!!」

他提督2「私もこの目でハッキリと見ました!我が鎮守府に陣取っていた戦艦タ級に一声掛けると敵が去っていくのを!」

他提督3「私も全く同じ物を見ました!」

他提督1「我が鎮守府に至っては、何やらただならぬ男女関係であるようにしか見えませんでした!」

金剛「ファーック……提督の門出にケチを付けるとは良い度胸デース」

比叡「ヒエー!金剛お姉様、落ちついて!ファーックはいけません、ファーックは!」

榛名「榛名は(あいつをファーックしても)大丈夫です♪」にっこり

霧島「お姉様方、お気を確かに!!」

金剛「比叡、離すデース!あいつら許せないね!!」

榛名「大丈夫よ、霧島。うまくヤルから」

なんか偉い人「何やら騒いでおるが……まさか本当の事ではあるまいな?」

提督「まぁ半々ですね。フィフティーフィフティーですな」

なんか偉い人「なんだと!?貴様、深海棲艦と手を組んでいると申すのか!?」

提督「いや、だから手を組んでいるとまでは言ってませんけど」

他提督1「さらにその男が鎮守府へ深海棲艦を1人連れて帰るのを見ました!」

なんか偉い人「なんと!?」

提督「あっ、それは本当ですね。可愛かったのでつい……ふひひ」

なんか偉い人「ギギギ……貴様!何をぬけぬけと!!これは大罪である!!甲種勲章など取り消しじゃ!今すぐ極刑に処せ!!」

提督「ええー、極刑って……」

金剛「シット……こうなったらこいつらをバニッシュして、あの偉そうなオッサンも二フラムしてやるデース!」

霧島「金剛お姉様!今一度落ち着いてください!提督が処刑程度で死ぬと思いますか?」

榛名「言われてみれば……」

金剛「でも牢屋に入れられてしまったら会えないじゃないデスカー!そんなの嫌デース!!」


提督「あのー、なんとか勘弁してもらえませんかね……?悪気があったわけじゃないんで」

なんか偉い人「黙れ!銃殺じゃ!今すぐ銃殺!!」

係員「あ、あの……!」ガクガク

なんか偉い人「なんだ!!」

係員「その方の罪を、不問にしろと……」ガクガク

なんか偉い人「何を言いだす!この場で1番偉いのはワシだ!ここで起こることは全てワシが決める!!」

係員「しかしですね、電話の御相手は日本で1番ーー」ジョバジョバ

審議中……

なんか偉い人「よし…………お前らが全部悪い!」

他提督達「ふぁ!?」

他提督1「どうしてですか!!」

なんか偉い人「やかましい!!この世にはなぁ!理不尽な事など腐る程あるんじゃ!!お上が黒と言ったら黒!!」

他提督2「そんなの納得いきません!」

なんか偉い人「うるさい!貴様の様なゴミ虫が納得しようがしまいが関係ないのだよ!」

他提督3「ヒデー……」

なんか偉い人「だいたい貴様ら!あの日は鎮守府にいず銭湯へ行っていたらしいな!しかもお気に入りの艦娘だけを連れて!!」

他提督1「ぐぬぬ……」

なんか偉い人「自分の気に入った艦娘だけに愛を注ぎ、その結果鎮守府にいた艦娘達には愛想をつかされ鎮守府まで奪われたと」

他提督2「ぐぬぬ……」

なんか偉い人「貴様らは全員左遷だ!艦男しかいない鎮守府送りだ!!」


こうして提督は甲種勲章を手に入れ、他提督達は艦男達の待つ鎮守府でひどい目にあっているらしい。


比叡「間に合ったみたいで良かったです!」

ガサガサ……

飛行場姫「あーあ、ざんねーん」

飛行場姫「わざわざ提督と仲良くしてる所見せつけたのに」

飛行場姫「表彰される英雄から一転、裏切り者扱いされて絶望したら深海堕ちもあり得るかなって期待したんだけど……♪」

飛行場姫「まぁいっか。帰っておでんたーべよっ♪」


なんか偉い人「じゃあこれ勲章の他に……はい、賞金です。あとどういう関係なのか知りませんけど、よろしくお伝えください。フヒヒ」

提督「?」

提督「しかし結構な額だな……旅行とか行けそうなくらい」

提督「旅行か……」

またかきます

ある日の鎮守府

提督「ここがこうなって……あー……」ごくごく

提督「ぷはーっ!やっぱ愛宕の入れてくれるコーヒーは最高だな。ミルクにコクがあるよコクが!」

高雄「もう、提督ったら失礼しちゃうわ。今日の秘書艦は私ですよ?」

提督「ああ、すまんすまん。そう言えば今日は高雄の日だったな」


あの日以来、高雄は秘書艦見習い(口実)として週に1度、愛宕の代わりに秘書艦を引き受けていた。

高雄「でも愛宕ちゃんと間違われるなんて……私も少しは愛宕ちゃんに近づけてるのかしら」

提督「もちろん。流石姉妹艦だな!」

高雄「はい♪」


高雄(仕事は少しづつ慣れてきました……。後はそう……気になるのは)

提督「さむっ!ちょっとコタツに入って仕事するか」

高雄(一向に提督がセクハラをしてこないですわ!)

高雄(どうして?どうして!?)

高雄(今日だってスリットがいつもより深いスカートに胸元も開けて化粧もバッチリしてきたのに……!)

高雄(お尻を触られもしないなんて……別にセクハラされたいわけじゃないけれど、なんだか屈辱ですわ!)


利根「提督よ、ポストになにやらパンフレットが沢山届いておったぞー」

提督「おっ、きたきた!こっちに持ってきてくれ」

利根「まったく。世話の焼ける提督じゃのう」

提督「ひゃっほーい!!」スリスリ

利根「こら!お主はまったく……どうして顔をあわせる度に尻を触るのじゃ!」

提督「それは利根が改二になってから素晴らしくスタイリッシュな格好になって俺を誘ってるからだよ」

利根「ふむ……前よりスカートは長くなっておるはずなんじゃがのう」

提督「なにをおっしゃる!格段に可愛くなったよ。カタパルトも調子良くなったし」

利根「おお!お主もなかなか分かっておるでは無いか!どうじゃ?これからカタパルトを肴にジュースで一杯やらんか?」

高雄「はいはい。今は仕事中よ。そういう事は後にしてちょうだい」

利根「仕方ないのう。では我輩は戻るが……いい加減尻を揉みしだくのはやめてくれんか?なにやら身体がムズムズするのじゃ」

高雄(どうして私にはしないのに……!別にしてもらいたい訳じゃないけど!ないけれど!)

提督「コタツはいいなぁ。仕事がまったくはかどらん」

高雄「はぁ……」

提督「どうした高雄?ため息ついて」

高雄「別になんでもありませんわ」

提督「そうか?」

高雄(いったい何がダメなのかしら……もしかして私は提督の好みじゃないから……?)

提督「しかしアレだな。今日はやけにバッチリ化粧してるんだな」

高雄「あら、意外ね。提督がそういう事に気付くだなんて」

提督「そりゃ気づくさ。化粧バッチリでいつもより大胆な格好してるし……合コンか?」

高雄「ご、合コンなんてしません!足柄と一緒にしないでいただきたいですわ!」

足柄「戦場が!婚期が私を呼んでいるわ!」ガタッ

提督「じゃあどうしてそんなに化粧してるんだ?」

高雄「それはその……秘書艦としての身だしなみ、です」

提督「ほへー……」

提督「格好はともかく、化粧はしない方が可愛いと思うぞ」

高雄「か、可愛い……です、か?」

提督「ででーん」

高雄「それは化粧落とし?どうしてそんな物を提督が?」

提督「暁が時々化け物みたいな顔してくるんだよ」


暁『司令官、見て見て!一人前のレディーになっちゃった!!えっへん!』

提督『でたな妖怪!化粧落としてお尻ペンペン……お尻ナデナデの刑に処す!!』


高雄「そう言えば……時々足柄の化粧道具が激減してるとか言ってたわね……」

提督「はい、目ーつむってー」

高雄「そ、それくらい自分で」きゅっ

提督「いやー、暁と違って暴れないから楽だわ」フキフキ

高雄「んっ……」

提督「これでよし。どうだ、うまいもんだろ?」

高雄「直接じゃ無いとはいえ、男性が女性の唇に触れるなんて……」

提督「ん?」

高雄(今のは少しセクハラっぽかったですわ)

提督「仕上げはこのリップを」

高雄「そんな物まで!?」

提督「これ塗ってやれば暁も落ち着くんだよ。ちょっとお姉さんっぽいぞ!って言ってやればな!」

高雄「私は別にこれ以上お姉さんっぽくなんて……」

提督「高雄の場合は可愛くなる、かな?はいジッとして」

高雄「……っ」きゅっ

提督「えっと、目は開けてて良いんだけど……まぁいいか」


提督「よし!出来上がり!やっぱり暁と違って塗りごたえがあるな。厚さが違うよ厚さが」

高雄「あの、鏡を借りても良いかしら」

提督「ほい」

高雄「鏡まで用意されてるなんて……」チラッ

提督「どうだ、さっきより可愛くなっただろ?」

高雄「……け、化粧を落として褒められるなんて、なんだか失礼ですわ!頑張って化粧してきたのに」

提督「ワハハ、それもそうだな。これは俺の単なる好みか」

高雄「提督の好み……」

提督「俺はこっちの方が好きだよ。可愛くて好みだ!」

高雄「提督、それはその……」

提督「さて!コタツにいたら寝そうだし机に戻って仕事するか!!」スタスタ

高雄(ここまでしてボディータッチ無しなんて……まるでお預けされてるような気分に……)


結局その後もセクハラはされませんでした。

またかきます

曙ちゃんと秋雲ちゃんは強いから育てた方がいいよ



お風呂

高雄「今日も1日よく働いたしゆっくりお風呂に浸かって疲れをとらないと!」

高雄「愛宕ちゃんは毎日これをこなしてるなんて尊敬しちゃうわ」

高雄「でも秘書艦してるとお風呂も変な時間になっちゃうから、1人で広々使えるのは素敵ね♪」

高雄「今日はなんだか提督とも少し打ち解けた様な気がするし、きっとセクハラも近いうちに……」

青葉「なるほどなるほど……」

高雄「…………」

青葉「あっ、青葉の事はお気になさらず!どうぞ赤裸々な告白を続けてください!」

高雄「もしかして今の、録音したししてないわよね?」

青葉「はい!バッチリです!」カチッ

『きっとセクハラも近いうちに……提督にめちゃくちゃに犯されたいですわ』

高雄「ちょっと!今のはなんなの!?あんな事言ってないわよ!!」

青葉「ちょこっと脚色させていただきました♪」てへっ

高雄「あの短時間でどうやって!?……とにかくそれをよこしなさい!」ブンッ

青葉「おっと!そんな攻撃あたりませんよー!早きこと、青葉のごとくで」

ブルンッ!!べちん!!!!

青葉「あうっ!」パタッ

高雄「…………」


青葉は乳ビンタの前に崩れ落ち、約10分間の記憶と機材1つを失った。

高雄「ほんと、青葉には困った物ね」

電「あっ、高雄さん。秘書艦お疲れ様なのです」

高雄「あら、ありがとう。おやすみなさい」

電「なのです!」


隼鷹「おーい、秘書艦さーん」

高雄「なんですか?お酒くさいですけど」

隼鷹「お疲れお疲れお疲れちゃーん♪どう?これから一杯?」

高雄「今日は疲れたからもう休ませてもらうわ。また今度ね」


球磨「お疲れ様にゃ」

多摩「お疲れ様クマ」

高雄「あなた達も遠征ご苦労様。提督がアイス用意してくれてたわよ?」

球磨「フッフッフ~ッ、実はこっちが球磨だったクマ。だまされたクマ~」

多摩「実は多摩だったにゃ」

高雄「え?あ、うん……?」


高雄「秘書艦は大変な仕事だけど、しっかりみんなが労ってくれるのは嬉しいわね」

高雄「さてと、早くベッドに横になっーー」

ギシアンギシアン……

高雄「な、なんの音かしら……私達の部屋から……?」

愛宕「やんっ……♪提督、今日の秘書艦は高雄ちゃんでしょ?」

提督「へも、ははおはほんはーー」

愛宕「ちょっとぉ、咥えながら喋らないの」

提督「下へまいりまーす」スルスル

愛宕「だ、だめよ、私お風呂出てからおトイレに行っちゃったんだから……」

提督「いいんだよ。おじさん、お嬢さんの生の匂いを嗅ぎたいんだ」

愛宕「おじさんとかお嬢さんって、どこの変態ですかー!」

ガチャッ

愛宕「あっ、高雄ちゃん。ちょっと聞いて、提督ったらいきなり部屋に来てーー」

バサッ

提督「……」スクッ

愛宕「?」

提督「愛宕、ちゃんと服を着ないと風邪ひくぞ。じゃあ明日からまた頼むぞ」スタスタ

愛宕「は、はあ……え?」

提督「おお、高雄か。今日はご苦労さん。また頼むよ」キリッ

高雄「え、ええ……え?」

提督「じゃあな」スタスタ

愛宕「どうしたのかしら……?」

高雄「……あっ!ちょ、ちょっと愛宕ちゃん!?今のは何だったの!?」

愛宕「高雄ちゃんまでどうしたの?さっきのはその……ちょっとしたスキンシップね♪」

高雄「セクハラでしょ!?もうどうして愛宕ちゃんばっかり!私には全然しなかったのに!」

愛宕「高雄ちゃんはセクハラしてもらいたかったの?」

高雄「そ、そうは言ってませんわ!ただ……周りがされているのに私だけされないのはその……ちょっと納得いかないのよ」

愛宕「うーん……でもさっき提督がこの部屋に来てあんな事したのは高雄ちゃんのせいだったりして♪」

高雄「私の……?」

愛宕「ほら、高雄ちゃんって私より露出が多いでしょー?特に今日なんていつもより露出が多くて目のやり場に困ったんですって♪」

高雄「気づいてはいらしたのね……」

愛宕「その上コタツに入った時に胸が机の上に乗ってて、それがたまらなかったらしいわよ♪」

愛宕「他にもねー……高雄ちゃん、提督の前でキス待ちの顔したんですって?」

高雄「あ、あれは、リップを……だから目をつむって塗りやすい様に唇を少し……」

愛宕「その時、提督ったら押し倒して高雄ちゃんの事食べちゃいたいくらい興奮してたらしいわよー?」

高雄「で、でも!そんな事は一言も……」

愛宕「提督が秋雲ちゃんの所へ行かずここに来たのは、私が高雄ちゃんと似た感じだったからじゃないかしら♪」

高雄「それなら私に直接ーー」

愛宕「言えなかったのよ。ほら、高雄ちゃんって重巡でネームシップで話し方も丁寧で真面目……少し妙高さんと重なる所が多いでしょ?」

高雄「つまり提督は……」

愛宕「高雄の後ろに妙高さんの影を見て怯えているのよ♪」

高雄「そんな……ネームシップのせいでセクハラされてなかったなんて……」

愛宕「それだけじゃないわよ?古鷹ちゃんや青葉、あと航巡で利根ちゃんもネームシップだけどセクハラされてるでしょ?」

高雄「じゃあ私は妙高型扱いに!?」

愛宕「妙高型でも羽黒ちゃんはもちろん、なっちーもお酒の席ではよく触ったり触られたりしてるわよ♪」

高雄「そう……じゃあ私は足柄や妙高さんと……なっちー!?あなた、那智さんをなっちーと呼んでたの!?」

愛宕「あっしーは合コンによく行ってるけど、面子がいい時は提督が邪魔しに行ってるし……この前はお仕置きとか言って後ろから鷲掴みにされてたわね♪」

高雄「なんだかもう足柄がパシリみたいな呼び方に……」

愛宕「妙高さんはお固いイメージでオーラが凄いから手を出せないんじゃないかしら♪」

高雄「確かに私達も同じ重巡なのに妙高さんだけはさん付けよね……」

愛宕「でも妙高さんも高雄ちゃんと同じで……不器用なだけだと思うのよねぇ♪」

高雄「じゃあ私はどうすれば良いの?」

愛宕「簡単よー♪高雄ちゃん可愛いんだから、ちょっとだけ雰囲気を柔らかくして提督に隙を見せてあげれば良いのよ♪」

高雄「雰囲気を柔らかく……あなたみたいに……?」

愛宕「そうそう♪笑顔よ笑顔♪」


翌日

提督「お、おはよー、高雄!昨日はあれがあれだったな!ハハハ」

高雄「あ、あの……っ」

提督「ど、どうした?」

高雄「た……、た…………たんたかたーん♪」

提督「本当にどうした高雄!?」


しばらくの間、高雄の様子がおかしくなった。

またかきます

刻みながら次の主役は>>406

夕張

工廠

提督「おーい、夕張か明石いるかー?」

夕張「はーい。何かご用ですか?」

提督「おっ、冬場なのにTシャツで油まみれか。いい仕事してるな」

夕張「火を使う作業は暑くって。それにしても提督がここに来るなんて珍しいわね」

提督「いやー、ちょっと頼みたいことがあるんだけどさ。夕張って菱餅作れないか?」

夕張「菱餅ってひな祭りの時に用意するあれですか?」

提督「そうそう」

夕張「それでしたら私より間宮さん辺りにお願いしたほうが」

提督「それが違うって言うかさ、なーんか普通の菱餅じゃダメみたいでな」

夕張「そうなんですか……でもそれは私にもお手伝い出来そうにないですね」

提督「やっぱ無りか」

夕張「すみません、お力になれなくて」

提督「海に出りゃ見つかるとか聞いたんだが全然見つからないし……」

ほっぽ「ユウバリー」タッタッタッ

夕張「あら、また今日も来たの?」

ほっぽ「オモチャ、クレ!」

夕張「おもちゃなら昨日も作ってあげたでしょ?」

ほっぽ「ナクナッタ!オモチャクレ!!」

夕張「そういう事は提督がいない時に、ね?資材を勝手に使ってるのバレちゃうじゃない」ヒソヒソ

ほっぽ「テートク?」

夕張「この人が提督よ。ほっぽも知ってるでしょ?」

ほっぽ「シッテル!レップウクレルヒトダ!!」

提督「やあほっぽちゃん。ご機嫌いかがかね?」

ほっぽ「レップウ、クレ!」

提督「烈風が欲しい時はどうするか教えたよね?」

ほっぽ「オシエタ!」

提督「じゃあ言ってみようか」

ほっぽ「パパ、ダイスキ!!」ちゅっ

提督「はいはい、烈風ですよー」

夕張「ちょっと、何させてるんですか!」

提督「ギブアンドテイクです!!」

ほっぽ「レップウ、ビューン」タッタッタッ

夕張「烈風っておもちゃだったんですね」

提督「あれな……烈風を解体して手のひらサイズに作り直して貰ったんだ」

夕張「何してるんですか!?」

提督「だって九九艦爆を烈風だなんて嘘ついて渡せないだろ?」

夕張「後で足りなくなっても知りませんからね」

提督「しかし随分夕張に懐いてるんだな。ほっぽちゃん」

夕張「そうねー、あの子も一応深海棲艦だし鎮守府に居場所が少ないんじゃない?」

提督「それでココに寄り付いたのか」

夕張「最初はそこに座ってジッと見てたから……気になっておもちゃ作ってあげたらそれから毎日来るようになって。まぁ邪魔にはならないから良いけどね」

提督「夕張は優しいお姉さんじゃのう」

ほっぽ「パパー」

提督「はいよ」

ほっぽ「レップウゴッコ!レップウゴッコ!」

提督「よし、じゃあママと3人でしようか」

ほっぽ「ママ?」

提督「夕張がママですよー」

ほっぽ「パパ、ママ、レップウゴッコ!スル!」

夕張「だ、誰がママよ!!」

提督「まぁまぁ、母さんそんなに怒らなくてもいいだろ?」

夕張「母さんでもなーい!」

提督「ママ、後でママの機関室に俺のおりこうさをんな魚雷一発」

夕張「パパァ?子供の前で下ネタは控えてくれないかしら?」

提督「はい……」

ほっぽ「イッパツー」


今日も鎮守府は平和です

寝そうなのでまたかきます

時雨「んー……っ」ぐぐーっ

夕立「時雨ちゃん、お疲れっぽい?」

時雨「少しだけ……この前の中規模作戦の疲れが今ごろ出てきたみたいなんだ。でも大丈夫だよ」

夕立「無理は良くないっぽい!……そうだ、今日の夜は夕立が一緒に寝てあげるっぽい♪」

時雨「それは嬉しいな。夕立は抱き心地が良いから楽しみにしているよ」

夕立「うん♪夕立、時雨ちゃんに抱かれるの得意っぽい!」


時雨「今回の作戦は今までで一番出番が多かったな……これからも提督に必要とされるよう頑張らないと」

提督「おーい、時雨ー。こっちこっち」こいこい

時雨「提督?コソコソしてどうしたんだい?」

提督「ちょっと一緒に買い物にでも行かないか?」ヒソヒソ

時雨「買い物?お使いくらいならボク一人で行くけど」

提督「いいからいいから!さあ行くぞ!」

時雨「あっ、提督。ちょっと待ってよ」

提督「いやー、いい天気だな」

時雨「ねぇ提督、どこまで行くの?」

提督「そうだなぁ……まだ決めてないけど行きたいところとか欲しいものは無いか?」

時雨「ボクの?」

提督「そうそう。時雨はこの前の作戦で出ずっぱりだったろ?まぁ殊勲賞って奴だな!」

時雨「それなら金剛さんや雪風も同じじゃないかな?」

提督「金剛は昨日あっちこっち連れて行ったよ……いや、連れまわされたと言うべきか」

時雨「雪風は?」

提督「雪風も今日一緒に出かけるつもりだったんだけどな。砂浜に遊びに行ったとかで居なかったんだよ」

時雨「そうなんだ……幸運艦の雪風がすれ違いするなんて珍しいね」

提督「なー。明日は嵐にでもなるんじゃないか?」

時雨「ふふっ、そうだね」


その頃雪風は砂浜で流れ着いた財宝を発見していた

ちょっと仮眠します!

隣街

時雨「随分遠くまで来たね」

提督「艦娘が電車に乗るってよく考えたら不思議だよな」

時雨「でも普段電車なんて乗らないから楽しかったよ?」

提督「そっか。なら良かった」

時雨「それで今日は何処へ行くの?まだ行き先を聞いて無かったよね?」

提督「それはまぁ……行き当たりばったりだな」

時雨「もう、ちゃんと行き先くらいは決めておいて欲しいな。僕だって一応女の子なんだから、提督がしっかりエスコートしてくれるんだよね?」

提督「まかせとけ!(無計画だけど)」

テクテクテク……

提督(そう言えば時雨と2人で歩くのって珍しいな。だいたい2人1組だし)

夕立『ぽいぽい♪』

提督(夕立がいる時はあいつがずっとぽいぽい言ってて賑やかだけど……時雨って基本静かな性格だから会話が……)

提督(とは言え何か話題を探して話さなくては)


提督「なぁ時雨、お腹す」

時雨「なんだい?」

ピヨピヨピヨピヨ、チチチチッ、ピピピッ

提督(なんか時雨にめちゃくたゃ鳥がとまってる!?)

提督「ど、どうしたんだその鳥……」

時雨「この子達かい?どういう訳か分からないけど僕が街を歩いてると鳥がたくさん寄ってくるみたいなんだ」

提督「へ、へぇー……」

時雨「みんな、ごめんね。今日は提督とお出かけ中なんだ。また今度遊んであげるから」

提督「……」

パサパサパサパサ……

時雨「ふぅ。なんだか肩が軽くなったみたいだ」

提督「ま、まぁ実際左肩にトキとかとまってたしな……って!右肩!!」

時雨「右肩がどうかしたのかい?」

提督「右肩に、ちゅんぴースズメの、う……うんこ丸が……」

時雨「あっ、ほんとだ……普段はこんな事するような子達じゃいのに……怒ってたのかな?悪い事しちゃったな……」

提督「俺は鳥にフンかけられて怒らずにそんな事言ってる時雨に驚きだよ」

時雨「別に怒る程の事じゃないよ。心の雨はいつかやむさ……」どんより…

提督「心では泣いてたの!?」

時雨「減滅しただろ?こんなうんこまみれの僕を見て……」

提督「しっかりしろ時雨ー!うんこまみれって、肩に1つだ!傷は浅いぞー!!」

時雨「その1つの小さなうんこで僕の心はうんこまみれさ」

提督「時雨帰ってこい!お前の心に降ってるのはうんこじゃなくて雨だ!!」

客「……」


まさにカレー屋の前でのやりとりである。

クリーニング屋前

提督「とりあえず服はクリーニングに出したし大丈夫だろう」

時雨「うん。でも少し寒いな……」

提督「じゃあまずは服を買いに行こうか!と、その前に……」ファサッ

時雨「あっ……」

提督「新しい服買うまではそれ羽織って我慢しな。加齢種するとか言うなよ?まだご近所ではお兄ちゃんで通ってるんだから」

時雨「ありがとう。提督の匂い……僕は好きだな」くんくん

提督「俺も好きだよ。時雨ちゃんの匂い!!」

時雨「えっ……?」

提督「いや、あの…………」

時雨「提督、僕の匂いに興味があるの?」

提督「す、すみませんでした!!」

提督(駆逐艦の純粋で澄んだ目は苦手だな……駆逐艦に手を出すクズにはなりたくないもんだ)

時雨「提督はこんな真冬に上着をタンクトップ一枚で寒くないのかい?」

提督「大丈夫だよ」

時雨「本当に大丈夫……?僕ならもう平気だから」

提督「俺たち人間はみんな意図的に心臓の動きを早めて血を大量に循環させ、なんかいい感じにアレがアレして体温を上げることが出来るんだよ」

時雨「そうなの?それは知らなかったよ」

提督「人間の体って凄いよな。とか言ってる間にブティックへ到着したぞ」

時雨「ブティック……?高そうだけど大丈夫なの?」

提督「まかせとけ!なんなら下着も買って良いぞ!下着!!」

時雨「提督の前でそれは少し恥ずかしいな……」ポッ…

提督(うひょー!この反応!これだから駆逐艦は最高だぜ!!)


2人はファッションセンターしまむらへ入店した

時雨「提督、言われた通り着てみたよ。これはどうかな?」

提督「かわいい!」

時雨「もう……さっきからそればっかり」

提督「いや、何着ても可愛いから仕方ないだろ?」

時雨「あまり大きな声でそんな事言わないでよ。恥ずかしいじゃないか……」

客1「かわいい」

客2「天使」

客3「結婚したい」

提督「滅茶苦茶セッ」

時雨「もういいよ。僕が自分で選ぶから」

提督「ああっ!まだファッションショーは始まったばかり(2時間)じゃないか!!」

時雨「いつもスカートはいてるしジーンズにしてみようかな」

提督「やめて!死んじゃう!!俺は駆逐艦の太ももが見えてないと死んじゃう病気なんだ!!」

客1「いえいえ、私はあのプリッとしたスキニーも好きですよ」

提督「うるせー!ぶち転がすぞ!!」

時雨「おまたせ」

提督「終わった……こんな事なら上着だけ買う約束をするべきだった」

時雨「提督、少しは僕を見てよ。失礼しちゃうな」

提督「いや、時雨は何を着ても可愛いいいぃぃぃやっほーう!!ショートパンツ!ショートパンツじゃないか!!」

時雨「太ももが見えてないと死んじゃうって提督が言ったから……変じゃない?」

提督「ちょ、ちょっと後ろ向いてみて」

時雨「こう?」クルッ

提督「尻のラインが、コフュー……コフュー……!」

時雨「大丈夫?なんか変な呼吸音が聞こえるけど」

提督「俺は大丈夫だよ。でも時雨はさすがに寒いだろ?」

時雨「僕は平気だよ。いつもスカートだし」

提督「いやいや、風邪をひいたら大変だ!さぁこのニーソックスで暖かくなるんだ!」

時雨「提督……優しいんだね。ありがとう」スルッ

提督「ありがとうございます」


全部買った

またかきます

提督「なんかバタバタしてたら腹減ったな。何か食うか」

時雨「それなら1つ食べてみたいものがあるんだけど……」

提督「よし!そう言うの待ってたんだよ!なになに!?」

時雨「あのね、僕ぽむばーがーってのが食べてみたいな」

提督「ぽむばーがー?」

時雨「パンの間にお肉が挟まっててとても美味しいんだって!武蔵さんが言ってた……って夕立に聞いたんだけど」

提督「ああ、やっぱり夕立か」

時雨「それでね、ぽむばーがーの中でもオススメがポイポイバーガーっていうーー」

提督「もうまったく原型とどめてないな……」

ハンバーガーショップ

時雨「これがハンバーガーなんだね……」

提督「こっちがポテトな」

時雨「これはどうやって食べれば良いんだい?」

提督「ん?もうどら焼きみたいな感じでガブっとな」

時雨「なるほど……確かにみんなそうしてるね」

提督「さあ食った食った!」

時雨「でも……あまり食べる所は見ないで欲しいな。大きな口を開けるのは恥ずかしい……」

提督「よし!じゃあ俺は見ないように机の下にいるから!」ガタッ

時雨「ごめんね、すぐ食べちゃうから……はむっ」

提督「いやー、絶景絶景。絶景ポイントだわ、机の下」

時雨「もぐもぐ……」

提督「どうだ、うまいだろ?」

時雨「……うん、まあまあだね」

提督「おおぅ……」

時雨「提督のは僕のと少し違うね」

提督「これはフィッシュバーガーっていぢって魚のフライが挟んであるんだ」

時雨「そんなのもあるんだ……」

提督「一口食べてみるか?」

時雨「良いのかい?」

提督「もちろん。俺は一口かじられたハンバーガーが大好物だからね」

時雨「じゃあ遠慮なく……あーん」

提督(かわいい。妄想がはかどる)

時雨「あっ……提督、あまり見ないでってば」

提督「フヒヒ」

時雨「もぐもぐ……」

提督「どうだ?」

時雨「うん。……食べれないことは無いね」

提督「思いの外辛口コメンテーターだな」


鎮守府育ちの艦娘は毎日最高の調理師が作ったご飯を食べているので味に厳しい。

提督「さあ次は何しようか?」

時雨「ねぇ提督、あの大きなコケシみたいな物はなんだい?」

提督「あれはボーリング場の看板だな」

時雨「ボーリング場?」

提督「ここで説明するのもあれだし行ってみるか。遊び場みたいなもんだよ」

時雨「うん。やってみたいかな」


ルール説明中……

時雨「つまりこの玉であのピンって言うのを沢山倒した方が勝ちなんだね」

提督「そうさ!つまりこんな風に……な!」スパーン!

ガシャーン!!

時雨「すごい、4つも倒れたよ!」

提督「う、うん……」

提督「これでもう一度投げて残りを全て倒せば……」スパーン

ガシャーン!

提督「スペアって言うんだ」

時雨「残念だったね」

提督「ま、まぁ最初は7本くらいでね」


時雨「次は僕の番か……そうだ、提督。せっかくだし何か賭けをしないかい?」

提督「賭け?」

時雨「もちろんお金とかを賭ける訳じゃないよ?そうだなぁ……負けた方は勝った方の言う事をなんでもきくって言うのはどうかな?」

提督「ん?いまなんでもって」

時雨「そう、なんでもだよ」

提督「俄然やる気出てきた!もちろんやるさ!!」

時雨「じゃあ僕も頑張らないとね♪」

提督(フフフ……いくら何でも初心者のしかも女の子に負ける事はないだろう。勝ったらあの絶対領域で顔面サンドしてもらおう)

時雨「結構重いんだね……これじゃあちゃんと狙いが定まるか怪しいな……」

提督(あの太ももにアイスを乗せて食べるのも良いな……)

時雨「これは運任せになっちゃうかも……」

提督(いやいや、なんでもなんだから、いっそ…………ん?運任せ?)


呉の雪風 佐世保の時雨

提督「ファー!!い、いかん!!」

時雨「そーれっ」ゴロンッ

提督「運任せはいかん!運任せはー!!」

ガタンッ……

提督「あ、あれ……?」

時雨「提督、この溝が邪魔でピンが倒れなかったんだけど」

提督「あ、ああ、そこはガーターって言って、ハズレみたいなもんなんだよ」

時雨「そうなんだ……結構難しいんだね」

提督「いかにその溝に落とさずピンを倒せるかってゲームだからね」

時雨「よーし、じゃあ次こそ……」ゴロンッ

ガタンッ

時雨「…………」

提督「…………」

時雨「提督……この道は少し右に傾いているのかい?」

提督「いや、レーンは真っ直ぐだよ」

時雨「おかしいな……こう言うのは運任せにしても結構上手くいくんだけど」

提督「まぁ投げた瞬間ガーターに落ちてるからね」

時雨「それっ」

ガタンッ

時雨「やっ」

ガタンッ

時雨「……ボーリングは少しつまらないね」

提督「もっと腕を真っ直ぐだよ前に出さないと」

時雨「こんな感じかな?」ブンッ

提督「んー……まだ斜めになってるな。ちょっと良いか?」

時雨「え……?」

提督「腕はここからこうして……」グッ

提督「こう前に出しながら、足はこう」

時雨「うん、なるほど……わかったよ」

提督「よし、やってみ(超いい匂いした)」

時雨「腕はこうして……こう!」ゴロンッ

ガタンッ

提督「…………」

提督「いいか、よく見てるんだぞ」

時雨「うん」

提督「こうして……こう!」スパーン

ガシャーン

時雨「こうして……こう」ゴロンッ

ガタンッ

提督「おかしいな……時雨は物覚えが早いはずなんだけど」

時雨「全然上手くいかないね」

提督「もうやめるか?」

時雨「ううん。それより提督、もう一度さっきみたいにレッスンしてくれないかな」

提督「さっきみたいにって、覆いかぶさるみたいにしてか?」

時雨「うん」

提督「よし、じゃあもう一回だ!いいか、この手はこう……」

時雨「…………」

提督「わかったか?」

時雨「提督、やっぱりボーリングって楽しいね……」

提督「ガーターばっかなのに!?」

時雨「結局1本も倒せなかったね」

提督「逆にすごいよ。よくやったよ。しかし勝負は勝負だからな!フヒヒ」

時雨「そういえば賭けをしてたんだっけ……わすれていたよ」

提督「ああえええぇ!?」

時雨「そんな顔しなくても約束は守るさ。でももう一度だけ勝負して欲しいな」

提督「ボーリングで?」

時雨「もちろん。僕が負けたら提督の言う事を2つ聞いてあげるからさ」

提督「乗った!!」


提督(2つ目の願いは泣くまでくすぐり続けたいな……フヒヒ)

時雨「投げてダメなら玉をレーンの中央に置いて……指でまっすぐ押せば……」ゴロンッ…

提督「それは子供とかがやる作戦だが、だいたいどっちかに逸れるか真ん中に行ってもピンが左右に割れ」

ポテッ……ポテポテポテ……ッ

時雨「やったね!提督、全部倒れたよ!」

提督「佐世保の時雨状態!?」

試合終了

提督「負けた……結局1勝1敗の引き分けで顔面サンドもおじゃんに……」

時雨「顔面サンド?」

提督「いや、こっちの話しだよ」

時雨「確かに引き分けだけど……でも提督は1度勝ったんだから、僕は言う事をなんでも1つ聞いてあげるよ?」

提督「マジで!?」

時雨「その代わり僕も1度勝ったんだから、提督には言う事をなんでも1つ聞いてもらうけどね♪」

提督「よし!よっしよっし!!」

時雨「そんなに喜んで提督は僕に何をさせるつもりなのかな?」

提督「それは……いや、もう一度よく考えるよ。願いは大事に使わないとな」

時雨「そうだね♪僕もこのお願いは大事に使わないと……」


提督「じゃあ次は何処へ行こうか?」

時雨「ありがとう。でももう十分楽しんだから」

提督「まだまだ楽しい所は沢山あるぞ?」

時雨「それは雪風の為にとって置いてあげてよ。僕は本当に大満足だから」

提督「お金の事なら心配ないぞ!この前の賞金的なものがまだ沢山あるからな!」

時雨「それなら僕達以外にも、作戦中に遠征で資材を調達してくれたみんなを楽しませてあげてよ。その方が僕は嬉しいな」

提督「そうか?まぁ時雨がそう言うなら……」

時雨「あっ、鎮守府でパーティーするのはどうかな?それならみんなで楽しめるし」

提督「食費が恐ろしいが……よし!そうするか!」

時雨「ありがとう!」

提督「それじゃあ帰るか。駅はあっちだな」

時雨「……ねぇ提督。帰りは歩いて帰らない?」

提督「え?一駅とは言え歩きだと結構かかるぞ?」

時雨「うん。でもね、まだ時間も早いし……」

提督「まぁ早いと言えば早いけど」

時雨「今日1日色んな所へ連れて行って貰って……服を買って貰って嬉しいし、ハンバーガーも美……食べれたし、ボーリングも楽しかったけど」

時雨「でもね、1番楽しかったのはこうやって提督とお喋りしながら歩いてる時だったんだ」

提督「ハンバーガー……」

時雨「だから……ダメ、かな?」

提督「ダメな理由が無い!!むしろ腕組んで歩きたいレベルだよ!!」

時雨「ほんとに?……うん、僕も同じ気持ちかな」ぎゅっ

提督「うっ……!」ガクッ

時雨「提督?そんなに屈まなくても腕は組めるよ?」

提督「うん……ちょっと男の事情でね」

提督(ああ……主張し過ぎない胸に腕が挟まれて……パイスラ状態に……)

時雨「ふふっ♪帰り道が1番楽しいなんて変な気持ちだね」

提督「まったくだ……でもこういう場合、1つ必ず起きるアクシデントがあるんだ」

時雨「アクシデント?」

ザバーッ!!

提督「そう、超高確率でゲリラ豪雨にみまわれるんだ」


時雨「はぁ、はぁ……なんとか雨宿り出来たけどビショビショになっちゃったね……」ビッショリ、ビッチリ

提督「ありがとうございます!ありがとうございます!!」

時雨「ごめんね……僕が歩いて帰りたいとか言ったから……」

提督「それも問題ないから大丈夫だよ」

時雨「そうなの……?」

提督「なぜならこう言う時は超超高確率でーー」


Hotel べんきょうべや 休憩3時間2980円

提督「休憩出来る所が近くにあるんだ」キリッ

提督(しかし金剛と違い駆逐艦とラブホテルなんて……見つかったら憲兵沙汰だぞ……)←昨日は金剛と朝まで

時雨「ハァー、ハァー……この時期に濡れちゃうと流石に寒いね……」ガタガタ

提督(しかしこのままでは風邪をひかせてしまう!やましい気持ちは無い!ただ艦娘の身体が心配で!!)

時雨「提督、もうこのまま走って帰っちゃおうか」

提督「いや、ここに休憩所があるじゃろ?なんか風呂とかもあるみたいだぞ(棒)」

時雨「でもここってラブホテルだよね……?」

提督「ファぁぁぁー!!しっ、知ってたの!?」

時雨「足柄が言ってたよ。どういう事をする所なのかもね……」

提督(足柄ー!駆逐艦になんてこと教えやがる!!)

時雨「……提督は僕の身体に興味があるの?」

提督「は、はい!?」

時雨「僕は扶桑や山城みたいに大人じゃないし胸も大きくないけど……」

提督「むしろそこが良かったりするんです」キリッ

時雨「そうなんだ…………うん、良いよ。提督の好きにしてよ」

提督「良いの……?」

時雨「僕も提督の身体……少し興味あるから……」


この後滅茶苦茶セッ

またかきます

ホテル

時雨「へー……中も凄く綺麗なんだね」

提督「ああ、そうだな」

時雨「うぅっ……寒いね。お風呂はあっちかな?僕お風呂の準備をしてくるよ」タッ

提督「うん……」

提督「…………」

提督(あああああ!良かったのかこれで!?駆逐艦とホテルなんて!着任したあの日、あれ程駆逐艦にだけは手を出さないと誓ったのに!!)

提督(駆逐艦とは軽いボディータッチまで。それ以上はしないと誓ったじゃないか!)

提督(清く正しく美しく。それが俺達宝塚歌劇団の遺訓だろ!)


時雨「お風呂も凄く広くて綺麗だったよ」

提督「時雨、あのな……」

時雨「はい。タオルで頭ふいてあげるよ」ワシャワシャ

提督「ああー……ダメになるー……」

時雨「あっ、お風呂の準備が出来たみたいだ」

提督「そうか。じゃあ先に入っておいで」

時雨「僕は大丈夫だから提督が先に入ってよ」

提督「なに言ってんだ。ガタガタ震えてるじゃないか……早くお風呂であったまっておいで」

時雨「そんなの提督だって同じだよ」

提督「これは体を意図的に震わせて体温を上げてるんだよ」

時雨「でも提督が風邪でも引いたら大変なんだから。僕の代わりはいくらでもいるけど提督の代わりはいないんだから」

提督「いいや!ここだけは譲れない。時雨が先に入るんだ。俺の代わりは愛宕でも務まるが、お前の代わりなんていないんだからな」

時雨「……だったら一緒に入ってよ」

提督「いや、願ったり叶ったりだけど……」

時雨「とにかく僕は提督が先に入るか、一緒に入ってくれるかしないとお風呂に入らないから」

提督「ええー……」

お風呂

時雨「いいお湯だね」

提督「ふひぃー……あったまらぁー」

時雨「今日は沢山歩いたから疲れたでしょ?足をマッサージしてあげるよ」

提督「足?ああ、ふくらはぎか」

時雨「どう?気持ちいいかな?」

提督「あー、こりゃ気持ちいい……体もあったまって足もじんわりして極楽だ」

時雨「そんなに気持ちいいなら僕もお願いしようかな?」

提督「え?」

時雨「ねぇ提督、僕のも揉んでよ」ちゃぷっ



僕のも揉んでよ僕のも揉んでよ僕のも揉んでよ僕のも揉んでよ……

提督「こ、こうかな……」

時雨「んっ……、確かにこれは気持ちいいね……」ぴくっ


提督は本能と理性の間で争い続ける

時雨「そうだ、濡れた服を乾かさなきゃ」ザパッ

提督「ふぁーっ!!時雨、み、見え、見え……!」

時雨「みえ?…………あっ」ちゃぷん

提督(煩悩消えろ!煩悩消えろ!煩悩消えろ!!キエー!!)

時雨「ねぇ……提督、やっぱり僕の身体に興味があるの……?」

提督「アルヨ!!……はっ!しまった!」

時雨「そっか……だったら触ってみる……?」

提督「そんな事したら大変な事になるから!」

時雨「僕の胸って同じ駆逐艦の夕立よりも小さいし触っても大したこと無いと思うけど」

提督「そ、そうか?確かに多少は違うかも知れないけど同じくらいだろ?」

時雨「全然違うよ。夕立って最近どんどん大きくなってるんだよ?」

提督「そうなのか……いや、俺は直に見た事なんて無いし、服の上からだとあまりよくわからないぞ?」

時雨「それは意外だな……提督って色んな駆逐艦とお風呂に入ってるのかと思ってたよ」

提督「最近だと睦月型を一緒に入れてやったくらいだな。卯月とか見てやんないとちゃんと頭とか洗わないしさ」

時雨「そっか……なんか僕だけ特別みたいで嬉しいな……♪」

時雨「提督、どうかな?ここにあったバスローブを着てみたんだけど」

提督「おー、良いな」

時雨「提督の服も一緒にお風呂場に干しちゃうね。乾燥つければ乾きそうだし」

提督「ああ、ありがとう」

時雨「提督のバスローブとタバスタオルもここに置いておくから、のぼせないうちに上がりなよ」

提督「はいよ」

ガチャッ

提督「…………」

提督「とりあえず一回出して落ち着くか」

提督「……ん?この干してる服」


服・ズボン・下着……下着……

提督「え?下着?下着が干してるって事は……あ、え?ノーパンツ……略してノーン?」

ガチャッ

時雨「提督!」

提督「あ、ひゃい!!」

時雨「あの……干してるの、あんまり見られたら恥ずかしいから早く出てね……?」

パタンッ……

提督「あああああああ!!」

風呂上がり

提督(結局またいつ入ってくるか分からないプレッシャーでスッキリ出来ずにすぐ出てきてしまった……)

時雨「雨……まだ止まないかな?」

提督「雨はいつか止むさ」

時雨「ふふっ、そうだね。雨はいつかやむさ……けど、出来ればもう少し長引いてほしいかな」

提督「時雨的に言うと良い雨ってやつか?」

時雨「うん。僕たちをここへ導いてくれたんだから……良い雨だね」

提督「ああ、理性が。手が震えてきた」

時雨「そうだ、足のマッサージをしたし腰もマッサージしてあげるよ」

提督「腰の!?あ、ああ!うつ伏せに寝てやるアレね!よしきた!」

時雨「よいしょ……」

提督(助かった……うつ伏せになれば股間は隠せえあああああ!!お尻いぃぃぃぃぃ!!)

時雨「どうかな?こんな感じで……」グッ

提督(尻が……!何もはいてないから直に尻の感触が!!!!)

提督「あだだだだだ!!」

時雨「えっ!?ご、ごめん、強く押し過ぎたかな……」

提督「いや、大丈夫……」

提督(うつ伏せだったから、ちんちん折れるかと思った……)

時雨「提督、本当に大丈夫?」

提督「ああ、大丈夫ぎゃあぁぁー!!」

時雨「提督!?」

提督「時雨……胸元が……」

時雨「あっ……」

提督(ベッドに刺さったかも……)

時雨「提督はそんなに胸に興味があるの……?」

提督「まぁその、男だから……ね」

時雨「こんな小さいので良かったら……もっと見てみるかい……?」スルッ

提督「とおおおっと!!ストップ!ストップ!スタァーップ!!」

時雨「……?」

提督「今、俺の中では10%の理性が必死に戦ってるんだ。そこにそんな物見せられたら……理性は死んでしまう!!」

時雨「理性が死んでしまったらどうなるの……?」

提督「それはもう……ね、時雨に襲いかかるだろうね」

時雨「うん……良いよ。僕は提督に何されても」

提督「しかし!憲兵沙汰と言うか、警察沙汰と言うか、大人が駆逐艦みたいな子供といわゆる性交的なアレはアレで!!」

時雨「でも秋雲とはしてたよね」

提督「なぜそのことを!?」

時雨「多分知らない子はいないと思うけど……」

提督「と言うか、今秋雲は関係ないよね?」

時雨「関係ない?」

提督「あ、そうか。あいつはあの制服だからよく間違えられるけど夕雲型じゃないんだよ」

時雨「うん、知ってるよ。陽炎型だよね」

提督「え?秋雲は秋雲型だよ?」

時雨「え……?」

提督「特型秋雲艦の秋雲だよね?」

時雨「?」

提督「え?練習巡洋艦だっけ?あれ?」

時雨「僕は駆逐艦だと思ってたけど……」

時雨「とにかく今はそれより僕だけを見てよ」

提督「時雨だけを見てたらもう我慢出来なくなるから!捕まるから!」

時雨「提督は僕に興味があったんじゃないの……?」

提督「それはその……しかし手を出す訳には」

時雨「……わかった。もう良いよ」

提督「あ、ああ……ごめん」

時雨「ううん、僕が勝手に勘違いしてただけだから。僕と同じ様に提督も……って」

提督「時雨……」スッ

時雨「触らないでよ」

提督「ひっ!?」

時雨「提督は僕に手を出さないんでしょ?それって興味が無いって事だよね?」

提督「いやいや、そこまで言って……」

時雨「こんなにその気にさせて……ここまで来てそんな事言うなんてひどいよね」

提督「おち、落ち着こう!な?」グッ

ドンッ!!

提督「いてっ!!ぼ、暴力はいかんよ、暴力は!」

時雨「触らないでって言ったよね?……提督には失望したよ」

提督(ひえー!!)

菱餅が出なくてムシャクシャしてやったまたかきます

提督(秩序は守ったが時雨を怒らせてしまったか……)

しゅるしゅる……

提督「あれ?時雨……?」

時雨「どうかした?」

提督「いや、その……」

時雨「提督、何か勘違いしてないかい?提督は興味なくても、僕は提督の身体に興味があるって言ったよね?」

提督「……はい」

時雨「あとは僕が勝手にするから。提督はこれ以上僕を失望させないでよ」

提督「勝手にするって……何を?」

時雨「足柄に聞いたよ。提督のこれを僕のここに挿れれば良いんだよね?」

提督(足柄ー!!)

時雨「……ごめんね、提督。一度だけだから。だってこんな事、もう二度とないかもしれないでしょ?」

提督「時雨……」

時雨「提督、大好きだよ」

提督「時雨……!」

ドンドンドン

憲兵「憲兵だ!!」

憲兵「この部屋に駆逐艦を連れ込んだ提督がいると聞き付けやってきた!大人しく出てこい!!」

提督「くっ……!もう嗅ぎつけやがったか!!」

憲兵「10数える間に出てくれば駆逐艦は無事に帰してやろう。ただし出て来なければまとめて蜂の巣だ!!」

時雨「蜂の巣……?こんな事でそこまでするなんておかしいよ……」

憲兵「提督と駆逐艦による性交は極刑、死罪をもって粛清する。それくらい誰でも知っているはずだ!知らなかったとは言わせんぞ!!」

提督「幸いここは二階……時雨、お前は窓をぶち破って鎮守府に戻るんだ」

時雨「でも……!」

憲兵「言っておくが、このホテルは我々数十名で完全に包囲させてもらった。逃げる事は不可能だ」

提督「ちっ……!さすが憲兵の対ロリ特殊部隊さんだな」

憲兵「ほう……貴様、我々の正体を知っているような口ぶりだな」

提督「ああ、駆逐艦好きなら誰でも知ってるさ。俺たちを捕まえる為だけに作られた最強の精鋭」

時雨「最強の精鋭……?」

提督「元艦男、しかも全員戦艦クラスだけで作られた特殊部隊さ」

憲兵「そこまで知られているとは……一応それは極秘情報なのだがな」

提督「ところでそろそろ10秒たったんじゃないか?」

憲兵「そうだな。ではそろそろ刑を執行させてもらおうか」

提督「こっちも蜂の巣にならない様に防護壁でも作らせて貰うさ」

ガスンッ!ドゴッ!!バタンッ!!

憲兵「防護壁か……なら蜂の巣は止めだ。貴様にはこの栄光の46㎝砲をくれてやる」

提督「46㎝砲だと!?」

憲兵「貴様は我々を甘く見ていたようだな。全員戦艦クラス?確かにそうだ。だか正しくは……全員大和型クラスだ!」

ドドドンッ!!!!

憲兵2「やったか!?」

憲兵3「あっ……」

憲兵3「隊長!天井に大きな穴が!!」

憲兵「ぐぬぬ……まだ近くにいるはずだ!追え!!」

提督「へっくし!!あ、いけね」

憲兵「ん?ああ、なるほど。逃げたと見せかけて実はここにいるパティーンか」

提督「…………」

憲兵「大人しく出てこい。10秒だけまってやる」

提督「さっきから結構待ってくれるな……」


憲兵「全砲門発射用意……」

提督「うむ……」

憲兵「ファイヤー!!」

ドドドンッ!!

憲兵2「やったか!?」

憲兵3「おまっ……」

提督「栄光の46㎝砲……?笑わせてくれる!そんな物が効くほど柔な鍛え方はしとらんわ!!」

憲兵「貴様……なんだその顔に巻いたタオルわ!!それで顔を隠したつもりか!!この化け物め!!」

提督「化け物ではない。忍びの者だ」

憲兵2「貴様!駆逐艦はどこへ隠している!!」

提督「知らん!そんな者は最初からいなかった!!」


その頃、時雨は穴から抜け出し脱出に成功。助けを求めて鎮守府へ向っていた。


憲兵「囲め!!数の暴力でねじ伏せろ!!」

憲兵2~31「あらほらさっさー!」

提督「くっ……!なんとか地上まで降りてきたが……なんてむさ苦しい威圧感だ……!くさい!!」

憲兵「黙れ!!俺たちはなぁ!貴様の様な艦娘に囲まれて面白おかしくイチャイチャやってる奴が許せないんだよ!!」

憲兵2「貴様に男だけの艦隊で過ごしてきた俺たちの悲しみが分かるか!?分からんだろうなぁ!!」

憲兵3「提督は女だったんだろうだと?ふざけるな!おっさんだったわ!!しかも……」

憲兵4「うわあああああああ!!その話はやめてくれー!!!!」

提督「なんだこいつらは……」

不知火「あら、提督……こんな所で何をしているんですか?」

提督「ぬいぬい!!」

不知火「……ぬい」

提督「かわいい!!」

憲兵「ちっ、仲間か。戦艦クラスが新たに敵に加わった!慢心せず十分に気をつけろ!!」

憲兵5「ハッ、あの程度の戦艦クラス、我々超戦艦の相手にならぬ」

ガシッ

憲兵5「あたたっ、頭が掴まれ……」

不知火「誰が戦艦ですか」

ズルズルズルズル……

憲兵5「ぎゃああああああああ!!頭が!頭が壁に擦り付けられ……ああああ!!」

提督「ひえーっ!紅葉おろしみたいに……ひえー!!」

不知火「私は正真正銘駆逐艦です」ぽいっ

憲兵5「…………」

憲兵4「しっかりしろー!!」

提督「ぬ、ぬいぬい……?」

不知火「ご安心ください。殺害したわけではありません」

提督「そ、そっか。そうだよな!」

不知火「解体しただけです」ぬいっ

提督「ぬいぬーい!!」

憲兵「ええい!何が駆逐艦だ!貴様の様な駆逐艦がいるか!!」

提督「マジで!?」

不知火「?」

提督「ぬいぬい!エッチしよう!!」

不知火「はぁ、時間と場所さえわきまえて頂けるのなら不知火は構いませんが」

提督「…………」チラッ

憲兵「ふぁーあ……」

提督「ぬいぬいはセーフ……!ぬいぬいは合法……!!」

ままたかきます

>>547
1 時雨
2 不知火
3 その他(駆逐艦)

しぐれ

返信早すぎて思わず書き込み時間何度も見直してしまった
時雨でまた夜に書きます

提督「しかしまぁ随分と人数集めたんだな」

不知火「人気が無いとは言え海の上でも無いのにドンパチしないで貰いたいですね」

憲兵「だまれ!こうなったら囲んで一斉に撃ちまくってやる!!」

提督「憲兵ってなんだっけ……」

不知火「なんだか良く分かりませんが……不知火は無関係なので帰っていいでしょうか?」

提督「無関係!?いまそこですりおろし憲兵作ってたよね?」


時雨「提督!大丈夫……あれ?不知火?」

提督「時雨!?鎮守府へ戻ったんじゃ!?」

時雨「うん。でもやっばり気になって……」

提督「今は最高に面倒な事になってるからこっちに来ちゃダメだ!危ない!!」

憲兵「よし!3人一斉に狙えば1人くらいヤレるはずだ!!」

憲兵2「1人くらいって……謙虚ですね!!」

提督「まずい……ぬいぬいと時雨が左右に分かれたこの状態じゃ2人を守る事が……」

提督「いや、出来る!この絶望瞬間に見えた僅かな希望にかければ……!時雨とぬいぬいを抱き抱えて飛びーー」

曙「なにあれ?」

提督「アエエエ!?曙ちゃんなんでー!?」

他提督「こら曙。向こうは立ち入り禁止の札があっただろ。帰るよ」

曙「はーい」

提督「なんだ、よその曙ちゃんか……あれはあれで素直で可愛いな」ギリッ

憲兵「撃てー!!」

提督「しまっ……もう間に合わない!!どちらか1人しか……」

時雨「えっ!?いつのまにこんな人数が……?」キョロキョロ

不知火「おや、靴紐が」ぬいぬい

提督「どっちだ!?俺が守るのは……!!」

クラインフィールド展開して、両方とも守ればいいじゃない(イイジャナイ

ドーン!!!!

憲兵2「ypaaaaaaaa!!顔面に叩き込んでやったぜー!!みたか糞戦艦!!」

憲兵「ぐぬぅ……」

提督「げほっ、げほっ……!大丈夫か、時雨」

時雨「提督……僕を守ってくれたの……?」

提督「そんな大袈裟な話しじゃないよ。ちょっと覆いかぶさっただけだ」

時雨「でも……!提督の背中に何発も……!それに不知火なんて顔に直撃して!!」

不知火「…………」もくもく

提督「ああ、なんてこった……」

憲兵2「隊長!!今からあれを回収して来ますんで!!お手柄ですよね!!」タッ

不知火「…………」

むんず……っ

憲兵「あれ?急に目の前が真っ暗に」

≪ああ、憲兵2がやられた!!≫

不知火「……ぬいっ」

バキッ!!

憲兵2「ああっ、なんか冷たい……え?ぬるい……いや、熱いような、冷たい様な……なんだこの感じは……」

不知火「不知火を怒らせたわね……」

憲兵2「痛み……なのか、これは……」

不知火「祈れ。生きてる間にお前が出来る事はそれだけだ」


提督「ああ……普段お人形さんみたいに可愛いぬいぬいがマフィアの恐い人みたいに……」

時雨「えっ?提督も不知火もどうしてそんなにピンピンしてるの?」

提督「ああ、時雨は知らなかったのか。艦男の事」

時雨「うん、詳しくは知らないかな……」

提督「なぜこの世に艦娘が沢山存在し、艦男は殆ど存在しないのか……それはな」

提督「単純に弱すぎるんだよ。あいつらは超戦艦とか言ってたけど、強さで言うと艦娘の駆逐艦以下……まるゆと素手で戦って引き分けたくらいだ」

時雨「そ、そうなのかい……?」

提督「うちの大和が街中で46㎝砲なんてぶっ放したら大事件だからな。あいつらの46㎝砲なんて豆鉄砲みたいなもんさ」

提督「実はホテルのドアも破壊できずに合鍵で入ってきたし」

時雨「でもそれならわざわざ庇ってくれなくても良かったのに」

提督「なに言ってんだ。その顔に擦り傷でもついたら大変だろ!あと煙吸ったり、においも!」

時雨「そっか……ありがとう、すごく嬉しいよ。でもどうして不知火じゃなくて僕を守ってくれたの?」

提督「ん?ぬいぬいはまぁ……避けなくても問題無いと悟った顔して靴紐結んでたからな。威力も分かってたし」

時雨「でも凄く怒ってるよ?」

不知火「沈めっ……地面に沈めっ……!!」バキッ!バキッ!

憲兵2「なんか……気持ちよくなってきた……」

提督「うへー……顔なんて狙うから……」

時雨「それだけなのかな?僕にはもっと別の理由で怒ってるように思えるけど……」

提督「別の理由?」

時雨「うん。多分……提督が自分じゃなく僕だけを庇ったから怒ってるんじゃないかな」

提督「でもほぼほぼ無傷だけど……」

時雨「助けてくれたのは凄く嬉しいけど、提督は女心ってのが分かってなさすぎるね。見てごらんよ、あの憲兵」

提督「だ、大丈夫……。艦男は防御全振りの盾みたいな頑丈さだけが取り柄だから……」

時雨「あの憲兵……多分数分後の提督の姿じゃないかな……」

提督「ふぁ!?」

不知火「フフッ……。もっと、もっと聞かせて……」ボスンッ!ボスンッ!

提督「何を!?えっ、やだ、恐い!!あの独り言恐い!!」

時雨「大丈夫。拳の雨はいつかやむさ」

提督「いつ!?しまった、こんな事だったらぬいぬいを助けるべきだった!!」

時雨「そんな事も無いと思うよ」

提督「だって!」

時雨「だってもし提督があの時、僕じゃなくて不知火だけを助けていたら……僕は提督の事……」

提督「…………」

時雨「…………」

提督「な、なんで黙ってるの……?」

時雨「うん……やめようか、この話は」

提督「なに!?もうあっちもこっちも恐い!!」

時雨「提督、少し怯えすぎじゃないかな?」

提督「怯えるよ!!」

時雨「フフッ、おどかして悪かったよ」

提督「はぁ……」

時雨「でもさっきの怯えた提督の顔……僕は好きかな」

提督「今日は新たな発見があったな」

時雨「新たな発見?」

提督「俺は今まで時雨の事を真面目で優しい女の子だと思っていたが……なにやら少しダークな所もあるんだって知ったよ」

時雨「それはなんだか失礼じゃないかな?」

提督「いや、お互い少し深く知り合えた訳だし」

時雨「そう……なのかな?じゃあもっと深く知り合えるように、提督には僕の夢も教えてあげるね♪」

提督「夢か……なんかんだ?」

時雨「僕の夢はね……」


時雨「提督を閉じ込める事さ」

提督……そのぬいぬいは「マフィアの怖い人」じゃなくて、激戦区のアフガンに投入された旧ソ連・元ヴィソトニキの大尉だ。
別名「世界で最もおっかない上位三人の女」の一人。

……ちなみにその人、幼少期はあなた好みの美少女ですよww

提督「俺を閉じ込める?」

時雨「うん♪僕はね、将来提督と結婚して一緒に暮らすんだ」

時雨「家は一戸建てで、将来を考えると子供用の部屋は最低でも2つ」

提督「なにそれワクワクしてきた!!ぬいぬいの方から鈍い音が聞こえるけど!!」

時雨「でも提督は女癖が悪いよね?鎮守府でもすぐ色んな子に手を出しちゃうんだから」

提督「それはまぁ……職業病と言うか、病気で……」

時雨「そう。提督の女癖の悪さは病気だと僕は思うんだ。だからね、提督を家に閉じ込めてその病気は僕が治してあげるよ」

提督「ん……?雲行きが怪しくなってきたな……」


時雨「提督は家に居てくれれば良いから。任務でお金を稼ぐし、家事も僕が全部するよ」

時雨「その代わり提督は家でずっと居てくれるよね?あっ、テレビもダメだよ?女の人が出てるだろうし」

提督「でもそれだと娯楽が……」

時雨「大丈夫。携帯電話を渡しておくから。でも提督はどこにもかけちゃダメだよ?僕からかけるからね」

提督「…………」


この時提督は思った。

提督(結構興奮するな)

時雨「最初は辛いと思うよ……。でも提督の病気を治すためだから一緒に頑張ろうね」

時雨「僕もこまめに電話して提督に退屈させないように頑張るから」

時雨「娯楽は一切なし。あるのは携帯からかかってくる僕からの電話だけ……やがて提督は僕からの電話だけが楽しみな1日を過ごすようになると思うんだ」

時雨「でも大丈夫。僕が家に帰ったら沢山お話して甘えさせてあげるから。ご飯を一緒に食べて、一緒にお風呂入って、一緒に寝て……」

時雨「あっ、その前にちゃんと手錠も外してあげなくちゃね」

提督「手錠とかされてるんだ俺……」

時雨「僕の計算では数ヶ月で僕に依存して離れられなくなって……」

時雨「提督は僕が家を出る時は悲しい顔をして、帰ってきたら犬みたいに喜んでくれるようになると思うんだけど……どうかな?」

提督「なるほど。悪くないなそんな生活も。俺も同じ気持ちだよ。……閉じ込めて時雨を俺に依存させる。最高だな!」

時雨「フフッ……やだな、提督。冗談に決まってるじゃないか」

提督「分かってるよ。俺も冗談だ」


2人の言っていた事が本当に冗談だったのかどうか……それは本人以外わからない。

ただ確実に分かっているのは、こうしている間にも憲兵2の死期が近づいている事だった。

時雨「さてと、じゃあ僕は先に帰ってるね」

提督「え?一緒に帰らないのか?」

時雨「だって早く不知火の機嫌を取らないと……いくら丈夫でも死んじゃうよ?あの憲兵さんも、提督も」

提督「俺も!?」

時雨「僕が言うのもなんだけど……怖いんだよ?女の子の嫉妬は」

提督「お、おう……」

時雨「じゃあ鎮守府で待ってるよ」

提督「……時雨」

時雨「ん?なにかな?」

提督「今日は楽しかったよ。また今度2人で出掛けような」

時雨「提督、そんなセリフ言ったら…………死ぬの?」

提督「生きる!!」

時雨「うん、そうだね。まだボーリング勝負で勝った時のお願いもしてないし、提督には生きててくれないと困るよ」タッ


提督「さてと……」

不知火「次のストレス解消人形(憲兵)はまだですか?」

憲兵「ひっ……!た、退避!退避ー!!」

提督「おーい、ぬいぬーい」



提督のぬいぬいご機嫌取り作戦が始まる

またかきます

不知火「もっと骨のある敵はいないのかしら……」ガスンッ!ガスンッ!

提督「それ以上いけない!骨が無いと言うか、もうあちこちおかしな方向に曲がって!!」

不知火「あら提督……これはなかなか骨のある敵みたいですね」ゴキンッ…

提督「味方、味方だよ!!」

憲兵2「おのれぇ……!この事はしっかり上に報告させて貰うからな……!」

提督「お前はお前でしぶといな!」

不知火「仕方ありませんね。記憶を消しておきましょう」

提督「えっ?艦娘にはそんな事も出来」

不知火「物理的に衝撃を与えて……」

提督「それ以上いけない!!」

不知火「仕方ありませんね……」

提督「はぁ……」ホッ

不知火「精神的に追い込んでおきましょう」

提督「……」


10分後

不知火「あなたが帰って最初にする報告は?

憲兵2「異常ありませんでした……」

不知火「今後、不知火と道でバッタリ出くわしたら?」

憲兵2「道の端に寄り、目を合わさないように俯きます……」

不知火「物分りが良くて助かります。では最後に」

グイッ!

憲兵2「ひっ……!」

不知火「先ほどは記憶を消すと言いましたがあれは間違いでした。訂正します」ズイッ

憲兵2「は、はい」

不知火「この顔、よく覚えておいて下さい。一生忘れないように……」

憲兵「…………」じょわわぁ…

提督「…………」じょわわぁ…

憲兵2「失礼します……」ヨロヨロ…

不知火「さて、提督は不知火に何かご用でしょうか?」

提督「う、うん。いや、あのー……ぬいぬいが怒ってないか気になって」

不知火「不知火が?どうしてですか?」

提督「あれ?怒ってない?……はぁ、なんだ。時雨が怒ってるんじゃないかって言ってたから心配してたんだよ」

不知火「そういえば時雨さんの姿が見えませんが」

提督「時雨なら先に帰ったよ」

不知火「良かったんですか?1人で帰して」

提督「ああ、自分で言いーー」

不知火「不知火よりも優先して大切に守った時雨さんを1人で帰して」

提督(あー……)

提督「ぬいぬい……やっぱり怒ってる?」

不知火「いえ、不知火は怒っていません」

提督「怒ってるよね?」

不知火「くどいですね。怒りますよ」

提督「あの時、俺が時雨を守ったのは単純にぬいぬいの方が戦闘経験値も高かったからで特別な意味は無いから!」

不知火「改二である時雨さんより不知火の方が強いとでも?」

提督「か、改二かどうかで強さが決まる訳じゃないだろ?」

不知火「そうでしょうか?……もしかして不知火は提督に愛されていないから改二もこないのではありませんか?」

提督(なんてこった。これは相当へそを曲げてらっしゃる)

不知火「思えば白露型のみなさんは改二がきたりオシャレになったり……優遇されていますよね。それに比べて陽炎型ときたら……」

提督「なに言ってんだ。最近は陽炎型が沢山増えてきて優遇されてるじゃないか!」

不知火「そうですね。浜風なんかはオシャレしてたりしましたし。時津風も個性的でとてもいい子ですよ」

提督「だろ?」

不知火「どんどん増える陽炎型のその影で私達最初からいる陽炎型の存在はますます薄くなっていますけど」

提督「そ、そんな事ないだろ?」

不知火「大きな作戦に駆り出される陽炎型は決まって雪風。不知火達は昔、建造の際に雪風のハズレ扱いをよく受けたものです」ぬいぬい…

提督(いかん。ぬいぬいの変なスイッチが)

不知火「何なんですか?呼び方に問題があるんですか?司令」

提督「いや、そういう事はまったく……」

不知火「しれぇー。しれぇー」

提督「やだっ、かわいい!!」

不知火「それともこのスパッツがいけないんですか?提督から寵愛を受けている秋雲も確かスカートで下着を露出させていましたが」

不知火「不知火もスパッツを脱いでスカートと下着をはけば」

提督「もうやめろ!馬鹿なことを言うな!不知火!!」

不知火「……司令」

提督「いいか?俺はな、そのスパッツに無限の可能性を感じているんだ……だからさ、スパッツを脱ぐとか悲しい事言うなよ…………」

不知火「何か腑に落ちませんが……わかりました」

提督「……ところでさ、さっきの話なんだけどスカートと下着を穿くって言ったよね?」

不知火「ええ。それが何か?」

提督「つまりその、今そのスパッツの下は……」

不知火「何も穿いていませんが。それが何か?」

提督「ハァ……ぬいぬい、やっぱぬいぬいは最高だぜ!」

不知火「そんな事より司令。不知火の機嫌を治したいならアイスを奢ってください」

提督「え?怒ってないんでしょ?」

不知火「いえ、実は怒ってます。なのでアイスを奢ってください」

提督「卯月の真似してくれたら奢っ」

不知火「ぷっぷくぷー。アイス食べたいっぴょん」←真顔

提督「……うん、食べに行こうか」



この後一緒にアイス食べて交尾して仲直りした。

またかきます

ヤることはちゃっかりヤったか。ちなみに場所はどこだ?

>>611
デパートでアイスを食べた後、男子トイレで。

提督が洋式のトイレに座ってぬいぬいは背中を向けて座り背面座位。
片手は壁について、もう片手で口を押さえながら人が来るたびに激しく突き上げる提督を涙目で睨みつけながら小さく喘ぐぬいぬい

そんな事をもうそうしますよね。紳士なら

提督執務室

提督「ほへー……」

愛宕「あら、ジェラシックパークですか?随分懐かしい映画を見てるんですね♪」

提督「なー……子供の頃映画館で見て半泣きになったよ。時間が経つのは早いもんだな」

愛宕「この音楽が良いわよね♪」

提督「分かる。なんかユニバーサルスタジオに行きたくなるよな!そう言えばもう10年くらい行ってないな」

愛宕「たまには休暇を取ってお友達とでも遊んできたらどうかしら?」

提督「とも……だち……?」

愛宕「あっ……」


青葉「スクープスクープ!大スクープです!!」

情報は青葉の手によって脚色され、こんな噂が流れ始めた

青葉「提督が今度ユニバーサルスタジオに行く計画を立てているみたいですよ!」

そしてその噂は人づてに広がり、さらに間違った情報へとなり……最終的に

『提督が今週の日曜日に艦娘を一人連れて大阪・ユニバーサルスタジオへ旅行に行くらしい』

と噂になっていた。

青葉「司令官と旅行に行きたいかー♪」

金剛「イエース!!」

青葉「ユニバーサルスタジオへ行きたいかー♪」

卯月「行きたい行きたい行きたいっぴょん!」

青葉「それではこれよりパートナーを決める大抽選会を始めます!ルールは簡単、この箱に入っている当たりくじを引けば決定です!」


提督「……え?なにこれ?」

愛宕「なんだか盛り上がってるし、もう行くしかありませんね♪」

提督「しかし日曜日は月初で忙しいんだけど……」

愛宕「私がやっておきますから。ゆっく、ら楽しんできてくださいね♪」

金剛「1番手はこの金剛デース!!」

比叡「ええ!?ですがお姉様、ここはある程度ハズレを減らして貰ってから引いた方が良いのでは……」

金剛「なに呑気な事言ってるデース!忘れたとは言わせないネ!この鎮守府には奴らがいる事を!」

雪風「ぜったい、大丈夫!」

時雨「二人きりで旅行か……悪くないね」

58「有給休暇でち!」


金剛「あの辺りに先にくじを引かれたらおしまいネ……!勝つには先手必勝、引かれる前に引いてしまうしかありまセーン!」

比叡「さ、さっすが金剛お姉様!比叡の考えが甘すぎました!!」

金剛「では早速……一発目でフィニッシュさせてあげるネ!!」

金剛「囁き、詠唱、祈り……念じろ!想いよ届け、バァーニング……ラアァァァブ!!!!」

金剛「…………」チラッ…


金剛「ノオォォォォーーーー!!!!」


鎮守府内外に金剛の悲鳴が響き、2人目がクジを引き始めた。

比叡「ヒェー!申し訳ありません、金剛お姉様……比叡もダメでした」

榛名「はぁ……」

高雄「そう上手くはいきませんわね」

愛宕「あらぁー……」

弥生「別に残念なんかじゃありませんよ……」

暁「うぅー……何よ!くじ引きなんてインチキだわ!」

雪風「幸運の女神のキスを感じませんでした……」

時雨「この結果には失望したよ」

58「またオリョクルでち」


程度「ん?意外だな。あいつらがみんな外すなんて」

衣笠「ちょっと青葉、本当に当たりクジはいってるの?」

青葉「もちろん!さぁさぁお次の方どうぞ♪」

漣「キタ……キタキタキタ!第七駆逐隊の時代キタコレ!!完全に当たりを引けとガイアが言ってるし!」

変な奴がいるぞ!

漣「ついに第七駆逐隊の時代……第七駆逐隊の時代……!」

曙「いいから早く引きなさいよ」

漣「当たりクジ、キタコ……コネー!!ふぐぅ……」

曙「しっかりしなさいよね。もう……」グイッ

漣「潮、あんただけが頼りだから!その類稀なるバディーと第七駆逐隊最高の幸運を持って、私達第七駆逐隊に光を」

潮「ごめんなさい、もう外れちゃいました」

漣「にゃぎゃー!!」

曙「いちいちうるさい!」

漣「朧……」

朧「え?」←ハズレ

漣「ううっ……ぼのぼの!ぼのぴー!ぼのちゃん!」

曙「曙よ!」

漣「ぼのっぺに全てを託すわ……第七駆逐隊の全てを。第七駆逐隊に栄光あれ!!」

曙「あんたいつからそんな暑苦しいキャラになったのよ……だいたい当たるわけないでしょ。こんなの……」ドキドキ…

>>623-625
それ以上いけない

曙「…………」チラッ

漣「ど、どう?ぽのちゃんと提督の愛の力で当たりを引」

曙「そんなもんあるか!ばか!!ハズレよ、ハズレ!!当たるわけ無いでしょ」

漣「ええー……」

曙「だいたい何が悲しくてクソ提督と2人で旅行なんか……そ、そんなの当たりじゃなくて罰ゲームじゃない!」

曙「ほんと、ハズレて清々するわ!フンッ」

漣「わかりやすいなぁ~、ぼのぷーは」

潮「うん、嘘を言う時は口数が増えるよね」

朧「蟹でも分かる分かりやすさ」

漣「まぁ元気だしなよ。よーし、今からぼのっちの残念会をやろう!」

潮「私も賛成」

朧「元気だしなよ」

曙「なっ……な、あんた達だってハズレてんでしょーが!!」

愛宕「第七駆逐隊のみんなは元気ねー♪誰か当たりを引いたのかしら?」

漣「そうじゃなくて今からこの曙ぼーのぼのぼーのちゃんを慰める残念会を開くんですよ」

曙「もう普通に呼びなさいよ」

愛宕「みんなハズレちゃったの?案外紙の端っこに当たりマークがあるかもしれないわよ♪」

漣「もちろん透かしたり炙ったりしたけどダメでした」

愛宕「あら?あらあら♪曙ちゃん、そのクジ当たってるんじゃないかしら♪」

曙「え?」

愛宕「ちょっと貸してくれるかしら?」

曙「いいですけど……真っ白ですよ?」

愛宕「うーん…………ほら!やっぱりここに当たりって書いてあるじゃない♪」

曙「ええ!?で、でも確かに……あれ!?ど真ん中に大きく当たりって書いて……」

漣「ちょっ……どうやったらこんな大きな当たりマーク見逃したの?」

曙「本当に真っ白だったのよ!!なんでこんな……」

愛宕「みんなー♪曙ちゃんが当たったみたいよー♪」

青葉「おおっ!それはまさしく青葉が書いた当たりクジ!おめでとうございます!!」

曙「えっ……?ええーっ!!」

漣「おめでとう」

潮「おめでとう」

朧「おめでとう」

曙「それやめて!!」

大抽選会終了後

曙「…………愛宕さん」

愛宕「何かしら♪」

曙「このクジ、愛宕さんのですよね?」

愛宕「さぁー、どうだったかしら?」

曙「とぼけようとしても……いくら何でも無理がありますよ!」

愛宕「いいじゃない♪誰かにあげちゃダメってルールも無いんだし♪」

曙「でも……どうして私に譲ってくれたんですか?……ううん、今日だけじゃない。いつも私を気にかけてくれて」

愛宕「パンパカパーン♪」

曙「え!?あ、パ……パンパカパーン……?」

愛宕「うーん……母性って言うのかしら?私、曙を放っておけないのよ♪」

曙「……?」

愛宕「曙ちゃんにはいっぱい幸せになって貰って、将来的には……」

曙「将来的には……?」

愛宕「ふふふっ♪私と養子縁組して私の娘になって欲しいのよね♪」くねくね

曙「え……ええーっ!?」

愛宕「私がママで、提督がパパ♪今からママって呼んでも良いのよ?さぁ、レッツトライ♪」

曙「そ、そんなの…………いきなりは無理ですからー!」ダッ


愛宕「あらぁ……あの反応、脈ありかしら♪」

また書きます。次からは提督と曙ちゃんの旅行です(2人とは言っていない)

出発当日

提督「なんだかよく分からんが曙ちゃんと旅行出来るなんて俺は幸せ者だなぁ」

曙「…………」

漣「しっかり第七駆逐隊の名前を売ってくるのよ!そしたらアニメ2期1話で漣、着任しました!を……」

愛宕「行ってらっしゃーい♪」

初雪「これ……お金渡すから大阪限定ジバニャンキーホルダー……お願い!」フスーッ

漣「どこに行っても第七駆逐隊の曙って言うのよ!わかったー!?」

曙「私、やっぱり行かない」

提督「……えっ?」

曙「あんたなんかと2人で旅行なんて行かないって言ってんのよ!このクソ提督!!」

提督「あれっ!?なんか土壇場で振られたみたいになってんだけど!!」

漣「ど、どどど、どうしたのよ!しっかり売り込みなさいよー!!」

曙「嫌よ。クソ提督と2人で旅行なんて行ったら何されるか分かったもんじゃないわ。どうせセクハラ三昧でしょ!」

提督「どうしよう。ぐうの音も出ない」

曙「まぁ……どうしても一緒に行って欲しかったら、保護者同伴なら考えてあげても良いけど……」

提督「保護者?」

曙「そうよ!あんたが変な事しない様に見張る熟練監視員よ!……そうね、愛宕さんとかなら良いんじゃない?」

提督「しかし愛宕には留守の間、俺の代わりを頼んであるしなぁ……」

曙「あっそ。じゃあ行ってあげない」

愛宕「あらー……困ったわねぇ」

提督「ふえぇ……」

高雄「良いじゃない愛宕ちゃん。鎮守府の事は私達に任せて行ってきなさい。こんな時の為に私だって秘書見習いしてたんだから」

妙高「私もお力添えします。たまには羽を伸ばしてきてください」

愛宕「じゃあお言葉に甘えちゃおうかしら♪」

曙「良かったわね、クソ提督。これなら一緒に行ってあげても良いけど?」

提督「上から目線でなんて生意気な……!本当にありがとうございます!!」

高雄「ふふっ、なんだか3人で並ぶと親子見たいね」

愛宕「そうかしら♪」

曙「誰がこんな……あ、愛宕さんはともかく父親がクソ提督とかありえないから!!」

提督「またそんな口をきいて。さあ、パパと呼びなさい」

曙「しね!!」

高雄「はいはい、家族水入らずで行ってらっしゃい」

妙高「その前に……よいしょ」グイッ

妙高「家族水入らずの旅行に秋雲さんを持って行くのは感心できません。没収です」

提督「ハッ!!」

愛宕「それじゃあ後のことはよろしくねー♪」

曙「ほら、さっさと歩きなさいよ!」

提督「なんか体が軽くて心が不安になってきた……」


秋雲「いやー、助かったよ。ありがとね。あの面子と一緒に旅行とか居場所無いし。これでゆっくり休めるよ」

妙高「家族水入らずですから……分かっているわよね?青葉」

青葉「ぎくぅっ!!」

妙高「どうしてあなたが旅行カバンを用意しているのかしら?」

青葉「こ、これはその……カメラの機材を……」

妙高「機材を?」

青葉「あ…………あははは!機材のチェックを済ませて今から部屋に持ち帰るところだったんですよ!それでは失礼します!!」シュタッ

妙高「まったく……」

青葉「やれやれ……今回の取材は普通に考えてお預けですね」

青葉「あの妙高さんに勘付かれる事なく鎮守府から脱出するなんて不可能ですから……」

青葉「そう!青葉以外ならね!」ぺろり

青葉「こんな事もあろうかと鎮守府外に繋がるトンネルを作っておいたんです♪」

青葉「この穴を抜ければ門を通らず外に……あ、あれ?お尻がつかえて……またちょこっと成長しちゃったのかしら……?」

青葉「うーん……!!」グググッ

『お困りの様ですね。手伝いましょうか?』

青葉(ひゃー……!青葉、絶体絶命の大ピンチです……!!)

青葉「や、やですよお、妙高さん。茶目っ気です茶目っ気♪てへっ♪」

赤城「妙高さんですか?確か門のあたりにいましたけど?」

赤城「赤城さん、加賀さん!!」

青葉「いやー、助かりました。感謝です!」

加賀「まったく、世話の焼ける子が多くて大変ね」

赤城「服が汚れていますよ?」サッサッ

青葉「重ね重ねありがとうございます!では青葉、少し急いでますので失礼します!」

ガシッ!!

青葉「……あ、あの、まだ何かご用ですか?」

赤城「青葉さん、大阪へ行くんですよね?」

青葉「えっ?まぁ……はい」

加賀「食い倒れの街……流石に気分が高揚します」

青葉「…………そ、それでは失」

赤城「そのー……私達も連れて行ってもらえませんか?」

青葉「えっと、それは構いませんけど……ちなみに旅費は……」

加賀「私達の旅費ならあなたの財布に入っているわ」

青葉「ぎゃー!か、勘弁してくださいよ!!」

加賀「この写真……私達のお風呂上がりのようだけれど……どうしてこんな物が五航戦の部屋で見つかったのかしら?」ズイズイ

青葉「…………」

赤城「楽しみですね、加賀さん♪」

加賀「はい。赤城さんと旅行なんて夢のようです」

青葉「約束通り写真の件はこれで無しですからね!」

赤城「はい♪」

青葉「それと旅の最中、何枚か撮らせてもらいますよ!」

加賀「分かっているわ。好きにしなさい」


青葉「あっ、新幹線が来たから乗りますよー」

加賀「あっちの方が空いているけれど」

青葉「青葉達は自由席なのでこっちです」

赤城「席が空いていませんね……どうしますか?」

青葉「仕方ありません。二号車と三号車の間で立ってましょう」

赤城「駅弁って言うの来ますよね♪」

青葉「お金は節約してください!」

加賀「喉が渇いたのだけれど」

青葉「まあそのくらいなら……」

加賀「すみません、シャケ弁当8つとお茶を2本」

青葉「ちょとー!何お弁当まで頼んでるんですか!しかも4つづつも!!」

赤城「あっ、私も同じ物を同じだけお願いします♪」

青葉「アァァーーッ!それ1人分なんですか!?」

加賀「車内では静かにしなさい」もぐもぐ

青葉「静かにさせてください!」

赤城「青葉さんも食べますか?」もぐもぐ

青葉「誰がお金を払うと思ってるんですか……」

赤城「すみません、さっきのお弁当3つ追加で♪」

青葉「そんなに食べませんよ!1つで十分ですから」

赤城「あっ、でしたら4つで♪」

青葉「3つは自分の分だったんですね……」

加賀「味はいまいちね」

青葉「…………」


提督「なんだ、あっちは賑やかだな」

曙「もう!旅行に誘っておいて自由席とかありえないんだけど!」

またかきます

提督「ぐえー……これ乗車率150%くらいいってんじゃないのか……?」

曙「ほんっと、最低よ!最低!!」

愛宕「でもこう言うのも楽しいじゃない♪」

曙「愛宕さんはクソ提督に甘すぎ!こんな時はもっと」

提督「よっと」

ドンッ!

愛宕「あら、これは2人まとめて壁ドンってやつねー♪」

曙「なっ……何よいきなり!こんな隅に追いやって……そんなんで脅かしたつもりなの!?バッカみたい!!」

提督「痴漢防衛戦!こうしてれば2人は誰かと押し合ったりしないで済むだろ?」

愛宕「こう言うの、ちょっとキュンッとするものなんですね♪」ドキッ

曙「って言うか、状況的には痴漢に追い詰められてるようなもんじゃない。この痴漢クソ提督!」

愛宕「でも提督、この体勢しんどくありませんかー?」

提督「大丈夫大丈夫。横綱に押されまくっても守ってみせるよ」

曙「どういう状況なのよそれ……」

プシュー……

相撲とり達「やっと新幹線に乗れたッス!」

相撲とり達「自分たちは自由席ッス!」

相撲とり達「もっと詰めるッス!!」

ギュウギュウ……

提督「…………」

曙「ほらほら、しっかり守りなさいよ?クソ提督♪」


提督が2人を壁ドン状態で守っている時、青葉は一航戦の2人にダブル壁ドンされていた。

提督「うぐぅ……もう無理…………」ガクガク

曙「情けないわねえ。さっきまでの威勢はどうしたのよ」

提督「いや、体力的な問題じゃなくて……男臭いと言うか、汗臭いと言うか……この臭いが無理……」

愛宕「確かにムワッとしてるわねぇ……ガムでも噛みますか?」

曙「そんなにこの臭いが嫌なら私の頭のにおいでも嗅いでなさいよ。うりゃうりゃ♪」グリグリ

提督「…………」

曙「何よ。なにか言いなさいよ」

提督「スーハー……スーハー……!曙ちゃんの頭皮の匂い、髪の匂い!!スーハー、スーハー!!」クンカクンカ

曙「ちょっ……!なに本気にしてんのよ!!このクソ提督!!離れ……なによこの吸引力!!」


そんなやり取りをしている時、加賀さんは痴漢に尻を弄ばれていた。

曙「もう!離れなさいってば!!」グイッ

提督「ああ……オアシスが……」

愛宕「やっぱりガム噛んだ方が良くないですか?スッとしますよ♪」

提督「でも匂いの問題だしな……」

愛宕「ふーっ♪」

提督「うわっ!この辺りの腐った空気が浄化されていく!!」

愛宕「よくガムのCMであるわよねぇ♪こうやって息を吹きかけるの♪」フーッ

提督「マジこれ可愛い女の子にされると興奮するな……凄いわ……」クンカクンカ

曙「…………」ふー…

バッ!!ガサガサッ!!

曙「な、何したのよ今!!」

提督「ビニール袋に息を保存しました」

曙「そんな事すんな!!このクソ提督?!」

提督「とりあえずもう一袋……息を売ってくれまいか!!」

曙「そんなの何に使うのよ!!」

提督「ナニに使うのよ!!」


結局次の駅で相撲とりは降り、一同は無事大阪に到着。

腕の骨を折られたくない痴漢の奢りで加賀さん達は昼食を済ませた。

一航戦と青葉

ドンッ!!

青葉「えと……す、すみません、一航戦のお二人に青葉なんかを守らせちゃって……」

赤城「何を言っているんですか。青葉さんにもしもの事があったら……」

加賀「誰が向こうで飲食のお代を払うと言うの?」

青葉「青葉を財布みたいに言わないでください!」

赤城「スポンサー……?」

青葉「いっしょですよお!!こうなったらもう……お二人に壁ドンされてる写真を主観視点で撮らせて貰いますから!」

加賀「別に構わないわ」


結構高く五航戦売れた

眠気に襲われてます!またかきます

青葉「それにしても凄い人ですね……お相撲さんが何人も入って来たから人の波が押し寄せて……」

青葉「青葉は全然大丈夫ですけどお二人は平気なんですか?」

赤城「何がですか?」

青葉「その様子だと圧力とかは平気そうですね……」

青葉「でもお二人はとてもグラマラスですから、痴漢とかされないんですか?」

加賀「痴漢?それはさっきから執拗に私のお尻を触っている人の事ですか?」ヒソヒソ

青葉「ええっ!?あっ本当です!凄くいやらしい手つきで加賀さんのお尻を……!」ヒソヒソ

加賀「まったく……この程度のテクニックで痴漢だなんて笑わせてくれるわね。いかに提督のテクニックが凄いか思い知らされるわ」ボソッ

青葉「笑ってないで、撃退しなくていいんですか!?」ヒソヒソ

加賀「もうすぐ目的地に到着でしょ?それまでは我慢するわ。こんな所で暴れて強制送還なんてごめんですから」ヒソヒソ

赤城「すぐそこに食い倒れの街が待ってますからね♪」

青葉「そこまで執念を……」


青葉はそう思いながら、ローアングルでrecボタンを押した。

新大阪駅

加賀「待ちなさい」グイッ

男「はあ!?なんだいきなり!!」

加賀「あなた、痴漢ですね」

男「なに訳わかんねー事言ってんだ!!証拠でもあるのか!?ええっ?」

青葉「…………」←押収されると困るので遠くを見つめてやり過ごす青葉

赤城「まぁ……困りましたねぇ……」

加賀「そうですね……」

男「何が困りましただ!お前らの勘違いで俺の人生終わっちまうんだぞ!!おら、謝罪しろ!!謝罪だ!!」

赤城「これは更生の余地がありませんし……」

加賀「やむ終えません。沖に連れて行き始末しましょう」

青葉「ひゃー……」

男「……え?始末?」

加賀「腕の骨を折る程度で許してあげようと思っていたのですが」

赤城「仕方ないですね」

男「な、なに言ってんだ!人殺しなんて大罪だぞ!!」

加賀「なに眠たい事言っているのかしら?」

赤城「私達艦娘は大戦の前に鎮守府前でイ級と言う駆逐艦達を無差別に狩り気分を高揚させたりするんですが……まさにそんな感じですね」

加賀「いえ、イ級は沈めても何らかの方法で修復され復活してきますが、コレは使い捨てですからイ級に失礼ですね」

男「なに言ってんだあんたら……!さっきも言ったけど人殺しなんて」

加賀「何を勘違いしているの?私はあなたと沖合い数十キロへ遊びに行くだけ。そこであなたは勝手に溺れて、沈む。これは事故よ」

青葉「……あのー」

男「ひっ……!」

青葉「まだ間に合うかもしれませんよ?謝った方が良いんじゃないですか?」

男「すいませんでした!!警察にでも突き出してください!!」

青葉「お二人とも、ここまで言ってますしどうか穏便に……」

加賀「そうね……」

男(ちょろい)

加賀「なら選ばせてあげるわ」

男「?」

加賀「二度と悪さ出来ない様にバキバキにへし折るか」

加賀「そんなにお尻が好きなら……肘から先を切り離してあなた自身の尻に突っ込むか……」

赤城「私達にお昼をご馳走するか♪」

男「お昼をご馳走でお願いします」即答

加賀「赤城さん……なんて慈悲深いお方……」

青葉「ああ……なんて酷い事を……」

加賀「それでは行きましょうか。私達の心の傷を癒しに」

男「あの、今持ち合わせがあまり無くて」

赤城「大人からありますよね?魔法のカード♪あれがあると何でも買えちゃうとか♪」

青葉「赤城さんの悪気の無い笑顔が怖い……」


後日、一航戦の天然痴漢物は過去最高値でTさんに売れたらしい。

またかきます

その頃鎮守府……

電「わあぁ……おっきなお雛様なのです」

雷「よくこんな大きいのがあったわね!」

響「ハラショー」

暁「当然よ!今日は女の子の日なんだから!」

大井「なんかソレ変に聞こえるからやめなさい」

鳳翔「雛あられと美味しい甘酒の用意ができましたよ」

間宮「夕飯はご馳走だから食べ過ぎないようにね♪」

伊良湖「伊良湖もお手伝いしました!」


吹雪「3人の合作だなんて凄いですね!」

初雪「凄いごちそうの予感……!」

敷波「でも良いのか?あの人達いないのにさ」

漣「わかった!実はハズレクジが当たりだった訳ですね!!」

鳳翔「そう言ってもらえるように頑張るわね」

間宮「さあ、ちびちゃん達はこっちよー」

暁「ちびちゃんじゃないし!もうお酒を飲めるくらい大人なんだから!」

雷「甘酒でしょ?だいたいそう言いながら一番先頭に並んでるじゃない」

暁「う、うるさいわね!レディーはいつだってナンバーワンを狙ってるの!」

わいわい……

夕張「うーん……鳳翔さーん」

鳳翔「はい、なんでしょうか?」

夕張「あのー、うちの1番小さいチビはきましたか?」

鳳翔「1番小さい……?あっ、そう言えば見てませんね」

夕張「おっかしいなぁ。こう言うのには真っ先に飛びついて来るのに」

能代「小さいチビってほっぽの事?」

夕張「うん。どこかで見なかった?」

酒匂「えーっと……確か朝、おもちゃを持って海に出て行ったような……」

夕張「ゲッ……それ本当?まずいなぁ……あの子今なーんかやたらと狙われてるのよね」

北上「狙われてるって……他の鎮守府に?」

大井「まぁ一応深海棲艦だから出くわせば戦闘になるのは仕方ないと言えば仕方ないわね」

夕張「そうなんだけど……どうも様子がおかしいって言うか、ほっぽだけを狙ってるような気がするのよ」

阿賀野「じゃあ、うちに居ついてるのはもしかしてー」

夕張「保護目的だったのよ。最初は提督が誘拐して来たのかと思ったけど……」

矢矧「でもあの子が居なくなるのなんてしょっちゅうでしょ?そのうち帰ってくるんじゃないの?」

夕張「でもあの子、うちに居つくようになってから艦載機の装備も疎かで……」


鳳翔「はいはい、まだまだありますから慌てないでくださいね」

たこ焼き「オイシイ!オイシイ!」


夕張「艦載機置いて遊びに行くから、もはやただの幼女なのよ……」

矢矧「よく今まで無事に帰ってこれていたな……」

夕張「提督が変装して守ってたのよ。聞いたことあるでしょ?最近、大和型すら手玉にとる深海艦男がこの辺りにいるとか……」

能代「武力を持って蹴散らすのではなく、セクハラをもって骨抜きにしてしまうとか言われてたわね……あれって提督だったんだ……」

夕張「まあバレバレだけどね……でもその提督が居ない今、ほっぽを1人にするのは危険なのよ」

球磨「話は聞かせて貰ったクマ。たまには軽巡も活躍するクマ」

多摩「多摩だけに、たまには活躍するにゃ」

鬼怒「うんうん!みんなでほっぽちゃんを探そうよ!」

五十鈴「仕方ないわね。最近川内型ばかり目立ってるし私達も活躍しなきゃ!」

龍田「子供の事なら天龍ちゃんにお任せね♪」

天龍「専門家みたいな言い方すんな!チッ、まぁ探すだけ探してやるよ」

名取「あっ、姉さん……まだ準備が」

長良「いけるいける!走って走って走りまくれば見つかるから!!ほら、さっさと行くよー!」

由良「はぁ……すみません、自由な姉で」

大淀「私は鎮守府に残って情報をみなさんにお伝えしますね」

夕張「ありがとうみんな……よーし、じゃあササっと見つけて雛祭りを楽しみましょー!」

一同「おーっ!」タッタッタッ


阿武隈「ハァー……やっと前髪のセットがおわった……あ、あれ?みんなは?」

北上「よっこいしょ。あんたの事忘れてみんな先に行っちゃったよー」

阿武隈「ひっ、き、北上さん……え?先にって何処へですか?」

北上「んー?ほっぽが行方不明だから軽巡仲間で探すんだってさ。あんたも行くならついて来なよ。じゃあ伝えたから私も行くねー」

阿武隈「え?ええ!?あ、あのっ、い、いけるけど!」

またかきます

武蔵「うむ……思わぬ所で北方棲姫を発見したな」

大和「でも良いのかしら。ここって私達の管轄外よね?」

陸奥「うーん、通りかかったら深海棲艦を見つけたので撃沈したって言えば大丈夫じゃない?」

ほっぽ「ヒシモチ、ナイヨ」ふるふる

長門「菱餅は無いと言っているが……」

加賀「聞いてもいないのに否定なんて、持っていると自白しているようなものね」

赤城「子供の見た目をしていても相手は姫級……慢心せずいきましょう」

ほっぽ「ヒシモチナイヨ!」


夕張「ちょっとストップ、ストーップ!!」

武蔵「む?」

夕張「子供相手に戦艦と正規空母が何してるんですか!」

武蔵「北方海域に向かっている最中に北方棲姫を発見。撃沈する所だが何か問題があるか?」

夕張「ここは私達の管轄です。勝手な事しないでいただけますか」

大和「深海棲艦を発見したなら撃沈するのが我々艦娘に課せられた任務のはずですが……」

夕張「だからってこんな子供にまで手を出すなんてかわいそうじゃないですか!」

長門「ならばその北方棲姫に沈められた艦娘はどうなる。仇を取ってやらねば報われまい」

夕張「この子は艦載機も持ち歩いてないにそんな事しません!」

加賀「やけに深海棲艦の肩を持つじゃない。まさか深海棲艦と繋がりがあるんじゃないでしょうね?」

夕張「ううっ……」

ほっぽ「ヒシモチナイヨ!」

陸奥「あら、もしかして図星?そんな事が知れ渡ったら大事件よ?」

長門「我々も正直気は進まないが……これも任務だ。やむを得まい」

夕張(ぐうの音も出ないくらい正論で辛い)

ちょっと仮眠タイム

赤城「あなたの気持ちも十分分かります。ですがここは退いていただけませんか?」

大和「私達は一刻も早く菱餅を集め、鎮守府へ帰らなくてはならないんです」

夕張「菱餅なら他にもたくさんあるらしいじゃないですか!なにもこんな小さな子から奪い取らなくても……」

陸奥「私達にはもう時間が無いのよ!!早く集めて帰らないと提督が……もう駆逐艦の子達が泣く姿は見たくないの!」

夕張「何それ……まさか菱餅を集めないと暴力を……?」

大和「徐々にですが痛めつけられ、最後は死に至ります……」

夕張「そんな……」

大和「提督の毛根が……」

夕張「ああー……」

加賀「たった1人の深海棲艦の犠牲で提督の毛根と沈みきった鎮守府の雰囲気が救われる……」

赤城「我々にも退けない理由はあるんです」

夕張「確かにお気の毒ですけど……私だって譲れません!この子は私の妹みたいなものなんです!」

ほっぽ「…………zzz」すぴー

夕張「いい事言ったつもりだけど寝てる……」

武蔵「ええい埒があかん!こうなれば多少強引だが力づくで行かせてもらおうか」

夕張「ほっぽ!起きなさい!!逃げるわよ!!」

ほっぽ「セナカノキズハ、ケンシノハジ!」

夕張「ああもう、また勝手に私の部屋でアニメ見たわね!」

大和「狙いはあくまで北方棲姫。艦娘さんへのダメージは無いようにお願いします」

加賀「しかしあれだけ密着されていては難しいかと」

大和「……やむ終えません。では被害は最小限に留めるようにお願いします」

夕張「ちょっ……嘘でしょー!?私、走るのは苦手なんだってばー!!」

天龍「こら!!うちのシマで好き勝手してんじゃねー!!」

鬼怒「夕張ちゃん達に手を出したら激おこだよ!!」

木曾「俺達に硝煙の匂いを嗅がすんじゃねーぞ?そうなったら誰にも止められねーからな」

球磨「凄んでもクマさん柄のパンツがチラチラ見えてるクマー。そんなにお姉ちゃんの事が好きなのクマ?」

木曾「今良いところなんだから黙っててくれ!!」

多摩「ネコさんのパンツじゃないなんて残念にゃ……木曾は多摩より球磨の方が好きなのにゃ」

木曾「そんな事無いって!明日はネコにするから!!」

球磨「木曾は優しい子だクマ。お姉ちゃん達の自慢の妹だクマー」

木曾「や、やめろよ……」

多摩「ではもう一度どうぞにゃ」

木曾「え?あっ……俺に硝煙の匂いを……って恥ずかしいわ!!」

球磨「本当にからかいがいのある可愛い妹だクマ」

夕張「みんな……!」

武蔵「なんだ、ゾロゾロと援軍が来たと思ったら軽巡ばかりか。話しにならんな」

北上「あー、勘違いしないでくれるー?私は雷巡になったスーパー北上様だよー」

武蔵「なら貴様から攻撃させてもらおうか」

北上「うひー。装甲は薄いんだから勘弁してよー」

夕張「とにかく!これ以上好き勝手させる訳にはいきません!こうなったら逃げるのは止めて私達だって防衛させてもらいますから!」

加賀「大きく出たわね。数は集まった様だけど……制空権を喪失して超戦艦級を相手にあなた達軽巡がどこまでやれるかしら?」

赤城「今のを要約すると、あなた達に勝ち目は無い。傷つけたく無いから大人しく北方棲姫をよこしなさい!です♪」

夕張「そんなのやってみなくちゃ……」

長門「長門型の装甲は貴様らでは抜けん。無駄な抵抗は止めてそいつを渡して貰おうか」

能代「今のセリフ、うちの長門さんが言うと違った理由に聞こえるよね……」

武蔵「おしゃべりはここまでだ!行くぞ!」

夕張「いやいや、来ないでください!帰ってくださーい!!」

ほっぽ「カエレ!!」


大淀「みなさん、聞こえますか!?その付近に感ありです!数は6!気を付けてください!!」

北上「いやー、なんて言うの?もう手遅れって言うか、情報遅すぎかなー。もうやる気マンマンだし」

大淀「いえ、そちらじゃなくて後方に……」


港湾棲姫「カエレト……イッテイル……」

陸奥「これは……」

飛行場姫「もう。こんなの放っておいて早く鎮守府いきましょーよー」

戦艦棲姫「まあそう言うな。ほっぽもいるんだ。見過ごせまい」

空母棲姫「提督……♪」

離島棲鬼「またあの提督式徹甲弾(三式弾改)を味わいたいものだ……♪」

ヲ級改「ヲッ」

武蔵「これはまた……随分と変わった増援じゃないか」

加賀「でもこれでハッキリしたわね。彼女たちと深海棲艦との癒着が」


夕張「いや……どちらかと言うと、前も後ろも……敵に囲まれた感じなんだけど……」

またかきます。
今日中に菱餅話しは終わらせて大阪話しへ戻ります。

上層部「では最初はドーンと来て」
深海提督「あとは流れで行きますわ」
こうですねわかります

>>760 ルート洗濯を

1 赤城・加賀・青葉ルート
2 提督・愛宕・曙ルート

2

食べ放題関係は、
焼肉、回転寿司、しゃぶしゃぶ、チョコレート、みかん、スイーツ、カニ+今のスレかな?
もういつから書き始めたかわからなくなってしまった

武蔵「あれだけ姫クラスが揃うとさすがに厄介だな」

離島棲鬼「ちょっと!私もいるのだけど!」

ヲ級改「ヲッ?」

大和「制空権は確保出来そうですか?」

加賀「飛行場姫に空母棲姫……さすがに私達2人でも荷が重いわね」

陸奥「制空権も無い状態だと流石に……」


夕張「よし……向こうも怯んでるしココは今だけ……」

飛行場姫「ハァ!?提督が留守!?」

球磨「そうクマー。提督は旅行で大阪に行ってるクマ」

空母棲姫「そんな……地上では今日が女の子の日だと聞いたから用意して来たのに……」

多摩「残念だったにゃ。また日を改めるにゃ」

木曾「馬鹿!日を改めるじゃなくて二度と来るんじゃねー!!」

離島棲鬼「あの人がいないならこんな場所用ないわ。帰りましょ」


夕張「うわー……球磨型のみんなは肝がすわってるわね…………って帰る!?」

戦艦棲姫「まったく。薄情な奴らだな」

港湾棲姫「まあ……いつものコト……」

ヲ級改「ヲッ」

夕張「ちょっ……これって戦力的にどうなの……?」チラッ


赤城「あの航空戦力ならなんとか制空権は奪えそうですね」

長門「となると後は殴り合いの戦いか」

戦艦棲姫「面白い。殴り合いなら私達の得意分野だ」

港湾棲姫「殴り合いハ……キライ……」

球磨「こんな凶悪な手をしてよく言うクマ。なんかちょっと熊っぽくてカッコいいクマー」ぺちぺち

多摩「コークスクリューブローをねじ込んでやるにゃ」

木曾「改造して義手か……ありだな!」キラキラ


夕張「だからなんであんた達はそんなに馴れ馴れしいのよ!一応深海棲艦なのよ!?」

武蔵「これが本当に最後の忠告だ。我々はこれより深海棲艦との戦闘に入る。邪魔は許さん」

夕張「ちょっと!だからこっちは私達の管轄だって……」

武蔵「もし邪魔立てするなら深海棲艦に加担したとして攻撃対象と見なす」

夕張「演習以外での艦娘同士の戦闘は禁止されてるはずです!」

武蔵「深海棲艦と同じ思考を持つ者を見過ごす訳にはいかない。抵抗するなら仕方あるまい。……行くぞ!」

大和「武蔵、本気なの?」

武蔵「あくまで目標は深海棲艦だ。しかし万が一それに加担するなら中破くらいまではやむ終えまい……出来ることなら抵抗してくれるなよ……」


「お待ちなさい!!」

陸奥「誰!?」

夕張「あ、あれは……!!」

ゴゴゴゴゴ……

天龍「へっ…………」

一同「変態だー!!」

「…………」

長門「あの姿は……奴か!!」

陸奥「ええ、間違いないわ……あれはあの時の……艦男!!」

艦男「変態って……」

北上「何あの恥ずかしい人」

大井「何考えてんのかしら」

球磨「これには流石の球磨ちゃんもドン引きクマ」

名取「バッタ仮面……のコスプレですよね……?」

木曾「おいおい……」キラキラ

天龍「カッコいいじゃねーか……」キラキラ

夕張「そんな……!変態仮……艦男してた提督は居ないはず……」

艦男「あなたたち、無駄な争いは止めなさい」

武蔵「黙れ!貴様から受けた屈辱は忘れておらんぞ!!尻の穴ばかりを……この変態め!!」

夕張「提督……本当に何したんですか……」

大和「確かにあなたのテクニックは大したものです。……が、今日は手を打たせてもらいました」

長門「うちの一航戦は三大欲求のうち、食欲だけに全振りされた艦だからな。性欲にはまったく無関心なのだ」

夕張「あの人達は、だいたいどこもそんな感じだと……」

陸奥「はたして貴方の技がこの子達に通用するかしら?戦艦と空母では感じる場所も違うのよ?ふふっ♪」

バシャンッ!

武蔵「なっ……」

赤城「はっ、ぃ……ッッ!」ビクンビクン…

加賀「そん、な……」プシャー…

武蔵「バカな!あの2人が即撃沈……いや、昇天させられただと!?」

艦男「…………」ぬちゃっ…

パタン……

赤城「この人……私達、空母の身体を知り……尽くして……」

加賀「…………っ」

大和「どういう事なの……?と言うかコレは……」

艦男「さあ、お引き取りください」

陸奥「背丈や声色的に完全に別人じゃない!」

艦男「……」

武蔵「つまり貴様は前に来た奴の仲間か」

艦男「艦娘同士の争いはやめなさい」

武蔵「なら艦男の貴様となら問題ない訳だな?その後で深海棲艦も、邪魔立てする艦娘にも痛い目にあってはもらうが」

艦男「あなた達では私に勝てません。怪我をする前にお引き取りください」

夕張(ひゃーっ……誰だか知らないけど煽っていくわねー……)


武蔵「おもしろい!ならば拳でそのふざけた感」

艦男「……」スパンッ!

北上「いやー、凄いねー。大井っちー」

球磨「海って割れるもんだったのクマー」

多摩「海底でお魚が跳ねてるにゃ……おいしそうにゃ」

艦男「この海の切れ目からこちらは私達の管轄です。お引き取りを」

武蔵「た、たかが幅1メートル程を海を切り裂いた位で何を偉そうに。こんな物跨いで渡れば良いだけのこと」

艦男「……」シュッ

ブワッ!!

陸奥「何よこれ!?突風!?」

長門「手刀を振るだけで海を割ったり突風を起こしたり……化け物め……!」

武蔵「ならばこの46㎝砲で貴様らをまとめて粉々にするまでだ!」

夕張「ちょっ……なんでそんなに物騒な話しになってるのよー!」

酒匂「ぴ……ぴゃあぁぁぁぁ!!」

夕張「今度は何!?」

酒匂「あ、あの人達の……砲塔が、砲塔が無い……!!」

大和「えっ……?」

武蔵「いつのまに…………さっきの突風か!?」

武蔵「こうなれば空からの攻撃で……」

大和「でもあの2人は!」

加賀「問題無いわ」プルプル

赤城「一航戦の誇り……!烈風のみなさん、制空権をお願いします!」

加賀「行きなさい。私の友永隊……発艦!」

艦男「……発艦」

プーン

赤城「そんな……!」

加賀「私達の戦闘機が次々と……九六式艦戦一機に……」

シュパーッ

艦男「妖精さん。お疲れ様でした」

妖精「チッス!鳳翔さんチッス!お疲れ様ッス!!あれ?どしたんッスか?そんな訳わかんない格好して。チョリンッス!!」

夕張「…………」

鳳翔「…………」

夕張「鳳翔……さん……?」

鳳翔「ちがいますよ」

球磨「違うって言ってるクマ」

加賀「確かに……この声、この背格好は間違いなく」

鳳翔「ちがいますよ」

阿武隈「でもどう見ても鳳翔さんですよね?妖精さんもぐむむむっ!!!?」ジタバタ

北上「もう止めときなよー。死にたいの?」

鳳翔「もうその話しはやめてくださーい!!!!」

キーン……

鳳翔「これ以上その話しをするならこの歪んだ空間にねじり混みます……」

名取「ほ、ほら、鳳翔さんはこんなに大声で叫んだりしませんし……」

天龍「そうだよな!な!」

木曾「えっ?でもどう見たって鳳翔さ」

鳳翔「やめてって言ってるじゃないですか!

ねじりっ

シーン……


武蔵達は引き返し、深海棲艦達も鳳翔さんに一礼し深海へと帰った。

木曾は姿を消してしまった。

夕張「さてと、色々あったけど一件落着ね」

多摩「木曾ー?どこ行ったにゃー?」

ほっぽ「ヒシモチアルヨ」

夕張「へ?菱餅?」

ほっぽ「ヒシモチ、アルヨ!」どっさり

夕張「わっ!こんなに持ってたの!?」

五十鈴「でもこれなんか変じゃない?普通の菱餅じゃないって言うかさ」

夕張「あっ、そう言えばこの前提督が不思議な菱餅を欲しがってたような……」

五十鈴「うそっ!じゃあこれ持って軽巡の帰れば大手柄じゃない!!」

夕張「でも貴重な物なんでしょう?もらっちゃっていいの?」

ほっぽ「ヒシモチ、アゲルヨ!」

夕張「よーし!思わぬお手柄もあったし胸を張って帰ろう!!」

天龍「っしゃあー!!」

五十鈴「この五十鈴がいるんだから当然よね!!」

夕張「あっ……あんた達と阿賀野型の酒匂ちゃん以外は胸を張らないで帰って……」

酒匂「ぴゃあぁぁぁぁ!!」

ほっぽ「…………」

夕張「ん?どうしたのよほっぽ。帰るわよ」

ほっぽ「ヒシモチ、モウナイヨ」

夕張「菱餅は今たくさんくれたでしょ?」

ほっぽ「ヒシモチ、ナイヨ」

夕張「……もしかして菱餅が無くなったからお別れされるとでも思ってるの?」

ほっぽ「ミンナ、ヒシモチ……ヒシモチ、ホシイカラクルヨ」

夕張「そんな物無くたって関係ないじゃない。あんたはもう私の妹みたいなもんなの。ほら、帰るよ」

ほっぽ「……ヒシモチ、ホントニホントニナイヨ!」

夕張「あのねぇ……そんなに菱餅欲しそうに見える?」

ほっぽ「ミンナヒシモチ、ネラッテルヨ」

夕張「私は菱餅なんかより鎮守府に用意されてるご馳走の方が興味あるの!」

ほっぽ「ゴチソウ?」

夕張「そーよ。あんたの好きなアレもあったわよー」

ほっぽ「バニク!!」

夕張「そうそう。馬肉。あんた可愛い顔してる割に変わった物好きよね」

ほっぽ「バニク、スキ!!」

夕張「でも口の周り真っ赤にして肉をしゃぶるのはやめてよね……あれ本気で怖いから……」

ほっぽ「バニク!!」

夕張「食べたいなら早く帰るわよ」

ほっぽ「ユウバリ!」

夕張「んー?」

ほっぽ「ホッポ、バニク、スキ!」

夕張「知ってるわよ」

ほっぽ「ユウバリ!」

夕張「なーに?」

ほっぽ「バニクスキ!ユウバリ、バニクスキ!!」

夕張「私は普通だけど」

ほっぽ「ユウバリ、バニク、スキ!」

夕張「しつこいわよー」

ほっぽ「ユウバリ、バニク……ユウバリ…………ユウバリとバニク、スキ!!」

この後滅茶苦茶ひな祭りした。


所変わって大阪

曙「着いたー!大阪よ、大阪!」

提督「おう、ノリノリだねー」

曙「着いたのは良いけど……なにここ?商店街?USBって所は遊園地みたいな場所じゃなかったの?」

提督「うん。少なくともUSBは遊園地ではないね。まぁせっかく大阪来たんだしブラブラしようと思ってさ」

愛宕「大阪には美味しいものが沢山あるらしいわよー♪B級グルメってやつかしら♪」

曙「へー……あっ!大阪と言えばアレよね!」

提督「あれ?」

曙「たこ焼きよ、たこ焼き!」

曙「さっそくたこ焼き屋を見つけたわよ!」

曙「あっ、あそこにも。あっちにも……いくらなんでもたこ焼き屋が多すぎない?」

提督「まあなぁ……大阪は気候の関係で1時間に1度は口にたこ焼きを含まないと窒息して死んでしまうんだよ」

曙「……はぁ?何言ってんのよ」

提督「あれ?曙ちゃんはしらなかったのかな?大阪の人にとってたこ焼きは生きるための生活必需品なんだよ」

曙「バッカみたい。だれがそんな嘘……」

愛宕「大阪の学校では休憩時間の旅にたこ焼きを食べないないと死んじゃうのよねー……大変そうだわ……」

曙「う、嘘……よね?」

提督「こんな事も知らなかったなんて……鎮守府に閉じ込め過ぎてた俺のせいだな。ごめん」

愛宕「いえ、しっかり勉強を教え無かった私の責任よ。ごめんなさい」

曙「あ、謝らないでよ!もう良いから!知らなかった私が悪いんだし……って言うか私達も早くたこ焼き食べなきゃ死んじゃうじゃない!!早く買いに行くわよ!!」

提督「やれやれ……」

曙「ほら早く!早く早く!!」

提督・愛宕「曙ちゃんは純粋で可愛いな~(わね~)」

曙「ちょっと!遅い!!先に注文しちゃうわよ!!」

提督「はーい」

曙「ったく呑気なんだから!すみません、たこ焼きください!」

店員「はいいらっしゃい。いくつしましょ?」

曙「えっと……とりあえず3つ!」

店員「はいたこ焼きみっつねー。おまちどうさま。たこ焼き3つで100万両になりまーす♪」

曙「ひ、ひ……100万!?む、むむ、無理よ!そんなお金……」

店員「え?いや、あの……」

提督「どしたー?」

曙「どうしようクソ提督!私、私……ボッタクリたこ焼き屋さんに引っかかっちゃったみたいなのよ!ボッタコ焼き屋だったのー!」

提督「……はい?」

店員「純粋で可愛いお子さんですね」

提督「はい」

愛宕「ええ♪」

またかきます

店員「いやー、ごめんよ。冗談のつもりだったんだけどね」

曙「もう……!紛らわしい冗談言わないでよ!恥かいたじゃない!!」カアァァ…

提督「いや、さすがにたこ焼き3個で100万円は紛らわしく無……」

曙「!!」キッ

提督「サーセン」

店員「よし、じゃあ恥をかかせたお詫びにたこ焼き1つサービスだ!」

曙「そ、そんなので許すわけ無いでしょ!この……ク、クソ提督!!」グルンッ!ビシッ!

提督「俺!?」

愛宕「曙ちゃん、初対面の人にはキツく言えないから♪」

店員「後これはお嬢ちゃんが可愛いからもう1つサービスね」

曙「…………ねぇ」

店員「ん?」

曙「5個だと割り切れないんだけど」

店員「おう!お嬢ちゃん交渉上手だね!よっしゃ、じゃあ大サービスだ!もってきな!!」

曙「ふっふーん♪少しは話しが分かるじゃない。さっきの事は許してあげるわ♪」

曙「ほら!私のおかげで倍の量を貰えたわよ!私に十分感謝しなさい!このクソ提督♪」

提督「ひゅー!曙ちゃんカッコいいー!!しかも3人で割り切れるように交渉してくれるなんて優しいー!」

曙「はい、愛宕さんこっちの3つね」

愛宕「あら、ありがとう♪」

提督「あ、あれー……?」

曙「早く食べないと死んじゃうわよ!急いで!」ぽいっ

店員「あっ、そんないきなり1つ丸ごと口に放り込んだら!」

曙「…………!!」

曙「はふっ、はふっ……!!んん~~っ!!」ジタバタ

ドスン!ドスン!バスンッ!!

提督「いたっ!なに!?突然のボディーブロー連打!?ありがとうございます!!」

曙「はぁ、はぁ……っ、なんでこんなに熱いのよー!!」

提督「たこ焼きってそんなもんだからね」

曙「口の中ヤケドしちゃったじゃない……」うるうる…

提督「それは大変だ!さあ口を開けて見せて!!」

曙「え?あ、あーん……」

提督「……ふぅ」

愛宕「提督ぅ♪なにが……ふぅなのかしら♪」

提督「すみません、つい出来心で」

曙「??」

店員「お嬢ちゃん、いくらお腹がすいてるからってアツアツのたこ焼きをひと口は無理だよ」

曙「仕方ないでしょ!早く食べないと死んじゃうんだから!」

店員「え?そんなにお腹がすいてたのかい?」

曙「違うわよ。1時間に1度は口にたこ焼きを入れないと大阪では死んじゃうの!!あんただって大阪に住んでるんなら知ってるでしょ!」

愛宕「曙ちゃん、初対面の人にそんな言い方しちゃダメよ?」

曙「…………」

店員「ハッハッハッ!なんだいその話は。そんな奇病があったら大阪の人はあっという間に死んじゃうよ」

曙「えっ……?」

提督「はわわ……これは大変な事になっちゃいそうなのです……」

愛宕「あらぁ……困ったわねぇ」

曙「ちょっと!クソ提督!!愛宕さん!!どういう事よ!!」

提督「お、落ち着いて!!」

曙「なにが落ち着いてよ!こい……こ、お……おじさ…………おっちゃ……」

提督「さっき愛宕に注意されたから、この店員さんをなんて呼ぼうか葛藤してるな……」

愛宕「根は凄く真面目で優しい子だから♪」

曙「こ、このおじちゃんの言ってる事は本当なの!?嘘ついてたの!?」

提督「ああ……おじさんとおっちゃんの間で迷って、結果なんか可愛い感じに」

愛宕「ごめんなさい!私もつい悪乗りしちゃってこんな事に……本当にごめんなさい!」深々…

提督「あっ!愛宕、何かずるいぞ!!曙ちゃん、俺もごめん!!」

曙「……分かったわ。愛宕さんは許してあげる」

愛宕「曙ちゃーん♪」

提督「あ、あのー……」

曙「でもクソ提督とクソ店員は許してあげないから!!」

提督「!!」

店員「巻き込まれた!?いつの間にかクソ店員呼ばわりされてる!!」

曙「クソ提督なんてダイッッッキライ!!フンッ!!」

提督「あ、あああ…………ああああああああ!!!!」がくぅ…


その一言は提督の心をえぐり、どの戦艦の拳より提督にダメージを与えた。

またかきます

曙「さあ行こっ。愛宕さん」

愛宕「うーん……」

提督「おーい、置いていかないでおくれー」ヨタヨタ…

曙「近寄らないで」キッ

提督「ひっ……!で、でも俺がいないとお金が……」

曙「だったら三歩以上離れて後ろからついてきて」ぷいっ

提督「はわわわ……」

愛宕「曙ちゃん、提督も反省してるみたいだし……ね?」

曙「愛宕さんは提督に甘過ぎなんだから……あれくらいキツく言ってやらないとダメなの!絶対反省してないんだから!」

提督「…………るから」

愛宕「提督?何か言いました?」

提督「アイス奢るから機嫌なおして!!」

愛宕(物でつろうなんて……反省してなかったのかしら……)

曙「はあ?何それ。アイス?本当に意味わかんないし!!そんなんで許してもらうつもりだったわけ?」

提督「わわわ……」

曙「まあ話しくらいは聞いてあげても良いけど!!」

愛宕「あらー♪」

曙「なになに……?何なのこれ!!」

曙「アイスってこんなに種類があるの!?」

愛宕「アイスの専門店だから種類が豊富よね♪」

曙「うーん……バニラも捨てがたいけどチョコとイチゴも気になるし……いちごー、バニラー、チョコー……」←ショーケースに張り付く子供の図

提督「すみません、バニラとチョコとイチゴをトリプルで」

店員「はい、かしこまりました♪」


提督「はい、曙ちゃん」

曙「こ、こんなに食べて良いの?」

提督「俺のせいで口の中を火傷したんだからしっかりそれで冷やしてね!」

曙「あっそ。まぁ完全に許したわけじゃないけど少しくらいは……はむっ♪」

提督(俺もあの口で咥えられたい)

店員「お客様、お会計1200円になりまーす」

提督「なにそれ!?たかっ!!なんで!?」

店員「えっと、あちらのお連れ様もご一緒ですよね?」

愛宕「パンパカパーン♪」←甘い物には目がない5段重ねの大人の図

提督「…………」

提督「やれやれ……」

曙「なにがやれやれよ。まだ許してないわよ?今日1日しっかりこき使ってやるんだから!」

提督「ふひぃ……」

曙「情けないわねぇ……ほら!ひと口だけあげるからシャキッとしなさいよ」

提督「フヒヒ!」ペロペロペロペロ

曙「ちょっ!そんなに舐めるなー!!」


曙「それにしてもこうやって歩いてると不思議よね」

提督「なにが?」

曙「だってほら、ちらほら艦娘がいて知ってる顔ばっかりなのに皆知らない他人なのよ?」

提督「あー、確かに。見た目はソックリでも知らない艦娘なんだよな」

愛宕「あっ♪あんな所に高雄ちゃんがいるわ♪」

提督「ん?向こうも気が付いたみたいだぞ」

高雄「…………」ペコリ

愛宕「大阪の高雄ちゃんこんにちわー♪」ブンブン

提督「あのさ、これだけソックリでも見分けはつくもんなのか?」

愛宕「当然よ♪雰囲気や仕草、あと見た目も微妙に違うんだから♪」

提督「へー。意外と繊細なんだな」

愛宕「当たり前です!だいたい毎日一緒に過ごしてる姉妹を間違ったりするわけ無いじゃない♪」

漣「だーれだ♪」ガバッ

提督「えっと………姉妹を見間違ったりしないんじゃ……」」

曙「…………」

漣「ん?んん?……はにゃあぁぁぁ!!」

半分寝てましたまたかきますます

電「はわわわ」←かわいい
提督「はわわわ」←( ´・ω・`)

漣「は、はにゃ……はにゃあぁぁぁ!!」

提督「はにゃあぁぁぁ!!」

漣「こ、この状況はまさか……誘拐!?」

ざわっ……

提督「待て!俺はまだ今のところ駆逐艦を誘拐したりした事は無い!!」

漣「うちのぼのちゃんが可愛いからってそうはいかないのね!!」ギュッ

曙「ちょ、ちょっと……」

漣「ん……?ぼのちゃん、なんかちょっと……小さくなった?」さすさす

曙「は?……はあああああ!?」

漣「うーん……ささやかだった胸が更にささやかになったような……」

提督「…………」←ガン見

愛宕「見た目も微妙に違うって言ったでしょ♪」

漣「あっ、でもお尻のおにくは変わらずプニプニ」

曙「ふんっ!!」ガスン!!

漣「はにゃあぁぁぁ!!!!」

提督「さすが曙ちゃん!知らない艦娘でも姉には容赦ねえ!!そこにしびれるあこがれるー!」

漣「ハァ……これはこれは、よそ様のぼのちゃんでしたか」

曙「なんで分かんないのよ」

漣「いやぁー、またやってしまいましたが」

曙「常習犯なの!?」

提督「なあ愛宕、確か姉妹を間違ったりしないんだったよな?」

愛宕「……パンパカパーン♪」

漣「言われてみればうちのぼのちゃんの方がほんのちょっと大人っぽい気がしないでもないようなぁー……」

曙2「ちょっと、何やってんのよ」

漣「ハッ!ぼのちゃーん!!」ガバッ

曙2「な、何よ急に!」

漣「このささやかながら確かにある胸、張りのあるプニプニしたお尻……これはまさしく私のぼのちゃん!!」

曙2「いつから私はあんたの物になったのよ!!」ガスン!

漣「はにゃあぁぁぁ!!」

提督「曙ちゃんが2人…………ここは天国か?愛宕、俺は死んだのか……?」

愛宕「あら♪あらあらあら♪」

曙2「うちのバカナミがご迷惑かけてすみませんでした」

漣「くぅ……姉なのになんも言えねぇ……」

曙「別にいいわよ。うちのだってバカだから」

曙2「はぁ……お互い苦労するわね」

愛宕「あら?提督?」

提督「あ、あ……曙ちゃんが今俺にすみませんでしたって謝ったんだが!!こんな事はじめて!!」

曙「うっさい!!私は謝ってないわよ!!このクソ提督!!」

曙2「その人があんたのクソ提督?」

提督「初対面でクソ提督呼ばわり……最高だなおい!」

曙「そうよ。クソもクソ。最低の超クソ提督なんだから」

提督「どうも。クソ提督です」

曙「ほんっと、なんでこんなクソ提督の鎮守府に着任しちゃったのかしら」ブツクサ

曙2「ふーん……よかったわね」

曙「な、何が良かったのよ!!」

曙2「なに?言わせる気?同じ名前を持つ艦娘なんだからあんたの気持ちは手に取るように分かるわよ♪」

曙「そ、そう言うあんたはどうなのよ!!」

曙2「私のところはダメダメの超クソ提督よ。もうサイテー」

曙「ふーん。なによ、あんたも人の事言えないじゃない。良かったわね、素敵なクソ提督で!」

曙2「は、はぁ!?なによそれ!!って言うか、あんたもって……自分のクソ提督も素敵って言ってるようなもんじゃない!」

曙「そんな事言ってないわよ!誰がこんなクソ提督……!」

漣「まぁまぁ2人とも。ご主人様の事が大好きなのは分かりますが~……落ち着いて落ち着いて」

曙s「誰がクソ提督なんか!!」ガスン!

漣「はにゃあぁぁぁ!!」

漣「うぅー……ひどい目にあった」

曙2「自業自得よ」

愛宕「ねぇ、ちょっといいかしら♪」

曙2「はい……?」

愛宕「はーい、提督はあっち向いてて」

提督「ん?」

愛宕「曙ちゃんもこっちこっち♪」

曙「?」

愛宕「うん、2人とも全く同じ服ね♪じゃあこうして2人をシャッフルしてー……はい提督♪うちの曙ちゃんはどーちだ♪」

提督「左」即答

曙「なんですぐ分かるのよ!!」

提督「何でって言われてもなぁ……愛?」

曙「なっ……!」

曙2「良かったわね。愛されてて」

曙「う、うるさい!!」

司令官「おーい。漣、曙、なにやってんだ?置いてくぞー」

愛宕「…………どーっちだ♪」

司令官「はい?えっ?うちの曙ですか?右ですけど?」

曙2「なっ……ちょっとは迷いなさいよ!このクソ提督!!」

曙「良かったわね。愛されてて♪」

曙2「う、うっさい!!」

漣「なんも言えねぇ……」

提督「お互い良い娘に恵まれましたな」

司令官「まったくです」

愛宕「せっかくだからツーショット写真撮りましょ♪」

曙「なんで私が……」

曙2「そうよ、なんで同じ顔してツーショットなんて……」

漣「まぁまぁ、良いじゃない。スリーショット写真なら!!」


司令官「それではそろそろ失礼します。漣、曙、行くよ」

漣「はい、ご主人さま♪」

曙2「……まぁ遠くから来たみたいだし。ゆっくりして行きなさいよね」

曙「言われなくてもそうするわよ。……でもまぁその、いちおう!……ありがとう」

愛宕「あーダメ。私なんだかキュンキュンしてきちゃう♪」

漣「まぁ2人とも素直じゃありませんが~、ツンデレ同士なかよ」

曙s「うっさい!!」ガスン!

漣「はにゃあぁぁぁ!!」

提督「やっぱり息ぴったりで仲いいな」


またかきます

たこ焼き屋の店員(転勤族)
アイス屋の店員(東京の本社からの応援)

愛宕「それにしてもなんだか本当に新鮮ねー♪」

愛宕「あっ、ほらほら♪あそこに金剛がいますよ♪」


金剛「今年こそはスペシャルなカリーで優勝は私たちのものデース!」

比叡「はい!間違いありません!!」

榛名「榛名もしっかり応援しますね!」

霧島「私は司会者ですので影ながら応援させていただきます!」

スタスタ……

曙「金剛さんがすれ違いざまクソ提督に飛びつかないなんて初めて見たわね」

提督「…………」

曙「なによ?無視されて落ち込んでるの?当たり前じゃない。あの艦娘はほかの鎮守府の所属なんだから」

提督「があああぁぁぁぁ!!」ダッ

曙「な、何よ急に走り出して……ハッ!!愛宕さん、大変!!提督を止めて!!」

愛宕「えっ?」

レーベ「まだ帰るには少し早いかな?」

マックス「何言ってるの。早く帰ればその分明日の予習ができるじゃない」

ユー「うん……」

オイゲン「えーっ!つまんないよー!もっと遊びに行こうよー!ねぇー!」

マックス「またそんな事言って……」

オイゲン「ねー?いいでしょー?ビスマルク姉さまー!」


ビスマルク姉さまー……ビスマルク姉さまー……ビスマルク姉さまー…………


提督「があああぁぁぁぁ!!」ズダダダァ

レーベ「えっ!?な、なにあれ!?」

マックス「敵襲……!?」

ビスマルク「あなた達、下がってなさい!」

オイゲン「わ、私もお手伝いします!!」

ビスマルク「こんな街中で大砲撃つわけにもいかないわ!素手で応戦するわよ!」

オイゲン「はい!」

ビスマルク「見たところ人間みたいだから一応忠告しておくけど、手加減は出来ないから……」

提督「うおぉぉぉぉぉ!!」

ビスマルク「って、まったく聞いてないわね。いいわ、だったら痛い目みてもらうわよ!」ブンッ!!

パシッ

提督「こ、これが戦艦ビスマルク……!」

ビスマルク「えっ……私のパンチを……!?」

オイゲン「このっ!このっ!!ビスマルク姉さまから離れてよー!」ポカポカ

提督「おーい!新たな艦娘を発見しーー」

曙「こーのー…………クソ提督ー!!」パカーン!

提督「ぎゃああああぁぁぁぁ!」パタリ

愛宕「さすが大阪ねー。ハリセンが売ってるなんて♪」

ビスマルク(私のパンチは効かなかったのに!?)

愛宕「お騒がせしてごめんなさいね♪」

ビスマルク「いえ……あなた達、何か特殊な訓練でも受けているの?」

愛宕「はい?」

曙「ほら!ちゃんと謝りなさいよ!!クソ提督!!」

オイゲン「ほえ?この人提督さんだったの?」

提督「産まれてきてすみませんでした」ぺこり

ビスマルク「まさか人間にあしらわれるなんて……グァッ!」

愛宕「ぐあっ?」

ビスマルク「みんな、帰って訓練よ!それじゃあ私たちは失礼するわ!」

提督「ああ……やっと見つけたビスマルクが……」

曙「それじゃ泥棒と同じでしょ!!」

提督「ならば甘んじてその汚名を被ろう!!」

曙「私は泥棒のいる鎮守府なんてごめんだから!もしそんな事するなら私が出て行くわよ!!いいの!?」

提督「すみませんでした。2度とこんな事言いません」

曙「フンッ……分かればいいのよ」

愛宕「いまのって……自分を選んでくれる自信がないと言えない台詞よね♪もう、曙ちゃんったら自信満々♪」ニコニコ

曙「なっ……!!」カアァァ…

またかきます
父親が肋骨4本折って帰ってきた。妹と2人で介護大変。明日はへばってるかもしれません

提督「わほー!朝潮ちゃあああああん!!」

朝潮「?」

曙「いい加減にしろ!!」

提督「まぁでも……うちの朝潮ちゃんの方が可愛く見えるのはやっぱり贔屓目に見てるからかな」

愛宕「提督ってもしかして同じ艦娘でもうちとそうじゃない子、全部の見分けがつくんですか?」

提督「え?愛宕達は見分け付かないのか?」

曙「そりゃ姉妹艦やよく遊ぶ子はパッと見で見分けつくけど……戦艦や空母の人は話したりしないと分からないわね」

愛宕「そうねぇ、遠目に見るだけだとハッキリは分からないかしら」

曙「って言うか、ほとんど同じ顔と格好してるのにパッと違いが分かるあんたが変態なのよ!このクソ提督!!」

愛宕「いったいどの辺りで見分けてるんですか?」

提督「尻とか?」

曙「フンッ!」ガスッ!!

提督「あっ!!ナイスミドル!!」

愛宕「例えばあそこのラーメン屋にいる一航戦のお2人はどの辺りが……あら?提督?」

提督「目を合わせるな!あいつらと目を合わせたら何おごらされるかわかんないぞ!」

曙「別に日本中の赤城さんたちが食いしん坊なわけじゃないでしょ」

提督「いやいや、さわらぬ神に祟りなし。さわらぬ一航戦に飯はなしですから!」

曙「どんだけ怯えてんのよ……」

提督「ほら!行くよ!!」

ダッ……


赤城「加賀さん、加賀さん!!凄いですね!!」

加賀「ええ、さすがに気分が高翌揚します」

店員「お姉さん達ー!美味しいラーメンはいかがですかー!」

赤城「飲食店が私たちに呼び込みしていますよ!いつもならシャッター閉められるのに!」じゅるり

加賀「さすがに気分がジェットストリームアタックします」たらり

青葉「お二人とも勝手に動かないでくださいよお~!!」

提督「なんか微妙な時間になったなぁ」

曙「UCCには明日行くつもりなの?」

提督「ん?あ、うん。そうだね、明日行こうね。USJ」

曙「ふーん……」

愛宕「あと大阪と言えば……」

提督「そうだ、海遊館行くか!でかい水族館があるんだよ」

曙「何が悲しくてお金を払って海の生き物見なきゃいけないのよ。そんなのいつも見てるじゃない」

提督「いやいや、水面から見るのと海底からみるのはまた違って綺麗だぞー」

曙「なに?もしかして私たちにオリョールクルージングでもさせる気なの?」

提督「なに言ってんだ!お前たちにそんな事させるわけないだろ!」

曙「う、うん……でもなんかその言い方……潜水艦の子達が可哀想じゃない……?」

提督「え?俺は潜水艦の子達の仕事を取ったら可哀想だって意味で言ったんだけど」

愛宕「潜水艦にとってオリョール海は聖地なのよー♪」

曙「そ、そうなの……?」

提督「…………うん」

曙「なによ今の間は!!」


オリョール海に眠る真実はいつも闇の中……

またかきます

海遊館

曙「うー……」じーっ…


提督「なんか曙ちゃんが目をキラキラさせながら見てるアレはなんだ?」ヒソヒソ

愛宕「うーん……何か小さなクラゲかしら……?」

提督「おーい、こっちにマンボウもいるよー」

曙「…………」タッタッタッ

愛宕「あんまり走っちゃ危ないわよー」

曙「はー……」じーっ


提督「おい、なんか雰囲気違わないか!?」ヒソヒソ

愛宕「興味あるのかしら♪」

客「あっちにペンギンがいるんだって!」

曙「うーん……」タッタッタッ

提督「…………」

愛宕「…………」

曙「あらぁー……」じーっ


提督「おい!なんか可愛い事になってるんだけど!!来て良かった!!」ヒソヒソ

愛宕「そうねー♪」

客「この後むこうでジンベイザメの餌やりがあるんだってさ」

曙「ジンベイザメ?……ねぇクソ提督、ジンベイザメってなに?サメ?」

提督「ああ、なんかめちゃくちゃでかいサメだよ」

愛宕「海遊館と言えばジンベイザメ、ジンベイザメと言えば餌やりの瞬間よねー♪」

曙「おもしろいの?」

提督「一気に海水ごと吸い込んでエサ食うらしいよ」

曙「そう……」タッタッタッ

提督「ちょっ、まだ餌やりまで時間あるしゆっくり行っても大丈夫だから!」

曙「なに呑気な事言ってんのよ!1番前で見るに決まってるでしょ!ほら、早く!!」グイッ

提督「をうっ!?」

曙「愛宕さんも!」グイッ

愛宕「あらあら♪」

曙「はーやーくー!」グイグイ


提督「なんでこんなにテンション上げ上げなんだ!?」ヒソヒソ

愛宕「

海遊館外

曙「んー……っ」ググーッ

提督(伸びしてガラ空きになった脇下に向かって後ろから手を回して撫で回したい)

愛宕「んー……っ♪」ググーッ

提督「伸びしてガラ空きになった脇下に向かって後ろから手を回して鷲掴みにしたい)

曙「まあまあ楽しめたわね♪」

提督「コツメカワウソの人形5つも買ったもんね」

曙「こ、これは……第七のみんなにお土産よ!」

提督「いつから第七駆逐隊は5人に!?」

曙「うっさい!!」

愛宕「暗くなってきたしそろそろホテルに行きましょうか♪」

提督「せやな!」

愛宕「あっ、いまのちょっと関西人みたい♪じゃあ私も♪……なんでやねーん♪」

提督「せやな!」

愛宕「なんでやねーん♪」

曙「2人とも止めなさいよ。ちょっとバカなカップルみたいになってるわよ……」

提督「せやな!」

提督「ホテルはこの近くにあるらしい。携帯で調べてみるか」

愛宕「綺麗な所だと良いわね♪」

曙「あっ……」

曙(観覧車……)


提督「ん?曙ちゃん観覧車乗りたいのかな?」

曙「別に……」

提督「いやー、思い出すなぁ。前に一度一緒に乗ったよね」

曙「はあ?そんなの覚えてないわよ」

提督「え!?あんなに愛を語り合ったのに!?」

曙「誰が語ったのよ!!誰が!!」

提督「ほら、あんな感じで写真撮られてさ」

曙「覚えてないって言ってるでしょ」

提督「ええー……」

愛宕「もう、2人だけでズルいじゃない。私は乗ってないんだから!……って事で今から乗ってみましょ♪」

係員「はーい、ではお写真撮りますねー♪降りた頃には出来上がってますので、よろしければあちらでーー」

提督「だいたい1000円くらい取られるんだぜ。恐ろしい」

係員「はいはーい。えっと、お母さんの方により過ぎだから、もう少しお父さんの方によってみよっかー♪」

曙「だ、誰がお父さんよ!!」

愛宕「あら♪お母さんは否定されなかったわ♪」

提督「すみません。うちではパパと呼ばれているので。さあ曙ちゃん、パパの方においで」

曙「……うざいっ!」バシッ

提督「はにゃあぁぁぁ!」

ガシャッ

係員「はーい、ナイスキック!それでは行ってらっしゃーい♪」

観覧車

提督「むむ……」

愛宕「どんどん上がっていくわねー♪」

曙「あっ、さっきの写真の人があんなに小さくなってる」

提督「…………ちくしょー!!」

曙「な、なによ急に!」

提督「そっちに2人で座って俺はひとりぼっちと言うこの状況に耐えられない!!」

愛宕「でもバランスを考えると私と提督は向かい合わせに座らないとダメよね?3人は座れないし……」

提督「曙ちゃん、こっちおいーー」

曙「いやよ」

提督「ふぁー!!」ひょいっ

曙「ちょっ、何すんのよ!!」

愛宕「こら、2人とも暴れないの」

提督「よいしょ。俺と愛宕が並んで座って、曙ちゃんは膝の上……と」

曙「離して!このクソ提督!!なんか傾いてるじゃない!!」

提督「あー、暖かいんじゃー」ギュッ

愛宕「はいはい、じゃあ曙ちゃんは私の膝にいらっしゃい♪」

曙「まあ……クソ提督に抱かれるくらいなら」

提督「ああっ!」

愛宕「はぁー、やわらかーい♪お肌もスベスベでいい気持ち♪」

曙「ちょっと、愛宕さんまで……あんまりスリスリしないでください」

提督「ちくしょう……!俺も来世は艦娘に生まれたい……」

曙「気持ち悪いこと言うな!このクソ提督!!」

愛宕「そうですよ。艦娘になっちゃったら曙ちゃんと結婚できないじゃない」

曙「なんで私がケッコンするんですか!」

提督「それもそうだな」

曙「なっとくすんな!!」

係員「お疲れ様でしたー♪」

曙「はあ!?え?ちょっ……まだ全然楽しめてないんだけどー!!」

提督「さて、じゃあ行くか」

曙「…………」

提督「まだ怒ってる……?次はおとなしく乗るからさ!」

曙「別に怒ってないわよ。しねっ!」

提督「死の宣告!?」


曙(クソ提督……この前乗った時に私が写真欲しがった事なんで覚えてないのよ……)

愛宕「すみませーん♪乗る前に撮った写真いただけますかー♪」

曙「!」

係員「はい、こちらになります♪」

提督「おいおい、写真ならいつでも撮れるだろ?1枚1000円とかするんだぞ?」

係員「1500円になりまーす♪」

提督「想像以上だこれ」

愛宕「もう、提督ったら分かってないわねえ。大切なのは思い出なのよ、思い出!」

提督「はあ……?そう言うもんなのか?」

愛宕「そう言うものなんです♪」

提督「じゃあ1枚……」

曙「わ、私も!だから2枚!!」

提督「え?」

曙「こ、こう言うのは思い出なのよ!そんな事も分からないなんて本当にクソ提督ね!!」

愛宕「提督ったら乙女心がわかってないわよねー?」

曙「へ……?あ、そ、そうよ!あんたはえっと……乙女心?が分かってないのよ!!」

愛宕「ふふっ♪」

提督「じゃあまぁ……」


仲間外れは嫌だったので結局3枚買った

ホテル

提督「すみません、予約していたーー」

愛宕「綺麗なホテルねー♪」

曙「フンッ、クソ提督にしては結構いい所じゃない♪」

提督「はい、はい。じゃあそれで。あ、大丈夫です。はい」


提督「よし!部屋はココだ!」

愛宕「パンパカパーン♪」

曙「なにこれ……えっ?」

スイートルーム

提督「奮発しちゃいました」

愛宕「すごーい。大理石のお風呂があるわ♪」

曙「ソファーもフカフカだし……テレビもこんなに大きい……」

ウィンウィンウィン…

愛宕「マッサージチェアーまでえええええ♪」バルンバルン

曙「なのに……なんでベッドが1つだけなのよ!!」

提督「いやー、最初曙ちゃんと2人の予定だったから!」

曙「なおさらなんでベッド1つなのよ!!この変態クソ提督!!」

提督「まあ3人でも大丈夫だよ。クイーンサイズだし」

愛宕「私、寝るときは全裸なんだけど大丈夫かしら?」

曙「はい!?」

提督「大丈夫だよ。俺も曙ちゃんも全裸だから」

曙「私を巻き込むな!このクソ提督!!」

提督「今日は結構クソ提督いただいてるな。フヒヒ」

またかきます

愛宕「とりあえずお風呂入りましょ♪」

提督「そうだな」スタスタ

曙「はぁ。もう疲れ……ちょ、ちょっと!なに自然な感じで一緒に入ろうとしてるのよ!」

愛宕「あら……一緒に入った方が楽しいわよ?」

提督「家族風呂だからね」

曙「そんな……そんなのダメに決まってるでしょ!!2人で一緒に入るとか絶対ダメー!!」

提督「えっ、3人で入るつもりなんだけど」

曙「あ、あ……あほぉー!!」

提督「むむっ……曙ちゃんに関西弁の気配が……」

愛宕「やっぱり年頃の女の子は恥ずかしいのかしら」

提督「やれやれ、年頃の娘を持つってのは大変だな」

曙「誰が娘よ!誰が!!」

愛宕「じゃあ私たちだけで入りましょうか♪」

提督「気が変わったらいつでも入っておいで」

曙「だから一緒に入るなぁー!!」



結局3人で入った。

風呂上がり

曙「言っとくけど私は、あ……愛宕さんとクソ提督がおかしな事しないか見張るために仕方なく入ったんだから!」

提督「うんうん。もうそれ12回目だね」

曙「もし一緒に入った事誰かに言ったら許さないから!!」

提督「身体洗ってあげた事も?」

曙「頭洗った事もよ!!」

愛宕「パンパカパーン♪」ダイブッ

曙「こら!愛宕さんは服を着てからベッドに入る!!」

愛宕「えーっ、このシーツのサラサラを全身で感じたいのにー♪幸せー♪」

提督「ハッハッハッ、愛宕は子供だな」

曙「あんたも服着なさいよ!!」

提督「はいはい、頭乾かしてるんだから動かないの」

曙「ぐうぅ……早く乾かしてよ!!」

提督「曙ちゃん終わったら次は愛宕だからなー」

愛宕「はーい♪」

曙「もう、普段は結構しっかりしてるのに……」

愛宕「さあ、明日に備えて今日は早めに就寝よー♪」

曙「本当に裸で寝るんですね……」

提督「ぐえぇ……パジャマ着て来た……」ぐったり

曙「あんたはなんでパジャマ着ただけでグッタリしてるのよ!」

提督「いや、今日は裸で寝る気分だったから……」

曙「わけわかんない」

提督「さあ、寝よ寝よ」モソモソ

曙「ちょっと!なに裸の愛宕さんがいるベッドに入ってるのよ!!」

提督「え?ああ、大丈夫だよ」

曙「大丈夫じゃない!!」

提督「おやすみなさい」

曙「こらぁー!!……こうなったら、し、しかたないわね」モソモソ

愛宕「曙ちゃんいらっしゃーい♪」

曙「わ、私が間に入って見張るしかないじゃない!って事なんだから!!」

提督「おおー……目が冴えてきた」

曙「寝ろ!!」

愛宕「ハアァ♪やっぱりいい部屋だけあってシーツも上質ねー♪」スリスリ

曙「そんなに気持ちいいんですか……?」

提督「ああ、最高だよ!」

曙「あっ!いつの間に脱いでたのよ!?」

愛宕「曙ちゃんも遠慮せず♪それー♪」ぽいぽいぽーい

曙「ちょっと、何するんですか!!」

愛宕「どう?気持ちいいでしょ♪」

曙「…………」すりすり

提督(さすが愛宕。おれがやってたら憲兵団にしょっ引かれてたな)

曙「確かに……でもやっぱり寒いかも」

愛宕「うーん、曙ちゃんは余計な脂肪が無いから寒いのかしら?」

曙「わ、悪かったわね!余計な脂肪が無くて!!」

愛宕「そんな時はー……パンパカパーン♪」ぎゅーっ

曙「むぐっ、むぐー!!んー!!」ジタバタ

愛宕「どうかしら♪あったかいでしょー?」むぎゅむぎゅ

曙「ぷはっ!苦し……あれ、本当だ……凄くあったかい……」

愛宕「ハァ♪曙ちゃんったら、シーツよりもっとスベスベで……気持ち良すぎじゃないかしら♪」すりすり

提督「よし!背中は俺に任せろ!!」だきっ

曙「にいゃーっ!!」

提督「え!?何その叫び!?」

曙「お尻に、何か硬いのが当たってるんだけど!!」

提督「まあ……ピノキオも嘘ついたら鼻伸びるって言うしね」

曙「今それ関係無いでしょ!!あっ……ちょっと、こら……!」

愛宕「…………フフフ」すやすや

曙「あれ?もう寝てる!?」

提督「仕方ない。もうちょっと下に下がって当たらないようにするから」しゅるっ…

曙「はにゃあぁぁぁ!!」

提督「おお、さすが姉妹艦」

曙「こらっ!にゅるってするなぁー!!」

提督「にゅるっとしてるのは曙ちゃんの」

曙「うるさーい!!」

提督「…………」

曙「もう……変な所に挟まって……」

提督「…………むにゃ」すやすや

曙「寝るなー!!」


結構、曙ちゃんも突っ込み疲れて眠った。

朝……

提督「うーん……」

曙「ハァッ……ハァッ……起きなさいよ!クソ提督!!」

提督「あれ?曙ちゃん、どうしたのおめかしして……超可愛いよ」

曙「うっ、うっさい!!」

愛宕「曙ちゃんったら張り切って10分前から提督の腹筋の上でジャンプしてたのよ♪」

提督「え?そんなに張り切ってどうしたの?」

曙「あんたねぇ……今日は朝から行くんでしょ!!ゆ、ゆう……ゆうにば…………に!!」

提督「あれっ!?どうしたのそんなにおめかしして!超可愛いよ!!」

曙「もうそれはさっきやったでしょ!!」

提督「二度ある事は三度ある」

曙「仏の顔も三度までよ」

提督「仏……?」

曙「いいから早く用意するの!!」

愛宕「コーヒー飲みますかー?」

曙「愛宕さんは早く服着て!!」

ピリリリリ

提督「あっ、電話が」

曙「もぉー!!」ぷんすか!

提督「はいはーい」

提督「ああ、妙高か。どうした?」

提督「……えっ、それで大丈夫なのか?」

提督「ああ。ああ、うん……そうか。わかった」

提督「じゃあ代わりはそれで良いとして……お前はしっかり付き添ってやってくれ。うん、夜には帰るから」

ピッ

曙「なによ、何かあったの?」

提督「いやいや、大したことじゃないよ」ダバダバ

愛宕「あら、まさに滝のような汗ねー……」

曙「正直に言いなさいよ!」

提督「いや、あれだ、その……遠征に漣が行く事になってな。その許可を出しただけだよ」

愛宕「あら、今日は確か第六駆逐のみんなが行くんじゃなかったかしら?」

提督「ちょっと電が体調崩したらしくて代わりに……あっ、でも大したことないからこっちはゆっくりして来てくれってさ!さあ行こうか!ユーなんとかへ!」

曙「脱水症状にでもなりそうなくらい汗かいて何言ってんのよ……」

曙「もういいわよ。帰りましょ」

提督「でも……」

曙「でももヘチマも無いの!!」

愛宕「ヘチマ?」

曙「あんたが楽しそうじゃ無いなら私も楽しくないし……だから行っても意味ないのよ!」

愛宕「そうねー……確かにそうだけど……でも良いの?あんなに楽しみにしてたのに」

曙「私は昨日もそれなりに水族館とか楽しんだから……。ほら、帰るわよ!心配なんでしょ!!」

提督「でも……」

曙「でもでもうるさい!!言っとくけどねえ!艦娘が苦しんでるのに自分達だけ遊びに行こうなんて思うクソ提督なんて私は大っ嫌いだから!!」

提督「曙ちゃん……ほんっとにお前は優しくて可愛い子だよ!」むぎゅっ!

曙「だ、だからいちいち抱き着くなー!!」

愛宕「うっ……ぐすっ、こんなに立派に成長して……」

曙「そっちは泣かないの!!もう何なのよー!!」


提督達は急いで帰路に着いた。36.9℃と言う微熱の電達が待つ鎮守府へ……

この旅行で曙のツッコミは鋭くなった。

ここまでで旅行話は終わりです。
またかきます

ちょっと早いけど次スレ建て
【艦これ】赤城「ラーメンが無料で食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高揚します」
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水族館の一航戦

曙「あれがジンベイザメね!」

提督「そだよー」

曙「大きいわねぇ……クソ提督より全然おっきいじゃない」

愛宕「曙ちゃんは言うことも可愛いわねぇ♪」



赤城「あれがジンベイザメですね!」

青葉「そうみたいですねー」

赤城「美味しそうですね!」

青葉「そういう目で見ないでください!」

加賀「なかなか食べ応えがありそうね」

青葉「いいから箸と醤油はしまってください……」

赤城「それにしても大きな生簀ですねー」

青葉「水槽ですよ……」

加賀「どこで調理されてるのかしら?」

青葉「もうやだ帰りたい……」

提督の帰還

提督「ただいま!電は大丈夫か!?」

妙高「え?提督?どうしたんですか?」

提督「さっき電話かけてきただろ?電は大丈夫か?」

妙高「はい。とりあえず部屋で休ませていますけど……それより大阪にいたんですよね?」

漣「あれ?ぼのちゃん?なんでこんな所にいるんだい?」

曙「帰ってきたからに、決まってんでしょ……」

漣「あー、もういけませんなぁ。そんな髪ボサボサにして。もっとおめかししなくちゃ」

曙「……くせに」ボソッ

漣「?」

曙「新幹線より飛行機より速く走る乗り物に乗った事無いくせに!!」


愛宕を背負って曙ちゃんを抱き抱えて尚、提督は飛行機よりも速く走る事ができる。

コンコン

電「はいなのです」

曙「調子はどうなのよ?」

電「曙ちゃん、お見舞いありがとうなのです。みんな大騒ぎしてるだけで全然大丈夫なのですよ」

曙「そう。よかったわね」

電「あの……電のせいでせっかくの旅行を台無しにしてごめんなさいか

曙「いいのよ別に。それよりさっさと風邪なおしなさいよ」

電「はいなのです!」

まままたかきます

次スレ最初の主人公さんを>>979さんに

吹雪

とろけるマンゴー

提督「なんて……なんて卑猥なジュースなんだ……!」

提督「とろけるマンコー!!」(直球)

提督「…………」

ガチャッ!

第六駆逐隊の部屋

雷「司令官!どうしたの?私に会いたくなっちゃったの?もっと私に頼っていいのよ♪」

提督「とろけるマンコー!!」

暁「な、なによ!そんなの見せびらかされたって全然うらやましくないんだから!!」

雷「なになに?ストローさして欲しいの?いいわ!まっかせて!!」

電「はわわ……、女の子の前でそんな事言っちゃダメなのです……!」

響「ハラショー」

提督「うむ……」スタスタ


ガチャッ

提督「とろけるマンコー!!」

川内「なに?夜戦!?」

川内「それ飲んだら夜戦するの!?」

神通「…………あ、あのっ」カアァァ…

那珂「なかちゃんはぁ、アイドルだから下ネタとか分からないんだけど!」

提督「うむ……」スタスタ


ガチャッ

提督「とろけるマンコー!」

球磨「いきなりなんだクマー?くれるのかクマ?」

多摩「それよりミルクが飲みたいにゃ」

北上「じゃあ私はオレンジジュースが良いなぁー」

大井「とりあえず通報しましょうか♪」にっこり

提督「うむ……」

提督(最近木曾を見ないな……)

提督「とろけるマンゴー……」

提督「なんか虚しくなってきたな」

提督「部屋に戻るか」

ガチャッ

秋雲「むにゃむにゃ……」スヤスヤ

提督「…………」

秋雲「ん……?あっ、提督……おはよ……ぅ……」うとうと

提督「俺の布団で居眠りとは随分不用心じゃないか」

秋雲「んー……眠い…………」もそもそ

提督「これはもう夜戦だな。昼だけど夜戦だな」スポーン

秋雲「わっ……!ちょっ……」

提督「ん?」

秋雲「これはその……あー、ほら、ね?最近旅行に行ったり電の看病ばっかりしてたからさ……なんて言うか、その……」

秋雲「ちょっとだけ……寂しかったって言うか、ひ、暇潰し!そう、暇潰しだし!」

提督「とろけるマンコー!」

秋雲「うぇっ!?あ、うん……確かにそうかも……?んじゃあさぁ、ちょっと確かめてみてよ。とろけてるかどうか……」

提督「まったく、秋雲は最高だぜ」


この後滅茶苦茶とろけるマンコーでした。

扶桑「フフフ……」

山城「姉様、そんなに嬉しそうな顔して何か良いことがあったんですか?」

扶桑「山城、他人事じゃないわよ?あなたも支度しなさい」

山城「支度……何処かへお出かけでしょうか?」

扶桑「いいえ……私は次に主人公として活躍するのが吹雪ちゃんと言う情報を手に入れたのよ」

山城「そんな情報をどこから……」

扶桑「吹雪ちゃんが活躍すると言うことは、吹雪ちゃんが憧れを抱いてくれいる私達にもかなりの出番があるはずよ……」

山城「!!」

扶桑「ついに私達の出番と言うわけ……さあ山城、出撃の準備よ……!」

山城「はい!ですが姉様、そんな情報どこから……」

扶桑「青葉がたった1000円で売ってくれたわ。おかげで心の準備も万端。いつでも大丈夫よ……」

山城「それは幸運ですね……!張り切っていきましょう……!」

ここまでで

次スレトップバッターは赤城先輩LOVEの吹雪ですねわかりました。

残りは好きな艦娘で埋めてください

利根

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月18日 (水) 01:08:06   ID: 7nW8lVBb

ありがとうございます!
時雨書いてくれてありがとうございます!
最高です!
ありがとうございます!
いつも見てますが、相変わらず最高のSSですね!
これからも頑張ってください!

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